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JP2002050420A - 基板用コネクタ - Google Patents

基板用コネクタ

Info

Publication number
JP2002050420A
JP2002050420A JP2000235759A JP2000235759A JP2002050420A JP 2002050420 A JP2002050420 A JP 2002050420A JP 2000235759 A JP2000235759 A JP 2000235759A JP 2000235759 A JP2000235759 A JP 2000235759A JP 2002050420 A JP2002050420 A JP 2002050420A
Authority
JP
Japan
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circuit board
board
board connector
holding
terminal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000235759A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Sakai
義人 酒井
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Noritomo Okamura
憲知 岡村
Shigeki Sakai
茂樹 境
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2000235759A priority Critical patent/JP2002050420A/ja
Publication of JP2002050420A publication Critical patent/JP2002050420A/ja
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタの大型を招くことなく、回路基板同
士の位置ずれを効果的に吸収しながら両基板の良好な接
続を行う。 【解決手段】 回路基板P1と他の回路基板とを接続す
るために回路基板P1に接続される基板用コネクタC1
において、その基板用コネクタ端子10に、回路基板上
に実装される第1の接続部11と、相手方回路基板の接
続部に接続される第2の接続部12とを設け、さらに、
両接続部11,12の間に基板と平行なX方向及びこれ
と直交するY方向とに弾性変形可能な中継部13を介在
させる。また、この基板用コネクタ端子を保持するハウ
ジング20において、前記第1の接続部11を保持する
第1の保持部21と、前記第2の接続部12を保持する
第2の保持部22とを前記X方向及びY方向に相対変位
可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板同士を電
気的に接続するための基板用コネクタ等に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、回路基板同士を直接接続するため
の基板用コネクタとして、例えば特開平10−3266
51号公報に示されるようなものが知られている。その
概略を図23及び図24に示す。
【0003】図示のコネクタC1は、ハウジング80
と、これに保持される複数のコネクタ端子84とを備え
ている。ハウジング80は、内側の可動ハウジング81
と、これを取り囲む固定ハウジング82とをそれぞれ別
部材として備えている。各端子84は、全体が薄板状を
なし、その一端に接続撓み片85が、他端に実装脚部8
6が形成されている。そして、この実装脚部86が固定
ハウジング82に保持され、かつ、回路基板P1上に半
田付け等の手段で実装されるとともに、接続撓み片85
が可動ハウジング81に形成された端子収容室81a内
に保持されている。
【0004】さらに、各端子84の中間部分は、他の部
分よりも薄肉で、かつ、その肉厚方向と平行な垂直面上
で逆U字状に湾曲する湾曲部88を有し、この湾曲部8
8の弾性変形(撓み変形)により、前記可動ハウジング
81及び接続撓み片85が実装脚部86及び固定ハウジ
ング82に対して(すなわち回路基板P1に対して)図
24の左右方向(図23のY方向)に相対変位可能とな
っている。
【0005】一方、図23に示すように、前記回路基板
P1と対向する回路基板P2上には、コネクタC2が実
装され、このコネクタC2では、そのハウジング90に
保持された複数のピン状端子92が回路基板P2の回路
と接続された状態で当該基板の下面から下方に突出して
いる。そして、その各ピン状端子92が前記コネクタC
1の各端子収容室81a内に挿入され、かつ、各端子8
4の接続撓み片85と接触することにより、両回路基板
P1,P2の回路同士が電気的に接続されるようになっ
ている。
【0006】この構造によれば、前記湾曲部88の弾性
変形により、回路基板P1に対する可動ハウジング81
及び接続撓み片85の相対変位(特にY方向の相対変
位)が許容されるので、回路基板P1に対する回路基板
P2の相対位置が正規の取付位置から前記Y方向に多少
ずれていても、これを前記相対変位によって吸収するこ
とが可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来構造では、回
路基板P1に対する回路基板P2のY方向の位置ずれは
吸収することができるが、前記Y方向と直交するX方向
(図23)には湾曲部88がほとんど弾性変形できない
ため、当該X方向への回路基板P2の位置ずれを吸収す
ることが困難である。
【0008】かかるX方向への位置ずれを吸収する手段
としては、例えば、前記端子収容室81a及び接続撓み
片85の幅寸法(図23のX方向の寸法、図24では奥
行き方向の寸法)に余裕をもたせることにより、同方向
にピン状端子92の位置がずれてもこれを受け入れられ
るようにすることが考えられるが、このように端子収容
室81a及び接続撓み片85の幅寸法に余裕を持たせる
分だけ、ピン状端子92のピッチを大きくしなければな
らず、特に端子数が大きい場合にはコネクタC1,C2
が全体的に著しく大型化してしまう不都合がある。
【0009】本発明は、このような事情に鑑み、コネク
タの大型化を招くことなく、回路基板同士の位置ずれを
効果的に吸収しながら良好な接続を行うことを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明は、第1の回路基板上に実装さ
れ、この第1の回路基板とは別の第2の回路基板に設け
られた接続部と嵌合することにより当該第2の回路基板
と前記第1の回路基板とを電気的に接続する基板用コネ
クタに設けられる基板用コネクタ端子であって、前記第
1の回路基板上に実装される第1の接続部と、前記基板
用コネクタに嵌合される第2の回路基板の接続部と電気
的に接続される第2の接続部と、前記第1の接続部と第
2の接続部とをつなぐ中継部とを有し、かつ、この中継
部は、前記第1の接続部に対する第2の接続部の相対変
位を前記第1の回路基板に平行な第1の方向と当該第1
の回路基板に平行でかつ前記第1の方向と直交する第2
の方向とについて許容するように弾性変形する形状をも
つものである(請求項1)。
【0011】また本発明は、第1の回路基板上に実装さ
れ、この第1の回路基板とは別の第2の回路基板に設け
られた接続部と嵌合することにより当該第2の回路基板
と前記第1の回路基板とを電気的に接続する基板用コネ
クタであって、前記基板用コネクタ端子と、この基板用
コネクタ端子を保持するハウジングとを備え、このハウ
ジングは、前記基板用コネクタ端子の第1の接続部を保
持する第1の保持部と、前記第2の回路基板の接続部に
嵌合可能でかつ前記基板用コネクタ端子の第2の接続部
を保持する第2の保持部とを有し、前記第1の保持部に
対して前記第2の保持部が前記第1の方向と第2の方向
とに相対変位可能であるものである(請求項4)。
【0012】以上の構成によれば、その端子において第
1の回路基板に実装される第1の接続部に対して第2の
接続部が基板と平行な第1の方向及びこれと直交する第
2の方向とに相対変位可能であるのに加え、ハウジング
において前記第1の接続部を保持する第1の保持部に対
して第2の接続部を保持する第2の保持部が前記第1の
方向及び第2の方向に相対変位可能であるため、前記第
1の回路基板と、前記第2の接続部に接続される第2の
回路基板との間の相対位置関係にずれがあっても、これ
を前記第1の接続部及び第1の保持部に対する第2の接
続部及び第2の保持部の相対変位によって吸収すること
ができる。従って、前記相対位置関係のずれにかかわら
ず、大きな応力を発生させずに第1の回路基板と第2の
回路基板とを良好に接続しながら各回路基板を所定箇所
に設置することができる。
【0013】前記基板用コネクタ端子において、その中
継部としては、少なくとも一部に、板厚方向が前記第1
の回路基板と平行な薄板状をなして当該板厚方向と直交
する平面上で曲がる形状の曲がり部を有するものが好適
である(請求項2)。この構成によれば、中継部がその
板厚方向に撓み変形(曲げ弾性変形)できるのは勿論、
前記曲がり部において当該板厚方向と直交する方向にも
容易に弾性変形することができる。すなわち、基板に平
行な第1の方向及びこれと直交する第2の方向の双方に
中継部が弾性変形可能であり、その弾性変形によって第
1の接続部に対する第2の接続部の第1の方向及び第2
の方向への相対変位が可能となる。
【0014】また、前記中継部に、板厚方向が前記第1
の方向と平行な第1の薄板部と、板厚方向が前記第2の
方向と平行な第2の薄板部とが直列に設けられているも
のも好適である(請求項3)。この構造によれば、前記
第1の薄板部がその板厚方向(第1の方向)に撓み変形
可能であるとともに、これと独立して第2の薄板部がそ
の板厚方向(第2の方向)に撓み変形可能であるため、
この中継部によって結ばれる第1の接続部と第2の接続
部とは前記第1の方向及び第2の方向の双方に相対変位
可能となる。
【0015】一方、ハウジングにおいては、前記第1の
保持部と第2の保持部とを完全に切り離して別部材とし
ても、両保持部の相対変位が可能になる。ただし、その
場合には、両保持部が各端子の中継部のみを介して連結
されることになるため、当該中継部の強度的負担が大き
くなり、また、各保持部に端子の各接続部を組み込む作
業が繁雑となる。これに対し、前記ハウジングを、前記
第1の保持部と前記第2の保持部とをつなぐ連結部を有
し、かつ、この連結部は、前記第1の保持部に対する第
2の保持部の相対変位を前記第1の方向と第2の方向と
について許容するように弾性変形する形状をもつものと
すれば(請求項5)、当該連結部によって各端子の強度
的負担を減らし、また各端子の組み込み作業を容易にし
ながら、当該連結部の弾性変形によって第1の保持部に
対する第2の保持部の第1の方向及び第2の方向への相
対変位を許容できる。
【0016】具体的に、前記連結部としては、板厚方向
が前記第1の方向と平行な第1の薄板部と、板厚方向が
前記第2の方向と平行な第2の薄板部とが直列に設けら
れているものが好適である(請求項6)。この構成によ
れば、各薄板部の板厚方向への撓み変形により、第1の
保持部に対する第1の方向及び第2の方向への第2の保
持部の相対変位が許容される。
【0017】また、前記連結部は、その少なくとも一部
に、板厚方向が前記第1の回路基板と平行な薄板状をな
して当該板厚方向と直交する平面上で曲がる形状の曲が
り部を有するものであってもよい(請求項7)。この場
合、前記連結部は、前記曲がり部の板厚方向に撓み変形
であり、また、その板厚方向と直交する平面上で曲がる
曲がり部により当該平面上で弾性変形することができ
る。
【0018】本発明にかかる基板用コネクタに嵌合され
る第2の回路基板の「接続部」は、当該第2の回路基板
上に実装されたコネクタであってもよいし(請求項
8)、前記第2の回路基板の端部であって表面に接続用
導体が実装された部分であってもよい(請求項9)。
【0019】また本発明は、表面に電気回路が形成され
た回路基板と、請求項4〜9のいずれかに記載の基板用
コネクタとを備え、当該基板用コネクタにおける基板用
コネクタ端子の第1の接続部が前記回路基板上に実装さ
れているコネクタ付回路基板である(請求項10)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて説明する。
【0021】第1の実施の形態(図1〜図10) この実施の形態では、図1に示す第1の回路基板P1
と、図8に示す第2の回路基板P2とが互いに平行でか
つ対向する状態で配置されるように、両回路基板P1,
P2の取付位置が決められており、そのうちの第1の回
路基板P1上に本発明にかかる基板用コネクタC1が実
装されている。
【0022】この基板用コネクタC1は、図1に示すよ
うに、左右二列に並べられた多数の端子10と、これら
の端子10を保持するハウジング20とを備えている。
【0023】各端子10は、単一の導電性板材を曲げ加
工することにより形成されたもので、図2に示すような
形状を有している。すなわち、端子10の下端部では、
短冊状の第1の接続部11が第1の回路基板P1と平行
なY方向(第1の方向;この実施の形態では端子配列方
向と直交する方向)に延び、上端部では薄板状の第2の
接続部12が立直しており、その板厚方向は前記第1の
回路基板P1と平行でかつ前記Y方向と直交するX方向
(第2の方向;この実施の形態では端子配列方向と平行
な方向)と平行となっている。そして、これら第1の接
続部11と第2の接続部12とが中継部13を介して一
体につながっている。
【0024】中継部13は、前記第2の接続部と同じく
板厚方向がX方向と平行な薄板状をなし、かつ、その中
間部に、板厚方向と直交する平面(Y方向と平行な垂直
面)上で略S字状に湾曲する湾曲部13aを有してい
る。従って、この中継部13は、その板厚方向(X方
向)に撓み変形できることは勿論、その湾曲部13aの
曲げ弾性変形によってY方向にも弾性変形可能となって
いる。換言すれば、この中継部13を介して第1の接続
部11とつながる第2の接続部12は、当該第1の製造
部11に対してX方向、Y方向のいずれにも相対変位可
能となっている。
【0025】また、この中継部13の下端部には、左右
一対の爪14AがX方向に突設され、中継部13の上端
部には、前記爪14AからY方向にずれた位置で左右一
対の爪14BがX方向に突設されている。
【0026】一方、ハウジング20は、合成樹脂等の絶
縁材料で成形され、図1及び図3〜図7に示すように、
第1の回路基板P1上に設置される第1の保持部21
と、その上方に配される第2の保持部22と、両保持部
21,22を連結する連結部24とを一体に有してい
る。
【0027】第1の保持部21は、端子配列方向(X方
向)に延びる矩形板状をなし、その下面には、前記各端
子10の第1の接続部11を受け入れる凹部21aが形
成され、この凹部21aから第1の保持部21の上面に
至るまで端子挿通溝21bが第1の保持部21を上下方
向に貫通している。これらの端子挿通溝21bは、端子
配列方向に並び、各端子挿通溝21b内に前記各端子1
0の第2の接続部12及び中継部13が挿通可能となっ
ている。
【0028】さらに、各端子挿通溝21bの下側部分に
おいて、前記端子10の下側爪14Aに対応する位置に
は、当該爪14Aの突出量よりも浅い溝21cが形成さ
れ、この溝21c内に当該爪14Aが圧入されることに
より(図4)、この爪14Aが形成された中継部13の
下端部分及びこれにつながる第1の接続部11が第1の
保持部21側に保持されるようになっている。これに対
し、各端子挿通溝21bにおいて前記端子10の上側爪
14Bに対応する位置には、当該爪14Aの突出量以上
の深さ(水平方向の深さ)をもつ溝21dが形成され、
この溝21dを通じて上側爪14Bが第1の保持部21
を下から上へ通過できるようになっている。
【0029】一方、第2の保持部22は、第1の保持部
21と同様に端子配列方向(X方向)に延び、かつ、上
方に開口する容器状をなしている。この第2の保持部2
2の底壁には、これを上下に貫通する端子挿通溝22a
が形成され、第2の保持部22の左右側壁内側面には、
前記端子挿通溝22aと連続する位置に、各端子10の
第2の接続部12の外側縁部が差し込まれる端子保持溝
22bが形成されている。これら端子挿通溝22a及び
端子保持溝22bは、前記各端子挿通溝21aの直上方
に位置に形成され、当該端子挿通溝21aに対して下か
ら挿通された端子10の上半部がそのまま前記各端子挿
通溝22aに挿通され、また、端子保持溝22bに差し
込まれるようになっている。
【0030】さらに、各端子挿通溝22aの下側部分に
おいて、前記端子10の上側爪14Bに対応する位置に
は、当該爪14Bの突出量よりも浅い溝22cが形成さ
れ、この溝22c内に前記溝21bを通過した爪14B
が下から圧入されることにより(図4)、この爪14B
が形成された中継部13の上端部分及びこれにつながる
第2の接続部12が第2の保持部22側に保持されるよ
うになっている。
【0031】連結部24は、第1の保持部21の長手方
向両端部から上方に延びる第1の薄板部24aと、この
第1の薄板部24aから前記長手方向の内側に延びて第
2の保持部22の長手方向両端部とつながる第2の薄板
部24bとを一体に有している。すなわち、第1の薄板
部24aと第2の薄板部24bは第1の保持部21と第
2の保持部22との間で直列に配されている。
【0032】前記第1の薄板部24aは、その板厚方向
が前記X方向と平行であって、当該X方向に撓み変形
(弾性曲げ変形)可能となっている。これに対して第2
の薄板部24bは、その板厚方向が前記Y方向と平行で
あって、当該Y方向に撓み変形可能となっている。従っ
て、これら薄板部24a,24bの相互独立した撓み変
形により、第2の保持部22は第1の保持部21に対し
てX方向、Y方向のいずれにも相対変位可能となってい
る。
【0033】一方、図8に示す第2の回路基板P2は、
前記第1の回路基板P1の上方にこれと平行な状態で配
置されるようになっており、その下面(図8では便宜
上、基板下面を上に向けて描いてある)に基板用コネク
タC2が実装されている。この基板用コネクタC2は、
前記基板用コネクタC1の端子10にそれぞれ対応する
多数の端子30と、これらの端子30を保持するハウジ
ング40とを備えている。
【0034】各端子30は、単一の導電性板材を曲げ加
工することにより形成されたもので、図10に示すよう
な形状を有している。すなわち、端子30は、前記Y方
向に延びる短冊状の基板接続部31と、この基板接続部
31の一端から立直する薄板状の端子嵌合部32とを有
している。この端子嵌合部32は、その基部から左右一
対の接続撓み片32aが分岐する二股状をなし、各接続
撓み片32aの先端部から内側に接触用突起32bが突
出している。そして、両接続撓み片32aの撓み変形に
伴って両接触用突起32bが外側に拡開されるようにな
っている。また、前記端子嵌合部32の基部には、左右
両外側に突出する爪32cが形成され、この爪32cが
前記ハウジング40側に形成された図略の溝内に圧入さ
れることにより、当該ハウジング40に端子30が固定
されるようになっている。
【0035】ハウジング40は、合成樹脂等の絶縁材料
で成形され、図8に示すような山部41と谷部42とを
交互に有しており、各谷部42の奥には前記各端子10
における薄板状の第2の接続部12が挿入可能な挿入溝
42aが形成されている。そして、各挿入溝42aと前
記端子嵌合部32の両接続撓み片32aで挟まれる空間
とを合致させるようにして、各端子30がハウジング4
0に組み込まれている。すなわち、各挿入溝42aに挿
入された端子10の第2の接続部12がそのまま両接続
撓み片32aの接触用突起32bの間に割り込み(端子
嵌合)、これら接触用突起32bと第2の接続部12と
が接続撓み片32aの弾性復帰力によって圧接するよう
になっている(図7の状態)。
【0036】さらに、この実施の形態では、図9に示す
ようにコネクタC2の各端子30が千鳥状に配され、X
方向についてのコネクタ寸法の削減が図られている。
【0037】以上示したコネクタC1,C2を用いれ
ば、例えば次の要領で回路基板P1,P2同士の電気的
接続を行いながら、両基板P1,P2を所定箇所に設置
することができる。
【0038】 コネクタC1における各端子10の第
1の接続部11を回路基板P1上の適当な導体の上に半
田付け等で固定することにより、同回路基板P1上にコ
ネクタC1を実装するとともに、コネクタC2における
各端子30の基板接続部31を回路基板P2上の適当な
導体の上に半田付け等で固定することにより、同回路基
板P2上にコネクタC2を実装する。各コネクタC1,
C2の実装位置は、次ののように両コネクタC1,C
2を結合した状態で両回路基板P1,P2が正規の相対
位置(次のに示す据え付け位置)に相互位置するよう
に設定する。
【0039】 コネクタC2の各挿入溝42にコネク
タC1における各端子10の第2の接続部12を差し込
むようにして当該第2の接続部12とコネクタC2にお
ける各端子30の端子嵌合部32とを図8のように嵌合
させる。すなわち、コネクタC1,C2同士を結合す
る。この結合により、両回路基板P1,P2に組み込ま
れている回路同士が電気的に接続される。
【0040】 前記コネクタC1,C2を結合した状
態のまま、両回路基板P1,P2を所定の据え付け箇所
(例えばキャビネットの内側面に形成された基板取付
部)に取付ける。この取付時において、両回路基板P
1,P2は、両コネクタC1,C2の結合によって所定
の相対位置(各回路基板P1,P2が前記据え付け箇所
に据え付け可能な相対位置)に位置することになるが、
各回路基板P1,P2へのコネクタC1,C2の実装位
置に誤差がある場合、または、前記据え付け箇所の設定
に誤差がある場合(例えばキャビネットの内側面に形成
された基板取付部の位置に誤差がある場合)には、その
誤差分だけ、回路基板P1,P2同士の相対位置関係が
回路基板P1,P2の据え付け箇所同士の相対位置関係
とずれることになる。
【0041】しかしながら、この実施の形態にかかるコ
ネクタC1では、コネクタC2に結合されている端子1
0の第2の接続部12及びこれを保持する第2の保持部
22が、当該端子10における中継部13の弾性変形及
びハウジング20における連結部24の弾性変形によ
り、回路基板P1側に固定されている第1の接続部11
及びこれを保持する第1の保持部21に対してX方向、
Y方向のいずれにも相対変位可能であるため、その相対
変位によって前記回路基板P1,P2同士の相対位置関
係のずれを吸収することが可能である。従って、当該相
対位置関係のずれがある場合にも、当該コネクタC1,
C2や回路基板P1,P2に大きな応力を生じさせるこ
となく、コネクタC1,C2を結合したまま回路基板P
1,P2を所定の据え付け位置に設置することができ
る。
【0042】第2の実施の形態(図11) この実施の形態では、前記図2に示した端子10に代
え、コネクタC1の端子として図11に示すような端子
10が用いられる。図示の端子10は、前記と同様に単
一の導電性板材を曲げ加工することにより形成され、両
端に第1の接続部11及び第2の接続部12を有し、か
つ、下段及び上段にそれぞれハウジング固定用の爪14
A,14Bを有するが、両接続部11,12を結ぶ中継
部15には、第1の薄板部15aと第2の薄板部15b
とが直列に設けられている。
【0043】第1の薄板部15aは、その板厚方向がY
方向(第1の方向)と平行な薄板状をなし、そのY方向
に撓み変形(曲げ弾性変形)可能となっている。これに
対し、第2の薄板部15bは、その板厚方向が前記Y方
向と直交するX方向(第2の方向)と平行な薄板状をな
し、そのX方向に撓み変形(曲げ弾性変形)可能となっ
ている。このような両薄板部15a,15bの板厚方向
の転換は、例えば図11に二点鎖線及び矢印で示すよう
な加工によって可能となる。すなわち、第1の薄板部1
5aに相当する薄板部分と第2の薄板部15bに相当す
る薄板部分(同図二点鎖線に示す部分)とを含む単一の
薄板部分を形成しておき、その途中部分で同図矢印のよ
うに垂直軸回りに90°曲げ加工するようにすればよ
い。
【0044】このような端子10においても、各薄板部
15a,15bの相互独立した撓み変形により、第2の
接続部12は第1の接続部12に対してX方向、Y方向
のいずれにも相対変位することが可能である。従って、
この端子10を前記第1の実施の形態と同様に前記図1
等に示したハウジング20に組み込むことにより、回路
基板P1に対して第2の接続部12及び第2の保持部2
2がX方向、Y方向のいずれにも相対変位可能なコネク
タC1を構成することができる。
【0045】第3の実施の形態(図12〜図15) この実施の形態においても、各端子10の両端に形成さ
れた第1の接続部11及び第2の接続部12は前記第1
の実施の形態及び第2の実施の形態と共通しているが、
両接続部11,12をつなぐ中継部16においては、そ
の幅寸法が板厚方向と同等の寸法となるように打ち抜か
れた細柱状となっている。
【0046】このように、中継部16の断面形状を小さ
な正方形状(すなわち板厚と幅とが同じ寸法である形
状)にしても、当該中継部16をX方向、Y方向のいず
れにも撓み可能な構造とすることが可能である。ただ
し、前記第1の実施の形態や第2の実施の形態で示した
構造にすれば、この第3の実施の形態で示した細柱状の
中継部16に比べて中継部13や中継部15の強度を高
く維持しながら、X方向及びY方向への弾性変形を実現
できる利点がある。
【0047】また、この第3の実施の形態では、前記端
子10において、中継部16の下端部に側方に突出する
突出部17Aが形成され、この突出部17Aの上端にこ
れと直交する方向に突出する突出部17Cが形成され、
また第2の接続部12の下端部に側方に突出する突条1
7Bが形成される一方、ハウジング20の第1の保持部
21及び第2の保持部22にそれぞれ側方に開口する凹
部21e,22gが形成され、前記凹部21eに前記突
出部17A,17Bが、凹部22gに突出部17Bがそ
れぞれ圧入されることにより、第1の保持部21に中継
部16の下端部及びこれにつながる第1の接続部11が
保持され、第2の保持部22に第2の接続部12が保持
されるようになっている。
【0048】このように、本発明ではハウジング20に
対する端子10の組み付け方向を問わない。
【0049】第4の実施の形態(図16) この実施の形態では、ハウジング20における第1の保
持部21と第2の保持部22とを連結する連結部26と
して、図16に示すような左右一対の柱部26aと、V
字部26bと、薄板部26cとを一体に有している。
【0050】両柱部26a及びV字部26bは、その板
厚方向がX方向と平行な薄板状をなしており、当該X方
向に撓み変形可能となっている。両柱部26aは、互い
にY方向に並んだ状態で第1の保持部21の長手方向両
端部から上向きに延び、その上端同士が前記V字部26
bを介してつながっている。V字部26bは、その中間
部が下向きに突出するV字状に屈曲し、前記柱部26a
とともに略M字状の曲がり部を形成しており、その曲が
り部分の弾性変形によってV字部26bの中間部が前記
X方向と直交するY方向に変位可能となっている。そし
て、この中間部と第2の保持部22の長手方向両端部と
がそれぞれ薄板部26cを介して連結されており、当該
薄板部26cは前記Y方向と平行な板厚方向を有してい
る。
【0051】この構造によれば、前記薄板部26cの板
厚やX方向の寸法が大きくて当該薄板部26cの撓み変
形が生じにくい場合でも、X方向と平行な板厚方向をも
つ薄板部分すなわち柱部26a及びV字部26bの当該
X方向の弾性変形及び当該Y方向の弾性変形(主にV字
部26bの弾性変形)によって、第1の保持部21に対
する第2の保持部22のX方向及びY方向への相対変位
を許容することができる。
【0052】第5の実施の形態(図17〜図22) この第5の実施の形態にかかるコネクタC1の主たる特
徴は次の2点である。
【0053】・第2の保持部22の構造について前記各
実施形態では、第2の保持部22が相手方のコネクタC
2と嵌合される構造とされているが、この第5の実施の
形態では、相手方の第2の回路基板P2の端部に図19
〜図22に示すような突出部(接続部)2が形成され、
その突出部2の表面に多数本の基板接続用導体4が平行
に配設されており、この突出部2が前記第2の保持部2
2に結合されることにより、前記基板接続用導体4及び
コネクタC1を介して第2の回路基板P2と第1の回路
基板P1とが電気的に接続されるようになっている。
【0054】具体的に、ハウジング20における第2の
保持部22には、その長手方向(X方向)に延びる挿入
溝23が形成され、この挿入溝23内に上方から前記第
2の回路基板P2の突出部2が挿入可能とされている。
【0055】前記ハウジング20には、図18に示すよ
うな端子10が組み込まれている。この端子10は、前
記図2に示した端子10と同様、第1の接続部11、第
2の接続部12、及び両接続部11,12をつなぐ中継
部13を一体に有するが、第2の接続部12が前記図2
に示したような単なる薄板状ではなく、図18に示すよ
うな基部12a、垂直部12b、水平部12c、及び接
触撓み片12dを連続して有する形状に打ち抜かれてい
る。
【0056】前記垂直部12bは、前記基部12aの外
側部分(図19に示すようにハウジング20に組み込ま
れた状態でその挿入溝23から遠い側の部分)から上方
に延び、水平部12cは垂直部12bの上端から内側
(図18では右側、図19では挿入溝23に向かう側)
に延びている。接触撓み片12dは前記水平部12cの
内側端から下方に延び、その下端に内側に突出する接触
用突起12eが形成されており、この接触用突起12e
は前記接触撓み片12dの撓み変形により水平方向外側
に変位可能となっている。
【0057】そして、各接触用突起12eが前記挿入溝
23内に突出するように、当該挿入溝23を挟んで左右
2列に端子10がハウジング20に組み込まれており、
当該挿入溝23内に回路基板P2の突出部2が挿入され
ることにより(図20及び図22)、当該突出部2に設
けられた各接続用導体4が左右両側の端子10の各接触
用突起12eにそれぞれ圧接するように(図20)、各
端子10の取付位置が設定されている。
【0058】・連結部27の形状について この第5の実施の形態においても、ハウジング20に第
1の保持部21と第2の保持部22とを連結する連結部
27が形成され、かつ、この連結部27がX方向、Y方
向のいずれにも弾性変形可能な形状を有している。
【0059】図17に示すように、前記連結部27は、
第1の保持部21の長手方向(X方向)両端から上方に
延びる薄板部27aと、この薄板部27aの上端から左
右方向(Y方向)に分岐する第1のアーム部27bと、
各第1のアーム部27bから第2の保持部22の外側を
通るようにしてX方向に延び、その端部が前記第2の保
持部22とつながる第2のアーム部27cとを一体に有
している。そして、薄板部27a及び第1のアーム部2
7bの板厚方向はX方向と平行な方向となっていて当該
X方向に薄板部27aが撓み変形可能であるのに対し、
第2のアーム部27cの板厚方向はY方向と平行な方向
となっていて当該Y方向に第2のアーム部27cが撓み
変形可能となっている。
【0060】このコネクタC1においても、端子10に
おける中継部13のX方向及びY方向の弾性変形によっ
て第1の接続部11に対する第2の接続部12のX,Y
両方向への相対変位が可能であるとともに、ハウジング
20における連結部27のX方向及びY方向への弾性変
形によって第1の保持部21に対する第2の保持部22
のX,Y両方向への相対変位が可能であるため、コネク
タC1が実装される第1の回路基板P1と、当該コネク
タC1に接続部2が嵌合される第2の回路基板P2との
相対位置関係にずれがある場合にも、これを前記第1の
接続部11及び第1の保持部21に対する第2の接続部
12及び第2の保持部22の相対変位によって吸収する
ことができ、大きな応力を発生させずに各回路基板P
1,P2を所定の据え付け箇所に配置することができ
る。
【0061】その他、本発明は例として次のような実施
の形態をとることも可能である。
【0062】・本発明では、前記ハウジング20の連結
部24,26,27を省略して第1の保持部21と第2
の保持部22とを完全に切り離すようにしてもよい。こ
の場合でも、端子10の組み込みにより、その中継部を
介して第1の保持部21と第2の保持部22とが相対変
位可能に連結されることになる。ただし、前記のような
X方向及びY方向に弾性変形可能な連結部24,26,
27を形成して予め両保持部21,22をつないでおく
ことにより、各端子10の強度的負担が軽減されるとと
もに、当該端子10をハウジング20へ組み込む作業も
より安定した状態で容易に行える利点がある。
【0063】・図例では、端子配列方向(X方向)を第
2の方向、これに直交する方向(Y方向)を第1の方向
としたが、本発明にいう第1の方向及び第2の方向はこ
れに限られず、回路基板と平行な方向であって互いに直
交する方向であればよい。また、各端子のレイアウトも
自由に設定すればよい。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明は、回路基板上に実
装される第1の接続部と相手方回路基板の接続部に接続
される第2の接続部との間に第1の方向及びこれと直交
する第2の方向とに弾性変形可能な中継部が介在する基
板用コネクタ端子であり、また、この基板用コネクタ端
子とハウジングとを備え、当該ハウジングにおいて前記
第1の接続部を保持する第1の保持部と前記第2の接続
部を保持する第2の保持部とが前記第1の方向と第2の
方向とに相対変位可能である基板用コネクタであるた
め、コネクタの大型を招くことなく、回路基板同士の位
置ずれを効果的に吸収しながら両基板の良好な接続がで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態において第1の回路
基板上に本発明にかかる基板用コネクタが実装された状
態を示す斜視図である。
【図2】前記基板用コネクタに設けられる基板用コネク
タ端子の斜視図である。
【図3】前記基板用コネクタ端子をハウジングに組み込
む前の状態を示す断面正面図である。
【図4】前記基板用コネクタ端子をハウジングに組み込
んだ状態を示す断面正面図である。
【図5】前記基板用コネクタ端子をハウジングに組み込
む前の状態を示す斜視図である。
【図6】前記基板用コネクタ端子をハウジングに組み込
んだ状態を示す斜視図である。
【図7】前記基板用コネクタと相手方の基板用コネクタ
とが結合された状態を示す断面斜視図である。
【図8】前記相手方の基板用コネクタが第2の回路基板
上に実装された状態を示す斜視図である。
【図9】前記相手方の基板用コネクタの平面図である。
【図10】前記相手方の基板用コネクタに設けられる端
子の斜視図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態にかかる基板用コ
ネクタ端子の斜視図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態にかかる基板用コ
ネクタにおいてハウジングに端子を組み込む前の状態を
示す斜視図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態にかかる基板用コ
ネクタにおいてハウジングに端子を組み込んだ状態を示
す斜視図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態にかかる基板用コ
ネクタにおいてハウジングに端子を組み込む前の状態を
示す断面側面図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態にかかる基板用コ
ネクタにおいてハウジングに端子を組み込んだ状態を示
す断面側面図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態において第1の回
路基板上に本発明にかかる基板用コネクタが実装された
状態を示す斜視図である。
【図17】本発明の第5の実施の形態にかかる基板用コ
ネクタの斜視図である。
【図18】図17に示される基板用コネクタに組み込ま
れる基板用コネクタ端子の斜視図である。
【図19】図17に示される基板用コネクタに第2の回
路基板の突出部が挿入される前の状態を示す断面側面図
である。
【図20】図17に示される基板用コネクタに第2の回
路基板の突出部が挿入された状態を示す断面側面図であ
る。
【図21】図17に示される基板用コネクタに第2の回
路基板の突出部が挿入される前の状態を示す斜視図であ
る。
【図22】図17に示される基板用コネクタに第2の回
路基板の突出部が挿入された状態を示す斜視図である。
【図23】従来の基板用コネクタの一例を示す斜視図で
ある。
【図24】図23に示される基板用コネクタの断面側面
図である。
【符号の説明】
C1 本発明にかかる基板用コネクタ C2 相手方の基板用コネクタ P1 第1の回路基板 P2 第2の回路基板 2 突出部(接続部) 4 接続用導体 10 基板用コネクタ端子 11 第1の接続部 12 第2の接続部 13,15,16 中継部 13a 湾曲部(曲がり部) 15a 第1の薄板部 15b 第2の薄板部 20 ハウジング 21 第1の保持部 22 第2の保持部 24,26,27 連結部 24a 第1の薄板部 24b 第2の薄板部 26a 柱部 26b V字部(曲がり部) 27a 薄板部(第1の薄板部) 27c 第2のアーム部(第2の薄板部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 義人 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 岡村 憲知 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 境 茂樹 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5E023 AA04 AA16 BB02 BB22 BB29 CC02 CC22 CC26 DD26 EE03 EE29 GG02 GG15 HH01 HH08 HH16 HH18 HH21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の回路基板上に実装され、この第1
    の回路基板とは別の第2の回路基板に設けられた接続部
    と嵌合することにより当該第2の回路基板と前記第1の
    回路基板とを電気的に接続する基板用コネクタに設けら
    れる基板用コネクタ端子であって、前記第1の回路基板
    上に実装される第1の接続部と、前記基板用コネクタに
    嵌合される第2の回路基板の接続部と電気的に接続され
    る第2の接続部と、前記第1の接続部と第2の接続部と
    をつなぐ中継部とを有し、かつ、この中継部は、前記第
    1の接続部に対する第2の接続部の相対変位を前記第1
    の回路基板に平行な第1の方向と当該第1の回路基板に
    平行でかつ前記第1の方向と直交する第2の方向とにつ
    いて許容するように弾性変形する形状をもつことを特徴
    とする基板用コネクタ端子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基板用コネクタ端子にお
    いて、前記中継部は、その少なくとも一部に、板厚方向
    が前記第1の回路基板と平行な薄板状をなして当該板厚
    方向と直交する平面上で曲がる形状の曲がり部を有する
    ことを特徴とする基板用コネクタ端子。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の基板用コネクタ端子にお
    いて、前記中継部に、板厚方向が前記第1の方向と平行
    な第1の薄板部と、板厚方向が前記第2の方向と平行な
    第2の薄板部とが直列に設けられていることを特徴とす
    る基板用コネクタ端子。
  4. 【請求項4】 第1の回路基板上に実装され、この第1
    の回路基板とは別の第2の回路基板に設けられた接続部
    と嵌合することにより当該第2の回路基板と前記第1の
    回路基板とを電気的に接続する基板用コネクタであっ
    て、請求項1〜3のいずれかに記載の基板用コネクタ端
    子と、この基板用コネクタ端子を保持するハウジングと
    を備え、このハウジングは、前記基板用コネクタ端子の
    第1の接続部を保持する第1の保持部と、前記第2の回
    路基板の接続部に嵌合可能でかつ前記基板用コネクタ端
    子の第2の接続部を保持する第2の保持部とを有し、前
    記第1の保持部に対して前記第2の保持部が前記第1の
    方向と第2の方向とに相対変位可能であることを特徴と
    する基板用コネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の基板用コネクタにおい
    て、前記ハウジングは、前記第1の保持部と前記第2の
    保持部とをつなぐ連結部を有し、かつ、この連結部は、
    前記第1の保持部に対する第2の保持部の相対変位を前
    記第1の方向と第2の方向とについて許容するように弾
    性変形する形状をもつことを特徴とする基板用コネク
    タ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の基板用コネクタにおい
    て、前記連結部に、板厚方向が前記第1の方向と平行な
    第1の薄板部と、板厚方向が前記第2の方向と平行な第
    2の薄板部とが直列に設けられていることを特徴とする
    基板用コネクタ。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の基板用コネクタにおい
    て、前記連結部は、その少なくとも一部に、板厚方向が
    前記第1の回路基板と平行な薄板状をなして当該板厚方
    向と直交する平面上で曲がる形状の曲がり部を有するこ
    とを特徴とする基板用コネクタ。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれかに記載の基板用
    コネクタにおいて、前記第2の保持部は前記第2の回路
    基板上に実装されたコネクタと嵌合するものであること
    を特徴とする基板用コネクタ。
  9. 【請求項9】 請求項4〜7のいずれかに記載の基板用
    コネクタにおいて、前記第2の保持部は前記第2の回路
    基板の端部であって表面に接続用導体が実装された部分
    と嵌合するものであることを特徴とする基板用コネク
    タ。
  10. 【請求項10】 表面に電気回路が形成された回路基板
    と、請求項4〜9のいずれかに記載の基板用コネクタと
    を備え、当該基板用コネクタにおける基板用コネクタ端
    子の第1の接続部が前記回路基板上に実装されているこ
    とを特徴とするコネクタ付回路基板。
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