JP2002068238A - 合成樹脂製キャップおよび閉止装置 - Google Patents
合成樹脂製キャップおよび閉止装置Info
- Publication number
- JP2002068238A JP2002068238A JP2000256401A JP2000256401A JP2002068238A JP 2002068238 A JP2002068238 A JP 2002068238A JP 2000256401 A JP2000256401 A JP 2000256401A JP 2000256401 A JP2000256401 A JP 2000256401A JP 2002068238 A JP2002068238 A JP 2002068238A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- mouth
- cap
- synthetic resin
- liner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 title claims abstract description 24
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 title claims abstract description 24
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 47
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims abstract description 22
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 11
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 3
- 229920006255 plastic film Polymers 0.000 description 3
- 229920001200 poly(ethylene-vinyl acetate) Polymers 0.000 description 3
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 2
- 239000005038 ethylene vinyl acetate Substances 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 2
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 229920001903 high density polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 239000004700 high-density polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 1
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 容器が高温にさらされる場合でも、密封性の
低下を防ぐことができる合成樹脂製キャップおよびこれ
を用いた閉止装置を提供する。 【解決手段】 容器21と、その口部21aに装着され
るキャップ1とからなり、容器21が、開口端21bの
内周側に容器傾斜部21cが形成され、キャップ1のラ
イナー5の内面に、容器口部21aの内周側をシールす
る環状突起12が形成され、この環状突起12が、突出
方向に向けて内方に傾斜した傾斜部12cにおいて容器
口部21aの内周側の容器傾斜部21cに当接するよう
に形成されている。
低下を防ぐことができる合成樹脂製キャップおよびこれ
を用いた閉止装置を提供する。 【解決手段】 容器21と、その口部21aに装着され
るキャップ1とからなり、容器21が、開口端21bの
内周側に容器傾斜部21cが形成され、キャップ1のラ
イナー5の内面に、容器口部21aの内周側をシールす
る環状突起12が形成され、この環状突起12が、突出
方向に向けて内方に傾斜した傾斜部12cにおいて容器
口部21aの内周側の容器傾斜部21cに当接するよう
に形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口部外周に雄ネジ
が形成された容器に螺子嵌合して該容器口部を閉止する
合成樹脂製キャップ、およびこの合成樹脂製キャップと
容器とからなる閉止装置に関する。
が形成された容器に螺子嵌合して該容器口部を閉止する
合成樹脂製キャップ、およびこの合成樹脂製キャップと
容器とからなる閉止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂製キャップを用いて、内
容液を充填した容器の口部を閉止する際には、容器内に
通常80℃以上の高温の内容液を充填した状態でキャッ
プの装着を行う方法、いわゆるホットパックが広く採用
されている。また殺菌効果を高めるため、キャップ装着
後、容器およびキャップを高温水を用いて加温すること
も行われている。また容器外面に、装飾用のプラスチッ
クフィルムを容器に巻き付け、このプラスチックフィル
ムをスチームなどにより加熱し収縮させて容器外面に固
定することにより容器に装飾を施すことも行われてい
る。
容液を充填した容器の口部を閉止する際には、容器内に
通常80℃以上の高温の内容液を充填した状態でキャッ
プの装着を行う方法、いわゆるホットパックが広く採用
されている。また殺菌効果を高めるため、キャップ装着
後、容器およびキャップを高温水を用いて加温すること
も行われている。また容器外面に、装飾用のプラスチッ
クフィルムを容器に巻き付け、このプラスチックフィル
ムをスチームなどにより加熱し収縮させて容器外面に固
定することにより容器に装飾を施すことも行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの操作を行う際
には、容器が高温にさらされて口部が熱収縮等により変
形(例えば内方への曲げ変形)を起こすことにより、容
器口部とキャップとの間の密着性が不十分となり密封性
が低下するのを防ぐことが要望されている。本発明は上
記事情に鑑みてなされたもので、容器が高温にさらされ
る場合でも、密封性の低下を防ぐことができる合成樹脂
製キャップおよびこれを用いた閉止装置を提供すること
を目的としている。
には、容器が高温にさらされて口部が熱収縮等により変
形(例えば内方への曲げ変形)を起こすことにより、容
器口部とキャップとの間の密着性が不十分となり密封性
が低下するのを防ぐことが要望されている。本発明は上
記事情に鑑みてなされたもので、容器が高温にさらされ
る場合でも、密封性の低下を防ぐことができる合成樹脂
製キャップおよびこれを用いた閉止装置を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するため、以下の構成を採用した。すなわち本発明
の合成樹脂製キャップは、天板部とその周縁から垂下し
た筒部とからなるキャップ本体と、キャップ本体内に設
けられたライナーとを備え、キャップ本体の筒部が水平
スコアによって該水平スコアより上部の主部と、ブリッ
ジによって該主部の下端に連結されたタンパーエビデン
スリング部とに区画され、該主部の内周壁面に、容器の
雄ネジに螺合するネジ部が設けられ、かつ該タンパーエ
ビデンスリング部に、開栓時に容器に係止してタンパー
エビデンスリング部の移動を阻止する係止手段が設けら
れ、ライナーの内面に、前記容器の口部の内周側をシー
ルする環状突起が形成され、この環状突起が、突出方向
に向けて内方に傾斜した傾斜部において容器口部の内周
側に当接するように形成されたことを特徴とする。ライ
ナーは、容器口部の外周面に当接する外側シール部と、
容器口部の開口端に当接する環状突起外周部分とを有す
ることが望ましい。環状突起は、突出方向に向けて徐々
に幅が狭くなるように形成されていることが好ましい。
また本発明の閉止装置は、容器と、その口部に装着され
る合成樹脂製キャップとからなり、容器が、その口部外
周に雄ネジが形成され、開口端の内周側に、内方に向け
て下方に傾斜する容器傾斜部が形成され、合成樹脂製キ
ャップが、天板部とその周縁から垂下した筒部とからな
るキャップ本体と、キャップ本体内に設けられたライナ
ーとを備え、キャップ本体の筒部が水平スコアによって
該水平スコアより上部の主部と、ブリッジによって該主
部の下端に連結されたタンパーエビデンスリング部とに
区画され、該主部の内周壁面に、容器の雄ネジに螺合す
るネジ部が設けられ、かつ該タンパーエビデンスリング
部に、開栓時に容器に係止してタンパーエビデンスリン
グ部の移動を阻止する係止手段が設けられ、ライナーの
内面に、前記容器の口部の内周側をシールする環状突起
が形成され、この環状突起が、突出方向に向けて内方に
傾斜した傾斜部において容器傾斜部に当接するように形
成され、この環状突起の傾斜部が、前記容器傾斜部に沿
うように形成されていることを特徴とする。
解決するため、以下の構成を採用した。すなわち本発明
の合成樹脂製キャップは、天板部とその周縁から垂下し
た筒部とからなるキャップ本体と、キャップ本体内に設
けられたライナーとを備え、キャップ本体の筒部が水平
スコアによって該水平スコアより上部の主部と、ブリッ
ジによって該主部の下端に連結されたタンパーエビデン
スリング部とに区画され、該主部の内周壁面に、容器の
雄ネジに螺合するネジ部が設けられ、かつ該タンパーエ
ビデンスリング部に、開栓時に容器に係止してタンパー
エビデンスリング部の移動を阻止する係止手段が設けら
れ、ライナーの内面に、前記容器の口部の内周側をシー
ルする環状突起が形成され、この環状突起が、突出方向
に向けて内方に傾斜した傾斜部において容器口部の内周
側に当接するように形成されたことを特徴とする。ライ
ナーは、容器口部の外周面に当接する外側シール部と、
容器口部の開口端に当接する環状突起外周部分とを有す
ることが望ましい。環状突起は、突出方向に向けて徐々
に幅が狭くなるように形成されていることが好ましい。
また本発明の閉止装置は、容器と、その口部に装着され
る合成樹脂製キャップとからなり、容器が、その口部外
周に雄ネジが形成され、開口端の内周側に、内方に向け
て下方に傾斜する容器傾斜部が形成され、合成樹脂製キ
ャップが、天板部とその周縁から垂下した筒部とからな
るキャップ本体と、キャップ本体内に設けられたライナ
ーとを備え、キャップ本体の筒部が水平スコアによって
該水平スコアより上部の主部と、ブリッジによって該主
部の下端に連結されたタンパーエビデンスリング部とに
区画され、該主部の内周壁面に、容器の雄ネジに螺合す
るネジ部が設けられ、かつ該タンパーエビデンスリング
部に、開栓時に容器に係止してタンパーエビデンスリン
グ部の移動を阻止する係止手段が設けられ、ライナーの
内面に、前記容器の口部の内周側をシールする環状突起
が形成され、この環状突起が、突出方向に向けて内方に
傾斜した傾斜部において容器傾斜部に当接するように形
成され、この環状突起の傾斜部が、前記容器傾斜部に沿
うように形成されていることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は、本発明の閉止
装置の一実施形態を示すもので、この閉止装置は、容器
21と、その口部21aに装着される合成樹脂製キャッ
プ1とから構成されている。容器21は、ポリエチレン
テレフタレート(PET)等の合成樹脂材料やガラスか
らなり、その口部外周に雄ネジ22が形成され、この雄
ネジ22の下方に、周方向に沿う環状膨出部23が設け
られている。
装置の一実施形態を示すもので、この閉止装置は、容器
21と、その口部21aに装着される合成樹脂製キャッ
プ1とから構成されている。容器21は、ポリエチレン
テレフタレート(PET)等の合成樹脂材料やガラスか
らなり、その口部外周に雄ネジ22が形成され、この雄
ネジ22の下方に、周方向に沿う環状膨出部23が設け
られている。
【0006】図3に示すように、容器口部21aの開口
端21bは、端面がほぼ水平となるように形成され、開
口端21bの内周側には、内方に向けて下方に傾斜する
容器傾斜部21cが形成されている。この容器傾斜部2
1cの傾斜角度(水平面に対する傾斜角度)Fは、15
〜45度(好ましくは20〜40度、さらに好ましくは
25〜35度)とするのが好ましい。傾斜角度Fが上記
範囲未満であると、容器口部21aが熱収縮などにより
変形しやすい状態となったときに環状突起12が容器口
部21aに係止しにくくなるため、容器口部21aの変
形を防ぐ効果が低くなる。また傾斜角度Fが上記範囲を
越えると、容器口部21aの内径寸法にばらつきが生じ
たときに、容器傾斜部21cの径方向位置のわずかなず
れにより環状突起12の容器口部21aに対する密着性
が低下するおそれがある。
端21bは、端面がほぼ水平となるように形成され、開
口端21bの内周側には、内方に向けて下方に傾斜する
容器傾斜部21cが形成されている。この容器傾斜部2
1cの傾斜角度(水平面に対する傾斜角度)Fは、15
〜45度(好ましくは20〜40度、さらに好ましくは
25〜35度)とするのが好ましい。傾斜角度Fが上記
範囲未満であると、容器口部21aが熱収縮などにより
変形しやすい状態となったときに環状突起12が容器口
部21aに係止しにくくなるため、容器口部21aの変
形を防ぐ効果が低くなる。また傾斜角度Fが上記範囲を
越えると、容器口部21aの内径寸法にばらつきが生じ
たときに、容器傾斜部21cの径方向位置のわずかなず
れにより環状突起12の容器口部21aに対する密着性
が低下するおそれがある。
【0007】図1に示すように、合成樹脂製キャップ
(以下、単にキャップという)1は、円形の天板部2と
その周縁から垂下した筒部3とを備えたキャップ本体4
と、天板部2の内面側に固着された略円板状のライナー
5とから概略構成されている。キャップ本体4の筒部3
は、水平スコア6によって水平スコア6より上部の主部
8と、多数の細いブリッジ7によって主部8の下端に連
結されたタンパーエビデンスリング部(以下、TEリン
グ部という)9とに区画されている。主部8の内周壁面
には、このキャップ1が装着される容器の雄ネジに螺合
するネジ部10が形成されている。また、TEリング部
9の内壁面には、キャップ1を開栓する際に、容器口部
21aの雄ネジ22下方に設けられた膨出段部23に係
止してTEリング部9の移動を阻止する係止手段である
複数の薄板状のタブ11が設けられている。キャップ本
体4は、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合
成樹脂材料からなるものである。
(以下、単にキャップという)1は、円形の天板部2と
その周縁から垂下した筒部3とを備えたキャップ本体4
と、天板部2の内面側に固着された略円板状のライナー
5とから概略構成されている。キャップ本体4の筒部3
は、水平スコア6によって水平スコア6より上部の主部
8と、多数の細いブリッジ7によって主部8の下端に連
結されたタンパーエビデンスリング部(以下、TEリン
グ部という)9とに区画されている。主部8の内周壁面
には、このキャップ1が装着される容器の雄ネジに螺合
するネジ部10が形成されている。また、TEリング部
9の内壁面には、キャップ1を開栓する際に、容器口部
21aの雄ネジ22下方に設けられた膨出段部23に係
止してTEリング部9の移動を阻止する係止手段である
複数の薄板状のタブ11が設けられている。キャップ本
体4は、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合
成樹脂材料からなるものである。
【0008】図2に示すように、ライナー5の内面に
は、容器口部21aの内周側をシールする環状突起12
と、容器口部21aの外周側をシールする外側シール部
13とが形成されている。環状突起12は、密封性を高
めるとともに、容器口部21aが内方に向けて曲げ変形
するのを防ぐためのもので、下方に向けて突出形成され
ている。環状突起12は、ほぼ鉛直方向に沿う内面12
aと、ほぼ水平方向に沿う下面12bと、外面である突
起傾斜部12cとを有し、突出方向(下方)に向けて徐
々に幅が狭くなる略台形状の断面を有する。突起傾斜部
12cは、環状突起12の突出方向である下方に向けて
漸次内方に傾斜するように形成され、容器口部21aの
容器傾斜部21cに沿うように形成されている。
は、容器口部21aの内周側をシールする環状突起12
と、容器口部21aの外周側をシールする外側シール部
13とが形成されている。環状突起12は、密封性を高
めるとともに、容器口部21aが内方に向けて曲げ変形
するのを防ぐためのもので、下方に向けて突出形成され
ている。環状突起12は、ほぼ鉛直方向に沿う内面12
aと、ほぼ水平方向に沿う下面12bと、外面である突
起傾斜部12cとを有し、突出方向(下方)に向けて徐
々に幅が狭くなる略台形状の断面を有する。突起傾斜部
12cは、環状突起12の突出方向である下方に向けて
漸次内方に傾斜するように形成され、容器口部21aの
容器傾斜部21cに沿うように形成されている。
【0009】環状突起12の高さA(図2を参照)は、
0.5〜1.0mm(好ましくは0.65〜0.85m
m、さらに好ましくは0.70〜0.80mm)とする
のが好ましい。この高さAが上記範囲未満であると、容
器口部21aが熱収縮などにより変形しやすい状態とな
ったときに環状突起12が容器口部21aに係止しにく
くなるため、容器口部21aの内方への変形を阻止する
効果が低くなる。また高さAが上記範囲を越えると、材
料コストが嵩むようになるため好ましくない。
0.5〜1.0mm(好ましくは0.65〜0.85m
m、さらに好ましくは0.70〜0.80mm)とする
のが好ましい。この高さAが上記範囲未満であると、容
器口部21aが熱収縮などにより変形しやすい状態とな
ったときに環状突起12が容器口部21aに係止しにく
くなるため、容器口部21aの内方への変形を阻止する
効果が低くなる。また高さAが上記範囲を越えると、材
料コストが嵩むようになるため好ましくない。
【0010】環状突起12の幅Bは、0.5〜2mm
(好ましくは1〜1.4mm、さらに好ましくは1.1
〜1.3mm)とするのが好ましい。この幅Bが上記範
囲未満であると、環状突起12の強度が低下し、容器口
部21aが熱収縮などにより変形しやすい状態となった
ときに環状突起12が容器口部21aに係止しにくくな
るため、容器口部21aの内方への変形を阻止する効果
が低くなる。また幅Bが上記範囲を越えると、樹脂使用
量が多くなり材料コストが嵩むようになるため好ましく
ない。
(好ましくは1〜1.4mm、さらに好ましくは1.1
〜1.3mm)とするのが好ましい。この幅Bが上記範
囲未満であると、環状突起12の強度が低下し、容器口
部21aが熱収縮などにより変形しやすい状態となった
ときに環状突起12が容器口部21aに係止しにくくな
るため、容器口部21aの内方への変形を阻止する効果
が低くなる。また幅Bが上記範囲を越えると、樹脂使用
量が多くなり材料コストが嵩むようになるため好ましく
ない。
【0011】下面12bの幅Cは、0.2〜0.7m
m、(好ましくは0.25〜0.45mm、さらに好ま
しくは0.3〜0.4mm)とするのが好ましい。突起
傾斜部12cの幅Dは、0.5〜1.2mm、(好まし
くは0.7〜1mm、さらに好ましくは0.8〜0.9
mm)とするのが好ましい。この幅Dが上記範囲未満で
あると、容器口部21aの内径寸法にばらつきが生じた
ときに、容器傾斜部21cの径方向位置のわずかなずれ
により環状突起12の容器口部21aに対するシール性
が低下するおそれがある。またこの幅Dが上記範囲を越
えると、樹脂使用量が多くなり材料コストが嵩むように
なるため好ましくない。
m、(好ましくは0.25〜0.45mm、さらに好ま
しくは0.3〜0.4mm)とするのが好ましい。突起
傾斜部12cの幅Dは、0.5〜1.2mm、(好まし
くは0.7〜1mm、さらに好ましくは0.8〜0.9
mm)とするのが好ましい。この幅Dが上記範囲未満で
あると、容器口部21aの内径寸法にばらつきが生じた
ときに、容器傾斜部21cの径方向位置のわずかなずれ
により環状突起12の容器口部21aに対するシール性
が低下するおそれがある。またこの幅Dが上記範囲を越
えると、樹脂使用量が多くなり材料コストが嵩むように
なるため好ましくない。
【0012】突起傾斜部12cの水平面に対する傾斜角
度Eは、20〜60度、(好ましくは35〜55度、さ
らに好ましくは40〜50度)とするのが好ましい。傾
斜角度Eが上記範囲未満であると、容器口部21aが熱
収縮などにより変形しやすい状態となったときに環状突
起12が容器口部21aに係止しにくくなるため、容器
口部21aの変形を防ぐ効果が低くなる。また傾斜角度
Eが上記範囲を越えると、容器口部21aの内径寸法に
ばらつきが生じたときに、容器傾斜部21cの径方向位
置のわずかなずれにより環状突起12の容器口部21a
に対する密着性が低下するおそれがある。
度Eは、20〜60度、(好ましくは35〜55度、さ
らに好ましくは40〜50度)とするのが好ましい。傾
斜角度Eが上記範囲未満であると、容器口部21aが熱
収縮などにより変形しやすい状態となったときに環状突
起12が容器口部21aに係止しにくくなるため、容器
口部21aの変形を防ぐ効果が低くなる。また傾斜角度
Eが上記範囲を越えると、容器口部21aの内径寸法に
ばらつきが生じたときに、容器傾斜部21cの径方向位
置のわずかなずれにより環状突起12の容器口部21a
に対する密着性が低下するおそれがある。
【0013】外側シール部13は、容器口部21aの外
周面をシールするためのもので、キャップ1を容器口部
21aに装着した際に、外側シール部13の内周面13
aが容器口部21aの外周面に当接するように設計され
ている。
周面をシールするためのもので、キャップ1を容器口部
21aに装着した際に、外側シール部13の内周面13
aが容器口部21aの外周面に当接するように設計され
ている。
【0014】ライナー5の環状突起12内の部分である
中央部分5aの厚さは、0.05〜0.5mmとするの
が好ましい。ライナー5の環状突起12外の部分である
環状突起外周部分5bの厚さは、0.1〜1mmとする
のが好ましい。この外周部分5bの幅は、容器口部21
aの開口端21bの幅にほぼ等しくなるように設定する
のが好ましい。
中央部分5aの厚さは、0.05〜0.5mmとするの
が好ましい。ライナー5の環状突起12外の部分である
環状突起外周部分5bの厚さは、0.1〜1mmとする
のが好ましい。この外周部分5bの幅は、容器口部21
aの開口端21bの幅にほぼ等しくなるように設定する
のが好ましい。
【0015】ライナー5には、キャップ本体4に対し接
着性が高い合成樹脂材料が用いられる。この材料は、キ
ャップ本体4の材料に合わせて適宜選択される。具体的
には、ポリプロピレンとゴムをブレンドしたもの、ポリ
エチレン、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)など
の比較的軟質の合成樹脂材料が使用できる。
着性が高い合成樹脂材料が用いられる。この材料は、キ
ャップ本体4の材料に合わせて適宜選択される。具体的
には、ポリプロピレンとゴムをブレンドしたもの、ポリ
エチレン、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)など
の比較的軟質の合成樹脂材料が使用できる。
【0016】この閉止装置では、キャップ1の突起傾斜
部12cの傾斜角度Eと、容器口部21aの容器傾斜部
21cの傾斜角度Fとの差が40度以下、(好ましくは
30度以下、さらに好ましくは20度以下)となるよう
に傾斜角度E、Fを設定するのが好ましい。この差が上
記範囲を越えると、キャップとの間の密着性が低下し、
密封性の低下を招く。
部12cの傾斜角度Eと、容器口部21aの容器傾斜部
21cの傾斜角度Fとの差が40度以下、(好ましくは
30度以下、さらに好ましくは20度以下)となるよう
に傾斜角度E、Fを設定するのが好ましい。この差が上
記範囲を越えると、キャップとの間の密着性が低下し、
密封性の低下を招く。
【0017】図3および図4に示すように、この閉止装
置において、キャップ1を容器口部21aに装着する際
には、ライナー5の外周部分5bが開口端21bに当接
し、外側シール部13の内周面13aが容器口部21a
の外周面に当接し、さらに環状突起12の突起傾斜部1
2cが容器傾斜部21cに当接する。これによって、容
器口部21aは、開口端21bと、その内周側の容器傾
斜部21cと、外周面との3箇所においてライナー5に
隙間なく当接することになる。
置において、キャップ1を容器口部21aに装着する際
には、ライナー5の外周部分5bが開口端21bに当接
し、外側シール部13の内周面13aが容器口部21a
の外周面に当接し、さらに環状突起12の突起傾斜部1
2cが容器傾斜部21cに当接する。これによって、容
器口部21aは、開口端21bと、その内周側の容器傾
斜部21cと、外周面との3箇所においてライナー5に
隙間なく当接することになる。
【0018】上記キャップ1を容器口部21aに装着し
た後、このキャップ1を開栓方向に回すと、TEリング
部9の内面に設けられた多数のタブ11が容器口部21
aの膨出段部23下端に係止することから、キャップ本
体4の主部8は回転に従って上昇する一方、TEリング
部9は上方への移動が阻止され、その結果、キャップの
主部8とTEリング部9とを連結している多数の細いブ
リッジ7に引張力が作用し、これらブリッジ7が破断
し、TEリング部9が主部8から切り離されてキャップ
1が開栓される。
た後、このキャップ1を開栓方向に回すと、TEリング
部9の内面に設けられた多数のタブ11が容器口部21
aの膨出段部23下端に係止することから、キャップ本
体4の主部8は回転に従って上昇する一方、TEリング
部9は上方への移動が阻止され、その結果、キャップの
主部8とTEリング部9とを連結している多数の細いブ
リッジ7に引張力が作用し、これらブリッジ7が破断
し、TEリング部9が主部8から切り離されてキャップ
1が開栓される。
【0019】ここに示す合成樹脂製キャップ1では、ラ
イナー5内面に、容器口部21aの内周側をシールする
環状突起12が形成され、この環状突起12が、突出方
向に向けて内方に傾斜した突起傾斜部12cにおいて、
容器口部21aの内周側の容器傾斜部21cに当接する
ように形成されているので、容器口部21aが高温にさ
らされ、容器口部21aが熱収縮などにより内方に曲げ
変形しやすい状態となった場合でも、容器口部21aの
容器傾斜部21cが環状突起12の突起傾斜部12cに
係止し、容器口部21aの内方への移動が阻止される。
このため、容器口部21aとライナー5との間の密着性
を高く維持し、容器口部21aの変形に起因する密封性
の低下を防ぐことができる。また、環状突起12の突起
傾斜部12cが、突出方向に向けて漸次内方に傾斜する
ように形成されているので、この突起傾斜部12cが径
方向にある程度の幅(図2に示す幅D)をもつものとな
る。このため、容器口部21aの内径寸法にばらつきが
生じ容器傾斜部21cの径方向位置がずれた場合でも、
突起傾斜部12cが容器傾斜部21cに確実に当接し、
密封性を高く維持することができる。
イナー5内面に、容器口部21aの内周側をシールする
環状突起12が形成され、この環状突起12が、突出方
向に向けて内方に傾斜した突起傾斜部12cにおいて、
容器口部21aの内周側の容器傾斜部21cに当接する
ように形成されているので、容器口部21aが高温にさ
らされ、容器口部21aが熱収縮などにより内方に曲げ
変形しやすい状態となった場合でも、容器口部21aの
容器傾斜部21cが環状突起12の突起傾斜部12cに
係止し、容器口部21aの内方への移動が阻止される。
このため、容器口部21aとライナー5との間の密着性
を高く維持し、容器口部21aの変形に起因する密封性
の低下を防ぐことができる。また、環状突起12の突起
傾斜部12cが、突出方向に向けて漸次内方に傾斜する
ように形成されているので、この突起傾斜部12cが径
方向にある程度の幅(図2に示す幅D)をもつものとな
る。このため、容器口部21aの内径寸法にばらつきが
生じ容器傾斜部21cの径方向位置がずれた場合でも、
突起傾斜部12cが容器傾斜部21cに確実に当接し、
密封性を高く維持することができる。
【0020】ライナー5は、容器口部21aの外周面に
当接する外側シール部13と、容器口部21aの開口端
21bに当接する環状突起外周部分5bとを有するの
で、キャップ1を容器口部21aに装着する際には、ラ
イナー5の外周部分5bが開口端21bに当接し、外側
シール部13の内周面13aが容器口部21aの外周面
に当接し、さらに環状突起12の突起傾斜部12cが容
器傾斜部21cに当接する。これによって、容器口部2
1aは、開口端21bと、その内周側の容器傾斜部21
cと、外周面との3箇所においてライナー5に隙間なく
当接することになる。このため、容器口部21aを確実
に閉止し、密封性を高めることができる。
当接する外側シール部13と、容器口部21aの開口端
21bに当接する環状突起外周部分5bとを有するの
で、キャップ1を容器口部21aに装着する際には、ラ
イナー5の外周部分5bが開口端21bに当接し、外側
シール部13の内周面13aが容器口部21aの外周面
に当接し、さらに環状突起12の突起傾斜部12cが容
器傾斜部21cに当接する。これによって、容器口部2
1aは、開口端21bと、その内周側の容器傾斜部21
cと、外周面との3箇所においてライナー5に隙間なく
当接することになる。このため、容器口部21aを確実
に閉止し、密封性を高めることができる。
【0021】また容器口部21aが熱収縮などにより内
方に曲げ変形する際には、変形時の移動距離は開口端2
1bにおいて最も大きくなるため、環状突起12には、
開口端21bが当接する基端部付近に最も大きな力が加
えられることになる。本実施形態では、環状突起12
が、突出方向(下方)に向けて徐々に幅が狭くなるよう
に形成されているので、基端部付近がより幅広に形成さ
れることになる。このため、環状突起12の強度を、容
器口部21a変形時に最も大きな力が加えられる基端部
付近において高く設定し、容器口部21aが環状突起1
2に確実に係止させ、容器口部21aの変形を阻止する
ことができる。従って、容器口部21aの変形に起因す
る密封性の低下を確実に防ぐことができる。
方に曲げ変形する際には、変形時の移動距離は開口端2
1bにおいて最も大きくなるため、環状突起12には、
開口端21bが当接する基端部付近に最も大きな力が加
えられることになる。本実施形態では、環状突起12
が、突出方向(下方)に向けて徐々に幅が狭くなるよう
に形成されているので、基端部付近がより幅広に形成さ
れることになる。このため、環状突起12の強度を、容
器口部21a変形時に最も大きな力が加えられる基端部
付近において高く設定し、容器口部21aが環状突起1
2に確実に係止させ、容器口部21aの変形を阻止する
ことができる。従って、容器口部21aの変形に起因す
る密封性の低下を確実に防ぐことができる。
【0022】またここに示す閉止装置では、環状突起1
2の突起傾斜部12cが容器傾斜部21cに沿うように
形成されているので、突起傾斜部12cと容器傾斜部2
1cとの間の接触面積を高く設定でき、キャップ1と容
器21との間のシール性を高めることができる。
2の突起傾斜部12cが容器傾斜部21cに沿うように
形成されているので、突起傾斜部12cと容器傾斜部2
1cとの間の接触面積を高く設定でき、キャップ1と容
器21との間のシール性を高めることができる。
【0023】また、上記実施形態ではTEリング部9の
内面に多数のタブ11を設けたキャップを例示したが、
TEリング部9における係止手段は上記実施形態におけ
るタブ11に限定されることなく、例えば本出願人が既
に特許出願をしている特願平8−46455号に記載さ
れているウィングとビードとを含むタイプの係止手段
や、特願平6−228514号、同6−246619
号、同6−275415号、同6−307804号、同
6−313837号、同7−84315号、同7−10
9850号に記載されている容器側の係止爪と、TEリ
ング部側の係止突起とを組み合わせた係止手段を採用し
ても良い。
内面に多数のタブ11を設けたキャップを例示したが、
TEリング部9における係止手段は上記実施形態におけ
るタブ11に限定されることなく、例えば本出願人が既
に特許出願をしている特願平8−46455号に記載さ
れているウィングとビードとを含むタイプの係止手段
や、特願平6−228514号、同6−246619
号、同6−275415号、同6−307804号、同
6−313837号、同7−84315号、同7−10
9850号に記載されている容器側の係止爪と、TEリ
ング部側の係止突起とを組み合わせた係止手段を採用し
ても良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の合成樹脂
製キャップでは、ライナー内面に、容器口部の内周側を
シールする環状突起が形成され、この環状突起が、突出
方向に向けて内方に傾斜した突起傾斜部において、容器
口部の内周側に当接するように形成されているので、容
器口部が高温にさらされ、容器口部が熱収縮などにより
内方に曲げ変形しやすい状態となった場合でも、容器口
部が環状突起の傾斜部に係止し、容器口部の内方への移
動が阻止される。このため、容器口部とライナーとの間
の密着性を高く維持し、容器口部の変形に起因する密封
性の低下を防ぐことができる。また、環状突起の傾斜部
が、突出方向に向けて漸次内方に傾斜するように形成さ
れているので、この傾斜部が径方向にある程度の幅をも
つものとなる。このため、容器口部の内径寸法にばらつ
きが生じた場合でも、傾斜部が容器口部に確実に当接
し、密封性を高く維持することができる。
製キャップでは、ライナー内面に、容器口部の内周側を
シールする環状突起が形成され、この環状突起が、突出
方向に向けて内方に傾斜した突起傾斜部において、容器
口部の内周側に当接するように形成されているので、容
器口部が高温にさらされ、容器口部が熱収縮などにより
内方に曲げ変形しやすい状態となった場合でも、容器口
部が環状突起の傾斜部に係止し、容器口部の内方への移
動が阻止される。このため、容器口部とライナーとの間
の密着性を高く維持し、容器口部の変形に起因する密封
性の低下を防ぐことができる。また、環状突起の傾斜部
が、突出方向に向けて漸次内方に傾斜するように形成さ
れているので、この傾斜部が径方向にある程度の幅をも
つものとなる。このため、容器口部の内径寸法にばらつ
きが生じた場合でも、傾斜部が容器口部に確実に当接
し、密封性を高く維持することができる。
【0025】またライナーが、容器口部の外周面に当接
する外側シール部と、容器口部の開口端に当接する環状
突起外周部分とを有するので、キャップを容器口部に装
着する際には、ライナーの外周部分が開口端に当接し、
外側シール部の内周面が容器口部の外周面に当接し、さ
らに環状突起の突起傾斜部が容器傾斜部に当接する。こ
れによって、容器口部は、開口端と、その内周側の容器
傾斜部と、外周面との3箇所においてライナーに隙間な
く当接することになる。従って、容器口部を確実に閉止
し、密封性を高めることができる。
する外側シール部と、容器口部の開口端に当接する環状
突起外周部分とを有するので、キャップを容器口部に装
着する際には、ライナーの外周部分が開口端に当接し、
外側シール部の内周面が容器口部の外周面に当接し、さ
らに環状突起の突起傾斜部が容器傾斜部に当接する。こ
れによって、容器口部は、開口端と、その内周側の容器
傾斜部と、外周面との3箇所においてライナーに隙間な
く当接することになる。従って、容器口部を確実に閉止
し、密封性を高めることができる。
【図1】 本発明に係る閉止装置の一実施形態を示す
一部断面図である。
一部断面図である。
【図2】 図1に示す閉止装置の合成樹脂製キャップ
の要部拡大図である。
の要部拡大図である。
【図3】 図1に示す閉止装置の要部拡大図である。
【図4】 図1に示す閉止装置の要部拡大図である。
1・・・キャップ、2・・・天板部、3・・・筒部、4・・・キャッ
プ本体、5・・・ライナー、5b・・・外周部分、6・・・水平
スコア、7・・・ブリッジ、8・・・主部、9・・・TEリング
部(タンパーエビデンスリング部)、10・・・ネジ部、
11・・・タブ(係止手段)、12・・・環状突起、12c・・
・突起傾斜部(傾斜部)、21・・・容器、21a・・・容器
口部、21b・・・開口端、21c・・・容器傾斜部、22・・
・雄ネジ
プ本体、5・・・ライナー、5b・・・外周部分、6・・・水平
スコア、7・・・ブリッジ、8・・・主部、9・・・TEリング
部(タンパーエビデンスリング部)、10・・・ネジ部、
11・・・タブ(係止手段)、12・・・環状突起、12c・・
・突起傾斜部(傾斜部)、21・・・容器、21a・・・容器
口部、21b・・・開口端、21c・・・容器傾斜部、22・・
・雄ネジ
Claims (4)
- 【請求項1】 天板部(2)とその周縁から垂下した
筒部(3)とからなるキャップ本体(4)と、キャップ
本体内に設けられたライナー(5)とを備え、キャップ
本体の筒部が水平スコア(6)によって該水平スコアよ
り上部の主部(8)と、ブリッジ(7)によって該主部
の下端に連結されたタンパーエビデンスリング部(9)
とに区画され、該主部の内周壁面に、容器(21)の雄
ネジ(22)に螺合するネジ部(10)が設けられ、か
つ該タンパーエビデンスリング部に、開栓時に容器に係
止してタンパーエビデンスリング部の移動を阻止する係
止手段(11)が設けられた合成樹脂製キャップにおい
て、 ライナーの内面に、前記容器の口部(21a)の内周側
をシールする環状突起(12)が形成され、この環状突
起が、突出方向に向けて内方に傾斜した傾斜部(12
c)において容器口部の内周側に当接するように形成さ
れていることを特徴とする合成樹脂製キャップ(1)。 - 【請求項2】 ライナーは、容器口部の外周面に当接
する外側シール部(13)と、容器口部の開口端(21
b)に当接する環状突起外周部分(5b)とを有するこ
とを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製キャップ。 - 【請求項3】 環状突起は、突出方向に向けて徐々に
幅が狭くなるように形成されていることを特徴とする請
求項1または2記載の合成樹脂製キャップ。 - 【請求項4】 容器と、その口部に装着される合成樹
脂製キャップとからなる閉止装置であって、 容器は、その口部外周に雄ネジが形成され、開口端の内
周側に、内方に向けて下方に傾斜する容器傾斜部(21
c)が形成され、 合成樹脂製キャップは、天板部とその周縁から垂下した
筒部とからなるキャップ本体と、キャップ本体内に設け
られたライナーとを備え、キャップ本体の筒部が水平ス
コアによって該水平スコアより上部の主部と、ブリッジ
によって該主部の下端に連結されたタンパーエビデンス
リング部とに区画され、該主部の内周壁面に、容器の雄
ネジに螺合するネジ部が設けられ、かつ該タンパーエビ
デンスリング部に、開栓時に容器に係止してタンパーエ
ビデンスリング部の移動を阻止する係止手段が設けら
れ、 ライナーの内面に、前記容器の口部の内周側をシールす
る環状突起が形成され、この環状突起が、突出方向に向
けて内方に傾斜した傾斜部において容器傾斜部に当接す
るように形成され、この環状突起の傾斜部が、前記容器
傾斜部に沿うように形成されていることを特徴とする閉
止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000256401A JP2002068238A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | 合成樹脂製キャップおよび閉止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000256401A JP2002068238A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | 合成樹脂製キャップおよび閉止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002068238A true JP2002068238A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18745017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000256401A Withdrawn JP2002068238A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | 合成樹脂製キャップおよび閉止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002068238A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2429971A (en) * | 2005-09-12 | 2007-03-14 | Ecocap Ltd | Closure with projection having an angled sealing surface |
WO2015194040A1 (ja) * | 2014-06-20 | 2015-12-23 | サントリーホールディングス株式会社 | 樹脂製キャップ |
JP2019147616A (ja) * | 2014-03-24 | 2019-09-05 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトルおよびプリフォーム |
-
2000
- 2000-08-25 JP JP2000256401A patent/JP2002068238A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2429971A (en) * | 2005-09-12 | 2007-03-14 | Ecocap Ltd | Closure with projection having an angled sealing surface |
GB2430930A (en) * | 2005-09-12 | 2007-04-11 | Ecocap Ltd | Closure with a projection having an angled surface |
JP2019147616A (ja) * | 2014-03-24 | 2019-09-05 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトルおよびプリフォーム |
JP2022016623A (ja) * | 2014-03-24 | 2022-01-21 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトルおよびプリフォーム |
JP7417870B2 (ja) | 2014-03-24 | 2024-01-19 | 大日本印刷株式会社 | プラスチックボトルおよびプリフォーム |
WO2015194040A1 (ja) * | 2014-06-20 | 2015-12-23 | サントリーホールディングス株式会社 | 樹脂製キャップ |
JPWO2015194040A1 (ja) * | 2014-06-20 | 2017-04-27 | サントリーホールディングス株式会社 | 樹脂製キャップ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5520768B2 (ja) | 合成樹脂製容器蓋 | |
WO2004110888A1 (ja) | 合成樹脂製キャップ、閉止装置、および容器詰め飲料 | |
WO2005028328A1 (ja) | 合成樹脂製キャップ、閉止装置、および容器詰め飲料 | |
RU2304074C2 (ru) | Устройство закупоривания, емкость, оснащенная таким устройством, и способ изготовления устройства закупоривания | |
JP2011031911A (ja) | 合成樹脂製容器蓋 | |
US7562783B2 (en) | Functional insert for the neck of a recipient, especially a bottle, and closing capsule comprising said insert | |
AU2017228588A1 (en) | Seal ring for sealing a container | |
JP2002068238A (ja) | 合成樹脂製キャップおよび閉止装置 | |
JP2011173600A (ja) | 合成樹脂製容器蓋 | |
JP2005170475A (ja) | 容器口部の密封機構及び容器 | |
JPWO2014077311A1 (ja) | 合成樹脂製キャップ、閉止装置、および飲料入り閉止装置 | |
JP5125249B2 (ja) | バージン性機能をもつ栓体 | |
JP4342839B2 (ja) | 易開栓容器蓋 | |
JP4028041B2 (ja) | 合成樹脂製キャップ及び閉止装置 | |
JP3602195B2 (ja) | 合成樹脂製キャップ | |
JP2001130607A (ja) | ピルファープルーフキャップ | |
JP2004224371A (ja) | 合成樹脂製キャップ、閉止装置、および容器詰め飲料 | |
JP4098797B2 (ja) | 合成樹脂製容器蓋 | |
JP5891002B2 (ja) | 合成樹脂製容器蓋 | |
JPH09156655A (ja) | 合成樹脂製キャップ | |
JP3611630B2 (ja) | 閉止装置及び合成樹脂製キャップ | |
JP2004224379A (ja) | キャップ、閉止装置、および容器詰め飲料 | |
JP3602194B2 (ja) | 合成樹脂製キャップ | |
JP2003095293A (ja) | 合成樹脂製キャップ | |
JPH09240707A (ja) | 合成樹脂製キャップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071106 |