[go: up one dir, main page]

JP2002084250A - 通信装置および通信方法 - Google Patents

通信装置および通信方法

Info

Publication number
JP2002084250A
JP2002084250A JP2000270699A JP2000270699A JP2002084250A JP 2002084250 A JP2002084250 A JP 2002084250A JP 2000270699 A JP2000270699 A JP 2000270699A JP 2000270699 A JP2000270699 A JP 2000270699A JP 2002084250 A JP2002084250 A JP 2002084250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
threshold value
data
dqpsk
time domain
dynamic range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000270699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3836664B2 (ja
Inventor
Hidenobu Fukushima
秀信 福島
Masaru Shindoi
賢 新土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000270699A priority Critical patent/JP3836664B2/ja
Publication of JP2002084250A publication Critical patent/JP2002084250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3836664B2 publication Critical patent/JP3836664B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 D/Aコンバータのダイナミックレンジを有
効に使用可能な通信装置を得ること。 【解決手段】 D/Aコンバータのダイナミックレンジ
を制限するための構成として、IFFT出力の時間領域
データに対して規定のビット誤り率を満たす所定のしき
い値を設け、当該時間領域データを当該しきい値以下に
制限するピークリダクション回路17、を備える構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチキャリア変
復調方式を採用する通信装置に関するものであり、特
に、DMT(Discrete Multi Tone)変復調方式やOF
DM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)変
復調方式等により、既存の通信回線を用いたデータ通信
を実現可能とする通信装置および通信方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の通信装置について説明す
る。近年、コスト削減や既存の設備を有効利用のため、
新たな通信線を増設することなく、既存の電力線(電灯
線)を利用して通信を行う「電力線モデム」が注目され
ている。この電力線モデムは、電力線により接続されて
いる家庭内外、ビル、工場、および店舗等の電気製品を
ネットワーク化することにより、その製品の制御やデー
タ通信等のさまざまな処理を行う。
【0003】現在、このような電力線モデムとしては、
SS(Spread Spectrum)方式を用いたものが考えられ
ている。たとえば、電力線モデムとして、SS方式を用
いた場合、送信側では、所定の情報を変調後、さらに
「拡散符号」を用いて拡散変調を行うことにより、信号
の帯域を数十〜数千倍に広げて送信する。一方、受信側
では、送信側と同一の拡散符号を用いて拡散復調(逆拡
散)を行い、その後、逆拡散後の信号を上記所定の情報
に復調する。
【0004】一方、上記SS方式を採用する通信装置と
異なる変復調方式を採用する通信装置としては、たとえ
ば、マルチキャリア変復調方式を採用する従来の通信装
置がある。ここで、マルチキャリア変復調方式を採用す
る従来の通信装置の動作について説明する。
【0005】まず、マルチキャリア変復調方式として、
OFDM変復調方式を採用する従来の通信装置の、送信
系の動作を簡単に説明する。たとえば、OFDM変復調
方式によるデータ通信を行う場合、送信系では、トーン
オーダリング処理、すなわち、予め設定された周波数帯
の複数のトーン(マルチキャリア)に、伝送可能なビッ
ト数の伝送データを割り振る処理を行う。具体的にいう
と、たとえば、各周波数のtone0〜toneX(X
はトーン数を示す整数)に、予め決められたビット数の
伝送データを割り振っている。そして、上記トーンオー
ダリング処理、および符号化処理が行われることによ
り、1フレーム毎に伝送データが多重化される。
【0006】さらに、送信系では、多重化された伝送デ
ータに対して逆高速フーリエ変換(IFFT)を行い、
逆高速フーリエ変換後のパラレルデータをシリアルデー
タに変換し、その後、D/Aコンバータを通してディジ
タル波形をアナログ波形に変換し、最後にローパスフィ
ルタをかけて伝送データを伝送路上に送信する。
【0007】つぎに、マルチキャリア変復調方式とし
て、OFDM変復調方式を採用する従来の通信装置の、
受信系の動作を簡単に説明する。上記と同様に、OFD
M変復調方式によるデータ通信を行う場合、受信系で
は、受信データ(前述の伝送データ)に対し、ローパス
フィルタをかけ、その後、A/Dコンバータを通してア
ナログ波形をディジタル波形に変換し、タイムドメイン
イコライザにて時間領域の適応等化処理を行う。
【0008】さらに、受信系では、時間領域の適応等化
処理後のデータをシリアルデータからパラレルデータに
変換し、当該パラレルデータに対して高速フーリエ変換
を行い、その後、周波数ドメインイコライザにて周波数
領域の適応等化処理を行う。
【0009】そして、周波数領域の適応等化処理後のデ
ータは、複合処理(最尤複合法)およびトーンオーダリ
ング処理によりシリアルデータに変換され、その後、レ
ートコンバート処理、FEC(forward error correcti
on:前方誤り訂正)、デスクランブル処理、CRC(cy
clic redundancy check:巡回冗長検査)等の処理が行
われ、最終的に伝送データが再生される。
【0010】このように、OFDM変復調方式を採用す
る従来の通信装置では、CDMAやシングルキャリア変
復調方式では得ることのできない、たとえば、伝送効率
の良さおよび機能のフレキシビリティを利用して、高レ
ートの通信を可能としている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
OFDM変復調方式を採用する従来の通信装置において
は、以下に示すような問題点があった。
【0012】図11は、従来の問題点を説明するための
図であり、詳細には、上記高速逆フーリエ変換後の波形
を示す図である。図示のように、従来の通信装置におい
ては、IFFT出力が、一部分だけ急激に増減するよう
な波形となることがあるため、この範囲でD/Aコンバ
ータのダイナミックレンジを設定すると、それ以外の部
分については当該ダイナミックレンジを有効に使用でき
ず、D/Aコンバータのビット数によっては波形を正確
に表現できない、という問題があった。
【0013】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、規定のビット誤り率を提供しつつ、D/Aコンバ
ータのダイナミックレンジを有効に使用可能な通信装置
および通信方法を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかる通信装置にあっ
ては、D/Aコンバータのダイナミックレンジを制限す
るための構成として、IFFT出力の時間領域データに
対して規定のビット誤り率を満たす所定のしきい値を設
け、当該時間領域データを当該しきい値以下に制限する
ダイナミックレンジ制限手段、を備えることを特徴とす
る。
【0015】つぎの発明にかかる通信装置において、前
記ダイナミックレンジ制限手段は、DQPSK用に、伝
送路のS/N比にしたがって決定されたデータ通信時の
使用トーン数と、前記時間領域データにおけるピーク値
の1/M(自然数)に設定したしきい値と、が対応付け
られたDQPSK用しきい値テーブルを備え、前記DQ
PSK用しきい値テーブルから、使用トーン数に対応す
るしきい値を読み出し、さらに、前記時間領域データを
当該しきい値以下に制限し、制限後のデータをD/Aコ
ンバータに対して出力することを特徴とする。
【0016】つぎの発明にかかる通信装置において、前
記ダイナミックレンジ制限手段は、DQPSK用に、伝
送路のS/N比にしたがって決定されたデータ通信時の
使用トーン数から、前記時間領域データにおけるピーク
値の1/M(自然数)となるしきい値を求めるDQPS
K用演算手段を備え、前記時間領域データを、前記DQ
PSK用演算手段にて求めたしきい値以下に制限し、制
限後のデータをD/Aコンバータに対して出力すること
を特徴とする。
【0017】つぎの発明にかかる通信装置において、前
記ダイナミックレンジ制限手段は、M−QAM用に、伝
送路のS/N比にしたがって決定されたデータ通信時の
使用トーン数と、当該各トーンにのせるビット数と、所
定の確率で発生する最大値に設定したしきい値と、が対
応付けられたM−QAM用しきい値テーブルを備え、前
記M−QAM用しきい値テーブルから、使用トーン数お
よび各トーンにのせるビット数に対応するしきい値を読
み出し、さらに、前記時間領域データを当該しきい値以
下に制限し、制限後のデータをD/Aコンバータに対し
て出力することを特徴とする。
【0018】つぎの発明にかかる通信方法にあっては、
D/Aコンバータのダイナミックレンジを制限するため
の処理として、IFFT出力の時間領域データに対して
規定のビット誤り率を満たす所定のしきい値を設け、当
該時間領域データを当該しきい値以下に制限するダイナ
ミックレンジ制限ステップ、を含むことを特徴とする。
【0019】つぎの発明にかかる通信方法において、前
記ダイナミックレンジ制限ステップにあっては、伝送路
のS/N比にしたがって決定されたデータ通信時の使用
トーン数と、前記時間領域データにおけるピーク値の1
/M(自然数)に設定したしきい値と、が対応付けられ
たDQPSK用のしきい値テーブルから、使用トーン数
に対応するしきい値を読み出すDQPSK用しきい値読
み出しステップと、前記時間領域データを当該しきい値
以下に制限するDQPSK用しきい値制限ステップと、
前記制限後のデータをD/Aコンバータに対して出力す
るDQPSK用出力ステップと、を含むことを特徴とす
る。
【0020】つぎの発明にかかる通信方法において、前
記ダイナミックレンジ制限ステップにあっては、変調方
式がDQPSKの場合に、伝送路のS/N比にしたがっ
て決定されたデータ通信時の使用トーン数から、前記時
間領域データにおけるピーク値の1/M(自然数)とな
るしきい値を求めるDQPSK用演算ステップと、前記
時間領域データを、前記DQPSK用演算ステップにて
求めたしきい値以下に制限するDQPSK用しきい値制
限ステップと、前記制限後のデータをD/Aコンバータ
に対して出力するDQPSK用出力ステップと、を含む
ことを特徴とする。
【0021】つぎの発明にかかる通信方法において、前
記ダイナミックレンジ制限ステップにあっては、伝送路
のS/N比にしたがって決定されたデータ通信時の使用
トーン数と、当該各トーンにのせるビット数と、所定の
確率で発生する最大値に設定したしきい値と、が対応付
けられたM−QAM用のしきい値テーブルから、使用ト
ーン数および各トーンにのせるビット数に対応するしき
い値を読み出すM−QAM用しきい値読み出しステップ
と、前記時間領域データを当該しきい値以下に制限する
M−QAM用しきい値制限ステップと、前記制限後のデ
ータをD/Aコンバータに対して出力するM−QAM用
出力ステップと、を含むことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる通信装置
の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、
この実施の形態によりこの発明が限定されるものではな
い。すなわち、マルチキャリア変復調方式によりデータ
通信を行う通信装置であれば、電力線モデム以外にも適
用可能である。
【0023】実施の形態1.本実施の形態では、既存の
電力線を利用した通信装置として、マルチキャリア変復
調方式を採用する電力線モデム、具体的にいうと、高速
PLC(Power LineCarrier)モデム装置について説明
する。
【0024】図1は、本発明にかかる高速PLCモデム
装置の物理層変復調部の構成を示す図である。図1にお
いて、1はフレーミング回路であり、2はマッパであ
り、3は逆高速フーリエ変換回路(IFFT:Inverse
Fast Fourier Transform)であり、4はディジタル/ア
ナログ変換回路(D/A)であり、5は結合回路であ
り、6は伝送路(電力線)であり、7は制御回路であ
り、8はアナログ/ディジタル変換回路(A/D)であ
り、9はキャリア検出回路であり、10はシンボル同期
回路であり、11は高速フーリエ変換回路(FFT:Fa
st Fourier Transform)であり、12はデマッパであ
り、13はデフレーミング回路であり、14はサンプル
同期回路であり、15は送信バッファであり、16は受
信バッファであり、17はピークリダクション回路であ
る。
【0025】そして、フレーミング回路1、マッパ2、
IFFT3、送信バッファ15、ピークリダクション回
路17、D/A4で送信系を構成し、A/D8、キャリ
ア検出回路9、シンボル同期回路10、サンプル同期回
路14、受信バッファ16、FFT11、デマッパ1
2、デフレーミング回路13で受信系を構成する。
【0026】上記高速PLCモデム装置は、多重化方式
として周波数分割多重の一種であるOFDM変復調方式
を採用する。この方式は、互いに直交するキャリア(ト
ーン)を用いることで、周波数分割多重のなかで最も密
にトーンを配置する。図2は、この通信で使用する周波
数帯域、および各トーンの用途を示す図である。ここで
は、図2(a)に示すとおり、電波法施行規則で許可さ
れている10k〜450kHzの帯域に、4.3125
kHz間隔で最大97本(12,3975kHz〜44
8.5kHz)のトーンを生成する。また、図2(b)
に示すとおり、トーンによって用途が異なる。具体的に
いうと、高速PLCモデム装置では、低速PLCモデム
装置に予約されているトーン32,48,64,80,
96およびパイロットトーンとして使用されているトー
ン56,72,88以外の、トーン3〜トーン104内
のすべてのトーンを用いて、データ通信を行う。
【0027】また、図3は、上記CPシンボルの伝送路
上の状態と、FFTに入力されるシンボルの単位と、を
示す図である。たとえば、CPシンボル(CPS)は、
16サンプルのサイクリックプレフィックス(CP)
と、256サンプルのデータ部分で構成され、1CPシ
ンボルが272サンプルとなる。したがって、受信側で
は、既知のタイミングで挿入されたCPを削除した状態
(図3の“復調FFTへ”に相当)でデータの復調を行
う。なお、上記データ部分とは、通信の最小単位であ
り、送信するすべてのトーンの合成波を、256点サン
プルで表現したものである。また、CPとは、シンボル
間干渉を防ぐためにシンボル間に挿入されたものであ
り、データ部分の終端16サンプルを複製して貼り付け
たものであり、これにより、CPとデータ部分が連続的
な波形となる。
【0028】また、上記高速PLCモデム装置の通信に
おいては、情報伝達の最小単位をフレームとする。図4
は、フレームの概略を示す図である。図示のように、フ
レームは、物理層フレームと後続のフレーム間ギャップ
により構成される。ギャップとは、送信を禁止する期間
のことであり、ここでは、2CPSとする。また、上記
物理層フレームは、プリアンブルと物理層論理フレーム
とEOF(End Of Frame)により構成され、さらに上記
物理層論理フレームは、物理層ヘッダと物理層付加ペイ
ロードと上位層ペイロードにより構成される。
【0029】以下、送信系および受信系の基本的な動作
を図1にしたがって説明する。まず、送信系の動作につ
いて説明する。たとえば、上記高速PLCモデム装置の
物理層変復調部に送信データが入力されると、フレーミ
ング回路1では、フレーミング処理を行い、そのフレー
ムをマッパ2に出力する。具体的にいうと、フレーミン
グ回路1では、まず、物理層付加ペイロードと上位層ペ
イロードとを結合して物理層ペイロードを作成する。さ
らに、スクランブラによる「送信スペクトルの特定周波
数への集中を防止するためのビット列変換処理」や、R
−Sエンコーダによる「リードソロモン符号化処理」
や、インタリーバによる「バーストノイズによるエラー
低減のためのビット列変換処理」を実行する。その後、
物理層ペイロードに物理層ヘッダを結合して物理層論理
フレームを作成する。
【0030】マッパ2では、まず、受け取ったフレーム
の入力ビット列を、制御回路7からの「トーンオーダリ
ング選択情報」にしたがって各トーンへ配分する。つぎ
に、各トーンに配分されたビット列を、「ターボ符号長
選択情報」にしたがってターボ符号化する。そして、タ
ーボ符号化されたビット列を、「ビットマップ選択情
報」および「電力配分選択情報」にしたがってマッピン
グ(ビット列を複素データへ変換する)し、その結果を
IFFT3へ出力する。
【0031】IFFT3では、受け取ったデータを逆フ
ーリエ変換することにより、周波数領域データを時間領
域データに変換し、256サンプルの出力データに16
サンプルのCPを付加して272サンプルのCPSを生
成する。そして、送信バッファ15では、IFFT3出
力を蓄積し、シンボル同期クロックを用いて当該CPS
をD/A4に対して出力する。
【0032】D/A4では、受け取ったプリアンブル付
加後の時間領域データを、サンプリングクロックにした
がってアナログ信号へ変換し、さらに、当該アナログ信
号を、結合回路5および伝送路6を介して、同一電力線
に接続された他の通信装置へ送信する。
【0033】つぎに、受信系の動作について説明する。
なお、ここでは、説明の便宜上、伝送路6に通信装置が
1台しか接続されていないので、図1の受信系の構成を
用いて説明を行う。また、以降で説明する受信系では、
クロックマスタとなる通信装置から常時送信されてくる
パイロットトーンを用い(通信が行われていないときに
間欠的に送られてくるパイロットフレームを用い)、シ
ンボル同期回路10によりシンボル同期が確立され、サ
ンプル同期回路14によりサンプル同期が確立されてい
ることを前提とする。
【0034】まず、上述のように送信系からマルチキャ
リアデータが送信されると、他の通信装置の受信系で
は、送信系の動作とは逆の動作を行い、データを復調す
る。具体的にいうと、送信側の通信装置から送られてき
たマルチキャリアデータ(アナログ信号)を、結合回路
5を介して取り込んだA/D8が、まず、サンプリング
クロックにしたがってサンプリングする。そして、受信
バッファ16が、サンプリングデータを蓄積し、シンボ
ル同期クロックを用いて当該サンプリングデータをFF
T11に対して出力する。
【0035】続いて、キャリア検出回路9では、高速P
LC信号が伝送路に存在することを、AGCの受信信号
レベルにより判定し、その結果を制御回路7に通知す
る。なお、高速PLC信号の検出は、相関器によるCR
L検出により行われる。
【0036】FFT11では、前記サンプリングデータ
に対してフーリエ変換を行うことにより、時間領域のマ
ルチキャリア信号を周波数領域のデータに変換し、さら
に、当該周波数領域データにおいて、物理層ペイロード
と物理層ヘッダとを分離し、物理層ペイロード成分だけ
をデマッパ12へ出力する。
【0037】デマッパ12では、まず、受け取ったトー
ン単位の周波数領域データに対して、制御回路7から指
示された「FEQ係数選択情報」を用いて、振幅および
位相の等化処理を行う。つぎに、制御回路7からの「タ
ーボ符号長選択情報」を用い、等化後のデータに対して
ターボ復号を実施する。つぎに、制御回路7からの「ビ
ットマップ選択情報」にしたがって、復号後のデータを
所定のビット列へ変換する。最後に、制御回路7からの
「トーンオーダリング選択情報」にしたがって、ビット
列の再構成を行い、当該再構成(復調)されたビット列
をデフレーミング回路13へ出力する。
【0038】デフレーミング回路13では、復調後のデ
ータに対して、フレーミング回路1によるフレーミング
処理とは逆の処理を実施し、すなわち、デインタリーブ
処理、リードソロモンによる誤り訂正処理、スクランブ
ル解除を実施し、その後、物理層ペイロードから上位層
ペイロード成分だけを抽出する。そして、当該上位層ペ
イロード成分だけを上位層へ出力する。
【0039】以上、マルチキャリア変復調方式を採用す
る高速PLCモデム装置の概要および基本動作について
説明した。以降は、本発明の特徴となる高速PLCモデ
ムの動作を、図面を用いて詳細に説明する。
【0040】本発明にかかる高速PLCモデム装置で
は、上記で説明したように、D/A4が、受け取ったプ
リアンブル付加後の時間領域データを、すなわち、27
2サンプルのデータを、サンプリングクロックにしたが
ってアナログ信号へ変換する。しかしながら、IFFT
3出力のマルチキャリア信号は、図11にて示したよう
に、一部分だけが急激に増減するような波形となること
があるため、この範囲でD/A4のダイナミックレンジ
を設定すると、急激に増減する部分以外の波形について
は値がほとんど変化せず、当該ダイナミックレンジを有
効に使用できない、という問題があった。
【0041】そこで、本実施の形態においては、ダイナ
ミックレンジを制限するための回路、すなわち、上記I
FFT出力の時間領域データに対して、規定のビット誤
り率を満たす所定のしきい値(ピークカット値)を設
け、当該時間領域データをしきい値以下に制限するピー
クリダクション回路17、を追加する。以降の説明で
は、上記所定のしきい値をピークカット値と表現し、さ
らに、変調方式がDQPSK(Differential Quadratur
e Phase Shift Keying)の場合に、たとえば、ピーク値
の1/2をピークカット値とし、M−QAM(M level
Quadrature Amplitude Modulation)の場合には、確率
1万分の1で発生する最大値をピークカット値とする。
これにより、D/A4出力のダイナミックレンジを制限
できるため、上記急激に増減する部分以外の波形につい
ても、ダイナミックレンジを有効に使用することができ
る。
【0042】以降、ピークリダクション回路17の動作
について説明する。まず、ピークリダクション回路17
では、変調方式がDQPSKの場合、伝送路のS/N比
(トレーニング時に測定される)にしたがって決定され
たデータ通信に使用するトーン数を用いて、ピークカッ
ト値を決定する。具体的にいうと、使用トーン数とピー
クカット値とが対応付けられた状態で格納されたピーク
カット値格納テーブル(予め用意しておく)から、当該
トーン数に対応するピークカット値を読み出す。そし
て、IFFT3からの時間領域データをピークカット値
以下に制限し、ピークカット後のデータをD/A4に対
して出力する。
【0043】図5は、上記ピークカット値格納テーブル
の一例を示す図であり、図6は、トーン数−IFFTピ
ーク値特性を示す図である。本実施の形態においては、
規定のビット誤り率を提供するという観点から、すなわ
ち、受信側で確実に復調可能なマルチキャリア信号を出
力するという観点から、ピークカット値を上記272サ
ンプルの時間領域データにおけるピーク値の1/2とし
た。図7は、たとえば、使用トーン数が102トーンで
ある場合のピークカット値を示す図である。この場合
は、図6からもわかるとおり、IFFT出力のピーク値
が0.8であるため、ピークカット値は0.4となる。
【0044】なお、上記では、ピークリダクション回路
17がピークカット値格納テーブルを参照することでピ
ークカット値を得る構成としたが、ピークカット値格納
テーブルによらず、たとえば、データ通信に使用するト
ーン数に応じて、 ピークカット値=(使用トーン数÷使用可能トーン数)×0.8×0.5 …(1) を計算し、ピークカット値を得ることとしてもよい。図
8は、ピークカット値格納テーブルによらずにピークカ
ット値を得る方法を示すフローチャートである。ここで
は、まず、ピークリダクション回路17が、トレーニン
グにより決定した使用トーン数が50未満かどうかをチ
ェックし(ステップS1)、たとえば、50未満であれ
ば(ステップS1,Yes)、計算に使用するトーン数
を一律50とし、上記(1)式に当該一律50の使用ト
ーン数を代入し(ステップS2)、ピークカット値を得
る(ステップS3)。一方、トレーニングにより決定し
た使用トーン数が50以上であれば(ステップS1,N
o)、上記(1)式に個々の使用トーン数を直接代入
し、ピークカット値を得る(ステップS3)。なお、こ
こでは、ピークカット値格納テーブルが上記(1)を実
行するための演算回路に置き換わる。
【0045】一方、変調方式がM−QAMの場合、ピー
クリダクション回路17では、伝送路のS/N比(トレ
ーニング時に測定される)にしたがって決定されたデー
タ通信に使用するトーン数と、各トーンにのせるビット
数と、を用いて、ピークカット値を決定する。具体的に
いうと、使用トーン数と各トーンにのせるビット数とピ
ークカット値とが対応付けられた状態で格納されたピー
クカット値格納テーブル(予め用意しておく)から、当
該トーン数に対応するピークカット値を読み出す。そし
て、IFFT3からの時間領域データをピークカット値
以下に制限し、ピークカット後のデータをD/A4に対
して出力する。
【0046】図9は、上記ピークカット値格納テーブル
の一例を示す図であり、図10は、M(4、16、6
4、256、1024の場合)−QAMにおけるトーン
数−IFFTピーク値特性を示す図である。本実施の形
態においては、規定のビット誤り率を提供するという観
点から、すなわち、受信側で確実に復調可能なマルチキ
ャリア信号を出力するという観点から、ピークカット値
を確率1万分の1で発生する最大値とした。
【0047】このように、本実施の形態においては、I
FFT出力に対して規定のビット誤り率を満たす所定の
ピークカット値を設け、さらに当該IFFT出力をピー
クカット値に制限するピークリダクション回路、を追加
する構成としたため、IFFT出力が一部分だけ急激に
増減するような波形であった場合においても、D/Aコ
ンバータのダイナミックレンジを有効に使用できる。
【0048】また、本実施の形態においては、DQPS
KおよびM−QAMの変調方式に対応可能とし、さら
に、規定のビット誤り率を提供するという観点から、D
QPSKの場合にピークカット値をピーク値の1/2と
し、M−QAMの場合にピークカット値を確率1万分の
1で発生する最大値としたため、常に所定の復調特性を
満たす最適なピークカット値が得られる。
【0049】なお、本実施の形態では、変調方式がDQ
PSKの場合にピークカット値をピーク値の1/2と
し、M−QAMの場合にピークカット値を確率1万分の
1で発生する最大値としたが、これは一例であり、たと
えば、所定の復調特性を満たす値であれば、これ以外の
ピークカット値を用いることとしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、IFFT出力に対して規定のビット誤り率を満たす
所定のピークカット値を設け、さらに当該IFFT出力
をピークカット値に制限するダイナミックレンジ制限手
段、を追加する構成とした。これにより、IFFT出力
が一部分だけ急激に増減するような波形であった場合に
おいても、D/Aコンバータのダイナミックレンジを有
効に使用することが可能な通信装置を得ることができ
る、という効果を奏する。
【0051】つぎの発明によれば、DQPSKに対応可
能とし、さらに、規定のビット誤り率を提供するという
観点から、ピークカット値を、たとえば、時間領域デー
タにおけるピーク値の1/2とする。これにより、常に
所定の復調特性を満たす最適なピークカット値を決定す
ることが可能な通信装置を得ることができる、という効
果を奏する。
【0052】つぎの発明によれば、DQPSKに対応可
能とし、さらに、規定のビット誤り率を提供するという
観点から、たとえば、時間領域データにおけるピーク値
の1/2となるピークカット値を計算する。これによ
り、常に所定の復調特性を満たす最適なピークカット値
を決定することが可能な通信装置を得ることができる、
という効果を奏する。
【0053】つぎの発明によれば、M−QAMに対応可
能とし、さらに、規定のビット誤り率を提供するという
観点から、ピークカット値を、たとえば、確率1万分の
1で発生する最大値とする、これにより、常に所定の復
調特性を満たす最適なピークカット値を決定することが
可能な通信装置を得ることができる、という効果を奏す
る。
【0054】つぎの発明によれば、IFFT出力に対し
て規定のビット誤り率を満たす所定のピークカット値を
設け、さらに当該IFFT出力をピークカット値に制限
する、ダイナミックレンジ制限ステップを追加した。こ
れにより、IFFT出力が一部分だけ急激に増減するよ
うな波形であった場合においても、D/Aコンバータの
ダイナミックレンジを有効に使用できる、という効果を
奏する。
【0055】つぎの発明によれば、DQPSKに対応可
能とし、さらに、規定のビット誤り率を提供するという
観点から、ピークカット値を、たとえば、時間領域デー
タにおけるピーク値の1/2とする。これにより、常に
所定の復調特性を満たす最適なピークカット値を決定す
ることができる、という効果を奏する。
【0056】つぎの発明によれば、DQPSKに対応可
能とし、さらに、規定のビット誤り率を提供するという
観点から、たとえば、時間領域データにおけるピーク値
の1/2となるピークカット値を計算する。これによ
り、常に所定の復調特性を満たす最適なピークカット値
を決定することできる、という効果を奏する。
【0057】つぎの発明によれば、M−QAMに対応可
能とし、さらに、規定のビット誤り率を提供するという
観点から、ピークカット値を、たとえば、確率1万分の
1で発生する最大値とする、これにより、常に所定の復
調特性を満たす最適なピークカット値を決定することが
できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる高速PLCモデム装置の物理
層変復調部の構成を示す図である。
【図2】 通信で使用する周波数帯域および各トーンの
用途を示す図である。
【図3】 CPシンボルの伝送路上の状態とFFTに入
力されるシンボルの単位とを示す図である。
【図4】 フレームの概略を示す図である。
【図5】 ピークカット値格納テーブルの一例を示す図
である。
【図6】 トーン数−IFFTピーク値特性を示す図で
ある。
【図7】 使用トーンが102ビットである場合のピー
クカット値を示す図である。
【図8】 ピークカット値格納テーブルによらずにピー
クカット値を得る方法を示すフローチャートである。
【図9】 ピークカット値格納テーブルの一例を示す図
である。
【図10】 M(4、16、64、256、1024の
場合)−QAMにおけるトーン数−IFFTピーク値特
性を示す図である。
【図11】 問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 フレーミング回路、2 マッパ、3 逆高速フーリ
エ変換回路(IFFT)、4 ディジタル/アナログ変
換回路(D/A)、5 結合回路、6 伝送路(電力
線)、7 制御回路、8 アナログ/ディジタル変換回
路(A/D)、9キャリア検出回路、10 シンボル同
期回路、11 高速フーリエ変換回路(FFT)、12
デマッパ、13 デフレーミング回路、14 サンプ
ル同期回路、15 送信バッファ、16 受信バッフ
ァ、17 ピークリダクション回路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチキャリア変復調方式を採用する通
    信装置において、 D/Aコンバータのダイナミックレンジを制限するため
    の構成として、IFFT出力の時間領域データに対して
    規定のビット誤り率を満たす所定のしきい値を設け、当
    該時間領域データを当該しきい値以下に制限するダイナ
    ミックレンジ制限手段、 を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記ダイナミックレンジ制限手段は、 DQPSK用に、伝送路のS/N比にしたがって決定さ
    れたデータ通信時の使用トーン数と、前記時間領域デー
    タにおけるピーク値の1/M(自然数)に設定したしき
    い値と、が対応付けられたDQPSK用しきい値テーブ
    ルを備え、 前記DQPSK用しきい値テーブルから、使用トーン数
    に対応するしきい値を読み出し、さらに、前記時間領域
    データを当該しきい値以下に制限し、制限後のデータを
    D/Aコンバータに対して出力することを特徴とする請
    求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記ダイナミックレンジ制限手段は、 DQPSK用に、伝送路のS/N比にしたがって決定さ
    れたデータ通信時の使用トーン数から、前記時間領域デ
    ータにおけるピーク値の1/M(自然数)となるしきい
    値を求めるDQPSK用演算手段を備え、 前記時間領域データを、前記DQPSK用演算手段にて
    求めたしきい値以下に制限し、制限後のデータをD/A
    コンバータに対して出力することを特徴とする請求項1
    に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記ダイナミックレンジ制限手段は、 M−QAM用に、伝送路のS/N比にしたがって決定さ
    れたデータ通信時の使用トーン数と、当該各トーンにの
    せるビット数と、所定の確率で発生する最大値に設定し
    たしきい値と、が対応付けられたM−QAM用しきい値
    テーブルを備え、 前記M−QAM用しきい値テーブルから、使用トーン数
    および各トーンにのせるビット数に対応するしきい値を
    読み出し、さらに、前記時間領域データを当該しきい値
    以下に制限し、制限後のデータをD/Aコンバータに対
    して出力することを特徴とする請求項1、2または3に
    記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 マルチキャリア変復調方式を用いる通信
    方法において、 D/Aコンバータのダイナミックレンジを制限するため
    の処理として、IFFT出力の時間領域データに対して
    規定のビット誤り率を満たす所定のしきい値を設け、当
    該時間領域データを当該しきい値以下に制限するダイナ
    ミックレンジ制限ステップ、 を含むことを特徴とする通信方法。
  6. 【請求項6】 前記ダイナミックレンジ制限ステップに
    あっては、 伝送路のS/N比にしたがって決定されたデータ通信時
    の使用トーン数と、前記時間領域データにおけるピーク
    値の1/M(自然数)に設定したしきい値と、が対応付
    けられたDQPSK用のしきい値テーブルから、使用ト
    ーン数に対応するしきい値を読み出すDQPSK用しき
    い値読み出しステップと、 前記時間領域データを当該しきい値以下に制限するDQ
    PSK用しきい値制限ステップと、 前記制限後のデータをD/Aコンバータに対して出力す
    るDQPSK用出力ステップと、 を含むことを特徴とする請求項5に記載の通信方法。
  7. 【請求項7】 前記ダイナミックレンジ制限ステップに
    あっては、 変調方式がDQPSKの場合に、伝送路のS/N比にし
    たがって決定されたデータ通信時の使用トーン数から、
    前記時間領域データにおけるピーク値の1/M(自然
    数)となるしきい値を求めるDQPSK用演算ステップ
    と、 前記時間領域データを、前記DQPSK用演算ステップ
    にて求めたしきい値以下に制限するDQPSK用しきい
    値制限ステップと、 前記制限後のデータをD/Aコンバータに対して出力す
    るDQPSK用出力ステップと、 を含むことを特徴とする請求項5に記載の通信方法。
  8. 【請求項8】 前記ダイナミックレンジ制限ステップに
    あっては、 伝送路のS/N比にしたがって決定されたデータ通信時
    の使用トーン数と、当該各トーンにのせるビット数と、
    所定の確率で発生する最大値に設定したしきい値と、が
    対応付けられたM−QAM用のしきい値テーブルから、
    使用トーン数および各トーンにのせるビット数に対応す
    るしきい値を読み出すM−QAM用しきい値読み出しス
    テップと、 前記時間領域データを当該しきい値以下に制限するM−
    QAM用しきい値制限ステップと、 前記制限後のデータをD/Aコンバータに対して出力す
    るM−QAM用出力ステップと、 を含むことを特徴とする請求項5、6または7に記載の
    通信方法。
JP2000270699A 2000-09-06 2000-09-06 通信装置および通信方法 Expired - Fee Related JP3836664B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000270699A JP3836664B2 (ja) 2000-09-06 2000-09-06 通信装置および通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000270699A JP3836664B2 (ja) 2000-09-06 2000-09-06 通信装置および通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002084250A true JP2002084250A (ja) 2002-03-22
JP3836664B2 JP3836664B2 (ja) 2006-10-25

Family

ID=18757097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000270699A Expired - Fee Related JP3836664B2 (ja) 2000-09-06 2000-09-06 通信装置および通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3836664B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3836664B2 (ja) 2006-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2563944C (en) Apparatus and method for transmitting/receiving pilot signals in a communication system using an orthogonal frequency division multiplexing scheme
US8879379B1 (en) Transmitter and method for applying multi-tone OFDM based communications within a lower frequency range
JP4542612B2 (ja) 可変ofdmサブチャネルの符号化及び変調
JP4046728B2 (ja) 直交周波数分割多重化移動通信システムでピーク電力対平均電力の比を減少するための送/受信装置及び方法
WO2013058068A1 (ja) 通信装置および通信システム
CA2778417C (en) A communications system utilizing orthogonal linear frequency modulated waveforms
US7542513B2 (en) Communication data using wideband communications
WO2002091651A2 (en) Fast exchange during initialization in multicarrier communication systems
EP1573936A1 (en) Apparatus and method for cyclic delay diversity
JP5010329B2 (ja) 誤差ベクトル評価方法並びに適応サブキャリア変調方法、周波数分割通信方法
US7149252B2 (en) Communicating data using wideband communications
JP3836664B2 (ja) 通信装置および通信方法
CN101383809A (zh) 基于嵌入训练序列和bicm的数字电视地面广播发射机空频调制方法
KR100920722B1 (ko) 수신성능을 향상시키는 다중 반송파 송신 시스템 및 그의신호처리방법
KR20040028226A (ko) 주파수영역에 파일럿 신호를 부가하는 tds-ofdm송신 시스템 및 그에 따른 신호처리방법
JP4519351B2 (ja) 通信装置および通信方法
JP2005269401A (ja) デジタル受信機
JP2002300134A (ja) 通信装置および通信方法
Ahmad Evaluation of Channel Coding in OFDM Systems
AU2002329917A1 (en) Communicating data using wideband communications

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees