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JP2002066642A - 曲げ加工装置および曲げ加工方法 - Google Patents

曲げ加工装置および曲げ加工方法

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Publication number
JP2002066642A
JP2002066642A JP2000258320A JP2000258320A JP2002066642A JP 2002066642 A JP2002066642 A JP 2002066642A JP 2000258320 A JP2000258320 A JP 2000258320A JP 2000258320 A JP2000258320 A JP 2000258320A JP 2002066642 A JP2002066642 A JP 2002066642A
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JP
Japan
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bending
workpiece
work
mold
die
Prior art date
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Application number
JP2000258320A
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English (en)
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Yuichi Tsuchiya
雄一 土屋
Susumu Shiotani
進 塩谷
Koichi Nakamura
幸一 中村
Mitsuo Tsuge
光雄 柘植
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEIKO SEISAKUSHO KK
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
SEIKO SEISAKUSHO KK
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SEIKO SEISAKUSHO KK, Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical SEIKO SEISAKUSHO KK
Priority to JP2000258320A priority Critical patent/JP4490563B2/ja
Publication of JP2002066642A publication Critical patent/JP2002066642A/ja
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Publication of JP4490563B2 publication Critical patent/JP4490563B2/ja
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークに掛かる応力を均一化することによっ
て、ワークを安定した形状に曲げ加工できるようにす
る。 【解決手段】 ワークWの曲げ形状に合わせて成形され
た曲げ金型2に設けられたクランプ3によってワークW
を固定する。ワークWの長手方向に沿って直線金型4を
配置する。続いて、ワークWを曲げ金型2および直線金
型4とともに一対のロールを有する曲げロール6の間に
通過させ、直線金型4でワークWをガイドしながら、曲
げ金型2に沿うようにワークWを曲げ加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒材などの長尺部
材、殊に押出形材を曲げ加工する曲げ加工装置および曲
げ加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフレーム部材やバンパー補強
材、あるいは建築構造用途の部材やエクステリア用部材
を製造するにあたっては、棒材などを曲げて加工するい
わゆる曲げ加工が行われる。
【0003】このような曲げ加工を行う装置として、従
来、たとえば図12に示すものがあった。この曲げ加工
装置80は、ワークWの曲げ形状に合わせて成形された
上型81と下型82を有している。これらの上型81お
よび下型82の間にワークWを設置し、上型81に上方
から圧力を掛けて、上型81を押し下げてワークWをプ
レスして成形するものであった。
【0004】また、他の従来曲げ加工装置として、本出
願人は、実開平4−70210号公報に示す曲げ加工装
置を開示している。図13に示すように、この曲げ加工
装置90は、回転可能なターンテーブル91を有してお
り、このターンテーブル91上には、ワークWの曲げ形
状に合わせて成形された曲げガイド92が固定されてい
る。また曲げガイド92の先端部には、ワークWを固定
するクランプ93が設けられており、クランプ93のや
や後方位置には、曲げガイド92にワークWを押し付け
る押圧接触部94が配設されている。押圧接触部94の
側方には、押圧接触部94をワークWに押し付けるため
の押圧シリンダ95が備えられている。
【0005】この曲げ加工装置90においては、ワーク
Wの先端部をクランプ93で固定し、押圧シリンダ95
によって押圧接触部94をワークWに向けて押圧し、ワ
ークWを曲げガイド92に押し付ける。この状態で、タ
ーンテーブル91を回転させることによって、曲げガイ
ド92に沿って所定の曲げ形状となるようにワークWを
曲げ加工するというものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図12に示す
従来の曲げ加工装置80では、上型81に上方から圧力
を掛けてワークWをプレスする際、上型81と接触する
ワークWの中央部分に応力が集中的に掛かってしまう。
このため、下型82と接触するワークWの端部に掛かる
応力とワークWの中央部に掛かる応力には差が生じるた
め、曲げ形状が安定しないという問題があった。
【0007】一方、図13に示す従来の曲げ加工装置9
0では、曲げガイド92がターンテーブル91に固定さ
れているので、曲げ加工を行う際に、ターンテーブル9
1全体を回転させなければならない。このため、曲げ加
工を行うのに、ターンテーブル91を回転させるため
に、大きな駆動力を必要とするものであった。また、ワ
ークWの曲げ形状を変更しようとすると、曲げガイドを
ターンテーブル91に正確に取り付けなければならな
い。したがって、ワークWの曲げ形状を変更するための
作業には手間が掛かるものであった。さらに、いったん
曲げ加工装置90を製造してしまうと、たとえば曲げガ
イド92の形状を微修正するにしても、非常に手間が掛
かるものであった。
【0008】そこで、本発明の課題は、ワークに掛かる
応力を均一化することによって、ワークを安定した形状
に曲げ加工できるようにする。また、曲げ加工を行う際
に多大な駆動力を必要とすることなく、たとえばワーク
の曲げ形状を変更したい場合などにも、機敏に対応でき
るようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明のうちの請求項1に係る発明は、被加工物の曲げ形状
に合わせて成形された曲げ型を有し、この曲げ型に前記
被加工物の先端を固定するクランプ手段が設けられてい
るとともに、前記被加工物の長手方向に延在し、前記被
加工物が前記曲げ型に沿って曲がるように前記被加工物
をガイドする直線型を有しており、前記クランプ手段に
よって固定された前記被加工物を前記曲げ型および前記
直線型とともに通過させて曲げ加工を行う一対のロール
を有する曲げロールが設けられていることを特徴とする
曲げ加工装置である。なお、本明細書において「被加工
物の曲げ形状に合わせて成形された曲げ型」とは、曲げ
加工終了後応力を除去した際に被加工物がスプリングバ
ックにより戻る分を見込んだうえで目的とする被加工物
の曲げ形状になるように成形された曲げ型を意味するも
のである。
【0010】請求項1に係る発明においては、曲げ型の
先端部に設けられたクランプ手段によって固定された被
加工物を、曲げ型と被加工物をガイドする直線型ととも
に曲げロール間に通すだけで、曲げ加工することができ
る。このため、被加工物には、曲げロールを通過する際
にほぼ同じ大きさの応力が掛かるので、被加工物に対し
てほぼ均一に応力が掛かるようにすることができる。ま
た、装置全体として簡易であり、曲げ加工を行う場合
に、被加工物を曲げ型および直線型とともに通過させる
だけの駆動力のみでよいので、非常に少ない駆動力で済
ませることができる。さらに、曲げ形状を変更したい場
合には、曲げ型の形状を変えれば済むので、その変更に
手間が掛かることもなく、その変更に機敏に対応するこ
とができる。しかも、曲げ形状のアールが大きい場合で
あっても、装置が非常に大きくなるようなことはなく、
また、曲げ型の形状が設計からずれていたとしても、そ
の修正は簡単なもので済むことになる。さらには、曲げ
型と直線型を製造する際、2分割された真っ直ぐな型を
1組製造し、そのうちの一方を製品形状に曲げればよい
ので、その製造は極めて容易なものとなる。
【0011】請求項2に係る発明は、前記曲げ型には、
曲げ加工時および曲げ加工後の前記被加工物が嵌合する
嵌合溝が形成されており、この嵌合溝は、前記直線型と
組み合わせることにより前記被加工物の外周を取り囲む
形状であることを特徴とする請求項1に記載の曲げ加工
装置である。請求項2に係る発明においては、曲げ型に
曲げ加工時および曲げ加工後の被加工物が嵌合する嵌合
溝が形成されている。このため、曲げ加工後の被加工物
を確実に保持しておくことができ被加工物の座屈変形、
しわの発生を防止するので、作業効率の向上に寄与する
ことができる。
【0012】請求項3に係る発明は、前記曲げ型に形成
した嵌合溝に抜き勾配が形成されていることを特徴とす
る請求項2に記載の曲げ加工装置である。請求項3に係
る発明においては、曲げ型に形成した嵌合溝に抜き勾配
が形成されている。このため、曲げ加工後の被加工物を
曲げ型から容易に取り出すことができるようになる。
【0013】請求項4に係る発明は、前記直線型には、
加工前の前記被加工物が嵌合する嵌合溝が形成されてお
り、この嵌合溝は、前記曲げ型と組み合わせることによ
り前記被加工物の外周を取り囲む形状であることを特徴
とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記
載の曲げ加工装置である。請求項4に係る発明において
は、被加工物が嵌合する嵌合溝が直線型に形成されてい
るので、被加工物が曲げロールを通過するときに、確実
に被加工物をガイドすることができる。また、曲げ型に
嵌合溝を形成することなく、直線型に嵌合溝を形成した
場合にあっては、曲がり型の製造が容易になる一方で、
被加工物を確実に保持し、直線型と組み合わせることに
より被加工物の外周を取り囲む形状で曲げ加工を行うこ
とができる。なお、直線型に嵌合溝を形成したものは、
比較的容易に製造することができる。
【0014】請求項5に係る発明は、前記直線型に形成
した嵌合溝に抜き勾配が形成されていることを特徴とす
る請求項4に記載の曲げ加工装置である。請求項5に係
る発明においては、曲げ型に形成した嵌合溝に抜き勾配
が形成されているので、曲げロールを通過する被加工物
が、嵌合溝から容易に抜け出し、直線型から曲げ型に確
実に移動することができる。
【0015】請求項6に係る発明は、前記曲げ型および
前記直線型における前記被加工物と接触する部分に、低
摩擦性樹脂からなるライナー部材が介在されていること
を特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1
項に記載の曲げ加工装置である。請求項6に係る発明に
おいては、曲げ型および直線型における被加工物と接触
する部分に低摩擦性樹脂からなるライナー部材が介在さ
れているので、被加工物を円滑に曲げ加工することがで
きる。また、ライナー部材を介在させることによって、
被加工物が型に接触しないので、型に接触することによ
る傷などの発生を防止することができる。なお、ここで
いう「低摩擦性樹脂」としては、たとえば、ウレタン、
MCナイロン、ジュラコンなどを例示することができ
る。
【0016】請求項7に係る発明は、前記直線型に代え
て、前記被加工物の逃げを抑止して、前記被加工物が前
記曲げ型に沿って曲がるように前記被加工物をガイドす
る抑止ローラが設けられていることを特徴とする請求項
1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の曲げ加工
装置である。請求項7に係る発明においては、直線型に
代えて抑止ローラが設けられている。このため、曲げ加
工装置全体としてさらなる小型化を図ることができる。
【0017】請求項8に係る発明は、前記クランプ手段
は、前記被加工物の先端が前記曲げ型の先端よりも後方
に位置するようにして前記被加工物を固定することを特
徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に
記載の曲げ加工装置である。請求項8に係る発明におい
ては、被加工物の先端が曲げ型の先端よりも後方に位置
するようにして被加工物を固定している。このため、被
加工物の最先端部から曲げ加工を行うことができ、被加
工物のうち無駄な部分が生じないようにすることができ
る。
【0018】請求項9に係る発明は、前記被加工物が中
空材であり、前記被加工物の中空部に内嵌する中子が前
記被加工物の後端側から中空部に挿入されており、曲げ
加工が行われている間、前記曲げロールの間に前記中子
を位置させる中子保持手段が設けられていることを特徴
とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項に記
載の曲げ加工装置である。請求項9に係る発明において
は、曲げ加工が行われている間に、中空の被加工物内に
おける曲げロールの間に中子が保持されている。このた
め、曲げロールによる曲げ加工が行われているときに、
中子によって被加工物の曲げ形状を安定させ、被加工物
に予定外の変形が生じたり、シワが発生したりすること
を防止することができる。
【0019】請求項10に係る発明は、前記被加工物が
中空材であり、前記被加工物の中空部に変形抑止部材が
充填されていることを特徴とする請求項1から請求項8
のうちのいずれか1項に記載の曲げ加工装置である。請
求項10に係る発明においては、中空の被加工物の中に
変形抑止部材が充填されている。このため、中子を介在
させる場合と同様、曲げロールによる曲げ加工が行われ
ているときに、変形抑止部材によって被加工物の曲げ形
状を安定させ、被加工物に予定外の変形が生じたり、シ
ワが発生したりすることを防止できる。ここで、「変形
抑止部材」とは、多数の粒状体や弾性部材などをいい、
さらに具体的には、樹脂フォーム、発泡材、エラストマ
ーなどを例示することができる。
【0020】請求項11に係る発明は、被加工物の曲げ
形状に合わせて成形された曲げ型に設けられたクランプ
手段によって前記被加工物を固定し、前記被加工物の長
手方向に沿って直線型を配置し、前記被加工物を前記曲
げ型および前記直線型とともに一対のロールを有する曲
げロールの間に通過させて、前記直線型で前記被加工物
をガイドしながら、前記曲げ型に沿うように前記被加工
物を曲げ加工することを特徴とする曲げ加工方法であ
る。
【0021】請求項11に係る発明においては、曲げ型
の先端部に設けられたクランプ手段によって固定された
被加工物を、曲げ型と被加工物をガイドする直線型とと
もに曲げロール間に通すだけで、曲げ加工することがで
きる。このため、被加工物には、曲げロールを通過する
際にほぼ同じ大きさの応力が掛かるので、被加工物に対
してほぼ均一に応力が掛かるようにすることができる。
また、曲げ加工を行う場合に、被加工物を曲げ型および
直線型とともに通過させるだけの駆動力のみでよいの
で、非常に少ない駆動力で済ませることができる。さら
に、曲げ形状を変更したい場合には、曲げ型の形状を変
えれば済むので、その変更に手間が掛かることもなく、
その変更に機敏に対応することができる。しかも、曲げ
形状のアールが大きい場合であっても、装置が非常に大
きくなるようなことはなく、曲げ型の形状が設計からず
れていたとしても、その修正は簡単なもので済むことに
なる。さらには、曲げ型と直線型を製造する際、2分割
された真っ直ぐな型を1組製造し、そのうちの一方を製
品形状に曲げればよいので、その製造は極めて容易なも
のとなる。
【0022】請求項12に係る発明は、前記直線型に代
えて、前記被加工物の逃げを抑止する抑止ローラが設け
られ、前記抑止ローラによって前記被加工物が前記曲げ
型に沿って曲がるようにガイドしながら曲げ加工を行う
ことを特徴とする請求項11に記載の曲げ加工方法であ
る。請求項12に係る発明においては、直線型に代えて
抑止ローラが設けられている。このため、曲げ加工装置
全体としてさらなる小型化を図ることができる。請求項
13に係る発明は、前記被加工物が中空材であり、前記
被加工物の中空部に変形抑止部材を充填して、曲げ加工
を行うことを特徴とする請求項11または請求項12に
記載の曲げ加工方法である。請求項13に係る発明にお
いては、中空の被加工物の中に変形抑止部材が充填され
ている。このため、中子を介在させる場合と同様、曲げ
ロールによる曲げ加工が行われているときに、変形抑止
部材によって被加工物の曲げ形状を安定させ、被加工物
に予定外の変形が生じたり、シワが発生したりすること
を防止することができる。
【0023】請求項14に係る発明は、前記曲げ加工が
行われた後の前記被加工物の中に、前記変形抑止部材が
残存していることを特徴とする請求項13に記載の曲げ
加工方法である。請求項14に係る発明においては、曲
げ加工後に被加工物に変形抑止部材が残存している。こ
のため、残存した変形抑止部材をエネルギ吸収部材とし
て用いることができる。さらには、振動音を抑制する制
振部材として用いることもできる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら、具体的に説明する。図1は、本発明
の第1の実施形態に係る曲げ加工装置の斜視図である。
この図1では、ワークWを曲げ加工する前の状態を示し
ている。図1に示すように、本実施形態に係る曲げ加工
装置1は、被加工物であるワークWの曲げ形状に合わせ
た曲げ型である曲げ金型2を有している。このとき、曲
げ金型2をワークWの曲げ形状に合わせる際には、ワー
クWのスプリングバックを見込んだ形状に成形されてい
る。なお、以下に示す各実施形態においても、曲げ金型
の形状をワークの曲げ形状に合わせる際には、ワークの
スプリングバックを見込んだ形状に成形されている。こ
の曲げ金型2の先端には、ワークWの先端を固定するク
ランプ手段であるクランプ3が設けられており、ワーク
Wにおける曲げ金型2の反対側には、ワークWが曲げ金
型2に沿って曲がるようにワークWをガイドする直線型
である直線金型4が設けられている。
【0025】また、ワークWは断面四角形をなす直線状
の長尺形材によって構成されており、曲げ金型2には、
曲げ加工後のワークWの右半分が嵌合する嵌合溝2aが
曲げ金型2の全長にわたって形成されている。この嵌合
溝2aは、直線金型と組み合わせることにより、ワーク
Wの外周を取り囲む形状とされている。クランプ3に
は、ワークWにおける先端部の左半分と略同一形状のク
ランプ孔3aが形成されており、曲げ金型2における嵌
合溝2aの先端部分とクランプ孔3aにワークWの先端
部が嵌合して、ワークWが固定されている。ここで、ワ
ークWを介して曲げ金型2の反対側におけるクランプ3
の面と直線金型4の面は面一となるように配置されてい
る。
【0026】さらに、直線金型4には、曲げ加工前にお
けるワークWの左半分が嵌合する嵌合直線溝4aが直線
金型4の全長にわたって形成されている。この嵌合溝4
aは、曲げ金型2に形成された嵌合溝2aと組み合わせ
ることによってワークWの外周を取り囲む形状とされて
いる。そして、曲げ加工前におけるワークWは、左半分
が直線金型における嵌合溝4aに嵌合して、直線金型4
に沿って延在するように配置されている。ここで、ワー
クWは、その断面の対角線を分かれ目として右側と左側
に分けられているので、曲げ金型2に形成された嵌合溝
2aおよび直線金型4に形成された嵌合溝4aの断面形
状は、それぞれ三角形となっている。また、クランプ3
に形成されたクランプ孔3aも同様にその断面は三角形
となっている。
【0027】他方、テーブル5上には、一対の駆動ロー
ル6Aおよび従動ロール6Bを有する曲げロール6が回
動自在に配設されている。曲げロール6における駆動ロ
ール6Aおよび従動ロール6Bは、いずれも円柱形状を
なしており、駆動ロール6Aはテーブル5の下に設けら
れた図示しないモータによって回転させられる。また、
駆動ロール6Aと従動ロール6Bの間の距離は、ワーク
Wを挟んだ状態における曲げ金型2と直線金型4とを加
えた厚さと略同一に設定されている。そして、駆動ロー
ル6Aおよび従動ロール6Bの間にワークWを挟んだ曲
げ金型2および直線金型4を介在させた状態で駆動ロー
ル6Aを矢印X方向に回転させることにより、従動ロー
ル6Bが矢印Y方向に従動するとともに、ワークWを前
方(矢印Z方向)に送ることができるようになってい
る。こうして、曲げロール6によってワークWを前方に
送ることにより、ワークWが曲げ金型2に沿って曲げ加
工されるようになっている。
【0028】かかる構成を有する曲げ加工装置1におけ
る曲げ加工方法について説明する。まず、押出成形など
によって製造された長尺形材からなるワークWにおける
先端部の右半分を曲げ金型2に形成された嵌合溝2aに
嵌め込むとともに、ワークWにおける先端部の左半分を
クランプ3に形成されたクランプ孔3aに嵌め込んで、
クランプ3によってワークWの先端部を固定する。次
に、クランプ3の後方において、ワーク4の長手方向に
沿って直線金型4を配置し、ワークWの左半分を直線金
型4に形成された嵌合溝4aに嵌合させる。このとき、
ワークWを介して曲げ金型2の反対側におけるクランプ
3と直線金型4とが面一となるようにする。
【0029】続いて、曲げ金型2の先端部とクランプ3
を曲げロール6における駆動ロール6Aと従動ロール6
Bの間に配置する。曲げ金型2の先端部とクランプ3を
曲げロール6間に配置したら、テーブル5の下に設けら
れたモータを駆動させて、駆動ロール6Aを矢印X方向
に回転させる。すると、従動ロール6Bは矢印Y方向に
回転するように従動するとともに、クランプ3によって
固定されたワークWが矢印Z方向に移動する。こうし
て、ワークWを曲げ金型2および直線金型4とともにロ
ール6間を通過させる。
【0030】この状態で駆動ロール6Aを回転させつづ
けると、図2に示すように、ワークWのうちの、曲げロ
ール6を通過した部分は、直線金型4にガイドされなが
ら、直線金型4に形成された嵌合溝4aから曲げ金型2
に形成された嵌合溝2aに移動する。こうして、スプリ
ングバックを見込んだ曲げ金型2の形状に沿うようにし
て曲げ加工が行われる。このとき、直線金型4には、嵌
合溝4aが形成され、この嵌合溝4aにワークWが嵌合
されているので、ワークWが曲げロール6を通過すると
きに、直線金型4によって確実にワークWをガイドする
ことができる。また、曲げ加工されるワークWは、その
先端部がクランプ3によって曲げ金型に拘束されるた
め、曲げロール6を通過するときに曲げロール6によっ
て圧縮応力が掛かって曲げ加工が行われるので、ワーク
Wの一部に応力が集中することはない。したがって、安
定した形状にワークWを曲げ加工することができる。
【0031】そして、このまま駆動ロール6Aを回転さ
せ続け、ワークWの後端部が曲げロール6を通過した
ら、ワークWの曲げ加工が行われる。ワークWが曲げ加
工されたら、ワークWは、曲げ金型2における嵌合溝2
aに嵌合した状態となっている。したがって、曲げ加工
後のワークWが放り出されたような状態となっているこ
とはなく、作業効率の向上に寄与することができる。こ
のようにしてワークWが全長にわたって曲げ加工された
ら、曲げ金型2に形成した嵌合溝2aから曲げ加工され
たワークWを取り出して、ワークWの曲げ加工が終了す
る。
【0032】続いて、たとえば同じ形状のワークWを曲
げ加工する際には、同一の曲げ金型2および直線金型4
を用いて曲げ加工を行うことができる。また、ワークW
の形状が変わる場合、たとえばワークWの曲げ形状を変
更したい場合には、曲げ金型2の形状を変更するのみで
よい。このとき、図13に示す従来の曲げ加工装置90
のように、ターンテーブル91に曲げガイド92を固定
するなどの作業を要しないので、簡単に曲げ形状の変更
を行うことができる。さらには、たとえば曲げ型の形状
が設計からずれていたとしても、容易にその修正を行う
ことができる。
【0033】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図3は、本実施形態に係る曲げ加工装置の斜視
図である。図3に示すように、本実施形態に係る曲げ加
工装置10は、前記第1の実施形態同様、ワークWの曲
げ加工形状に合わせた曲げ金型12を有している。この
曲げ金型12の先端には、ワークWの先端部を固定する
クランプ13が設けられており、ワークWにおける曲げ
金型12の反対側には、ワークWが曲げ金型12に沿っ
て曲がるようにワークWをガイドする直線金型14が設
けられている。
【0034】また、曲げ金型12には嵌合溝12aが曲
げ金型12の全長にわたって形成され、クランプ13に
はクランプ孔13aが形成され、さらに、直線金型14
には嵌合溝14aが直線金型14の全長にわたって形成
されている。これらの曲げ金型12に形成した嵌合溝1
2a、クランプ孔13a、および直線金型14に形成し
た嵌合溝14aは、ワークWの断面形状よりもそれぞれ
僅かに大きくなるように形成されている。これらの曲げ
金型12に形成した嵌合溝12a、クランプ孔13a、
および直線金型14に形成した嵌合溝14aには、低摩
擦性樹脂、たとえばジュラコンからなる第1ライナー部
材16から第3ライナー部材18がそれぞれ介在されて
いる。
【0035】第1ライナー部材16の外形は、曲げ金型
12に形成された嵌合溝12aと略同形とされており、
第1ライナー部材16は嵌合溝12aに嵌合している。
第1ライナー部材16の内側には、曲げ加工後のワーク
Wの右半分が嵌合する第1嵌合溝16aが形成されてい
る。また、第2ライナー部材17の外形は、クランプ1
3に形成されたクランプ孔13aと略同形とされてお
り、第2ライナー部材17はクランプ孔13aに嵌合し
ている。第2ライナー部材17の内側には、ワークWの
先端部における左半分が嵌合する第2嵌合溝17aが形
成されている。さらに、第3ライナー部材18の外形
は、直線金型14に形成された嵌合溝14aと略同形と
されており、第3ライナー部材18は嵌合溝14aに嵌
合している。ここで、ワークWは、その断面の1辺に平
行な直線によって右側と左側に分割されている。このた
め、第1ライナー部材16に形成された第1嵌合溝16
aの断面形状および第3ライナー部材18に形成された
第3嵌合溝18aの断面形状は、いずれも縦長の長方形
状となっている。また、第2ライナー部材17に形成さ
れた第2嵌合溝17aも同様に、縦長の長方形状となっ
ている。
【0036】さらに、本実施形態に係る曲げ加工装置
は、図示はしないが前記第1の実施形態と同様の曲げロ
ールを有している。この曲げロールの間に、クランプ1
3によって固定されたワークWが曲げ金型12および直
線金型14とともに通過することによって曲げ加工が行
われる。
【0037】次に、本実施形態に係る曲げ加工装置を用
いた曲げ加工方法について説明する。まず、ワークにお
ける先端部の右半分を曲げ金型12に取り付けられた第
1ライナー部材16における第1嵌合溝16aに嵌め込
むとともに、ワークWにおける先端部の左半分をクラン
プ13に取り付けた第2ライナー部材17における第2
嵌合溝17aに嵌め込んでワークWの先端部を固定す
る。次に、クランプ13の後方において、ワークWの左
半分を直線金型14に取り付けた第3ライナー部材18
に形成された第3嵌合溝18aに嵌合させる。このと
き、ワークWを介して曲げ金型12の反対側におけるク
ランプ13と直線金型14とが面一となるようにする。
【0038】以後、前記第1の実施形態と同様、ワーク
Wを曲げ金型12および直線金型14とともに曲げロー
ル6の間に通過させることによって、ワークWの曲げ加
工を行うことができる。かくして、本実施形態において
は、前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができ
る他、ワークWの断面がわずかに大小する程度の変更で
あれば、曲げ金型12、クランプ13、および直線金型
14を変更しなくとも、第1ライナー部材16、第2ラ
イナー部材17、および第3ライナー部材18を変更す
るのみで対処することができる。また、ライナー部材
は、低摩擦性樹脂によって形成されているので、ワーク
Wを曲げ加工する際に、ワークWを円滑に曲げることが
できるとともに、ワークWを金型などの金属部材と接触
させないで済むので、ワークWに傷がつくことを防止す
ることができる。さらには、ワークWに塗装をした後で
あっても、塗装に傷つけることなく、ワークWを曲げ加
工することができる。
【0039】続いて、本発明の第3の実施形態について
説明する。図4は、本実施形態に係る曲げ加工装置の斜
視図である。図4に示すように、本実施形態に係る曲げ
加工装置20は、前記各実施形態同様、ワークWの曲げ
加工形状に合わせた曲げ金型22を有している。この曲
げ金型22の先端には、ワークWの先端部を固定するク
ランプ23が設けられており、ワークWにおける曲げ金
型22の反対側には、ワークWが曲げ金型22に沿って
曲がるようにワークWをガイドする直線金型24が設け
られている。
【0040】また、曲げ金型22には嵌合溝22aが曲
げ金型22の全長にわたって形成され、クランプ23に
はクランプ孔23aが形成され、さらに、直線金型24
には嵌合溝24aが直線金型24この曲げ金型22の全
長にわたって形成されている。これらのうちの嵌合溝2
2aには、その上下位置に抜き勾配が形成され、嵌合溝
22aの上辺と下辺はそれぞれ2°ないし5°の角度θ
を持って上下に広がっている。ここで、ワークWは、前
記第2の実施形態同様、その断面の1辺に平行な直線に
よって右側と左側に分割されている。このため、曲げ金
型22に形成された嵌合溝22aの断面形状は台形状と
なっており、直線金型24に形成された嵌合溝24aの
断面形状は縦長の長方形状となっている。また、クラン
プ23に形成されたクランプ孔23aも縦長の長方形状
となっている。上記抜き勾配は2°以下だと抜き勾配と
しての効果が充分でなく、5°以上だと、被加工物との
隙間が大きく成りすぎ被加工物の曲げに際してしわ等の
発生の原因となる。以上により抜き勾配は2°ないし5
°の角度θとするのが適切である。
【0041】さらに、本実施形態に係る曲げ加工装置
は、図示しないが前記第1の実施形態と同様の曲げロー
ルを有している。この曲げロールの間に、クランプ23
によって固定されたワークWが曲げ金型22および直線
金型24とともに通過することによって曲げ加工が行わ
れる。
【0042】本実施形態に係る曲げ加工装置において
は、前記第1の実施形態と同様の手順で曲げ加工を行う
ことができる。その手順を説明すると、ワークWにおけ
る先端部の右半分を曲げ金型22に形成された嵌合溝2
2aに嵌め込むとともに、ワークWにおける先端部の左
半分をクランプ23に形成されたクランプ孔23aに嵌
め込んで、クランプ23によってワークWの先端部を固
定する。次に、クランプ23の後方において、ワークW
の左半分を直線金型24に形成された嵌合溝24aに嵌
合させる。
【0043】以後、前記第1の実施形態と同様、ワーク
Wを曲げ金型22および直線金型24とともに曲げロー
ル6の間に通過させることによって、ワークWの曲げ加
工を行うことができる。かくして、本実施形態において
は、前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができ
る他、曲げ金型22における嵌合溝22aに抜き勾配が
形成されているので、曲げ加工されて嵌合溝22aに嵌
合しているワークWを嵌合溝22aから容易に離脱する
ことができる。
【0044】なお、図示はしないが、曲げ金型22にお
ける嵌合溝22aの他、直線金型24における嵌合溝2
4aにも抜き勾配を形成する態様とすることもできる。
嵌合溝24aに抜き勾配を形成することによって、ワー
クWが曲げロールの間を通って、直線金型24の嵌合溝
24aから曲げ金型22の嵌合溝22aに移動する際、
その移動が円滑なものとなる。
【0045】続いて、本発明の第4の実施形態について
説明する。図5は、本実施形態に係る曲げ加工装置の斜
視図である。図5に示すように、本実施形態に係る曲げ
加工装置30は、前記各実施形態同様、ワークWの曲げ
加工形状に合わせた曲げ金型32を有している。この曲
げ金型32の先端には、ワークの先端部を固定するクラ
ンプ33が設けられており、ワークWにおける曲げ金型
32の反対側には、ワークWが曲げ金型32に沿って曲
がるようにワークWをガイドする直線金型34が設けら
れている。
【0046】また、本実施形態においては、前記各実施
形態と異なり、曲げ金型32には嵌合溝は形成されてい
ない。その一方、クランプ33には、ワークWの断面形
状と略同一形状のクランプ孔33aが形成されており、
このクランプ孔33aによってワークWの先端部が固定
されている。ここで、ワークWを介して曲げ金型32の
反対側におけるクランプ33の面と直線金型34の面は
面一となるように配置されている。
【0047】さらに、直線金型34には、曲げ加工前に
おけるワークWが全体的に嵌合する嵌合溝34aが直線
金型34の全長にわたって形成されている。したがっ
て、直線金型34に形成された嵌合溝34aの断面形状
は、ワークWの断面形状と略同一形状とされている。
【0048】本実施形態に係る曲げ加工装置において
は、前記第1の実施形態と同様の手順で曲げ加工を行う
ことができる。その手順を説明すると、ワークWにおけ
る先端部をクランプ33に形成されたクランプ孔33a
に嵌め込んで、クランプ33によってワークWの先端部
を固定する。次に、クランプ33の後方において、ワー
クWの左半分を直線金型34に形成された嵌合溝34a
に嵌合させる。以後、前記第1の実施形態と同様、ワー
クWを曲げ金型32および直線金型34とともに曲げロ
ール6の間に通過させることによって、ワークWの曲げ
加工を行うことができる。かくして、本実施形態におい
ては、前記第1の実施形態と同様の効果を得ることがで
きる他、曲げ金型32に嵌合溝を形成する必要がないの
で、曲げ金型の製造が容易となるという効果が得られ
る。また、曲げ加工後に、曲げ金型に形成された嵌合溝
にワークWが嵌め込まれた状態となっていることはない
ので、曲げ加工後にワークWを曲げ金型から離脱させる
のが容易となる。なお、直線金型に嵌合溝が形成された
ものは、曲げ金型に比べて容易に製造することができ
る。
【0049】次に、本発明の第5の実施形態について説
明する。図6(a)は、本実施形態に係る曲げ加工装置
の平面図、(b)は、(a)のA−A線断面図である。
図6(a)に示すように、本実施形態に係る曲げ加工装
置40は、前記各実施形態同様、曲げ金型42を有して
おり、曲げ金型42の先端には、ワークWの先端部を固
定するクランプ43が設けられている。また、図6
(b)に示すように、本実施形態においては、ワークW
は断面三角形状とされている。さらに、曲げ金型42に
は嵌合溝42aが曲げ金型42の全長にわたって形成さ
れている。この嵌合溝42aの深さは、図6(b)に示
すように、ワークWの一辺の厚さと略同一にされてい
る。クランプ43には、ワークWを嵌合する図示しない
略三角形状のクランプ孔が形成されており、ワークWの
先端部を固定している。
【0050】また、本実施形態においては、テーブル4
5上に一対の駆動ロール46Aおよび従動ロール46B
からなる曲げロール46が回動自在に配設されている。
さらに、従動ロール46Bを介してクランプ43の後方
位置には、曲げ加工が行われる際にワークWの逃げを抑
止して、ワークWが曲げ金型42に沿って曲がるように
ワークWをガイドする抑止ロール44が回動自在に配設
されている。これら曲げロール46における駆動ロール
46A、従動ロール46Bおよび抑止ロール44は、駆
動ロール46Aの回転中心と従動ロール46Bの回転中
心を結んだ直線と、従動ロール46Bの回転中心と抑止
ロール44の回転中心を結んだ直線とが略直角をなすよ
うに配置されている。また、曲げ金型42と接触する駆
動ロール46Aは円柱形状をなしている。さらに、従動
ロール46Bおよび抑止ロール44は略同一形状をなし
ており、図6(b)に従動ロール46Bの断面形状を示
すように、ワークWと接触する高さ方向中央部分が窪ん
だ鼓形状をなしている。
【0051】かかる構成を有する本実施形態に係る曲げ
加工装置40では、ワークWの先端部を曲げ金型42の
先端部およびクランプ43で固定した状態で、ワークW
の先端側から曲げロール46の間に通過させる。このと
き、ワークWは、従動ロール46Bおよび抑止ロール4
4に沿って移動している。いま、抑止ロール44が設け
られていなければ、ワークWを曲げ加工する際に、ワー
クWが平面視して曲げ金型42から遠ざかる方向に逃げ
てしまうが、抑止ロール44が設けられているので、ワ
ークWを曲げ金型42に沿って曲げ加工することができ
る。
【0052】本実施形態によれば、前記第1の実施形態
に示す効果の他、前記第1の実施形態のような直線金型
4をも必要としないので、曲げ加工装置をさらに小型化
することができる。
【0053】続いて、本発明の第6の実施形態について
説明する。図7は、本実施形態に係る曲げ加工装置の平
面図、図8(a)は、図7のA−A線断面図、(b)
は、図7のB−B線断面図である。図7に示すように、
本実施形態に係る曲げ加工装置50は、ワークWの曲げ
形状に合わせた曲げ金型52を有している。この曲げ金
型52の先端には、ワークWの先端部を固定するクラン
プ53が設けられており、ワークWにおける曲げ金型5
2の反対側には、ワークWが曲げ金型52に沿って曲が
るようにワークWをガイドするための直線金型54が設
けられている。
【0054】ここで、図7に示すように、本実施形態に
おける直線金型54の先端部は曲げ金型52の先端部と
面一となるように配設されている。また、クランプ53
は、図8(a),(b)に示すように、曲げ金型52に
おける嵌合溝52aおよび直線金型54における嵌合溝
54aに挟まれる形で曲げ金型に固定されている。そし
て、クランプ53の後端部は、曲がりロール6の間に配
置されている。このクランプ53の後端部の位置にワー
クWの先端部が接触するようになっている。
【0055】したがって、曲げ加工が開始される時点で
曲げロール6の間のワークWの最先端部が位置すること
になるので、ワーク全体を曲げ加工することができる。
このため、ワークWの端部に曲げ加工が行われていな
い、いわば無駄となる部分が生じることがなくなる。
【0056】さらに、本発明の第7の実施形態について
説明する。図9(a)は、本実施形態に係る曲げ加工装
置の曲げ加工前における状態を示す斜視図であり、
(b)は、その曲げ加工後の状態を示す斜視図である。
図9(a)に示すように、本実施形態に係る曲げ加工装
置60は、前記第1の実施形態とほとんど同一であり、
同一の部材については同一の番号を付してその説明を省
略する。本実施形態では、前記第1の実施形態と比較し
て、中空材からなるワークWの中に中子61が内嵌され
ているとともに、曲げ加工中にこの中子61を曲げロー
ル6の間に配置させるための中子保持手段となるワイヤ
62が設けられている点においてのみ異なる。
【0057】本実施形態に係る曲げ加工装置60による
曲げ加工方法について説明する。図9(a)に示すよう
に、中空のワークWの先端部に中子61を挿入し、曲げ
金型2および直線金型4でワークWを挟み、中子61を
曲げロール6の間に位置させる。続いて、駆動ロール6
Aを回転させて、ワークWを曲げ金型2および直線金型
4とともに矢印Z方向に移動させる。この間、図9
(b)に示すように、ワークWの移動に合わせて中子6
1が移動しないように、ワイヤ62で中子61を引っ張
って曲げロール6の間に中子61が位置するように中子
61を保持する。そのまま、中子61の位置が変わらな
いようにした状態で、駆動ロール6Aを回転させてワー
クWを送って曲げ加工を行う。このとき、曲げ応力は曲
げロール6間でワークWに掛かっているが、中子61が
常に曲げロール6間に位置している。したがって、ワー
クWに予定外の変形が生じたり、シワが発生したりする
ことを防止することができる。
【0058】また、本実施形態においては、中子61を
用いる代わりに、変形抑制部材である樹脂フォームをワ
ークWの長手方向全域にわたって、ワークWの中空部に
充填しておくこともできる。樹脂フォームを充填してお
くことにより、曲げロール6の間で、樹脂フォームが中
子61と同様の作用を生じるので、ワークWに予定外の
変形が生じたり、シワが発生したりすることを防止する
ことができる。しかも、曲げ加工後もその樹脂フォーム
をワークWの中に残存させておくことにより、樹脂フォ
ーム自体がエネルギ吸収部材や振動音を抑制する振動抑
制部材として機能する。したがって、たとえば、ワーク
Wを自動車のバンパー補強部材に用いる場合には、衝突
に対する強度が増すとともに、車両用または建築用の構
造材・外被材等に用いる場合は騒音によって生じる振動
音を抑制することができる。
【0059】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、本発明は、前記各実施形態に限定されるもの
ではない。たとえば、図10に示すように、ワークWの
断面がコ字状である場合には、曲げ金型63に形成する
嵌合溝63aに、ワークWの開口部に入り込む突起63
aを形成しておくこともできる。このような突起63a
を設けることによって、突起63aがワークWに対する
シワの発生などを防止して、断面コ字形状のワークWを
確実に曲げ加工することができる。
【0060】また、ワークWの形状に合わせて適宜曲げ
金型および直線金型に形成された嵌合溝の形状を設定す
ることができる。たとえば、図11に示すように、ワー
クWの断面形状が台形である場合には、曲げ金型64に
形成する嵌合溝64aの高さ方向の幅が直線金型65に
形成する嵌合溝65aの高さ方向の幅よりも小さく、さ
らに直線金型65から離れるにしたがって徐々に小さく
なっていくテーパを有する態様とすることができる。
【0061】さらには、前記各実施形態において、一対
の曲げロールは、一方を駆動ロール、他方を従動ロール
としたが、両方のロールを駆動ロールとした態様とする
こともできる。
【0062】また、同一の曲率の円形曲げ加工はもちろ
ん、たとえば放物線、双曲線、サイクロイド曲線などの
一部のように1つの曲線の中で曲率が変化するような形
状であっても曲げ加工することができる。しかも、これ
らのような種々の形状の曲げ加工を行う際にも、曲げ型
の形状を代えるだけで対応することができる。ただし、
曲率が正の値から負の値まで変化するS字曲線などの形
状は曲げ加工が困難なものとなる。
【0063】
【発明の効果】以上のとおり、本発明における請求項1
または請求項11に係る発明によれば、被加工物に対し
てほぼ均一に応力が掛かるようにして曲げ加工を行うこ
とができる。また、装置全体として簡易であり、非常に
少ない駆動力で曲げ加工を行うことができる。さらに、
曲げ形状を変更したい場合には、曲げ型の形状を変えれ
ば済むので、その設置に手間が掛かることもなく、その
変更に機敏に対応することができる。
【0064】請求項2に係る発明によれば、曲げ型に形
成された嵌合溝に曲げ加工後の被加工物を確実に保持し
ておくことができるので、作業効率の向上に寄与するこ
とができる
【0065】請求項3に係る発明によれば、曲げ加工後
の被加工物を曲げ型から容易に取り出すことができる。
【0066】請求項4に係る発明によれば、被加工物が
曲げロールを通過するときに、確実に被加工物をガイド
することができる。また、曲げ型に嵌合溝を形成しない
場合には、曲げ型を容易に製造できるようになる。
【0067】請求項5に係る発明によれば、曲げロール
を通過する被加工物が、直線型に形成した嵌合溝から容
易に抜け出し、直線型から曲げ型に確実に移動すること
ができる。
【0068】請求項6に係る発明によれば、被加工物を
円滑に曲げ加工することができる。また、被加工物が型
に接触して被加工物に傷が発生などの事態を防止するこ
とができる。
【0069】請求項7または請求項12に係る発明によ
れば、曲げ加工装置全体としてさらなる小型化を図るこ
とができる。
【0070】請求項8に係る発明によれば、被加工物の
最先端部から曲げ加工を行うことができ、被加工物のう
ち無駄な部分が生じないようにすることができる。
【0071】請求項9、請求項10、請求項13に係る
発明によれば、曲げロールによる曲げ加工が行われてい
るときに、中子によって被加工物の曲げ形状を安定さ
せ、被加工物に予定外の変形が生じたり、シワが発生し
たりすることを防止することができる。
【0072】請求項14に係る発明によれば、残存した
変形抑止部材をエネルギ吸収部材として用いることがで
きる。さらには、振動音を抑制する抑制部材として用い
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る曲げ加工装置を示す斜視
図である。
【図2】第1の実施形態に係る曲げ加工装置の曲げ加工
後の状態を示す斜視図である。
【図3】第2の実施形態に係る曲げ加工装置の斜視図で
ある。
【図4】第3の実施形態に係る曲げ加工装置の斜視図で
ある。
【図5】第4の実施形態に係る曲げ加工装置の斜視図で
ある。
【図6】(a)は、第5の実施形態に係る曲げ加工装置
の平面図、(b)は、(a)のA−A線断面図である。
【図7】第6の実施形態に係る曲げ加工装置の平面図で
ある。
【図8】(a)は、図7のA−A線断面図、(b)は、
図7のB−B線断面図である。
【図9】(a)は、第7の実施形態に係る曲げ加工装置
の曲げ加工前における状態を示す斜視図であり、(b)
は、その曲げ加工後の状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の変形例を示す正面図である。
【図11】本発明の他の変形例を示す正面図である。
【図12】従来の曲げ加工装置の概要を示す正面図であ
る。
【図13】他の従来の曲げ加工を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 曲げ加工装置 2 曲げ金型 2a (曲げ金型に形成した)嵌合溝 3 クランプ(クランプ手段) 3a クランプ孔 4 直線金型 4a (直線金型に形成した)嵌合溝 6 曲げロール 6A 駆動ロール 6B 従動ロール 16 第1ライナー部材 17 第2ライナー部材 18 第3ライナー部材 44 抑止ロール 61 中子 62 ワイヤ(中子保持手段) W ワーク
フロントページの続き (72)発明者 塩谷 進 静岡県三島市多呂52番地 株式会社精工製 作所内 (72)発明者 中村 幸一 静岡県三島市多呂52番地 株式会社精工製 作所内 (72)発明者 柘植 光雄 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 Fターム(参考) 4E063 AA06 BC10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物の曲げ形状に合わせて成形され
    た曲げ型を有し、この曲げ型に前記被加工物の先端を固
    定するクランプ手段が設けられているとともに、前記被
    加工物の長手方向に延在し、前記被加工物が前記曲げ型
    に沿って曲がるように前記被加工物をガイドする直線型
    を有しており、 前記クランプ手段によって固定された前記被加工物を前
    記曲げ型および前記直線型とともに通過させて曲げ加工
    を行う一対のロールを有する曲げロールが設けられてい
    ることを特徴とする曲げ加工装置。
  2. 【請求項2】 前記曲げ型には、曲げ加工後の前記被加
    工物が嵌合する嵌合溝が形成されており、この嵌合溝
    は、前記直線型と組み合わせることにより前記被加工物
    の外周を取り囲む形状であることを特徴とする請求項1
    に記載の曲げ加工装置。
  3. 【請求項3】 前記曲げ型に形成した嵌合溝に抜き勾配
    が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の曲
    げ加工装置。
  4. 【請求項4】 前記直線型には、加工前の前記被加工物
    が嵌合する嵌合溝が形成されており、この嵌合溝は、前
    記曲げ型と組み合わせることにより前記被加工物の外周
    を取り囲む形状であることを特徴とする請求項1から請
    求項3のうちのいずれか1項に記載の曲げ加工装置。
  5. 【請求項5】 前記直線型に形成した嵌合溝に抜き勾配
    が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の曲
    げ加工装置。
  6. 【請求項6】 前記曲げ型および前記直線型における前
    記被加工物と接触する部分に、低摩擦性樹脂からなるラ
    イナー部材が介在されていることを特徴とする請求項1
    から請求項5のうちのいずれか1項に記載の曲げ加工装
    置。
  7. 【請求項7】 前記直線型に代えて、前記被加工物の逃
    げを抑止して、前記被加工物が前記曲げ型に沿って曲が
    るように前記被加工物をガイドする抑止ローラが設けら
    れていることを特徴とする請求項1から請求項3のうち
    のいずれか1項に記載の曲げ加工装置。
  8. 【請求項8】 前記クランプ手段は、前記被加工物の先
    端が前記曲げ型の先端よりも後方に位置するようにして
    前記被加工物を固定することを特徴とする請求項1から
    請求項7のうちのいずれか1項に記載の曲げ加工装置。
  9. 【請求項9】 前記被加工物が中空材であり、前記被加
    工物の中空部に内嵌する中子が前記被加工物の後端側か
    ら中空部に挿入されており、 曲げ加工が行われている間、前記曲げロールの間に前記
    中子を位置させる中子保持手段が設けられていることを
    特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項
    に記載の曲げ加工装置。
  10. 【請求項10】 前記被加工物が中空材であり、前記被
    加工物の中空部に変形抑止部材が充填されていることを
    特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項
    に記載の曲げ加工装置。
  11. 【請求項11】 被加工物の曲げ形状に合わせて成形さ
    れた曲げ型に設けられたクランプ手段によって前記被加
    工物を固定し、前記被加工物の長手方向に沿って直線型
    を配置し、 前記被加工物を前記曲げ型および前記直線型とともに一
    対のロールを有する曲げロールの間に通過させて、前記
    直線型で前記被加工物をガイドしながら、前記曲げ型に
    沿うように前記被加工物を曲げ加工することを特徴とす
    る曲げ加工方法。
  12. 【請求項12】 前記直線型に代えて、前記被加工物の
    逃げを抑止する抑止ローラが設けられ、 前記抑止ローラによって前記被加工物が前記曲げ型に沿
    って曲がるようにガイドしながら曲げ加工を行うことを
    特徴とする請求項11に記載の曲げ加工方法。
  13. 【請求項13】 前記被加工物が中空材であり、前記被
    加工物の中空部に変形抑止部材を充填して、曲げ加工を
    行うことを特徴とする請求項11または請求項12に記
    載の曲げ加工方法。
  14. 【請求項14】 前記曲げ加工が行われた後の前記被加
    工物の中に、前記変形抑止部材が残存していることを特
    徴とする請求項13に記載の曲げ加工方法。
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