JP2002098415A - 太陽光集光装置 - Google Patents
太陽光集光装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
- F24S30/00—Arrangements for moving or orienting solar heat collector modules
- F24S30/40—Arrangements for moving or orienting solar heat collector modules for rotary movement
- F24S30/45—Arrangements for moving or orienting solar heat collector modules for rotary movement with two rotation axes
- F24S30/458—Arrangements for moving or orienting solar heat collector modules for rotary movement with two rotation axes with inclined primary axis
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
- F24S20/00—Solar heat collectors specially adapted for particular uses or environments
- F24S20/20—Solar heat collectors for receiving concentrated solar energy, e.g. receivers for solar power plants
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24S—SOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
- F24S23/00—Arrangements for concentrating solar-rays for solar heat collectors
- F24S23/70—Arrangements for concentrating solar-rays for solar heat collectors with reflectors
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複雑な制御を必要としない太陽光集光装置を
提供する。 【解決手段】 凹面鏡2を、赤経方向Aおよび赤緯方向
Bにおいて、それぞれ太陽の移動角度の半分の角度で回
動自在としたものである。
提供する。 【解決手段】 凹面鏡2を、赤経方向Aおよび赤緯方向
Bにおいて、それぞれ太陽の移動角度の半分の角度で回
動自在としたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凹面鏡を回動させ
て太陽光を受光器に反射集光する太陽光集光装置に関す
る。
て太陽光を受光器に反射集光する太陽光集光装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、太陽エネルギーを有効利用す
る装置として、太陽の動きに合わせて凹面鏡を回動させ
て、太陽光を集光する太陽光集光装置が注目されてい
る。例えば、地上に配置した複数の凹面鏡(ヘリオスタ
ット)で熱変換施設に太陽光を集めて巨大なエネルギー
を得るものや、凹面鏡で集めた太陽光を利用してスター
リングエンジンを稼働するものなどが提案されている。
このような太陽光集光装置は環境に影響を与えないクリ
ーンエネルギー(太陽エネルギー)を利用するので、現
在各国で問題となっている石油に頼るシステムを打開す
るものとして期待されている。
る装置として、太陽の動きに合わせて凹面鏡を回動させ
て、太陽光を集光する太陽光集光装置が注目されてい
る。例えば、地上に配置した複数の凹面鏡(ヘリオスタ
ット)で熱変換施設に太陽光を集めて巨大なエネルギー
を得るものや、凹面鏡で集めた太陽光を利用してスター
リングエンジンを稼働するものなどが提案されている。
このような太陽光集光装置は環境に影響を与えないクリ
ーンエネルギー(太陽エネルギー)を利用するので、現
在各国で問題となっている石油に頼るシステムを打開す
るものとして期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな太陽光集光装置では、太陽光を受光器に反射集光す
る際に、凹面鏡を高度方向および方位方向に同時に回動
しなければならないため、凹面鏡の回動制御が複雑であ
った。また、野外で使用される太陽光集光装置の制御を
コンピュータでするには、コンピュータを熱やその他も
外的要因から守る必要があり、そのためにコストが嵩ん
でしまう。
うな太陽光集光装置では、太陽光を受光器に反射集光す
る際に、凹面鏡を高度方向および方位方向に同時に回動
しなければならないため、凹面鏡の回動制御が複雑であ
った。また、野外で使用される太陽光集光装置の制御を
コンピュータでするには、コンピュータを熱やその他も
外的要因から守る必要があり、そのためにコストが嵩ん
でしまう。
【0004】本発明はこのような従来技術に着目してな
されたもので、複雑な制御を必要としない太陽光集光装
置を提供するものである。
されたもので、複雑な制御を必要としない太陽光集光装
置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
赤経方向および赤緯方向へ回動自在な凹面鏡により太陽
を追尾し、固定された受光器に対して、常に太陽光を反
射集光する太陽光集光装置であって、前記凹面鏡を、赤
経方向および赤緯方向において、それぞれ太陽の移動角
度の半分の角度で回動自在としたものである。凹面鏡は
放物面鏡でも、球面鏡でも良い)。
赤経方向および赤緯方向へ回動自在な凹面鏡により太陽
を追尾し、固定された受光器に対して、常に太陽光を反
射集光する太陽光集光装置であって、前記凹面鏡を、赤
経方向および赤緯方向において、それぞれ太陽の移動角
度の半分の角度で回動自在としたものである。凹面鏡は
放物面鏡でも、球面鏡でも良い)。
【0006】請求項1記載の発明によれば、凹面鏡が赤
経方向および赤緯方向に回動自在であるため、いったん
凹面鏡の集光方向を受光器に向けてしまえば、後は、凹
面鏡を赤経方向および赤緯方向において、それぞれ太陽
の移動角度の半分の角度で回動させるだけで、受光器に
太陽光を集めることができる。そのため、従来のように
太陽の日周運動にあわせて、凹面鏡を方位方向及び高度
方向に同時に回動させる必要が無くなり、凹面鏡の回動
制御が簡易化する。また、凹面鏡の回動制御に必須であ
ったコンピュータとその周辺機器が不要となり、太陽光
集光装置が安価になる。加えて、凹面鏡が回動しても受
光器は固定されているので、受光器のセットやメンテナ
ンスが簡易化すると共に受光器にパイプ等をつないで液
体を循環させる場合に、その配管を固定することができ
液漏れなど心配がない。
経方向および赤緯方向に回動自在であるため、いったん
凹面鏡の集光方向を受光器に向けてしまえば、後は、凹
面鏡を赤経方向および赤緯方向において、それぞれ太陽
の移動角度の半分の角度で回動させるだけで、受光器に
太陽光を集めることができる。そのため、従来のように
太陽の日周運動にあわせて、凹面鏡を方位方向及び高度
方向に同時に回動させる必要が無くなり、凹面鏡の回動
制御が簡易化する。また、凹面鏡の回動制御に必須であ
ったコンピュータとその周辺機器が不要となり、太陽光
集光装置が安価になる。加えて、凹面鏡が回動しても受
光器は固定されているので、受光器のセットやメンテナ
ンスが簡易化すると共に受光器にパイプ等をつないで液
体を循環させる場合に、その配管を固定することができ
液漏れなど心配がない。
【0007】請求項2記載の発明は、支持アームで凹面
鏡を赤緯方向へ回動自在に軸支し、該支持アーム自体を
赤経方向へ回動自在に軸支したあるものである。
鏡を赤緯方向へ回動自在に軸支し、該支持アーム自体を
赤経方向へ回動自在に軸支したあるものである。
【0008】請求項2記載の発明によれば、支持アーム
で凹面鏡を赤緯方向へ回動自在に軸支すると共に、該支
持アーム自体を赤経方向へ回動自在に軸支するので、凹
面鏡を赤緯方向及び赤経方向に回動自在とする回動構造
として好適である。つまり、構造が単純で、装置の取扱
いやメンテナンスが簡単である。
で凹面鏡を赤緯方向へ回動自在に軸支すると共に、該支
持アーム自体を赤経方向へ回動自在に軸支するので、凹
面鏡を赤緯方向及び赤経方向に回動自在とする回動構造
として好適である。つまり、構造が単純で、装置の取扱
いやメンテナンスが簡単である。
【0009】請求項3記載の発明は、凹面鏡の回動をロ
ックまたはフリーとするクランプハンドルを備えるとし
ている。
ックまたはフリーとするクランプハンドルを備えるとし
ている。
【0010】請求項3記載の発明によれば、凹面鏡の回
動をロックまたはフリーとするクランプハンドルを備え
るので、凹面鏡の回動をフリーとして手動で集光方向を
セットすることができる。
動をロックまたはフリーとするクランプハンドルを備え
るので、凹面鏡の回動をフリーとして手動で集光方向を
セットすることができる。
【0011】請求項4記載の発明は、凹面鏡の赤経方向
での回動支点に凹面鏡の重心を一致させて、同方向にお
いて凹面鏡をバランスさせたものである。
での回動支点に凹面鏡の重心を一致させて、同方向にお
いて凹面鏡をバランスさせたものである。
【0012】請求項4記載の発明によれば、凹面鏡の赤
経方向での回動支点に凹面鏡の重心を一致させて、凹面
鏡を常にバランスさせたので、凹面鏡を赤経方向へ回動
させるのに必要な仕事量が小さくて済む。
経方向での回動支点に凹面鏡の重心を一致させて、凹面
鏡を常にバランスさせたので、凹面鏡を赤経方向へ回動
させるのに必要な仕事量が小さくて済む。
【0013】本発明において、受光器は、太陽光で汚染
物質を破壊する化学反応器、または太陽光を受けて内部
を流れる熱媒を加熱する集熱器などにすることができ
る。
物質を破壊する化学反応器、または太陽光を受けて内部
を流れる熱媒を加熱する集熱器などにすることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
を図1〜4に基づいて説明する。
を図1〜4に基づいて説明する。
【0015】太陽光集光装置1は、回動自在な凹面鏡2
と、その凹面鏡2から反射光を受ける受光器3とが主な
構成要素である。まず受光器3について説明する。
と、その凹面鏡2から反射光を受ける受光器3とが主な
構成要素である。まず受光器3について説明する。
【0016】架台4からはタワー5が延設されていて、
タワー5の先端には断熱材で形成された支持部6が設け
られている。一方、受光器3はその両側面にロッド3a
を備え、支持部6に着脱自在に固定されている。この受
光器3はいわゆる化学反応器であって、内部の汚染物質
Lを太陽光(主に紫外線)で破壊するものである。この
受光器3にはモータ3bによって回転する回転羽3cが
挿入されていて、熱溜まりができないように内部の汚染
物質Lを循環している(図3)。尚、本発明において受
光器3は汚染物質Lを循環するためにパイプ等を繋ぐた
めの取付口を備えてもよし、また、受光器3は化学反応
器以外に、例えば、スターリンエンジンの加熱部や太陽
熱温水器など何でもよいものとする。ここで、受光器3
にパイプ等を繋いで液体を循環させる場合に、その配管
を固定することができ液漏れなど心配がないという利点
もある。
タワー5の先端には断熱材で形成された支持部6が設け
られている。一方、受光器3はその両側面にロッド3a
を備え、支持部6に着脱自在に固定されている。この受
光器3はいわゆる化学反応器であって、内部の汚染物質
Lを太陽光(主に紫外線)で破壊するものである。この
受光器3にはモータ3bによって回転する回転羽3cが
挿入されていて、熱溜まりができないように内部の汚染
物質Lを循環している(図3)。尚、本発明において受
光器3は汚染物質Lを循環するためにパイプ等を繋ぐた
めの取付口を備えてもよし、また、受光器3は化学反応
器以外に、例えば、スターリンエンジンの加熱部や太陽
熱温水器など何でもよいものとする。ここで、受光器3
にパイプ等を繋いで液体を循環させる場合に、その配管
を固定することができ液漏れなど心配がないという利点
もある。
【0017】次に、凹面鏡2の回動機構について説明す
る。凹面鏡2は赤経方向Aおよび赤緯方向Bに回動自在
であってこれが本発明の特徴である。尚、赤経方向Aと
は赤経軸α(地球の自転軸)を中心とした回転方向を示
し、赤緯方向Bとは赤緯軸β(赤経軸αに直交する軸)
を中心とした回転方向を示す。
る。凹面鏡2は赤経方向Aおよび赤緯方向Bに回動自在
であってこれが本発明の特徴である。尚、赤経方向Aと
は赤経軸α(地球の自転軸)を中心とした回転方向を示
し、赤緯方向Bとは赤緯軸β(赤経軸αに直交する軸)
を中心とした回転方向を示す。
【0018】U字状の支持アーム7の回動軸7a(図2
参照)は、赤経軸αに向いて軸支されている。この支持
アーム7の先端には回動軸7aと直交する直交軸7bが
設けられ、この直交軸7bを中心に凹面鏡2が回動自在
となっている。そのため、凹面鏡2は赤経方向αおよび
赤緯方向βに回動自在である。ここで、凹面鏡2の回動
支点つまり赤経軸αと赤緯軸βとの交点は、凹面鏡2の
中心(鏡面と鏡軸2aの交点)に位置している。赤経方
向α及び赤緯方向βのそれぞれの回動は、2つのクラン
プハンドル8a、8bによってロックまたはフリーとす
ることができる。フリー状態にすると手動で凹面鏡2の
向きをセットすることができ、ロック状態とすると凹面
鏡2は固定される。このとき、凹面鏡2にはカウンタウ
エイトWが設けられていて、このカウンタウェイトWも
含めた凹面鏡2全体の重心2Gが凹面鏡2の回動支点と
一致している。そのため、凹面鏡2はどの方向に向けて
も常にバランスし、たとえどんなに凹面鏡2が大きくて
も容易に集光方向をセットできる。
参照)は、赤経軸αに向いて軸支されている。この支持
アーム7の先端には回動軸7aと直交する直交軸7bが
設けられ、この直交軸7bを中心に凹面鏡2が回動自在
となっている。そのため、凹面鏡2は赤経方向αおよび
赤緯方向βに回動自在である。ここで、凹面鏡2の回動
支点つまり赤経軸αと赤緯軸βとの交点は、凹面鏡2の
中心(鏡面と鏡軸2aの交点)に位置している。赤経方
向α及び赤緯方向βのそれぞれの回動は、2つのクラン
プハンドル8a、8bによってロックまたはフリーとす
ることができる。フリー状態にすると手動で凹面鏡2の
向きをセットすることができ、ロック状態とすると凹面
鏡2は固定される。このとき、凹面鏡2にはカウンタウ
エイトWが設けられていて、このカウンタウェイトWも
含めた凹面鏡2全体の重心2Gが凹面鏡2の回動支点と
一致している。そのため、凹面鏡2はどの方向に向けて
も常にバランスし、たとえどんなに凹面鏡2が大きくて
も容易に集光方向をセットできる。
【0019】実際に、凹面鏡2で太陽光を常に受光器3
に反射集光するには、まず、凹面鏡2の集光方向をセッ
トすることから始める。凹面鏡2の回動をロック状態と
していたクランプハンドル8a、8bを、それぞれ回し
て凹面鏡2をフリー状態とする。次に、凹面鏡2の鏡軸
2aを太陽と受光器3との2等分線上にセットする。す
ると受光器3に太陽光が反射集光される。この状態で凹
面鏡2の回動をクランプハンドル8a、8bでロック状
態とし、「駆動手段」としてのモータ9を駆動する。モ
ータ9の駆動は歯車10を介して支持アーム4に伝達さ
れ、凹面鏡2が赤経方向に太陽の自転速度の1/2の速
度で回転する。その結果、図4に示すように凹面鏡2の
鏡軸2aは常に太陽と受光器3との2等分線上に位置
し、受光器3に常に太陽光が集まる。
に反射集光するには、まず、凹面鏡2の集光方向をセッ
トすることから始める。凹面鏡2の回動をロック状態と
していたクランプハンドル8a、8bを、それぞれ回し
て凹面鏡2をフリー状態とする。次に、凹面鏡2の鏡軸
2aを太陽と受光器3との2等分線上にセットする。す
ると受光器3に太陽光が反射集光される。この状態で凹
面鏡2の回動をクランプハンドル8a、8bでロック状
態とし、「駆動手段」としてのモータ9を駆動する。モ
ータ9の駆動は歯車10を介して支持アーム4に伝達さ
れ、凹面鏡2が赤経方向に太陽の自転速度の1/2の速
度で回転する。その結果、図4に示すように凹面鏡2の
鏡軸2aは常に太陽と受光器3との2等分線上に位置
し、受光器3に常に太陽光が集まる。
【0020】本実施形態の太陽光集光装置1によれば、
凹面鏡2を求める集光方向にセットしてしまえば、後
は、凹面鏡2を赤経方向に回動するのみで、常に太陽光
を受光器3に反射集光することができる。そのため、従
来のように太陽の日周運動にあわせて、凹面鏡を方位方
向及び高度方向に同時に回動させる必要が無くなり、凹
面鏡の回動制御が簡易化される。それに伴い、凹面鏡の
回動制御に必須であったコンピュータとその周辺機器が
不要となり、太陽光集光装置が安価になる。また、手動
で凹面鏡2の集光方向をセットできるので赤緯方向βへ
の駆動手段は不要であり、その点でも、太陽光集光装置
1を安価に製造できる。
凹面鏡2を求める集光方向にセットしてしまえば、後
は、凹面鏡2を赤経方向に回動するのみで、常に太陽光
を受光器3に反射集光することができる。そのため、従
来のように太陽の日周運動にあわせて、凹面鏡を方位方
向及び高度方向に同時に回動させる必要が無くなり、凹
面鏡の回動制御が簡易化される。それに伴い、凹面鏡の
回動制御に必須であったコンピュータとその周辺機器が
不要となり、太陽光集光装置が安価になる。また、手動
で凹面鏡2の集光方向をセットできるので赤緯方向βへ
の駆動手段は不要であり、その点でも、太陽光集光装置
1を安価に製造できる。
【0021】さらに、凹面鏡2の重心2Gが回動支点と
一致するので、太陽を自動追尾するためのモータ9にか
かる負担は極めて小さく、エネルギーの無駄使いを防ぐ
ことができる。そのため、そもそもエネルギーの有効利
用を図るための太陽光集光装置1として相応しい。
一致するので、太陽を自動追尾するためのモータ9にか
かる負担は極めて小さく、エネルギーの無駄使いを防ぐ
ことができる。そのため、そもそもエネルギーの有効利
用を図るための太陽光集光装置1として相応しい。
【0022】加えて、凹面鏡2が回動しても受光器3は
固定されているので、受光器3のセットやメンテナンス
が簡易化する。また、受光器3にパイプ等を繋いで液体
を循環させる場合に、その配管を固定することができ液
漏れなど心配がない利点もある。尚、本発明の太陽光集
光装置1は、架台の下端にキャスターを備えて移動可能
としても良く、この場合は回動軸7aを赤経軸αに向け
た状態でジャッキなどの固定手段によって装置を地面に
固定すればよい。
固定されているので、受光器3のセットやメンテナンス
が簡易化する。また、受光器3にパイプ等を繋いで液体
を循環させる場合に、その配管を固定することができ液
漏れなど心配がない利点もある。尚、本発明の太陽光集
光装置1は、架台の下端にキャスターを備えて移動可能
としても良く、この場合は回動軸7aを赤経軸αに向け
た状態でジャッキなどの固定手段によって装置を地面に
固定すればよい。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、凹面鏡が赤経方向およ
び赤緯方向に回動自在であるため、いったん凹面鏡の集
光方向を受光器に向けてしまえば、後は、凹面鏡を赤経
方向に回動するのみで、常に受光器に太陽光が集まる。
そのため、従来のように太陽の日周運動にあわせて凹面
鏡を方位方向及び高度方向に同時に回動させる必要が無
くなり、凹面鏡の回動制御が簡易化する。また、凹面鏡
の回動制御に必須であったコンピュータとその周辺機器
が不要となり、太陽光集光装置が安価になる。加えて、
受光器は固定されているので受光器のセットやメンテナ
ンスも簡易化するとともに、パイプを繋いで熱媒や汚染
物質を循環する際の、配管から液漏れの心配がない。
び赤緯方向に回動自在であるため、いったん凹面鏡の集
光方向を受光器に向けてしまえば、後は、凹面鏡を赤経
方向に回動するのみで、常に受光器に太陽光が集まる。
そのため、従来のように太陽の日周運動にあわせて凹面
鏡を方位方向及び高度方向に同時に回動させる必要が無
くなり、凹面鏡の回動制御が簡易化する。また、凹面鏡
の回動制御に必須であったコンピュータとその周辺機器
が不要となり、太陽光集光装置が安価になる。加えて、
受光器は固定されているので受光器のセットやメンテナ
ンスも簡易化するとともに、パイプを繋いで熱媒や汚染
物質を循環する際の、配管から液漏れの心配がない。
【図1】太陽光集光装置の一実施形態を示す斜視図。
【図2】太陽光集光装置の一実施形態を示す一部断面を
含む側面図。
含む側面図。
【図3】受光部の拡大断面図
【図4】凹面鏡の回動の様子を示す概略図。
1 太陽光集光装置 2 凹面鏡 2G 重心 3 受光器 7 支持アーム 8a、8b クランプハンドル α 赤経軸 β 赤緯軸 A 赤経方向 B 赤緯方向 W カウンタウエイト
Claims (6)
- 【請求項1】 赤経方向および赤緯方向へ回動自在な凹
面鏡により太陽を追尾し、固定された受光器に対して、
常に太陽光を反射集光する太陽光集光装置であって、 前記凹面鏡を、赤経方向および赤緯方向において、それ
ぞれ太陽の移動角度の半分の角度で回動自在としたこと
を特徴とする太陽光集光装置。 - 【請求項2】 支持アームで凹面鏡を赤緯方向へ回動自
在に軸支し、該支持アーム自体を赤経方向へ回動自在に
軸支した請求項1記載の太陽光集光装置。 - 【請求項3】 凹面鏡の回動をロックまたはフリーとす
るクランプハンドルを備えた請求項1または請求項2記
載の太陽光集光装置。 - 【請求項4】 凹面鏡の赤経方向での回動支点に凹面鏡
の重心を一致させて、同方向において凹面鏡をバランス
させた請求項1〜3のいずれか1項に記載の太陽光集光
装置。 - 【請求項5】 受光器が、太陽光で汚染物質を破壊する
化学反応器である請求項1〜4のいずれか1項に記載の
太陽光集光装置。 - 【請求項6】 受光器が、太陽光を受けて内部を流れる
熱媒を加熱する集熱器である請求項1〜4のいずれか1
項に記載の太陽光集光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000289072A JP2002098415A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 太陽光集光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000289072A JP2002098415A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 太陽光集光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002098415A true JP2002098415A (ja) | 2002-04-05 |
Family
ID=18772539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000289072A Pending JP2002098415A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 太陽光集光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002098415A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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