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JP2002100431A - 圧接挟持型コネクタ - Google Patents

圧接挟持型コネクタ

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Publication number
JP2002100431A
JP2002100431A JP2000288907A JP2000288907A JP2002100431A JP 2002100431 A JP2002100431 A JP 2002100431A JP 2000288907 A JP2000288907 A JP 2000288907A JP 2000288907 A JP2000288907 A JP 2000288907A JP 2002100431 A JP2002100431 A JP 2002100431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring element
circuit board
electronic circuit
press
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000288907A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichiro Sasaki
勇一郎 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP2000288907A priority Critical patent/JP2002100431A/ja
Priority to DE60133114T priority patent/DE60133114T2/de
Priority to CNA018193706A priority patent/CN1476655A/zh
Priority to EP01967696A priority patent/EP1326308B1/en
Priority to US10/380,142 priority patent/US20030176113A1/en
Priority to PCT/JP2001/008041 priority patent/WO2002025778A1/ja
Priority to KR10-2003-7004090A priority patent/KR20030036813A/ko
Priority to AT01967696T priority patent/ATE388505T1/de
Publication of JP2002100431A publication Critical patent/JP2002100431A/ja
Priority to NO20031288A priority patent/NO326388B1/no
Pending legal-status Critical Current

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置決め精度やアセンブリ性を向上させ、高
さを低くし、しかも、低荷重で接続できる圧接挟持型コ
ネクタを提供する。 【解決手段】 平坦な電子回路基板1と電気接合物10
との間に、絶縁性のハウジング20を介在してその複数
の貫通孔21に導電性のスプリング素子26をそれぞれ
嵌入し、各スプリング素子26の一端部である下端部か
ら中央部に亘る径を他端部である上端部の径よりも拡径
に形成し、スプリング素子26の中央部から上端部をハ
ウジング20の表面から突出させる。そして、各スプリ
ング素子26の下端部にキャップ27を嵌着し、各スプ
リング素子26の上端部に栓28を嵌着支持させ、各キ
ャップ27を電子回路基板1の電極2に、各栓28を電
気接合物10の電極11にそれぞれ接触させる。電子回
路基板1と電気接合物10との間に圧接挟持型コネクタ
をハウジング20を介して介在するので、電子回路基板
1自体に圧接挟持型コネクタを組み込んだり、実装で
き、位置決め精度やアセンブリ性を向上させ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子回路基板と液
晶モジュール、電子回路基板と電子回路基板、各種IC
パッケージと電子回路基板、電子回路基板と携帯電話用
のマイクやスピーカ等との電気的な接続に用いられる圧
接挟持型コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話用の電子回路基板と液晶
モジュールとを電気的に導通する場合には、図示しない
が、断面略半小判形あるいは断面略U字形を呈した弾性
エラストマーの湾曲した表面に複数本の金属細線を一列
に並べ備えた圧接挟持型コネクタを使用したり、又は特
開平7‐161401号公報の電気接続用コネクタピン
を使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
圧接挟持型コネクタや電気接続用コネクタピンは、ホル
ダを省略した状態で電子回路基板と液晶モジュールとの
間に介在されるので、電子回路基板自体に実装すること
ができず、位置決め精度やアセンブリ(assembl
y)性の悪化を招くおそれが少なくない。さらに、近年
における携帯電話の薄型化、軽量化、小型化に伴い、圧
接挟持型コネクタや電気接続用コネクタピンの高さ寸法
を小さくする必要があるが、高さ寸法(現在は5mm程
度)を問題なく小さくするのは非常に困難であり、低荷
重で接続することも同様に困難である。
【0004】本発明は、上記に鑑みなされたもので、位
置決め精度やアセンブリ性を向上させ、高さ寸法を小さ
くし、しかも、低荷重の接続をも可能とする圧接挟持型
コネクタを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いては、上記課題を達成するため、対向する電極の間に
挟持されるものであって、厚さ方向に配向された複数の
貫通孔を有する絶縁性のハウジングの各貫通孔に、少な
くとも一端部の径が他端部の径よりも大きく形成され、
一端部にキャップ又は栓を有し、他端部が上記ハウジン
グの表面から突出するようにして設けられた導電性のス
プリング素子を嵌め入れてなることを特徴としている。
【0006】なお、少なくとも一端部の径が他端部の径
よりも大きく形成された上記スプリング素子に代え、一
端部と他端部の径が共にこれらをつなぐ中央部の径より
も小さく形成されたスプリング素子を使用することがで
きる。また、上記各貫通孔を、縮径孔、最縮径孔、及び
これら縮径孔と最縮径孔とを連接するテーパ孔から構成
することができる。また、上記スプリング素子の一端部
に設けられたキャップ又は栓を、上記ハウジングよりも
突出させることができる。
【0007】ここで、特許請求の範囲における電極を有
する電気的接合物としては、液晶モジュール、表面実装
型(QFP、BGA、LGA等)等の各種ICパッケー
ジ、各種回路基板、携帯電話や電子機器用のマイク、ス
ピーカ等の各種電子部品が含まれる。ハウジングは、長
方形、正方形、多角形、楕円形、小判形等に形成するこ
とができる。また、栓の端部は、湾曲していても良い
し、断面略へ字状に屈曲傾斜していても良い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態を説明すると、本実施形態における圧接
挟持型コネクタは、図1ないし図3に示すように、平坦
な電子回路基板1と電気接合物10との間に、絶縁性の
ハウジング20を介在してその複数の貫通孔21には導
電性のスプリング素子26をそれぞれ嵌入し、各スプリ
ング素子26の一端部である下端部から中央部に亘る径
を他端部である上端部の径よりも拡径に形成し、このス
プリング素子26の中央部から上端部をハウジング20
の表面から突出させ、各スプリング素子26の下端部に
キャップ27を嵌着するとともに、各スプリング素子2
6の上端部に栓28を嵌着支持させ、各キャップ27を
電子回路基板1の電極2に、各栓28を電気接合物10
の電極11にそれぞれ接触させるようにしている。
【0009】電子回路基板1は、図1に示すように、例
えばプリント配線板からなり、表面に複数の電極2が平
坦に配列されている。電気接合物10は、同図に示すよ
うに、例えば液晶モジュールからなり、下方の電子回路
基板1の表面に近接対向する。この電気接合物10は、
ITO電極からなる複数の電極11を並べ備えている。
【0010】ハウジング20は、図1や図2に示すよう
に、所定の材料を使用して薄い単層あるいは複層の平面
長方形に成形され、長手方向に小径の貫通孔21が所定
のピッチ(例えば、0.5mm〜1.27mm)で一列に
並べて上下厚さ方向に穿孔されている。細長い板状のハ
ウジング20は、耐熱性、寸法安定性、成形性等に優れ
る汎用のエンジニアリングプラスチック(例えば、AB
S樹脂、ポリカーボネート、ポリプロピレン、塩ビ、ポ
リエチレン等)を使用して成形されている。これらの材
料の中でも、加工性やコスト等を考慮すると、ABS樹
脂が最適である。各貫通孔21は、図3に示すように、
電子回路基板1側に位置するテーパ状の拡径孔22、縮
径孔23、テーパ孔24、及び電気接合物10側に位置
する最縮径孔25から一体連続的に形成され、キャップ
27や栓28の挿入の容易化を確保したり、抜けを防止
する。
【0011】複数本のスプリング素子26は、電子回路
基板1、検査回路基板、表面実装型のICパッケージ、
液晶モジュール(ITO、TAB、COF電極)との接続
の場合には、これらの電極数と同本数とされる。各スプ
リング素子26は、図3に示すように、例えば直径30
〜100μm、好ましくは30〜70μmの金属細線が
等ピッチ(例えば、50μm)で巻回されることで略円錐
状を呈した弾性のコイル状に形成され、貫通孔21から
脱落しないようになっている。このスプリング素子26
を形成する金属細線としては、リン青銅、銅、ステンレ
ス、ベリリウム銅、ピアノ線等の金属線、あるいはこれ
らの金属線に金メッキした金属細線があげられる。金属
細線の直径を30〜70μmとするのは、この値の範囲
を選択すれば、低コストや低荷重接続の実現が容易とな
るからである。
【0012】各スプリング素子26の長さとしては、例
えば1.0〜3.0mm、好ましくは1.0〜1.8m
mが良く、長さの半分程度がハウジング20の表面から
露出するのが望ましい。係る範囲とすれば、外部からの
ノイズによる悪影響を回避し、弾性特性を維持すること
が可能になる。また、各スプリング素子26のリング状
を呈した上端部の径は、下端部から中央部の径よりも縮
径に形成される。具体的には、最近の電極11の低ピッ
チ化を考慮し、下端部や中央部の径の0.5〜0.8
倍、0.6〜0.8倍程度、より具体的には0.2〜
0.4mm、好ましくは0.3〜0.4mm程度に形成
される。
【0013】各キャップ27は、図2や図3に示すよう
に、例えば金メッキされた導電性の材料を用いて断面略
U字形に形成され、ハウジング20から僅かに突出した
部分(突出量は、0.1〜0.3mm、好ましくは0.
1〜0.2mm程度)が電子回路基板1の電極2に接触
したり、電子回路基板1の電極2にクリームハンダから
なるハンダ層等を介して適宜固定されて導通を確実化す
る。さらに、各栓28は、同図に示すように、例えば金
メッキされた導電性の真鍮や導電性エラストマー等を用
いて基本的には略ピン状、略螺子状に形成され、電気接
合物10の電極11に接触する拡径の頭部上端面が半円
弧状に湾曲形成されている。この栓28の頭部上端面
は、3〜5本の複数の小円錐状、小角錐状等に形成する
こともできる。
【0014】上記構成において、電子回路基板1に圧接
挟持型コネクタを位置決め固定し、電子回路基板1と電
気接合物10とに圧接挟持型コネクタを位置決め挟持さ
せ、電子回路基板1の各電極2とスプリング素子26の
キャップ27を面接触させるとともに、電気接合物10
の各電極11とスプリング素子26の栓28を面接触さ
せる。そして、電子回路基板1に対して電気接合物10
を少々加圧圧縮すれば、各スプリング素子26が圧縮変
形し、電子回路基板1と電気接合物10をスプリング素
子26を介して電気的に導通することができる(図1参
照)。
【0015】上記構成によれば、電子回路基板1と電気
接合物10との間に圧接挟持型コネクタをハウジング2
0を介して介在するので、電子回路基板1自体に圧接挟
持型コネクタを簡単に組み込んだり、実装することがで
き、位置決め精度やアセンブリ性を著しく向上させるこ
とが可能となる。また、圧接挟持型コネクタの高さ寸法
を問題なく小さくする(1.50mm〜1.75mm程
度)ことができ、低抵抗、低荷重接続(例えば、40g〜
60g/pin程度)も大いに期待できる。
【0016】また、各貫通孔21の縮径孔23に安定性
と実装性に優れるキャップ27を嵌着して塞ぎ、かつ栓
28を電気接合物10の電極11に面接触させるので、
安定した導通が大いに期待できる。また、栓28の頭部
を半球状、半楕球状とするので、例えスプリング素子2
6が前後左右に少々傾斜していても、導通の安定性を確
保することができる。さらに、各栓28の頭部を複数の
小円錐状、小角錐状とすれば、電子回路基板1間の接続
等、特に電極2に半田メッキされている場合等、半田の
酸化膜を破り、確実な導通が可能となる。さらにまた、
栓28の頭部付近の周面にエンドレスの溝を凹み成形
し、この溝にスプリング素子26の端部を嵌着するの
で、スプリング素子26が実に外れにくい。
【0017】次に、図4ないし図6は本発明の第2の実
施形態を示すもので、本実施形態においては、電子回路
基板1と電気接合物10との間にハウジング20を介在
してその複数の貫通孔21にはスプリング素子26をそ
れぞれ嵌入し、各スプリング素子26の上下両端部の径
よりも中央部の径を拡径に形成し、このスプリング素子
26の上下両端部をハウジング20の表面から突出させ
て断面略凸字形の栓28をそれぞれ嵌着支持させ、ハウ
ジング20から突出した下方の栓28を電子回路基板1
の電極2に、ハウジング20から突出した上方の栓28
を電気接合物10の電極11にそれぞれ面接触させるよ
うにしている。
【0018】ハウジング20は、同図に示すように、組
立の便宜を図るため、一対のハウジング板29を備え、
この一対のハウジング板29が上下に積層されることに
より平面長方形に成形されている。各貫通孔21は、図
6に示すように、電子回路基板1側に位置するテーパ孔
24、縮径孔23、及びテーパ孔24から一体連続的に
形成されている。その他の部分については、上記実施形
態と同様であるので説明を省略する。本実施形態におい
ても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しか
も、各貫通孔21の両端部に位置するテーパ孔24がそ
れぞれ狭くなっているので、スプリング素子26の脱落
等をきわめて有効に防止することができる。
【0019】次に、図7ないし図9は本発明の第3の実
施形態を示すもので、この場合には、平坦な電子回路基
板1と電気接合物10との間に、絶縁性のハウジング2
0を介在してその複数の貫通孔21には導電性のスプリ
ング素子26をそれぞれ嵌入し、各スプリング素子26
の下端部から中央部に亘る径を上端部の径よりも拡径に
形成するとともに、このスプリング素子26の中央部か
ら上端部をハウジング20の表面から突出させ、各スプ
リング素子26の下端部に栓28を嵌着し、この栓28
の突出部分を電子回路基板1の電極2に、各スプリング
素子26の上端部を電気接合物10の電極11にそれぞ
れ接触させるようにしている。その他の部分について
は、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0020】次に、図10(a)、(b)は本発明の第4の
実施形態を示すもので、この場合には、ハウジング20
の両側面に略三角形状のスリット30をスプリング素子
26の本数に応じてそれぞれ切り欠き形成し、ハウジン
グ20をスプリング素子26毎に分割することができる
ようにしている。その他の部分については、上記実施形
態と同様であるので説明を省略する。本実施形態におい
ても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しか
も、スリット30を用いてハウジング20をスプリング
素子26毎に容易に割り、不要なスプリング素子26を
ユーザが簡単に省くことができるので、組立性、実装
性、及び作業性を大幅に向上させることが可能になる。
【0021】次に、図11は本発明の第5の実施形態を
示すもので、この場合には、電子回路基板1に図示しな
い一対の位置決め孔を穿孔するとともに、ハウジング2
0の下面両端に位置決めピン31をそれぞれ植設し、こ
れら位置決め孔と位置決めピン31を用いて電子回路基
板1に圧接挟持型コネクタを位置決め嵌合固定するよう
にしている。その他の部分については、上記実施形態と
同様であるので説明を省略する。本実施形態によれば、
簡易な構成で圧接挟持型コネクタの位置決め精度や実装
性をさらに向上させることができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る圧接挟持型コネクタの実
施例を説明する。 実施例1 電子回路基板に第1の実施形態の圧接挟持型コネクタを
ハンダクリームを用いて位置決め固定し、電子回路基板
と電気接合物とに圧接挟持型コネクタを位置決め挟持さ
せ、電子回路基板の各電極とキャップを面接触させると
ともに、電気接合物の各電極と栓を面接触させた。
【0023】圧接挟持型コネクタのハウジングはABS
樹脂を用いて高さ0.95mmに成形し、複数の貫通孔
は1.0mmピッチで一列に10個並べて穿孔成形し
た。各貫通孔は、拡径孔φ0.75mm、縮径孔φ0.
60mm、テーパ孔φ0.60mm〜φ0.40mm、
及び最縮径孔φ0.40mmの大きさに形成した。ま
た、ハウジングの複数の貫通孔には、スプリング素子を
高さ1.50mmで組み込んだ。
【0024】各スプリング素子を形成する金属細線とし
ては、真鍮からなる金属線に金メッキをニッケル下地メ
ッキを介し施した金属細線を用いた。各スプリング素子
は、長さ1.75mmとし、ハウジングの表面から0.
8mm露出させた。各スプリング素子の下端部から中央
部の径はφ0.60mmとし、上端部の径はφ0.40
mmとした。さらに、キャップと栓とを各スプリング素
子と同様の材料で形成し、圧接挟持型コネクタの高さを
1.75mmとした。
【0025】電子回路基板と電気接合物とに圧接挟持型
コネクタを位置決め挟持させたら、電子回路基板に対し
て電気接合物を加圧圧縮し、電子回路基板と電気接合物
とを電気的に導通した。この際の圧接挟持型コネクタの
圧縮量と荷重の関係を図12のグラフにまとめた。同図
において、縦軸は荷重を示し、横軸は圧縮量を示す。
【0026】図12からも明らかなように、本実施例の
圧接挟持型コネクタによれば、10本のスプリング素子
を0.5mm圧縮した場合の荷重を6N前後、すなわ
ち、スプリング素子1本当たりの荷重を60g前後とす
ることができ、低荷重で接続することができた。これに
対し、従来の圧接挟持型コネクタの場合、図示しない
が、10本の接続子を0.5mm圧縮した場合の荷重は
10N、接続子1本当たりの荷重は100gになり、こ
れ以下の低荷重で接続することはできなかった。
【0027】実施例2 電子回路基板に第3の実施形態の圧接挟持型コネクタを
ハンダクリームを用いて位置決め固定し、電子回路基板
と電気接合物とに圧接挟持型コネクタを位置決め挟持さ
せ、電子回路基板の各電極とスプリング素子のキャップ
を面接触させるとともに、電気接合物の各電極とスプリ
ング素子の上端部を面接触させた。
【0028】圧接挟持型コネクタのハウジングはABS
樹脂を用いて高さ0.95mmに成形し、複数の貫通孔
は1.0mmピッチで一列に10個並べて穿孔成形し
た。各貫通孔は、拡径孔φ0.75mm、縮径孔φ0.
60mm、テーパ孔φ0.60mm〜φ0.40mm、
及び最縮径孔φ0.40mmの大きさに形成した。ま
た、ハウジングの複数の貫通孔には、スプリング素子を
高さ1.75mmで組み込んだ。
【0029】各スプリング素子を形成する金属細線とし
ては、真鍮からなる金属線に金メッキをニッケル下地メ
ッキを介し施した金属細線を用いた。各スプリング素子
は、長さ1.75mmとし、ハウジングの表面から0.
8mm露出させた。各スプリング素子の下端部から中央
部の径はφ0.60mmとし、上端部の径はφ0.40
mmとした。さらに、キャップは各スプリング素子と同
様の材料で形成した。
【0030】電子回路基板と電気接合物とに圧接挟持型
コネクタを位置決め挟持させたら、電子回路基板に対し
て電気接合物を加圧圧縮し、電子回路基板と電気接合物
とを電気的に導通した。この際の圧接挟持型コネクタの
圧縮量と荷重の関係を図12のグラフにまとめた。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、圧接挟持
型コネクタの位置決め精度やアセンブリ性等を向上させ
ることができるという効果がある。また、圧接挟持型コ
ネクタの高さ寸法を小さくし、しかも、低荷重接続も可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧接挟持型コネクタの実施形態を
示す部分断面説明図である。
【図2】本発明に係る圧接挟持型コネクタの実施形態を
示す斜視説明図である。
【図3】本発明に係る圧接挟持型コネクタの実施形態を
示す要部断面説明図である。
【図4】本発明に係る圧接挟持型コネクタの第2の実施
形態を示す部分断面説明図である。
【図5】本発明に係る圧接挟持型コネクタの第2の実施
形態を示す斜視説明図である。
【図6】本発明に係る圧接挟持型コネクタの第2の実施
形態を示す要部断面説明図である。
【図7】本発明に係る圧接挟持型コネクタの第3の実施
形態を示す部分断面説明図である。
【図8】本発明に係る圧接挟持型コネクタの第3の実施
形態を示す斜視説明図である。
【図9】本発明に係る圧接挟持型コネクタの第3の実施
形態を示す要部断面説明図である。
【図10】本発明に係る圧接挟持型コネクタの第4の実
施形態を示す説明図で、(a)図は平面図、(b)図は側面
図である。
【図11】本発明に係る圧接挟持型コネクタの第5の実
施形態を示す側面図である。
【図12】本発明に係る圧接挟持型コネクタの実施例を
示すグラフである。
【符号の説明】
1 電子回路基板 2 電極 10 電気接合物 11 電極 20 ハウジング 21 貫通孔 22 拡径孔 23 縮径孔 24 テーパ孔 25 最縮径孔 26 スプリング素子 27 キャップ 28 栓

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する電極の間に挟持される圧接挟持
    型コネクタであって、 厚さ方向に配向された複数の貫通孔を有する絶縁性のハ
    ウジングの各貫通孔に、少なくとも一端部の径が他端部
    の径よりも大きく形成され、一端部にキャップ又は栓を
    有し、他端部が上記ハウジングの表面から突出するよう
    にして設けられた導電性のスプリング素子を嵌め入れて
    なることを特徴とする圧接挟持型コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧接挟持型コネクタにお
    いて、少なくとも一端部の径が他端部の径よりも大きく
    形成された上記スプリング素子に代え、一端部と他端部
    の径が共にこれらをつなぐ中央部の径よりも小さく形成
    されたスプリング素子を用いた圧接挟持型コネクタ。
  3. 【請求項3】 上記各貫通孔が、縮径孔、最縮径孔、及
    びこれら縮径孔と最縮径孔とを連接するテーパ孔からな
    る請求項1又は2記載の圧接挟持型コネクタ。
  4. 【請求項4】 上記スプリング素子の一端部に設けられ
    たキャップ又は栓が上記ハウジングよりも突出している
    請求項1、2、又は3記載の圧接挟持型コネクタ。
JP2000288907A 2000-09-22 2000-09-22 圧接挟持型コネクタ Pending JP2002100431A (ja)

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JP2000288907A JP2002100431A (ja) 2000-09-22 2000-09-22 圧接挟持型コネクタ
DE60133114T DE60133114T2 (de) 2000-09-22 2001-09-17 Federelement, druckklemmenverbinder und halter mit sonde für elektroakustische komponente
CNA018193706A CN1476655A (zh) 2000-09-22 2001-09-17 弹簧元件、压接夹持型连接器和带内置探头的电声部件支架
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