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JP2002061237A - 浮体装置 - Google Patents

浮体装置

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Publication number
JP2002061237A
JP2002061237A JP2000248314A JP2000248314A JP2002061237A JP 2002061237 A JP2002061237 A JP 2002061237A JP 2000248314 A JP2000248314 A JP 2000248314A JP 2000248314 A JP2000248314 A JP 2000248314A JP 2002061237 A JP2002061237 A JP 2002061237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
containers
water
floating body
bottles
net
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000248314A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanako Hayashi
加奈子 林
Shinichiro Hayashi
慎一郎 林
Kazushiro Hayashi
和志郎 林
Kozaburo Hayashi
宏三郎 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000248314A priority Critical patent/JP2002061237A/ja
Publication of JP2002061237A publication Critical patent/JP2002061237A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物として廃棄されたペットボトルを再利
用して多量の飲料水を海上輸送または海上貯蔵できる。 【解決手段】 複数のペットボトル3と、この複数のペ
ットボトル3の全体を囲う網7と、この網7に付設され
た浮力部材17とを備え、複数のペットボトル3は、廃
棄物として廃棄された密閉可能なペットボトル3が使用
され、このペットボトル3に飲料水が充填されて密閉さ
れ、飲料水を輸送可能にまたは貯蔵可能にする。また、
複数のペットボトル3は、大小の大きさの容器を含んで
も良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用水を輸送または
貯蔵する浮体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】用水、たとえば飲料水は、将来世界的に
不足するものと予測される。飲料水を消費する国におい
て、これを供給するために淡水化プラントを設置するこ
とが行われる。しかし、淡水化プラントを設置すること
は、その設置場所の確保や設置後の運転によって生ずる
環境への影響の問題も発生する。さらに、淡水化プラン
トを設置することは、一般的に設置コスト並びに運転コ
ストが高い。
【0003】そこで、用水をタンカーなどの船舶によっ
て海上輸送することも考えられるが、船舶輸送はコスト
がかかり過ぎる。そこで、用水を大容量のバッグに入れ
て輸送し、コストを低減することも研究されてきた。
【0004】一方、産業の発達や社会生活の向上などに
より、多量の容器が消費される。それに伴って多量の容
器が廃棄され、たとえばペットボトルが多量に排出され
る。資源やエネルギーの有効利用の見地から、これら廃
棄された容器を再利用する重要性が高まっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】多量の用水を大容量の
バッグに入れて海上輸送するためには、海水の浸入を防
ぎ耐久性、信頼性のあるバッグが必要である。さらに、
バッグを海水に浮かせるためにバッグに空気溜りを設け
る。しかし、バッグに空気溜りを設けることは用水を貯
留する空間を小さくし、用水の輸送効率を低下させる。
【0006】また、用水を地上に貯蔵することは、貯蔵
設備や場所の問題を解決しなくてはならない。一方、廃
棄された容器の再利用技術も未だ研究、開発段階で実用
的に満足できる再利用技術はない。
【0007】本発明は、廃棄物として廃棄された容器を
再利用して多量の用水を水上輸送または水上貯蔵できる
ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、複数の容器と、この複数の容器の全体を
囲う囲い部材と、この囲い部材に付設された浮力部材と
を備え、前記複数の容器は、廃棄物として廃棄された密
閉可能な容器が使用され、この容器に用水が充填されて
密閉され、この用水を輸送可能にまたは貯蔵可能にして
なることを特徴とする。
【0009】このようにすることにより、複数の容器に
用水を充填して密閉することができる。さらに、用水を
充填した複数の容器の全体を囲い部材で囲うことができ
る。囲い部材には浮力部材が付設されるので、囲い部材
で囲った複数の容器を水に浮かせることができる。この
ようにして形成された浮体装置は、水に浮かせて用水を
貯蔵することができる。
【0010】また、この浮体装置に動力を備えた引船を
連結することにより、浮体装置を移動させ、用水を輸送
することができる。さらに、複数の容器は、廃棄物とし
て廃棄された密閉可能な容器が使用されるので、廃棄さ
れた容器を再利用して多量の用水を水上輸送または水上
貯蔵することができる。
【0011】また、複数の容器は、大小の大きさの容器
を含むようにすると良い。このようにすると、家庭など
から排出され廃棄された容器は各種の大きさのものを含
んでいるが、大きさの選別をすることなく再利用するこ
とができる。
【0012】次に本発明を構成する各要件についてさら
に詳しく説明する。容器は、廃棄物として廃棄された密
閉可能な容器である。容器は、蓋のない完全密封のもの
でも良いが、蓋付きのもので蓋をすることによって密封
可能になるものでも良い。このような容器の例として飲
料用で蓋を有する合成樹脂製容器やアルミニウム合金製
容器、たとえばこれら材料のペットボトルがあげられ
る。
【0013】しかし、本発明はこれら材質の容器に限ら
ず密閉可能な他の容器でも良い。要するに、密閉が可能
で、耐食性がある容器、防食処理、塗装処理がなされた
金属製容器などでも良い。容器の大きさは、同じサイズ
のものでもよいが、大小の大きさの容器が混合されたも
のでも良い。因みに、廃棄物として廃棄された容器は、
それ自体に強度があり、比較的入手し易く、かつ経済的
である。
【0014】囲い部材は、複数の容器の全体を囲え、破
損されにくく水に対して耐食性のあるものであれば特に
限定されない。囲い部材の例として、たとえば魚網など
の網、可撓性の金網、布、合成樹脂材、不織布などをあ
げることができる。さらに、囲い部材は新しいものでも
使用できるが、使用済みで廃棄されたものでも良い。
【0015】囲い部材の外側には、内側の容器が貯蔵中
または輸送中に特定箇所に偏らないように、横方向(曳
航される方向)または縦方向(上下方向)あるいは両方
向にロープ、ワイヤー、鎖、帯材など可撓性細長部材を
用いて適宜の位置で緊縛されると良い。緊縛の程度、強
さは、内側の容器が変形しない程度にする。
【0016】浮力部材は、囲い部材に固定されて付設さ
れ、囲い部材、容器および可撓性細長部材などを水に浮
かすものであるが、内部が中空で、合成樹脂、金属など
で形成された筒状、球状、その他の形状の浮体、あるい
は水より軽い物質、たとえば合成樹脂で形成された円柱
状、角柱状、球状、その他の形状の浮体などとする。浮
力部材の固定される位置は、囲い部材全体がバランス良
く浮く状態に適宜の位置に設けられる。
【0017】用水は、飲料水をはじめ緊急用の水、その
他である。水は、海水や淡水を意味し、海、湖沼、河川
の場合を含む。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る浮体装置の実
施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図1〜
3において、同一または同等の構造、作用部分には同一
符号を付けて示す。
【0019】図1は、本発明に係る浮体装置の一実施形
態を示す正面図である。図2は、図1の平面図である。
図3は、図1のI−I線断面図である。図1に示すよう
に、本実施形態の浮体装置1は、飲料水(用水)を海上
輸送または海上貯蔵する際に使用されるもので、複数の
ペットボトル(容器)3と、この複数のペットボトル3
の全体を囲う網(囲い部材)7と、この網7に付設され
た複数の浮力部材17とを備える。
【0020】複数のペットボトル3は、廃棄物として廃
棄され、蓋で密閉可能な容器である。このペットボトル
3に飲料水が充填されて密閉される。複数のペットボト
ル3は、同じ大きさ(サイズ)のものでもよいが、大小
の大きさの容器が混合されたものでも良い。なお、図1
〜3において、ペットボトル3は一部のみが示されてい
るが、網7の内側に略全体に渡って設けられる。また、
ペットボトル3の設けられる方向はランダムでも良い。
【0021】網7は、複数のペットボトル3の全体を囲
うもので、新しい網でも良いが、使用済みの廃棄された
網、たとえば廃棄された魚網が使用される。この場合、
網7の目(網目または孔)の大きさは、内側に囲われる
ペットボトル3の断面より小さいものが使用される。網
7の外側は、内側のペットボトル3が貯蔵または輸送中
に特定の箇所、たとえば引船21により浮体装置1が曳
航されたときに、後端寄り、すなわち図1の左端寄りに
偏らないように適宜の間隔で縦横の方向に緊縛される。
【0022】横方向(曳航される方向)23に対しては
適宜の複数本の横ロープ9で緊縛される。縦方向(上下
方向)24に対しても適宜の複数の縦ロープ11で緊縛
される。緊縛の程度、強さは、内側のペットボトル3が
変形したり破損しない程度になされる。また、横ロープ
9および縦ロープ11は、網7の適宜の位置でこの網7
に固定される。
【0023】図2に示すように、本実施形態の浮体装置
1は、横方向23に適宜の間隔で設けられた縦ロープ1
1の位置に、巾方向25に複数の浮力部材17を有す
る。浮力部材17の数は、浮体装置1の巾の大小に応じ
て変えられる。また、浮体装置1は、引船21に牽引ロ
ープ13を介して曳航される。
【0024】図3に示すように、浮力部材17は、吊り
ロープ18および縦ロープ11を介して網7に固定さ
れ、網7とペットボトル3を吊り上げるように付設され
る。さらに、浮力部材17は、巾方向25に補助ロープ
19で相互に連結される。両端の浮力部材17または補
助ロープ19の両端は、網7に固定される。浮力部材1
7は、海水27に浮くものであるが、内部が中空に形成
された筒状、球状その他の形状のまたは水より軽い物質
で形成された円柱状、角柱状、球状その他の形状の浮体
が使用される。
【0025】さらに、浮力部材17の設けられる位置
は、浮力部材17の浮力が最大になるように浮力部材1
7の全体が海水27に沈むように設けられる。したがっ
て、浮力部材17の上端は海面に等しいか下に位置する
(海面以下)。
【0026】以上の構造を有する本実施形態の浮体装置
1は、次のように作用する。すなわち、図1において、
複数のペットボトル3は、飲料水が充填されて密閉され
る。飲料水が充填されて密閉された複数のペットボトル
3は、その全体が網7で囲われる。網7には浮力部材1
7が付設されるので、網7で囲われた複数のペットボト
ル3は、海水27に浮かぶことができる。このようにし
て形成された浮体装置1は、海水27に浮かせて飲料水
を貯蔵することができる。
【0027】また、この浮体装置1と動力を備えた引船
21とを牽引ロープ13で連結することにより、浮体装
置1は引船21によって曳航され、飲料水を輸送するこ
とができる。さらに、複数のペットボトル3は、廃棄物
として廃棄された密閉可能なペットボトル3が使用され
るので、廃棄されたペットボトル3を再利用して多量の
飲料水を海上輸送または海上貯蔵することができる。
【0028】また、複数のペットボトル3は、大小の大
きさの容器を含むようにすると、家庭などから排出され
廃棄されたペットボトル3は各種の大きさのものを含ん
でいるが、ペットボトル3の大きさの選別をすることな
く再利用することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、廃棄物として廃棄され
た容器を再利用して多量の用水を水上輸送または水上貯
蔵できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浮体装置の一実施形態を示す正面
図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のI−I線断面図である。
【符号の説明】
1 浮体装置 3 ペットボトル(容器) 7 網(囲い部材) 17 浮力部材 27 海水(水)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の容器と、該複数の容器の全体を囲
    う囲い部材と、該囲い部材に付設された浮力部材とを備
    え、前記複数の容器は、廃棄物として廃棄された密閉可
    能な容器が使用され、該容器に用水が充填されて密閉さ
    れ、該用水を輸送可能にまたは貯蔵可能にしてなる浮体
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記複数の容器は、
    大小の大きさの容器を含んでなる浮体装置。
JP2000248314A 2000-08-18 2000-08-18 浮体装置 Pending JP2002061237A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030010328A (ko) * 2001-07-26 2003-02-05 박원우 해중 저수 및 급수 장치
KR101431635B1 (ko) 2012-07-27 2014-08-21 박기태 양식장용 부이
WO2021124569A1 (ja) * 2019-12-20 2021-06-24 日揮グローバル株式会社 浮体設備、及び浮体設備の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030010328A (ko) * 2001-07-26 2003-02-05 박원우 해중 저수 및 급수 장치
KR101431635B1 (ko) 2012-07-27 2014-08-21 박기태 양식장용 부이
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