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JP2002024784A - Idカード - Google Patents

Idカード

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Publication number
JP2002024784A
JP2002024784A JP2000201929A JP2000201929A JP2002024784A JP 2002024784 A JP2002024784 A JP 2002024784A JP 2000201929 A JP2000201929 A JP 2000201929A JP 2000201929 A JP2000201929 A JP 2000201929A JP 2002024784 A JP2002024784 A JP 2002024784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
identification information
individual identification
authentication
authenticating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000201929A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Fukahori
健一 深堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000201929A priority Critical patent/JP2002024784A/ja
Publication of JP2002024784A publication Critical patent/JP2002024784A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照合/認証性が完全なIDカード及び多機能
IDカードを提供する。 【解決手段】 本IDカード10は、ID情報として個
体識別情報及び個人情報を記憶するメモリ・ブロック1
2と、照合/認証を行う照合/認証ブロック14と、外
部とのデータの授受を行う外部インターフェイスブロッ
ク16と、それらを作動・制御するアクセス制御機能部
18、電源部20とを備えている。メモリ・ブロック
は、指紋等の人の個体識別情報を記憶する基準データ・
メモリ22と、住所、氏名等のの個人情報を記憶してい
る特定情報メモリ24とを有する。認証/照合ブロック
14は、人の個体識別情報を検出する照合/認証用入力
検出部26と、照合/認証用入力検出部26で検出した
個体識別情報と、基準データ・メモリ22に記憶してい
る個体識別情報とを照合して、完全に一致したときに、
照合/認証検出部によって検出された個体識別情報の所
有者をIDカードの本来の正当所有者である旨、認証す
る照合/認証機能部28とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カードの保持者を
カードの正当所有者であると認証するID(個体識別)
カード及びカードの保持者を認証するIDカードとして
機能し、かつ、機器、装置、及びシステムのいずれか
で、一部要素として構成され、始動キーとして機能する
IDカードに関し、更に詳細には、確実な照合/認証機
能を有するIDカード及び照合/認証機能に加えて別の
機能を有する多機能のいわばインテリジェント・ICカ
ード(Inteligent IC Card)として使用されるIDカー
ドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カードの保持者を識別するIDカ
ードとして、紙製のいわゆる名刺とか、或いはプラスチ
ックカード、ラミネートシートのシート状基板上に識別
内容を表示するステッカーを貼付したカードが使用され
ている。更には、バーコードを記載したカード、磁気記
録メディア、ICカード等に代表される電子データを格
納してコンピュータ処理を必要とする媒体が、近年、I
Dカードとして使用されている。即ち、従来のIDカー
ドは、保持者とIDカードの本来の所有者との整合性を
確認する方法として、(1)IDカード上に表示された
顔写真又は署名と、IDカードの保持者の顔又は署名と
を照合するもの、(2)IDカードを使用する際、コン
ピュータ・サーバーにアクセスして、IDカードに内蔵
された識別番号及びパスワードと、コンピュータサーバ
ーに記憶されている識別番号及びパスワードとを照合し
てセキュリティーを図るものに大別される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、いずれも、従
来のIDカードでは、人の個体識別情報を容易に模倣し
たり、剽窃することができるので、照合/認証機能が完
全であるとは、評価できない。例えば署名を個体識別情
報とする場合には、その書体を模倣することにより、個
体識別情報を人為的にかつ容易にすり替えることができ
る。また、IDカードに識別番号及びパスワードを内蔵
している場合であって、番号読み取り装置を使って識別
番号及びパスワードを読み取り、IDカードを模造する
ことができる。また、従来のIDカードは照合/認証機
能のみを有する単機能のカードであって、多機能のID
カードは開発されていなかった。つまり、従来のIDカ
ードは、識別機能、情報伝達機能、及びシステムへのア
クセス許可機能を提供していているものの、例えば、自
動車のスターター機能を有するようなIDカードは存在
しなかった。
【0004】そこで、本発明の目的は、照合/認証性が
完全なIDカード及び多機能IDカードを提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るIDカード
(以下、第1の発明と言う)は、カードの保持者を認証
するIDカードであって、人の個体識別情報の検出手段
と、個体識別情報を記憶する記憶手段と、検出手段によ
って検出された個体識別情報と記憶手段に記憶されてい
る個体識別情報とを照合して、検出手段によって検出さ
れた個体識別情報の所有者をIDカードの本来の正当な
所有者である旨、認証する照合/認証手段ととを備え、
少なくとも記憶手段及び照合/認証手段をカード基板上
にICチップ化してなるICカードとして形成されてい
ることを特徴としている。
【0006】本発明に係る別のIDカード(以下、第2
の発明と言う)は、カードの保持者を認証するIDカー
ドとして機能し、かつ、認証した後、機器、装置、及び
システムのいずれかの始動キーとして機能するIDカー
ドであって、人の個体識別情報の検出手段と、個体識別
情報を記憶する記憶手段と、検出手段によって検出され
た個体識別情報と記憶手段に記憶されている個体識別情
報とを照合して、検出手段によって検出された個体識別
情報の所有者をIDカードの本来の正当な所有者である
旨、認証する照合/認証手段と、照合/認証手段によっ
て認証されたときに、機器、装置、及びシステムのいず
れかと一時的に電気的、又は機械的に結合して回路を構
成し、上記いずれかを始動可能にするキーの機能を有す
るキー手段ととを備え、少なくとも記憶手段及び照合/
認証手段をカード基板上にICチップ化してなるICカ
ードとして形成されていることを特徴としている。
【0007】第1及び第2発明に係るIDカードの好適
な実施態様では、人の個体識別情報が、指紋、声紋、虹
彩、輪郭特徴画像、及びDNAの少なくともいずれかを
含む人的(肉体的)特徴のデータである。これらは、署
名、パスワードのように、模倣可能な個体識別情報では
ないからである。輪郭特徴画像は、顔の輪郭、顔の一
部、例えば目、耳、唇、血管配置パターン等の輪郭を言
う。また、個体識別情報に加えて、住所、氏名、血液
型、緊急連絡先、ライセンスNo.等の個人情報を記憶
することができ、更に、個体識別情報及び個人情報を画
像データとして液晶表示する表示手段をカード基板上に
有する。
【0008】また、照合/認証手段が、認証した旨を表
示する表示手段を有する。例えば、表示手段が印面であ
って、IDカードが電子印鑑として機能する。更には、
通信ネットワークを介して、サーバーにアクセス可能で
ある。IDカードは、認証/照合用情報を検出した後、
外部システムにアクセスする際、外部システムの入力部
と機械的に接触して、又は非接触的に識別情報を授受す
る。非接触的にとは、例えば無線通信、電磁誘導によっ
て識別情報を授受することを言う。
【0009】第2の発明では、機器、装置、及びシステ
ムが、レンタルサービス契約又はリースサービス契約に
よって管理されていても良い。例えば、機器が自動車で
あって、IDカードが自動車の始動キーとして機能す
る。更には、照合/認証手段が、個体識別情報と、機
器、装置、及びシステムの製造シリアルNo.、及びC
PU・IDを含む識別番号との組み合わせに基づいて個
体識別情報の所有者を認証する。これにより、照合/認
証機能が一層確実になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、実
施形態例に基づいて本発明をより詳細に説明する。実施形態例1 本実施形態例は、第1の発明に係るIDカードの実施形
態の一例であって、図1は本実施形態例のIDカードの
構成を示すブロック図である。本実施形態例のIDカー
ド10は、図1に示すように、ID情報として個体識別
情報及び個人情報を記憶するメモリ・ブロック12と、
照合/認証を行う照合/認証ブロック14と、外部との
データの授受を行う外部I/F(インターフェイス)ブ
ロック16と、それらの機能部分と連携して作動・制御
するアクセス制御機能部18、及びそれらブロックに電
源を供給する電源部20とを備えている。
【0011】メモリ・ブロック12は、指紋、声紋、虹
彩、輪郭特徴画像、及びDNAの少なくともいずれかを
含む人的(肉体的)特徴からなる人の個体識別情報を記
憶する個体照合/認証用基準データ・メモリ22と、住
所、氏名、血液型、緊急連絡先、ライセンスNo.等の
個人情報を記憶している特定情報メモリ24とから構成
されている。認証/照合ブロック14は、人の個体識別
情報を検出(検知)する照合/認証用入力検出部26
と、照合/認証用入力検出部26で検出した個体識別情
報と、個体照合/認証用基準データ・メモリ22に記憶
している個体識別情報とを照合して、完全に一致したと
きに、照合/認証検出部26によって検出された個体識
別情報の所有者をIDカードの本来の正当所有者である
旨、認証する照合/認証機能部28とを備えている。
【0012】個人情報を記憶する特定情報メモリ24
は、個体認証/照合用基準データ・メモリ22と一体化
しても良い。また、照合/認証用入力検出部26が、外
部とのデータの授受を行う外部I/F(インターフェイ
ス)ブロック16を備えていても良い。電源部20に
は、自給式の電源を内蔵したタイプと、外部の電源シス
テムにアクセスした時にのみ電源供給を受けるタイプと
がある。
【0013】IDカード10は、プラスチック基板、又
はプラスチック・フィルム上に、電源部20と、電源部
20を除く、外部I/F(インターフェイス)ブロック
16、アクセス制御機能部18、個体照合/認証用基準
データ・メモリ22、特定情報メモリ24、照合/認証
用入力検出部26、及び照合/認証機能部28をICチ
ップ化したチップとを有するICカードとして形成され
ている。
【0014】IDカード10には、個人情報の電子デー
タとは、別にそのカードの所有者が一目で判別できるよ
うに表面に個体識別情報の概略が印刷され、また顔写真
が貼付又は印刷されて人為的識別が可能になるようにし
ても良い。個体識別情報の印刷に代えて、顔写真等の個
体識別情報を液晶表示手段によって画像データに基づい
て表示してもよい。
【0015】本実施形態例では、個体の認証/照合用の
個体識別情報として、指紋、声紋、虹彩、輪郭特徴画
像、DNA等の一対一で個体に対応する、ユニークで且
つ人為的模倣が不可能な人の個体識別情報が使用されて
いる。輪郭特徴画像とは、顔の輪郭、耳、鼻、目、血管
配置パターン等の輪郭の特徴を表示する画像を言う。個
体識別情報として、これらの情報を個々に、或いは複数
種組み合わせても良い。
【0016】本実施形態例のIDカード10は、上述し
た個体識別情報を検出するために、照合/認証用入力検
出部26として、個体識別情報を検出することができる
センサーを備えている。IDカード10は、認証/照合
用情報を検出した後、外部システムにアクセスする際、
外部システムの入力部と機械的に接触して、又は非接触
的に個体識別情報を交換する。非接触的とは、例えば無
線通信、光通信、電磁誘導によって個体識別情報を交換
することを言う。IDカード10は、個体を認証/照合
して、IDカードの保持者から検出した個体識別情報と
IDカードの所有者の個体識別情報とが完全に一致する
時、初めて機能するもので、所有者以外のアクセスは、
制限され、プライバシー及びセキュリティーを確保する
ことができる。なお、何らかの理由で、個体識別情報を
変更する場合、その緊急処理方法として、隠しID番
号、パスワードと特定情報の任意情報との組み合わせに
よって、認証照合を行い、情報内容を変更できる機能を
有している。
【0017】実施形態例2 本実施形態例は、第2の発明に係るIDカードの実施形
態の一例であって、図示しないが、本実施形態例のID
カードは、実施形態例1のIDカード10に加えて、照
合/認証機能部28によって認証されたときに、機器、
装置、及びシステムのいずれか、例えば自動車と一時的
に電気的、又は機械的に結合して、所謂、回路を構成
し、自動車を始動可能にするキー機能を備えている。
【0018】実施例1 本実施例は、電子印鑑システムの電子印鑑として上述の
IDカード10を使った例であって、図2(a)及び
(b)は、それぞれ、本実施例の電子印鑑の構成を示す
模式図である。本実施例の電子印鑑30は、回路網を集
積させたICチップをソリッド基板又はフレキシブル基
板上に実装したカードであって、図2(a)に示すよう
に、印鑑の印面を示す印面部32と、印面を覆う開閉部
34と、指紋検出部36と、指紋照合/認証機能部(図
示せず)と、それらに電源を供給する電源部(図示せ
ず)とを有する。
【0019】開閉部34は、スライド式又は回転式のシ
ャッタ扉と、シャッタ扉の自動開閉機構と、シャッタ扉
の開閉をロック/アンロックするロック機構とを備えて
いる。これに代えて、印面がスライド方式で現れたり、
後退したりするものでもよく、スライド駆動によってO
N/OFFされる。また、印面に内部から超速乾性イン
ク(朱肉)を適量吐出(浸潤)して、押印できるように
していてもよい。電源部は、カード内に内蔵され、電磁
誘導方式、太陽電池方式、シート状二次電池、ボタン電
池、或いは乾電池でも良い。カード状に代えて、通常の
印鑑と同様に、円筒状にしても良い。その際には、図2
(b)に示すように、円筒の一方の端面を印面とする。
【0020】本実施例の電子印鑑30の指紋検出部36
は、IDカード10の照合/認証用入力検出部26に相
当し、指紋照合/認証機能部は照合/認証機能部28に
相当する。また、電子印鑑30は、電子印鑑30の本来
の所有者の指紋を記憶するメモリとして、個体照合/認
証用基準データ・メモリ22に相当するメモリ(図示せ
ず)を有する。
【0021】指紋認証・照合機能部は、指紋検出部36
で検出した指紋と記憶している指紋とが完全に一致する
とき指紋を検出した人が電子印鑑30の正当な所有者で
あると認定して、開閉部34を駆動して印面32を露出
させる。また、開閉部34は、閉止時には、印面保護機
構、朱肉等のインク漏洩防止機構、及び朱肉の乾燥防止
機構として機能する。また、超速乾性インク(朱肉)を
内部から印面に吐出(浸潤)して、印面として、認証/
照合している時間帯、機能するようにしてもよい。
【0022】ここで、図3を参照して、電子印鑑30の
動作手順を更に詳しく説明する。図3は、電子印鑑の動
作手順を示すフローチャートである。先ず、第1のステ
ップS1 で、電子印鑑30の保持者が電源部をONにし
て、指紋検出部36に人指し指を置く。また、場合によ
っては、指紋検出部に検出用の指を置くことで、電源の
オン/オフを行ってもよい。電子印鑑30は指が指紋検
出部36にあるかどうか検出し、指が指紋検出部36に
ないときには、第5のステップS5 に飛んで開閉部34
のシャッタ扉が開放しないようにシャッタ扉をロックす
る。あるいは、内部から超速乾性インク(朱肉)を吐出
(浸潤)しないようにして、押印ができないようにす
る。指が指紋検出部36にあるときには、第2のステッ
プS2 に移行して、指紋を検出する。次いで、第3のス
テップS3 に移って、指紋認証・照合機能部は、指紋検
出部で検出した指紋と記憶している指紋とが完全に一致
するかどうか照合し、一致するときには電子印鑑30の
保持者が電子印鑑30の本来の正当な所有者であると認
証して、第4のステップS4 に移行する。第4のステッ
プS4 では、指紋認証・照合機能部は、開閉部34を駆
動してシャッタ扉を開放する。もしくは、内部から超速
乾性インク(朱肉)を適量、吐出(浸潤)し、押印でき
る準備を行う。これにより、電子印鑑30の正当な所有
者である電子印鑑30の保持者は押印することができ
る。
【0023】押印が終了すると、第5のステップS5
移って、開閉部34を駆動して、シャッタ扉を閉鎖す
る。もしくは、インク吐出の手段の場合には、検出部か
ら指が離れるまで、その状態を保持する。第3のステッ
プS3 で、指紋認証・照合機能部が、指紋検出部で検出
した指紋と記憶している指紋とが一致しない旨を検出し
たときには、直ちに、第5のステップS5 に移って、開
閉部34を駆動して、シャッタ扉を閉鎖する。あるい
は、超速乾性インク(朱肉)の吐出(浸潤)を電気的制
御手段により停止する。
【0024】実施例2 本実施例は、使用者認証システムのIDカードとして上
述のIDカード10を使った例であって、図4は、本実
施例の使用者認証システム用のIDカードの構成を示す
模式図、及び図5は虹彩による個体認証/照合機構の構
成を示す模式図である。本実施例のIDカード40は、
図4に示すように、使用者限定のビデオカメラ、(電
子)スチールカメラ等のカメラ42に付設されたIDカ
ードであって、カメラの使用者として許可されている人
(以下、使用被許可者と言う)の虹彩情報をIDカード
に記録しておき、カメラの使用希望者が現れたときに、
カメラに設けてある光学系を用いて、使用希望者の虹彩
を検出し、使用希望者が使用被許可者であるかどうか照
合/認証を行う。カメラ42は、使用希望者の虹彩を撮
像する光学系44を有する。
【0025】光学系44は、図5に示すように、光学レ
ンズ群46と、光学レンズ群46を経た画像を撮像する
と共に瞳の虹彩を撮像する撮像素子48と、撮像した虹
彩データから認証用データを検出する認証用検出素子5
0とを備えている。また、IDカード40と光学系44
との間には、インターフェイス部52が介在している。
インターフェイス部52を介して認証用検出素子50か
ら送られて来た照合/認証用情報によってIDカード4
0が、使用希望者は使用被許可者である旨を認証したと
き、IDカード40がカメラ42の制御コンピュータ5
4を駆動してカメラ42を始動可能状態にする。
【0026】本実施例では、カメラ42の条件設定情報
や、カメラ42で撮像した画像データをIDカード40
に記憶することにより、カメラ42の各種機能の向上を
図り、認証作用以外に、情報伝達に利用してもよい。ま
た、本実施例のIDカード42の電源部(図示せず)に
は、カメラ42から電源供給されるようにしても良い。
【0027】本実施例の使用者認証システムを適用する
ビジネスモデルには、例えば、次のようなものがある。 1.カメラ等の機械の使用被許可者の虹彩と使用希望者
の虹彩とが一致したときのみに、機械の動作を保証する
システムとサービス。これにより、盗難防止を図ると共
に損害保険対象の取り扱いにすることができる。 2.レンタル品の一時利用の動作を保証するシステムお
よびサービス。本実施例のIDカードを利用することに
より、本人認証以外にレンタル情報を登録することによ
り、機械の転売を防止することができる。
【0028】本実施例では、光学系システムを有するカ
メラ等の光学系機器の光学系を利用して、使用希望者の
虹彩を撮像し、次いで撮像した虹彩と、個体識別情報と
して記憶している虹彩とを照合し、認証している。使用
者認証システムのIDカードは、この他にも、例えば、
音場(振動)系を有する機器については、虹彩に代え
て、人の固有の振動情報、例えば声の振動数、振動モー
ド、位相、振動パターン、音声、声紋を個体識別情報と
する照合/認証システムとして構成することができる。
【0029】実施例3 本実施例は、実施形態例2の実施例であって、自動車ス
タータキー・システム用のIDカードとして実施形態例
2のIDカードを使った例であって、図6は、本実施例
の自動車スタータキー用のIDカードの構成を示す模式
図、及び図7は自動車スタータキー・システムを更に発
展させたシステムの構成を示す模式図である。本実施例
のIDカード60は、個体の照合/認証機能に加えて、
認証した後、自動車スタータキーとしても機能するカー
ドであって、図6に示すように、照合/認証用及び始動
用基準情報として個体識別情報を記憶し、更に、個体識
別情報に加えて、特定情報を記憶している。
【0030】特定情報とは、自動車のエンジン形式、エ
ンジンNo.、車種形式、車体製造No.、車載制御用
コンピュータIDNo.などの自動車の固有識別情報を
言う。また、IDカード60は、自動車所有者の個人情
報として、氏名、連絡先、購入年月日、購入ディーラな
どの情報を特定情報の追加情報として記憶させる。特定
情報の記憶/保存は、情報の種類によって、自動車ディ
ーラや陸運局と、本人との間で行うようにしても良い。
更に、自動車の所有者が替わるまで、特定情報を任意に
変更可能とするようIDカードのリーダー/ライターを
所轄部署で配置して特定情報及び個体識別情報の記憶/
保存に対応するようにしても良い。また、IDカード6
0の認証・照合用情報変更は、車体内でIDカード60
を介しても行えるようにプログラミングされている。
【0031】IDカード60は、IDカード60を自動
車の所定の場所に挿入することにより、つまりスロット
インすることにより、自動車の起動キーとして機能す
る。IDカード60を挿入、つまりスロットインしてい
る間は、図6に示すように、IDカード60が自動車シ
ステムの回路網の一部を構成して、自動車を運転可能な
状態に維持している。IDカード60を挿入(スロット
イン)すると、IDカード60は、車載コンピュータと
の間で照合/認証基準情報とIDカードの照合/認証情
報を照合し、合致した時、認証して、エンジンおよび自
動車システムを起動させる。尚、IDカード60が抜け
落ちて、挿入(スロットイン)の状態が、不用意に解除
されないようにロック機構(図示せず)が設けられてい
る。以上のようにして、IDカード60は、自動車の個
体照合/認証機能と、自動車の始動用鍵の機能とを有す
る自動車始動システムで利用するカードとして構成され
る。尚、照合/認証機能は、IDカードで行っても、車
載コンピュータ側でも、あるいは、双方向通信で行って
もよい。
【0032】さらに、車購入時に、自動車の識別番号と
所有者の個体識別情報とは、情報の種類によって、陸運
局、警察署、及び自動車ディーラーに各々登録され、車
管理データとして車管理データベースに保管される。車
管理データベースは、図7に示すように、通信ネットワ
ークを介して自動車ディーラー、陸運局、警察署、車整
備事業者等に接続されている。これにより、所轄の陸運
局、警察署、自動車ディーラー、整備サービス業者等
は、情報の種類に応じて一定のアクセス制限下で、車管
理データベースに記録されている情報にアクセス可能と
なっている。
【0033】このようなビジネスモデル下では、自動車
が万が一盗難にあっても、(1)自動車の起動キーとし
て機能するIDカードが無いと、始動できない。(2)
たとえ、始動できるように自動車を改造したとしても、
自動車の盗難時に、IDカードを警察署、陸運局、自動
車ディーラー等に届けることにより、IDカード内の情
報が提示され、盗難車の車検時や車体整備サービス時に
自動車の識別番号を収集し照合することができるので、
盗難車の所在が判明する。(3)また、自動車とIDカ
ードとが共に盗難に合っても、警察署や陸運局、ディー
ラーに自動車の識別番号が登録されているので、盗難届
によって、盗難された自動車を追跡することが可能とな
る。
【0034】
【発明の効果】第1の発明及び第2の発明によれば、人
の個体識別情報の検出手段と、個体識別情報を記憶する
記憶手段と、照合/認証手段とをICカードに設けるこ
とにより、更には始動キー手段を設けることにより、以
下の効果を奏することができる。 (1) 照合/認証時に、IDカードの保持者の個体識
別情報と所有者本人の個体識別情報とを照合するので、
照合/認証の精度が著しく向上する。 (2)照合/認証した後、システムの始動キーとして、
例えば自動車システムの始動キーとして機能させること
ができる。 (3)非接触式の場合、特定の入力(読み取り装置)部
への機械的アクセスが必要でないから、入力装置を設置
する際の場所的制限を緩和し、入力装置へのアクセス時
間を短縮し、かつ、アクセス時の自由度が増大するの
で、より広範囲な利用形態を提供できる。また、機械的
アクセスが必要でないから、摺動による摩耗や曲げ・引
っ張り・圧縮力による変形等の機械的損失、接点不良が
なく、IDカードの寿命が長くなる。さらに、形態にお
いても自由な構成がとり得る。 (4)IDカードの適用分野が格段に広がる。例えは救
急医療時に本人の身元確認時に口頭による確認ができな
い場合、IDカードによれば、本人の照合が可能とな
る。また、IDカードの照合/認証機能により、より精
度よく認証でき、かつ、認証後に、通信ネットワークを
介してアクセス可能な情報サービス機関と接続可能とな
り、認証/照合による時間的ロスを省き、それに伴う緊
急医療の遅れを回避することが可能となる。 (5)IDカードを自動車スタータキーシステムに適用
することにより、万が一、自動車が盗難され、更には改
造される場合でも、IDカードに記録された自動車の識
別番号を陸運局や警察署等に伝達することにより、盗難
車の探索が容易になる。 (6)運転免許証、パスポート、社員証等の各種パス、
或いは電子施錠用鍵に適用した際、照合/認証機能を有
しているので、システムの一部として機能することがで
き、成りすましが不可能な、極めて高度なセキュリティ
ーシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1のIDカードの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図2(a)及び(b)は、それぞれ、実施例1
の電子印鑑の構成を示す模式図である。
【図3】電子印鑑の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】実施例2の使用者認証システム用のIDカード
の構成を示す模式図である。
【図5】虹彩による個体認証/照合機構の構成を示す模
式図である。
【図6】実施例3の自動車スタータキー用のIDカード
の構成を示す模式図である。
【図7】実施例3の自動車スタータキー・システムを更
に発展させたシステムの構成を示す模式図である。
【符号の説明】
10……実施形態例1のIDカード、12……メモリ・
ブロック、14……照合/認証ブロック、16……外部
I/F(インターフェイス)ブロック、18……アクセ
ス制御機能部、20……電源部、22……個体照合/認
証用基準データ・メモリ、24……特定情報メモリ、2
6……照合/認証用入力検出部、28……照合/認証機
能部、30……電子印鑑、32……印面部、34……開
閉部、36……指紋検出部、40……実施例2のIDカ
ード、42……カメラ、44……光学系、46……光学
レンズ群、48……撮像素子、50……認証用検出素
子、52……インターフェイス、54……制御コンピュ
ータ、60……実施例3のIDカード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E05B 49/00 E05B 49/00 T L F 65/12 A 65/12 G06K 19/00 N G06K 19/10 S 19/00 T Fターム(参考) 2C005 MA04 MB01 MB10 NA02 NA07 NA09 PA21 QA02 QA03 QA05 QB01 SA14 SA15 SA30 TA21 TA22 2E250 AA00 AA21 AA24 BB05 BB08 BB09 BB47 BB59 CC00 CC02 CC10 CC16 CC21 CC26 DD06 DD08 DD09 DD10 EE11 FF08 FF09 FF24 FF26 FF27 FF28 FF34 FF35 FF36 FF37 FF44 GG07 GG15 HH01 JJ00 LL00 TT01 TT03 5B035 AA06 AA14 BA01 BB09 BC01 BC03 CA06 CA29

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カードの保持者を認証するIDカードで
    あって、 人の個体識別情報の検出手段と、 個体識別情報を記憶する記憶手段と、 検出手段によって検出された個体識別情報と記憶手段に
    記憶されている個体識別情報とを照合して、検出手段に
    よって検出された個体識別情報の所有者をIDカードの
    本来の正当な所有者である旨、認証する照合/認証手段
    ととを備え、少なくとも記憶手段及び照合/認証手段を
    カード基板上にICチップ化してなるICカードとして
    形成されていることを特徴とするIDカード。
  2. 【請求項2】 カードの保持者を認証するIDカードと
    して機能し、かつ、認証した後、機器、装置、及びシス
    テムのいずれかの始動キーとして機能するIDカードで
    あって、 人の個体識別情報の検出手段と、 個体識別情報を記憶する記憶手段と、 検出手段によって検出された個体識別情報と記憶手段に
    記憶されている個体識別情報とを照合して、検出手段に
    よって検出された個体識別情報の所有者をIDカードの
    本来の正当な所有者である旨、認証する照合/認証手段
    と、 照合/認証手段によって認証されたときに、機器、装
    置、及びシステムのいずれかと一時的に電気的、又は機
    械的に結合して、回路を構成し、上記いずれかを始動可
    能にするキーの機能を有するキー手段ととを備え、 少なくとも記憶手段及び照合/認証手段をカード基板上
    にICチップ化してなるICカードとして形成されてい
    ることを特徴とするIDカード。
  3. 【請求項3】 個体識別情報が、指紋、声紋、虹彩、輪
    郭特徴画像、及びDNAの少なくともいずれかを含む人
    的(肉体的)特徴のデータであることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のIDカード。
  4. 【請求項4】 個体識別情報に加えて、住所、氏名、血
    液型、緊急連絡先、ライセンスNo.等の個人情報を記
    憶していることを特徴とする請求項1又は2に記載のI
    Dカード。
  5. 【請求項5】 個体識別情報及び個人情報を画像データ
    として液晶表示する表示手段をカード基板上に有するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のIDカード。
  6. 【請求項6】 照合/認証手段が、認証した旨を表示す
    る表示手段を有することを特徴とする請求項1又は2に
    記載のIDカード。
  7. 【請求項7】 表示手段が印面であって、IDカードが
    電子印鑑として機能することを特徴とする請求項6に記
    載のIDカード。
  8. 【請求項8】 通信ネットワークを介して、情報を蓄積
    したデータベース・サーバーにアクセス可能であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のIDカード。
  9. 【請求項9】 通信ネットワークに接続する際、非接触
    式で接続することを特徴とする請求項1に記載のIDカ
    ード。
  10. 【請求項10】 機器、装置、及びシステムが、レンタ
    ルサービス契約又はリースサービス契約によって管理さ
    れていることを特徴とする請求項2に記載のIDカー
    ド。
  11. 【請求項11】 機器が自動車であって、IDカードが
    自動車の始動キーとして機能することを特徴とする請求
    項10に記載のIDカード。
  12. 【請求項12】 照合/認証手段が、機器、装置、及び
    システムの製造シリアルNo.、及びCPU・IDを含
    む識別番号、又は該識別番号と、人の個体識別情報との
    組み合わせに基づいて個体識別情報の所有者を認証する
    ことを特徴とする請求項2に記載のIDカード。
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