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JP2002095015A - 撮像システム、レンズユニット、撮像装置 - Google Patents

撮像システム、レンズユニット、撮像装置

Info

Publication number
JP2002095015A
JP2002095015A JP2000275329A JP2000275329A JP2002095015A JP 2002095015 A JP2002095015 A JP 2002095015A JP 2000275329 A JP2000275329 A JP 2000275329A JP 2000275329 A JP2000275329 A JP 2000275329A JP 2002095015 A JP2002095015 A JP 2002095015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
timing
accumulation
lens unit
shutter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000275329A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Fujiwara
昭広 藤原
Tomohiro Harada
智博 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000275329A priority Critical patent/JP2002095015A/ja
Priority to US09/946,322 priority patent/US6999125B2/en
Priority to EP01307611A priority patent/EP1189460A3/en
Publication of JP2002095015A publication Critical patent/JP2002095015A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/20Image signal generators
    • H04N13/296Synchronisation thereof; Control thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/20Image signal generators
    • H04N13/204Image signal generators using stereoscopic image cameras
    • H04N13/207Image signal generators using stereoscopic image cameras using a single 2D image sensor
    • H04N13/211Image signal generators using stereoscopic image cameras using a single 2D image sensor using temporal multiplexing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N2013/0074Stereoscopic image analysis
    • H04N2013/0077Colour aspects

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像素子の蓄積時間とシャッタの開閉タイミ
ングとのズレに伴う光量の低下及びクロストークの発生
を防止することができる立体映像撮像システムを提供す
る。 【解決手段】 レンズユニット11に、左右視差をもっ
て立体映像撮影を行うための左右それぞれの系統の光学
系と、このそれぞれの系統の光学系に対応して配置さ
れ、時分割で入力光線の切替えを行う液晶シャッタ10
1R,101Lと、液晶シャッタ101R,101Lの
開閉タイミングを制御するレンズマイコン14と、カメ
ラユニット12と通信を行う通信線13とを備え、レン
ズマイコン14は通信線13により受信した情報に含ま
れるカメラユニット12の露光タイミングの情報に基づ
いて液晶シャッタ101R,101Lの開閉タイミング
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィールド順次記
録方式で左右視差をもって立体映像の撮影を行う交換レ
ンズ方式の撮像システム、撮像装置、撮像システムに使
用されるレンズユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の立体映像撮影(撮像)シス
テムについて説明する。
【0003】ここで説明する立体映像撮影システムはフ
ィールド時分割方式であり、NTSCのようなインター
レースビデオ方式の奇数フィールドと偶数フィールドと
に、右眼(左眼)で見たのに相当する映像と左眼(右
眼)で見たのに相当する映像とに振り分ける方式に基づ
いている。
【0004】この方式で撮影され、記録された映像をC
RTモニタ等で再生し、その映像タイミングに同期して
開閉する液晶シャッタメガネ等を装着して鑑賞すること
によって撮影した映像を立体視することができる。
【0005】図9は従来例の構成を示す図である。図9
において、500は左右視差を作るためのレンズユニッ
ト(光学系ユニット)であり、対物側で光学系が左右に
分離されている。この左右各々の系に配置された液晶シ
ャッタ(右眼用)502R、液晶シャッタ(左眼用)5
02Lは、光束(右眼用)501R、光束(左眼用)5
01Lのいずれか一方の光束しか透過させないように動
作する。
【0006】透過した光速はミラー(右眼用)503
R、ミラー(左眼用)503L、プリズム504により
ひとつの光束にまとめられ、絞り手段505を通過した
後にレンズ等で構成される光学系506により交換レン
ズマウント802を通過してカメラユニット600側の
CCD(撮像素子)621の撮像面上に結像される。こ
のように、あるタイミングでは、左右のいずれかの光束
しか撮像面に達してしないことになる。
【0007】撮像素子621から出力された映像信号
(ビデオ信号)はカメラ信号処理回路622により信号
処理され、信号線623を介してA/D変換回路624
に入力されてデジタル信号に変換され、NTSC等の規
格化された映像信号が信号線625を介して外部に出力
される。
【0008】この信号を不図示の立体映像対応の表示シ
ステムで表示すると、立体映像を鑑賞することができ
る。
【0009】次に液晶シャッタを開閉するための信号の
流れを説明する。
【0010】信号線625を介して同期分離回路701
に入力された映像信号は垂直同期信号Vsyncと奇数
/偶数判別信号(ODD/EVEN信号)とに分離され
る。
【0011】垂直同期信号Vsyncは信号線705を
介して2つの遅延回路702,703に入力されて2つ
の異なる遅延パルス信号が作られる。遅延回路702の
出力がシャッタを開けるトリガ信号となり、遅延回路7
03の出力がシャッタを閉じるトリガ信号となる。OD
D/EVEN信号706より出力される。
【0012】論理回路ブロック704は、以上の2つの
トリガ信号と信号線706を介して入力された奇数/偶
数判別信号によって、左右のシャッタを各々駆動する2
つのパルス信号を出力し、ドライブ回路(右眼用)80
3R、ドライブ回路(左眼用)803Lを介して液晶シ
ャッタ502R,502Lを開閉する。
【0013】なお、遅延回路702,703はモノマル
チバイブレータ回路で構成される。
【0014】図11は従来例の構成を示す図であり、上
述した構成を簡略化したものである。図11において、
1001は左右のシャッタ(1001Rは右眼用のシャ
ッタ、1001Lは左眼用のシャッタ)であり、適切な
周期で左右開閉を繰り返すことで時分割の立体映像を入
力する。1002は左右のミラー(1002Rは右眼用
のシャッタ、1002Lは左眼用のシャッタ)であり、
左右の光軸の向きを調整する。1003はプリズムであ
り、左右の光軸に分割する。
【0015】1004はレンズであり、映像を取り込
む。1005はCCDであり、レンズ1004からの立
体映像を取り込む。1006は映像処理回路であり、C
CD1005からの情報を処理することで映像信号Vo
utを作り出す。
【0016】1007は同期分離回路であり、垂直同期
信号(および、ODD/EVEN)を取り出す。100
8は補正回路であり、CCD1005の蓄積時間に合わ
せてあらかじめ設定した遅延量を駆動信号に対して補正
を加える。
【0017】この信号をシャッタの駆動信号とすること
で、クロストークのない立体映像入力が可能となってい
る。
【0018】上記の立体映像撮影システムでは、左右の
映像を切り替えるシャッタの駆動方式として入力した映
像信号から同期信号を分離し、その信号から左右反転し
たシャッタ用の駆動信号を作り出している。
【0019】そして、この同期信号と映像を取り込むC
CDの蓄積タイミングにずれがあるために、このままシ
ャッタを駆動すると左右映像のクロストークの原因とな
るため、CCDの蓄積タイミングに合わせてシャッタの
開閉タイミングを補正するようにしている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では以下のような問題点があった。
【0021】図9に示す液晶シャッタ502の開閉タイ
ミングは映像信号から抽出される同期信号に基づいて固
定したタイミングに設定されている(遅延回路702,
703の設定)。
【0022】図10にその関係を示す。図10は図9の
各信号波形を示すタイミングチャートである。図10に
おいて、901は映像信号から抽出される垂直同期信号
Vsyncを示す波形であり、この信号を基準にして液
晶シャッタ駆動信号が作成される。
【0023】903はCCDの蓄積タイミングを示す波
形であり、垂直同期信号Vsyncとある一定の関係に
固定されている。
【0024】一方、902は液晶シャッタの開閉タイミ
ングを示す波形である。シャッタが開いている区間は、
まず波形903に示されるCCDの蓄積タイミングを含
むことが十分条件で、かつ前後の他(左に対して右、右
に対して左)のCCD蓄積タイミングと重ならないこと
が必要条件である。
【0025】前者の十分条件が満足されないと映像の露
出量が不足する場合があり、後者の必要条件が満足され
ないと左右の映像間での漏れ(クロストーク)が発生し
てしまい、立体映像としての画質の劣化を招いてしま
う。この従来例では、垂直同期信号とCCD蓄積タイミ
ングは固定した関係になっているため、液晶シャッタを
開くタイミング(垂直同期信号Vsyncの立ち上がり
から時間Ta後)と閉じるタイミング(垂直同期信号V
syncの立ち上がりから時間Tb後)は、図9の2つ
の遅延回路702,703の設定で固定された設計とな
っている。
【0026】さて、交換レンズ方式のシステムの場合、
将来的にもレンズユニットもカメラユニットも新しい機
種を開発することが前提になっている。新機種のカメラ
ユニットを開発する場合、CCD等の撮像素子や周辺の
ドライバ回路等が同一であるとは限らず、異なる撮像素
子や周辺のドライバ回路に変更される場合もある。
【0027】つまり、CCDの蓄積時間が変更される可
能性がある。
【0028】また、高速シャッタ等の仕様で、その蓄積
時間が動的に変化してしまう場合も考えられる。
【0029】このような場合、上記の固定した液晶シャ
ッタの開閉タイミングとの間に不整合(ズレ)が発生し
てしまい、結果として光量低下やクロストークが発生し
てしまうという問題点があった。
【0030】図10に示す波形904,905はCCD
の蓄積時間が変更された場合の液晶シャッタとのズレの
状況を表している。図10に示す実線の斜線で示す部分
Aが光量不足になっている部分であり、これにより画質
低下を招いてしまう。さらに、ズレが大きくなった場合
には、反対側の蓄積区間にかかってしまい、クロストー
クが発生してしまう。
【0031】また、上述したレンズユニットによるズレ
を補正する場合、その都度図11に示す補正回路100
8を設定し直さなければならないという問題点があっ
た。
【0032】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、撮像素子の蓄積時間とシャ
ッタの開閉タイミングとのズレに伴う光量の低下及びク
ロストークの発生を防止することができる撮像システ
ム、レンズユニット、撮像装置を提供することを目的と
する。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置、レン
ズユニット、撮像装置は次のように構成したものであ
る。
【0034】(1)レンズユニットとカメラユニットか
らなり、フィールド順次記録方式で左右視差をもって立
体映像の撮影を行い前記レンズユニットを交換可能な撮
像システムにおいて、前記レンズユニットに、左右視差
をもって立体映像撮影を行うための左右それぞれの系統
の光学系と、このそれぞれの系統の光学系に対応して配
置され、時分割で入射光の切替えを行う遮蔽手段と、該
遮蔽手段の開閉タイミングを制御する制御手段と、前記
カメラユニットと通信を行う通信手段とを備え、前記制
御手段は通信手段により受信した情報に含まれる前記カ
メラユニットの露光タイミングの情報に基づいて前記遮
蔽手段の開閉タイミングを制御するようにした。
【0035】(2)上記(1)の撮像システムにおい
て、カメラユニットと通信を行うタイミングは映像の繰
り返し周期に同期しているとした。
【0036】(3)フィールド順次記録方式で左右視差
をもって立体映像の撮影を行う撮像システムに使用さ
れ、該撮像システムのカメラユニットに対して交換可能
なレンズユニットにおいて、左右視差をもって立体映像
撮影を行うための左右それぞれの系統の光学系と、この
それぞれの系統の光学系に対応して配置され、時分割で
入射光の切替えを行う遮蔽手段と、該遮蔽手段の開閉タ
イミングを制御する制御手段と、前記カメラユニットと
通信を行う通信手段とを備え、前記制御手段は通信手段
により受信した情報に含まれる前記カメラユニットの露
光タイミングの情報に基づいて前記遮蔽手段の開閉タイ
ミングを制御するようにした。
【0037】(4)上記(3)のレンズユニットにおい
て、カメラユニットと通信を行うタイミングは映像の繰
り返し周期に同期しているとした。
【0038】(5)レンズユニットとカメラユニットか
らなり、被写体を左右視差をもって撮像し該レンズユニ
ットを交換可能な撮像システムにおいて、前記カメラユ
ニットから前記レンズユニットへ撮像素子の蓄積タイミ
ングの情報を伝達する伝達手段を有するようにした。
【0039】(6)上記(5)の撮像システムにおい
て、左右の映像を切り替えるシャッタを有しており、レ
ンズユニットに伝達された蓄積タイミングの情報に基づ
いて前記シャッタの駆動タイミングを補正する補正手段
を有するようにした。
【0040】(7)上記(6)の撮像システムにおい
て、蓄積タイミングの情報は、撮像素子の蓄積開始まで
の遅れ時間の情報、蓄積終了までの遅れ時間の情報であ
り、補正手段は、同期信号と前記蓄積開始までの遅れ時
間の情報、前記蓄積終了までの遅れ時間の情報に基づい
てシャッタの駆動タイミングを補正するようにした。
【0041】(8)上記(7)の撮像システムにおい
て、同期信号は映像信号から同期分離した垂直同期信号
とした。
【0042】(9)上記(7)の撮像システムにおい
て、同期信号はカメラユニットからレンズユニットに伝
達される通信同期信号とした。
【0043】(10)レンズ部とカメラ部からなり、被
写体を左右視差をもって撮像し該レンズ部を交換可能な
撮像装置において、前記カメラ部から前記レンズ部へ撮
像素子の蓄積タイミングの情報を伝達する伝達手段を有
するようにした。
【0044】(11)上記(10)の撮像装置におい
て、左右の映像を切り替えるシャッタを有しており、レ
ンズ部に伝達された蓄積タイミングの情報に基づいて前
記シャッタの駆動タイミングを補正する補正手段を有す
るようにした。
【0045】(12)上記(11)の撮像装置におい
て、蓄積タイミングの情報は、撮像素子の蓄積開始まで
の遅れ時間の情報、蓄積終了までの遅れ時間の情報であ
り、補正手段は、同期信号と前記蓄積開始までの遅れ時
間の情報、前記蓄積終了までの遅れ時間の情報に基づい
てシャッタの駆動タイミングを補正するようにした。
【0046】(13)上記(12)の撮像装置におい
て、同期信号は映像信号から同期分離した垂直同期信号
とした。
【0047】(14)上記(12)の撮像装置におい
て、同期信号はカメラ部からレンズ部に伝達される通信
同期信号とした。
【0048】(15)被写体を左右視差をもって撮像す
る撮像システムに使用され、該撮像システムのカメラユ
ニットに対して交換可能なレンズユニットにおいて、前
記カメラユニットから伝達された撮像素子の蓄積タイミ
ングの情報を受信する受信手段を有するようにした。
【0049】(16)上記(15)のレンズユニットに
おいて、左右の映像を切り替えるシャッタを有してお
り、受信した蓄積タイミングの情報に基づいて前記シャ
ッタの駆動タイミングを補正する補正手段を有するよう
にした。
【0050】(17)上記(16)のレンズユニットに
おいて、蓄積タイミングの情報は、撮像素子の蓄積開始
までの遅れ時間の情報、蓄積終了までの遅れ時間の情報
であり、補正手段は、同期信号と前記蓄積開始までの遅
れ時間の情報、前記蓄積終了までの遅れ時間の情報に基
づいてシャッタの駆動タイミングを補正するようにし
た。
【0051】(18)上記(17)のレンズユニットに
おいて、同期信号は映像信号から同期分離した垂直同期
信号とした。
【0052】(19)上記(17)のレンズユニットに
おいて、同期信号はカメラユニットから伝達された通信
同期信号とした。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本実施例を図面を用いて説
明する。
【0054】(第1の実施例)図1は第1の実施例によ
る立体映像システムの構成を示す図である。図1におい
て、11は左右視差を作るためのレンズユニットであ
り、対物側で光学系が左右に分離されている。この左右
各々の系に配置された液晶シャッタ(右眼用)102
R、液晶シャッタ(左眼用)102Lは、光束(右眼
用)101R、光束(左眼用)101Lのいずれか一方
の光束しか透過させないように動作する。
【0055】透過した光速はミラー(右眼用)103
R、ミラー(左眼用)103L、プリズム104により
ひとつの光束にまとめられ、絞り手段105を通過した
後にレンズ等で構成される光学系106により交換レン
ズマウント19を通過してカメラユニット12側のCC
D(撮像素子)121の撮像面上に結像される。このよ
うに、あるタイミングでは、左右のいずれかの光束しか
撮像面に達してしないことになる。
【0056】撮像素子121から出力された映像信号
(ビデオ信号)はカメラ信号処理回路122により信号
処理され、信号線123を介してA/D変換回路124
に入力されてデジタル信号に変換され、NTSC等の規
格化された映像信号が信号線125を介して外部に出力
される。
【0057】以下、本実施例の特徴とする部分について
説明する。
【0058】カメラマイコン126はカメラ信号処理回
路122の制御を行うと同時に、レンズマイコン(制御
手段,補正手段、受信手段)14と通信線13(通信手
段,伝達手段)を介して通信を行い、レンズ制御に必要
な情報を定期的に交換している。これらの通信内容につ
いては、特開平10−65952号公報等に開示されて
いるので、ここでは省略するが、ここで重要なこととし
ては、この通信が垂直同期信号に同期して行われている
ことである。
【0059】カメラマイコン126はカメラ信号処理回
路122の制御を行っているため、CCD121の蓄積
期間(蓄積時間)の設定も行っており、その情報を把握
している。
【0060】本実施例では、その蓄積期間の開始時と終
了時が通信を実行するタイミングからどれだけズレてい
るのかをデジタル情報として逐次レンズマイコン14に
伝達している。ここでは図2に示すように垂直同期信号
の立ち上がりからシャッタが開くまでの時間をT1、閉
じるまでの時間をT2としてデジタル情報化している。
【0061】更にカメラマイコン126は現在撮影して
いるフィールドが偶数か奇数かを表す信号(ODD/E
VEN信号)を時間情報と一緒にレンズマイコン14に
伝達している。
【0062】次にレンズ側での処理の流れを説明する。
【0063】レンズマイコン14はカメラマイコン12
6から逐次受け取る2つの時間情報(T1とT2)をも
とに以下の処理を実行する。この流れを図3のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0064】図3は第1の実施例による処理動作を示す
フローチャートであり、不図示のROMに格納されたプ
ログラムに基づいて不図示のCPUの指示により実行さ
れる。
【0065】まず、通信中か通信完了かを判断し(ステ
ップS301)、通信完了と同時に不図示のカウンタの
カウントを開始する(ステップS302)。カウンタは
垂直同期毎にリセットされることになり、NTSC方式
の場合はひとつの垂直同期信号の期間に250回程度カ
ウントするようなカウンタ設定にすればよい。
【0066】そして、カウンタの値がT1と一致したな
らば(ステップS303)、偶数あるいは奇数のフィー
ルドであるかを判断し(ステップS304)、その時が
偶数フィールドであればシャッタ102Rを開ける信号
を発生させ(ステップS305)、奇数フィールドであ
ればシャッタ102Lを開ける信号を発生させる(ステ
ップS306)。
【0067】その後、カウンタの値がT2と一致したな
らば(ステップS307)、各シャッタを閉じる処理を
行う(ステップS308)。
【0068】図2は第1の実施例による各信号波形を示
すタイミングチャートであり、各信号のタイミングがど
のように対応して変化するかを説明する。
【0069】ここでは、2つの機種のカメラユニット
(AとB)を使い分けた場合、各々どのように対応して
シャッタが駆動するかを説明する。
【0070】カメラユニットAの場合は、図2に示す波
形で示される。T1としてカウント値で50、T2とし
てカウント値で230が設定されている。カウンタは垂
直同期信号の期間に250カウントするものとする。
【0071】カメラユニットBの場合はCCDの蓄積時
間が21に示す波形となっている。この場合、波形22
R,22LのT3(垂直同期信号の立ち上がりからシャ
ッタが開くまでの時間)は20で、T4(垂直同期信号
の立ち上がりからシャッタが閉じるまでの時間)は23
0である。
【0072】すなわちカメラ側から、垂直同期信号Vs
yncのタイミングと、垂直同期信号Vsyncを基準
にしたCCDの蓄積時間を考慮したシャッタの開閉タイ
ミングの時間情報T1,T2をレンズ側へ送信すること
により、レンズマイコン14はCCDの蓄積タイミング
を考慮した適切なシャッタ開閉を行うように制御する。
【0073】このように第1の実施例では、交換レンズ
方式の立体映像撮像システムにおいて、どのレンズユニ
ットとどのカメラユニットとの組み合わせにおいても適
切な液晶シャッタ切替タイミングが設定されるため、シ
ャッタ開閉タイミングのズレに伴う露出量低下(光量低
下)やクロストークの発生が回避され、常に良好な立体
映像の撮影が可能となる。
【0074】(第2の実施例)図4は第2の実施例によ
る立体映像システムの構成を示す図である。上記第1の
実施例ではレンズマイコン14のソフトェアによって実
現しているのに対して本実施例ではタイミングに関する
部分をハードウェアによって実現している点が異なる。
なお、図1と同様の部分については説明を省略し、液晶
シャッタの駆動回路の部分のみの説明をする。
【0075】図4において、43はレンズマイコン14
からトリガ信号を出力するための信号線である。このト
リガ信号はプログラマブルカウンタ41,42のカウン
ト開始のトリガ信号となっており、このパルス出力によ
って2つのプログラマブルカウンタのカウントが開始さ
れる。
【0076】44はプログラマブルカウンタ41,42
のカウント値を予め書き込むための書込み信号を出力す
るための信号線であり、この書込み信号線により各回の
カウントが開始される前に逐次、前回の通信で取得した
上述した垂直同期信号の立ち上がりからシャッタが開く
までの時間T1、垂直同期信号の立ち上がりからシャッ
タが閉じるまでの時間T2に対応する数値を設定する。
【0077】各々のカウンタ41,42の出力は、液晶
シャッタ102の開くタイミングと閉じるタイミングに
対応するパルス出力を次の論理回路ブロック74に与え
る。
【0078】141は偶数フィールドと奇数フィールド
を識別する奇数/偶数判別信号である。この信号はレン
ズマイコン14が毎回の通信でカメラユニット12から
取得する情報に基づいている。74はカウンタ41,4
2からのシャッタを開くタイミングと閉じるタイミング
に対応するパルスと、奇数/偶数判別信号(ODD/E
VEN信号)に基づいて、シャッタの開閉制御信号をド
ライバ15L,15Rへと供給する論理回路ブロックで
ある。
【0079】このような構成により、従来例では垂直同
期信号の立ち上がりからシャッタが開くまでの時間、垂
直同期信号の立ち上がりからシャッタが閉じるまでの時
間が固定であったのに対して本実施例ではプログラマブ
ルカウンタ41,42により任意の設定が可能である。
【0080】このように上記第1,2の実施例ではカメ
ラユニット側のCCD蓄積タイミングに対応して、レン
ズユニット側の液晶シャッタの開閉タイミングを適合さ
せるようにした。つまり、交換レンズシステムのレンズ
ユニットとカメラユニットとの間に通信手段を用いてC
CD蓄積タイミングに関する情報をカメラユニットから
レンズユニットに伝達して、レンズユニットではこの情
報に基づいて液晶シャッタの開閉タイミングを制御する
ことにより、シャッタ開閉タイミングのズレに伴う露出
量低下(光量低下)やクロストークの発生が回避され、
常に良好な立体映像の撮影が可能となる。
【0081】(第3の実施例)図5は第3の実施例によ
る立体映像撮像装置の構成を示す図である。図5におい
て、201は左右のシャッタ(201Rは右眼用のシャ
ッタ、201Lは左眼用のシャッタ)であり、適切な周
期で左右開閉を繰り返すことで時分割の立体映像を入力
する。202は左右のミラー(202Rは右眼用のシャ
ッタ、202Lは左眼用のシャッタ)であり、左右の光
軸の向き(輻輳角)を調整する。203はプリズムであ
り、左右の光軸に分割する。
【0082】204はレンズであり、映像を取り込む。
205はCCD等の撮像素子であり、レンズ2004か
らの立体映像を取り込む。206は映像処理回路であ
り、CCD205からの情報を処理することで映像信号
Voutを作り出す。
【0083】207はカメラマイコンであり、カメラ
(カメラ部)内の制御を行うと同時にレンズ部への通信
としてCCD205の蓄積時間の遅れ情報を伝達する。
208はレンズマイコンであり、レンズ部内の制御を行
うと同時に、蓄積時間の遅れ情報からシャッタ201の
駆動タイミングを補正するタイミング情報を出力する。
【0084】209は同期分離回路であり、垂直同期信
号(および、奇数フィールド偶数フィールド判別信号O
DD/EVEN)を取り出す。210は補正回路であ
り、同期信号、タイミング情報から蓄積時間に適したシ
ャッタ駆動信号を出力する。
【0085】立体映像を撮像する上で、同期信号を用い
てシャッタ201の駆動を行うが、この場合だとCCD
205の蓄積時間のズレにより、シャッタ開閉とのズレ
が生じ、左右の映像のクロストークが発生する。
【0086】CCD205は光を感光部で受け、それを
蓄積することで電気的データへと変換し撮像信号を出力
し、1フレーム毎に蓄積するが、この蓄積を開始するタ
イミングは垂直同期信号に対してある一定の遅れを持っ
ている(この遅れ量はカメラ部のフォーマットで決まっ
ている)。
【0087】シャッタ駆動信号は同期信号をもとに形成
されるので蓄積の遅れ時間の分だけ生じる。そこで、ズ
レを補正する回路を追加することで左右のクロストーク
は低減される。
【0088】しかし、交換レンズシステムにおいてはカ
メラ(カメラ部)、レンズ(レンズ部)が常に同じ組み
合わせとは限らないので蓄積時間のズレによる補正にお
いて、その補正量をカメラ(カメラ部)が変われば、そ
の都度変更してやる必要がある。そこで、補正量を決定
するためにカメラ−レンズ間の通信フォーマットに蓄積
時間情報を追加することでカメラ−レンズ間の組み合わ
せによらず、常に蓄積時間に適したシャッタ駆動が可能
となる。
【0089】まず、ミラー202、プリズム203によ
って左右視差を持って入力された映像はCCD205を
通して映像処理回路206で映像信号(ビデオ信号)と
して出力する。ここで、左右の光軸上にはシャッタ20
1があり、交互に開閉を繰り返すので左右の映像が並ん
だフィールドシーケンシャルの立体映像が形成される。
【0090】また、カメラマイコン207においてはカ
メラ(カメラ部)内の各種制御を行うが、それと同時に
チップセレクト信号CSに同期してレンズ(レンズ部)
側との通信が行われている(チップセレクト信号は通信
における同期信号)。ここで、CCD205の蓄積時間
の情報をレンズ(レンズ部)側への通信の1つとして送
信する。
【0091】そして、レンズ部では、入力されたビデオ
信号(映像信号)Voutから同期分離回路209にて
垂直同期信号Vsyncを取り出し、それに合わせてH
igh、Lowが反転するODD/EVEN信号を作り
出す。レンズマイコン208では、カメラ側からの通信
による蓄積時間情報からシャッタ201の駆動タイミン
グをどの程度ずらすべきかのタイミング情報を作り、出
力する。シャッタ201の駆動方法としてはCCD20
5の蓄積時間に対して、閉→開では蓄積終了時間よりも
少なくとも後に透過、開→閉では蓄積開始時間よりも少
なくとも前に非透過の状態にする必要がある。
【0092】この条件を満たすようにシャッタ駆動信号
を補正するタイミング情報を作り出す。よって、補正回
路210にて、同期信号に対してレンズマイコン208
からのタイミング情報により補正、すなわち、ずらして
やることでシャッタ駆動信号とし、クロストークのない
シャッタ駆動が可能となっている。
【0093】このように第3の実施例では、カメラ側か
らレンズ側へCCDの蓄積時間の情報を伝達し、レンズ
側でその情報を基にシャッタの駆動タイミングを決定す
る。これにより、カメラのCCDによらず、常に蓄積時
間に適したシャッタ駆動を実現している。
【0094】(第4の実施例)図6は第4の実施例によ
る立体映像撮像装置の構成を示す図である。301は左
右のシャッタ(301Rは右眼用のシャッタ、301L
は左眼用のシャッタ)であり、適切な周期で左右開閉を
繰り返すことで時分割の立体映像を入力する。302は
左右のミラー(302Rは右眼用のシャッタ、302L
は左眼用のシャッタ)であり、左右の光軸の向きを調整
する。303はプリズムであり、左右の光軸に分割す
る。
【0095】304はレンズであり、映像を取り込む。
305はCCDであり、レンズ3004からの立体映像
を取り込む。306は映像処理回路であり、CCD30
5からの情報を処理することで映像信号(ビデオ信号)
Voutを作り出す。
【0096】307はカメラマイコンであり、カメラ
(カメラ部)内の制御を行うと同時にレンズ部への通信
としてCCD305の蓄積時間の遅れ情報を伝達する。
308はレンズマイコンであり、レンズ部内の制御を行
うと同時に、蓄積時間の遅れ情報からシャッタ301の
駆動タイミングを補正するタイミング情報を出力する。
【0097】309は同期分離回路であり、垂直同期信
号(および、ODD/EVEN)を取り出す。310は
補正回路であり、同期信号、タイミング情報から蓄積時
間に適したシャッタ駆動信号を出力する。
【0098】上記第3の実施例においては、カメラ(カ
メラ部)側からの映像信号(ビデオ信号)Voutから
同期分離を行った同期信号を用いてシャッタ駆動信号を
作り出す場合について説明した。
【0099】しかし、この場合ではカメラ(カメラ部)
側のビデオ出力端子からケーブル等を介してレンズ(レ
ンズ部)側へ接続してやる必要が、レンズ交換システム
であるのにケーブルを用いて接続しているのは外見上あ
まり良いとはいえない。
【0100】そこで、本実施例では、同期信号としてビ
デオ信号(映像信号)を用いるのではなく、カメラ−レ
ンズ間のマウントを介して通信によって同期信号を用い
る場合について説明する。
【0101】まず、ミラー302、プリズム303によ
って左右視差をもって入力された映像はCCD305を
通して映像処理回路306でビデオ信号として出力す
る。ここで、左右の光軸上にはシャッタ301があり、
交互に開閉を繰り返すので左右の映像が交互に並んだフ
ィールドシーケンシャルの立体映像が形成される。
【0102】また、カメラマイコン307においてはカ
メラ(カメラ部)内の各種制御を行うが、それと同時に
チップセレクト信号(CS信号)に合わせて通信が行わ
れている。ここで、CCD305の蓄積時間情報をレン
ズ(レンズ部)側へ通信の1つとして送る。
【0103】このCS信号はカメラ−レンズ間の通信に
おいて、同期を取るのに用いられる。通信も1/60秒
毎に行われていて、図8に示す垂直同期信号(Vsyn
c)aに対して一定の時間Tstだけ遅れている。
【0104】すなわち、CS信号による通信において遅
れ時間Tstを同時に送ることでレンズ側で垂直同期信
号Vsyncと同等に扱うことができる。さらに蓄積時
間情報を用いることで蓄積時間にあったシャッタ駆動タ
イミング(シャッタ駆動信号)に補正することができ
る。
【0105】すなわち、レンズ部でまずレンズマイコン
308によってカメラ側からの通信による蓄積時間情報
からシャッタ301の駆動タイミングをどの程度ずらす
べきかタイミング情報Tmを作り、出力する。
【0106】シャッタ301の駆動方法としては蓄積時
間に対して、開→閉では蓄積時間よりも少なくとも前に
非透過の状態にする必要がある。この条件を満たすよう
に駆動信号を補正するタイミング情報を作り出す。
【0107】さらに、CS信号を用いることで補正回路
310にて、同期信号(ここではCS信号)に対してレ
ンズマイコン308からのタイミング情報により補正す
ることでシャッタ駆動信号とし、クロストークのないシ
ャッタ駆動が可能となっている。
【0108】(第5の実施例)図7は第5の実施例によ
る立体映像撮像装置の構成を示す図である。401は左
右のシャッタ(401Rは右眼用のシャッタ、401L
は左眼用のシャッタ)であり、適切な周期で左右開閉を
繰り返すことで時分割の立体映像を入力する。402は
左右のミラー(402Rは右眼用のシャッタ、402L
は左眼用のシャッタ)であり、左右の光軸の向きを調整
する。403はプリズムであり、左右の光軸に分割す
る。
【0109】404はレンズであり、映像を取り込む。
405はCCDであり、レンズ4004からの立体映像
を取り込む。406は映像処理回路であり、CCD40
5からの情報を処理することで映像信号(ビデオ信号)
Voutを作り出す。
【0110】407は同期分離回路であり、ビデオ信号
(映像信号)から垂直同期信号Vsync(およびOD
D/EVEN信号)を取り出す。
【0111】408はカメラマイコンであり、カメラ
(カメラ部)内の制御を行うと同時にレンズ部への通信
としてCCD405の蓄積時間の遅れ情報を伝達する。
409はレンズマイコンであり、レンズ部内の制御を行
うと同時に、同期信号、蓄積時間の遅れ情報から適切な
シャッタ駆動信号を出力する。
【0112】フィールドシーケンシャルの立体映像を記
録する上で左右のシャッタ401左右のシャッタ401
を切り替えるシャッタ駆動信号は同期信号を用いて作り
出す。この最も簡単な方法としてはビデオ信号から垂直
同期信号を取り出し、それを用いることである。
【0113】垂直同期信号Vsyncのパルスタイミン
グに合わせてHigh、Lowが切り替わるODD/E
VEN信号を作り、それと反転出力によって、それぞれ
同期した左右のシャッタ駆動が可能となる。しかし、従
来において、ビデオ信号はカメラ部だけであり、シャッ
タ駆動するレンズ部ではそれを用いることはできない。
【0114】そこで、本実施例においては、カメラ部に
同期分離回路407を加え、カメラ内部において垂直同
期信号を取り出しカメラ−レンズ間の通信フォーマット
に追加し、レンズ側で適したシャッタ駆動信号を作り出
す。
【0115】まず、ミラー402、プリズム403によ
って左右視差をもって入力された映像はCCD405を
通して映像処理回路406でビデオ信号として出力す
る。ここで左右の光軸上にはシャッタ401があり、交
互に開閉を繰り返すので左右の映像が交互に並んだフィ
ールドシーケンシャルの立体映像が形成される。
【0116】また、カメラマイコン408においてカメ
ラ内の各種制御を行うが、それと同時にレンズ間との通
信も行われる。この通信はチップセレクト信号と同期し
て行われる。
【0117】その情報として同期分離回路407からの
出力である垂直同期信号Vsync、さらに垂直同期信
号Vsyncに対してCCD405の蓄積がどの程度ず
れているかという蓄積時間情報を送信する。
【0118】そして、レンズ部では通信で送られた垂直
同期信号、蓄積時間の遅れ情報からレンズマイコン40
9においてシャッタ駆動信号を作り出す。この信号とし
てはCCD405の蓄積時間に対して閉→開では蓄積終
了時間よりも少なくとも後に透過、開→閉では蓄積開始
時間よりも前に非透過にする。この信号でシャッタ40
1を駆動することで左右のクロストークのないシャッタ
駆動が可能となる。
【0119】図8は図5、図6、図7の各信号波形を示
すタイミングチャートである。図8において、aはビデ
オ信号から同期した垂直同期信号Vsyncの波形、b
はカメラ−レンズ間の通信の同期を取るチップセレクト
信号CSの波形、cはCCDの蓄積時間を示す信号の波
形、dは同期信号に対して補正を行ったシャッタ駆動信
号(右)の波形、fは垂直同期信号Vsyncに対する
ODD/EVEN信号の波形である。図8から明らかな
ようにCCDの蓄積時間が、常にシャッタの開放時間内
となるように制御されている。
【0120】このように上記第3〜第5の実施例ではカ
メラのCCD蓄積時間の情報をカメラ−レンズ間の通信
フォーマットに追加することでカメラ、レンズの組み合
わせによらず、左右の映像のクロストークを低減するこ
とが可能となる。
【0121】また、垂直同期信号をカメラ−レンズ間の
通信フォーマットに追加することで、レンズ側へ外部か
らのビデオ信号を入力することなくシャッタ駆動信号を
作り出すことが可能となった。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮像素子の蓄積時間とシャッタの開閉タイミングとのズ
レに伴う光量の低下及びクロストークの発生を防止する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例による構成を示す図
【図2】 第1の実施例による各信号波形を示すタイミ
ングチャート
【図3】 第1の実施例による処理動作を示すフローチ
ャート
【図4】 第2の実施例による構成を示す図
【図5】 第3の実施例による構成を示す図
【図6】 第4の実施例による構成を示す図
【図7】 第5の実施例による構成を示す図
【図8】 図5、図6、図7の各信号波形を示すタイミ
ングチャート
【図9】 従来例の構成を示す図
【図10】 図9の各信号波形を示すタイミングチャー
【図11】 従来例の構成を示す図
【符号の説明】
11 レンズユニット 12 カメラユニット 13 通信線(通信手段,伝達手段) 14 レンズマイコン(制御手段,補正手段,受信手
段) 19 交換レンズマウント 102 液晶シャッタ(光線遮蔽手段) 103 ミラー 121 CCD(撮像素子) 126 カメラマイコン

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズユニットとカメラユニットからな
    り、フィールド順次記録方式で左右視差をもって立体映
    像の撮影を行い前記レンズユニットを交換可能な立体映
    像撮像システムであって、前記レンズユニットに、左右
    視差をもって立体映像撮影を行うための左右それぞれの
    系統の光学系と、このそれぞれの系統の光学系に対応し
    て配置され、時分割で入射光の切替えを行う遮蔽手段
    と、該遮蔽手段の開閉タイミングを制御する制御手段
    と、前記カメラユニットと通信を行う通信手段とを備
    え、前記制御手段は通信手段により受信した情報に含ま
    れる前記カメラユニットの露光タイミングの情報に基づ
    いて前記遮蔽手段の開閉タイミングを制御することを特
    徴とする撮像システム。
  2. 【請求項2】 カメラユニットと通信を行うタイミング
    は映像の繰り返し周期に同期していることを特徴とする
    請求項1記載の撮像システム。
  3. 【請求項3】 フィールド順次記録方式で左右視差をも
    って立体映像の撮影を行う撮像システムに使用され、該
    撮像システムのカメラユニットに対して交換可能なレン
    ズユニットであって、左右視差をもって立体映像撮影を
    行うための左右それぞれの系統の光学系と、このそれぞ
    れの系統の光学系に対応して配置され、時分割で入射光
    の切替えを行う遮蔽手段と、該遮蔽手段の開閉タイミン
    グを制御する制御手段と、前記カメラユニットと通信を
    行う通信手段とを備え、前記制御手段は通信手段により
    受信した情報に含まれる前記カメラユニットの露光タイ
    ミングの情報に基づいて前記遮蔽手段の開閉タイミング
    を制御することを特徴とするレンズユニット。
  4. 【請求項4】 カメラユニットと通信を行うタイミング
    は映像の繰り返し周期に同期していることを特徴とする
    請求項3記載のレンズユニット。
  5. 【請求項5】 レンズユニットとカメラユニットからな
    り、被写体を左右視差をもって撮像し該レンズユニット
    を交換可能な撮像システムであって、前記カメラユニッ
    トから前記レンズユニットへ撮像素子の蓄積タイミング
    の情報を伝達する伝達手段を有することを特徴とする撮
    像システム。
  6. 【請求項6】 左右の映像を切り替えるシャッタを有し
    ており、レンズユニットに伝達された蓄積タイミングの
    情報に基づいて前記シャッタの駆動タイミングを補正す
    る補正手段を有することを特徴とする請求項5記載の撮
    像システム。
  7. 【請求項7】 蓄積タイミングの情報は、撮像素子の蓄
    積開始までの遅れ時間の情報、蓄積終了までの遅れ時間
    の情報であり、補正手段は、同期信号と前記蓄積開始ま
    での遅れ時間の情報、前記蓄積終了までの遅れ時間の情
    報に基づいてシャッタの駆動タイミングを補正すること
    を特徴とする請求項6記載の撮像システム。
  8. 【請求項8】 同期信号は映像信号から同期分離した垂
    直同期信号であることを特徴とする請求項7記載の撮像
    システム。
  9. 【請求項9】 同期信号はカメラユニットからレンズユ
    ニットに伝達される通信同期信号であることを特徴とす
    る請求項7記載の撮像システム。
  10. 【請求項10】 レンズ部とカメラ部からなり、被写体
    を左右視差をもって撮像し該レンズ部を交換可能な撮像
    装置であって、前記カメラ部から前記レンズ部へ撮像素
    子の蓄積タイミングの情報を伝達する伝達手段を有する
    ことを特徴とする撮像装置。
  11. 【請求項11】 左右の映像を切り替えるシャッタを有
    しており、レンズ部に伝達された蓄積タイミングの情報
    に基づいて前記シャッタの駆動タイミングを補正する補
    正手段を有することを特徴とする請求項10記載の撮像
    装置。
  12. 【請求項12】 蓄積タイミングの情報は、撮像素子の
    蓄積開始までの遅れ時間の情報、蓄積終了までの遅れ時
    間の情報であり、補正手段は、同期信号と前記蓄積開始
    までの遅れ時間の情報、前記蓄積終了までの遅れ時間の
    情報に基づいてシャッタの駆動タイミングを補正するこ
    とを特徴とする請求項11記載の撮像装置。
  13. 【請求項13】 同期信号は映像信号から同期分離した
    垂直同期信号であることを特徴とする請求項12記載の
    撮像装置。
  14. 【請求項14】 同期信号はカメラ部からレンズ部に伝
    達される通信同期信号であることを特徴とする請求項1
    2記載の撮像装置。
  15. 【請求項15】 被写体を左右視差をもって撮像する撮
    像システムに使用され、該撮像システムのカメラユニッ
    トに対して交換可能なレンズユニットであって、前記カ
    メラユニットから伝達された撮像素子の蓄積タイミング
    の情報を受信する受信手段を有することを特徴とするレ
    ンズユニット。
  16. 【請求項16】 左右の映像を切り替えるシャッタを有
    しており、受信した蓄積タイミングの情報に基づいて前
    記シャッタの駆動タイミングを補正する補正手段を有す
    ることを特徴とする請求項15記載のレンズユニット。
  17. 【請求項17】 蓄積タイミングの情報は、撮像素子の
    蓄積開始までの遅れ時間の情報、蓄積終了までの遅れ時
    間の情報であり、補正手段は、同期信号と前記蓄積開始
    までの遅れ時間の情報、前記蓄積終了までの遅れ時間の
    情報に基づいてシャッタの駆動タイミングを補正するこ
    とを特徴とする請求項16記載のレンズユニット。
  18. 【請求項18】 同期信号は映像信号から同期分離した
    垂直同期信号であることを特徴とする請求項17記載の
    レンズユニット。
  19. 【請求項19】 同期信号はカメラユニットから伝達さ
    れた通信同期信号であることを特徴とする請求項17記
    載のレンズユニット。
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