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JP2002020370A - N−アルキル−2−ピロリドンと塩化水素を含んでなる混合物から塩化水素を分離する方法 - Google Patents

N−アルキル−2−ピロリドンと塩化水素を含んでなる混合物から塩化水素を分離する方法

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JP2002020370A
JP2002020370A JP2001095903A JP2001095903A JP2002020370A JP 2002020370 A JP2002020370 A JP 2002020370A JP 2001095903 A JP2001095903 A JP 2001095903A JP 2001095903 A JP2001095903 A JP 2001095903A JP 2002020370 A JP2002020370 A JP 2002020370A
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JP
Japan
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hydrogen chloride
water
pyrrolidone
alkyl
mixture
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Application number
JP2001095903A
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English (en)
Inventor
Holger Geissler
ホルガー、ガイスラー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Clariant Produkte Deutschland GmbH
Original Assignee
Clariant GmbH
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Publication date
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    • C07D207/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D207/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D207/18Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
    • C07D207/22Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
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    • C07D207/262-Pyrrolidones
    • C07D207/2632-Pyrrolidones with only hydrogen atoms or radicals containing only hydrogen and carbon atoms directly attached to other ring carbon atoms
    • C07D207/2672-Pyrrolidones with only hydrogen atoms or radicals containing only hydrogen and carbon atoms directly attached to other ring carbon atoms with only hydrogen atoms or radicals containing only hydrogen and carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 N−アルキル−2−ピロリドンと塩化水素を含んでなる
混合物から塩化水素を分離する方法本発明は、N−(C
〜C18)−アルキル−2−ピロリドンと塩化水素を
含んでなる混合物を、蒸留カラムを使用し、水の存在
下、100〜220℃および50〜850 hPaで蒸留
し、最上部で冷却により水を水−塩化水素共沸物として
凝縮させ、水−塩化水素共沸物を蒸留カラムに戻し、気
体状塩化水素を最上部で分離し、N−(C〜C18
−アルキル−2−ピロリドンを最下部で採集することに
より、N−(C〜C18)−アルキル−2−ピロリド
ンと塩化水素を含んでなる混合物から塩化水素を分離す
る方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、N−アルキル−2−ピロリドン
と塩化水素を含んでなる混合物から塩化水素を蒸留によ
り分離する方法に関するものである。
【0002】ヨーロッパ特許第0949256号明細書
に記載されている製法によるイソクロマン−3−オンの
製造では、N−アルキルピロリドンを含む塩化水素が形
成される。N−メチル−2−ピロリドンを使用すると、
N−メチル−2−ピロリドンを含む塩化水素が得られ
る。塩化水素を分離した後、N−メチル−2−ピロリド
ンをその製法で再使用することができる。N−メチル−
2−ピロリドンの再使用は、経済的な観点および生態学
的な観点の両方で有利である。再使用によって、廃棄す
るしかない、好ましくない不要生成物が避けられる。
【0003】米国特許第3,651,166号明細書
は、ハロゲン化水素および有機塩基、例えばN−メチル
−2−ピロリドン、を、それらの塩を解離温度に加熱す
ることにより、回収する方法に関するものである。例II
は、水およびHClを含むN−メチル−2−ピロリドン
(NMP)溶液から蒸留により無水HClを回収する方
法を開示している。ここでは、水を先ず温度が約120
℃に達するまで留別する。次いで、残留水および少量の
NMPを150℃で留別する。続いて無水HClを17
5〜180℃で分離する。
【0004】この様にして無水HClは得られるが、こ
のHClは、N−メチルピロリドンにより、かなりの程
度に汚染されており、その後の処理に直接使用すること
ができない。それどころか、この汚染されたHClは、
別の、経費のかかる処理により精製するか、または廃棄
しなければならない。さらに、混入している固体(昇華
物)が蒸留カラムの最上部および下流のラインに堆積
し、閉塞させることがある。比較例2A参照。
【0005】従って、上記の欠点を回避し、簡単な様式
で実施でき、純粋な塩化水素を与え、N−アルキル−2
−ピロリドンから塩化水素を効果的に分離できる方法が
必要とされている。
【0006】この目的は、N−(C〜C18)−アル
キル−2−ピロリドンと塩化水素を含んでなる混合物か
ら塩化水素を分離する方法であって、N−(C〜C
18)−アルキル−2−ピロリドンと塩化水素を含んで
なる混合物を、蒸留カラムを使用し、水の存在下、10
0〜220℃および50〜850 hPaで蒸留すること、
最上部で冷却により水を水−塩化水素共沸物として凝縮
させること、水−塩化水素共沸物を蒸留カラムに戻すこ
と、気体状塩化水素を最上部で分離すること、およびN
−(C〜C18)−アルキル−2−ピロリドンを最下
部から取り出すことを含んでなる方法により達成され
る。
【0007】本発明の方法により、驚くべきことに、純
粋な塩化水素(この塩化水素は、例えば水に吸収させ、
含水塩化水素としてさらに使用できる)、およびN−ア
ルキル−2−ピロリドン(このN−アルキル−2−ピロ
リドンは、塩化水素をほとんど含まず、同様にそれ以上
処理せずに、例えばイソクロマン−3−オンの製造に再
使用できる)の両方が得られる。
【0008】本発明の方法には、大きな工学技術上の経
費を必要とせずに、簡単な様式で実行できるという利点
がある。
【0009】本発明の目的には、N−アルキル−2−ピ
ロリドンは、式
【化1】 (式中、Rは直鎖または分岐鎖のC〜C18アルキル
基である)を有する化合物である。
【0010】N−アルキル−2−ピロリドンは、塩化水
素と比較的安定した付加物を形成するが、これらの付加
物は、高温(解離温度)で塩化水素およびN−アルキル
−2−ピロリドンに解離することができる。N−アルキ
ル−2−ピロリドン−塩化水素付加物は、昇華物を形成
する傾向がある。このことは、N−メチル−2−ピロリ
ドン−HCl付加物に特に当てはまり、この付加物は比
較的容易に昇華する。
【0011】本発明の方法の別の利点は、蒸留カラムの
最上部から伸びるライン中に閉塞を引き起こす固体およ
び昇華物の堆積が、驚くべきことに、効果的に抑制され
ることである。
【0012】N−アルキル−2−ピロリドンとHClを
含んでなる混合物を蒸留カラムの最下部に置き、加熱す
る(バッチ式製法)ことができる。しかし、N−アルキ
ル−2−ピロリドンとHClを気体または液体形態で含
んでなる混合物を蒸留カラムの中に供給し、本発明の方
法を連続的に行なうこともできる。予め決められた量の
水を加え、蒸留が確実に水の存在下で進行し、水−塩化
水素共沸物を蒸留カラムの最上部で形成できる様にす
る。本方法を連続的に行なう場合、N−アルキル−2−
ピロリドンとHClを含んでなる混合物を蒸留カラムの
下半分、特に下側3分の1に供給し、最下部で、ほとん
どのHClが分離されたN−アルキル−2−ピロリドン
を、混合物がカラム中に供給される速度に対応する速度
で除去することが推奨される。
【0013】圧力および温度は、塩化水素とN−アルキ
ル−2−ピロリドンを含んでなる混合物が沸騰する様に
設定する。本方法は、選択した温度が、N−アルキル−
2−ピロリドン−HCl付加物の昇華温度よりも高い場
合に特に有利である。このN−アルキル−2−ピロリド
ン−HCl付加物の昇華温度は、付加物の解離温度より
も高い、すなわち付加物がHClとN−アルキルピロリ
ドンに分解する温度よりも高い。
【0014】蒸留カラムの最上部では水と塩化水素の気
体状混合物が得られるが、これは少量のN−アルキル−
2−ピロリドンをなお含むことがある。水はカラムの最
上部で凝縮し、従って、水−塩化水素共沸物として得ら
れるが、これは少量のN−アルキル−2−ピロリドンを
なお含むことがある。同時に、蒸留カラムの最上部に
は、過剰の気体状塩化水素が存在する。この塩化水素
は、水と共に塩化水素−水共沸物として凝縮せず、気体
形態の純粋な塩化水素としてカラムの最上部から離れ
る。混入しているN−アルキル−2−ピロリドンまたは
有機生成物はすべて、液体形態で分離する。しかし、そ
の問題とする量は一般的に非常に小さい。
【0015】冷却により最上部で凝縮した水−塩化水素
共沸物は、蒸留カラムに戻される。水は再び蒸発し、蒸
留カラムの最上部でもう一度水−塩化水素共沸物として
凝縮し、再度蒸留カラムに戻される。この様にして、水
は循環される。
【0016】最上部で排出される過剰の気体状塩化水素
と共に、少量の水も水蒸気の形態で散逸するので、長期
間の運転中には適量の水を蒸留に加え、水−塩化水素共
沸物の形成を維持し、蒸留へ適度に返還することが必要
になろう。
【0017】N−アルキル−2−ピロリドンと塩化水素
を含んでなる供給混合物が水を含む場合、長期間の運転
中には、特に連続蒸留の場合、カラム最上部で水−塩化
水素共沸物の形態で水を排除し、水量が無制限に増加す
るのを阻止し、水の比率を蒸留に必要な量に制限するこ
とが必要になろう。N−(C〜C12)−アルキル−
2−ピロリドンと塩化水素、特にN−(C〜C)−
アルキル−2−ピロリドンと塩化水素、好ましくはN−
(C〜C)−アルキル−2−ピロリドンと塩化水
素、特に好ましくはN−メチル−2−ピロリドンと塩化
水素を含んでなる混合物を使用した時に良好な結果を得
ることができる。
【0018】冒頭に述べた様に、蒸留は温度100〜2
20℃、特に120〜200℃、好ましくは130〜1
80℃、で行なう。
【0019】有機溶剤を加える必要は無い、すなわち、
蒸留は有機溶剤の不存在下で行なう。
【0020】上記の様に、蒸留は圧力50〜850 hPa
(mbar)、特に100〜400 hPa、好ましくは150〜
350 hPa、で行なう。
【0021】N−アルキル−2−ピロリドンと塩化水素
を含んでなる供給混合物は、通常、供給混合物の0.1
〜25重量%、特に0.7〜15重量%、好ましくは
1.5〜10重量%、のHClを含む。
【0022】適切な分離性能を有する蒸留カラムを使用
する。多くの場合、2〜40個、特に4〜30個、好ま
しくは5〜20個、の理論段を有する蒸留カラムを使用
すれば十分である。
【0023】蒸留は、最下部および蒸留カラム中に存在
する混合物の0.05〜15重量%、特に0.8〜10
重量%、好ましくは1〜8重量%、の水の存在下で行な
う。多くの場合、最下部および蒸留カラム中に存在する
混合物の2〜12重量%、特に3〜10重量%、好まし
くは3.5〜8重量%、の水で十分であることが分かっ
ている。
【0024】水−塩化水素共沸物を凝縮させる冷却装置
は、蒸留カラムの最上部に位置する。通常、冷却によ
り、−10〜+60℃、特に0〜40℃、好ましくは5
〜30℃、の温度を最上部で設定する。これらの温度
(温度は、設定した圧力によってもある程度異なり、こ
の圧力に適合する様に選択する必要がある)で、水−塩
化水素共沸物(その組成は蒸留条件に依存する)が凝縮
する。
【0025】実験の項 諸例 例1 N−メチル−2−ピロリドン(NMP)とHClの混合
物(HClが7.2重量%)450mlを、Raschigリン
グを詰めた小型カラムを取り付け、加熱し、攪拌してい
るフラスコに入れる。加熱の前に水10mlを加える。2
00mbar(hPa)で還流させ、最上部における冷却装置の
冷却水温度は10℃である。凝縮した水−塩化水素共沸
物は蒸留カラムに戻す。最下部における温度は、NMP
/HClの沸点に適合させる。この実験条件下で、この
温度は150℃である。得られるHClガスは純度9
9.3%であり、別のガス洗浄カラム中で水に吸収させ
る。試料をビンから定期的に採取し、0.05 mol/lN
aOHで滴定し、HCl除去の進行を追跡する。測定値
は下記の表に示す通りである。時間(分) HClの重量% 0 7.2 15 6.76 30 5.81 45 4.7 60 4.04 75 3.45 90 2.9 120 2.29 135 1.94 180 1.56 230 1.37310 1.3
【0026】比較例1 例1で使用したN−メチル−2−ピロリドン(NMP)
とHClの混合物(HClが7.2重量%)450ml
を、例1で使用した装置に入れる。加熱の前に水10ml
を加える。200mbar(hPa)で還流させるが、水を留別
できる様に、最上部における冷却装置の冷却水温度を7
0℃に設定する。水−塩化水素共沸物として水が除去さ
れた後、NMP/HCl付加物が最上部の冷却装置で凝
縮し始める。最上部における冷却装置の閉塞を避けるた
めに、最上部における冷却装置の冷却水温度を90℃に
上げなければならない。最下部における温度は、NMP
/HClの沸点に適合させる。この実験条件下で、この
温度は150℃である。得られるHClガスは純度9
3.5%しかなく、別のガス洗浄カラム中で水に吸収さ
せる。330分後に蒸留を停止する。残った反応混合物
は1.33重量%のHClを含む。
【0027】例2 この実験で使用するガラス製実験室用カラムは、グラフ
ァイトSulzerパッキング(BX型、1.5m、直径50
mm)で充填してあり、石英加熱プラグを取り付けた80
0ml循環蒸発装置を備えている。実験開始の前に、循環
蒸発装置にNMPと5重量%HClの混合物800mlお
よび水50mlを入れる。最下部における温度を160℃
に設定する。水−塩化水素共沸物の完全還流を200mb
arで行なう。続いて、150℃に予熱したNMPと5重
量%HClの混合物を200 g/hでカラムの下側3分の
1に連続的に供給する。4時間後、カラム中に安定した
温度プロファイルが確立し、最下部から連続的に排出さ
れるN−メチルピロリドンのHCl含有量は0.4〜
0.7重量%に過ぎない。N−メチルピロリドンの平均
滞留時間は4時間である。実験中、最下部における温度
は160℃であり、冷却装置温度は30℃であり、最上
部における温度は68℃であり、圧力は200mbarであ
る。得られるHClガスは純度97.8%であり、下流
のガス洗浄カラム中で水性30%濃度HClとして吸収
させる。
【0028】例3 冷却装置の温度が10℃である以外は、例2と同様に実
験を行なう。得られるHClガスは純度99.4%であ
り、下流のガス洗浄カラム中で水性HClとして吸収さ
せる。
【0029】例4 冷却装置の温度が−10℃である以外は、例2と同様に
実験を行なう。得られるHClガスは純度99.8%で
あり、下流のガス洗浄カラム中で水性HClとして吸収
させる。
【0030】比較例2A 実験開始の前に循環蒸発装置に、NMPと5重量%HC
lの混合物800mlおよび水50mlの代わりに、水を加
えずに、NMPと5重量%HClの混合物850mlを入
れる以外は、例2と同様に実験を行なう。実験中、最下
部における温度は160℃であり、冷却装置温度は30
℃であり、最上部における温度は137℃であり、圧力
は200mbarである。N−メチルピロリドンと塩化水素
の固体付加物が堆積して冷却装置を閉塞させたので、実
験を約1時間後に停止しなければならなかった。
【0031】比較例2B 実験開始の前に循環蒸発装置に、NMPと5重量%HC
lの混合物800mlおよび水50mlの代わりに、NMP
と5重量%HClの混合物850mlを入れる以外は、例
2と同様に実験を行なう。実験中、最下部における温度
は160℃であり、冷却装置温度は65℃であり、最上
部における温度は137℃であり、圧力は200mbarで
ある。冷却装置温度を、固体が堆積しない様に選定し
た。得られるHClガスは純度95.5%である。
【0032】例5 150℃に予熱したNMPと7重量%HClの混合物を
200 g/hで、下記のカラムの下側3分の1に連続的に
供給する。この実験で使用するガラス製実験室用カラム
は、グラファイトSulzerパッキング(BX型、1.5
m、直径50mm)で充填してあり、石英加熱プラグを取
り付けた800ml循環蒸発装置を備えている。実験開始
の前に、循環蒸発装置にNMPと7重量%HClの混合
物800mlおよび水50mlを入れる。水−塩化水素共沸
物の完全還流を200mbarで行なう。冷却装置温度は1
0℃である。形成されるHClガスは最上部で連続的に
除去され、下流のガス洗浄カラム中で水中に吸収させ
る。最下部における温度は160℃である。最下部から
排出されるN−メチルピロリドンのHCl含有量は0.
4〜0.7重量%である。N−メチルピロリドンの平均
滞留時間は4時間である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N−(C〜C18)−アルキル−2−ピ
    ロリドンと塩化水素を含んでなる混合物から塩化水素を
    分離する方法であって、N−(C〜C18)−アルキ
    ル−2−ピロリドンと塩化水素を含んでなる混合物を、
    蒸留カラムを使用し、水の存在下、100〜220℃お
    よび50〜850 hPaで蒸留する工程、最上部で冷却に
    より水を水−塩化水素共沸物として凝縮させる工程、水
    −塩化水素共沸物を蒸留カラムに戻す工程、気体状塩化
    水素を最上部で分離する工程、およびN−(C 〜C
    18)−アルキル−2−ピロリドンを最下部から取り出
    す工程を含んでなることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】N−(C〜C12)−アルキル−2−ピ
    ロリドンと塩化水素を含んでなる混合物を使用する、請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】0.1〜25重量%の塩化水素を含む混合
    物を使用する、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】蒸留が100〜400 hPaで行なわれる、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】蒸留が、2〜40個の理論的プレートを有
    する蒸留カラムを使用して行なわれる、請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】蒸留が、最下部および蒸留カラム中に存在
    する混合物の0.05〜15重量%の水の存在下で行な
    われる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】冷却により、−10〜+60℃の温度を最
    上部で設定する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の
    方法。
JP2001095903A 2000-06-27 2001-03-29 N−アルキル−2−ピロリドンと塩化水素を含んでなる混合物から塩化水素を分離する方法 Pending JP2002020370A (ja)

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US (1) US6521097B2 (ja)
EP (1) EP1167351B1 (ja)
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