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JP2002044456A - 画像処理装置、システム、方法及び媒体 - Google Patents

画像処理装置、システム、方法及び媒体

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Publication number
JP2002044456A
JP2002044456A JP2000220626A JP2000220626A JP2002044456A JP 2002044456 A JP2002044456 A JP 2002044456A JP 2000220626 A JP2000220626 A JP 2000220626A JP 2000220626 A JP2000220626 A JP 2000220626A JP 2002044456 A JP2002044456 A JP 2002044456A
Authority
JP
Japan
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output destination
image
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reading
output
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000220626A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kaburagi
浩 蕪木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000220626A priority Critical patent/JP2002044456A/ja
Publication of JP2002044456A publication Critical patent/JP2002044456A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザがIP製品の操作部上からネットワーク
接続された様々な出力機器に読取り画像を送信する際、
選択した出力機器に応じたフィルタ補正を自動的にかけ
ることで、鮮鋭性の改善を図ること。 【解決手段】画像を読み取る為の読取り手段(209)
と、前記読取り手段で読み取った輝度信号を濃度信号に
変換する為の輝度濃度変換手段(203)と、前記輝度
濃度変換手段で変換したデータを出力装置に応じてデジ
タルフィルタ(204)、前記フィルタ手段の係数を設
定する為のフィルタ係数設定手段(207)、操作部上
から任意な出力先が選択できる出力選択手段(213)
と、ネットワークに接続する為のネットワーク接続手段
(214)を有し、前記出力選択手段で選択した出力先
に応じて、前記フィルタ係数設定手段の設定値を切り替
えてフィルタ処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置、方法
及び媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からFAXの機能やプリンターの機
能やコピーの機能などを兼ね備えたシステム装置(MF
P(マルチファンクションペリフェラル)が提案されて
いる。これは、1台の装置で複数の機能を兼ね備えるこ
とで、小スペース高生産性を誇っている。
【0003】また、プリンター機能に関して言えば、パ
ーソナルなプリンターとしてではなく、ネットワークプ
リンターとして使えるようにネットワーク接続も可能な
構成となってきている。
【0004】その為、様々な機能を兼ね備えるMFP
は、ネットワーク上に接続された様々な出力装置に、読
取り画像を出力する使い方が提案されてきた。
【0005】さらに、ネットワーク接続されたPCにも
読取り画像を転送し、PC上で読取り画像を管理する使
い方も提案されてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ネットワー
ク上に接続されている様々な出力装置は、それぞれ異な
る特性を有している。例えば、鮮鋭さである。
【0007】それを補正する為の手段がシャープネスと
呼ばれているものであり、フィルタ処理に相当する。
【0008】しかし、現状のMFPでは、文字モードや
写真モードといったモード毎のフィルタ係数の切り替え
はおこなっていても、送信先毎のフィルタ係数の切り替
えはおこなっていなかった。
【0009】その為、ネットワーク上に接続されたさま
ざまなプリンターや他のMFPやPCにデータを送信す
ると、プリンターの特性の違いにより、ボケたようにな
ったり、エッジ強調が効きすぎたようになったりする問
題点があった。
【0010】特にプリンター出力をイメージしたフィル
タ係数のまま、PCにデータ転送すると、PC上で画像
を見たときに、エッジ強調が効きすぎた画像に見えるこ
とがあった。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上述
の問題点を解決する為に提案されたものであり、その目
的とするところは、ネットワーク上に接続された複数の
出力機器に対して、それぞれに適した処理を行うことを
目的とし、好ましい実施態様に依れば異なるフィルタ処
理により最適なエッジ強調をおこなうことである。
【0012】かかる目的を達成するため本出願の画像処
理装置は、読取り手段により対象画像を読み取り得た画
像信号を空間フィルタ処理するフィルタ手段、前記フィ
ルタ手段の特性を設定する設定手段、出力先選択手段に
より選択された任意の出力先と、ネットワーク接続する
為のネットワーク接続手段、前記出力先選択手段で選択
した出力先に応じて、前記設定手段の設定を制御する制
御手段を有することを特徴とする。
【0013】また、前記画像信号は、前記読取り手段に
より、読み取り得た画像信号から変換された濃度信号で
あることを特徴とする。
【0014】また、前記出力先選択手段は使用者の指示
に応じた前記出力先を選択する手段であることを特徴と
する。
【0015】また、前述の装置及び前記読取り手段を有
する画像処理システムの構成を特徴とする。
【0016】また、読取り手段は原稿読み取りスキャナ
であることを特徴と画像処理システム。
【0017】また、前記出力先はプリンターを含むこと
を特徴とする。
【0018】また、前記出力先はPCを含むことを特徴
とする。
【0019】また、本発明は上述の機能を有する画像処
理方法及び媒体の構成を特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)以下、図面を参
照して本発明の実施例を説明する。
【0021】(●処理概略)図2は本発明の一実施例の
システム処理構成全体の概略を示したブロック図であ
る。
【0022】画像読み取り部は、レンズ201、CCD
センサ202、アナログ信号処理部203等により構成
され、レンズ201を介しCCDセンサ202に結像さ
れた原稿画像200が、CCDセンサ202によりアナ
ログ電気信号に変換される。変換された画像情報は、ア
ナログ信号処理部に入力され、サンプル&ホールド、ダ
ークレベルの補正等が行われた後にアナログ・デジタル
変換(A/D変換)される。このようにして変換された
デジタル信号は、画像処理部204に入力される。
【0023】画像処理部204では、シェーディング補
正や本実施例の特徴であるフィルタ処理等を読み取り系
や出力装置などを考慮して補正処理し、かつ説明を理解
し易い様に図示しないがスムージング処理、濃度補正処
理などが行われ、プリンタ部205に出力される。
【0024】プリンタ部205は、本実施例では図示し
ていないが例えば電子写真方式の像形成手段、即ちレー
ザ等からなる露光制御部、画像形成部、転写紙の搬送制
御部等により構成され、入力された画像信号を転写紙上
に記録する。またプリンタ部としては他の形成手段、例
えばインクジェット記録であってもよい。
【0025】また、画像処理部204からの出力は、ネ
ットワーク214を介してネットワーク上に接続された
出力機器にデータを送信することが可能な構成となって
いる。
【0026】205のプリンタにデータを出力するの
か、214を介してネットワーク上にデータを出力する
のかは、CPU回路部210でコントロールされてい
る。
【0027】CPU回路部210は、CPU206、R
OM207、RAM208等により構成され、画像読み
取り部209、画像処理部204、プリンタ部205、
操作部213等を制御し、本装置のシーケンスを統括的
に制御する。
【0028】操作部213には、RAM211、ROM
212が予め用意されており、UI上に文字を表示した
り、ユーザーが設定した情報を記憶しておくことが可能
となっている。
【0029】ユーザーによって操作部213で設定され
た情報は、CPU回路部210を介して、画像読み取り
部209、画像処理部204、プリンター部205など
に送られる構成となっている。
【0030】(●データ送信概略)次に、本実施例の画
像処理部の詳細を説明する前に本実施例の特徴にかかわ
るデータ送信の概要を図1を用いて説明する。
【0031】本実施例では、一つのMFPから様々な出
力装置にデータを送信する構成を考えている。そのデー
タ送信をおこなうMFPが100に示したiR#1とよ
ばれる装置である。これは、スキャナとプリンタとネッ
トワーク接続の機能を兼ね備えており、スキャンしたデ
ータを自分自身のプリンタに出力することも、ネットワ
ーク接続された他のプリンターやMFPやPCなどにも
送信することも可能な構成となっている。
【0032】このとき、100に示したようなスキャナ
とプリンタとが一体になったMFPでは、読み込み特
性、及び出力特性が予め把握可能な為、読み込みデータ
を自分自身のプリンターに出力する際には、予め想定し
た出力画像になるようにフィルタ係数が作成可能であ
る。
【0033】しかし、前述したようにネットワーク上に
接続された101や102のような装置やMEP1など
では、読取りデータを送信するiR#1と同一機種であ
りながら、離れた場所に設置されている為、個々のプリ
ンターの出力特性が把握できない。つまり、設置された
環境も出力装置のドラム消耗状態なども把握できない
為、最適なフィルタ処理がおこなえない。
【0034】そこで、本実施例では、後述する構成で上
述した出力特性の分からない同一機種の装置に関して
は、ある一定の環境で取り決めをした標準的なフィルタ
係数を用いたデータ補正をおこなうようにした。
【0035】これにより、環境やドラムの状態などのロ
ーカル環境で取り決めをしたフィルタ係数の影響を受け
ずに、ネットワーク接続された同一種類の他の出力装置
で、標準的なフィルタ補正処理がおこなえるようにな
る。
【0036】一方、106に示したMFP2は、101
や102に示した出力装置と機種が異なっている。つま
り、データを読み込んだ機種と出力装置とが異なってい
る。そこで、本実施例は、機種が異なる出力装置にデー
タを送信する際には、標準的なフィルタ係数で補正した
データを送信することを特徴としている。
【0037】ここでいう標準的なフィルタ係数とは、M
FP2の機種用に、ある一定の環境で取り決めをしたフ
ィルタ係数のことである。
【0038】同様に、105に示したプリンターに関し
ても、その機種のプリンター専用の標準的なフィルタ係
数を、送り側の100のMFPに用意しておき、送り側
でそのプリンタが選択されたときに、前述したプリンタ
用のフィルタ係数で補正してからデータ送信することを
特徴としている。
【0039】104に示したPCに関しては、PCのデ
ィスプレイ上でデータを観察することを目的としてい
る。その為、プリンターの特性を考慮した補正は必要な
いことになる。このような場合は、スキャナの特性のみ
を考慮したフィルタ係数を用いて補正した後、データ送
信をおこなうことを特徴としている。
【0040】さらに、103に示した内蔵のHDDに画
像データを蓄積する際には、蓄積後に上述したPCにデ
ータ送信ができるようにスキャナの特性のみを考慮した
フィルタ係数を用いた補正をおこなうことを特徴として
いる。
【0041】(●画像処理部)次に、本実施例の特徴的
な画像処理部204を図3を用いて説明する。
【0042】図2のアナログ信号処理部203より出力
されるデジタル画像信号は、シェーディング補正部30
1に入力される。シェーディング補正部301では、原
稿を読みとるセンサーのばらつき及び、原稿証明用ラン
プの配光特性の補正を行っている。
【0043】輝度濃度変換部302では、シェーディン
グ補正された301のデータをLog変換により、輝度
信号から濃度信号へと変換を行っている。
【0044】変換式は、以下の通りである。
【0045】 D=−255×LOG(in/255)÷Dmax
【0046】上式のinがシェーディング補正回路部3
01からの信号であり、Dが輝度濃度変換部302から
の出力である。また、Dmaxがプリンターから出力さ
れる最大濃度値であり、これで正規化し255倍する処
理をおこなっている。ここで、入出力は、8bitを想
定している為、0,255でクリップしている。
【0047】本実施例のフィルタ処理部303では、輝
度濃度変換された302のデータを読み取り特性と出力
特性とに応じた補正処理をおこなっている。これは、M
xNの係数で構成されており、詳細は後述するが、その
一例が図10のような値である。
【0048】本実施例のポイントは、後述する操作部2
13の設定に応じてCPU回路210がフィルタ処理部
303へ、読取りデータ送信先毎に異なるフィルタ係数
値を設定することである。
【0049】この操作部からの操作により、出力するプ
リンタやMFPやPCなどに応じた最適なフィルタ係数
値が選択され、最適なシャープネス補正が可能となる。
【0050】(●操作部)次に、前述した本実施例のポ
イントにかかわる操作部の詳細を図5〜図9を用いて説
明する。該操作部は表示面と操作面とが一体となったい
わゆるタッチパネルで構成されている。
【0051】500が画像送信元の操作部全体を示した
ものであり、501がコピーするときのタブ、502が
読取りデータをネットワーク送信するときのタブ、50
3がローカルなHDDに読取りデータを蓄積するときの
タブ、504が同一機種のMFPへ読み取りデータをネ
ットワーク送信するときのタブである。
【0052】まず、コピータブ501を選択した場合の
説明から順におこなう。
【0053】図5の505には通常のコピー時に参照さ
れる情報が示されている。例えば、読取り倍率・出力用
紙サイズ・出力枚数などである。これに関する設定が5
06や507や508のボタンである。
【0054】さらに、509がソータ設定・510が両
面コピー設定・511が応用モード設定などとなってい
る。この応用モードでは、数段階に振ったシャープネス
や、かぶりを消去する下地飛ばし量などが設定できる。
【0055】また、513が濃度補正をマニュアルでお
こなうか自動でおこなうかを選択するボタンであり、5
12が読み取り原稿に応じたモードを選択するボタンと
なっている。この読取りモードとは、文字モード、文字
写真モード、写真モードなどがあり、各モードに応じた
最適な濃度補正カーブ、フィルタ係数自動で設定される
構成となっている。
【0056】本実施例は、画像を読み取ったスキャナと
プリントアウトする出力装置とが同一な場合には、ロー
カルな出力と呼んでおり、予め読取り特性、出力特性が
把握可能なため、具体的なフィルタ係数値については後
述するが、最適な係数値が設定されている。
【0057】次に、送信タブ502を選択した場合の説
明を図6でおこなう。
【0058】これは、スキャナから読みとったデータを
ネットワーク経由で様々な出力装置にデータ送信する為
のものである。
【0059】600が操作部全体を示しており、601
が読み取り設定をおこなう為のものである。詳細は図示
していないが、この読取り設定で、カラー読取り/白黒
読取りの選択、読取り解像度の選択(300dpiや6
00dpiなど)、読取りモード(文字モード・文字写
真モード・写真モードなど)の選択をおこなう構成とな
っている。さらに、具体例は図9で説明するが602が
送信先の選択、607がその選択結果の表示、603が
前述した応用モードと同様なシャープネスや下地飛ばし
量の設定をおこなう詳細設定、604が607に表示さ
れている選択宛先を消去する為のボタンとなっている。
【0060】また、605が送信先へ送った画像をロー
カルなプリンターにも出力するためのボタンであり、こ
れにより、送信した画像を送信元でも確認可能な構成と
している。
【0061】さらに、606が送信先をワンタッチで、
電子メール・I−FAX・データベース・ファイル・プ
リンタなどにするのかを決定する為のボタンとなってい
る。これにより、煩雑な操作になりがちな宛先表602
からの選択を容易にしている。
【0062】前述したように602の宛先表を選択した
詳細な画面の一例が、図9である。901、902に示
したチェックマークが出力先を選択した状態をあらわし
ている。
【0063】本実施例では、このように操作部から選択
されたネットワーク上の出力先に応じて、前述した画像
処理部204のフィルタ処理部303のフィルタ係数を
切り替えることにある。このとき、901のように選択
された出力先がPCで、ディスプレイ上で受信画像を確
認するのか、902のように選択された出力先がプリン
ターで、受信画像をプリンターで出力するのかによっ
て、後述するフィルタ係数を切り替えることを特徴とし
ている。
【0064】次に、ボックスタブ503を選択した場合
の説明を図7でおこなう。700がボックスタブを選択
したときの全体を表しており、701と702がユーザ
ボックスとシステムボックスとを切り替えるボタンであ
る。詳細な説明は略するが、通常のユーザが使用するも
のが701ユーザボックスであり、管理者が使用するも
のが702システムボックスといった切り分けがされて
いる。703がHDDの中のデータを示す表示部となっ
ており、ここで選択されたボックス番号にスキャナから
の読取りデータが格納される構成をなっている。また、
704がHDD全体の使用量をパーセンテージで表すも
のである。
【0065】本実施例では、送信タブ502を選択した
ときと同様に、このボックスを選択したときには、ボッ
クス専用のフィルタ係数を前述した画像処理部204の
フィルタ処理部303に設定することにある。これは、
出力装置の特性を考慮せず読み取り特性のみで補正する
ことが可能な為である。これは、PCと同様にスキャナ
のみの特性を考慮すれば良いので、PCへの送信用のフ
ィルタ係数と同じにしても問題ないことは言うまでもな
い。
【0066】さらに、図8の800は、図5に示したプ
リンタ選択504を選択した場合の表示画面を表してお
り、リモートコピーと呼ばれているものである。これ
は、画像読取りをおこなった機種と同一の機種にネット
ワーク経由で画像送信をおこなう為のものである。80
1、802がデータの送信先を選択した様子をあらわし
ており、かかる送信先の選択に応じて同一機種専用のフ
ィルタ係数を自動的に画像処理部204のフィルタ処理
部303に設定することを本実施例では特徴としてい
る。また、803が重連コピー用のボタンでネットワー
ク接続されている同一機種の出力装置に同時にデータを
送信し、出力時間を短くすることができる。この時も、
上記と同様に同一機種専用のフィルタ係数を自動的に画
像処理部204のフィルタ処理部303に設定すること
を特徴としている。説明が最後になったが図中、「閉じ
る」804はこの800のウィンドウを閉じる為のもの
である。
【0067】以上、説明してきように本実施例では、操
作部で指定された送り先ごとに、フィルタ係数を切り替
えて読取りデータに補正処理することを特徴としてい
る。それでは、次にフィルタ係数の例を説明する。
【0068】(フィルタ処理部)前述の様に図10に示
した数値が前述したPCやHDDに読み取りデータを送
信する際に使用するフィルタ係数値である。7×7のサ
イズで、図4に示した各画素と掛け算をして、最後に1
28で割ってフィルタ補正値を求める構成になってい
る。説明が前後したが、図4の一マスが1画素をあらわ
しており、(i−3,j−3)の画素位置の画像データ
と図10の1001の係数値とを掛け算し、(i−2,
j−3)の画素位置の画像データと図10の1002の
係数値とを掛け算し、(i−1,j−3)の画素位置の
画像データと図10の1003の係数値とを掛け算し、
(i,j−3)の画素位置の画像データと図10の10
04の係数値とを掛け算し、…(i+3,j+3)の画
素位置の画像データと図10の1049の係数値とを掛
け算したものをすべて加算し、その加算値を128で割
ったものがフィルタ補正値、即ちエッジ強調値としてフ
ィルタ処理部303から出力される。そして、次に図4
の太枠の401から破線の402に注目領域を移動後、
前述した処理と同様な演算をおこない、その結果をフィ
ルタ処理部303から順に出力していく構成になってい
る。このように、1画素づつ順に注目画素領域(7×
7)をシフトしてフィルタ処理おこなっていく構成にな
っている。
【0069】図10は、PCやHDDにデータ転送する
際のフィルタ係数値の例であったが、図11に示したも
のは、ローカルな出力装置にプリントアウトする際に使
用する係数値の例である。ローカルな出力装置とは、前
述したようにデータを読み込んだスキャナとプリントア
ウトする出力装置とが一体化されており、ネットワーク
を介さずに出力できる場合である。フィルタ処理法は、
図4に示した各画素と掛け算をし、その結果を加算後1
28で割る方法だが、詳細は、前述した図10の場合と
同じであるため省略する。
【0070】図12はリモートコピーの場合のフィルタ
係数の例であり、図13はその他の機種、つまり、ネッ
トワークに接続されたプリンターや機種が異なるMFP
などに出力する際に使用するフィルタ係数である。具体
的な演算方法は、前述したものと同様なため省略する。
【0071】以上、各出力先毎に設定されるフィルタの
周波数特性を表したものが図14になる。横軸が周波
数、縦軸が強調量(MTF)をあらわしている。MTF
100%が通常スルー処理とよばれている状態であり、
エッジ強調量‘0’の状態である。図14においては、
PCやHDDにデータ送信するような場合でプリンター
特性を考慮しなくてもよいものは、1401のようなM
TFが低いものを用い、リモートコピーの場合は、スキ
ャナ・プリンタの特性を考慮して作成した1402のよ
うなMTFのものを用い、リモートコピー/他機種への
データ送信の場合は、順にMTFを上げたフィルタ係数
を用いていることを特徴としている。この1401が図
10に示すフィルタ係数と対応しており、1402が図
11、1403が図12、1404が図13と夫々対応
している。本実施例では、これらのフィルタ係数に限定
するものではなく、他の値でもよいことは言うまでもな
い。
【0072】以上、このようにして処理されたデータ
を、CPU回路部210でコントロールされた214の
ネットワークを介してネットワーク上に送信したり、2
05のプリンタへ出力したりすることで、読取りデータ
の送信先毎に適切なフィルタ処理を実現した。
【0073】(第2の実施例)第2の実施例における基
本的な装置構成で上述した第1の実施例と同様な部分
は、同一番号を付け説明を省略する。前述した実施例1
では、CPU回路部が操作部で設定された送信先毎に、
メモリを参照してフィルタ処理部303にフィルタ係数
値を設定する構成について述べた。ここでは、複数のフ
ィルタ処理部を持つ構成について説明する。
【0074】実施例2の詳細を示したものが図15であ
る。1401〜1408のフィルタ処理部の各々が実施
例1のフィルタ処理部303に対応している。つまり、
読取りデータを送信する送信先の数だけ必要なフィルタ
処理部を予め用意しておき、送信先毎のフィルタ係数値
を予め設定しておくことで、CPU回路部が送信先毎に
メモリからデータを読み出し、フィルタ処理部に係数値
を設定する必要が無くなる。この場合、CPU回路部2
10は、操作部213の信号に応じてセレクタ1409
を切り替える処理のみで対応可能となる。その為、高速
な切り替えが必要な場合は、有効な手段なり得る。
【0075】以下、実施例1と同様な処理がなされ、ネ
ットワーク上にデータを送信したり、205のプリンタ
へ出力したりすることで、実施例1同様に、送信先毎に
適切なフィルタ処理が可能となる。
【0076】ところで、前実施例では、複数の送信先が
選択された場合、複数回画像読取りをおこなう必要があ
った。しかし、プロダクティビティを考えると、1回の
読取りで複数の宛先にデータを送信できた方が好ましい
のは言うまでもない。そこで、図16のように読取り画
像保存部1501を具備することで、画像読取り回数を
1回にすることも可能である。この画像保存部1501
は、読み書き可能なメモリで構成されており、A360
0dpi分の画像が1枚保存できるメモリ量となってい
る。これにより、はじめの読取り画像を読取り画像保存
部1501に保存しておくことで、複数の送信先に対し
て、1501からデータを読み出すことで、複数の画像
読み取りを回避できるようになる。
【0077】本実施例においては読取り手段として原稿
読取り装置を設けたが、本発明においてはこれに限ら
ず、例えばデジタルカメラ時の手段でもよい。またネッ
トワークとしては汎用の種々のネットワークに本発明を
適用することができる。
【0078】(本発明の他の実施形態)本発明は複数の
機器(たとえばホストコンピュータ、インタフェース機
器、リーダー、プリンタ等)から構成されるシステムに
適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファクシミリ
装置)からなる装置に適用してもよい。
【0079】また前述した実施形態の機能を実現する様
に各種のデバイスを動作させる様に該各種デバイスと接
続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、前
記実施形態機能を実現するためのソフトウエアのプログ
ラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコン
ピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログ
ラムに従って前記各種デバイスを動作させることによっ
て実施したものも本願発明の範疇に含まれる。
【0080】またこの場合、前記ソフトウエアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログ
ラムコードをコンピュータに供給するための手段、例え
ばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明
を構成する。
【0081】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハ
ードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R
OM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることができる。
【0082】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本願発明の実施形態に含まれる
ことは言うまでもない。
【0083】更に供給されたプログラムコードが、コン
ピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された
機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプ
ログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや
機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部
または全部を行い、その処理によって前述した実施形態
の機能が実現される場合も本願発明に含まれることは言
うまでもない。
【0084】
【発明の効果】以上説明してきたように、特定の機器の
読取り画像を操作部で設定された送信先ごとに、フィル
タ特性を切り替えてフィルタ処理して送信することで、
各出力装置に適したフィルタ補正が可能となる。
【0085】つまり、ユーザーがネットワーク接続され
たプリンターやPCなどの出力特性を意識しなくとも、
適切なフィルタ補正が可能になる効果がある。
【0086】無論、エッジ強調の差違は、画像を読み取
ったときのスキャナーのMTF特性に起因するものが大
きいが、特に、プリンターのトナーの飛び散りや解像度
などを考慮したものであることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における出力機器接続状態をあらわす
図。
【図2】実施例の全体構成を示す図。
【図3】実施例1における本発明にかかわる構成を示す
図。
【図4】フィルタ処理をおこなう対応画素を示す図。
【図5】本実施例にかかわる操作部を示す図1。
【図6】本実施例にかかわる操作部を示す図2。
【図7】本実施例にかかわる操作部を示す図3。
【図8】本実施例にかかわる操作部を示す図4。
【図9】本実施例にかかわる操作部を示す図5。
【図10】本実施例にかかわるフィルタ係数1。
【図11】本実施例にかかわるフィルタ係数2。
【図12】本実施例にかかわるフィルタ係数3。
【図13】本実施例にかかわるフィルタ係数4。
【図14】フィルタ係数の特性を表すグラフ。
【図15】実施例2における本発明にかかわる構成を示
す図1。
【図16】実施例2における本発明にかかわる構成を示
す図2。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA11 BA02 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CE03 CE04 CE06 CE11 CH01 CH07 CH11 5C062 AA05 AA14 AA35 AB20 AC42 5C077 PP03 PQ08 SS01 SS02 SS05 TT02 TT09

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取り手段により対象画像を読み取り得
    た画像信号を空間フィルタ処理するフィルタ手段、 前記フィルタ手段の特性を設定する設定手段、 出力先選択手段により選択された任意の出力先と、ネッ
    トワーク接続する為のネットワーク接続手段、 前記出力先選択手段で選択した出力先に応じて、前記設
    定手段の設定を制御する制御手段を有することを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像信号は、前記読取り手段によ
    り、読み取り得た画像信号から変換された濃度信号であ
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記出力先選択手段は使用者の指示に応
    じて前記出力先を選択する手段であることを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置及び前記読取り手段
    を有する画像処理システム。
  5. 【請求項5】 前記読取り手段は原稿読み取りスキャナ
    であることを特徴とする請求項4の画像処理システム。
  6. 【請求項6】 前記出力先はプリンターを含むことを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記出力先はPCを含むことを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 読取り手段により対象画像を読み取り得
    た画像信号を空間フィルタ処理するステップ、 前記フィルタ手段の特性を設定する設定ステップ、 出力先選択ステップにより選択された任意の出力先と、
    ネットワーク接続する為のネットワーク接続ステップ、 前記出力先選択手段で選択した出力先に応じて、前記設
    定手段の設定を制御する制御ステップを有することを特
    徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 前記画像信号は、前記読取り手段によ
    り、読み取り得た画像信号から変換された濃度信号であ
    ることを特徴とする請求項8記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記出力先選択ステップは使用者の指
    示に応じて前記出力先を選択するステップであることを
    特徴とする請求項8記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記読取り手段は原稿読み取りスキャ
    ナであることを特徴とする請求項8の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記出力先はプリンターを含むことを
    特徴とする請求項8記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記出力先はPCを含むことを特徴と
    する請求項8記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 請求項8乃至13の画像処理方法をコ
    ンピュータにより実行可能に格納した媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004088407A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Seiko Epson Corp 出力解像度に応じたフィルタ処理を行う画像処理装置
JP2007295533A (ja) * 2006-02-28 2007-11-08 Konica Minolta Systems Lab Inc 閉ループシステムにおけるスキャナの最適なノイズフィルタの設定

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