JP2002041445A - 高性能dmaコントローラ - Google Patents
高性能dmaコントローラInfo
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- JP2002041445A JP2002041445A JP2001120483A JP2001120483A JP2002041445A JP 2002041445 A JP2002041445 A JP 2002041445A JP 2001120483 A JP2001120483 A JP 2001120483A JP 2001120483 A JP2001120483 A JP 2001120483A JP 2002041445 A JP2002041445 A JP 2002041445A
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F13/00—Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
- G06F13/14—Handling requests for interconnection or transfer
- G06F13/20—Handling requests for interconnection or transfer for access to input/output bus
- G06F13/28—Handling requests for interconnection or transfer for access to input/output bus using burst mode transfer, e.g. direct memory access DMA, cycle steal
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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- G06F13/14—Handling requests for interconnection or transfer
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- G06F13/30—Handling requests for interconnection or transfer for access to input/output bus using burst mode transfer, e.g. direct memory access DMA, cycle steal with priority control
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D10/00—Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
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- Theoretical Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 優先度、及びタイミング情報、キャンセル情
報などのパラメータをDMA要求に持たせ、上記パラメ
ータを前もって予約することができ、且つ設定された上
記パラメータに従ったDMA転送が実行でき、回路規模
が少なく、容易に設計可能な高性能DMAコントローラ
を提供する。 【解決手段】 データ転送制御部に起動命令受信部と、
データ転送要求に含まれる、転送種別を優先度毎に保持
するデータ転送要求受信部とを備え、データ転送制御部
の起動がかかっていないときは、データ転送制御部は、
データ転送要求受信部において、要求の予約のみを受け
付け、データ転送処理を実行しないものである。さら
に、データ転送要求の予約は、優先度毎に設けられた予
約レジスタに直接、転送相手種別を保持し、優先度の高
い予約レジスタから順番に、登録された予約がなくなる
まで、データ転送を実行していく制御をする。
報などのパラメータをDMA要求に持たせ、上記パラメ
ータを前もって予約することができ、且つ設定された上
記パラメータに従ったDMA転送が実行でき、回路規模
が少なく、容易に設計可能な高性能DMAコントローラ
を提供する。 【解決手段】 データ転送制御部に起動命令受信部と、
データ転送要求に含まれる、転送種別を優先度毎に保持
するデータ転送要求受信部とを備え、データ転送制御部
の起動がかかっていないときは、データ転送制御部は、
データ転送要求受信部において、要求の予約のみを受け
付け、データ転送処理を実行しないものである。さら
に、データ転送要求の予約は、優先度毎に設けられた予
約レジスタに直接、転送相手種別を保持し、優先度の高
い予約レジスタから順番に、登録された予約がなくなる
まで、データ転送を実行していく制御をする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリとメモリ間
をダイレクトデータ転送するDMAコントローラに関
し、特に、データ転送効率がよく、低消費電力であるD
MAコントローラに関する。
をダイレクトデータ転送するDMAコントローラに関
し、特に、データ転送効率がよく、低消費電力であるD
MAコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、データバスに複数の装置やメモリ
を接続したデータ処理装置において、装置間のデータ転
送をダイレクト転送する際、複数のDMA転送要求を連
続で、さらに、該DMA転送要求に優先度をつけて実行
することで、転送効率を上げる方法がいくつか知られて
いる。
を接続したデータ処理装置において、装置間のデータ転
送をダイレクト転送する際、複数のDMA転送要求を連
続で、さらに、該DMA転送要求に優先度をつけて実行
することで、転送効率を上げる方法がいくつか知られて
いる。
【0003】例えば、特開平09−223102号に、
前述した転送効率を上げるダイレクトアクセスコントロ
ーラについて記載されており、図27および図28に示
す構成を取る。図27は、ダイレクトメモリアクセスコ
ントローラ(DMAコントローラ)を示すブロック図で
あり、図28は、図27に示すDMAコントローラを一
部とするデータ処理装置を示すブロック図である。図2
7、図28において、DMAコントローラ10022
は、複数のDMA転送の制御データを各レジスタ(デー
タ保持手段)10012〜10016に設定すると共
に、複数のDMA転送の優先度をDMA待ちレジスタ
(優先度保持手段)10027に保持させ、制御回路
(転送制御手段)10025の制御により、上記DMA
待ちレジスタ10027に保持している優先度の順番で
複数のDMA転送を実行させるものである。そして、前
記DMAコントローラ10022の制御回路10025
は、CPU10004とDMAアクセスライン1002
3によって接続され、CPU10004がデータ保持手
段10012〜10016にアクセスするためのアドレ
ス、データ、制御信号が転送されると共に、DMA転送
終了通知等のための割込み信号、要求信号、応答信号が
転送される。そして、このDMAコントローラ1002
2のDMA待ちレジスタ(優先度保持手段)10027
に設定される優先度は、複数のDMA転送の制御データ
の入力時刻順であったり、転送相手であるI/O100
07の重要度によってあらかじめ決定されているもので
ある。
前述した転送効率を上げるダイレクトアクセスコントロ
ーラについて記載されており、図27および図28に示
す構成を取る。図27は、ダイレクトメモリアクセスコ
ントローラ(DMAコントローラ)を示すブロック図で
あり、図28は、図27に示すDMAコントローラを一
部とするデータ処理装置を示すブロック図である。図2
7、図28において、DMAコントローラ10022
は、複数のDMA転送の制御データを各レジスタ(デー
タ保持手段)10012〜10016に設定すると共
に、複数のDMA転送の優先度をDMA待ちレジスタ
(優先度保持手段)10027に保持させ、制御回路
(転送制御手段)10025の制御により、上記DMA
待ちレジスタ10027に保持している優先度の順番で
複数のDMA転送を実行させるものである。そして、前
記DMAコントローラ10022の制御回路10025
は、CPU10004とDMAアクセスライン1002
3によって接続され、CPU10004がデータ保持手
段10012〜10016にアクセスするためのアドレ
ス、データ、制御信号が転送されると共に、DMA転送
終了通知等のための割込み信号、要求信号、応答信号が
転送される。そして、このDMAコントローラ1002
2のDMA待ちレジスタ(優先度保持手段)10027
に設定される優先度は、複数のDMA転送の制御データ
の入力時刻順であったり、転送相手であるI/O100
07の重要度によってあらかじめ決定されているもので
ある。
【0004】また、データ処理装置における低消費電力
を実現するためのクロック制御方式についても、いくつ
かの方法が知られている。例えば、特開平08−255
034号に、LSI全体の制御回路の設計変更を伴わず
に低消費電力化を行う低消費電力型データ処理装置につ
いての記載があり、図29に示す構成をとっている。図
29は、低消費電力型データ処理装置の回路構成の一例
を示す図であり、複数の機能回路30123〜3012
5それぞれに備えられたクロック制御用ゲート回路30
117〜30119と、該個々のゲート回路の動作を定
義付ける制御データを記録するためのゲート制御用レジ
スタ30105〜30107と、該レジスタ30105
〜30107に対するデータの書きこみを制御するため
のアドレスデコーダ回路30111と、を備える。前記
レジスタ30105〜30107は、CPU等のメモリ
マップ領域に割り当てられており、固有のアドレスを有
するものである。前記アドレスデコーダ回路30111
は、CPU等の命令に従って、当該回路に入力された書
込みイネーブル信号Senに基づき、アドレスバス30
103を経由して供給される前記レジスタのアドレス値
をデコードし、またデータバス30104を経由して供
給される前記機能回路への制御データを、前記レジスタ
に記録する。前記レジスタからの出力は、各機能回路3
0123〜30125に対するクロック供給制御信号S
ccとして使用され、前記ゲート回路30117〜30
119は、該クロック供給制御信号Sccに基づき、各
機能回路30123〜30125に対するクロック信号
の供給を許可/停止する。
を実現するためのクロック制御方式についても、いくつ
かの方法が知られている。例えば、特開平08−255
034号に、LSI全体の制御回路の設計変更を伴わず
に低消費電力化を行う低消費電力型データ処理装置につ
いての記載があり、図29に示す構成をとっている。図
29は、低消費電力型データ処理装置の回路構成の一例
を示す図であり、複数の機能回路30123〜3012
5それぞれに備えられたクロック制御用ゲート回路30
117〜30119と、該個々のゲート回路の動作を定
義付ける制御データを記録するためのゲート制御用レジ
スタ30105〜30107と、該レジスタ30105
〜30107に対するデータの書きこみを制御するため
のアドレスデコーダ回路30111と、を備える。前記
レジスタ30105〜30107は、CPU等のメモリ
マップ領域に割り当てられており、固有のアドレスを有
するものである。前記アドレスデコーダ回路30111
は、CPU等の命令に従って、当該回路に入力された書
込みイネーブル信号Senに基づき、アドレスバス30
103を経由して供給される前記レジスタのアドレス値
をデコードし、またデータバス30104を経由して供
給される前記機能回路への制御データを、前記レジスタ
に記録する。前記レジスタからの出力は、各機能回路3
0123〜30125に対するクロック供給制御信号S
ccとして使用され、前記ゲート回路30117〜30
119は、該クロック供給制御信号Sccに基づき、各
機能回路30123〜30125に対するクロック信号
の供給を許可/停止する。
【0005】また、特開平08−153387号に、入
力映像信号の有効画素数に応じてアクセスを停止させて
低消費電力化を図るFIFOメモリについて記載がなさ
れており、図30の構成を取る。図30は、FIFOメ
モリの構成を機能面から示した図であり、該FIFOメ
モリは、データ信号の書き込み及び読み出しが行われる
メモリアレイ40006と、外部からのリセット信号R
ESを受けて外部から入力するクロック信号CLK0に
基づき、I/O回路40007に対するCLK(ビット
線用クロック)と、ワードラインポインタ40004に
対する第1クロックCLK1(ワード線用クロック)と
を生成する、クロックジェネレータ40003と、前記
CLK,CLK1それぞれに基づき前記メモリセルアレ
イのワード線及びビット線にアクセスを行うアドレス指
定手段(I/O回路,ワードラインポインタ)と、前記
クロックジェネレータ40003の動作を停止させる信
号を生成するコントロールフラグジェネレータ4000
2と、を有するものである。そして、前記クロックジェ
ネレータ40003が出力するCLK1に応じて、ワー
ドラインポインタ40004は、順次にワード線400
08を指定し、最後のポインタ40005が、最後のワ
ード線40008Eのアクセスを示す最終行アクセス信
号PAS3をコントロールフラグジェネレータ4000
2に対して出力すると、該コントロールフラグジェネレ
ータ40002は、最終行アクセス信号PAS3と、C
LK1に同期したクロックCOSとにより、最終アドレ
スのアクセスを検出し、その検出タイミングに応じてク
ロック制御信号CCNTをクロックジェネレータ400
03に対して出力する。そして、前記クロック制御信号
CCNTを受けた前記クロックジェネレータ40003
は、基本クロックCLK0のカウント動作を停止するも
のである。つまり、前記FIFOメモリは、FIFOメ
モリ自身が、データの書きこみと読み出しを開始するタ
イミングを制御信号から検出して、メモリセルアレイ4
0006に対してクロックの供給を開始し、アドレス指
定手段(I/O回路,ワードラインポインタ)が指定す
る最終アドレス信号を検出して前記クロックジェネレー
タ40003のクロックを停止させるクロック制御信号
生成手段(コントロールフラグジェネレータ4000
2)を備えた特別なFIFOメモリである。
力映像信号の有効画素数に応じてアクセスを停止させて
低消費電力化を図るFIFOメモリについて記載がなさ
れており、図30の構成を取る。図30は、FIFOメ
モリの構成を機能面から示した図であり、該FIFOメ
モリは、データ信号の書き込み及び読み出しが行われる
メモリアレイ40006と、外部からのリセット信号R
ESを受けて外部から入力するクロック信号CLK0に
基づき、I/O回路40007に対するCLK(ビット
線用クロック)と、ワードラインポインタ40004に
対する第1クロックCLK1(ワード線用クロック)と
を生成する、クロックジェネレータ40003と、前記
CLK,CLK1それぞれに基づき前記メモリセルアレ
イのワード線及びビット線にアクセスを行うアドレス指
定手段(I/O回路,ワードラインポインタ)と、前記
クロックジェネレータ40003の動作を停止させる信
号を生成するコントロールフラグジェネレータ4000
2と、を有するものである。そして、前記クロックジェ
ネレータ40003が出力するCLK1に応じて、ワー
ドラインポインタ40004は、順次にワード線400
08を指定し、最後のポインタ40005が、最後のワ
ード線40008Eのアクセスを示す最終行アクセス信
号PAS3をコントロールフラグジェネレータ4000
2に対して出力すると、該コントロールフラグジェネレ
ータ40002は、最終行アクセス信号PAS3と、C
LK1に同期したクロックCOSとにより、最終アドレ
スのアクセスを検出し、その検出タイミングに応じてク
ロック制御信号CCNTをクロックジェネレータ400
03に対して出力する。そして、前記クロック制御信号
CCNTを受けた前記クロックジェネレータ40003
は、基本クロックCLK0のカウント動作を停止するも
のである。つまり、前記FIFOメモリは、FIFOメ
モリ自身が、データの書きこみと読み出しを開始するタ
イミングを制御信号から検出して、メモリセルアレイ4
0006に対してクロックの供給を開始し、アドレス指
定手段(I/O回路,ワードラインポインタ)が指定す
る最終アドレス信号を検出して前記クロックジェネレー
タ40003のクロックを停止させるクロック制御信号
生成手段(コントロールフラグジェネレータ4000
2)を備えた特別なFIFOメモリである。
【0006】さらに、特開平7−182857号にはマ
イコンシステムについて記載されており、CPUのスタ
ンバイ時にDRAMをセルフリフレッシュ制御する方法
が開示されている。図31は、マイコンシステムの構成
を示すブロック図である。
イコンシステムについて記載されており、CPUのスタ
ンバイ時にDRAMをセルフリフレッシュ制御する方法
が開示されている。図31は、マイコンシステムの構成
を示すブロック図である。
【0007】図31のマイコンシステムにおいては、シ
ステムがスタンバイ状態に設定されると、CPU500
01によりセルフリフレッシュモードが設定され、DR
AMコントローラ50003からの指令により、インタ
ーバルリフレッシュ回路50004からセルフリフレッ
シュ回路50005に切り替えられる。そして、通常動
作時にクロックジェネレータ50002から発生される
クロック信号を停止させた状態で、セルフリフレッシュ
回路50005がDRAMコントローラ50003にセ
ルフリフレッシュ動作を行うように制御信号を供給する
構成となっているものである。
ステムがスタンバイ状態に設定されると、CPU500
01によりセルフリフレッシュモードが設定され、DR
AMコントローラ50003からの指令により、インタ
ーバルリフレッシュ回路50004からセルフリフレッ
シュ回路50005に切り替えられる。そして、通常動
作時にクロックジェネレータ50002から発生される
クロック信号を停止させた状態で、セルフリフレッシュ
回路50005がDRAMコントローラ50003にセ
ルフリフレッシュ動作を行うように制御信号を供給する
構成となっているものである。
【0008】また、特開平7−169266では、半導
体メモリ装置内におけるメモリセルアレイの分割制御方
法について開示されている。図32は、半導体メモリの
基本的構成を示す図である。図32における半導体メモ
リは、チップ内に分割された複数個のメモリアレイ60
001…を設け、所定のメモリアレイ60001がメモ
リアレイ選択回路60005で選択されたときは、第1
の外部アドレス信号群のアドレスにより、選択されたメ
モリアレイ60001内のワード線の選択を行う。これ
と同時に、選択されないメモリアレイ60001…に対
しては、チップ内に内蔵するセルフリフレッシュ用クロ
ック発生回路60006から、セルフリフレッシュ用ワ
ード線基本クロック、及びリフレッシュ用ワード線基本
クロック(/RASF)を出力して、選択されないメモ
リアレイ60001内のワード線の選択を行う。メモリ
アレイ60001が選択される設定時間前でリフレッシ
ュ停止信号を出力してリフレッシュ動作を強制的に停止
し、メモリセルの十分な電荷再蓄積を防止する。そし
て、このようにメモリアレイ60001を複数に分割
し、選択されたメモリアレイでノーマルリード/ライト
動作を行うと同時に、他の選択されないメモリアレイで
リフレッシュ動作を行うので、1個のメモリアレイを見
ればノーマル動作とリフレッシュ動作との競合が無く、
外部からのリフレッシュの制御が不要で、かつ高速シリ
アルアクセスが可能となる。さらに、メモリアレイ選択
回路60005は、1個以上のメモリセルアレイを選択
する場合に用いられるものであって、この選択信号は、
ワード線基本クロック(/RAS)の出力選択か、リフ
レッシュカウンタ及びリフレッシュ用クロック(/RA
SF)の出力か、を選択するものに使用されるものであ
る。
体メモリ装置内におけるメモリセルアレイの分割制御方
法について開示されている。図32は、半導体メモリの
基本的構成を示す図である。図32における半導体メモ
リは、チップ内に分割された複数個のメモリアレイ60
001…を設け、所定のメモリアレイ60001がメモ
リアレイ選択回路60005で選択されたときは、第1
の外部アドレス信号群のアドレスにより、選択されたメ
モリアレイ60001内のワード線の選択を行う。これ
と同時に、選択されないメモリアレイ60001…に対
しては、チップ内に内蔵するセルフリフレッシュ用クロ
ック発生回路60006から、セルフリフレッシュ用ワ
ード線基本クロック、及びリフレッシュ用ワード線基本
クロック(/RASF)を出力して、選択されないメモ
リアレイ60001内のワード線の選択を行う。メモリ
アレイ60001が選択される設定時間前でリフレッシ
ュ停止信号を出力してリフレッシュ動作を強制的に停止
し、メモリセルの十分な電荷再蓄積を防止する。そし
て、このようにメモリアレイ60001を複数に分割
し、選択されたメモリアレイでノーマルリード/ライト
動作を行うと同時に、他の選択されないメモリアレイで
リフレッシュ動作を行うので、1個のメモリアレイを見
ればノーマル動作とリフレッシュ動作との競合が無く、
外部からのリフレッシュの制御が不要で、かつ高速シリ
アルアクセスが可能となる。さらに、メモリアレイ選択
回路60005は、1個以上のメモリセルアレイを選択
する場合に用いられるものであって、この選択信号は、
ワード線基本クロック(/RAS)の出力選択か、リフ
レッシュカウンタ及びリフレッシュ用クロック(/RA
SF)の出力か、を選択するものに使用されるものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
09−223102号に記載されたDMAコントローラ
では、複数のDMA転送の制御データを設定した時点で
データ転送が実行されてしまうため、前もって前記制御
データを設定しておくことができないほか、データ転送
要求を予約しておくこともできないため、CPU等のプ
ログラムなどによって、前処理等でデータ転送の設定を
しておくことができず、CPU等のプログラム設計の自
由度を小さくしてしまう、という問題があった。
09−223102号に記載されたDMAコントローラ
では、複数のDMA転送の制御データを設定した時点で
データ転送が実行されてしまうため、前もって前記制御
データを設定しておくことができないほか、データ転送
要求を予約しておくこともできないため、CPU等のプ
ログラムなどによって、前処理等でデータ転送の設定を
しておくことができず、CPU等のプログラム設計の自
由度を小さくしてしまう、という問題があった。
【0010】また、前記従来のDMAコントローラは、
自由に優先度を指定するような構成ではなく、上記制御
データの設定時刻順や、転送相手であるI/Oの重要度
によって優先度が設定されるようになっているものであ
る。そのため、転送相手であるIOのデータの重要度が
変化するようなものの場合、優先度を自由に設定変更で
きないという問題があった。さらに、その複数の転送デ
ータの保持構成としては、転送データに対して優先度を
保持する構成をとるので、転送相手が増加すると、その
増加分の優先度保持手段を追設する必要がある、という
問題もあった。
自由に優先度を指定するような構成ではなく、上記制御
データの設定時刻順や、転送相手であるI/Oの重要度
によって優先度が設定されるようになっているものであ
る。そのため、転送相手であるIOのデータの重要度が
変化するようなものの場合、優先度を自由に設定変更で
きないという問題があった。さらに、その複数の転送デ
ータの保持構成としては、転送データに対して優先度を
保持する構成をとるので、転送相手が増加すると、その
増加分の優先度保持手段を追設する必要がある、という
問題もあった。
【0011】また、従来のデータ転送要求処理について
も、特開平09−223102号では、要求を受け付け
た時点でそれらの要求の順番を即座に判断するものであ
るため、データ転送の中断・再開という複雑な処理が必
要となる部分もあり、データ転送要求のタイミングとそ
の優先度とによっては、優先度が逆転してしまう、とい
う問題があった。つまり、データ転送要求時に予約の優
先度を判断してしまうと、データ転送要求した時間は新
しいがより優先度の高いデータ転送要求が、次データ転
送開始時までに発行されても、その実行順を入れかえる
ことができず、データ転送処理順序を最適にすることが
できなかった。
も、特開平09−223102号では、要求を受け付け
た時点でそれらの要求の順番を即座に判断するものであ
るため、データ転送の中断・再開という複雑な処理が必
要となる部分もあり、データ転送要求のタイミングとそ
の優先度とによっては、優先度が逆転してしまう、とい
う問題があった。つまり、データ転送要求時に予約の優
先度を判断してしまうと、データ転送要求した時間は新
しいがより優先度の高いデータ転送要求が、次データ転
送開始時までに発行されても、その実行順を入れかえる
ことができず、データ転送処理順序を最適にすることが
できなかった。
【0012】さらに、特開平09−223102号記載
のDMAコントローラでは、データ転送の一時中断は実
現できるが、予約中のデータ転送要求の取り消し、ある
いはCPU等のプログラムによる予約中のデータ転送要
求の並べ替えは実現できなかった。また、実行中のデー
タ転送の取り消しに関しても、データバスをCPUに開
放している間DMA転送を停止させる一時停止方法をと
っており、DMA転送を中止して、新たなDMA転送を
続ける停止方法はとれていなかった。また、このような
DMA転送の中断、一時停止を実現するには、DMA転
送を再開する際のデータを保持する手段と、その保持処
理および再開処理期間とが必要となって、その制御と装
置回路が複雑となってしまうわりには、中断時の残りの
データ転送個数が(データ退避処理+転送再開処理)以
上のサイクルがない限り、このことによる効果が薄かっ
た。また、DMA転送の中断、あるいは一時停止のよう
な状態になる確率は非常に少ないにもかかわらず、この
ことによって装置回路規模が増大、複雑化することか
ら、開発期間、消費電力の面で不利となる、という問題
もあった。
のDMAコントローラでは、データ転送の一時中断は実
現できるが、予約中のデータ転送要求の取り消し、ある
いはCPU等のプログラムによる予約中のデータ転送要
求の並べ替えは実現できなかった。また、実行中のデー
タ転送の取り消しに関しても、データバスをCPUに開
放している間DMA転送を停止させる一時停止方法をと
っており、DMA転送を中止して、新たなDMA転送を
続ける停止方法はとれていなかった。また、このような
DMA転送の中断、一時停止を実現するには、DMA転
送を再開する際のデータを保持する手段と、その保持処
理および再開処理期間とが必要となって、その制御と装
置回路が複雑となってしまうわりには、中断時の残りの
データ転送個数が(データ退避処理+転送再開処理)以
上のサイクルがない限り、このことによる効果が薄かっ
た。また、DMA転送の中断、あるいは一時停止のよう
な状態になる確率は非常に少ないにもかかわらず、この
ことによって装置回路規模が増大、複雑化することか
ら、開発期間、消費電力の面で不利となる、という問題
もあった。
【0013】また、特開平09−223102号では、
制御データまたはデータ転送の要求命令を発行した時点
でDMA転送が実行されるため、あらかじめデータ転送
を予約しておき、所望の時刻になってから、または所望
のタイミングでデータ転送を自動的に実行に移すという
ことができなかった。さらに、データ保持手段が複数に
分割されているため、アクセス制御がそれぞれの手段に
対して必要となり、装置構成が大きくなってしまうほ
か、CPU等のプログラムによりアクセス命令を発行す
る際も複数命令が必要であった。その上、前記データ保
持手段には、アドレス情報、転送先にあたるI/O情報
を格納する旨が開示されているが、これらの情報を複数
の資源に分けて格納しなければならなかったので、メモ
リに対しさまざまなアクセスパターンでアクセスしたく
ても、その情報に関連させるパラメータを保持していな
いため、1パターンのアクセスしかできなかった。
制御データまたはデータ転送の要求命令を発行した時点
でDMA転送が実行されるため、あらかじめデータ転送
を予約しておき、所望の時刻になってから、または所望
のタイミングでデータ転送を自動的に実行に移すという
ことができなかった。さらに、データ保持手段が複数に
分割されているため、アクセス制御がそれぞれの手段に
対して必要となり、装置構成が大きくなってしまうほ
か、CPU等のプログラムによりアクセス命令を発行す
る際も複数命令が必要であった。その上、前記データ保
持手段には、アドレス情報、転送先にあたるI/O情報
を格納する旨が開示されているが、これらの情報を複数
の資源に分けて格納しなければならなかったので、メモ
リに対しさまざまなアクセスパターンでアクセスしたく
ても、その情報に関連させるパラメータを保持していな
いため、1パターンのアクセスしかできなかった。
【0014】なお、データ転送要求元が複数ある場合に
は、従来の特開平9−22310号のように、転送相手
毎に優先度を保持する必要が出てくるが、必ずしも、転
送要求元と、転送相手の数が等しいとは限らないため、
転送要求元が増えることによって転送相手先が多くなる
と、従来方法ではさらに保持手段が増えてしまい、また
そのデータ転送処理においても、優先度と登録順の両方
をチェックする必要があるため、制御が複雑となるとい
う問題は解決しない。
は、従来の特開平9−22310号のように、転送相手
毎に優先度を保持する必要が出てくるが、必ずしも、転
送要求元と、転送相手の数が等しいとは限らないため、
転送要求元が増えることによって転送相手先が多くなる
と、従来方法ではさらに保持手段が増えてしまい、また
そのデータ転送処理においても、優先度と登録順の両方
をチェックする必要があるため、制御が複雑となるとい
う問題は解決しない。
【0015】また、従来の低消費電力を実現するクロッ
ク制御方式については、特開平08−255034号の
装置においてクロックの供給/停止制御を行う場合、機
能回路を動作させる前と後とで、必ず制御レジスタにア
クセスする必要があるため、CPU等のプログラムによ
り細かい制御を行う必要がある、という問題があった。
ク制御方式については、特開平08−255034号の
装置においてクロックの供給/停止制御を行う場合、機
能回路を動作させる前と後とで、必ず制御レジスタにア
クセスする必要があるため、CPU等のプログラムによ
り細かい制御を行う必要がある、という問題があった。
【0016】また、特開平08−153387号のFI
FOメモリでは、メモリセルに対するクロック制御方式
が開示されているが、一般的に部品として使用するメモ
リデバイスには、ここであげられているような制御は組
み込まれておらず、外部から制御するしかない。そし
て、その外部にはメモリコントローラを備えているた
め、メモリコントローラも含めて低消費電力化制御を行
う必要がある。従って、前もってデータ転送要求を複数
個予約しておく場合や、メモリアクセスパターンが任意
の場合、または転送回数や個数が任意の場合、さらには
転送開始が任意のタイミングで複数ある場合には、その
検出方法を、該特許の開示方法のようにメモリへのアク
セス開始時点をリセット信号のようなものにはできな
い。また、転送終了の検出も最終ワード線アクセスを検
出するなどできず、さらにデータ転送要求予約数によっ
ても、または転送個数も任意であるため、あらかじめ設
定しておくことができない。さらに、アクセスするメモ
リが1つだと、メモリ内のアクセスしない領域にもクロ
ックを供給する必要があり、無駄な電力を消費してしま
う。また、メモリがDRAMの場合、1つのDRAMで
構成すると一部の領域のみアクセスする場合でも、アク
セスするたびにDRAM全体を動作させる必要があるほ
か、リフレッシュ動作時もDRAM全体を動作させる必
要があり、無駄な電力を消費してしまう、という問題が
あった。
FOメモリでは、メモリセルに対するクロック制御方式
が開示されているが、一般的に部品として使用するメモ
リデバイスには、ここであげられているような制御は組
み込まれておらず、外部から制御するしかない。そし
て、その外部にはメモリコントローラを備えているた
め、メモリコントローラも含めて低消費電力化制御を行
う必要がある。従って、前もってデータ転送要求を複数
個予約しておく場合や、メモリアクセスパターンが任意
の場合、または転送回数や個数が任意の場合、さらには
転送開始が任意のタイミングで複数ある場合には、その
検出方法を、該特許の開示方法のようにメモリへのアク
セス開始時点をリセット信号のようなものにはできな
い。また、転送終了の検出も最終ワード線アクセスを検
出するなどできず、さらにデータ転送要求予約数によっ
ても、または転送個数も任意であるため、あらかじめ設
定しておくことができない。さらに、アクセスするメモ
リが1つだと、メモリ内のアクセスしない領域にもクロ
ックを供給する必要があり、無駄な電力を消費してしま
う。また、メモリがDRAMの場合、1つのDRAMで
構成すると一部の領域のみアクセスする場合でも、アク
セスするたびにDRAM全体を動作させる必要があるほ
か、リフレッシュ動作時もDRAM全体を動作させる必
要があり、無駄な電力を消費してしまう、という問題が
あった。
【0017】また、特開平7-182857号の装置で
は、システムのスタンバイ時のみセルフリフレッシュモ
ード制御回路に切り替わるように制御されているため、
動作中にリアルタイムに任意に設定変更することができ
ず、動作時の電力を低減することができない。また、D
RAMバンクを複数に分けた場合には、どのように制御
すべきか開示されていない。さらに、DRAMを分割し
て構成した場合、使用しない領域に対してオートリフレ
ッシュを実行する場合は、その使用しない領域にもクロ
ックを入力する必要があり、無駄な電力を消費してしま
う。さらに、クロックを供給しないとデータが消えてし
まう、という問題があった。
は、システムのスタンバイ時のみセルフリフレッシュモ
ード制御回路に切り替わるように制御されているため、
動作中にリアルタイムに任意に設定変更することができ
ず、動作時の電力を低減することができない。また、D
RAMバンクを複数に分けた場合には、どのように制御
すべきか開示されていない。さらに、DRAMを分割し
て構成した場合、使用しない領域に対してオートリフレ
ッシュを実行する場合は、その使用しない領域にもクロ
ックを入力する必要があり、無駄な電力を消費してしま
う。さらに、クロックを供給しないとデータが消えてし
まう、という問題があった。
【0018】また、特開平7−169266号の場合
は、半導体メモリ自身の構成を変更して特別に作成する
必要があり、コストの増加を招いてしまう。また、メモ
リセルアレイ60001ごとに、アドレス選択回路60
003および、ロウデコーダ60002、リフレッシュ
カウンタ60004を設けているため、回路規模が増大
してしまうことになり、また半導体メモリが低消費電力
化を目的とされたものではないこともあって、本発明に
関わるような低消費電力を目的としたメモリバンクを分
割した構成のDMAコントローラには適さないものであ
った。
は、半導体メモリ自身の構成を変更して特別に作成する
必要があり、コストの増加を招いてしまう。また、メモ
リセルアレイ60001ごとに、アドレス選択回路60
003および、ロウデコーダ60002、リフレッシュ
カウンタ60004を設けているため、回路規模が増大
してしまうことになり、また半導体メモリが低消費電力
化を目的とされたものではないこともあって、本発明に
関わるような低消費電力を目的としたメモリバンクを分
割した構成のDMAコントローラには適さないものであ
った。
【0019】さらに、実際のLSIにおいては、大容量
のメモリ領域を単一のDRAMで実現した場合の結果と
して、以下のような報告がなされている。 「A Low Power MPEG-4 Video/Audio codec LSI with 16
Mbit embedded DRAM」Proceedings of COOL Chips III,
pp89-100, April.2000によると、単一マクロで構成さ
れている16MbitDRAMの消費電力は、LSI全
体の240mWに対しておよそ25%を占めている。一
般的にロジック部は、微細化に伴い、電源電圧が比較的
容易に下がっていくことから、消費電力の削減は進むと
予想されるが、混載DRAMについては、メモリセル駆
動のために、電圧を容易に落とすことができない。また
今後、混載されるメモリ容量は、画像アプリケーション
の多様化(3次元グラフィックスや、解像度の向上な
ど)により、増大すると予想される。従って、低消費電
力化が進むシステムLSIにおいて、DRAMを代表と
するメモリの消費電力の占める割合は、無視することは
出来ないようになってくると予想される。本発明は、上
記課題に鑑みてなされたものであり、回路規模が少なく
容易に設計可能で、データ転送効率がよく、且つ低消費
電力な高性能DMAコントローラを提供することを目的
とする。
のメモリ領域を単一のDRAMで実現した場合の結果と
して、以下のような報告がなされている。 「A Low Power MPEG-4 Video/Audio codec LSI with 16
Mbit embedded DRAM」Proceedings of COOL Chips III,
pp89-100, April.2000によると、単一マクロで構成さ
れている16MbitDRAMの消費電力は、LSI全
体の240mWに対しておよそ25%を占めている。一
般的にロジック部は、微細化に伴い、電源電圧が比較的
容易に下がっていくことから、消費電力の削減は進むと
予想されるが、混載DRAMについては、メモリセル駆
動のために、電圧を容易に落とすことができない。また
今後、混載されるメモリ容量は、画像アプリケーション
の多様化(3次元グラフィックスや、解像度の向上な
ど)により、増大すると予想される。従って、低消費電
力化が進むシステムLSIにおいて、DRAMを代表と
するメモリの消費電力の占める割合は、無視することは
出来ないようになってくると予想される。本発明は、上
記課題に鑑みてなされたものであり、回路規模が少なく
容易に設計可能で、データ転送効率がよく、且つ低消費
電力な高性能DMAコントローラを提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1にかかる高性能DMAコントロー
ラは、各種データを蓄積する主記憶手段と、該主記憶手
段の転送相手である複数の子記憶手段とのデータ転送を
制御するデータ転送制御部である高性能DMAコントロ
ーラであって、該データ転送制御部は、前記主記憶手段
への制御信号を発生するインターフェース部と、データ
の入出力を制御するデータ入出力部と、データ転送を実
行するのに必要な各種パラメータを格納するパラメータ
保持手段と、データ転送の要求を受け付けるデータ転送
要求受信部と、データ転送制御部の起動および停止命令
を受信する起動命令受信部と、を備え、前記データ転送
要求受信部は、データ転送要求発行元より自由に設定さ
れる、実行優先度情報及び前記子記憶手段の種別情報か
らなる複数のデータ転送要求の予約を受け付け、該実行
優先度情報毎に前記子記憶手段の種別情報を保持してお
くものであって、前記データ転送制御部は、装置全体を
制御するシステムコントローラ部から起動命令が発行さ
れるまでは、前記データ転送要求の予約のみを受け付
け、前記システムコントローラ部から起動命令が発行さ
れると、予約されたデータ転送要求を、上記実行優先度
が高いものの中で、データ転送要求された時間の早いも
のから順番に前記子記憶手段の種別情報を解読し、その
解読結果に応じて、前記パラメータ保持手段から、デー
タ転送に必要なパラメータを逐次取りだし、データ転送
を実行するものである。
に、本発明の請求項1にかかる高性能DMAコントロー
ラは、各種データを蓄積する主記憶手段と、該主記憶手
段の転送相手である複数の子記憶手段とのデータ転送を
制御するデータ転送制御部である高性能DMAコントロ
ーラであって、該データ転送制御部は、前記主記憶手段
への制御信号を発生するインターフェース部と、データ
の入出力を制御するデータ入出力部と、データ転送を実
行するのに必要な各種パラメータを格納するパラメータ
保持手段と、データ転送の要求を受け付けるデータ転送
要求受信部と、データ転送制御部の起動および停止命令
を受信する起動命令受信部と、を備え、前記データ転送
要求受信部は、データ転送要求発行元より自由に設定さ
れる、実行優先度情報及び前記子記憶手段の種別情報か
らなる複数のデータ転送要求の予約を受け付け、該実行
優先度情報毎に前記子記憶手段の種別情報を保持してお
くものであって、前記データ転送制御部は、装置全体を
制御するシステムコントローラ部から起動命令が発行さ
れるまでは、前記データ転送要求の予約のみを受け付
け、前記システムコントローラ部から起動命令が発行さ
れると、予約されたデータ転送要求を、上記実行優先度
が高いものの中で、データ転送要求された時間の早いも
のから順番に前記子記憶手段の種別情報を解読し、その
解読結果に応じて、前記パラメータ保持手段から、デー
タ転送に必要なパラメータを逐次取りだし、データ転送
を実行するものである。
【0021】また、本発明の請求項2にかかる高性能D
MAコントローラは、請求項1に記載の高性能DMAコ
ントローラにおいて、前記データ転送要求元は、システ
ム全体を制御するシステムコントローラである。
MAコントローラは、請求項1に記載の高性能DMAコ
ントローラにおいて、前記データ転送要求元は、システ
ム全体を制御するシステムコントローラである。
【0022】また、本発明の請求項3にかかる高性能D
MAコントローラは、請求項1に記載の高性能DMAコ
ントローラにおいて、前記データ転送要求発行元が複数
である場合、前記データ転送制御部は、前記複数のデー
タ転送要求発行元より自由に設定される、実行優先度情
報及び前記子記憶手段の種別情報を含むデータ転送要求
の予約を、前記データ転送要求発行元毎に受け付ける予
備予約手段を備え、前記予備予約手段は、あらかじめ決
められた前記転送要求発行元の優先度に従って、前記デ
ータ転送要求発行元毎に受け付けたデータ転送要求を、
前記データ転送要求受信部へ転送するものである。
MAコントローラは、請求項1に記載の高性能DMAコ
ントローラにおいて、前記データ転送要求発行元が複数
である場合、前記データ転送制御部は、前記複数のデー
タ転送要求発行元より自由に設定される、実行優先度情
報及び前記子記憶手段の種別情報を含むデータ転送要求
の予約を、前記データ転送要求発行元毎に受け付ける予
備予約手段を備え、前記予備予約手段は、あらかじめ決
められた前記転送要求発行元の優先度に従って、前記デ
ータ転送要求発行元毎に受け付けたデータ転送要求を、
前記データ転送要求受信部へ転送するものである。
【0023】また、本発明の請求項4にかかる高性能D
MAコントローラは、請求項3に記載の高性能DMAコ
ントローラにおいて、前記複数のデータ転送要求発行元
のうちの一つが、システム全体を制御するシステムコン
トローラである。
MAコントローラは、請求項3に記載の高性能DMAコ
ントローラにおいて、前記複数のデータ転送要求発行元
のうちの一つが、システム全体を制御するシステムコン
トローラである。
【0024】また、本発明の請求項5にかかる高性能D
MAコントローラは、請求項3に記載の高性能DMAコ
ントローラにおいて、前記予備予約手段は、前記データ
転送要求を、前記転送要求発行元毎に一時保持する複数
の予備予約レジスタと、前記予備予約レジスタに一時保
持された前記データ転送要求の出力を選択する予備セレ
クタと、を備え、前記予備セレクタは、あらかじめ決め
られた前記データ転送要求発行元の優先度に従って、前
記データ転送要求を選択し、前記データ転送要求受信部
に転送するものである。
MAコントローラは、請求項3に記載の高性能DMAコ
ントローラにおいて、前記予備予約手段は、前記データ
転送要求を、前記転送要求発行元毎に一時保持する複数
の予備予約レジスタと、前記予備予約レジスタに一時保
持された前記データ転送要求の出力を選択する予備セレ
クタと、を備え、前記予備セレクタは、あらかじめ決め
られた前記データ転送要求発行元の優先度に従って、前
記データ転送要求を選択し、前記データ転送要求受信部
に転送するものである。
【0025】また、本発明の請求項6にかかる高性能D
MAコントローラは、請求項1ないし請求項5のいずれ
かに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記デ
ータ転送要求受信部は、前記データ転送要求の実行優先
度情報を解読する優先レベル解読部と、前記子記憶手段
の種別情報を、前記実行優先度情報毎に格納する実行優
先度情報毎の予約レジスタと、前記子記憶手段の種別情
報の出力を選択するセレクタと、を備え、前記優先レベ
ル解読部により、複数の前記データ転送要求を、前記各
実行優先度情報毎の予約レジスタに格納し、該各実行優
先度情報毎の予約レジスタに前記データ転送要求の予約
があるかどうかを示す各予約flagの状態により、次
に実行すべき前記子記憶手段の種別情報を前記セレクタ
により選択し、前記インターフェース部に転送するもの
である。
MAコントローラは、請求項1ないし請求項5のいずれ
かに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記デ
ータ転送要求受信部は、前記データ転送要求の実行優先
度情報を解読する優先レベル解読部と、前記子記憶手段
の種別情報を、前記実行優先度情報毎に格納する実行優
先度情報毎の予約レジスタと、前記子記憶手段の種別情
報の出力を選択するセレクタと、を備え、前記優先レベ
ル解読部により、複数の前記データ転送要求を、前記各
実行優先度情報毎の予約レジスタに格納し、該各実行優
先度情報毎の予約レジスタに前記データ転送要求の予約
があるかどうかを示す各予約flagの状態により、次
に実行すべき前記子記憶手段の種別情報を前記セレクタ
により選択し、前記インターフェース部に転送するもの
である。
【0026】また、本発明の請求項7にかかる高性能D
MAコントローラは、請求項1ないし請求項6のいずれ
かに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記デ
ータ転送制御部は、データ転送処理開始前である、前デ
ータ転送処理が終了する一定時間前に、前もって前記予
約レジスタに予約されているデータ転送要求の中から、
前記実行優先度情報、及び転送要求された時間によっ
て、次に実行すべきデータ転送種別情報を判断するもの
である。
MAコントローラは、請求項1ないし請求項6のいずれ
かに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記デ
ータ転送制御部は、データ転送処理開始前である、前デ
ータ転送処理が終了する一定時間前に、前もって前記予
約レジスタに予約されているデータ転送要求の中から、
前記実行優先度情報、及び転送要求された時間によっ
て、次に実行すべきデータ転送種別情報を判断するもの
である。
【0027】また、本発明の請求項8にかかる高性能D
MAコントローラは、請求項7に記載の高性能DMAコ
ントローラにおいて、前記データ転送要求は、前記予約
レジスタに予約されたデータ転送要求を取り消すキャン
セル情報を含むものである。
MAコントローラは、請求項7に記載の高性能DMAコ
ントローラにおいて、前記データ転送要求は、前記予約
レジスタに予約されたデータ転送要求を取り消すキャン
セル情報を含むものである。
【0028】また、本発明の請求項9にかかる高性能D
MAコントローラは、請求項8に記載の高性能DMAコ
ントローラにおいて、前記キャンセル情報は、実行中の
データ転送に対しても有効であるものである。
MAコントローラは、請求項8に記載の高性能DMAコ
ントローラにおいて、前記キャンセル情報は、実行中の
データ転送に対しても有効であるものである。
【0029】また、本発明の請求項10にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項6または請求項7に記載
の高性能DMAコントローラにおいて、前記優先レベル
解読部は、前記データ転送要求が、前記予約レジスタに
予約されたデータ転送要求を取り消すキャンセル情報を
含むかどうかを、さらに解読するものであって、前記キ
ャンセル情報が予約されたデータ転送要求に対してなさ
れた場合は、前記予約flagの状態を変更することに
より、該データ転送要求をキャンセルし、前記キャンセ
ル情報が実行中のデータ転送に対してなされた場合は、
前記システムコトローラ部により該データ転送を終了さ
せるものである。
DMAコントローラは、請求項6または請求項7に記載
の高性能DMAコントローラにおいて、前記優先レベル
解読部は、前記データ転送要求が、前記予約レジスタに
予約されたデータ転送要求を取り消すキャンセル情報を
含むかどうかを、さらに解読するものであって、前記キ
ャンセル情報が予約されたデータ転送要求に対してなさ
れた場合は、前記予約flagの状態を変更することに
より、該データ転送要求をキャンセルし、前記キャンセ
ル情報が実行中のデータ転送に対してなされた場合は、
前記システムコトローラ部により該データ転送を終了さ
せるものである。
【0030】また、本発明の請求項11にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項6または請求項7に記載
の高性能DMAコントローラにおいて、前記実行優先度
情報毎の予約レジスタは、装置全体を制御するシステム
コントローラ部と接続され、リング上に配置された複数
の設定レジスタと、前記複数の設定レジスタ内から、次
に設定される設定レジスタ、及び次に実行される設定レ
ジスタを選択するポインタレジスタと、を備えたもので
ある。
DMAコントローラは、請求項6または請求項7に記載
の高性能DMAコントローラにおいて、前記実行優先度
情報毎の予約レジスタは、装置全体を制御するシステム
コントローラ部と接続され、リング上に配置された複数
の設定レジスタと、前記複数の設定レジスタ内から、次
に設定される設定レジスタ、及び次に実行される設定レ
ジスタを選択するポインタレジスタと、を備えたもので
ある。
【0031】また、本発明の請求項12にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項11に記載の高性能DM
Aコントローラにおいて、前記データ転送要求受信部
は、前記システムコントローラ部と接続されており、前
記複数の設定レジスタまたは前記ポインタレジスタは、
前記データ転送要求に関係なく、前記システムコントロ
ーラ部によって自由に、リード/ライトされるものであ
る。
DMAコントローラは、請求項11に記載の高性能DM
Aコントローラにおいて、前記データ転送要求受信部
は、前記システムコントローラ部と接続されており、前
記複数の設定レジスタまたは前記ポインタレジスタは、
前記データ転送要求に関係なく、前記システムコントロ
ーラ部によって自由に、リード/ライトされるものであ
る。
【0032】また、本発明の請求項13にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項7に記載の高性能DMA
コントローラにおいて、前記複数のデータ転送要求は、
実行タイミング情報をさらに含み、前記データ転送要求
受信部は、前記実行優先度に関係なく、指定された前記
実行タイミング以外では、前記実行タイミング情報を含
むデータ転送を実行せず、前記実行タイミングになる
と、その時刻における前記実行優先度に従ってデータ転
送を実行するものである。
DMAコントローラは、請求項7に記載の高性能DMA
コントローラにおいて、前記複数のデータ転送要求は、
実行タイミング情報をさらに含み、前記データ転送要求
受信部は、前記実行優先度に関係なく、指定された前記
実行タイミング以外では、前記実行タイミング情報を含
むデータ転送を実行せず、前記実行タイミングになる
と、その時刻における前記実行優先度に従ってデータ転
送を実行するものである。
【0033】また、本発明の請求項14かかる高性能D
MAコントローラは、請求項13記載の高性能DMAコ
ントローラにおいて、前記実行タイミング情報は、前記
データ転送要求を予約してから該データ転送を実行する
までのサイクル数を示しているものである。
MAコントローラは、請求項13記載の高性能DMAコ
ントローラにおいて、前記実行タイミング情報は、前記
データ転送要求を予約してから該データ転送を実行する
までのサイクル数を示しているものである。
【0034】また、本発明の請求項15にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項6ないし請求項14のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記実行優先度情報毎の予約レジスタは、前記実行タイミ
ング情報を保持する予約タイマーをさらに備えたもので
ある。
DMAコントローラは、請求項6ないし請求項14のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記実行優先度情報毎の予約レジスタは、前記実行タイミ
ング情報を保持する予約タイマーをさらに備えたもので
ある。
【0035】また、本発明の請求項16にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項13に記載の構成の高性
能DMAコントローラにおいて、前記実行タイミング情
報は、前記データ転送要求受信部に送信される決められ
たタイミング信号を使用するか、しないかを指定するも
のである。
DMAコントローラは、請求項13に記載の構成の高性
能DMAコントローラにおいて、前記実行タイミング情
報は、前記データ転送要求受信部に送信される決められ
たタイミング信号を使用するか、しないかを指定するも
のである。
【0036】また、本発明の請求項17にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項6ないし請求項15に記
載の高性能DMAコントローラにおいて、前記実行優先
度情報毎の予約レジスタは、前記実行タイミング情報を
保持するタイミング指定レジスタをさらに備えたもので
ある。
DMAコントローラは、請求項6ないし請求項15に記
載の高性能DMAコントローラにおいて、前記実行優先
度情報毎の予約レジスタは、前記実行タイミング情報を
保持するタイミング指定レジスタをさらに備えたもので
ある。
【0037】また、本発明の請求項18にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項13に記載の高性能DM
Aコントローラにおいて、前記実行タイミング情報は、
タイミング信号の種類を指定するものである。
DMAコントローラは、請求項13に記載の高性能DM
Aコントローラにおいて、前記実行タイミング情報は、
タイミング信号の種類を指定するものである。
【0038】また、本発明の請求項19にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項6ないし請求項15のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記実行優先度情報毎の予約レジスタは、前記タイミング
信号の種類を保持するタイミング種類レジスタをさらに
備えたものである。
DMAコントローラは、請求項6ないし請求項15のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記実行優先度情報毎の予約レジスタは、前記タイミング
信号の種類を保持するタイミング種類レジスタをさらに
備えたものである。
【0039】また、本発明の請求項20にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項13ないし請求項19の
いずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、
前記データ転送要求は、該要求の繰り返し実行回数を表
すリピート情報をさらに含み、前記データ転送要求受信
部は、前記リピート情報を受信した場合、そのデータ転
送要求予約を保持し、実行タイミングになると、その時
刻における実行優先度に従って、前記繰り返し実行回
数、前記データ転送要求を繰り返し実行するものであ
る。
DMAコントローラは、請求項13ないし請求項19の
いずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、
前記データ転送要求は、該要求の繰り返し実行回数を表
すリピート情報をさらに含み、前記データ転送要求受信
部は、前記リピート情報を受信した場合、そのデータ転
送要求予約を保持し、実行タイミングになると、その時
刻における実行優先度に従って、前記繰り返し実行回
数、前記データ転送要求を繰り返し実行するものであ
る。
【0040】また、本発明の請求項21にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項17または請求項19に
記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記データ
転送要求受信部は、前記リピート情報を保持するリピー
ト回数指定レジスタと、該リピート回数をカウントする
リピート回数カウンタと、をさらに備えたものである。
DMAコントローラは、請求項17または請求項19に
記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記データ
転送要求受信部は、前記リピート情報を保持するリピー
ト回数指定レジスタと、該リピート回数をカウントする
リピート回数カウンタと、をさらに備えたものである。
【0041】また、本発明の請求項22にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項1ないし請求項21のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記パラメータ保持手段は、前記子記憶手段毎にアドレス
で区切られた領域を有し、該領域には、前記子記憶手段
毎に対応したデータ転送に使用されるパラメータが、前
記システムコントローラ部によってあらかじめ格納され
ているものである。
DMAコントローラは、請求項1ないし請求項21のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記パラメータ保持手段は、前記子記憶手段毎にアドレス
で区切られた領域を有し、該領域には、前記子記憶手段
毎に対応したデータ転送に使用されるパラメータが、前
記システムコントローラ部によってあらかじめ格納され
ているものである。
【0042】また、本発明の請求項23にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項1ないし請求項21のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記パラメータ保持手段は、前記主記憶手段へのアクセス
パターン毎にアドレスで区切られた領域を有し、該領域
には、アクセスパターン毎に対応したパラメータが、前
記システムコントローラ部によってあらかじめ格納され
ているものである。
DMAコントローラは、請求項1ないし請求項21のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記パラメータ保持手段は、前記主記憶手段へのアクセス
パターン毎にアドレスで区切られた領域を有し、該領域
には、アクセスパターン毎に対応したパラメータが、前
記システムコントローラ部によってあらかじめ格納され
ているものである。
【0043】また、本発明の請求項24にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項1ないし請求項21のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記パラメータ保持手段は、前記子記憶手段毎にアドレス
で区切られた領域と、前記主記憶手段へのアクセスパタ
ーン毎にアドレスで区切られた領域とを有し、前記シス
テムコントローラ部により、前記子記憶手段毎にアドレ
スで区切られた領域には、前記子記憶手段毎に対応した
データ転送に使用されるパラメータがあらかじめ格納さ
れ、前記主記憶手段へのアクセスパターン毎にアドレス
で区切られた領域には、アクセスパターン毎に対応した
パラメータがあらかじめ格納されるものである。
DMAコントローラは、請求項1ないし請求項21のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記パラメータ保持手段は、前記子記憶手段毎にアドレス
で区切られた領域と、前記主記憶手段へのアクセスパタ
ーン毎にアドレスで区切られた領域とを有し、前記シス
テムコントローラ部により、前記子記憶手段毎にアドレ
スで区切られた領域には、前記子記憶手段毎に対応した
データ転送に使用されるパラメータがあらかじめ格納さ
れ、前記主記憶手段へのアクセスパターン毎にアドレス
で区切られた領域には、アクセスパターン毎に対応した
パラメータがあらかじめ格納されるものである。
【0044】また、本発明の請求項25にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項1ないし請求項24のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記パラメータ保持手段に格納されるパラメータには、前
記子記憶手段毎の、書きこみ/読み出し情報、アクセス
単位情報、アクセスパターン情報が含まれ、さらに、ア
クセスパターン毎の、スタートアドレス、転送個数、矩
形領域アクセスの情報、リングバッファを形成する領域
スタートおよびエンドアドレス情報を含むものである。
DMAコントローラは、請求項1ないし請求項24のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記パラメータ保持手段に格納されるパラメータには、前
記子記憶手段毎の、書きこみ/読み出し情報、アクセス
単位情報、アクセスパターン情報が含まれ、さらに、ア
クセスパターン毎の、スタートアドレス、転送個数、矩
形領域アクセスの情報、リングバッファを形成する領域
スタートおよびエンドアドレス情報を含むものである。
【0045】また、本発明の請求項26にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項1ないし請求項25のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記データ転送制御部は、前記インターフェース部、前記
データ入出力部、前記パラメータ保持手段及び前記主記
憶手段に対するクロックの供給と停止を制御するクロッ
ク制御部をさらに備え、該クロック制御部は、前記シス
テムコントローラ部が、前記データ転送制御部を起動さ
せていない場合はクロックの供給を停止し、また、起動
させていて、且つデータ転送要求が前記データ転送要求
受信部に予約されている場合にはクロックを供給し、ま
た、前記データ転送要求受信部に実行タイミング情報が
ある場合は、実行時刻になるまではクロックの供給を停
止し、実行時刻になったらクロック供給を開始し、さら
に、前記データ転送要求受信部に予約がなくなり、最後
のデータ転送が終了した場合はクロックの供給を停止す
るものである。
DMAコントローラは、請求項1ないし請求項25のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記データ転送制御部は、前記インターフェース部、前記
データ入出力部、前記パラメータ保持手段及び前記主記
憶手段に対するクロックの供給と停止を制御するクロッ
ク制御部をさらに備え、該クロック制御部は、前記シス
テムコントローラ部が、前記データ転送制御部を起動さ
せていない場合はクロックの供給を停止し、また、起動
させていて、且つデータ転送要求が前記データ転送要求
受信部に予約されている場合にはクロックを供給し、ま
た、前記データ転送要求受信部に実行タイミング情報が
ある場合は、実行時刻になるまではクロックの供給を停
止し、実行時刻になったらクロック供給を開始し、さら
に、前記データ転送要求受信部に予約がなくなり、最後
のデータ転送が終了した場合はクロックの供給を停止す
るものである。
【0046】また、本発明の請求項27にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項26記載の高性能DMA
コントローラにおいて、前記主記憶手段は、前記主記憶
手段を複数の領域に分割し、該領域毎にクロックが供給
されている複数の個別主記憶手段からなり、前記データ
転送制御部は、該個別主記憶手段の使用領域を設定する
領域設定レジスタをさらに備え、前記クロック制御部
は、該領域設定レジスタにより、前記個別主記憶手段の
選択設定された使用領域に対してのみクロックを供給
し、非選択の領域にはクロックを供給しないものであ
る。
DMAコントローラは、請求項26記載の高性能DMA
コントローラにおいて、前記主記憶手段は、前記主記憶
手段を複数の領域に分割し、該領域毎にクロックが供給
されている複数の個別主記憶手段からなり、前記データ
転送制御部は、該個別主記憶手段の使用領域を設定する
領域設定レジスタをさらに備え、前記クロック制御部
は、該領域設定レジスタにより、前記個別主記憶手段の
選択設定された使用領域に対してのみクロックを供給
し、非選択の領域にはクロックを供給しないものであ
る。
【0047】また、本発明の請求項28にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項27記載の高性能DMA
コントローラにおいて、前記個別主記憶手段は、SRA
Mで構成されているものである。
DMAコントローラは、請求項27記載の高性能DMA
コントローラにおいて、前記個別主記憶手段は、SRA
Mで構成されているものである。
【0048】また、本発明の請求項29にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項28記載の高性能DMA
コントローラにおいて、前記個別主記憶手段は、DRA
Mで構成されており、選択されたDRAMのみクロック
が供給され、リフレッシュ動作を実行するものである。
DMAコントローラは、請求項28記載の高性能DMA
コントローラにおいて、前記個別主記憶手段は、DRA
Mで構成されており、選択されたDRAMのみクロック
が供給され、リフレッシュ動作を実行するものである。
【0049】また、本発明の請求項30にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項27または請求項29に
記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記個別主
記憶手段は、DRAMで構成されており、選択されたD
RAMのみにクロックを供給して、オートリフレッシュ
動作を行い、非選択のDRAMにはクロックを供給せ
ず、セルフリフレッシュ動作を実行するように設定する
ものである。
DMAコントローラは、請求項27または請求項29に
記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記個別主
記憶手段は、DRAMで構成されており、選択されたD
RAMのみにクロックを供給して、オートリフレッシュ
動作を行い、非選択のDRAMにはクロックを供給せ
ず、セルフリフレッシュ動作を実行するように設定する
ものである。
【0050】また、本発明の請求項31にかかる高性能
DMAコントローラは、各種データを蓄積する主記憶手
段と、該主記憶手段の転送相手である複数の子記憶手段
とのデータ転送を制御するデータ転送制御部である高性
能DMAコントローラであって、前記主記憶手段は、複
数の領域に分割され、該領域毎にクロックが供給されて
いる複数の個別主記憶手段からなり、前記データ転送制
御部は、前記主記憶手段と前記データ転送制御部とに対
してクロックの供給を停止制御するクロック制御部と、
アクセスするアドレス領域を判定するアドレス判定部
と、を備え、前記クロック制御部は、前記複数の個別主
記憶手段のうち、前記アドレス判定部により、選択され
た使用領域に対してのみクロックおよび制御信号を供給
し、非選択の領域に対してはクロックおよび制御信号を
供給しないものである。
DMAコントローラは、各種データを蓄積する主記憶手
段と、該主記憶手段の転送相手である複数の子記憶手段
とのデータ転送を制御するデータ転送制御部である高性
能DMAコントローラであって、前記主記憶手段は、複
数の領域に分割され、該領域毎にクロックが供給されて
いる複数の個別主記憶手段からなり、前記データ転送制
御部は、前記主記憶手段と前記データ転送制御部とに対
してクロックの供給を停止制御するクロック制御部と、
アクセスするアドレス領域を判定するアドレス判定部
と、を備え、前記クロック制御部は、前記複数の個別主
記憶手段のうち、前記アドレス判定部により、選択され
た使用領域に対してのみクロックおよび制御信号を供給
し、非選択の領域に対してはクロックおよび制御信号を
供給しないものである。
【0051】また、本発明の請求項32にかかる高性能
DMAコントローラは、各種データを蓄積する主記憶手
段と、該主記憶手段の転送相手である複数の子記憶手段
とのデータ転送を制御するデータ転送制御部である高性
能DMAコントローラであって、前記主記憶手段は、複
数の領域に分割され、該領域毎にクロックが供給されて
いる複数の個別主記憶手段からなり、前記データ転送制
御部は、前記主記憶手段と前記データ転送制御部とに対
してクロックの供給を停止制御するクロック制御部と、
該個別主記憶手段の使用領域を設定する領域設定レジス
タと、を備え、前記クロック制御部は、前記複数の個別
主記憶手段のうち、前記領域設定レジスタにより選択設
定された使用領域に対してのみクロックおよび制御信号
を供給し、非選択の領域にはクロックおよび制御信号を
供給しないものである。
DMAコントローラは、各種データを蓄積する主記憶手
段と、該主記憶手段の転送相手である複数の子記憶手段
とのデータ転送を制御するデータ転送制御部である高性
能DMAコントローラであって、前記主記憶手段は、複
数の領域に分割され、該領域毎にクロックが供給されて
いる複数の個別主記憶手段からなり、前記データ転送制
御部は、前記主記憶手段と前記データ転送制御部とに対
してクロックの供給を停止制御するクロック制御部と、
該個別主記憶手段の使用領域を設定する領域設定レジス
タと、を備え、前記クロック制御部は、前記複数の個別
主記憶手段のうち、前記領域設定レジスタにより選択設
定された使用領域に対してのみクロックおよび制御信号
を供給し、非選択の領域にはクロックおよび制御信号を
供給しないものである。
【0052】また、本発明の請求項33にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項31または請求項32に
記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記データ
転送制御部は、前記個別主記憶手段に対する電源供給を
停止制御する電源供給制御部を備え、前記選択設定され
た使用領域に対してのみ電源を供給し、前記非選択の領
域に対しては電源を供給しないものである。
DMAコントローラは、請求項31または請求項32に
記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記データ
転送制御部は、前記個別主記憶手段に対する電源供給を
停止制御する電源供給制御部を備え、前記選択設定され
た使用領域に対してのみ電源を供給し、前記非選択の領
域に対しては電源を供給しないものである。
【0053】また、本発明の請求項34にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項31ないし請求項33の
いずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、
前記個別主記憶手段は、SRAMで構成されているもの
である。
DMAコントローラは、請求項31ないし請求項33の
いずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、
前記個別主記憶手段は、SRAMで構成されているもの
である。
【0054】また、本発明の請求項35にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項31ないし請求項33の
いずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、
前記個別主記憶手段は、DRAMで構成されており、前
記選択設定されたDRAMに対してのみクロックおよび
制御信号を供給して、リフレッシュ動作を行い、前記非
選択の領域に対してはクロックおよび制御信号を供給し
ないものである。
DMAコントローラは、請求項31ないし請求項33の
いずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、
前記個別主記憶手段は、DRAMで構成されており、前
記選択設定されたDRAMに対してのみクロックおよび
制御信号を供給して、リフレッシュ動作を行い、前記非
選択の領域に対してはクロックおよび制御信号を供給し
ないものである。
【0055】また、本発明の請求項36にかかる高性能
DMAコントローラは、請求項31ないし請求項33の
いずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、
前記個別主記憶手段は、DRAMで構成されており、前
記選択設定されたDRAMに対してのみクロックを供給
して、オートリフレッシュ動作を行い、前記非選択のD
RAMに対してはクロックを供給せず、セルフリフレッ
シュ動作を行うものである。
DMAコントローラは、請求項31ないし請求項33の
いずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、
前記個別主記憶手段は、DRAMで構成されており、前
記選択設定されたDRAMに対してのみクロックを供給
して、オートリフレッシュ動作を行い、前記非選択のD
RAMに対してはクロックを供給せず、セルフリフレッ
シュ動作を行うものである。
【0056】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、実施の形
態1におけるDMAコントローラについて説明する。ま
ず、図1、図2を用いて、本実施の形態1における、D
MAコントローラ、及びそのDMAコントローラを有す
るシステムの構成を説明する。図1は、実施の形態1に
おけるDMAコントローラ(データ転送制御部)を有す
るシステム構成図であり、図2は、実施の形態1におけ
るデータ転送制御部内のデータ転送要求受信部102の
構成を示した図である。
態1におけるDMAコントローラについて説明する。ま
ず、図1、図2を用いて、本実施の形態1における、D
MAコントローラ、及びそのDMAコントローラを有す
るシステムの構成を説明する。図1は、実施の形態1に
おけるDMAコントローラ(データ転送制御部)を有す
るシステム構成図であり、図2は、実施の形態1におけ
るデータ転送制御部内のデータ転送要求受信部102の
構成を示した図である。
【0057】図1において、本システムは、DMAコン
トローラであるデータ転送制御部101と、プロセッサ
111と、メインメモリ110と、ローカルメモリ11
2と、DMAバスと、ローカルバスとからなるものであ
る。前記プロセッサ111は、データ転送制御部101
をはじめシステム全体をコントロールするものであり、
また該データ転送制御部101に対してDMA転送要求
を発行するものである。メインメモリ110は、各種デ
ータを格納するものであり、ローカルメモリ112は、
ローカルバスによってプロセッサ111に接続されたロ
ーカルメモリ群である。
トローラであるデータ転送制御部101と、プロセッサ
111と、メインメモリ110と、ローカルメモリ11
2と、DMAバスと、ローカルバスとからなるものであ
る。前記プロセッサ111は、データ転送制御部101
をはじめシステム全体をコントロールするものであり、
また該データ転送制御部101に対してDMA転送要求
を発行するものである。メインメモリ110は、各種デ
ータを格納するものであり、ローカルメモリ112は、
ローカルバスによってプロセッサ111に接続されたロ
ーカルメモリ群である。
【0058】また、前記データ転送制御部(DMAコン
トローラ)101は、データ転送要求受信部102と、
メモリーインターフェース部103と、データ入出力部
104と、DMAパラメータメモリ105と、起動信号
受信部106とを備えるものである。メモリーインター
フェース部103は、メインメモリ110への制御信号
を生成するものであり、データ入出力部104は、デー
タの入出力を制御するものであり、DMAパラメータメ
モリ105は、DMA転送を実行するために必要なパラ
メータを格納するものである。
トローラ)101は、データ転送要求受信部102と、
メモリーインターフェース部103と、データ入出力部
104と、DMAパラメータメモリ105と、起動信号
受信部106とを備えるものである。メモリーインター
フェース部103は、メインメモリ110への制御信号
を生成するものであり、データ入出力部104は、デー
タの入出力を制御するものであり、DMAパラメータメ
モリ105は、DMA転送を実行するために必要なパラ
メータを格納するものである。
【0059】起動信号受信部106は、データ転送制御
部101の起動及び停止命令をプロセッサ111から受
信し、メモリーインターフェース部103にその命令を
伝えるものである。データ転送要求受信部102は、プ
ロセッサ111からのDMA転送要求を受け付けるもの
であり、その構成の詳細については、以下図2を用いて
説明する。
部101の起動及び停止命令をプロセッサ111から受
信し、メモリーインターフェース部103にその命令を
伝えるものである。データ転送要求受信部102は、プ
ロセッサ111からのDMA転送要求を受け付けるもの
であり、その構成の詳細については、以下図2を用いて
説明する。
【0060】図2において、データ転送要求受信部10
2は、優先レベル解読部201と、予約レジスタ210
と、セレクタ202とから構成される。優先レベル解読
部201は、入力されたDMA転送要求の優先レベルを
解読し、格納すべきレジスタを確定するものである。予
約レジスタ210は、優先レベル1予約レジスタ211
〜優先レベル3予約レジスタ213からなり、個々の優
先レベル予約レジスタには、転送相手種別情報(リソー
スA〜リソースC)が格納される。ここでは、その転送
相手種別情報を格納するための設定レジスタが、各優先
レベル予約レジスタに1つずつ備えられている。各優先
レベル予約レジスタ211〜213に予約が入ると、各
優先レベル予約レジスタに対応した予約flag1〜予
約flag3が立つようになっている。また、これらの
予約flagは論理和をとられ、データ転送要求受信部
102に予約があることを示す予約フラグとして、メモ
リーインタフェース部103に出力される。
2は、優先レベル解読部201と、予約レジスタ210
と、セレクタ202とから構成される。優先レベル解読
部201は、入力されたDMA転送要求の優先レベルを
解読し、格納すべきレジスタを確定するものである。予
約レジスタ210は、優先レベル1予約レジスタ211
〜優先レベル3予約レジスタ213からなり、個々の優
先レベル予約レジスタには、転送相手種別情報(リソー
スA〜リソースC)が格納される。ここでは、その転送
相手種別情報を格納するための設定レジスタが、各優先
レベル予約レジスタに1つずつ備えられている。各優先
レベル予約レジスタ211〜213に予約が入ると、各
優先レベル予約レジスタに対応した予約flag1〜予
約flag3が立つようになっている。また、これらの
予約flagは論理和をとられ、データ転送要求受信部
102に予約があることを示す予約フラグとして、メモ
リーインタフェース部103に出力される。
【0061】セレクタ202は、個々の優先レベル予約
レジスタ211〜213から出力される転送相手種別情
報を選択するセレクタで、その各優先レベル予約レジス
タから出力される予約flag1〜予約flag3の状
態によって、選択先が変わるようになっている。例え
ば、予約flag1が“1”の場合は、優先レベル1予
約レジスタ211の出力を選択し、予約flag1が
“0”で且つ予約flag2が“1”の場合は、優先レ
ベル2予約レジスタ212の出力が選択される。また、
予約flag1と予約flag2とが共に“0”で、予
約flag3が“1”の場合は、優先レベル3予約レジ
スタ213の出力が選択されるようになっている。つま
り、ここでの優先度は、優先レベル1>優先レベル2>
優先レベル3の順であることを示している。
レジスタ211〜213から出力される転送相手種別情
報を選択するセレクタで、その各優先レベル予約レジス
タから出力される予約flag1〜予約flag3の状
態によって、選択先が変わるようになっている。例え
ば、予約flag1が“1”の場合は、優先レベル1予
約レジスタ211の出力を選択し、予約flag1が
“0”で且つ予約flag2が“1”の場合は、優先レ
ベル2予約レジスタ212の出力が選択される。また、
予約flag1と予約flag2とが共に“0”で、予
約flag3が“1”の場合は、優先レベル3予約レジ
スタ213の出力が選択されるようになっている。つま
り、ここでの優先度は、優先レベル1>優先レベル2>
優先レベル3の順であることを示している。
【0062】次に、図1及び図2を用いて、本実施の形
態1のシステムにおける、DMAコントローラ(データ
転送制御部)101の動作を説明する。まず、プロセッ
サ111はローカルバスにより、DMAパラメータメモ
リ105に、DMA転送実行に必要なパラメータ、例え
ば、リード/ライト情報、バイト/ワードなどのアクセ
ス単位情報、連続アクセスか、矩形アクセスか、リング
ポインタアクセスかなどを示すアクセス情報、およびス
タートアドレス等の各種アドレス情報や、転送個数など
をあらかじめ格納しておく。
態1のシステムにおける、DMAコントローラ(データ
転送制御部)101の動作を説明する。まず、プロセッ
サ111はローカルバスにより、DMAパラメータメモ
リ105に、DMA転送実行に必要なパラメータ、例え
ば、リード/ライト情報、バイト/ワードなどのアクセ
ス単位情報、連続アクセスか、矩形アクセスか、リング
ポインタアクセスかなどを示すアクセス情報、およびス
タートアドレス等の各種アドレス情報や、転送個数など
をあらかじめ格納しておく。
【0063】プロセッサ111はデータ転送制御部10
1(DMAコントローラ)起動の前準備として、即座に
実行したいDMA命令を、あらかじめデータ転送要求受
信部102へ予約しておく。このとき、予約フラグがメ
モリーインターフェース部103に出力される。本シス
テムが動作開始状態になると、プロセッサ111は起動
信号受信部106へ起動命令を発行する。起動命令を受
信したデータ転送制御部101は、DMA転送動作を開
始することになる。
1(DMAコントローラ)起動の前準備として、即座に
実行したいDMA命令を、あらかじめデータ転送要求受
信部102へ予約しておく。このとき、予約フラグがメ
モリーインターフェース部103に出力される。本シス
テムが動作開始状態になると、プロセッサ111は起動
信号受信部106へ起動命令を発行する。起動命令を受
信したデータ転送制御部101は、DMA転送動作を開
始することになる。
【0064】まず、メモリーインターフェース部103
は、予約フラグが有効になっていることから、データ転
送要求受信部102に予約チェック信号を発行する。現
在、データ転送要求受信部102には、図2に示すよう
に3つのDMA転送の予約が入っているとすると、予約
flag1は“1”となっている。今、図2において、
優先レベル1予約レジスタ211の設定レジスタにリソ
ースCを表すコードが格納されているので、セレクタ2
02によって優先レベル1予約レジスタ211の出力で
あるリソースC(ローカルメモリC)が選択される。
は、予約フラグが有効になっていることから、データ転
送要求受信部102に予約チェック信号を発行する。現
在、データ転送要求受信部102には、図2に示すよう
に3つのDMA転送の予約が入っているとすると、予約
flag1は“1”となっている。今、図2において、
優先レベル1予約レジスタ211の設定レジスタにリソ
ースCを表すコードが格納されているので、セレクタ2
02によって優先レベル1予約レジスタ211の出力で
あるリソースC(ローカルメモリC)が選択される。
【0065】この予約情報であるリソースCがDMA種
別情報としてメモリーインターフェース部103へと送
られると、ローカルメモリCの予約が入っていることが
メモリーインターフェース部103によって解読され
る。その後、読み出された優先レベル1の予約flag
1は“0”となり、予約flag2は“1”であるた
め、セレクタ202は優先レベル2予約レジスタ212
の出力を選択する。
別情報としてメモリーインターフェース部103へと送
られると、ローカルメモリCの予約が入っていることが
メモリーインターフェース部103によって解読され
る。その後、読み出された優先レベル1の予約flag
1は“0”となり、予約flag2は“1”であるた
め、セレクタ202は優先レベル2予約レジスタ212
の出力を選択する。
【0066】メモリーインターフェース部103は、ロ
ーカルメモリCのDMA転送実行情報が格納されている
DMAパラメータメモリ105の決まったアドレスにア
クセスし、DMA転送実行に必要なパラメータをロード
する。ロードした値に従って、メモリインターフェース
部103は、メインメモリ110に対して制御信号を生
成し、ローカルメモリCとのDMA転送を実行する。ロ
ーカルメモリCとメインメモリ110とのDMA転送が
終了すると、メモリインターフェース部103は、再び
データ転送要求受信部102に対して予約チェック信号
を発行し、優先レベル2予約レジスタ212の設定レジ
スタに格納されているリソースB(ローカルメモリB)
の情報を出力する。
ーカルメモリCのDMA転送実行情報が格納されている
DMAパラメータメモリ105の決まったアドレスにア
クセスし、DMA転送実行に必要なパラメータをロード
する。ロードした値に従って、メモリインターフェース
部103は、メインメモリ110に対して制御信号を生
成し、ローカルメモリCとのDMA転送を実行する。ロ
ーカルメモリCとメインメモリ110とのDMA転送が
終了すると、メモリインターフェース部103は、再び
データ転送要求受信部102に対して予約チェック信号
を発行し、優先レベル2予約レジスタ212の設定レジ
スタに格納されているリソースB(ローカルメモリB)
の情報を出力する。
【0067】同様に、この予約情報であるリソースBが
DMA種別情報としてメモリーインターフェース部10
3に送られると、ローカルメモリBの予約が入っている
ことがメモリーインターフェース部103によって解読
される。その後、予約flag1=“0”,予約fla
g2=“0”,予約flag3=“1”であるため、セ
レクタ202は、優先レベル3予約レジスタ213を選
択する。以下、同様にDMA転送を実行する。この様に
して、メモリーインターフェース部103はデータ転送
要求受信部102に格納されている予約のチェックを行
い、予約フラグが“0”になるまでDMA転送を連続で
行う。また、プロセッサ111が起動信号受信部106
に対して停止命令を発行した場合、データ転送制御部1
01は現在実行中のDMA転送を終了した時点で、それ
以降のDMA転送の実行を停止し、DMA転送の予約の
みを受け付けるようになる。
DMA種別情報としてメモリーインターフェース部10
3に送られると、ローカルメモリBの予約が入っている
ことがメモリーインターフェース部103によって解読
される。その後、予約flag1=“0”,予約fla
g2=“0”,予約flag3=“1”であるため、セ
レクタ202は、優先レベル3予約レジスタ213を選
択する。以下、同様にDMA転送を実行する。この様に
して、メモリーインターフェース部103はデータ転送
要求受信部102に格納されている予約のチェックを行
い、予約フラグが“0”になるまでDMA転送を連続で
行う。また、プロセッサ111が起動信号受信部106
に対して停止命令を発行した場合、データ転送制御部1
01は現在実行中のDMA転送を終了した時点で、それ
以降のDMA転送の実行を停止し、DMA転送の予約の
みを受け付けるようになる。
【0068】以上のように、本実施の形態1では、デー
タ転送制御部(DMAコントローラ)101が起動信号
受信部106を備えることにより、データ転送要求発行
元であるプロセッサ111から受け付けたDMA転送を
実行しないで予約のみを行うことができる。これによ
り、システムコントローラであるプロセッサ111等の
プログラミングの自由度が向上する。
タ転送制御部(DMAコントローラ)101が起動信号
受信部106を備えることにより、データ転送要求発行
元であるプロセッサ111から受け付けたDMA転送を
実行しないで予約のみを行うことができる。これによ
り、システムコントローラであるプロセッサ111等の
プログラミングの自由度が向上する。
【0069】さらに、本実施の形態1では、データ転送
要求受信部102において、DMA転送予約を優先度毎
に転送相手の種別情報を保持するものであるので、保持
レジスタの数が(転送相手種別数×優先度を表すビット
数)ではなく、(優先度数×転送相手種別数を表すビッ
ト数)となり、データ転送要求受信部102内の保持レ
ジスタ数を少なくすることができる。さらに、本実施の
形態1では、DMA転送実行のための判断制御を、転送
種別情報すべての優先度を見て判断するのではなく、高
い優先度のレジスタ内に格納されている転送相手種別情
報を見て判断すればよいので、その判断制御が容易とな
るほか、回路も簡素化できる。
要求受信部102において、DMA転送予約を優先度毎
に転送相手の種別情報を保持するものであるので、保持
レジスタの数が(転送相手種別数×優先度を表すビット
数)ではなく、(優先度数×転送相手種別数を表すビッ
ト数)となり、データ転送要求受信部102内の保持レ
ジスタ数を少なくすることができる。さらに、本実施の
形態1では、DMA転送実行のための判断制御を、転送
種別情報すべての優先度を見て判断するのではなく、高
い優先度のレジスタ内に格納されている転送相手種別情
報を見て判断すればよいので、その判断制御が容易とな
るほか、回路も簡素化できる。
【0070】(実施の形態2)以下、実施の形態2にお
けるDMAコントローラについて説明する。まず、図
3、図4を用いて、本実施の形態2における、DMAコ
ントローラ、及びそのDMAコントローラを有するシス
テムの構成を説明する。図3は、実施の形態2における
DMAコントローラ(データ転送制御部)を有するシス
テム構成図であり、図4は、実施の形態2におけるデー
タ転送制御部内のデータ転送要求受信部の構成を示した
図である。図3における本システムは、DMAコントロ
ーラであるデータ転送制御部801に対するDMA転送
要求の発行元が複数ある場合であり、本実施の形態2で
は、DMA転送要求の発行元が、メインプロセッサ81
1、及びサブプロセッサ813である場合を例に挙げて
説明する。よって、本実施の形態2における本システム
の構成は、前記データ転送制御部801と、メインプロ
セッサ811及びサブプロセッサ813と、メインメモ
リ810と、ローカルメモリ812と、DMAバスと、
ローカルバスとからなるものである。
けるDMAコントローラについて説明する。まず、図
3、図4を用いて、本実施の形態2における、DMAコ
ントローラ、及びそのDMAコントローラを有するシス
テムの構成を説明する。図3は、実施の形態2における
DMAコントローラ(データ転送制御部)を有するシス
テム構成図であり、図4は、実施の形態2におけるデー
タ転送制御部内のデータ転送要求受信部の構成を示した
図である。図3における本システムは、DMAコントロ
ーラであるデータ転送制御部801に対するDMA転送
要求の発行元が複数ある場合であり、本実施の形態2で
は、DMA転送要求の発行元が、メインプロセッサ81
1、及びサブプロセッサ813である場合を例に挙げて
説明する。よって、本実施の形態2における本システム
の構成は、前記データ転送制御部801と、メインプロ
セッサ811及びサブプロセッサ813と、メインメモ
リ810と、ローカルメモリ812と、DMAバスと、
ローカルバスとからなるものである。
【0071】前記メインプロセッサ811及びサブプロ
セッサ813は、データ転送制御部801に対してDM
A転送要求を発行するものであり、さらにメインプロセ
ッサ811は、データ転送制御部801をはじめシステ
ム全体をコントロールするものである。メインメモリ8
10は、各種データを格納するものであり、ローカルメ
モリ812は、ローカルバスによってメインプロセッサ
811及びサブプロセッサ813に接続されたローカル
メモリ群である。
セッサ813は、データ転送制御部801に対してDM
A転送要求を発行するものであり、さらにメインプロセ
ッサ811は、データ転送制御部801をはじめシステ
ム全体をコントロールするものである。メインメモリ8
10は、各種データを格納するものであり、ローカルメ
モリ812は、ローカルバスによってメインプロセッサ
811及びサブプロセッサ813に接続されたローカル
メモリ群である。
【0072】また、前記データ転送制御部(DMAコン
トローラ)801は、予備予約手段820と、データ転
送要求受信部102と、メモリーインターフェース部1
03と、データ入出力部104と、DMAパラメータメ
モリ105と、起動信号受信部106とを備えるもので
ある。予備予約手段820は、複数のDMA転送要求の
発行元、つまりメインプロセッサ811及びサブプロセ
ッサ813からのDMA転送要求を受け付けて一時的に
保管し、システム制御の重要度に応じてあらかじめ設定
されている優先度に従って、データ転送要求受信部10
2に転送するDMA転送要求を選択するものである。な
お、そのほかの構成は、実施の形態1と同様であるた
め、説明を省略する。
トローラ)801は、予備予約手段820と、データ転
送要求受信部102と、メモリーインターフェース部1
03と、データ入出力部104と、DMAパラメータメ
モリ105と、起動信号受信部106とを備えるもので
ある。予備予約手段820は、複数のDMA転送要求の
発行元、つまりメインプロセッサ811及びサブプロセ
ッサ813からのDMA転送要求を受け付けて一時的に
保管し、システム制御の重要度に応じてあらかじめ設定
されている優先度に従って、データ転送要求受信部10
2に転送するDMA転送要求を選択するものである。な
お、そのほかの構成は、実施の形態1と同様であるた
め、説明を省略する。
【0073】以下、データ転送制御部801内のデータ
転送要求受信部102、及び予備予約手段820の詳細
な構成について、図4を用いて説明する。図4におい
て、予備予約手段820は、メインプロセッサ811か
らのDMA転送要求を受け付ける予備1予約レジスタ8
21と、サブプロセッサ813からのDMA転送要求を
受け付ける予備2予約レジスタ822と、前記データ転
送要求受信部102に対して、前記複数の予備予約レジ
スタに格納されたDMA転送要求を、システム制御の重
要度に応じてあらかじめ設定されている優先度に従って
選択する予備セレクタ823とで構成されている。
転送要求受信部102、及び予備予約手段820の詳細
な構成について、図4を用いて説明する。図4におい
て、予備予約手段820は、メインプロセッサ811か
らのDMA転送要求を受け付ける予備1予約レジスタ8
21と、サブプロセッサ813からのDMA転送要求を
受け付ける予備2予約レジスタ822と、前記データ転
送要求受信部102に対して、前記複数の予備予約レジ
スタに格納されたDMA転送要求を、システム制御の重
要度に応じてあらかじめ設定されている優先度に従って
選択する予備セレクタ823とで構成されている。
【0074】前記予備1予約レジスタ821、予備2予
約レジスタ822それぞれは、優先レベルレジスタと種
別レジスタとを備え、各プロセッサから出力されたDM
A転送要求の情報である優先度と転送相手種別情報(リ
ソースA〜リソースC)とを、それぞれ前記優先レベル
レジスタ、種別レジスタに一時的に保持する。この各予
備予約レジスタ821,822に前記予約情報が格納さ
れると、各予備予約レジスタ821,822からの予備
予約フラグ1,予備予約フラグ2が有効となる。なお、
データ転送要求受信部102については、実施の形態1
と同様の構成をもつため、ここでは説明を省略する。
約レジスタ822それぞれは、優先レベルレジスタと種
別レジスタとを備え、各プロセッサから出力されたDM
A転送要求の情報である優先度と転送相手種別情報(リ
ソースA〜リソースC)とを、それぞれ前記優先レベル
レジスタ、種別レジスタに一時的に保持する。この各予
備予約レジスタ821,822に前記予約情報が格納さ
れると、各予備予約レジスタ821,822からの予備
予約フラグ1,予備予約フラグ2が有効となる。なお、
データ転送要求受信部102については、実施の形態1
と同様の構成をもつため、ここでは説明を省略する。
【0075】次に、図3及び図4を用いて、本実施の形
態2のシステムにおけるDMAコントローラ(データ転
送制御部)801の動作を説明する。メインプロセッサ
811からDMA転送要求が予備予約手段820に入る
と、前述したようにして予備1予約レジスタの優先度レ
ジスタ1及び種別レジスタ1に、前記DMA転送要求の
情報が保持される。前記予備1予約レジスタに情報が受
け付けられると予備予約フラグ1が有効になり、予備セ
レクタ823は前記予備1予約レジスタに保持されてい
た情報(優先レベル,転送相手種別情報)をデータ転送
要求受信部102へと転送する。
態2のシステムにおけるDMAコントローラ(データ転
送制御部)801の動作を説明する。メインプロセッサ
811からDMA転送要求が予備予約手段820に入る
と、前述したようにして予備1予約レジスタの優先度レ
ジスタ1及び種別レジスタ1に、前記DMA転送要求の
情報が保持される。前記予備1予約レジスタに情報が受
け付けられると予備予約フラグ1が有効になり、予備セ
レクタ823は前記予備1予約レジスタに保持されてい
た情報(優先レベル,転送相手種別情報)をデータ転送
要求受信部102へと転送する。
【0076】ここで、メインプロセッサ811及びサブ
プロセッサ813から、予備予約手段820に対して同
時にDMA転送要求が発行された場合は、メインプロセ
ッサ811からのDMA転送要求が前記予備1予約レジ
スタ821に、またサブプロセッサ813からのDMA
転送要求が前記予備2予約レジスタ822に入力され、
各予備予約レジスタ内の優先レベルレジスタ、及び種別
レジスタに保持される。そして情報が保持されると同時
に予備予約フラグ1,2両方が有効となるが、本実施の
形態2では、サブプロセッサ813よりメインプロセッ
サ811のほうがシステム制御の重要度が高いと設定さ
れているため、予備セレクタ823は、予備1予約レジ
スタ821に保持されているメインプロセッサ811か
らのDMA転送を優先して選択し、該DMA転送要求の
データをデータ転送要求受信部102に出力する。この
後のデータ転送要求受信部102における動作は、実施
の形態1で説明したものと同様であるため、ここでは説
明を省略する。
プロセッサ813から、予備予約手段820に対して同
時にDMA転送要求が発行された場合は、メインプロセ
ッサ811からのDMA転送要求が前記予備1予約レジ
スタ821に、またサブプロセッサ813からのDMA
転送要求が前記予備2予約レジスタ822に入力され、
各予備予約レジスタ内の優先レベルレジスタ、及び種別
レジスタに保持される。そして情報が保持されると同時
に予備予約フラグ1,2両方が有効となるが、本実施の
形態2では、サブプロセッサ813よりメインプロセッ
サ811のほうがシステム制御の重要度が高いと設定さ
れているため、予備セレクタ823は、予備1予約レジ
スタ821に保持されているメインプロセッサ811か
らのDMA転送を優先して選択し、該DMA転送要求の
データをデータ転送要求受信部102に出力する。この
後のデータ転送要求受信部102における動作は、実施
の形態1で説明したものと同様であるため、ここでは説
明を省略する。
【0077】なお、本実施の形態2においては、DMA
転送要求発行元であるプロセッサが2つである場合を例
に挙げて説明したが、該DMA転送要求発行元が任意の
数である場合は、予備予約手段820内の予備予約レジ
スタの数を、そのDMA転送要求発行元と同数にすれば
同様に実現できる。また前記DMA転送要求に含まれる
情報についても、ここでは優先度及び転送相手種別情報
としたが、それ以外の情報を含んでいる場合、前記各予
備予約レジスタに備えられたレジスタ数を増やすことで
容易に対応できるものである。
転送要求発行元であるプロセッサが2つである場合を例
に挙げて説明したが、該DMA転送要求発行元が任意の
数である場合は、予備予約手段820内の予備予約レジ
スタの数を、そのDMA転送要求発行元と同数にすれば
同様に実現できる。また前記DMA転送要求に含まれる
情報についても、ここでは優先度及び転送相手種別情報
としたが、それ以外の情報を含んでいる場合、前記各予
備予約レジスタに備えられたレジスタ数を増やすことで
容易に対応できるものである。
【0078】以上のように、本実施の形態2では、予備
予約手段820を付加するようにしたので、複数のDM
A転送要求元から同時に発行される転送要求を制御可能
な高性能DMAコントローラを実現することができる。
また、単一転送要求元に対応したDMAコントローラ
を、複数の転送要求元に対応可能なように回路を変更す
る場合に、その単一転送要求に対応したDMAコントロ
ーラに予備予約手段820等を付加することで変更可能
なため、回路を再利用することができるという効果もあ
る。なお、本実施の形態では、DMA転送要求の発行元
がプロセッサをしているが、サブプロセッサがハードウ
エアであったり、メインプロセッサ及びサブプロセッサ
の両方がハードウェアであっても、同様に処理可能であ
る。
予約手段820を付加するようにしたので、複数のDM
A転送要求元から同時に発行される転送要求を制御可能
な高性能DMAコントローラを実現することができる。
また、単一転送要求元に対応したDMAコントローラ
を、複数の転送要求元に対応可能なように回路を変更す
る場合に、その単一転送要求に対応したDMAコントロ
ーラに予備予約手段820等を付加することで変更可能
なため、回路を再利用することができるという効果もあ
る。なお、本実施の形態では、DMA転送要求の発行元
がプロセッサをしているが、サブプロセッサがハードウ
エアであったり、メインプロセッサ及びサブプロセッサ
の両方がハードウェアであっても、同様に処理可能であ
る。
【0079】(実施の形態3)以下、実施の形態3にお
けるDMAコントローラについて説明する。本実施の形
態3におけるDMAコントローラ、及びそのDMAコン
トローラを有するシステムの構成は、実施の形態1と同
様であるため、説明を省略する。以下、図1、図2及び
図5を使用して、実施の形態1におけるデータ転送制御
部(DMAコントローラ)101の動作にのっとって、
データ転送要求、DMA転送実行のタイミング、及び実
行データの実行順待ち状態の遷移について説明する。
けるDMAコントローラについて説明する。本実施の形
態3におけるDMAコントローラ、及びそのDMAコン
トローラを有するシステムの構成は、実施の形態1と同
様であるため、説明を省略する。以下、図1、図2及び
図5を使用して、実施の形態1におけるデータ転送制御
部(DMAコントローラ)101の動作にのっとって、
データ転送要求、DMA転送実行のタイミング、及び実
行データの実行順待ち状態の遷移について説明する。
【0080】図5は、実施の形態3におけるDMA転送
要求と、そのDMA転送実行順待状態の遷移と、DMA
転送実行のタイミングとを示す図である。今、図5に示
すタイミングで、プロセッサ111よりDMA転送要求
が発行されたとする。データ転送要求受信部102で
は、図5に示すように実行優先順が遷移していく。ま
ず、図5に示されるように、プロセッサ111より起動
命令が発行されて起動信号が“1”になるまでに、3つ
のDMA転送要求が発行されているとする(実行待ち状
態(イ))。そして、この状態でメモリーインターフェ
ース部103から予約チェック信号が発行された場合、
予約されている要求のなかで一番優先レベルが高い、優
先レベル1の予約が先に実行されることになる。
要求と、そのDMA転送実行順待状態の遷移と、DMA
転送実行のタイミングとを示す図である。今、図5に示
すタイミングで、プロセッサ111よりDMA転送要求
が発行されたとする。データ転送要求受信部102で
は、図5に示すように実行優先順が遷移していく。ま
ず、図5に示されるように、プロセッサ111より起動
命令が発行されて起動信号が“1”になるまでに、3つ
のDMA転送要求が発行されているとする(実行待ち状
態(イ))。そして、この状態でメモリーインターフェ
ース部103から予約チェック信号が発行された場合、
予約されている要求のなかで一番優先レベルが高い、優
先レベル1の予約が先に実行されることになる。
【0081】優先レベル1のデータ転送が実行に移され
ると、データ転送要求受信部102における予約の実行
優先順は、優先レベル2、優先レベル3の順での実行待
ち状態(ロ)へと遷移する。しかし、この優先レベル1
のDMA転送実行中に、再びプロセッサ111から優先
レベル1のDMA転送要求が、データ転送要求受信部1
02に発行された場合、データ転送要求受信部102に
おける予約の実行優先順は、再び優先レベル1、優先レ
ベル2、優先レベル3となり、実行待ち状態(ハ)へと
遷移する。この後、優先レベル1のDMA転送が終了す
ると、再びメモリーインターフェース部103から予約
チェック信号が発行され、このときに予約されている要
求のなかで、一番優先レベルが高い優先レベル1の予約
が先に実行されることになる。
ると、データ転送要求受信部102における予約の実行
優先順は、優先レベル2、優先レベル3の順での実行待
ち状態(ロ)へと遷移する。しかし、この優先レベル1
のDMA転送実行中に、再びプロセッサ111から優先
レベル1のDMA転送要求が、データ転送要求受信部1
02に発行された場合、データ転送要求受信部102に
おける予約の実行優先順は、再び優先レベル1、優先レ
ベル2、優先レベル3となり、実行待ち状態(ハ)へと
遷移する。この後、優先レベル1のDMA転送が終了す
ると、再びメモリーインターフェース部103から予約
チェック信号が発行され、このときに予約されている要
求のなかで、一番優先レベルが高い優先レベル1の予約
が先に実行されることになる。
【0082】ここで、前記予約チェック信号が発行され
るタイミングについて、具体的に述べる。例えば前記メ
モリインタフェース部103では、メインメモリ110
と各ローカルメモリとの間で行われるDMA転送のデー
タ転送個数をカウントしておき、ひとつ前のDMA転送
処理が終了する一定時間前、例えばDMA転送終了前1
6サイクル、になると、メモリインタフェース部103
が、データ転送要求受信部102に予約チェック信号を
発行する。そして、この予約チェック信号を受信したデ
ータ転送要求受信部102は、予約レジスタ210をチ
ェックし、次のDMA転送処理の準備を行う。なお、こ
こでは、DMA転送終了前の一定時間を16サイクルと
したが、この一定時間は、DMAパラメータメモリ10
5から、次のDMA転送実行のための各種パラメータを
ロードするサイクル数に依存するものであり、次にDM
A転送を実行に移すための準備時間にあたるものであ
る。従って、この一定時間のサイクル数は、実行条件に
よって任意に変化してよい。なお、以上に説明した本実
施の形態3のDMA転送処理は、実施の形態2のように
前記DMA転送要求発行元が複数である場合にも適応可
能である。
るタイミングについて、具体的に述べる。例えば前記メ
モリインタフェース部103では、メインメモリ110
と各ローカルメモリとの間で行われるDMA転送のデー
タ転送個数をカウントしておき、ひとつ前のDMA転送
処理が終了する一定時間前、例えばDMA転送終了前1
6サイクル、になると、メモリインタフェース部103
が、データ転送要求受信部102に予約チェック信号を
発行する。そして、この予約チェック信号を受信したデ
ータ転送要求受信部102は、予約レジスタ210をチ
ェックし、次のDMA転送処理の準備を行う。なお、こ
こでは、DMA転送終了前の一定時間を16サイクルと
したが、この一定時間は、DMAパラメータメモリ10
5から、次のDMA転送実行のための各種パラメータを
ロードするサイクル数に依存するものであり、次にDM
A転送を実行に移すための準備時間にあたるものであ
る。従って、この一定時間のサイクル数は、実行条件に
よって任意に変化してよい。なお、以上に説明した本実
施の形態3のDMA転送処理は、実施の形態2のように
前記DMA転送要求発行元が複数である場合にも適応可
能である。
【0083】このように、本実施の形態3では、メモリ
ーインターフェース部から次のDMA転送実行の直前
に、データ転送要求受信部に予約チェック信号を発行
し、次に転送実行するデータを確認することにより、D
MA予約の連続性を保ったまま、転送実行直前に入った
優先度の高いDMA予約を実行することが可能となる。
ーインターフェース部から次のDMA転送実行の直前
に、データ転送要求受信部に予約チェック信号を発行
し、次に転送実行するデータを確認することにより、D
MA予約の連続性を保ったまま、転送実行直前に入った
優先度の高いDMA予約を実行することが可能となる。
【0084】尚、前記予約チェック信号は、DMA転送
の準備期間を見越して、DMA転送が終了する前の一定
サイクル前に、前もって発行すると、より連続性が確保
される。これを実現するには、メモリーインターフェー
ス部において、DMA転送の終了前十数サイクルを検出
しておき、それを検出した際に予約チェック信号を発行
するようにするとよい。
の準備期間を見越して、DMA転送が終了する前の一定
サイクル前に、前もって発行すると、より連続性が確保
される。これを実現するには、メモリーインターフェー
ス部において、DMA転送の終了前十数サイクルを検出
しておき、それを検出した際に予約チェック信号を発行
するようにするとよい。
【0085】(実施の形態4)以下、実施の形態4にお
けるDMAコントローラについて説明する。まず、図1
及び図6を用いて、実施の形態4における、DMAコン
トローラ、及びそのDMAコントローラを有するシステ
ムの構成を説明する。図6は、実施の形態4におけるデ
ータ転送要求受信部102aの構成を示している。図に
おいて、本実施の形態4におけるデータ転送要求受信部
102aは、優先レベル/キャンセル解読部401と、
セレクタ402と、予約レジスタ410とで構成されて
いる。
けるDMAコントローラについて説明する。まず、図1
及び図6を用いて、実施の形態4における、DMAコン
トローラ、及びそのDMAコントローラを有するシステ
ムの構成を説明する。図6は、実施の形態4におけるデ
ータ転送要求受信部102aの構成を示している。図に
おいて、本実施の形態4におけるデータ転送要求受信部
102aは、優先レベル/キャンセル解読部401と、
セレクタ402と、予約レジスタ410とで構成されて
いる。
【0086】優先レベル/キャンセル情報解読部401
は、入力されたDMA転送要求の優先レベルと、該DM
A転送要求がキャンセルであるかどうかを解読し、格納
またはキャンセルすべきレジスタを確定するものであ
る。予約レジスタ410は、優先レベル1予約レジスタ
411〜優先レベル3予約レジスタ413からなり、個
々の優先レベル予約レジスタには、転送相手種別情報
(リソース)が格納される。ここでは、その情報を格納
するための設定レジスタが、各優先レベル予約レジスタ
411〜413に1つずつ備えられている。
は、入力されたDMA転送要求の優先レベルと、該DM
A転送要求がキャンセルであるかどうかを解読し、格納
またはキャンセルすべきレジスタを確定するものであ
る。予約レジスタ410は、優先レベル1予約レジスタ
411〜優先レベル3予約レジスタ413からなり、個
々の優先レベル予約レジスタには、転送相手種別情報
(リソース)が格納される。ここでは、その情報を格納
するための設定レジスタが、各優先レベル予約レジスタ
411〜413に1つずつ備えられている。
【0087】各優先レベル予約レジスタ411〜413
に予約が入ると、各優先レベル予約レジスタに対応し
た、予約flag1〜予約flag3が立つようになっ
ている。またこの予約flagは論理和をとられ、デー
タ転送要求受信部102aに予約があることを示す予約
フラグとしてメモリーインタフェース部103に出力さ
れる。
に予約が入ると、各優先レベル予約レジスタに対応し
た、予約flag1〜予約flag3が立つようになっ
ている。またこの予約flagは論理和をとられ、デー
タ転送要求受信部102aに予約があることを示す予約
フラグとしてメモリーインタフェース部103に出力さ
れる。
【0088】セレクタ402は、個々の優先レベル予約
レジスタから出力される転送相手種別情報を選択するセ
レクタで、各優先レベル予約レジスタから出力される予
約flagの状態によって、選択先が変わるようになっ
ている。例えば、予約flag1が“1”の場合は、優
先レベル1予約レジスタ411の出力を選択し、予約f
lag1が“0”で且つ予約flag2が“1”の場合
は、優先レベル2予約レジスタ412の出力が選択され
る。また、予約flag1と予約flag2が共に
“0”で、予約flag3が“1”の場合は、優先レベ
ル3予約レジスタ413の出力が選択されるようになっ
ている。つまり、ここでの優先度は、優先レベル1>優
先レベル2>優先レベル3の順であることを示してい
る。なお、上記以外の実施の形態4におけるDMAコン
トローラ及びそのDMAコントローラを有したシステム
の構成は、実施の形態1のものと同様であるため、説明
を省略する。
レジスタから出力される転送相手種別情報を選択するセ
レクタで、各優先レベル予約レジスタから出力される予
約flagの状態によって、選択先が変わるようになっ
ている。例えば、予約flag1が“1”の場合は、優
先レベル1予約レジスタ411の出力を選択し、予約f
lag1が“0”で且つ予約flag2が“1”の場合
は、優先レベル2予約レジスタ412の出力が選択され
る。また、予約flag1と予約flag2が共に
“0”で、予約flag3が“1”の場合は、優先レベ
ル3予約レジスタ413の出力が選択されるようになっ
ている。つまり、ここでの優先度は、優先レベル1>優
先レベル2>優先レベル3の順であることを示してい
る。なお、上記以外の実施の形態4におけるDMAコン
トローラ及びそのDMAコントローラを有したシステム
の構成は、実施の形態1のものと同様であるため、説明
を省略する。
【0089】次に、図1および図5を用いて、実施の形
態4のシステムにおける、DMAコントローラ(データ
転送制御部)101の動作を説明する。DMA転送要求
は、実施の形態1で説明したような手順で、プロセッサ
111よりデータ転送要求受信部102aに、あらかじ
め予約されているとする。
態4のシステムにおける、DMAコントローラ(データ
転送制御部)101の動作を説明する。DMA転送要求
は、実施の形態1で説明したような手順で、プロセッサ
111よりデータ転送要求受信部102aに、あらかじ
め予約されているとする。
【0090】現在、データ転送要求受信部102aに、
図6に示すように3つのDMA命令の予約が入っている
とすると、予約flag1は“1”となっている。今、
リソースCを表すコードが優先レベル1予約レジスタ4
11に格納されているので、セレクタ402により、優
先レベル1予約レジスタ411の出力であるリソースC
(ローカルメモリC)が選択され、ローカルメモリCと
メインメモリ110との間でDMA転送が実行される。
このDMA転送の最中に、プロセッサ111が、DMA
命令を利用して、キャンセル命令を発行したとする。こ
のキャンセル命令は、優先レベル情報、転送相手種別情
報(リソース)を含んでいる。
図6に示すように3つのDMA命令の予約が入っている
とすると、予約flag1は“1”となっている。今、
リソースCを表すコードが優先レベル1予約レジスタ4
11に格納されているので、セレクタ402により、優
先レベル1予約レジスタ411の出力であるリソースC
(ローカルメモリC)が選択され、ローカルメモリCと
メインメモリ110との間でDMA転送が実行される。
このDMA転送の最中に、プロセッサ111が、DMA
命令を利用して、キャンセル命令を発行したとする。こ
のキャンセル命令は、優先レベル情報、転送相手種別情
報(リソース)を含んでいる。
【0091】例えば、優先レベル2、リソースBと共に
キャンセル情報が発行されたとする。前記キャンセル情
報を含んだDMA命令を受信したデータ転送要求受信部
102aは、優先レベル/キャンセル解読部401によ
り、そのDMA命令が優先レベル2のキャンセル命令で
あることを解読する。これに基づき、データ転送要求受
信部102aは、優先レベル2予約レジスタ412の予
約flag2を“0”とし、優先レベル2である、リソ
ースB(ローカルメモリB)とのDMA転送予約がキャ
ンセルされる。
キャンセル情報が発行されたとする。前記キャンセル情
報を含んだDMA命令を受信したデータ転送要求受信部
102aは、優先レベル/キャンセル解読部401によ
り、そのDMA命令が優先レベル2のキャンセル命令で
あることを解読する。これに基づき、データ転送要求受
信部102aは、優先レベル2予約レジスタ412の予
約flag2を“0”とし、優先レベル2である、リソ
ースB(ローカルメモリB)とのDMA転送予約がキャ
ンセルされる。
【0092】これによって、実行中のローカルメモリC
とメインメモリ110との間のDMA転送が終了した時
点で、予約flag1が“0”、予約flag2が
“0”、予約flag3が“1”となるため、優先レベ
ル3予約レジスタ413に予約されているリソースAと
メインメモリ110との間のDMA転送が次のDMA転
送として実行される。
とメインメモリ110との間のDMA転送が終了した時
点で、予約flag1が“0”、予約flag2が
“0”、予約flag3が“1”となるため、優先レベ
ル3予約レジスタ413に予約されているリソースAと
メインメモリ110との間のDMA転送が次のDMA転
送として実行される。
【0093】また、例えば、リソースC(ローカルメモ
リC)とメインメモリ110との間の優先レベル1のD
MA転送が実行されている最中に、プロセッサ111に
より、優先レベル2で、リソースCのキャンセル命令が
発行されると、データ転送要求受信部102aにより、
そのDMA命令が実行中のDMA転送のキャンセルであ
ることが判定され、メモリーインターフェース部103
に停止信号が発行される。この後メモリーインターフェ
ース部103では、実行中のDMA転送を終了処理へと
移行する。なお、以上に説明した本実施の形態4のDM
A転送処理は、実施の形態2のように前記DMA転送要
求元が複数である場合にも適応可能である。
リC)とメインメモリ110との間の優先レベル1のD
MA転送が実行されている最中に、プロセッサ111に
より、優先レベル2で、リソースCのキャンセル命令が
発行されると、データ転送要求受信部102aにより、
そのDMA命令が実行中のDMA転送のキャンセルであ
ることが判定され、メモリーインターフェース部103
に停止信号が発行される。この後メモリーインターフェ
ース部103では、実行中のDMA転送を終了処理へと
移行する。なお、以上に説明した本実施の形態4のDM
A転送処理は、実施の形態2のように前記DMA転送要
求元が複数である場合にも適応可能である。
【0094】このように、本実施の形態4では、予約中
のDMA転送予約を、データ転送要求発行元であるプロ
セッサからの命令によってキャンセルできるようにする
ことで、システムの状態により必要がなくなったDMA
転送を実行せずに済み、また再予約等の操作と組み合わ
せることにより予約を入れ替えることも可能となる。さ
らに、無駄なDMA転送を実行する必要がないため、消
費電力の削減にもつながる。
のDMA転送予約を、データ転送要求発行元であるプロ
セッサからの命令によってキャンセルできるようにする
ことで、システムの状態により必要がなくなったDMA
転送を実行せずに済み、また再予約等の操作と組み合わ
せることにより予約を入れ替えることも可能となる。さ
らに、無駄なDMA転送を実行する必要がないため、消
費電力の削減にもつながる。
【0095】また、本実施の形態4においては、従来実
現されていた一時停止や、中断・再開処理のように停止
時のパラメータを保持する必要がなく、かつ、連続して
次に予約されているDMA転送を優先的に実行できる。
この操作により、中断や停止を行っても、DMAの連続
性は保たれる。また、従来複雑な回路で実現されていた
一時停止や中断の処理が、キャンセル命令と再予約とで
容易に実現できるため、複雑な制御や、無駄な回路を備
える必要がないことから、設計開発期間および検証期間
を大幅に短縮することができる。
現されていた一時停止や、中断・再開処理のように停止
時のパラメータを保持する必要がなく、かつ、連続して
次に予約されているDMA転送を優先的に実行できる。
この操作により、中断や停止を行っても、DMAの連続
性は保たれる。また、従来複雑な回路で実現されていた
一時停止や中断の処理が、キャンセル命令と再予約とで
容易に実現できるため、複雑な制御や、無駄な回路を備
える必要がないことから、設計開発期間および検証期間
を大幅に短縮することができる。
【0096】(実施の形態5)以下、実施の形態5にお
けるDMAコントローラについて説明する。まず、図
7、図8を用いて、本実施の形態5における、DMAコ
ントローラ及びそのDMAコントローラを有するシステ
ムの構成を説明する。図7は、実施の形態5におけるD
MAコントローラ(データ転送制御部)を有するシステ
ム構成図であり、図8は、実施の形態5におけるデータ
転送制御部内のデータ転送要求受信部の構成を示した図
である。
けるDMAコントローラについて説明する。まず、図
7、図8を用いて、本実施の形態5における、DMAコ
ントローラ及びそのDMAコントローラを有するシステ
ムの構成を説明する。図7は、実施の形態5におけるD
MAコントローラ(データ転送制御部)を有するシステ
ム構成図であり、図8は、実施の形態5におけるデータ
転送制御部内のデータ転送要求受信部の構成を示した図
である。
【0097】図7において、本実施の形態5におけるシ
ステムは、DMAコントローラであるデータ転送制御部
501と、メインメモリ510と、プロセッサ511
と、ローカルメモリ512と、ローカルバス、DMAバ
スとで構成されている。前記プロセッサ511は、デー
タ転送制御部501をはじめ、システム全体をコントロ
ールするものであり、また該データ転送制御部501に
対してDMA転送要求を発行するものである。また、メ
インメモリ510は、各種データを格納するものであ
り、ローカルメモリ512は、プロセッサ511のロー
カルバスに接続されたローカルメモリ群である。
ステムは、DMAコントローラであるデータ転送制御部
501と、メインメモリ510と、プロセッサ511
と、ローカルメモリ512と、ローカルバス、DMAバ
スとで構成されている。前記プロセッサ511は、デー
タ転送制御部501をはじめ、システム全体をコントロ
ールするものであり、また該データ転送制御部501に
対してDMA転送要求を発行するものである。また、メ
インメモリ510は、各種データを格納するものであ
り、ローカルメモリ512は、プロセッサ511のロー
カルバスに接続されたローカルメモリ群である。
【0098】また、前記データ転送制御部(DMAコン
トローラ)501は、データ転送要求受信部502と、
メモリーインターフェース部503と、データ入出力部
504と、DMAパラメータメモリ505と、起動信号
受信部506とを備えるものである。データ転送要求受
信部502は、プロセッサ511からのDMA転送要求
を受け付けるものであり、ローカルバスとDMA要求関
連の信号線とによって、プロセッサ511に接続されて
いる。以下、図8を用いてその構成について詳細に説明
する。
トローラ)501は、データ転送要求受信部502と、
メモリーインターフェース部503と、データ入出力部
504と、DMAパラメータメモリ505と、起動信号
受信部506とを備えるものである。データ転送要求受
信部502は、プロセッサ511からのDMA転送要求
を受け付けるものであり、ローカルバスとDMA要求関
連の信号線とによって、プロセッサ511に接続されて
いる。以下、図8を用いてその構成について詳細に説明
する。
【0099】図8において、データ転送要求受信部50
2は、優先レベル解読部601と、セレクタ602と、
予約レジスタ610と、ローカルバスとで構成される。
優先レベル解読部601は、入力されたデータ転送要求
の優先レベルを解読し、格納すべきレジスタを確定する
ものである。予約レジスタ610は、優先レベル1予約
レジスタ611〜優先レベル3予約レジスタ613から
なり、個々の優先レベル予約レジスタ611〜613
は、転送相手種別情報(リソース)が格納される設定レ
ジスタと、ポインタレジスタとからなる。ここでは、前
記設定レジスタが、各優先レベル予約レジスタ611〜
613に3つずつ備えられている。
2は、優先レベル解読部601と、セレクタ602と、
予約レジスタ610と、ローカルバスとで構成される。
優先レベル解読部601は、入力されたデータ転送要求
の優先レベルを解読し、格納すべきレジスタを確定する
ものである。予約レジスタ610は、優先レベル1予約
レジスタ611〜優先レベル3予約レジスタ613から
なり、個々の優先レベル予約レジスタ611〜613
は、転送相手種別情報(リソース)が格納される設定レ
ジスタと、ポインタレジスタとからなる。ここでは、前
記設定レジスタが、各優先レベル予約レジスタ611〜
613に3つずつ備えられている。
【0100】前記ポインタレジスタは、予約ポインタと
リードポインタとからなり、予約ポインタ621〜62
3は、各優先レベル予約レジスタ611〜613内で次
に設定すべき設定レジスタを選択するものであり、リー
ドポインタ631〜633は、各優先レベル予約レジス
タ611〜613内で次に実行されるべき設定レジスタ
を選択するものである。
リードポインタとからなり、予約ポインタ621〜62
3は、各優先レベル予約レジスタ611〜613内で次
に設定すべき設定レジスタを選択するものであり、リー
ドポインタ631〜633は、各優先レベル予約レジス
タ611〜613内で次に実行されるべき設定レジスタ
を選択するものである。
【0101】また、図7および図8に示すように、プロ
セッサ511は、ローカルバスにより、データ転送要求
受信部502内の各優先レベル予約レジスタ611〜6
13に接続されており、それぞれの優先レベル予約レジ
スタ611〜613内の複数の設定レジスタと、ポイン
タレジスタとに、直接データを読み書きできるようにな
っている。
セッサ511は、ローカルバスにより、データ転送要求
受信部502内の各優先レベル予約レジスタ611〜6
13に接続されており、それぞれの優先レベル予約レジ
スタ611〜613内の複数の設定レジスタと、ポイン
タレジスタとに、直接データを読み書きできるようにな
っている。
【0102】図8において、各優先レベル予約レジスタ
611〜613に予約が入ると、各優先レベル予約レジ
スタに対応した、予約flag1〜flag3が立つよ
うになっている。また、この予約flagは論理和をと
られ、データ転送要求受信部502に予約があることを
示す予約フラグとして、メモリーインタフェース部50
3に出力される。
611〜613に予約が入ると、各優先レベル予約レジ
スタに対応した、予約flag1〜flag3が立つよ
うになっている。また、この予約flagは論理和をと
られ、データ転送要求受信部502に予約があることを
示す予約フラグとして、メモリーインタフェース部50
3に出力される。
【0103】セレクタ602は、個々の優先レベル予約
レジスタ611〜613から出力される転送相手種別情
報を選択するセレクタで、その各優先レベル予約レジス
タから出力される予約flag1〜予約flag3の状
態によって、選択先が変わるようになっている。例え
ば、予約flag1が“1”の場合は、優先レベル1予
約レジスタ611の出力を選択し、予約flag1が
“0”で且つ予約flag2が“1”の場合は、優先レ
ベル2予約レジスタ612の出力が選択される。また、
予約flag1と予約flag2とが共に“0”で、予
約flag3が“1”の場合は、優先レベル3予約レジ
スタ613の出力が選択されるようになっている。つま
り、ここでの優先度は、優先レベル1>優先レベル2>
優先レベル3の順であることを示している。
レジスタ611〜613から出力される転送相手種別情
報を選択するセレクタで、その各優先レベル予約レジス
タから出力される予約flag1〜予約flag3の状
態によって、選択先が変わるようになっている。例え
ば、予約flag1が“1”の場合は、優先レベル1予
約レジスタ611の出力を選択し、予約flag1が
“0”で且つ予約flag2が“1”の場合は、優先レ
ベル2予約レジスタ612の出力が選択される。また、
予約flag1と予約flag2とが共に“0”で、予
約flag3が“1”の場合は、優先レベル3予約レジ
スタ613の出力が選択されるようになっている。つま
り、ここでの優先度は、優先レベル1>優先レベル2>
優先レベル3の順であることを示している。
【0104】次に、図7及び図8を用いて、実施の形態
5のシステムにおける、DMAコントローラ(データ転
送制御部)501の動作について説明する。まず、プロ
セッサ511は、ローカルバスにより、DMAパラメー
タメモリ505に、DMA転送実行に必要なパラメー
タ、例えば、リード/ライト情報、バイト/ワードなど
のアクセス単位情報、連続アクセスか、矩形アクセス
か、リングポインタアクセスかなどを示すアクセス情
報、およびスタートアドレス等の各種アドレス情報や、
転送個数などをあらかじめ格納しておく。
5のシステムにおける、DMAコントローラ(データ転
送制御部)501の動作について説明する。まず、プロ
セッサ511は、ローカルバスにより、DMAパラメー
タメモリ505に、DMA転送実行に必要なパラメー
タ、例えば、リード/ライト情報、バイト/ワードなど
のアクセス単位情報、連続アクセスか、矩形アクセス
か、リングポインタアクセスかなどを示すアクセス情
報、およびスタートアドレス等の各種アドレス情報や、
転送個数などをあらかじめ格納しておく。
【0105】プロセッサ511は、データ転送制御部5
01(DMAコントローラ)起動の前準備として、即座
に実行したいDMA命令を、あらかじめデータ転送要求
受信部502へ予約しておく。このとき、予約フラグが
メモリーインターフェース部503に出力される。な
お、前記DMA転送要求の予約は、DMA転送要求信
号、またはローカルバスにより、プロセッサ511から
予約レジスタ610に直接書き込むことによって行われ
る。実施の形態1で説明したように、プロセッサ511
が起動信号受信部506へ起動命令を発行すると、デー
タ転送制御部501はDMA転送動作を開始することに
なる。
01(DMAコントローラ)起動の前準備として、即座
に実行したいDMA命令を、あらかじめデータ転送要求
受信部502へ予約しておく。このとき、予約フラグが
メモリーインターフェース部503に出力される。な
お、前記DMA転送要求の予約は、DMA転送要求信
号、またはローカルバスにより、プロセッサ511から
予約レジスタ610に直接書き込むことによって行われ
る。実施の形態1で説明したように、プロセッサ511
が起動信号受信部506へ起動命令を発行すると、デー
タ転送制御部501はDMA転送動作を開始することに
なる。
【0106】まず、メモリーインターフェース部503
は、予約フラグが有効になっていることから、データ転
送要求受信部502に対して予約チェック信号を発行す
る。すると、データ転送要求受信部502は、図8に示
す優先レベル1予約レジスタ611の第1の設定レジス
タに格納されているDMA転送予約1−1を、メモリー
インターフェース部503によって実行に移す。この予
約1−1のDMA転送実行の最中に、既に予約した優先
レベル2予約レジスタ612内の第1の設定レジスタに
格納されている予約2−1を、優先レベル3にレベルを
変更したい場合が生じたとする。
は、予約フラグが有効になっていることから、データ転
送要求受信部502に対して予約チェック信号を発行す
る。すると、データ転送要求受信部502は、図8に示
す優先レベル1予約レジスタ611の第1の設定レジス
タに格納されているDMA転送予約1−1を、メモリー
インターフェース部503によって実行に移す。この予
約1−1のDMA転送実行の最中に、既に予約した優先
レベル2予約レジスタ612内の第1の設定レジスタに
格納されている予約2−1を、優先レベル3にレベルを
変更したい場合が生じたとする。
【0107】この場合、まずプロセッサ511は、ロー
カルバスを通じて予約レジスタ610の現在の状態を読
み出す。今、優先レベル1予約レジスタ611内の予約
1−1が実行中であるため、優先レベル1予約レジスタ
611では、予約ポインタ621とリードポインタ63
1とが同じ位置を示している。また、優先レベル2予約
レジスタ612においては、2つの予約がされているが
未実行であるため、予約ポインタ622は第3の設定レ
ジスタを、リードポインタ632は、第1の設定レジス
タを選択している。さらに、優先レベル3予約レジスタ
は613においては、1つの予約がされているが未実行
であるため、予約ポインタ623は第2の設定レジスタ
を、リードポインタ632は第1の設定レジスタを選択
している。また、優先レベル2予約レジスタ612の第
1の設定レジスタには、予約2−1が設定されている。
カルバスを通じて予約レジスタ610の現在の状態を読
み出す。今、優先レベル1予約レジスタ611内の予約
1−1が実行中であるため、優先レベル1予約レジスタ
611では、予約ポインタ621とリードポインタ63
1とが同じ位置を示している。また、優先レベル2予約
レジスタ612においては、2つの予約がされているが
未実行であるため、予約ポインタ622は第3の設定レ
ジスタを、リードポインタ632は、第1の設定レジス
タを選択している。さらに、優先レベル3予約レジスタ
は613においては、1つの予約がされているが未実行
であるため、予約ポインタ623は第2の設定レジスタ
を、リードポインタ632は第1の設定レジスタを選択
している。また、優先レベル2予約レジスタ612の第
1の設定レジスタには、予約2−1が設定されている。
【0108】そして、前記予約2−1を、優先レベル3
にレベルを変更するため、プロセッサ511は、優先レ
ベル2予約レジスタ612のリードポインタ632を第
1の設定レジスタから第2の設定レジスタを選択するよ
うに書きかえる。これにより、優先レベル2予約レジス
タ612内の第1の設定レジスタに格納されている予約
2−1がキャンセルされたことになる。さらに、優先レ
ベル3に予約2−1を予約するために、優先レベル3予
約レジスタ613内の第2の設定レジスタに、予約2−
1が示す転送相手種別情報を書きこむ。その後、予約ポ
インタ623を第3の設定レジスタを選択するように変
更する。
にレベルを変更するため、プロセッサ511は、優先レ
ベル2予約レジスタ612のリードポインタ632を第
1の設定レジスタから第2の設定レジスタを選択するよ
うに書きかえる。これにより、優先レベル2予約レジス
タ612内の第1の設定レジスタに格納されている予約
2−1がキャンセルされたことになる。さらに、優先レ
ベル3に予約2−1を予約するために、優先レベル3予
約レジスタ613内の第2の設定レジスタに、予約2−
1が示す転送相手種別情報を書きこむ。その後、予約ポ
インタ623を第3の設定レジスタを選択するように変
更する。
【0109】以上の説明では、本システムが転送要求発
行元であるプロセッサが1つである場合について説明し
たが、実施の形態2のように本システムが複数のDMA
転送要求発行元を備える場合は、図9,図10に示すよ
うに、メインプロセッサ911とデータ転送要求受信部
502とをローカルバスによって接続させ、メインプロ
セッサ911が予約レジスタ610を自由に読み書きで
きるようにし、さらにデータ転送要求受信部502の前
段に予約手段820を付加することで、同様に処理実行
することができる。
行元であるプロセッサが1つである場合について説明し
たが、実施の形態2のように本システムが複数のDMA
転送要求発行元を備える場合は、図9,図10に示すよ
うに、メインプロセッサ911とデータ転送要求受信部
502とをローカルバスによって接続させ、メインプロ
セッサ911が予約レジスタ610を自由に読み書きで
きるようにし、さらにデータ転送要求受信部502の前
段に予約手段820を付加することで、同様に処理実行
することができる。
【0110】このように、本実施の形態5では、プロセ
ッサと予約レジスタとをローカルバスで接続し、プロセ
ッサが予約レジスタを自由に読み書きできるようにした
で、既に予約してしまったDMA要求を自由にキャンセ
ルしたり、優先レベルを入れ替えたり、優先レベル内の
順番を入れ替えたりすることが可能となる。
ッサと予約レジスタとをローカルバスで接続し、プロセ
ッサが予約レジスタを自由に読み書きできるようにした
で、既に予約してしまったDMA要求を自由にキャンセ
ルしたり、優先レベルを入れ替えたり、優先レベル内の
順番を入れ替えたりすることが可能となる。
【0111】これにより、プロセッサのプログラマビリ
ティ(プログラム設計自由度)が向上し、複数開発者に
よるプログラム設計を容易とするほか、システム動作上
発生する、さまざまなエラー処理やアプリケーション要
求等にも、柔軟に対応できることになる。なお、本実施
の形態で5においては、優先レベル数と、各優先レベル
の設定レジスタ数は3としたが、任意の数でもよい。ま
た、ここでは、予約の入れ替えの一実施例について述べ
たが、同様にして、一度実行したDMA予約を復活させ
ることも可能である。
ティ(プログラム設計自由度)が向上し、複数開発者に
よるプログラム設計を容易とするほか、システム動作上
発生する、さまざまなエラー処理やアプリケーション要
求等にも、柔軟に対応できることになる。なお、本実施
の形態で5においては、優先レベル数と、各優先レベル
の設定レジスタ数は3としたが、任意の数でもよい。ま
た、ここでは、予約の入れ替えの一実施例について述べ
たが、同様にして、一度実行したDMA予約を復活させ
ることも可能である。
【0112】(実施の形態6)以下、実施の形態6にお
けるDMAコントローラについて説明する。まず、図1
及び図11を用いて、本実施の形態6における、DMA
コントローラ及びそのDMAコントローラを有するシス
テムの構成を説明する。図11は、実施の形態6におけ
るDMAコントローラ(データ転送制御部)内のデータ
転送要求受信部の構成を示している。図11において、
データ転送要求受信部102bは、優先レベル解読部7
01と、予約レジスタ710と、セレクタ702とを備
え、前記予約レジスタ710内の各優先レベル予約レジ
スタ711〜713は、設定レジスタと、予約タイマー
とを備えている。なお、本実施の形態6におけるDMA
コントローラ及びそのDMAコントローラを有するシス
テムのそのほかの構成は、実施の形態1と同様であるた
め、説明を省略する。
けるDMAコントローラについて説明する。まず、図1
及び図11を用いて、本実施の形態6における、DMA
コントローラ及びそのDMAコントローラを有するシス
テムの構成を説明する。図11は、実施の形態6におけ
るDMAコントローラ(データ転送制御部)内のデータ
転送要求受信部の構成を示している。図11において、
データ転送要求受信部102bは、優先レベル解読部7
01と、予約レジスタ710と、セレクタ702とを備
え、前記予約レジスタ710内の各優先レベル予約レジ
スタ711〜713は、設定レジスタと、予約タイマー
とを備えている。なお、本実施の形態6におけるDMA
コントローラ及びそのDMAコントローラを有するシス
テムのそのほかの構成は、実施の形態1と同様であるた
め、説明を省略する。
【0113】次に、図1及び図11を用いて、実施の形
態6のシステムにおけるDMAコントローラ(データ転
送制御部)101の動作を説明する。今、図1における
システムは起動状態にあり、プロセッサ111はデータ
転送制御部101に対して起動命令を発行済みであると
する。そして、さらにデータ転送制御部101は、優先
レベル1予約レジスタ711の予約1のDMA転送を実
行中で、優先レベル2予約レジスタ712、及び優先レ
ベル3予約レジスタ713の設定レジスタには、予約2
及び予約3のDMA転送が予約されているとする。
態6のシステムにおけるDMAコントローラ(データ転
送制御部)101の動作を説明する。今、図1における
システムは起動状態にあり、プロセッサ111はデータ
転送制御部101に対して起動命令を発行済みであると
する。そして、さらにデータ転送制御部101は、優先
レベル1予約レジスタ711の予約1のDMA転送を実
行中で、優先レベル2予約レジスタ712、及び優先レ
ベル3予約レジスタ713の設定レジスタには、予約2
及び予約3のDMA転送が予約されているとする。
【0114】ここで、新たにプロセッサ111が、デー
タ転送要求受信部102bに対してDMA転送要求を発
行したとする。このDMA転送要求には、優先レベル、
転送相手種別情報、及び実行までのサイクル数である実
行タイミング情報が含まれる。今、プロセッサ111よ
り、優先レベル1予約レジスタ711に対して、転送相
手種別情報としてリソースB、予約タイマー1に実行タ
イミング情報として1000サイクルが指定されたとす
る。データ転送要求受信部102bは前記DMA転送要
求を受信すると、優先レベル解読部701により、優先
レベル1予約レジスタ711が選択され、優先レベル1
予約レジスタ711の設定レジスタには転送相手種別情
報リソースBを、予約タイマー1には実行タイミング情
報1000サイクルを設定する。設定後、予約タイマー
1は1000サイクル後までカウントダウンを開始し、
その間優先レベル1予約レジスタ711内のリソースB
の予約は実行されない。従って、予約flag1は
“0”のままであり、1000サイクル後“1”とな
る。
タ転送要求受信部102bに対してDMA転送要求を発
行したとする。このDMA転送要求には、優先レベル、
転送相手種別情報、及び実行までのサイクル数である実
行タイミング情報が含まれる。今、プロセッサ111よ
り、優先レベル1予約レジスタ711に対して、転送相
手種別情報としてリソースB、予約タイマー1に実行タ
イミング情報として1000サイクルが指定されたとす
る。データ転送要求受信部102bは前記DMA転送要
求を受信すると、優先レベル解読部701により、優先
レベル1予約レジスタ711が選択され、優先レベル1
予約レジスタ711の設定レジスタには転送相手種別情
報リソースBを、予約タイマー1には実行タイミング情
報1000サイクルを設定する。設定後、予約タイマー
1は1000サイクル後までカウントダウンを開始し、
その間優先レベル1予約レジスタ711内のリソースB
の予約は実行されない。従って、予約flag1は
“0”のままであり、1000サイクル後“1”とな
る。
【0115】実行中であった予約1のローカルメモリC
とメインメモリ110とのDMA転送が終了すると、予
約flag1は“0”、予約flag2が“1”となる
ので、次のDMA転送として、優先レベル2予約レジス
タ712に設定されている、予約2のリソースBとのD
MA転送を実行することになる。
とメインメモリ110とのDMA転送が終了すると、予
約flag1は“0”、予約flag2が“1”となる
ので、次のDMA転送として、優先レベル2予約レジス
タ712に設定されている、予約2のリソースBとのD
MA転送を実行することになる。
【0116】予約2のリソースBとのDMA転送が終了
した時点で、予約タイマー1のカウントが終了していな
い場合、予約flag1,予約flag2が“0”、予
約flag3が“1”であるため、優先レベル3予約レ
ジスタ713に設定されている予約3のリソースAとの
DMA転送が実行される。そして、予約3のDMA転送
実行中に、予約タイマー1が1000サイクルカウント
が終了したとすると、その時点で予約flag1が
“1”となり、予約3のリソースAとのDMA転送が終
了後に、優先レベル1に予約されていたリソースBとの
DMA転送が実行に移されることとなる。
した時点で、予約タイマー1のカウントが終了していな
い場合、予約flag1,予約flag2が“0”、予
約flag3が“1”であるため、優先レベル3予約レ
ジスタ713に設定されている予約3のリソースAとの
DMA転送が実行される。そして、予約3のDMA転送
実行中に、予約タイマー1が1000サイクルカウント
が終了したとすると、その時点で予約flag1が
“1”となり、予約3のリソースAとのDMA転送が終
了後に、優先レベル1に予約されていたリソースBとの
DMA転送が実行に移されることとなる。
【0117】なお、以上に説明した本実施の形態6のD
MA転送処理は、実施の形態2のように前記DMA転送
要求元が複数である場合であっても、図12に示すよう
に、予備予約手段830内の各DMA転送要求発行元毎
の予備予約レジスタ831,832が備えるレジスタ
に、実行タイミング情報を保持できる実行タイミングレ
ジスタを追加することで適応できる。
MA転送処理は、実施の形態2のように前記DMA転送
要求元が複数である場合であっても、図12に示すよう
に、予備予約手段830内の各DMA転送要求発行元毎
の予備予約レジスタ831,832が備えるレジスタ
に、実行タイミング情報を保持できる実行タイミングレ
ジスタを追加することで適応できる。
【0118】このように、本実施の形態6では、データ
転送要求受信部102bに予約したDMA転送の実行タ
イミングとして、予約してからのサイクル数を指定し、
その指定時間経過後に該DMA転送が実行されるように
したので、時間遅延されたDMA転送を容易に実行する
ことができる。このことにより、例えば、プロセッサの
プログラム開発において、DMA転送の発行制御を行う
モジュールの作成と、DMA転送を意識しない処理モジ
ュールの作成とに分けての設計が容易となる。これによ
り、プロセッサの開発容易性が増し、開発効率の向上、
開発期間の短縮、プログラムステップ数の削減が可能と
なる。
転送要求受信部102bに予約したDMA転送の実行タ
イミングとして、予約してからのサイクル数を指定し、
その指定時間経過後に該DMA転送が実行されるように
したので、時間遅延されたDMA転送を容易に実行する
ことができる。このことにより、例えば、プロセッサの
プログラム開発において、DMA転送の発行制御を行う
モジュールの作成と、DMA転送を意識しない処理モジ
ュールの作成とに分けての設計が容易となる。これによ
り、プロセッサの開発容易性が増し、開発効率の向上、
開発期間の短縮、プログラムステップ数の削減が可能と
なる。
【0119】(実施の形態7)以下、実施の形態7にお
けるDMAコントローラについて説明する。まず、図1
及び図13を用いて、本実施の形態7における、DMA
コントローラ及びそのDMAコントローラを有するシス
テムの構成を説明する。図13は、実施の形態7におけ
るDMAコントローラ(データ転送制御部)内のデータ
転送要求受信部の構成を示している。
けるDMAコントローラについて説明する。まず、図1
及び図13を用いて、本実施の形態7における、DMA
コントローラ及びそのDMAコントローラを有するシス
テムの構成を説明する。図13は、実施の形態7におけ
るDMAコントローラ(データ転送制御部)内のデータ
転送要求受信部の構成を示している。
【0120】図13において、データ転送要求受信部1
02cは、優先レベル解読部1301と、予約レジスタ
1310と、セレクタ1302とを備え、前記予約レジ
スタ1310内の各優先レベル予約レジスタ1311〜
1313は、転送相手種別情報を格納する設定レジスタ
と、予約レジスタ1310に入力されている予め決めら
れたタイミング信号を、実行タイミングとして使用する
か、しないかを指定するタイミング指定レジスタと、を
備えている。なお、本実施の形態7におけるDMAコン
トローラ及びそのDMAコントローラを有するシステム
のそのほかの構成は、実施の形態1と同様であるため、
説明を省略する。
02cは、優先レベル解読部1301と、予約レジスタ
1310と、セレクタ1302とを備え、前記予約レジ
スタ1310内の各優先レベル予約レジスタ1311〜
1313は、転送相手種別情報を格納する設定レジスタ
と、予約レジスタ1310に入力されている予め決めら
れたタイミング信号を、実行タイミングとして使用する
か、しないかを指定するタイミング指定レジスタと、を
備えている。なお、本実施の形態7におけるDMAコン
トローラ及びそのDMAコントローラを有するシステム
のそのほかの構成は、実施の形態1と同様であるため、
説明を省略する。
【0121】次に、図1及び図13を用いて、実施の形
態7のシステムにおけるDMAコントローラ(データ転
送制御部)101の動作を説明する。今、図1における
システムは起動状態にあり、プロセッサ111はデータ
転送制御部101に対して起動命令を発行済みであると
する。今、プロセッサ111から、優先レベル1、転送
相手種別情報がリソースC、且つ実行タイミング情報が
実行タイミング指定あり、のDMA転送要求が発行され
たとする。なお、ここでの実行タイミングに使用される
予め決められたタイミング信号を、例えばビデオ入力の
水平同期信号とする。
態7のシステムにおけるDMAコントローラ(データ転
送制御部)101の動作を説明する。今、図1における
システムは起動状態にあり、プロセッサ111はデータ
転送制御部101に対して起動命令を発行済みであると
する。今、プロセッサ111から、優先レベル1、転送
相手種別情報がリソースC、且つ実行タイミング情報が
実行タイミング指定あり、のDMA転送要求が発行され
たとする。なお、ここでの実行タイミングに使用される
予め決められたタイミング信号を、例えばビデオ入力の
水平同期信号とする。
【0122】以上のようなDMA転送要求を受信したデ
ータ転送要求受信部102cは、優先レベル解読部13
01により、優先レベル1予約レジスタ1311が選択
される。そして、該優先レベル1予約レジスタ1311
の設定レジスタには転送相手種別情報としてリソースC
が、またタイミング指定レジスタ1には“1”のフラグ
が設定される。設定後、実行タイミングがくるまで、優
先レベル1予約レジスタ1311内のリソースCの予約
は実行されない。従って、予約flagは“0”のまま
であり、実行タイミングがくると、“1”となる。次
に、プロセッサ111は、優先レベル2、転送相手種別
情報がリソースB、実行タイミング情報が実行タミング
指定なし、のDMA転送要求を、そして、優先レベル
3、転送相手種別情報がリソースA、実行タイミング情
報が実行タミング指定なし、のDMA転送要求を、次々
に指定する。
ータ転送要求受信部102cは、優先レベル解読部13
01により、優先レベル1予約レジスタ1311が選択
される。そして、該優先レベル1予約レジスタ1311
の設定レジスタには転送相手種別情報としてリソースC
が、またタイミング指定レジスタ1には“1”のフラグ
が設定される。設定後、実行タイミングがくるまで、優
先レベル1予約レジスタ1311内のリソースCの予約
は実行されない。従って、予約flagは“0”のまま
であり、実行タイミングがくると、“1”となる。次
に、プロセッサ111は、優先レベル2、転送相手種別
情報がリソースB、実行タイミング情報が実行タミング
指定なし、のDMA転送要求を、そして、優先レベル
3、転送相手種別情報がリソースA、実行タイミング情
報が実行タミング指定なし、のDMA転送要求を、次々
に指定する。
【0123】以上のようなDMA転送要求を受信したデ
ータ転送要求受信部102cは、それぞれを優先レベル
2予約レジスタ1312、優先レベル3予約レジスタ1
313に設定し、まず、優先レベル2予約レジスタ13
12に設定されたリソースBのDMA転送を実行に移
す。この直後、タイミング信号が入力されたとする。
今、優先レベル1予約レジスタ1311に設定された予
約1は、タイミング指定1レジスタにより、実行タイミ
ング指定されているため、前記タイミング信号が入力さ
れたタイミングで、予約flag1が“1”となり、こ
の時点でDMA転送予約が有効となる。従って、今実行
中のリソースBのDMA転送が終了すると、優先レベル
1予約レジスタ1311の予約flag1が“1”であ
るため、優先レベル1予約レジスタ1311に設定され
たリソースCのDMA転送が実行へと移される。
ータ転送要求受信部102cは、それぞれを優先レベル
2予約レジスタ1312、優先レベル3予約レジスタ1
313に設定し、まず、優先レベル2予約レジスタ13
12に設定されたリソースBのDMA転送を実行に移
す。この直後、タイミング信号が入力されたとする。
今、優先レベル1予約レジスタ1311に設定された予
約1は、タイミング指定1レジスタにより、実行タイミ
ング指定されているため、前記タイミング信号が入力さ
れたタイミングで、予約flag1が“1”となり、こ
の時点でDMA転送予約が有効となる。従って、今実行
中のリソースBのDMA転送が終了すると、優先レベル
1予約レジスタ1311の予約flag1が“1”であ
るため、優先レベル1予約レジスタ1311に設定され
たリソースCのDMA転送が実行へと移される。
【0124】以上の説明では、前記実行タイミング情報
が、予約レジスタに入力している予め決められたタイミ
ング信号(ここではビデオ入力の水平同期信号)をDM
A転送要求の実行タイミングとして使用するか、しない
かを指定するものとしたが、該実行タイミング信号が、
予約レジスタに入力している複数のタイミング信号の
内、DMA転送要求の実行タイミングとして使用するタ
イミング信号の種類を指定するものであってもよい。
が、予約レジスタに入力している予め決められたタイミ
ング信号(ここではビデオ入力の水平同期信号)をDM
A転送要求の実行タイミングとして使用するか、しない
かを指定するものとしたが、該実行タイミング信号が、
予約レジスタに入力している複数のタイミング信号の
内、DMA転送要求の実行タイミングとして使用するタ
イミング信号の種類を指定するものであってもよい。
【0125】この場合、図14に示すように、データ転
送要求受信部102d内の予約レジスタ1410には複
数のタイミング信号が入力され、各優先レベル予約レジ
スタ1411〜1413に備えられたタイミング種類レ
ジスタに設定する値によって、どのタイミング信号を実
行タイミングとして使用するかを選択するようにする。
例えば、タイミング種類レジスタ1に“0”を設定する
と、ビデオ入力の水平同期信号を選択し、“1”を設定
すると、ビデオ入力の垂直同期信号を選択するなどのよ
うにする。
送要求受信部102d内の予約レジスタ1410には複
数のタイミング信号が入力され、各優先レベル予約レジ
スタ1411〜1413に備えられたタイミング種類レ
ジスタに設定する値によって、どのタイミング信号を実
行タイミングとして使用するかを選択するようにする。
例えば、タイミング種類レジスタ1に“0”を設定する
と、ビデオ入力の水平同期信号を選択し、“1”を設定
すると、ビデオ入力の垂直同期信号を選択するなどのよ
うにする。
【0126】また、以上に説明したように本実施の形態
7のDMA転送処理は、実施の形態2のように前記DM
A転送要求元が複数である場合にも適応可能である。こ
の場合、実施の形態6の図12と同様、予備予約手段8
30内の各予備予約レジスタ831,832に、あらた
にDMA転送要求の情報に追加された実行タイミング情
報(タイミング指定、またはタイミング種類)を保持す
る実行タイミングレジスタを付加することにより実現で
きる。
7のDMA転送処理は、実施の形態2のように前記DM
A転送要求元が複数である場合にも適応可能である。こ
の場合、実施の形態6の図12と同様、予備予約手段8
30内の各予備予約レジスタ831,832に、あらた
にDMA転送要求の情報に追加された実行タイミング情
報(タイミング指定、またはタイミング種類)を保持す
る実行タイミングレジスタを付加することにより実現で
きる。
【0127】このように、本実施の形態7によれば、デ
ータ転送要求受信部に予約されたDMA転送の実行を、
該データ転送要求受信部の予約レジスタに入力されてい
る特定のタイミング信号を指定し、該指定した信号が入
力されるタイミングを利用して行えるようにしたので、
データ転送要求発行元であるプロセッサがDMA転送要
求を発行するタイミングを考慮することなく、データ転
送要求受信部に予約を行うことができる。このことによ
り、プロセッサのプログラム開発の自由度が増し、開発
にかかる負担を大幅に削減することができ、開発期間の
短縮に大きく寄与できる。
ータ転送要求受信部に予約されたDMA転送の実行を、
該データ転送要求受信部の予約レジスタに入力されてい
る特定のタイミング信号を指定し、該指定した信号が入
力されるタイミングを利用して行えるようにしたので、
データ転送要求発行元であるプロセッサがDMA転送要
求を発行するタイミングを考慮することなく、データ転
送要求受信部に予約を行うことができる。このことによ
り、プロセッサのプログラム開発の自由度が増し、開発
にかかる負担を大幅に削減することができ、開発期間の
短縮に大きく寄与できる。
【0128】また、DMA転送の実行タイミングを指定
するタイミング信号を複数の信号から選択できるように
することで、実行タイミングを指定する自由度が増し、
プロセッサのプログラム開発の自由度、開発の容易性が
向上する。なお、本実施の形態では、説明上優先レベル
数は3、また各優先レベル予約レジスタの設定レジスタ
数は1であったが、任意の数であってよい。
するタイミング信号を複数の信号から選択できるように
することで、実行タイミングを指定する自由度が増し、
プロセッサのプログラム開発の自由度、開発の容易性が
向上する。なお、本実施の形態では、説明上優先レベル
数は3、また各優先レベル予約レジスタの設定レジスタ
数は1であったが、任意の数であってよい。
【0129】さらに、上記DMA転送要求に含まれる実
行タイミング情報として、実施の形態6において説明し
たDMA転送実行までのサイクル数と、本実施の形態7
で説明したタイミング信号を使用するかしないかを指定
するものを組み合わせ、DMA転送要求の情報にサイク
ル数が含まれていれば、予約レジスタ内の予約タイマー
で該サイクル数をカウントし、タイミング信号の使用を
指定する情報が含まれていれば、該タイミング信号のタ
イミングに従って、DMA転送を実行するようにしても
よい。
行タイミング情報として、実施の形態6において説明し
たDMA転送実行までのサイクル数と、本実施の形態7
で説明したタイミング信号を使用するかしないかを指定
するものを組み合わせ、DMA転送要求の情報にサイク
ル数が含まれていれば、予約レジスタ内の予約タイマー
で該サイクル数をカウントし、タイミング信号の使用を
指定する情報が含まれていれば、該タイミング信号のタ
イミングに従って、DMA転送を実行するようにしても
よい。
【0130】(実施の形態8)以下、実施の形態8におけ
るDMAコントローラについて説明する。まず、図1及
び図15を用いて、本実施の形態8における、DMAコ
ントローラ及びそのDMAコントローラを有するシステ
ムの構成を説明する。図15は、実施の形態8における
DMAコントローラ(データ転送制御部)内のデータ転送
要求受信部の構成を示している。本実施の形態8におい
ては、プロセッサ111からの前記データ転送要求に、
実施の形態7で説明したタイミング信号指定の有無、あ
るいはタイミング信号の種類指定である実行タイミング
情報に加え、DMA転送実行の繰り返し回数をあらわす
リピート情報がさらに含まれているものである。
るDMAコントローラについて説明する。まず、図1及
び図15を用いて、本実施の形態8における、DMAコ
ントローラ及びそのDMAコントローラを有するシステ
ムの構成を説明する。図15は、実施の形態8における
DMAコントローラ(データ転送制御部)内のデータ転送
要求受信部の構成を示している。本実施の形態8におい
ては、プロセッサ111からの前記データ転送要求に、
実施の形態7で説明したタイミング信号指定の有無、あ
るいはタイミング信号の種類指定である実行タイミング
情報に加え、DMA転送実行の繰り返し回数をあらわす
リピート情報がさらに含まれているものである。
【0131】この場合、図15に示すように、データ転
送予約受信部102eの各優先レベル予約レジスタ15
11〜1513に、転送相手種別情報を格納する設定レ
ジスタ、実行タイミングとして使用するタイミング信号
の種類を示す実行タイミング情報を格納するタイミング
種類レジスタに加えて、このDMA転送要求の実行回数
を格納するリピート回数設定レジスタ、及び該リピート
回数設定レジスタに設定した実行回数をカウントするリ
ピート回数カウンタと、を備えるようにする。なお、本
実施の形態8におけるDMAコントローラ及びそのDM
Aコントローラを有するシステムのそのほかの構成は、
実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
送予約受信部102eの各優先レベル予約レジスタ15
11〜1513に、転送相手種別情報を格納する設定レ
ジスタ、実行タイミングとして使用するタイミング信号
の種類を示す実行タイミング情報を格納するタイミング
種類レジスタに加えて、このDMA転送要求の実行回数
を格納するリピート回数設定レジスタ、及び該リピート
回数設定レジスタに設定した実行回数をカウントするリ
ピート回数カウンタと、を備えるようにする。なお、本
実施の形態8におけるDMAコントローラ及びそのDM
Aコントローラを有するシステムのそのほかの構成は、
実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
【0132】次に、図1及び図15を用いて、本実施の
形態8のシステムにおけるDMAコントローラ(データ
転送制御部)101の動作を説明する。今、プロセッサ
111から、優先レベル1予約レジスタ1511に、D
MA転送要求と共に、実行タイミング情報としてタイミ
ン種類レジスタ1にビデオ出力の垂直同期信号を選択す
るように“3”が設定され、且つリピート回数設定レジ
スタ1に実行回数“2”が指定されたとする。このと
き、リピート回数カウンタ1の初期値は、リピート回数
設定レジスタ1に設定された値となる。優先レベル1予
約レジスタ1511の予約flag1は、最初“0”で
あるが、ビデオ出力の垂直同期信号の立下りエッジ(垂
直ブランキング開始)のタイミングで、予約flag1
が“1”となり、現在実行中のDMA転送が終了する
と、優先レベル1予約レジスタ1511に設定されたD
MA転送が実行に移され、それと共にリピート回数カウ
ンタ1がカウントダウンされ“1”となる。そして、こ
のDMA転送が終了後もまだ予約flag1は“1”の
ままであり、再び優先レベル1予約レジスタ1511に
設定された同じDMA転送が実行に移されると、リピー
ト回数カウンタ1がカウントダウンされ“0”となる。
同時に、予約flag1は“0”となり、予約が入って
いないことを示すようになる。なお、本実施の形態で
は、リピート回数設定レジスタとリピートカウンタとを
備え、前記リピート回数設定レジスタに設定されたリピ
ート回数を前記リピートカウンタでカウントしていくよ
うにしているが、リピートカウンタのみ備え、該リピー
トカウンタにリピート回数を設定してカウントするもの
であってもよい。
形態8のシステムにおけるDMAコントローラ(データ
転送制御部)101の動作を説明する。今、プロセッサ
111から、優先レベル1予約レジスタ1511に、D
MA転送要求と共に、実行タイミング情報としてタイミ
ン種類レジスタ1にビデオ出力の垂直同期信号を選択す
るように“3”が設定され、且つリピート回数設定レジ
スタ1に実行回数“2”が指定されたとする。このと
き、リピート回数カウンタ1の初期値は、リピート回数
設定レジスタ1に設定された値となる。優先レベル1予
約レジスタ1511の予約flag1は、最初“0”で
あるが、ビデオ出力の垂直同期信号の立下りエッジ(垂
直ブランキング開始)のタイミングで、予約flag1
が“1”となり、現在実行中のDMA転送が終了する
と、優先レベル1予約レジスタ1511に設定されたD
MA転送が実行に移され、それと共にリピート回数カウ
ンタ1がカウントダウンされ“1”となる。そして、こ
のDMA転送が終了後もまだ予約flag1は“1”の
ままであり、再び優先レベル1予約レジスタ1511に
設定された同じDMA転送が実行に移されると、リピー
ト回数カウンタ1がカウントダウンされ“0”となる。
同時に、予約flag1は“0”となり、予約が入って
いないことを示すようになる。なお、本実施の形態で
は、リピート回数設定レジスタとリピートカウンタとを
備え、前記リピート回数設定レジスタに設定されたリピ
ート回数を前記リピートカウンタでカウントしていくよ
うにしているが、リピートカウンタのみ備え、該リピー
トカウンタにリピート回数を設定してカウントするもの
であってもよい。
【0133】また、以上に説明した本実施の形態8のD
MA転送処理は、実施の形態2のように前記DMA転送
要求元が複数である場合にも適応可能である。この場
合、図16に示すように、予備予約手段840内の各予
備予約レジスタ841,842に、あらたにDMA転送
要求の情報に追加された実行タイミング情報(タイミン
グ指定、タイミング種類)を保持する実行タイミングレ
ジスタと、リピート回数情報(リピート回数)を保持す
るリピート回数レジスタを付加することにより実現でき
る。
MA転送処理は、実施の形態2のように前記DMA転送
要求元が複数である場合にも適応可能である。この場
合、図16に示すように、予備予約手段840内の各予
備予約レジスタ841,842に、あらたにDMA転送
要求の情報に追加された実行タイミング情報(タイミン
グ指定、タイミング種類)を保持する実行タイミングレ
ジスタと、リピート回数情報(リピート回数)を保持す
るリピート回数レジスタを付加することにより実現でき
る。
【0134】このように、本実施の形態8によれば、リ
ピート回数を指定するようにして、同一種類のDMA転
送要求をデータ転送要求発行元であるプロセッサより複
数回数要求する必要がなくなるため、要求発行を簡略化
することができる。これにより、プロセッサのハードウ
ェア設計や、プロセッサのプログラム等のソフトウェア
設計を容易化することができ、開発の負担を軽減できる
ほか、開発の容易性を向上することができる。なお、本
実施の形態では、説明上優先レベル数は3、また各優先
レベル予約レジスタの設定レジスタ数は1であったが、
任意の数であってよい。
ピート回数を指定するようにして、同一種類のDMA転
送要求をデータ転送要求発行元であるプロセッサより複
数回数要求する必要がなくなるため、要求発行を簡略化
することができる。これにより、プロセッサのハードウ
ェア設計や、プロセッサのプログラム等のソフトウェア
設計を容易化することができ、開発の負担を軽減できる
ほか、開発の容易性を向上することができる。なお、本
実施の形態では、説明上優先レベル数は3、また各優先
レベル予約レジスタの設定レジスタ数は1であったが、
任意の数であってよい。
【0135】(実施の形態9)以下、実施の形態9にお
けるDMAコントローラについて説明する。図17は、
実施の形態9におけるDMAパラメータメモリ内のデー
タ配置を示している。
けるDMAコントローラについて説明する。図17は、
実施の形態9におけるDMAパラメータメモリ内のデー
タ配置を示している。
【0136】図17において、DMAパラメータメモリ
の前半部分は、転送相手先毎にDMA転送に必要なパラ
メータをまとめていることを表している。例えば、リソ
ースAパラメータ領域において、アクセスパターン指定
パラメータ情報は、転送相手先とのDMA転送における
メインメモリへのアクセスパターンを表す情報が格納さ
れる。リード/ライト情報は、メインメモリからの読み
出しか、メインメモリへの書きこみかを表す。アクセス
単位情報は、メインメモリへバイト単位でアクセスする
か、ワード単位でアクセスするかを表す情報である。ま
た、基本的な連続アクセスを行うために、転送開始アド
レスを表すスタートアドレスと、転送個数が格納される
ようになっている。
の前半部分は、転送相手先毎にDMA転送に必要なパラ
メータをまとめていることを表している。例えば、リソ
ースAパラメータ領域において、アクセスパターン指定
パラメータ情報は、転送相手先とのDMA転送における
メインメモリへのアクセスパターンを表す情報が格納さ
れる。リード/ライト情報は、メインメモリからの読み
出しか、メインメモリへの書きこみかを表す。アクセス
単位情報は、メインメモリへバイト単位でアクセスする
か、ワード単位でアクセスするかを表す情報である。ま
た、基本的な連続アクセスを行うために、転送開始アド
レスを表すスタートアドレスと、転送個数が格納される
ようになっている。
【0137】後半部分は、アクセスパターン毎に必要な
パラメータが格納される。ここでは、例えば、3種類の
アクセスパターンがあり、1つ目は、矩形領域へのアク
セスパターン、2つ目は、リングバッファ1領域用、3
つ目は、リングバッファ2領域用である。矩形領域への
アクセスパターンには、スタートアドレスと、縦方向お
よび横方向のアクセス個数が格納される。
パラメータが格納される。ここでは、例えば、3種類の
アクセスパターンがあり、1つ目は、矩形領域へのアク
セスパターン、2つ目は、リングバッファ1領域用、3
つ目は、リングバッファ2領域用である。矩形領域への
アクセスパターンには、スタートアドレスと、縦方向お
よび横方向のアクセス個数が格納される。
【0138】リングバッファ1領域用には、リングバッ
ファを形成する際の領域先頭アドレス、領域終了アドレ
スと、DMA転送開始アドレスであるスタートアドレス
および転送個数が格納される。高機能リングバッファで
あるリングバッファ2領域用には、領域先頭アドレス、
領域終了アドレスに加え、ライト時のスタートアドレス
と転送個数、リード時のスタートアドレスと転送個数が
それぞれ格納される。
ファを形成する際の領域先頭アドレス、領域終了アドレ
スと、DMA転送開始アドレスであるスタートアドレス
および転送個数が格納される。高機能リングバッファで
あるリングバッファ2領域用には、領域先頭アドレス、
領域終了アドレスに加え、ライト時のスタートアドレス
と転送個数、リード時のスタートアドレスと転送個数が
それぞれ格納される。
【0139】以上のように、転送相手毎とアクセスパタ
ーン毎に各パラメータが、まとまったアドレス領域に格
納されている。なお、本実施の形態9におけるDMAコ
ントローラ及びそのDMAコントローラを有するシステ
ムの構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省
略する。
ーン毎に各パラメータが、まとまったアドレス領域に格
納されている。なお、本実施の形態9におけるDMAコ
ントローラ及びそのDMAコントローラを有するシステ
ムの構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省
略する。
【0140】次に、図1、図2、図17を用いて、本実
施の形態9のシステムにおけるDMAコントローラ(デ
ータ転送制御部)101の動作について説明する。プロ
セッサ111は、ローカルバスを用いて、DMAパラメ
ータメモリ105にDMA転送に必要なパラメータを格
納しておく。例えば、図17に示すように、リソースA
〜リソースCのパラメータ領域に、アクセスパターン情
報や、リード/ライト情報、アクセス単位情報と、基本
アクセスパターン(連続アクセス)時のスタートアドレ
スと転送個数とを格納する。このように、リソース毎に
まとめているため、プロセッサ111はローカルバス上
で連続アドレスアクセスでパラメータを設定できる。さ
らに、アクセスパターン毎に必要な情報を、矩形領域ア
クセス、リングバッファ1、リングバッファ2毎に格納
する。このようにアクセスパターン毎にまとめておく
と、CPUは関連する情報をローカルバス上で連続アド
レスアクセスできる。
施の形態9のシステムにおけるDMAコントローラ(デ
ータ転送制御部)101の動作について説明する。プロ
セッサ111は、ローカルバスを用いて、DMAパラメ
ータメモリ105にDMA転送に必要なパラメータを格
納しておく。例えば、図17に示すように、リソースA
〜リソースCのパラメータ領域に、アクセスパターン情
報や、リード/ライト情報、アクセス単位情報と、基本
アクセスパターン(連続アクセス)時のスタートアドレ
スと転送個数とを格納する。このように、リソース毎に
まとめているため、プロセッサ111はローカルバス上
で連続アドレスアクセスでパラメータを設定できる。さ
らに、アクセスパターン毎に必要な情報を、矩形領域ア
クセス、リングバッファ1、リングバッファ2毎に格納
する。このようにアクセスパターン毎にまとめておく
と、CPUは関連する情報をローカルバス上で連続アド
レスアクセスできる。
【0141】プロセッサ111が、必要なDMA転送要
求をデータ転送要求受信部102に発行すると、図2に
示すようにそれぞれの優先レベル予約レジスタにDMA
転送要求が予約される。データ転送制御部101内の起
動信号受信部106に起動命令が発行されると、実施の
形態1において述べたように、優先レベルの高い予約レ
ジスタから順にDMA転送が実行に移される。ここで
は、最初に優先レベル1予約レジスタ211に設定され
ているリソースCとメインメモリ110とのDMA転送
が実行される。
求をデータ転送要求受信部102に発行すると、図2に
示すようにそれぞれの優先レベル予約レジスタにDMA
転送要求が予約される。データ転送制御部101内の起
動信号受信部106に起動命令が発行されると、実施の
形態1において述べたように、優先レベルの高い予約レ
ジスタから順にDMA転送が実行に移される。ここで
は、最初に優先レベル1予約レジスタ211に設定され
ているリソースCとメインメモリ110とのDMA転送
が実行される。
【0142】データ転送制御部101によって、メモリ
ーインターフェース部103にDMA種別情報を転送さ
れると、メモリーインターフェース部103は、リソー
スCに関するDMA転送であることを知る。これによ
り、DMAパラメータメモリ105からリソースCに関
する情報をまとめて読み出す。読み出したパラメータよ
り、リソースCに関するDMA転送は、アクセスパター
ンが連続アクセスであって、メインメモリ110へのラ
イト動作で、ワード転送であることを知る。また、アク
セスパターンが連続アクセスであるため、そのままスタ
ートアドレス$3F00(16進)、転送個数88個を
用いて、リソースCからメインメモリ110へのDMA
ライト転送を実行する。
ーインターフェース部103にDMA種別情報を転送さ
れると、メモリーインターフェース部103は、リソー
スCに関するDMA転送であることを知る。これによ
り、DMAパラメータメモリ105からリソースCに関
する情報をまとめて読み出す。読み出したパラメータよ
り、リソースCに関するDMA転送は、アクセスパター
ンが連続アクセスであって、メインメモリ110へのラ
イト動作で、ワード転送であることを知る。また、アク
セスパターンが連続アクセスであるため、そのままスタ
ートアドレス$3F00(16進)、転送個数88個を
用いて、リソースCからメインメモリ110へのDMA
ライト転送を実行する。
【0143】リソースCとのDMA転送が終了すると、
終了アドレスを再びDMAパラメータメモリ105内の
リソースCスタートアドレス部に書き戻す。同時に、優
先レベル2のリソースBとのDMA転送が実行に移され
る。メモリーインターフェース部103は、DMA種別
情報よりリソースBの転送であることを知る。これよ
り、DMAパラメータメモリ105内のリソースBに関
する情報が格納されている領域から、データを連続で読
み出す。読み出したパラメータより、リソースBに関す
るDMA転送は、アクセスパターンが矩形領域アクセス
であって、メインメモリ110からのリード動作で、バ
イト単位でデータを転送するものであることを知る。こ
こで、アクセスパターンが矩形領域アクセスであるた
め、メモリーインターフェース部103は、再びDMA
パラメータメモリ105内の矩形領域アクセスに関する
情報が格納されている領域から、データを連続で読み出
す。これにより、矩形アクセスする領域の先頭アドレス
が$1000(16進)であり、横方向アクセス個数が
16個、縦方向アクセス個数が16個の転送であること
がわかる。これらを用いて、メインメモリ110からリ
ソースBへ、$1000を始点とする16×16の矩形
領域のDMAリード転送が実行される。
終了アドレスを再びDMAパラメータメモリ105内の
リソースCスタートアドレス部に書き戻す。同時に、優
先レベル2のリソースBとのDMA転送が実行に移され
る。メモリーインターフェース部103は、DMA種別
情報よりリソースBの転送であることを知る。これよ
り、DMAパラメータメモリ105内のリソースBに関
する情報が格納されている領域から、データを連続で読
み出す。読み出したパラメータより、リソースBに関す
るDMA転送は、アクセスパターンが矩形領域アクセス
であって、メインメモリ110からのリード動作で、バ
イト単位でデータを転送するものであることを知る。こ
こで、アクセスパターンが矩形領域アクセスであるた
め、メモリーインターフェース部103は、再びDMA
パラメータメモリ105内の矩形領域アクセスに関する
情報が格納されている領域から、データを連続で読み出
す。これにより、矩形アクセスする領域の先頭アドレス
が$1000(16進)であり、横方向アクセス個数が
16個、縦方向アクセス個数が16個の転送であること
がわかる。これらを用いて、メインメモリ110からリ
ソースBへ、$1000を始点とする16×16の矩形
領域のDMAリード転送が実行される。
【0144】リソースBのDMA転送が終了すると、以
下同様にして優先レベル3であるリソースAのリングバ
ッファ2のDMAライト転送がバイト単位で実行され
る。なお、本実施の形態9のDMA転送処理は、実施の
形態2のように前記DMA転送要求元が複数である場合
にも適応可能である。
下同様にして優先レベル3であるリソースAのリングバ
ッファ2のDMAライト転送がバイト単位で実行され
る。なお、本実施の形態9のDMA転送処理は、実施の
形態2のように前記DMA転送要求元が複数である場合
にも適応可能である。
【0145】このように、本実施の形態9では、各リソ
ース毎にDMA転送に必要なパラメータをアドレス領域
でまとめたことで、DMAパラメータメモリは1つで
も、複数のリソースに関する情報を連続に設定し、取り
出すことができる。また、本実施の形態9では、各リソ
ース毎にアクセスパターン情報を備えたことにより、複
数のアクセスパターンを用いて、メインメモリにアクセ
スすることが可能となる。さらに、本実施の形態9で
は、リード/ライト情報、アクセス単位情報をパラメー
タメモリに持つことにより、DMA転送要求時に指定す
る必要がなく、DMA転送命令を簡略化でき、これによ
りプロセッサのプログラムコードを簡略化できる。
ース毎にDMA転送に必要なパラメータをアドレス領域
でまとめたことで、DMAパラメータメモリは1つで
も、複数のリソースに関する情報を連続に設定し、取り
出すことができる。また、本実施の形態9では、各リソ
ース毎にアクセスパターン情報を備えたことにより、複
数のアクセスパターンを用いて、メインメモリにアクセ
スすることが可能となる。さらに、本実施の形態9で
は、リード/ライト情報、アクセス単位情報をパラメー
タメモリに持つことにより、DMA転送要求時に指定す
る必要がなく、DMA転送命令を簡略化でき、これによ
りプロセッサのプログラムコードを簡略化できる。
【0146】また、本実施の形態9では、スタートアド
レス情報と転送個数をアクセスパターン毎に持つことに
より、アクセスパターンによってスタートアドレスや転
送個数を固定することが可能となる。これにより、リソ
ース毎のアクセスパターンが変化するたびに、アクセス
スタートアドレスを指定する必要がなくなる。また、ア
クセスパターンもパラメータを格納するアドレス領域を
まとめることで、連続で設定し取り出せるようになる。
これらの結果、プロセッサのプログラムが簡単になり、
回路制御も簡単になることから、開発期間の短縮に大き
く寄与することになる。なお、本実施の形態9の図17
に示すメモリの格納方法および、パラメータの種類、値
は一例であり、この限りではない。
レス情報と転送個数をアクセスパターン毎に持つことに
より、アクセスパターンによってスタートアドレスや転
送個数を固定することが可能となる。これにより、リソ
ース毎のアクセスパターンが変化するたびに、アクセス
スタートアドレスを指定する必要がなくなる。また、ア
クセスパターンもパラメータを格納するアドレス領域を
まとめることで、連続で設定し取り出せるようになる。
これらの結果、プロセッサのプログラムが簡単になり、
回路制御も簡単になることから、開発期間の短縮に大き
く寄与することになる。なお、本実施の形態9の図17
に示すメモリの格納方法および、パラメータの種類、値
は一例であり、この限りではない。
【0147】(実施の形態10)以下、実施の形態10
におけるDMAコントローラについて説明する。まず、
図18を用いて、本実施の形態10におけるDMAコン
トローラ及びそのDMAコントローラを有するシステム
の構成を説明する。図18は、実施の形態10におけ
る、DMAコントローラを有するシステム構成を表して
いる。
におけるDMAコントローラについて説明する。まず、
図18を用いて、本実施の形態10におけるDMAコン
トローラ及びそのDMAコントローラを有するシステム
の構成を説明する。図18は、実施の形態10におけ
る、DMAコントローラを有するシステム構成を表して
いる。
【0148】図18において、実施の形態10における
システムは、DMAコントローラであるデータ転送制御
部1001と、プロセッサ1011と、メインメモリ1
012と、ローカルメモリ1013と、ローカルバス
と、DMAバスとで構成されている。前記プロセッサ1
011は、データ転送制御部1001をはじめシステム
全体をコントロールするものであり、また該データ転送
制御部1001に対してDMA転送要求を発行するもの
である。メインメモリ1012は、各種データを格納す
るためのメインメモリであり、ローカルメモリ1013
は、プロセッサ1011のローカルバスに接続されたロ
ーカルメモリ群である。
システムは、DMAコントローラであるデータ転送制御
部1001と、プロセッサ1011と、メインメモリ1
012と、ローカルメモリ1013と、ローカルバス
と、DMAバスとで構成されている。前記プロセッサ1
011は、データ転送制御部1001をはじめシステム
全体をコントロールするものであり、また該データ転送
制御部1001に対してDMA転送要求を発行するもの
である。メインメモリ1012は、各種データを格納す
るためのメインメモリであり、ローカルメモリ1013
は、プロセッサ1011のローカルバスに接続されたロ
ーカルメモリ群である。
【0149】前記データ転送制御部(DMAコントロー
ラ)1001は、データ転送要求受信部1002と、メ
モリーインターフェース部1003と、データ入出力部
1004と、DMAパラメータメモリ1005と、起動
信号受信部1006と、クロック制御部1007と、メ
モリクロック制御レジスタ1008と、クロック供給・
停止部1009,1010とを備える。クロック制御部
1007は、起動信号受信部1006から動作イネーブ
ルが発行され、且つデータ転送要求受信部1002にD
MA転送予約が蓄積されている場合のみクロックイネー
ブルを出力する。
ラ)1001は、データ転送要求受信部1002と、メ
モリーインターフェース部1003と、データ入出力部
1004と、DMAパラメータメモリ1005と、起動
信号受信部1006と、クロック制御部1007と、メ
モリクロック制御レジスタ1008と、クロック供給・
停止部1009,1010とを備える。クロック制御部
1007は、起動信号受信部1006から動作イネーブ
ルが発行され、且つデータ転送要求受信部1002にD
MA転送予約が蓄積されている場合のみクロックイネー
ブルを出力する。
【0150】メモリクロック制御レジスタ1008は、
DMAパラメータメモリ用に特別に設けられたメモリク
ロック制御用レジスタで、DMAパラメータメモリ10
05へクロックを強制的に供給するかどうかを制御する
ものである。また、クロック供給・停止部1009,1
010は、DMAパラメータメモリ1005、メモリイ
ンターフェース部1003、データ入出力部1004及
びメインメモリ1012に対するクロックの供給及び停
止を制御するものである。前記クロック供給・停止部1
009は、例えばANDゲートのようなもので構成さ
れ、クロック制御部1007により制御されるものであ
り、これが出力するクロックによって、メモリーインタ
ーフェース部1003、データ入出力部1004及びメ
インメモリ1012が動作する。さらに、前記クロック
供給・停止部1010は、例えばORとAND等で作ら
れた複合ゲートで構成され、メモリクロック制御レジス
タ1008またはクロック制御部1007により制御さ
れる。そして、これが出力するクロックによって、DM
Aパラメータメモリ1005が動作する。なお、本実施
の形態10におけるデータ転送制御部1001内のデー
タ転送要求受信部1002の構成は、実施の形態1と同
様であるため、説明を省略する。
DMAパラメータメモリ用に特別に設けられたメモリク
ロック制御用レジスタで、DMAパラメータメモリ10
05へクロックを強制的に供給するかどうかを制御する
ものである。また、クロック供給・停止部1009,1
010は、DMAパラメータメモリ1005、メモリイ
ンターフェース部1003、データ入出力部1004及
びメインメモリ1012に対するクロックの供給及び停
止を制御するものである。前記クロック供給・停止部1
009は、例えばANDゲートのようなもので構成さ
れ、クロック制御部1007により制御されるものであ
り、これが出力するクロックによって、メモリーインタ
ーフェース部1003、データ入出力部1004及びメ
インメモリ1012が動作する。さらに、前記クロック
供給・停止部1010は、例えばORとAND等で作ら
れた複合ゲートで構成され、メモリクロック制御レジス
タ1008またはクロック制御部1007により制御さ
れる。そして、これが出力するクロックによって、DM
Aパラメータメモリ1005が動作する。なお、本実施
の形態10におけるデータ転送制御部1001内のデー
タ転送要求受信部1002の構成は、実施の形態1と同
様であるため、説明を省略する。
【0151】次に、図18及び図2を用いて、本実施の
形態10のシステムにおける、DMAコントローラ(デ
ータ転送制御部)1001の動作を説明する。まず、プ
ロセッサ1011は、ローカルバスを用いてメモリクロ
ック制御レジスタ1008に“1”を書きこみメモリク
ロックを有効とする。これにより、DMAパラメータメ
モリ1005へクロックが強制的に供給される。その
後、プロセッサ1011は、DMA転送に必要なパラメ
ータをあらかじめDMAパラメータメモリ1005へと
格納し、再びメモリクロック制御レジスタ1008を
“0”とし、クロックを停止させておく。そして、初期
転送に必要なDMA転送要求をデータ転送要求受信部1
002へと発行し、予約する。ここで、図2に示すよう
に3つのDMA転送の予約がなされたとする。
形態10のシステムにおける、DMAコントローラ(デ
ータ転送制御部)1001の動作を説明する。まず、プ
ロセッサ1011は、ローカルバスを用いてメモリクロ
ック制御レジスタ1008に“1”を書きこみメモリク
ロックを有効とする。これにより、DMAパラメータメ
モリ1005へクロックが強制的に供給される。その
後、プロセッサ1011は、DMA転送に必要なパラメ
ータをあらかじめDMAパラメータメモリ1005へと
格納し、再びメモリクロック制御レジスタ1008を
“0”とし、クロックを停止させておく。そして、初期
転送に必要なDMA転送要求をデータ転送要求受信部1
002へと発行し、予約する。ここで、図2に示すよう
に3つのDMA転送の予約がなされたとする。
【0152】システムが起動されると、プロセッサ10
11は起動信号受信部1006へ起動命令を発行する。
起動命令を受信した起動信号受信部1006は、メモリ
ーインターフェース部1003および、クロック制御部
1007に動作イネーブルを発行する。クロック制御部
1007には、動作イネーブルと予約フラグが入力され
ており、これらが共に有効である場合に、クロックイネ
ーブルを有効とする動作をする。前記クロック制御部1
007から出力されるクロックイネーブルは、クロック
供給・停止部1009,1010に入力されており、ク
ロックイネーブルが有効な期間のみ、メインメモリ10
12、メモリーインターフェース部1003、データ入
出力部1004、DMAパラメータメモリ1005へク
ロックが供給されるように、前記クロック供給・停止部
1009,1010で制御する。
11は起動信号受信部1006へ起動命令を発行する。
起動命令を受信した起動信号受信部1006は、メモリ
ーインターフェース部1003および、クロック制御部
1007に動作イネーブルを発行する。クロック制御部
1007には、動作イネーブルと予約フラグが入力され
ており、これらが共に有効である場合に、クロックイネ
ーブルを有効とする動作をする。前記クロック制御部1
007から出力されるクロックイネーブルは、クロック
供給・停止部1009,1010に入力されており、ク
ロックイネーブルが有効な期間のみ、メインメモリ10
12、メモリーインターフェース部1003、データ入
出力部1004、DMAパラメータメモリ1005へク
ロックが供給されるように、前記クロック供給・停止部
1009,1010で制御する。
【0153】図2に示す3つの予約が優先レベル順に実
行され、おのおののDMA転送において、データをメイ
ンメモリ1012へ書き込み終了、またはデータを各ロ
ーカルメモリ1013へ書き込み終了すると、データ入
出力部1004はメモリーインターフェース部1003
にその旨を知らせ、メモリーインターフェース部100
3は、転送終了信号をクロック制御部1007へと出力
する。また、予約フラグは、データ転送要求受信部10
02に予約がなくなると、“0”となる。前記クロック
制御部1007は、メモリーインターフェース部100
3から転送終了信号を受け、データ転送要求受信部10
02からの予約フラグが“0”になったタイミングで、
クロックイネーブルを“0”にして、クロック供給・停
止部1009,1010に対して出力する。前記クロッ
クイネーブル信号を受信したクロック供給・停止部10
09,1010は、メインメモリ1012、メモリーイ
ンターフェース部1003、データ入出力部1004、
DMAパラメータメモリ1005へのクロック供給を停
止する。なお、以上に説明した本実施の形態10のDM
A転送処理は、実施の形態2のように前記DMA転送要
求発行元が複数である場合にも適応可能である。
行され、おのおののDMA転送において、データをメイ
ンメモリ1012へ書き込み終了、またはデータを各ロ
ーカルメモリ1013へ書き込み終了すると、データ入
出力部1004はメモリーインターフェース部1003
にその旨を知らせ、メモリーインターフェース部100
3は、転送終了信号をクロック制御部1007へと出力
する。また、予約フラグは、データ転送要求受信部10
02に予約がなくなると、“0”となる。前記クロック
制御部1007は、メモリーインターフェース部100
3から転送終了信号を受け、データ転送要求受信部10
02からの予約フラグが“0”になったタイミングで、
クロックイネーブルを“0”にして、クロック供給・停
止部1009,1010に対して出力する。前記クロッ
クイネーブル信号を受信したクロック供給・停止部10
09,1010は、メインメモリ1012、メモリーイ
ンターフェース部1003、データ入出力部1004、
DMAパラメータメモリ1005へのクロック供給を停
止する。なお、以上に説明した本実施の形態10のDM
A転送処理は、実施の形態2のように前記DMA転送要
求発行元が複数である場合にも適応可能である。
【0154】このように、本実施の形態10では、デー
タ転送にかかわる制御ブロックと、メインメモリのクロ
ックを、必要最低限の期間のみ、自動的に供給・停止す
るようにしたので、効率よく電力を制御でき、低消費電
力を実現するシステムを得ることができる。また、本実
施の形態10では、DMA転送命令を発行するたびに、
プロセッサのプログラムがクロック制御を行う必要がな
いため、プログラムが複雑とならず、さらには、プログ
ラムステップ数を削減することができる。
タ転送にかかわる制御ブロックと、メインメモリのクロ
ックを、必要最低限の期間のみ、自動的に供給・停止す
るようにしたので、効率よく電力を制御でき、低消費電
力を実現するシステムを得ることができる。また、本実
施の形態10では、DMA転送命令を発行するたびに、
プロセッサのプログラムがクロック制御を行う必要がな
いため、プログラムが複雑とならず、さらには、プログ
ラムステップ数を削減することができる。
【0155】(実施の形態11)以下、実施の形態11
におけるDMAコントローラについて説明する。まず、
図19を用いて、本実施の形態11におけるDMAコン
トローラ及びそのDMAコントローラを有するシステム
の構成を説明する。図19は、実施の形態11における
DMAコントローラ(データ転送制御部)を有するシス
テム構成図である。
におけるDMAコントローラについて説明する。まず、
図19を用いて、本実施の形態11におけるDMAコン
トローラ及びそのDMAコントローラを有するシステム
の構成を説明する。図19は、実施の形態11における
DMAコントローラ(データ転送制御部)を有するシス
テム構成図である。
【0156】図19において、本システムは、DMAコ
ントローラであるデータ転送制御部1101と、メイン
メモリ1120と、プロセッサ1121と、ローカルメ
モリ1123と、ローカルバスと、DMAバスとで構成
される。メインメモリ1120は各種データを格納する
メモリであって、SRAMで構成されている。また、こ
のSRAMは、リニアなアドレス領域を4バンクに物理
的に分割されており、それぞれに独立したクロックが入
力されている。
ントローラであるデータ転送制御部1101と、メイン
メモリ1120と、プロセッサ1121と、ローカルメ
モリ1123と、ローカルバスと、DMAバスとで構成
される。メインメモリ1120は各種データを格納する
メモリであって、SRAMで構成されている。また、こ
のSRAMは、リニアなアドレス領域を4バンクに物理
的に分割されており、それぞれに独立したクロックが入
力されている。
【0157】プロセッサ1121は、DMAコントロー
ラ1101をはじめ、システム全体をコントロールする
ものであり、また該データ転送制御部1101に対して
DMA転送要求を発行するものである。ローカルメモリ
1123は、プロセッサ1121にローカルバスによっ
て接続されたローカルメモリ群である。
ラ1101をはじめ、システム全体をコントロールする
ものであり、また該データ転送制御部1101に対して
DMA転送要求を発行するものである。ローカルメモリ
1123は、プロセッサ1121にローカルバスによっ
て接続されたローカルメモリ群である。
【0158】また、前記データ転送制御部(DMAコン
トローラ)1101は、データ転送要求受信部1102
と、メモリーインターフェース部1103と、データ入
出力部1104と、DMAパラメータメモリ1105
と、起動信号受信部1106と、クロック制御部110
7と、メモリクロック制御レジスタ1108と、クロッ
ク供給・停止部1109,1110と、メインメモリク
ロック供給・停止部1111とを備えるものである。
トローラ)1101は、データ転送要求受信部1102
と、メモリーインターフェース部1103と、データ入
出力部1104と、DMAパラメータメモリ1105
と、起動信号受信部1106と、クロック制御部110
7と、メモリクロック制御レジスタ1108と、クロッ
ク供給・停止部1109,1110と、メインメモリク
ロック供給・停止部1111とを備えるものである。
【0159】クロック制御部1107は、起動信号受信
部1106から動作イネーブルが発行され、且つデータ
転送要求受信部1102にDMA転送予約が蓄積されて
いる場合のみクロックイネーブルを出力するものであ
る。メモリクロック制御用レジスタ1108は、DMA
パラメータメモリ1105用に特別に設けられたもの
で、DMAパラメータメモリ1105へクロックを強制
的に供給するかどうかを制御するものである。
部1106から動作イネーブルが発行され、且つデータ
転送要求受信部1102にDMA転送予約が蓄積されて
いる場合のみクロックイネーブルを出力するものであ
る。メモリクロック制御用レジスタ1108は、DMA
パラメータメモリ1105用に特別に設けられたもの
で、DMAパラメータメモリ1105へクロックを強制
的に供給するかどうかを制御するものである。
【0160】また、メモリーインターフェース部110
3、データ入出力部1104及びメインメモリクロック
供給・停止部1111は、クロック供給・停止部110
9の出力するクロックによって動作するようになってお
り、前記クロック供給・停止部1109は例えばAND
ゲートで構成されている。さらに、DMAパラメータメ
モリ1105は、クロック供給・停止部1110の出力
するクロックによって動作するようになっており、該ク
ロック供給・停止部1110は、メモリクロック制御レ
ジスタ1108またはクロック制御部1107により制
御されるものであり、例えば、メモリクロック制御レジ
スタ1108の出力と、クロックイネーブルとのOR
と、該ORの出力とクロックとのANDで作られた複合
ゲートで構成されているものである。
3、データ入出力部1104及びメインメモリクロック
供給・停止部1111は、クロック供給・停止部110
9の出力するクロックによって動作するようになってお
り、前記クロック供給・停止部1109は例えばAND
ゲートで構成されている。さらに、DMAパラメータメ
モリ1105は、クロック供給・停止部1110の出力
するクロックによって動作するようになっており、該ク
ロック供給・停止部1110は、メモリクロック制御レ
ジスタ1108またはクロック制御部1107により制
御されるものであり、例えば、メモリクロック制御レジ
スタ1108の出力と、クロックイネーブルとのOR
と、該ORの出力とクロックとのANDで作られた複合
ゲートで構成されているものである。
【0161】メインメモリクロック供給・停止部111
1は、メインメモリ1120であるSRAM0〜SRA
M3へそれぞれ独立したクロックclkram0〜cl
kram3を供給するため、それぞれのメモリ(SRA
M0〜3)に対応したクロック供給・停止部を備えてお
り、該SRAM毎のクロック供給・停止部には、クロッ
ク制御部1107からクロックイネーブルが入力され、
さらにメモリーインターフェース部1103からメイン
メモリ1120に対するアドレスの上位2ビットがデコ
ードされ、それらがバンク選択信号として入力される。
以下、表1にアドレスの上位2bitとバンク選択信号
との関係を記す。
1は、メインメモリ1120であるSRAM0〜SRA
M3へそれぞれ独立したクロックclkram0〜cl
kram3を供給するため、それぞれのメモリ(SRA
M0〜3)に対応したクロック供給・停止部を備えてお
り、該SRAM毎のクロック供給・停止部には、クロッ
ク制御部1107からクロックイネーブルが入力され、
さらにメモリーインターフェース部1103からメイン
メモリ1120に対するアドレスの上位2ビットがデコ
ードされ、それらがバンク選択信号として入力される。
以下、表1にアドレスの上位2bitとバンク選択信号
との関係を記す。
【0162】
【表1】 メインメモリクロック供給・停止部1111の各メモリ
クロック供給・停止部は、アドレスデコードされたバン
ク選択信号bank0〜bank3が有効、且つクロッ
ク制御部1107からのクロックイネーブルが有効の時
のみ、メインメモリ1120内の各SRAMに対してク
ロックを供給するようになっている。これらのメモリク
ロック供給・停止部は、例えばANDゲートのようなも
ので構成されている。
クロック供給・停止部は、アドレスデコードされたバン
ク選択信号bank0〜bank3が有効、且つクロッ
ク制御部1107からのクロックイネーブルが有効の時
のみ、メインメモリ1120内の各SRAMに対してク
ロックを供給するようになっている。これらのメモリク
ロック供給・停止部は、例えばANDゲートのようなも
ので構成されている。
【0163】なお、本実施の形態11におけるデータ転
送制御部1101内のデータ転送要求受信部1102の
構成は、実施の形態1と同様であり、また、本実施の形
態11におけるDMAパラメータメモリ1105内のデ
ータ配置は、実施の形態9と同様であるため、説明を省
略する。
送制御部1101内のデータ転送要求受信部1102の
構成は、実施の形態1と同様であり、また、本実施の形
態11におけるDMAパラメータメモリ1105内のデ
ータ配置は、実施の形態9と同様であるため、説明を省
略する。
【0164】次に、図19、図2および図17を用い
て、本実施の形態11のシステムにおけるDMAコント
ローラ(データ転送制御部)1101の動作について説
明する。実施の形態10で説明した動作と同様、まずプ
ロセッサ1121は、ローカルバスを用いてメモリクロ
ック制御レジスタ1108に“1”を書き込み、メモリ
クロックを有効とする。これにより、DMAパラメータ
メモリ1105へクロックが強制的に供給される。その
後、プロセッサ1121は、DMA転送に必要なパラメ
ータをあらかじめDMAパラメータメモリ1105へと
格納し、再びメモリクロック制御レジスタ1108を
“0”とし、クロックを停止させておく。そして、初期
転送に必要なDMA転送要求をデータ転送要求受信部1
102へと発行し、予約する。ここで、図2に示すよう
に3つのDMA転送の予約がなされたとする。
て、本実施の形態11のシステムにおけるDMAコント
ローラ(データ転送制御部)1101の動作について説
明する。実施の形態10で説明した動作と同様、まずプ
ロセッサ1121は、ローカルバスを用いてメモリクロ
ック制御レジスタ1108に“1”を書き込み、メモリ
クロックを有効とする。これにより、DMAパラメータ
メモリ1105へクロックが強制的に供給される。その
後、プロセッサ1121は、DMA転送に必要なパラメ
ータをあらかじめDMAパラメータメモリ1105へと
格納し、再びメモリクロック制御レジスタ1108を
“0”とし、クロックを停止させておく。そして、初期
転送に必要なDMA転送要求をデータ転送要求受信部1
102へと発行し、予約する。ここで、図2に示すよう
に3つのDMA転送の予約がなされたとする。
【0165】システムが起動されると、プロセッサ11
21は起動信号受信部1106へ起動命令を発行する。
起動命令を受信した起動信号受信部1106は、メモリ
ーインターフェース部1103及びクロック制御部11
07に動作イネーブルを発行する。クロック制御部11
07には、動作イネーブルと予約フラグとが入力されて
おり、これらが共に有効である場合に、クロックイネー
ブルを有効とする動作をする。クロックイネーブルは、
クロック供給・停止部1109,1110に入力されて
おり、クロックイネーブルが有効な期間のみ、メモリー
インターフェース部1103、データ入出力部110
4、DMAパラメータメモリ1105へクロックが供給
される。
21は起動信号受信部1106へ起動命令を発行する。
起動命令を受信した起動信号受信部1106は、メモリ
ーインターフェース部1103及びクロック制御部11
07に動作イネーブルを発行する。クロック制御部11
07には、動作イネーブルと予約フラグとが入力されて
おり、これらが共に有効である場合に、クロックイネー
ブルを有効とする動作をする。クロックイネーブルは、
クロック供給・停止部1109,1110に入力されて
おり、クロックイネーブルが有効な期間のみ、メモリー
インターフェース部1103、データ入出力部110
4、DMAパラメータメモリ1105へクロックが供給
される。
【0166】今、優先レベル1の予約であるリソースC
とメインメモリ1120とのDMA転送が実行されてい
るとし、このときのDMAパラメータが図17に示すよ
うなものであったとすると、アクセスパターンが連続ア
クセス、スタートアドレスが、$3F00(16進)、
転送個数が88個のワード単位でのライト転送となる。
とメインメモリ1120とのDMA転送が実行されてい
るとし、このときのDMAパラメータが図17に示すよ
うなものであったとすると、アクセスパターンが連続ア
クセス、スタートアドレスが、$3F00(16進)、
転送個数が88個のワード単位でのライト転送となる。
【0167】メモリーインターフェース部1103は、
メインメモリ1120のアクセススタートアドレスの上
位2ビットが、“00”であるため、まず、メインメモ
リクロック供給・停止部1111へ、bank0=1,
bank1=0,bank2=0,bank3=0の信
号を出力する。メインメモリクロック供給・停止部11
11は、クロック制御部1107からのクロックイネー
ブルと、メモリーインターフェース部1103からのb
ank0信号とを受けて、SRAM0に対するクロック
clkram0のみを供給する。
メインメモリ1120のアクセススタートアドレスの上
位2ビットが、“00”であるため、まず、メインメモ
リクロック供給・停止部1111へ、bank0=1,
bank1=0,bank2=0,bank3=0の信
号を出力する。メインメモリクロック供給・停止部11
11は、クロック制御部1107からのクロックイネー
ブルと、メモリーインターフェース部1103からのb
ank0信号とを受けて、SRAM0に対するクロック
clkram0のみを供給する。
【0168】上述した16ワードの転送が終了した時点
で、アドレスが$4000(16進)へと変化すると、
アドレスの上位2ビットが“10”と変化するため、メ
モリーインターフェース部1107は、メインメモリク
ロック供給・停止部1111へ、bank0=0,ba
nk1=1,bank2=0,bank3=0の信号を
出力する。メインメモリクロック供給・停止部1111
は、クロック制御部1107からのクロックイネーブル
と、メモリーインターフェース部1103からのban
k1信号とを受けて、SRAM1に対するクロックcl
kram1のみを供給し、他のSRAM0およびSRA
M2、SRAM3へのクロック供給を停止する。
で、アドレスが$4000(16進)へと変化すると、
アドレスの上位2ビットが“10”と変化するため、メ
モリーインターフェース部1107は、メインメモリク
ロック供給・停止部1111へ、bank0=0,ba
nk1=1,bank2=0,bank3=0の信号を
出力する。メインメモリクロック供給・停止部1111
は、クロック制御部1107からのクロックイネーブル
と、メモリーインターフェース部1103からのban
k1信号とを受けて、SRAM1に対するクロックcl
kram1のみを供給し、他のSRAM0およびSRA
M2、SRAM3へのクロック供給を停止する。
【0169】このような制御のもと、図2に示す3つの
予約が、優先レベル順に実行され、おのおののDMA転
送において、データをメインメモリ1120へ書き込み
終了、またはデータを各ローカルメモリ1123へ書き
込み終了すると、データ入出力部1104は、メモリー
インターフェース部1103にその旨を知らせる。メモ
リーインターフェース部1103は、転送終了信号をク
ロック制御部1107へと出力し、予約フラグは、デー
タ転送要求受信部1102に予約がなくなると“0”と
なる。クロック制御部1107は、メモリーインターフ
ェース部1103から転送終了信号を受け、データ転送
要求受信部1102からの予約フラグが“0”になった
タイミングで、クロックイネーブルを“0”とし、クロ
ック供給・停止部1109,1110に対して出力す
る。このクロックイネーブル信号を受信したクロック供
給・停止部1109,1110は、メモリーインターフ
ェース部1103、データ入出力部1104、DMAパ
ラメータメモリ1105、メインメモリクロック供給・
停止部1111へのクロック供給を停止する。なお、以
上に説明した本実施の形態11のDMA転送処理は、実
施の形態2のように前記DMA転送要求発行元が複数で
ある場合にも適応可能である。
予約が、優先レベル順に実行され、おのおののDMA転
送において、データをメインメモリ1120へ書き込み
終了、またはデータを各ローカルメモリ1123へ書き
込み終了すると、データ入出力部1104は、メモリー
インターフェース部1103にその旨を知らせる。メモ
リーインターフェース部1103は、転送終了信号をク
ロック制御部1107へと出力し、予約フラグは、デー
タ転送要求受信部1102に予約がなくなると“0”と
なる。クロック制御部1107は、メモリーインターフ
ェース部1103から転送終了信号を受け、データ転送
要求受信部1102からの予約フラグが“0”になった
タイミングで、クロックイネーブルを“0”とし、クロ
ック供給・停止部1109,1110に対して出力す
る。このクロックイネーブル信号を受信したクロック供
給・停止部1109,1110は、メモリーインターフ
ェース部1103、データ入出力部1104、DMAパ
ラメータメモリ1105、メインメモリクロック供給・
停止部1111へのクロック供給を停止する。なお、以
上に説明した本実施の形態11のDMA転送処理は、実
施の形態2のように前記DMA転送要求発行元が複数で
ある場合にも適応可能である。
【0170】このように、本実施の形態11では、メイ
ンメモリを物理的に分割しておき、クロックならびに制
御信号を分割したメモリに別々に入力して、使用しない
アドレス領域の場合はクロックおよび制御信号を自動的
に供給しないことによって、効率的に低消費電力を実現
するシステムを得ることができる。また、本実施の形態
11においては、回路が自動的にクロック制御すること
から、プロセッサのプログラムがクロック制御を行う必
要がないため、プログラムが複雑とならず、さらには、
プログラムステップ数を削減することができる。
ンメモリを物理的に分割しておき、クロックならびに制
御信号を分割したメモリに別々に入力して、使用しない
アドレス領域の場合はクロックおよび制御信号を自動的
に供給しないことによって、効率的に低消費電力を実現
するシステムを得ることができる。また、本実施の形態
11においては、回路が自動的にクロック制御すること
から、プロセッサのプログラムがクロック制御を行う必
要がないため、プログラムが複雑とならず、さらには、
プログラムステップ数を削減することができる。
【0171】(実施の形態12)以下、実施の形態12
におけるDMAコントローラについて説明をする。ま
ず、図20を用いて、本実施の形態12におけるDMA
コントローラ及びそのDMAコントローラを有するシス
テムの構成を説明する。図20は、実施の形態12にお
けるDMAコントローラを有するシステム構成図であ
る。
におけるDMAコントローラについて説明をする。ま
ず、図20を用いて、本実施の形態12におけるDMA
コントローラ及びそのDMAコントローラを有するシス
テムの構成を説明する。図20は、実施の形態12にお
けるDMAコントローラを有するシステム構成図であ
る。
【0172】図20において、本システムは、DMAコ
ントローラであるデータ転送制御部1201と、メイン
メモリ1220と、プロセッサ1221と、ローカルメ
モリ1223と、ローカルバスと、DMAバスとで構成
される。メインメモリ1220は各種データを格納する
ためのメインメモリであって、DRAMで構成されてい
る。このDRAMは、リニアなアドレス領域を4バンク
に物理的に分割されており、それぞれに独立したクロッ
クが入力されている。
ントローラであるデータ転送制御部1201と、メイン
メモリ1220と、プロセッサ1221と、ローカルメ
モリ1223と、ローカルバスと、DMAバスとで構成
される。メインメモリ1220は各種データを格納する
ためのメインメモリであって、DRAMで構成されてい
る。このDRAMは、リニアなアドレス領域を4バンク
に物理的に分割されており、それぞれに独立したクロッ
クが入力されている。
【0173】プロセッサ1221は、データ転送制御部
1201をはじめシステム全体をコントロールするもの
であり、また該データ転送制御部1201に対してDM
A転送要求を発行するものである。ローカルメモリ12
23は前記プロセッサ1221にローカルバスによって
接続されたローカルメモリ群である。
1201をはじめシステム全体をコントロールするもの
であり、また該データ転送制御部1201に対してDM
A転送要求を発行するものである。ローカルメモリ12
23は前記プロセッサ1221にローカルバスによって
接続されたローカルメモリ群である。
【0174】また、前記データ転送制御部(DMAコン
トローラ)1201は、データ転送要求受信部1202
と、メモリーインターフェース部1203と、データ入
出力部1204と、DMAパラメータメモリ1205
と、起動信号受信部1206と、クロック制御部120
7と、メモリクロック制御レジスタ1208と、クロッ
ク供給・停止部1209,1210と、メインメモリバ
ンクレジスタ1211と、メインメモリクロック供給・
停止部1212とを備える。
トローラ)1201は、データ転送要求受信部1202
と、メモリーインターフェース部1203と、データ入
出力部1204と、DMAパラメータメモリ1205
と、起動信号受信部1206と、クロック制御部120
7と、メモリクロック制御レジスタ1208と、クロッ
ク供給・停止部1209,1210と、メインメモリバ
ンクレジスタ1211と、メインメモリクロック供給・
停止部1212とを備える。
【0175】クロック制御部1207は、起動信号受信
部1206から動作イネーブルが発行され、且つデータ
転送要求受信部1202にDMA転送要求の予約が蓄積
されている場合のみクロックイネーブルを出力する。メ
モリクロック制御用レジスタ1208は、DMAパラメ
ータメモリ1205用に特別に設けられたメモリで、D
MAパラメータメモリ1205へクロックを強制的に供
給するかどうかを制御するものである。
部1206から動作イネーブルが発行され、且つデータ
転送要求受信部1202にDMA転送要求の予約が蓄積
されている場合のみクロックイネーブルを出力する。メ
モリクロック制御用レジスタ1208は、DMAパラメ
ータメモリ1205用に特別に設けられたメモリで、D
MAパラメータメモリ1205へクロックを強制的に供
給するかどうかを制御するものである。
【0176】また、メモリーインターフェース部120
3、データ入出力部1204及びメインメモリ1220
は、クロック供給・停止部1209の出力するクロック
により動作するものであり、前記クロック供給・停止部
1209は、例えばANDゲートで構成されている。さ
らに、DMAパラメータメモリ1205は、クロック供
給・停止部1210の出力するクロックにより動作する
ものであり、該クロック供給・停止部1210は、メモ
リクロック制御レジスタ1208またはクロック制御部
1207により制御される。このクロック供給・停止部
1210は、例えばメモリクロック制御レジスタ120
8の出力とクロックイネーブルとのORと、そのORの
出力とクロックとのANDで作られた複合ゲートで構成
されるものである。
3、データ入出力部1204及びメインメモリ1220
は、クロック供給・停止部1209の出力するクロック
により動作するものであり、前記クロック供給・停止部
1209は、例えばANDゲートで構成されている。さ
らに、DMAパラメータメモリ1205は、クロック供
給・停止部1210の出力するクロックにより動作する
ものであり、該クロック供給・停止部1210は、メモ
リクロック制御レジスタ1208またはクロック制御部
1207により制御される。このクロック供給・停止部
1210は、例えばメモリクロック制御レジスタ120
8の出力とクロックイネーブルとのORと、そのORの
出力とクロックとのANDで作られた複合ゲートで構成
されるものである。
【0177】メインメモリバンクレジスタ1211は、
メインメモリ1220の4つ分割されたバンクの選択制
御をするもので、ローカルバスによってプロセッサ12
21に接続されている。このローカルバスによって、使
用するバンクの選択、及び使用するバンク以外のDRA
Mを完全にOFFするか、セルフリフレッシュのみ行う
かを設定する。また、メインメモリバンクレジスタ12
11は、下位2ビットで設定された0〜3までの値に基
づいて、DRAM0〜DRAM3に対応したバンク選択
信号bank0〜bank3を出力する。以下、表2に
設定値とセルフリフレッシュ設定とバンク選択信号との
関係を示す。
メインメモリ1220の4つ分割されたバンクの選択制
御をするもので、ローカルバスによってプロセッサ12
21に接続されている。このローカルバスによって、使
用するバンクの選択、及び使用するバンク以外のDRA
Mを完全にOFFするか、セルフリフレッシュのみ行う
かを設定する。また、メインメモリバンクレジスタ12
11は、下位2ビットで設定された0〜3までの値に基
づいて、DRAM0〜DRAM3に対応したバンク選択
信号bank0〜bank3を出力する。以下、表2に
設定値とセルフリフレッシュ設定とバンク選択信号との
関係を示す。
【0178】
【表2】 メインメモリクロック供給・停止部1212は、メイン
メモリ1220であるDRAM0〜DRAM3へそれぞ
れ独立したクロックclkdram0〜clkdram
3を供給するためのクロック供給・停止部であり、例え
ば、それぞれがANDゲートのようなもので構成されて
いる。バンク選択信号(bank0〜bank3)及び
セルフリフレッシュ制御信号(selfon)は、メモ
リーインターフェース部1203に入力され、DRAM
0〜DRAM3に対する制御信号の選択に使用される。
なお、本実施の形態12におけるデータ転送制御部12
01内のデータ転送要求受信部1202の構成は、実施
の形態1と同様であるため、説明は省略する。
メモリ1220であるDRAM0〜DRAM3へそれぞ
れ独立したクロックclkdram0〜clkdram
3を供給するためのクロック供給・停止部であり、例え
ば、それぞれがANDゲートのようなもので構成されて
いる。バンク選択信号(bank0〜bank3)及び
セルフリフレッシュ制御信号(selfon)は、メモ
リーインターフェース部1203に入力され、DRAM
0〜DRAM3に対する制御信号の選択に使用される。
なお、本実施の形態12におけるデータ転送制御部12
01内のデータ転送要求受信部1202の構成は、実施
の形態1と同様であるため、説明は省略する。
【0179】次に、図20および図2を用いて、本実施
の形態12のシステムにおける、DMAコントローラ
(データ転送制御部)1201の動作について説明す
る。実施の形態10で説明した動作と同様、まずプロセ
ッサ1221は、ローカルバスを用いてメモリクロック
制御レジスタ1208に“1”を書きこみメモリクロッ
クを有効とする。これにより、DMAパラメータメモリ
1205へクロックが強制的に供給される。その後、プ
ロセッサ1221はDMA転送に必要なパラメータをあ
らかじめDMAパラメータメモリ1205へと格納し、
再びメモリクロック制御レジスタ1208を“0”とし
て、クロックを停止させておく。
の形態12のシステムにおける、DMAコントローラ
(データ転送制御部)1201の動作について説明す
る。実施の形態10で説明した動作と同様、まずプロセ
ッサ1221は、ローカルバスを用いてメモリクロック
制御レジスタ1208に“1”を書きこみメモリクロッ
クを有効とする。これにより、DMAパラメータメモリ
1205へクロックが強制的に供給される。その後、プ
ロセッサ1221はDMA転送に必要なパラメータをあ
らかじめDMAパラメータメモリ1205へと格納し、
再びメモリクロック制御レジスタ1208を“0”とし
て、クロックを停止させておく。
【0180】そして、初期転送に必要なDMA転送要求
をデータ転送要求受信部1202へと発行し、予約す
る。ここで、図2に示すように3つのDMA転送の予約
がなされたとする。今、使用したいDRAMの領域が半
分までであったとする。プロセッサ1221は、ローカ
ルバスを用いてメインメモリバンクレジスタ1211に
セルフリフレッシュOFF設定および、DRAM使用領
域2バンクを表す3ビット、“101”を設定する。
をデータ転送要求受信部1202へと発行し、予約す
る。ここで、図2に示すように3つのDMA転送の予約
がなされたとする。今、使用したいDRAMの領域が半
分までであったとする。プロセッサ1221は、ローカ
ルバスを用いてメインメモリバンクレジスタ1211に
セルフリフレッシュOFF設定および、DRAM使用領
域2バンクを表す3ビット、“101”を設定する。
【0181】この後システムが起動されると、プロセッ
サ1221は起動信号受信部1206へ起動命令を発行
する。起動命令を受信した起動信号受信部1206は、
メモリーインターフェース部1203、及びクロック制
御部1207に動作イネーブルを発行する。クロック制
御部1207には、動作イネーブルと予約フラグとが入
力されており、これらが共に有効である場合に、クロッ
クイネーブルを有効とする動作をする。クロックイネー
ブルは、クロック供給・停止部1209,1210に入
力されており、クロックイネーブルが有効な期間のみ、
メモリーインターフェース部1203、データ入出力部
1204、DMAパラメータメモリ1205へクロック
が供給される。
サ1221は起動信号受信部1206へ起動命令を発行
する。起動命令を受信した起動信号受信部1206は、
メモリーインターフェース部1203、及びクロック制
御部1207に動作イネーブルを発行する。クロック制
御部1207には、動作イネーブルと予約フラグとが入
力されており、これらが共に有効である場合に、クロッ
クイネーブルを有効とする動作をする。クロックイネー
ブルは、クロック供給・停止部1209,1210に入
力されており、クロックイネーブルが有効な期間のみ、
メモリーインターフェース部1203、データ入出力部
1204、DMAパラメータメモリ1205へクロック
が供給される。
【0182】また、メインメモリクロック供給・停止部
1212には、クロック制御部1207からクロックイ
ネーブルが、メインメモリバンクレジスタ1211から
バンク選択信号bank0=1、bank1=1,ba
nk2=0,bank3=0が入力されており、選択さ
れたバンク(ここでは、DRAM0とDRAM1)に対
して、クロックイネーブルが有効な期間のみクロックc
lkdram0,clkdram1が供給される。
1212には、クロック制御部1207からクロックイ
ネーブルが、メインメモリバンクレジスタ1211から
バンク選択信号bank0=1、bank1=1,ba
nk2=0,bank3=0が入力されており、選択さ
れたバンク(ここでは、DRAM0とDRAM1)に対
して、クロックイネーブルが有効な期間のみクロックc
lkdram0,clkdram1が供給される。
【0183】さらに、メモリーインターフェース部12
03では、メインメモリバンクレジスタ1211から入
力される各制御信号selfon,bank0〜ban
k3により、各DRAM0〜3に対する制御を行う。s
elfon信号が”0”の場合、bank信号により選
択されたDRAM0、DRAM1以外のDRAM2、D
RAM3はOFF状態であり、アクセスは行われず、ま
たリフレッシュさえも行われない。また、選択された各
バンクDRAM0、DRAM1に対する制御信号も、メ
モリーインターフェース部1203にて、アドレスの上
位2ビットにより供給がコントロールされる。さらに、
通常アクセスと共に、必要に応じてオートリフレッシュ
が行われる。オートリフレッシュとは、外部から定期的
にDRAMに対して実行するリフレッシュコマンドのこ
とで、クロックと共に入力される。
03では、メインメモリバンクレジスタ1211から入
力される各制御信号selfon,bank0〜ban
k3により、各DRAM0〜3に対する制御を行う。s
elfon信号が”0”の場合、bank信号により選
択されたDRAM0、DRAM1以外のDRAM2、D
RAM3はOFF状態であり、アクセスは行われず、ま
たリフレッシュさえも行われない。また、選択された各
バンクDRAM0、DRAM1に対する制御信号も、メ
モリーインターフェース部1203にて、アドレスの上
位2ビットにより供給がコントロールされる。さらに、
通常アクセスと共に、必要に応じてオートリフレッシュ
が行われる。オートリフレッシュとは、外部から定期的
にDRAMに対して実行するリフレッシュコマンドのこ
とで、クロックと共に入力される。
【0184】この状態で図2に示す3つの予約が優先レ
ベル順に実行され、おのおののDMA転送において、デ
ータをメインメモリ1220へ書き込み終了、またはデ
ータを各ローカルメモリ1223へ書き込み終了する
と、データ入出力部1204は、メモリーインターフェ
ース部1203にその旨を知らせる。メモリーインター
フェース部1203は、転送終了信号をクロック制御部
1207へと出力し、予約フラグは、データ転送要求受
信部1202に予約がなくなると“0”となる。クロッ
ク制御部1207は、メモリーインターフェース部12
03から転送終了信号を受け、データ転送要求受信部1
202からの予約フラグが“0”になったタイミング
で、クロックイネーブルを“0”とし、クロック供給・
停止部1209,1210に対して出力する。このクロ
ックイネーブルを受信したクロック供給・停止部120
9,1210は、メモリーインターフェース部120
3、データ入出力部1204、DMAパラメータメモリ
1205へのクロック供給を停止する。さらに、メイン
メモリクロック供給・停止部1212も、クロック制御
部1207からの前記クロックイネーブルを受けて、D
RAM0およびDRAM1に対するクロック供給を停止
する。
ベル順に実行され、おのおののDMA転送において、デ
ータをメインメモリ1220へ書き込み終了、またはデ
ータを各ローカルメモリ1223へ書き込み終了する
と、データ入出力部1204は、メモリーインターフェ
ース部1203にその旨を知らせる。メモリーインター
フェース部1203は、転送終了信号をクロック制御部
1207へと出力し、予約フラグは、データ転送要求受
信部1202に予約がなくなると“0”となる。クロッ
ク制御部1207は、メモリーインターフェース部12
03から転送終了信号を受け、データ転送要求受信部1
202からの予約フラグが“0”になったタイミング
で、クロックイネーブルを“0”とし、クロック供給・
停止部1209,1210に対して出力する。このクロ
ックイネーブルを受信したクロック供給・停止部120
9,1210は、メモリーインターフェース部120
3、データ入出力部1204、DMAパラメータメモリ
1205へのクロック供給を停止する。さらに、メイン
メモリクロック供給・停止部1212も、クロック制御
部1207からの前記クロックイネーブルを受けて、D
RAM0およびDRAM1に対するクロック供給を停止
する。
【0185】次に、最初は全領域にアクセスし、途中で
半分の領域に変更したい場合について説明する。まず、
プロセッサ1221は、DMAパラメータメモリ120
5への設定、およびDMA転送要求のデータ転送要求受
信部1202への予約と共に、ローカルバスを用いてメ
インメモリバンクレジスタ1211にセルフリフレッシ
ュON設定、且つDRAM使用領域が全領域を表す3ビ
ット、“011”を設定する。
半分の領域に変更したい場合について説明する。まず、
プロセッサ1221は、DMAパラメータメモリ120
5への設定、およびDMA転送要求のデータ転送要求受
信部1202への予約と共に、ローカルバスを用いてメ
インメモリバンクレジスタ1211にセルフリフレッシ
ュON設定、且つDRAM使用領域が全領域を表す3ビ
ット、“011”を設定する。
【0186】この後本システムが起動されると、プロセ
ッサ1221は起動信号受信部1206へ起動命令を発
行する。起動命令を受信した起動信号受信部1206
は、メモリーインターフェース部1203および、クロ
ック制御部1207に動作イネーブルを発行する。クロ
ック制御部1207には、動作イネーブルと予約フラグ
とが入力されており、これらが共に有効である場合に、
クロックイネーブルを有効にする。また、前記クロック
イネーブルは、クロック供給・停止部1209,121
0に入力されており、クロックイネーブルが有効な期間
のみ、メモリーインターフェース部1203、データ入
出力部1204、DMAパラメータメモリ1205へク
ロックが供給される。
ッサ1221は起動信号受信部1206へ起動命令を発
行する。起動命令を受信した起動信号受信部1206
は、メモリーインターフェース部1203および、クロ
ック制御部1207に動作イネーブルを発行する。クロ
ック制御部1207には、動作イネーブルと予約フラグ
とが入力されており、これらが共に有効である場合に、
クロックイネーブルを有効にする。また、前記クロック
イネーブルは、クロック供給・停止部1209,121
0に入力されており、クロックイネーブルが有効な期間
のみ、メモリーインターフェース部1203、データ入
出力部1204、DMAパラメータメモリ1205へク
ロックが供給される。
【0187】また、メインメモリクロック供給・停止部
1212には、クロック制御部1207からクロックイ
ネーブルが、メインメモリバンクレジスタ1211から
バンク選択信号bank0=1、bank1=1,ba
nk2=1,bank3=1が入力されており、選択さ
れたバンク(ここでは、DRAM0〜DRAM3の全領
域)に対して、クロックイネーブルが有効な期間のみク
ロックclkdram0,clkdram1,clkd
ram2,clkdram3が供給される。
1212には、クロック制御部1207からクロックイ
ネーブルが、メインメモリバンクレジスタ1211から
バンク選択信号bank0=1、bank1=1,ba
nk2=1,bank3=1が入力されており、選択さ
れたバンク(ここでは、DRAM0〜DRAM3の全領
域)に対して、クロックイネーブルが有効な期間のみク
ロックclkdram0,clkdram1,clkd
ram2,clkdram3が供給される。
【0188】さらに、メモリーインターフェース部12
03では、メインメモリバンクレジスタ1211から入
力される各制御信号selfon,bank0〜ban
k3により、各DRAMバンクに対する制御を行う。
今、selfon信号が“1”,bank信号が、全バ
ンク有効であるため、全バンク通常動作モードとなり、
アクセスと共に、必要に応じてオートリフレッシュが行
われる。オートリフレッシュとは、外部から定期的に、
DRAMに対して実行するリフレッシュコマンドのこと
である。
03では、メインメモリバンクレジスタ1211から入
力される各制御信号selfon,bank0〜ban
k3により、各DRAMバンクに対する制御を行う。
今、selfon信号が“1”,bank信号が、全バ
ンク有効であるため、全バンク通常動作モードとなり、
アクセスと共に、必要に応じてオートリフレッシュが行
われる。オートリフレッシュとは、外部から定期的に、
DRAMに対して実行するリフレッシュコマンドのこと
である。
【0189】また、選択された各バンクに対する制御信
号は、メモリーインターフェース部1203にて、アド
レスの上位2ビットにより供給がコントロールされる。
この状態で図2に示すようなデータ転送要求受信部に設
定された3つの予約が優先レベル順に実行されたとす
る。おのおののDMA転送において、データをメインメ
モリ1220へ書き込み終了、またはデータを各ローカ
ルメモリ1223へ書き込み終了すると、データ入出力
部1204はメモリーインターフェース部1203にそ
の旨を知らせる。メモリーインターフェース部1203
は、転送終了信号をクロック制御部1207へと出力
し、予約フラグは、データ転送要求受信部1202に予
約がなくなると“0”となる。クロック制御部1207
は、メモリーインターフェース部1203から転送終了
信号を受け、データ転送要求受信部1202からの予約
フラグが“0”になったタイミングで、クロックイネー
ブルを“0”とし、クロック供給・停止部1209,1
210に対して出力する。このクロックイネーブルを受
信したクロック供給・停止部1209,1210は、メ
モリーインターフェース部1203、データ入出力部1
204、DMAパラメータメモリ1205へのクロック
供給を停止する。さらに、メインメモリクロック供給・
停止部1212も、クロック制御部1207からの前記
クロックイネーブルを受けて、DRAM0〜DRAM3
に対するクロック供給を停止する。
号は、メモリーインターフェース部1203にて、アド
レスの上位2ビットにより供給がコントロールされる。
この状態で図2に示すようなデータ転送要求受信部に設
定された3つの予約が優先レベル順に実行されたとす
る。おのおののDMA転送において、データをメインメ
モリ1220へ書き込み終了、またはデータを各ローカ
ルメモリ1223へ書き込み終了すると、データ入出力
部1204はメモリーインターフェース部1203にそ
の旨を知らせる。メモリーインターフェース部1203
は、転送終了信号をクロック制御部1207へと出力
し、予約フラグは、データ転送要求受信部1202に予
約がなくなると“0”となる。クロック制御部1207
は、メモリーインターフェース部1203から転送終了
信号を受け、データ転送要求受信部1202からの予約
フラグが“0”になったタイミングで、クロックイネー
ブルを“0”とし、クロック供給・停止部1209,1
210に対して出力する。このクロックイネーブルを受
信したクロック供給・停止部1209,1210は、メ
モリーインターフェース部1203、データ入出力部1
204、DMAパラメータメモリ1205へのクロック
供給を停止する。さらに、メインメモリクロック供給・
停止部1212も、クロック制御部1207からの前記
クロックイネーブルを受けて、DRAM0〜DRAM3
に対するクロック供給を停止する。
【0190】このときプロセッサ1221が、この後し
ばらくメインメモリ1220内の半分の領域しか使用し
ないと判断した場合、プロセッサ1221は、ローカル
バスを通じて、メインメモリバンクレジスタ1211
に、セルフリフレッシュON設定、及びDRAM使用領
域2バンク(ここではDRAM0,DRAM1)を表す
3ビット、“001”を設定する。
ばらくメインメモリ1220内の半分の領域しか使用し
ないと判断した場合、プロセッサ1221は、ローカル
バスを通じて、メインメモリバンクレジスタ1211
に、セルフリフレッシュON設定、及びDRAM使用領
域2バンク(ここではDRAM0,DRAM1)を表す
3ビット、“001”を設定する。
【0191】そして、本システムが起動されると、プロ
セッサ1221は起動信号受信部1206へ起動命令を
発行する。起動命令を受信した起動信号受信部1206
は、メモリーインターフェース部1203および、クロ
ック制御部1207に動作イネーブルを発行する。クロ
ック制御部1207には、動作イネーブルと予約フラグ
とが入力されており、これらが共に有効である場合に、
クロックイネーブルを有効とする。クロックイネーブル
は、クロック供給・停止部1209,1210に入力さ
れており、クロックイネーブルが有効な期間のみ、メモ
リーインターフェース部1203、データ入出力部12
04、DMAパラメータメモリ1205へクロックが供
給される。
セッサ1221は起動信号受信部1206へ起動命令を
発行する。起動命令を受信した起動信号受信部1206
は、メモリーインターフェース部1203および、クロ
ック制御部1207に動作イネーブルを発行する。クロ
ック制御部1207には、動作イネーブルと予約フラグ
とが入力されており、これらが共に有効である場合に、
クロックイネーブルを有効とする。クロックイネーブル
は、クロック供給・停止部1209,1210に入力さ
れており、クロックイネーブルが有効な期間のみ、メモ
リーインターフェース部1203、データ入出力部12
04、DMAパラメータメモリ1205へクロックが供
給される。
【0192】また、メインメモリクロック供給・停止部
1212には、クロック制御部1207からクロックイ
ネーブルが、メインメモリバンクレジスタ1211から
バンク選択信号bank0=1、bank1=1,ba
nk2=0,bank3=0が入力されており、選択さ
れたバンク(ここでは、DRAM0、DRAM1)に対
して、クロックイネーブルが有効な期間のみクロックc
lkdram0,clkdram1が供給される。
1212には、クロック制御部1207からクロックイ
ネーブルが、メインメモリバンクレジスタ1211から
バンク選択信号bank0=1、bank1=1,ba
nk2=0,bank3=0が入力されており、選択さ
れたバンク(ここでは、DRAM0、DRAM1)に対
して、クロックイネーブルが有効な期間のみクロックc
lkdram0,clkdram1が供給される。
【0193】さらに、メモリーインターフェース部12
03では、メインメモリバンクレジスタ1211から入
力される各制御信号selfon,bank0〜ban
k3により、各DRAMバンクに対する制御を行う。
今、selfon信号が“1”,bank信号は、ba
nk0,bank1が有効であるため、bank信号に
より選択されたDRAM0、DRAM1以外のDRAM
2、DRAM3は、アクセスは行われず、セルフリフレ
ッシュ状態となる。セルフリフレッシュ状態とは、ここ
では、セルフリフレッシュ制御信号を”L”とし、クロ
ック供給を停止することを意味している。
03では、メインメモリバンクレジスタ1211から入
力される各制御信号selfon,bank0〜ban
k3により、各DRAMバンクに対する制御を行う。
今、selfon信号が“1”,bank信号は、ba
nk0,bank1が有効であるため、bank信号に
より選択されたDRAM0、DRAM1以外のDRAM
2、DRAM3は、アクセスは行われず、セルフリフレ
ッシュ状態となる。セルフリフレッシュ状態とは、ここ
では、セルフリフレッシュ制御信号を”L”とし、クロ
ック供給を停止することを意味している。
【0194】また、選択された各バンク(DRAM0,
DRAM1)に対する制御信号も、メモリーインターフ
ェース部1203にて、アドレスの上位2ビットにより
供給がコントロールされる。リフレッシュは、アクセス
の合間に行われるオートリフレッシュにより実行され
る。
DRAM1)に対する制御信号も、メモリーインターフ
ェース部1203にて、アドレスの上位2ビットにより
供給がコントロールされる。リフレッシュは、アクセス
の合間に行われるオートリフレッシュにより実行され
る。
【0195】この状態で図2に示すようなデータ転送要
求受信部に設定された3つの予約が優先レベル順に実行
されたとする。おのおののDMA転送において、データ
をメインメモリ1220へ書き込み終了、またはデータ
を各ローカルメモリへ書き込み終了すると、データ入出
力部1204は、メモリーインターフェース部1203
にその旨を知らせる。メモリーインターフェース部は、
転送終了信号をクロック制御部1207へと出力し、予
約フラグは、データ転送要求受信部1202に予約がな
くなると“0”となる。クロック制御部1207は、メ
モリーインターフェース部1203から転送終了信号を
受け、データ転送要求受信部1202からの予約フラグ
が“0”になったタイミングで、クロックイネーブルを
“0”とし、クロック供給・停止部1209,1210
に対して出力する。このクロックイネーブル信号を受信
したクロック供給・停止部1209,1210は、メモ
リーインターフェース部1203、データ入出力部12
04、DMAパラメータメモリ1205へのクロック供
給を停止する。さらに、メインメモリクロック供給・停
止部1212も、クロック制御部1207からの前記ク
ロックイネーブルを受けて、DRAM0、DRAM1に
対するクロック供給を停止する。これ以降、再び、全領
域使用したい場合は、メインメモリバンクレジスタ12
11の設定を変更することで、DRAM2、DRAM3
がセルフリフレッシュモードを抜け、全領域通常アクセ
スモードとなる。
求受信部に設定された3つの予約が優先レベル順に実行
されたとする。おのおののDMA転送において、データ
をメインメモリ1220へ書き込み終了、またはデータ
を各ローカルメモリへ書き込み終了すると、データ入出
力部1204は、メモリーインターフェース部1203
にその旨を知らせる。メモリーインターフェース部は、
転送終了信号をクロック制御部1207へと出力し、予
約フラグは、データ転送要求受信部1202に予約がな
くなると“0”となる。クロック制御部1207は、メ
モリーインターフェース部1203から転送終了信号を
受け、データ転送要求受信部1202からの予約フラグ
が“0”になったタイミングで、クロックイネーブルを
“0”とし、クロック供給・停止部1209,1210
に対して出力する。このクロックイネーブル信号を受信
したクロック供給・停止部1209,1210は、メモ
リーインターフェース部1203、データ入出力部12
04、DMAパラメータメモリ1205へのクロック供
給を停止する。さらに、メインメモリクロック供給・停
止部1212も、クロック制御部1207からの前記ク
ロックイネーブルを受けて、DRAM0、DRAM1に
対するクロック供給を停止する。これ以降、再び、全領
域使用したい場合は、メインメモリバンクレジスタ12
11の設定を変更することで、DRAM2、DRAM3
がセルフリフレッシュモードを抜け、全領域通常アクセ
スモードとなる。
【0196】ここで、単一のDRAMと複数バンクに分
割したDRAMとの消費電力の違いについて、具体的な
例を用いて説明する。例えば、画像圧縮・伸張の国際標
準規格であるMPEG−4を処理するような画像処理装
置において、その画像処理に使用するメモリについて考
える。前記画像処理に使用するメモリの領域は、処理す
る画像の種類により異なる場合があり、表3は、その処
理する画像の種類とその場合に必要となるメモリ容量と
の関係を示すものである。
割したDRAMとの消費電力の違いについて、具体的な
例を用いて説明する。例えば、画像圧縮・伸張の国際標
準規格であるMPEG−4を処理するような画像処理装
置において、その画像処理に使用するメモリについて考
える。前記画像処理に使用するメモリの領域は、処理す
る画像の種類により異なる場合があり、表3は、その処
理する画像の種類とその場合に必要となるメモリ容量と
の関係を示すものである。
【0197】
【表3】 表3において、メモリの最大使用容量は16Mbitと
なっていおり、この時、LSI内部に混載できるDRA
Mの消費電力を見積もると、図21に示すようになる。
図21は、16Mbitのメモリ領域を単一、2分割、
4分割、8分割した際の消費電力を比較したグラフであ
る。図21より、16Mbitのメモリ領域を、単一の
DRAMとして使用するより、複数バンクに分割して用
いたほうが消費電力が下がる場合があることが分かる。
なっていおり、この時、LSI内部に混載できるDRA
Mの消費電力を見積もると、図21に示すようになる。
図21は、16Mbitのメモリ領域を単一、2分割、
4分割、8分割した際の消費電力を比較したグラフであ
る。図21より、16Mbitのメモリ領域を、単一の
DRAMとして使用するより、複数バンクに分割して用
いたほうが消費電力が下がる場合があることが分かる。
【0198】図21の結果をふまえて、16Mbitの
領域を4Mbit単位で4分割し、個別のDRAMを使
用してメモリを構成し、処理の種類によって、使用する
DRAMの領域を選択できるようにしたとする。
領域を4Mbit単位で4分割し、個別のDRAMを使
用してメモリを構成し、処理の種類によって、使用する
DRAMの領域を選択できるようにしたとする。
【0199】例えば、CIFサイズのコーデックを実行
する場合は、表3に示されるように16Mbit全領域
を使用する必要があるが、その後、画像サイズが変更に
なり、QCIFサイズのコーデックを実行する場合は、
その使用領域は8Mbitでよくなるので、分割した4
つのDRAMうち2つのDRAMバンクのみを使用する
よう設定する。このようにすることで、使用しないメモ
リ領域に対しては、クロックおよび制御信号を供給せ
ず、さらにアクセスも行わないようにできる。図22
は、16Mbitのメモリ領域を4分割した際に、その
各分割したメモリ領域のみを使用した場合と全領域を使
用した場合との消費電力を比較したグラフである。図2
2より、メモリの全領域を使用するときより、使用しな
いメモリ領域に対しては、クロックおよび制御信号を供
給しないときの方が、消費電力を削減することができる
ことがわかる。
する場合は、表3に示されるように16Mbit全領域
を使用する必要があるが、その後、画像サイズが変更に
なり、QCIFサイズのコーデックを実行する場合は、
その使用領域は8Mbitでよくなるので、分割した4
つのDRAMうち2つのDRAMバンクのみを使用する
よう設定する。このようにすることで、使用しないメモ
リ領域に対しては、クロックおよび制御信号を供給せ
ず、さらにアクセスも行わないようにできる。図22
は、16Mbitのメモリ領域を4分割した際に、その
各分割したメモリ領域のみを使用した場合と全領域を使
用した場合との消費電力を比較したグラフである。図2
2より、メモリの全領域を使用するときより、使用しな
いメモリ領域に対しては、クロックおよび制御信号を供
給しないときの方が、消費電力を削減することができる
ことがわかる。
【0200】以上のような制御を施して、MPEG−4
のシンプルプロファイルレベル1(Simple@L
1)を実行する場合、単一のDRAMで構成したメモリ
を使用した場合の見積もり値と、複数DRAMで構成し
たメモリを使用した場合の測定値とを比較すると、複数
DRAMで構成したメモリは、図23に示すように、消
費電力が約36%削減することができることがわかっ
た。なお、以上に説明した本実施の形態12のDMA転
送処理は、実施の形態2のように前記DMA転送要求発
行元が複数である場合にも、適応可能である。
のシンプルプロファイルレベル1(Simple@L
1)を実行する場合、単一のDRAMで構成したメモリ
を使用した場合の見積もり値と、複数DRAMで構成し
たメモリを使用した場合の測定値とを比較すると、複数
DRAMで構成したメモリは、図23に示すように、消
費電力が約36%削減することができることがわかっ
た。なお、以上に説明した本実施の形態12のDMA転
送処理は、実施の形態2のように前記DMA転送要求発
行元が複数である場合にも、適応可能である。
【0201】このように、本実施の形態12では、DR
AMにおいても、連続アドレス領域であるメインメモリ
を物理的に分割し、必要なバンクにのみクロックを別々
に供給できるように制御することにより、効率よく電力
を制御できるため、より低消費電力を実現するシステム
が得られる。また、アプリケーションにより、搭載した
DRAMの半分しか使用しない場合は、あらかじめ、半
分の領域をOFF状態とすることで、更なる低消費電力
を実現するシステムが得られる。また、一連のアプリケ
ーション動作中にも、リアルタイムに使用領域が変化す
る場合は、使用しないバンクに対してセルフリフレッシ
ュモードを実行するようにしておくことで、再び全領域
を有効にした際も、データが消えることなく活用でき
る。
AMにおいても、連続アドレス領域であるメインメモリ
を物理的に分割し、必要なバンクにのみクロックを別々
に供給できるように制御することにより、効率よく電力
を制御できるため、より低消費電力を実現するシステム
が得られる。また、アプリケーションにより、搭載した
DRAMの半分しか使用しない場合は、あらかじめ、半
分の領域をOFF状態とすることで、更なる低消費電力
を実現するシステムが得られる。また、一連のアプリケ
ーション動作中にも、リアルタイムに使用領域が変化す
る場合は、使用しないバンクに対してセルフリフレッシ
ュモードを実行するようにしておくことで、再び全領域
を有効にした際も、データが消えることなく活用でき
る。
【0202】さらには、クロックの入力もなく、また、
オートリフレッシュのための制御信号の入力もないた
め、最適な低消費電力でデータを保持し活用することが
できる。なお、本実施の形態12において、メインメモ
リの分割は4であったが、任意の数であっても同様であ
る。
オートリフレッシュのための制御信号の入力もないた
め、最適な低消費電力でデータを保持し活用することが
できる。なお、本実施の形態12において、メインメモ
リの分割は4であったが、任意の数であっても同様であ
る。
【0203】(実施の形態13)以下、実施の形態13
におけるDMAコントローラについて説明する。図24
は、本実施の形態13におけるDMAコントローラ(デ
ータ転送制御部)を有するシステム構成図である。図2
4において、本システムは、DMAコントローラである
データ転送制御部1601と、プロセッサ1621と、
メインメモリ1620と、ローカルメモリ1622と、
DMAバスと、ローカルバスとからなるものである。
におけるDMAコントローラについて説明する。図24
は、本実施の形態13におけるDMAコントローラ(デ
ータ転送制御部)を有するシステム構成図である。図2
4において、本システムは、DMAコントローラである
データ転送制御部1601と、プロセッサ1621と、
メインメモリ1620と、ローカルメモリ1622と、
DMAバスと、ローカルバスとからなるものである。
【0204】メインメモリ1620は各種データを格納
するものであって、SRAMで構成されている。また、
このSRAMは、リニアなアドレス領域を4バンクに分
割されており、それぞれに独立したクロックが入力され
ている。プロセッサ1621は、DMAコントローラ
(データ転送制御部)1601をはじめ、システム全体
をコントロールするものであり、また該データ転送制御
部1601に対してDMA転送要求を発行するものであ
る。
するものであって、SRAMで構成されている。また、
このSRAMは、リニアなアドレス領域を4バンクに分
割されており、それぞれに独立したクロックが入力され
ている。プロセッサ1621は、DMAコントローラ
(データ転送制御部)1601をはじめ、システム全体
をコントロールするものであり、また該データ転送制御
部1601に対してDMA転送要求を発行するものであ
る。
【0205】ローカルメモリ1622は、プロセッサ1
621のローカルバスに接続されたローカルメモリ群で
ある。また、前記データ転送制御部(DMAコントロー
ラ)1601は、メモリーインタフェース部1603
と、データ入出力部1604と、クロック制御部160
7と、アドレス判定部1608とを備える。
621のローカルバスに接続されたローカルメモリ群で
ある。また、前記データ転送制御部(DMAコントロー
ラ)1601は、メモリーインタフェース部1603
と、データ入出力部1604と、クロック制御部160
7と、アドレス判定部1608とを備える。
【0206】メモリーインタフェース部1603は、プ
ロセッサ1621からの指示を受け、メインメモリ16
20の制御を行うものであり、アドレス判定部1608
は、プロセッサ1621から設定される開始アドレス、
終了アドレス(または転送個数)によって、アクセスさ
れるアドレス領域を判別し、クロック供給・停止を行う
クロック制御部1607に制御信号を出力するものであ
る。また、データ入出力部1604及びメインメモリ1
620は、前記クロック制御部1607が出力するクロ
ックにより動作するようになっている。このクロック制
御部1607は、例えばANDゲートのようなもので構
成される。
ロセッサ1621からの指示を受け、メインメモリ16
20の制御を行うものであり、アドレス判定部1608
は、プロセッサ1621から設定される開始アドレス、
終了アドレス(または転送個数)によって、アクセスさ
れるアドレス領域を判別し、クロック供給・停止を行う
クロック制御部1607に制御信号を出力するものであ
る。また、データ入出力部1604及びメインメモリ1
620は、前記クロック制御部1607が出力するクロ
ックにより動作するようになっている。このクロック制
御部1607は、例えばANDゲートのようなもので構
成される。
【0207】次に、図24を用いて、本実施の形態13
のシステムにおける、DMAコントローラ(データ転送
制御部)1601の動作を説明する。プロセッサ162
1は、ローカルバスを用いて、DMA転送の開始アドレ
スおよび終了アドレスを、データ転送制御部1601に
設定する。このプロセッサ1621により設定されたア
ドレス情報は、データ転送制御部1601内のアドレス
判定部1608を介してメモリーインターフェース部1
603へと伝えられ、メインメモリ1620とのアクセ
スの際のアドレスとして用いられる。
のシステムにおける、DMAコントローラ(データ転送
制御部)1601の動作を説明する。プロセッサ162
1は、ローカルバスを用いて、DMA転送の開始アドレ
スおよび終了アドレスを、データ転送制御部1601に
設定する。このプロセッサ1621により設定されたア
ドレス情報は、データ転送制御部1601内のアドレス
判定部1608を介してメモリーインターフェース部1
603へと伝えられ、メインメモリ1620とのアクセ
スの際のアドレスとして用いられる。
【0208】今、プロセッサ1621が新たなDMA転
送命令を発行するとする。プロセッサ1621は、発行
しようとするDMA転送の開始アドレスと終了アドレス
とを、データ転送制御部1601内のアドレス判定部1
608へ設定する。アドレス判定部1608は、この設
定されたアドレスから、メインメモリ1620内のアク
セスされるバンクを判定し、プロセッサ1621からD
MA転送要求が発行されると、該アクセスバンクに対応
するbank0〜bank3信号を有効として、アクセ
スバンクを示す。ここで、メインメモリ1620は、全
部で1MByte領域であり、1つのSRAMが256
KByteの容量であるとする。なおアドレスは、4つ
のSRAMを用いて、1MByte領域を連続につない
である。
送命令を発行するとする。プロセッサ1621は、発行
しようとするDMA転送の開始アドレスと終了アドレス
とを、データ転送制御部1601内のアドレス判定部1
608へ設定する。アドレス判定部1608は、この設
定されたアドレスから、メインメモリ1620内のアク
セスされるバンクを判定し、プロセッサ1621からD
MA転送要求が発行されると、該アクセスバンクに対応
するbank0〜bank3信号を有効として、アクセ
スバンクを示す。ここで、メインメモリ1620は、全
部で1MByte領域であり、1つのSRAMが256
KByteの容量であるとする。なおアドレスは、4つ
のSRAMを用いて、1MByte領域を連続につない
である。
【0209】いま、プロセッサ1621が、開始アドレ
ス200KByte目、終了アドレス300KByte
目を設定したとする。この後、プロセッサ1621がD
MA転送要求を発行すると、アドレス判定部1608
は、動作イネーブルactenを有効とし、かつ、開始
アドレスである200KByte目が存在するbank
0と、終了アドレスである300KByte目が存在す
るbank1を有効とする。このとき、bank2、b
ank3は無効のままである。
ス200KByte目、終了アドレス300KByte
目を設定したとする。この後、プロセッサ1621がD
MA転送要求を発行すると、アドレス判定部1608
は、動作イネーブルactenを有効とし、かつ、開始
アドレスである200KByte目が存在するbank
0と、終了アドレスである300KByte目が存在す
るbank1を有効とする。このとき、bank2、b
ank3は無効のままである。
【0210】上述したような制御信号を受信したクロッ
ク制御部1607は、bank0、bank1に対応す
るクロックをメインメモリ1620内の対応するSRA
Mに供給し、bank2、bank3に対応するクロッ
クは停止させる。
ク制御部1607は、bank0、bank1に対応す
るクロックをメインメモリ1620内の対応するSRA
Mに供給し、bank2、bank3に対応するクロッ
クは停止させる。
【0211】このように、本実施の形態13によれば、
メインメモリを物理的に分割し、DMA転送要求が発行
された後のDMA転送期間と、アクセスするアドレスに
より、分割された領域ごと(メモリ単位)でクロックの
供給・停止制御を行うようにしたので、必要な時間、必
要な領域のみ、回路を動作させることができる。この結
果、回路の消費電力を効率よく制御でき、より低消費電
力を実現するシステムが得られる。
メインメモリを物理的に分割し、DMA転送要求が発行
された後のDMA転送期間と、アクセスするアドレスに
より、分割された領域ごと(メモリ単位)でクロックの
供給・停止制御を行うようにしたので、必要な時間、必
要な領域のみ、回路を動作させることができる。この結
果、回路の消費電力を効率よく制御でき、より低消費電
力を実現するシステムが得られる。
【0212】また、アドレス判別部1608において、
プロセッサ1621から設定される開始アドレス、終了
アドレス(または転送個数)からアクセスされるアドレ
ス領域を判別するのではなく、メモリーインターフェー
ス部1603に備わったアドレス生成器と連動して、リ
アルタイムにアクセス領域を判別するようにすれば、ク
ロックを供給する時間と領域とをより細かく制御でき
る。これにより、リアルタイムにクロックの停止制御を
実現できるため、さらに低消費電力を実現するシステム
が得られる。なお、本実施の形態では、メインメモリ1
620にSRAMを用いたが、DRAMでも同様にして
クロック制御を実現できる。
プロセッサ1621から設定される開始アドレス、終了
アドレス(または転送個数)からアクセスされるアドレ
ス領域を判別するのではなく、メモリーインターフェー
ス部1603に備わったアドレス生成器と連動して、リ
アルタイムにアクセス領域を判別するようにすれば、ク
ロックを供給する時間と領域とをより細かく制御でき
る。これにより、リアルタイムにクロックの停止制御を
実現できるため、さらに低消費電力を実現するシステム
が得られる。なお、本実施の形態では、メインメモリ1
620にSRAMを用いたが、DRAMでも同様にして
クロック制御を実現できる。
【0213】(実施の形態14)以下、実施の形態14
におけるDMAコントローラについて説明する。図25
は、本実施の形態14におけるDMAコントローラ(デ
ータ転送制御部)を有するシステム構成図である。図2
5において、本システムは、DMAコントローラである
データ転送制御部1701と、プロセッサ1721と、
メインメモリ1720と、ローカルメモリ1722と、
DMAバスと、ローカルバスとからなるものである。
におけるDMAコントローラについて説明する。図25
は、本実施の形態14におけるDMAコントローラ(デ
ータ転送制御部)を有するシステム構成図である。図2
5において、本システムは、DMAコントローラである
データ転送制御部1701と、プロセッサ1721と、
メインメモリ1720と、ローカルメモリ1722と、
DMAバスと、ローカルバスとからなるものである。
【0214】メインメモリ1720は各種データを格納
するものであって、DRAMで構成されている。また、
このDRAMは、リニアなアドレス領域を4バンクに分
割されており、それぞれに独立したクロックが入力され
ている。プロセッサ1721は、DMAコントローラ
(データ転送制御部)1701をはじめシステム全体を
コントロールするものであり、また該データ転送制御部
1701に対してDMA転送要求を発行するものであ
る。ローカルメモリ1722は、ローカルバスによって
プロセッサ1721に接続されたローカルメモリ群であ
る。
するものであって、DRAMで構成されている。また、
このDRAMは、リニアなアドレス領域を4バンクに分
割されており、それぞれに独立したクロックが入力され
ている。プロセッサ1721は、DMAコントローラ
(データ転送制御部)1701をはじめシステム全体を
コントロールするものであり、また該データ転送制御部
1701に対してDMA転送要求を発行するものであ
る。ローカルメモリ1722は、ローカルバスによって
プロセッサ1721に接続されたローカルメモリ群であ
る。
【0215】また、前記データ転送制御部(DMAコン
トローラ)1701は、メモリーインタフェース部17
03と、データ入出力部1704と、クロック制御部1
707と、メインメモリバンクレジスタ1708とを備
える。メモリーインタフェース部1703は、プロセッ
サ1721からの指示を受け、メインメモリ1720の
制御を行うものであり、メインメモリバンクレジスタ1
708は、プロセッサ1721がローカルバスを介し
て、使用メモリ領域を設定するものである。また、デー
タ入出力部1704及びメインメモリ1720は、クロ
ック制御部1707が出力するクロックにより動作する
ようになっている。このクロック制御部1707は、例
えばANDゲートのようなもので構成される。
トローラ)1701は、メモリーインタフェース部17
03と、データ入出力部1704と、クロック制御部1
707と、メインメモリバンクレジスタ1708とを備
える。メモリーインタフェース部1703は、プロセッ
サ1721からの指示を受け、メインメモリ1720の
制御を行うものであり、メインメモリバンクレジスタ1
708は、プロセッサ1721がローカルバスを介し
て、使用メモリ領域を設定するものである。また、デー
タ入出力部1704及びメインメモリ1720は、クロ
ック制御部1707が出力するクロックにより動作する
ようになっている。このクロック制御部1707は、例
えばANDゲートのようなもので構成される。
【0216】次に、図25を用いて、本実施の形態14
のシステムにおける、DMAコントローラ(データ転送
制御部)1701の動作を説明する。ここでのメインメ
モリ1720は、全部で1MByte領域であり、1つ
のDRAMが256KByteの容量であるとする。な
おアドレスは、4つのDRAMを用いて、1MByte
領域を連続につないである。
のシステムにおける、DMAコントローラ(データ転送
制御部)1701の動作を説明する。ここでのメインメ
モリ1720は、全部で1MByte領域であり、1つ
のDRAMが256KByteの容量であるとする。な
おアドレスは、4つのDRAMを用いて、1MByte
領域を連続につないである。
【0217】今、メインメモリ1720の使用したい領
域を全領域とすと、プロセッサ1721は、ローカルバ
スを介して、データ転送制御部1701内の、メインメ
モリバンクレジスタ1708に全領域を有効とする設定
を行う。さらに、ここではメインメモリバンクレジスタ
1708に”111”が書き込まれたとする。
域を全領域とすと、プロセッサ1721は、ローカルバ
スを介して、データ転送制御部1701内の、メインメ
モリバンクレジスタ1708に全領域を有効とする設定
を行う。さらに、ここではメインメモリバンクレジスタ
1708に”111”が書き込まれたとする。
【0218】また、プロセッサ1721は、ローカルバ
スを用いて、DMA転送の開始アドレスおよび転送個数
などを、データ転送制御部1701内のメモリーインタ
ーフェース部1703に設定する。この情報を元に、メ
モリーインターフェース部1703では、メインメモリ
1720とのアクセスの際のアドレスが生成される。
スを用いて、DMA転送の開始アドレスおよび転送個数
などを、データ転送制御部1701内のメモリーインタ
ーフェース部1703に設定する。この情報を元に、メ
モリーインターフェース部1703では、メインメモリ
1720とのアクセスの際のアドレスが生成される。
【0219】次に、DMA転送を実行するために、プロ
セッサ1721は、DMA転送要求を発行する。DMA
転送要求を受け付けたデータ転送制御部1701内の、
メインメモリバンクレジスタ1708は、動作イネーブ
ルactenを有効とすると共に、bank0〜ban
k3の信号を有効とする。これにより、すべての回路お
よびメモリに対してクロックが供給され、すべてのメモ
リに対して、アクセスおよびリフレッシュ動作が許可さ
れる。またアクセスが終了すると、すべてのクロック供
給は停止される。この状態で必要な処理を実行するため
の一連のDMA転送を終了すると、プロセッサ1721
は、次の処理において必要なDRAM領域を、メインメ
モリバンクレジスタ1708に再設定する。
セッサ1721は、DMA転送要求を発行する。DMA
転送要求を受け付けたデータ転送制御部1701内の、
メインメモリバンクレジスタ1708は、動作イネーブ
ルactenを有効とすると共に、bank0〜ban
k3の信号を有効とする。これにより、すべての回路お
よびメモリに対してクロックが供給され、すべてのメモ
リに対して、アクセスおよびリフレッシュ動作が許可さ
れる。またアクセスが終了すると、すべてのクロック供
給は停止される。この状態で必要な処理を実行するため
の一連のDMA転送を終了すると、プロセッサ1721
は、次の処理において必要なDRAM領域を、メインメ
モリバンクレジスタ1708に再設定する。
【0220】ここで、次の処理が、メインメモリ172
0の半分の領域(DRAM0,DRAM1)しか使用し
ない処理であったとする。このとき、残りの半分の領域
(DRAM2,DRAM3)のデータを残しておく必要
がある場合はDRAM2,DRAM3をセルフリフレッ
シュモードに、また消去してもよい場合はDRAM2,
RAM3をOFF状態とする。たとえば、この設定項目
は、セルフリフレッシュが“101”、OFF状態が
“001”等とすればよい。
0の半分の領域(DRAM0,DRAM1)しか使用し
ない処理であったとする。このとき、残りの半分の領域
(DRAM2,DRAM3)のデータを残しておく必要
がある場合はDRAM2,DRAM3をセルフリフレッ
シュモードに、また消去してもよい場合はDRAM2,
RAM3をOFF状態とする。たとえば、この設定項目
は、セルフリフレッシュが“101”、OFF状態が
“001”等とすればよい。
【0221】今、プロセッサ1721によって、メイン
メモリバンクレジスタ1708に、OFF状態“00
1”が設定されたとする。
メモリバンクレジスタ1708に、OFF状態“00
1”が設定されたとする。
【0222】プロセッサ1721は、再び、ローカルバ
スを通じて、メモリーインターフェース部1703にア
ドレスおよび転送個数などを設定した後、DMA転送要
求を発行すると、メインメモリバンクレジスタ1708
は、bank0、bank1を有効とし、bank2、
bank3は、無効のままとする。これを受けて、クロ
ック制御部1707は、bank0及びbank1にの
みクロックを供給する。さらに、メモリーインターフェ
ース部1703では、bank0及びbank1にのみ
制御信号を供給して、リフレッシュ動作を実行しban
k2、bank3には一切のアクセス制御を行わない。
つまり、アクセスを行っている間は、クロック制御部1
707からクロックが供給されるが、アクセスが終了す
ると、クロック制御部1707からの、すべての回路及
びメモリに対するクロック供給は停止される。ただし、
選択されているDRAMに関しては、メモリーインター
フェース部1703により定期的にリフレッシュ動作が
行われ、データが消去されないようにする。
スを通じて、メモリーインターフェース部1703にア
ドレスおよび転送個数などを設定した後、DMA転送要
求を発行すると、メインメモリバンクレジスタ1708
は、bank0、bank1を有効とし、bank2、
bank3は、無効のままとする。これを受けて、クロ
ック制御部1707は、bank0及びbank1にの
みクロックを供給する。さらに、メモリーインターフェ
ース部1703では、bank0及びbank1にのみ
制御信号を供給して、リフレッシュ動作を実行しban
k2、bank3には一切のアクセス制御を行わない。
つまり、アクセスを行っている間は、クロック制御部1
707からクロックが供給されるが、アクセスが終了す
ると、クロック制御部1707からの、すべての回路及
びメモリに対するクロック供給は停止される。ただし、
選択されているDRAMに関しては、メモリーインター
フェース部1703により定期的にリフレッシュ動作が
行われ、データが消去されないようにする。
【0223】このように、本実施の形態14によれば、
物理的にメモリを分割し、処理モードにより、使用する
メモリ領域を選択することで、無駄な領域のメモリを動
作させることなく、低消費電力を実現し、かつ、様々な
処理モードに柔軟に対応できる処理システムを、容易に
実現することができる。また、動作領域をあらかじめ設
定することから、領域を判定する回路も必要なく、メイ
ンメモリがDRAMのような場合に、リフレッシュ制御
も容易に選択実行することができる。
物理的にメモリを分割し、処理モードにより、使用する
メモリ領域を選択することで、無駄な領域のメモリを動
作させることなく、低消費電力を実現し、かつ、様々な
処理モードに柔軟に対応できる処理システムを、容易に
実現することができる。また、動作領域をあらかじめ設
定することから、領域を判定する回路も必要なく、メイ
ンメモリがDRAMのような場合に、リフレッシュ制御
も容易に選択実行することができる。
【0224】(実施の形態15)以下、実施の形態15
におけるDMAコントローラについて説明する。図26
は、本実施の形態12におけるDMAコントローラ(デ
ータ転送制御部)を有するシステム構成図である。図2
6において、本システムは、DMAコントローラである
データ転送制御部1801と、プロセッサ1821と、
メインメモリ1820と、ローカルメモリ1882と、
電源スイッチ1823と、DMAバスと、ローカルバス
とからなるものである。なお、前記データ転送制御部1
801の構成は、実施の形態14と同様であるため、説
明を省略する。電源スイッチ1823は、リニアなアド
レス領域を4バンクに分割されたメインメモリ1820
の各DRAM0〜3に対応するものであり、各DRAM
0〜3に対する電源供給を制御するものである。
におけるDMAコントローラについて説明する。図26
は、本実施の形態12におけるDMAコントローラ(デ
ータ転送制御部)を有するシステム構成図である。図2
6において、本システムは、DMAコントローラである
データ転送制御部1801と、プロセッサ1821と、
メインメモリ1820と、ローカルメモリ1882と、
電源スイッチ1823と、DMAバスと、ローカルバス
とからなるものである。なお、前記データ転送制御部1
801の構成は、実施の形態14と同様であるため、説
明を省略する。電源スイッチ1823は、リニアなアド
レス領域を4バンクに分割されたメインメモリ1820
の各DRAM0〜3に対応するものであり、各DRAM
0〜3に対する電源供給を制御するものである。
【0225】次に、図26を用いて、本実施の形態15
のシステムにおける、DMAコントローラ(データ転送
制御部)1801の動作を説明する。バンクセレクト信
号bank0〜bank3は、電源スイッチ部1823
において、それぞれのDRAM0〜3に対応した電源ス
イッチに入力されており、bank0〜bank3が無
効な場合、例えばグランドに落とすなどして、DRAM
に電源は供給されないように制御する。したがって、上
述した実施の形態14のような制御を行った場合、本シ
ステムにおいては、非選択のメモリに対してはクロック
供給停止のみならず、電源供給も停止されることにな
る。
のシステムにおける、DMAコントローラ(データ転送
制御部)1801の動作を説明する。バンクセレクト信
号bank0〜bank3は、電源スイッチ部1823
において、それぞれのDRAM0〜3に対応した電源ス
イッチに入力されており、bank0〜bank3が無
効な場合、例えばグランドに落とすなどして、DRAM
に電源は供給されないように制御する。したがって、上
述した実施の形態14のような制御を行った場合、本シ
ステムにおいては、非選択のメモリに対してはクロック
供給停止のみならず、電源供給も停止されることにな
る。
【0226】このように、本実施の形態15によれば、
物理的にメモリを分割し、その分割した各メモリに対し
て電源スイッチを備えるようにすることで、使用してい
ないメインメモリのリーク電流(漏れ電流)を抑えるこ
とができ、更なる低消費電力化を実現することができ
る。
物理的にメモリを分割し、その分割した各メモリに対し
て電源スイッチを備えるようにすることで、使用してい
ないメインメモリのリーク電流(漏れ電流)を抑えるこ
とができ、更なる低消費電力化を実現することができ
る。
【0227】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
高性能DMAコントローラによれば、各種データを蓄積
する主記憶手段と、該主記憶手段の転送相手である複数
の子記憶手段とのデータ転送を制御するデータ転送制御
部である高性能DMAコントローラであって、該データ
転送制御部は、前記主記憶手段への制御信号を発生する
インターフェース部と、データの入出力を制御するデー
タ入出力部と、データ転送を実行するのに必要な各種パ
ラメータを格納するパラメータ保持手段と、データ転送
の要求を受け付けるデータ転送要求受信部と、データ転
送制御部の起動および停止命令を受信する起動命令受信
部と、を備え、前記データ転送要求受信部は、データ転
送要求発行元より自由に設定される、実行優先度情報及
び前記子記憶手段の種別情報からなる複数のデータ転送
要求の予約を受け付け、該実行優先度情報毎に前記子記
憶手段の種別情報を保持しておくものであって、前記デ
ータ転送制御部は、装置全体を制御するシステムコント
ローラ部から起動命令が発行されるまでは、前記データ
転送要求の予約のみを受け付け、前記システムコントロ
ーラ部から起動命令が発行されると、予約されたデータ
転送要求を、上記実行優先度が高いものの中で、データ
転送要求された時間の早いものから順番に前記子記憶手
段の種別情報を解読し、その解読結果に応じて、前記パ
ラメータ保持手段から、データ転送に必要なパラメータ
を逐次取りだし、データ転送を実行するようにしたの
で、データ転送を実行せずに、DMAパラメータの設定
及びDMA転送要求の予約のみを行うことができる。
高性能DMAコントローラによれば、各種データを蓄積
する主記憶手段と、該主記憶手段の転送相手である複数
の子記憶手段とのデータ転送を制御するデータ転送制御
部である高性能DMAコントローラであって、該データ
転送制御部は、前記主記憶手段への制御信号を発生する
インターフェース部と、データの入出力を制御するデー
タ入出力部と、データ転送を実行するのに必要な各種パ
ラメータを格納するパラメータ保持手段と、データ転送
の要求を受け付けるデータ転送要求受信部と、データ転
送制御部の起動および停止命令を受信する起動命令受信
部と、を備え、前記データ転送要求受信部は、データ転
送要求発行元より自由に設定される、実行優先度情報及
び前記子記憶手段の種別情報からなる複数のデータ転送
要求の予約を受け付け、該実行優先度情報毎に前記子記
憶手段の種別情報を保持しておくものであって、前記デ
ータ転送制御部は、装置全体を制御するシステムコント
ローラ部から起動命令が発行されるまでは、前記データ
転送要求の予約のみを受け付け、前記システムコントロ
ーラ部から起動命令が発行されると、予約されたデータ
転送要求を、上記実行優先度が高いものの中で、データ
転送要求された時間の早いものから順番に前記子記憶手
段の種別情報を解読し、その解読結果に応じて、前記パ
ラメータ保持手段から、データ転送に必要なパラメータ
を逐次取りだし、データ転送を実行するようにしたの
で、データ転送を実行せずに、DMAパラメータの設定
及びDMA転送要求の予約のみを行うことができる。
【0228】また、本発明の請求項2に記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項1に記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記データ転送要求元は、
システム全体を制御するシステムコントローラであるの
で、システムコントローラであるプロセッサ等のプログ
ラミングにおいて、初期設定処理部を独立して開発でき
るなどの自由度が向上する。これは、開発を容易にする
ことを示しており、開発期間の短縮に寄与する。
MAコントローラによれば、請求項1に記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記データ転送要求元は、
システム全体を制御するシステムコントローラであるの
で、システムコントローラであるプロセッサ等のプログ
ラミングにおいて、初期設定処理部を独立して開発でき
るなどの自由度が向上する。これは、開発を容易にする
ことを示しており、開発期間の短縮に寄与する。
【0229】また、本発明の請求項3に記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項1に記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記データ転送要求発行元
が複数である場合、前記データ転送制御部は、前記複数
のデータ転送要求発行元より自由に設定される、実行優
先度情報及び前記子記憶手段の種別情報を含むデータ転
送要求の予約を、前記データ転送要求発行元毎に受け付
ける予備予約手段を備え、前記予備予約手段は、あらか
じめ決められた前記転送要求発行元の優先度に従って、
前記データ転送要求発行元毎に受け付けたデータ転送要
求を、前記データ転送要求受信部へ転送するようにした
ので、複数のデータ転送要求発行元より同時にされたデ
ータ転送要求を制御することができる。また、複数の転
送要求元に対応可能なように回路を変更する際に、単一
の転送要求元にしか対応しない回路を再利用することが
できる。
MAコントローラによれば、請求項1に記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記データ転送要求発行元
が複数である場合、前記データ転送制御部は、前記複数
のデータ転送要求発行元より自由に設定される、実行優
先度情報及び前記子記憶手段の種別情報を含むデータ転
送要求の予約を、前記データ転送要求発行元毎に受け付
ける予備予約手段を備え、前記予備予約手段は、あらか
じめ決められた前記転送要求発行元の優先度に従って、
前記データ転送要求発行元毎に受け付けたデータ転送要
求を、前記データ転送要求受信部へ転送するようにした
ので、複数のデータ転送要求発行元より同時にされたデ
ータ転送要求を制御することができる。また、複数の転
送要求元に対応可能なように回路を変更する際に、単一
の転送要求元にしか対応しない回路を再利用することが
できる。
【0230】また、本発明の請求項4に記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項3に記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記複数のデータ転送要求
発行元のうちの一つが、システム全体を制御するシステ
ムコントローラであるので、システムコントローラであ
るプロセッサ等のプログラミングにおいて、初期設定処
理部を独立して開発できるなどの自由度が向上する。こ
れは、プロセッサ等の開発を容易にすることを示してお
り、開発期間の短縮に寄与する。
MAコントローラによれば、請求項3に記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記複数のデータ転送要求
発行元のうちの一つが、システム全体を制御するシステ
ムコントローラであるので、システムコントローラであ
るプロセッサ等のプログラミングにおいて、初期設定処
理部を独立して開発できるなどの自由度が向上する。こ
れは、プロセッサ等の開発を容易にすることを示してお
り、開発期間の短縮に寄与する。
【0231】また、本発明の請求項5に記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項3に記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記予備予約手段は、前記
データ転送要求を、前記転送要求発行元毎に一時保持す
る複数の予備予約レジスタと、前記予備予約レジスタに
一時保持された前記データ転送要求の出力を選択する予
備セレクタと、を備え、前記予備セレクタは、あらかじ
め決められた前記データ転送要求発行元の優先度に従っ
て、前記データ転送要求を選択し、前記データ転送要求
受信部に転送するようにしたので、複数のデータ転送要
求発行元より同時にされたデータ転送要求を制御するこ
とができる。
MAコントローラによれば、請求項3に記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記予備予約手段は、前記
データ転送要求を、前記転送要求発行元毎に一時保持す
る複数の予備予約レジスタと、前記予備予約レジスタに
一時保持された前記データ転送要求の出力を選択する予
備セレクタと、を備え、前記予備セレクタは、あらかじ
め決められた前記データ転送要求発行元の優先度に従っ
て、前記データ転送要求を選択し、前記データ転送要求
受信部に転送するようにしたので、複数のデータ転送要
求発行元より同時にされたデータ転送要求を制御するこ
とができる。
【0232】また、本発明の請求項6記載の高性能DM
Aコントローラによれば、請求項1ないし請求項5のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記データ転送要求受信部は、前記データ転送要求の実行
優先度情報を解読する優先レベル解読部と、前記子記憶
手段の種別情報を、前記実行優先度情報毎に格納する実
行優先度情報毎の予約レジスタと、前記子記憶手段の種
別情報の出力を選択するセレクタと、を備え、前記優先
レベル解読部により、複数の前記データ転送要求を、前
記各実行優先度情報毎の予約レジスタに格納し、該各実
行優先度情報毎の予約レジスタに前記データ転送要求の
予約があるかどうかを示す各予約flagの状態によ
り、次に実行すべき前記子記憶手段の種別情報を前記セ
レクタにより選択し、前記インターフェース部に転送す
るようにしたので、データ転送要求を保持する保持レジ
スタの数を少なくできる。さらに、DMA転送実行のた
めの判断制御が、転送種別すべての優先度を見て判断す
るよりも、高い優先度のレジスタ内の転送相手種別を見
ればよいので、制御が容易となるほか、回路も簡素化で
きる。これにより、高性能DMAコントローラの回路開
発が容易となり、開発期間の短縮が実現できる。
Aコントローラによれば、請求項1ないし請求項5のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記データ転送要求受信部は、前記データ転送要求の実行
優先度情報を解読する優先レベル解読部と、前記子記憶
手段の種別情報を、前記実行優先度情報毎に格納する実
行優先度情報毎の予約レジスタと、前記子記憶手段の種
別情報の出力を選択するセレクタと、を備え、前記優先
レベル解読部により、複数の前記データ転送要求を、前
記各実行優先度情報毎の予約レジスタに格納し、該各実
行優先度情報毎の予約レジスタに前記データ転送要求の
予約があるかどうかを示す各予約flagの状態によ
り、次に実行すべき前記子記憶手段の種別情報を前記セ
レクタにより選択し、前記インターフェース部に転送す
るようにしたので、データ転送要求を保持する保持レジ
スタの数を少なくできる。さらに、DMA転送実行のた
めの判断制御が、転送種別すべての優先度を見て判断す
るよりも、高い優先度のレジスタ内の転送相手種別を見
ればよいので、制御が容易となるほか、回路も簡素化で
きる。これにより、高性能DMAコントローラの回路開
発が容易となり、開発期間の短縮が実現できる。
【0233】また、本発明の請求項7記載の高性能DM
Aコントローラによれば、請求項1ないし請求項6のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記データ転送制御部は、データ転送処理開始前である、
前データ転送処理が終了する一定時間前に、前もって前
記予約レジスタに予約されているデータ転送要求の中か
ら、前記実行優先度情報、及び転送要求された時間によ
って、次に実行すべきデータ転送種別情報を判断するよ
うにしたので、データ転送の実行準備処理を行うことで
データ転送間隔を最小限にして連続した効率よいデータ
転送を実行でき、前記データ転送要求発行元からのデー
タ転送要求の予約の連続性を保ったまま、データ転送処
理を行う直前に入った優先度の高いデータ転送要求の予
約を実行することが可能となる。このことは、データ転
送実行中に、新しくより優先度の高いデータ転送要求が
発行されても、その最新の優先度で、データ転送を実行
することが可能となる。これにより、中断・再開処理の
制御が複雑なものとならないので、高性能DMAコント
ローラの回路も小規模化することができ、開発期間短縮
に大きく寄与する。
Aコントローラによれば、請求項1ないし請求項6のい
ずれかに記載の高性能DMAコントローラにおいて、前
記データ転送制御部は、データ転送処理開始前である、
前データ転送処理が終了する一定時間前に、前もって前
記予約レジスタに予約されているデータ転送要求の中か
ら、前記実行優先度情報、及び転送要求された時間によ
って、次に実行すべきデータ転送種別情報を判断するよ
うにしたので、データ転送の実行準備処理を行うことで
データ転送間隔を最小限にして連続した効率よいデータ
転送を実行でき、前記データ転送要求発行元からのデー
タ転送要求の予約の連続性を保ったまま、データ転送処
理を行う直前に入った優先度の高いデータ転送要求の予
約を実行することが可能となる。このことは、データ転
送実行中に、新しくより優先度の高いデータ転送要求が
発行されても、その最新の優先度で、データ転送を実行
することが可能となる。これにより、中断・再開処理の
制御が複雑なものとならないので、高性能DMAコント
ローラの回路も小規模化することができ、開発期間短縮
に大きく寄与する。
【0234】また、本発明の請求項8記載の高性能DM
Aコントローラによれば、請求項7に記載の高性能DM
Aコントローラにおいて、前記データ転送要求は、前記
予約レジスタに予約されたデータ転送要求を取り消すキ
ャンセル情報を含むようにしたので、システムの状態に
より、必要がなくなったDMA転送を実行せずに済み、
さらに再予約等の操作と組み合わせることにより、予約
を入れ替えることも可能となる。また、無駄なDMA転
送を実行する必要がないため、高性能DMAコントロー
ラの消費電力削減にもつながる。
Aコントローラによれば、請求項7に記載の高性能DM
Aコントローラにおいて、前記データ転送要求は、前記
予約レジスタに予約されたデータ転送要求を取り消すキ
ャンセル情報を含むようにしたので、システムの状態に
より、必要がなくなったDMA転送を実行せずに済み、
さらに再予約等の操作と組み合わせることにより、予約
を入れ替えることも可能となる。また、無駄なDMA転
送を実行する必要がないため、高性能DMAコントロー
ラの消費電力削減にもつながる。
【0235】また、本発明の請求項9記載の高性能DM
Aコントローラによれば、請求項8に記載の高性能DM
Aコントローラにおいて、前記キャンセル情報は、実行
中のデータ転送に対しても有効であるようにしたので、
従来実現されていた一時停止や、中断・再開処理のよう
に停止時のパラメータを保持する必要がなく、かつ、連
続して、次に予約されているDMA転送を優先的に実行
できる。この操作により、キャンセルを行っても、DM
Aの連続性は保たれることから、中断・再開のように、
退避・再ロード処理サイクルを必要としないので、DM
A転送の効率低下をもたらさない。
Aコントローラによれば、請求項8に記載の高性能DM
Aコントローラにおいて、前記キャンセル情報は、実行
中のデータ転送に対しても有効であるようにしたので、
従来実現されていた一時停止や、中断・再開処理のよう
に停止時のパラメータを保持する必要がなく、かつ、連
続して、次に予約されているDMA転送を優先的に実行
できる。この操作により、キャンセルを行っても、DM
Aの連続性は保たれることから、中断・再開のように、
退避・再ロード処理サイクルを必要としないので、DM
A転送の効率低下をもたらさない。
【0236】また、本発明の請求項10記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項6または請求項7に
記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記優先レ
ベル解読部は、前記データ転送要求が、前記予約レジス
タに予約されたデータ転送要求を取り消すキャンセル情
報を含むかどうかを、さらに解読するものであって、前
記キャンセル情報が予約されたデータ転送要求に対して
なされた場合は、前記予約flagの状態を変更するこ
とにより、該データ転送要求をキャンセルし、前記キャ
ンセル情報が実行中のデータ転送に対してなされた場合
は、前記システムコトローラ部により該データ転送を終
了させるようにしたので、従来複雑な回路で実現されて
いた、一時停止や中断の処理が、予約の判断タイミング
とキャンセル命令および再予約とで容易に実現できる。
これにより、高性能DMAコントローラに、複雑な制御
や無駄な回路を備える必要がないことから、回路の設計
開発期間および検証期間を大幅に短縮することができ
る。
MAコントローラによれば、請求項6または請求項7に
記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記優先レ
ベル解読部は、前記データ転送要求が、前記予約レジス
タに予約されたデータ転送要求を取り消すキャンセル情
報を含むかどうかを、さらに解読するものであって、前
記キャンセル情報が予約されたデータ転送要求に対して
なされた場合は、前記予約flagの状態を変更するこ
とにより、該データ転送要求をキャンセルし、前記キャ
ンセル情報が実行中のデータ転送に対してなされた場合
は、前記システムコトローラ部により該データ転送を終
了させるようにしたので、従来複雑な回路で実現されて
いた、一時停止や中断の処理が、予約の判断タイミング
とキャンセル命令および再予約とで容易に実現できる。
これにより、高性能DMAコントローラに、複雑な制御
や無駄な回路を備える必要がないことから、回路の設計
開発期間および検証期間を大幅に短縮することができ
る。
【0237】また、本発明の請求項11記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項6または請求項7に
記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記実行優
先度情報毎の予約レジスタは、装置全体を制御するシス
テムコントローラ部と接続され、リング上に配置された
複数の設定レジスタと、前記複数の設定レジスタ内か
ら、次に設定される設定レジスタ、及び次に実行される
設定レジスタを選択するポインタレジスタと、を備える
ようにしたので、既に予約してしまったデータ転送要求
を自由にキャンセルしたり、優先レベルを入れ替えた
り、さらには、順番を入れ替えたりすることが可能とな
る。また、システム動作上発生する、さまざまなエラー
処理やアプリケーション要求等にも、柔軟に対応できる
ことになり、システム性能も向上し、より高性能なシス
テムを開発できる。
MAコントローラによれば、請求項6または請求項7に
記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記実行優
先度情報毎の予約レジスタは、装置全体を制御するシス
テムコントローラ部と接続され、リング上に配置された
複数の設定レジスタと、前記複数の設定レジスタ内か
ら、次に設定される設定レジスタ、及び次に実行される
設定レジスタを選択するポインタレジスタと、を備える
ようにしたので、既に予約してしまったデータ転送要求
を自由にキャンセルしたり、優先レベルを入れ替えた
り、さらには、順番を入れ替えたりすることが可能とな
る。また、システム動作上発生する、さまざまなエラー
処理やアプリケーション要求等にも、柔軟に対応できる
ことになり、システム性能も向上し、より高性能なシス
テムを開発できる。
【0238】また、本発明の請求項12記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項11に記載の高性能
DMAコントローラにおいて、前記データ転送要求受信
部は、前記システムコントローラ部と接続されており、
前記複数の設定レジスタまたは前記ポインタレジスタ
は、前記データ転送要求に関係なく、前記システムコン
トローラ部によって自由に、リード/ライトされるもの
であるので、既に予約してしまったDMA要求を自由に
キャンセルしたり、優先レベルを入れ替えたり、さら
に、順番を入れ替えたりすることが可能となる。これに
より、データ転送要求発行元のプログラマビリティ(プ
ログラム設計自由度)が向上し、複数開発者による独立
したプログラム設計を容易とする。このことは、データ
転送要求発行元の開発期間の短縮を実現し、開発体制の
自由度を向上させる。さらに、システム動作上発生す
る、さまざまなエラー処理やアプリケーション要求等に
も、柔軟に対応できることになる。これによりシステム
性能も向上し、より高性能なシステムを開発できる。
MAコントローラによれば、請求項11に記載の高性能
DMAコントローラにおいて、前記データ転送要求受信
部は、前記システムコントローラ部と接続されており、
前記複数の設定レジスタまたは前記ポインタレジスタ
は、前記データ転送要求に関係なく、前記システムコン
トローラ部によって自由に、リード/ライトされるもの
であるので、既に予約してしまったDMA要求を自由に
キャンセルしたり、優先レベルを入れ替えたり、さら
に、順番を入れ替えたりすることが可能となる。これに
より、データ転送要求発行元のプログラマビリティ(プ
ログラム設計自由度)が向上し、複数開発者による独立
したプログラム設計を容易とする。このことは、データ
転送要求発行元の開発期間の短縮を実現し、開発体制の
自由度を向上させる。さらに、システム動作上発生す
る、さまざまなエラー処理やアプリケーション要求等に
も、柔軟に対応できることになる。これによりシステム
性能も向上し、より高性能なシステムを開発できる。
【0239】また、本発明の請求項13記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項7に記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記複数のデータ転送要求
は、実行タイミング情報をさらに含み、前記データ転送
要求受信部は、前記実行優先度に関係なく、指定された
前記実行タイミング以外では、前記実行タイミング情報
を含むデータ転送を実行せず、前記実行タイミングにな
ると、その時刻における前記実行優先度に従ってデータ
転送を実行するようにしたので、容易に時間遅延された
データ転送を実行することができる。このことにより、
例えば、データ転送要求発行元のプログラム開発におい
て、データ転送の発行制御を行うモジュールの作成と、
データ転送を意識しない処理モジュールの作成とに分け
ての設計が容易となる。これにより、データ転送要求発
行元の開発容易性が増し、開発効率の向上、開発期間の
短縮、プログラムステップ数の削減を可能とする。
MAコントローラによれば、請求項7に記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記複数のデータ転送要求
は、実行タイミング情報をさらに含み、前記データ転送
要求受信部は、前記実行優先度に関係なく、指定された
前記実行タイミング以外では、前記実行タイミング情報
を含むデータ転送を実行せず、前記実行タイミングにな
ると、その時刻における前記実行優先度に従ってデータ
転送を実行するようにしたので、容易に時間遅延された
データ転送を実行することができる。このことにより、
例えば、データ転送要求発行元のプログラム開発におい
て、データ転送の発行制御を行うモジュールの作成と、
データ転送を意識しない処理モジュールの作成とに分け
ての設計が容易となる。これにより、データ転送要求発
行元の開発容易性が増し、開発効率の向上、開発期間の
短縮、プログラムステップ数の削減を可能とする。
【0240】また、本発明の請求項14記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項13記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記実行タイミング情報
は、前記データ転送要求を予約してから該データ転送を
実行するまでのサイクル数を示しているので、容易に時
間遅延されたDMA転送を実行することができる。
MAコントローラによれば、請求項13記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記実行タイミング情報
は、前記データ転送要求を予約してから該データ転送を
実行するまでのサイクル数を示しているので、容易に時
間遅延されたDMA転送を実行することができる。
【0241】また、本発明の請求項15記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項6ないし請求項14
のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにおい
て、前記実行優先度情報毎の予約レジスタは、前記実行
タイミング情報を保持する予約タイマーをさらに備える
ようにしたので、容易に所望のタイミングで、または所
望の時刻になってからデータ転送を実行することができ
る。これにより、データ転送要求発行元の開発容易性が
増し、開発効率の向上、開発期間の短縮、プログラムス
テップ数の削減を可能とする。
MAコントローラによれば、請求項6ないし請求項14
のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにおい
て、前記実行優先度情報毎の予約レジスタは、前記実行
タイミング情報を保持する予約タイマーをさらに備える
ようにしたので、容易に所望のタイミングで、または所
望の時刻になってからデータ転送を実行することができ
る。これにより、データ転送要求発行元の開発容易性が
増し、開発効率の向上、開発期間の短縮、プログラムス
テップ数の削減を可能とする。
【0242】また、本発明の請求項16に記載の高性能
DMAコントローラによれば、請求項13に記載の構成
の高性能DMAコントローラにおいて、前記実行タイミ
ング情報は、前記データ転送要求受信部に送信される決
められたタイミング信号を使用するか、しないかを指定
するようにしたので、データ転送要求を発行するタイミ
ングを考慮することなくデータ転送要求の予約をするこ
とができる。このことにより、データ転送要求発行元の
プログラム開発の自由度が増し、開発期間を短縮するこ
とができる。
DMAコントローラによれば、請求項13に記載の構成
の高性能DMAコントローラにおいて、前記実行タイミ
ング情報は、前記データ転送要求受信部に送信される決
められたタイミング信号を使用するか、しないかを指定
するようにしたので、データ転送要求を発行するタイミ
ングを考慮することなくデータ転送要求の予約をするこ
とができる。このことにより、データ転送要求発行元の
プログラム開発の自由度が増し、開発期間を短縮するこ
とができる。
【0243】また、本発明の請求項17に記載の高性能
DMAコントローラによれば、請求項6ないし請求項1
5に記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記実
行優先度情報毎の予約レジスタは、前記実行タイミング
情報を保持するタイミング指定レジスタをさらに備える
ようにしたので、データ転送要求を発行するタイミング
を考慮することなくデータ転送要求の予約をすることが
できる。このことにより、データ転送要求発行元のプロ
グラム開発の自由度が増し、開発期間を短縮することが
できる。
DMAコントローラによれば、請求項6ないし請求項1
5に記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記実
行優先度情報毎の予約レジスタは、前記実行タイミング
情報を保持するタイミング指定レジスタをさらに備える
ようにしたので、データ転送要求を発行するタイミング
を考慮することなくデータ転送要求の予約をすることが
できる。このことにより、データ転送要求発行元のプロ
グラム開発の自由度が増し、開発期間を短縮することが
できる。
【0244】また、本発明の請求項18に記載の高性能
DMAコントローラによれば、請求項13に記載の高性
能DMAコントローラにおいて、前記実行タイミング情
報は、タイミング信号の種類を指定するようにしたの
で、データ転送の実行タイミングを指定する自由度が増
し、データ転送要求発行元の開発にかかる負担をより削
減することができる。
DMAコントローラによれば、請求項13に記載の高性
能DMAコントローラにおいて、前記実行タイミング情
報は、タイミング信号の種類を指定するようにしたの
で、データ転送の実行タイミングを指定する自由度が増
し、データ転送要求発行元の開発にかかる負担をより削
減することができる。
【0245】また、本発明の請求項19に記載の高性能
DMAコントローラによれば、請求項6ないし請求項1
5のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにおい
て、前記実行優先度情報毎の予約レジスタは、前記タイ
ミング信号の種類を保持するタイミング種類レジスタを
さらに備えるようにしたので、データ転送の実行タイミ
ングを指定する自由度が増し、データ転送要求発行元の
開発にかかる負担をより削減することができる。
DMAコントローラによれば、請求項6ないし請求項1
5のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにおい
て、前記実行優先度情報毎の予約レジスタは、前記タイ
ミング信号の種類を保持するタイミング種類レジスタを
さらに備えるようにしたので、データ転送の実行タイミ
ングを指定する自由度が増し、データ転送要求発行元の
開発にかかる負担をより削減することができる。
【0246】また、本発明の請求項20に記載の高性能
DMAコントローラによれば、請求項13ないし請求項
19のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにお
いて、前記データ転送要求は、該要求の繰り返し実行回
数を表すリピート情報をさらに含み、前記データ転送要
求受信部は、前記リピート情報を受信した場合、そのデ
ータ転送要求予約を保持し、実行タイミングになると、
その時刻における実行優先度に従って、前記繰り返し実
行回数、前記データ転送要求を繰り返し実行するように
したので、同一種類のデータ転送要求を複数回数要求す
る必要がなくなり、データ転送要求発行元からの要求発
行を簡素化することができる。
DMAコントローラによれば、請求項13ないし請求項
19のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにお
いて、前記データ転送要求は、該要求の繰り返し実行回
数を表すリピート情報をさらに含み、前記データ転送要
求受信部は、前記リピート情報を受信した場合、そのデ
ータ転送要求予約を保持し、実行タイミングになると、
その時刻における実行優先度に従って、前記繰り返し実
行回数、前記データ転送要求を繰り返し実行するように
したので、同一種類のデータ転送要求を複数回数要求す
る必要がなくなり、データ転送要求発行元からの要求発
行を簡素化することができる。
【0247】また、本発明の請求項21に記載の高性能
DMAコントローラによれば、請求項17または請求項
19に記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記
データ転送要求受信部は、前記リピート情報を保持する
リピート回数指定レジスタと、該リピート回数をカウン
トするリピート回数カウンタと、をさらに備えるように
したので、同一種類のデータ転送要求を複数回数要求す
る必要がなくなり、データ転送要求発行元からの要求発
行を簡素化することができる。
DMAコントローラによれば、請求項17または請求項
19に記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記
データ転送要求受信部は、前記リピート情報を保持する
リピート回数指定レジスタと、該リピート回数をカウン
トするリピート回数カウンタと、をさらに備えるように
したので、同一種類のデータ転送要求を複数回数要求す
る必要がなくなり、データ転送要求発行元からの要求発
行を簡素化することができる。
【0248】また、本発明の請求項22記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項1ないし請求項21
のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにおい
て、前記パラメータ保持手段は、前記子記憶手段毎にア
ドレスで区切られた領域を有し、該領域には、前記子記
憶手段毎に対応したデータ転送に使用されるパラメータ
が、前記システムコントローラ部によってあらかじめ格
納されているようにしたので、DMAパラメータメモリ
は1つでも、複数のリソースに関する情報を連続に、設
定し取り出せるようになる。これにより、パラメータメ
モリへのアクセス命令が1回の連続アクセス命令でよ
く、データ転送要求発行元のプログラムコードを簡略化
でき、プログラムステップ数の削減と、実行サイクル数
の削減につながる。これは、システムの性能を向上させ
ることになる。さらに、実行制御回路がパラメータメモ
リよりデータを読み出す場合も、連続でアクセスできる
ため、高性能DMAコントローラの制御回路が簡略化で
き、回路規模の削減と、開発期間の短縮が実現できる。
MAコントローラによれば、請求項1ないし請求項21
のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにおい
て、前記パラメータ保持手段は、前記子記憶手段毎にア
ドレスで区切られた領域を有し、該領域には、前記子記
憶手段毎に対応したデータ転送に使用されるパラメータ
が、前記システムコントローラ部によってあらかじめ格
納されているようにしたので、DMAパラメータメモリ
は1つでも、複数のリソースに関する情報を連続に、設
定し取り出せるようになる。これにより、パラメータメ
モリへのアクセス命令が1回の連続アクセス命令でよ
く、データ転送要求発行元のプログラムコードを簡略化
でき、プログラムステップ数の削減と、実行サイクル数
の削減につながる。これは、システムの性能を向上させ
ることになる。さらに、実行制御回路がパラメータメモ
リよりデータを読み出す場合も、連続でアクセスできる
ため、高性能DMAコントローラの制御回路が簡略化で
き、回路規模の削減と、開発期間の短縮が実現できる。
【0249】また、本発明の請求項23記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項1ないし請求項21
のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにおい
て、前記パラメータ保持手段は、前記主記憶手段へのア
クセスパターン毎にアドレスで区切られた領域を有し、
該領域には、アクセスパターン毎に対応したパラメータ
が、前記システムコントローラ部によってあらかじめ格
納されているようにしたので、1つのDMAパラメータ
メモリでも、メモリアクセスが連続で簡単にでき、複数
のアクセスパターンを容易に実現することができる。こ
れにより、DMAパラメータメモリが1つであっても、
データ転送を複数のアクセス方法で実現できる。これ
は、パラメータメモリへのアクセス命令が1回の連続ア
クセス命令でよく、データ転送要求発行元のプログラム
コードを簡略化でき、プログラムステップ数の削減と、
実行サイクル数の削減をもたらす。これにより、システ
ムの性能を向上させることになる。さらに、実行制御回
路がパラメータメモリよりデータを読み出す場合も、連
続でアクセスできるため、高性能DMAコントローラの
制御回路が簡略化でき、回路規模の削減と、開発期間の
短縮が実現できる。
MAコントローラによれば、請求項1ないし請求項21
のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにおい
て、前記パラメータ保持手段は、前記主記憶手段へのア
クセスパターン毎にアドレスで区切られた領域を有し、
該領域には、アクセスパターン毎に対応したパラメータ
が、前記システムコントローラ部によってあらかじめ格
納されているようにしたので、1つのDMAパラメータ
メモリでも、メモリアクセスが連続で簡単にでき、複数
のアクセスパターンを容易に実現することができる。こ
れにより、DMAパラメータメモリが1つであっても、
データ転送を複数のアクセス方法で実現できる。これ
は、パラメータメモリへのアクセス命令が1回の連続ア
クセス命令でよく、データ転送要求発行元のプログラム
コードを簡略化でき、プログラムステップ数の削減と、
実行サイクル数の削減をもたらす。これにより、システ
ムの性能を向上させることになる。さらに、実行制御回
路がパラメータメモリよりデータを読み出す場合も、連
続でアクセスできるため、高性能DMAコントローラの
制御回路が簡略化でき、回路規模の削減と、開発期間の
短縮が実現できる。
【0250】また、本発明の請求項24記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項1ないし請求項21
のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにおい
て、前記パラメータ保持手段は、前記子記憶手段毎にア
ドレスで区切られた領域と、前記主記憶手段へのアクセ
スパターン毎にアドレスで区切られた領域とを有し、前
記システムコントローラ部により、前記子記憶手段毎に
アドレスで区切られた領域には、前記子記憶手段毎に対
応したデータ転送に使用されるパラメータがあらかじめ
格納され、前記主記憶手段へのアクセスパターン毎にア
ドレスで区切られた領域には、アクセスパターン毎に対
応したパラメータがあらかじめ格納されるようにしたの
で、各リソースが、アクセスパターンパラメータをそれ
ぞれ持たなくとも、複数のアクセスパターンを用いて、
メインメモリにアクセスすることが可能となる。これ
は、メインメモリに対して、さまざまなアクセスが容易
に実現できることから、システムの性能向上につなが
る。さらに、各リソース毎にパラメータを格納するアド
レス領域をまとめ、各アクセスパターン毎にパラメータ
を格納するアドレス領域をまとめることで、1リソース
に対して多くのアクセスパターンを実現しつつ、最小限
のパラメータメモリ領域に抑えることができる。これ
は、パラメータメモリ容量の削減につながり、高性能D
MAコントローラの回路規模の削減、消費電力の削減に
つながる。
MAコントローラによれば、請求項1ないし請求項21
のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにおい
て、前記パラメータ保持手段は、前記子記憶手段毎にア
ドレスで区切られた領域と、前記主記憶手段へのアクセ
スパターン毎にアドレスで区切られた領域とを有し、前
記システムコントローラ部により、前記子記憶手段毎に
アドレスで区切られた領域には、前記子記憶手段毎に対
応したデータ転送に使用されるパラメータがあらかじめ
格納され、前記主記憶手段へのアクセスパターン毎にア
ドレスで区切られた領域には、アクセスパターン毎に対
応したパラメータがあらかじめ格納されるようにしたの
で、各リソースが、アクセスパターンパラメータをそれ
ぞれ持たなくとも、複数のアクセスパターンを用いて、
メインメモリにアクセスすることが可能となる。これ
は、メインメモリに対して、さまざまなアクセスが容易
に実現できることから、システムの性能向上につなが
る。さらに、各リソース毎にパラメータを格納するアド
レス領域をまとめ、各アクセスパターン毎にパラメータ
を格納するアドレス領域をまとめることで、1リソース
に対して多くのアクセスパターンを実現しつつ、最小限
のパラメータメモリ領域に抑えることができる。これ
は、パラメータメモリ容量の削減につながり、高性能D
MAコントローラの回路規模の削減、消費電力の削減に
つながる。
【0251】また、本発明の請求項25記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項1ないし請求項24
のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにおい
て、前記パラメータ保持手段に格納されるパラメータに
は、前記子記憶手段毎の、書きこみ/読み出し情報、ア
クセス単位情報、アクセスパターン情報が含まれ、さら
に、アクセスパターン毎の、スタートアドレス、転送個
数、矩形領域アクセスの情報、リングバッファを形成す
る領域スタートおよびエンドアドレス情報を含むように
したので、データ転送要求時にパラメータを指定する必
要がなく、データ転送命令を簡略化できる。このこと
は、プロセッサのプログラムが簡単になり、回路制御も
簡単になることから、開発期間の短縮に大きく寄与する
ことになる。
MAコントローラによれば、請求項1ないし請求項24
のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにおい
て、前記パラメータ保持手段に格納されるパラメータに
は、前記子記憶手段毎の、書きこみ/読み出し情報、ア
クセス単位情報、アクセスパターン情報が含まれ、さら
に、アクセスパターン毎の、スタートアドレス、転送個
数、矩形領域アクセスの情報、リングバッファを形成す
る領域スタートおよびエンドアドレス情報を含むように
したので、データ転送要求時にパラメータを指定する必
要がなく、データ転送命令を簡略化できる。このこと
は、プロセッサのプログラムが簡単になり、回路制御も
簡単になることから、開発期間の短縮に大きく寄与する
ことになる。
【0252】また、本発明の請求項26記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項1ないし請求項25
のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにおい
て、前記データ転送制御部は、前記インターフェース
部、前記データ入出力部、前記パラメータ保持手段及び
前記主記憶手段に対するクロックの供給と停止を制御す
るクロック制御部をさらに備え、該クロック制御部は、
前記システムコントローラ部が前記データ転送制御部を
起動させていない場合はクロックの供給を停止し、ま
た、起動させていて、且つデータ転送要求が前記データ
転送要求受信部に予約されている場合にはクロックを供
給し、また、前記データ転送要求受信部に実行タイミン
グ情報がある場合は、実行時刻になるまではクロックの
供給を停止し、実行時刻になったらクロック供給を開始
し、さらに、前記データ転送要求受信部に予約がなくな
り、最後のデータ転送が終了した場合はクロックの供給
を停止するようにしたので、データ転送にかかわる制御
ブロックと、メインメモリのクロックを、必要最低限の
期間のみ、自動的に供給・停止することによって、高性
能DMAコントローラの電力を効率よく制御することが
できる。これにより、より低消費電力を実現するシステ
ムが得られる。また、データ転送命令を発行するたび
に、データ転送要求発行元のプログラムがクロック制御
を行う必要がないため、プログラムが複雑とならず、さ
らには、プログラムステップ数を削減することができ、
実行サイクル数の削減につながり、実行性能が向上す
る。
MAコントローラによれば、請求項1ないし請求項25
のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにおい
て、前記データ転送制御部は、前記インターフェース
部、前記データ入出力部、前記パラメータ保持手段及び
前記主記憶手段に対するクロックの供給と停止を制御す
るクロック制御部をさらに備え、該クロック制御部は、
前記システムコントローラ部が前記データ転送制御部を
起動させていない場合はクロックの供給を停止し、ま
た、起動させていて、且つデータ転送要求が前記データ
転送要求受信部に予約されている場合にはクロックを供
給し、また、前記データ転送要求受信部に実行タイミン
グ情報がある場合は、実行時刻になるまではクロックの
供給を停止し、実行時刻になったらクロック供給を開始
し、さらに、前記データ転送要求受信部に予約がなくな
り、最後のデータ転送が終了した場合はクロックの供給
を停止するようにしたので、データ転送にかかわる制御
ブロックと、メインメモリのクロックを、必要最低限の
期間のみ、自動的に供給・停止することによって、高性
能DMAコントローラの電力を効率よく制御することが
できる。これにより、より低消費電力を実現するシステ
ムが得られる。また、データ転送命令を発行するたび
に、データ転送要求発行元のプログラムがクロック制御
を行う必要がないため、プログラムが複雑とならず、さ
らには、プログラムステップ数を削減することができ、
実行サイクル数の削減につながり、実行性能が向上す
る。
【0253】また、本発明の請求項27記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項26記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記主記憶手段は、複数の
領域に分割され、該領域毎にクロックが供給されている
複数の個別主記憶手段からなり、前記データ転送制御部
は、該個別主記憶手段の使用領域を設定する領域設定レ
ジスタをさらに備え、前記クロック制御部は、該領域設
定レジスタにより選択設定された、前記個別主記憶手段
の使用領域に対してのみクロックを供給し、非選択の領
域にはクロックを供給しないようにしたので、効率的に
低消費電力を実現するシステムが得られる。また、高性
能DMAコントローラの回路が自動的にクロック制御す
ることから、データ転送要求発行元のプログラムがクロ
ック制御を行う必要がないため、プログラムが複雑とな
らず、さらには、プログラムステップ数を削減すること
ができ、処理性能が向上する。
MAコントローラによれば、請求項26記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記主記憶手段は、複数の
領域に分割され、該領域毎にクロックが供給されている
複数の個別主記憶手段からなり、前記データ転送制御部
は、該個別主記憶手段の使用領域を設定する領域設定レ
ジスタをさらに備え、前記クロック制御部は、該領域設
定レジスタにより選択設定された、前記個別主記憶手段
の使用領域に対してのみクロックを供給し、非選択の領
域にはクロックを供給しないようにしたので、効率的に
低消費電力を実現するシステムが得られる。また、高性
能DMAコントローラの回路が自動的にクロック制御す
ることから、データ転送要求発行元のプログラムがクロ
ック制御を行う必要がないため、プログラムが複雑とな
らず、さらには、プログラムステップ数を削減すること
ができ、処理性能が向上する。
【0254】また、本発明の請求項28記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項27記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記個別主記憶手段は、S
RAMで構成されているので、効率的により低消費電力
を実現するシステムが得られる。また、アドレスを利用
して停止制御を行うことで特別な設定手段を必要とせ
ず、高性能DMAコントローラの回路を小規模化するこ
とができる。
MAコントローラによれば、請求項27記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記個別主記憶手段は、S
RAMで構成されているので、効率的により低消費電力
を実現するシステムが得られる。また、アドレスを利用
して停止制御を行うことで特別な設定手段を必要とせ
ず、高性能DMAコントローラの回路を小規模化するこ
とができる。
【0255】また、本発明の請求項29記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項27記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記個別主記憶手段は、D
RAMで構成されており、選択されたDRAMのみクロ
ックが供給され、リフレッシュ動作を実行するようにし
たので、使用しないアドレス領域の場合は、クロックお
よび制御信号を自動的に供給しないことによって、効率
的に低消費電力を実現するシステムが得られる。
MAコントローラによれば、請求項27記載の高性能D
MAコントローラにおいて、前記個別主記憶手段は、D
RAMで構成されており、選択されたDRAMのみクロ
ックが供給され、リフレッシュ動作を実行するようにし
たので、使用しないアドレス領域の場合は、クロックお
よび制御信号を自動的に供給しないことによって、効率
的に低消費電力を実現するシステムが得られる。
【0256】また、本発明の請求項30記載の高性能D
MAコントローラによれば、請求項27または請求項2
9記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記個別
主記憶手段は、DRAMで構成されており、選択された
DRAMのみにクロックを供給して、オートリフレッシ
ュ動作を行い、非選択のDRAMにはクロックを供給せ
ず、セルフリフレッシュ動作を実行するように設定する
ようにしたので、効率よく高性能DMAコントローラの
電力を制御できるため、より低消費電力を実現するシス
テムが得られる。また、アプリケーションにより、搭載
したDRAMの半分しか使用しない場合は、あらかじ
め、半分の領域をOFF状態とすることで、更なる低消
費電力を実現するシステムが得られる。また、一連のア
プリケーション動作中にも、リアルタイムに使用領域が
変化する場合は、使用しないバンクに対してセルフリフ
レッシュモードを実行するようにしておくことで、再び
全領域を有効にした際も、データが消えることなく活用
できる。これは、データ転送要求発行元のプログラム制
御の自由度をもたらすほか、さまざまなシステム状態に
柔軟に対応することができる。さらに、クロックの入力
もなく、また、オートリフレッシュのための制御信号の
入力もないため、動作中にもより低消費電力を実現する
システムを構築できる。
MAコントローラによれば、請求項27または請求項2
9記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記個別
主記憶手段は、DRAMで構成されており、選択された
DRAMのみにクロックを供給して、オートリフレッシ
ュ動作を行い、非選択のDRAMにはクロックを供給せ
ず、セルフリフレッシュ動作を実行するように設定する
ようにしたので、効率よく高性能DMAコントローラの
電力を制御できるため、より低消費電力を実現するシス
テムが得られる。また、アプリケーションにより、搭載
したDRAMの半分しか使用しない場合は、あらかじ
め、半分の領域をOFF状態とすることで、更なる低消
費電力を実現するシステムが得られる。また、一連のア
プリケーション動作中にも、リアルタイムに使用領域が
変化する場合は、使用しないバンクに対してセルフリフ
レッシュモードを実行するようにしておくことで、再び
全領域を有効にした際も、データが消えることなく活用
できる。これは、データ転送要求発行元のプログラム制
御の自由度をもたらすほか、さまざまなシステム状態に
柔軟に対応することができる。さらに、クロックの入力
もなく、また、オートリフレッシュのための制御信号の
入力もないため、動作中にもより低消費電力を実現する
システムを構築できる。
【0257】また、本発明の請求項31に記載の高性能
DMAコントローラによれば、各種データを蓄積する主
記憶手段と、該主記憶手段の転送相手である複数の子記
憶手段とのデータ転送を制御するデータ転送制御部であ
る高性能DMAコントローラであって、前記主記憶手段
は、複数の領域に分割され、該領域毎にクロックが供給
されている複数の個別主記憶手段からなり、前記データ
転送制御部は、前記主記憶手段と前記データ転送制御部
とに対してクロックの供給を停止制御するクロック制御
部と、アクセスするアドレス領域を判定するアドレス判
定部と、を備え、前記クロック制御部は、前記複数の個
別主記憶手段のうち、前記アドレス判定部により、選択
された使用領域に対してのみクロックおよび制御信号を
供給し、非選択の領域に対してはクロックおよび制御信
号を供給しないようにしたので、メインメモリを必要な
時間、必要な領域のみ動作させることができる。これに
より、高性能DMAコントローラの回路の消費電力を効
率よく制御することができ、より低消費電力を実現する
システムが得られる。
DMAコントローラによれば、各種データを蓄積する主
記憶手段と、該主記憶手段の転送相手である複数の子記
憶手段とのデータ転送を制御するデータ転送制御部であ
る高性能DMAコントローラであって、前記主記憶手段
は、複数の領域に分割され、該領域毎にクロックが供給
されている複数の個別主記憶手段からなり、前記データ
転送制御部は、前記主記憶手段と前記データ転送制御部
とに対してクロックの供給を停止制御するクロック制御
部と、アクセスするアドレス領域を判定するアドレス判
定部と、を備え、前記クロック制御部は、前記複数の個
別主記憶手段のうち、前記アドレス判定部により、選択
された使用領域に対してのみクロックおよび制御信号を
供給し、非選択の領域に対してはクロックおよび制御信
号を供給しないようにしたので、メインメモリを必要な
時間、必要な領域のみ動作させることができる。これに
より、高性能DMAコントローラの回路の消費電力を効
率よく制御することができ、より低消費電力を実現する
システムが得られる。
【0258】また、本発明の請求項32に記載の高性能
DMAコントローラによれば、各種データを蓄積する主
記憶手段と、該主記憶手段の転送相手である複数の子記
憶手段とのデータ転送を制御するデータ転送制御部であ
る高性能DMAコントローラであって、前記主記憶手段
は、複数の領域に分割され、該領域毎にクロックが供給
されている複数の個別主記憶手段からなり、前記データ
転送制御部は、前記主記憶手段と前記データ転送制御部
とに対してクロックの供給を停止制御するクロック制御
部と、該個別主記憶手段の使用領域を設定する領域設定
レジスタと、を備え、前記クロック制御部は、前記複数
の個別主記憶手段のうち、前記領域設定レジスタにより
選択設定された使用領域に対してのみクロックおよび制
御信号を供給し、非選択の領域にはクロックおよび制御
信号を供給しないようにしたので、無駄なメモリを動作
させることなく、低消費電力を実現するシステムが得ら
れる。
DMAコントローラによれば、各種データを蓄積する主
記憶手段と、該主記憶手段の転送相手である複数の子記
憶手段とのデータ転送を制御するデータ転送制御部であ
る高性能DMAコントローラであって、前記主記憶手段
は、複数の領域に分割され、該領域毎にクロックが供給
されている複数の個別主記憶手段からなり、前記データ
転送制御部は、前記主記憶手段と前記データ転送制御部
とに対してクロックの供給を停止制御するクロック制御
部と、該個別主記憶手段の使用領域を設定する領域設定
レジスタと、を備え、前記クロック制御部は、前記複数
の個別主記憶手段のうち、前記領域設定レジスタにより
選択設定された使用領域に対してのみクロックおよび制
御信号を供給し、非選択の領域にはクロックおよび制御
信号を供給しないようにしたので、無駄なメモリを動作
させることなく、低消費電力を実現するシステムが得ら
れる。
【0259】また、本発明の請求項33に記載の高性能
DMAコントローラによれば、請求項31または請求項
32に記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記
データ転送制御部は、前記個別主記憶手段に対する電源
供給を停止制御する電源供給制御部を備え、前記選択設
定された使用領域に対してのみ電源を供給し、前記非選
択の領域に対しては電源を供給しないようにしたので、
使用していないメインメモリのリーク電流を抑えること
ができ、更なる低消費電力化を実現することができる。
DMAコントローラによれば、請求項31または請求項
32に記載の高性能DMAコントローラにおいて、前記
データ転送制御部は、前記個別主記憶手段に対する電源
供給を停止制御する電源供給制御部を備え、前記選択設
定された使用領域に対してのみ電源を供給し、前記非選
択の領域に対しては電源を供給しないようにしたので、
使用していないメインメモリのリーク電流を抑えること
ができ、更なる低消費電力化を実現することができる。
【0260】また、本発明の請求項34に記載の高性能
DMAコントローラによれば、請求項31ないし請求項
33のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにお
いて、前記個別主記憶手段は、SRAMで構成されてい
るので、アドレス利用して停止制御を行い、特別な設定
手段を必要せず、高性能DMAコントローラの回路を簡
素化することができる。
DMAコントローラによれば、請求項31ないし請求項
33のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにお
いて、前記個別主記憶手段は、SRAMで構成されてい
るので、アドレス利用して停止制御を行い、特別な設定
手段を必要せず、高性能DMAコントローラの回路を簡
素化することができる。
【0261】また、本発明の請求項35に記載の高性能
DMAコントローラによれば、請求項31ないし請求項
33のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにお
いて、前記個別主記憶手段は、DRAMで構成されてお
り、前記選択設定されたDRAMに対してのみクロック
および制御信号を供給して、リフレッシュ動作を行い、
前記非選択の領域に対してはクロックおよび制御信号を
供給しないようにしたので、容易にクロック停止や制御
信号の供給制御を行うことができる。
DMAコントローラによれば、請求項31ないし請求項
33のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにお
いて、前記個別主記憶手段は、DRAMで構成されてお
り、前記選択設定されたDRAMに対してのみクロック
および制御信号を供給して、リフレッシュ動作を行い、
前記非選択の領域に対してはクロックおよび制御信号を
供給しないようにしたので、容易にクロック停止や制御
信号の供給制御を行うことができる。
【0262】また、本発明の請求項36に記載の高性能
DMAコントローラによれば、請求項31ないし請求項
33のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにお
いて、前記個別主記憶手段は、DRAMで構成されてお
り、前記選択設定されたDRAMに対してのみクロック
を供給して、オートリフレッシュ動作を行い、前記非選
択のDRAMに対してはクロックを供給せず、セルフリ
フレッシュ動作を行うようにしたので、メインメモリの
使用領域を判定する回路も必要なく、リフレッシュ制御
も容易に選択実行することができる。
DMAコントローラによれば、請求項31ないし請求項
33のいずれかに記載の高性能DMAコントローラにお
いて、前記個別主記憶手段は、DRAMで構成されてお
り、前記選択設定されたDRAMに対してのみクロック
を供給して、オートリフレッシュ動作を行い、前記非選
択のDRAMに対してはクロックを供給せず、セルフリ
フレッシュ動作を行うようにしたので、メインメモリの
使用領域を判定する回路も必要なく、リフレッシュ制御
も容易に選択実行することができる。
【図1】本発明の実施の形態1におけるDMAコントロ
ーラを使用したシステムの構成図である。
ーラを使用したシステムの構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるDMAコントロ
ーラの、データ転送要求受信部の構成図である。
ーラの、データ転送要求受信部の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態2における、複数のDMA
転送要求発行元からDMA転送要求されるDMAコント
ローラを使用したシステムの構成図である。
転送要求発行元からDMA転送要求されるDMAコント
ローラを使用したシステムの構成図である。
【図4】本発明の実施の形態2における、複数のDMA
転送要求発行元からDMA転送要求されるDMAコント
ローラの、予備予約手段及びデータ転送要求受信部の構
成図である。
転送要求発行元からDMA転送要求されるDMAコント
ローラの、予備予約手段及びデータ転送要求受信部の構
成図である。
【図5】本発明の実施の形態3におけるシステムにおい
て、データ転送要求とDMA転送実行のタイミングを示
した図である。
て、データ転送要求とDMA転送実行のタイミングを示
した図である。
【図6】本発明の実施の形態4におけるDMAコントロ
ーラの、データ転送要求受信部の構成図である。
ーラの、データ転送要求受信部の構成図である。
【図7】本発明の実施の形態5におけるDMAコントロ
ーラを使用したシステムの構成図である。
ーラを使用したシステムの構成図である。
【図8】本発明の実施の形態5におけるDMAコントロ
ーラの、データ転送要求受信部の構成図である。
ーラの、データ転送要求受信部の構成図である。
【図9】本発明の実施の形態5における、複数のDMA
転送要求発行元からDMA転送要求されるDMAコント
ローラを使用したシステムの構成図である。
転送要求発行元からDMA転送要求されるDMAコント
ローラを使用したシステムの構成図である。
【図10】本発明の実施の形態5における、複数のDM
A転送要求発行元からDMA転送要求されるDMAコン
トローラの、予備予約手段及びデータ転送要求受信部の
構成図である。
A転送要求発行元からDMA転送要求されるDMAコン
トローラの、予備予約手段及びデータ転送要求受信部の
構成図である。
【図11】本発明の実施の形態6におけるDMAコント
ローラの、データ転送要求受信部の構成図である。
ローラの、データ転送要求受信部の構成図である。
【図12】本発明の実施の形態6における、複数のDM
A転送要求発行元からDMA転送要求されるDMAコン
トローラの、予備予約手段及びデータ転送要求受信部の
構成図である。
A転送要求発行元からDMA転送要求されるDMAコン
トローラの、予備予約手段及びデータ転送要求受信部の
構成図である。
【図13】本発明の実施の形態7のDMAコントローラ
において、予め設定されたタイミング信号が入力してい
るデータ転送要求受信部の構成図である。
において、予め設定されたタイミング信号が入力してい
るデータ転送要求受信部の構成図である。
【図14】本発明の実施の形態7のDMAコントローラ
において、複数のタイミング信号が入力しているデータ
転送要求受信部の構成図である。
において、複数のタイミング信号が入力しているデータ
転送要求受信部の構成図である。
【図15】本発明の実施の形態8におけるDMAコント
ローラの、データ転送要求受信部の構成図である。
ローラの、データ転送要求受信部の構成図である。
【図16】本発明の実施の形態8における、複数のDM
A転送要求発行元からDMA転送要求されるDMAコン
トローラの、予備予約手段及びデータ転送要求受信部の
構成図である。
A転送要求発行元からDMA転送要求されるDMAコン
トローラの、予備予約手段及びデータ転送要求受信部の
構成図である。
【図17】本発明の実施の形態9におけるDMAコント
ローラの、DMAパラメータメモリの内容の一例を示し
ている。
ローラの、DMAパラメータメモリの内容の一例を示し
ている。
【図18】本発明の実施の形態10におけるDMAコン
トローラを使用したシステムの構成図である。
トローラを使用したシステムの構成図である。
【図19】本発明の実施の形態11におけるDMAコン
トローラを使用したシステムの構成図である。
トローラを使用したシステムの構成図である。
【図20】本発明の実施の形態12におけるDMAコン
トローラを使用したシステムの構成図である。
トローラを使用したシステムの構成図である。
【図21】本発明の実施の形態12における、メモリ領
域を分割したときの消費電力を比較したグラフである。
域を分割したときの消費電力を比較したグラフである。
【図22】本発明の実施の形態12において、メモリ領
域を4分割した際の消費電力を比較したグラフである。
域を4分割した際の消費電力を比較したグラフである。
【図23】本発明の実施の形態12において、分割メモ
リと単一メモリとにおいてMPEG−4のSimple
@L1を実行したの消費電力を比較したグラフである。
リと単一メモリとにおいてMPEG−4のSimple
@L1を実行したの消費電力を比較したグラフである。
【図24】本発明の実施の形態13におけるDMAコン
トローラを使用したシステムの構成図である。
トローラを使用したシステムの構成図である。
【図25】本発明の実施の形態14におけるDMAコン
トローラを使用したシステムの構成図である。
トローラを使用したシステムの構成図である。
【図26】本発明の実施の形態15におけるDMAコン
トローラを使用したシステムの構成図である。
トローラを使用したシステムの構成図である。
【図27】従来例である、ダイレクトメモリアクセスコ
トローラであるDMACのブロック図を示している。
トローラであるDMACのブロック図を示している。
【図28】従来例である、DMACを一部とするデータ
処理装置のブロック図を示している。
処理装置のブロック図を示している。
【図29】従来例である、低消費電力装置の回路構成図
の一例を示している。
の一例を示している。
【図30】従来例である、FIFOメモリの一構成例を
を機能面から示したブロック図を示している。
を機能面から示したブロック図を示している。
【図31】従来例である、マイコンシステムの一構成例
を示すブロック図を示している。
を示すブロック図を示している。
【図32】従来例である、半導体メモリ装置内における
メモリセルアレイを分割したときの構成を示す図であ
る。
メモリセルアレイを分割したときの構成を示す図であ
る。
101,501,801,901,1001,110
1,1201,1601,1701,1801 データ
転送制御装置 102,102a,102b,102c,102d,1
02e,502,1002,1102,1202 デー
タ転送要求受信部 103,503,1003,1103,1203,16
03,1703,1803 メモリーインターフェース
部 104,504,1004,1104,1204,16
04,1704 データ入出力部 105,505,1005,1105,1205 DM
Aパラメータメモリ106,506,1006,110
6,1206 起動信号受信部 110,510,810,910,1012,112
0,1220,1620,1720,1820 メイン
メモリ 111,511,1011,1121,1221,16
21,1721,1821 プロセッサ 112,512,812,912,1013,122
3,1622,1722,1822 ローカルメモリ 201,601,701,1301,1401,150
1 優先レベル解読部 202,402,602,702,1302,140
2,1502 セレクタ 210,410,610,710,1310,141
0,1510 予約レジス タ211,411,611,711,1311,141
1,1511 優先レベル 1予約レジスタ212,412,612,712,13
12,1412,1512 優先レベル2予約レジスタ 213,413,613,713,1313,141
3,1513 優先レベル3予約レジスタ 401 優先レベル/キャンセル解読部 621〜623 予約ポインタ 631〜633 リードポインタ 811,911 メインプロセッサ 813,913 サブプロセッサ 820,830,840 予備予約手段 821,831,841 予備1予約レジスタ 822,832,842 予備2予約レジスタ 823 予備セレクタ 1007,1107,1207,1607,1707,
1807 クロック制御部 1008,1108,1208 メモリクロック制御レ
ジスタ 1009,1010,1109,1110,1209,
1210 クロック供給・停止部 1111,1212 メインメモリクロック供給・停止
部 1211,1708 メインメモリバンクレジスタ 1608 アドレス判定部 1823 電源スイッチ
1,1201,1601,1701,1801 データ
転送制御装置 102,102a,102b,102c,102d,1
02e,502,1002,1102,1202 デー
タ転送要求受信部 103,503,1003,1103,1203,16
03,1703,1803 メモリーインターフェース
部 104,504,1004,1104,1204,16
04,1704 データ入出力部 105,505,1005,1105,1205 DM
Aパラメータメモリ106,506,1006,110
6,1206 起動信号受信部 110,510,810,910,1012,112
0,1220,1620,1720,1820 メイン
メモリ 111,511,1011,1121,1221,16
21,1721,1821 プロセッサ 112,512,812,912,1013,122
3,1622,1722,1822 ローカルメモリ 201,601,701,1301,1401,150
1 優先レベル解読部 202,402,602,702,1302,140
2,1502 セレクタ 210,410,610,710,1310,141
0,1510 予約レジス タ211,411,611,711,1311,141
1,1511 優先レベル 1予約レジスタ212,412,612,712,13
12,1412,1512 優先レベル2予約レジスタ 213,413,613,713,1313,141
3,1513 優先レベル3予約レジスタ 401 優先レベル/キャンセル解読部 621〜623 予約ポインタ 631〜633 リードポインタ 811,911 メインプロセッサ 813,913 サブプロセッサ 820,830,840 予備予約手段 821,831,841 予備1予約レジスタ 822,832,842 予備2予約レジスタ 823 予備セレクタ 1007,1107,1207,1607,1707,
1807 クロック制御部 1008,1108,1208 メモリクロック制御レ
ジスタ 1009,1010,1109,1110,1209,
1210 クロック供給・停止部 1111,1212 メインメモリクロック供給・停止
部 1211,1708 メインメモリバンクレジスタ 1608 アドレス判定部 1823 電源スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米澤 友紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B061 BA03 BB34 DD08 DD12 PP03
Claims (36)
- 【請求項1】 各種データを蓄積する主記憶手段と、該
主記憶手段の転送相手である複数の子記憶手段とのデー
タ転送を制御するデータ転送制御部である高性能DMA
コントローラであって、 該データ転送制御部は、 前記主記憶手段への制御信号を発生するインターフェー
ス部と、 データの入出力を制御するデータ入出力部と、 データ転送を実行するのに必要な各種パラメータを格納
するパラメータ保持手段と、 データ転送の要求を受け付けるデータ転送要求受信部
と、 データ転送制御部の起動および停止命令を受信する起動
命令受信部と、を備え、 前記データ転送要求受信部は、データ転送要求発行元よ
り自由に設定される、実行優先度情報及び前記子記憶手
段の種別情報からなる複数のデータ転送要求の予約を受
け付け、該実行優先度情報毎に前記子記憶手段の種別情
報を保持しておくものであって、 前記データ転送制御部は、装置全体を制御するシステム
コントローラ部から起動命令が発行されるまでは、前記
データ転送要求の予約のみを受け付け、前記システムコ
ントローラ部から起動命令が発行されると、予約された
データ転送要求を、上記実行優先度が高いものの中で、
データ転送要求された時間の早いものから順番に前記子
記憶手段の種別情報を解読し、その解読結果に応じて、
前記パラメータ保持手段から、データ転送に必要なパラ
メータを逐次取りだし、データ転送を実行する、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の高性能DMAコントロ
ーラにおいて、 前記データ転送要求元は、システム全体を制御するシス
テムコントローラである、ことを特徴とする高性能DM
Aコントローラ。 - 【請求項3】 請求項1に記載の高性能DMAコントロ
ーラにおいて、 前記データ転送要求発行元が複数である場合、 前記データ転送制御部は、前記複数のデータ転送要求発
行元より自由に設定される、実行優先度情報及び前記子
記憶手段の種別情報を含むデータ転送要求の予約を、前
記データ転送要求発行元毎に受け付ける予備予約手段を
備え、 前記予備予約手段は、あらかじめ決められた前記転送要
求発行元の優先度に従って、前記データ転送要求発行元
毎に受け付けたデータ転送要求を、前記データ転送要求
受信部へ転送する、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項4】 請求項3に記載の高性能DMAコントロ
ーラにおいて、 前記複数のデータ転送要求発行元のうちの一つが、シス
テム全体を制御するシステムコントローラである、こと
を特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項5】 請求項3に記載の高性能DMAコントロ
ーラにおいて、 前記予備予約手段は、前記データ転送要求を、前記転送
要求発行元毎に一時保持する複数の予備予約レジスタ
と、 前記予備予約レジスタに一時保持された前記データ転送
要求の出力を選択する予備セレクタと、を備え、 前記予備セレクタは、あらかじめ決められた前記データ
転送要求発行元の優先度に従って、前記データ転送要求
を選択し、前記データ転送要求受信部に転送する、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
載の高性能DMAコントローラにおいて、 前記データ転送要求受信部は、 前記データ転送要求の実行優先度情報を解読する優先レ
ベル解読部と、 前記子記憶手段の種別情報を、前記実行優先度情報毎に
格納する実行優先度情報毎の予約レジスタと、 前記子記憶手段の種別情報の出力を選択するセレクタ
と、を備え、 前記優先レベル解読部により、複数の前記データ転送要
求を、前記各実行優先度情報毎の予約レジスタに格納
し、該各実行優先度情報毎の予約レジスタに前記データ
転送要求の予約があるかどうかを示す各予約flagの
状態により、次に実行すべき前記子記憶手段の種別情報
を前記セレクタにより選択し、前記インターフェース部
に転送する、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
載の高性能DMAコントローラにおいて、 前記データ転送制御部は、データ転送処理開始前であ
る、前データ転送処理が終了する一定時間前に、前もっ
て前記予約レジスタに予約されているデータ転送要求の
中から、前記実行優先度情報、及び転送要求された時間
によって、次に実行すべきデータ転送種別情報を判断す
る、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項8】 請求項7に記載の高性能DMAコントロ
ーラにおいて、 前記データ転送要求は、前記予約レジスタに予約された
データ転送要求を取り消すキャンセル情報を含む、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項9】 請求項8に記載の高性能DMAコントロ
ーラにおいて、 前記キャンセル情報は、実行中のデータ転送に対しても
有効である、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項10】 請求項6または請求項7に記載の高性
能DMAコントローラにおいて、 前記優先レベル解読部は、前記データ転送要求が、前記
予約レジスタに予約されたデータ転送要求を取り消すキ
ャンセル情報を含むかどうかを、さらに解読するもので
あって、 前記キャンセル情報が予約されたデータ転送要求に対し
てなされた場合は、前記予約flagの状態を変更する
ことにより、該データ転送要求をキャンセルし、 前記キャンセル情報が実行中のデータ転送に対してなさ
れた場合は、前記システムコトローラ部により該データ
転送を終了させる、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項11】 請求項6または請求項7に記載の高性
能DMAコントローラにおいて、 前記実行優先度情報毎の予約レジスタは、装置全体を制
御するシステムコントローラ部と接続され、 リング上に配置された複数の設定レジスタと、 前記複数の設定レジスタ内から、次に設定される設定レ
ジスタ、及び次に実行される設定レジスタを選択するポ
インタレジスタと、を備えた、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項12】 請求項11に記載の高性能DMAコン
トローラにおいて、前記データ転送要求受信部は、前記
システムコントローラ部と接続されており、 前記複数の設定レジスタまたは前記ポインタレジスタ
は、前記データ転送要求に関係なく、前記システムコン
トローラ部によって自由に、リード/ライトされるもの
である、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項13】 請求項7に記載の高性能DMAコント
ローラにおいて、 前記複数のデータ転送要求は、実行タイミング情報をさ
らに含み、 前記データ転送要求受信部は、前記実行優先度に関係な
く、指定された前記実行タイミング以外では、前記実行
タイミング情報を含むデータ転送を実行せず、前記実行
タイミングになると、その時刻における前記実行優先度
に従ってデータ転送を実行する、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項14】 請求項13記載の高性能DMAコント
ローラにおいて、 前記実行タイミング情報は、前記データ転送要求を予約
してから該データ転送を実行するまでのサイクル数を示
している、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項15】 請求項6ないし請求項14のいずれか
に記載の高性能DMAコントローラにおいて、 前記実行優先度情報毎の予約レジスタは、前記実行タイ
ミング情報を保持する予約タイマーをさらに備えた、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項16】 請求項13に記載の構成の高性能DM
Aコントローラにおいて、 前記実行タイミング情報は、前記データ転送要求受信部
に送信される決められたタイミング信号を使用するか、
しないかを指定する、ことを特徴とする高性能DMAコ
ントローラ。 - 【請求項17】 請求項6ないし請求項15に記載の高
性能DMAコントローラにおいて、 前記実行優先度情報毎の予約レジスタは、前記実行タイ
ミング情報を保持するタイミング指定レジスタをさらに
備えた、ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項18】 請求項13に記載の高性能DMAコン
トローラにおいて、 前記実行タイミング情報は、タイミング信号の種類を指
定する、ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項19】 請求項6ないし請求項15のいずれか
に記載の高性能DMAコントローラにおいて、 前記実行優先度情報毎の予約レジスタは、前記タイミン
グ信号の種類を保持するタイミング種類レジスタをさら
に備えた、ことを特徴とする高性能DMAコントロー
ラ。 - 【請求項20】 請求項13ないし請求項19のいずれ
かに記載の高性能DMAコントローラにおいて、 前記データ転送要求は、該要求の繰り返し実行回数を表
すリピート情報をさらに含み、 前記データ転送要求受信部は、前記リピート情報を受信
した場合、そのデータ転送要求予約を保持し、実行タイ
ミングになると、その時刻における実行優先度に従っ
て、前記繰り返し実行回数、前記データ転送要求を繰り
返し実行する、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項21】 請求項17または請求項19に記載の
高性能DMAコントローラにおいて、 前記データ転送要求受信部は、前記リピート情報を保持
するリピート回数指定レジスタと、 該リピート回数をカウントするリピート回数カウンタ
と、をさらに備えた、ことを特徴とする高性能DMAコ
ントローラ。 - 【請求項22】 請求項1ないし請求項21のいずれか
に記載の高性能DMAコントローラにおいて、 前記パラメータ保持手段は、前記子記憶手段毎にアドレ
スで区切られた領域を有し、 該領域には、前記子記憶手段毎に対応したデータ転送に
使用されるパラメータが、前記システムコントローラ部
によってあらかじめ格納されている、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項23】 請求項1ないし請求項21のいずれか
に記載の高性能DMAコントローラにおいて、 前記パラメータ保持手段は、前記主記憶手段へのアクセ
スパターン毎にアドレスで区切られた領域を有し、 該領域には、アクセスパターン毎に対応したパラメータ
が、前記システムコントローラ部によってあらかじめ格
納されている、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項24】 請求項1ないし請求項21のいずれか
に記載の高性能DMAコントローラにおいて、 前記パラメータ保持手段は、前記子記憶手段毎にアドレ
スで区切られた領域と、前記主記憶手段へのアクセスパ
ターン毎にアドレスで区切られた領域とを有し、 前記システムコントローラ部により、前記子記憶手段毎
にアドレスで区切られた領域には、前記子記憶手段毎に
対応したデータ転送に使用されるパラメータがあらかじ
め格納され、前記主記憶手段へのアクセスパターン毎に
アドレスで区切られた領域には、アクセスパターン毎に
対応したパラメータがあらかじめ格納される、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項25】 請求項1ないし請求項24のいずれか
に記載の高性能DMAコントローラにおいて、 前記パラメータ保持手段に格納されるパラメータには、
前記子記憶手段毎の、書きこみ/読み出し情報、アクセ
ス単位情報、アクセスパターン情報が含まれ、さらに、
アクセスパターン毎の、スタートアドレス、転送個数、
矩形領域アクセスの情報、リングバッファを形成する領
域スタートおよびエンドアドレス情報を含む、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項26】 請求項1ないし請求項25のいずれか
に記載の高性能DMAコントローラにおいて、 前記データ転送制御部は、 前記インターフェース部、前記データ入出力部、前記パ
ラメータ保持手段及び前記主記憶手段に対するクロック
の供給と停止を制御するクロック制御部をさらに備え、 該クロック制御部は、前記システムコントローラ部が前
記データ転送制御部を起動させていない場合はクロック
の供給を停止し、また、起動させていて、且つデータ転
送要求が前記データ転送要求受信部に予約されている場
合にはクロックを供給し、また、前記データ転送要求受
信部に実行タイミング情報がある場合は、実行時刻にな
るまではクロックの供給を停止し、実行時刻になったら
クロック供給を開始し、さらに、前記データ転送要求受
信部に予約がなくなり、最後のデータ転送が終了した場
合はクロックの供給を停止する、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項27】 請求項26記載の高性能DMAコント
ローラにおいて、 前記主記憶手段は、複数の領域に分割され、該領域毎に
クロックが供給されている複数の個別主記憶手段からな
り、 前記データ転送制御部は、該個別主記憶手段の使用領域
を設定する領域設定レジスタをさらに備え、 前記クロック制御部は、該領域設定レジスタにより選択
設定された、前記個別主記憶手段の使用領域に対しての
みクロックを供給し、非選択の領域にはクロックを供給
しない、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項28】 請求項27記載の高性能DMAコント
ローラにおいて、 前記個別主記憶手段は、SRAMで構成されている、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項29】 請求項27記載の高性能DMAコント
ローラにおいて、 前記個別主記憶手段は、DRAMで構成されており、選
択されたDRAMのみクロックが供給され、リフレッシ
ュ動作を実行する、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項30】 請求項27または請求項29に記載の
高性能DMAコントローラにおいて、 前記個別主記憶手段は、DRAMで構成されており、選
択されたDRAMのみにクロックを供給して、オートリ
フレッシュ動作を行い、非選択のDRAMにはクロック
を供給せず、セルフリフレッシュ動作を実行するように
設定する、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項31】 各種データを蓄積する主記憶手段と、
該主記憶手段の転送相手である複数の子記憶手段とのデ
ータ転送を制御するデータ転送制御部である高性能DM
Aコントローラであって、 前記主記憶手段は、複数の領域に分割され、該領域毎に
クロックが供給されている複数の個別主記憶手段からな
り、 前記データ転送制御部は、前記主記憶手段と前記データ
転送制御部とに対してクロックの供給を停止制御するク
ロック制御部と、 アクセスするアドレス領域を判定するアドレス判定部
と、を備え、 前記クロック制御部は、前記複数の個別主記憶手段のう
ち、前記アドレス判定部により、選択された使用領域に
対してのみクロックおよび制御信号を供給し、非選択の
領域に対してはクロックおよび制御信号を供給しない、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項32】 各種データを蓄積する主記憶手段と、
該主記憶手段の転送相手である複数の子記憶手段とのデ
ータ転送を制御するデータ転送制御部である高性能DM
Aコントローラであって、 前記主記憶手段は、複数の領域に分割され、該領域毎に
クロックが供給されている複数の個別主記憶手段からな
り、 前記データ転送制御部は、前記主記憶手段と前記データ
転送制御部とに対してクロックの供給を停止制御するク
ロック制御部と、 該個別主記憶手段の使用領域を設定する領域設定レジス
タと、を備え、 前記クロック制御部は、前記複数の個別主記憶手段のう
ち、前記領域設定レジスタにより選択設定された使用領
域に対してのみクロックおよび制御信号を供給し、非選
択の領域にはクロックおよび制御信号を供給しない、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項33】 請求項31または請求項32に記載の
高性能DMAコントローラにおいて、 前記データ転送制御部は、前記個別主記憶手段に対する
電源供給を停止制御する電源供給制御部を備え、 前記選択設定された使用領域に対してのみ電源を供給
し、前記非選択の領域に対しては電源を供給しない、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項34】 請求項31ないし請求項33のいずれ
かに記載の高性能DMAコントローラにおいて、 前記個別主記憶手段は、SRAMで構成されている、こ
とを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項35】 請求項31ないし請求項33のいずれ
かに記載の高性能DMAコントローラにおいて、 前記個別主記憶手段は、DRAMで構成されており、前
記選択設定されたDRAMに対してのみクロックおよび
制御信号を供給して、リフレッシュ動作を行い、前記非
選択の領域に対してはクロックおよび制御信号を供給し
ない、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。 - 【請求項36】 請求項31ないし請求項33のいずれ
かに記載の高性能DMAコントローラにおいて、 前記個別主記憶手段は、DRAMで構成されており、前
記選択設定されたDRAMに対してのみクロックを供給
して、オートリフレッシュ動作を行い、前記非選択のD
RAMに対してはクロックを供給せず、セルフリフレッ
シュ動作を行う、 ことを特徴とする高性能DMAコントローラ。
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