JP2002046874A - 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
給紙装置及びこれを備えた画像形成装置Info
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- JP2002046874A JP2002046874A JP2000234933A JP2000234933A JP2002046874A JP 2002046874 A JP2002046874 A JP 2002046874A JP 2000234933 A JP2000234933 A JP 2000234933A JP 2000234933 A JP2000234933 A JP 2000234933A JP 2002046874 A JP2002046874 A JP 2002046874A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シートの厚さや剛性に拘らず確実にシートを
給送することのできる給紙装置及びこれを備えた画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 正逆転可能な駆動軸3と給送手段1との
間に第1駆動伝達部15を設け、この第1駆動伝達部1
5により、駆動軸3がシート送り出し方向と逆方向に回
転したときに駆動軸3の回転を給送手段1に伝達して給
送手段1をシート送り出し方向に回転させる。また、駆
動軸3と給送手段34との間に第2駆動伝達部16を設
け、この第2駆動伝達部16により、駆動軸3がシート
送り出し方向に回転したときに駆動軸3の回転を給送手
段34に伝達して給送手段34をシート送り出し方向に
回転させるようにすることにより、駆動軸3の回転方向
に応じて第1及び第2駆動伝達部15,16により選択
的に駆動軸3の回転を給送手段1,34に伝達し、初期
給紙圧の高い逆転系及び給紙圧が一定の順転系両方の給
送性能を備えるようにする。
給送することのできる給紙装置及びこれを備えた画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 正逆転可能な駆動軸3と給送手段1との
間に第1駆動伝達部15を設け、この第1駆動伝達部1
5により、駆動軸3がシート送り出し方向と逆方向に回
転したときに駆動軸3の回転を給送手段1に伝達して給
送手段1をシート送り出し方向に回転させる。また、駆
動軸3と給送手段34との間に第2駆動伝達部16を設
け、この第2駆動伝達部16により、駆動軸3がシート
送り出し方向に回転したときに駆動軸3の回転を給送手
段34に伝達して給送手段34をシート送り出し方向に
回転させるようにすることにより、駆動軸3の回転方向
に応じて第1及び第2駆動伝達部15,16により選択
的に駆動軸3の回転を給送手段1,34に伝達し、初期
給紙圧の高い逆転系及び給紙圧が一定の順転系両方の給
送性能を備えるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙装置及びこれ
を備えた画像形成装置に関し、特に画像形成部にシート
を送り出す給送手段の駆動に関する。
を備えた画像形成装置に関し、特に画像形成部にシート
を送り出す給送手段の駆動に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置は、画像形成部にシ
ートを給送する給紙装置を備えており、このような給紙
装置としては分離斜面によりシートを1枚ずつ分離して
画像形成部に給送するようにしたものがある。
ートを給送する給紙装置を備えており、このような給紙
装置としては分離斜面によりシートを1枚ずつ分離して
画像形成部に給送するようにしたものがある。
【0003】図10は、このような従来の給紙装置を備
えた画像形成装置の概略構成を示す図であり、同図にお
いて、100は画像形成装置、101は水平なシート積
載面101aを有する給紙トレイ、102は給紙トレイ
101のシート送り出し方向側端部に設けられた分離斜
面であり、この分離斜面102は積載されたシートSに
対しθの角度(鈍角)を成すように設けられている。
えた画像形成装置の概略構成を示す図であり、同図にお
いて、100は画像形成装置、101は水平なシート積
載面101aを有する給紙トレイ、102は給紙トレイ
101のシート送り出し方向側端部に設けられた分離斜
面であり、この分離斜面102は積載されたシートSに
対しθの角度(鈍角)を成すように設けられている。
【0004】また、103は歯車103aを一体に保持
した給紙ローラ、105は給紙ローラ103を回転自在
に保持すると共に駆動軸104に対して回動自在に保持
されている給紙ローラアーム、106は駆動軸104に
固定された駆動ギア、107a〜107dは給紙ローラ
アーム105に保持されたアイドラギアであり、駆動ギ
ヤ106の駆動を給紙ローラ103に伝達するためのも
のである。
した給紙ローラ、105は給紙ローラ103を回転自在
に保持すると共に駆動軸104に対して回動自在に保持
されている給紙ローラアーム、106は駆動軸104に
固定された駆動ギア、107a〜107dは給紙ローラ
アーム105に保持されたアイドラギアであり、駆動ギ
ヤ106の駆動を給紙ローラ103に伝達するためのも
のである。
【0005】108は搬送ローラ、109は不図示の付
勢手段により付勢されて搬送ローラ108に所定圧で接
触している搬送コロであり、この搬送ローラ108及び
搬送コロ109の回転により、給紙ローラ103によっ
て送り出されたシートSが搬送される。110はシート
上面をガイドする上面搬送ガイド、111はシート下面
をガイドする下面搬送ガイドである。そして、これら給
紙トレイ101、給紙ローラ103、給紙ローラアーム
105等により給紙装置100Aが構成されている。
勢手段により付勢されて搬送ローラ108に所定圧で接
触している搬送コロであり、この搬送ローラ108及び
搬送コロ109の回転により、給紙ローラ103によっ
て送り出されたシートSが搬送される。110はシート
上面をガイドする上面搬送ガイド、111はシート下面
をガイドする下面搬送ガイドである。そして、これら給
紙トレイ101、給紙ローラ103、給紙ローラアーム
105等により給紙装置100Aが構成されている。
【0006】一方、同図において、112は感光ドラ
ム、113は感光ドラム112と不図示の画像現像手段
を一体に保持したトナーカートリッジ、114は感光ド
ラム表面を露光して感光ドラム上に潜像を形成するレー
ザスキャナ、115は感光ドラム上に形成された潜像を
トナーカートリッジ内で現像することにより感光ドラム
上に形成されたトナー画像をシートSに転写する転写ロ
ーラである。そして、これら感光ドラム112、転写ロ
ーラ115等により画像形成部100Bが構成される。
ム、113は感光ドラム112と不図示の画像現像手段
を一体に保持したトナーカートリッジ、114は感光ド
ラム表面を露光して感光ドラム上に潜像を形成するレー
ザスキャナ、115は感光ドラム上に形成された潜像を
トナーカートリッジ内で現像することにより感光ドラム
上に形成されたトナー画像をシートSに転写する転写ロ
ーラである。そして、これら感光ドラム112、転写ロ
ーラ115等により画像形成部100Bが構成される。
【0007】また、116は転写ローラ115により転
写されたトナー画像をシートSに定着させる定着器、1
17はトナー画像定着後のシートSを搬送する排紙ロー
ラ対A、118はシートSを画像形成装置外に排出する
排紙ローラ対B、119は排出されたシートSを積載す
る排紙トレイである。なお、120はシートSの後端を
支持する位置調整可能な後端規制部材である。
写されたトナー画像をシートSに定着させる定着器、1
17はトナー画像定着後のシートSを搬送する排紙ロー
ラ対A、118はシートSを画像形成装置外に排出する
排紙ローラ対B、119は排出されたシートSを積載す
る排紙トレイである。なお、120はシートSの後端を
支持する位置調整可能な後端規制部材である。
【0008】そして、このような構成の画像形成装置1
00において画像形成を行う場合には、まずレーザスキ
ャナ114による露光により感光ドラム112の表面に
潜像が形成され、この後、この潜像をトナーカートリッ
ジ113内に設けられた画像現像手段によって現像する
ことにより感光ドラム表面にトナー画像が形成される。
00において画像形成を行う場合には、まずレーザスキ
ャナ114による露光により感光ドラム112の表面に
潜像が形成され、この後、この潜像をトナーカートリッ
ジ113内に設けられた画像現像手段によって現像する
ことにより感光ドラム表面にトナー画像が形成される。
【0009】一方、これと並行して駆動軸104が図示
しない駆動機構より駆動を受けて回転すると共に、この
回転が給紙ローラアーム105内のアイドラギア107
a〜107dを介して給紙ローラ103に伝達され、こ
れにより給紙ローラ103が回転を始める。
しない駆動機構より駆動を受けて回転すると共に、この
回転が給紙ローラアーム105内のアイドラギア107
a〜107dを介して給紙ローラ103に伝達され、こ
れにより給紙ローラ103が回転を始める。
【0010】ところで、給紙ローラ103は図11に示
すように、シート積載面上におかれたシートSの中の最
上位に位置するシート(以下、最上位シートという)S
1の上面に圧接しているため、このように給紙ローラ1
03が回転を開始すると、最上位シートS1には摩擦力
による給送力Fpが作用する。また、同時に最上位シー
トS1は、その直下にある次搬送シートS2との摩擦力
Fs12を、抵抗力として受ける。
すように、シート積載面上におかれたシートSの中の最
上位に位置するシート(以下、最上位シートという)S
1の上面に圧接しているため、このように給紙ローラ1
03が回転を開始すると、最上位シートS1には摩擦力
による給送力Fpが作用する。また、同時に最上位シー
トS1は、その直下にある次搬送シートS2との摩擦力
Fs12を、抵抗力として受ける。
【0011】これにより、最上位シートS1は分離斜面
102に突き当たると共に、分離斜面102から反力R
1を受けて先端部が曲げられるようになり、さらにこの
後、給紙ローラ103が回転することにより、シートS
1は分離斜面上を先端が突き当たったまま、曲げられた
状態で進行することとなる。なお、次搬送シートS2
は、その直下にあるシートS3からの摩擦力Fs23を
受けていることから最上位シートS1と共に進行するこ
とはなく、重送されることはない。
102に突き当たると共に、分離斜面102から反力R
1を受けて先端部が曲げられるようになり、さらにこの
後、給紙ローラ103が回転することにより、シートS
1は分離斜面上を先端が突き当たったまま、曲げられた
状態で進行することとなる。なお、次搬送シートS2
は、その直下にあるシートS3からの摩擦力Fs23を
受けていることから最上位シートS1と共に進行するこ
とはなく、重送されることはない。
【0012】そして、このようにして給紙ローラ103
及び分離斜面102により分離して送り出された最上位
シートS1は、図10に示す搬送ローラ108及び搬送
コロ109の回転により搬送され、感光ドラム112と
転写ローラ115とのニップに送り込まれる。
及び分離斜面102により分離して送り出された最上位
シートS1は、図10に示す搬送ローラ108及び搬送
コロ109の回転により搬送され、感光ドラム112と
転写ローラ115とのニップに送り込まれる。
【0013】この後、このように感光ドラム112と転
写ローラ115とのニップに送り込まれたシートS1に
感光ドラム上に形成されたトナー画像が転写ローラ11
5により転写され、さらにこのようにトナー画像が転写
されたシートS1は定着器116に搬送されるようにな
っている。そして、この定着器116内でトナー画像が
定着された後、シートS1は、排紙ローラ対Al17と
排紙ローラ対Bl18とにより装置本体外へ排出され、
排紙トレイ119上に積載される。
写ローラ115とのニップに送り込まれたシートS1に
感光ドラム上に形成されたトナー画像が転写ローラ11
5により転写され、さらにこのようにトナー画像が転写
されたシートS1は定着器116に搬送されるようにな
っている。そして、この定着器116内でトナー画像が
定着された後、シートS1は、排紙ローラ対Al17と
排紙ローラ対Bl18とにより装置本体外へ排出され、
排紙トレイ119上に積載される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の給紙装置及びこれを備えた画像形成装置におい
て、駆動軸104の回転を4つ(偶数)のアイドラギア
107a〜107dを介して給紙ローラ103に伝達し
た場合、駆動軸104の回転方向と給紙ローラ103の
回転方向が同じになる。
従来の給紙装置及びこれを備えた画像形成装置におい
て、駆動軸104の回転を4つ(偶数)のアイドラギア
107a〜107dを介して給紙ローラ103に伝達し
た場合、駆動軸104の回転方向と給紙ローラ103の
回転方向が同じになる。
【0015】一方、駆動軸104の回転を奇数のアイド
ラギアを介して給紙ローラ103に伝達した場合には、
駆動軸104の回転方向と給紙ローラ103の回転方向
は逆になる。そして、このように駆動軸104と給紙ロ
ーラ103の回転方向が逆方向(以下、逆転系という)
となるようした場合には、給紙ローラアーム105が下
方回動するようになり、これに伴って給送中に給紙ロー
ラ103がシートSに食い込むようになる。これによ
り、給紙圧が急上昇するようになり、初期圧を低く設定
しても薄紙の重送が発生しやすくなる。
ラギアを介して給紙ローラ103に伝達した場合には、
駆動軸104の回転方向と給紙ローラ103の回転方向
は逆になる。そして、このように駆動軸104と給紙ロ
ーラ103の回転方向が逆方向(以下、逆転系という)
となるようした場合には、給紙ローラアーム105が下
方回動するようになり、これに伴って給送中に給紙ロー
ラ103がシートSに食い込むようになる。これによ
り、給紙圧が急上昇するようになり、初期圧を低く設定
しても薄紙の重送が発生しやすくなる。
【0016】なお、駆動軸104と給紙ローラ103の
回転方向が同方向(以下、順転系という)となるように
した場合、給紙ローラアーム105には給紙ローラアー
ム105を上方回動させる方向に力が加わるようになる
ので、シートを給送する際の給紙ローラアーム105の
影響はほとんどない。このため、給送中の給紙圧は、ほ
ぼ一定となるが、このように給紙圧が一定となった場合
には、厚紙や剛性の大きなシートを給紙するために高い
初期圧をかけると薄紙や剛性の小さいシートの重送が発
生しやすくなり、逆に薄紙や剛性の小さいシートの重送
を抑えるために初期圧を小さくすると厚紙や剛性の大き
なシートの給紙不良が発生しやすくなる。
回転方向が同方向(以下、順転系という)となるように
した場合、給紙ローラアーム105には給紙ローラアー
ム105を上方回動させる方向に力が加わるようになる
ので、シートを給送する際の給紙ローラアーム105の
影響はほとんどない。このため、給送中の給紙圧は、ほ
ぼ一定となるが、このように給紙圧が一定となった場合
には、厚紙や剛性の大きなシートを給紙するために高い
初期圧をかけると薄紙や剛性の小さいシートの重送が発
生しやすくなり、逆に薄紙や剛性の小さいシートの重送
を抑えるために初期圧を小さくすると厚紙や剛性の大き
なシートの給紙不良が発生しやすくなる。
【0017】そこで、本発明は、このような現状に鑑み
てなされたものであり、シートの厚さや剛性に拘らず確
実にシートを給送することのできる給紙装置及びこれを
備えた画像形成装置を提供することを目的とするもので
ある。
てなされたものであり、シートの厚さや剛性に拘らず確
実にシートを給送することのできる給紙装置及びこれを
備えた画像形成装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のように、シート
収納手段に収納されたシートを給送手段により送り出す
ようにした給紙装置において、正逆転可能な駆動軸と、
前記駆動軸と前記給送手段との間に設けられ、前記駆動
軸がシート送り出し方向と逆方向に回転したときに該駆
動軸の回転を伝達して前記給送手段をシート送り出し方
向に回転させる第1駆動伝達部と、前記駆動軸と前記給
送手段との間に設けられ、前記駆動軸がシート送り出し
方向に回転したときに該駆動軸の回転を伝達して前記給
送手段をシート送り出し方向に回転させる第2駆動伝達
部とを備え、前記駆動軸の回転方向に応じて前記第1及
び第2駆動伝達部により選択的に該駆動軸の回転を前記
給送手段に伝達するようにしたことを特徴とするもので
ある。
収納手段に収納されたシートを給送手段により送り出す
ようにした給紙装置において、正逆転可能な駆動軸と、
前記駆動軸と前記給送手段との間に設けられ、前記駆動
軸がシート送り出し方向と逆方向に回転したときに該駆
動軸の回転を伝達して前記給送手段をシート送り出し方
向に回転させる第1駆動伝達部と、前記駆動軸と前記給
送手段との間に設けられ、前記駆動軸がシート送り出し
方向に回転したときに該駆動軸の回転を伝達して前記給
送手段をシート送り出し方向に回転させる第2駆動伝達
部とを備え、前記駆動軸の回転方向に応じて前記第1及
び第2駆動伝達部により選択的に該駆動軸の回転を前記
給送手段に伝達するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0019】また本発明は、前記第1駆動伝達部は、前
記駆動軸の回転により回転する回転部材と、前記回転部
材の回転を前記給送手段に伝達する偶数個の伝達部材
と、前記駆動軸に回動自在に設けられると共に前記偶数
個の伝達部材及び前記給送手段を回転自在に支持するア
ーム部材と、前記回転部材と前記駆動軸との間に設けら
れ、前記駆動軸がシート送り出し方向と逆方向に回転し
たときに選択的に該駆動軸の回転を前記回転部材に伝達
するクラッチ手段とを備え、前記第2駆動伝達部は、前
記駆動軸の回転により回転する回転部材と、前記回転部
材の回転を前記給送手段に伝達する奇数個の伝達部材
と、前記駆動軸に回動自在に設けられると共に前記奇数
個の伝達部材及び前記給送手段を回転自在に支持するア
ーム部材と、前記回転部材と前記駆動軸との間に設けら
れ、前記駆動軸がシート送り出し方向に回転したときに
選択的に該駆動軸の回転を前記回転部材に伝達するクラ
ッチ手段とを備えていることを特徴とするものである。
記駆動軸の回転により回転する回転部材と、前記回転部
材の回転を前記給送手段に伝達する偶数個の伝達部材
と、前記駆動軸に回動自在に設けられると共に前記偶数
個の伝達部材及び前記給送手段を回転自在に支持するア
ーム部材と、前記回転部材と前記駆動軸との間に設けら
れ、前記駆動軸がシート送り出し方向と逆方向に回転し
たときに選択的に該駆動軸の回転を前記回転部材に伝達
するクラッチ手段とを備え、前記第2駆動伝達部は、前
記駆動軸の回転により回転する回転部材と、前記回転部
材の回転を前記給送手段に伝達する奇数個の伝達部材
と、前記駆動軸に回動自在に設けられると共に前記奇数
個の伝達部材及び前記給送手段を回転自在に支持するア
ーム部材と、前記回転部材と前記駆動軸との間に設けら
れ、前記駆動軸がシート送り出し方向に回転したときに
選択的に該駆動軸の回転を前記回転部材に伝達するクラ
ッチ手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0020】また本発明は、前記駆動軸がシート送り出
し方向に回転したとき、前記アーム部材には該駆動軸に
より前記給送手段をシートから離す方向に力が加わり、
前記駆動軸がシート送り出し方向と逆方向に回転したと
き、前記アーム部材には該駆動軸により前記給送手段を
シートに押し付ける方向に力が加わることを特徴とする
ものである。
し方向に回転したとき、前記アーム部材には該駆動軸に
より前記給送手段をシートから離す方向に力が加わり、
前記駆動軸がシート送り出し方向と逆方向に回転したと
き、前記アーム部材には該駆動軸により前記給送手段を
シートに押し付ける方向に力が加わることを特徴とする
ものである。
【0021】また本発明は、前記第1駆動伝達部及び第
2駆動伝達部は、共通の前記給送手段に前記駆動軸の回
転を選択的に伝達することを特徴とするものである。
2駆動伝達部は、共通の前記給送手段に前記駆動軸の回
転を選択的に伝達することを特徴とするものである。
【0022】また本発明は、前記第1駆動伝達部及び第
2駆動伝達部は、それぞれ異なる給送手段に前記駆動軸
の回転を伝達することを特徴とするものである。
2駆動伝達部は、それぞれ異なる給送手段に前記駆動軸
の回転を伝達することを特徴とするものである。
【0023】また本発明は、前記第1駆動伝達部により
前記駆動軸の回転が伝達される給送手段を、前記第2駆
動伝達部により前記駆動軸の回転が伝達される給送手段
よりもシート送り出し方向上流に設けたことを特徴とす
るものである。
前記駆動軸の回転が伝達される給送手段を、前記第2駆
動伝達部により前記駆動軸の回転が伝達される給送手段
よりもシート送り出し方向上流に設けたことを特徴とす
るものである。
【0024】また本発明は、前記駆動軸の回転方向を手
動により切り替えることを特徴とするものである。
動により切り替えることを特徴とするものである。
【0025】また本発明は、前記駆動軸を前記シート送
り出し方向に回転させた後、所定時間経過後に前記シー
ト送り出し方向と逆方向に回転させるようにしたことを
特徴とするものである。
り出し方向に回転させた後、所定時間経過後に前記シー
ト送り出し方向と逆方向に回転させるようにしたことを
特徴とするものである。
【0026】また本発明は、前記給送手段から前記シー
トが送り出されたことを検知する検知手段と、前記駆動
軸の回転方向を切り替える切り替え手段と、を備え、前
記切り替え手段は前記駆動軸を前記シート送り出し方向
に回転させた後、所定時間が経過しても前記検知手段か
ら検知信号が入力されない場合には、前記駆動軸を前記
シート送り出し方向と逆方向に回転させるようにするこ
とを特徴とするものである。
トが送り出されたことを検知する検知手段と、前記駆動
軸の回転方向を切り替える切り替え手段と、を備え、前
記切り替え手段は前記駆動軸を前記シート送り出し方向
に回転させた後、所定時間が経過しても前記検知手段か
ら検知信号が入力されない場合には、前記駆動軸を前記
シート送り出し方向と逆方向に回転させるようにするこ
とを特徴とするものである。
【0027】また本発明は、前記シート収納手段のシー
ト送り出し方向端部に前記シートを1枚ずつ分離して給
送する分離斜面を設けたことを特徴とするものである。
ト送り出し方向端部に前記シートを1枚ずつ分離して給
送する分離斜面を設けたことを特徴とするものである。
【0028】また本発明は、画像形成部と、前記画像形
成部にシートを給送手段により送り出す給紙装置とを備
えた画像形成装置において、前記給紙装置は上記のいず
れかに記載のものであることを特徴とするものである。
成部にシートを給送手段により送り出す給紙装置とを備
えた画像形成装置において、前記給紙装置は上記のいず
れかに記載のものであることを特徴とするものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
て図面を用いて詳細に説明する。
【0030】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置に設けられた給紙装置の概略構成を示す上面
図、図2はその側面断面図である。
像形成装置に設けられた給紙装置の概略構成を示す上面
図、図2はその側面断面図である。
【0031】図1及び図2において、18はシートSを
積載するシート収納手段である給紙トレイであり、この
給紙トレイ18のシート送り出し方向端部には分離斜面
を構成する斜面板17が設けられている。なお、19は
一端部が斜面板17に臨むように配されると共に、シー
トSを給紙装置の上方に配された画像形成部(図10参
照)に搬送するシート搬送路Rの上面を形成する搬送上
ガイドであり、20はシート搬送路Rに設けられた搬送
ローラ対20である。
積載するシート収納手段である給紙トレイであり、この
給紙トレイ18のシート送り出し方向端部には分離斜面
を構成する斜面板17が設けられている。なお、19は
一端部が斜面板17に臨むように配されると共に、シー
トSを給紙装置の上方に配された画像形成部(図10参
照)に搬送するシート搬送路Rの上面を形成する搬送上
ガイドであり、20はシート搬送路Rに設けられた搬送
ローラ対20である。
【0032】また、同図において、3は給紙トレイ18
の上方に、斜面板17と平行に設けられた駆動軸である
給紙アーム軸であり、この給紙アーム軸3は不図示の駆
動装置により正逆転駆動されるようになっている。ま
た、1、34は給送手段である第1及び第2給紙ローラ
であり、15、16は給紙アーム軸3の駆動を第1及び
第2給紙ローラ1,34に伝達して第1及び第2給紙ロ
ーラ1,34を回転させる第1及び第2駆動伝達部であ
る。
の上方に、斜面板17と平行に設けられた駆動軸である
給紙アーム軸であり、この給紙アーム軸3は不図示の駆
動装置により正逆転駆動されるようになっている。ま
た、1、34は給送手段である第1及び第2給紙ローラ
であり、15、16は給紙アーム軸3の駆動を第1及び
第2給紙ローラ1,34に伝達して第1及び第2給紙ロ
ーラ1,34を回転させる第1及び第2駆動伝達部であ
る。
【0033】ここで、この第1駆動伝達部15は、給紙
アーム軸3の回転により回転する回転体である第1駆動
ギア4と、この第1駆動ギア4の回転を給紙ローラギア
9に伝達する4個(偶数)の伝達部材であるアイドラギ
ア5〜8と、給紙アーム軸3の回転を第1駆動ギア4に
伝達するクラッチ部材である第1ワンウェイクラッチ3
6を備えている。
アーム軸3の回転により回転する回転体である第1駆動
ギア4と、この第1駆動ギア4の回転を給紙ローラギア
9に伝達する4個(偶数)の伝達部材であるアイドラギ
ア5〜8と、給紙アーム軸3の回転を第1駆動ギア4に
伝達するクラッチ部材である第1ワンウェイクラッチ3
6を備えている。
【0034】なお、本実施の形態において、この第1ワ
ンウェイクラッチ36は、給紙アーム軸3が図2におい
てシート送り出し方向と逆方向、即ち反時計回りに回転
すると、給紙アーム軸3の駆動を第1駆動ギア4に伝達
するように作用し、給紙アーム軸3がシート送り出し方
向、即ち時計回りに回転した時は給紙アーム軸3の駆動
を第1駆動ギア4に伝達しないようになっている。
ンウェイクラッチ36は、給紙アーム軸3が図2におい
てシート送り出し方向と逆方向、即ち反時計回りに回転
すると、給紙アーム軸3の駆動を第1駆動ギア4に伝達
するように作用し、給紙アーム軸3がシート送り出し方
向、即ち時計回りに回転した時は給紙アーム軸3の駆動
を第1駆動ギア4に伝達しないようになっている。
【0035】これにより、給紙アーム軸3が反時計回り
に回転すると、第1ワンウェイクラッチ36により給紙
アーム軸3の駆動が第1駆動ギア4に伝達されて第1駆
動ギア4が回転し、さらにこの第1駆動ギア4の回転は
4個のアイドラギア5〜8を介して給紙ローラギア9に
伝達されるようになっている。
に回転すると、第1ワンウェイクラッチ36により給紙
アーム軸3の駆動が第1駆動ギア4に伝達されて第1駆
動ギア4が回転し、さらにこの第1駆動ギア4の回転は
4個のアイドラギア5〜8を介して給紙ローラギア9に
伝達されるようになっている。
【0036】ここで、この給紙ローラギア9は第1給紙
ローラ1が固定されている給紙軸10の端部に固定され
たものであり、これにより給紙アーム軸3が反時計回り
に回転し、これに伴い給紙ローラギア9が回転すると、
第1給紙ローラ1がシート送り出し方向、即ち時計回り
に回転するようになる。つまり、逆転系が形成されるよ
うになる。
ローラ1が固定されている給紙軸10の端部に固定され
たものであり、これにより給紙アーム軸3が反時計回り
に回転し、これに伴い給紙ローラギア9が回転すると、
第1給紙ローラ1がシート送り出し方向、即ち時計回り
に回転するようになる。つまり、逆転系が形成されるよ
うになる。
【0037】一方、第2駆動伝達部16は、給紙アーム
軸3の回転により回転する回転体である第2駆動ギア1
2と、この第2駆動ギア12の回転を給紙ローラギア3
3に伝達する3個(奇数)の伝達部材であるアイドラギ
ア30〜32と、給紙アーム軸3の回転を第2駆動ギア
12に伝達するクラッチ手段である第2ワンウェイクラ
ッチ37を備えている。
軸3の回転により回転する回転体である第2駆動ギア1
2と、この第2駆動ギア12の回転を給紙ローラギア3
3に伝達する3個(奇数)の伝達部材であるアイドラギ
ア30〜32と、給紙アーム軸3の回転を第2駆動ギア
12に伝達するクラッチ手段である第2ワンウェイクラ
ッチ37を備えている。
【0038】なお、本実施の形態において、この第2ワ
ンウェイクラッチ37は、給紙アーム軸3が図2におい
て時計回りに回転すると、給紙アーム軸3の駆動を第2
駆動ギア12に伝達するように作用し、給紙アーム軸3
が反時計回りに回転した時は給紙アーム軸3の駆動を第
2駆動ギア12に伝達しないようになっている。
ンウェイクラッチ37は、給紙アーム軸3が図2におい
て時計回りに回転すると、給紙アーム軸3の駆動を第2
駆動ギア12に伝達するように作用し、給紙アーム軸3
が反時計回りに回転した時は給紙アーム軸3の駆動を第
2駆動ギア12に伝達しないようになっている。
【0039】これにより、給紙アーム軸3が時計回りに
回転すると、第2ワンウェイクラッチ37により給紙ア
ーム軸3の駆動が第2駆動ギア12に伝達されて第2駆
動ギア12が回転し、さらにこの第2駆動ギア12の回
転は3個のアイドラギア30〜32を介して給紙ローラ
ギア33に伝達されるようになっている。
回転すると、第2ワンウェイクラッチ37により給紙ア
ーム軸3の駆動が第2駆動ギア12に伝達されて第2駆
動ギア12が回転し、さらにこの第2駆動ギア12の回
転は3個のアイドラギア30〜32を介して給紙ローラ
ギア33に伝達されるようになっている。
【0040】ここで、この給紙ローラギア33は第2給
紙ローラ34が固定されている給紙軸35の端部に固定
されたものであり、これにより給紙アーム軸3が時計回
りに回転し、これに伴い給紙ローラギア33が回転する
と、第2給紙ローラ34が時計回りに回転するようにな
る。つまり、順転系が形成されるようになる。
紙ローラ34が固定されている給紙軸35の端部に固定
されたものであり、これにより給紙アーム軸3が時計回
りに回転し、これに伴い給紙ローラギア33が回転する
と、第2給紙ローラ34が時計回りに回転するようにな
る。つまり、順転系が形成されるようになる。
【0041】なお、同図において、28a、28bは、
給紙アーム軸3に回動自在に設けられると共に第1給紙
ローラ1を回転自在に支持する一対のアーム部材である
ローラアームであり、この一対のローラアーム28a,
28bの一方28aには、4つのアイドラギア5〜8が
回転自在に保持されている。
給紙アーム軸3に回動自在に設けられると共に第1給紙
ローラ1を回転自在に支持する一対のアーム部材である
ローラアームであり、この一対のローラアーム28a,
28bの一方28aには、4つのアイドラギア5〜8が
回転自在に保持されている。
【0042】また、29a、29bは、給紙アーム軸3
に回動自在に設けられると共に、第2給紙ローラ34を
回転自在に支持する一対のアーム部材であるローラアー
ムであり、この一対のローラアーム29a,29bの一
方29aには、3つのアイドラギア30〜32が回転自
在に保持されている。
に回動自在に設けられると共に、第2給紙ローラ34を
回転自在に支持する一対のアーム部材であるローラアー
ムであり、この一対のローラアーム29a,29bの一
方29aには、3つのアイドラギア30〜32が回転自
在に保持されている。
【0043】次に、このように構成された給紙装置の給
紙動作について説明する。
紙動作について説明する。
【0044】例えば、給紙アーム軸3が図2において反
時計回りに回転するように不図示の駆動装置から駆動を
受けると、第2ワンウェイクラッチ37は給紙アーム軸
3との間で空転するため第2駆動ギア12から給紙ロー
ラ34への駆動伝達は行われない。
時計回りに回転するように不図示の駆動装置から駆動を
受けると、第2ワンウェイクラッチ37は給紙アーム軸
3との間で空転するため第2駆動ギア12から給紙ロー
ラ34への駆動伝達は行われない。
【0045】これに対し、第1ワンウェイクラッチ36
は給紙アーム軸3に対して締め付け作用が働くため、こ
の第1ワンウェイクラッチ36の作用により第1駆動ギ
ア4が反時計回りに回転し、さらにこの第1駆動ギア4
の回転により4つのアイドラギア5〜8及び給紙ローラ
ギア9が回転する。
は給紙アーム軸3に対して締め付け作用が働くため、こ
の第1ワンウェイクラッチ36の作用により第1駆動ギ
ア4が反時計回りに回転し、さらにこの第1駆動ギア4
の回転により4つのアイドラギア5〜8及び給紙ローラ
ギア9が回転する。
【0046】これにより、第1給紙ローラ1が図2にお
いて時計方向に回転する。なお、第1駆動ギア4の反時
計回りの回転が第1駆動ギア4に噛合するアイドラギア
5に伝達される際、ローラアーム28a,28bには反
時計回りの力、即ち第1給紙ローラ1をシートSから離
す方向に力が加わるようになる。
いて時計方向に回転する。なお、第1駆動ギア4の反時
計回りの回転が第1駆動ギア4に噛合するアイドラギア
5に伝達される際、ローラアーム28a,28bには反
時計回りの力、即ち第1給紙ローラ1をシートSから離
す方向に力が加わるようになる。
【0047】このように、給紙アーム軸3が図2におい
て反時計回りの方向に回転した場合、アイドラギアが4
個即ち偶数個存在するため、給送性能としては第1給紙
ローラ1がシートSに食い込みやすい逆転系の性能を持
つことになる。
て反時計回りの方向に回転した場合、アイドラギアが4
個即ち偶数個存在するため、給送性能としては第1給紙
ローラ1がシートSに食い込みやすい逆転系の性能を持
つことになる。
【0048】一方、給紙アーム軸3が図2において時計
回りに回転するように不図示の駆動装置から駆動を受け
たとき、第1ワンウェイクラッチ36は給紙アーム軸3
との間で空転するため駆動ギア4から給紙ローラ1への
駆動伝達は行われない。
回りに回転するように不図示の駆動装置から駆動を受け
たとき、第1ワンウェイクラッチ36は給紙アーム軸3
との間で空転するため駆動ギア4から給紙ローラ1への
駆動伝達は行われない。
【0049】これに対し、第2ワンウェイクラッチ37
は給紙アーム紬3に対し締め付け作用が働くため、この
第2ワンウェイクラッチ37の作用により第2駆動ギア
12が時計回りに回転し、この第2駆動ギア12の回転
により3つのアイドラギア30〜32及び給紙ローラギ
ア33が回転する。
は給紙アーム紬3に対し締め付け作用が働くため、この
第2ワンウェイクラッチ37の作用により第2駆動ギア
12が時計回りに回転し、この第2駆動ギア12の回転
により3つのアイドラギア30〜32及び給紙ローラギ
ア33が回転する。
【0050】これにより、第2給紙ローラ34は図2に
おいて時計方向に回転する。なお、第2駆動ギア12の
時計回りの回転が第2駆動ギア12に噛合するアイドラ
ギア30に伝達される際、ローラアーム29a,29b
には時計回りの力、即ち第2給紙ローラ34をシートS
に押し付ける方向に力が加わるようになる。
おいて時計方向に回転する。なお、第2駆動ギア12の
時計回りの回転が第2駆動ギア12に噛合するアイドラ
ギア30に伝達される際、ローラアーム29a,29b
には時計回りの力、即ち第2給紙ローラ34をシートS
に押し付ける方向に力が加わるようになる。
【0051】このように、給紙アーム軸3が時計回りの
方向に回転した場合、アイドラギアが3個即ち奇数個存
在するため、給送性能としては第2給紙ローラ34がシ
ートSに食い込み難い順転系の性能を持つことになる。
方向に回転した場合、アイドラギアが3個即ち奇数個存
在するため、給送性能としては第2給紙ローラ34がシ
ートSに食い込み難い順転系の性能を持つことになる。
【0052】したがって、薄紙や剛性の小さいシートを
通紙する際は、不図示の駆動装置からの駆動により給紙
アーム軸3を時計回りに回転させて第2駆動ギア12か
ら第2給紙ローラ34へ順転系の駆動伝達を行うように
すれば第2給紙ローラ34がシートSに食い込み難くす
ることができ、重送を抑えた給送が可能になる。
通紙する際は、不図示の駆動装置からの駆動により給紙
アーム軸3を時計回りに回転させて第2駆動ギア12か
ら第2給紙ローラ34へ順転系の駆動伝達を行うように
すれば第2給紙ローラ34がシートSに食い込み難くす
ることができ、重送を抑えた給送が可能になる。
【0053】また、厚紙や剛性の大きいシートを通紙す
る際は、給紙アーム軸3を反時計回りに回転させて第1
駆動ギア4から第1給紙ローラ1へ逆転系の駆動伝達を
行うようにすれば、第1給紙ローラ1をシートSに食い
込ませることで高い給紙圧が得られるため安定した給送
が可能になる。
る際は、給紙アーム軸3を反時計回りに回転させて第1
駆動ギア4から第1給紙ローラ1へ逆転系の駆動伝達を
行うようにすれば、第1給紙ローラ1をシートSに食い
込ませることで高い給紙圧が得られるため安定した給送
が可能になる。
【0054】このように、厚紙や剛性の大きなシートを
送り出す際は、逆転系の高い初期給紙圧を利用し、薄紙
や剛性の小さいシートを送り出す際は給紙圧の一定した
順転系を利用するようにすることにより、即ち順転系の
一定した給紙圧及び逆転系の高い初期給紙圧を組み合わ
せることにより、薄紙から厚紙までシートの厚さに拘ら
ず幅広い紙種に対して確実にシートの給送を行うことが
できる。
送り出す際は、逆転系の高い初期給紙圧を利用し、薄紙
や剛性の小さいシートを送り出す際は給紙圧の一定した
順転系を利用するようにすることにより、即ち順転系の
一定した給紙圧及び逆転系の高い初期給紙圧を組み合わ
せることにより、薄紙から厚紙までシートの厚さに拘ら
ず幅広い紙種に対して確実にシートの給送を行うことが
できる。
【0055】なお、順転系及び逆転系の駆動切換方式と
しては、ユーザー自身により手動で順転系及び逆転系を
切り替える方式がある。例えば、手動により不図示の駆
動装置を操作して給紙アーム軸3の回転方向を切り替え
ることにより、厚紙に対してはシートSに食い込みやす
い第1給紙ローラ1を用いるようにし、薄紙に対しては
シートSに食い込み難い第2給紙ローラ34を用いるよ
うにすることにより、確実なシートの給送が可能とな
る。このように、紙種に対応した給紙ローラ1,34を
用いることにより、薄紙重送や厚紙給紙不良などのトラ
ブルを防ぐことができる。
しては、ユーザー自身により手動で順転系及び逆転系を
切り替える方式がある。例えば、手動により不図示の駆
動装置を操作して給紙アーム軸3の回転方向を切り替え
ることにより、厚紙に対してはシートSに食い込みやす
い第1給紙ローラ1を用いるようにし、薄紙に対しては
シートSに食い込み難い第2給紙ローラ34を用いるよ
うにすることにより、確実なシートの給送が可能とな
る。このように、紙種に対応した給紙ローラ1,34を
用いることにより、薄紙重送や厚紙給紙不良などのトラ
ブルを防ぐことができる。
【0056】また、順転系及び逆転系の駆動切替え方式
としては、まず給紙アーム軸3の回転方向を時計回りと
して順転系によりシートの給送を行い、この後、所定時
間が経過すると、給紙アーム軸3の回転方向を反時計回
りとして逆転系によりシートの給送を行うというように
順転系及び逆転系を順次切り替えるようにしても良い。
即ち、第2給紙ローラ34への駆動伝達開始後、間を空
けて第1給紙ローラ1へ駆動を伝達するように制御する
ようにしても良い。
としては、まず給紙アーム軸3の回転方向を時計回りと
して順転系によりシートの給送を行い、この後、所定時
間が経過すると、給紙アーム軸3の回転方向を反時計回
りとして逆転系によりシートの給送を行うというように
順転系及び逆転系を順次切り替えるようにしても良い。
即ち、第2給紙ローラ34への駆動伝達開始後、間を空
けて第1給紙ローラ1へ駆動を伝達するように制御する
ようにしても良い。
【0057】そして、このように構成することにより、
薄紙給送時は第2給紙ローラ34により重送を防ぎなが
らシートの給送を行うことができ、厚紙給送時は第2給
紙ローラ34による給送が失敗した場合でも、所定時間
経過後、第1給紙ローラ1が駆動されるので、確実に厚
紙を給送することができる。これにより、薄紙から厚紙
まで剛性の異なる様々な紙種の給送が可能となる。
薄紙給送時は第2給紙ローラ34により重送を防ぎなが
らシートの給送を行うことができ、厚紙給送時は第2給
紙ローラ34による給送が失敗した場合でも、所定時間
経過後、第1給紙ローラ1が駆動されるので、確実に厚
紙を給送することができる。これにより、薄紙から厚紙
まで剛性の異なる様々な紙種の給送が可能となる。
【0058】さらに、順転系及び逆転系の駆動切替え方
式としては、まず給紙アーム軸3の回転方向を時計回り
として順転系を駆動し、順転系によりシートが給送され
なかった場合に給紙アーム軸3の回転方向を反時計回り
として逆転系に駆動を切り替えるようにしても良い。即
ち、給紙圧の安定した第2給紙ローラ34をメイン給送
手段として使用し、第2給紙ローラ34が給送不可能な
時のみ第1給紙ローラ1に駆動を切り替えることで確実
に給送を行うことができるようにする。
式としては、まず給紙アーム軸3の回転方向を時計回り
として順転系を駆動し、順転系によりシートが給送され
なかった場合に給紙アーム軸3の回転方向を反時計回り
として逆転系に駆動を切り替えるようにしても良い。即
ち、給紙圧の安定した第2給紙ローラ34をメイン給送
手段として使用し、第2給紙ローラ34が給送不可能な
時のみ第1給紙ローラ1に駆動を切り替えることで確実
に給送を行うことができるようにする。
【0059】具体的には、シート搬送路Rに送り出され
たシートSを検知する不図示の検知手段を設け、この検
知手段が第2給紙ローラ34により給送されたシートを
所定時間経過しても検知することができない時、即ち第
2給紙ローラ34によりシートの給送を開始してから所
定時間経過しても検知信号が入力されない場合には、不
図示の切り替え手段により給紙アーム軸3の回転方向を
反時計回りに切り替えて第1給紙ローラ1によりシート
を給送するようにする。
たシートSを検知する不図示の検知手段を設け、この検
知手段が第2給紙ローラ34により給送されたシートを
所定時間経過しても検知することができない時、即ち第
2給紙ローラ34によりシートの給送を開始してから所
定時間経過しても検知信号が入力されない場合には、不
図示の切り替え手段により給紙アーム軸3の回転方向を
反時計回りに切り替えて第1給紙ローラ1によりシート
を給送するようにする。
【0060】そして、このように構成することにより、
通常は給紙圧の安定した第2給紙ローラ34を用いるこ
とで重送やジャムが起こり難くなり、また第2給紙ロー
ラ34では給送が難しい厚紙などに対しては第1給紙ロ
ーラ1へ駆動伝達が切り替わるため、紙種に対する最適
な給送手段を自動的に選択することができる。これによ
り、薄紙から厚紙までシートの厚さに拘らずシートを確
実に給送することができる。
通常は給紙圧の安定した第2給紙ローラ34を用いるこ
とで重送やジャムが起こり難くなり、また第2給紙ロー
ラ34では給送が難しい厚紙などに対しては第1給紙ロ
ーラ1へ駆動伝達が切り替わるため、紙種に対する最適
な給送手段を自動的に選択することができる。これによ
り、薄紙から厚紙までシートの厚さに拘らずシートを確
実に給送することができる。
【0061】ところで、これまでは第1及び第2駆動伝
達部15,16はそれぞれ給紙アーム軸3の駆動を第1
及び第2給紙ローラ1,34に伝達する場合について述
べてきたが、本発明はこれに限らず、共通の給紙ローラ
を用いると共に、この共通の給紙ローラを第1及び第2
駆動伝達部15,16により選択的に回転させるように
構成しても良い。
達部15,16はそれぞれ給紙アーム軸3の駆動を第1
及び第2給紙ローラ1,34に伝達する場合について述
べてきたが、本発明はこれに限らず、共通の給紙ローラ
を用いると共に、この共通の給紙ローラを第1及び第2
駆動伝達部15,16により選択的に回転させるように
構成しても良い。
【0062】図3は、このような本発明の第2の実施の
形態に係る画像形成装置に設けられた給紙装置の概略構
成を示す上面図、図4はその側面図である。なお、同図
において、図1及び図2と同一符号は、同一又は相当部
分を示している。
形態に係る画像形成装置に設けられた給紙装置の概略構
成を示す上面図、図4はその側面図である。なお、同図
において、図1及び図2と同一符号は、同一又は相当部
分を示している。
【0063】図3、図4において、1Aは共通の給紙ロ
ーラであり、10Aはこの給紙ローラ1Aを固定してい
るローラ軸である。そして、このローラ軸10Aの両端
には給紙ローラギア9,33が固定されている。また、
21、22は給紙アーム軸3に回動自在に設けられると
共に給紙ローラ1Aを回転自在に支持する一対のローラ
アームであり、この一対のローラアーム21,22の一
方のローラアーム21には、4つのアイドラギア5〜8
が回転自在に保持されている。また、他方のローラアー
ム22には3つのアイドラギア30〜32が回転自在に
保持されている。
ーラであり、10Aはこの給紙ローラ1Aを固定してい
るローラ軸である。そして、このローラ軸10Aの両端
には給紙ローラギア9,33が固定されている。また、
21、22は給紙アーム軸3に回動自在に設けられると
共に給紙ローラ1Aを回転自在に支持する一対のローラ
アームであり、この一対のローラアーム21,22の一
方のローラアーム21には、4つのアイドラギア5〜8
が回転自在に保持されている。また、他方のローラアー
ム22には3つのアイドラギア30〜32が回転自在に
保持されている。
【0064】次に、このように構成された給紙装置の給
紙動作について説明する。
紙動作について説明する。
【0065】例えば、給紙アーム軸3が図4において反
時計回りに回転するように不図示の駆動装置から駆動を
受けると、第2ワンウェイクラッチ37は給紙アーム軸
3との間で空転するため第2駆動ギア12から給紙ロー
ラ1Aへの駆動伝達は行われない。
時計回りに回転するように不図示の駆動装置から駆動を
受けると、第2ワンウェイクラッチ37は給紙アーム軸
3との間で空転するため第2駆動ギア12から給紙ロー
ラ1Aへの駆動伝達は行われない。
【0066】これに対し、第1ワンウェイクラッチ36
は給紙アーム軸3に対して締め付け作用が働くため、第
1駆動ギア4から4つのアイドラギア5〜8及び給紙ロ
ーラギア9を経て給紙ローラ1Aに駆動が伝達されるよ
うになり、これにより給紙ローラ1Aは時計方向に回転
する。
は給紙アーム軸3に対して締め付け作用が働くため、第
1駆動ギア4から4つのアイドラギア5〜8及び給紙ロ
ーラギア9を経て給紙ローラ1Aに駆動が伝達されるよ
うになり、これにより給紙ローラ1Aは時計方向に回転
する。
【0067】このように、給紙アーム軸3が反時計回り
の方向に回転した場合、アイドラギアが4個即ち偶数個
存在するため、給送性能としては第1給紙ローラ1がシ
ートSに食い込みやすい逆転系の性能を持つことにな
る。
の方向に回転した場合、アイドラギアが4個即ち偶数個
存在するため、給送性能としては第1給紙ローラ1がシ
ートSに食い込みやすい逆転系の性能を持つことにな
る。
【0068】なお、このように給紙ローラ1Aが回転し
た場合、この給紙ローラ1Aの回転は、ローラ軸10A
及び給紙ローラギア33を介して3つのアイドラギア3
0〜32から第2駆動ギア12に伝達されるが、このと
き第2ワンウェイクラッチ37は給紙アーム軸3に対し
て作用していないため給紙アーム軸3の回転に影響を及
ぼすことは無い。
た場合、この給紙ローラ1Aの回転は、ローラ軸10A
及び給紙ローラギア33を介して3つのアイドラギア3
0〜32から第2駆動ギア12に伝達されるが、このと
き第2ワンウェイクラッチ37は給紙アーム軸3に対し
て作用していないため給紙アーム軸3の回転に影響を及
ぼすことは無い。
【0069】一方、給紙アーム軸3が時計回りに回転す
るように不図示の駆動装置から駆動を受けたとき、第1
ワンウェイクラッチ36は給紙アーム軸3との間で空転
するため駆動ギア4から給紙ローラ1への駆動伝達は行
われない。
るように不図示の駆動装置から駆動を受けたとき、第1
ワンウェイクラッチ36は給紙アーム軸3との間で空転
するため駆動ギア4から給紙ローラ1への駆動伝達は行
われない。
【0070】これに対し、第2ワンウェイクラッチ37
は給紙アーム軸3に対し締め付け作用が働くため、この
第2ワンウェイクラッチ37の作用により、第2駆動ギ
ア12から3つのアイドラギア30〜32及び給紙ロー
ラギア33を経て給紙ローラ1Aに駆動が伝達され、こ
れにより給紙ローラ1Aは時計方向に回転する。
は給紙アーム軸3に対し締め付け作用が働くため、この
第2ワンウェイクラッチ37の作用により、第2駆動ギ
ア12から3つのアイドラギア30〜32及び給紙ロー
ラギア33を経て給紙ローラ1Aに駆動が伝達され、こ
れにより給紙ローラ1Aは時計方向に回転する。
【0071】このように、給紙アーム軸3が時計回りの
方向に回転した場合、アイドラギアが3個即ち奇数個存
在するため、給送性能としては第2給紙ローラ34がシ
ートSに食い込み難い順転系の性能を持つことになる。
方向に回転した場合、アイドラギアが3個即ち奇数個存
在するため、給送性能としては第2給紙ローラ34がシ
ートSに食い込み難い順転系の性能を持つことになる。
【0072】したがって、薄紙を通紙する際には給紙ア
ーム軸3を時計回りに回転させ、駆動ギア12から給紙
ローラ1Aへ順転系の駆動伝達を行うことにより、給紙
圧変化が小さくなり重送を抑えた給送が可能になる。ま
た、厚紙を通紙する際には、給紙アーム軸3を反時計回
りに回転させ、駆動ギア4から給紙ローラ1Aへ逆転系
の駆動伝達を行うことにより、高い給紙圧が得られるた
め厚紙を安定して給送することができる。
ーム軸3を時計回りに回転させ、駆動ギア12から給紙
ローラ1Aへ順転系の駆動伝達を行うことにより、給紙
圧変化が小さくなり重送を抑えた給送が可能になる。ま
た、厚紙を通紙する際には、給紙アーム軸3を反時計回
りに回転させ、駆動ギア4から給紙ローラ1Aへ逆転系
の駆動伝達を行うことにより、高い給紙圧が得られるた
め厚紙を安定して給送することができる。
【0073】このように、給紙アーム軸3の回転を第1
及び第2駆動伝達部15,16により選択的に共通の給
紙ローラ1Aに伝達することにより、即ち給紙アーム軸
3を反時計回りに回転させた時は第1駆動伝達部15に
より給紙アーム軸3の回転を伝達し、給紙アーム軸3を
時計回りの方向に回転させた時は第2駆動伝達部16に
より給紙アーム軸3の回転を伝達することにより、共通
の給紙ローラ1Aを用いた場合でも順転系及び逆転系両
方の性能を備えることができる。これにより、薄紙から
厚紙まで幅広い紙種に対応可能で且つ部品点数を抑えた
安価な給紙装置を提供することができる。
及び第2駆動伝達部15,16により選択的に共通の給
紙ローラ1Aに伝達することにより、即ち給紙アーム軸
3を反時計回りに回転させた時は第1駆動伝達部15に
より給紙アーム軸3の回転を伝達し、給紙アーム軸3を
時計回りの方向に回転させた時は第2駆動伝達部16に
より給紙アーム軸3の回転を伝達することにより、共通
の給紙ローラ1Aを用いた場合でも順転系及び逆転系両
方の性能を備えることができる。これにより、薄紙から
厚紙まで幅広い紙種に対応可能で且つ部品点数を抑えた
安価な給紙装置を提供することができる。
【0074】一方、図5は第1及び第2駆動伝達部1
5,16により共通の給紙ローラを選択的に回転させる
ようにした本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装
置に設けられた給紙装置の概略構成を示す上面図、図6
はその側面図である。なお、同図において、図3及び図
4と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
5,16により共通の給紙ローラを選択的に回転させる
ようにした本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装
置に設けられた給紙装置の概略構成を示す上面図、図6
はその側面図である。なお、同図において、図3及び図
4と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0075】図5、図6において、25は給紙ローラギ
ア9が固定された給紙軸、23は第1ワンウェイクラッ
チである。ここで、本実施の形態において、この第1ワ
ンウェイクラッチ23は、既述した第1及び第2の実施
の形態のように給紙アーム軸3と第1駆動ギア4との間
に設けられるのではなく、給紙ローラ1Aのローラ軸1
0Aと給紙ローラギア9の給紙軸25との間に設けられ
ており、給紙軸25が図6において時計回りに回転した
時のみ締付け作用が働くようになっている。
ア9が固定された給紙軸、23は第1ワンウェイクラッ
チである。ここで、本実施の形態において、この第1ワ
ンウェイクラッチ23は、既述した第1及び第2の実施
の形態のように給紙アーム軸3と第1駆動ギア4との間
に設けられるのではなく、給紙ローラ1Aのローラ軸1
0Aと給紙ローラギア9の給紙軸25との間に設けられ
ており、給紙軸25が図6において時計回りに回転した
時のみ締付け作用が働くようになっている。
【0076】また、27は給紙ローラギア33が固定さ
れた給紙軸、24は第2ワンウェイクラッチである。こ
こで、本実施の形態において、この第2ワンウェイクラ
ッチ24は、既述した第1及び第2の実施の形態のよう
に給紙アーム軸3と第2駆動ギア12との間に設けられ
るのではなく、給紙ローラ1Aのローラ軸10Aと給紙
ローラギア33の給紙軸27との間に設けられており、
給紙軸27が図6において時計回りに回転した時のみ締
付け作用が働くようになっている。
れた給紙軸、24は第2ワンウェイクラッチである。こ
こで、本実施の形態において、この第2ワンウェイクラ
ッチ24は、既述した第1及び第2の実施の形態のよう
に給紙アーム軸3と第2駆動ギア12との間に設けられ
るのではなく、給紙ローラ1Aのローラ軸10Aと給紙
ローラギア33の給紙軸27との間に設けられており、
給紙軸27が図6において時計回りに回転した時のみ締
付け作用が働くようになっている。
【0077】一方、図7は、給紙ローラ1Aのローラ軸
10Aと、給紙ローラギア9の給紙軸25と、給紙ロー
ラギア33の給紙軸27と、第1及び第2ワンウェイク
ラッチ23,24との関係を示す図であり、同図に示す
ように給紙ローラギア9の給紙軸25とローラ軸10A
及び給紙ローラギア16の給紙軸27とローラ軸10A
との間には、それぞれ微小隙間が存在している。そし
て、これらの給紙軸25,27とローラ軸10Aとは第
1及び第2ワンウェイクラッチ23,24により接続さ
れるようになっている。
10Aと、給紙ローラギア9の給紙軸25と、給紙ロー
ラギア33の給紙軸27と、第1及び第2ワンウェイク
ラッチ23,24との関係を示す図であり、同図に示す
ように給紙ローラギア9の給紙軸25とローラ軸10A
及び給紙ローラギア16の給紙軸27とローラ軸10A
との間には、それぞれ微小隙間が存在している。そし
て、これらの給紙軸25,27とローラ軸10Aとは第
1及び第2ワンウェイクラッチ23,24により接続さ
れるようになっている。
【0078】次に、このように構成された給紙装置の給
紙動作について説明する。
紙動作について説明する。
【0079】例えは、給紙アーム軸3が図6において反
時計回りに回転するように不図示の駆動装置から駆動を
受けると、駆動ギア4,12は給紙アーム軸3と共に反
時計回りに回転を始め、それぞれのアイドラギアヘと駆
動が伝達されていく。
時計回りに回転するように不図示の駆動装置から駆動を
受けると、駆動ギア4,12は給紙アーム軸3と共に反
時計回りに回転を始め、それぞれのアイドラギアヘと駆
動が伝達されていく。
【0080】即ち、駆動ギア4から伝わった駆動は4個
のアイドラギア5〜8を経て給紙ローラギア9を時計回
りに回転させ、駆動ギア12から伝わった駆動は3個の
アイドラギア30〜32を経て給紙ローラギア33を反
時計回りに回転させる。
のアイドラギア5〜8を経て給紙ローラギア9を時計回
りに回転させ、駆動ギア12から伝わった駆動は3個の
アイドラギア30〜32を経て給紙ローラギア33を反
時計回りに回転させる。
【0081】ここで、給紙ローラギア9が時計回りに回
転すると、給紙軸25が時計回りに回転し、このように
給紙軸25が時計回りに回転すると、第1ワンウェイク
ラッチ23の締付け作用により、この給紙軸25の時計
回りの回転が第1ワンウェイクラッチ23を介してロー
ラ軸10Aに伝達され、この結果、給紙ローラ1Aが回
転する。なお、給紙ローラギア33の給紙軸27は反時
計回りに回転するが、この回転方向では第2ワンウェイ
クラッチ24は作用せず、このため給紙軸27からロー
ラ軸10Aへの駆動伝達は行われない。
転すると、給紙軸25が時計回りに回転し、このように
給紙軸25が時計回りに回転すると、第1ワンウェイク
ラッチ23の締付け作用により、この給紙軸25の時計
回りの回転が第1ワンウェイクラッチ23を介してロー
ラ軸10Aに伝達され、この結果、給紙ローラ1Aが回
転する。なお、給紙ローラギア33の給紙軸27は反時
計回りに回転するが、この回転方向では第2ワンウェイ
クラッチ24は作用せず、このため給紙軸27からロー
ラ軸10Aへの駆動伝達は行われない。
【0082】よって、給紙ローラ1Aは給紙ローラギア
9側からのみ駆動が伝わるため時計回りの回転を行う。
そして、この時の駆動特性は給紙ローラ1AがシートS
に食い込みやすい逆転系の駆動となる。
9側からのみ駆動が伝わるため時計回りの回転を行う。
そして、この時の駆動特性は給紙ローラ1AがシートS
に食い込みやすい逆転系の駆動となる。
【0083】一方、給紙アーム軸3が時計回りに回転す
るように不図示の駆動装置から駆動を受けると、前述と
同様の流れで駆動が伝わり、給紙ローラギア9は反時計
回りに回転し、給紙ローラギア33は時計回りに回転す
る。
るように不図示の駆動装置から駆動を受けると、前述と
同様の流れで駆動が伝わり、給紙ローラギア9は反時計
回りに回転し、給紙ローラギア33は時計回りに回転す
る。
【0084】ここで、給紙ローラギア33が時計回りに
回転すると、給紙軸27が時計回りに回転し、このよう
に給紙軸27が時計回りに回転すると、第2ワンウェイ
クラッチ24の締付け作用により、この給紙軸27の時
計回りの回転が第2ワンウェイクラッチ24を介してロ
ーラ軸10Aに伝達され、この結果、給紙ローラ1Aが
回転する。なお、給紙ローラギア9の給紙軸25は反時
計回りに回転するが、この回転方向では第1ワンウェイ
クラッチ23は作用せず、このため給紙軸23からロー
ラ軸10Aへの駆動伝達は行われない。
回転すると、給紙軸27が時計回りに回転し、このよう
に給紙軸27が時計回りに回転すると、第2ワンウェイ
クラッチ24の締付け作用により、この給紙軸27の時
計回りの回転が第2ワンウェイクラッチ24を介してロ
ーラ軸10Aに伝達され、この結果、給紙ローラ1Aが
回転する。なお、給紙ローラギア9の給紙軸25は反時
計回りに回転するが、この回転方向では第1ワンウェイ
クラッチ23は作用せず、このため給紙軸23からロー
ラ軸10Aへの駆動伝達は行われない。
【0085】よって、給紙ローラ1Aには給紙ローラギ
ア33側からのみ駆動が伝わるため時計回りの回転を行
う。そして、この時の駆動特性は給紙ローラ1Aがシー
トSに食い込み難い順転系の駆動となる。
ア33側からのみ駆動が伝わるため時計回りの回転を行
う。そして、この時の駆動特性は給紙ローラ1Aがシー
トSに食い込み難い順転系の駆動となる。
【0086】そして、このように構成することにより、
薄紙給送時には給紙アーム軸3を時計回りに回転させる
よう制御することで順転系の給送となり、重送を起こし
難い給送動作が得られる。また、厚紙給送時には、給紙
アーム軸3を反時計回りに回転するように制御すること
で逆転系の給送となり、高い給紙圧の下で安定した給送
動作が得られる。
薄紙給送時には給紙アーム軸3を時計回りに回転させる
よう制御することで順転系の給送となり、重送を起こし
難い給送動作が得られる。また、厚紙給送時には、給紙
アーム軸3を反時計回りに回転するように制御すること
で逆転系の給送となり、高い給紙圧の下で安定した給送
動作が得られる。
【0087】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。
説明する。
【0088】図8は本実施の形態に係る画像形成装置に
設けられた給紙装置の概略構成を示す上面図、図9はそ
の側面図である。なお、図8、図9において、図1及び
図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
設けられた給紙装置の概略構成を示す上面図、図9はそ
の側面図である。なお、図8、図9において、図1及び
図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0089】図8、図9において、26は給紙アーム軸
3の駆動を第2給紙ローラ34に伝達して第2給紙ロー
ラ34を回転させる第2駆動伝達部である。ここで、こ
の第2駆動伝達部26は、給紙アーム軸3の回転により
回転する第2駆動ギア12と、この第2駆動ギア12の
回転を給紙ローラギア33に伝達する5個(奇数)のア
イドラギア38〜41,42と、給紙アーム軸3の回転
を第2駆動ギア12に伝達する第2ワンウェイクラッチ
37を備えている。
3の駆動を第2給紙ローラ34に伝達して第2給紙ロー
ラ34を回転させる第2駆動伝達部である。ここで、こ
の第2駆動伝達部26は、給紙アーム軸3の回転により
回転する第2駆動ギア12と、この第2駆動ギア12の
回転を給紙ローラギア33に伝達する5個(奇数)のア
イドラギア38〜41,42と、給紙アーム軸3の回転
を第2駆動ギア12に伝達する第2ワンウェイクラッチ
37を備えている。
【0090】なお、本実施の形態において、この第2ワ
ンウェイクラッチ37は、給紙アーム軸3が図9におい
て時計回りに回転すると、給紙アーム軸3の駆動を第2
駆動ギア12に伝達するように作用し、給紙アーム軸3
が反時計回りに回転した時は給紙アーム軸3の駆動を第
2駆動ギア12に伝達しないようになっている。
ンウェイクラッチ37は、給紙アーム軸3が図9におい
て時計回りに回転すると、給紙アーム軸3の駆動を第2
駆動ギア12に伝達するように作用し、給紙アーム軸3
が反時計回りに回転した時は給紙アーム軸3の駆動を第
2駆動ギア12に伝達しないようになっている。
【0091】これにより、給紙アーム軸3が時計回りに
回転すると、第2ワンウェイクラッチ37により給紙ア
ーム軸3の駆動が第2駆動ギア12に伝達されて第2駆
動ギア12が回転し、さらに第2駆動ギア12の回転は
5個のアイドラギア38〜41,42を介して給紙ロー
ラギア33に伝達され、給紙ローラギア33が回転す
る。そして、このように給紙ローラギア33が回転する
と、第2給紙ローラ34が時計回りに回転するようにな
る。つまり、順転系が形成されるようになる。
回転すると、第2ワンウェイクラッチ37により給紙ア
ーム軸3の駆動が第2駆動ギア12に伝達されて第2駆
動ギア12が回転し、さらに第2駆動ギア12の回転は
5個のアイドラギア38〜41,42を介して給紙ロー
ラギア33に伝達され、給紙ローラギア33が回転す
る。そして、このように給紙ローラギア33が回転する
と、第2給紙ローラ34が時計回りに回転するようにな
る。つまり、順転系が形成されるようになる。
【0092】なお、第1駆動伝達部15は、既述した例
えば第1の実施の形態におけるものと同様な構成のもの
である。したがって、給紙アーム軸3が図9において反
時計回りに回転すると、第1ワンウェイクラッチ36に
より給紙アーム軸3の駆動が第1駆動ギア4に伝達され
て第1駆動ギア4が回転し、さらにこの第1駆動ギア4
の回転は4個のアイドラギア5〜8を介して給紙ローラ
ギア9に伝達され、これにより第1給紙ローラ1が時計
回りに回転するようになる。つまり、逆転系が形成され
るようになる。
えば第1の実施の形態におけるものと同様な構成のもの
である。したがって、給紙アーム軸3が図9において反
時計回りに回転すると、第1ワンウェイクラッチ36に
より給紙アーム軸3の駆動が第1駆動ギア4に伝達され
て第1駆動ギア4が回転し、さらにこの第1駆動ギア4
の回転は4個のアイドラギア5〜8を介して給紙ローラ
ギア9に伝達され、これにより第1給紙ローラ1が時計
回りに回転するようになる。つまり、逆転系が形成され
るようになる。
【0093】そして、このように構成することにより、
給紙アーム軸3が図9において時計回りに回転すると、
ワンウェイクラッチ36のみが作用して駆動ギア4から
5個のアイドラギアを介して給紙ローラギア9が図9に
おいて時計回りに回転するため給紙ローラ1も同時に時
計回りの駆動を受けるようになり、駆動特性は順転系と
なる。
給紙アーム軸3が図9において時計回りに回転すると、
ワンウェイクラッチ36のみが作用して駆動ギア4から
5個のアイドラギアを介して給紙ローラギア9が図9に
おいて時計回りに回転するため給紙ローラ1も同時に時
計回りの駆動を受けるようになり、駆動特性は順転系と
なる。
【0094】また、給紙アーム軸3が図9において反時
計回りに回転すると、ワンウェイクラッチ37のみが作
用するため駆動ギア12から4個のアイドラギアを介し
て給紙ローラギア33及び給紙ローラ34が図9におい
て時計回りに駆動を受けるようになり、駆動特性は逆転
系となる。
計回りに回転すると、ワンウェイクラッチ37のみが作
用するため駆動ギア12から4個のアイドラギアを介し
て給紙ローラギア33及び給紙ローラ34が図9におい
て時計回りに駆動を受けるようになり、駆動特性は逆転
系となる。
【0095】ところで、本実施の形態においては、第1
駆動伝達部15の給紙ローラ1を回転自在に保持するロ
ーラアーム28(28a,28b)よりも、第2駆動伝
達部26の給紙ローラ34を回転自在に保持するローラ
アーム29(29a,29b)の方が長くなっている。
駆動伝達部15の給紙ローラ1を回転自在に保持するロ
ーラアーム28(28a,28b)よりも、第2駆動伝
達部26の給紙ローラ34を回転自在に保持するローラ
アーム29(29a,29b)の方が長くなっている。
【0096】そして、このように第2駆動伝達部26の
ローラアーム29を長くすることにより、斜面板17に
近い位置に順転系、斜面板17から遠い位置に逆転系を
配置することができる。これにより、順転系駆動でシー
トSの先端部を給送することで薄紙の重送防止に大きな
効果を発揮し、また、逆転系を斜面板17から遠ざける
ことで給送時にシートSがたわみ易くなるため、厚紙給
送時にもシートSに多大なストレスをかけることなくシ
ートSを給送でき、給紙不良を防ぐことができる。
ローラアーム29を長くすることにより、斜面板17に
近い位置に順転系、斜面板17から遠い位置に逆転系を
配置することができる。これにより、順転系駆動でシー
トSの先端部を給送することで薄紙の重送防止に大きな
効果を発揮し、また、逆転系を斜面板17から遠ざける
ことで給送時にシートSがたわみ易くなるため、厚紙給
送時にもシートSに多大なストレスをかけることなくシ
ートSを給送でき、給紙不良を防ぐことができる。
【0097】なお、第2〜第4の実施の形態において
も、順転系及び逆転系の駆動切替え方式は、既述した第
1の実施の形態と同様のものを用いることができる。
も、順転系及び逆転系の駆動切替え方式は、既述した第
1の実施の形態と同様のものを用いることができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、正
逆転可能な駆動軸と給送手段との間に設けた第1及び第
2駆動伝達部によって駆動軸の回転方向に応じて選択的
に駆動軸の回転を給送手段に伝達することにより、初期
給紙圧の高い系及び給紙圧が一定の系の両方の給送性能
を備えることができ、これによりシートの厚さや剛性に
応じて確実にシートを給送することができる。
逆転可能な駆動軸と給送手段との間に設けた第1及び第
2駆動伝達部によって駆動軸の回転方向に応じて選択的
に駆動軸の回転を給送手段に伝達することにより、初期
給紙圧の高い系及び給紙圧が一定の系の両方の給送性能
を備えることができ、これによりシートの厚さや剛性に
応じて確実にシートを給送することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
に設けられた給紙装置の概略構成を示す上面図。
に設けられた給紙装置の概略構成を示す上面図。
【図2】上記給紙装置の側面断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
に設けられた給紙装置の概略構成を示す上面図。
に設けられた給紙装置の概略構成を示す上面図。
【図4】上記給紙装置の側面断面図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る画像形成装置
に設けられた給紙装置の概略構成を示す上面図。
に設けられた給紙装置の概略構成を示す上面図。
【図6】上記給紙装置の側面断面図。
【図7】上記給紙装置の給紙ローラ周辺の拡大透視図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る画像形成装置
に設けられた給紙装置の概略構成を示す上面図。
に設けられた給紙装置の概略構成を示す上面図。
【図9】上記給紙装置の側面断面図。
【図10】従来の給紙装置を備えた画像形成装置の概略
構成を示す図。
構成を示す図。
【図11】上記従来の給紙装置のシート分離動作を説明
する図。
する図。
1,34 (第1、第2)給紙ローラ 3 給紙アーム軸 4,12 (第1、第2)駆動ギア 5〜8 アイドラギア 9,33 給紙ローラギア 15 第1駆動伝達部 16,26 第2駆動伝達部 17 斜面板 18 給紙トレイ 21,21,28,29 ローラアーム 23,36 第1ワンウェイクラッチ 24,37 第2ワンウェイクラッチ 30〜32 アイドラギア 38〜41,42 アイドラギア S シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 隆吉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB01 FC01 GA01 GB01 GC01 GD01 JA14 JA19 JD08 KB04 KB12 KB17 KB19 LA04 LA15 LC07 LC15 LC22 LC25 LD24 MC21
Claims (11)
- 【請求項1】 シート収納手段に収納されたシートを給
送手段により送り出すようにした給紙装置において、 正逆転可能な駆動軸と、 前記駆動軸と前記給送手段との間に設けられ、前記駆動
軸がシート送り出し方向と逆方向に回転したときに該駆
動軸の回転を伝達して前記給送手段をシート送り出し方
向に回転させる第1駆動伝達部と、 前記駆動軸と前記給送手段との間に設けられ、前記駆動
軸がシート送り出し方向に回転したときに該駆動軸の回
転を伝達して前記給送手段をシート送り出し方向に回転
させる第2駆動伝達部と、 を備え、 前記駆動軸の回転方向に応じて前記第1及び第2駆動伝
達部により選択的に該駆動軸の回転を前記給送手段に伝
達するようにしたことを特徴とする給紙装置。 - 【請求項2】 前記第1駆動伝達部は、前記駆動軸の回
転により回転する回転部材と、前記回転部材の回転を前
記給送手段に伝達する偶数個の伝達部材と、前記駆動軸
に回動自在に設けられると共に前記偶数個の伝達部材及
び前記給送手段を回転自在に支持するアーム部材と、前
記回転部材と前記駆動軸との間に設けられ、前記駆動軸
がシート送り出し方向と逆方向に回転したときに選択的
に該駆動軸の回転を前記回転部材に伝達するクラッチ手
段とを備え、前記第2駆動伝達部は、前記駆動軸の回転
により回転する回転部材と、前記回転部材の回転を前記
給送手段に伝達する奇数個の伝達部材と、前記駆動軸に
回動自在に設けられると共に前記奇数個の伝達部材及び
前記給送手段を回転自在に支持するアーム部材と、前記
回転部材と前記駆動軸との間に設けられ、前記駆動軸が
シート送り出し方向に回転したときに選択的に該駆動軸
の回転を前記回転部材に伝達するクラッチ手段とを備え
ていることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。 - 【請求項3】 前記駆動軸がシート送り出し方向に回転
したとき、前記アーム部材には該駆動軸により前記給送
手段をシートから離す方向に力が加わり、前記駆動軸が
シート送り出し方向と逆方向に回転したとき、前記アー
ム部材には該駆動軸により前記給送手段をシートに押し
付ける方向に力が加わることを特徴とする請求項2記載
の給紙装置。 - 【請求項4】 前記第1駆動伝達部及び第2駆動伝達部
は、共通の前記給送手段に前記駆動軸の回転を選択的に
伝達することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1
項に記載の給紙装置。 - 【請求項5】 前記第1駆動伝達部及び第2駆動伝達部
は、それぞれ異なる給送手段に前記駆動軸の回転を伝達
することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に
記載の給紙装置。 - 【請求項6】 前記第1駆動伝達部により前記駆動軸の
回転が伝達される給送手段を、前記第2駆動伝達部によ
り前記駆動軸の回転が伝達される給送手段よりもシート
送り出し方向上流に設けたことを特徴とする請求項5記
載の給紙装置。 - 【請求項7】 前記駆動軸の回転方向を手動により切り
替えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項
に記載の給紙装置。 - 【請求項8】 前記駆動軸を前記シート送り出し方向に
回転させた後、所定時間経過後に前記シート送り出し方
向と逆方向に回転させるようにしたことを特徴とする請
求項1乃至6のいずれか1項に記載の給紙装置。 - 【請求項9】 前記給送手段から前記シートが送り出さ
れたことを検知する検知手段と、 前記駆動軸の回転方向を切り替える切り替え手段と、 を備え、 前記切り替え手段は前記駆動軸を前記シート送り出し方
向に回転させた後、所定時間が経過しても前記検知手段
から検知信号が入力されない場合には、前記駆動軸を前
記シート送り出し方向と逆方向に回転させるようにする
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載
の給紙装置。 - 【請求項10】 前記シート収納手段のシート送り出し
方向端部に前記シートを1枚ずつ分離して給送する分離
斜面を設けたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれ
か1項に記載の給紙装置。 - 【請求項11】 画像形成部と、前記画像形成部にシー
トを給送手段により送り出す給紙装置とを備えた画像形
成装置において、 前記給紙装置は前記請求項1乃至10のいずれかに記載
のものであることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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