JP2002090804A - 光量制御装置及びこれを備えたカメラ装置 - Google Patents
光量制御装置及びこれを備えたカメラ装置Info
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Abstract
根部材を互いに重ね合わせて一つの基盤上に配置するに
際し、装置が厚く大型化することなく制作および組み立
てが容易で安価な光量制御装置の提供を課題とし、そし
てこれらの光量制御装置を組込んだカメラ装置の小型
化。 【解決手段】光軸開口8を有する一対の基板1、2の間
に異なったタイミングでこの光軸開口8を遮蔽或いは光
量調節する2組以上の羽根部材3、5を中間介在板4を
介して重ね合わせた光量制御装置であって、上記羽根部
材3、5の作動領域外で互いに接合する突出部を上記一
対の基板1、2それぞれに形成し、この突出部間に上記
中間介在板4を挟み込み固定したものであり、またこの
突出部は基板1、2に一体の突起若しくは該基板1、2
と別部材のスペーサで形成してなる光量制御装置及びこ
れを備えたカメラ装置。
Description
スチールカメラなど各種カメラ装置に用いる光量制御装
置に係わり、特に撮影光量を大小規制する光量絞り、或
いは撮影光量を遮蔽するシャッターなど光量制御装置に
関する。
部に組み込まれ光軸開口を有するリング状の基盤と、こ
の基盤に回動自在に取付けられ、光軸開口に臨ませた1
枚或いは複数枚の羽根部材と、この羽根部材に連結され
上記基盤に取付けた電磁駆動装置で構成されている。そ
してこの電磁駆動装置に電流を供給して上記羽根部材を
回動して光軸開口を遮蔽或いは開口径を絞るようにして
いる。
根と光軸開口を大小規制する絞り羽根を1つの基盤上に
重ね合わせて絞り調整とシャツター開閉を同時に行うも
のが例えば特開平10−221740号公報に提案され
ている。
2二つの羽根部材の運動が互いに干渉しないように二つ
の羽根の間に干渉防止板(以下中間介在板と称す)を設
ける必要があり、このことは前掲公報に示唆されてい
る。ところが、このような中間介在板を基盤と同様に樹
脂のモールド成型品で構成すれば装置が厚くなりまたそ
の製造コストが嵩む問題が起きる。
羽根絞り羽根などの二つ以上の羽根部材を互いに重ね合
わせて一つの基盤上に配置するに際し、装置が厚く大型
化することなく制作および組み立てが容易で安価な光量
制御装置の提供を課題とし、そしてこれらの光量制御装
置を組込んだカメラ装置の小型化を課題としている。
決する為以下の構成を特徴としている。まずこの発明
は、光軸開口を有する一対の基板の間に異なったタイミ
ングでこの光軸開口を遮蔽或いは光量調節する2組以上
の羽根部材を中間介在板を介して重ね合わせた光量制御
装置であって、上記羽根部材の作動領域外で互いに接合
する突出部を上記一対の基板それぞれに形成し、この突
出部間に上記中間介在板を挟み込み固定したものであ
り、またこの突出部は基板に一体の突起若しくは該基板
と別部材のスペーサで形成することが可能である。
に突起、他方に該突起適合する凹陥溝を形成して位置決
めすることによって、位置ずれすることなく中間介在板
を固定することができ、かかる構成により、前記中間介
在板は板厚0.3mm以下の薄板材で構成することが可
能である。
段を取り付けた第1の基板と、この第1の基板上にシャ
ツター羽根を配置し、次いで中間介在を介して絞り羽根
と第2の基板をこの順に配置し、第1と第2の基板をビ
スなどの固定手段で固定することによって、装置を簡単
に組み立てることが出来る。
て作成されバリ側を絞り羽根側に面するように配置する
ことによって、高速動作を要求されるシャツター羽根が
バリなどで運動を阻害されることがない。
とも1つと同一素材で形成することによって更に安価に
製造することができ、その素材を板厚0.3mm以下の
合成樹脂フイルムとすることも可能であり、装置を薄型
に提供できる。
光軸開口を有し、少なくとも3つの駆動手段を取り付け
た第1の基板と、この第1の基板上にシャツター羽根を
配置し、次いで第1の中間介在板を介して第1の絞り羽
根を、第2の中間介在板を介して第2の絞り羽根と第2
の基板を順次この順に配置し、上記各羽根の作動領域外
で第1の基板と第2の基板それぞれに上記第1の中間介
在板及び上記第2の中間介在板に当接する複数の突出部
を形成し、この突出部間に上記第1と第2の中間介在板
を挟み込み、上記第1と第2の基板をビスなどの固定手
段で固定することによって3組以上の羽根を重ね合わせ
て構成することも可能である。
一実施例に基づいて詳述する。
ように上下一対の基板1、2の間にシャッター羽根3と
中間介在板4と絞り羽根5とをこの順に重ね合わせて構
成され、この基板の一方(第1基板1)にシャッター羽
根3と絞り羽根5とを個別にそれぞれ開閉する駆動装置
(アクチュエータ)6、7が取付けられている。
%含有のポリカーボネートのモールド成形で後述のカメ
ラ鏡筒に合わせてこれに組み込み可能な形状に形成して
ある。図示の基板1は最近のカメラ鏡筒の小型化に伴い
直径20mmで構成してある。
光軸が位置するように光軸開口8が設けられ、図1に示
すその表面側にはシャッター羽根3を軸承するピン9、
10と絞り羽根5を軸承けするピン11が一体に植設し
てある。これ等のピン9、10及び11は基板と別体の
ピン部材を取付けても、また第2基板2側に設けても良
く、その数と配置位置は後述のシャッター羽根及び絞り
羽根の構成枚数によって決定される。
縁にシャッター羽根3を案内する**突起状ガイド1
2、13が設けてあり、図示のものは後述するシャッタ
ー羽根が2枚構成の為、この突起状ガイドも第1基板に
面する重ね合せ下位側の羽根3aを支持するガイド12
と上位側の羽根3bを支持するガイド13の二つを備え
ている。この突起状ガイドは各羽根3a、3bの摺動動
作を円滑にするように運動軌跡内にリブ状に形成され、
その形状は複数突起を運動方向に並べても、或いは同心
円状に複数の突起状で形成しても良い。
るガイド12は光軸に直交する平面で羽根を支持するよ
うに均一な高さのリブで構成され、同じくガイド13も
均一な高さで上位側の羽根3bを支持するリブで構成さ
れている。このガイド12と13には高低差が形成して
あり、重なり合う各羽根3a、3bの間に少許のギャッ
プ(空間)を形成するように重ね合せ下位側の羽根3a
を支持するガイド12を低く、上位側の羽根3bを支持
するガイド13を高く構成してある。
に対し、ガイド12と13の高低差を0.2mmに設定
してあり羽根3aと3bの間に0.13mmのギャップ
が形成されるようになっている。
で徐々に高くなる傾斜面12sが設けてありその構成の
作用は後述する。
成形状は既に種々知られ、図示のものは2枚構成を一例
として示している。シャッター羽根は通常アルミ板を型
抜きした後、黒色アルマイト処理を施した薄板で作成し
ているが、この場合厚さが0.3mm程度の板材となり
羽根開閉時のイナーシャが大きく高速で開閉する際、起
動時に及び終動時のトルクが問題となる。
ム、例えば黒色顔料入りポリエステルフィルムを型抜き
加工し、アニーリングした後、遮光性のある艶消しコー
ティングを施して0.07mm厚の樹脂フィルムで作成
してある。
開口8を2分して開閉するよう内側に円弧状の湾曲部3
1a、31bを有し、その先端32a、32bは全開状
態でも互いに重なり合うように形成されている。各羽根
の基端部には前記第1基板1に植設したピン9、10に
嵌合する係合孔33a、33bが形成されている。従っ
てこのピン9、10を中心に羽根3は左右に揺動して光
軸開口を開閉することとなる。
み込まれ、次いで絞り羽根5が組み込まれるがこの羽根
相互の干渉を防止するため次の構成の中間介在板4が設
けてある。図示の中間介在板4は偏平状板部材で構成さ
れシャッター羽根3が組込まれた第1基板1にこの羽根
と少許の間隙、例えば0.2mm乃至0.4mmを形成
するように第1基板に設けた突出部15a、15b、1
5c、15dに載置して取付けられる。また、この中間
介在板4には位置決め孔41、42が穿設され第1基板
1に植設した位置決めピン16、17と嵌合してその位
置が保証されるようになっている。
付ける固定ビスの受け部13、14があり、中間介在板
4には切欠部43でこの受け部13、14を逃げるよう
になっている。
げ穴、図示45、46は後述の駆動装置の伝動部材の嵌
合溝である。
説明すると、かかる中間介在板4はアルミなどの薄板材
をプレス加工で打抜き、その後アルマイト表面処理を施
して作成すれば良く、この場合プレス加工でバリの生ず
る面を絞り羽根側にその反対面をシャッター羽根側に向
けて第1基板上に取付ける。
工で作成することによってこれを合成樹脂モールドで作
成した場合に比べ数ミリ程度の薄型化が可能である。図
示の中間介在板4はシャッター羽根3と同様に黒色顔料
を含有したポリエステルフィルム(厚さ0.7mm)を
型抜き加工し、アニーリングした後、これを遮光性のあ
る艶消しコーティングして作成し、型抜き時のバリ面側
を絞り羽根側に位置させている。
根5は図示のように1枚構成、2枚構成など種々の構成
が知られその多くが本発明に採用可能である。図示の絞
り羽根5は黒色顔料を含有したポリエステルフィルム
(厚さ0.7mm)を型抜き加工、アニーリングした後
これを遮光性のある艶消しコーティングして作成してあ
る。つまり図示のシャッター羽根、中間介在板、絞り羽
根はいずれも同一素材を型抜き加工によって作成してあ
るので製造工程ではこれら3種の部品を同一工程で処理
することもできそのコストメリットは大きい。
に植設されたピン11の係合孔51と後述する駆動装置
の伝動部材と係合するスリット52が形成されている。
尚、第1基板1に植設されたピン11は中間介在板4の
切欠溝45を貫通して絞り羽根5の係合孔51と嵌合す
るようになっている。
羽根3、中間介在板4、絞り羽根5はこの順に重ね合せ
られ、図3で示す様に中間介在板4を挟み込んだ状態で
第2基板2を第1基板1に取付けることによって各構成
部品が固定され組立てられる。
加工によって形成され、その中央に光軸開口8と基板1
に植設したピン9、10および16、17に嵌合する孔
21a、21b、21c、21dが形成してある。この
第2基板2には、プレス加工による図1の紙面裏側に突
出したタボ状の突出部22a、22b、22c、22d
が前記第1基板1の突出部15a、15b、15c、1
5dと互いに接合する位置に形成してある。従って、前
記中間介在板4は第1基板1の突出部15a、15b、
15c、15dと第2基板2の突出部22a、22b、
22c、22dとに挟み込まれ、両基板を固定ビス60
で結合することによって中間介在板4が固定され、この
中間介在板4と第1基板1の突起状ガイド12、13と
の間にシャッター羽根3a、3bが支持され、またこの
中間介在板4と第2基板2との間に絞り羽根5が支持さ
れる。
ィルムを図示形状に打抜き成形したものを示したが、こ
の羽根5の光軸開口8にNDフィルター(neutral dens
ity filter)を貼り合わせることも可能なことは勿論で
ある。そこでかかる構成のシャッター羽根3と絞り羽根
5とを開閉する駆動装置について説明する。
シャッター羽根用の駆動装置6を絞り羽根用の駆動装置
7とが同一の構成で取付けてある。
7を説明すると第1基板1には一体にフランジ61と6
2が形成され、この二つのフランジ61、62にブラケ
ット状の保持部材63が固定ビス64によって取付けら
れている。この第1基板1裏面と保持部材63との空間
に以下のマグネットロータ65、磁力誘導部材66、6
7とコイル68が保持されるようになっている。
るように励磁された強磁性材例えば希土類の円筒状マグ
ネット65aに合成樹脂製の軸部材65bを圧入して一
体的に構成され、この軸部材65bには一体にアーム状
の伝動部材69が形成してあり、このアーム状の伝動部
材69は羽根部材3及び5のスリット34a34b及び
52に係合するようになっている。
は角柱形状)のコイル枠68aに螺旋状に導線を捲廻し
て構成され、このコイル68は全体として円筒状を呈し
ている。
とコイル68とはその軸方向を光軸(X−X)方向にそ
れぞれ並べて併設する。これは通常筒状を呈するマグネ
ットロータ65とコイル68とをそれぞれ方向を揃えて
並べて併設することがこれら占有スペースを小型化でき
更にこれを光軸方向に沿っても並べることが最も効率的
であるとの知見に基づくものである。
68とは第1基板1と保持部材63との間に次のように
取付けられる。まずマグネットロータ65はその軸65
bの両端を第1基板1の嵌合孔70と保持部材63の嵌
合孔71に嵌合支持され、マグネットロータ65は回動
自在に支承される。コイル68は次に説明する一対の磁
力誘導部材66と67との間に挟持され、この磁力誘導
部材66と67を第1基板1と保持部材63との間に固
定される。
とマグネットロータとはこのコイルに生起する磁界によ
ってマグネットロータ65の周囲にN−S2極を形成す
るよう一対の磁力誘導部材66、67で磁気的に連結さ
れる。
部材66、67の基端部66a、67aが嵌合されコイ
ルに生起される磁界内にその一端が臨み、同部材の先端
部66b、67bはマグネットロータ65の周囲で少許
の間隔を隔てて互いに対向するように配置される。
付座部66c、67cとして第1基板1と保持部材63
とに当接して保持部材のねじ止めにともなって固定され
る。
67eが第1基板1の孔72と保持板63の孔73に嵌
合して位置決めされ、磁力誘導部材63の基端部66
a、67aは図4のように距離Lを保つように互いに組
み合わせて基板1と保持板63との間に固定する。この
とき磁力誘導部材66、67は少なくとも1ヶ所折曲部
66f、67fを備えていて、コイル68の長手方向長
さLの略中央1/2Lで先端部66b、67bが磁極を
形成するようになっている。
しマグネットロータ65の長手方向長さmが小さくL>
mの関係にしてあり、ほぼ平坦に形成した第1基板1裏
面に対し、保持部材(ブラケット)63側に段差72を
設けて第1基板1と保持部材63との間に大きいコイル
取付用の間隔Lと小さいロータ取付用の間隔mとが形成
してある。
部は一方66fが小さく他方67fを大きく曲げている
が、好ましくは両者の折り曲げ量を等しくすることが磁
気抵抗が等しくできるが図示の如く他の構成部品のレイ
アウト上これをいずれか一方に偏らせることは適宜可能
である。
の磁界が生起するようになっている。
が180度隔てて対向するように着磁してあり、その周
囲に一対の磁力誘導部材66、67の先端部66b、6
7bが180度隔てて対向するように配置され、この先
端湾曲部66b、67bがロータ65との距離を最短に
してある。従って磁力誘導部材66基端部のコイル68
に無通電の状態では常にロータ65は先端湾曲部66
b、67bのいずれか近い方に吸引作用を受け、コイル
68の通電によって先端湾曲部にN−3いずれかの磁極
を生起することによって反対方向に回動力を受ける。そ
して上記ロータ65は第1基板1に形成したスリット7
4、75で回転角度を図5の開放位置と図6の閉鎖位置
との間で規制されている。つまり図5の位置でコイルに
無通電状態ではロータ65は反時計方向に回転力を受
け、スリット74、75の端縁で阻止されその位置を保
持している。次にコイル68に電流を供給してマグネッ
トロータの磁極と同じ磁極を磁力誘導部材66b、67
bに生じさせると互いに反発してロータ65は時計方向
に回転しその中立点を過ぎたところで電流を遮断すると
ロータ65は対向する反対側の磁力誘導部材66b、6
7bに吸引され図6のスリット74、75の端縁で阻止
されるまで時計方向に回転する。このようにして羽根は
開いた状態から閉じた状態に作動しその位置に保持され
る。逆にコイル68に逆方向の電流を通電すると同様に
羽根は閉じた状態から開いた状態に作動する。
の光量制御装置は例えば図7に示すようにカメラ装置に
組込まれる。
(鏡筒)110に複数枚構成で取付けられている前レン
ズ群140と後レンズ群150との間に前記光量制御装
置(図1、2における160)が組込まれている。
群150から光を光電変換するCCDなどの光電変換素
子190が設けられ、またカメラボディー100側の制
御基板180に電気的に接続され電源供給のタイミング
がコントロールされる。この制御基板180には装置の
制御マイクロコンピュータが組み込まれ、シャツター釦
200の操作で撮影を実行するようになっている。
て説明すると、3はシャッタ羽根5は絞り羽根を示し、
EMOは絞り駆動用の電磁駆動手段、SMOはシャッタ
駆動用の電磁駆動手段を各々示している。又、140は
前レンズ、150は後レンズ、190は光電変換素子、
GPSは光電変換素子190から出力された画像信号の
記憶処理等を行う画像信号処理回路、SW1はシャツタ
ー釦200で操作されるレリーズスイッチ、SW2はメ
インスイッチ、CPUはマイクロコンピュータを各々示
す。更に、SMCはシャッタ駆動用の電磁駆動手段SM
Oに駆動信号を供給するシャッタ駆動回路、EMCは絞
り駆動用の電磁駆動手段EMOに駆動信号を供給する絞
り駆動回路、CCD−MCは光電変換素子190の電荷
蓄積及び電荷放出を制御する電子シャッタ制御回路を各
々示す。
ると、装置の非作動状態において、シャッター羽根3は
開放状態つまり図1の右側の状態位置にセットされ、絞
り羽根5は図1の実線で示す全開状態に初期設定されて
いる。
影状態に設定すると被写体からの光量をCCDで受けて
前記マイクロコンピュータが絞り値を設定する。図示の
絞り値は2段階で絞り羽根が光軸開口8を規制しない全
開状態(図1の実線で示す状態)と開口を小径に絞った
閉鎖状態(図1の2点斜線で示す状態)をマイクロコン
ピュータが設定する。今、レリーズ釦200が操作され
マイクロコンピュータが小絞りを設定した場合には絞り
駆動回路EMCが働き駆動装置7のコイル68に電流を
供給する。すると絞り羽根5は図1の実線で示す状態か
ら図1の2点斜線で示す状態に移動し光軸開口8を小絞
り状態に規制し、そして羽根5はマグネットロータ65
のマグネット65aが磁力誘導部材66bに吸引されて
供給電流が切られた後もこの状態を保持する。また前記
マイクロコンピュータは露光時間を算出し、所定の遅延
時間の経過後まず光電変換素子190の電荷をリセット
しシャツター羽根3の閉成指示信号を発する。このリセ
ット後の光電変換素子190には被写体からの光量が画
像として蓄えられ、羽根3の閉成指示信号を受けてシャ
ツター駆動回路SMCが駆動装置6のコイル68に所定
の電流を供給する。するとシャツター羽根3は図1の右
側で示す開放状態から図1の左側で示す閉成状態に閉
じ、光電変換素子190の電荷蓄積が終了し、この電荷
はコンピュータからの信号を受けて画像信号処理回路G
PSから内部若しくは外部のメモリーに送られ画像信号
として保管される。その後コンピュータからの信号で絞
り羽根5の駆動装置7に電流が供給されこの羽根は光軸
開口8から退避し、同じくシャツター羽根4もその駆動
コイルに電流が供給され閉じた状態から開いた状態に復
帰し、次の撮影に備えることとなる。
全開状態に設定した場合は前記絞り駆動回路EMCに信
号が発せられず前記駆動装置7に電流は供給されないた
め絞り羽根5は全開状態を維持する。
の二つの羽根部材で構成した場合を説明したが、図10
及び図11にはこれと異なりシャツター羽根3と第1及
び第2の絞り羽根5a、5bとの三つの羽根部材3、5
a、5bで構成した場合を示す。このように本発明は二
つの羽根部材に限らず第3、第4というように複数の羽
根部材を中間介在板を介して順次重ね合わせ第1の基板
と第2の基板を固定することによって各中間介在板を保
持固定することも可能であり、図10及び11に従って
これを説明する。
1,2には光軸開口8が形成され、第1の基板1は合成
樹脂のモールド成型、第2の基板2は薄板材の打ち抜き
加工でそれぞれ製作してあり、第1の基板1には前述の
ものと同一構成の3つの駆動装置6、7、8が光軸開口
8の外周部分に配置されている。この第1の基板1には
シャツター羽根3が前述のものと同様2枚重ね構成で組
み込んであり、その上に第1の中間介在板4aを介して
第1の絞り羽根5a、更にその上に第2の中間介在板4
bを介して第2の絞り羽根5bが組み込んであり最上部
を第2の基板2が覆うようになっている。
5bは光軸中心に基板の光軸開口8より小径で大小異な
った開口8a、8bが形成してある。従って撮影光量は
光軸開口8、次いで大径の絞り開口8a、更に小径の絞
り開口8bの順に3段階に光量調整が出来るようになっ
ている。上記第1、第2の中間介在板4a、4bとシャ
ツター羽根3と第1第2の絞り羽根5a、5bは光軸中
心はいずれも黒色顔料を含有したポリエステルフィルム
(厚さ0.07mm)を型抜き加工し、アニーリングし
た後、これに遮光性のある艶消しコーティングを施して
作成してある。そこで第1の基板1には第1の中間介在
板4aを支持する第1の突出部18a、18b、18
c、18dが4箇所形成してあり、またこれと異なる位
置に第2の中間介在板4bを支持する第2の突出部19
a、19b、19c、19dが4箇所形成してある。こ
の第1の突出部18a、18b、18c、18dは第2
の突出部19a、19b、19c、19dより低く高低
差を有していて、第1の突出部18a、18b、18
c、18dに第1の中間介在板4aを支持するようにな
っている。このとき第1の中間介在板4aには第2の突
出部19a、19b、19c、19dを逃げる切欠き部
48が形成してある。
り羽根5aが組み込まれ、次いで第2の中間介在板4b
が上記第2の突出部19a、19b、19c、19dの
上に支持され、その上に第2の絞り羽根5bが組み込ま
れるようになっている。そこで前記第2の基板2には第
1の突出部18a、18b、18c、18dに適合する
第3の突出部28a、28b、28c、28dと第2の
突出部19a、19b、19c、19dに適合する第4
の突出部29a、29b、29c、29dが形成してあ
り、第3の突出部28a、28b、28c、28dは第
4の突出部29a、29b、29c、29dより高くな
っている。そして第2の中間介在板4bにはこの第3の
突出部28a、28b、28c、28dが貫通するよう
切り欠きから成る逃げ部49が形成してある。そこで第
1の基板1に第2の基板2をビス60で固定すれば、第
1の中間介在板4aは第1の突出部18a、18b、1
8c、18dと第3の突出部28a、28b、28c、
28dで挟み込まれ、第2の中間介在板4bは第2の突
出部19a、19b、19c、19dと第4の突出部2
9a、29b、29c、29dで挟み込まれそれぞれ固
定される。尚第1の基板1には第1及び第2の中間介在
板4a、4bを貫通する位置決めピン16、17が設け
てありそれぞれの位置を保証するようになっている。尚
上記第1乃至第4の突出部18、19、28、29はそ
れぞれ4ヶ所に形成する場合を示したがこれはそれ以上
でも或いは3ヶ所若しくは2ケ所であってもよい。前記
駆動手段6、7,8とシャツター羽根3及び第1第2の
絞り羽根5a、5bとの駆動の伝動方法は前述のものと
同様であり、その作用も同様であるので説明を省略す
る。
ター羽根、絞り羽根など二つ以上の羽根部材を互いに重
ね合わせて一つの基盤上に配置するに際し、装置が厚く
大型化することなく制作および組み立てが容易で安価な
光量制御装置の提供が可能である。
装置表側の分解斜視図。
装置裏側の分解斜視図。
装置要部の部分断面図。
装置要部の部分断面図。
装置における駆動装置の要部平面図。
装置における駆動装置の要部平面図。
装置を組み込んだカメラ装置の斜視図。
装置を組み込んだカメラ装置の制御回路構成図。
装置を組み込んだカメラ装置のタイミングチャート。
量制御装置表側の分解斜視
量制御装置要部の部分断面図。
Claims (10)
- 【請求項1】 光軸開口を有する一対の基板の間に異な
ったタイミングでこの光軸開口を遮蔽或いは光量調節す
る2組以上の羽根部材を中間介在板を介して重ね合わせ
た光量制御装置において、上記羽根部材の作動領域外で
互いに接合する突出部を上記一対の基板それぞれに形成
し、この突出部間に上記中間介在板を挟み込み固定した
ことを特徴とする光量制御装置。 - 【請求項2】 前記突出部は基板に一体の突起若しくは
該基板と別部材のスペーサで形成された請求項1記載の
光量制御装置。 - 【請求項3】 前記基板と前記中間介在板との一方に位
置決め用突起、他方に該突起に適合する凹陥溝を形成し
た請求項1記載の光量制御装置。 - 【請求項4】 前記中間介在板は板厚0.3mm以下の
薄板材で構成された請求項1記載の光量制御装置 - 【請求項5】 前記羽根部材は前記光軸開口を遮蔽する
シャツター羽根と前記光軸開口の口径を大小規制する絞
り羽根とで構成され、該シャツター羽根と絞り羽根との
間に中間介在板を配置した請求項1記載の光量制御装
置。 - 【請求項6】 少なくとも2つの駆動手段を取り付けた
第1の基板と、この第1の基板上にシャツター羽根を配
置し、次いで中間介在を介して絞り羽根と第2の基板を
この順に配置し、第1と第2の基板をビスなどの固定手
段で固定した請求項1乃至5記載の光量制御装置。 - 【請求項7】 前記中間介在板は型抜き加工によって作
成されバリ側を絞り羽根側に面するように配置された請
求項5記載の光量制御装置。 - 【請求項8】 前記中間介在板は前記羽根部材の少なく
とも1つと同一素材で形成された請求項1記載の光量制
御装置 - 【請求項9】 前記素材が板厚0.3mm以下の合成樹
脂フイルムである請求項9記載の光量制御装置。 - 【請求項10】 光軸開口を有し、少なくとも3つの駆
動手段を取り付けた第1の基板と、この第1の基板上に
シャツター羽根を配置し、次いで第1の中間介在板を介
して第1の絞り羽根を、第2の中間介在板を介して第2
の絞り羽根と第2の基板を順次この順に配置し、上記各
羽根の作動領域外で第1の基板と第2の基板それぞれに
上記第1の中間介在板及び上記第2の中間介在板に当接
する複数の突出部を形成し、この突出部間に上記第1と
第2の中間介在板を挟み込み、上記第1と第2の基板を
ビスなどの固定手段で固定した光量制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000280866A JP2002090804A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 光量制御装置及びこれを備えたカメラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000280866A JP2002090804A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 光量制御装置及びこれを備えたカメラ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002090804A true JP2002090804A (ja) | 2002-03-27 |
Family
ID=18765618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000280866A Pending JP2002090804A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 光量制御装置及びこれを備えたカメラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002090804A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005156616A (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-16 | Nidec Copal Corp | カメラ用羽根駆動装置 |
CN102466943A (zh) * | 2010-11-18 | 2012-05-23 | 立志凯株式会社 | 光量调整装置及摄像装置 |
JP2012112999A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-14 | Nisca Corp | 光量調整装置 |
JP2015106007A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 日本電産コパル株式会社 | カメラ用羽根駆動装置 |
-
2000
- 2000-09-14 JP JP2000280866A patent/JP2002090804A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005156616A (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-16 | Nidec Copal Corp | カメラ用羽根駆動装置 |
CN102466943A (zh) * | 2010-11-18 | 2012-05-23 | 立志凯株式会社 | 光量调整装置及摄像装置 |
JP2012112999A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-14 | Nisca Corp | 光量調整装置 |
JP2015106007A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 日本電産コパル株式会社 | カメラ用羽根駆動装置 |
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