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JP2002047473A - 接着剤および接着方法 - Google Patents

接着剤および接着方法

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Publication number
JP2002047473A
JP2002047473A JP2000235811A JP2000235811A JP2002047473A JP 2002047473 A JP2002047473 A JP 2002047473A JP 2000235811 A JP2000235811 A JP 2000235811A JP 2000235811 A JP2000235811 A JP 2000235811A JP 2002047473 A JP2002047473 A JP 2002047473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
silicone rubber
layer
molecule
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000235811A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Ueno
秀樹 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
GE Toshiba Silicones Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Toshiba Silicones Co Ltd filed Critical GE Toshiba Silicones Co Ltd
Priority to JP2000235811A priority Critical patent/JP2002047473A/ja
Publication of JP2002047473A publication Critical patent/JP2002047473A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 付加硬化型シリコーンゴム硬化物に対して
接着することが可能な接着方法、及び白金系触媒を含む
シリコーン硬化物にシリコーンゴム層や被着体を接着し
たシリコーンゴム成形品を提供する。 【解決手段】 白金系触媒を含むシリコーンゴム硬化
物表面に、第1成分として、分子中にケイ素原子に結合
したビニル基を有する、実質的に直鎖状で、粘度が10
〜8,000,000cpのポリオルガノシロキサン;
及び、第2成分として、分子中に平均2個を超える数の
ケイ素原子に結合した水素原子を末端に少なくとも1個
有するポリオルガノハイドロジェンシロキサンを含む接
着剤組成物を厚さ0.001〜10mmに載置し、圧着
した後に、これを室温下(20℃〜30℃)に放置又は
30℃以上に加熱して接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接着方法に係り、更
に詳細には白金系触媒を含むシリコーンゴム硬化物に対
するシリコーンゴム層の接着方法、当該接着方法を用い
た白金系触媒を含むシリコーンゴム硬化物とシリコーン
ゴム層を介してガラス、プラスチック、金属、木材、カ
ーボン等の被着体とを接着させる接着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、シリコーンゴム系接着剤とし
て、付加硬化型接着性液状シリコーンゴムおよび縮合硬
化型接着性液状シリコーンゴムなどが建築用途、電気電
子部品、自動車部品等幅広い各種用途に広く用いられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの接着性液状シ
リコーンゴムは加熱や室温による長期養生にて硬化させ
ながら所望の接着力を発現させるのが通常の方法である
が、硬化した付加硬化型シリコーンゴムに対しては付加
硬化型接着性液状シリコーンゴム、あるいは縮合硬化型
接着性液状シリコーンゴムを用いても充分な接着力は得
られなかった。
【0004】一般的に付加硬化型シリコーンゴムは硬化
させてしまうと、もはや反応性がないため、付加硬化型
シリコーンゴム硬化物に対して更に被着体と接着させる
には付加硬化型シリコーンゴム硬化物の表面を改質する
必要があり、これには手間と費用が嵩むという問題があ
った。
【0005】また、付加硬化型シリコーンゴム硬化物は
破損した場合にも破損部分を補修することができないた
め、シリコーンゴム成形品全体を新しいものと取り替え
なければならないという問題があった。
【0006】本発明は上記従来の問題を解決するために
なされた発明である。即ち、本発明は、付加硬化型シリ
コーンゴム硬化物、即ち白金系触媒を含むシリコーンゴ
ム硬化物に対して接着することが可能な接着方法、及び
白金系触媒を含むシリコーンゴム硬化物にシリコーンゴ
ム層や被着体を接着したシリコーンゴム成形品を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の接着方法は、白
金系触媒を含むシリコーン硬化物からなる第1層表面
に、第1成分として、分子中にケイ素原子に結合したビ
ニル基を有する、実質的に直鎖状で、粘度が10〜8,
000,000cpのポリオルガノシロキサン、及び第
2成分として、分子中にケイ素原子に結合した平均2個
を超える数の水素原子を末端に少なくとも1個有するこ
とを特長とするポリオルガノハイドロジェンシロキサン
を含む接着剤組成物を厚さ0.001〜20mmに適用
して第2層を形成する工程と、20℃〜30℃の環境下
に放置又は30℃以上に加熱して前記第2層を硬化させ
ながら前記第1層と接着させる工程とを具備する。
【0008】また、本発明の他の接着方法は、白金系触
媒を含むシリコーン硬化物からなる第1層表面に、第1
成分として、分子中にケイ素原子に結合したビニル基を
有する、実質的に直鎖状で、粘度が10〜8,000,
000cpのポリオルガノシロキサン、及び第2成分と
して、分子中にケイ素原子に結合した平均2個を超える
数の水素原子を末端に少なくとも1個有することを特長
とするポリオルガノハイドロジェンシロキサンを含む接
着剤組成物を厚さ0.001〜20mmに適用して第2
層を形成する工程と、前記第2層の上に、ガラス、プラ
スチック、金属、木材、及びカーボンからなる群から選
択される材料で形成された第3層を積層する工程と、
20℃〜30℃の環境下に放置又は30℃以上に加熱し
て前記第2層を硬化させながら前記第1層と接着させる
工程とを具備する。
【0009】上記接着方法において、前記接着剤として
は、下記の組成物からなるものが挙げられる。
【0010】即ち、該組成物とは、第1成分として、分
子中にケイ素原子に結合したビニル基を有する、実質的
に直鎖状で、粘度が10〜8,000,000cpのポ
リオルガノシロキサン;及び第2成分として、第2成分
がケイ素原子に結合した平均2個を超える数の水素原子
を末端に少なくとも1個有することを特長とするポリオ
ルガノハイドロジェンシロキサンを含む接着剤組成物で
ある。
【0011】本発明の接着方法では、白金系触媒を含む
シリコーンゴム硬化物の表面に下記;第1成分として、
分子中にケイ素原子に結合したビニル基を有する、実質
的に直鎖状で、粘度が10〜8,000,000cpの
ポリオルガノシロキサン;及び 第2成分として、第2
成分がケイ素原子に結合した平均2個を超える数の水素
原子を末端に少なくとも1個有することを特長とするポ
リオルガノハイドロジェンシロキサンを含む組成物から
なる接着剤を塗布してから室温(20℃〜30℃)下に
放置して硬化させる。或いは30℃以上に加熱しても良
い。
【0012】そのため従来不可能であると認識されてき
た付加硬化型シリコーン硬化物に対する接着が可能とな
った。なお、本発明の方法によれば、付加硬化型シリコ
ーンゴム硬化物、即ち白金系触媒を含むシリコーンゴム
硬化物に接着パテのみを接着してもよく、更にこの上に
ガラス、プラスチック、金属、木材、カーボン等の被着
体を載せて接着しても良い。
【0013】本発明の方法による接着の機構は以下のよ
うにして行われると考えられる。
【0014】白金触媒を含むシリコーンゴム硬化物上に
接着剤を配置することにより、硬化物中の白金系触媒が
接着パテにも作用し、そのため接着剤が前記シリコーン
ゴム硬化物と接着しながら硬化するものと考える。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
接着方法について説明する。
【0016】本発明で使用する接着パテに用いられる1
成分のビニル基含有ポリオルガノシロキサンは本発明に
用いられるポリオルガノシロキサン組成物のベースポリ
マーとなる成分である。
【0017】第1成分は付加反応によって架橋して網状
分子となり、弾性接着剤層を形成させるには、ケイ素原
子に結合したビニル基を1分子中に2個以上有し、塑性
接着剤層を形成させる場合には、該ビニル基を1分子中
に1個以上、平均2個未満有する。
【0018】硬さの低いものが必要な場合を除き、第1
成分としては、シリコーンゴムの特性を生かした、機械
的強度に優れた弾性接着剤層を形成させて、応力を吸収
する前者の方が好ましい。
【0019】第1成分のシロキサン骨格は、実質的に直
鎖状であり、若干の分岐や三次元構造が存在してもよ
い。第1成分の粘度、すなわちシロキサン単位数は、1
0〜8,000,000cpであり、好ましくは100
〜10,000cp、さらに好ましくは500〜8,0
00cpの範囲である。
【0020】粘度が10cp未満では組成物に粘着性や
流動性を生じ、接着剤としての作業性が劣るからであ
る。一方、粘度が8,000,000cpを越えるもの
は合成しにくいばかりでなく、充填剤などの混合を行い
にくい。
【0021】第1成分のケイ素原子に結合するビニル基
以外の有機基としては、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、オクチル、デシル、ドデシ
ルのような直鎖状または分岐状のアルキル基;シクロヘ
キシルなどのシクロアルキル基;フェニル、トリル、キ
シリルなどのアリール基;2-フェニルエチル、2-フェ
ニルプロピルのようなアラルキル基;クロロメチル、ク
ロロフェニル、3,3,3-トリフルオロプロピルのよ
うな1価の置換炭化水素基などが例示される。
【0022】これらのうち、耐熱性、耐寒性、耐候性な
ど、シリコーン系接着剤の利点を良好に発揮できること
から、92モル%以上がメチル基であることが好まし
く、実質的に全てメチル基でもよい。接着剤に耐寒性が
求められるときはフェニル基、耐油性が求められるとき
は3,3,3-トリフルオロプロピル基など、要求特性
に応じて適宜他の基を併用することができる。
【0023】第1成分の分子鎖末端は、置換または非置
換の1価の炭化水素基のみがケイ素原子に結合したトリ
オルガノシロキサン単位であることが好ましく、このよ
うなシロキサン単位として、トリメチルシロキサン単
位、ジメチルフェニルシロキサン単位、メチルジフェニ
ルシロキサン単位のようなビニル基を含まないもの;お
よび好ましくはジメチルビニルシロキサン単位、メチル
フェニルビニルシロキサン単位のようなビニル基を含む
ものが例示されるが、水酸基や;メトキシ、エトキシの
ようなアルコキシ基が存在していても良い。
【0024】本発明に用いられる第2成分ポリオルガノ
ハイドロジェンシロキサンは、分子中に含まれるヒドロ
シリル基が第1成分中のビニル基への付加反応を行うこ
とにより、第1成分の架橋剤として機能するものであ
り、網状構造の硬化物を形成させるために、1分子中
に、ケイ素原子に結合した水素原子を平均2個越える数
を有し、さらには末端に少なくとも1個有する。
【0025】シロキサン単位のケイ素原子に結合した有
機基としては、前述の第1成分にお個るビニル基以外の
有機基と同等のものが例示され、それらの中でも、合成
が容易な点や第1成分の相性性からメチル基が最も好ま
しい。
【0026】第2成分のシロキサン骨格は直鎖状であ
り、粘度は特に限定されないが、合成が容易で、かつ保
存中や酸化反応を加熱によって行う場合に揮発しないこ
とから、10〜200cpが好ましい。
【0027】第2成分の具体例としては分子末端がジメ
チルハイドロジェンシロキサン単位のようなヒドロシリ
ル基を有する単位と、分子中に少なくとも1個有する直
鎖状ポリオルガノハイドロジェンシロキサンなどが挙げ
られる。
【0028】本発明において、接着剤層の形成に用いら
れるポリオルガノシロキサン組成物は、上述の第1成分
および第2成分を含むものである。
【0029】該組成物においては、第1成分中のビニル
基と第2成分中のケイ素原子に結合した水素原子の比
は、かなり広範囲に、たとえば該ビニル基1個に対して
該水素原子の数が0.1〜100個の範囲に設定するこ
とができる。
【0030】第1成分に対する第2成分の配合量は、第
1成分のビニル基含有量と第2成分のヒドロシリル基含
有量によっても異なるが、第1成分の100重量部に対
して第2成分が通常0.1〜50重量部、好ましくは
0.1〜20重量部である。
【0031】第2成分が50重量部を越えると、接着剤
層に十分な物理的性質を与えることができない。
【0032】本発明に用いられるポリオルガノシロキサ
ン組成物は、上述の第1成分および第2成分を含むもの
であり、必要に応じて充填剤、接着性付与剤、耐熱性向
上剤、難燃化剤などを配合することができる。
【0033】なお、この系では硬化反応用触媒を別途に
保存するため、硬化抑制剤を特に配合する必要はない
が、これを用いる場合は、接着性の発現を阻害すること
があるので、注意を要する。
【0034】充填剤は、ポリオルガノシロキサン組成物
に適切な可塑度と作業性を与え、かつ硬化後の接着剤層
に必要な機械的性質を与えるためのもので、補強性およ
びまたは非補強性の充填剤を含有することができる。
【0035】良好な作業性を有する接着剤を得るために
は、充填剤の少なくとも一部は、粒子径が20μm以下
のシリカ系充填剤であることが好ましい。補強性充填剤
としては、煙霧質シリカ、シリカアエロゲル、沈殿シリ
カのようなシリカ微粉末が例示され、そのまま用いても
良いし、表面を疎水化するために有機ケイ素化合物で処
理しても良い。
【0036】表面処理に用いられる有機ケイ素化合物と
しては、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシ
ラン、ヘキサメチルジシラザン、オクタメチルシクロテ
トラシロキサンなどが例示され、組成物の作業性が優れ
ていることから、ヘキサメチルジシラザンが特に好まし
い。
【0037】処理は、シリカ微粉末の表面に、処理に用
いられる有機ケイ素化合物を常温または高温で気相また
はn−ヘキサンのような不活性溶媒を用いる液相によっ
て吸着させ、熱処理して該シリカ微粉末表面のシラノー
ル基をオルガノシリル化することによって行うことがで
きる。また、補強性充填剤を第1成分と混練りする工程
で、ヘキサメチルジシラザンのような有機ケイ素化合物
とともに加熱混練りすることにより、処理を行っても良
い。
【0038】非補強性充填剤としては、けいそう土、粉
砕石英のようなシリカをはじめ、酸化チタン、アルミ
ナ、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、カ
ーボンブラックなどが例示される。
【0039】充填剤の配合量は特に限定されないが、第
1成分100重量部に対して5〜500重量部が好まし
く、10〜400重量部がさらに好ましい。
【0040】5重量部未満だと十分な機械的性能が得ら
れず、また500重量部を越えると粘度が高くなるばか
りか硬化後の接着剤層にゴム弾性が得られない。
【0041】接着付与剤としては、3-グリシドキシプ
ロピル、2-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチ
ル、ビニル、3-メタクリロキシプロピル、3-アクリロ
キシプロピルのようなエポキシ基またはオレフィン性二
重結合を有する基から選ばれる少なくとも1種の炭素官
能基を有し、かつケイ素原子に結合したメトキシ、エト
キシ、2-メトキシエトキシのような置換または非置換
のアルコキシ基が用いられる。
【0042】また、他の接着性付与剤として、ケイ素原
子に結合したメトキシ、エトキシ、プロポキシ、2-メ
トキシエトキシのような置換または非置換のアルコキシ
基を有するケイ素官能性イソシアヌレートも用いられ
る。
【0043】このような接着性付与剤としては、3-グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、3-グリシド
キシプロピルトリエトキシシラン、3-グリシドキシプ
ロピル(メチル)ジメトキシシラン、2-(3,4-エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、2-
(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキ
シシラン、2-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチ
ル(メチル)ジメトキシシランのようなエポキシ基含有
シランおよびそれらの部分加水分解縮合物;3-メタク
リロキシプロピルトリメトキシシラン、3-メタクリロ
キシプロピルトリエトキシシラン、3-メタクリロキシ
プロピル(メチル)ジメトキシシランのような(メタ)
アクリル基含有シランおよびそれらの部分加水分解縮合
物;ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、ビニルトリス(2-メトキシエトキシ)シランの
ようなビニル基含有シランおよびそれらの部分加水分解
縮合物;3-グリシドキシ基と2-(トリメトキシシリ
ル)エチル基を含有するメチルシロキサンのような鎖状
シロキサン;トリス(3-トリメトキシシリルプロピ
ル)イソシアヌレートのようなシアヌル環含有有機ケイ
素化合物などが例示される。
【0044】次に接着に用いる際に、接着剤の厚さは1
0mm以下が好ましく、0.01〜5mmがさらに好ま
しい。厚さが10mmを超えると、中心部の硬化が不十
分なことがある。
【0045】混練りおよび予備成形は、常温でおこなう
ことができ、必要に応じて、たとえば50〜200℃の
温度に加熱して行なってもよい。
【0046】次に白金系触媒を含むシリコーンゴム硬化
物について説明する。
【0047】白金系触媒を含むシリコーンゴム硬化物の
白金量は0.1〜1000ppm、好ましくは1〜20
0ppmである。この量が0.1ppm未満では接着パ
テの硬化が進まず、また1000ppmを超えるとその
配合量にみあう効果がないばかりか経済的に不利であ
る。
【0048】白金系触媒は塩化白金酸、塩化白金酸とア
ルコールとを加熱して得られる錯体混合物、白金-オレ
フィン錯体、白金-ビニルシロキサン錯体、白金-トリフ
ェニルホスフィン錯体のような白金化合物、パラジウム
-ホスフィン錯体のようなパラジウム化合物、ロジウム-
ホスフィン錯体のようなロジウム化合物、アルミナ、シ
リカ、カーボンなどの担体に白金またはパラジウムを担
持させたものなどが例示される。
【0049】さらに白金系触媒を含むシリコーン硬化物
の硬化方法は付加硬化型が最も望ましいが、有機過酸化
物硬化型においてもその効果を発揮する。
【0050】さらにまた、この接着剤を用いてシリコー
ンゴム硬化物に接着する際の方法について説明する。
【0051】シリコーンゴム硬化物としてパーソナルコ
ンピューター用の一体型キーボードトップを例として説
明する。
【0052】まず、下記要領で、両末端がジメチルビニ
ルシリル基で封鎖された25℃での粘度が1,000,
000cpであるジメチルシロキサンポリマー100
部、比表面積が300cm/gである煙霧質シリカ4
0部、ヘキサメチルジシラザン8部、水1部をニーダー
に仕込み、常温で1時間攪拌を行なった後、150℃に
昇温し、2時間保温混合を行なった。その後、混合物を
常温迄冷却し、これに両末端がジメチルビニルシリル基
で封鎖された25℃での粘度が10,000cpである
ジメチルシロキサンポリマーをさらに20部、および2
5℃での粘度が10cpであるメチルハイドロジェンポ
リシロキサンを3部、けい素原子に直結したビニル基を
5mol%含有する25℃での粘度が1000cpであ
るビニルメチルポリシロキサン4部、常温における硬化
までの時間を延長させるためのアセチレンアルコールを
0.1部、白金-ビニルシロキサン錯体を100ppm
添加し、均一になるまでよく混合した。
【0053】得られた未硬化シリコーンゴム組成物を金
型に入れて、温度170℃、圧力100kg/cm
10分間プレス加硫を行い、脱型した後、200℃のオ
ーブン中で4時間の加熱加硫を行なって、長さ280m
m、幅100mm、高さ10mm、厚さ2mmのシリコ
ーンゴム製キーボードを成形した。
【0054】次に、このようにして得たシリコーンゴム
硬化物としての一体成形キーボードトップに200μm
厚に調製した接着剤を硬化接着させる場合の方法につい
て説明する。 図1及び図2は本発明の接着方法を実施
する一体成形型キーボードトップ1の垂直断面図であ
り、図3は本発明の接着方法の手順を図示したフローチ
ャートである。
【0055】いま、この一体成形型キーボードトップ1
の状面1A上に上述したフィルム状の接着剤2を配置す
る(図1/ステップ1)。
【0056】次いで、この接着剤2が配置されたキーボ
ードトップ1を室温(25℃)で12時間放置し(図2
/ステップ2)、接着剤をキーボードトップに対して硬
化接着させる。
【0057】このようにして得られた積層体は、シリコ
ーンゴム硬化物としてのキーボードトップ1と接着剤2
とが直接隣接配置された2層構造を備えており、接着剤
層などの中間層は存在しない。
【0058】以上詳述したように、本発明の接着方法に
よれば、白金系触媒を含むシリコーンゴム硬化物に対し
て、第一成分として、分子中にケイ素原子に結合したビ
ニル基を有する、実質的に直鎖状で、粘度が10〜8,
000,000cpのポリオルガノシロキサン;及び第
2成分として、分子中にケイ素原子に結合した平均2個
を超える数の水素原子を末端に少なくとも1個有するこ
とを特長とするポリオルガノハイドロジェンシロキサン
を含み、粘度が10〜8,000,000cpのポリオ
ルガノシロキサン組成物からなる接着剤を配置し、しか
る後に前記シリコーンゴム硬化物と前記接着剤が硬化接
着するので接着剤がシリコーンゴム硬化物表面に対して
直接接着される。
【0059】これはシリコーン硬化物中の白金成分が接
着パテ側に作用して接着作用を引出したものと考えられ
る。
【0060】なお、本発明は上記実施形態の範囲には限
定されない。例えば、上記実施形態ではシリコーンゴム
に接着剤を配置させて、シリコーンゴム硬化物と接着剤
とを接着した2層構造としたが、この接着剤をシリコー
ンゴム硬化物とガラス、プラスチック、金属、木材、カ
ーボン等の被着体の間に挟持させ、しかる後に室温ある
いは適当な温度に加熱することにより、被着体をシリコ
ーンゴム硬化物に対して接着させることも可能である。
【0061】この場合にはシリコーン硬化物、接着剤、
及び被着体の3層構造を備えた積層体が形成される。
【0062】(実施例1)以下、本発明の実施例1につ
いて説明する。
【0063】下記の割合でミラブル型シリコーンゴム組
成物を調整し、このシリコーンゴム組成物を硬化させ
た。 ミラブル型シリコーンゴム 100重量部 付加硬化剤A剤 0.5重量部 付加硬化剤B剤 2.0重量部 上記硬化物を、縦80mm×横25mm×厚さ2mmの
金型キャビティー内に入れ、170℃×10分の条件下
でプレスし、脱型した後、200℃のオーブン中で4時
間の加熱硬化を行なって、ミラブル型シリコーンゴム試
験体を得た。配合後の試験体の白金含有量は85ppm
であった。
【0064】一方下記の方法で接着剤組成物を配合し
た。
【0065】両末端がジメチルビニルシリル基で封鎖さ
れ、ジメチルシロキサン単位99.8mol%およびメ
チルビニルシロキサン単位0.2mol%からなる粘度
60,000cpのポリジオルガノシロキサン100重
量部に比表面積300m/gの煙霧質シリカ60重量
部、ヘキサメチルジシラザン12重量部、水6重量部を
配合し、万能混練機により室温で1時間混練し、該シリ
カ表面をトリメチルシリル化した後、温度を150℃に
上げてさらに2時間混練し、生じた分解残渣を除去し
た。
【0066】その後、温度を室温まで下げて、両末端に
1個および側鎖に5mol%の水素基を有するメチルハ
イドロジェンシロキサン単位からなる、粘度50cpの
ポリハイドロジェンシロキサン3重量部を配合して混練
し、接着剤を得た。
【0067】上記組成物に対して、接着剤が縦20mm
×横25mm×厚さ0.4mmの形状になるように塗布
し、上記試験体を2枚を貼り合わせてせん断引張り試験
用の試験片を作成した。
【0068】図4は完成した試験片の断面図である。
【0069】25℃の環境で12時間放置したところ、
接着剤は硬化し、試験体と接着していた。
【0070】この、接着が完了した試験片についてせん
断引張り試験をおこなった。せん断引張り試験について
は、島津社製オートグラフAG1000Dを用いて引張
り速度、10mm/分で試験した。その結果、試験体が
破断した。破断時の引張り強度は5MPaであった。
【0071】(比較例1)以下、本発明の比較例1につ
いて説明する。
【0072】下記の割合でミラブル型シリコーンゴム組
成物を調整し、このシリコーンゴム組成物を硬化させ
た。 ミラブル型シリコーンゴム I 100重量部 付加硬化剤A剤 0.5重量部 付加硬化剤B剤 2.0重量部 配合後のIの白金含有量は85ppmであった。
【0073】上記硬化物を、縦80mm×横25mm×
厚さ2mmの金型キャビティー内に入れ、170℃×1
0分の条件下でプレスし、脱型した後、200℃のオー
ブン中で4時間の加熱硬化を行なって、実施例1と同様
にミラブル型シリコーンゴム試験体を得た。
【0074】硬化後の試験体の白金含有量は85ppm
であった。
【0075】一方下記の方法で接着剤組成物を配合し
た。
【0076】両末端がジメチルビニルシリル基で封鎖さ
れ、ジメチルシロキサン単位99.8mol%およびメ
チルビニルシロキサン単位0.2mol%からなる粘度
60000cpのポリジオルガノシロキサン100重量
部に比表面積300m/gの煙霧質シリカ60重量
部、ヘキサメチルジシラザン12重量部、水6重量部を
配合し、万能混練機により室温で1時間混練りし、該シ
リカ表面をトリメチルシリル化した後、温度を150℃
に上げてさらに2時間混練りし、生じた分解残渣を除去
した。
【0077】その後、温度を室温まで下げて、末端以外
の側鎖に5mol%の水素基を有するメチルハイドロジ
ェンシロキサン単位からなる、粘度50cpのポリハイ
ドロジェンシロキサン3重量部を配合して混練りし、接
着剤を得た。
【0078】25℃の環境で12時間放置したところ、
接着剤は硬化したが、試験体は剥離した。
【0079】(実施例2)以下、本発明の実施例2につ
いて説明する。
【0080】下記の方法で射出成形用付加硬化型液状シ
リコーンゴム(LIM)を硬化させた。 射出成形用付加硬化型液状シリコーンゴム(A剤) 50重量部 射出成形用付加硬化型液状シリコーンゴム(B剤) 50重量部 LIM(A剤)、(B剤)を1:1混合した後、アーブ
ルグ社製射出成形機を用いて、170℃×3分の条件で
キーボードを成形した。
【0081】LIM(A剤)には白金系触媒が配合され
ており、出来上がった成形品の白金含有量を調べたとこ
ろ、100ppmであった。
【0082】一方、実施例1で配合した接着剤にさらに
3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシランを1重
量部配合し、接着剤を得た。
【0083】上記組成物を用いて、縦8mm×横5mm
×厚さ0.2mmの形状に接着剤を塗布し、この接着剤
を上記キイボードトップ表面に置き、更にその上に適当
な大きさにカットした0.1mm厚のPETフィルムを
置いて、圧着した。
【0084】図5はキイボードトップに接着剤を介して
PETフィルムを接着した状態を示した垂直断面図であ
る。
【0085】室温(25℃)×相対湿度(60%)の環
境で12時間放置したところ、接着剤は硬化し、PET
フィルムとLIMとに強固に接着していた。
【0086】(比較例2)以下、本発明の比較例2につ
いて説明する。
【0087】下記の方法で射出成形用付加硬化型液状シ
リコーンゴム(LIM)組成物を調整し、このシリコー
ンゴム組成物を硬化させた。 射出成形用付加硬化型液状シリコーンゴム(A剤) 50重量部 射出成形用付加硬化型液状シリコーンゴム(B剤) 50重量部 LIM(A剤)、(B剤)を1:1混合した後、アーブ
ルグ社製射出成形機を用いて、170℃×3分の条件で
キーボードを成形した。
【0088】LIM(A剤)には白金系触媒が配合され
ており、出来上がった成形品の白金含有量を調べたとこ
ろ、100ppmであった。
【0089】このキーボードトップ表面に1成分縮合硬
化型アルコールタイプシリコーンシーラントを塗布し、
さらにその上に適当な大きさにカットし0.1mm厚の
PETフィルムを置いて圧着し、室温(25℃)×相対
湿度(60%)の雰囲気下で3日間放置した。
【0090】放置後の試験片の接着状態を確認したとこ
ろ、PETフィルムと1成分縮合硬化型アルコールタイ
プシリコーンシーラントは接着していたが、LIMと1
成分縮合硬化型アルコールタイプシリコーンシーラント
は剥離した。
【0091】(実施例3)以下、本発明の実施例3につ
いて説明する。
【0092】下記の方法で射出成形用付加硬化型液状シ
リコーンゴム(LIM)組成物を調整し、このシリコー
ンゴム組成物を硬化させた。 射出成形用付加硬化型液状シリコーンゴム(A剤) 50重量部 射出成形用付加硬化型液状シリコーンゴム(B剤) 50重量部 LIM(A剤)、(B剤)を1:1混合した後、アーブ
ルグ社製射出成形機を用いて、170℃×3分の条件で
キーボードを成形した。
【0093】LIM(A剤)には白金系触媒が配合され
ており、出来上がった成形品の白金含有量を調べたとこ
ろ、100ppmであった。
【0094】一方、実施例1で配合した接着剤にさらに
3-メタクリロキシプロピルトリメトキシシランを1重
量部配合し、接着剤を得た。
【0095】上記組成物を用いて、縦8mm×横5mm
×厚さ0.2mmの形状に接着剤を塗布し、この接着剤
を上記キイボードトップ表面に置き、更にその上に適当
な大きさにカットした0.1mm厚のポリカーボネート
フィルムを置いて圧着した。
【0096】80℃のオーブン下で30分間放置したと
ころ、接着剤は硬化し、ポリカーボネートフィルムとL
IMとに強固に接着していた。
【0097】(比較例3)以下、本発明の比較例3につ
いて説明する。
【0098】下記の方法で射出成形用付加硬化型液状シ
リコーンゴム(LIM)組成物を調整し、このシリコー
ンゴム組成物を硬化させた。 射出成形用付加硬化型液状シリコーンゴム(A剤) 50重量部 射出成形用付加硬化型液状シリコーンゴム(B剤) 50重量部 LIM(A剤)、(B剤)を1:1混合した後、アーブ
ルグ社製射出成形機を用いて、170℃×3分の条件で
キーボードを成形した。
【0099】LIM(A剤)には白金系触媒が配合され
ており、出来上がった成形品の白金含有量を調べたとこ
ろ、100ppmであった。
【0100】このキーボードトップ表面に1成分付加硬
化型シリコーン接着剤(RTV)を縦8mm×横5mm
×厚さ0.2mmの条件で塗布し、さらにその上に適当
な大きさにカットし0.1mm厚のポリカーボネートフ
ィルムを置いて圧着し、80℃雰囲気のオーブン下で3
時間放置した。
【0101】取出し後の試験片の接着状態を確認したと
ころ、RTVの硬化は確認されなかった。
【0102】そこで、130℃雰囲気のオーブン下で3
0分間放置したところ、RTVの硬化は確認されたが、
LIMと部分剥離し、さらにはポリカーボネートフィル
ムが熱溶融する結果となった。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、シリコーンゴム硬化物
に対して首尾よく被着体を接着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接着方法を実施する一体成形キイボー
ドトップの垂直断面図である。
【図2】本発明の接着方法を実施する一体成形キイボー
ドトップの垂直断面図である。
【図3】本発明の接着方法の手順を図示したフローチャ
ートである。
【図4】せん断引張り試験用試験片の断面図である。
【図5】キイボードトップに接着剤を介してPETフィ
ルムを接着した状態を示した垂直断面図である。
【符号の説明】
1……キイボードトップ(シリコーンゴム硬化物)、2
……接着剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 183/05 C09J 183/05 Fターム(参考) 4F100 AA37C AB01C AB24A AG00C AK01C AK11B AK11G AK52A AK52B AK52G AL05B AP00C BA02 BA03 BA07 BA10A BA10C EJ08 EJ08A EJ082 EJ17 EJ172 GB08 GB33 GB41 JA06B JL08A YY00A YY00B 4J035 CA02U CA14U GA01 HA01 HB03 4J040 EK042 EK091 GA01 GA05 GA07 HA096 HD41 HD43 KA14 LA06 LA07 LA08 MA02 MA05 MA08 MA10 MA16 MB03 NA05 NA19 PA11 PA30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白金系触媒を含むシリコーン硬化物から
    なる第1層表面に、第1成分として、分子中にケイ素原
    子に結合したビニル基を有する、実質的に直鎖状で、粘
    度が10〜8,000,000cpのポリオルガノシロ
    キサン、及び第2成分として分子中に平均2個を超える
    数のケイ素原子に結合した水素原子を有するポリオルガ
    ノハイドロジェンシロキサンを含む接着剤組成物を厚さ
    0.001〜20mmに適用して第2層を形成する工程
    と、 20℃〜30℃の環境下に放置又は30℃以上に加熱し
    て前記第2層を硬化させながら前記第1層と接着させる
    工程と、を具備する接着方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の接着方法であって、前
    記第1成分がケイ素原子に結合したビニル基を1分子中
    に2個以上有することを特長とする接着方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の接着方法であって、前
    記第2成分がケイ素原子に結合した水素原子を末端に少
    なくとも1個有することを特長とする接着方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載の接着方法で
    あって、前記シリコーンゴム硬化物に含まれる白金系触
    媒の含有量が0.1〜1,000ppmであることを特
    徴とする接着方法。
  5. 【請求項5】 白金系触媒を含むシリコーン硬化物から
    なる第1層表面に、第1成分として、分子中にケイ素原
    子に結合したビニル基を有する、実質的に直鎖状で、粘
    度が10〜8,000,000cpのポリオルガノシロ
    キサン、及び第2成分として分子中に平均2個を超える
    数のケイ素原子に結合した水素原子を有するポリオルガ
    ノハイドロジェンシロキサンを含む接着剤組成物を厚さ
    0.001〜20mmに適用して第2層を形成する工程
    と、 前記第2層の上に、ガラス、プラスチック、金属、木
    材、及びカーボンからなる群から選択される材料で形成
    された第3層を積層する工程と、20℃〜30℃の環境
    下に放置又は30℃以上に加熱して前記第2層を硬化さ
    せながら前記第1層と接着させる工程とを具備する接着
    方法。
  6. 【請求項6】 白金系触媒を含むシリコーン硬化物から
    なる第1層表面に、第1成分として、分子中にケイ素原
    子に結合したビニル基を有する、実質的に直鎖状で、粘
    度が10〜8,000,000cpのポリオルガノシロ
    キサン、及び第2成分として分子中に平均2個を超える
    数のケイ素原子に結合した水素原子を有するポリオルガ
    ノハイドロジェンシロキサンを含む接着剤硬化物で形成
    された厚さ0.001〜20mmの第2層とを具備する
    シリコーンゴム成形品。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の接着方法であって、前
    記第1成分がケイ素原子に結合したビニル基を1分子中
    に2個以上有することを特長とするシリコーンゴム成形
    品。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の接着方法であって、前
    記第2成分がケイ素原子に結合した水素原子を末端に少
    なくとも1個有することを特長とするシリコーンゴム成
    形品。
  9. 【請求項9】 請求項6、7又は8に記載の接着方法で
    あって、前記シリコーンゴム硬化物に含まれる白金系触
    媒の含有量が0.1〜1,000ppmであることを特
    徴とする接着方法。
  10. 【請求項10】 白金系触媒を含むシリコーン硬化物か
    らなる第1層表面に、第1成分として、分子中にケイ素
    原子に結合したビニル基を有する、実質的に直鎖状で、
    粘度が10〜8,000,000cpのポリオルガノシ
    ロキサン、及び第2成分として分子中に平均2個を超え
    る数のケイ素原子に結合した水素原子を有するポリオル
    ガノハイドロジェンシロキサンを含む接着剤硬化物を厚
    さ0.001〜20mmに適用して第2層と、ガラス、
    プラスチック、金属、木材、及びカーボンからなる群か
    ら選択される材料で形成され、前記第2層に積層された
    第3層とを具備するシリコーンゴム成形品。
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