JP2002088380A - 転用組成油 - Google Patents
転用組成油Info
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- JP2002088380A JP2002088380A JP2000280705A JP2000280705A JP2002088380A JP 2002088380 A JP2002088380 A JP 2002088380A JP 2000280705 A JP2000280705 A JP 2000280705A JP 2000280705 A JP2000280705 A JP 2000280705A JP 2002088380 A JP2002088380 A JP 2002088380A
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- Japan
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- oil
- diversion
- composition oil
- fatty acid
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Abstract
(57)【要約】
【課題】軽油、灯油及び重油の燃料に転用でき、しかも
低公害性の転用組成油を提供すること。 【解決手段】主原料としての脂肪酸メチルエステルと、
副原料としてのエーテル化合物、エタノール、及びパラ
フィン類と、調整剤とからなることを特徴とする転用組
成油。
低公害性の転用組成油を提供すること。 【解決手段】主原料としての脂肪酸メチルエステルと、
副原料としてのエーテル化合物、エタノール、及びパラ
フィン類と、調整剤とからなることを特徴とする転用組
成油。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽油や灯油などと
して使用できる転用組成油に関する。
して使用できる転用組成油に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディーゼルエンジンの排ガスは生
活環境に重大な影響を及ぼすために、燃料油である軽油
の使用規制も検討されており、軽油代替品の必要性が日
増しに増大している。従って、低公害性の燃料に転用で
きる転用組成油の開発が望まれている。
活環境に重大な影響を及ぼすために、燃料油である軽油
の使用規制も検討されており、軽油代替品の必要性が日
増しに増大している。従って、低公害性の燃料に転用で
きる転用組成油の開発が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、軽
油、灯油及び重油の燃料に転用でき、しかも低公害性の
転用組成油を提供することにある。
油、灯油及び重油の燃料に転用でき、しかも低公害性の
転用組成油を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は以下の発明に
よって解決される。 1.主原料としての脂肪酸メチルエステルと、副原料と
してのエーテル化合物、エタノール、及びパラフィン類
と、調整剤とからなることを特徴とする転用組成油。 2.エーテル化合物が、ジブチルエーテルであることを
特徴とする請求項1記載の転用組成油。 3.配合割合が、主原料である脂肪酸メチルエステル5
0.0〜66.0wt%、副原料であるジブチルエーテル
14.5〜15.5wt%、エタノール10.0〜13.
0wt%、パラフィン類2.7〜3.3wt%であることを特
徴とする請求項2記載の転用組成油。
よって解決される。 1.主原料としての脂肪酸メチルエステルと、副原料と
してのエーテル化合物、エタノール、及びパラフィン類
と、調整剤とからなることを特徴とする転用組成油。 2.エーテル化合物が、ジブチルエーテルであることを
特徴とする請求項1記載の転用組成油。 3.配合割合が、主原料である脂肪酸メチルエステル5
0.0〜66.0wt%、副原料であるジブチルエーテル
14.5〜15.5wt%、エタノール10.0〜13.
0wt%、パラフィン類2.7〜3.3wt%であることを特
徴とする請求項2記載の転用組成油。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
する。
【0006】本発明の転用組成油に用いられる主原料
は、脂肪酸メチルエステルである。脂肪酸エステルはRC
OOR' 構造を有し、脂肪酸(RCOOH)とアルコール(R'OH)
のエステル化反応によって合成できる。本発明では脂肪
酸エステルの中でもメチル化された脂肪酸メチルエステ
ルが用いられる。
は、脂肪酸メチルエステルである。脂肪酸エステルはRC
OOR' 構造を有し、脂肪酸(RCOOH)とアルコール(R'OH)
のエステル化反応によって合成できる。本発明では脂肪
酸エステルの中でもメチル化された脂肪酸メチルエステ
ルが用いられる。
【0007】脂肪酸メチルエステルはパーム油又はヤシ
油から製造されたものを用いることが化石原料を使用す
ることなく植物を利用するという観点で好ましい。
油から製造されたものを用いることが化石原料を使用す
ることなく植物を利用するという観点で好ましい。
【0008】副原料としては、エーテル化合物、エタノ
ール及びパラフィン類を用いる。
ール及びパラフィン類を用いる。
【0009】エーテル化合物としては、ジブチルエーテ
ル、ジヘキシルエーテル、ジオクチルエーテル、ジ(2
−エチル−1−ヘキシル)エーテル、又はメチルドデシ
ルエーテル等が挙げられるが、中でも好ましいのはジブ
チルエーテル(GBE)である。
ル、ジヘキシルエーテル、ジオクチルエーテル、ジ(2
−エチル−1−ヘキシル)エーテル、又はメチルドデシ
ルエーテル等が挙げられるが、中でも好ましいのはジブ
チルエーテル(GBE)である。
【0010】パラフィン類としては、パラフィン系油
(パラフィン油)を用いることができる。
(パラフィン油)を用いることができる。
【0011】副原料には、本発明の目的を達成し得る範
囲で、他の物質の添加を排除するものではない。
囲で、他の物質の添加を排除するものではない。
【0012】調整剤としては、たとえば本発明の転用組
成油を軽油に転用する場合、カロリー調整剤(外燃機関
用軽油として使用する場合)、オクタン価調整剤(内燃
機関用軽油として使用する場合)が挙げられ、また灯油
に転用する場合、カロリー調整剤(副原料のエタノール
を過剰に加えることによって実現できる)、重油に転用
する場合、粘性調整剤が挙げられる。
成油を軽油に転用する場合、カロリー調整剤(外燃機関
用軽油として使用する場合)、オクタン価調整剤(内燃
機関用軽油として使用する場合)が挙げられ、また灯油
に転用する場合、カロリー調整剤(副原料のエタノール
を過剰に加えることによって実現できる)、重油に転用
する場合、粘性調整剤が挙げられる。
【0013】パーム油又はヤシ油から製造された主原料
である脂肪酸メチルエステルを使用する場合、調整剤と
して、通常はカロリー調整剤として、パーム油又はヤシ
油を用いることは低公害化という観点から好ましい。
である脂肪酸メチルエステルを使用する場合、調整剤と
して、通常はカロリー調整剤として、パーム油又はヤシ
油を用いることは低公害化という観点から好ましい。
【0014】本発明の転用組成油は、主原料と副原料を
容器内で、ブレンドすることによって製造できる。ブレ
ンド方法は特に限定されない。
容器内で、ブレンドすることによって製造できる。ブレ
ンド方法は特に限定されない。
【0015】本発明の転用組成油を製造する場合、その
配合割合は、 主原料:脂肪酸メチルエステル50.0〜66.0wt% 副原料:ジブチルエーテル14.5〜15.5wt% エタノール10.0〜13.0wt% パラフィン類2.7〜3.3wt% 調整剤:残量% である。
配合割合は、 主原料:脂肪酸メチルエステル50.0〜66.0wt% 副原料:ジブチルエーテル14.5〜15.5wt% エタノール10.0〜13.0wt% パラフィン類2.7〜3.3wt% 調整剤:残量% である。
【0016】調整剤としては、前述のように、転用する
用途によって、カロリー調整剤、オクタン価調整剤、粘
性調整剤等が挙げられる。
用途によって、カロリー調整剤、オクタン価調整剤、粘
性調整剤等が挙げられる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例により本発明の効果を
例証するが、かかる実施例によって、本発明が限定され
るものではない。
例証するが、かかる実施例によって、本発明が限定され
るものではない。
【0018】実施例1 本発明の転用組成油を以下の原料を容器でブレンドして
製造した。
製造した。
【0019】 主原料:脂肪酸メチルエステル 60wt% 副原料:ジブチルエーテル 15wt% エタノール 12wt% パラフィン類 3wt% 調整剤:パーム油 10wt% 上記のようにして製造した転用組成油を、軽油として使
用したところ、JIS規格の特性を有していた。
用したところ、JIS規格の特性を有していた。
【0020】この転用組成油を外燃機関に軽油として使
用したところ、排ガス中の公害成分が総じて50〜75
%減少した。
用したところ、排ガス中の公害成分が総じて50〜75
%減少した。
【0021】
【発明の効果】本発明によると、軽油、灯油及び重油の
燃料に転用でき、しかも低公害性の転用組成油を提供す
ることができる。
燃料に転用でき、しかも低公害性の転用組成油を提供す
ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】主原料としての脂肪酸メチルエステルと、
副原料としてのエーテル化合物、エタノール、及びパラ
フィン類と、調整剤とからなることを特徴とする転用組
成油。 - 【請求項2】エーテル化合物が、ジブチルエーテルであ
ることを特徴とする請求項1記載の転用組成油。 - 【請求項3】配合割合が、主原料である脂肪酸メチルエ
ステル50.0〜66.0wt%、副原料であるジブチル
エーテル14.5〜15.5wt%、エタノール10.0
〜13.0wt%、パラフィン類2.7〜3.3wt%である
ことを特徴とする請求項2記載の転用組成油。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000280705A JP2002088380A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 転用組成油 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000280705A JP2002088380A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 転用組成油 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002088380A true JP2002088380A (ja) | 2002-03-27 |
Family
ID=18765489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000280705A Pending JP2002088380A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 転用組成油 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002088380A (ja) |
-
2000
- 2000-09-14 JP JP2000280705A patent/JP2002088380A/ja active Pending
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