[go: up one dir, main page]

JP2002027477A - Mpeg画像処理装置およびそのデータ転送方法 - Google Patents

Mpeg画像処理装置およびそのデータ転送方法

Info

Publication number
JP2002027477A
JP2002027477A JP2000202684A JP2000202684A JP2002027477A JP 2002027477 A JP2002027477 A JP 2002027477A JP 2000202684 A JP2000202684 A JP 2000202684A JP 2000202684 A JP2000202684 A JP 2000202684A JP 2002027477 A JP2002027477 A JP 2002027477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
data
data transfer
decoding
mpeg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000202684A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryohei Ogawara
良平 大河原
Akihiko Takahata
明彦 高畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000202684A priority Critical patent/JP2002027477A/ja
Priority to US09/737,943 priority patent/US6785337B2/en
Publication of JP2002027477A publication Critical patent/JP2002027477A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/90Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using coding techniques not provided for in groups H04N19/10-H04N19/85, e.g. fractals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/134Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or criterion affecting or controlling the adaptive coding
    • H04N19/156Availability of hardware or computational resources, e.g. encoding based on power-saving criteria
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/42Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals characterised by implementation details or hardware specially adapted for video compression or decompression, e.g. dedicated software implementation
    • H04N19/423Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals characterised by implementation details or hardware specially adapted for video compression or decompression, e.g. dedicated software implementation characterised by memory arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • H04N19/61Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding in combination with predictive coding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ転送量やデータの種類が増加しても復
号処理を効率的に行うことができるMPEG画像処理装
置を得る。 【解決手段】 MPEG復号処理部11に、画像データ
の復号開始からの最適な復号画像用データ転送時期に応
じて設定された設定値を処理周期に応じて減少させたデ
ータ転送量制限値を生成するビデオ転送制御部23を備
え、SDRAM転送制御部16に、その生成されたデー
タ転送量制限値に応じて復号画像用データ転送以外のデ
ータ転送量を制御する転送リクエスト処理部31を備
え、MPEG復号処理部11とSDRAM14との間の
復号画像用データ転送を良好に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MPEGによる
復号を行うMPEG画像処理装置およびそのデータ転送
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のビデオデコーダおよび転送
リクエスト処理部を示す構成図であり、図において、1
は画像データを復号する復号処理部であり、その復号処
理部1において、2はビデオデコーダ、3は予め設定さ
れた順序に応じて転送リクエストを発行するビデオ復号
制御部である。4はそれら転送リクエストを受け付け
て、転送起動指示を出力するリクエスト処理部、5は転
送起動指示に応じてデータ転送可能量を選択してデータ
転送量として出力するセレクタ、6は転送起動指示に応
じて信号ACK(承認)をビデオ復号制御部3に発行す
る転送ACK生成部である。
【0003】次に動作について説明する。MPEG2ビ
デオ・オーディオデコーダ等の画像音声処理LSIで
は、画像ストア用のフレームメモリや入力ビットストリ
ーム用FIFOバッファの領域を有するSDRAM等の
システムメモリを外部または内部に持っている。データ
処理部とそのシステムメモリとの間で多量のデータ転送
を行う必要があるが、システムLSI化が進み、1チッ
プ内に様々な機能が組み込まれることにより、データの
種類も増加してゆく。このようにシステムメモリとの間
のデータ転送でのデータ量やデータの種類が増加してゆ
くことにより、データ転送帯域を効率良く使用すること
が必要となってくる。また、MPEGによる画像圧縮等
においては、フレーム間予測符号化が行われることか
ら、ビデオデコーダはフレームメモリ上の時間的に前ま
たは後のフレームデータから予測に使われた画像データ
を切り出して復号に用いたり、復号された再構成画像デ
ータをまたフレームメモリへ書き込む等、画像データの
復号とフレームメモリ間のデータ転送には密接な関係が
ある。したがって、ビデオデコーダを効率良く動作させ
るためには、ビデオデコーダにとって最適なタイミング
での画像データの転送が必要となる。
【0004】図8では、SDRAM(図示せず)との間
のデータ転送として、データdr,dw,a,b,cの
5つのデータ転送がある場合について示したものであ
り、ここで、データdrおよびデータdwは、ビデオデ
コーダ2による復号画像用データであり、データa、デ
ータb、およびデータcは、復号画像用データ以外のデ
ータであるものとする。ビデオ復号制御部3では、予め
設定された順序に応じて転送リクエストを発行する。例
えば、転送起動の順序がdr,dw,a,b,cと設定
されているものとする。また、データdrとデータdw
に関しては、1回のデータ転送量が決まっているものと
し、データa、データb、およびデータcに関しては、
データ転送可能量が転送先バッファの空き容量や転送元
バッファの充填量により異なるものとし、そのデータ転
送可能量をwc−a,wc−b,wc−cとする。ま
ず、ビデオ復号制御部3は、データdrの転送リクエス
トq−drを発行する。リクエスト処理部4は、その転
送リクエストq−drを受け付けて、実際にデータdr
の転送起動指示を出力する。転送ACK生成部6は、そ
のデータdrの転送起動指示に応じて、データdrの転
送を起動したことを示す信号ACK−drをビデオ復号
制御部3に発行する。ビデオ復号制御部3は、その信号
ACK−drを受けて、次のデータ転送であるデータd
wの転送リクエストq−dwを発行する。リクエスト処
理部4は、現在実行中のデータdrの転送が終了した時
点で、次に転送リクエストが発行されているデータdw
の転送起動指示を出力する。転送ACK生成部6は、信
号ACK−dwを発行し、ビデオ復号制御部3は、次の
データ転送であるデータaの転送リクエストq−daを
発行する。そして、リクエスト処理部4は、現在実行中
のデータdwの転送が終了した時点で、次に転送リクエ
ストが発行されているデータaの転送起動指示を出力す
る。この転送に関しては、起動されるタイミングにより
転送可能なデータ量が異なるため、セレクタ5は、デー
タaの転送起動指示に応じてデータ転送可能量wc−a
を選択して、データ転送量として出力する。同様に順に
データbおよびデータcに関してもデータ転送が起動さ
れ、ビデオ復号制御部3は、信号ACK−cを受けて、
再度データdrの転送リクエストq−drを発行し、上
記処理を繰り返す。このように、データ転送の種類がさ
ほど多くない場合は、ビデオ復号制御部3が予め設定さ
れた順序に応じて転送リクエストを発行し、データ転送
が完了したら次のデータ転送を起動する制御方式で可能
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のビデオデコーダ
の転送リクエスト処理部は以上のように構成されている
ので、外部メモリとの間でやりとりするデータの種類が
増加し、データ転送帯域的に厳しい状態になった場合
に、まだ転送可能なデータ量が多くなく、今すぐにデー
タ転送を必要としないデータ転送であっても、決められ
た順序で転送が起動されてしまうことや、その時点で最
も起動を必要としているデータ転送が起動されないとい
うことが起こり得るため、データ転送効率が低下してし
まう。また、データの種類が増加することにより、デー
タ転送のタイミングが重要な復号画像用データのデータ
転送のタイミングが他のデータ転送の転送量の変化によ
る影響を受けて時間的にずれてしまい、ビデオデコーダ
2として最適な動作の維持が難しくなるなどの課題があ
った。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、データ転送量やデータの種類が増
加しても復号処理を効率的に行うことが可能で、復号画
像用データ転送以外のデータ転送においても必要に応じ
て良好に行うことが可能なMPEG画像処理装置および
そのデータ転送方法を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るMPEG
画像処理装置は、MPEG復号処理部に、画像データの
復号開始からの最適な復号画像用データ転送時期に応じ
て設定された第1の設定値を処理周期に応じて減少させ
たデータ転送量制限値を生成する転送量制限値生成部を
備え、転送制御部に、その生成されたデータ転送量制限
値に応じて、復号画像用データ転送以外のデータ転送量
を制御する転送要求処理部を備えたものである。
【0008】この発明に係るMPEG画像処理装置は、
転送要求処理部に、転送元の記憶領域充填量および転送
先の記憶領域空き容量に応じたデータ転送可能量と転送
起動閾値とを比較する比較器と、その比較結果と優先順
位とに応じていずれのデータ処理部のデータ転送を実行
するか制御する優先順位設定部とを備えたものである。
【0009】この発明に係るMPEG画像処理装置は、
転送量制限値生成部に、生成したデータ転送量制限値を
MPEG復号処理部におけるマクロブロックの復号手法
に応じて設定された第2の設定値で制限して出力するよ
うにしたものである。
【0010】この発明に係るMPEG画像処理装置は、
転送要求処理部に、転送元の記憶領域充填量および転送
先の記憶領域空き容量に応じたデータ転送可能量と復号
延長閾値とを比較する比較器と、その比較結果に応じて
MPEG復号処理部に画像データの復号開始延長要求す
る復号開始延長要求部とを備えたものである。
【0011】この発明に係るMPEG画像処理装置のデ
ータ転送方法は、MPEG復号処理部による画像データ
の復号開始からの最適な復号画像用データ転送時期に応
じて第1の設定値を設定し、その設定された第1の設定
値を処理周期に応じて減少させたデータ転送量制限値を
生成し、その生成されたデータ転送量制限値に応じてデ
ータバスにおける復号画像用データ転送以外のデータ転
送量を制御するようにしたものである。
【0012】この発明に係るMPEG画像処理装置のデ
ータ転送方法は、転送元の記憶領域充填量および転送先
の記憶領域空き容量に応じたデータ転送可能量が転送起
動閾値よりも大きいデータ転送のうち優先順位の高いも
のを優先してデータ転送を実行するようにしたものであ
る。
【0013】この発明に係るMPEG画像処理装置のデ
ータ転送方法は、MPEG復号処理部におけるマクロブ
ロックの復号手法に応じて第2の設定値を設定し、デー
タ転送量制限値をその設定した第2の設定値で制限する
ようにしたものである。
【0014】この発明に係るMPEG画像処理装置のデ
ータ転送方法は、MPEG復号処理部におけるマクロブ
ロックの復号処理の終了時に、その復号画像用データ転
送以外のデータ転送がある場合に、その復号画像用デー
タ転送以外のデータ転送が完了するまでMPEG復号処
理部における次のマクロブロックの復号処理の開始を延
長させるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるM
PEG画像処理装置を示す構成図であり、図において、
11は画像データを復号するMPEG復号処理部、1
2,13はその他のデータ処理を行うデータ処理部、1
4はMPEG復号処理部11およびデータ処理部12,
13にデータバス15で接続され、各種データを記憶す
るSDRAM(記憶部)、16はMPEG復号処理部1
1およびデータ処理部12,13とSDRAM14との
間のデータ転送を制御するSDRAM転送制御部(転送
制御部)である。また、MPEG復号処理部11におい
て、21はビデオデコーダ、21aはビデオデコーダ2
1に設けられたローカルバッファ、22はビデオデコー
ダ21の制御を行うビデオ復号制御部、23はビデオデ
コーダ21による復号開始からの最適な復号画像用転送
時期に応じてデータ転送量制限値を生成するビデオ転送
制御部(転送量制限値生成部)である。さらに、データ
処理部12,13において、12a,13aはローカル
バッファである。さらに、SDRAM転送制御部16に
おいて、31はビデオ転送制御部23により生成された
データ転送量制限値に応じて、MPEG復号処理部11
およびデータ処理部12,13とSDRAM14との間
のデータ転送量を生成する転送リクエスト処理部(転送
要求処理部)、32はSDRAM14への制御信号およ
びアドレスを生成するSDRAM制御信号生成部であ
る。
【0016】図2はビデオ転送制御部の詳細を示す構成
図であり、図において、41はビデオ復号制御部22か
らのMB(マクロブロック)復号開始指示、および転送
リクエスト処理部31からの復号画像転送ACKに応じ
て、IDLE、MB1、MB2、MB3の4状態を生成
する状態制御部である。42〜44は入力aから入力c
のいずれかを選択するセレクタ、45〜47は減算器、
48〜50はフリップフロップ回路からなるカウンタ、
51〜53はセレクタ42〜44のセレクタ制御信号を
生成するセレクタ制御信号生成回路である。57〜59
は最小値選択用比較器、60は状態制御部41からの4
状態に応じて入力aから入力dのいずれかを選択し、デ
ータ転送量制限値として出力するセレクタである。
【0017】図3は転送リクエスト処理部の詳細を示す
構成図であり、図において、71〜73はデータ転送可
能量wc−a〜wc−cとビデオ転送制御部23により
生成されたデータ転送量制限値wc−lmとを比較して
小さい方を選択する最小値選択用比較器である。78〜
80はデータ転送可能量wc−a〜wc−cと設定可変
の転送起動閾値thq−a〜thq−cとを比較し、デ
ータ転送リクエストq−a〜q−cを出力する比較器で
ある。81は予め設定された優先順位に応じて、転送リ
クエストq−dw,q−a〜q−cのうちのいずれかを
選択して、転送起動指示するプライオリティエンコーダ
(優先順位設定部)である。82はプライオリティエン
コーダ81からの転送起動指示に応じて最小値選択用比
較器71〜73の出力を選択して、データ転送量として
出力するセレクタ、83は転送起動指示に応じて信号A
CK−dwを生成する転送ACK生成部である。図4は
この発明の実施の形態1による予測なしMBのMB復号
における動作を示すタイミングチャートである。
【0018】次に動作について説明する。MPEG画像
データの復号は、縦16画素、横16画素のMB単位で
行われ、予測符号化のモードにより、予測を使わないM
B、前方予測のMB、および両方向予測のMBに分かれ
る。ビデオデコーダにおける画像データの復号に関する
データ転送を復号画像用データ転送とすれば、その復号
画像用データ転送には、時間的に前または後ろの画像フ
レームから予測に使われた画像データを切り出してビデ
オデコーダに入力する予測画像データ転送と、最終的に
復号された再構成画像をSDRAM上のフレームメモリ
領域に書き込む復号画像データ転送とがある。1つのM
Bの復号において、予測画像データ転送は、輝度成分と
色差成分について2回行われ、そのそれぞれのデータ転
送量が予測モードによって変化する。復号画像データ転
送は、1つのMBについて3回行われ、1回に16画素
×8画素分の2ブロック分のデータ転送を行うことによ
り、6ブロックあるMBの再構成画像データを転送す
る。これら復号画像用データ転送以外にSDRAMとの
間のデータ転送は、ビデオおよびオーディオ等のビット
ストリーム転送、OSD(On Screen Dis
play)データ転送、および復号されたビデオ画像を
含む表示データの転送等がある。ビデオデコーダは、フ
レーム間予測を使うMBでは、SDRAMからの予測画
像データ転送にタイミングを合わせて動作する処理が存
在する。また、ビデオデコーダは、MB単位で復号を行
い、1MB分の再構成画像データのSDRAMへの書き
込みを行うことでMB復号を終了し、次のMBの復号開
始へ移る。したがって、上記2種類の復号画像用データ
転送は、ビデオデコーダの動作と密接に関係しており、
MBの復号の期間の中で実行されるべき最適なタイミン
グが存在する。データ転送がそのタイミングに対して遅
れることにより、ビデオデコーダにおける復号動作自体
が遅れることになり、その結果1MBの復号にかかる時
間が増加してしまうことになる。その復号以外のデータ
転送には、特にそのような転送のタイミングがある訳で
はなく、各ローカルバッファにおいてデータの不足や溜
まったデータが転送されないことによるバッファフルの
状態が起きないように制御がなされれば良い。このよう
に、ビデオデコーダにおけるデータ転送は、大きく分け
て復号画像用データ転送とそれ以外のデータ転送との2
種類に分かれる。全体でのデータ転送量の多いシステム
では、それら2種類のデータ転送の両方を効率的に行う
必要がある。
【0019】図1において、MPEG復号処理部11の
ビデオ復号制御部22は、ビデオデコーダ21の制御を
行うと同時に、MB復号開始指示、復号画像転送リクエ
スト、およびMB予測モードをビデオ転送制御部23に
対して出力し、また、復号画像転送リクエストを転送リ
クエスト処理部31に対して出力する。ビデオ転送制御
部23は、ビデオ復号制御部22からのMB復号開始指
示、復号画像転送リクエスト、およびMB予測モード
と、転送リクエスト処理部31からの復号画像転送AC
Kとに応じてデータ転送量制限値を転送リクエスト処理
部31に対して出力する。転送リクエスト処理部31
は、ビデオ復号制御部22からの復号画像転送リクエス
トと、ビデオ転送制御部23からのデータ転送量制限値
と、MPEG復号処理部11およびデータ処理部12,
13等のローカルバッファ21a,12a,13a等の
データ転送可能量とに応じて、どのデータ転送を起動す
るかを示す転送起動指示、およびそのデータ転送を何ワ
ード行うかを示すデータ転送量をSDRAM制御信号生
成部32に対して出力し、また、復号画像転送ACKを
ビデオ復号制御部22およびビデオ転送制御部23に対
して出力する。SDRAM制御信号生成部32は、転送
リクエスト処理部31からの転送起動指示およびデータ
転送量に応じてSDRAM14への制御信号およびアド
レスを生成する。
【0020】図2および図4において、予測なしMBの
MB復号の場合におけるビデオ転送制御部23の動作に
ついて説明する。ここで、図4において、ビデオデコー
ダ21における1MBの復号期間が1100サイクル
で、3回の復号画像用データ転送の最適なタイミングが
MB復号開始からそれぞれ360サイクル、676サイ
クル、984サイクルのタイミングの場合を一例として
説明する。そして、設定値1(第1の設定値)には、M
B復号開始指示から1回目の復号画像転送リクエストの
入力までのサイクルに相当する360、設定値2(第1
の設定値)には、1回目の復号画像転送リクエストの入
力から2回目の復号画像転送リクエストの入力までのサ
イクルに相当する676−360=316、設定値3
(第1の設定値)には、2回目の復号画像転送リクエス
トの入力から3回目の復号画像転送リクエストの入力ま
でのサイクルに相当する984−676=308をそれ
ぞれ設定しておく。また、最小値として16、最大値と
して255をそれぞれ設定しておく。なお、図2におけ
る設定値4から設定値9、およびセレクタ54〜56に
ついては、実施の形態2で説明する。
【0021】図2において、状態制御部41は、ビデオ
復号制御部22からのMB復号開始指示、および転送リ
クエスト処理部31からの復号画像転送ACKに応じ
て、図4に示すようなIDLE、MB1、MB2、MB
3の4状態を生成する。状態制御部41は、ビデオ復号
制御部22からのMB復号開始指示が入力されれば、セ
レクタ制御信号生成回路51に出力し、そのセレクタ制
御信号生成回路51は、そのMB復号開始指示に応じて
セレクタ42に入力cを選択させるセレクタ制御信号を
生成し、カウンタ48に設定値1(360)をロードさ
せる。その後、セレクタ制御信号生成回路51は、状態
制御部41から1回目の復号画像転送ACKが入力され
るまで、セレクタ42に入力bを選択させ、カウンタ4
8、減算器45、およびセレクタ42のループにより、
設定値1(360)を1サイクル毎にデクリメントす
る。そして、セレクタ制御信号生成回路51では、デク
リメントされたカウンタ48のカウント値が最小値(1
6)と一致した時点でセレクタ42に入力aを選択さ
せ、カウンタ48におけるカウント値を最小値(16)
に保持させる。また、状態制御部41は、ビデオ復号制
御部22からの1回目の復号画像転送リクエストが入力
されれば、セレクタ制御信号生成回路52に出力し、そ
のセレクタ制御信号生成回路52は、その1回目の復号
画像転送リクエストに応じてセレクタ43に入力cを選
択させるセレクタ制御信号を生成し、カウンタ49に設
定値2(316)をロードさせる。その後、セレクタ制
御信号生成回路52は、状態制御部41から2回目の復
号画像転送ACKが入力されるまで、セレクタ43に入
力bを選択させ、カウンタ49、減算器46、およびセ
レクタ43のループにより、設定値2(316)を1サ
イクル毎にデクリメントする。そして、セレクタ制御信
号生成回路52では、デクリメントされたカウンタ49
のカウント値が最小値(16)と一致した時点でセレク
タ43に入力aを選択させ、カウンタ49におけるカウ
ント値を最小値(16)に保持させる。さらに、状態制
御部41は、ビデオ復号制御部22からの2回目の復号
画像転送リクエストが入力されれば、セレクタ制御信号
生成回路53に出力し、そのセレクタ制御信号生成回路
53は、その2回目の復号画像転送リクエストに応じて
セレクタ44に入力cを選択させるセレクタ制御信号を
生成し、カウンタ50に設定値3(308)をロードさ
せる。その後、セレクタ制御信号生成回路53は、状態
制御部41から3回目の復号画像転送ACKが入力され
るまで、セレクタ44に入力bを選択させ、カウンタ5
0、減算器47、およびセレクタ44のループにより、
設定値3(308)を1サイクル毎にデクリメントす
る。そして、セレクタ制御信号生成回路53では、デク
リメントされたカウンタ50のカウント値が最小値(1
6)と一致した時点でセレクタ44に入力aを選択さ
せ、カウンタ50におけるカウント値を最小値(16)
に保持させる。最小値選択用比較器57〜59は、各カ
ウンタ48〜50の各カウント値と最大値(255)と
を比較し、各カウント値が最大値を越えている場合は、
最大値の方を選択出力する。セレクタ60は、状態制御
部41からの4状態に応じて入力aから入力dのいずれ
かを選択し、データ転送量制限値として出力する。すな
わち、図4に示すようにMB1の場合は入力a、MB2
の場合は入力b、MB3の場合は入力c、IDOLの場
合は入力dを選択して、それぞれをデータ転送量制限値
として出力する。以上のようにして、図2に示したビデ
オ転送制御部23では、図4の上部に示した各種信号に
応じて、折れ線で示す復号画像用データ転送以外のデー
タ転送量をデータ転送量制限値として出力することがで
きる。
【0022】図3および図4において、予測なしMBの
MB復号の場合における転送リクエスト処理部31の動
作について説明する。図3において、最小値選択用比較
器71〜73は、データ転送可能量wc−a〜wc−c
とビデオ転送制御部23により生成されたデータ転送量
制限値wc−lmとを比較して小さい方を選択してデー
タ転送量を制限する。ここで、データ転送可能量wc−
a〜wc−cとは、復号画像用データ転送以外のデータ
転送における転送元のローカルバッファ充填量および転
送先のローカルバッファ空き容量に応じたデータ転送が
可能なデータ量を示すものであり、例えば、図1におい
てデータ処理部12,13およびビデオデコーダ21の
3つのローカルバッファ12a,13a,21aにおけ
る復号画像用データ転送以外のデータ転送が可能なデー
タ量を示したものである。なお、ビデオ復号延長閾値t
he−a〜the−c、比較器74〜76、および論理
和回路77については、実施の形態3で説明する。比較
器78〜80は、データ転送可能量wc−a〜wc−c
と設定可変の転送起動閾値thq−a〜thq−cとを
比較し、データ転送可能量wc−a〜wc−cが転送起
動閾値thq−a〜thq−cを越えることによりデー
タ転送リクエストq−a〜q−cをプライオリティエン
コーダ81に出力する。このように、復号画像用データ
転送は、1回のデータ転送量が決まっているので、復号
画像転送リクエストが直接にプライオリティエンコーダ
81に出力されるが、その復号画像用データ転送以外の
データ転送については、1回のデータ転送量が決まって
おらず、さらに、制限される可能性もあるので、転送し
たいデータ転送量が十分にあるデータ転送を判別するた
めに比較器78〜80において比較する。プライオリテ
ィエンコーダ81は、予め設定された優先順位に応じ
て、復号画像転送リクエストq−dw、データ転送リク
エストq−a〜q−cのうちのいずれかを選択して転送
起動指示する。セレクタ82は、プライオリティエンコ
ーダ81からの転送起動指示に応じて最小値選択用比較
器71〜73のデータ転送量制限値wc−lmによって
制限された各データの転送量の中から起動されるデータ
の転送量を選択して、データ転送量として出力する。ま
た、転送ACK生成部83は、起動されるデータが復号
画像転送リクエストに対応したものである場合に、信号
ACK−dwを生成して、ビデオ復号制御部22および
ビデオ転送制御部23に出力する。以上のようにして、
図3に示した転送リクエスト処理部31では、図4の下
部に示したデータ転送のように、復号画像転送リクエス
トを優先して、MB1〜MB3における予測なしMBの
MB復号による復号画像用データ転送をDW1〜DW3
に示すようにローカルバッファ21aからSDRAM1
4に転送できると共に、復号画像用データ転送以外のデ
ータ転送A〜Cを折れ線で示すデータ転送量制限値に応
じたデータ転送量で転送できる。
【0023】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、復号画像用データ転送以外のデータ転送量は、最適
な復号画像用データ転送時期に応じて制限されるので、
MPEG復号処理部11とSDRAM14との間の復号
画像用データ転送を良好に行うことができ、MPEG復
号処理部11における復号処理を効率的に行うことがで
きると共に、復号画像用データ転送以外のデータ転送に
おいても必要に応じて良好に行うことができる。また、
データ転送可能量が転送起動閾値よりも大きく、転送し
たいデータ転送量が十分にあり、さらに、その転送した
いデータ転送量が十分にあるデータ転送のうちの優先順
位の高いものを優先してデータ転送を実行することがで
き、復号画像用データ転送以外のデータ転送を効率的に
行うことができる。
【0024】実施の形態2.図2において、54〜56
はビデオ復号制御部22からのMB予測モードに応じて
入力aまたは入力bを選択するセレクタであり、設定値
4または設定値7、設定値5または設定値8、設定値6
または設定値9を選択出力するものである。また、図3
において、プライオリティエンコーダ81には、予測画
像転送リクエストq−drが入力され、転送ACK生成
部83は、転送起動指示に応じて信号ACK−drも生
成するように構成されたものである。図5はこの発明の
実施の形態2による片方向予測のMBのMB復号におけ
る動作を示すタイミングチャートであり、図6はこの発
明の実施の形態2による両方向予測のMBのMB復号に
おける動作を示すタイミングチャートである。
【0025】次に動作について説明する。片方向予測モ
ードや両方向予測モードの場合、SDRAM上のフレー
ムメモリからビデオデコーダへの予測画像データ転送が
必要であり、転送される予測画像データの量は予測モー
ドにより異なる。このようなMBでは、復号画像データ
転送と予測画像データ転送とがデータ転送のほとんどを
占め、かつその占有割合は予測モードにより変化する。
復号画像データ転送以外のデータ転送は、これら復号画
像データ転送の隙間を埋めるように実行される。このよ
うなMBの場合には、図2における最大値(255)を
さらに制限する設定値4から設定値9(第2の設定値)
を設定することにより、データ転送量制限値をさらに絞
り、ビデオデコーダにおける復号動作を最適にする。
【0026】片方向予測モードでは、図5において、1
80ワード分の1回目の予測画像データ転送(DRY)
の後、1回目の復号画像転送リクエストの入力までに約
180サイクルの期間がある。したがって、図2におけ
る設定値4を180に設定し、ビデオ復号制御部22か
らのMB予測モードが片方向予測モードの場合にセレク
タ54が入力aを選択出力するようにすれば、MB1の
状態では、カウンタ48出力が180を超える期間のデ
ータ転送量制限値を180に制限することができる。次
にMB2では、100ワード分の2回目の予測画像デー
タ転送(DRC)の後、2回目の復号画像転送リクエス
トの入力までに約180サイクルの期間がある。したが
って、図2における設定値5を180に設定し、ビデオ
復号制御部22からのMB予測モードが片方向予測モー
ドの場合にセレクタ55が入力aを選択出力するように
すれば、MB2の状態では、カウンタ49出力が180
を超える期間のデータ転送量制限値を180に制限する
ことができる。さらに、MB3では、予測画像データ転
送がなく、3回目の復号画像転送リクエストの入力まで
に約270サイクルの期間がある。したがって、図2に
おける設定値6を270に設定し、ビデオ復号制御部2
2からのMB予測モードが片方向予測モードの場合にセ
レクタ56が入力aを選択出力するようにするが、この
場合は、最大値が255なので、MB3の状態では、カ
ウンタ50出力が255を超える期間のデータ転送量制
限値は255に制限される。
【0027】両方向予測モードでは、図6において、1
回目の予測画像データ転送(DRY)が360ワード分
あり、1回目の復号画像転送リクエストの入力までに隙
間がない。したがって、図2における設定値7を最小値
(16)に設定し、ビデオ復号制御部22からのMB予
測モードが両方向予測モードの場合にセレクタ54が入
力bを選択出力するようにすれば、MB1の状態では、
カウンタ48出力が最小値(16)を超える期間のデー
タ転送量制限値を最小値(16)に制限することができ
る。次にMB2でも、2回目の予測画像データ転送(D
RC)が200ワード分あり、2回目の復号画像転送リ
クエストの入力までに隙間がない。したがって、図2に
おける設定値8を最小値(16)に設定し、ビデオ復号
制御部22からのMB予測モードが両方向予測モードの
場合にセレクタ55が入力bを選択出力するようにすれ
ば、MB2の状態では、カウンタ49出力が最小値(1
6)を超える期間のデータ転送量制限値を最小値(1
6)に制限することができる。さらに、MB3では、予
測画像データ転送がなく、3回目の復号画像転送リクエ
ストの入力までに約270サイクルの期間がある。した
がって、図2における設定値9を270に設定し、ビデ
オ復号制御部22からのMB予測モードが両方向予測モ
ードの場合にセレクタ56が入力bを選択出力するよう
にするが、この場合は、最大値が255なので、MB3
の状態では、カウンタ50の出力が255を超える期間
のデータ転送量制限値は255に制限される。なお、図
3において、プライオリティエンコーダ81には、予測
画像転送リクエストq−drが入力され、予測画像転送
リクエストq−drも含めた優先順位に応じて転送起動
指示され、転送ACK生成部83は、その転送起動指示
が予測画像転送リクエストに対応したものである場合に
は、信号ACK−drを生成する。
【0028】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、MPEG復号処理部11におけるMBの復号手法
が、例えば、片方向予測または両方向予測の場合に応じ
て、その復号画像用データ転送以外のデータ転送量を設
定値4から設定値9で制限することができ、MPEG復
号処理部11の復号手法が変化しても、その復号手法の
変化に応じた復号画像用データ転送を行うことができ、
MPEG復号処理部11における復号処理を効率的に行
うことができる。
【0029】実施の形態3.図3において、74〜76
はデータ転送可能量wc−a〜wc−cと設定可変のビ
デオ復号延長閾値the−a〜the−cとを比較する
比較器、77は比較器74〜76の出力の論理和を取
り、ビデオ復号開始延長要求する論理和回路(復号開始
延長要求部)である。図7はこの発明の実施の形態3に
よるMB復号開始延長要求のある場合における動作を示
すタイミングチャートである。
【0030】次に動作について説明する。図3におい
て、転送起動閾値thq−a〜thq−cの他にビデオ
復号延長閾値the−a〜the−cを設定し、データ
転送可能量wc−a〜wc−cと比較器74〜76で比
較する。データ転送可能量wc−a〜wc−cのうちの
いずれかがそのビデオ復号延長閾値the−a〜the
−cを越えることにより、論理和回路77からビデオ復
号開始延長要求を出力する。これにより、転送元のロー
カルバッファに所定量以上のデータが溜まっている場
合、あるいは、転送先のローカルバッファにおいてデー
タが消費され、蓄積されたデータが所定量以下になった
場合には、ビデオ復号開始延長要求がビデオ復号制御部
22に出力されることになる。したがって、ビデオ復号
制御部22は、ビデオ復号開始延長要求を入力している
間は、次のMBの復号開始を延長し、その延長期間にビ
デオ復号延長閾値を超えたデータ転送可能量を有するロ
ーカルバッファのデータ転送を行う。図7では、MB3
の復号期間にビデオ復号開始延長要求が入力されてい
る。この場合は、MB3の復号を通常どおり行い、次の
MB1の復号開始を延長し、そのMB復号開始延長期間
に、転送が必要なデータ転送Bおよびデータ転送Cのデ
ータ転送を行う。そして、必要なデータ転送が完了すれ
ば、ビデオ復号開始延長要求が解除されるので、次のM
B1の復号を開始する。
【0031】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、データ転送可能量がビデオ復号延長閾値よりも大き
く、転送したいデータ転送量が十分にあり早急に転送し
たい場合には、MPEG復号処理部11における復号開
始を待たせ、その待たせた期間を利用して復号画像用デ
ータ転送以外のデータ転送を行うことができ、MPEG
復号処理部11における復号処理を適切に行いながら、
復号画像用データ転送以外のデータ転送を効率的に行う
ことができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、MP
EG復号処理部に、画像データの復号開始からの最適な
復号画像用データ転送時期に応じて設定された第1の設
定値を処理周期に応じて減少させたデータ転送量制限値
を生成する転送量制限値生成部を備え、転送制御部に、
その生成されたデータ転送量制限値に応じて復号画像用
データ転送以外のデータ転送量を制御する転送要求処理
部を備えるように構成したので、復号画像用データ転送
以外のデータ転送量は、最適な復号画像用データ転送時
期に応じて制限されるので、MPEG復号処理部と記憶
部との間の復号画像用データ転送を良好に行うことがで
き、MPEG復号処理部における復号処理を効率的に行
うことができると共に、復号画像用データ転送以外のデ
ータ転送においても必要に応じて良好に行うことができ
る効果がある。
【0033】この発明によれば、転送要求処理部に、転
送元の記憶領域充填量および転送先の記憶領域空き容量
に応じたデータ転送可能量と転送起動閾値とを比較する
比較器と、その比較結果と優先順位とに応じていずれの
データ処理部のデータ転送を実行するか制御する優先順
位設定部とを備えるように構成したので、データ転送可
能量が転送起動閾値よりも大きく、転送したいデータ転
送量が十分にあり、さらに、その転送したいデータ転送
量が十分にあるデータ転送のうちの優先順位の高いもの
を優先してデータ転送を実行することができ、復号画像
用データ転送以外のデータ転送を効率的に行うことがで
きる効果がある。
【0034】この発明によれば、転送量制限値生成部
に、生成したデータ転送量制限値をMPEG復号処理部
におけるマクロブロックの復号手法に応じて設定された
第2の設定値で制限して出力するように構成したので、
MPEG復号処理部におけるマクロブロックの復号手法
が、例えば、片方向予測または両方向予測の場合に応じ
て、その復号画像用データ転送以外のデータ転送量を第
2の設定値で制限することができ、MPEG復号処理部
の復号手法が変化しても、その復号手法の変化に応じた
復号画像用データ転送を行うことができ、MPEG復号
処理部における復号処理を効率的に行うことができる効
果がある。
【0035】この発明によれば、転送要求処理部に、転
送元の記憶領域充填量および転送先の記憶領域空き容量
に応じたデータ転送可能量と復号延長閾値とを比較する
比較器と、その比較結果に応じてMPEG復号処理部に
画像データの復号開始延長要求する復号開始延長要求部
とを備えるように構成したので、データ転送可能量が復
号延長閾値よりも大きく、転送したいデータ転送量が十
分にあり早急に転送したい場合には、MPEG復号処理
部における復号開始を待たせ、その待たせた期間を利用
して復号画像用データ転送以外のデータ転送を行うこと
ができ、MPEG復号処理部における復号処理を適切に
行いながら、復号画像用データ転送以外のデータ転送を
効率的に行うことができる効果がある。
【0036】この発明によれば、MPEG復号処理部に
よる画像データの復号開始からの最適な復号画像用デー
タ転送時期に応じて第1の設定値を設定し、その設定さ
れた第1の設定値を処理周期に応じて減少させたデータ
転送量制限値を生成し、その生成されたデータ転送量制
限値に応じてデータバスにおける復号画像用データ転送
以外のデータ転送量を制御するように構成したので、復
号画像用データ転送以外のデータ転送量は、最適な復号
画像用データ送時期に応じて制限されるので、MPEG
復号処理部と記憶部との間の復号画像用データ転送を良
好に行うことができ、MPEG復号処理部における復号
処理を効率的に行うことができると共に、復号画像用デ
ータ転送以外のデータ転送においても必要に応じて良好
に行うことができる効果がある。
【0037】この発明によれば、転送元の記憶領域充填
量および転送先の記憶領域空き容量に応じたデータ転送
可能量が転送起動閾値よりも大きいデータ転送のうち優
先順位の高いものを優先してデータ転送を実行するよう
に構成したので、データ転送可能量が転送起動閾値より
も大きく、転送したいデータ転送量が十分にあり、さら
に、その転送したいデータ転送量が十分にあるデータ転
送のうちの優先順位の高いものを優先してデータ転送を
実行することができ、復号画像用データ転送以外のデー
タ転送を効率的に行うことができる効果がある。
【0038】この発明によれば、MPEG復号処理部に
おけるマクロブロックの復号手法に応じて第2の設定値
を設定し、データ転送量制限値をその設定した第2の設
定値で制限するように構成したので、MPEG復号処理
部におけるマクロブロックの復号手法が、例えば、片方
向予測または両方向予測の場合に応じて、その復号画像
用データ転送以外のデータ転送量を第2の設定値で制限
することができ、MPEG復号処理部の復号手法が変化
しても、その復号手法の変化に応じた復号画像用データ
転送を行うことができ、MPEG復号処理部における復
号処理を効率的に行うことができる効果がある。
【0039】この発明によれば、MPEG復号処理部に
おけるマクロブロックの復号処理の終了時に、その復号
画像用データ転送以外のデータ転送がある場合に、その
復号画像用データ転送以外のデータ転送が完了するまで
MPEG復号処理部における次のマクロブロックの復号
処理の開始を延長させるように構成したので、復号画像
用データ転送以外のデータ転送がある場合には、MPE
G復号処理部における復号開始を待たせ、その待たせた
期間を利用して復号画像用データ転送以外のデータ転送
を行うことができ、MPEG復号処理部における復号処
理を適切に行いながら、復号画像用データ転送以外のデ
ータ転送を効率的に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるMPEG画像
処理装置を示す構成図である。
【図2】 ビデオ転送制御部の詳細を示す構成図であ
る。
【図3】 転送リクエスト処理部の詳細を示す構成図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態1による予測なしMB
のMB復号における動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図5】 この発明の実施の形態2による片方向予測の
MBのMB復号における動作を示すタイミングチャート
である。
【図6】 この発明の実施の形態2による両方向予測の
MBのMB復号における動作を示すタイミングチャート
である。
【図7】 この発明の実施の形態3によるMB復号開始
延長要求のある場合における動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図8】 従来のビデオデコーダおよび転送リクエスト
処理部を示す構成図である。
【符号の説明】
11 MPEG復号処理部、12,13 データ処理
部、12a,13a,21a ローカルバッファ、14
SDRAM(記憶部)、15 データバス、16 S
DRAM転送制御部(転送制御部)、21 ビデオデコ
ーダ、22 ビデオ復号制御部、23 ビデオ転送制御
部(転送量制限値生成部)、31 転送リクエスト処理
部(転送要求処理部)、32 SDRAM制御信号生成
部、41状態制御部、42〜44,54〜56,60,
82 セレクタ、45〜47 減算器、48〜50 カ
ウンタ、51〜53 セレクタ制御信号生成回路、57
〜59 最小値選択用比較器、71〜73 最小値選択
用比較器、74〜76,78〜80 比較器、77 論
理和回路(復号開始延長要求部)、81 プライオリテ
ィエンコーダ(優先順位設定部)、83 転送ACK生
成部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK34 KK35 MA00 MA05 MA14 PP16 TA71 TB07 TC36 TD02 TD12 UA05 UA28 UA32 UA33 5K034 AA02 CC02 DD04 FF13 HH05 HH16 HH25 MM18 MM21 MM25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを復号するMPEG復号処理
    部と、その他のデータ処理を行う複数のデータ処理部
    と、上記MPEG復号処理部および上記複数のデータ処
    理部にデータバスで接続され、各種データを記憶する記
    憶部と、上記MPEG復号処理部および上記複数のデー
    タ処理部と上記記憶部との間のデータ転送を制御する転
    送制御部とを備え、上記MPEG復号処理部は、画像デ
    ータの復号開始からの最適な復号画像用データ転送時期
    に応じて設定された第1の設定値を処理周期に応じて減
    少させたデータ転送量制限値を生成する転送量制限値生
    成部を備え、上記転送制御部は、上記転送量制限値生成
    部により生成されたデータ転送量制限値に応じて復号画
    像用データ転送以外のデータ転送量を制御する転送要求
    処理部を備えたことを特徴とするMPEG画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 転送要求処理部は、転送元の記憶領域充
    填量および転送先の記憶領域空き容量に応じたデータ転
    送可能量と予め設定された転送起動閾値とを比較する比
    較器と、上記比較器による比較結果と予め設定された優
    先順位とに応じていずれのデータ処理部のデータ転送を
    実行するか制御する優先順位設定部とを備えたことを特
    徴とする請求項1記載のMPEG画像処理装置。
  3. 【請求項3】 転送量制限値生成部は、生成したデータ
    転送量制限値をMPEG復号処理部におけるマクロブロ
    ックの復号手法に応じて設定された第2の設定値で制限
    して出力することを特徴とする請求項1記載のMPEG
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 転送要求処理部は、転送元の記憶領域充
    填量および転送先の記憶領域空き容量に応じたデータ転
    送可能量と予め設定された復号延長閾値とを比較する比
    較器と、上記比較器による比較結果に応じてMPEG復
    号処理部に画像データの復号開始延長要求する復号開始
    延長要求部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    MPEG画像処理装置。
  5. 【請求項5】 画像データを復号するMPEG復号処理
    部と、その他のデータ処理を行う複数のデータ処理部
    と、上記MPEG復号処理部および上記複数のデータ処
    理部にデータバスで接続され、各種データを記憶する記
    憶部とを備え、上記MPEG復号処理部による画像デー
    タの復号開始からの最適な復号画像用データ転送時期に
    応じて第1の設定値を設定し、その設定された第1の設
    定値を処理周期に応じて減少させたデータ転送量制限値
    を生成し、その生成されたデータ転送量制限値に応じて
    上記データバスにおける復号画像用データ転送以外のデ
    ータ転送量を制御することを特徴とするMPEG画像処
    理装置のデータ転送方法。
  6. 【請求項6】 転送元の記憶領域充填量および転送先の
    記憶領域空き容量に応じたデータ転送可能量が転送起動
    閾値よりも大きいデータ転送のうち優先順位の高いもの
    を優先してデータ転送を実行することを特徴とする請求
    項5記載のMPEG画像処理装置のデータ転送方法。
  7. 【請求項7】 MPEG復号処理部におけるマクロブロ
    ックの復号手法に応じて第2の設定値を設定し、データ
    転送量制限値をその設定した第2の設定値で制限するこ
    とを特徴とする請求項5記載のMPEG画像処理装置の
    データ転送方法。
  8. 【請求項8】 MPEG復号処理部におけるマクロブロ
    ックの復号処理の終了時に、その復号画像用データ転送
    以外のデータ転送がある場合に、その復号画像用データ
    転送以外のデータ転送が完了するまでMPEG復号処理
    部における次のマクロブロックの復号処理の開始を延長
    させることを特徴とする請求項5記載のMPEG画像処
    理装置のデータ転送方法。
JP2000202684A 2000-07-04 2000-07-04 Mpeg画像処理装置およびそのデータ転送方法 Pending JP2002027477A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000202684A JP2002027477A (ja) 2000-07-04 2000-07-04 Mpeg画像処理装置およびそのデータ転送方法
US09/737,943 US6785337B2 (en) 2000-07-04 2000-12-18 MPEG picture processing apparatus and data transferring method using the apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000202684A JP2002027477A (ja) 2000-07-04 2000-07-04 Mpeg画像処理装置およびそのデータ転送方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002027477A true JP2002027477A (ja) 2002-01-25

Family

ID=18700177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000202684A Pending JP2002027477A (ja) 2000-07-04 2000-07-04 Mpeg画像処理装置およびそのデータ転送方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6785337B2 (ja)
JP (1) JP2002027477A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010088122A (ja) * 2004-05-14 2010-04-15 Panasonic Corp 動き補償装置、動き補償方法、および集積回路

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7181070B2 (en) * 2001-10-30 2007-02-20 Altera Corporation Methods and apparatus for multiple stage video decoding
US7409460B1 (en) * 2003-05-12 2008-08-05 F5 Networks, Inc. Method and apparatus for managing network traffic
US9123077B2 (en) * 2003-10-07 2015-09-01 Hospira, Inc. Medication management system
US8422803B2 (en) * 2007-06-28 2013-04-16 Mitsubishi Electric Corporation Image encoding device, image decoding device, image encoding method and image decoding method
JP4840440B2 (ja) * 2008-12-24 2011-12-21 ソニー株式会社 画像処理装置およびその方法、並びにプログラム
GB201103174D0 (en) * 2011-02-24 2011-04-06 Skype Ltd Transmitting a video signal

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5519684A (en) * 1990-05-14 1996-05-21 Casio Computer Co., Ltd. Digital recorder for processing in parallel data stored in multiple tracks
US6400819B1 (en) * 1996-03-28 2002-06-04 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for executing communication in real-time and data structure for real-time data communication
EP0798638B1 (en) * 1996-03-28 2008-07-16 Hitachi, Ltd. Periodic process scheduling method
KR100194039B1 (ko) 1996-04-19 1999-06-15 윤종용 엠펙 시스템의 우선순위 처리회로
US5909638A (en) * 1996-08-06 1999-06-01 Maximum Video Systems, Inc. High speed video distribution and manufacturing system
JP2955561B1 (ja) * 1998-05-29 1999-10-04 株式会社ディジタル・ビジョン・ラボラトリーズ ストリーム通信システム及びストリーム転送制御方法
US6661422B1 (en) * 1998-11-09 2003-12-09 Broadcom Corporation Video and graphics system with MPEG specific data transfer commands

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010088122A (ja) * 2004-05-14 2010-04-15 Panasonic Corp 動き補償装置、動き補償方法、および集積回路

Also Published As

Publication number Publication date
US20020003839A1 (en) 2002-01-10
US6785337B2 (en) 2004-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5488695A (en) Video peripheral board in expansion slot independently exercising as bus master control over system bus in order to relief control of host computer
US6885374B2 (en) Apparatus, method and system with a graphics-rendering engine having a time allocator
KR100450228B1 (ko) 비동기로실행할태스크가다수있어도비동기이벤트태스크를효율적으로실행할수있는프로세서
JP3806936B2 (ja) データ・フロー制御および複数の処理装置を有する画像圧縮コプロセッサ
US5589885A (en) Moving picture coding and decoding circuit
US5600837A (en) Multitask processor architecture having a plurality of instruction pointers
JPH10116064A (ja) コンピュータシステムおよびこのシステムにおけるビデオソース切り替え方法
US6141709A (en) Peripheral circuitry for providing video I/O capabilities to a general purpose host computer
JP2003204556A (ja) マルチメディア信号処理のための映像復元プロセッサ
US9100653B2 (en) Memory transfer controller and method of transfer control of video line data and macroblock data
JP4090883B2 (ja) 異なるリソースアクセス方式を有するシステム統合エージェント
JP2002027477A (ja) Mpeg画像処理装置およびそのデータ転送方法
US6597810B1 (en) Image processor
JP2008048130A (ja) Jpeg画像処理回路
US20100042754A1 (en) Data transmitting device and data transmitting method
US6072543A (en) Priority order processing circuit and method for an MPEG system
JP3258300B2 (ja) Dma転送装置および画像復号装置
KR100750096B1 (ko) 효율적인 영상 처리를 위한 전/후처리 방법 및 그를적용한 전/후 처리 시스템
JP3356677B2 (ja) 非同期に実行すべきタスクが多数あっても、非同期イベントタスクを効率良く実行することができるプロセッサ
JP2003122705A (ja) デジタルカメラ
JP3573586B2 (ja) データ処理装置
JP2004326228A (ja) 並列演算処理装置
JP2006115168A (ja) 画像復号装置および画像表示装置
JP2002304368A (ja) データ処理装置及びその装置におけるアクセス調停方法
JP5125296B2 (ja) 転送量制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060123