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JP2002103102A - 加工装置および加工方法 - Google Patents

加工装置および加工方法

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Publication number
JP2002103102A
JP2002103102A JP2000297872A JP2000297872A JP2002103102A JP 2002103102 A JP2002103102 A JP 2002103102A JP 2000297872 A JP2000297872 A JP 2000297872A JP 2000297872 A JP2000297872 A JP 2000297872A JP 2002103102 A JP2002103102 A JP 2002103102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
temperature
cooling
driving
refrigerant
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000297872A
Other languages
English (en)
Inventor
Rei Kamei
礼 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000297872A priority Critical patent/JP2002103102A/ja
Publication of JP2002103102A publication Critical patent/JP2002103102A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータにより加工工具に振動を付与
して加工する際に、アクチュエータの駆動に伴う発熱に
よって生じる加工工具の熱変位による加工誤差を低減
し、加工精度および生産性を向上させる加工装置と加工
方法を提供する。 【解決手段】 振動切削ユニット1における直交する2
個の駆動系2a、2bのアクチュエータの駆動により加
工工具4に振動を与えて加工する際に、冷却装置24に
より冷却用冷媒を駆動系2a、2b内に循環させて、ア
クチュエータの駆動により生じる発熱を冷却する。ま
た、アクチュエータの駆動により生じる発熱に伴う駆動
系2a、2bの温度変化を複数の温度センサー21で測
定し温度検出装置20で検出して、その温度情報を制御
装置23を介して冷却装置24にフィードバックして冷
媒の温度や流量を制御して温度補正を行う。これによ
り、加工工具4の刃先位置の熱変位の加工誤差を低減し
て加工精度を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電素子や磁歪素
子等のアクチュエータによって加工工具に超音波振動あ
るいは楕円振動等を付与して加工する加工装置および加
工方法に関し、特に、アクチュエータの駆動に伴う発熱
によって生じる加工工具の刃先位置の熱変位による加工
誤差を抑制する加工装置および加工方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】圧電素子、磁歪素子等のアクチュエータ
によって超音波振動あるいは一方向以上の直動振動の組
み合わせによる楕円振動等の運動を加工工具に付与して
加工する振動切削加工法により、難削材の加工を可能に
し、そして、加工工具であるバイトの寿命の向上が図ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、光学素子部品の
金型加工に代表されるようにサブミクロン単位での高精
度加工の要求が高まっている。しかし、前述したような
振動切削加工法における振動系は、アクチュエータを数
100Hz以上の周波数で振動させるために、アクチュ
エータは発熱が大きく、そのため、加工工具の刃先位置
に熱変位が生じ、加工精度の劣化を招いていた。また、
発熱が大きすぎると、振動切削加工装置の構造が許容す
る変位量を超え、装置構造を破損する恐れもある。
【0004】そこで、本発明は、前述した従来技術の有
する未解決の課題に鑑みてなされたものであって、アク
チュエータにより加工工具に振動を付与して加工する際
に、アクチュエータの駆動に伴う発熱によって生じる加
工工具の刃先位置の熱変位による加工誤差を抑制あるい
は低減し、加工精度および生産性を向上させることがで
きる加工装置および加工方法を提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の加工装置は、アクチュエータによって加工
工具に振動を付与して加工する加工装置において、アク
チュエータの駆動により発生する熱を冷却する冷却手段
を備えていることを特徴とする。
【0006】本発明の加工装置においては、前記冷却手
段は、前記アクチュエータを保持する構造体に設けられ
た冷媒を流すための冷媒流路および冷媒を循環させるた
めの循環手段を具備することが好ましい。
【0007】本発明の加工装置においては、前記アクチ
ュエータの駆動に伴う温度変化を検出する温度検出手段
と、該温度検出手段により検出された温度情報に基づい
て前記冷却手段を制御する制御手段とをさらに備えてい
ることが好ましい。
【0008】本発明の加工装置においては、前記冷却手
段および前記温度検出手段はそれぞれ少なくとも2箇所
以上の部位毎に独立して設けられ、前記制御手段は、前
記温度検出手段により検出される各部位の温度情報に基
づいて各部位に対応する冷却手段をそれぞれ制御するこ
とが好ましい。
【0009】本発明の加工装置においては、前記アクチ
ュエータは、圧電素子、磁歪素子等の機能性固体素子、
または電磁力を使用するもので構成することができ、ま
た、アクチュエータおよび/または加工工具を保持する
部材を低熱膨張材で形成することが好ましい。
【0010】さらに、本発明の加工方法は、アクチュエ
ータによって加工工具に振動を付与して加工する加工方
法において、アクチュエータを保持する構造体に設けら
れた冷媒流路に温度管理した冷媒を循環させ、アクチュ
エータの駆動により発生する熱を冷却することを特徴と
する。
【0011】本発明の加工方法においては、前記アクチ
ュエータの駆動に伴う温度変化を検出し、検出された温
度情報に基づいて冷媒の温度や循環流量を制御して、前
記アクチュエータの駆動により発生する熱を冷却するこ
とが好ましい。
【0012】本発明の加工方法においては、前記アクチ
ュエータの駆動に伴う温度変化を少なくとも2箇所以上
の部位で検出し、検出される各部位の温度情報に基づい
て各部位毎に個別に冷媒の温度や循環流量を制御して、
各部位毎に冷却することが好ましい。
【0013】
【作用】本発明の加工装置および加工方法によれば、ア
クチュエータにより加工工具に振動を付与して加工する
際に、アクチュエータの駆動に伴う発熱を冷却して温度
補正することにより、さらに、アクチュエータの駆動に
伴う発熱による温度変化を測定し、この測定結果に基づ
いて冷却手段を制御して温度補正を行うことにより、加
工工具の熱変位に伴う加工精度の劣化を低減させ、加工
精度および生産性を向上させる。
【0014】また、アクチュエータの駆動に伴う温度変
化を少なくとも2箇所以上の部位で検出し、検出される
各部位の温度情報に基づいて各部位毎に個別に冷媒の温
度や循環流量を制御して、各部位毎に冷却して温度補正
することにより、温度分布を抑制することができ、加工
工具の熱変位を一層低減でき、加工精度および生産性を
さらに向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0016】図1は、本発明の振動切削加工装置の構成
を示す概略図であり、図2は、本発明の振動切削加工装
置における振動切削ユニットの概略図であり、図3は、
本発明の振動切削加工装置における駆動系の概略図であ
る。
【0017】図1に図示する振動切削加工装置は、自由
曲面加工で、0.3μm以下の寸法精度と、0.1μm
以下の表面粗さを得ようとするものであって、10は、
XYテーブルであり、その上面にワーク11を保持する
ワークテーブル12が設置され、ワークテーブル12で
保持するワーク11をXY方向に移動しうるように構成
されており、また、XYテーブル10の上方には、枠体
13に沿ってZ方向に移動可能なZ軸スライダ14が配
設され、このZ軸スライダ14には、下部に加工工具
(バイト)4を備えた振動切削ユニット1が取り付けら
れている。振動切削ユニット1には、Z方向の直動振動
を発生するZ方向の駆動系2aとX方向の直動振動を発
生する駆動系2bの直交する2つの駆動系が設けられて
いる。この構成により、ワーク11の加工時には、XY
テーブル10によりワーク11をXY方向に移動させ、
Z軸スライダ14により振動切削ユニット1をZ方向に
上下動させることによって、3軸制御によりワーク11
と加工工具4の位置制御を行う。
【0018】また、15は、振動切削ユニット1の駆動
系2a、2bを駆動して加工工具4に任意の工具軌跡を
描かせるための発振装置であり、発振装置15から発せ
られる信号は、増幅器16にて増幅されて任意波形をな
す駆動電流として、入力ケーブル17を介して駆動系2
a、2bにそれぞれ供給され、振動切削ユニット1を駆
動させる。20は、温度検出装置であり、振動切削ユニ
ット1の内部に設置した複数の熱電対温度計等の温度セ
ンサー21(図1においては各駆動系2a、2bにそれ
ぞれ3個設けられている)に接続され、温度センサー2
1を介して振動切削ユニット1内部の温度を測定し検出
する。23は制御装置であり、温度検出装置20により
測定され検出される振動切削ユニット1の内部の温度デ
ータに基づいて冷却装置24(24a、24b)を制御
する。冷却装置24(24a、24b)は、振動切削ユ
ニット1の内部を冷却するための冷媒を冷却用配管25
(25a、25b)を介して振動切削ユニット1に供給
して各駆動系2a、2b内を循環させ、振動切削ユニッ
ト1および各駆動系2a、2bを冷却する作用をし、冷
媒の温度や流量は、制御装置23によって、振動切削ユ
ニット1の内部の温度データに基づいて制御調整され
る。冷却用配管25(25a、25b)は、加工装置の
内部を通りZ軸スライダ14から振動切削ユニット1の
駆動系2a、2bへそれぞれ接続され、各駆動系2a、
2bにおいて複数の系統に分岐して設けられている冷媒
流路27(図3においては、3系統とし、それぞれを2
7a、27b、27cとする)にそれぞれ連通されてい
る。
【0019】振動切削ユニット1は、Z方向の直動振動
を発生するZ方向の駆動系2aとX方向の直動振動を発
生する駆動系2bの直交する2つの駆動系を備え、これ
らの駆動系2a、2bは、図2に示すように、それぞれ
弾性ヒンジ6a、6bを介して振動伝達機構3に連結さ
れ、振動伝達機構3の先端部に工具ホルダ5を介して加
工工具4が取り付けられている。直交するZ方向の駆動
系2aとX方向の駆動系2bは、発振装置15からの信
号によって、それぞれ、任意の周波数とストロークで駆
動され、Z方向およびX方向の直動振動をそれぞれ発生
し、これらの直動振動は、弾性ヒンジ6a、6bを介し
て振動伝達機構3に伝達され、振動伝達機構3の先端部
に取り付けられている加工工具4をX−Z平面内で楕円
軌跡を描くように振動させ、この楕円振動により切削加
工を行うように構成されている。
【0020】次に、振動切削ユニット1の駆動系2(2
a、2b)について、図3を参照してさらに詳細に説明
する。なお、Z方向の駆動系2aを例にとって説明する
が、X方向の駆動系2bも同様の構造を有している。
【0021】図3において、振動の駆動源としての磁歪
素子からなるアクチュエータ30は、駆動軸ハウジング
32に取り付けられている高い熱伝導性をもつ固定部材
33により保持され、アクチュエータ30に接続された
駆動ロッド31は、Z方向に移動しうるように固定部材
33や駆動軸ハウジング32を貫通して下方に延び、摩
擦による影響がないように弾性ヒンジからなる駆動ロッ
ドガイド34によりガイドされている。また、アクチュ
エータ30と固定部材33の間には熱伝導シート35を
挿入して、アクチュエータ30と固定部材33間に隙間
がないようにする。駆動軸ハウジング32には、アクチ
ュエータ30および固定部材33を包囲するように3系
統の冷媒流路27a、27b、27cがそれぞれ独立し
て形成され、冷媒流路27aと27cはそれぞれ駆動軸
ハウジング32のZ方向の上下の部位に配設され、冷媒
流路27bは固定部材33の側部を取り巻くように配設
され、これらの冷媒流路27a、27b、27cは、そ
れぞれ必要な冷却の程度に応じて別個に冷却用冷媒の流
量を変化させて循環できるように構成され、冷媒流路毎
に適宜の冷却を行うことができる。また、熱電対温度計
等の温度センサー21a、21b、21cは、アクチュ
エータ30の駆動に伴う発熱の程度がアクチュエータ3
0の部位によって異なるために、駆動系2aにおいてア
クチュエータ30の上下の部位および側部の部位の3箇
所の温度を測定しうるように、固定部材33のそれぞれ
の部位に配置されており、これらの温度センサー21
a、21b、21cによってそれぞれの部位の温度を測
定して温度検出装置20により検出される温度情報は、
制御装置23へ送られる。駆動軸ハウジング32は、振
動伝達機構3や工具ホルダ5等とともに主構造体を構成
し、これらは低熱膨張材で形成して、アクチュエータ3
0の発熱の影響を小さくする。
【0022】本実施例で用いたアクチュエータ30は、
磁歪素子を利用したものであり、発振装置15および増
幅器16から発生された任意波形をもつ電流により駆動
される。なお、アクチュエータとしては、磁歪素子以外
にも圧電素子等の機能性固体素子を用いることもでき、
さらに、電磁力を用いたもの等も用いることもできる。
【0023】以上のように構成される振動切削加工装置
において、ワークの加工に際して、ワーク11はワーク
テーブル12にセットされてXYテーブル10によりX
Y方向に移動され、振動切削ユニット1はZ軸スライダ
14によりZ方向に上下動さされ、ワーク11と加工工
具4は3軸制御により位置制御が行われる。振動切削ユ
ニット1の駆動系2a、2bの内部にそれぞれ設けられ
ているアクチュエータ30は、発振装置15および増幅
器16から発生された任意波形をもつ電流により駆動さ
れ、駆動系2a、2bは、それぞれ、所定の周波数とス
トロークで駆動され、Z方向およびX方向の直動振動を
それぞれ発生する。これらの直動振動は、駆動ロッド3
1および弾性ヒンジ6a、6bを介して振動伝達機構3
に伝達され、振動伝達機構3の先端部に取り付けられて
いる加工工具4をX−Z平面内で楕円軌跡を描くように
振動させ、この楕円振動により切削加工を行う。
【0024】このような切削加工に際して、アクチュエ
ータ30を備える駆動系2a、2bが冷却されない場合
には、アクチュエータ30の駆動に伴う発熱により短時
間で数10℃も温度上昇する。この温度上昇によって振
動切削ユニット1の温度も上昇し、振動切削ユニット1
の熱膨張により、加工工具4の刃先位置は熱変位により
数10μmも変位することとなり、高精度の切削加工を
行うことができなくなってしまう。そこで、このような
アクチュエータ30の駆動に伴う発熱による加工工具4
の刃先位置の熱変位を抑制し低減するためにアクチュエ
ータ30の駆動による発熱を冷却することを必要とす
る。しかも、アクチュエータ30の駆動に伴う発熱の程
度はアクチュエータ30の部位によって異なるために、
駆動系2(2a、2b)においてそれぞれ温度センサー
21a、21b、21cが設置された3箇所の部位の温
度を温度検出装置20により測定検出し、その検出され
た温度情報を受けた制御装置23は、その温度情報に基
づいて、冷却装置24(24a、24b)を制御し、そ
れぞれ独立した冷媒流路27a、27b、27cを用い
て必要な冷却の程度に見合った冷却用冷媒の流量に調整
し、各冷媒流路毎に所要流量の冷媒を流して、各部位の
冷却を行う。このように、温度センサー21および温度
検出装置20により、振動切削ユニット1内の温度を測
定し検出して、その温度情報を制御装置23により冷却
装置24(24a、24b)にフィードバックして冷却
用冷媒の温度や流量を制御調整して振動切削ユニット1
内を冷却する。このようにして、温度の上昇を抑制し、
さらには温度分布をなくして、アクチュエータ30の駆
動に伴う発熱によって生じる加工工具4の刃先位置の熱
変位を抑制あるいは低減させることができ、熱変位に伴
う加工精度の劣化を低減できる。
【0025】また、上述した実施例では、温度検出装置
20および制御装置23により、振動切削ユニット1内
の温度を測定しその温度情報をフィードバックして冷却
を行っているが、予め温度変化の履歴が明らかになって
いる駆動条件と同一の条件で振動切削ユニット1を駆動
させる場合、適切な冷却条件を見つけておくことによ
り、温度測定およびフィードバックによる温度制御を行
わずに、一定の条件で冷却することも可能である。
【0026】次に、駆動系のアクチュエータの駆動に伴
う温度変化について図4を参照して説明する。図4はア
クチュエータの駆動に伴う発熱の温度変化についての実
験の結果を示し、駆動系の温度変化の実例として、駆動
ロッド31のガイド部分近傍に設置した温度センサー2
1c(図3)によって測定した温度履歴を示す。
【0027】駆動条件は、駆動周波数500Hz、駆動
ストローク±10μmである。アクチュエータ30を必
要条件で駆動させるためには数10Wの電力を要するの
に対し、その熱容量は小さく発熱が顕著である。
【0028】図4において、アクチュエータを冷却無し
で駆動させた場合、運転時間にしたがって温度が上昇
し、2時間経過後では40℃以上温度が上昇しており、
その後も温度は上昇し続けている。一方、本発明による
冷却手段を用いて、冷媒流路1系統につき流量1.5L
/min、液温19℃の条件で冷媒を循環させて温度補
正を行った場合には、60分後には温度はほぼ安定して
いることが分かる。この実験結果によれば、駆動系を冷
却することにより、駆動系はアクチュエータの駆動によ
り発熱するとしても温度を安定させることができ、アク
チュエータの駆動に伴う発熱によって生じる加工工具の
刃先位置の熱変位を低減させることができ、熱変位に伴
う加工誤差を抑制し、加工精度の劣化を低減できること
が分かる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加工工具に振動を付与して加工する際に、アクチュエー
タの駆動に伴う発熱を冷却して温度補正することによ
り、さらに、アクチュエータの駆動に伴う発熱による温
度変化を測定し、この測定結果に基づいて冷却手段を制
御して温度補正を行うことにより、加工工具の熱変位に
伴う加工精度の劣化を低減させることができ、加工精度
および生産性を向上させることができる。
【0030】また、アクチュエータの駆動に伴う温度変
化を少なくとも2箇所以上の部位で検出し、検出される
各部位の温度情報に基づいて各部位毎に個別に冷媒の温
度や循環流量を制御して、各部位毎に冷却して温度補正
することにより、温度分布を抑制することができ、加工
工具の熱変位を一層低減でき、加工精度および生産性を
さらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動切削加工装置の構成を示す概略図
である。
【図2】本発明の振動切削加工装置における振動切削ユ
ニットの概略図である。
【図3】本発明の振動切削加工装置における駆動系の概
略図である。
【図4】振動切削加工装置における駆動系のアクチュエ
ータの駆動に伴う発熱による温度履歴を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 振動切削ユニット 2 駆動系 2a Z方向の駆動系 2b X方向の駆動系 3 振動伝達機構 4 加工工具 5 工具ホルダ 6(a、b) 弾性ヒンジ 10 XYテーブル 11 ワーク 12 ワークテーブル 13 枠体 14 Z軸スライダ 15 発振装置 16 増幅器 17 入力ケーブル 20 温度検出装置 21(a、b、c) 温度センサー 23 制御装置 24(a、b) 冷却装置 25(a、b) 冷却用配管 27(a、b、c) 冷媒流路 30 アクチュエータ 31 駆動ロッド 32 駆動軸ハウジング 33 固定部材 34 駆動ロッドガイド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータによって加工工具に振動
    を付与して加工する加工装置において、アクチュエータ
    の駆動により発生する熱を冷却する冷却手段を備えてい
    ることを特徴とする加工装置。
  2. 【請求項2】 前記冷却手段は、前記アクチュエータを
    保持する構造体に設けられた冷媒を流すための冷媒流路
    および冷媒を循環させるための循環手段を具備すること
    を特徴とする請求項1記載の加工装置。
  3. 【請求項3】 前記アクチュエータの駆動に伴う温度変
    化を検出する温度検出手段と、該温度検出手段により検
    出された温度情報に基づいて前記冷却手段を制御する制
    御手段とをさらに備えていることを特徴とする請求項1
    または2記載の加工装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却手段および前記温度検出手段は
    それぞれ少なくとも2箇所以上の部位毎に独立して設け
    られ、前記制御手段は、前記温度検出手段により検出さ
    れる各部位の温度情報に基づいて各部位に対応する冷却
    手段をそれぞれ制御することを特徴とする請求項3記載
    の加工装置。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータは、圧電素子、磁歪
    素子等の機能性固体素子、または電磁力を使用するもの
    で構成されていることを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれか1項に記載の加工装置。
  6. 【請求項6】 アクチュエータおよび/または加工工具
    を保持する部材を低熱膨張材で形成することを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれか1項に記載の加工装置。
  7. 【請求項7】 アクチュエータによって加工工具に振動
    を付与して加工する加工方法において、アクチュエータ
    を保持する構造体に設けられた冷媒流路に温度管理した
    冷媒を循環させ、アクチュエータの駆動により発生する
    熱を冷却することを特徴とする加工方法。
  8. 【請求項8】 前記アクチュエータの駆動に伴う温度変
    化を検出し、検出された温度情報に基づいて冷媒の温度
    や循環流量を制御して、前記アクチュエータの駆動によ
    り発生する熱を冷却することを特徴とする請求項7記載
    の加工方法。
  9. 【請求項9】 前記アクチュエータの駆動に伴う温度変
    化を少なくとも2箇所以上の部位で検出し、検出される
    各部位の温度情報に基づいて各部位毎に個別に冷媒の温
    度や循環流量を制御して、各部位毎に冷却することを特
    徴とする請求項8記載の加工方法。
  10. 【請求項10】 前記アクチュエータは、圧電素子、磁
    歪素子等の機能性固体素子、または電磁力を使用するも
    ので構成されていることを特徴とする請求項7ないし9
    のいずれか1項に記載の加工方法。
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