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JP2002023006A - 光コネクタ組立工具 - Google Patents

光コネクタ組立工具

Info

Publication number
JP2002023006A
JP2002023006A JP2000205698A JP2000205698A JP2002023006A JP 2002023006 A JP2002023006 A JP 2002023006A JP 2000205698 A JP2000205698 A JP 2000205698A JP 2000205698 A JP2000205698 A JP 2000205698A JP 2002023006 A JP2002023006 A JP 2002023006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical connector
optical fiber
connection mechanism
ferrule
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000205698A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Hasegawa
雅弘 長谷川
Yasuaki Fujiwara
康晃 藤原
Yasuhiro Tamaki
康博 玉木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2000205698A priority Critical patent/JP2002023006A/ja
Publication of JP2002023006A publication Critical patent/JP2002023006A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 形式の異なる光コネクタに適用される光コネ
クタ組立工具の汎用性を向上させる。 【解決手段】 光コネクタ組立工具50の素子台支持部
53に素子台52を取り外し可能に装着した。素子台5
2の上面には、光コネクタ10を取り出し可能に収納す
る光コネクタ収納溝60を形成した。光コネクタ収納溝
60の一方の内壁面60Cには、開放部材16を光コネ
クタ10に挿抜するための開口部61を、開放機構54
に向かって開口するように形成した。開放部材16を開
放部材本体63の当接部63Aと、素子台本体59の外
面59Bとが当接するように形成し、開放部材16の光
コネクタ10に向かう方向での移動を規制した。開放部
材16には取手部62を設け、この取手部62を手動で
進退方向Pに進退することによって、開放部材16を光
コネクタ10の連通口17に挿抜する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを内装
固定したフェルールと、このフェルールの突き合わせ接
続される先端面に対向する後端側に光ファイバ同士を突
き合わせ接続するための接続機構とが設けられてなる光
コネクタを、光ファイバ先端に組み立てる光コネクタ組
立工具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバ先端への組立作業を、
工場以外の接続現場にて行うことができる光コネクタと
して、例えば、予め光ファイバを内装固定して先端面に
研磨を施したフェルールと、このフェルールの後部(先
端面と対向する位置)に配置した接続機構とを具備し、
この接続機構においてフェルール側の光ファイバと、こ
の光ファイバに突き当てた別の接続用の光ファイバとを
クランプすることで突き合わせ接続状態を維持し、短時
間で光コネクタの組立を行うことができるものが知られ
ている。ここで、接続機構はサイズが小さいため、専用
の工具を用いて操作することが提案されている。
【0003】以下、従来技術の一例による光コネクタ組
立工具について図14から図17を参照しながら説明す
る。図14は従来技術の一例による光コネクタ組立工具
30を示す斜視図であり、図15は図14に示す光コネ
クタ組立工具30の平面図であり、図16は図14に示
す光コネクタ組立工具30の側断面図であり、図17は
図14に示す光コネクタ10の要部側断面図である。光
コネクタ組立工具30は、接続機構が組み込まれてJI
S C 5973等に制定されるSC形光コネクタと接
続互換を有する光コネクタ10に適用されるものであ
り、接続機構支持部31と、開放機構32と、ファイバ
ホルダ33と、ホルダセット台34とから構成されてい
る。接続機構支持部31は、光コネクタ10の接続機構
13を取り出し可能に定位置に支持する。図14および
図15に示すように、接続機構支持部31は、光コネク
タ10を収納する光コネクタ収納溝36を有し、光コネ
クタ収納溝36の内部は、光コネクタ10を水平にして
位置ずれを生じることなく定位置に安定収納する形状と
なっている。また、光コネクタ収納溝36は、接続機構
支持部31に隣接された開放機構32側に開放された窓
36Aを有し、光コネクタ10は接続機構13の差込口
23を前記窓36Aを介して開放機構32側に向けて光
コネクタ収納溝36内に収納する。
【0004】図16に示すように、接続機構13は金属
等の強度の高い素材からなるスリーブ14内に第1素子
18及び2つの第2素子19a,19bを収納した構造
であり、図4に示すように、2つ割り状の第1素子18
及び第2素子19a,19bは側部に開口した差込口2
3を有するコ字状やC字状のスリーブ状のばね(クラン
プ力付与部材)21のクランプ力によって一体化状態に
押さえられており、スリーブ14側部には、ばね21の
差込口23に連通する連通口17が設けられている。光
ファイバ22先端に光コネクタ10を組み立てるには、
接続機構支持部31の隣に設置した開放機構32を駆動
して、接続機構13側部に開口した差込口23に開放部
材16を圧入する。これにより、差込口23を介して第
1素子18と、第2素子19a,19bとの分離面間
(分離境界)に開放部材16の先端が押し込まれ、ばね
21のクランプ力に抗して第1素子18と、第2素子1
9a,19bとが押し開かれる。開放機構32はレバー
40の回転操作を接続機構支持部31への開放部材16
の前進、押し込みの運動に変換するようになっており、
レバー40の操作のみで開放部材16を接続機構支持部
31に対して進退動させることができる。開放部材16
により第1素子18と、第2素子19a,19bとが押
し開かれたなら、接続機構支持部31の隣に設けられた
ホルダセット台34にセットされたファイバホルダ33
を接続機構支持部31方向へスライド移動させ、このフ
ァイバホルダ33にクランプ保持した光ファイバ22の
前記ファイバホルダ33から突出された先端を接続機構
13に挿入し、第1素子18と、第2素子19a,19
bとの間に設けられた調心機構26(図4では第1素子
18に形成されたV溝)へ押し込む。これにより、フェ
ルール11側の光ファイバ27と、光コネクタ10の後
方から接続機構13に挿入した光ファイバ22とが、そ
れぞれ調心機構26によって位置決め調心されて突き合
わせ接続される。両光ファイバ22,27間の突き合わ
せ接続が完了したら、開放機構32の操作で開放部材1
6を接続機構13から引き抜く。これにより、ばね21
のクランプ力で第1素子18と、第2素子19a,19
bとの間に光ファイバ22,27が挟み込まれ接続状態
が維持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の光コネクタ
組立工具30では、光コネクタ収納溝36の内面形状
は、適用する光コネクタ10を安定支持できる形状とさ
れているため、特定の光コネクタ専用となっていた。多
種多様な光コネクタ形状に対応するには、それぞれ専用
の光コネクタ組立工具を用意することとなり不便であ
り、コスト面でも不利であった。また、接続機構13の
第1素子18と、第2素子19a,19bとの間への開
放部材16の挿入量も光コネクタによって異なることが
あり、この場合には、開放機構32を設計変更して、開
放部材の挿入量を調整する必要があった。しかし、開放
機構32の内部構造は複雑であり、挿入量の調整は容易
ではない。また、前記のような光コネクタ組立工具30
では、開放機構32の重量が大きく、持ち運びに不便で
あると共に、コストも高くつくといった問題があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、構造が簡単でありながら、素子台に支持した光コネ
クタの接続機構への開放部材の挿入量を容易に調整で
き、交換可能な素子台を採用することによって、形式の
異なる光コネクタに対する汎用性を向上させることが可
能な低コストの光コネクタ組立工具を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して係る
目的を達成するために、請求項1記載の本発明の光コネ
クタ組立工具は、光ファイバを内装固定したフェルール
と、このフェルールの突き合わせ接続される先端面に対
向する後端側に組み立てた接続機構とを備え、前記接続
機構は、二つ割り構造の素子部と、該素子部内にて前記
フェルールからその後端側に突出された光ファイバに、
別の光ファイバを突き合わせ接続可能に位置決め調心す
る調心機構と、光ファイバをクランプするためのクラン
プ力を前記素子部に付与するクランプ力付与手段とを備
え、前記クランプ力付与手段のクランプ力に抗して楔状
の開放部材を、前記素子部の側方から該素子部の分離境
界に挿入することで前記素子部が開放されるように構成
されてなる光コネクタを、目的の光ファイバ先端に組み
立てる光コネクタ組立工具であって、前記光コネクタの
接続機構を取り出し可能に定位置に支持する素子台と、
該素子台に支持した前記接続機構の前記素子部の前記分
離境界に前記開放部材を挿抜する開放機構とを具備して
なり、前記開放機構は、楔状の挿入先端を有する前記開
放部材を前記素子台に向けて進退自在に支持するガイド
部を備え、前記開放部材は手動で移動可能になっている
ことを特徴としている。
【0008】上記構成の光コネクタ組立工具によれば、
素子台に収納された接続機構に対して開放部材を手動で
押し込み可能であり、このような単純な作業を行うだけ
で、フェルール側の光ファイバと、目的とする光ファイ
バとを突き合わせ接続することができ、光コネクタの組
立作業を効率よく行うことができる。さらに、開放部材
を進退させるための特別の機構を必要としないため、光
コネクタ組立工具の構造を単純化することができる。こ
れにより、光コネクタ組立工具の製作に要する費用を削
減することが可能になると共に、光コネクタ組立工具の
小型化および軽量化に資することが可能となり、持ち運
びに要する労力を低減することが可能となる。
【0009】さらに、請求項2記載の本発明の光コネク
タ組立工具は、前記開放部材は前記素子台方向への押込
を規制するストッパーに当接する当接部を備えており、
前記当接部が前記ストッパーに当接することによって、
前記開放部材に前記素子部の前記分離境界への目的の挿
入量が得られるようになっていることを特徴としてい
る。上記構成の光コネクタ組立工具によれば、素子台に
収納された接続機構に対して、差込口に挿入される開放
部材の挿入量、すなわち接続機構の素子部の開放量は、
例えば素子台に設けられたストッパーと、開放部材の当
接部との相対位置のみで決定されるため、素子台に装着
される接続機構が同一であれば、開放部材の挿入量にば
らつきが生じることは防止され、例えば素子部の開放量
が大きくなりすぎてコ字形ばね等からなるクランプ力付
与手段を傷めたり、例えば素子部の開放量が小さすぎて
目的とする光ファイバを挿入することができない等の不
都合が生じる恐れがなく、効率よく光コネクタの組立作
業を行うことができる。
【0010】さらに、請求項3記載の本発明の光コネク
タ組立工具は、前記素子台は交換可能とされていること
を特徴としている。上記構成の光コネクタ組立工具によ
れば、例えば異なる形式の光コネクタの組立作業を行う
際にも、光コネクタ毎に素子台のみを交換するだけでよ
く、光コネクタの形式毎に光コネクタ組立工具全体を交
換する必要がない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光コネクタ組立工
具の一実施形態について添付図面を参照しながら説明す
る。図1は本発明の一実施形態による光コネクタ組立工
具50を示す分解斜視図であり、図2は図1に示す光コ
ネクタ組立工具50の平面図であり、図3は図1に示す
素子台52およびファイバフォルダ55の側断面図であ
り、図4は図1に示す光コネクタ10の接続機構13の
要部中央断面図である。なお、上述した従来技術と同一
部分には同じ符号を配して説明を簡略または省略する。
先ず、本実施の形態による光コネクタ組立工具50に適
用される光コネクタ10について説明する。図17に示
すように、接続機構13の素子部20は、ロッド状の第
1素子18と、この第1素子18に対面して設けられた
2つの第2素子19a,19bとを備えた2つ割り構造
になっている。
【0012】図4に示すように、第1素子18の第2素
子19a,19bに臨む分離面には、裸光ファイバを高
精度の位置決め調心する調心溝26(調心機構)、案内
溝26aが連続してフェルール11の中心軸線Oに沿っ
て直列に形成されている。フェルール11後端から突出
されたフェルール側光ファイバ27は第1素子18のフ
ェルール11近傍、すなわち、第2素子19aに対応す
る位置に形成された調心溝26に収納される。このフェ
ルール側光ファイバ27に対して、接続される光ファイ
バ22は、例えば、光ファイバ単心線であり、この光フ
ァイバ22先端の被覆を除去して露出させた裸光ファイ
バ22aを、開放部材16により開放した素子部20に
挿入すると第1素子18の後端側(光コネクタ10の右
端側)に形成された案内溝26aに導かれて調心溝26
に挿入され、この調心溝26によって高精度に位置決め
調心されてフェルール側光ファイバ27と突き合わせ接
続される。これと同時に、光ファイバ22の被覆部22
bは、案内溝26a内に収納される。素子部20から開
放部材16を引き抜くと、ばね21のクランプ力によっ
て素子部20が閉じられ、第1素子18と、第2素子1
9a,19b間に両光ファイバ22,27が挟み込ま
れ、接続状態が維持される。図4に示すように、素子部
20の側部にて第1素子18と、第2素子19aの境界
に開口するばね21の差込口23には、スリーブ(通常
ストップリングと呼ばれる。)14の連通口17を介し
て接続機構13外側から開放部材16が挿入される。同
様に、第1素子18と、第2素子19bとの境界にもば
ね21の差込口23が延在しており、スリーブ14の連
通口17を介して接続機構13外側から開放部材16が
挿入される。
【0013】次に、本実施の形態による光コネクタ組立
工具50について説明する。光コネクタ組立工具50
は、図1に示すように、基盤51と、素子台52と、素
子台支持部53と、開放機構54と、ファイバホルダ5
5とを備えて構成されており、略板状の基盤51上に、
素子台52と、素子台支持部53と、開放機構54と、
ファイバホルダ55とが配置されている。図1および図
3に示すように、素子台支持部53には、素子台52を
取り外し可能に装着するための素子台装着孔56が鉛直
方向に形成されている。さらに、基盤51には素子台装
着孔56の開口部に臨むように、素子台装着孔56より
も小さな素子台嵌装孔57が貫設されている。素子台5
2は鉛直方向の下側から順に、素子台嵌装部58と、素
子台本体59とから構成されている。素子台嵌装部58
は基盤51の素子台嵌装孔57に嵌装される部分であっ
て、鉛直方向での断面が素子台嵌装孔57とほぼ同一形
状に形成されている。さらに、素子台本体59は素子台
支持部53の素子台装着孔56に装着される部分であっ
て、素子台装着孔56に挿入した素子台52は、がたつ
くこと無く安定支持される。また、素子台52を素子台
支持部53に装着する際には、基盤51の素子台嵌装孔
57近傍において素子台本体59の下面59Aが基盤5
1の上面51Aに当接される。
【0014】図1および図3に示すように、素子台52
の素子台本体59の上面には、光コネクタ10を取り出
し可能に嵌装するための光コネクタ収納溝60が形成さ
れており、光コネクタ10は光コネクタ収納溝60の延
在方向に中心軸線Oを沿わせるようにして水平に装着さ
れる。ここで、光コネクタ収納溝60の底面60Aおよ
び両内壁面60B,60Cは、光コネクタ10を安定支
持するような形状を有している。光コネクタ収納溝60
の一方の内壁面60Cには、光コネクタ収納溝60の延
在方向における所定位置において、この延在方向と直交
する方向に向かって開放した開口部61が形成されてい
る。開口部61は、光コネクタ収納溝60に装着された
光コネクタ10の連通口17に臨むように配置されてい
ると共に、素子台52に隣接して配置された開放機構5
4に向かって開口されている。
【0015】図1および図2に示すように、開放機構5
4は、素子台支持部53に隣接して配置されており、開
放部材16と、取手部62と、開放機構台部54A及び
開放機構蓋部54Bからなるガイド部とを備えて構成さ
れている。開放部材16は例えば外観略長方形板状に形
成されており、開放機構台部54A上面に形成された凹
溝と、開放機構台部54A上面に載置された開放機構蓋
部54Bとによって画成された開放部材収納孔54Cに
挿入されている。ここで、開放部材収納孔54Cは、光
コネクタ収納溝60に装着された光コネクタ10の中心
軸線Oに直交する水平方向(以下において、進退方向P
と呼ぶ。)に向かって開口しており、開放部材16は素
子台52に向けて進退自在とされている(図中矢印
P)。図2に示すように、開放部材16は略長方形板状
に形成された開放部材本体63と、この開放部材本体6
3の端面から突出した例えば楔状の差込部材64とから
構成されており、差込部材64は開放部材16の進退方
向Pにおける両端のうち、素子台52側の一端に形成さ
れている。この差込部材64は、素子台52の開口部6
1および光コネクタ10の連通口17を介して、接続機
構13の差込口23に挿抜される部分であって、中心軸
線O方向に所定の間隔をおいて配置された2つの突起状
の挿入先端64A,64Aを備えている。ここで、中心
軸線O方向において、差込部材64は開口部61から接
続機構13に挿入可能であり、開放部材本体63の挿入
先端64A,64Aの両側に突出された当接部63A,
63Aは、素子台本体59の外面(ストッパー)59B
に当接することによって前進が規制されている。
【0016】また、図2に示すように、開放部材本体6
3には進退方向Pに長く形成された断面略長円形のガイ
ド孔63Bが貫設されている。このガイド孔63Bに
は、開放機構蓋部54Bを貫通して開放機構台部54A
上面に形成されたボルト穴に螺着されるピン63Cが挿
入されており、開放部材16を素子台52から離れる方
向に向けて移動させると、ピン63Cがガイド孔63B
内の素子台52側の内周面に当接した時点で停止するこ
ととなり、開放部材16が光コネクタ10から後退する
方向での移動範囲が規制されている。また、開放部材1
6の進退方向Pにおける他端には取手部62が設けられ
ており、この取手部62を進退方向Pに沿って手動で進
退することによって、開放部材16を接続機構13側部
に開口した差込口23に挿抜させ、素子部20を開閉す
る。なお、素子台52には、図1および図3に示すよう
に、光コネクタ収納溝60の底面60Aから鉛直方向上
方に突出可能な押し上げピン65が備えられており、こ
の押し上げピン65を光コネクタ10の下部に当接させ
て鉛直方向上方に押し上げることによって、光コネクタ
収納溝60に収納された光コネクタ10を取り外し可能
である。
【0017】図1および図3に示すように、素子台支持
部53に対して光コネクタ収納溝60の延在方向に所定
の間隔をおいてファイバホルダ55が設置されている。
ファイバホルダ55は、基盤51に着脱可能に設置され
ており、挟持部材支持台70と、ファイバ挟持部材71
とを備えて構成されている。ファイバ挟持部材71は、
例えばスポンジ等からなり、挟持部材支持台70に装着
されている。ファイバ挟持部材71の上面には、鉛直方
向下方に向かって切り込まれた切込71Aが中心軸線O
に沿って形成されている。光コネクタ10の接続機構1
3に挿入される光ファイバ22はファイバ挟持部材71
の切込71Aに挟持され、中心軸線O方向に移動するこ
とがないように固定される。なお、ファイバ挟持部材7
1に挟持された光ファイバ22は、光コネクタ収納溝6
0に装着された光コネクタ10の中心軸線Oと同軸とな
るようにされている。また、接続機構13に挿入された
光ファイバ22は、接続機構13内に収納されたフェル
ール側光ファイバ27に当接した状態から更に押圧され
ており、素子台52とファイバフォルダ55との間にお
いて光ファイバ22には中心軸線Oに対して若干量の撓
みが形成されている。この光ファイバ22の撓みによっ
て、光ファイバ22はフェルール側光ファイバ27に向
かって付勢されており、両光ファイバ22,27間に突
き合わせ力が確保されている。
【0018】上記構成の光コネクタ組立工具50によれ
ば、素子台52に収納された接続機構13に開放部材1
6を手動で押し込み可能であり、このような単純な作業
を行うだけで、フェルール側光ファイバ27と、目的と
する光ファイバ22とを突き合わせ接続することがで
き、光コネクタ10の組立作業を効率よく行うことがで
きる。さらに、開放部材16を進退させるための特別の
機構を必要としないため、光コネクタ組立工具50の構
造を単純化することができる。これにより、光コネクタ
組立工具50の製作に要する費用を削減することが可能
になると共に、光コネクタ組立工具50の小型化および
軽量化に資することが可能となり、持ち運びに要する労
力を低減することが可能となる。素子台52に収納され
た接続機構13に対して、差込口23に挿入される開放
部材16の挿入量、すなわち接続機構13の素子部20
の開放量は、開放部材本体63の当接部63Aと、素子
台本体59の外面59Bとの相対位置のみで決定される
ため、素子台52に収納される接続機構13が同一であ
れば、開放部材16の挿入量にばらつきが生じることは
防止され、例えば素子部20の開放量が大きくなりすぎ
てコ字形状等のばね21のクランプ力の低下をもたらし
たり、例えば素子部20の開放量が小さすぎて目的とす
る光ファイバ22を挿入することができない等の不都合
が生じる恐れがなく、効率よく光コネクタ10の組立作
業を行うことができる。
【0019】なお、本実施の形態においては、光コネク
タ組立工具50は光コネクタ10に適用されるとした
が、これに限定されず、素子台52の光コネクタ収納溝
60を変更することによって他の形式の光コネクタに適
用することができる。以下に、本実施形態の変形例につ
いて説明する。なお、上述した実施形態と同一部分には
同じ符号を配して説明を簡略または省略する。図5
(a)は本実施形態の第1変形例による光コネクタ組立
工具の素子台80の斜視図であり、図5(b)は図5
(a)に示す素子台80に装着される光コネクタ81の
側断面図である。光コネクタ81は、上述した本実施形
態に係る光コネクタ10のフェルールホールド12より
も長くされたフェルールホールド82を備えており、こ
のフェルールホールド82の後端に、光コネクタ10と
共通の構成からなる接続機構13が、スリーブ(ストッ
プリング)84に収納されて連結されている。なお、ス
リーブ84側部には、接続機構13の差込口23に連通
する連通口84Aが開口されている。フェルールホール
ド82は外観略円筒状のハウジング86に収納されてい
る。中心軸線O周りに回転可能とされたハウジング86
の外周面には、中心軸線Oを間に挟んで対向するように
2つの係止部86A,86Aが形成されている。係止部
86Aは、中心軸線O方向に沿って形成された挿通切込
部86aと、この挿通切込部86aの奥部(図5中右
奥)で、周方向へ向かって形成された係止切込部86b
とからなる略L字形に形成されている。図5(a)に示
すように、素子台80の素子台本体59の上面には、光
コネクタ81を取り出し可能に嵌装すると共に、安定支
持する光コネクタ収納溝89が形成されている。
【0020】また、図6(a)は本実施形態の第2変形
例による光コネクタ組立工具の素子台90の斜視図であ
り、図6(b)は図6(a)に示す素子台90に装着さ
れる光コネクタ91の側断面図である。図6(b)に示
すように、光コネクタ91の接続機構95を構成する素
子部94は、フェルールホールド92の後部から突出さ
れた鍔部92Aと、この鍔部92Aの分離面92a上に
直列に配置された2つの第2素子92B,92Cとの間
に光ファイバ22を挟み込む構成とされている。鍔部9
2Aはフェルールホールド92の一部を成形したもので
あるため、接続機構95は部品点数が少なくて済み、小
型化されている。この接続機構95を収納するスリーブ
(ストップリング)96はフェルール11近傍に到達さ
れており、素子部94を開放するための開放部材16
は、スリーブ96に開口された図示しない連通口と、ス
リーブ96外側に設けられた円筒状のハウジング93側
部に開口されたハウジング連通口93Aとを貫通して素
子部94の分離境界に挿入される。図6(a)に示すよ
うに、素子台90上に形成された光コネクタ収納溝99
は、光コネクタ91を取り出し可能に嵌装すると共に、
安定支持する。
【0021】次に、本実施の形態による光コネクタ組立
工具の第3変形例について説明する。なお、上述した実
施の形態と同一部分には同じ符号を配して説明を簡略ま
たは省略する。先ず、本実施形態の第3変形例による光
コネクタ組立工具に適用される光コネクタ100につい
て図7から図10を参照しながら説明する。図7は本実
施形態の第3変形例による光コネクタ組立工具に適用さ
れる光コネクタ100の正断面図であり、図8は図7に
示す光コネクタ100の接続機構102を示す斜視図で
あり、図9は図7に示す光コネクタフェルール101お
よび接続機構102の正断面図であり、図10は図8に
示す接続機構102の要部中央断面図である。光コネク
タ100は、テープ状の光ファイバ心線(いわゆる光フ
ァイバテープ心線)同士を切替可能に接続する光コネク
タであって、例えばJIS C 5981等に制定され
る光コネクタフェルールに似た構成の光コネクタフェル
ールをハウジング内部に収納した構造を有する。
【0022】図7に示すように、光コネクタ100は、
光コネクタフェルール(以下「フェルール」)101と
接続機構102とを例えばJIS C 5982等に制
定されるいわゆるMPO形光コネクタのハウジング10
3内に内装支持している。フェルール101および接続
機構102は連結されており、ハウジング103内を進
退方向(図7中左右)に一体的に移動できるように構成
されている。ハウジング103の後部には略角筒状の後
部ハウジング104が固定されており、この後部ハウジ
ング104内に収納して反力をとったコイルスプリング
105によりフェルール101および接続機構102が
前方(図7左側)へ付勢されている。フェルール101
および接続機構102は、コイルスプリング105の弾
性変形範囲内で後部ハウジング104方向へ押込可能で
ある。また、ハウジング103の外側にはカップリング
107が進退可能である。
【0023】図7から図9において、フェルール101
は例えばJIS C 5981に制定される光コネクタ
フェルールに似た構成であり、複数本例えば2本の光フ
ァイバ(裸ファイバ)111が並列に内挿固定されてい
る。光ファイバ111の先端はフェルール101の接合
端面112に露出しており、また光ファイバ111の後
端はフェルール101の後端から突出させて接続機構1
02内に挿入されている。また、図8に示すように、フ
ェルール101にはガイドピン穴113が設けられてお
り、ここにガイドピン(図示しない)が挿入されてい
る。ガイドピンは、例えばJIS C 5981に制定
されるガイドピンであり、これを突き合わせ接続される
相手側のフェルール(図示せず)に形成されているガイ
ドピン穴に挿入することによって、両フェルール間を位
置決めするものである。ガイドピン穴113は、例えば
JIS C 5981に制定されるガイドピン穴であ
り、フェルール101の接合端面112および後端面で
開口している。フェルール101内にて光ファイバ11
1はガイドピン穴113と平行となるように長手方向全
体にわたって精密に位置決めして配置されるとともに、
フェルール101上面の開口部101bから注入された
エポキシ樹脂等の接着剤によって固定されている。
【0024】接続機構102はフェルール101の後端
側に配置されている。この接続機構102は全体として
角ロッド状であり、長手方向を光ファイバ111の長手
方向に揃えている。この接続機構102は、素子部11
4を構成する二つ割り構造の素子115,115a,1
15bをその外側から装着した例えば略コ字形のばね
(クランプ力付与部材)116により一体化状態を維持
するようにしてクランプ保持して構成されている。図9
および図10に示すように、接続機構102は細長形状
の素子115と、この素子115に沿って直列に配置し
た素子115a,115bとの間が開閉可能となってい
る。フェルール101に近接配置した素子115aに対
応する素子115の分割面117上には素子115長手
方向に沿って形成されたV溝やU溝等の位置決め溝から
なる調心機構117aを光ファイバ111の本数に対応
して複数本例えば2本形成し、この調心機構117aに
はフェルール101から突出した光ファイバ111を収
納して精密に位置決め調心している。調心機構117a
に収納した光ファイバ111は、ばね116のクランプ
力により素子115,115a間にクランプ保持してい
る。一方、素子115の素子115bに対応する領域に
は、接続機構102の後端(図9右側)の凹部119か
ら別途挿入される光ファイバ118(例えば2心光ファ
イバテープ心線)の被覆先端部121を収納するテープ
部収納溝117bを形成している。
【0025】図9において、フェルール101側の光フ
ァイバ111は、フェルール101内に形成した光ファ
イバ収納穴101a内に収納している。光ファイバ収納
穴101aの後端(図9右側)には、光ファイバ111
を光ファイバ収納穴101aに容易に挿入するためのテ
ーパ穴101cが形成されている。図9に示すように、
光ファイバ118は被覆を除去して単心光ファイバ12
0を露出させた先端を凹部119からテープ部収納溝1
17bを介して調心機構117aに挿入し、この調心機
構117a内にてフェルール101側の光ファイバ11
1と突き合わせ接続する。単心光ファイバ120を光フ
ァイバ111と突き合わせ接続すると同時に、テープ部
収納溝117bには被覆先端部121が収納される。こ
の接続機構102では、調心機構117aに収納した光
ファイバ111,120を素子115a,115間にて
クランプ保持して接続状態を維持し、テープ部収納溝1
17bに収納した被覆先端部121を素子115b,1
15間に挟み込んでクランプ保持し、引き抜き抵抗を与
える。
【0026】接続機構102の側面には楔状の開放部材
16が差し込まれる差込開口部125を開口している。
この接続機構102では、ばね116のクランプ力に抗
して開放部材16を差込開口部125に圧入すると、素
子115,115a,115b間が押し広げられるよう
になっている。素子115,115a,115b間は、
ばね116の弾性変形範囲内で開閉可能であり、素子1
15,115a,115bの開放時には接続機構102
に対する光ファイバ118の挿抜を自由に行うことがで
きる。
【0027】次に、上記構成の光コネクタ100に対し
て使用される本実施形態の第3変形例による光コネクタ
組立工具200について図7から図13を参照しながら
説明する。図11は本実施形態の第3変形例による光コ
ネクタ組立工具200を示す分解斜視図であり、図12
は図11に示す光コネクタ組立工具200の平面図であ
り、図13は図11に示す素子台201および押込機構
202の側断面図である。なお、上述した実施の形態と
同一部分には同じ符号を配して説明を簡略または省略す
る。本実施の形態の第3変形例による光コネクタ組立工
具200は、テープ状の光ファイバ心線(いわゆる光フ
ァイバテープ心線)同士を切替可能に接続する光コネク
タであって、例えばJIS C 5981等に制定され
る光コネクタフェルールに似た構成を有するフェルール
をハウジング内部に収納した構造を有する光コネクタ1
00に適用されるものであって、図11に示すように、
基盤51と、素子台201と、素子台支持部53と、開
放機構54と、押込機構202とを備えて構成されてお
り、略板状の基盤51上に、素子台201と、素子台支
持部53と、開放機構54と、押込機構202とが配置
されている。図11および図13に示すように、素子台
201の素子台本体59の上面には、光コネクタ100
のフェルール101と連結された接続機構102を取り
出し可能に収納するための光コネクタ収納溝210が形
成されており、接続機構102は光コネクタ収納溝21
0の延在方向に調心機構117aの位置決め溝を沿わせ
るようにして水平に装着される。光コネクタ収納溝21
0の底面210Aおよび両内壁面210B,210C
は、光コネクタ100を安定支持するような形状を有し
ている。
【0028】図11および図13に示すように、素子台
支持部53に対して光コネクタ収納溝210の延在方向
に所定の間隔をおいて押込機構202が設置されてい
る。押込機構202は、基盤51に着脱可能に設置され
ており、ファイバホルダ221と、ホルダベース222
と、傾斜台223とを備えて構成されている。傾斜台2
23は基盤51上に載置されており、傾斜台223の上
面は、光コネクタ収納溝210の延在方向に対して所定
の傾斜角θで素子台支持部53に向かう方向に下降傾斜
している。ホルダベース222は傾斜台223上に載置
されており、可動ベース224と、レール部225と、
スプリング226と、ガイド部材227とを備えて構成
されている。傾斜台223の上方には、略板状のレール
部225が傾斜台223と同一の傾斜角θで傾斜して固
定されており、傾斜台223の上面と、レール部225
の下面とによって挟まれるようにして可動ベース224
が設置されている。可動ベース224は傾斜台223上
でレール部225に沿って(図中矢印Q)に進退可能と
されている。スプリング226は例えばコイルスプリン
グ等からなり、このスプリング226の一端はホルダベ
ース222の素子台支持部53側に突設された係止ピン
226aに係止され、他端は可動ベース224と一体に
設置されたピン226bに係止されている。
【0029】図11に示すように、レール部225の上
面には傾斜方向Qに沿って突部228が形成されてお
り、この突部228に嵌合するような溝229がファイ
バホルダ221の下面に設けられている。これにより、
ファイバフォルダ221はレール部225の突部228
に沿って傾斜方向Qに進退可能とされている。さらに、
レール部225の上面には、傾斜方向Qにおける適宜の
位置から、レール部225の後端(図11における右上
側、すなわち素子台201側の反対側)にかけて、傾斜
台223へと貫通する貫通口230が形成されている。
この貫通口230には、可動ベース224と一体的に固
定されたガイド部材227が挿入されており、ガイド部
材227の上部227Aはレール部225の上面から突
出している。ここで、可動ベース224がスプリング2
26の弾性力によって素子台201側へと移動すると、
可動ベース224に固定されたガイド部材227も素子
台201側へと移動し、ガイド部材227の上部227
Aがレール部225上面に載置されたファイバフォルダ
221の後端面に当接することによって、ファイバフォ
ルダ221を素子台201側へと移動させる。なお、図
11および図13に示すように、レール部225先端の
上面には突出部225Aが設けられており、この突出部
225Aにファイバフォルダ221の先端面が当接した
時点で素子台201側への移動は停止し、傾斜方向Qに
おけるファイバフォルダ221の移動が規制されてい
る。
【0030】ファイバホルダ221は例えば略長方形板
状に形成されており、長手方向2カ所に連接した開閉可
能な蓋221A、221Bを備えており、各蓋221
A、221Bを閉じることで、例えばV溝あるいはU溝
あるいは角溝等の光ファイバ保持溝に光ファイバ118
をクランプ保持すると共に、各蓋221A、221B
は、例えば磁気吸着等によりファイバフォルダ221上
面に吸着される。ファイバフォルダ221にクランプ保
持された光ファイバ118は、ファイバフォルダ221
がレール部225に沿って素子台支持部53側(図中矢
印Q方向)へと移動するのに伴って、図9に示すよう
に、斜め上方から接続機構102後端の凹部119へと
移動し、光ファイバ118の被覆を除去して単心光ファ
イバ120を露出させた先端が凹部119からテープ部
収納溝117bを介して調心機構117aに挿入され、
この調心機構117a内にてフェルール101側の光フ
ァイバ111と突き合わせ接続される。この時、ファイ
バフォルダ221はガイド部材227Aによって素子台
201側へと押圧されているため、単心光ファイバ12
0はフェルール側光ファイバ111に向かって付勢され
ており、両光ファイバ120,111間に突き合わせ力
が確保されている。
【0031】なお、上述した本実施形態の第3変形例に
よる光コネクタ組立工具200においては、光コネクタ
100のハウジング103が例えば例えばJIS C
5982等に制定されるMPO形式の光コネクタのハウ
ジングに似た形状であるが、これに限定されず、例え
ば、光コネクタアダプタ等の雌型のハウジングに挿入し
た時に、この雌型ハウジングに対して手動操作により係
脱される弾性片(ラッチ)が突設されてなり、簡便に着
脱できるタイプ(いわゆるRJタイプ)の光コネクタに
も適用可能である。要するに、フェルール101の連結
された接続機構102を有する光コネクタであればよ
い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明の光コネクタ組立工具によれば、素子台に収納され
た接続機構に対して開放部材を手動で押し込み可能であ
り、このような単純な作業を行うだけで、フェルール側
の光ファイバと、目的とする光ファイバとを突き合わせ
接続することができ、光コネクタの組立作業を効率よく
行うことができる。さらに、開放部材を進退させるため
の特別の機構を必要としないため、光コネクタ組立工具
の構造を単純化することができる。これにより、光コネ
クタ組立工具を低コストで製作することができ、光コネ
クタ組立工具の小型化および軽量化に資することが可能
となる。さらに、請求項2記載の本発明の光コネクタ組
立工具によれば、素子台に収納された接続機構に対し
て、差込口に挿入される開放部材の挿入量、すなわち接
続機構の素子部の開放量にばらつきが生じることは防止
され、効率よく光コネクタの組立作業を行うことができ
る。さらに、請求項3記載の本発明の光コネクタ組立工
具によれば、異なる形式の光コネクタの組立作業を行う
際にも、光コネクタ毎に素子台のみを交換するだけでよ
く、光コネクタ組立工具の汎用性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による光コネクタ組立工
具を示す分解斜視図である。
【図2】 図1に示す光コネクタ組立工具の平面図であ
る。
【図3】 図1に示す素子台およびファイバフォルダの
側断面図である。
【図4】 図1に示す光コネクタの接続機構の要部中央
断面図である。
【図5】 図5(a)は図1に示す光コネクタ組立工具
の第1変形例に係る素子台の斜視図であり、図5(b)
は図5(a)に示す素子台に装着される光コネクタの側
断面図である。
【図6】 図6(a)は図1に示す光コネクタ組立工具
の第2変形例に係る素子台の斜視図であり、図6(b)
は図6(a)に示す素子台に装着される光コネクタの側
断面図である。
【図7】 図1に示す光コネクタ組立工具の第3変形例
に適用される光コネクタの正断面図である。
【図8】 図7に示す光コネクタの接続機構を示す斜視
図である。
【図9】 図7に示す光コネクタフェルールおよび接続
機構の正断面図である。
【図10】 図8に示す接続機構の要部中央断面図であ
る。
【図11】 図1に示す光コネクタ組立工具の第3変形
例に適用される光コネクタの正断面図である。
【図12】 図11に示す光コネクタの接続機構を示す
斜視図である。
【図13】 図11に示す光コネクタフェルールおよび
接続機構の正断面図である。
【図14】 従来技術の一例による光コネクタ組立工具
を示す斜視図である。
【図15】 図14に示す光コネクタ組立工具の平面図
である。
【図16】 図14に示す光コネクタ組立工具の側断面
図である。
【図17】 図14に示す光コネクタの要部側断面図で
ある。
【符号の説明】 10,81,91,100 光コネクタ 11,101 フェルール 13,95,102 接続機構 14,84,96 スリーブ 16 開放部材 17,84A 連通口 20,94,114 素子部 21,116 ばね 28,86,93,103 ハウジング 50,200 光コネクタ組立工具 51 基盤 52,80,90,201 素子台 53 素子台支持部 54 開放機構 60,89,99,210 光コネクタ収納溝 62 取手部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉木 康博 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H036 JA02 LA03 LA08 MA01 NA01 QA22 QA49

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(27、111)を内装固定
    したフェルール(11、101)と、このフェルールの
    突き合わせ接続される先端面に対向する後端側に組み立
    てた接続機構(13、95、102)とを備え、 前記接続機構は、二つ割り構造の素子部(20、94、
    114)と、該素子部内にて前記フェルールからその後
    端側に突出された光ファイバに、別の光ファイバ(2
    2、118)を突き合わせ接続可能に位置決め調心する
    調心機構(26、117a)と、光ファイバをクランプ
    するためのクランプ力を前記素子部に付与するクランプ
    力付与手段(21、116)とを備え、前記クランプ力
    付与手段のクランプ力に抗して楔状の開放部材(16)
    を、前記素子部の側方から該素子部の分離境界に挿入す
    ることで前記素子部が開放されるように構成されてなる
    光コネクタを、目的の光ファイバ先端に組み立てる光コ
    ネクタ組立工具(50、200)であって、 前記光コネクタの接続機構を取り出し可能に定位置に支
    持する素子台(52、80、90、201)と、該素子
    台に支持した前記接続機構の前記素子部の前記分離境界
    に前記開放部材を挿抜する開放機構(54)とを具備し
    てなり、 前記開放機構は、楔状の挿入先端(64A)を有する前
    記開放部材を前記素子台に向けて進退自在に支持するガ
    イド部を備え、前記開放部材は手動で移動可能になって
    いることを特徴とする光コネクタ組立工具。
  2. 【請求項2】 前記開放部材は前記素子台方向への押込
    を規制するストッパー(59B)に当接する当接部(6
    3A)を備えており、前記当接部が前記ストッパーに当
    接することによって、前記開放部材に前記素子部の前記
    分離境界への目的の挿入量が得られるようになっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ組立工
    具。
  3. 【請求項3】 前記素子台は交換可能とされていること
    を特徴とする請求項2に記載の光コネクタ組立工具。
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