JP2002022739A - 生体関連物質固定化マイクロアレイ - Google Patents
生体関連物質固定化マイクロアレイInfo
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- JP2002022739A JP2002022739A JP2000201217A JP2000201217A JP2002022739A JP 2002022739 A JP2002022739 A JP 2002022739A JP 2000201217 A JP2000201217 A JP 2000201217A JP 2000201217 A JP2000201217 A JP 2000201217A JP 2002022739 A JP2002022739 A JP 2002022739A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低レベルの特異的結合の検出もバックグラウ
ンド強度に覆い隠されることなく検出できる中空繊維と
該繊維に固定された生体関連物質プローブを有する生体
関連物質マイクロアレイの提供。 【解決手段】 中空繊維が、B/A<1[但し、Aは中空繊維
の中空部に存在させた蛍光分子Cy3(濃度0.01nmol/ml)
の蛍光強度を蛍光顕微鏡で該繊維切断面より検出したと
きの中空部の検出光強度、及びBは蛍光分子を存在させ
ずに上記と同一条件で測定したときの繊維部の検出光強
度を示す。]を満足するものを使用する。
ンド強度に覆い隠されることなく検出できる中空繊維と
該繊維に固定された生体関連物質プローブを有する生体
関連物質マイクロアレイの提供。 【解決手段】 中空繊維が、B/A<1[但し、Aは中空繊維
の中空部に存在させた蛍光分子Cy3(濃度0.01nmol/ml)
の蛍光強度を蛍光顕微鏡で該繊維切断面より検出したと
きの中空部の検出光強度、及びBは蛍光分子を存在させ
ずに上記と同一条件で測定したときの繊維部の検出光強
度を示す。]を満足するものを使用する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、生体関連物質を光
学的に検出する生体件連物質マイクロアレイに関する。
学的に検出する生体件連物質マイクロアレイに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多数遺伝子の一括発現解析を可能
とするDNAマイクロアレイ法(DNAチップ法)と呼
ばれる新しい分析法、ないし方法論が開発され、注目を
集めている。
とするDNAマイクロアレイ法(DNAチップ法)と呼
ばれる新しい分析法、ないし方法論が開発され、注目を
集めている。
【0003】これらの方法は、いずれも核酸:核酸間ハ
イブリダイゼーション反応に基づく核酸検出・定量法で
ある点で原理的には従来の方法と同じであるが、マイク
ロアレイ又はチップと呼ばれる平面基盤片上に、多数の
DNA断片が高密度に整列固定化されたものが用いられ
ている点に大きな特徴がある。マイクロアレイ法の具体
的使用法としては、例えば、研究対象細胞の発現遺伝子
等を蛍光色素等で標識したサンプルを平面基盤片上でハ
イブリダイゼーションさせ、互いに相補的な核酸(DN
AあるいはRNA)同士を結合させ、その箇所を蛍光色
素等でラベル後、高解像度解析装置で高速に読みとる方
法が挙げられる。こうして、サンプル中のそれぞれの遺
伝子量を迅速に推定できる。即ち、この新しい方法の本
質は、基本的には反応試料の微量化と、その反応試料を
再現性よく多量・迅速・系統的に分析、定量しうる形に
配列・整列する技術との統合であると理解される。
イブリダイゼーション反応に基づく核酸検出・定量法で
ある点で原理的には従来の方法と同じであるが、マイク
ロアレイ又はチップと呼ばれる平面基盤片上に、多数の
DNA断片が高密度に整列固定化されたものが用いられ
ている点に大きな特徴がある。マイクロアレイ法の具体
的使用法としては、例えば、研究対象細胞の発現遺伝子
等を蛍光色素等で標識したサンプルを平面基盤片上でハ
イブリダイゼーションさせ、互いに相補的な核酸(DN
AあるいはRNA)同士を結合させ、その箇所を蛍光色
素等でラベル後、高解像度解析装置で高速に読みとる方
法が挙げられる。こうして、サンプル中のそれぞれの遺
伝子量を迅速に推定できる。即ち、この新しい方法の本
質は、基本的には反応試料の微量化と、その反応試料を
再現性よく多量・迅速・系統的に分析、定量しうる形に
配列・整列する技術との統合であると理解される。
【0004】核酸を基盤上に固定化するための技術とし
ては、上記ノーザン法同様、ナイロンシート等の上に高
密度に固定化する方法などが開発されている。また、ガ
ラス製キャピラリーやナイロン繊維に核酸や蛋白質を固
定化させ、該繊維等を束ねて接着剤で固定化し繊維断面
方向に切断して生体関連物質配列シートを製造する方法
も提案されている(特開平11-108928号公報記載)。
ては、上記ノーザン法同様、ナイロンシート等の上に高
密度に固定化する方法などが開発されている。また、ガ
ラス製キャピラリーやナイロン繊維に核酸や蛋白質を固
定化させ、該繊維等を束ねて接着剤で固定化し繊維断面
方向に切断して生体関連物質配列シートを製造する方法
も提案されている(特開平11-108928号公報記載)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ナイロン等の
高分子は結晶性高分子であるため、透明性に劣り、配列
シート上の生体関連物質の検出を光学的な方法で実施す
る際に、励起光及び蛍光が散乱し、バックグラウンド光
強度が非常に高くなる。また、ガラス製キャピラリーは
加工性に劣っており、これを切断して、数百μm〜1m
mの厚さの薄片に加工するのは非常に困難である。
高分子は結晶性高分子であるため、透明性に劣り、配列
シート上の生体関連物質の検出を光学的な方法で実施す
る際に、励起光及び蛍光が散乱し、バックグラウンド光
強度が非常に高くなる。また、ガラス製キャピラリーは
加工性に劣っており、これを切断して、数百μm〜1m
mの厚さの薄片に加工するのは非常に困難である。
【0006】上記した材料を生体関連物質マイクロアレ
イに用いると、低レベルの特異的結合の検出を目的とす
る場合には、検出光がバックグラウンド強度に覆い隠さ
れるという重大な問題があった。
イに用いると、低レベルの特異的結合の検出を目的とす
る場合には、検出光がバックグラウンド強度に覆い隠さ
れるという重大な問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、鋭意検
討した結果、本発明者らは、中空繊維と該繊維に固定さ
れた生体関連物質プローブを有する生体関連物質マイク
ロアレイにおいて、前記中空繊維の検出光強度が低減さ
せることにより、低レベルの特異的結合の検出もバック
グラウンド強度に覆い隠されることなく検出できること
を見いだし、本発明に至った。
討した結果、本発明者らは、中空繊維と該繊維に固定さ
れた生体関連物質プローブを有する生体関連物質マイク
ロアレイにおいて、前記中空繊維の検出光強度が低減さ
せることにより、低レベルの特異的結合の検出もバック
グラウンド強度に覆い隠されることなく検出できること
を見いだし、本発明に至った。
【0008】即ち、本発明は、中空繊維の内壁及び/又
は中空部に生体関連物質が固定化され、該繊維の繊維軸
と交叉する切断面が2次元配列された生体関連物質プロ
ーブ固定化マイクロアレイにおいて、該中空繊維が下記
式を満足することを特徴とする生体関連物質プローブ固
定化マイクロアレイ、である。B/A<1[但し、Aは中空繊
維の中空部に存在させた蛍光分子Cy3(濃度0.01nmol/m
l)の蛍光強度を蛍光顕微鏡で該繊維切断面より検出し
たときの中空部の検出光強度、及びBは蛍光分子を存在
させずに上記と同一条件で測定したときの繊維部の検出
光強度を示す。]
は中空部に生体関連物質が固定化され、該繊維の繊維軸
と交叉する切断面が2次元配列された生体関連物質プロ
ーブ固定化マイクロアレイにおいて、該中空繊維が下記
式を満足することを特徴とする生体関連物質プローブ固
定化マイクロアレイ、である。B/A<1[但し、Aは中空繊
維の中空部に存在させた蛍光分子Cy3(濃度0.01nmol/m
l)の蛍光強度を蛍光顕微鏡で該繊維切断面より検出し
たときの中空部の検出光強度、及びBは蛍光分子を存在
させずに上記と同一条件で測定したときの繊維部の検出
光強度を示す。]
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を説明する。本発
明で言う、中空繊維の内壁及び/又は中空部に生体関連
物質が固定化され、該繊維の繊維軸と交叉する切断面が
2次元配列された生体関連物質プローブ固定化マイクロ
アレイとは、生体関連物質の固定化プロセスを1次元構
造体として中空繊維上にて行い、次いで、生体関連物質
を固定化した複数本の中空繊維が整然と配列された3次
元構造体とした後、又は複数本の中空繊維が整然と配列
された3次元構造体とした後に生体関連物質を個々の中
空繊維に固定化した後に、その3次元構造の繊維配列体
を切断薄片化することにより得られた生体関連物質固定
化繊維2次元配列体薄片をいう。
明で言う、中空繊維の内壁及び/又は中空部に生体関連
物質が固定化され、該繊維の繊維軸と交叉する切断面が
2次元配列された生体関連物質プローブ固定化マイクロ
アレイとは、生体関連物質の固定化プロセスを1次元構
造体として中空繊維上にて行い、次いで、生体関連物質
を固定化した複数本の中空繊維が整然と配列された3次
元構造体とした後、又は複数本の中空繊維が整然と配列
された3次元構造体とした後に生体関連物質を個々の中
空繊維に固定化した後に、その3次元構造の繊維配列体
を切断薄片化することにより得られた生体関連物質固定
化繊維2次元配列体薄片をいう。
【0010】本発明で使用する中空繊維とは、紫外光か
ら近赤外光領域(波長300〜850nm)の光の吸収および散
乱強度が非常に小さく、加えて、この波長域の入射光に
対する蛍光強度の小さなものを指す。
ら近赤外光領域(波長300〜850nm)の光の吸収および散
乱強度が非常に小さく、加えて、この波長域の入射光に
対する蛍光強度の小さなものを指す。
【0011】具体的には、下記式を満たすものとする。 B/A<1 [但し、Aは中空繊維の中空部に存在させた蛍光分子Cy3
(濃度0.01nmol/ml)の蛍光強度を蛍光顕微鏡で該繊維
切断面より検出したときの中空部の検出光強度、及びB
は蛍光分子を存在させずに上記と同一条件で測定したと
きの繊維部の検出光強度を示す。]
(濃度0.01nmol/ml)の蛍光強度を蛍光顕微鏡で該繊維
切断面より検出したときの中空部の検出光強度、及びB
は蛍光分子を存在させずに上記と同一条件で測定したと
きの繊維部の検出光強度を示す。]
【0012】ここでCy3とはローダミン骨格をもつ蛍光
分子の一つであり、DNAの末端に結合させて、その蛍光
分子からの蛍光強度を測定してDNA分子の定量を行う場
合に用いられる代表的な蛍光分子である。従って、本発
明では、この代表的な蛍光分子の濃度が0.01nmol/mlと
したときに蛍光強度よりも、生体関連物質プローブの支
持体である中空繊維からのバックグラウンド強度が低い
中空繊維を用いることが必要である。DNA検出のための
蛍光分子は前記Cy3以外にアロフィコシアニン骨格、フ
ルオロセンイソチオシアニン骨格をもつ化合物が有り、
それぞれCy5、FITCと呼ばれ、励起光と蛍光波長が異な
るものであるが、本発明の中空繊維ではこれらの蛍光分
子を用いた場合でも、バックグランドからの検出光を低
減することが出来る。
分子の一つであり、DNAの末端に結合させて、その蛍光
分子からの蛍光強度を測定してDNA分子の定量を行う場
合に用いられる代表的な蛍光分子である。従って、本発
明では、この代表的な蛍光分子の濃度が0.01nmol/mlと
したときに蛍光強度よりも、生体関連物質プローブの支
持体である中空繊維からのバックグラウンド強度が低い
中空繊維を用いることが必要である。DNA検出のための
蛍光分子は前記Cy3以外にアロフィコシアニン骨格、フ
ルオロセンイソチオシアニン骨格をもつ化合物が有り、
それぞれCy5、FITCと呼ばれ、励起光と蛍光波長が異な
るものであるが、本発明の中空繊維ではこれらの蛍光分
子を用いた場合でも、バックグランドからの検出光を低
減することが出来る。
【0013】図1に示したように、サンプル周辺の中空
繊維部の検出光強度が高いと、中空繊維−中空部の界面
部分が明るく照らされ、バックグラウンド強度が上昇し
てしまうという欠点がある。また、単位面積当たりの繊
維密度(スポット密度)を高くするためには、中空繊維
の内径が細い方が望ましいが、このような場合、中空繊
維の検出光強度への影響はより顕著に現れる。
繊維部の検出光強度が高いと、中空繊維−中空部の界面
部分が明るく照らされ、バックグラウンド強度が上昇し
てしまうという欠点がある。また、単位面積当たりの繊
維密度(スポット密度)を高くするためには、中空繊維
の内径が細い方が望ましいが、このような場合、中空繊
維の検出光強度への影響はより顕著に現れる。
【0014】本発明中の検出光強度の小さな中空繊維を
用いた場合、バックグラウンド強度が低下し、より高感
度の検出が可能となる。
用いた場合、バックグラウンド強度が低下し、より高感
度の検出が可能となる。
【0015】検出光強度の低い材料とは、例えば、メチ
ルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタ
クリレート等のメタクリレート系モノマー、メチルアク
リレート、エチルアクリレート等のアクリレート系モノ
マーの単独重合体若しくはこれらの共重合体、又はポリ
スチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネ
ート等が挙げられる。
ルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタ
クリレート等のメタクリレート系モノマー、メチルアク
リレート、エチルアクリレート等のアクリレート系モノ
マーの単独重合体若しくはこれらの共重合体、又はポリ
スチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネ
ート等が挙げられる。
【0016】前記中空繊維の外径は、1mm以下、好まし
くは0.5mm以下である。また、内径は0.03mm以上が好ま
しい。本発明に用いる繊維は、無処理の状態でそのまま
用いてもよいが、必要に応じて、反応性官能基を導入し
た繊維であってもよく、また、プラズマ処理やγ線、電
子線などの放射線処理を施した繊維であってもよい。
くは0.5mm以下である。また、内径は0.03mm以上が好ま
しい。本発明に用いる繊維は、無処理の状態でそのまま
用いてもよいが、必要に応じて、反応性官能基を導入し
た繊維であってもよく、また、プラズマ処理やγ線、電
子線などの放射線処理を施した繊維であってもよい。
【0017】したがって、本発明の中空繊維は、これら
を材料とする中空又は多孔質中空繊維である。
を材料とする中空又は多孔質中空繊維である。
【0018】本発明において、前記中空繊維に固定化す
る対象となる生体関連物質とは、以下の(1)〜(3)の物
質からなる群から選択されるいずれかのものが挙げられ
るが、核酸が好ましい。 (1)核酸、アミノ酸、糖又は脂質 (2)上記(1)の物質のうち少なくとも1種類の成分からな
る重合物 (3)上記(1)又は(2)の物質と相互作用を有する物質
る対象となる生体関連物質とは、以下の(1)〜(3)の物
質からなる群から選択されるいずれかのものが挙げられ
るが、核酸が好ましい。 (1)核酸、アミノ酸、糖又は脂質 (2)上記(1)の物質のうち少なくとも1種類の成分からな
る重合物 (3)上記(1)又は(2)の物質と相互作用を有する物質
【0019】例えば、核酸であれば、デオキシリボ核酸
(DNA)やリボ核酸(RNA)、ペプチド核酸(PNA)、オ
キシペプチド核酸(OPNA)などの核酸などが挙げられ
る。本発明に用いる生体関連物質は、市販のものでもよ
く、また、生細胞などから得られたものでもよい。
(DNA)やリボ核酸(RNA)、ペプチド核酸(PNA)、オ
キシペプチド核酸(OPNA)などの核酸などが挙げられ
る。本発明に用いる生体関連物質は、市販のものでもよ
く、また、生細胞などから得られたものでもよい。
【0020】例えば、生体関連物質として核酸を用いる
場合には、生細胞からのDNA又はRNAの調製は、公
知の方法、例えば、DNAの抽出については、Blinらの方
法(Blin et al., Nucleic Acids Res. 3: 2303 (197
6))等により、また、RNAの抽出については、Favalo
roらの方法(Favaloro et al., Methods Enzymol.65: 7
18 (1980))等により行うことができる。更には、鎖状
若しくは環状のプラスミドDNAや染色体DNA、これ
らを制限酵素により若しくは化学的に切断したDNA断
片、試験管内で酵素等により合成されたDNA、あるいは
化学合成したオリゴヌクレオチド等を用いることもでき
る。
場合には、生細胞からのDNA又はRNAの調製は、公
知の方法、例えば、DNAの抽出については、Blinらの方
法(Blin et al., Nucleic Acids Res. 3: 2303 (197
6))等により、また、RNAの抽出については、Favalo
roらの方法(Favaloro et al., Methods Enzymol.65: 7
18 (1980))等により行うことができる。更には、鎖状
若しくは環状のプラスミドDNAや染色体DNA、これ
らを制限酵素により若しくは化学的に切断したDNA断
片、試験管内で酵素等により合成されたDNA、あるいは
化学合成したオリゴヌクレオチド等を用いることもでき
る。
【0021】中空繊維に生体関連物質を固定化する場合
には、繊維と生体関連物質との間における各種化学的又
は物理的な相互作用、すなわち繊維が有している官能基
と、生体関連物質を構成する成分との間の化学的又は物
理的な相互作用を利用することができる。また、配列体
を構成する繊維の中空部に生体関連物質を含む液を導入
した後、繊維の中空部の内壁面等に存在する官能基と生
体関連物質を構成する成分との間の相互作用を利用する
ことができる。例えば、無修飾の核酸を繊維に固定化す
る場合には、核酸と繊維とを作用させた後、ベーキング
や紫外線照射により固定できる。また、アミノ基で修飾
された核酸を繊維に固定化する場合には、グルタルアル
デヒドや1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド(EDC)等の架橋剤を用いて繊維の官
能基と結合させることができる。さらに、例えば熱処
理、アルカリ処理、界面活性剤処理などを行うことによ
り、固定化された生体関連物質を変成させる、あるい
は、細胞、菌体などの生材料から得られた生体関連物質
を使用する場合は、不要な細胞成分などを除去するとい
った処理を行うこともできる。なお、これらの処理は別
々に実施してもよく、同時に実施してもよい。また、生
体関連物質を含む試料を繊維に固定化する前に適宜実施
してもよい。
には、繊維と生体関連物質との間における各種化学的又
は物理的な相互作用、すなわち繊維が有している官能基
と、生体関連物質を構成する成分との間の化学的又は物
理的な相互作用を利用することができる。また、配列体
を構成する繊維の中空部に生体関連物質を含む液を導入
した後、繊維の中空部の内壁面等に存在する官能基と生
体関連物質を構成する成分との間の相互作用を利用する
ことができる。例えば、無修飾の核酸を繊維に固定化す
る場合には、核酸と繊維とを作用させた後、ベーキング
や紫外線照射により固定できる。また、アミノ基で修飾
された核酸を繊維に固定化する場合には、グルタルアル
デヒドや1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド(EDC)等の架橋剤を用いて繊維の官
能基と結合させることができる。さらに、例えば熱処
理、アルカリ処理、界面活性剤処理などを行うことによ
り、固定化された生体関連物質を変成させる、あるい
は、細胞、菌体などの生材料から得られた生体関連物質
を使用する場合は、不要な細胞成分などを除去するとい
った処理を行うこともできる。なお、これらの処理は別
々に実施してもよく、同時に実施してもよい。また、生
体関連物質を含む試料を繊維に固定化する前に適宜実施
してもよい。
【0022】また、生体関連物質、例えば、核酸をゲル
に固定化させこのゲルを中空部に導入することもでき
る。ここで用いることのできるゲルの種類は特に限定さ
れず、例えば、アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリ
ルアミド、N-イソプロピルアクリルアミド、N−アクリ
ロイルアミノエトキシエタノール、N-アクリロイルアミ
ノプロパノ−ル、N-メチロールアクリルアミド、N-ビニ
ルピロリドン、ヒドロキシエチルメタクリレート、(メ
タ)アクリル酸、アリルデキストリン等の単量体の1種
類または2種類以上と、メチレンビス(メタ)アクリル
アミド、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト等との多官能性単量体を共重合したゲルが挙げられ
る。この場合の生体関連物質の固定化は、例えば核酸の
末端に重合可能な官能基を導入したものを調整し、これ
らと上記単量体及び重合開始剤を含む溶液を各繊維の中
空部又は多孔質部に導入後、重合ゲル化させることによ
って行うことができる。
に固定化させこのゲルを中空部に導入することもでき
る。ここで用いることのできるゲルの種類は特に限定さ
れず、例えば、アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリ
ルアミド、N-イソプロピルアクリルアミド、N−アクリ
ロイルアミノエトキシエタノール、N-アクリロイルアミ
ノプロパノ−ル、N-メチロールアクリルアミド、N-ビニ
ルピロリドン、ヒドロキシエチルメタクリレート、(メ
タ)アクリル酸、アリルデキストリン等の単量体の1種
類または2種類以上と、メチレンビス(メタ)アクリル
アミド、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト等との多官能性単量体を共重合したゲルが挙げられ
る。この場合の生体関連物質の固定化は、例えば核酸の
末端に重合可能な官能基を導入したものを調整し、これ
らと上記単量体及び重合開始剤を含む溶液を各繊維の中
空部又は多孔質部に導入後、重合ゲル化させることによ
って行うことができる。
【0023】前記のごとく作成した生体関連物質固定化
繊維は、複数本の繊維を配列し、樹脂等で包埋して、生
体関連物質固定化繊維配列体を作成する。または、複数
本の繊維を配列し樹脂等で包埋してから、個々の繊維に
生体関連物質を固定化しても良い。該配列体を繊維軸に
直角にスライスすることにより、生体関連物質固定化繊
維配列体薄片(本発明で言う生体関連物質固定化マイク
ロアレイ)を得る。該配列体薄片は、任意の繊維数を収
束し、配列体を作成できるが、単位面積当たりの繊維の
本数が多く存在することが好ましい。よって、繊維の外
径は細い方が好ましく、0.5mm以下、更に好ましくは0.3
mmである。
繊維は、複数本の繊維を配列し、樹脂等で包埋して、生
体関連物質固定化繊維配列体を作成する。または、複数
本の繊維を配列し樹脂等で包埋してから、個々の繊維に
生体関連物質を固定化しても良い。該配列体を繊維軸に
直角にスライスすることにより、生体関連物質固定化繊
維配列体薄片(本発明で言う生体関連物質固定化マイク
ロアレイ)を得る。該配列体薄片は、任意の繊維数を収
束し、配列体を作成できるが、単位面積当たりの繊維の
本数が多く存在することが好ましい。よって、繊維の外
径は細い方が好ましく、0.5mm以下、更に好ましくは0.3
mmである。
【0024】また、前記検出光強度の低い材料を用いた
生体関連物質固定化マイクロアレイを用い、例えば、多
数遺伝子の一括発現解析を行う場合蛍光顕微鏡等を用
い、検出・解析を行うことができる。本発明の生体関連
物質固定化マイクロアレイは、バックグラウンドとなる
中空繊維の検出光強度が小さいために、中空繊維部を含
むアレイ全体を一括で撮影して検出することができ、且
つ検出に係る時間が短縮できるという利点がある。
生体関連物質固定化マイクロアレイを用い、例えば、多
数遺伝子の一括発現解析を行う場合蛍光顕微鏡等を用
い、検出・解析を行うことができる。本発明の生体関連
物質固定化マイクロアレイは、バックグラウンドとなる
中空繊維の検出光強度が小さいために、中空繊維部を含
むアレイ全体を一括で撮影して検出することができ、且
つ検出に係る時間が短縮できるという利点がある。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。ただし、本発明はこれら実施例によりその技術範囲
が限定される物ではない。以下、実施例、比較例の蛍光
顕微鏡観察は、浜松ホトニクス製 冷却CCDカメラC4880
-37(512×512 素子、24μm正方画素)及びNikon製蛍光
顕微鏡E600対物レンズ×10NA=0.3を用いて実施し
た。用いたフィルターはNikon社製蛍光試薬専用フィル
タブロック〔励起波長:535±25nm、検出波長:610±
38nm(Cy3フィルター)、励起波長:620±30nm、検出
波長:700±38nm(Cy5フィルター)、励起波長:465
〜495nm、検出波長:515〜555nm(FITCフィルター)〕
の3種類である。
る。ただし、本発明はこれら実施例によりその技術範囲
が限定される物ではない。以下、実施例、比較例の蛍光
顕微鏡観察は、浜松ホトニクス製 冷却CCDカメラC4880
-37(512×512 素子、24μm正方画素)及びNikon製蛍光
顕微鏡E600対物レンズ×10NA=0.3を用いて実施し
た。用いたフィルターはNikon社製蛍光試薬専用フィル
タブロック〔励起波長:535±25nm、検出波長:610±
38nm(Cy3フィルター)、励起波長:620±30nm、検出
波長:700±38nm(Cy5フィルター)、励起波長:465
〜495nm、検出波長:515〜555nm(FITCフィルター)〕
の3種類である。
【0026】(参考例1) (a)蛍光標識オリゴヌクレオチドの合成 オリゴヌクレオチドの合成は、PEバイオシステムズ社の
自動合成機DNA/RNA synthesizer (model394)を用いて行
い、DNA合成の最終ステップで、5’末端にFITC、Cy3又
はCy5を導入したGCAT配列のオリゴヌクレオチドを合成
した。これらは、一般的手法によって脱保護及び精製し
て使用した(特願平11-59397号公報明細書参照)。
自動合成機DNA/RNA synthesizer (model394)を用いて行
い、DNA合成の最終ステップで、5’末端にFITC、Cy3又
はCy5を導入したGCAT配列のオリゴヌクレオチドを合成
した。これらは、一般的手法によって脱保護及び精製し
て使用した(特願平11-59397号公報明細書参照)。
【0027】(b)メタクリレート基を有する蛍光標識
オリゴヌクレオチドの調製 (a)で得られた5’末端にFITC、Cy3又はCy5を有する
オリゴヌクレオチド(500nmol/ml)50μl及び、グリシ
ジルメタクリレート5μl、ジメチルホルムアミド(DM
F)5μlを混合し、70℃で2時間反応させて、メタクリレ
ート基を有する蛍光色素を調製し、水190μlを加えて、1
00nmol/mlのメタクリレート基を有する蛍光色素(GMA変
性FITC、GMA変性Cy3、GMA変性Cy5)を得た。
オリゴヌクレオチドの調製 (a)で得られた5’末端にFITC、Cy3又はCy5を有する
オリゴヌクレオチド(500nmol/ml)50μl及び、グリシ
ジルメタクリレート5μl、ジメチルホルムアミド(DM
F)5μlを混合し、70℃で2時間反応させて、メタクリレ
ート基を有する蛍光色素を調製し、水190μlを加えて、1
00nmol/mlのメタクリレート基を有する蛍光色素(GMA変
性FITC、GMA変性Cy3、GMA変性Cy5)を得た。
【0028】〔実施例1〕 (1)中空部に蛍光分子が存在しない場合。 外径300μm、内径160μmのポリメチルメタアクリレート
(以下、PMMA)中空繊維(三菱レイヨン社製PMMA、溶融
紡糸品)を25本束ねて、その一端部の約2cmは中空繊
維の中空部が開口した状態になるようにウレタン樹脂で
固め、他端は樹脂で固めずに自由端とした。この中空繊
維束を予め調整した反応液(下記、水溶液A)を入れた
反応容器内において中空繊維の自由端から反応液を中空
繊維内に吸引により樹脂で固めた部分まで充填した。水
溶液充填後、窒素雰囲気下70℃で3時間重合した。
(以下、PMMA)中空繊維(三菱レイヨン社製PMMA、溶融
紡糸品)を25本束ねて、その一端部の約2cmは中空繊
維の中空部が開口した状態になるようにウレタン樹脂で
固め、他端は樹脂で固めずに自由端とした。この中空繊
維束を予め調整した反応液(下記、水溶液A)を入れた
反応容器内において中空繊維の自由端から反応液を中空
繊維内に吸引により樹脂で固めた部分まで充填した。水
溶液充填後、窒素雰囲気下70℃で3時間重合した。
【0029】 <水溶液A> ・アクリルアミド 4.5 質量部 ・N,N′−メチレンビスアクリルアミド 0.5 質量部 ・2,2′−アゾビス(2−メチルプロピオン アミジン)ジヒドロクロライド 0.1 質量部 ・水 95 質量部
【0030】アクリルアミドゲルの重合を行った後、ブ
ロックを中空繊維軸に直角方向にスライスして厚さ約1
mmの薄片を得た。この薄片の切断面を前記の方法で蛍
光顕微鏡観察し、繊維断面の検出光強度を数値化した。
繊維部分の検出光強度は、Cy3フィルターを用いた場
合3500であった。
ロックを中空繊維軸に直角方向にスライスして厚さ約1
mmの薄片を得た。この薄片の切断面を前記の方法で蛍
光顕微鏡観察し、繊維断面の検出光強度を数値化した。
繊維部分の検出光強度は、Cy3フィルターを用いた場
合3500であった。
【0031】また、同様にCy5フィルターを用いた場
合1000、FITCフィルターを用いた場合1000であ
った。
合1000、FITCフィルターを用いた場合1000であ
った。
【0032】(2)中空部にGMA変性蛍光標識オリゴヌ
クレオチドが存在する場合。 次に参考例で調整したGMA変性Cy3、GMA変性Cy5、GMA変
性FITCを所定の濃度含むアクリルアミド水溶液(下記、
水溶液B)をそれぞれ調整し、上記と同様にしてPMMAの
中空繊維中に固定化した。更に、同様に厚さ約1mmの薄
片を得て、上記蛍光分子を含まない場合と同一条件(即
ち励起光強度や検出光検出感度を同じくして)でそれぞ
れの薄片の中空部の蛍光強度を測定し、検出光強度を数
値化した。
クレオチドが存在する場合。 次に参考例で調整したGMA変性Cy3、GMA変性Cy5、GMA変
性FITCを所定の濃度含むアクリルアミド水溶液(下記、
水溶液B)をそれぞれ調整し、上記と同様にしてPMMAの
中空繊維中に固定化した。更に、同様に厚さ約1mmの薄
片を得て、上記蛍光分子を含まない場合と同一条件(即
ち励起光強度や検出光検出感度を同じくして)でそれぞ
れの薄片の中空部の蛍光強度を測定し、検出光強度を数
値化した。
【0033】中空部分の検出光強度は、Cy3フィルター
を用いた場合、4380であった。
を用いた場合、4380であった。
【0034】また、同様にCy5フィルターを用いた場
合、1310、FITCフィルターを用いた場合1070であった。
合、1310、FITCフィルターを用いた場合1070であった。
【0035】 <水溶液B> ・GMA変性蛍光標識オリゴヌクレオチド (GMA変性Cy3:0.01 nmol/ml、又はGMA変性Cy5:0.005nmol/ml、又はGMA変性FITC :0.05nmol/ml) ・アクリルアミド 4.5 質量部 ・N,N′−メチレンビスアクリルアミド 0.5 質量部 ・2,2′−アゾビス(2−メチルプロピ オンアミジン)ジヒドロクロライド 0.1 質量部 ・水 95 質量部 結果を表1.に纏めた。
【0036】〔比較例1〕外径300μmのナイロン6
製中空繊維(溶融紡糸品)を25本束ねて、実施例1と
同様にしてGMA変性プローブA固定化アクリルアミド
ゲルの重合を行った後、ブロックを中空繊維軸に直角方
向にスライスして厚さ約1mmの薄片を得た。この薄片
を実施例1と同様の方法で蛍光顕微鏡観察し、繊維断面
の検出光強度を数値化した。検出光強度は、Cy3フィ
ルターを用いた場合8000であり、(式1)の条件を
満たさなかった(B/A=1.8>1)。Cy5フィル
ターを用いた場合1700、FITCフィルターを用いた場
合2250であり、検出光バックグランドの高い生体関
連物質プローブ固定化アレーであった。
製中空繊維(溶融紡糸品)を25本束ねて、実施例1と
同様にしてGMA変性プローブA固定化アクリルアミド
ゲルの重合を行った後、ブロックを中空繊維軸に直角方
向にスライスして厚さ約1mmの薄片を得た。この薄片
を実施例1と同様の方法で蛍光顕微鏡観察し、繊維断面
の検出光強度を数値化した。検出光強度は、Cy3フィ
ルターを用いた場合8000であり、(式1)の条件を
満たさなかった(B/A=1.8>1)。Cy5フィル
ターを用いた場合1700、FITCフィルターを用いた場
合2250であり、検出光バックグランドの高い生体関
連物質プローブ固定化アレーであった。
【0037】表1.
【0038】
【発明の効果】本発明によって、生体関連物質を光学的
に検出する生体関連物質マイクロアレイについて、その
支持体である中空繊維或いはキャピラリーに透明な材料
を用いることによって、バックグラウンド強度に覆い隠
される低レベルの光学的な検出が可能となる。
に検出する生体関連物質マイクロアレイについて、その
支持体である中空繊維或いはキャピラリーに透明な材料
を用いることによって、バックグラウンド強度に覆い隠
される低レベルの光学的な検出が可能となる。
【0039】
【図1】 検出強度の高い中空繊維が包埋された薄片の
断面図。
断面図。
【図2】 検出強度の低い中空繊維が包埋された薄片の
断面図。
断面図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 37/00 102 G01N 37/00 102 (72)発明者 高橋 厚 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社中央技術研究所内 (72)発明者 秋田 隆 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社中央技術研究所内 Fターム(参考) 2G043 AA03 BA16 CA03 DA02 EA01 FA01 FA02 FA06 GA07 GB21 HA05 JA03 KA05 LA03 MA01
Claims (2)
- 【請求項1】 中空繊維の内壁及び/又は中空部に生体
関連物質が固定化され、該繊維の繊維軸と交叉する切断
面が2次元配列された生体関連物質プローブ固定化マイ
クロアレイにおいて、該中空繊維が下記式を満足するこ
とを特徴とする生体関連物質固定化マイクロアレイ。 B/A<1 [但し、Aは中空繊維の中空部に存在させた蛍光分子Cy3
(濃度0.01nmol/ml)の蛍光強度を蛍光顕微鏡で該繊維
切断面より検出したときの中空部の検出光強度、及びB
は蛍光分子を存在させずに上記と同一条件で測定したと
きの繊維部の検出光強度を示す。] - 【請求項2】 中空繊維が(メタ)アクリルモノマーの
単独又は共重合体、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ
エチレンテレフタレート又はポリカーボネートである請
求項1記載の生体関連物質固定化マイクロアレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000201217A JP2002022739A (ja) | 2000-07-03 | 2000-07-03 | 生体関連物質固定化マイクロアレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000201217A JP2002022739A (ja) | 2000-07-03 | 2000-07-03 | 生体関連物質固定化マイクロアレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002022739A true JP2002022739A (ja) | 2002-01-23 |
Family
ID=18698952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000201217A Pending JP2002022739A (ja) | 2000-07-03 | 2000-07-03 | 生体関連物質固定化マイクロアレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002022739A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7280680B2 (en) | 2002-03-04 | 2007-10-09 | Riken | Method and apparatus for observing three-dimensional localizations of in vivo expressed genes as well as method and apparatus for observing minute three-dimensional localizations of in vivo expressed genes |
-
2000
- 2000-07-03 JP JP2000201217A patent/JP2002022739A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7280680B2 (en) | 2002-03-04 | 2007-10-09 | Riken | Method and apparatus for observing three-dimensional localizations of in vivo expressed genes as well as method and apparatus for observing minute three-dimensional localizations of in vivo expressed genes |
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