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JP2002040869A - 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置

Info

Publication number
JP2002040869A
JP2002040869A JP2000227371A JP2000227371A JP2002040869A JP 2002040869 A JP2002040869 A JP 2002040869A JP 2000227371 A JP2000227371 A JP 2000227371A JP 2000227371 A JP2000227371 A JP 2000227371A JP 2002040869 A JP2002040869 A JP 2002040869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
heating
temperature
image forming
fixing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000227371A
Other languages
English (en)
Inventor
Keigo Kaji
圭吾 梶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000227371A priority Critical patent/JP2002040869A/ja
Publication of JP2002040869A publication Critical patent/JP2002040869A/ja
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力の低減、装置の耐久性の向上を図り
つつ、装置の立上り時間及びファーストコピー時間の短
縮化を図ることができる定着装置を備える画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 画像形成装置の電源の投入(メインオ
ン)から入力操作(コピースタート)までの間の一連の
動作のうち少なくとも一つの動作である予備動作として
原稿台や自動給紙装置での原稿又は操作部への入力が検
知された際に、未定着像を担持する記録媒体を加熱する
ための加熱手段による加熱を開始し、該加熱手段の温度
を検知する温度検知手段によって検知された温度が所定
温度になるまで上記加熱をして予熱動作すると共に、該
予熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも小さ
い所定時間当りの回転量で回転した後、所定時間内に定
着処理(コピー動作)が開始されるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未定着像を担持す
る記録媒体を定着体及び加圧体によって挟持搬送しなが
ら加熱及び加圧することにより上記未定着像を上記記録
媒体に定着させる定着装置及びこの定着装置を備える画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像形成装置において
は、潜像を担持する潜像担持体に現像剤たるトナーを付
与することにより上記潜像をトナー像として可視化し、
該トナー像を紙等の記録媒体たる転写材に未定着状態で
転写し、該転写材を定着装置に搬送し転写材上の未定着
状態のトナー像(以下、未定着トナー像という)を転写
材上に定着させてコピー(画像形成)を完了する。かか
る定着にあっては、加熱手段によって加熱された定着体
及び加圧体たる熱ローラ対によって上記転写材を挟持搬
送しながら上記トナー像を溶融して固着させる、所謂熱
ローラ定着方式の定着装置が広く使用されている。
【0003】しかし、この熱ローラ定着方式によると、
熱ローラ対の温度がトナー像を速やかに溶離、固着する
のに十分な所定の定着温度に達するまでの立ち上がり時
間が長く、この立ち上がり時間を短くしようとすると予
熱が必要となるという課題がある。この課題は、画像形
成装置においては、コピー(画像形成)のスイッチをO
N(入力操作)してからコピー可能な状態になるまでの
ウォームアップ時間が長く、クイックスタートが行えな
いという現象として現れる。
【0004】そこで、立ち上がり時間を短縮すべく、定
着体としてフィルム部材たる耐熱性フィルム(以下、定
着フィルムという)を使用した定着フィルム方式が用い
られている。
【0005】定着フィルム方式の定着装置では、アルミ
ナ等の高熱伝導度の材質で形成された基板上に、抵抗発
熱層を設けて加熱手段たる加熱部材を構成し、更に加圧
ローラによって耐熱性フィルムを加熱部材に押しつけ
る。そして、定着時に加熱部材が加熱され、定着フィル
ム又は加圧ローラが駆動され表面に未定着トナー像を担
持した転写材が加圧ローラと定着フィルムとの間に供給
されると、加圧ローラ及び定着フィルムによって上記転
写材を挟持搬送しながら、上記トナー像を上記転写材上
に溶融固着させる。尚、基板上には加熱部材の温度を検
出するためのサーミスタが接着されており、その出力を
基に加熱部材の温度制御がなされる。
【0006】上記定着フィルム方式によると、上述の熱
ローラ方式では熱ローラ全体を加熱していたのに対し、
定着に必要な加熱部材と加圧ローラとの圧接部(定着フ
ィルムに接触する部分)のみを加熱すれば足るので、こ
れらの部分が定着可能な温度に達するまでの立ち上がり
時間が短く、予熱を必要としない。このことは、画像形
成装置では、クイックスタートが可能で、消費電力が少
ないという長所となる。
【0007】一方で、定着フィルム方式の定着装置は、
画像形成開始後に加熱を開始するために、画像形成開始
後に定着装置のニップ部に転写材が到達するまでに温度
を立ちあげる必要があり、ファーストコピー時間が長く
なってしまう等の問題があった。
【0008】この問題を解決するために、特開平10−
171277にあるように非定着動作時に予熱を行うこ
とで、ファーストコピー時間を短縮する方式が提案され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た非定着動作時に予熱を行う方式は、非定着動作中に温
度制御を行つているために、熱ローラ方式に比べれば熱
容量が小さいために優れているものの、スタンバイ中に
電力を消費し続けることになる。
【0010】又、加圧ローラの熱容量が大きいため、定
着フィルム方式の高速化とファーストコピー時間の短縮
化とを両立させるには、加圧ローラを予熱しておく必要
があり、又、加圧ローラ全体を温めるために予熱中に加
圧ローラを回転させる必要がある。しかし、加圧ローラ
をスタンバイ中に予熱及び回転させると定着フィルム及
び加圧ローラの耐久性が低下する。特に、定着フィルム
においては、定着フィルムの表面性が悪化するとトナー
が定着フィルムに付着して記録材に再度転写されるとい
うオフセット汚れが発生しやすくなる。定着フィルムと
加圧ローラが圧接しながら回転することは定着フィルム
の表面性を悪化させる要因の1つであり、定着フィルム
の耐久性を向上させるためには、定着フィルム及び加圧
ローラの所定時間当りの圧接回転量が小さい方が好まし
い。
【0011】そこで、本発明は、消費電力の低減、装置
の耐久性の向上を図りつつ、装置の立上り時間及びファ
ーストコピー時間の短縮化を図ることができる定着装置
を備える画像形成装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、電源からの電力によって駆動され該電源の投入後
に入力操作されることにより、記録媒体上に未定着像を
形成し定着装置が該未定着像を該記録媒体上に定着させ
て上記記録媒体上に画像形成する画像形成装置のための
定着装置であって、互いに圧接回転する定着体及び加圧
体と、該定着体を電源からの電力の供給を受けて加熱す
る加熱手段と、該加熱手段の温度を検知する温度検知手
段と、該温度検知手段によって検知された温度が所定温
度になるよう電源から加熱手段への電力供給を制御する
制御手段とを備え、未定着像を担持する記録媒体を上記
定着体及び上記加圧体によって挟持搬送しながら加熱及
び加圧することにより上記未定着像を上記記録媒体に定
着させる定着装置において、画像形成装置の電源の投入
から入力操作までの間の一連の動作のうち少なくとも一
つの動作を予備動作としてその有無を検知する予備動作
検知手段を備え、制御手段は、予備動作検知手段によっ
て上記予備動作が検知された際に、加熱手段による加熱
を開始させ、温度検知手段によって検知された温度が所
定温度になるまで上記加熱をさせて予熱動作させ、予熱
動作終了後の所定時間内に定着処理を開始させるよう設
定されており、予熱動作時の定着体及び加圧体の所定時
間当りの回転量は定着処理時よりも小さく設定されてい
るという第一の発明によって達成される。
【0013】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、制御手段は、画像形成動作時及び予熱動
作時にのみ電源から加熱手段へ電力供給可能であるとい
う第二の発明によっても達成される。
【0014】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明又は第二の発明において、予備動作検知手段は、
予備動作の有無として、画像形成装置の所定位置におけ
る画像情報としての原稿の有無、又は、画像形成装置の
所定位置に設けられ該画像形成装置の所定の操作のため
の操作部への入力の有無を検知するようになっていると
いう第三の発明によっても達成される。
【0015】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第三の発明のいずれかにおいて、定着体及び加
圧体は、予熱動作時の周速度が定着動作時よりも遅く設
定されているという第四の発明によっても達成される。
【0016】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第四の発明のいずれかにおいて、加熱手段が
定着装置本体に固定支持され、定着体が該加熱手段に摺
接しながら移動するフィルム部材であり、加圧体が該フ
ィルム部材を介して加熱手段に圧接するよう配設されて
いるという第五の発明によっても達成される。
【0017】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第五の発明のいずれかにおいて、制御手段は、
温度検知手段によって検知された温度が所定温度以下で
ある際に予熱動作をするよう設定されているという第六
の発明によっても達成される。
【0018】更に、本出願によれば、上記目的は、一連
の画像形成プロセスによって形成された画像を記録媒体
に記録する画像形成装置であって、第一の発明の定着装
置を備えるという第七の発明によっても達成される。
【0019】又、本出願によれば、上記目的は、第七の
発明において、制御手段は、画像形成動作時及び予熱動
作時にのみ電源から加熱手段へ電力供給可能であるとい
う第八の発明によっても達成される。
【0020】更に、本出願によれば、上記目的は、第七
の発明又は第八の発明において、予備動作検知手段は、
予備動作の有無として、画像形成装置の所定位置におけ
る画像情報としての原稿の有無、又は、画像形成装置の
所定位置に設けられ該画像形成装置の所定の操作のため
の操作部への入力の有無を検知するようになっていると
いう第九の発明によっても達成される。
【0021】又、本出願によれば、上記目的は、第七の
発明乃至第九の発明のいずれかにおいて、定着体及び加
圧体は、予熱動作時の周速度が定着動作時よりも遅く設
定されているという第十の発明によっても達成される。
【0022】更に、本出願によれば、上記目的は、第七
の発明乃至第十の発明のいずれかにおいて、加熱手段が
定着装置本体に固定支持され、定着体が該加熱手段に摺
接しながら移動するフィルム部材であり、加圧体が該フ
ィルム部材を介して加熱手段に圧接するよう配設されて
いるという第十一の発明によっても達成される。
【0023】又、本出願によれば、上記目的は、第七の
発明乃至第十一の発明のいずれかにおいて、制御手段
は、温度検知手段によって検知された温度が所定温度以
下である際に予熱動作をするよう設定されているという
第十二の発明によっても達成される。
【0024】即ち、本出願にかかる第一の発明にあって
は、画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の
一連の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作とし
て予備動作検知手段が検知した際に、加熱手段による加
熱を開始し、温度検知手によって検知された温度が所定
温度になるまで上記加熱して予熱動作すると共に、該予
熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも小さい
所定時間当りの回転量で回転した後、所定時間内に定着
処理が開始される。
【0025】又、本出願にかかる第二の発明にあって
は、画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の
一連の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作とし
て予備動作検知手段が検知した際に、電源から加熱手段
への電力供給を開始し、温度検知手段によって検知され
た温度が所定温度になるまで上記電力供給をして予熱動
作すると共に、該予熱動作中に定着体及び加圧体が定着
処理時よりも小さい所定時間当りの回転量で回転した
後、所定時間内に上記電力供給を再開して定着処理が開
始される。
【0026】更に、本出願にかかる第三の発明にあって
は、所定位置における原稿又は操作部への入力を予備動
作検知手段が検知した際に、加熱手段による加熱を開始
し、温度検知手段によって検知された温度が所定温度に
なるまで上記加熱をして予熱動作すると共に、該予熱動
作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも小さい所定
時間当りの回転量で回転した後、所定時間内に定着処理
が開始される。
【0027】又、本出願にかかる第四の発明にあって
は、画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の
一連の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作とし
て予備動作検知手段が検知した際に、加熱手段による加
熱を開始し、温度検知手によって検知された温度が所定
温度になるまで上記加熱して予熱動作すると共に、該予
熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも遅い周
速度で回転した後、所定時間内に定着処理が開始され
る。
【0028】又、本出願にかかる第五の発明にあって
は、画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の
一連の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作とし
て予備動作検知手段が検知した際に、加熱手段による加
熱を開始し、温度検知手段によって検知された温度が所
定温度になるまで上記加熱をして予熱動作すると共に、
該予熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも小
さい所定時間当りの回転量で回転した後、所定時間内に
定着処理が開始される。
【0029】更に、本出願にかかる第六の発明にあって
は、画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の
一連の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作とし
て予備動作検知手段が検知し、且つ、温度検知手段によ
って検知された温度が所定温度以下である際に、加熱手
段による加熱を開始し、温度検知手段によって検知され
た温度が所定温度になるまで上記加熱をして予熱動作す
ると共に、該予熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理
時よりも小さい所定時間当りの回転量で回転した後、所
定時間内に定着処理が開始される。
【0030】更に、本出願にかかる第七の発明にあって
は、画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の
一連の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作とし
て予備動作検知手段が検知した際に、加熱手段による加
熱を開始し、温度検知手によって検知された温度が所定
温度になるまで上記加熱して予熱動作すると共に、該予
熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも小さい
所定時間当りの回転量で回転した後、所定時間内に定着
処理が開始される。
【0031】又、本出願にかかる第八の発明にあって
は、画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の
一連の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作とし
て予備動作検知手段が検知した際に、電源から加熱手段
への電力供給を開始し、温度検知手段によって検知され
た温度が所定温度になるまで上記電力供給をして予熱動
作すると共に、該予熱動作中に定着体及び加圧体が定着
処理時よりも小さい所定時間当りの回転量で回転した
後、所定時間内に上記電力供給を再開して定着処理が開
始される。
【0032】更に、本出願にかかる第九の発明にあって
は、所定位置における原稿又は操作部への入力を予備動
作検知手段が検知した際に、加熱手段による加熱を開始
し、温度検知手段によって検知された温度が所定温度に
なるまで上記加熱をして予熱動作すると共に、該予熱動
作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも小さい所定
時間当りの回転量で回転した後、所定時間内に定着処理
が開始される。
【0033】又、本出願にかかる第十の発明にあって
は、画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の
一連の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作とし
て予備動作検知手段が検知した際に、加熱手段による加
熱を開始し、温度検知手によって検知された温度が所定
温度になるまで上記加熱して予熱動作すると共に、該予
熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも遅い周
速度で回転した後、所定時間内に定着処理が開始され
る。
【0034】又、本出願にかかる第十一の発明にあって
は、画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の
一連の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作とし
て予備動作検知手段が検知した際に、加熱手段による加
熱を開始し、温度検知手段によって検知された温度が所
定温度になるまで上記加熱をして予熱動作すると共に、
該予熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも小
さい所定時間当りの回転量で回転した後、所定時間内に
定着処理が開始される。
【0035】更に、本出願にかかる第十二の発明にあっ
ては、画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間
の一連の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作と
して予備動作検知手段が検知し、且つ、温度検知手段に
よって検知された温度が所定温度以下である際に、加熱
手段による加熱を開始し、温度検知手段によって検知さ
れた温度が所定温度になるまで上記加熱をして予熱動作
すると共に、該予熱動作中に定着体及び加圧体が定着処
理時よりも小さい所定時間当りの回転量で回転した後、
所定時間内に定着処理が開始される。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0037】(第一の実施形態)図1は、本実施形態に
係る画像形成装置の槻略構成図である。
【0038】かかる画像形成装置は、図1に示すよう
に、リーダ部Rとプリンタ部Pとからなる。
【0039】リーダ部Rは、固定された原稿台ガラス2
0を有しており、この原稿台ガラス20の下側には、リ
フレクタ22内に収容された光源21が原稿台ガラス2
0の下面に沿って移動自在に設けられている。
【0040】そして、コピーすべき原稿19を原稿台ガ
ラス20上に載置して、コピースタートキー(図示せ
ず)が押されることにより、ホームポジションに停止し
ていた光源21及び第1ミラー23が原稿台ガラス20
の下面に沿って所定の速度Vで左方より右方へと移動し
て、原稿台ガラス20上の原稿19のコピー面を照明
し、原稿19からの反射光は、第1ミラー23より光源
21と同方向へV/2の速度で移動する第2ミラー2
4、第3ミラー25を経て結像レンズ29へ送られ、結
像レンズ29により固定第4ミラー26を介してCCD
(電荷結合素子)61上に結像され、図3に示すA(ア
ナログ)/D(デジタル)変換装置62によりデジタル
信号に変換される。
【0041】又、往動した光源21や第1〜第3ミラー
23,24,25は、所定の往動終点に到達すると往動
移動に転じられて、始めのホームポジションヘ戻り、次
のコピーサイクルの開始まで待機する。
【0042】一方、プリンタ部Pは、感光体ドラム39
と、一次帯電器30と、半導体レーザー(図示せず)
と、現像装置31と、転写帯電器34と、定着装置60
とを備えている。
【0043】CCD61からのデジタル信号化された画
像情報をインターフェイスを介して画像処理装置を通過
させることで画像処理を施し、更にD(デジタル)/A
(アナログ)変換装置によって再びアナログ信号に変換
し、その信号によりレーザードライバーを介して半導体
レーザーを点灯させる。
【0044】半導体レーザーより発射されたレーザー光
は、図1に示すプリンタ部Pの高速定速回転されている
ポリゴンミラー40とFθレンズ41により長手方向に
展開され、固定ミラー27,28を介して感光体ドラム
39面に結像露光される。
【0045】感光体ドラム39の表面は、この露光前に
1次帯電器30により正又は負の所定電位に一様に帯電
処理されており、この帯電面に対して上記の露光がなさ
れることで、感光体ドラム39面に原稿画像に対応した
パターンの静電潜像が順次形成されていく。そして、感
光体ドラム39面に形成された静電潜像は、現像装置3
1の現像ローラ32で現像されることにより、トナー像
として顕画化される。
【0046】一方、給紙ローラ61により記録材として
の転写材シートが給送され、ガイド33を通って所定の
タイミングで感光体ドラム39と転写帯電器34との間
の転写部へ搬入され、転写帯電器34より転写コロナを
受けることにより、感光体ドラム39の表面に密着して
感光体ドラム39表面のトナー像が転写材シート面に順
次転写されていく。
【0047】転写部を通過した転写材シートは、除電針
35によって背面電荷が除電されることにより感光体ド
ラム39面から順次剥離され、搬送部38、入口ガイド
10を経て定着装置60へ搬送され、後述するような定
着処理が施されて排紙(出口)ガイド12を介して画像
形成物として機外へ搬出される。
【0048】又、転写後に感光体ドラム39の表面に残
留するトナーは、クリーニング器36のクリーニングプ
レード37で感光体ドラム39の表面より除去されるこ
とにより、繰り返して像形成に供される。
【0049】ここで、本実施形態にかかる定着装置60
について詳しく説明する。
【0050】転写材シートに転写されたトナー像を該転
写材シートに定着する定着装置60は、図2に示すよう
に、エンドレスベルト状のフィルム部材である定着体た
る定着フィルム6と、加圧体たる加圧ローラ9と、加熱
手段たるヒータ1と、温度検知手段たる検温素子5と、
制御手段(図示せず)とを有している。
【0051】この定着フィルム6は、左側の駆動ローラ
7と、右側の従動ローラ8と、これらローラ7,8間の
下方に固定された低熱容量線状のヒータ1との3つの部
材間に張設されている。
【0052】駆動ローラ7は、駆動手段(図示せず)に
よって定着フィルム6の周面の移動速度(周速度)が5
0mm/s及び150mm/sの2段階の移動速度から
どちらか一つの移動速度を選択して駆動することが可能
になっている。
【0053】従動ローラ8は、定着フィルム6を外側に
張る方向にテンションを印加するテンションローラを兼
ねている。定着フィルム6は、表面にシリコンゴム等を
被覆して摩擦係数を高めた駆動ローラ7の時計方向の回
転駆動に伴い、時計方向に所定の周速度をもってシワや
蛇行、速度遅れなく回転駆動されるようになっている。
【0054】加圧ローラ9は、シリコンゴム等の離形性
のよいゴム弾性層を有し、定着フィルム6を挟んでヒー
タ1と対向する位置に設けられており、ばね等の付勢手
段(図示せず)により、例えば5〜20kgfの加圧力
でヒータ1の下面に圧接されながら、転写材シートの搬
送方向と順方向の反時計方向へ回転されるようになって
いる。ヒータ1と加圧ローラ9に挟まれた定着フィルム
6は、加圧ローラ9との間に定着ニップ部を形成してい
る。
【0055】又、定着フィルム6は、繰り返しトナー像
の加熱定着が繰り返されるため、耐熱性、離形性、耐久
性に優れ、一般的には100μm以下、好ましくは40
μm以下の薄肉のフィルムが使用されている。
【0056】低熱容量のヒータ1は、例えばアルミナの
基盤2に、銀パラジウムや酸化ルテニウム等の抵抗材料
を塗工して発熱層3を形成し、更にその上に厚さ10μ
mの定着フィルム6との摺動を考慮したガラス等の保護
層4を形成したもので、ヒータ支持体11に取り付け保
持させて固定支持されている。
【0057】ヒータ支持体11は、ヒータ1を定着装置
60及び画像形成装置に対し断熱支持するもので、断熱
性、高耐熱性及び剛性を有する材料が使用されている。
【0058】ヒータ1の発熱層3には長手方向両端から
通電される。印加電圧は交流100Vであり、基板2の
裏面に熱伝導性シリコン接着剤等で接着や圧接又は一体
的に形成されており、長手方向の中央部分に配置したサ
ーミスタ等の検温素子5が検知した検知温度に応じて通
電制御される。
【0059】上記制御手段は、画像形成時には検温素子
5の検知温度が所定の目標温度となるようにヒータ1へ
の供給電力を変化させて通電制御を行う。未定着トナー
像を担持した記録材が定着ニップ部に導入されると、記
録材は定着ニップ部において加熱されると同時に圧力を
受けながら搬送され、トナー像は記録材に定着される。
【0060】本実施形態における画像形成装置の動作に
ついて、図3に基づき従来の画像形成装置の動作と比較
しながら説明する。
【0061】特開平10−171277にて開示されて
るような従来の画像形成装置においては、メインスイッ
チがオンされるとヒータへの通電が開始されて、所定の
温度に到達するとウェイト動作を終了してスタンバイ状
態へ移行する。スタンバイ状態では所定のスタンバイ目
標温度において温度制御が行われている。コピースター
トキーが押されることにより画像形成目標温度において
温度制御を行い、コピーが終了すると再度スタンバイ状
態へと移行する。又、スタンバイ状態においても常に定
着フィルムが駆動されている。
【0062】このような制御を行うことで、温度の立上
りが早くてファーストコピー時間を短くすることが可能
なのであるが、一方でスタンバイ中に常時電力を印加す
るために、消費電力が大きくなってしまっていた。又、
スタンバイ中に定着フィルムが駆動されるため、スタン
バイ中に定着フィルムが駆動されない場合に比べて定着
フィルムの表面性の悪化が早く進行してしまう。
【0063】そこで、本実施形態においては、画像形成
装置の予備動作が行われた場合、即ち、ユーザーが操作
部において何らかの操作を行った場合、或いは、原稿台
や自動給紙装置へ原稿をセットしたことを検知した場合
に、上記制御手段によって、後述する予熱動作を実行す
る。尚、メインスイッチオン(画像形成装置の電源投
入)を画像形成装置の予備動作としても良い。
【0064】予熱動作にあっては、先ず、定着フィルム
6の周速度が50mm/sとなるよう駆動ローラ7の駆
動を開始して定着フィルム6及び加圧ローラ9を回転さ
せて、一方でヒータ1への通電を行い定着フィルム6や
加圧ローラ9を加熱する。所定の目標温度に到達すると
ヒータ1への通電を停止して、駆動ローラ7の駆動を停
止する。或いは、所定の目標温度に到達後、一定時間目
標温度において温度制御を行った後に、ヒータ1への通
電を停止して、駆動ローラ7の駆動を停止しても良い。
【0065】予熱動作が終了し、コピースタートキーが
押されること(入力操作)によりコピー動作を行い、コ
ピー動作終了後はヒータ1への通電及び駆動ローラ7の
駆動は行わない。本実施形態では、コピー動作中の定着
フィルム6の周速度は150mm/sである。
【0066】上述したように、本実施形態によれば、予
熱動作と定着動作時以外の消費電力を極めて小さくする
ことが可能となり、画像形成装置の予備動作検知時に予
熱動作を実行することでファーストコピー時間を小さく
することができる。又、予熱動作中の定着フィルムの周
速度が定着処理時よりも低速になっているので定着フィ
ルムの耐久性を従来よりも向上させることができる。
【0067】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様
の構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0068】本実施形態は、画像形成装置の予備動作を
検知したときの検温素子5の検知温度が所定の予熱動作
実行温度以上の場合は、予熱動作を実行せず、検温素子
5の検知温度が所定の予熱動作実行温度未満の場合にの
み予熱動作を実行する点で第一の実施形態と異なってい
る。
【0069】上述したように、本実施形態によれば、定
着装置が十分に暖まっている場合には予熱動作を行わな
いため、電力消費量を低減することが可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、画像形成装置の電源の投入から入力
操作までの間の一連の動作のうち少なくとも一つの動作
を予備動作として予備動作検知手段が検知した際に、加
熱手段による加熱を開始し、温度検知手によって検知さ
れた温度が所定温度になるまで上記加熱して予熱動作す
ると共に、該予熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理
時よりも小さい所定時間当りの回転量で回転した後、所
定時間内に定着処理が開始されるので、消費電力の低
減、装置の耐久性の向上を図りつつ、装置の立上り時間
及びファーストコピー時間の短縮化を図ることができ
る。
【0071】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の一連
の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作として予
備動作検知手段が検知した際に、電源から加熱手段への
電力供給を開始し、温度検知手段によって検知された温
度が所定温度になるまで上記電力供給をして予熱動作す
ると共に、該予熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理
時よりも小さい所定時間当りの回転量で回転した後、所
定時間内に上記電力供給を再開して定着処理が開始され
るので、消費電力の低減、装置の耐久性の向上を図りつ
つ、装置の立上り時間及びファーストコピー時間の短縮
化を図ることができる。
【0072】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、所定位置における原稿又は操作部への入力を予備動
作検知手段が検知した際に、加熱手段による加熱を開始
し、温度検知手段によって検知された温度が所定温度に
なるまで上記加熱をして予熱動作すると共に、該予熱動
作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも小さい所定
時間当りの回転量で回転した後、所定時間内に定着処理
が開始されるので、消費電力の低減、装置の耐久性の向
上を図りつつ、装置の立上り時間及びファーストコピー
時間の短縮化を図ることができる。
【0073】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の一連
の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作として予
備動作検知手段が検知した際に、加熱手段による加熱を
開始し、温度検知手によって検知された温度が所定温度
になるまで上記加熱して予熱動作すると共に、該予熱動
作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも遅い周速度
で回転した後、所定時間内に定着処理が開始されるの
で、消費電力の低減、装置の耐久性の向上を図りつつ、
装置の立上り時間及びファーストコピー時間の短縮化を
図ることができる。
【0074】又、本出願にかかる第五の発明によれば、
画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の一連
の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作として予
備動作検知手段が検知した際に、加熱手段による加熱を
開始し、温度検知手段によって検知された温度が所定温
度になるまで上記加熱をして予熱動作すると共に、該予
熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも小さい
所定時間当りの回転量で回転した後、所定時間内に定着
処理が開始されるので、消費電力の低減、装置の耐久性
の向上を図りつつ、装置の立上り時間及びファーストコ
ピー時間の短縮化を図ることができる。
【0075】更に、本出願にかかる第六の発明によれ
ば、画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の
一連の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作とし
て予備動作検知手段が検知し、且つ、温度検知手段によ
って検知された温度が所定温度以下である際に、加熱手
段による加熱を開始し、温度検知手段によって検知され
た温度が所定温度になるまで上記加熱をして予熱動作す
ると共に、該予熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理
時よりも小さい所定時間当りの回転量で回転した後、所
定時間内に定着処理が開始されるので、消費電力の低
減、装置の耐久性の向上を図りつつ、装置の立上り時間
及びファーストコピー時間の短縮化を図ることができ
る。
【0076】更に、本出願にかかる第七の発明によれ
ば、画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の
一連の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作とし
て予備動作検知手段が検知した際に、加熱手段による加
熱を開始し、温度検知手によって検知された温度が所定
温度になるまで上記加熱して予熱動作すると共に、該予
熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも小さい
所定時間当りの回転量で回転した後、所定時間内に定着
処理が開始されるので、消費電力の低減、装置の耐久性
の向上を図りつつ、装置の立上り時間及びファーストコ
ピー時間の短縮化を図ることができる。
【0077】又、本出願にかかる第八の発明によれば、
画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の一連
の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作として予
備動作検知手段が検知した際に、電源から加熱手段への
電力供給を開始し、温度検知手段によって検知された温
度が所定温度になるまで上記電力供給をして予熱動作す
ると共に、該予熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理
時よりも小さい所定時間当りの回転量で回転した後、所
定時間内に上記電力供給を再開して定着処理が開始され
るので、消費電力の低減、装置の耐久性の向上を図りつ
つ、装置の立上り時間及びファーストコピー時間の短縮
化を図ることができる。
【0078】更に、本出願にかかる第九の発明によれ
ば、所定位置における原稿又は操作部への入力を予備動
作検知手段が検知した際に、加熱手段による加熱を開始
し、温度検知手段によって検知された温度が所定温度に
なるまで上記加熱をして予熱動作すると共に、該予熱動
作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも小さい所定
時間当りの回転量で回転した後、所定時間内に定着処理
が開始されるので、消費電力の低減、装置の耐久性の向
上を図りつつ、装置の立上り時間及びファーストコピー
時間の短縮化を図ることができる。
【0079】又、本出願にかかる第十の発明によれば、
画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の一連
の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作として予
備動作検知手段が検知した際に、加熱手段による加熱を
開始し、温度検知手によって検知された温度が所定温度
になるまで上記加熱して予熱動作すると共に、該予熱動
作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも遅い周速度
で回転した後、所定時間内に定着処理が開始されるの
で、消費電力の低減、装置の耐久性の向上を図りつつ、
装置の立上り時間及びファーストコピー時間の短縮化を
図ることができる。
【0080】又、本出願にかかる第十一の発明によれ
ば、画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の
一連の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作とし
て予備動作検知手段が検知した際に、加熱手段による加
熱を開始し、温度検知手段によって検知された温度が所
定温度になるまで上記加熱をして予熱動作すると共に、
該予熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理時よりも小
さい所定時間当りの回転量で回転した後、所定時間内に
定着処理が開始されるので、消費電力の低減、装置の耐
久性の向上を図りつつ、装置の立上り時間及びファース
トコピー時間の短縮化を図ることができる。
【0081】更に、本出願にかかる第十二の発明によれ
ば、画像形成装置の電源の投入から入力操作までの間の
一連の動作のうち少なくとも一つの動作を予備動作とし
て予備動作検知手段が検知し、且つ、温度検知手段によ
って検知された温度が所定温度以下である際に、加熱手
段による加熱を開始し、温度検知手段によって検知され
た温度が所定温度になるまで上記加熱をして予熱動作す
ると共に、該予熱動作中に定着体及び加圧体が定着処理
時よりも小さい所定時間当りの回転量で回転した後、所
定時間内に定着処理が開始されるので、消費電力の低
減、装置の耐久性の向上を図りつつ、装置の立上り時間
及びファーストコピー時間の短縮化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられた定着装置の概
略構成を示す断面図である。
【図3】(a)は、従来における加熱手段及び定着体の
駆動タイミングと加熱手段の温度との関係を示す図であ
り、(b)は、本発明の第一の実施形態における加熱手
段及び定着体の駆動タイミングと加熱手段の温度との関
係を示す図である。
【符号の説明】
1 ヒータ(加熱手段) 5 検温素子(温度検知手段) 6 定着フィルム(定着体) 9 加圧ローラ(加圧ローラ) 19 原稿 60 定着装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA12 DA35 DB03 EA12 EA18 EC20 ED25 EE03 EE04 EE07 EF06 GA01 2H033 AA30 BA11 BA12 BA30 BE03 CA01 CA07 CA30 CA40 CA44 3K058 AA02 AA45 AA81 BA18 CA23 CA61 CE13 CE19 DA04 GA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源からの電力によって駆動され該電源
    の投入後に入力操作されることにより、記録媒体上に未
    定着像を形成し定着装置が該未定着像を該記録媒体上に
    定着させて上記記録媒体上に画像形成する画像形成装置
    のための定着装置であって、互いに圧接回転する定着体
    及び加圧体と、該定着体を電源からの電力の供給を受け
    て加熱する加熱手段と、該加熱手段の温度を検知する温
    度検知手段と、該温度検知手段によって検知された温度
    が所定温度になるよう電源から加熱手段への電力供給を
    制御する制御手段とを備え、未定着像を担持する記録媒
    体を上記定着体及び上記加圧体によって挟持搬送しなが
    ら加熱及び加圧することにより上記未定着像を上記記録
    媒体に定着させる定着装置において、画像形成装置の電
    源の投入から入力操作までの間の一連の動作のうち少な
    くとも一つの動作を予備動作としてその有無を検知する
    予備動作検知手段を備え、制御手段は、予備動作検知手
    段によって上記予備動作が検知された際に、加熱手段に
    よる加熱を開始させ、温度検知手段によって検知された
    温度が所定温度になるまで上記加熱をさせて予熱動作さ
    せ、予熱動作終了後の所定時間内に定着処理を開始させ
    るよう設定されており、予熱動作時の定着体及び加圧体
    の所定時間当りの回転量は定着処理時よりも小さく設定
    されていることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、画像形成動作時及び予熱動
    作時にのみ電源から加熱手段へ電力供給可能であること
    とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 予備動作検知手段は、予備動作の有無と
    して、画像形成装置の所定位置における画像情報として
    の原稿の有無、又は、画像形成装置の所定位置に設けら
    れ該画像形成装置の所定の操作のための操作部への入力
    の有無を検知するようになっていることとする請求項1
    又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 定着体及び加圧体は、予熱動作時の周速
    度が定着動作時よりも遅く設定されていることとする請
    求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 加熱手段が定着装置本体に固定支持さ
    れ、定着体が該加熱手段に摺接しながら移動するフィル
    ム部材であり、加圧体が該フィルム部材を介して加熱手
    段に圧接するよう配設されていることとする請求項1乃
    至請求項4のいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 制御手段は、温度検知手段によって検知
    された温度が所定温度以下である際に予熱動作をするよ
    う設定されていることとする請求項1乃至請求項5のい
    ずれか一項に記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 一連の画像形成プロセスによって形成さ
    れた画像を記録媒体に記録する画像形成装置であって、
    請求項1に記載の定着装置を備えることを特徴とする画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 制御手段は、画像形成動作時及び予熱動
    作時にのみ電源から加熱手段へ電力供給可能であること
    とする請求項7に記載の定着装置。
  9. 【請求項9】 予備動作検知手段は、予備動作の有無と
    して、画像形成装置の所定位置における画像情報として
    の原稿の有無、又は、画像形成装置の所定位置に設けら
    れ該画像形成装置の所定の操作のための操作部への入力
    の有無を検知するようになっていることとする請求項7
    又は請求項8に記載の定着装置。
  10. 【請求項10】 定着体及び加圧体は、予熱動作時の周
    速度が定着動作時よりも遅く設定されていることとする
    請求項7乃至請求項9のいずれか一項に記載の定着装
    置。
  11. 【請求項11】 加熱手段が定着装置本体に固定支持さ
    れ、定着体が該加熱手段に摺接しながら移動するフィル
    ム部材であり、加圧体が該フィルム部材を介して加熱手
    段に圧接するよう配設されていることとする請求項7乃
    至請求項10のいずれか一項に記載の定着装置。
  12. 【請求項12】 制御手段は、温度検知手段によって検
    知された温度が所定温度以下である際に予熱動作をする
    よう設定されていることとする請求項7乃至請求項11
    のいずれか一項に記載の定着装置。
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