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JP2002072574A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002072574A
JP2002072574A JP2000252360A JP2000252360A JP2002072574A JP 2002072574 A JP2002072574 A JP 2002072574A JP 2000252360 A JP2000252360 A JP 2000252360A JP 2000252360 A JP2000252360 A JP 2000252360A JP 2002072574 A JP2002072574 A JP 2002072574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
image
patch
roller
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000252360A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Ogata
隆雄 尾形
Kazuo Suzuki
一生 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000252360A priority Critical patent/JP2002072574A/ja
Publication of JP2002072574A publication Critical patent/JP2002072574A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光ベルトや中間転写ベルト等のベルト上に
形成したパッチ画像を、光反射型のセンサーにより出力
変動を抑制して検知し、出力画像の濃度制御や色ズレ制
御を良好に行うことを可能とすることである。 【解決手段】 画像形成装置は、駆動ローラ40を含む
懸架ローラに懸架された感光ベルト50を有し、そのベ
ルト上に形成したパッチ画像を正反射光検知方式のパッ
チ検センサー13で検知する。ベルトの振動やうねりを
排除し、センサーにより出力変動を抑制して検知するた
めに、ベルトの懸架ローラ、たとえば駆動ローラ40の
箇所にセンサー13を、ベルトと駆動ローラとが接触す
る部分を除く範囲であって、かつベルト表面の法線が駆
動ローラの表面に交差(ローラ表面の接線の場合も含
む)する範囲(たとえば図2の点Bの位置)において、
ベルト表面の法線方向に設置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に従来のカラー画像形成装置の概略
断面図を示す。
【0003】本例の画像形成装置は、上部にデジタルカ
ラー画像リーダ部、下部にデジタルカラー画像プリンタ
部を有する。
【0004】リーダ部において、原稿30を原稿台ガラ
ス31上に載せ、露光ランプ32より露光走査した原稿
30からの反射光像を、レンズ33によりフルカラーセ
ンサー34に集光し、カラー色分解画像信号を得る。カ
ラー色分解画像信号に、図示しない増幅回路を経て図示
しないビデオ処理ユニットにより処理を施し、プリンタ
部に送出する。
【0005】プリンタ部において、像担持体である感光
ドラム1を矢印R1方向に回転自在に担持し、感光ドラ
ム1の周りに前露光ランプ11、コロナ帯電器2、露光
光学系3、電位センサー12、4個の現像器4(4y、
4c、4m、4bk)、ドラム上トナー検知手段(パッ
チ検センサー)13、転写装置5、クリーニング器6等
を配置する。
【0006】レーザービーム露光光学系3には、リーダ
部からの画像信号を入力し、図示しないレーザー出力部
で光信号に変換した後、レーザー光をポリゴンミラー3
aで反射し、レンズ3bおよびミラー3cを通って、感
光ドラム1の面を線状に走査(ラスタスキャン)する光
像Eに変換する。
【0007】プリンタ部では、画像形成時、まず、感光
ドラム1を矢印方向R1に回転させ、前露光ランプ11
で除電し、帯電器2により一様に帯電した後、各分解色
ごとに光像Eを照射し、感光ドラム1の表面に各色の静
電潜像を形成する。
【0008】つぎに各分解色ごとに所定の現像器4を動
作させて、感光ドラム1上の潜像を現像し、感光ドラム
1上に樹脂を基本としたトナーによる画像を形成する。
現像器4y、4m、4c、4bkは、偏心カム24y、
24c、24m、24bkの動作により、各分解色の潜
像に応じて択一的に感光ドラム1に接近するようにして
いる。
【0009】転写材カセット7から転写材が搬送系によ
り転写装置5に搬送され、ついで転写装置5により感光
ドラム1と対向した転写位置に供給される。感光ドラム
1上に形成されたトナー像は、転写位置に供給された転
写材に転写される。転写装置5は、本例では、転写ドラ
ム5a、転写帯電器5b、吸着帯電器5cおよび対向す
る吸着ローラ5g、内側帯電器5d、外側帯電器5eと
を有し、回転駆動されるように軸支された転写ドラム5
aの周面開口域には、転写材担持シート5fを円筒状に
一体的に調節している。転写材担持シート5fは、ポリ
カーボネートフィルム等の誘電体シートを使用してい
る。
【0010】転写装置5に搬送された転写材は、吸着帯
電器5cおよび吸着ローラ5gにより転写材担持シート
5fに吸着され、転写ドラム5aの回転にしたがって転
写位置を通って搬送され、感光ドラム1上のトナー像が
転写帯電器5bにより転写材上に転写される。
【0011】このように転写材担持シート5fに吸着し
て搬送される転写材には、所望回数回転する間に、感光
ドラム1から所望数の色トナー像が重ね合わせて転写さ
れ、フルカラーの画像が形成される。
【0012】4色モードの場合、このようにして4色の
トナー像の転写を終了すると、転写材を転写ドラム5a
から分離爪8a、分離押上げコロ8bおよび分離帯電器
5hの作用によって分離し、熱ローラ定着器9を介して
トレイ10に排紙する。
【0013】他方、転写後の感光ドラム1は、表面の残
留トナーをクリーニング器6で清掃した後、再度画像形
成工程に供する。
【0014】転写材の両面に画像を形成する場合には、
転写材が定着器9を出た後、すぐに搬送パス切換えガイ
ド19を駆動し、排紙縦パス20を経て一旦反転パス2
1aに導いた後、転写材を一旦停止させ、反転ローラ2
1bの逆転により、送り込まれた際の後端を先頭にして
送り込まれた方向と反対方向に退出させ、転写材を裏返
して中間トレイ22にストックする。その後、再び転写
ドラム5aに送って、上述した画像形成工程により、転
写材の他方の面に画像を形成し、定着器19を経て排紙
トレイ10に排紙する。
【0015】転写材を分離した後の転写ドラム5aの転
写材担持シート5f上は、感光ドラム1、現像器4、ク
リーニング器6等からの粉体の飛散付着、また転写材の
ジャム(紙つまり)時にトナーが付着すること、両面画
像形成時に転写材上のオイルが付着する場合があること
により汚染されるが、転写材担持シート5fを介して対
向するファーブラシ14とバックアップブラシ15、お
よびオイル除去ローラ16とバックアップブラシ17に
よって清掃された後、再度画像形成プロセスに供され
る。このような清掃は、前回転時、後回転時に行い、ま
たジャム発生時には随時行う。
【0016】また、本例においては、転写ドラム偏心カ
ム25を作動させ、転写ドラム5aと一体化しているカ
ムフォロワ5iを作動させることにより、転写材担持シ
ート5fと感光ドラム1とのギャップを所定タイミング
で所定間隔に設定可能な構成としている。たとえば、ス
タンバイ中または電源オフ時には、転写ドラムと感光ド
ラムの間隔を離し、感光ドラムの回転駆動からの転写ド
ラムの回転を独立させることが可能な構成である。
【0017】また、現像器4(4y、4c、4m、4b
k)は、この一連の画像形成動作において、つぎのよう
に現像動作を行う。感光ドラム1の回転により静電潜像
が、現像器4の現像スリーブ41と対向した現像位置に
達するときに、現像バイアス電源(図示せず)により現
像スリーブ41にAC、DCを重畳した現像バイアスを
印加し、現像スリーブ駆動装置(図示せず)により現像
スリーブ41をB方向に回転し、現像加圧カム24(2
4y、24c、24m、24bk)により加圧して、こ
の状態で潜像を現像する。
【0018】本例では、感光ドラム1上に濃度制御用の
パッチ画像(濃度パッチ)を形成して、画像濃度センサ
ーであるパッチ検センサー13により検知している。イ
エロー、マゼンタ、シアンの色トナーによるパッチ画像
については、濃度信号レベルが大きくなって画像濃度が
大きくなるに従い、センサー13の出力が大きくなる。
逆に、黒トナーによるパッチ画像は、濃度信号レベルが
大きくなって画像濃度が大きくなるに従い、センサー1
3の出力が小さくなる(センサー13の発光素子として
は近赤外光のLEDを用い、受光素子としてはフォトダ
イオードが一般的である)。
【0019】そのため、現像剤の初期設定時には、感光
ドラム1上にトナーの付着がない状態で、パッチ検セン
サーの出力基準値”1”(たとえばフルレンジ5Vの場
合2.5〜3V)になるように調整する。現像剤濃度検
知用のパッチ潜像が形成されたときには、現像バイアス
電源により電界を現像スリーブ41に印加し、図示しな
い駆動手段により現像スリーブ41を矢印B方向に回転
させ、パッチ潜像を現像してトナーパッチ画像として可
視化し、パッチ検センサー13により画像濃度を読み取
る。読み取った画像濃度が基準値”2”に達していなけ
れば、画像信号レベルを調整し、そのときの画像濃度値
を改めて初期基準値としてCPUにフィードバックす
る。この動作を各色について行う。
【0020】そして通常の画像形成時に、感光ドラム1
の非画像域(転写材の画像以外の部分に対応した領域)
に所定濃度のパッチ画像を形成して、センサー13の出
力値が常に一定になるように、現像器4にトナー補給を
行うことにより、現像剤の濃度(トナー濃度)を制御
し、適正濃度の出力画像を得るようにしている。
【0021】同様なパッチ検による濃度制御は、感光ベ
ルトや中間転写ベルトを用いた画像形成装置においても
行われる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感光ベ
ルトや中間転写ベルト上のパッチ画像を正反射光検知方
式によるセンサーを用いて検知した場合、検知面である
ベルトの振動や表面性によりセンサー出力が変動し、不
安定な出力を示すことがあり、画像濃度制御や現像剤濃
度制御が不安定になることがあった。
【0023】このようなセンサー出力変動の問題は、画
像パッチとして感光ベルトや中間転写ベルト上にレジス
トパッチを形成し、あるいは転写材搬送ベルト上にレジ
ストパッチを形成し、そのレジストパッチの位置を正反
射光検知方式によるセンサーを用いて検知して、出力画
像の色ズレ制御を行う場合にも生じる。
【0024】したがって、本発明の目的は、感光ベルト
や中間転写ベルト等のベルト上に形成したパッチ画像
を、光反射型のセンサーにより出力変動を抑制して検知
し、出力画像の濃度制御や色ズレ制御を良好に行うこと
を可能とした画像形成装置を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
駆動ローラおよび従動ローラの少なくとも2つの懸架ロ
ーラに懸架されたパッチ画像が形成されるベルトと、前
記ベルト上に形成されたパッチ画像を検知する光反射型
の検知手段とを備えた画像形成装置において、前記検知
手段を、前記ベルトの1つの懸架ローラの箇所に、前記
ベルトと前記1つの懸架ローラとが接触する部分を除く
範囲であって、かつ前記ベルト表面の法線が前記1つの
懸架ローラの表面に交差する範囲において、前記ベルト
表面の法線方向に設置したことを特徴とする画像形成装
置である。
【0026】また本発明は、駆動ローラおよび従動ロー
ラの少なくとも2つの懸架ローラに懸架されたパッチ画
像が形成されるベルトと、前記ベルト上に形成されたパ
ッチ画像を検知する光反射型の検知手段とを備えた画像
形成装置において、前記ベルトの1つの懸架ローラから
50mm以下の箇所に前記ベルトの支持部材を備え、前
記検知手段を、前記1つの懸架ローラと前記支持部材と
の間の箇所に、前記ベルト表面の法線方向に設置したこ
とを特徴とする画像形成装置である。
【0027】本発明によれば、前記ベルトが、トナー像
が形成される感光ベルトである。トナー像が形成される
1つまたは複数の像担持体を有し、前記ベルトが、前記
像担持体上のトナー像を転写材に転写する前に一旦転写
される中間転写ベルトである。トナー像が形成される1
つまたは複数の像担持体を有し、前記ベルトが、前記像
担持体上のトナー像が転写される転写材を搬送する搬送
ベルトである。前記パッチ画像が、出力画像の濃度制御
または2成分現像剤の濃度制御に使用される濃度パッチ
である。前記パッチ画像が、出力画像の色ズレ制御に使
用されるレジストパッチである。前記1つの懸架ローラ
が前記駆動ローラである。前記支持部材がテンションブ
レードまたはテンションローラからなる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0029】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略
図、図2は、図1の画像形成装置におけるパッチ検セン
サーの配置位置を示す説明図である。
【0030】本画像形成装置は、像担持体として駆動ロ
ーラ40および従動ローラ44に懸架された感光ベルト
50を有し、感光ベルト50は駆動ローラ40により矢
印方向に回動され、その感光ベルト50の回動方向に沿
って2つの画像形成ステーション60A、60Bが配置
され、各ステーション60(60A、60B)は、帯電
器2、露光手段3および現像器4を備えて構成される。
【0031】感光ベルト50の表面には、矢印方向の回
動過程で、各ステーション60において帯電器2による
帯電、露光手段3による露光、および現像器4による現
像が繰り返され、2色のトナー像が形成される。その感
光ベルト50上の2色のトナー像は、レジストローラ4
8によりタイミングをとって感光ベルト50に搬送され
た転写材に、転写ローラ44により一括して転写され
る。2色のトナー像を転写された転写材は、定着器46
に搬送してトナー像の定着を受け、2色の定着画像が形
成される。
【0032】本画像形成装置でも、従来と同様、上記と
同様な帯電、露光および現像の工程により、感光ベルト
50の非画像領域(転写材の画像以外の部分に対応した
領域)に、濃度制御用のパッチ画像を形成する一方、パ
ッチ検センサー13として正反射光検知方式の画像濃度
センサーを感光ベルト50の表面に対し法線方向に設置
して、センサー13でパッチ画像の濃度を検知し、これ
に基づき、たとえば現像器4へのトナー補給制御によっ
て、適正濃度の画像を得る画像濃度制御を行っている。
【0033】もちろん、感光ベルト50上にレジスト制
御用のパッチ画像を形成して、そのパッチ画像の位置を
検知することにより、感光ベルト50への潜像の書き出
し位置を制御することにより、色ズレ制御を行うことも
できる。
【0034】本実施例の大きな特徴は、パッチ検センサ
ー13を懸架ローラの1つ、たとえば下流側のステーシ
ョン60Bに近い駆動ローラ40の箇所において、感光
ベルトと駆動ローラとが接触する部分を除く範囲であっ
て、かつベルト表面の法線が駆動ローラの表面に交差す
る(法線がローラ表面の接線になる場合も含む)範囲
内、たとえば図2の点Bの位置のベルト表面の法線方向
に設置した。
【0035】従来のようにパッチ検センサー13を、た
とえば駆動ローラ40から離れた図2の点Aの法線方向
に設置したのでは、感光ベルト50の振動やうねりによ
り、感光ベルトに幅aの上下方向の変動が生じるので、
センサー出力は上下方向に大きく変動し、検知精度に難
点がある。一方、パッチ検センサー13を、感光ベルト
50と駆動ローラ40とが接触する部分、たとえば図2
の点Cの法線方向に設置したのでは、感光ベルト50自
体の振動はないものの、駆動ローラ40の振動や偏心、
あるいはローラ40とベルト50の間に入り込んだ異物
などによるローラ表面の凹凸を拾ってしまい、検知精度
を悪くする恐れがあることが分かった。
【0036】そこで、本実施例では、駆動ローラ40や
感光ベルト50の振動、表面性に影響されず、安定した
センサー出力を得ることができるようにするために、上
記したように、パッチ検センサー13を感光ベルト50
のたとえば図2の点Bの位置で法線方向に設置した。
【0037】本実施例の一例では、パッチ検センサー1
3として焦点距離が5mmの正反射型光センサーを用い
た。点Aの位置では、感光ベルト50は数mm程度振動
してしまうので、感光ベルト50に振動による上下方向
の変動がないときのセンサー出力値をXとすると、点A
の位置のセンサー出力値は、図3に示すように、X−
0.2XからX+0.2Xと約40%変動してしまう。
これによれば、図4にセンサー13の焦点距離特性を示
すように、感光ベルト50が上下それぞれ約2mm、全
体の変動幅で約4mmの振動をしていることが認められ
る。
【0038】点Cの位置では、感光ベルト50の振動に
よるセンサー出力値の変動は小さいものの、感光ベルト
50の表面に駆動ローラ40との間の異物による突起が
発生することで、図3に示すように、センサー出力値に
突起に対応するシャープなピークが現れてしまう。
【0039】これに対し、点Bの位置では、駆動ローラ
40との接触から外れた位置にあり、感光ベルト50の
下側に対向物がないため、ベルト表面に凹凸ができにく
く、さらに近傍に駆動ローラ40があるため、ベルトの
上下振動量を減少させることもでき、センサー出力を安
定化させることができる。
【0040】このような効果を得ることができる点Bの
位置は、感光ベルトを支持する箇所からの距離に依存す
る。一般に、正反射光検知型のパッチ検センサー13を
図2にrで示す範囲、すなわち感光ベルト50とこれを
懸架した懸架ローラとが接触する部分を除く範囲であっ
て、かつベルト表面の法線が懸架ローラの表面に交差す
る(法線がローラ表面の接線になる場合も含む)範囲に
おいて、ベルト表面の法線方向に設置すれば、パッチ検
センサーにより出力変動を抑制して、パッチ画像を検知
することができる。
【0041】本実施例は、以上のように構成されるの
で、光反射型のパッチ検センサーにより感光ベルト上に
形成したパッチ画像を、ベルトの振動やうねりを排除
し、出力変動を抑制して検知することができ、したがっ
てパッチ検による出力画像の濃度制御や色ズレ制御を良
好に行うことができる。
【0042】実施例2 図5は、本発明の他の実施例におけるパッチ検センサー
の配置位置を示す説明図である。
【0043】本実施例の画像形成装置は、感光ベルト5
0が駆動ローラ40および図示しない2つの従動ローラ
に懸架され、三角形状の回動軌道をとっており、その上
側の軌道上に回動方向に沿って複数の図示しない画像形
成ステーションが配置され、実施例1と同様な装置構成
を有している。
【0044】本実施例では、その3つの懸架ローラのう
ちの1つのローラ、たとえば駆動ローラ40の近傍に、
感光ベルト50の支持部材としてテンションローラ52
を配置し、この駆動ローラ40とテンションローラ52
との間の範囲で、感光ベルト50に対しパッチ検センサ
ー13を法線方向に配置した。このテンションローラ5
2の設置により、感光ベルト50の振動やうねりを減少
して、感光ベルト50上に形成したパッチ画像をパッチ
検センサー13により出力変動を抑制して検知し、安定
したセンサー出力が得られるようにした。
【0045】テンションローラ52と駆動ローラ40と
の間の距離をR=50mmとし、その距離R内の点B’
の位置で、パッチ検センサー13を垂直方向に配置した
ときのセンサー出力を図6に示す。図6には、実施例1
の図2の点A、点Bの位置でのセンサー出力を合わせて
表示した。
【0046】また、テンションローラ52と駆動ローラ
40との間の距離RをR=50mm、100mm、15
0mmに変え、その距離R内にパッチ検センサー13を
配置したときのセンサー出力の変動の様子を図7に示
す。感光ベルト50のテンションはいずれも30N以上
とした。
【0047】図6に示されるように、距離R=50mm
とし、そのR内にパッチ検センサーを配置した場合に
は、センサー出力の変動が少なく、実施例1のBの位置
でパッチ検センサーを配置したのと同等のセンサー出力
が得られている。これに対し、図7に示されるように、
距離R=100mm、150mmを大きくするにしたが
って、センサー出力が上下方向に大きく変動する。
【0048】以上、図6、図7の結果から、テンション
ローラ52を駆動ローラ40から50mm以下の距離の
位置に設置し、そのテンションローラ52と駆動ローラ
40との間の位置でパッチ検センサー13を法線方向に
配置すれば、パッチ検センサーにより出力変動を抑制し
て、パッチ画像を検知することができる。
【0049】以上では、支持部材としてテンションロー
ラ52を配置したが、図5に点線で示すようなブレード
状の支持部材、すなわちテンションブレードを配置して
もよい。
【0050】本実施例によっても、正反射光検知方式の
パッチ検センサーにより感光ベルト上に形成したパッチ
画像を、ベルトの振動やうねりを排除し、出力変動を抑
制して検知することができ、したがってパッチ検による
出力画像の濃度制御や色ズレ制御を良好に行うことがで
きる。
【0051】以上の実施例では、いずれも、感光ベルト
を備えた画像形成装置を例にとり、光反射型のパッチ検
センサーで感光ベルトに形成したパッチ画像を検知する
場合を説明したが、本発明はこれに限られず、トナー像
が形成される1つまたは複数の感光ドラムと、感光ドラ
ム上のトナー像を転写材に転写する前に、トナー像が一
旦転写される中間転写ベルトとを備える画像形成装置、
あるいはトナー像が形成される1つまたは複数の感光ド
ラムと、感光ドラム上のトナー像が転写される転写材を
搬送する搬送ベルトとを備える画像形成装置にも適用で
き、それらのベルト上に形成したパッチ画像を光反射型
のパッチ検センサーで検知する際、パッチ検センサーの
配置を同様にすることにより同様の効果を得ることがで
きる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、駆動ロ
ーラおよび従動ローラの少なくとも2つの懸架ローラに
懸架されたパッチ画像が形成されるベルトと、前記ベル
ト上に形成されたパッチ画像を検知する光反射型の検知
手段とを備えた画像形成装置において、ベルトの1つの
懸架ローラの箇所に、ベルトとその懸架ローラとが接触
する部分を除く範囲であって、かつベルト表面の法線が
懸架ローラの表面に交差する範囲において、検知手段を
ベルト表面の法線方向に設置し、または、ベルトの1つ
の懸架ローラから50mm以下の箇所にベルトの支持部
材を設置し、その懸架ローラと支持部材との間の箇所
に、検知手段をベルト表面の法線方向に設置したので、
検知手段により感光ベルトや中間転写ベルト、転写材搬
送ベルト等のベルト上に形成したパッチ画像を、ベルト
の振動やうねりを排除して、出力変動を抑制して検知す
ることができ、したがってパッチ検による出力画像の濃
度制御や色ズレ制御を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略図
である。
【図2】図1の実施例におけるパッチ検センサーの配置
位置を示す説明図である。
【図3】図2の各配置位置でのセンサー出力を示すグラ
フである。
【図4】図2の配置位置Bでのセンサー出力を示すグラ
フである。
【図5】本発明の他の実施例におけるパッチ検センサー
の配置位置を示す説明図である。
【図6】図5の配置位置B’でのセンサー出力を配置位
置B等でのセンサー出力と合わせて示すグラフである。
【図7】図5の実施例でテンションローラと駆動ローラ
との間の距離Rを変えて、その距離R内にパッチ検セン
サーを配置したときのセンサー出力の変動の様子を示す
グラフである。
【図8】従来の画像形成装置を示す全体図である。
【符号の説明】
2 帯電器 3 露光手段 4 現像器 13 パッチ検センサー 40 駆動ローラ 50 感光ベルト 52 テンションローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA09 DA10 DE02 DE07 DE10 EA06 EB04 EC03 EC06 EC09 ED01 ED16 ED24 2H030 AA01 AD05 AD11 AD16 BB02 BB22 BB36 BB42 BB44 BB46 BB71 2H032 AA05 AA15 BA09 BA18 BA23

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ローラおよび従動ローラの少なくと
    も2つの懸架ローラに懸架されたパッチ画像が形成され
    るベルトと、前記ベルト上に形成されたパッチ画像を検
    知する光反射型の検知手段とを備えた画像形成装置にお
    いて、 前記検知手段を、前記ベルトの1つの懸架ローラの箇所
    に、前記ベルトと前記1つの懸架ローラとが接触する部
    分を除く範囲であって、かつ前記ベルト表面の法線が前
    記1つの懸架ローラの表面に交差する範囲において、前
    記ベルト表面の法線方向に設置したことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 駆動ローラおよび従動ローラの少なくと
    も2つの懸架ローラに懸架されたパッチ画像が形成され
    るベルトと、前記ベルト上に形成されたパッチ画像を検
    知する光反射型の検知手段とを備えた画像形成装置にお
    いて、 前記ベルトの1つの懸架ローラから50mm以下の箇所
    に前記ベルトの支持部材を設置し、前記検知手段を、前
    記1つの懸架ローラと前記支持部材との間の箇所に、前
    記ベルト表面の法線方向に設置したことを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ベルトが、トナー像が形成される感
    光ベルトである請求項1または2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 トナー像が形成される1つまたは複数の
    像担持体を有し、前記ベルトが、前記像担持体上のトナ
    ー像を転写材に転写する前に一旦転写される中間転写ベ
    ルトある請求項1または2の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 トナー像が形成される1つまたは複数の
    像担持体を有し、前記ベルトが、前記像担持体上のトナ
    ー像が転写される転写材を搬送する搬送ベルトである請
    求項1または2の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記パッチ画像が、出力画像の濃度制御
    または2成分現像剤の濃度制御に使用される濃度パッチ
    である請求項1〜5のいずれかの項に記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記パッチ画像が、出力画像の色ズレ制
    御に使用されるレジストパッチである請求項1〜5のい
    ずれかの項に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記1つの懸架ローラが前記駆動ローラ
    である請求項1〜7のいずれかの項に記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 前記支持部材がテンションブレードまた
    はテンションローラからなる請求項2の画像形成装置。
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