JP2002067686A - 挟み込み検出装置 - Google Patents
挟み込み検出装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バイザーを後付けするときにできるだけ簡単
な方法でバイザー側の圧電センサの機能が追加されるよ
うな取り付け構成とする。 【解決手段】 開閉部5と開口部4の室外側外周部の一
部に取り付けられたバイザー1と、バイザー1下端部に
配設され変形に応じた出力信号を発生する可撓性を有し
た圧電材からなる圧電センサ6と、この圧電センサ6を
バイザー1の下先端部に沿って固定するためのU字型レ
ール2により、バイザー1に圧電センサ6を追加しやす
くする。
な方法でバイザー側の圧電センサの機能が追加されるよ
うな取り付け構成とする。 【解決手段】 開閉部5と開口部4の室外側外周部の一
部に取り付けられたバイザー1と、バイザー1下端部に
配設され変形に応じた出力信号を発生する可撓性を有し
た圧電材からなる圧電センサ6と、この圧電センサ6を
バイザー1の下先端部に沿って固定するためのU字型レ
ール2により、バイザー1に圧電センサ6を追加しやす
くする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口部と前記開口
部を開閉する開閉部との間への物体の挟み込みを検出す
る挟み込み検出装置に関するものである。
部を開閉する開閉部との間への物体の挟み込みを検出す
る挟み込み検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の挟み込み判定装置および開閉装置
は、自動車のパワーウィンドウにおける窓ガラスと窓枠
の間、電動サンルーフにおける摺動屋根と屋根枠の間な
どのように、人体の一部や衣類等の物体が挟まれる可能
性があるので、物体の挟み込みを検知して窓ガラスや摺
動屋根を駆動するモータを停止又は逆回転させるような
安全装置を設けるべきである。物体の挟み込みを検知す
る方法として、挟み込みの前後で変化するモータのトル
ク等を検知する間接法と、窓枠や屋根枠に装着したセン
サによって検知する直接法とがある。
は、自動車のパワーウィンドウにおける窓ガラスと窓枠
の間、電動サンルーフにおける摺動屋根と屋根枠の間な
どのように、人体の一部や衣類等の物体が挟まれる可能
性があるので、物体の挟み込みを検知して窓ガラスや摺
動屋根を駆動するモータを停止又は逆回転させるような
安全装置を設けるべきである。物体の挟み込みを検知す
る方法として、挟み込みの前後で変化するモータのトル
ク等を検知する間接法と、窓枠や屋根枠に装着したセン
サによって検知する直接法とがある。
【0003】間接法としては、モータのトルクあるいは
トルクに応じて変化する駆動電流や回転数の変化を検知
するものが考えられ、例えば特開平6−33665号公
報に記載のように、パワーウィンドウ用モータの駆動電
流の変化に基づいて窓ガラスの上昇時の物体の挟み込み
を検出してモータを停止するものがあった。
トルクに応じて変化する駆動電流や回転数の変化を検知
するものが考えられ、例えば特開平6−33665号公
報に記載のように、パワーウィンドウ用モータの駆動電
流の変化に基づいて窓ガラスの上昇時の物体の挟み込み
を検出してモータを停止するものがあった。
【0004】また直接法としては、例えば特開平10−
258634号公報に記載のように、自動車のパワーウ
ィンドウとサイドバイザーに関して記述されており、挟
み込みの判定用のセンサとして、空隙を挟んで対向する
一対の導電体からなるいわゆる感圧スイッチを用いてい
た。この方法は、バイザーと窓ガラスの間に物体が挟み
込まれた場合、感圧スイッチに荷重がかかるような構成
としており、荷重による変位の大きさがある閾値を越え
れば導電体が接触してスイッチが入るものである。よっ
て変位が閾値に達するまでは挟み込み判定のスイッチが
オフであり、変位が閾値を越えた瞬間に挟み込み判定の
スイッチがオンになるという言わばデジタル的な判定方
法であった。
258634号公報に記載のように、自動車のパワーウ
ィンドウとサイドバイザーに関して記述されており、挟
み込みの判定用のセンサとして、空隙を挟んで対向する
一対の導電体からなるいわゆる感圧スイッチを用いてい
た。この方法は、バイザーと窓ガラスの間に物体が挟み
込まれた場合、感圧スイッチに荷重がかかるような構成
としており、荷重による変位の大きさがある閾値を越え
れば導電体が接触してスイッチが入るものである。よっ
て変位が閾値に達するまでは挟み込み判定のスイッチが
オフであり、変位が閾値を越えた瞬間に挟み込み判定の
スイッチがオンになるという言わばデジタル的な判定方
法であった。
【0005】さらにもう一つの直接法として、例えば特
開平10−132669号公報に開示されているものも
ある。これはポリフッ化ビニリデン等の高分子圧電材か
らなる圧電センサを自動車の窓枠上部に沿って配設し、
圧電センサの出力信号に基づき窓枠上部と窓ガラスとの
間への物の挟み込みを検知するものであった。
開平10−132669号公報に開示されているものも
ある。これはポリフッ化ビニリデン等の高分子圧電材か
らなる圧電センサを自動車の窓枠上部に沿って配設し、
圧電センサの出力信号に基づき窓枠上部と窓ガラスとの
間への物の挟み込みを検知するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
バイザーおよび挟み込み判定装置および開閉装置では以
下のような課題を有していた。特開平6−33665号
公報に記載の方法では、バイザー下端部と窓ガラス上端
部との間に物を挟み込んでしまった場合でもモータの駆
動電流が変化するため挟み込みを検知できるが、モータ
駆動電流が増加あるいは回転数が低下した時に窓を閉め
切ったことによるものなのか、窓枠と窓ガラス上端部と
の間に幼児の指や手のひらのように細いものや厚みの薄
い物を挟み込んでしまったことによるものなのかを判断
できない。
バイザーおよび挟み込み判定装置および開閉装置では以
下のような課題を有していた。特開平6−33665号
公報に記載の方法では、バイザー下端部と窓ガラス上端
部との間に物を挟み込んでしまった場合でもモータの駆
動電流が変化するため挟み込みを検知できるが、モータ
駆動電流が増加あるいは回転数が低下した時に窓を閉め
切ったことによるものなのか、窓枠と窓ガラス上端部と
の間に幼児の指や手のひらのように細いものや厚みの薄
い物を挟み込んでしまったことによるものなのかを判断
できない。
【0007】また特開平10−258634号公報に記
載の方法でもバイザー下端部と窓ガラス上端部との間に
物を挟み込んだことを検知できるが、この方法だけでは
前述した窓枠と窓ガラス上端部との間に物を挟み込んで
しまった場合には挟み込みを検知することができないた
め、必然的に特開平10−132669号公報に開示さ
れているような窓枠に取り付けた圧電センサとの併用が
必要になってくる。
載の方法でもバイザー下端部と窓ガラス上端部との間に
物を挟み込んだことを検知できるが、この方法だけでは
前述した窓枠と窓ガラス上端部との間に物を挟み込んで
しまった場合には挟み込みを検知することができないた
め、必然的に特開平10−132669号公報に開示さ
れているような窓枠に取り付けた圧電センサとの併用が
必要になってくる。
【0008】発明者はこのような窓枠に取り付けた圧電
センサとバイザー下端部に取り付けた圧電センサの効率
的な配設方法を検討してきた。この場合、特に問題にな
るのが、バイザーは使用者が車を購入する時に必ずつけ
られている物ではなく、あとから付けることも可能であ
るということである。このため最初はバイザーなしであ
ってもある時点を境にバイザー付きになるということが
多いに考えられる。従って、バイザーなしの時には窓枠
に取り付けられた圧電センサだけで挟み込み検知機能が
働き、バイザー付きの場合は窓枠に取り付けられた圧電
センサとバイザーに付けられた圧電センサの両方で挟み
込み検知機能が働くようにする必要がある。しかも、バ
イザーをあと付けするときにできるだけ簡単な方法でバ
イザー側の圧電センサの機能が追加されるような取り付
け方法を開発しなければならないという課題があった。
センサとバイザー下端部に取り付けた圧電センサの効率
的な配設方法を検討してきた。この場合、特に問題にな
るのが、バイザーは使用者が車を購入する時に必ずつけ
られている物ではなく、あとから付けることも可能であ
るということである。このため最初はバイザーなしであ
ってもある時点を境にバイザー付きになるということが
多いに考えられる。従って、バイザーなしの時には窓枠
に取り付けられた圧電センサだけで挟み込み検知機能が
働き、バイザー付きの場合は窓枠に取り付けられた圧電
センサとバイザーに付けられた圧電センサの両方で挟み
込み検知機能が働くようにする必要がある。しかも、バ
イザーをあと付けするときにできるだけ簡単な方法でバ
イザー側の圧電センサの機能が追加されるような取り付
け方法を開発しなければならないという課題があった。
【0009】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、バイザー下端部に取り付けた圧電センサの
効率的な配設ができる挟み込み検出装置を提供すること
を目的とする。
ものであり、バイザー下端部に取り付けた圧電センサの
効率的な配設ができる挟み込み検出装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の挟み込み検出装置は、このバイザーに配設さ
れ変形に応じた出力信号を発生する可撓性を有した圧電
材からなる圧電センサと、この圧電センサを前記バイザ
ーの下端部に沿って固定するための断面がU字型のレー
ル状固定部材を設けたものである。
に本発明の挟み込み検出装置は、このバイザーに配設さ
れ変形に応じた出力信号を発生する可撓性を有した圧電
材からなる圧電センサと、この圧電センサを前記バイザ
ーの下端部に沿って固定するための断面がU字型のレー
ル状固定部材を設けたものである。
【0011】これによって、バイザー下端部と窓ガラス
上端部との間に物体を挟み込んだことを検知するための
圧電センサを非常に簡単な方法で取り付けることができ
るものである。
上端部との間に物体を挟み込んだことを検知するための
圧電センサを非常に簡単な方法で取り付けることができ
るものである。
【0012】
【発明の実施形態】上記課題を解決するために請求項1
に記載した発明は、バイザー下端部に配設され変形に応
じた出力信号を発生する可撓性を有した圧電材からなる
圧電センサと、この圧電センサを前記バイザーの下先端
部に沿って固定するための断面がU字型のレール状固定
部材にしたことにより、非常に簡単な方法で圧電センサ
を取り付けることができるものである。
に記載した発明は、バイザー下端部に配設され変形に応
じた出力信号を発生する可撓性を有した圧電材からなる
圧電センサと、この圧電センサを前記バイザーの下先端
部に沿って固定するための断面がU字型のレール状固定
部材にしたことにより、非常に簡単な方法で圧電センサ
を取り付けることができるものである。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、バイザー
に配設され変形に応じた出力信号を発生する可撓性を有
した圧電材からなるテープ状の圧電センサと、この圧電
センサを前記バイザーの下先端部に沿って貼り付けて固
定できる構成としたことにより、バイザー下先端部の厚
みの増加を最小限に抑え、かつ容易に圧電センサを取り
付けることができるものである。
に配設され変形に応じた出力信号を発生する可撓性を有
した圧電材からなるテープ状の圧電センサと、この圧電
センサを前記バイザーの下先端部に沿って貼り付けて固
定できる構成としたことにより、バイザー下先端部の厚
みの増加を最小限に抑え、かつ容易に圧電センサを取り
付けることができるものである。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、バイザー
の前端部または後端部より室内部へ圧電センサまたは圧
電センサからの信号線を引き込む構成としたことによ
り、ドアの内側あるいは室内側に圧電センサからの出力
信号を増幅する増幅手段などが実装されたセンサ信号検
知回路を実装できるものである。
の前端部または後端部より室内部へ圧電センサまたは圧
電センサからの信号線を引き込む構成としたことによ
り、ドアの内側あるいは室内側に圧電センサからの出力
信号を増幅する増幅手段などが実装されたセンサ信号検
知回路を実装できるものである。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、気密性を
高めるためのウエザストリップ材と開口枠本体部との間
に圧電センサまたは圧電センサからの信号線を通す構成
としたことにより、バイザーに取り付けた圧電センサか
らの信号線を目立たせることなくドアの内側あるいは室
内側に引き込むことができるものである。
高めるためのウエザストリップ材と開口枠本体部との間
に圧電センサまたは圧電センサからの信号線を通す構成
としたことにより、バイザーに取り付けた圧電センサか
らの信号線を目立たせることなくドアの内側あるいは室
内側に引き込むことができるものである。
【0016】また、請求項5に記載の発明は、ウエザス
トリップの開口枠本体部と接する面に圧電センサまたは
圧電センサからの信号線を埋め込む溝を有する構成とし
たことにより、圧電センサまたは圧電センサからの信号
線をウエザストリップ材と開口枠本体部との間に通すこ
とが容易になりまた、圧電センサまたは圧電センサから
の信号線の外径によるウエザストリップの盛り上がりを
抑えることができる。
トリップの開口枠本体部と接する面に圧電センサまたは
圧電センサからの信号線を埋め込む溝を有する構成とし
たことにより、圧電センサまたは圧電センサからの信号
線をウエザストリップ材と開口枠本体部との間に通すこ
とが容易になりまた、圧電センサまたは圧電センサから
の信号線の外径によるウエザストリップの盛り上がりを
抑えることができる。
【0017】また、請求項6に記載の発明は、窓枠に配
設された第1の圧電センサの増幅手段に接続された一端
とは異なる他端にバイザーに配設された第2の圧電セン
サの一端を縦続接続する構成としたことにより、バイザ
ーを後付けする場合でも容易にバイザー側の圧電センサ
を既に窓枠に配設されている第1の圧電センサを有する
挟み込み検出装置に追加できるものである。
設された第1の圧電センサの増幅手段に接続された一端
とは異なる他端にバイザーに配設された第2の圧電セン
サの一端を縦続接続する構成としたことにより、バイザ
ーを後付けする場合でも容易にバイザー側の圧電センサ
を既に窓枠に配設されている第1の圧電センサを有する
挟み込み検出装置に追加できるものである。
【0018】また、請求項7に記載の発明は、第1の圧
電センサを延長して第2の圧電センサを構成するように
したことで、バイザーを後付けする場合には既に窓枠に
配設されている第1の圧電センサの増幅手段に接続され
た一端とは異なる他端側を延ばしてバイザーに配設する
ことで容易にバイザー側の挟み込み検出機能を追加でき
るものである。
電センサを延長して第2の圧電センサを構成するように
したことで、バイザーを後付けする場合には既に窓枠に
配設されている第1の圧電センサの増幅手段に接続され
た一端とは異なる他端側を延ばしてバイザーに配設する
ことで容易にバイザー側の挟み込み検出機能を追加でき
るものである。
【0019】また、請求項8に記載の発明は、挟み込み
検出装置の増幅手段の入力に窓枠に配設された第1の圧
電センサとバイザーに配設された第2の圧電センサを並
列接続できるような構成としたことにより、増幅手段が
位置する最寄りの窓枠の部位から、バイザーに配設され
た第2の圧電センサをドアの内側あるいは室内側に引き
込むことができるものである。
検出装置の増幅手段の入力に窓枠に配設された第1の圧
電センサとバイザーに配設された第2の圧電センサを並
列接続できるような構成としたことにより、増幅手段が
位置する最寄りの窓枠の部位から、バイザーに配設され
た第2の圧電センサをドアの内側あるいは室内側に引き
込むことができるものである。
【0020】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0021】(実施例1)図1は本発明の実施例におけ
る挟み込み検出装置の外観図で、自動車のパワーウイン
ドウに適用した場合を示している。図2、図3、図4は
図1のA−A’線位置における断面図で図2は物体Mが
挟まれていない状態、図3は物体Mが窓枠4と窓ガラス
5に挟み込まれた状態、図4は物体Mがバイザー1と窓
ガラス5に挟み込まれた状態を示している。
る挟み込み検出装置の外観図で、自動車のパワーウイン
ドウに適用した場合を示している。図2、図3、図4は
図1のA−A’線位置における断面図で図2は物体Mが
挟まれていない状態、図3は物体Mが窓枠4と窓ガラス
5に挟み込まれた状態、図4は物体Mがバイザー1と窓
ガラス5に挟み込まれた状態を示している。
【0022】先ず図1より、4は開口部としての窓枠、
5は開閉部としての窓ガラスである。窓枠4の周縁部に
は第1の圧電センサ3が配設されている。1は窓枠4の
開口部上部を覆うバイザーである。図示はしていないが
バイザー1の下端部にはU字型レール2によりバイザー
1に固定された第2の圧電センサが埋設されている。こ
の第2の圧電センサはバイザー1の後端部すなわち図1
の右端から引き出され車内に引き込まれる。U字型レー
ル2はゴムまたは可撓性を有した樹脂で作られた物であ
り、薄い板の端部にはめ込み、薄い板の端部が周囲の物
に当たって傷つくのを防いだり、人の手などが誤って触
れてけがをするのを防ぐためのエッジガードと呼ばれる
物を使用しても良い。7は第1の圧電センサ3の出力信
号および第2の圧電センサの出力信号を増幅する増幅手
段および、この信号に基づき窓枠4と窓ガラス5の間へ
の物体の挟み込みおよびバイザー1と窓ガラス5の間へ
の物体の挟み込みを判定する判定手段などが入っている
回路ユニットであり、ドアのサイドミラー取り付け位置
近傍のドア本体内に配設されている。
5は開閉部としての窓ガラスである。窓枠4の周縁部に
は第1の圧電センサ3が配設されている。1は窓枠4の
開口部上部を覆うバイザーである。図示はしていないが
バイザー1の下端部にはU字型レール2によりバイザー
1に固定された第2の圧電センサが埋設されている。こ
の第2の圧電センサはバイザー1の後端部すなわち図1
の右端から引き出され車内に引き込まれる。U字型レー
ル2はゴムまたは可撓性を有した樹脂で作られた物であ
り、薄い板の端部にはめ込み、薄い板の端部が周囲の物
に当たって傷つくのを防いだり、人の手などが誤って触
れてけがをするのを防ぐためのエッジガードと呼ばれる
物を使用しても良い。7は第1の圧電センサ3の出力信
号および第2の圧電センサの出力信号を増幅する増幅手
段および、この信号に基づき窓枠4と窓ガラス5の間へ
の物体の挟み込みおよびバイザー1と窓ガラス5の間へ
の物体の挟み込みを判定する判定手段などが入っている
回路ユニットであり、ドアのサイドミラー取り付け位置
近傍のドア本体内に配設されている。
【0023】また、8はパワーウインドウ駆動装置、9
はパワーウインドウ駆動装置8を制御する制御手段であ
る。パワーウインドウ駆動装置8はモータ8a、ワイヤ
8b、窓ガラス5の支持具8c、ガイド8d等からな
る。モータ8aによりワイヤ8bを動かし、ワイヤ8b
と連結された支持具8cをガイド8dに沿って上下させ
ることにより窓ガラス5を開閉する構造となっている。
パワーウインドウ駆動装置8は上記のようなワイヤを用
いたものに限定するものではなく、他の方式でも良い。
制御手段9はモータ8aと一体化しても良い。
はパワーウインドウ駆動装置8を制御する制御手段であ
る。パワーウインドウ駆動装置8はモータ8a、ワイヤ
8b、窓ガラス5の支持具8c、ガイド8d等からな
る。モータ8aによりワイヤ8bを動かし、ワイヤ8b
と連結された支持具8cをガイド8dに沿って上下させ
ることにより窓ガラス5を開閉する構造となっている。
パワーウインドウ駆動装置8は上記のようなワイヤを用
いたものに限定するものではなく、他の方式でも良い。
制御手段9はモータ8aと一体化しても良い。
【0024】図2、図3に示すように第1の圧電センサ
3は支持部10を持った弾性体17に包まれた状態で配
設されている。弾性体17の支持部10は窓枠4に形成
された溝孔部12にはめ込むことにより窓枠4に支持さ
れる。弾性体17は図3のように窓枠4と窓ガラス5の
間に物体Mが挟み込まれた場合は屈曲自在に変形し、当
然、内部にある第1の圧電センサ3も変形する。13は
ウエザストリップである。弾性体17は窓ガラス5が開
閉する方向とおおむね平行になるよう窓枠4に支持して
ある。尚、図2、図3、図4は窓ガラス5の左側が車室
内、右側が車外側である。また、第2の圧電センサ6は
U字型レール2の内側底部に支えられてバイザー1の下
端部に配設されている。U字型レール2はU字の垂直部
両内面で図2で示すバイザー1の下端部を左右両側から
挟んで取り付けられている。この場合、U字型レール2
のU字の垂直部両内面に両面テープや接着剤を付けるこ
とで容易にはく離させないようにすることができる。バ
イザー1およびU字型レール2は図4のようにバイザー
1と窓ガラス5の間に物体Mが挟み込まれた場合には屈
曲変形し、当然、内部にある第2の圧電センサ6も変形
する。
3は支持部10を持った弾性体17に包まれた状態で配
設されている。弾性体17の支持部10は窓枠4に形成
された溝孔部12にはめ込むことにより窓枠4に支持さ
れる。弾性体17は図3のように窓枠4と窓ガラス5の
間に物体Mが挟み込まれた場合は屈曲自在に変形し、当
然、内部にある第1の圧電センサ3も変形する。13は
ウエザストリップである。弾性体17は窓ガラス5が開
閉する方向とおおむね平行になるよう窓枠4に支持して
ある。尚、図2、図3、図4は窓ガラス5の左側が車室
内、右側が車外側である。また、第2の圧電センサ6は
U字型レール2の内側底部に支えられてバイザー1の下
端部に配設されている。U字型レール2はU字の垂直部
両内面で図2で示すバイザー1の下端部を左右両側から
挟んで取り付けられている。この場合、U字型レール2
のU字の垂直部両内面に両面テープや接着剤を付けるこ
とで容易にはく離させないようにすることができる。バ
イザー1およびU字型レール2は図4のようにバイザー
1と窓ガラス5の間に物体Mが挟み込まれた場合には屈
曲変形し、当然、内部にある第2の圧電センサ6も変形
する。
【0025】図5は(a)、(b)は第2の圧電センサ
6を内包したU字型レール2の外観図である。図5
(a)は物体Mが挟まれていない状態、図5(b)は物
体Mが挟まれた状態を示しており、図5(b)は図4の
際のU字型レール2を車外から見た図である。図6は第
1の圧電センサ3および第2の圧電センサ6の構造を示
しており、中心に可撓性のある心線電極16を持ち、そ
の周囲にゴム弾性体の有機基材に圧電セラミックの焼結
粉体を混合した圧電層14を置き、さらにその周囲に可
撓性のあるシールド電極15、一番外側を外皮18にて
全体を包んでおり、外見は一般のシールド線に似た構造
をしている。この第1の圧電センサ3および第2の圧電
センサ6は最後に、分極処理して構成されたもので優れ
た可撓性を有し、変形に応じた出力信号を発生する。ゴ
ム弾性体としては例えば塩素化ポリエチレンを用い、圧
電セラミックとしては例えばチタン酸ジルコン酸鉛の焼
結粉体を用いる。
6を内包したU字型レール2の外観図である。図5
(a)は物体Mが挟まれていない状態、図5(b)は物
体Mが挟まれた状態を示しており、図5(b)は図4の
際のU字型レール2を車外から見た図である。図6は第
1の圧電センサ3および第2の圧電センサ6の構造を示
しており、中心に可撓性のある心線電極16を持ち、そ
の周囲にゴム弾性体の有機基材に圧電セラミックの焼結
粉体を混合した圧電層14を置き、さらにその周囲に可
撓性のあるシールド電極15、一番外側を外皮18にて
全体を包んでおり、外見は一般のシールド線に似た構造
をしている。この第1の圧電センサ3および第2の圧電
センサ6は最後に、分極処理して構成されたもので優れ
た可撓性を有し、変形に応じた出力信号を発生する。ゴ
ム弾性体としては例えば塩素化ポリエチレンを用い、圧
電セラミックとしては例えばチタン酸ジルコン酸鉛の焼
結粉体を用いる。
【0026】次に図7を用いて窓枠4に付けられた第1
の圧電センサ3とバイザー1に付けられた第2の圧電セ
ンサ6との接続方法について説明する。図7(a)は図
1におけるB−B’線位置における断面図である。窓枠
垂直部34の凹部分にウエザストリップ33がはめ込ま
れている。この窓枠垂直部34の凹部分とウエザストリ
ップ33の接触面に第2の圧電センサ6を這わせてい
る。このため第2の圧電センサ6を目立たせることなく
車外のバイザー1から車内に引き込むことができる。ウ
エザストリップ33の第2の圧電センサ6が当たる経路
には第2の圧電センサ6の外形に合わせた溝が作られて
おり、窓枠垂直部34とウエザストリップ33の間に第
2の圧電センサ6を通してもウエザストリップ33が窓
ガラス5が上下する側に盛り上がったりしない。第2の
圧電センサ6はバイザー1の下端部にU字型レール2に
よって固定されているが、バイザー1の端部が窓枠垂直
部34に接触するところで第2の圧電センサ6をU字型
レール2から引き出している。図7(b)は図1のB−
B’線位置の拡大図で車内から見た図ある。窓枠4に取
り付けられた第1の圧電センサ3は窓枠4の垂直部分で
弾性体17から引き出され垂直に下に降ろされ接合コネ
クタ35を介して第2の圧電センサ6と結合される。こ
のとき第1の圧電センサ3の心線電極16と第2の圧電
センサ6の心線電極16が接続され、第1の圧電センサ
3のシールド電極15と第2の圧電センサ6のシールド
電極15が接続される。従って、第2の圧電センサ6が
変形して発生した電圧信号も第1の圧電センサ3を通じ
て回路ユニット7まで伝送されることになる。増幅手段
及び判定手段等が入った回路ユニット7は図1のように
第1の圧電センサ3の端部に接続されている。
の圧電センサ3とバイザー1に付けられた第2の圧電セ
ンサ6との接続方法について説明する。図7(a)は図
1におけるB−B’線位置における断面図である。窓枠
垂直部34の凹部分にウエザストリップ33がはめ込ま
れている。この窓枠垂直部34の凹部分とウエザストリ
ップ33の接触面に第2の圧電センサ6を這わせてい
る。このため第2の圧電センサ6を目立たせることなく
車外のバイザー1から車内に引き込むことができる。ウ
エザストリップ33の第2の圧電センサ6が当たる経路
には第2の圧電センサ6の外形に合わせた溝が作られて
おり、窓枠垂直部34とウエザストリップ33の間に第
2の圧電センサ6を通してもウエザストリップ33が窓
ガラス5が上下する側に盛り上がったりしない。第2の
圧電センサ6はバイザー1の下端部にU字型レール2に
よって固定されているが、バイザー1の端部が窓枠垂直
部34に接触するところで第2の圧電センサ6をU字型
レール2から引き出している。図7(b)は図1のB−
B’線位置の拡大図で車内から見た図ある。窓枠4に取
り付けられた第1の圧電センサ3は窓枠4の垂直部分で
弾性体17から引き出され垂直に下に降ろされ接合コネ
クタ35を介して第2の圧電センサ6と結合される。こ
のとき第1の圧電センサ3の心線電極16と第2の圧電
センサ6の心線電極16が接続され、第1の圧電センサ
3のシールド電極15と第2の圧電センサ6のシールド
電極15が接続される。従って、第2の圧電センサ6が
変形して発生した電圧信号も第1の圧電センサ3を通じ
て回路ユニット7まで伝送されることになる。増幅手段
及び判定手段等が入った回路ユニット7は図1のように
第1の圧電センサ3の端部に接続されている。
【0027】本実施例では第2の圧電センサ6をバイザ
ー1の後端部から車内に引き込んでいるが、バイザー1
の前端部すなわち図1における左側の回路ユニット7が
位置する近傍から窓枠4とウエザストリップ13の間を
通して車内に引き込んでも良い。このとき、第2の圧電
センサ6を第1の圧電センサ3の窓枠垂直部34側の位
置で縦続接続するのではなく、第1の圧電センサ3と回
路ユニット7との接続端に並列に第2の圧電センサ6を
接続しても良い。さらにこのとき、第2の圧電センサ6
を窓枠4とウエザストリップ13の間を通すのではなく
ドアのサイドミラー付近の外側から開口部を構成する筐
体に貫通孔を開けそこから車内に引き込んでも良い。
ー1の後端部から車内に引き込んでいるが、バイザー1
の前端部すなわち図1における左側の回路ユニット7が
位置する近傍から窓枠4とウエザストリップ13の間を
通して車内に引き込んでも良い。このとき、第2の圧電
センサ6を第1の圧電センサ3の窓枠垂直部34側の位
置で縦続接続するのではなく、第1の圧電センサ3と回
路ユニット7との接続端に並列に第2の圧電センサ6を
接続しても良い。さらにこのとき、第2の圧電センサ6
を窓枠4とウエザストリップ13の間を通すのではなく
ドアのサイドミラー付近の外側から開口部を構成する筐
体に貫通孔を開けそこから車内に引き込んでも良い。
【0028】図8は本発明の実施例における挟み込み検
出装置の第1の圧電センサ3の出力信号を受けて処理す
る回路の構成図である。21は増幅手段であり正転入力
端子21aは第1の圧電センサ3の心線電極16に、反
転入力端子21bは第1の圧電センサ3のシールド電極
15に接続されている。この増幅手段21の出力には第
1の圧電センサ3および第2の圧電センサ6からの信号
がないときは通常2.5ボルトの直流電圧が出力されて
いる。破線枠22は判定手段を示している。判定手段2
2の中身は比較器23及び24と、基準電圧源25及び
26で構成されている。増幅器21の出力21cは比較
器23の反転入力23b及び比較器24の正転入力24
aに接続されている。また、基準電圧源25は比較器2
3の正転入力23aに、そして基準電圧源26は比較器
24の反転入力24bに接続されている。ここで基準電
圧源25は3ボルト、基準電圧源26は2ボルトであ
る。従って、増幅手段21からの信号がなく2.5ボル
ト付近であると比較器23の出力と比較器24の出力は
ともにハイレベルである。
出装置の第1の圧電センサ3の出力信号を受けて処理す
る回路の構成図である。21は増幅手段であり正転入力
端子21aは第1の圧電センサ3の心線電極16に、反
転入力端子21bは第1の圧電センサ3のシールド電極
15に接続されている。この増幅手段21の出力には第
1の圧電センサ3および第2の圧電センサ6からの信号
がないときは通常2.5ボルトの直流電圧が出力されて
いる。破線枠22は判定手段を示している。判定手段2
2の中身は比較器23及び24と、基準電圧源25及び
26で構成されている。増幅器21の出力21cは比較
器23の反転入力23b及び比較器24の正転入力24
aに接続されている。また、基準電圧源25は比較器2
3の正転入力23aに、そして基準電圧源26は比較器
24の反転入力24bに接続されている。ここで基準電
圧源25は3ボルト、基準電圧源26は2ボルトであ
る。従って、増幅手段21からの信号がなく2.5ボル
ト付近であると比較器23の出力と比較器24の出力は
ともにハイレベルである。
【0029】一方、第1の圧電センサ3または第2の圧
電センサ6が変形すると、例えば心線電極16側がプラ
ス極になるような電荷が発生するが、第1の圧電センサ
3または第2の圧電センサ6の局部的な変形のため発生
する電荷はわずかであり100ミリ秒程度で消滅する。
このため発生した電荷は山波形の信号となって増幅手段
21に入り増幅される。増幅手段21からの信号が3ボ
ルトを越えると比較器23の出力がローレベルになる。
また、逆に、第1の圧電センサ3または第2の圧電セン
サ6を変形させていた外圧が取り除かれ第1の圧電セン
サ3または第2の圧電センサ6の変形が復元すると、先
ほどとは逆極性の心線電極16がマイナス極になるよう
な電荷が発生するが、先ほどと同様にピエゾケーブル6
の局部的な変形であったため発生する電荷はわずかであ
り100ミリ秒程度で消滅する。このため発生した電荷
は谷波形の信号となって増幅手段21に入り増幅され
る。増幅手段21からの信号が2ボルトを下回ると比較
器24の出力がローレベルになる。
電センサ6が変形すると、例えば心線電極16側がプラ
ス極になるような電荷が発生するが、第1の圧電センサ
3または第2の圧電センサ6の局部的な変形のため発生
する電荷はわずかであり100ミリ秒程度で消滅する。
このため発生した電荷は山波形の信号となって増幅手段
21に入り増幅される。増幅手段21からの信号が3ボ
ルトを越えると比較器23の出力がローレベルになる。
また、逆に、第1の圧電センサ3または第2の圧電セン
サ6を変形させていた外圧が取り除かれ第1の圧電セン
サ3または第2の圧電センサ6の変形が復元すると、先
ほどとは逆極性の心線電極16がマイナス極になるよう
な電荷が発生するが、先ほどと同様にピエゾケーブル6
の局部的な変形であったため発生する電荷はわずかであ
り100ミリ秒程度で消滅する。このため発生した電荷
は谷波形の信号となって増幅手段21に入り増幅され
る。増幅手段21からの信号が2ボルトを下回ると比較
器24の出力がローレベルになる。
【0030】図9(a)は物体Mを挟み込んだときの増
幅手段21の出力、図9(b)は判定手段22の出力を
示している。例えばバイザー1と窓ガラス5との間で物
体Mを挟み込むと第2の圧電センサ6は図5(b)に示
したように変形し、その結果図9(a)のような波形の
信号を出力する。また、挟み込みを生じ増幅手段21か
らの信号が3ボルトを越えると比較器23の出力が図9
(b)に示すようにローレベルになる。
幅手段21の出力、図9(b)は判定手段22の出力を
示している。例えばバイザー1と窓ガラス5との間で物
体Mを挟み込むと第2の圧電センサ6は図5(b)に示
したように変形し、その結果図9(a)のような波形の
信号を出力する。また、挟み込みを生じ増幅手段21か
らの信号が3ボルトを越えると比較器23の出力が図9
(b)に示すようにローレベルになる。
【0031】以上のように本一実施例において、バイザ
ー下端部に配設され変形に応じた出力信号を発生する可
撓性を有した圧電材からなる圧電センサと、この圧電セ
ンサを前記バイザーの下先端部に沿って固定するための
断面がU字型のレール状固定部材にしたことにより、非
常に簡単な方法で圧電センサを取り付けることができる
ものである。
ー下端部に配設され変形に応じた出力信号を発生する可
撓性を有した圧電材からなる圧電センサと、この圧電セ
ンサを前記バイザーの下先端部に沿って固定するための
断面がU字型のレール状固定部材にしたことにより、非
常に簡単な方法で圧電センサを取り付けることができる
ものである。
【0032】また、バイザーの前端部または後端部より
室内部へ圧電センサまたは圧電センサからの信号線を引
き込む構成としたことにより、ドアの内側あるいは室内
側に圧電センサからの出力信号を増幅する増幅手段など
が実装されたセンサ信号検知回路を実装できるものであ
る。
室内部へ圧電センサまたは圧電センサからの信号線を引
き込む構成としたことにより、ドアの内側あるいは室内
側に圧電センサからの出力信号を増幅する増幅手段など
が実装されたセンサ信号検知回路を実装できるものであ
る。
【0033】また、気密性を高めるためのウエザストリ
ップ材と開口枠本体部との間に圧電センサまたは圧電セ
ンサからの信号線を通す構成としたことにより、バイザ
ーに取り付けた圧電センサからの信号線を目立たせるこ
となくドアの内側あるいは室内側に引き込むことができ
るものである。
ップ材と開口枠本体部との間に圧電センサまたは圧電セ
ンサからの信号線を通す構成としたことにより、バイザ
ーに取り付けた圧電センサからの信号線を目立たせるこ
となくドアの内側あるいは室内側に引き込むことができ
るものである。
【0034】また、ウエザストリップの開口枠本体部と
接する面に圧電センサまたは圧電センサからの信号線を
埋め込む溝を有する構成としたことにより、圧電センサ
または圧電センサからの信号線をウエザストリップ材と
開口枠本体部との間に通すことが容易になりまた、圧電
センサまたは圧電センサからの信号線の外径によるウエ
ザストリップの盛り上がりを抑えることができる。
接する面に圧電センサまたは圧電センサからの信号線を
埋め込む溝を有する構成としたことにより、圧電センサ
または圧電センサからの信号線をウエザストリップ材と
開口枠本体部との間に通すことが容易になりまた、圧電
センサまたは圧電センサからの信号線の外径によるウエ
ザストリップの盛り上がりを抑えることができる。
【0035】また、窓枠に配設された第1の圧電センサ
の増幅手段に接続された一端とは異なる他端にバイザー
に配設された第2の圧電センサの一端を縦続接続する構
成としたことにより、バイザーを後付けする場合でも容
易にバイザー側の圧電センサを既に窓枠に配設されてい
る第1の圧電センサを有する挟み込み検出装置に追加で
きるものである。
の増幅手段に接続された一端とは異なる他端にバイザー
に配設された第2の圧電センサの一端を縦続接続する構
成としたことにより、バイザーを後付けする場合でも容
易にバイザー側の圧電センサを既に窓枠に配設されてい
る第1の圧電センサを有する挟み込み検出装置に追加で
きるものである。
【0036】また、挟み込み検出装置の増幅手段の入力
に窓枠に配設された第1の圧電センサとバイザーに配設
された第2の圧電センサを並列接続できるような構成と
したことにより、増幅手段が位置する最寄りの窓枠の部
位から、バイザーに配設された第2の圧電センサをドア
の内側あるいは室内側に引き込むことができるものであ
る。
に窓枠に配設された第1の圧電センサとバイザーに配設
された第2の圧電センサを並列接続できるような構成と
したことにより、増幅手段が位置する最寄りの窓枠の部
位から、バイザーに配設された第2の圧電センサをドア
の内側あるいは室内側に引き込むことができるものであ
る。
【0037】また、ドア外側より開口部を構成する筐体
に貫通孔をあける構成としたことでバイザーに取り付け
た圧電センサまたは圧電センサからの信号線を目立たせ
ることなくかつドアの内側あるいは室内側に設置された
増幅手段までを最短距離で引き込むことができるもので
あるものである。
に貫通孔をあける構成としたことでバイザーに取り付け
た圧電センサまたは圧電センサからの信号線を目立たせ
ることなくかつドアの内側あるいは室内側に設置された
増幅手段までを最短距離で引き込むことができるもので
あるものである。
【0038】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて説明する。図10(a)はバイザー1の下端にテ
ープ状圧電センサ41を貼り付けた状態を示す構成図で
ある。図10(b)は図10(a)のC−C’線位置に
おける断面図である。この図10(b)ではバイザー1
の右側つまり車の外側に貼り付けた構造になっている
が、バイザー1の左側つまり車の車内側に貼り付けた構
造にしても一向に差し支えない。図10(c)は物体M
を窓ガラス5とバイザー1との間で挟み込んだときの状
態を示している。このときも実施例1のときと同様にテ
ープ状圧電センサ41が変形し電圧を発生する。図11
はテープ状圧電センサ41の内部構成図である。図11
において42は導電性ゴムでできたシールド兼用下部電
極、43は同じく導電性ゴムでできたシールド兼用上部
電極である。44は薄く延ばされた圧電体でゴム弾性体
の有機基材に圧電セラミックの焼結粉体を混合したもの
である。46は圧電体44の上面に発生した電荷を取り
出すための信号取出電極である。45は圧電体44の上
面および信号取出電極46とシールド兼用上部電極43
との絶縁をとるための絶縁層である。これらの部材42
〜46はすべてゴムが基材であるため図11のように重
ね合わせても全体として可撓性を有している。47はシ
ールド兼用電極42から電位を取り出すためのシールド
側リード線、48は信号取出電極45から電位を取り出
すための信号側リード線である。
ついて説明する。図10(a)はバイザー1の下端にテ
ープ状圧電センサ41を貼り付けた状態を示す構成図で
ある。図10(b)は図10(a)のC−C’線位置に
おける断面図である。この図10(b)ではバイザー1
の右側つまり車の外側に貼り付けた構造になっている
が、バイザー1の左側つまり車の車内側に貼り付けた構
造にしても一向に差し支えない。図10(c)は物体M
を窓ガラス5とバイザー1との間で挟み込んだときの状
態を示している。このときも実施例1のときと同様にテ
ープ状圧電センサ41が変形し電圧を発生する。図11
はテープ状圧電センサ41の内部構成図である。図11
において42は導電性ゴムでできたシールド兼用下部電
極、43は同じく導電性ゴムでできたシールド兼用上部
電極である。44は薄く延ばされた圧電体でゴム弾性体
の有機基材に圧電セラミックの焼結粉体を混合したもの
である。46は圧電体44の上面に発生した電荷を取り
出すための信号取出電極である。45は圧電体44の上
面および信号取出電極46とシールド兼用上部電極43
との絶縁をとるための絶縁層である。これらの部材42
〜46はすべてゴムが基材であるため図11のように重
ね合わせても全体として可撓性を有している。47はシ
ールド兼用電極42から電位を取り出すためのシールド
側リード線、48は信号取出電極45から電位を取り出
すための信号側リード線である。
【0039】図12(a)、(b)はテープ状圧電セン
サ41を車内に引き込む部分の構成図である。図12
(a)は図10(a)におけるD−D’線位置における
断面図である。窓枠垂直部54の凹部分にウエザストリ
ップ53がはめ込まれている。この窓枠垂直部54の凹
部分とウエザストリップ53の接触面にテープ状圧電セ
ンサ41を這わせている。このためテープ状圧電センサ
41を目立たせることなく車外のバイザー1から車内に
引き込むことができる。ウエザストリップ53のテープ
状圧電センサ41が当たる経路にはテープ状圧電センサ
41の外形に合わせた溝が作られており、窓枠垂直部5
4とウエザストリップ53の間にテープ状圧電センサ4
1を通してもウエザストリップ53が窓ガラス5が上下
する側に盛り上がったりしない。テープ状圧電センサ4
1はバイザー1の下端部に貼り付けてあるが、バイザー
1の端部が窓枠垂直部54に接触するところでテープ状
圧電センサ41をバイザー1の反対面に折り返してい
る。
サ41を車内に引き込む部分の構成図である。図12
(a)は図10(a)におけるD−D’線位置における
断面図である。窓枠垂直部54の凹部分にウエザストリ
ップ53がはめ込まれている。この窓枠垂直部54の凹
部分とウエザストリップ53の接触面にテープ状圧電セ
ンサ41を這わせている。このためテープ状圧電センサ
41を目立たせることなく車外のバイザー1から車内に
引き込むことができる。ウエザストリップ53のテープ
状圧電センサ41が当たる経路にはテープ状圧電センサ
41の外形に合わせた溝が作られており、窓枠垂直部5
4とウエザストリップ53の間にテープ状圧電センサ4
1を通してもウエザストリップ53が窓ガラス5が上下
する側に盛り上がったりしない。テープ状圧電センサ4
1はバイザー1の下端部に貼り付けてあるが、バイザー
1の端部が窓枠垂直部54に接触するところでテープ状
圧電センサ41をバイザー1の反対面に折り返してい
る。
【0040】図12(b)は図10のD−D’線位置の
拡大図で車内から見た図ある。窓枠4に取り付けられた
第1の圧電センサ3は窓枠4の垂直部分で弾性体17か
ら引き出され垂直に下に降ろされ接合コネクタ55を介
してテープ状圧電センサ41と結合される。このとき第
1の圧電センサ3の心線電極16とテープ状圧電センサ
41の信号側リード線48が接続され、第1の圧電セン
サ3のシールド電極15とテープ状圧電センサ41のシ
ールド側リード線47が接続される。従って、テープ状
圧電センサ41が変形して発生した電圧信号も第1の圧
電センサ3を通じて回路ユニット7まで伝送されること
になる。本実施例ではテープ状圧電センサ41をバイザ
ー1の後端部から車内に引き込んでいるが、バイザー1
の前端部すなわち図1における左側の回路ユニット7が
位置する近傍から車内に引き込んでも良い。
拡大図で車内から見た図ある。窓枠4に取り付けられた
第1の圧電センサ3は窓枠4の垂直部分で弾性体17か
ら引き出され垂直に下に降ろされ接合コネクタ55を介
してテープ状圧電センサ41と結合される。このとき第
1の圧電センサ3の心線電極16とテープ状圧電センサ
41の信号側リード線48が接続され、第1の圧電セン
サ3のシールド電極15とテープ状圧電センサ41のシ
ールド側リード線47が接続される。従って、テープ状
圧電センサ41が変形して発生した電圧信号も第1の圧
電センサ3を通じて回路ユニット7まで伝送されること
になる。本実施例ではテープ状圧電センサ41をバイザ
ー1の後端部から車内に引き込んでいるが、バイザー1
の前端部すなわち図1における左側の回路ユニット7が
位置する近傍から車内に引き込んでも良い。
【0041】以上のように、バイザー1に配設され変形
に応じた出力信号を発生する可撓性を有した圧電材から
なるテープ状圧電センサ41をバイザー1の下先端部に
沿って貼り付けて固定できる構成としたことにより、バ
イザー1の下先端部の厚みの増加を最小限に抑え、かつ
容易に圧電センサを取り付けることができるものであ
る。
に応じた出力信号を発生する可撓性を有した圧電材から
なるテープ状圧電センサ41をバイザー1の下先端部に
沿って貼り付けて固定できる構成としたことにより、バ
イザー1の下先端部の厚みの増加を最小限に抑え、かつ
容易に圧電センサを取り付けることができるものであ
る。
【0042】(実施例3)次に本発明の第3の実施例に
ついて説明する。図13は本発明第3の実施例の構成図
である。60はドアであり、このドアにはまだバイザー
が取り付けられていない。61は実施例1および実施例
2と同様に窓枠4に取り付けられた弾性体17に覆われ
た圧電センサである。ドアのサイドミラー付近におかれ
た回路ユニット7に圧電センサ61の左端が接続されて
いる。弾性体17の右端のからは圧電センサ61の余剰
部分62が出ており窓枠垂直部63に沿って下に垂らさ
れている。この余剰部分はテープ64で窓枠垂直部63
に軽く固定されている。
ついて説明する。図13は本発明第3の実施例の構成図
である。60はドアであり、このドアにはまだバイザー
が取り付けられていない。61は実施例1および実施例
2と同様に窓枠4に取り付けられた弾性体17に覆われ
た圧電センサである。ドアのサイドミラー付近におかれ
た回路ユニット7に圧電センサ61の左端が接続されて
いる。弾性体17の右端のからは圧電センサ61の余剰
部分62が出ており窓枠垂直部63に沿って下に垂らさ
れている。この余剰部分はテープ64で窓枠垂直部63
に軽く固定されている。
【0043】図14は図13のドア60にバイザー65
を取り付けたときの図である。図13の圧電センサ61
の余剰部分62を固定していたテープ64をはがし、実
施例1の図7(a)、(b)で示したように窓枠垂直6
3とウエザストリップ66の間を通して車外に引き出し
ている。バイザー65への取り付けは実施例1で説明し
たとおりU字型レールを用いて取り付ける。
を取り付けたときの図である。図13の圧電センサ61
の余剰部分62を固定していたテープ64をはがし、実
施例1の図7(a)、(b)で示したように窓枠垂直6
3とウエザストリップ66の間を通して車外に引き出し
ている。バイザー65への取り付けは実施例1で説明し
たとおりU字型レールを用いて取り付ける。
【0044】なお本実施例では、バイザー取り付け前の
圧電センサ61の余剰部分62をまっすぐ下に垂らした
ように延ばして窓枠垂直部63に固定しているが、全体
が短くなるように折り畳んだ形状にして窓枠垂直部63
に固定しても良い。また、さらに余剰部分62を固定す
る位置は窓枠垂直部63でなく弾性体17とほぼ平行な
位置の窓枠4の水平部に固定しても良い。また、さら
に、バイザー取り付け前の余剰部分62を窓枠垂直部6
3に設けるのではなく、回路ユニット7と弾性体17の
左端の間に設けても良い。この場合、バイザー65を後
付けするときには、弾性体17の右端から圧電センサ6
1を引っ張り、回路ユニット7と弾性体17の左端の間
にあった圧電センサ61の余剰部分62を全部窓枠垂直
部63側にくるようにしたのち、バイザー65に配設で
きる。
圧電センサ61の余剰部分62をまっすぐ下に垂らした
ように延ばして窓枠垂直部63に固定しているが、全体
が短くなるように折り畳んだ形状にして窓枠垂直部63
に固定しても良い。また、さらに余剰部分62を固定す
る位置は窓枠垂直部63でなく弾性体17とほぼ平行な
位置の窓枠4の水平部に固定しても良い。また、さら
に、バイザー取り付け前の余剰部分62を窓枠垂直部6
3に設けるのではなく、回路ユニット7と弾性体17の
左端の間に設けても良い。この場合、バイザー65を後
付けするときには、弾性体17の右端から圧電センサ6
1を引っ張り、回路ユニット7と弾性体17の左端の間
にあった圧電センサ61の余剰部分62を全部窓枠垂直
部63側にくるようにしたのち、バイザー65に配設で
きる。
【0045】以上のように圧電センサ61の余剰部分を
延ばしてバイザー65用の圧電センサを構成するように
したことで、バイザー65を後付けする場合には既に窓
枠に配設されている圧電センサの増幅手段などが入った
回路ユニット7に接続された一端とは異なる他端側を延
ばしてバイザー65に配設することで容易にバイザー6
5側の挟み込み検出機能を追加できるものである。
延ばしてバイザー65用の圧電センサを構成するように
したことで、バイザー65を後付けする場合には既に窓
枠に配設されている圧電センサの増幅手段などが入った
回路ユニット7に接続された一端とは異なる他端側を延
ばしてバイザー65に配設することで容易にバイザー6
5側の挟み込み検出機能を追加できるものである。
【0046】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明によ
れば、バイザー下端部に配設され変形に応じた出力信号
を発生する可撓性を有した圧電材からなる圧電センサ
と、この圧電センサを前記バイザーの下先端部に沿って
固定するための断面がU字型のレール状固定部材にした
ことにより、非常に簡単な方法で圧電センサを取り付け
ることができる優れた挟み込み検出装置を実現できるも
のである。
れば、バイザー下端部に配設され変形に応じた出力信号
を発生する可撓性を有した圧電材からなる圧電センサ
と、この圧電センサを前記バイザーの下先端部に沿って
固定するための断面がU字型のレール状固定部材にした
ことにより、非常に簡単な方法で圧電センサを取り付け
ることができる優れた挟み込み検出装置を実現できるも
のである。
【0047】また、請求項2に記載の発明によれば、バ
イザーに配設され変形に応じた出力信号を発生する可撓
性を有した圧電材からなるテープ状の圧電センサと、こ
の圧電センサを前記バイザーの下先端部に沿って貼り付
けて固定できる構成としたことにより、バイザー下先端
部の厚みの増加を最小限に抑え、かつ容易に圧電センサ
を取り付けることができるものである。
イザーに配設され変形に応じた出力信号を発生する可撓
性を有した圧電材からなるテープ状の圧電センサと、こ
の圧電センサを前記バイザーの下先端部に沿って貼り付
けて固定できる構成としたことにより、バイザー下先端
部の厚みの増加を最小限に抑え、かつ容易に圧電センサ
を取り付けることができるものである。
【0048】また、請求項3に記載の発明によれば、バ
イザーの前端部または後端部より室内部へ圧電センサま
たは圧電センサからの信号線を引き込む構成としたこと
により、ドアの内側あるいは室内側に圧電センサからの
出力信号を増幅する増幅手段などが実装されたセンサ信
号検知回路を実装できるものである。
イザーの前端部または後端部より室内部へ圧電センサま
たは圧電センサからの信号線を引き込む構成としたこと
により、ドアの内側あるいは室内側に圧電センサからの
出力信号を増幅する増幅手段などが実装されたセンサ信
号検知回路を実装できるものである。
【0049】また、請求項4に記載の発明によれば、気
密性を高めるためのウエザストリップ材と開口枠本体部
との間に圧電センサまたは圧電センサからの信号線を通
す構成としたことにより、バイザーに取り付けた圧電セ
ンサからの信号線を目立たせることなくドアの内側ある
いは室内側に引き込むことができるものである。
密性を高めるためのウエザストリップ材と開口枠本体部
との間に圧電センサまたは圧電センサからの信号線を通
す構成としたことにより、バイザーに取り付けた圧電セ
ンサからの信号線を目立たせることなくドアの内側ある
いは室内側に引き込むことができるものである。
【0050】また、請求項5に記載の発明によれば、ウ
エザストリップの開口枠本体部と接する面に圧電センサ
または圧電センサからの信号線を埋め込む溝を有する構
成としたことにより、圧電センサまたは圧電センサから
の信号線をウエザストリップ材と開口枠本体部との間に
通すことが容易になりまた、圧電センサまたは圧電セン
サからの信号線の外径によるウエザストリップの盛り上
がりを抑えることができる。
エザストリップの開口枠本体部と接する面に圧電センサ
または圧電センサからの信号線を埋め込む溝を有する構
成としたことにより、圧電センサまたは圧電センサから
の信号線をウエザストリップ材と開口枠本体部との間に
通すことが容易になりまた、圧電センサまたは圧電セン
サからの信号線の外径によるウエザストリップの盛り上
がりを抑えることができる。
【0051】また、請求項6に記載の発明によれば、窓
枠に配設された第1の圧電センサの増幅手段に接続され
た一端とは異なる他端にバイザに配設された第2の圧電
センサの一端を縦続接続する構成としたことにより、バ
イザを後付けする場合でも容易にバイザ側の圧電センサ
を既に窓枠に配設されている第1の圧電センサを有する
挟み込み検出装置に追加できるものである。
枠に配設された第1の圧電センサの増幅手段に接続され
た一端とは異なる他端にバイザに配設された第2の圧電
センサの一端を縦続接続する構成としたことにより、バ
イザを後付けする場合でも容易にバイザ側の圧電センサ
を既に窓枠に配設されている第1の圧電センサを有する
挟み込み検出装置に追加できるものである。
【0052】また、請求項7に記載の発明によれば、第
1の圧電センサを延長して第2の圧電センサを構成する
ようにしたことで、バイザを後付けする場合には既に窓
枠に配設されている第1の圧電センサの増幅手段に接続
された一端とは異なる他端側を延ばしてバイザに配設す
ることで容易にバイザ側の挟み込み検出機能を追加でき
るものである。
1の圧電センサを延長して第2の圧電センサを構成する
ようにしたことで、バイザを後付けする場合には既に窓
枠に配設されている第1の圧電センサの増幅手段に接続
された一端とは異なる他端側を延ばしてバイザに配設す
ることで容易にバイザ側の挟み込み検出機能を追加でき
るものである。
【0053】また、請求項8に記載の発明によれば、挟
み込み検出装置の増幅手段の入力に窓枠に配設された第
1の圧電センサとバイザに配設された第2の圧電センサ
を並列接続できるような構成としたことにより、増幅手
段が位置する最寄りの窓枠の部位から、バイザに配設さ
れた第2の圧電センサをドアの内側あるいは室内側に引
き込むことができるものである。
み込み検出装置の増幅手段の入力に窓枠に配設された第
1の圧電センサとバイザに配設された第2の圧電センサ
を並列接続できるような構成としたことにより、増幅手
段が位置する最寄りの窓枠の部位から、バイザに配設さ
れた第2の圧電センサをドアの内側あるいは室内側に引
き込むことができるものである。
【図1】本発明の実施例1における挟み込み検出装置の
外観図
外観図
【図2】同圧電センサを取り付けた窓枠部の物体が挟み
込まれていない状態の断面図
込まれていない状態の断面図
【図3】同圧電センサを取り付けた窓枠部の窓枠とガラ
スとの間で物体が挟まれた状態の断面図
スとの間で物体が挟まれた状態の断面図
【図4】同圧電センサを取り付けた窓枠部のバイザとガ
ラスとの間で物体が挟まれた状態の断面図
ラスとの間で物体が挟まれた状態の断面図
【図5】(a)同圧電センサを取り付けたバイザの物体
が挟み込まれていない状態の構成図 (b)同圧電センサを取り付けたバイザの物体が挟み込
まれた状態の構成図
が挟み込まれていない状態の構成図 (b)同圧電センサを取り付けたバイザの物体が挟み込
まれた状態の構成図
【図6】同圧電センサの構成図
【図7】(a)同圧電センサのバイザからの引き込み方
法を示す断面図 (b)同圧電センサのバイザからの引き込み方法を示す
外観図
法を示す断面図 (b)同圧電センサのバイザからの引き込み方法を示す
外観図
【図8】同圧電センサの信号処理回路構成図
【図9】同増幅手段の出力信号波形図
【図10】(a)本発明の実施例2における挟み込み検
出装置の外観図 (b)同挟み込み検出装置の物体が挟み込まれていない
状態の断面図 (c)同挟み込み検出装置の物体が挟み込まれた状態の
断面図
出装置の外観図 (b)同挟み込み検出装置の物体が挟み込まれていない
状態の断面図 (c)同挟み込み検出装置の物体が挟み込まれた状態の
断面図
【図11】同圧電センサの構成図
【図12】(a)同圧電センサのバイザからの引き込み
方法を示す断面図 (b)同圧電センサのバイザからの引き込み方法を示す
外観図
方法を示す断面図 (b)同圧電センサのバイザからの引き込み方法を示す
外観図
【図13】本発明の実施例3のバイザを取り付けていな
いときの挟み込み検出装置の外観図
いときの挟み込み検出装置の外観図
【図14】本発明の実施例3のバイザを取り付けたとき
の挟み込み検出装置の外観図
の挟み込み検出装置の外観図
1 バイザ 2 U字型レール 3、6、61 圧電センサ 4 窓枠(開口部) 5 窓ガラス(開閉部) 10 支持部 12 溝孔部 13、33、53、66 ウエザストリップ 14 圧電層 15 シールド電極 16 心線電極 17 弾性体 18 外皮 21 増幅手段 22 判定手段 23、24 比較器 25、26 基準電圧源 34、54、63 窓枠垂直部 41 テープ状圧電センサ 42 シールド兼用下部電極 43 シールド兼用上部電極 44 圧電体 45 絶縁層 46 信号取出電極 47 シールド側リード線 48 信号側リード線 64 テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 浩二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 長井 彪 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 金澤 成寿 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 伊藤 雅彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤井 優子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2E052 AA09 CA06 DA03 DB03 EA14 EB01 EC01 GA08 GB06 KA13 KA15 3D127 AA02 CB05 DF04
Claims (8)
- 【請求項1】 窓の開口部と、この開口部を開閉する開
閉部と、前記開口部の室外側外周部の一部に取り付けら
れたバイザーと、このバイザー下端部に配設され変形に
応じた出力信号を発生する可撓性を有した圧電材からな
る圧電センサと、この圧電センサを前記バイザーの下先
端部に沿って固定するための断面がU字型のレール状固
定部材と、前記圧電センサが変形したときの出力信号を
増幅する増幅手段と、この増幅手段の出力信号に基づき
前記開口部と前記開閉部の間への物体の挟み込みを判定
する判定手段とからなる挟み込み検出装置。 - 【請求項2】 開口部と、この開口部を開閉する開閉部
と、前記開口部の外周部の一部に取り付けられたバイザ
ーと、このバイザーに配設され変形に応じた出力信号を
発生する可撓性を有した圧電材からなるテープ状の圧電
センサと、この圧電センサを前記バイザーの下先端部に
沿って貼り付けて固定し、前記圧電センサが変形したと
きの出力信号を増幅する増幅手段と、この増幅手段の出
力信号に基づき前記開口部と前記開閉部の間への物体の
挟み込みを判定する判定手段とからなる挟み込み検出装
置。 - 【請求項3】 バイザーの前端部または後端部より室内
部へ圧電センサまたは圧電センサからの信号線を引き込
む構成とした請求項1または2記載の挟み込み検出装
置。 - 【請求項4】 開口部の開口枠内周に設けられ開閉部を
閉じたときの気密性を高めるためのウエザストリップ材
を有し、このウエザストリップ材と前記開口部の開口枠
本体部との間に圧電センサまたは圧電センサからの信号
線を通す構成とした請求項1または2に記載の挟み込み
検出装置。 - 【請求項5】 ウエザストリップの開口枠本体部と接す
る面に圧電センサまたは圧電センサからの信号線を埋め
込む溝を有する請求項4記載の挟み込み検出装置。 - 【請求項6】 開口部と、この開口部を開閉する開閉部
と、前記開口部に配設され変形に応じた出力信号を発生
する可撓性を有した圧電材からなる第1の圧電センサ
と、前記開口部の外周部の一部に取り付けられたバイザ
ーと、このバイザーに配設され変形に応じた出力信号を
発生する可撓性を有した圧電材からなる第2の圧電セン
サと、これら第1及び第2の圧電センサが変形したとき
の出力信号を増幅する増幅手段と、この増幅手段の出力
信号に基づき前記開口部と前記開閉部の間への物体の挟
み込みを判定する判定手段とからなり、前記第1の圧電
センサの増幅手段に接続された一端とは異なる他端に前
記第2の圧電センサが接続された挟み込み検出装置。 - 【請求項7】 第1の圧電センサが延長されて第2の圧
電センサを構成する請求項6に記載の挟み込み検出装
置。 - 【請求項8】 開口部と、この開口部を開閉する開閉部
と、前記開口部に配設され変形に応じた出力信号を発生
する可撓性を有した圧電材からなる第1の圧電センサ
と、前記開口部の外周部の一部に取り付けられたバイザ
ーと、このバイザーに配設され変形に応じた出力信号を
発生する可撓性を有した圧電材からなる第2の圧電セン
サと、これら第1及び第2の圧電センサが変形したとき
の出力信号を増幅する増幅手段と、この増幅手段の出力
信号に基づき前記開口部と前記開閉部の間への物体の挟
み込みを判定する判定手段とからなり、前記増幅手段の
入力に前記第1の圧電センサと前記第2の圧電センサを
並列接続した挟み込み検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000263407A JP2002067686A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 挟み込み検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000263407A JP2002067686A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 挟み込み検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002067686A true JP2002067686A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18750955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000263407A Pending JP2002067686A (ja) | 2000-08-31 | 2000-08-31 | 挟み込み検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002067686A (ja) |
-
2000
- 2000-08-31 JP JP2000263407A patent/JP2002067686A/ja active Pending
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---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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