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JP2002080478A - 光反応型光学活性化合物、光反応型カイラル剤、液晶組成物、液晶カラーフィルタ、光学フィルム、記録媒体、及び液晶の捻れ構造を変化させる方法 - Google Patents

光反応型光学活性化合物、光反応型カイラル剤、液晶組成物、液晶カラーフィルタ、光学フィルム、記録媒体、及び液晶の捻れ構造を変化させる方法

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Publication number
JP2002080478A
JP2002080478A JP2001005741A JP2001005741A JP2002080478A JP 2002080478 A JP2002080478 A JP 2002080478A JP 2001005741 A JP2001005741 A JP 2001005741A JP 2001005741 A JP2001005741 A JP 2001005741A JP 2002080478 A JP2002080478 A JP 2002080478A
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JP
Japan
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liquid crystal
photoreactive
optically active
light
crystal composition
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Application number
JP2001005741A
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English (en)
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JP4287599B2 (ja
Inventor
Takekatsu Sugiyama
武勝 杉山
Mitsuyoshi Ichihashi
光芳 市橋
Keiichiro Hayashi
圭一郎 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光性を有し、光によって液晶の螺旋ピッチ
(捻れ力)を大きく変化させ得る光反応型光学活性化合
物(光反応型カイラル剤)を提供する。 【解決手段】 下記一般式(I)で表されることを特徴
とする光反応型光学活性化合物である〔式中、Rは、水
素原子、炭素数1〜15のアルコキシ基、総炭素数3〜
15のアクリロイルオキシアルキルオキシ基、総炭素数
4〜15のメタクリロイルオキシアルキルオキシ基を表
す〕。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な光反応型光
学活性化合物、液晶の螺旋構造を変化させる光反応型カ
イラル剤、液晶組成物、光学フィルム、液晶カラーフィ
ルタ、記録媒体、及び液晶の螺旋の捻れ構造を変化させ
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、螺旋構造を有し、該螺旋の捻れ力
(捻れ角)により多彩な選択反射色を示すコレステリッ
ク液晶等の液晶材料が注目され、しかも該材料がその選
択反射性や選択反射光の色純度に優れることから、光学
フィルム、液晶カラーフィルタ、あるいは記録媒体等に
広く使用されている。例えば、カラー液晶ディスプレー
等に用いられるカラーフィルタは、一般に、赤色
(R)、緑色(G)、青色(B)の各画素と、その間隙
に表示コントラスト向上を目的とするブラックマトリク
スとが形成されて構成される。このようなカラーフィル
タは、従来、樹脂中に顔料を分散させたものや染料を染
着させたものが主流であり、その製造方法も、着色樹脂
液をスピンコート等によりガラス基板上に塗布して着色
レジスト層を形成しフォトリソグラフィ法によるパター
ニングを行ってカラーフィルタ画素を形成したり、着色
画素を基板に直接印刷したりする方法が一般的であっ
た。
【0003】しかし、例えば、印刷法による製造方法で
は、画素の解像度が低く高精細な画像パターンの形成に
は対応が難しいという欠点があり、スピンコート法によ
る製造方法では材料ロスが大きく、また大面積の基板に
塗布する場合の塗布ムラが大きいといった欠点があっ
た。また、電着法による製造方法によると、比較的解像
度が高く、着色層のムラも少ないカラーフィルタを得る
ことができる反面、製造工程が煩雑であり液管理も難し
いといった難点を有していた。以上より、カラーフィル
タの製造工程としては、材料ロスが少なく高効率に、か
つ簡便に高品質なカラーフィルタを製造しうる製造方法
が要望されていた。
【0004】一方、カラーフィルタの性能としては、透
過率、色純度が高いことが求められ、近年、染料を用い
た方法では染料の種類や染着樹脂を最適化したり、顔料
を用いる方法ではより微細分散した顔料を用いることに
より上記要求に対する向上が図られてきた。しかしなが
ら、最近の液晶ディスプレイ(LCD)パネルにおけ
る、カラーフィルタの透過率、色純度に対する要求は極
めて高く、特に反射型LCD用カラーフィルタにおいて
は、ペーパーホワイトの白表示とコントラスト、及び色
再現性の両立が難しい一方、従来の製造方法における、
樹脂中に染料を染着させ、或いは、顔料を分散させて製
造されるカラーフィルタは、いずれも光吸収型のカラー
フィルタであるため、透過率の更なる向上による色純度
の改善はほぼ限界に達していた。
【0005】以上のような状況に対して、コレステリッ
ク液晶を主成分とする偏光利用型カラーフィルタが知ら
れている。この偏光利用型カラーフィルタは、一定の光
量を反射しそれ以外を透過して画像表示を行うため、光
の利用効率が高く、透過率、色純度の点でも光吸収型の
カラーフィルタよりも卓越した性能を有する。他方、そ
の製造方法には、均一厚が得られる観点から、スピンコ
ート法等を用いて基板上に成膜する方法が一般に行われ
てきたが、材料ロスが大きいといった問題がありコスト
の点で不利であった。
【0006】上記問題を解決し、カラーフィルタ膜の色
純度等の均一性を確保することができ、しかも製造工程
数の低減をも実現しうる手段として、光反応型のカイラ
ル化合物を用いる方法が有用である。この方法は、光反
応型のカイラル化合物を含む液晶組成物に該カイラル化
合物の反応波長の光をパターン状に照射すると、その照
射エネルギーの強度に応じてカイラル化合物の反応が進
行し、液晶化合物の螺旋ピッチ(螺旋の捻れ角)が変化
するので、光量差のあるパターン露光のみにより画素ご
とに選択反射色が形成されるという原理を用いている。
つまり、カラーフィルタ形成時におけるパターニングの
回数は透過光量の異なるマスクを用いた一回のマスク露
光で完了しうるといたメリットがある。従って、画像様
に光照射してパターニングした後、パターニングされた
コレステリック液晶化合物を固定化することにより、カ
ラーフィルタとして機能する膜を形成できる。これは、
光学用のフィルムや画像の記録等にも応用できる。
【0007】特に、一回のマスク露光によってカラーフ
ィルタを作製する場合などは、B(青色)、G(緑色)、R
(赤色)の3原色を一回の露光で色純度良く形成できるこ
とが望まれる。しかし、液晶の捻れの変化率が小さい場
合には十分な色純度が得られない。したがって、一回の
露光で色純度の高い3原色を表示させる観点では、実用
的には、用いる光反応型のカイラル化合物として、液晶
化合物の螺旋構造の捻れ力を大きく変化させ得る、捻れ
変化率の大きいカイラル化合物(カイラル剤)を用いる
必要がある。即ち、捻れ変化率の大きいカイラル化合物
を用いることにより、その光量変化により選択反射する
色相の幅が拡大するのである。
【0008】しかしながら、照射する光量により液晶の
螺旋ピッチ(捻れ力、螺旋の捻れ角)等の配向構造を変
化させ得る光反応性を備え、しかも、例えばネマチック
液晶化合物を含むコレステリック液晶相の場合に、選択
反射可能な波長領域の幅が広く多彩な選択反射を示し、
特に3原色(B、G、R)を色純度高く表示させることが
できるなど、その螺旋ピッチ(捻れ力)を大きく変化さ
せることの可能な光反応型カイラル剤(光反応型キラル
剤)は未だ提供されていないのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、第一に、光感応性を有し、
光により異性化して大きく構造変化し得る光反応型光学
活性化合物を提供することを目的とする。第二に、液晶
性化合物の配向を制御し得、かつ光による液晶の捻れ力
(捻れ角、螺旋ピッチ)の変化率(以下、「捻れ変化
率」ということがある。)が大きく、例えばコレステリ
ック液晶相の場合には、3原色(B,G,R)を含む広範
な選択反射が可能で、色純度の高い3原色を表示させ得
る光反応型カイラル剤を提供することを目的とする。第
三に、光により液晶の捻れ力を変化させ、且つその捻れ
変化率の大きい光反応型光学活性化合物を含み、光によ
り液晶分子の配向状態を大きく立体的に制御して光学特
性を変化しうる液晶組成物、例えばコレステリック液晶
の場合には、光照射により3原色を含む広範な選択反射
色を示し、しかも色純度に優れた3原色の表示が可能な
液晶組成物を提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、第四に、光照射により液
晶の捻れ力を大きく変化させ得る光反応型光学活性化合
物を含み、色純度の高い液晶カラーフィルタを提供する
ことを目的とする。第五に、光照射により液晶の捻れ力
を大きく変化させ得る光反応型光学活性化合物を含む非
光吸収型の光学フィルム、例えばコレステリック液晶相
の場合には、選択反射域が広範で色純度の高い光学フィ
ルムを提供することを目的とする。第六に、光照射によ
り液晶の捻れ力を大きく変化させ得る光反応型光学活性
化合物を含み、画像様に光量を変化させることにより鮮
明な画像を形成し得る記録媒体、例えば液晶相がコレス
テリック液晶相の場合には、色相が広範で色純度の高い
選択反射色よりなる画像を形成し得る記録媒体を提供す
ることを目的とする。更に本発明は、第七に、捻れ変化
率の大きい光反応型光学活性化合物を含む液晶組成物に
光照射して液晶の捻れ力(捻れ角)を大きく変化させう
る、液晶の捻れ構造を変化させる方法を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は以下の通りである。即ち、 <1> 下記一般式(I)で表されることを特徴とする
光反応型光学活性化合物である。
【0012】
【化3】
【0013】〔式中、Rは、水素原子、炭素数1〜15
のアルコキシ基、総炭素数3〜15のアクリロイルオキ
シアルキルオキシ基、総炭素数4〜15のメタクリロイ
ルオキシアルキルオキシ基を表す。〕
【0014】<2> 一般式(I)で表される化合物に
おいて、Rが、総炭素数3〜15のアクリロイルオキシ
アルキルオキシ基、総炭素数4〜15のメタクリロイル
オキシアルキルオキシ基である前記<1>に記載の光反
応型光学活性化合物である。 <3> 一般式(I)で表される化合物において、R
が、水素原子、炭素数1〜15のアルコキシ基である前
記<1>に記載の光反応型光学活性化合物である。
【0015】<4> 下記一般式(I)で表される化合
物からなり、光照射により液晶の捻れ力を変化させるこ
とを特徴とする光反応型カイラル剤である。
【0016】
【化4】
【0017】〔式中、Rは、水素原子、炭素数1〜15
のアルコキシ基、総炭素数3〜15のアクリロイルオキ
シアルキルオキシ基、総炭素数4〜15のメタクリロイ
ルオキシアルキルオキシ基を表す。〕
【0018】<5> 一般式(I)で表される化合物に
おいて、Rが、総炭素数3〜15のアクリロイルオキシ
アルキルオキシ基、総炭素数4〜15のメタクリロイル
オキシアルキルオキシ基である前記<4>に記載の光反
応型カイラル剤である。 <6> 一般式(I)で表される化合物において、R
が、水素原子、炭素数1〜15のアルコキシ基である前
記<4>に記載の光反応型カイラル剤である。
【0019】<7> 前記<1>〜<3>のいずれかに
記載の光反応型光学活性化合物より選択される少なくと
も一種を含有することを特徴とする液晶組成物である。 <8> 前記<4>〜<5>のいずれかに記載の光反応
型カイラル剤より選択される少なくとも一種を含有する
ことを特徴とする液晶組成物である。
【0020】<9> 光反応型光学活性化合物とコレス
テリック液晶化合物と界面活性剤とを少なくとも含有す
る前記<7>に記載の液晶組成物である。前記界面活性
剤としては、ノニオン系界面活性剤が好ましい。 <10> 光反応型カイラル剤とコレステリック液晶化
合物と界面活性剤とを少なくとも含有する前記<8>に
記載の液晶組成物である。
【0021】<11> 前記<1>〜<3>のいずれか
に記載の光反応型光学活性化合物より選択される少なく
とも一種を含有することを特徴とする液晶カラーフィル
タである。 <12> 前記<1>〜<3>のいずれかに記載の光反
応型光学活性化合物より選択される少なくとも一種を含
有することを特徴とする光学フィルムである。
【0022】<13> 前記<1>〜<3>のいずれか
に記載の光反応型光学活性化合物より選択される少なく
とも一種を含有することを特徴とする記録媒体である。 <14> 前記<7>〜<10>のいずれかに記載の液
晶組成物に光照射して液晶の捻れ力を変化させることを
特徴とする液晶の捻れ構造を変化させる方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明について順に説明す
る。 <光反応型光学活性化合物>本発明の光反応型光学活性
化合物は、下記一般式(I)で表される化合物である。
【0024】
【化5】
【0025】前記式中、Rは、水素原子、炭素数1〜1
5のアルコキシ基、総炭素数3〜15のアクリロイルオ
キシアルキルオキシ基、総炭素数4〜15のメタクリロ
イルオキシアルキルオキシ基を表す。前記炭素数1〜1
5のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ヘキシルオキシ
基、オクチルオキシ基、ドデシルオキシ基等が挙げら
れ、中でも、炭素数1〜10のアルコキシ基が好まし
く、炭素数1〜8のアルコキシ基が特に好ましい。
【0026】前記総炭素数3〜15のアクリロイルオキ
シアルキルオキシ基としては、例えば、アクリロイルオ
キシ基、アクリロイルオキシエチルオキシ基、アクリロ
イルオキシプロピルオキシ基、アクリロイルオキシヘキ
シルオキシ基、アクリロイルオキシブチルオキシ基、ア
クリロイルオキシデシルオキシ基等が挙げられ、中で
も、炭素数3〜13のアクリロイルオキシアルキルオキ
シ基が好ましく、炭素数3〜11のアクリロイルオキシ
アルキルオキシ基が特に好ましい。
【0027】前記総炭素数4〜15のメタクリロイルオ
キシアルキルオキシ基としては、例えば、メタクリロイ
ルオキシ基、メタクリロイルオキシエチルオキシ基、メ
タクリロイルオキシヘキシルオキシ基等が挙げられ、中
でも、炭素数4〜14のメタクリロイルオキシアルキル
オキシ基が好ましく、炭素数4〜12のメタクリロイル
オキシアルキルオキシ基が特に好ましい。
【0028】前記一般式(I)で表される光反応型光学
活性化合物の分子量としては、300以上が好ましい。
また、後述する液晶性化合物との溶解性の高いものが好
ましく、その溶解度パラメータSP値が、液晶性化合物
に近似するものがより好ましい。
【0029】以下、前記一般式(I)で表される光反応
型光学活性化合物の具体例(例示化合物(1)〜(1
2))を示すが、本発明においてはこれらに制限される
ものではない。
【0030】
【化6】
【0031】
【化7】
【0032】
【化8】
【0033】次に、本発明の光反応型光学活性化合物
(一般式(I)で表される化合物)の合成例を挙げる。
尚、光反応型光学活性化合物のカッコ内の番号は、前記
[化6]〜[化8]に例示した光反応型光学活性化合物
(例示化合物)の番号を表す。
【0034】−光反応型光学活性化合物(2)の合成− 4−メトキシ桂皮酸(4g,0.022mole)及び
ジメチルホルムアミド(2〜3滴)をテトラヒドロフラ
ン(50mL)に溶解し、これに更に塩化オキザリル
(10mL,0.034mole)をテトラヒドロフラ
ン(20mL)に溶解させたものを滴下し2時間反応さ
せた。反応液中の溶媒及び過剰の塩化オキザリルを減圧
留去した後、テトラヒドロフラン(30mL)で希釈
し、イソマンニド(1.3g,0.009mole)を
加えた。更に撹拌しながら、テトラヒドロフラン(20
mL)に溶解したトリエチルアミン(18.6mL,
0.13mole)を滴下し3時間撹拌した。その後、
反応液に10%塩酸(50mL)及び酢酸エチル(10
0mL)を加えて撹拌し、分液した。得られた有機層を
飽和食塩水(50mL)で1回、飽和重曹水(50m
L)で2回、飽和食塩水(50mL)で2回の順で洗浄
し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。更に有機溶媒を減
圧留去した後、n-ヘキサン−酢酸エチル(2:3 v/
v)の混合溶液を展開溶媒とするシリカゲルカラムトグ
ラフィーにより精製し、再結晶(メタノール−酢酸エチ
ル)を行い、淡黄色粉末性結晶(4.1g,38%)を
得た。
【0035】上記より得られた淡黄色粉末性結晶を同定
した結果(データ)を以下に示す。 融点Tm=132.5℃、 [α]D 25407°(c0.1
0,EtOAc).1 H−NMR(CDCl3): δ(in ppm from tetrame
thylsilane) 7.70(2H,d),7.50(4H,
d),6.90(4H,d),6.40(2H,d),
5.30−5.20(2H,m),4.85−4.80
(2H,m),4.15−3.90(4H,m),3.
45(6H,s).
【0036】−光反応型光学活性化合物(7)の合成− トランス−4−クマル酸(15g,0.091mol
e)及び炭酸カリウム(30g,0.22mole)を
ジメチルホルムアミド(100mL)に加え、油浴で加
温しながら1−ヨードデカン(54g,0.21mol
e)を滴下した。6時間撹拌した後、不溶分を濾別し、
酢酸エチル(400mL)で希釈し、飽和食塩水(20
0mL)で洗浄した。更に有機溶媒を減圧留去した後、
エタノール(100mL)及び水酸化カリウム(10
g,0.18mole)を水(50mL)に溶解したも
のを加え、1時間還流させた。反応液を希塩酸にあけ、
析出した結晶を濾別した後に乾燥し、無色結晶性粉末の
4−n−デシルオキシ桂皮酸(14.6g,53%)を
得た。
【0037】得られた4−n−デシルオキシ桂皮酸(3
g,0.010mole)及びジメチルホルムアミド
(2〜3滴)をテトラヒドロフラン(50mL)に溶解
させ、これに更に、塩化オキザリル(1.26mL,
0.015mole)をテトラヒドロフラン(20m
L)に溶解させたものを滴下し2時間反応させた。反応
液中の溶媒及び過剰の塩化オキザリルを減圧留去した
後、テトラヒドロフラン(50mL)で希釈し、イソマ
ンニド(0.6g,0.004mole)を加えた。更
に撹拌しながら、テトラヒドロフラン(20mL)に溶
解したトリエチルアミン(8.2mL,0.06mol
e)を滴下し3時間撹拌した。その後、反応液に10%
塩酸(50mL)及び酢酸エチル(100mL)を加え
て撹拌し、分液した。得られた有機層を飽和食塩水(5
0mL)で1回、飽和重曹水(50mL)で2回、飽和
食塩水(50mL)で2回の順で洗浄し、硫酸マグネシ
ウム上で乾燥した。更に有機溶媒を減圧留去した後、再
結晶(n-ヘキサン−酢酸エチル)を行い、無色粉末性
結晶(0.45g,16%)を得た。
【0038】上記より得られた無色結晶性粉末を同定し
た結果(データ)を以下に示す。 融点Tm=72.4℃、 [α]D 25280°(c0.1
1,EtOAc).1 H−NMR(CDCl3): δ(in ppm from tetram
ethylsilane)7.72(2H,d),7.48(4
H,d),6.90(4H,d),6.38(2H,
d),5.30−5.20(2H,m),4.85−
4.78(2H,m),4.15−3.90(8H,
m),1.90−1.30(32H,m),0.9(6
H,t).
【0039】<光反応型カイラル剤>前記光反応型カイ
ラル剤は、前述の一般式(I)で表される化合物(光反
応型光学活性化合物)からなり、光照射により液晶の捻
れ力を変化させる。前記一般式(I)で表される光反応
型光学活性化合物は、液晶性化合物と併用した場合に、
該液晶性化合物の螺旋構造を変化させるカイラル化合物
(光反応型カイラル剤)として機能し、ある波長の光が
照射されると、該波長域に感応波長を持つ光反応型光学
活性化合物が感応して、液晶性化合物の配向構造を制御
すると共に、液晶の螺旋ピッチ、即ち螺旋構造の捻れ力
(HTP:ヘリカルツイスティングパワー)を変化させ
ることができる特質を有する。即ち、液晶性化合物、好
ましくはネマチック液晶化合物に誘起する螺旋構造の捻
れ力の変化を光照射(紫外線〜可視光線〜赤外線)によ
って起こさせる化合物であり、同一分子内にカイラル部
位と光の照射によって構造変化を生じる部位とを備え
る。
【0040】しかも、下記一般式(I)で表される光反
応型カイラル剤は、特に液晶分子のHTPを大きく変化
させることができる。したがって、例えば、液晶性化合
物にネマチック液晶化合物を用いたコレステリック液晶
(液晶相)の場合には、B(青色)、G(緑色)、R(赤色)
の3原色を含む広範囲の波長領域にわたる選択反射を得
ることができる。光の波長の選択反射特性は、液晶分子
の螺旋構造の捻れ角により決まり、その角度が大きく変
化するほど選択反射する色幅が広範となり有用となる。
【0041】尚、前記HTPは、液晶の螺旋構造の捻れ
力、即ち、HTP=1/(ピッチ×キラル剤濃度〔質量
分率〕)を表し、例えば、ある温度での液晶分子の螺旋
ピッチ(螺旋構造の一周期;μm)を測定し、この値を
カイラル剤(キラル剤)の濃度から換算〔μm-1〕して
求めることができる。光反応型カイラル剤により光の照
度により選択反射色を形成する場合、前記HTPの変化
率(=照射前のHTP/照射後のHTP)としては、照
射後にHTPがより小さくなる場合には1.5以上が好
ましく、更に2.5以上がより好ましく、照射後にHT
Pがより大きくなる場合には0.7以下が好ましく、更
に0.4以下がより好ましい。
【0042】また、前記一般式(I)で表される光反応
型カイラル剤がその同一分子内に重合性の結合基が1以
上導入された構造である場合には、該光反応型光学活性
化合物を含む液晶組成物や、例えば液晶カラーフィル
タ、光学フィルム等の耐熱性を向上させることができ
る。
【0043】また、本発明の光反応型カイラル剤は、捻
れ性の温度依存性が大きいカイラル化合物など、光反応
性のない公知のカイラル剤と併用することもできる。前
記光反応性のない公知のキラル剤としては、例えば、特
開2000−44451号、特表平10−509726
号、WO98/00428、特表2000−50687
3号、特表平9−506088号、Liquid Cr
ystals(1996、21、327)、Liqui
d Crystals(1998、24、219)等に
記載のキラル剤が挙げられる。
【0044】<液晶組成物>本発明の液晶組成物は、前
記本発明の光反応型カイラル剤より選択される少なくと
も一種を少なくとも含有してなり、更に少なくとも一種
の液晶性化合物(好ましくはネマチック液晶化合物)を
含む態様が好適であり、前記液晶性化合物は、重合性基
を有していても有していなくてもよい。また、必要に応
じて、重合性モノマー、重合開始剤や、バインダ樹脂、
溶媒、界面活性剤、重合禁止剤、増粘剤、色素、顔料、
紫外線吸収剤、ゲル化剤等の他の成分を含んでいてもよ
い。本発明の液晶組成物は、特に界面活性剤を併用する
ことが好ましい。例えば、塗布液状の液晶組成物を塗布
し層形成する場合など、層表面の空気界面における配向
状態を立体的に制御でき、より色純度の高い選択反射波
長を得ることができる。
【0045】(光反応型カイラル剤)本発明の液晶組成
物は、光反応型カイラル剤として、前記本発明の光反応
型カイラル剤、即ち前記一般式(I)で表される光反応
型光学活性化合物を含み、液晶分子の配向構造を立体的
に制御すると共に、所望のパターン及び光量で光照射す
ることによって、共存する液晶性化合物、好ましくはネ
マチック液晶化合物の螺旋構造を変化させる。ネマチッ
ク液晶化合物を含む系では、広範な波長領域の選択反射
色を発現させることができる。液晶組成物中における光
反応型カイラル剤の含有量としては、特に制限はなく適
宜選択できるが、2〜30質量%程度が好ましい。
【0046】(液晶性化合物)液晶性化合物としては、
その屈折率異方性Δnが、0.10〜0.40の液晶化
合物、高分子液晶化合物、重合性液晶化合物の中から適
宜選択することができる。例えば、スメクティック液晶
化合物、ネマチック液晶化合物などを挙げることがで
き、中でも、ネマチック液晶化合物が好ましい。例え
ば、液晶性化合物にネマチック液晶化合物を用い、これ
に前記一般式(I)で表される光反応型キラル剤を併用
することによって、コレステリック液晶組成物(コレス
テリック液晶相)とすることができる。前記液晶性化合
物は、溶融時の液晶状態にある間に、例えばラビング処
理等の配向処理を施した配向基板を用いる等により配向
させることができる。また、液晶状態を固相にして固定
化する場合には、冷却、重合等の手段を用いることがで
きる。
【0047】前記液晶性化合物の具体例としては、下記
化合物を挙げることができる。但し、本発明において
は、これらに制限されるものではない。
【0048】
【化9】
【0049】
【化10】
【0050】
【化11】
【0051】前記式中、nは、1〜1000の整数を表
す。前記各例示化合物においては、芳香環の連結基が以
下の構造に変わったものも同様に好適なものとして挙げ
ることができる。
【0052】
【化12】
【0053】上記の中でも、十分な硬化性を確保し、層
の耐熱性をする観点からは、分子内に重合性基あるいは
架橋性基を有する液晶性化合物が好ましい。
【0054】前記液晶性化合物の含有量としては、液晶
組成物の全固形分(質量)の30〜99.9質量%が好
ましく、50〜95質量%がより好ましい。前記含有量
が、30質量%未満であると、配向が不十分となること
があり、特にコレステリック液晶の場合には所望の選択
反射色が得られないことがある。
【0055】(重合性モノマー)本発明の液晶組成物に
は、例えば膜強度等の硬化の程度を向上させる目的で、
重合性モノマーを併用してもよい。該重合性モノマーを
併用すると、光照射による液晶の捻れ力を変化(パター
ニング)させた後(例えば、選択反射波長の分布を形成
した後)、その螺旋構造(選択反射性)を固定化し、固
定化後の液晶組成物の強度をより向上させることができ
る。但し、前記液晶性化合物が同一分子内に不飽和結合
を有する場合には、必ずしも添加する必要はない。
【0056】前記重合性モノマーとしては、例えば、エ
チレン性不飽和結合を持つモノマー等が挙げられ、具体
的には、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレート等の多官能モ
ノマーが挙げられる。前記エチレン性不飽和結合を持つ
モノマーの具体例としては、以下に示す化合物を挙げる
ことができる、但し、本発明においては、これらに限定
されるものではない。
【0057】
【化13】
【0058】前記重合性モノマーの添加量としては、液
晶組成物の全固形分(質量)の0.5〜50質量%が好
ましい。前記添加量が、0.5質量%未満であると、十
分な硬化性を得ることができないことがあり、50質量
%を越えると、液晶分子の配向を阻害し、十分な発色が
得られないことがある。
【0059】(光重合開始剤)本発明の液晶組成物は光
重合開始剤を含有させることもでき、該光重合開始剤の
併用により重合性基の重合反応を促進し、光照射により
液晶の螺旋ピッチ(捻れ力)を変化させた後の螺旋構造
を固定化して、固定化後の液晶組成物の強度をより向上
させることができる。液晶の螺旋構造の固定化に、重合
性の液晶性化合物による重合反応を利用した場合には光
重合開始剤を添加することが好ましい。例えば、液晶相
がコレステリック液晶相である場合には、所望の螺旋ピ
ッチが安定的に得られ、色純度の高い選択反射色を確保
することができる。
【0060】前記光重合開始剤としては、公知のものの
中から適宜選択することができ、例えば、p−メトキシ
フェニル−2,4−ビス(トリクロロメチル)−s−ト
リアジン、2−(p−ブトキシスチリル)−5−トリク
ロロメチル1,3,4−オキサジアゾール、9−フェニ
ルアクリジン、9,10−ジメチルベンズフェナジン、
ベンゾフェノン/ミヒラーズケトン、ヘキサアリールビ
イミダゾール/メルカプトベンズイミダゾール、ベンジ
ルジメチルケタール、チオキサントン/アミン、トリア
リールスルホニウムヘキサフルオロホスフェート等、更
にビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニ
ルホスフィンオキシド等の特開平10−29997号公
報に記載のビスアシルホスフィンオキシド類、Luci
rinTPO等のDE4230555等に記載のアシル
ホスフィンオキシド類等が挙げられる。
【0061】前記光重合開始剤の添加量としては、液晶
組成物の全固形分(質量)の0.1〜20質量%が好ま
しく、0.5〜5質量%がより好ましい。前記添加量
が、0.1質量%未満であると、光照射時の硬化効率が
低いため長時間を要することがあり、20質量%を越え
ると、紫外線領域から可視光領域での光透過率が劣るこ
とがある。
【0062】(他の成分)更に、他の成分として、バイ
ンダー樹脂、溶媒、界面活性剤、重合禁止剤、増粘剤、
色素、顔料、紫外線吸収剤、ゲル化剤等を添加すること
もできる。前記バインダー樹脂としては、例えば、ポリ
スチレン、ポリ−α−メチルスチレン等のポリスチレン
化合物、メチルセルロース、エチルセルロース、アセチ
ルセルロース等のセルロース樹脂、側鎖にカルボキシル
基を有する酸性セルロース誘導体、ポリビニルフォルマ
ール、ポリビニルブチラール等のアセタール樹脂、特開
昭59−44615号、特公昭54−34327号、特
公昭58−12577号、特公昭54−25957号、
特開昭59−53836号、特開昭59−71048号
に記載のメタクリル酸共重合体、アクリル酸共重合体、
イタコン酸共重合体、クロトン酸共重合体、マレイン酸
共重合体、部分エステル化マレイン酸共重合体等が挙げ
られる。
【0063】アクリル酸アルキルエステルのホモポリマ
ー及びメタアクリル酸アルキルエステルのホモポリマー
も挙げられ、これらについては、アルキル基がメチル
基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、iso
−ブチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基、2−
エチルヘキシル基等のものを挙げることができる。その
他、水酸基を有するポリマーに酸無水物を添加させたも
の、ベンジル(メタ)アクリレート/(メタアクリル酸
のホモポリマータ)アクリル酸共重合体やベンジル(メ
タ)アクリレート/(メタ)アクリル酸/他のモノマー
の多元共重合体等が挙げられる。
【0064】液晶組成物中におけるバインダー樹脂の含
有量としては、0〜50質量%が好ましく、0〜30質
量%がより好ましい。前記含有量が50質量%を超える
と、液晶性化合物の配向が不十分となることがある。
【0065】本発明の液晶組成物においては、選択反射
する色相の色純度をより向上させる観点から、光反応性
カイラル剤及び液晶性化合物と共に界面活性剤を併用す
ることが好ましい。該界面活性剤としては、排除体積効
果を及ぼす界面活性剤が好ましい。ここで、排除体積効
果を及ぼすとは、例えば塗布により液晶組成物を含む層
を形成した際の、該層表面の空気界面での空間的な配向
状態を立体的に制御することをいう。具体的には、ノニ
オン系の界面活性剤が好ましく、公知のノニオン系界面
活性剤の中から適宜選択して使用することができる。
【0066】前記重合禁止剤は、保存性の向上の目的で
添加され得る。例えば、ハイドロキノン、ハイドロキノ
ンモノメチルエーテル、フェノチアジン、ベンゾキノ
ン、及びこれらの誘導体等が挙げられる。該重合禁止剤
の添加量としては、前記重合性モノマーに対して0〜1
0質量%が好ましく、0〜5質量%がより好ましい。
【0067】本発明の液晶組成物は、前記各成分を適当
な溶媒に溶解、分散して調製でき、これを任意の形状に
成形し、あるいは支持体等の上に形成して用いることが
できる。ここで、前記溶媒としては、例えば、2−ブタ
ノン、シクロヘキサノン、塩化メチレン、クロロホルム
等が挙げられる。
【0068】<液晶の捻れ構造を変化させる方法>前述
の通り、本発明の液晶組成物は光反応型光学活性化合物
(光反応型カイラル剤)を含んでなり、本発明の液晶の
捻れ構造を変化させる方法においては、前述の本発明の
液晶組成物に光量を変えて光照射し液晶の捻れ力を変化
させ、液晶の捻れ構造、即ち、螺旋の捻れの程度(捻れ
力;HTP)の異なる領域を形成することができる。即
ち、液晶組成物に対して所望の光量で所望のパターン状
に光照射することにより、その捻れ力に応じ液晶の示す
選択反射色を任意に変化させることができる。
【0069】また、特に液晶相をコレステリック液晶相
とする場合には、その捻れ力に応じ液晶の示す選択反射
色を任意に変化させることができる。この捻れ力の変化
率(捻れ変化率)が大きい場合は、液晶が選択反射し得
る選択反射色の色幅が拡く、3原色(B,G,R)を含む
広範な波長域の選択反射を得ることが可能であり、この
ことは、特にBGRの3原色を色純度高く表示させるこ
とができる点で重要となる。この点において、特に既述
の一般式(I)で表される光反応型光学活性化合物は、
液晶の螺旋構造の捻れ力を大きく変化させることができ
るので、該化合物(カイラル剤)を含む液晶組成物を用
いることにより、青(B)、緑(G)、赤(R)の3原色を含
む広範な色相を表示することができ、しかも色純度に優
れた3原色を得ることができる。
【0070】具体的には、以下のようにして行える。即
ち、液晶組成物にある波長の光を照射すると、その照射
強度に応じて共存する光反応型カイラル剤(一般式
(I)で表される光反応型光学活性化合物)が感応して
液晶の螺旋構造(捻れ角)を変化させ、この構造変化に
より異なる選択反射色を示し画像様のパターンが形成さ
れる(パターニング)。コレステリック液晶組成物の場
合は、この構造変化により異なる選択反射色を示す。従
って、所望の領域ごとに照射強度を変えて光照射すれ
ば、照射強度に対応して配向し(複数色を呈し)、例え
ば、画像様に光透過率を変えて作成された露光用マスク
を介して露光することにより、一回の光照射によって画
像を、即ち異なる選択反射をする有色領域を同時形成す
ることができる。
【0071】しかも、一般式(I)で表される化合物に
依るので、液晶の螺旋ピッチを大きく変化させることが
可能で、コレステリック液晶組成物の場合は、形成され
た有色領域は広範な選択反射色を示し、色純度に優れた
BGRの3原色を形成することができる。この光の照射
は、露光用マスクによる方法のほか、所望の領域ごとに
照射強度を変え得る方法であれば、特に制限なく行え
る。後述の液晶カラーフィルタ、光学フィルム等を形成
する場合には、前述のようにしてある波長の光を画像様
に露光してパターニングした後、更に光照射して液晶組
成物中の重合性基を光重合させて硬化し、所望の選択反
射色に液晶の螺旋構造を固定化する。これらの形成方法
の詳細は後述する。
【0072】光照射に用いる光源としては、エネルギー
が高く、液晶化合物の構造変化及び重合反応が迅速に行
える点で、紫外線を発する光源が好ましく、例えば、高
圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、Hg−Xeラン
プ等が挙げられる。また、光量可変機能を備えることが
好ましい。
【0073】上記のように、一般式(I)で表される光
反応型光学活性化合物(光反応型カイラル剤)を含む液
晶組成物を用いると、光量に対する液晶の螺旋構造の捻
れ力を大きく変化させることができる。したがって、例
えば液晶性化合物としてネマチック液晶化合物を用いた
コレステリック液晶相の場合には、液晶が呈し得る選択
反射色の色幅が拡がり、色純度に優れた青(B)、緑
(G)、赤(R)の3原色を得ることができる。
【0074】既述のように、前記一般式(I)で表され
る光反応型光学活性化合物を用いると、該化合物に起因
し、光照射により液晶相に誘起する螺旋ピッチの変化率
が大きいことを利用して、液晶カラーフィルタや、円偏
光分離膜、立体視用眼鏡、偏光マスク等の光学フィルム
を形成することができる。また、広帯域のスイッチャブ
ルミラー、光書き込み型の記録媒体などへの応用も可能
である。強誘電性液晶、反強誘電性液晶、TGB相へド
ープすることによる分極状態のパターニング、螺旋ピッ
チのパターニングが可能となる。また、当然通常の光学
活性化合物としての使用も可能であり、STN素子やT
N素子における螺旋構造誘起剤への適用も可能である。
また、本発明の液晶組成物には、非キラルなアゾ系やス
チレン系の、光により異性化する化合物を配合させるこ
ともでき、光照射時における螺旋ピッチの変化率を更に
増大させることができることがある。
【0075】以下、液晶カラーフィルタ、光学フィル
ム、記録媒体について詳述する。 <液晶カラーフィルタ>本発明の液晶カラーフィルタ
は、前記本発明の光反応型カイラル剤より選択される少
なくとも一種を少なくとも含有してなり、更に少なくと
も一種の液晶性化合物を含む態様が好適である。また、
必要に応じて、重合性モノマー、光重合開始剤、前記本
発明の液晶組成物において列挙した他の成分、及び排除
体積効果を及ぼす界面活性剤等を含んでなる。前述の
「液晶の捻れ構造を変化させる方法」に基づいて適宜選
択された所望のパターン及び光量で光照射することによ
り作製できる。
【0076】以下、液晶カラーフィルタの製造方法の説
明を通じて、本発明の液晶カラーフィルタについて詳述
する。本発明の液晶カラーフィルタは、前述の本発明の
液晶組成物、及び公知の組成物に前記一般式(I)で表
される光反応型光学活性化合物を含んでなるものの中か
ら適宜選択して作製することができる。この場合、前記
液晶組成物のみから構成されたシート形態のものであっ
てもよいし、所望の支持体や仮支持体上に液晶組成物含
む層(液晶層)が設けられた態様のものであってもよ
く、更に配向膜や保護膜等の他の層(膜)が設けられて
いてもよい。後者の場合、液晶層を二層以上積層するこ
ともでき、この場合には後述する前記露光工程は複数回
設けられる。
【0077】前記ネマチック液晶化合物、重合性モノマ
ー、光重合開始剤及び他の成分としては、前記本発明の
液晶組成物で使用可能なものと同様のものが使用でき、
その含有量、好ましい範囲等も該液晶組成物の場合と同
様である。排除体積効果を及ぼす界面活性剤を併用する
ことが好ましい。また、液晶カラーフィルタを構成する
液晶組成物中における、前記一般式(I)で表される光
反応型光学活性化合物の含有量も、既述の本発明の液晶
組成物と同様である。
【0078】本発明の液晶カラーフィルタは、例えば、
前記本発明の液晶組成物により好適に作製することがで
きる。また、液晶カラーフィルタを製造する方法として
は、特に制限はなく、例えば、第一の光により画像様に
露光してパターニングした後、第二の光により光重合さ
せて硬化する工程(以下、「露光工程」ということがあ
る。)を少なくとも一工程含んでなる製造方法であって
もよい。また、選択する製造態様に応じて、適宜液晶組
成物との接触面に配向処理を施す工程(配向処理工
程)、密着・剥離により液晶層を転写形成する工程(転
写工程)、コレステリック液晶組成物を塗布して液晶層
を形成する工程(塗布工程)などを経て形成されてもよ
い。
【0079】以下に、前記露光工程を含む製造方法の例
として、コレステリック液晶組成物を用いた具体的な一
態様を示す。 −露光工程− 露光工程では、液晶化合物のパターニング及び固定化
(重合硬化)のいずれもを光の照射によって行う。即
ち、光反応型光学活性化合物(以下、「光反応型カイラ
ル剤」ということがある。)が高感度に感応しうる波長
の第一の光により画像様に露光してパターニングした
後、重合開始剤が高感度に感応しうる第二の光により光
重合させて硬化し、所望の選択反射色に液晶化合物の螺
旋構造を固定化する。
【0080】前記第一の光が液晶組成物に照射される
と、その照度に応じて、共存する光反応型カイラル剤が
感応して液晶化合物の螺旋構造が変化し、この構造変化
により異なる選択反射色を示し画像様のパターンが形成
される。従って、所望の領域ごとに照射強度を変えて光
照射すれば、照射強度に対応して複数色を呈し、例え
ば、画像様に光透過率を変えて作成された露光用マスク
を介して露光することにより、一回の光照射によって画
像を、即ち異なる選択反射をする有色領域を同時形成す
ることができる。これに更に、第二の光を照射して硬化
(固定化)させることにより液晶カラーフィルタを作製
できる。
【0081】前記第一の光の波長としては、光反応型カ
イラル剤の光感応波長域、特に光感応ピーク波長に近接
する波長に設定することが、十分なパターニング感度が
得られる点で好ましい。また、第二の光の波長として
は、重合開始剤の光感応波長域、特に光感応ピーク波長
に近接する波長に設定することが、十分な光重合感度が
得られる点で好ましい。また、第一及び第二の光の照度
(照射強度)には特に制限はなく、パターニング時及び
重合硬化時の光感度が十分得られるように、使用する材
料に応じて適宜選択できる。前記第一及び第二の光の照
射に用いる光源としては、前記液晶組成物の光照射に使
用可能なものと同様の光源が使用できる。
【0082】更に具体的には、下記第1、第2の態様の
製造方法であってもよく、これら2態様によって、より
好適に作製することができる。 〔第1の態様〕 (1)仮支持体上に塗布液状の液晶組成物を設け、液晶
層を少なくとも有する転写材料を形成する工程。前記塗
布液状の液晶組成物は、各成分を適当な溶媒に溶解、分
散して調製できる。ここで、前記溶媒としては、例え
ば、2−ブタノン、シクロヘキサノン、塩化メチレン、
クロロホルム等が挙げられる。液晶カラーフィルタの作
製においては、コレステリック液晶組成物が好ましい。
前記液晶層と仮支持体との間には、被転写体上に異物等
がある場合など、転写時における密着性を確保する観点
から、熱可塑性樹脂等を含んでなるクッション層を設け
ることもでき、該クッション層等の表面には、ラビング
処理等の配向処理(配向処理工程)を施すことも好まし
い。 (2)前記転写材料を光透過性の基板上にラミネートす
る工程。前記光透過性の基板のほか、基体上に受像層を
有する受像材料を用いてもよい。また、前記転写材料を
用いずに、基板上に直接液晶組成物を塗布形成してもよ
い(塗布工程)。塗布は、バーコーターやスピンコータ
ー等を用いた公知の塗布方法の中から適宜選択して行え
る。但し、材料ロス及びコストの点で転写による方法が
好ましい。
【0083】(3)光透過性の基板から転写材料を剥離
して、前記基板上にコレステリック液晶層を形成する工
程(転写工程)。該液晶層は、下記(4)を経た後、更
に積層して複数層より構成することもできる。 (4)コレステリック液晶層に露光マスクを介して画像
様に照度ν1の紫外線を照射し選択反射色を示す画素パ
ターンを形成し、これに更に照度ν2の紫外線を照射し
て層を硬化させる工程(露光工程)。
【0084】〔第2の態様〕 (1)カラーフィルタを構成する支持体上に直接液晶組
成物を設けて液晶層を形成する工程。ここで、液晶層
は、上記同様に塗布液状に調製した液晶組成物をバーコ
ーターやスピンコーター等を用いた公知の塗布方法によ
り塗布形成することができる。また、前記コレステリッ
ク液晶層と仮支持体との間には、上記同様の配向膜が形
成されていてもよい。該配向膜等の表面には、ラビング
処理等の配向処理(配向処理工程)を施すことも好まし
い。 (2)前記第1の態様の工程(4)と同様の露光工程。
【0085】液晶カラーフィルタとして機能する液晶層
(シート状の液晶組成物)の厚みとしては、1.5〜4
μmが好ましい。
【0086】更に、図1から図3を用いて以下に説明す
る。図1〜3は、本発明の液晶カラーフィルタを製造す
る工程の一形態を示す概略図である。まず、既述の各成
分を適当な溶媒に溶解し、塗布液状コレステリック液晶
組成物を調製する。ここで、各成分及び溶媒は既述の通
りである。
【0087】図1−(A)のように、支持体10(以
下、「仮支持体」ともいう)を準備し、該支持体10上
に、例えばアクリル樹脂、ポリエステル、ポリウレタン
等を塗布形成してクッション層(熱可塑性樹脂層)12
を設け、更にポリビニルアルコール等よりなる配向膜1
4を積層する。この配向膜には、図1−(B)に示すよ
うにしてラビング処理が施される。このラビング処理
は、必ずしも必要ではないが、ラビング処理した方がよ
り配向性を向上させることができる。次に、図1−
(C)に示すように、前記配向膜14上に、塗布液状の
コレステリック液晶組成物を塗布、乾燥しコレステリッ
ク液晶層16を形成した後、このコレステリック液晶層
16上にカバーフィルム18を設けて、転写材料を作製
する。以下、該転写材料を転写シート20と称する。
【0088】一方、図1−(D)に示すように、別の支
持体22を準備し、該支持体上に上記と同様にして配向
膜24を形成し、その表面にラビング処理を施す。以
下、これをカラーフィルタ用基板26と称する。
【0089】次いで、転写シート20のカバーフィルム
18を剥がした後、図2−(E)に示すように、該転写
シート20のコレステリック液晶層16の表面と、カラ
ーフィルタ用基板26の配向膜24の表面とが接触する
ように重ね合わせ、図中の矢印方向に回転するロールを
通してラミネートされる。その後、図2−(F)に示す
ように、転写シート20の配向膜14とクッション層1
2との間で剥離され、カラーフィルタ用基板上に、コレ
ステリック液晶層が配向膜14と共に転写される。この
場合、クッション層12は、必ずしも仮支持体10と共
に剥離されなくてもよい。
【0090】転写後、図3−(G)に示すように、配向
膜14の上方に、光の透過率の異なる領域を複数有する
露光マスク28が配置され、このマスク28を介して第
一の光をコレステリック液晶層16にパターン状に照射
される。コレステリック液晶層16には、光照射量によ
って螺旋ピッチが異なるように液晶化合物、カイラル化
合物等が含まれており、螺旋ピッチが異なる構造が各パ
ターン毎に、例えば、緑色(G)を反射し、青色(B)
及び赤色(R)を透過させる領域、青色(B)を反射
し、緑色(G)及び赤色(R)を透過させる領域、赤色
(R)を反射し、緑色(G)及び青色(B)を透過させ
る領域を形成するように形成される。
【0091】次に、図3−(H)に示すように、コレス
テリック液晶層16に対して、上記工程(G)における
光照射と異なる照射強度で更に紫外線照射して、パター
ンを固定化する。その後、2−ブタノン、クロロホルム
等を用いて、コレステリック液晶層16上の不要部分
(例えば、クッション層、中間層等の残存部、未露光
部)を除去することにより、図3−(I)に示すよう
に、BGRの反射領域を有するコレステリック液晶層を
形成できる。
【0092】図1〜3に示す方法は、ラミネート方式に
よるカラーフィルタの製造方法の一形態であるが、カラ
ーフィルタ用基板上に直接液晶層を塗布形成する塗布方
式による製造方法であってもよい。この場合、上記態様
に当てはめると、図1−(D)に示すカラーフィルタ用
基板26の配向膜24上にコレステリック液晶層を塗
布、乾燥した後、上記同様の図3−(G)〜(I)に示
す工程が順次実施される。
【0093】これらの工程及び使用する転写材料、支持
体等の材料については、本発明者らが先に提出した特願
平11−342896号及び特願平11−343665
号の各明細書に詳細に記載されている。
【0094】上記のように、一般式(I)で表される光
反応型光学活性化合物を含む液晶組成物を用いると、光
量に対する液晶の螺旋構造の捻れ力の変化率が大きいの
で、液晶が呈し得る選択反射色の色幅が拡がり、色純度
に優れた青(B)、緑(G)、赤(R)の3原色よりなる液晶
カラーフィルタを得ることができる。
【0095】<光学フィルム>本発明の光学フィルム
は、前記本発明の光反応型カイラル剤より選択される少
なくとも一種を少なくとも含有してなり、更に少なくと
も一種の液晶性化合物(好ましくはネマチック液晶化合
物)を含む態様が好適であり、広範な波長域から光学波
長を任意に設定してなる。また、必要に応じて重合性モ
ノマー、光重合開始剤、及び排除体積効果を及ぼす界面
活性剤等の前記本発明の液晶組成物において列挙した他
の成分等を含んでなり、前述の「液晶の捻れ構造を変化
させる方法」に基づき、適宜選択された所望のパターン
及び光量で光照射することにより作製できる。
【0096】本発明の光学フィルムは、前述した本発明
の液晶組成物、及び公知の組成物に前記一般式(I)で
表される光反応型光学活性化合物を含んでなるものの中
から適宜選択して作製することができる。ここで、光学
フィルムの形態としては、特に制限はなく、前記液晶組
成物のみから構成されたシート形態、所望の支持体や仮
支持体上に液晶組成物含む層(液晶層)を設けた形態等
のいずれであってもよく、更に配向膜や保護膜等の他の
層(膜)が設けられていてもよい。
【0097】前記液晶性化合物、重合性モノマー及び光
重合開始剤及び他の成分としては、前記本発明の液晶組
成物で使用可能なものと同様のものが使用でき、その含
有量、好ましい範囲等も該液晶組成物の場合と同様であ
る。また、光学フィルムを構成する液晶組成物中におけ
る、前記一般式(I)で表される光反応型光学活性化合
物の含有量も、既述の本発明の液晶組成物と同様であ
る。
【0098】本発明の光学フィルムは、例えば、前記本
発明の液晶組成物を用いて好適に作製することができ
る。また、光学フィルムを製造する方法としては、前記
液晶カラーフィルタとほぼ同様の方法により作製でき、
前記露光工程を少なくとも一工程含んでなる方法であっ
てもよい。また、選択する製造態様に応じて、前記配向
処理工程、転写工程、塗布工程などの工程を経て形成さ
れてもよい。より具体的には、前記第1の態様、第2の
態様の製造方法とほぼ同様にして作製することもでき
る。
【0099】上記のように、一般式(I)で表される光
反応型光学活性化合物を含む液晶組成物を用いると、光
量に対する液晶の螺旋構造の捻れ力の変化率を大きく変
化させることができ、非光吸収型の光学フィルムを得る
ことができる。例えば、液晶相をコレステリック液晶相
とした場合には、液晶の選択反射する色幅が拡く、多彩
な選択反射色よりなる光学フィルム、色純度に優れた原
色(B,G,R)の光学フィルムなどを得ることができ
る。
【0100】<記録媒体>本発明の記録媒体は、前記本
発明の光反応型カイラル剤より選択される少なくとも一
種を少なくとも含有してなり、更に少なくとも一種の液
晶性化合物(好ましくはネマチック液晶化合物)を含む
態様が好適である。また、必要に応じて、重合性モノマ
ー、光重合開始剤、及び排除体積効果を及ぼす界面活性
剤等の前記本発明の液晶組成物において列挙した他の成
分等を含んでなる。
【0101】本発明の記録媒体は、その形態に制限はな
く、液晶組成物のみからなるシート形態のものであって
もよいし、所望の支持体や仮支持体(以下、「支持体
等」という)上に光反応型カイラル剤を含有する液晶組
成物を含む層(液晶層)が設けられた形態のものであっ
てもよい。ここで、液晶組成物としては、前述した本発
明の液晶組成物、及び公知の組成物に前記一般式(I)
で表される化合物を含んでなるものの中から適宜選択で
きる。また更に、配向膜や保護膜等の他の層(膜)が設
けられていてもよい。
【0102】前記液晶性化合物、重合性モノマー及び光
重合開始剤、及び他の成分としては、前記液晶組成物で
使用可能なものと同様のものが使用でき、その含有量、
好ましい範囲等も液晶組成物の場合と同様である。ま
た、記録媒体を構成する液晶組成物中における、前記一
般式(I)で表される光反応型光学活性化合物の含有量
も、既述の本発明の液晶組成物と同様である。
【0103】本発明の記録媒体は、例えば、前述した本
発明の液晶組成物を支持体等上に設けることにより、好
適に作製することができる。液晶組成物を支持体等上に
設ける方法としては、(1)仮支持体上に本発明の液晶
組成物を含む液晶層が設けられた転写材料を用いて、支
持体上に該液晶層を転写する方法、(2)支持体上に、
塗布液状に調製した液晶組成物を直接塗布等する方法、
等が挙げられる。前記方法(1)及び(2)において、
転写材料や塗布の方法などについては、前記本発明の液
晶組成物において例示した態様(第1及び第2の態様)
及び図1〜3の説明に準じて適応できる。
【0104】上記のようにして作製された本発明の記録
媒体は、適宜選択された所望のパターン及び光量で光照
射することにより、液晶の捻れ力の変化率に応じて画像
を、特にコレステリック液晶の場合には螺旋ピッチの変
化率で決まる選択反射色から構成される有色画像を、形
成することができる。画像の形成は、例えば、前述の
「液晶の螺旋構造を変化させる方法」並びに「液晶の螺
旋構造を固定化する方法」に基づいて行ってもよい。
【0105】しかも、液晶構造を変化させるカイラル剤
として前記一般式(I)で表される光反応型光学活性化
合物を用いると、光量に対する液晶の螺旋構造の捻れ力
の変化率が大きいので、色再現範囲の広い画像を形成す
ることができ、特にコレステリック液晶の場合には、液
晶が選択反射する色相幅を拡げることができ、多彩で色
純度の高い多色画像を形成することができる。また、捻
れ力の変化率の大きいことは、画像形成の際の高感度化
(高速化)にも大きく寄与する。また、例えば、重合性
の液晶化合物や重合性モノマーを用いることにより、パ
ターニング後の液晶を固定化することができ、十分な画
像安定性に優れた画像を形成することができる。
【0106】光照射する光源としては、前記本発明の液
晶組成物において使用可能なものと同様の光源を用い
て、好適に光記録を行うことができる。また、液晶の固
定化のための光照射の場合も同様である。
【0107】以上説明したように、液晶分子の螺旋構造
を変化させるカイラル剤として、特に前記一般式(I)
で表される光反応型光学活性化合物を用いることによ
り、液晶の捻れ力(捻れ角)を大きく変化させることが
できる。特にネマチック液晶化合物を用いたコレステリ
ック液晶の場合には、光照射により得られる選択反射波
長域が拡がり、その結果、BGRの3原色の色純度をも
より高めることができる。したがって、液晶の色相の選
択性、鮮やかさが向上し、特に液晶カラーフィルタや光
学フィルム等においては、クリアで鮮やかなカラー像の
表示が可能となり、記録媒体においては、形成する画像
の色相を多彩化することができる。
【0108】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、
実施例中の「部」及び「%」は、全て「質量部」及び
「質量%」を表す。
【0109】(実施例1):光照射による螺旋ピッチの
変化の測定 前述した合成方法と類似の方法により合成した本発明の
光反応型カイラル剤(例示化合物(6))2部をネマチ
ック液晶組成物(ZLI−1132,メルク社製)98
部と混合し、ポリイミド配向膜で一軸配向処理を施した
クサビ型セル(ガラス厚み1.1mm、青色板)に注入
した。ここで、偏光顕微鏡を用いて室温での螺旋ピッチ
を測定したところ、1.47μmであった。これをヘリ
カルツイスティングパワー(HTP)に換算すると、3
4μm-1となる。
【0110】次いで、上記クサビ型セルに対して高圧水
銀ランプから300mW/cm2の照射強度で3分間紫
外線を照射した。照射後、上記と同様にして室温での螺
旋ピッチを測定したところ、2.8μmに変化してい
た。これをHTPに換算すると18μm-1となる。従っ
て、HTP変化率は1.89であった。上記のように、
紫外線の照射により螺旋の捻れ力(HTP)を大きく変
化させることができた。尚、コンタクト法により、紫外
線照射前後における捻れの向きを確認したところ、照射
の前後とも右捻れであった。
【0111】(実施例2):広帯域円偏光反射板の作製 (1) 基板の準備 ガラス基板上に、ポリイミド配向膜(LX−1400,
日立化成デュポン(株)製)塗布液をスピンコーターに
より塗布し、100℃のオーブンで5分間乾燥した後、
250℃のオーブンで1時間焼成して配向膜を形成し
た。更に、該膜の表面をラビング処理により配向処理し
て配向膜付ガラス基板を作製した。
【0112】(2) 作製 上記より得た配向膜付ガラス基板の該配向膜上に、下記
処方にて調製した塗布液をバーコーターにより塗布し、
110℃のホットプレート上にて5分間保持した後、該
温度下で365nmに光源中心波長を持つバンドパスフ
ィルタを介して、超高圧水銀灯により3分間光照射を行
った。尚、下記本発明の光反応型カイラル剤(例示化合
物(5))は、既述の合成方法と類似の方法により合成
した。
【0113】次いで、110℃に維持した状態で暗所に
5分間保持し、その後バンドパスフィルタを取り除き、
窒素ガスを吹き付けながら上記と同様の超高圧水銀灯に
より照射エネルギー500mJ/cm2で更に全面を露
光し、重合硬化した。以上のようにして、円偏光反射板
を作製した。
【0114】
【化14】
【0115】上記より得た円偏光反射板は、450〜6
80nmに渡る広範な波長領域の選択反射を示し、広帯
域円偏光反射板として十分な帯域特性を有していた。し
かも、550nmの選択反射波長での右円偏光反射率は
95%であった。
【0116】(実施例3):液晶カラーフィルタの作製 (1) フィルタ基板の準備 ガラス基板上にポリイミド配向膜(LX−1400,日
立化成デュポン(株)製)塗布液をスピンコーターによ
り塗布し、100℃のオーブンで5分間乾燥した後、2
50℃のオーブンで1時間焼成して配向膜を形成した。
更に、該膜の表面をラビング処理により配向処理して配
向膜付ガラス基板を作製した。
【0117】(2)フィルタ層の形成 上記より得た配向膜付ガラス基板の該配向膜上に、下記
処方にて調製した感光性樹脂層用塗布液をスピンコータ
ーにより塗布し、これを100℃のオーブンで2分間乾
燥して感光性樹脂層を形成した。尚、下記本発明の光反
応型カイラル剤(例示化合物(2))は、既述の合成方
法にしたがって合成した。
【0118】
【化15】
【0119】次いで、ガラス基板の表面で接触するよう
に100℃のホットプレート上に5分間保持し、感光性
樹脂層を発色させた。更に、該感光性樹脂層上に、透過
率が三段階に異なり(0%、46%、92%)、それぞ
れの領域が青色画素用、緑色画素用、赤色画素用に対応
して配列されたフォトマスクと365nmに中心を持つ
バンドパスフィルタとを介して超高圧水銀灯を配置し、
このフォトマスク及びバンドパスフィルタを通して超高
圧水銀灯により照射しパターニングした。このときの照
射エネルギーは赤色画素用に対して300mJ/cm2
であり、照射強度は30mW/cm2であった。
【0120】次に、フォトマスクとバンドパスフィルタ
とを取り除き、窒素ガスを吹き付けながら上記と同様の
超高圧水銀灯により照射エネルギー500mJ/cm2
で更に全面を露光し、重合硬化した。更に、フィルタ部
(感光性樹脂層)の硬化度を促進するために、220℃
のオーブンで20分間焼成し、赤色画素、緑色画素、青
色画素パターンが形成されたカラーフィルタを得た。上
記パターニング時において、照射によって液晶の螺旋ピ
ッチ(液晶の捻れ力)を大きく変化させることができ、
色純度の高い赤色、緑色、青色よりなる画素パターンを
形成することができた。
【0121】(実施例4):STN素子用光学補償膜の
作製 厚み80μmのトリアセチルセルロース(TAC)上
に、ケン化度99.5%のポリエチレンビニルアルコー
ル(PVA)膜をバーコート法により形成し、110℃
下で3分間加熱した。該PVA膜上にラビング処理を施
し、更に下記処方にて調製した塗布液をバーコーターに
より加温塗布し、これを120℃のオーブンで3分間乾
燥して成膜した。尚、下記本発明の光反応型カイラル剤
(例示化合物(7))は、既述の合成方法にしたがって
合成した。
【0122】
【化16】
【0123】次いで、温度100℃の下、前記膜上から
高圧水銀ランプを用いて紫外線照射(照射エネルギー3
00mJ/cm2)を行って膜を重合硬化させ、STN
素子用光学補償膜を作製した(以下、「STN補償膜」
と称する。)。この時のSTN補償膜の膜厚を測定した
ところ5.0μmであった。また、該STN補償膜の偏
光透過スペクトルプロファイルから、液晶分子の配向
(螺旋構造)が240度で膜厚方向に捻れ、その螺旋の
捻れ角(回転角)が240度であることが判った。ま
た、この膜を該膜とは逆向きの捻れ角(−240度)を
持つSTN補償膜を用意し、これらを合致した部分の液
晶分子が直交するように重ね合わせ、互いに吸収軸が直
交する2枚の偏光板の間に挿入して、目視により観察し
たところ良好な黒色を示した。したがって、上記より形
成された膜(STN補償膜)は、STN素子用光学補償
膜として作用していることが確認できた。
【0124】(実施例5):TN素子用のリバースツイ
ストドメインの発生防止 ITO膜付きのガラス基板の該ITO膜上に、ポリイミ
ド配向膜(LX−1400,日立化成デュポン(株)
製)塗布液をスピンコーターにより塗布し、100℃の
オーブンで5分間乾燥した後、250℃のオーブンで1
時間焼成して配向膜を形成した。更に、該膜の表面にラ
ビング処理を施してラビング角度が90度になるように
配向処理し、配向膜付ガラス基板を2枚作製した。上記
配向膜付ガラス基板の配向膜が互いに対向するように配
置し、直径6μmのスペーサビーズを混合した2液性エ
ポキシ樹脂接着剤により貼り合わせ、駆動用セルを形成
した。該セルの厚みを光干渉法により測定したところ
5.4μmであった。
【0125】前記セル中に、下記組成よりなる組成物を
注入した。尚、下記本発明の光反応型カイラル剤(例示
化合物(2))は、既述の合成方法にしたがって合成し
た。 〔組成物〕 ・ネマチック液晶組成物(ZLI-1132,メルク社製) …99.9% ・本発明の光反応型カイラル剤(既述の例示化合物(2)) … 0.1%
【0126】次に、互いに吸収軸が直交する二枚の偏光
板の間に、注入後の駆動用セルを挿入して目視により観
察したところ、リバースツイストドメインの発生は認め
られなかった。したがって、リバースツイストの発生に
よるコントラストの低下がなく、コントラスト、色純度
に優れた画像表示が期待できる。
【0127】
【発明の効果】本発明によれば、光感応性を有し、光に
より異性化して大きく構造変化し得る光反応型光学活性
化合物を提供することができる。本発明によれば、液晶
性化合物の配向を制御し得、かつ光による液晶の捻れ変
化率が大きく、例えばコレステリック液晶相の場合に
は、3原色(B,G,R)を含む広範な選択反射が可能
で、色純度の高い3原色を表示させ得る光反応型カイラ
ル剤を提供することができる。本発明によれば、光によ
り液晶の捻れ力を変化させ、且つその捻れ変化率の大き
い光反応型光学活性化合物を含み、光により液晶分子の
配向状態を大きく立体的に制御して光学特性を変化しう
る液晶組成物、例えばコレステリック液晶の場合には、
光照射により3原色を含む広範な選択反射色を示し、し
かも色純度に優れた3原色の表示が可能な液晶組成物を
提供することができる。本発明によれば、光照射により
液晶の捻れ力を大きく変化させ得る光反応型光学活性化
合物を含み、高色純度の液晶カラーフィルタを提供する
ことができる。本発明によれば、光照射により液晶の捻
れ力を大きく変化させ得る光反応型光学活性化合物を含
む非光吸収型の光学フィルム、例えばコレステリック液
晶相の場合には、選択反射域が広範で色純度の高い光学
フィルムを提供することができる。本発明によれば、光
照射により液晶の捻れ力を大きく変化させ得る光反応型
光学活性化合物を含み、画像様に光量を変化させること
により鮮明な画像を形成し得る記録媒体、例えば液晶相
がコレステリック液晶相の場合には、色相が広範で色純
度の高い選択反射色よりなる画像を形成し得る記録媒体
を提供することができる。本発明によれば、捻れ変化率
の大きい光反応型光学活性化合物を含む液晶組成物に光
照射して液晶の捻れ力(捻れ角)を大きく変化させう
る、液晶の捻れ構造を変化させる方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液晶カラーフィルタを製造する工程
の一部を示す概略図である。
【図2】 本発明の液晶カラーフィルタを製造する工程
の一部を示す概略図である。
【図3】 本発明の液晶カラーフィルタを製造する工程
の一部を示す概略図である。
【符号の説明】
10 支持体(仮支持体) 12 クッション層(熱可塑性樹脂層) 14,24 配向膜 16 液晶層(液晶組成物) 18 カバーフィルム 20 転写シート 22 基板 26 カラーフィルタ用基板 28 露光マスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/13 500 G02F 1/13 500 4C071 1/1335 505 1/1335 505 4H027 1/139 1/139 G03C 1/73 G03C 1/73 // C07M 7:00 C07M 7:00 (72)発明者 林 圭一郎 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H048 BA45 BA48 BB02 BB14 BB42 2H049 BA03 BA05 BA06 BA42 BA43 BB43 BC04 BC05 BC22 2H088 GA03 GA15 GA17 HA12 HA16 MA20 2H091 FA02Y FB02 FB12 FC23 JA10 KA03 LA30 2H123 AD00 4C071 AA01 BB01 CC12 EE05 FF15 HH05 JJ01 LL05 4H027 BA02 BD15 BD16 BD20 BD24 DH01 DH03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表されることを特徴
    とする光反応型光学活性化合物。 【化1】 〔式中、Rは、水素原子、炭素数1〜15のアルコキシ
    基、総炭素数3〜15のアクリロイルオキシアルキルオ
    キシ基、総炭素数4〜15のメタクリロイルオキシアル
    キルオキシ基を表す。〕
  2. 【請求項2】 一般式(I)で表される化合物におい
    て、Rが、総炭素数3〜15のアクリロイルオキシアル
    キルオキシ基、総炭素数4〜15のメタクリロイルオキ
    シアルキルオキシ基である請求項1に記載の光反応型光
    学活性化合物。
  3. 【請求項3】 一般式(I)で表される化合物におい
    て、Rが、水素原子、炭素数1〜15のアルコキシ基で
    ある請求項1に記載の光反応型光学活性化合物。
  4. 【請求項4】 下記一般式(I)で表される化合物から
    なり、光照射により液晶の捻れ力を変化させることを特
    徴とする光反応型カイラル剤。 【化2】 〔式中、Rは、水素原子、炭素数1〜15のアルコキシ
    基、総炭素数3〜15のアクリロイルオキシアルキルオ
    キシ基、総炭素数4〜15のメタクリロイルオキシアル
    キルオキシ基を表す。〕
  5. 【請求項5】 請求項1から3のいずれかに記載の光反
    応型光学活性化合物より選択される少なくとも一種を含
    有することを特徴とする液晶組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1から3のいずれかに記載の光反
    応型光学活性化合物より選択される少なくとも一種を含
    有することを特徴とする液晶カラーフィルタ。
  7. 【請求項7】 請求項1から3のいずれかに記載の光反
    応型光学活性化合物より選択される少なくとも一種を含
    有することを特徴とする光学フィルム。
  8. 【請求項8】 請求項1から3のいずれかに記載の光反
    応型光学活性化合物より選択される少なくとも一種を含
    有することを特徴とする記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の液晶組成物に光照射し
    て液晶の捻れ力を変化させることを特徴とする液晶の捻
    れ構造を変化させる方法。
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