JP2002053011A - 車両用セキュリティ装置 - Google Patents
車両用セキュリティ装置Info
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- JP2002053011A JP2002053011A JP2000244819A JP2000244819A JP2002053011A JP 2002053011 A JP2002053011 A JP 2002053011A JP 2000244819 A JP2000244819 A JP 2000244819A JP 2000244819 A JP2000244819 A JP 2000244819A JP 2002053011 A JP2002053011 A JP 2002053011A
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- cpu
- vehicle
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- intrusion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 超音波により車室内への侵入を検出して警報
を行うセキュリティ装置の検出感度を環境情報に応じて
適切に自動調整すること。 【解決手段】 セキュリティ装置は、超音波を車室内に
送信するとともに、その反射波を受信して分析すること
で、車室内への人間の侵入を検出するセンサ装置と、こ
のセンサ装置と通信を行うとともにホーン等の警報手段
を駆動するセキュリティ制御ユニットとを有している。
セキュリティ制御ユニットは、例えば車両の空調装置が
外気導入モードか否か、及び、車室内温度と外気温度と
の差(前記送信された超音波の反射が乱される程度)が
大きいか否か等に応じて、センサ装置の感度を自動的に
調整する。
を行うセキュリティ装置の検出感度を環境情報に応じて
適切に自動調整すること。 【解決手段】 セキュリティ装置は、超音波を車室内に
送信するとともに、その反射波を受信して分析すること
で、車室内への人間の侵入を検出するセンサ装置と、こ
のセンサ装置と通信を行うとともにホーン等の警報手段
を駆動するセキュリティ制御ユニットとを有している。
セキュリティ制御ユニットは、例えば車両の空調装置が
外気導入モードか否か、及び、車室内温度と外気温度と
の差(前記送信された超音波の反射が乱される程度)が
大きいか否か等に応じて、センサ装置の感度を自動的に
調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盗難防止等のため
に、車室内への人間等の侵入を検出し警報を行う車両の
セキュリティ装置に関する。
に、車室内への人間等の侵入を検出し警報を行う車両の
セキュリティ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば実公平7
−33966号公報に示されているように、車両のガラ
ス等の破壊音を検出するセンサと、サイレン等の盗難防
止手段と、前記センサの出力に応じて車両に異常がある
と判断したときに前記盗難防止手段を駆動する制御部と
を有している。また、この装置は、駐車場所が騒音の大
きい場所や歩行者の接触頻度が高い場所等である場合
に、これらの騒音や歩行者の接触による打音により異常
であると誤判断して警報を発することを回避するため、
前記センサの感度に関する情報を手動により入力して送
信する送信ユニットと、前記送信ユニットからの信号を
受信して同受信信号に応じ前記センサの検出感度を調整
する感度調整手段とを備えている。
−33966号公報に示されているように、車両のガラ
ス等の破壊音を検出するセンサと、サイレン等の盗難防
止手段と、前記センサの出力に応じて車両に異常がある
と判断したときに前記盗難防止手段を駆動する制御部と
を有している。また、この装置は、駐車場所が騒音の大
きい場所や歩行者の接触頻度が高い場所等である場合
に、これらの騒音や歩行者の接触による打音により異常
であると誤判断して警報を発することを回避するため、
前記センサの感度に関する情報を手動により入力して送
信する送信ユニットと、前記送信ユニットからの信号を
受信して同受信信号に応じ前記センサの検出感度を調整
する感度調整手段とを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、車両周囲の環境に基づいてユーザ
が主観に依りセンサの感度を決定しなければならないの
で、適切な感度設定を行うことが難しいという問題があ
った。また、決定した感度に関する情報を手動により入
力して送信しなければならないため、その作業が煩雑で
あるという問題もあった。
来の技術においては、車両周囲の環境に基づいてユーザ
が主観に依りセンサの感度を決定しなければならないの
で、適切な感度設定を行うことが難しいという問題があ
った。また、決定した感度に関する情報を手動により入
力して送信しなければならないため、その作業が煩雑で
あるという問題もあった。
【0004】
【本発明の概要】本発明は上記課題に対処するためにな
されたものであって、その特徴は、指示信号に応じて所
定の警報を行う警報手段と、所定の信号を取得し同取得
した信号に基づいて車室内への異常侵入を検出する侵入
検出手段と、前記車室内への異常侵入が検出されたとき
前記警報手段に対して前記指示信号を供給する警報指示
手段とを備えた車両用セキュリティ装置において、前記
車両の環境に関する情報を取得する環境情報取得手段
と、前記取得した環境に関する情報に応じて前記侵入検
出手段の検出感度を自動的に調整する自動感度調整手段
とを備えたことにある。
されたものであって、その特徴は、指示信号に応じて所
定の警報を行う警報手段と、所定の信号を取得し同取得
した信号に基づいて車室内への異常侵入を検出する侵入
検出手段と、前記車室内への異常侵入が検出されたとき
前記警報手段に対して前記指示信号を供給する警報指示
手段とを備えた車両用セキュリティ装置において、前記
車両の環境に関する情報を取得する環境情報取得手段
と、前記取得した環境に関する情報に応じて前記侵入検
出手段の検出感度を自動的に調整する自動感度調整手段
とを備えたことにある。
【0005】これによれば、侵入検出手段により車室内
への異常な侵入が検出されたとき、警報指示手段が警報
手段に指示信号を供給し、警報が発生される。また、自
動感度調整手段は、環境情報取得手段により取得された
車両の環境に関する情報に応じて侵入検出手段の検出感
度を自動的に調整する。従って、侵入検出手段の検出感
度の調整をユーザの主観に頼ることなく行えるため、同
検出感度を適切なものとすることができる。上記侵入検
出手段の検出感度には、同侵入検出手段が取得した同一
の信号に対し、これを異常侵入として検出するか否かを
決定する因子が含まれる。
への異常な侵入が検出されたとき、警報指示手段が警報
手段に指示信号を供給し、警報が発生される。また、自
動感度調整手段は、環境情報取得手段により取得された
車両の環境に関する情報に応じて侵入検出手段の検出感
度を自動的に調整する。従って、侵入検出手段の検出感
度の調整をユーザの主観に頼ることなく行えるため、同
検出感度を適切なものとすることができる。上記侵入検
出手段の検出感度には、同侵入検出手段が取得した同一
の信号に対し、これを異常侵入として検出するか否かを
決定する因子が含まれる。
【0006】この場合において、前記侵入検出手段は、
超音波を送信する超音波送信手段と、前記送信された超
音波の反射波を前記所定の信号として取得(受信)する
超音波受信手段とを含んでなり、前記環境情報取得手段
は、前記反射波に影響を及ぼす可能性のある情報を検出
するように構成されてなることが好適である。
超音波を送信する超音波送信手段と、前記送信された超
音波の反射波を前記所定の信号として取得(受信)する
超音波受信手段とを含んでなり、前記環境情報取得手段
は、前記反射波に影響を及ぼす可能性のある情報を検出
するように構成されてなることが好適である。
【0007】超音波は電磁波に比べて車室外に漏洩し難
い特性を有するので、送信された超音波に対する反射波
を異常侵入検出のための信号として受信することによ
り、車室内における物体の動きを車室外の影響を受ける
ことなく検出することができ、従って、車室内への異常
侵入を精度良く検出することができる。また、環境情報
取得手段が前記反射波に影響を及ぼす可能性のある情報
を取得し、自動感度調整手段がこの取得した情報に応じ
て前記侵入検出手段の検出感度を自動調整するので、車
室内への人間等の異常侵入をより精度良く検出すること
ができる。
い特性を有するので、送信された超音波に対する反射波
を異常侵入検出のための信号として受信することによ
り、車室内における物体の動きを車室外の影響を受ける
ことなく検出することができ、従って、車室内への異常
侵入を精度良く検出することができる。また、環境情報
取得手段が前記反射波に影響を及ぼす可能性のある情報
を取得し、自動感度調整手段がこの取得した情報に応じ
て前記侵入検出手段の検出感度を自動調整するので、車
室内への人間等の異常侵入をより精度良く検出すること
ができる。
【0008】この場合において、前記環境情報取得手段
は、前記車両の空調装置が外気導入モードにあること
を、前記反射波に影響を及ぼす可能性のある情報として
取得することが好適である。
は、前記車両の空調装置が外気導入モードにあること
を、前記反射波に影響を及ぼす可能性のある情報として
取得することが好適である。
【0009】車両の空調装置が外気導入モードである場
合には、車室内に外気が流れ込んで同車室内の空気にゆ
らぎが生じ、送信された超音波の反射が乱される。この
ため、車室内へ人間等が侵入したものと誤判定する可能
性が高まる。従って、上記のように外気導入モードであ
るか否かについての情報を取得し、これを侵入検出手段
の検出感度に反映させることにより、前記誤判定の可能
性を低減することが可能となる。
合には、車室内に外気が流れ込んで同車室内の空気にゆ
らぎが生じ、送信された超音波の反射が乱される。この
ため、車室内へ人間等が侵入したものと誤判定する可能
性が高まる。従って、上記のように外気導入モードであ
るか否かについての情報を取得し、これを侵入検出手段
の検出感度に反映させることにより、前記誤判定の可能
性を低減することが可能となる。
【0010】また、前記環境情報取得手段は、前記車室
内の温度と前記車室外の温度との差を、前記反射波に影
響を及ぼす可能性のある情報として取得することが好適
である。
内の温度と前記車室外の温度との差を、前記反射波に影
響を及ぼす可能性のある情報として取得することが好適
である。
【0011】即ち、車室内の温度と車室外の温度との差
が大きい場合には、対流により車室内に外気が流入し
(又は車室外へ車室内の空気が流出し)、同車室内の空
気にゆらぎが生じ、送信された超音波の反射が乱され
る。このため、車室内へ人間等が侵入したものと誤判定
する可能性が高まる。従って、上記のように車室内の温
度と車室外の温度との差を取得し、これを侵入検出手段
の検出感度に反映させることにより、前記誤判定の可能
性を低減することが可能となる。
が大きい場合には、対流により車室内に外気が流入し
(又は車室外へ車室内の空気が流出し)、同車室内の空
気にゆらぎが生じ、送信された超音波の反射が乱され
る。このため、車室内へ人間等が侵入したものと誤判定
する可能性が高まる。従って、上記のように車室内の温
度と車室外の温度との差を取得し、これを侵入検出手段
の検出感度に反映させることにより、前記誤判定の可能
性を低減することが可能となる。
【0012】また、前記環境情報取得手段は、前記車両
の窓が開いていることを、前記反射波に影響を及ぼす可
能性のある情報として取得することが好適である。
の窓が開いていることを、前記反射波に影響を及ぼす可
能性のある情報として取得することが好適である。
【0013】即ち、車両の窓が開いている場合には車室
内に外気が流入し(又は車室外へ車室内の空気が流出
し)、同車室内の空気にゆらぎが生じ誤判定する可能性
が高まる。従って、窓が開いているか否かに関する情報
を取得して侵入検出手段の検出感度に反映させることに
より、前記誤判定の可能性を低減することが可能とな
る。
内に外気が流入し(又は車室外へ車室内の空気が流出
し)、同車室内の空気にゆらぎが生じ誤判定する可能性
が高まる。従って、窓が開いているか否かに関する情報
を取得して侵入検出手段の検出感度に反映させることに
より、前記誤判定の可能性を低減することが可能とな
る。
【0014】また、上記セキュリティ装置において、前
記侵入検出手段は、前記送信した超音波と前記受信した
反射波との位相差に応じた値が所定値以上か否かに応じ
て前記車室内への異常侵入を検出し、前記自動感度調整
手段は、前記所定値を変更することにより前記侵入検出
手段の検出感度を調整するように構成されることが好適
である。
記侵入検出手段は、前記送信した超音波と前記受信した
反射波との位相差に応じた値が所定値以上か否かに応じ
て前記車室内への異常侵入を検出し、前記自動感度調整
手段は、前記所定値を変更することにより前記侵入検出
手段の検出感度を調整するように構成されることが好適
である。
【0015】このようにすれば、簡単な構成により侵入
検出手段の感度を調整することができる。
検出手段の感度を調整することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるセキュリティ
装置の一実施形態について、図面を参照しながら説明す
る。このセキュリティ装置は、車両(この例では、2ド
アセダンタイプの車両)の平面図である図1に示したよ
うに、通常は車室内灯及びマップランプ等が配設される
天井の車室内側略中央最前部に取付けられ、車室内後方
に超音波を送信(発信)するとともに、その反射波を受
信するセンサ装置10と、車両のインストルメントパネ
ル内に配設され、前記センサ装置10と通信を行うとと
もに図示しないホーンを駆動して警報を発生するための
セキュリティ制御ユニット30とを備えている。
装置の一実施形態について、図面を参照しながら説明す
る。このセキュリティ装置は、車両(この例では、2ド
アセダンタイプの車両)の平面図である図1に示したよ
うに、通常は車室内灯及びマップランプ等が配設される
天井の車室内側略中央最前部に取付けられ、車室内後方
に超音波を送信(発信)するとともに、その反射波を受
信するセンサ装置10と、車両のインストルメントパネ
ル内に配設され、前記センサ装置10と通信を行うとと
もに図示しないホーンを駆動して警報を発生するための
セキュリティ制御ユニット30とを備えている。
【0017】図2にブロック図により示されたセンサ装
置10は、車室内への人間(人体の一部を含む)の異常
侵入(正常な状態での乗車等ではない侵入)を検出する
検出手段を構成するものである。このセンサ装置10
は、メモリを内蔵したCPU11と、CPU11の出力
ライン(点P1)に接続された増幅器12と、増幅器1
2に接続された超音波の送信用マイクロフォン13とを
備えるとともに、前記送信用マイクロフォン13から送
信された超音波の反射波を受信する受信用マイクロフォ
ン14と、受信用マイクロフォン14に接続された増幅
器15と、増幅器15の出力側(点P2)に接続された
波形整形回路16及び入力信号のエンベロープを抽出す
る包絡線検波回路17と、前記増幅器12と前記CPU
11との接続ライン(点P1)及び前記波形整形回路1
6の出力側(点P3)に接続された位相検波回路18
と、位相検波回路18の出力側(点P4)に接続された
ローパスフィルタ19と、ローパスフィルタ19の出力
側に接続された増幅器20と、増幅器20の出力側(点
P5)に接続された波形整形回路21とを備えている。
前記波形整形回路21の出力側(点P6)及び前記包絡
線検波回路17の出力側は、前記CPU11にそれぞれ
接続されている。
置10は、車室内への人間(人体の一部を含む)の異常
侵入(正常な状態での乗車等ではない侵入)を検出する
検出手段を構成するものである。このセンサ装置10
は、メモリを内蔵したCPU11と、CPU11の出力
ライン(点P1)に接続された増幅器12と、増幅器1
2に接続された超音波の送信用マイクロフォン13とを
備えるとともに、前記送信用マイクロフォン13から送
信された超音波の反射波を受信する受信用マイクロフォ
ン14と、受信用マイクロフォン14に接続された増幅
器15と、増幅器15の出力側(点P2)に接続された
波形整形回路16及び入力信号のエンベロープを抽出す
る包絡線検波回路17と、前記増幅器12と前記CPU
11との接続ライン(点P1)及び前記波形整形回路1
6の出力側(点P3)に接続された位相検波回路18
と、位相検波回路18の出力側(点P4)に接続された
ローパスフィルタ19と、ローパスフィルタ19の出力
側に接続された増幅器20と、増幅器20の出力側(点
P5)に接続された波形整形回路21とを備えている。
前記波形整形回路21の出力側(点P6)及び前記包絡
線検波回路17の出力側は、前記CPU11にそれぞれ
接続されている。
【0018】更に、センサ装置10は、前記CPU11
にベースが接続されるとともにエミッタが接地されたN
PNトランジスタ22と、このトランジスタ22のコレ
クタに一端が接続されるとともに他端が同センサ装置1
0の通信端子T1を介して前記セキュリティ制御ユニッ
ト30の通信端子T2(図3参照)に接続される抵抗2
3と、アノード側が前記CPU11に接続されるととも
にカソード側が前記トランジスタ22のコレクタに接続
されたダイオード24と、一端がダイオード24のアノ
ード側と前記CPU11との接続ラインに接続されると
ともに他端が図示しない電源と接続された抵抗25とを
備えている。これらの素子22〜25は、セキュリティ
制御ユニット30と前記CPU11との間の通信を行う
ための通信手段を構成している。
にベースが接続されるとともにエミッタが接地されたN
PNトランジスタ22と、このトランジスタ22のコレ
クタに一端が接続されるとともに他端が同センサ装置1
0の通信端子T1を介して前記セキュリティ制御ユニッ
ト30の通信端子T2(図3参照)に接続される抵抗2
3と、アノード側が前記CPU11に接続されるととも
にカソード側が前記トランジスタ22のコレクタに接続
されたダイオード24と、一端がダイオード24のアノ
ード側と前記CPU11との接続ラインに接続されると
ともに他端が図示しない電源と接続された抵抗25とを
備えている。これらの素子22〜25は、セキュリティ
制御ユニット30と前記CPU11との間の通信を行う
ための通信手段を構成している。
【0019】ここで、上記センサ装置10の作動につい
て、図3〜図5に示した各部の波形を参照しつつ、車室
内に人間(手や腕等の人体の一部を含む。)の侵入がな
い場合、及び人間の侵入がある場合に分けて説明する。
て、図3〜図5に示した各部の波形を参照しつつ、車室
内に人間(手や腕等の人体の一部を含む。)の侵入がな
い場合、及び人間の侵入がある場合に分けて説明する。
【0020】車室内に人間の侵入がない場合 CPU11は後述する所定の警戒モード条件が成立した
とき、図3(A)に示した40kHzの周波数を有する
矩形波の信号を増幅器12(点P1)に送出する。増幅
器12はこの矩形波信号をサイン波形の信号に変換及び
増幅し、送信用マイクロフォン13に送出する。これに
より、送信用マイクロフォン13は、図3(B)に示し
た40kHzの周波数を有する超音波を車室内後方に向
けて送信する。
とき、図3(A)に示した40kHzの周波数を有する
矩形波の信号を増幅器12(点P1)に送出する。増幅
器12はこの矩形波信号をサイン波形の信号に変換及び
増幅し、送信用マイクロフォン13に送出する。これに
より、送信用マイクロフォン13は、図3(B)に示し
た40kHzの周波数を有する超音波を車室内後方に向
けて送信する。
【0021】この場合、車室内に人間の侵入がないの
で、前記送信波は乱されることがなくそのまま反射され
る。このため、受信用マイクロフォン14の受信する反
射波は、図4(A)に示したように、40kHzの周波
数を有するサイン波となる。但し、この反射波の位相は
前記送信波の位相と一定量だけ異なったものとなる。増
幅器15は、前記受信用マイクロフォン14が受信した
反射波を増幅し、図4(B)に示したサイン波形の信号
を点P2に出力する。
で、前記送信波は乱されることがなくそのまま反射され
る。このため、受信用マイクロフォン14の受信する反
射波は、図4(A)に示したように、40kHzの周波
数を有するサイン波となる。但し、この反射波の位相は
前記送信波の位相と一定量だけ異なったものとなる。増
幅器15は、前記受信用マイクロフォン14が受信した
反射波を増幅し、図4(B)に示したサイン波形の信号
を点P2に出力する。
【0022】波形整形回路16は、前記増幅器15の出
力信号を所定の閾値と比較し、同出力信号が同閾値より
大きいときハイレベル信号を、同出力信号が同閾値より
小さいときローレベルの信号をそれぞれ出力するように
なっている。この結果、波形整形回路16は、図4
(C)に示した40kHzの周波数を有する矩形波信号
を点P3に出力する。
力信号を所定の閾値と比較し、同出力信号が同閾値より
大きいときハイレベル信号を、同出力信号が同閾値より
小さいときローレベルの信号をそれぞれ出力するように
なっている。この結果、波形整形回路16は、図4
(C)に示した40kHzの周波数を有する矩形波信号
を点P3に出力する。
【0023】位相検波回路18は、二つの入力信号の何
れか一方のみがハイレベルであるときにのみハイレベル
の信号を出力し、その他の場合にはローレベルの信号を
出力する排他的論理和回路(図示省略)と、この排他的
論理和回路の出力を積分したアナログ信号を出力する積
分回路(図示省略)とを含んでいる。前述したように、
前記位相検波回路18には点P1及び点P3の信号が入
力され、これらの信号は先ず排他的論理和回路に入力さ
れるように構成されている。この場合においては、点P
1と点P3に現れた矩形波信号の位相差は略一定である
から、排他的論理和回路の出力は一定の周期及びパルス
巾を有する信号となる。従って、この信号を積分回路で
積分した信号、即ち、位相検波回路18の出力信号(点
P4の信号)は、振幅が略「0」のアナログ信号とな
る。
れか一方のみがハイレベルであるときにのみハイレベル
の信号を出力し、その他の場合にはローレベルの信号を
出力する排他的論理和回路(図示省略)と、この排他的
論理和回路の出力を積分したアナログ信号を出力する積
分回路(図示省略)とを含んでいる。前述したように、
前記位相検波回路18には点P1及び点P3の信号が入
力され、これらの信号は先ず排他的論理和回路に入力さ
れるように構成されている。この場合においては、点P
1と点P3に現れた矩形波信号の位相差は略一定である
から、排他的論理和回路の出力は一定の周期及びパルス
巾を有する信号となる。従って、この信号を積分回路で
積分した信号、即ち、位相検波回路18の出力信号(点
P4の信号)は、振幅が略「0」のアナログ信号とな
る。
【0024】ローパスフィルタ19は、瞬間的に現れる
ノイズ信号を除去するためのものであって、非常に大き
な周波数を有する高周波信号のみをカットするようにな
っている。この場合、点P4の信号はローパスフィルタ
19ではカットされない周波数を有するので、同点P4
の信号はそのまま増幅器20に入力される。この結果、
増幅器20の出力信号(点P5の信号)は、図4(D)
に示したように、振幅が略「0」のアナログ信号とな
る。
ノイズ信号を除去するためのものであって、非常に大き
な周波数を有する高周波信号のみをカットするようにな
っている。この場合、点P4の信号はローパスフィルタ
19ではカットされない周波数を有するので、同点P4
の信号はそのまま増幅器20に入力される。この結果、
増幅器20の出力信号(点P5の信号)は、図4(D)
に示したように、振幅が略「0」のアナログ信号とな
る。
【0025】波形整形回路21は、入力される点P5の
アナログ信号を閾値Thと比較し、同出力信号が同閾値
Thより大きいときハイレベル信号を、同出力信号が同
閾値Thより小さいときローレベルの信号をそれぞれ出
力するようになっている。この場合、波形整形回路21
への入力信号は略「0」のアナログ信号であって閾値T
hより小さいから、同波形整形回路21の出力は図4
(E)に示したようにローレベル信号となる。従って、
車室内に人間の侵入がない場合には、CPU11にパル
ス波形は入力されない。
アナログ信号を閾値Thと比較し、同出力信号が同閾値
Thより大きいときハイレベル信号を、同出力信号が同
閾値Thより小さいときローレベルの信号をそれぞれ出
力するようになっている。この場合、波形整形回路21
への入力信号は略「0」のアナログ信号であって閾値T
hより小さいから、同波形整形回路21の出力は図4
(E)に示したようにローレベル信号となる。従って、
車室内に人間の侵入がない場合には、CPU11にパル
ス波形は入力されない。
【0026】車室内に人間が侵入している場合 次に、車室内に人間が侵入している場合について説明す
る。この場合においても、CPU11は所定の警戒モー
ド条件が成立したときに、図3(A)に示した矩形波の
信号を増幅器12(点P1)に送出し、増幅器12はこ
の矩形波信号をサイン波形の信号に変換及び増幅して送
信用マイクロフォン13に送出する。これにより、送信
用マイクロフォン13は、図3(B)に示した40kH
zの周波数を有する超音波を車両後方に向けて送信す
る。
る。この場合においても、CPU11は所定の警戒モー
ド条件が成立したときに、図3(A)に示した矩形波の
信号を増幅器12(点P1)に送出し、増幅器12はこ
の矩形波信号をサイン波形の信号に変換及び増幅して送
信用マイクロフォン13に送出する。これにより、送信
用マイクロフォン13は、図3(B)に示した40kH
zの周波数を有する超音波を車両後方に向けて送信す
る。
【0027】一方、この送信した超音波の一部は、車室
内に侵入した人間の動きにより乱されて反射される。こ
れにより、マイクロフォン14の受信する反射波は、図
5(A)に示した40+fd(kHz)の周波数を有す
るサイン波と、図4(A)に示した40kHzの周波数
を有する通常のサイン波とが重畳されたものとなる。こ
の結果、増幅器15は、図5(B)に示したように乱れ
た波形の信号を点P2に出力する。従って、波形整形回
路16は、図5(C)に示したように、パルス巾が変動
する(一定でない)矩形波信号を点P3に出力する。
内に侵入した人間の動きにより乱されて反射される。こ
れにより、マイクロフォン14の受信する反射波は、図
5(A)に示した40+fd(kHz)の周波数を有す
るサイン波と、図4(A)に示した40kHzの周波数
を有する通常のサイン波とが重畳されたものとなる。こ
の結果、増幅器15は、図5(B)に示したように乱れ
た波形の信号を点P2に出力する。従って、波形整形回
路16は、図5(C)に示したように、パルス巾が変動
する(一定でない)矩形波信号を点P3に出力する。
【0028】このため、点P1に現れた信号と点P3に
現れた信号の位相差は変動する。従って、位相検波回路
18の出力信号(点P4の信号)は、大きな振幅をもっ
て振動するアナログ信号となり、ローパスフィルタ19
を通過して増幅器20により増幅された点P5の信号
は、図5(D)に示したように、低周波数のサイン波形
のアナログ信号となって、その振幅は波形整形回路21
の閾値Thを越える。この結果、波形整形回路21の出
力信号(点P6の信号)は、図5(E)に示したように
矩形波信号となる。即ち、車室内に人間が侵入した場合
には、CPU11にパルスが入力される。
現れた信号の位相差は変動する。従って、位相検波回路
18の出力信号(点P4の信号)は、大きな振幅をもっ
て振動するアナログ信号となり、ローパスフィルタ19
を通過して増幅器20により増幅された点P5の信号
は、図5(D)に示したように、低周波数のサイン波形
のアナログ信号となって、その振幅は波形整形回路21
の閾値Thを越える。この結果、波形整形回路21の出
力信号(点P6の信号)は、図5(E)に示したように
矩形波信号となる。即ち、車室内に人間が侵入した場合
には、CPU11にパルスが入力される。
【0029】次に、図6に示したセキュリティ制御ユニ
ット30について説明すると、同ユニット30は、CP
U31を中心として構成されたマイクロコンピュータで
あって、センサ装置10から車室内に人間の侵入があっ
た旨の信号を受信したときにホーン等を利用して警報動
作を行うようになっている。また、セキュリティ制御ユ
ニット30は、車両の状態や同車両の周囲の環境等に応
じ、センサ装置10の検出感度を調整(変更)するため
の信号を同センサ装置10に送出するようになってい
る。
ット30について説明すると、同ユニット30は、CP
U31を中心として構成されたマイクロコンピュータで
あって、センサ装置10から車室内に人間の侵入があっ
た旨の信号を受信したときにホーン等を利用して警報動
作を行うようになっている。また、セキュリティ制御ユ
ニット30は、車両の状態や同車両の周囲の環境等に応
じ、センサ装置10の検出感度を調整(変更)するため
の信号を同センサ装置10に送出するようになってい
る。
【0030】具体的には、セキュリティ制御ユニット3
0は、前記CPU31にベースが接続されるとともにエ
ミッタが接地されたNPNトランジスタ32と、このト
ランジスタ32のコレクタに一端が接続されるとともに
他端が同セキュリティ制御ユニット30の通信端子T2
を介して前記センサ装置10の通信端子T1に接続され
る抵抗33と、アノード側が前記CPU31に接続され
るとともにカソード側が前記トランジスタ32のコレク
タに接続されたダイオード34と、一端がダイオード3
4のアノード側とCPU31との接続ラインに接続され
るとともに他端が図示しない電源と接続された抵抗35
とを備えている。これらの素子32〜35は、センサ装
置10と前記CPU31との間の通信を行うための通信
手段を構成している。また、セキュリティ制御ユニット
30は、前記CPU31に接続された増幅器36を備え
ていて、この増幅器36は車両に備えられた警報手段と
してのホーン41と接続されている。
0は、前記CPU31にベースが接続されるとともにエ
ミッタが接地されたNPNトランジスタ32と、このト
ランジスタ32のコレクタに一端が接続されるとともに
他端が同セキュリティ制御ユニット30の通信端子T2
を介して前記センサ装置10の通信端子T1に接続され
る抵抗33と、アノード側が前記CPU31に接続され
るとともにカソード側が前記トランジスタ32のコレク
タに接続されたダイオード34と、一端がダイオード3
4のアノード側とCPU31との接続ラインに接続され
るとともに他端が図示しない電源と接続された抵抗35
とを備えている。これらの素子32〜35は、センサ装
置10と前記CPU31との間の通信を行うための通信
手段を構成している。また、セキュリティ制御ユニット
30は、前記CPU31に接続された増幅器36を備え
ていて、この増幅器36は車両に備えられた警報手段と
してのホーン41と接続されている。
【0031】CPU31は、複数のスイッチ及びセンサ
からの信号を入力するようになっている。具体的に述べ
ると、CPU31は、左ウィンドウ開閉スイッチ42、
右ウィンドウ開閉スイッチ43、外気導入モード選択ス
イッチ44、内気温センサ45、外気温センサ46、左
ドアロック検出スイッチ47、右ドアロック検出スイッ
チ48、左ドア開閉検出スイッチ49、右ドア開閉検出
スイッチ50、フード開閉検出スイッチ51、トランク
開閉検出スイッチ52、イグニッションスイッチ53、
及びキー(イグニッションキー)挿入検出スイッチ54
と接続され、これら各スイッチ42〜54からの信号を
入力するようになっている。
からの信号を入力するようになっている。具体的に述べ
ると、CPU31は、左ウィンドウ開閉スイッチ42、
右ウィンドウ開閉スイッチ43、外気導入モード選択ス
イッチ44、内気温センサ45、外気温センサ46、左
ドアロック検出スイッチ47、右ドアロック検出スイッ
チ48、左ドア開閉検出スイッチ49、右ドア開閉検出
スイッチ50、フード開閉検出スイッチ51、トランク
開閉検出スイッチ52、イグニッションスイッチ53、
及びキー(イグニッションキー)挿入検出スイッチ54
と接続され、これら各スイッチ42〜54からの信号を
入力するようになっている。
【0032】左ウィンドウ開閉スイッチ42は、左ウィ
ンドウが全閉しているときにハイレベル信号を、その他
の場合にローレベル信号を発生するようになっている。
同様に、右ウィンドウ開閉スイッチ43は、右ウィンド
ウが全閉しているときにハイレベル信号を、その他の場
合にローレベル信号を発生するようになっている。外気
導入モード選択スイッチ44は、乗員により操作されて
車両の空調装置が車室内に外気を取込む状態になってい
るときにハイレベル信号を、他の場合にローレベル信号
を発生するようになっている。
ンドウが全閉しているときにハイレベル信号を、その他
の場合にローレベル信号を発生するようになっている。
同様に、右ウィンドウ開閉スイッチ43は、右ウィンド
ウが全閉しているときにハイレベル信号を、その他の場
合にローレベル信号を発生するようになっている。外気
導入モード選択スイッチ44は、乗員により操作されて
車両の空調装置が車室内に外気を取込む状態になってい
るときにハイレベル信号を、他の場合にローレベル信号
を発生するようになっている。
【0033】内気温センサ45は、車室内の気温に応じ
た信号TINを発生するようになっている。外気温センサ
46は、外気温に応じた信号TOUTを発生するようになっ
ている。なお、これらの信号TIN,TOUTは図示しないA
D変換器を介してCPU31に入力されるようになって
いる。
た信号TINを発生するようになっている。外気温センサ
46は、外気温に応じた信号TOUTを発生するようになっ
ている。なお、これらの信号TIN,TOUTは図示しないA
D変換器を介してCPU31に入力されるようになって
いる。
【0034】左ドアロック検出スイッチ47は、左ドア
のロックが作動しているときにハイレベル信号を、同左
ドアのロックが解除されているときにローレベル信号を
発生するようになっている。同様に、右ドアロック検出
スイッチ48は、右ドアのロックが作動しているときに
ハイレベル信号を、同右ドアのロックが解除されている
ときにローレベル信号を発生するようになっている。
のロックが作動しているときにハイレベル信号を、同左
ドアのロックが解除されているときにローレベル信号を
発生するようになっている。同様に、右ドアロック検出
スイッチ48は、右ドアのロックが作動しているときに
ハイレベル信号を、同右ドアのロックが解除されている
ときにローレベル信号を発生するようになっている。
【0035】左ドア開閉検出スイッチ49は、左ドアが
完全に閉じられているときにハイレベル信号を、その他
の場合にローレベル信号を発生するようになっている。
同様に、右ドア開閉検出スイッチ50は、右ドアが完全
に閉じられているときにハイレベル信号を、その他の場
合にローレベル信号を発生するようになっている。フー
ド開閉検出スイッチ51は、エンジンルームのフード
(ボンネット)が完全に閉じられているときにハイレベ
ル信号を、その他の場合にローレベル信号を発生するよ
うになっている。同様に、トランク開閉検出スイッチ5
2は、ラゲージルームのフード(トランク)が閉じられ
ているときにハイレベル信号を、その他の場合にローレ
ベル信号を発生するようになっている。
完全に閉じられているときにハイレベル信号を、その他
の場合にローレベル信号を発生するようになっている。
同様に、右ドア開閉検出スイッチ50は、右ドアが完全
に閉じられているときにハイレベル信号を、その他の場
合にローレベル信号を発生するようになっている。フー
ド開閉検出スイッチ51は、エンジンルームのフード
(ボンネット)が完全に閉じられているときにハイレベ
ル信号を、その他の場合にローレベル信号を発生するよ
うになっている。同様に、トランク開閉検出スイッチ5
2は、ラゲージルームのフード(トランク)が閉じられ
ているときにハイレベル信号を、その他の場合にローレ
ベル信号を発生するようになっている。
【0036】イグニッションスイッチ53は、イグニッ
ションキーにより操作されたポジション(オフ、アクセ
サリ、オン、スタート)に関する情報をCPU31に提
供するようになっている。キー挿入検出スイッチ54
は、イグニッションキーがイグニッションキーシリンダ
に挿入されているときにハイレベル信号を、その他の場
合にローレベル信号を発生するようになっている。
ションキーにより操作されたポジション(オフ、アクセ
サリ、オン、スタート)に関する情報をCPU31に提
供するようになっている。キー挿入検出スイッチ54
は、イグニッションキーがイグニッションキーシリンダ
に挿入されているときにハイレベル信号を、その他の場
合にローレベル信号を発生するようになっている。
【0037】次に、上記のように構成されたセキュリテ
ィ装置の作動について図7〜図14にフローチャートに
より示したプログラム(ルーチン)を参照しながら説明
する。
ィ装置の作動について図7〜図14にフローチャートに
より示したプログラム(ルーチン)を参照しながら説明
する。
【0038】詳細な説明に先だって、各図に示したルー
チンの概要を説明しておく。図7に示したルーチンは、
CPU31が所定時間の経過毎に実行するルーチンであ
って、警戒モード条件が成立しているか否かの判定を行
うとともに、警戒モード条件が成立したときに図8に示
した感度決定ルーチンを実行してセンサ装置10の感度
を決定し、その結果をCPU11に送信するためのルー
チンである。図9に示したルーチンは、CPU31がC
PU11によってなされた人間の侵入有無の判定結果
(異常侵入状態表示フラグFAL)を受信したときに実
行するルーチンであって、同判定結果が人間の侵入があ
ることを示しているとき(FAL=「1」)に警報を発
生するためのルーチンである。
チンの概要を説明しておく。図7に示したルーチンは、
CPU31が所定時間の経過毎に実行するルーチンであ
って、警戒モード条件が成立しているか否かの判定を行
うとともに、警戒モード条件が成立したときに図8に示
した感度決定ルーチンを実行してセンサ装置10の感度
を決定し、その結果をCPU11に送信するためのルー
チンである。図9に示したルーチンは、CPU31がC
PU11によってなされた人間の侵入有無の判定結果
(異常侵入状態表示フラグFAL)を受信したときに実
行するルーチンであって、同判定結果が人間の侵入があ
ることを示しているとき(FAL=「1」)に警報を発
生するためのルーチンである。
【0039】図10に示したルーチンは、CPU11が
CPU31から送信された情報を受信したときに実行す
るルーチンであり、警戒モード条件が成立していること
を示す警戒モードフラグFKの値と、CPU31により
決定された感度についての情報を受信してメモリに格納
するためのルーチンである。図11に示したルーチン
は、CPU11が所定時間(例えば、164msec)の経
過毎に実行するルーチンであって、警戒モード条件が成
立しているときに同所定時間(164msec)の経過毎に
超音波の送信を開始するとともに、タイマT1の計時を
開始するためのルーチンである。図12に示したルーチ
ンは、CPU11が波形整形回路21の出力に矩形波が
現れる毎に(即ち、エッヂが検出される毎に)実行する
ルーチンであって、タイマT1の作動中に波形整形回路
21の出力信号に矩形波が現れたか否かをモニタすると
ともに、タイマT2(後述)の作動中に同波形整形回路
21の出力信号に現れる矩形波の数(パルス数)をカウ
ントするためのルーチンである。図13に示したルーチ
ンは、CPUが所定時間の経過毎に実行するルーチンで
あって、タイマT1が第1所定時間(例えば、46mse
c)を計時したときに超音波の送信を終了させ、又は、
超音波の送信を第2所定時間(例えば、214msec)だ
け延長するとともに、図14に示した人間侵入の有無を
判定するサブルーチンを実行するためのルーチンであ
る。
CPU31から送信された情報を受信したときに実行す
るルーチンであり、警戒モード条件が成立していること
を示す警戒モードフラグFKの値と、CPU31により
決定された感度についての情報を受信してメモリに格納
するためのルーチンである。図11に示したルーチン
は、CPU11が所定時間(例えば、164msec)の経
過毎に実行するルーチンであって、警戒モード条件が成
立しているときに同所定時間(164msec)の経過毎に
超音波の送信を開始するとともに、タイマT1の計時を
開始するためのルーチンである。図12に示したルーチ
ンは、CPU11が波形整形回路21の出力に矩形波が
現れる毎に(即ち、エッヂが検出される毎に)実行する
ルーチンであって、タイマT1の作動中に波形整形回路
21の出力信号に矩形波が現れたか否かをモニタすると
ともに、タイマT2(後述)の作動中に同波形整形回路
21の出力信号に現れる矩形波の数(パルス数)をカウ
ントするためのルーチンである。図13に示したルーチ
ンは、CPUが所定時間の経過毎に実行するルーチンで
あって、タイマT1が第1所定時間(例えば、46mse
c)を計時したときに超音波の送信を終了させ、又は、
超音波の送信を第2所定時間(例えば、214msec)だ
け延長するとともに、図14に示した人間侵入の有無を
判定するサブルーチンを実行するためのルーチンであ
る。
【0040】以下、場合を分けて、本装置の作動につい
て詳細に説明する。 警戒モード条件が成立しておらず、且つ、人間の侵入
有りとは判定されていない(警報が発生されていない)
場合 セキュリティ制御ユニット30のCPU31は、図7に
示したルーチンを所定時間(例えば、10msec)の経過
毎に繰り返し実行するようになっている。従って、所定
のタイミングになると、CPU31はステップ700か
ら処理を開始してステップ705に進み、同ステップ7
05にて異常侵入状態表示フラグFALの値が「0」か
否かを判定する。この異常侵入状態表示フラグFALの
値は、初期状態においては「0」に設定されていて、セ
ンサ装置10のCPU11が車室内に人間の侵入有りと
判定したときに「1」に設定される。
て詳細に説明する。 警戒モード条件が成立しておらず、且つ、人間の侵入
有りとは判定されていない(警報が発生されていない)
場合 セキュリティ制御ユニット30のCPU31は、図7に
示したルーチンを所定時間(例えば、10msec)の経過
毎に繰り返し実行するようになっている。従って、所定
のタイミングになると、CPU31はステップ700か
ら処理を開始してステップ705に進み、同ステップ7
05にて異常侵入状態表示フラグFALの値が「0」か
否かを判定する。この異常侵入状態表示フラグFALの
値は、初期状態においては「0」に設定されていて、セ
ンサ装置10のCPU11が車室内に人間の侵入有りと
判定したときに「1」に設定される。
【0041】現在は、人間の侵入有りとは判定されてい
ないので異常侵入状態表示フラグFALの値は「0」で
ある。従って、CPU31はステップ705にて「Ye
s」と判定してステップ710〜ステップ745を実行
し、警戒モード条件が成立しているか否かを判定する。
具体的には、警戒モード条件は以下に述べる総ての条件
が成立したときに成立する。
ないので異常侵入状態表示フラグFALの値は「0」で
ある。従って、CPU31はステップ705にて「Ye
s」と判定してステップ710〜ステップ745を実行
し、警戒モード条件が成立しているか否かを判定する。
具体的には、警戒モード条件は以下に述べる総ての条件
が成立したときに成立する。
【0042】(1)イグニッションスイッチがオフ位置
にあること。CPU31は、ステップ710においてイ
グニッションスイッチ53からの信号に基づきこの条件
が成立しているか否かを判定し、成立している場合には
ステップ715に進む。 (2)イグニッションキーシリンダにイグニッションキ
ーの挿入がないこと。CPU31は、ステップ715に
てキー挿入検出スイッチ54からの信号に基づきこの条
件が成立しているか否かを判定し、成立している場合に
はステップ720に進む。
にあること。CPU31は、ステップ710においてイ
グニッションスイッチ53からの信号に基づきこの条件
が成立しているか否かを判定し、成立している場合には
ステップ715に進む。 (2)イグニッションキーシリンダにイグニッションキ
ーの挿入がないこと。CPU31は、ステップ715に
てキー挿入検出スイッチ54からの信号に基づきこの条
件が成立しているか否かを判定し、成立している場合に
はステップ720に進む。
【0043】(3)左ドアが完全に閉じられているこ
と。CPU31は、ステップ720にて左ドア開閉検出
スイッチ49からの信号に基づきこの条件が成立してい
るか否かを判定し、成立している場合にはステップ72
5に進む。 (4)右ドアが完全に閉じられていること。CPU31
は、ステップ725にて右ドア開閉検出スイッチ50か
らの信号に基づきこの条件が成立しているか否かを判定
し、成立している場合にはステップ730に進む。
と。CPU31は、ステップ720にて左ドア開閉検出
スイッチ49からの信号に基づきこの条件が成立してい
るか否かを判定し、成立している場合にはステップ72
5に進む。 (4)右ドアが完全に閉じられていること。CPU31
は、ステップ725にて右ドア開閉検出スイッチ50か
らの信号に基づきこの条件が成立しているか否かを判定
し、成立している場合にはステップ730に進む。
【0044】(5)左ドアのロックが作動中であるこ
と。CPU31は、ステップ730にて左ドアロック検
出スイッチ47からの信号に基づきこの条件が成立して
いるか否かを判定し、成立している場合にはステップ7
35に進む。 (6)右ドアのロックが作動中であること。CPU31
は、ステップ735にて右ドアロック検出スイッチ48
からの信号に基づきこの条件が成立しているか否かを判
定し、成立している場合にはステップ740に進む。
と。CPU31は、ステップ730にて左ドアロック検
出スイッチ47からの信号に基づきこの条件が成立して
いるか否かを判定し、成立している場合にはステップ7
35に進む。 (6)右ドアのロックが作動中であること。CPU31
は、ステップ735にて右ドアロック検出スイッチ48
からの信号に基づきこの条件が成立しているか否かを判
定し、成立している場合にはステップ740に進む。
【0045】(7)フードが閉じられていること。CP
U31は、ステップ740にてフード開閉検出スイッチ
51からの信号に基づきこの条件が成立しているか否か
を判定し、成立している場合にはステップ745に進
む。 (8)トランクが閉じられていること。CPU31は、
ステップ745にてトランク開閉検出スイッチ52から
の信号に基づきこの条件が成立しているか否かを判定
し、成立している場合にはステップ750に進んで警戒
モードフラグFKの値を「1」に設定する。
U31は、ステップ740にてフード開閉検出スイッチ
51からの信号に基づきこの条件が成立しているか否か
を判定し、成立している場合にはステップ745に進
む。 (8)トランクが閉じられていること。CPU31は、
ステップ745にてトランク開閉検出スイッチ52から
の信号に基づきこの条件が成立しているか否かを判定
し、成立している場合にはステップ750に進んで警戒
モードフラグFKの値を「1」に設定する。
【0046】このように、イグニッションスイッチがオ
フ位置であり、イグニッションキーシリンダにイグニッ
ションキーの挿入がなされておらず、総てのドアが閉じ
られ且つロックされていて、フード及びトランクが閉じ
られている場合に警戒モード条件は成立し、警戒モード
フラグFKの値は「1」に設定される。
フ位置であり、イグニッションキーシリンダにイグニッ
ションキーの挿入がなされておらず、総てのドアが閉じ
られ且つロックされていて、フード及びトランクが閉じ
られている場合に警戒モード条件は成立し、警戒モード
フラグFKの値は「1」に設定される。
【0047】現段階は警戒モード条件は成立していない
から、CPU31はステップ710〜ステップ745の
何れかのステップにて「No」と判定してステップ75
5に進み、警戒モードフラグFKの値を「0」に設定す
る。次いで、CPU31はステップ760に進んで警戒
モードフラグFKの値「0」をCPU11に送信し、ス
テップ795に進んで本ルーチンを一旦終了する。
から、CPU31はステップ710〜ステップ745の
何れかのステップにて「No」と判定してステップ75
5に進み、警戒モードフラグFKの値を「0」に設定す
る。次いで、CPU31はステップ760に進んで警戒
モードフラグFKの値「0」をCPU11に送信し、ス
テップ795に進んで本ルーチンを一旦終了する。
【0048】一方、センサ装置10のCPU11は、ダ
イオード24が接続されているポートの信号レベルをモ
ニタしていて、この信号レベルの変化に基づいてセキュ
リティ制御ユニット30からの信号を受信したと判定し
たとき、図10に示した受信ルーチンを実行するように
なっている。このため、CPU31により上記ステップ
760が実行されると、CPU11は図10の受信ルー
チンをステップ1000から開始し、受信した情報が警
戒モードフラグFKの値に関するものか否かを判定する
ステップ1005にて「Yes」と判定し、ステップ1
010にてFKの値(「0」)を受信してメモリに格納
する。
イオード24が接続されているポートの信号レベルをモ
ニタしていて、この信号レベルの変化に基づいてセキュ
リティ制御ユニット30からの信号を受信したと判定し
たとき、図10に示した受信ルーチンを実行するように
なっている。このため、CPU31により上記ステップ
760が実行されると、CPU11は図10の受信ルー
チンをステップ1000から開始し、受信した情報が警
戒モードフラグFKの値に関するものか否かを判定する
ステップ1005にて「Yes」と判定し、ステップ1
010にてFKの値(「0」)を受信してメモリに格納
する。
【0049】また、CPU11は所定時間(例えば、1
64msec)の経過毎に、図11に示した時間割込みルー
チンを実施するようになっている。従って、所定のタイ
ミングとなると、CPU11は図11のステップ110
0から処理を開始し、ステップ1105に進んで異常侵
入状態表示フラグFALの値が「0」か否かを判定す
る。この場合、上述したように異常侵入状態表示フラグ
FALの値は「0」であるから、CPU11はステップ
1105にて「Yes」と判定してステップ1110に
進み、警戒モードフラグFKの値が「1」であるか否か
を判定する。このとき、上記ステップ1010にて受信
した警戒モードフラグFKの値は「0」であるから、C
PU11はステップ1110にて「No」と判定してス
テップ1195に直接進み、本ルーチンを一旦終了す
る。この結果、超音波送信開始のためのステップ112
5が実行されないので、センサ装置10の送信用マイク
ロフォン13から超音波が送信されることはない。
64msec)の経過毎に、図11に示した時間割込みルー
チンを実施するようになっている。従って、所定のタイ
ミングとなると、CPU11は図11のステップ110
0から処理を開始し、ステップ1105に進んで異常侵
入状態表示フラグFALの値が「0」か否かを判定す
る。この場合、上述したように異常侵入状態表示フラグ
FALの値は「0」であるから、CPU11はステップ
1105にて「Yes」と判定してステップ1110に
進み、警戒モードフラグFKの値が「1」であるか否か
を判定する。このとき、上記ステップ1010にて受信
した警戒モードフラグFKの値は「0」であるから、C
PU11はステップ1110にて「No」と判定してス
テップ1195に直接進み、本ルーチンを一旦終了す
る。この結果、超音波送信開始のためのステップ112
5が実行されないので、センサ装置10の送信用マイク
ロフォン13から超音波が送信されることはない。
【0050】警戒モード条件が成立し、かつ、車室内
に人間の侵入有りと判定されていない(警報が発生され
ていない)場合であって、実際に人間が侵入した場合 この場合、人間の侵入が有るとは判定されていないの
で、異常侵入状態表示フラグFALの値は「0」に維持
されている。従って、CPU31は図7のステップ70
5にて「Yes」と判定してステップ710以降に進
む。また、この場合、上記(1)〜(8)の条件は総て
満足されるため、CPU31はステップ710〜745
の各ステップにて「Yes」と判定し、ステップ750
に進んで警戒モードフラグFKの値を「1」に設定す
る。
に人間の侵入有りと判定されていない(警報が発生され
ていない)場合であって、実際に人間が侵入した場合 この場合、人間の侵入が有るとは判定されていないの
で、異常侵入状態表示フラグFALの値は「0」に維持
されている。従って、CPU31は図7のステップ70
5にて「Yes」と判定してステップ710以降に進
む。また、この場合、上記(1)〜(8)の条件は総て
満足されるため、CPU31はステップ710〜745
の各ステップにて「Yes」と判定し、ステップ750
に進んで警戒モードフラグFKの値を「1」に設定す
る。
【0051】次いで、CPU31はステップ765に進
んで、警戒モードフラグFKの値が「0」から「1」に
変化したか否かを判定する。現段階は、警戒モードフラ
グFKの値が「0」から「1」に変化した直後である。
従って、CPU31はステップ765にて「Yes」と
判定してステップ770に進み、センサ装置10の感度
を決定するための感度決定サブルーチンを実行する。こ
のように、CPU31は警戒モード条件が成立したとき
に、センサ装置10の感度を決定するようになってい
る。
んで、警戒モードフラグFKの値が「0」から「1」に
変化したか否かを判定する。現段階は、警戒モードフラ
グFKの値が「0」から「1」に変化した直後である。
従って、CPU31はステップ765にて「Yes」と
判定してステップ770に進み、センサ装置10の感度
を決定するための感度決定サブルーチンを実行する。こ
のように、CPU31は警戒モード条件が成立したとき
に、センサ装置10の感度を決定するようになってい
る。
【0052】上記感度決定サブルーチンであるステップ
770の詳細は、図8に示されている。即ち、CPU3
1はステップ800に続くステップ805にて外気導入
モード選択スイッチ44からの信号に基づき、空調装置
の状態が外気導入モードであるか内気循環モードである
かを判定する。この判定を行うのは、外気導入モードで
ある場合には、外気が車室内に侵入して同車室内の空気
にゆらぎを発生せしめ、これにより人間の侵入がない場
合でも反射波が乱されて波形整形回路21の出力に矩形
波が現れる可能性が高まるから、空調装置の状態に応じ
て感度を変更した方が誤判定を回避し易いからである。
770の詳細は、図8に示されている。即ち、CPU3
1はステップ800に続くステップ805にて外気導入
モード選択スイッチ44からの信号に基づき、空調装置
の状態が外気導入モードであるか内気循環モードである
かを判定する。この判定を行うのは、外気導入モードで
ある場合には、外気が車室内に侵入して同車室内の空気
にゆらぎを発生せしめ、これにより人間の侵入がない場
合でも反射波が乱されて波形整形回路21の出力に矩形
波が現れる可能性が高まるから、空調装置の状態に応じ
て感度を変更した方が誤判定を回避し易いからである。
【0053】いま、内気循環モードとすると、CPU3
1はステップ805にて「No」と判定してステップ8
10に進み、センサ装置10の感度を標準的な感度(感
度1)とすることを決定する。他方、外気導入モードで
あるとすると、CPU31はステップ805にて「Ye
s」と判定してステップ815に進み、外気温度TOUTと
内気温度TINとの差ΔTEMPを計算し、続くステップ82
0にて温度差ΔTEMPの絶対値が内気温度TIN(又は外気
温度TOUT)の10%より大きいか否か(即ち、内気温度
TINの0.1倍より大きいか否か)を判定する。そし
て、温度差ΔTEMPの絶対値が内気温度TINの10%より
小さいときは、対流が発生し難く、従って、外気が車室
内に侵入する可能性(又は車室内の空気が車外に流出す
る可能性)が低いため、CPU31はステップ810に
進んでセンサ装置10の感度を標準的な感度(感度1)
とすることを決定する。
1はステップ805にて「No」と判定してステップ8
10に進み、センサ装置10の感度を標準的な感度(感
度1)とすることを決定する。他方、外気導入モードで
あるとすると、CPU31はステップ805にて「Ye
s」と判定してステップ815に進み、外気温度TOUTと
内気温度TINとの差ΔTEMPを計算し、続くステップ82
0にて温度差ΔTEMPの絶対値が内気温度TIN(又は外気
温度TOUT)の10%より大きいか否か(即ち、内気温度
TINの0.1倍より大きいか否か)を判定する。そし
て、温度差ΔTEMPの絶対値が内気温度TINの10%より
小さいときは、対流が発生し難く、従って、外気が車室
内に侵入する可能性(又は車室内の空気が車外に流出す
る可能性)が低いため、CPU31はステップ810に
進んでセンサ装置10の感度を標準的な感度(感度1)
とすることを決定する。
【0054】また、温度差ΔTEMPの絶対値が内気温度TI
Nの10%より大きいときは、ステップ825に進ん
で、温度差ΔTEMPの絶対値が内気温度TINの20%より
大きいか否かを判定し、小さいときはステップ830に
てセンサ装置10の感度を標準感度よりもやや低い値
(感度2)とすることを決定する。更に、温度差ΔTEMP
の絶対値が内気温度TINの20%より大きい場合には、
CPU31はステップ835に進み、同ステップ835
にてセンサ装置10の感度を感度2よりもより低下した
感度(感度3)とすることを決定する。
Nの10%より大きいときは、ステップ825に進ん
で、温度差ΔTEMPの絶対値が内気温度TINの20%より
大きいか否かを判定し、小さいときはステップ830に
てセンサ装置10の感度を標準感度よりもやや低い値
(感度2)とすることを決定する。更に、温度差ΔTEMP
の絶対値が内気温度TINの20%より大きい場合には、
CPU31はステップ835に進み、同ステップ835
にてセンサ装置10の感度を感度2よりもより低下した
感度(感度3)とすることを決定する。
【0055】CPU31は、以上のようにセンサ装置1
0の検出感度を決定し、図7のステップ775にてCP
U11に対して同決定した感度を送信する。この結果、
CPU11は図10の受信ルーチンを実行し、ステップ
1000,1005を経由してステップ1015に進
み、同ステップ1015にてCPU31から送信されて
来た感度情報を受信するとともに、この受信した感度に
応じて侵入判定値CK及び基準パルス巾TKを変更す
る。
0の検出感度を決定し、図7のステップ775にてCP
U11に対して同決定した感度を送信する。この結果、
CPU11は図10の受信ルーチンを実行し、ステップ
1000,1005を経由してステップ1015に進
み、同ステップ1015にてCPU31から送信されて
来た感度情報を受信するとともに、この受信した感度に
応じて侵入判定値CK及び基準パルス巾TKを変更す
る。
【0056】具体的には、受信した感度が感度1であれ
ば、侵入判定値CK及び基準パルス巾TKをそれぞれの
標準値とする。受信した感度が感度2であれば、侵入判
定値CK及び基準パルス巾TKを、それぞれの標準値よ
り若干だけ大きい値に設定する。また、受信した感度が
感度3であれば、侵入判定値CK及び基準パルス巾TK
を、感度2における各値より更に若干だけ大きい値にそ
れぞれ設定する。これにより、センサ装置10の感度が
外部環境に応じて適切な値に自動的に調整される。な
お、センサ装置10の感度については、後に詳述する。
ば、侵入判定値CK及び基準パルス巾TKをそれぞれの
標準値とする。受信した感度が感度2であれば、侵入判
定値CK及び基準パルス巾TKを、それぞれの標準値よ
り若干だけ大きい値に設定する。また、受信した感度が
感度3であれば、侵入判定値CK及び基準パルス巾TK
を、感度2における各値より更に若干だけ大きい値にそ
れぞれ設定する。これにより、センサ装置10の感度が
外部環境に応じて適切な値に自動的に調整される。な
お、センサ装置10の感度については、後に詳述する。
【0057】再び、図7を参照すると、CPU31はス
テップ760に進んで警戒モードフラグFKの値
(「1」)をCPU11に送信し、ステップ795にて
本ルーチンを一旦終了する。これにより、CPU11
は、図10の受信ルーチンのステップ1010にて警戒
モードフラグFKの値「1」を受信する。このため、C
PU11は、図11に示したルーチンのステップ111
0を実行する際、同ステップ1110にて「Yes」と
判定してステップ1115に進み、トリガパルス検出許
可フラグFEの値が「0」であるか否かを判定する。こ
のトリガパルス検出許可フラグFEの値は、超音波の発
信が開始されたときに「1」とされる(ステップ113
5参照)値であり、超音波の送信が行われていない現時
点では「0」である。従って、CPU11はステップ1
115にて「Yes」と判定し、ステップ1120に進
む。次いで、CPU11はステップ1120に進み、情
報取得中フラグFGの値が「0」であるか否かを判定す
る。この情報取得中フラグFGの値は、超音波の送信が
延長されたときに「1」とされる(図13のステップ1
335参照)であり、超音波の送信が行われていない現
時点では「0」である。従って、CPU11はステップ
1120にて「Yes」と判定してステップ1125に
進み、同ステップ1125にて前述した増幅器12に対
する40KHzの矩形波の送信を開始し、送信用マイク
ロフォン13から超音波の送信を開始する。
テップ760に進んで警戒モードフラグFKの値
(「1」)をCPU11に送信し、ステップ795にて
本ルーチンを一旦終了する。これにより、CPU11
は、図10の受信ルーチンのステップ1010にて警戒
モードフラグFKの値「1」を受信する。このため、C
PU11は、図11に示したルーチンのステップ111
0を実行する際、同ステップ1110にて「Yes」と
判定してステップ1115に進み、トリガパルス検出許
可フラグFEの値が「0」であるか否かを判定する。こ
のトリガパルス検出許可フラグFEの値は、超音波の発
信が開始されたときに「1」とされる(ステップ113
5参照)値であり、超音波の送信が行われていない現時
点では「0」である。従って、CPU11はステップ1
115にて「Yes」と判定し、ステップ1120に進
む。次いで、CPU11はステップ1120に進み、情
報取得中フラグFGの値が「0」であるか否かを判定す
る。この情報取得中フラグFGの値は、超音波の送信が
延長されたときに「1」とされる(図13のステップ1
335参照)であり、超音波の送信が行われていない現
時点では「0」である。従って、CPU11はステップ
1120にて「Yes」と判定してステップ1125に
進み、同ステップ1125にて前述した増幅器12に対
する40KHzの矩形波の送信を開始し、送信用マイク
ロフォン13から超音波の送信を開始する。
【0058】次いで、CPU11はステップ1130に
進んでタイマT1の値をリセットするとともにスタート
し(計時を開始し)、続くステップ1135にてトリガ
パルス検出許可フラグFEの値を「1」に設定し、ステ
ップ1195に進んで本ルーチンを一旦終了する。
進んでタイマT1の値をリセットするとともにスタート
し(計時を開始し)、続くステップ1135にてトリガ
パルス検出許可フラグFEの値を「1」に設定し、ステ
ップ1195に進んで本ルーチンを一旦終了する。
【0059】ところで,センサ装置10のCPU11
は、波形整形回路21からの信号のレベルの変化、即
ち、点P6に現れる信号の立上り及び立下りエッヂを常
にモニタしていて、エッヂが検出される毎に図12のエ
ッヂ割込みルーチンを実行するようになっている。この
場合、車室内に人間が侵入しているので、点P6には前
述したパルス(矩形波)が発生する。従って、CPU1
1はこのパルスのエッヂによりステップ1200から処
理を開始し、ステップ1205に進んでトリガパルス検
出許可フラグFEの値が「1」か否かを判定する。
は、波形整形回路21からの信号のレベルの変化、即
ち、点P6に現れる信号の立上り及び立下りエッヂを常
にモニタしていて、エッヂが検出される毎に図12のエ
ッヂ割込みルーチンを実行するようになっている。この
場合、車室内に人間が侵入しているので、点P6には前
述したパルス(矩形波)が発生する。従って、CPU1
1はこのパルスのエッヂによりステップ1200から処
理を開始し、ステップ1205に進んでトリガパルス検
出許可フラグFEの値が「1」か否かを判定する。
【0060】このトリガパルス検出許可フラグFEの値
は、前述した図11のステップ1135の実行により
「1」となっている。従って、CPU11はステップ1
205にて「Yes」と判定し、ステップ1210に進
んでトリガ検出結果Rの値を「1」に設定する。
は、前述した図11のステップ1135の実行により
「1」となっている。従って、CPU11はステップ1
205にて「Yes」と判定し、ステップ1210に進
んでトリガ検出結果Rの値を「1」に設定する。
【0061】また、CPU11は、図13に示した時間
割込みルーチンを所定時間(例えば、2msec)の経過毎
にステップ1300から開始している。従って、所定の
タイミングとなると、CPU11はステップ1305に
進んで、警戒モードフラグFKの値が「0」か否かを判
定する。この場合、警戒モードフラグFKの値は「1」
であるので、CPU11はステップ1305にて「N
o」と判定してステップ1310に進み、タイマT1が
第1所定時間(例えば、46msec)を計時したか否かを
判定する。そして、タイマT1が第1所定時間(例え
ば、46msec)を計時していない場合、即ち、超音波の
送信開始から第1所定時間が経過していない場合には、
ステップ1310にて「No」と判定してステップ13
95に進み、同ステップ1395にて本ルーチンを一旦
終了する。
割込みルーチンを所定時間(例えば、2msec)の経過毎
にステップ1300から開始している。従って、所定の
タイミングとなると、CPU11はステップ1305に
進んで、警戒モードフラグFKの値が「0」か否かを判
定する。この場合、警戒モードフラグFKの値は「1」
であるので、CPU11はステップ1305にて「N
o」と判定してステップ1310に進み、タイマT1が
第1所定時間(例えば、46msec)を計時したか否かを
判定する。そして、タイマT1が第1所定時間(例え
ば、46msec)を計時していない場合、即ち、超音波の
送信開始から第1所定時間が経過していない場合には、
ステップ1310にて「No」と判定してステップ13
95に進み、同ステップ1395にて本ルーチンを一旦
終了する。
【0062】一方、所定の時間が経過しタイマT1が第
1所定時間(例えば、46msec)を計時すると、CPU
11はステップ1310にて「Yes」と判定してステ
ップ1315に進み、同ステップ1315にてトリガパ
ルス検出許可フラグFEの値を「0」に設定し、続くス
テップ1320にてトリガ検出結果Rの値が「0」か否
かを判定する。この場合、トリガ検出結果Rの値は、前
述した図12のステップ1210の実行により「1」と
なっているため、CPU11はステップ1320にて
「No」と判定してステップ1325に進む。
1所定時間(例えば、46msec)を計時すると、CPU
11はステップ1310にて「Yes」と判定してステ
ップ1315に進み、同ステップ1315にてトリガパ
ルス検出許可フラグFEの値を「0」に設定し、続くス
テップ1320にてトリガ検出結果Rの値が「0」か否
かを判定する。この場合、トリガ検出結果Rの値は、前
述した図12のステップ1210の実行により「1」と
なっているため、CPU11はステップ1320にて
「No」と判定してステップ1325に進む。
【0063】CPU11は、ステップ1325にて情報
取得中フラグFGの値が「0」か否かを判定する。この
情報取得中フラグFGの値は人間の侵入の有無を判定す
るための情報(波形整形回路21の出力信号のパルス
数)を取得している期間にのみ「1」とされ(図13の
ステップ1335参照)、通常は「0」とされている。
従って、CPU11はステップ1325にて「Yes」
と判定してステップ1330に進み、タイマT2をリセ
ットするとともにスタートし(計時を開始し)、ステッ
プ1335にて情報取得中フラグFGの値を「1」に設
定し、ステップ1395に進んで本ルーチンを一旦終了
する。
取得中フラグFGの値が「0」か否かを判定する。この
情報取得中フラグFGの値は人間の侵入の有無を判定す
るための情報(波形整形回路21の出力信号のパルス
数)を取得している期間にのみ「1」とされ(図13の
ステップ1335参照)、通常は「0」とされている。
従って、CPU11はステップ1325にて「Yes」
と判定してステップ1330に進み、タイマT2をリセ
ットするとともにスタートし(計時を開始し)、ステッ
プ1335にて情報取得中フラグFGの値を「1」に設
定し、ステップ1395に進んで本ルーチンを一旦終了
する。
【0064】この結果、所定時間の経過後にCPU11
が再び図13に示したルーチンの処理を開始すると、同
CPU11はステップ1305,1310,1315,
1320を経由してステップ1325に進み、同ステッ
プ1325にて「No」と判定してステップ1340に
進んでタイマT2が第2所定時間(第1所定時間より長
い送信延長時間、例えば、214msec)を計時したか否
かを判定する。
が再び図13に示したルーチンの処理を開始すると、同
CPU11はステップ1305,1310,1315,
1320を経由してステップ1325に進み、同ステッ
プ1325にて「No」と判定してステップ1340に
進んでタイマT2が第2所定時間(第1所定時間より長
い送信延長時間、例えば、214msec)を計時したか否
かを判定する。
【0065】タイマT2が第2所定時間を計時していな
い場合には、CPU11はステップ1340にて「N
o」と判定して1395に進み、本ルーチンを一旦終了
する。これにより、図11に示したルーチンのステップ
1125にて開始された超音波の送信が継続される。
い場合には、CPU11はステップ1340にて「N
o」と判定して1395に進み、本ルーチンを一旦終了
する。これにより、図11に示したルーチンのステップ
1125にて開始された超音波の送信が継続される。
【0066】現時点は車室内に人間が侵入しているか
ら、点P6には複数のパルスが発生する。また、CPU
11は点P6の信号のエッヂを検出する毎に図12のエ
ッヂ割込ルーチンを実行する。この段階では、トリガパ
ルス検出許可フラグFEの値は先のステップ1315の
実行により「0」に設定されていることから、CPU1
1はステップ1200,1205,1215と進み、同
ステップ1215にて今回のエッヂが立上り(ローレベ
ル信号からハイレベル信号への変化)であるか否かを判
定する。そして、今回のエッヂが立上りである場合に
は、ステップ1215にて「Yes」と判定してステッ
プ1220に進み、現在の時刻tをパルス立上り時刻T
Sとして格納し、ステップ1295に進んで本ルーチン
を一旦終了する。また、今回のエッヂが立下りエッヂで
ある場合には、ステップ1215にて「No」と判定し
てステップ1225に進み、現在の時刻tから先に格納
した今回のパルスの立上りエッヂの発生時刻TSを減じ
た値をパルス巾TWとして格納する。
ら、点P6には複数のパルスが発生する。また、CPU
11は点P6の信号のエッヂを検出する毎に図12のエ
ッヂ割込ルーチンを実行する。この段階では、トリガパ
ルス検出許可フラグFEの値は先のステップ1315の
実行により「0」に設定されていることから、CPU1
1はステップ1200,1205,1215と進み、同
ステップ1215にて今回のエッヂが立上り(ローレベ
ル信号からハイレベル信号への変化)であるか否かを判
定する。そして、今回のエッヂが立上りである場合に
は、ステップ1215にて「Yes」と判定してステッ
プ1220に進み、現在の時刻tをパルス立上り時刻T
Sとして格納し、ステップ1295に進んで本ルーチン
を一旦終了する。また、今回のエッヂが立下りエッヂで
ある場合には、ステップ1215にて「No」と判定し
てステップ1225に進み、現在の時刻tから先に格納
した今回のパルスの立上りエッヂの発生時刻TSを減じ
た値をパルス巾TWとして格納する。
【0067】次いで、CPU11はステップ1230に
進み、パルス巾TWが基準パルス巾TKより大きいか否
かを判定する。これは、車室内の空気のゆらぎ等により
送信した超音波の反射波が乱された場合に、比較的パル
ス巾の大きい(広い)パルスが波形整形回路21の出力
に現れることがあるから、このようなパルスを人間の侵
入によるパルスとしてカウントしないようにするためで
ある。
進み、パルス巾TWが基準パルス巾TKより大きいか否
かを判定する。これは、車室内の空気のゆらぎ等により
送信した超音波の反射波が乱された場合に、比較的パル
ス巾の大きい(広い)パルスが波形整形回路21の出力
に現れることがあるから、このようなパルスを人間の侵
入によるパルスとしてカウントしないようにするためで
ある。
【0068】即ち、パルス巾TWが基準パルス巾TKよ
り小さい場合には、CPU11はステップ1230にて
「Yes」と判定してステップ1235に進み、同ステ
ップ1235にてカウンタCの値を「1」だけ増大し、
ステップ1295に進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、パルス巾TWが基準パルス巾TKより大きい場合
には、ステップ1230にて「No」と判定してステッ
プ1295に直接進み本ルーチンを一旦終了する。
り小さい場合には、CPU11はステップ1230にて
「Yes」と判定してステップ1235に進み、同ステ
ップ1235にてカウンタCの値を「1」だけ増大し、
ステップ1295に進んで本ルーチンを一旦終了する。
一方、パルス巾TWが基準パルス巾TKより大きい場合
には、ステップ1230にて「No」と判定してステッ
プ1295に直接進み本ルーチンを一旦終了する。
【0069】このように、カウンタCの値は操作される
が、現状は車室内に人間の異常侵入が発生しているた
め、点P6には上記基準パルス巾TKよりも小さな巾を
有するパルスが多く発生する。従って、カウンタCの値
はステップ1235の実行により相当量まで増大されて
行く。
が、現状は車室内に人間の異常侵入が発生しているた
め、点P6には上記基準パルス巾TKよりも小さな巾を
有するパルスが多く発生する。従って、カウンタCの値
はステップ1235の実行により相当量まで増大されて
行く。
【0070】その後、前記第2所定時間が経過すると、
CPU11は図13のステップ1340にて「Yes」
と判定してステップ1345に進み、増幅器12への矩
形波信号の送信を停止して、送信用マイクロフォン13
からの超音波の送信を終了する。次いで、CPU11は
ステップ1350にて情報取得中フラグFGの値を
「0」とし、ステップ1355にてトリガ検出結果Rの
値を「0」に設定し、ステップ1360に進んで判定サ
ブルーチンを実行する。
CPU11は図13のステップ1340にて「Yes」
と判定してステップ1345に進み、増幅器12への矩
形波信号の送信を停止して、送信用マイクロフォン13
からの超音波の送信を終了する。次いで、CPU11は
ステップ1350にて情報取得中フラグFGの値を
「0」とし、ステップ1355にてトリガ検出結果Rの
値を「0」に設定し、ステップ1360に進んで判定サ
ブルーチンを実行する。
【0071】上記ステップ1360の判定サブルーチン
は、車室内への人間の侵入有無を判定するルーチンであ
って図14に詳細に示されている。即ち、CPU11
は、図14のステップ1400から処理を開始してステ
ップ1405に進み、カウンタCの値が侵入判定値CK
より大きいか否かを判定する。上述したように、現状は
車室内に人間が侵入しているので、カウンタCの値は判
定値CKより大きくなっている。従って、CPU11は
ステップ1405にて「Yes」と判定してステップ1
410に進み、異常侵入状態表示フラグFALの値を車
室内に人間が侵入していることを示す値「1」に設定す
る。そして、ステップ1415にてカウンタCの値を
「0」にクリアし、ステップ1420にて異常侵入状態
表示フラグFALの値をCPU31に送信した後、ステ
ップ1495を経由して図13のステップ1395に戻
る。
は、車室内への人間の侵入有無を判定するルーチンであ
って図14に詳細に示されている。即ち、CPU11
は、図14のステップ1400から処理を開始してステ
ップ1405に進み、カウンタCの値が侵入判定値CK
より大きいか否かを判定する。上述したように、現状は
車室内に人間が侵入しているので、カウンタCの値は判
定値CKより大きくなっている。従って、CPU11は
ステップ1405にて「Yes」と判定してステップ1
410に進み、異常侵入状態表示フラグFALの値を車
室内に人間が侵入していることを示す値「1」に設定す
る。そして、ステップ1415にてカウンタCの値を
「0」にクリアし、ステップ1420にて異常侵入状態
表示フラグFALの値をCPU31に送信した後、ステ
ップ1495を経由して図13のステップ1395に戻
る。
【0072】このようにして、車室内への人間の侵入有
無が判定されるので、センサ装置10の検出感度は、上
記図14のステップ1405で使用される侵入判定値C
K、及び図12のステップ1230にて使用される基準
パルス巾TKを変更することにより調整・変更される。
即ち、センサ装置10は、侵入判定値CKを小さくする
ほど敏感となり、基準パルス巾TKを大きくするほど敏
感となる。この侵入判定値CK及び基準パルス巾TK
は、上述した図7のステップ770の実行により決定さ
れ、ステップ775と図10のステップ1015により
設定されている。
無が判定されるので、センサ装置10の検出感度は、上
記図14のステップ1405で使用される侵入判定値C
K、及び図12のステップ1230にて使用される基準
パルス巾TKを変更することにより調整・変更される。
即ち、センサ装置10は、侵入判定値CKを小さくする
ほど敏感となり、基準パルス巾TKを大きくするほど敏
感となる。この侵入判定値CK及び基準パルス巾TK
は、上述した図7のステップ770の実行により決定さ
れ、ステップ775と図10のステップ1015により
設定されている。
【0073】一方、CPU31は、図9に示した受信ル
ーチンをCPU11からの信号の受信時に実行するよう
になっている。このため、上記ステップ1420が実行
されて異常侵入状態表示フラグFALの値が送信される
と、CPU31は図9のステップ900から処理を開始
し、異常侵入状態表示フラグFALの値が「1」か否か
を判定するステップ905にて「Yes」と判定してス
テップ910に進み、同ステップ910にて増幅器36
に信号を送出してホーン41から警報音を発生させ、ス
テップ995にて本受信ルーチンを終了する。
ーチンをCPU11からの信号の受信時に実行するよう
になっている。このため、上記ステップ1420が実行
されて異常侵入状態表示フラグFALの値が送信される
と、CPU31は図9のステップ900から処理を開始
し、異常侵入状態表示フラグFALの値が「1」か否か
を判定するステップ905にて「Yes」と判定してス
テップ910に進み、同ステップ910にて増幅器36
に信号を送出してホーン41から警報音を発生させ、ス
テップ995にて本受信ルーチンを終了する。
【0074】警戒モード条件が成立し、かつ、車室内
に人間の侵入有りと判定されていない(警報が発生され
ていない)場合であって、現時点においても人間が侵入
していない場合 この場合、センサ装置10及びセキュリティ制御ユニッ
ト30は、上記の場合とほぼ同様に作動する。
に人間の侵入有りと判定されていない(警報が発生され
ていない)場合であって、現時点においても人間が侵入
していない場合 この場合、センサ装置10及びセキュリティ制御ユニッ
ト30は、上記の場合とほぼ同様に作動する。
【0075】しかしながら、車室内への人間の侵入がな
いので、図11のステップ1125に基づく超音波の送
信中、波形整形回路21の出力信号はローレベルを維持
する可能性が高く、その結果、図12に示したエッヂ割
込みルーチンが実行されず、トリガ検出結果Rの値は
「0」である場合が多い。このように、トリガ検出結果
Rの値が「0」である場合には、第1所定時間だけ超音
波が送信されたときにCPU11は図13のステップ1
320にて「Yes」と判定してステップ1365に進
み、超音波の送信を上記第2所定時間だけ延長すること
なく終了し、ステップ1370にて情報取得中フラグF
Gの値を「0」に設定し、続くステップ1375にてト
リガ検出結果Rの値を「0」に設定する。
いので、図11のステップ1125に基づく超音波の送
信中、波形整形回路21の出力信号はローレベルを維持
する可能性が高く、その結果、図12に示したエッヂ割
込みルーチンが実行されず、トリガ検出結果Rの値は
「0」である場合が多い。このように、トリガ検出結果
Rの値が「0」である場合には、第1所定時間だけ超音
波が送信されたときにCPU11は図13のステップ1
320にて「Yes」と判定してステップ1365に進
み、超音波の送信を上記第2所定時間だけ延長すること
なく終了し、ステップ1370にて情報取得中フラグF
Gの値を「0」に設定し、続くステップ1375にてト
リガ検出結果Rの値を「0」に設定する。
【0076】また、仮にトリガ検出結果Rの値が「1」
となり、ステップ1320にて「No」と判定してステ
ップ1325以降に進んで第2所定時間だけ超音波の送
信が延長された場合であっても、この期間に波形整形回
路21の出力にパルス(矩形波信号)が発生する頻度は
小さい。更に、車室内の空気のゆらぎに起因してパルス
(矩形波信号)が発生し、図12のエッヂ割込みルーチ
ンが実行された場合であっても、その矩形波信号の一つ
のパルス巾は比較的大きいので、図12のステップ12
30にて「No」と判定される確率が高い。この結果、
ステップ1235が実行される頻度は低く、カウンタC
の値は小さい値に留まる。
となり、ステップ1320にて「No」と判定してステ
ップ1325以降に進んで第2所定時間だけ超音波の送
信が延長された場合であっても、この期間に波形整形回
路21の出力にパルス(矩形波信号)が発生する頻度は
小さい。更に、車室内の空気のゆらぎに起因してパルス
(矩形波信号)が発生し、図12のエッヂ割込みルーチ
ンが実行された場合であっても、その矩形波信号の一つ
のパルス巾は比較的大きいので、図12のステップ12
30にて「No」と判定される確率が高い。この結果、
ステップ1235が実行される頻度は低く、カウンタC
の値は小さい値に留まる。
【0077】従って、CPU11は、図14に示した判
定サブルーチンのステップ1405にて「No」と判定
し、ステップ1425にて異常侵入状態表示フラグFA
Lの値を「0」に設定するとともに、ステップ1420
にて値「0」を異常侵入状態表示フラグFALの値とし
てCPU31に送信する。これにより、CPU31は図
9のステップ905にて「No」と判定し、ステップ9
10を実行することなくステップ995に直接進むた
め、ホーン41から警報が発生されることはない。
定サブルーチンのステップ1405にて「No」と判定
し、ステップ1425にて異常侵入状態表示フラグFA
Lの値を「0」に設定するとともに、ステップ1420
にて値「0」を異常侵入状態表示フラグFALの値とし
てCPU31に送信する。これにより、CPU31は図
9のステップ905にて「No」と判定し、ステップ9
10を実行することなくステップ995に直接進むた
め、ホーン41から警報が発生されることはない。
【0078】警戒モード条件が成立し、且つ、既に人
間の侵入と有りと判定されて警報が発生されている場合 この場合には、図14のステップ1410の実行により
異常侵入状態表示フラグFALの値が「1」に設定され
ている。従って、CPU31が図7のルーチンのステッ
プ705に進んだとき、同CPU31は同ステップ70
5にて「No」と判定し直接ステップ795に進み、同
ルーチンを終了する。また、CPU11は、図11のス
テップ1105にて「No」と判定して直接ステップ1
195に進む。以上により、ホーン41からの警報が継
続され、超音波の送信は行われない。
間の侵入と有りと判定されて警報が発生されている場合 この場合には、図14のステップ1410の実行により
異常侵入状態表示フラグFALの値が「1」に設定され
ている。従って、CPU31が図7のルーチンのステッ
プ705に進んだとき、同CPU31は同ステップ70
5にて「No」と判定し直接ステップ795に進み、同
ルーチンを終了する。また、CPU11は、図11のス
テップ1105にて「No」と判定して直接ステップ1
195に進む。以上により、ホーン41からの警報が継
続され、超音波の送信は行われない。
【0079】警戒モード条件が一旦成立して超音波を
送信している際に、同警戒モード条件が不成立となった
場合 この場合にはCPU31はステップ710〜745の何
れかのステップにて「No」と判定してステップ755
に進み、同ステップ755にて警戒モードフラグFKの
値を「1」から「0」に変更し、続くステップ760に
て警戒モードフラグFKの値をCPU11に送信する。
この結果、CPU11は図13のステップ1305にて
「Yes」と判定してステップ1365に進み、直ちに
超音波の送信を終了する。以上より、図13のステップ
1360(即ち、図14のステップ1410及び図9の
ステップ910)が実行されることはないので、ホーン
41から警報が発生されることはない。
送信している際に、同警戒モード条件が不成立となった
場合 この場合にはCPU31はステップ710〜745の何
れかのステップにて「No」と判定してステップ755
に進み、同ステップ755にて警戒モードフラグFKの
値を「1」から「0」に変更し、続くステップ760に
て警戒モードフラグFKの値をCPU11に送信する。
この結果、CPU11は図13のステップ1305にて
「Yes」と判定してステップ1365に進み、直ちに
超音波の送信を終了する。以上より、図13のステップ
1360(即ち、図14のステップ1410及び図9の
ステップ910)が実行されることはないので、ホーン
41から警報が発生されることはない。
【0080】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、車両の環境(外気導入モードであるか否か等の車両
の状態、及び外気温等の周囲の状況を含む。)を環境情
報取得手段としてのCPU31が取得し、取得した情報
に応じて異常侵入を検出する侵入検出手段としてのセン
サ装置10の検出感度を決定し、CPU11に送信する
ことで同検出感度を自動的に調整するようになってい
る。この結果、感度決定に関しユーザの主観に頼ること
がなく、適切な感度が設定されて誤警報が回避され得
る。また、感度設定に関してユーザは煩雑な作業を行う
必要がない。
ば、車両の環境(外気導入モードであるか否か等の車両
の状態、及び外気温等の周囲の状況を含む。)を環境情
報取得手段としてのCPU31が取得し、取得した情報
に応じて異常侵入を検出する侵入検出手段としてのセン
サ装置10の検出感度を決定し、CPU11に送信する
ことで同検出感度を自動的に調整するようになってい
る。この結果、感度決定に関しユーザの主観に頼ること
がなく、適切な感度が設定されて誤警報が回避され得
る。また、感度設定に関してユーザは煩雑な作業を行う
必要がない。
【0081】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ことはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採
用することができる。例えば、センサ装置10の感度を
決定するために取得すべき情報として、上記空調装置の
モード及び外気,内気温度TOUT,TINのほか、車両の窓
が開いているか否かに関する情報(窓の開閉に応じてオ
ン信号及びオフ信号を出力するスイッチを設けて検出す
る)を含めることができる。車両の窓が開いている場合
には、車室内の空気にゆらぎが生じる可能性が高いから
である。
ことはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採
用することができる。例えば、センサ装置10の感度を
決定するために取得すべき情報として、上記空調装置の
モード及び外気,内気温度TOUT,TINのほか、車両の窓
が開いているか否かに関する情報(窓の開閉に応じてオ
ン信号及びオフ信号を出力するスイッチを設けて検出す
る)を含めることができる。車両の窓が開いている場合
には、車室内の空気にゆらぎが生じる可能性が高いから
である。
【0082】また、上記実施形態においては、温度差Δ
TEMPの絶対値と内気温度TINの比率によりセンサ装置1
0の検出感度を変更していたが、温度差ΔTEMPの絶対値
が大きいほど同検出感度を低下するように決定すること
もできる。更に、CPU31を、感度調整装置と接続可
能に構成しておき、ユーザーによる手動操作にてセンサ
装置10の感度を調整可能となるようにしても良い。
TEMPの絶対値と内気温度TINの比率によりセンサ装置1
0の検出感度を変更していたが、温度差ΔTEMPの絶対値
が大きいほど同検出感度を低下するように決定すること
もできる。更に、CPU31を、感度調整装置と接続可
能に構成しておき、ユーザーによる手動操作にてセンサ
装置10の感度を調整可能となるようにしても良い。
【0083】また、図2に示した包絡線検波回路17が
取得した受信波(点P2の信号)のエンベロープの平均
値が所定値以上の場合にのみ、図14の判定ルーチンを
実行するように構成してもよい。これは、車室内への人
間等の侵入がない場合には、反射波の振幅が小さいか
ら、そのような場合に侵入の判定を行って(誤判定し
て)しまうことを回避するためである。
取得した受信波(点P2の信号)のエンベロープの平均
値が所定値以上の場合にのみ、図14の判定ルーチンを
実行するように構成してもよい。これは、車室内への人
間等の侵入がない場合には、反射波の振幅が小さいか
ら、そのような場合に侵入の判定を行って(誤判定し
て)しまうことを回避するためである。
【0084】また、上記実施形態においては、異常侵入
が検出されたときの警報手段としてはホーン41が用い
られていたが、これに代え又はこれに加え、車両のヘッ
ドライトやワイパー装置等を用いても良く、更に、異常
侵入検出時にはエンジン始動操作を無効にするようにフ
ューエルカット装置を機能させてもよい。
が検出されたときの警報手段としてはホーン41が用い
られていたが、これに代え又はこれに加え、車両のヘッ
ドライトやワイパー装置等を用いても良く、更に、異常
侵入検出時にはエンジン始動操作を無効にするようにフ
ューエルカット装置を機能させてもよい。
【0085】また、上記実施形態においては、セキュリ
ティ制御ユニット30のCPU31がセンサ装置10の
検出感度を決定していたが、センサ装置10自身が同検
出感動を決定しても良い。更に、セキュリティ装置全体
として見れば、図13のステップ1340にて説明した
第2所定時間(送信継続時間)を延長することによって
も同装置の感度は変更され得、この場合には、第2所定
時間を短くするとともに侵入判定値CKを小さくするほ
ど感度は敏感となる。
ティ制御ユニット30のCPU31がセンサ装置10の
検出感度を決定していたが、センサ装置10自身が同検
出感動を決定しても良い。更に、セキュリティ装置全体
として見れば、図13のステップ1340にて説明した
第2所定時間(送信継続時間)を延長することによって
も同装置の感度は変更され得、この場合には、第2所定
時間を短くするとともに侵入判定値CKを小さくするほ
ど感度は敏感となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるセキュリティ装置を搭載した車
両の概略平面図である。
両の概略平面図である。
【図2】 図1に示したセンサ装置の回路ブロック図で
ある。
ある。
【図3】 (A)は図2に示したセンサ装置のCPUが
超音波発生のために発生する信号の波形であり、(B)
は図2に示した送信用マイクロフォンから送信される超
音波の波形である
超音波発生のために発生する信号の波形であり、(B)
は図2に示した送信用マイクロフォンから送信される超
音波の波形である
【図4】 (A)は図2に示したセンサ装置が受信する
超音波の波形であり、(B)〜(F)は同センサ装置の
各部の信号波形である。
超音波の波形であり、(B)〜(F)は同センサ装置の
各部の信号波形である。
【図5】 (A)は図2に示したセンサ装置が受信する
超音波の波形であり、(B)〜(F)は同センサ装置の
各部の信号波形である。
超音波の波形であり、(B)〜(F)は同センサ装置の
各部の信号波形である。
【図6】 図1に示したセキュリティ制御ユニットの回
路ブロック図である。
路ブロック図である。
【図7】 図6に示したCPUが実行するルーチンのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図8】 図6に示したCPUが実行するルーチンのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図9】 図6に示したCPUが実行するルーチンのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図10】 図2に示したCPUが実行するルーチンの
フローチャートである。
フローチャートである。
【図11】 図2に示したCPUが実行するルーチンの
フローチャートである。
フローチャートである。
【図12】 図2に示したCPUが実行するルーチンの
フローチャートである。
フローチャートである。
【図13】 図2に示したCPUが実行するルーチンの
フローチャートである。
フローチャートである。
【図14】 図2に示したCPUが実行するルーチンの
フローチャートである。
フローチャートである。
10…センサ装置、12…増幅器、13…送信用マイク
ロフォン、14…受信用マイクロフォン、15…増幅
器、16…波形整形回路、17…包絡線検波回路、18
…位相検波回路、19…ローパスフィルタ、20…増幅
器、21…波形成整形回路、30…セキュリティ制御ユ
ニット、36…増幅器、41…ホーン。
ロフォン、14…受信用マイクロフォン、15…増幅
器、16…波形整形回路、17…包絡線検波回路、18
…位相検波回路、19…ローパスフィルタ、20…増幅
器、21…波形成整形回路、30…セキュリティ制御ユ
ニット、36…増幅器、41…ホーン。
Claims (6)
- 【請求項1】指示信号に応じて所定の警報を行う警報手
段と、 所定の信号を取得し同取得した信号に基づいて車室内へ
の異常侵入を検出する侵入検出手段と、 前記車室内への異常侵入が検出されたとき前記警報手段
に対して前記指示信号を供給する警報指示手段とを備え
た車両用セキュリティ装置において、 前記車両の環境に関する情報を取得する環境情報取得手
段と、 前記取得した環境に関する情報に応じて前記侵入検出手
段の検出感度を自動的に調整する自動感度調整手段とを
備えたことを特徴とするセキュリティ装置。 - 【請求項2】請求項1に記載のセキュリティ装置におい
て、 前記侵入検出手段は、超音波を送信する超音波送信手段
と、前記送信された超音波の反射波を前記所定の信号と
して取得する超音波受信手段とを含んでなり、 前記環境情報取得手段は、前記反射波に影響を及ぼす可
能性のある情報を取得するように構成されてなることを
特徴とするセキュリティ装置。 - 【請求項3】請求項2に記載のセキュリティ装置におい
て、 前記環境情報取得手段は、前記車両の空調装置が外気導
入モードにあることを、前記反射波に影響を及ぼす可能
性のある情報として取得することを特徴とするセキュリ
ティ装置。 - 【請求項4】請求項2又は請求項3に記載のセキュリテ
ィ装置において、 前記環境情報取得手段は、前記車室内の温度と前記車室
外の温度との差を、前記反射波に影響を及ぼす可能性の
ある情報として取得することを特徴とするセキュリティ
装置。 - 【請求項5】請求項2乃至請求項4の何れか一項に記載
のセキュリティ装置において、 前記環境情報取得手段は、前記車両の窓が開いているこ
とを、前記反射波に影響を及ぼす可能性のある情報とし
て取得することを特徴とするセキュリティ装置。 - 【請求項6】請求項2乃至請求項5の何れか一項に記載
のセキュリティ装置において、 前記侵入検出手段は、前記送信した超音波と前記受信し
た反射波との位相差に応じた値が所定値以上か否かに応
じて前記車室内への異常侵入を検出し、 前記自動感度調整手段は、前記所定値を変更することに
より前記侵入検出手段の検出感度を調整するように構成
されたことを特徴とするセキュリティ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000244819A JP2002053011A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 車両用セキュリティ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000244819A JP2002053011A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 車両用セキュリティ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002053011A true JP2002053011A (ja) | 2002-02-19 |
Family
ID=18735452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000244819A Pending JP2002053011A (ja) | 2000-08-11 | 2000-08-11 | 車両用セキュリティ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002053011A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006098205A1 (ja) | 2005-03-15 | 2006-09-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 車両用防犯装置 |
KR101180797B1 (ko) | 2006-12-15 | 2012-09-10 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 초음파식 침입 검출 경보 시스템 및 방법 |
US8334760B2 (en) | 2007-07-18 | 2012-12-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Antitheft device, electronic control unit, antitheft security system, and antitheft method |
KR101510945B1 (ko) * | 2013-09-04 | 2015-04-10 | 한국오므론전장주식회사 | 초음파 수신부 캘리브레이션 기능을 가지는 초음파 침입 검출 장치 |
KR101510944B1 (ko) * | 2013-09-04 | 2015-04-10 | 한국오므론전장주식회사 | 오 검출 방지 기능을 가지는 초음파 침입 검출 장치 및 방법 |
US9463774B2 (en) | 2013-12-23 | 2016-10-11 | Hyundai Motor Company | System and method of detecting intrusion into vehicle |
CN110298989A (zh) * | 2019-05-14 | 2019-10-01 | 北京戴纳实验科技有限公司 | 一种实验室安防装置 |
-
2000
- 2000-08-11 JP JP2000244819A patent/JP2002053011A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006098205A1 (ja) | 2005-03-15 | 2006-09-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 車両用防犯装置 |
US7772967B2 (en) | 2005-03-15 | 2010-08-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Crime prevention device for vehicle |
KR101180797B1 (ko) | 2006-12-15 | 2012-09-10 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 초음파식 침입 검출 경보 시스템 및 방법 |
US8334760B2 (en) | 2007-07-18 | 2012-12-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Antitheft device, electronic control unit, antitheft security system, and antitheft method |
KR101510945B1 (ko) * | 2013-09-04 | 2015-04-10 | 한국오므론전장주식회사 | 초음파 수신부 캘리브레이션 기능을 가지는 초음파 침입 검출 장치 |
KR101510944B1 (ko) * | 2013-09-04 | 2015-04-10 | 한국오므론전장주식회사 | 오 검출 방지 기능을 가지는 초음파 침입 검출 장치 및 방법 |
US9463774B2 (en) | 2013-12-23 | 2016-10-11 | Hyundai Motor Company | System and method of detecting intrusion into vehicle |
CN110298989A (zh) * | 2019-05-14 | 2019-10-01 | 北京戴纳实验科技有限公司 | 一种实验室安防装置 |
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