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JP2002015108A - 企業価値分析装置及び企業価値分析方法 - Google Patents

企業価値分析装置及び企業価値分析方法

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Publication number
JP2002015108A
JP2002015108A JP2000198112A JP2000198112A JP2002015108A JP 2002015108 A JP2002015108 A JP 2002015108A JP 2000198112 A JP2000198112 A JP 2000198112A JP 2000198112 A JP2000198112 A JP 2000198112A JP 2002015108 A JP2002015108 A JP 2002015108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
future
financial
analysis
value
enterprise value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000198112A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiharu Kato
俊春 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOMURA HOLDING Inc
Original Assignee
NOMURA HOLDING Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOMURA HOLDING Inc filed Critical NOMURA HOLDING Inc
Priority to JP2000198112A priority Critical patent/JP2002015108A/ja
Publication of JP2002015108A publication Critical patent/JP2002015108A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】企業財務分析技術および企業価値評価技術を精
緻化、標準化し、かつ統合的に活用できるようにした企
業価値分析装置及び企業価値分析方法を提供すること。 【解決手段】本発明の企業価値分析装置は、標準的な企
業財務分析アプローチができるようにした過去財務指標
分析機能51、将来のプロジェクション(将来財務諸
表)を作成することで、その企業価値、将来格付け、理
論株価等を推定することができる企業価値評価分析機能
52、財務諸表の入力や合成が可能な企業データ作成機
能53を備えている。企業価値評価分析機能52におい
ては、企業価値の感度分析、インプライド・資本コスト
率の算定、競争優位期間の短期化分析、資本構成分析な
ども可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は企業財務分析あるい
は企業価値評価分析に関する企業価値分析装置及び企業
価値分析方法に関し、特に、企業の過去財務数値トレン
ドあるいは任意入力数値に基づき、将来の貸借対照表と
損益計算書を作成し、それをベースとした多様な企業価
値シミュレーション分析を支援する企業価値分析装置及
び企業価値分析方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】〔企業財務分析〕一般的に企業アナリス
トあるいは証券アナリストと呼ばれる金融機関に属する
企業分析のスペシャリストや、企業の長期債の格付け評
価を行う格付けアナリスト、また事業会社の経営企画部
あるいは財務部などの実務担当者は、個々の事業会社の
有価証券報告書などの資料から、会計情報などを利用し
て、ROEや財務レバレッジあるいはキャッシュフローな
どの財務指標を算出することで、時系列的あるいはクロ
スセクショナルな分析により企業の財務的評価を行う。
企業財務分析を行う目的により、どのような視点からの
アプローチをするかが分かれてくるが、立場により重視
する点が異なることから、同じベース数値を利用してい
るにも関わらず、企業に対するインプリケーションに違
いが生じることがある。
【0003】〔企業価値評価分析〕一般事業会社が、企
業経営財務上の問題として、資金調達の量および手段の
決定、事業ポートフォリオの売却、新規事業投資、ある
いは企業合併買収、さらに企業資産の最適化などを扱う
際には、その問題解決手段の一つとして、そういった行
動を行った場合に、企業価値がどのように変化するかを
確認する方法がある。学術的な分野としては、コーポレ
ートファインナスの重要なテーマとして扱われるが、極
めて難解のため、実務においては、簡易的、あるいはア
ドホックな評価分析モデルを用いて、企業価値の推定が
なされることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したような従来の
企業財務分析および企業価値評価分析においては、以下
のような問題点があった。 〔企業財務分析〕立場により力点が異なることから、特
に事業会社の担当者と、企業アナリストあるいは格付け
アナリストとの間で、企業の財務的評価に対して見解の
相違が見られる。定性的なオピニオンでの見解相違はさ
ておき、定量的なアプローチでの、データの扱い、モデ
ルの違いによる相違による議論は不毛であり、そこから
生まれるミスコミュニケーションは危険ですらある。
【0005】〔企業価値評価分析〕金融機関やコンサル
テイングファームの企業評価スペシャリスト、あるいは
先進的な事業会社の実務担当者が俗人的に開発したアド
ホックモデルが散在している状況であり、事業会社にと
って最重要問題であるにも関わらず、評価結果の再帰性
がないことで、利用価値の低いものとなっている。本発
明の目的は、前記のような従来技術の問題点を解決し、
企業財務分析技術および企業価値評価技術を精緻化、標
準化し、かつ統合的に活用できるようにした企業価値分
析装置及び企業価値分析方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、ま
ず、企業財務分析上のフリクションを軽減するために、
事業会社の実務担当者の利用を想定し、一般的な企業ア
ナリストあるいは格付けアナリストが行う標準的な企業
財務分析アプローチができるようにした。そうすること
で、定量的なアプローチ上での見解相違の軽減を通し
て、事業会社はその評価について、資本市場サイドと共
通認識を保有することが促進され、資本市場サイドから
も同意が得られる財務行動の最適化をはかることが可能
となる。
【0007】また、企業価値評価分析については、企業
財務分析での財務行動アイデアをベースとした、将来の
プロジェクション(将来財務諸表)を作成することで、
その企業価値、将来格付け、理論株価を推定することが
できる。企業価値算定、将来格付け推定については、複
数の標準的な評価モデルを用意し、利用者の用途に応じ
て選択可能としている。また、資本コスト率や営業収益
の成長率など実務的に有効なパラメータの変化をさせる
ことによるシミュレーション、すなわち企業価値の感度
分析をすることもできる。
【0008】更に、理論株価に代えて、逆に市場株価な
どの株価を入力することで、その株価に内包されてい
る、いわゆるインプライド・資本コスト率の算定なども
可能である。また、その他に競争優位期間の短期化分
析、最適資本構成理論の基礎アプローチの一つであるト
レードオフモデルを利用して、理論株価と財務レバレッ
ジによるトレードオフ状態についての資本構成分析も可
能としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。図2は、本発明を適用した企業価値分析装
置を含むシステム全体の構成を示すブロック図である。
本発明の企業価値分析装置は例えば市販のPC(ハ゜ソコ
ン)/サーバ10に後述するソフトウェアを実装するこ
とによって実現される。周知のPC/サーバ10には、
CPU11、メモリ12、CRT,KB(キーホ゛ート゛)I
F(インターフェイス)回路13、HDD(ハート゛テ゛ィスクト゛ライフ゛)
14、LAN(ローカルエリアネットワーク)IF15、FDD(フロッ
ヒ゜テ゛ィスクト゛ライフ゛)等の回路が有り、バスによって接続さ
れている。CRT,KBIF回路13にはCRTテ゛ィスフ゜
レイ17、KB18、マウス19が接続されている。ま
た、LANIF15は例えば社内LAN25に接続され
ている。
【0010】LAN25には各種端末/サーバ21、社
内DB(テ゛ータヘ゛ース)23を管理するDBサーバ22、ル
ータ24が接続されている。ルータ24はインターネッ
ト30に接続されており、インターネット30には端末
40、41や商用DB43を管理する商用DBサイト4
2が接続されている。PC/サーバ10は、例えば社内
DB23や商用DB43から本発明の実施に必要なデー
タを読み出すことが可能であり、かつ、社内の端末21
からPC/サーバ10にリモートアクセスして本発明の
ソフトウェアを実行可能である。
【0011】図1は、本発明の企業価値分析装置を構成
するプログラムの構成を示す機能ブロック図である。本
発明のソフトの機能は大きく分けて、過去財務指標分析
51、企業価値評価分析52、企業データ作成53の3
つがある。過去財務指標分析51としては、各種指標算
出、財務指標ランキング分析、財務指標分解分析の3つ
があり、企業価値評価分析52としては、将来財務諸表
作成、想定格付けの算定、企業価値指標算出から構成さ
れる。
【0012】これらの機能は、HDD上に記憶された、
例えばEXCEL(登録商標)等の表計算プログラムの9つ
の機能ファイル群と、25のデータファイル群により実
現されている。以下に、機能ファイル群とデータファイ
ル群の内容について示す。なお、データファイル群につ
いては、年度別に作成されている。
【0013】機能ファイル群を構成するファイルは以下
のものからなる。(1)装置を起動するためのファイル、
(2)装置のメニュー画面、(3)過去財務分析と財務指標分
解分析の主画面、(4)過去財務指標ランキング分析、(5)
主に企業財務分析機能のグラフ出力部、(6)主に企業価
値評価分析機能のグラフ出力部、(7)将来プロジェクシ
ョンの作成画面、(8)企業価値評価分析の主画面、(9)ク
レジットスコア分析の主画面。
【0014】データファイル群は以下のものからなる。
(1)n年前の年度の単独決算ベースの財務数値データ
(公開データ)、(2)n年前の年度の連結決算ベースの
財務数値データ(公開データ)、(3) n年前の年度の単
独連結ベースの任意抽出企業のみのデータ(nは1〜
8:従って、全部で24個のファイルが存在する。)(2
5)任意入力した企業財務データ(単独連結両方) データファイル群のテーブルレイアウトについて説明す
る。図3は、各種指標算出処理の内容を示す説明図であ
る。例えば単独決算ベース年度別ファイルのレイアウト
としては、各ファイルに3つの表計算シートが存在す
る。第一シートには、企業から公開された有価証券報告
書上の貸借対照表(BS)および損益計算書(PL)のデータが
年度末に公開されていた企業数分格納されている。図5
9は、第一シートの項目リストを示す説明図である。
【0015】第二シートには、第一シートのデータから
作成した各種財務指標数値データが企業数分格納されて
いる。第二シートは例えば以下の項目を含んでいる。企
業コード、企業名、流動比率、当座比率、自己資本比
率、固定比率、自己資本コスト、負債コスト、固定資産
回転率、減価償却率、棚卸回転率、製品商品回転率、売
上債権回転率、総資本回転率、売上総利益率、営業利益
率、経常利益率、当期利益率、ROA、ROE、売上高
伸び率、経常利益伸び率、総資産、売上高、経常利益、
業種、D/Eレシオ、キャッシュフロー比率、インタレ
ストカバレツジ、キャッシュ額、CB格付け、構成銘柄
数、EBTDA、手元キャッシュフロー、FCF、営業
キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッ
シュフロー、為替増分、ROI、CFROl、総資産、
手元流動性、デッドキャパシティーレシオ、借入依存
度、純資産倍率、売上高償却前営業利益、EPI、EP
2、EP3、EP4、EPOCI、EPOC2、EPO
C3、EPOC4。第一シートのデータから上記した各
種指標を算出する各算出式は周知であり、この周知の各
算出式を例えば表計算ソフトウェアの各セルに登録する
ことにより、第一シートのデータから第二シートの各指
標値が得られる。
【0016】第三シートには、第二シートの個別企業銘
柄ベースデータを業種別平均データとしたものが東証3
3分類別に格納されている。第三シートの項目は、第二
シートの最初の2つの項目「企業コード」、「企業名」
が「業種コード」、「業種名」となる以外は第二シート
と同一である。
【0017】連結決算ベース年度別ファイルのレイアウ
トは基本的に前述した単独決算ベースの年度別ファイル
と同じであるが、連結決算の特別項目である以下の項目
だけが、単独決算ベースデータベースに比べて多い。法
人税額、貸倒引当金(流動)、貸倒引当金(固定)、連
結調整勘定(資産)、連結調整勘定(負債)、為替調整
勘定(資産)、為替調整勘定(負債)、少数株主持分、
連結調整損益、少数持分損益、持分投資損益、為替調整
損益。
【0018】任意データベースファイルのレイアウト
は、ファイル内に年度別に、財務数値データシートと財
務指標シートが存在する。財務数値シートは連結決算ベ
ースの第一シートと同一フォーマットであり、財務指標
シートは連結決算ベースの第二シートと同一フォーマッ
トである。
【0019】図4は、各種財務指標算出処理の内容を示
すフローチャートである。S10においては、利用者に
指標を算出すべき企業の企業コードを入力させる。S1
1においては、利用者に単独/連結/任意のいずれかを
指定させる。S12においては、S12において入力さ
れた情報に該当するデータファイルをオープンしてデー
タを全件メモリに読み込む。S13においては、S10
において入力した所望の企業コードのデータを特定し、
S14においては、前記した第二シートにおける指標の
算出方法と同様の方法によって、指定された所望の財務
指標を算出して財務指標表を完成させ、S15において
は、当該財務指標表あるいはグラフの表示/印刷等の出
力を行う。なお、グラフの生成については、周知の表計
算ソフトウェアのグラフ表示機能を利用可能である。
【0020】図5は、各種財務指標算出処理によって出
力される帳票およびグラフの内容を示す説明図である。
図7は、個別企業貸借対照表の表示例を示す説明図であ
る。図8は、個別企業損益計算書の表示例を示す説明図
である。図9は、個別企業資金運用表の表示例を示す説
明図である。図10は、個別企業資金運用グラフの表示
例を示す説明図である。図11は、個別企業主要基礎指
標テーブルの表示例を示す説明図である。
【0021】図12は、個別企業主要基礎指標グラフの
表示例を示す説明図である。図13は、個別企業主要応
用指標テーブルの表示例を示す説明図である。図14
は、個別企業主要応用指標グラフの表示例を示す説明図
である。図15は、個別企業簡易キャッシュフロー計算
書の表示例を示す説明図である。図16は、個別企業簡
易キャッシュフローグラフの表示例を示す説明図であ
る。
【0022】図17は、他社比較貸借対照表の表示例を
示す説明図である。図18は、他社比較損益計算書の表
示例を示す説明図である。図19は、他社比較主要基礎
指標テーブルの表示例を示す説明図である。図20は、
他社比較主要基礎指標グラフの表示例を示す説明図であ
る。図21は、他社比較主要応用指標テーブルの表示例
を示す説明図である。図22は、他社比較主要応用指標
グラフの表示例を示す説明図である。図23は、業界内
比較分析の表示例を示す説明図である。図24は、業界
内比較分析の計算ロジックを示す説明図である。
【0023】以上述べたように、過去財務指標分析機能
においては、例えば上場公開企業単独ベース3300
社、連結ベース2400社について、過去6期間の財務
諸表データを基に、図5に示す様々な帳票とグラフの作
成により、多角的、包括的な財務分析が可能である。
【0024】財務指標分解分析機能としては、EPSとEP
の2つの機能がある。EPSは一株あたりの株価である
が、これはデユポン分解として有名であるが、従来はあ
る時点での断面分解のみの利用にとどまっていた。しか
し、本発明においては、時系列に分解表現することで、
「なぜ個々の指標がそのような推移をしたのか」につい
て、その原因追求が可能となっている。また、EPは、標
準的な企業価値指標であるが、その分解は俗にバリュー
ドライバー分析と呼ばれ、やはりある時点の断面分解の
みの利用をされていたものを、ここでは時系列分析が可
能となるよう発展させたものである。
【0025】図6は、ランキング分析および分解分析の
機能を説明する説明図である。財務指標ランキング分析
とは、図74のように、複数企業の複数の財務指標を出
力し、利用者が任意に選択した財務指標により、テーブ
ルをソーテイングすることで、ランキングテーブルを作
成する機能である。図74は、電力ガス業界に属する企
業の連結ベースの財務指標をテーブル化し、自己資本比
率で降順のソーテイングをしている例である。図25
は、EPS分解の断面分析の出力例を示す説明図であ
る。図26は、EPS分解の時系列分析の出力例を示す
説明図である。図27は、EP分解の断面分析の出力例
を示す説明図である。図28は、EP分解の時系列分析
の出力例を示す説明図である。
【0026】次に、企業価値評価分析機能(52)につ
いて説明する。図29は企業価値評価分析のフレームワ
ークを示す説明図である。利用者が本システムを使用し
て、企業価値評価分析を行う場合には、まず過去財務指
標分析70(51)を実行して、例えばトレンド分析を
行い、当該分析結果に基づいて「利益計画」、「設備投
資計画」、「配当政策」、「資本政策」からなる財務戦
略の設定71を行う。次に、この財務戦略に基づいてP
LUG(計算調整科目)の設定72を行う。PLUGと
は、将来財務諸表である貸借対照表と損益計算書の整合
性を保つための調整弁である。2つの諸表は、会計上関
連がとれている必要があるが、整合性を保つためには、
貸借対照表上のなんらか1つの科目を、他の変数に依存
した従属変数にする必要がある。この科目のことをPLUG
と呼ぶ。
【0027】次に、将来の貸借対照表および損益計算書
からなる将来財務諸表の作成73を行う。そして、この
将来財務諸表に基づいて、将来時点の主要財務指標値お
よび想定格付けを求める(74)。また、資本コストお
よび倒産確率の推定75を行い、企業価値の評価76を
行う。最後に、これらの評価結果から最初に設定した財
務戦略の評価77を行い、この評価結果に基づいて財務
戦略を修正(71)して評価を繰り返す。
【0028】図30は、企業価値評価分析処理における
将来財務諸表作成部分の内容を示すフローチャートであ
る。S30においては、企業コードを入力し、S31に
おいては、該当する財務データを取得する。S32にお
いては、財務データを加工し、S33においては、過去
財務指標データを表示する。なお、以上の処理方法は図
4に示す処理と同一である。図33は、将来財務諸表作
成処理における過去財務データ1(過去5期のBS、P
L)の表示例を示す説明図である。図34は、将来財務
諸表作成処理における過去財務データ2(過去の配当政
策と資本構成)の表示例を示す説明図である。図35
は、将来財務諸表作成処理における過去財務データ3
(過去の設備投資状況)の表示例を示す説明図である。
【0029】S34においては、D/Eレシオコントロ
ールをするか否かが判定され、する場合にはS35に移
行する。S35においては、PLUGとして「手元流動
性」「短期借入金」「その他流動性負債」のいずれかの
選択を行う。図36は、将来財務諸表作成処理における
財務戦略およびPLUGの設定(71、72)画面の表
示例を示す説明図である。
【0030】S36においては、将来財務データ入力画
面を表示する。図37は、将来財務諸表(プロジェクシ
ョン)作成画面の表示例を示す説明図である。S37に
おいては、将来財務データを入力する。図37はPLUGに
手元流動性を選択した場合の例である。この場合には、
まず貸借対照表の勘定として、売上債権、棚卸資産、そ
の他流動資産、土地、無形固定資産、投資など、貸倒引
当金、為替調整勘定(資産)、買入債務、短期借入金、
その他流動負債、長期借入金+社債、転換社債、その他
固定負債、為替調整勘定(負債部分)、少数株主持分に
ついて、利用者は、図37の将来財務データセルに予想
数値を任意に入力する。また、損益計算書についても、
売上高、営業利益、受取利息、支払利息、その他営業外
損益、特別収支、少数株主損益など調整損益、さらにそ
の他として、配当総額、実効税率、減価償却費、設備投
資額、役員報酬を任意に入力する。ただし、利用者自ら
が入力しなくても、本装置では、過去データのトレンド
分析により、自動的に上記諸勘定科目の将来数値を発生
させることもできる。図37において、テーブルの8カ
ラム目に方法選択とあるが、ここの数値を1とすると、
実績の最近数値をベースとして、過去5期平均伸び率で
算出された将来数値が出力される。また方法選択を0と
して、その右となりのカラムセルにある任意の伸び率を
入力すると、その入力した伸び率で算出された将来数値
が出力される。また売上高との比率での自動設定も可能
としている。以上の科目について、自動入力あるいは任
意入力をすると、表計算プログラム内に組み込んだ周知
の会計上の基礎計算式により、貸借対照表および損益計
算書内のそれ以外の科目が決定される。S38において
は、設定されたPLUGロジックに応じてBS、PLの
整合性を保ちつつ、自動的にプロジェクションが作成さ
れる。
【0031】図62は、プロジェクション作成ロジッ
ク、即ちBS、PLの各指標の計算方法を示す説明図で
ある。売上債権を例にして、プロジェクションの作成ロ
ジックについて説明する。図62に示したとおり、売上
債権については、計画数値(利用者の任意入力)、回帰
1、回帰2、過去成長率平均による数値設定が可能であ
る。ここで、回帰1とは、図62の下にも注記したとお
り、「従属変数を当該変数、説明変数を売上高とした回
帰」を意味する。すなわち、過去の売上高と売上債権の
時系列データから、その相関関係(売上債権=回帰係数
×売上高)を導出し、将来の売上高を所与とすること
で、将来の売上債権を算出する方法である。また、回帰
2も注記しているとおり、「従属変数を当該変数の変化
幅、説明変数を売上高変化幅とした回帰」を意味してお
り、過去の売上高の変化幅と売上債権の変化幅の時系列
データから、その相関関係(売上債権変化幅=回帰係数
×売上高変化幅)を導出し、将来の売上高を所与とする
ことで、将来の売上債権を算出する方法である。利用者
は、このように、財務科目ごとに自由に選択すること
で、多様な将来財務諸表を作成することが可能である。
図63は、PLUG=手元流動性としたときのプロジェ
クション作成ロジック、即ちBS、PLの各指標の計算
手順を示す説明図である。図64は、PLUG=短期借
入金としたときのプロジェクション作成ロジック、即ち
BS、PLの各指標の計算手順を示す説明図である。更
に、図65は、プロジェクション作成ロジックの計算上
の注意点を示す説明図である。
【0032】S39においては、作成された将来財務諸
表を出力する。図38は、将来財務諸表作成後の結果表
示例を示す説明図である。この例においては、特定の企
業について7年先までのBS、PLが作成されている。
【0033】S40においては、以下に示すような各種
出力に基づいて将来財務諸表のチェック分析を行う。図
39は、将来財務諸表作成後の貸借対照表グラフの表示
例を示す説明図である。図40は、将来財務諸表作成後
の損益計算書グラフの表示例を示す説明図である。図4
1は、将来財務諸表作成後の主要指標テーブルの表示例
を示す説明図である。図42は、将来財務諸表作成後の
主要指標グラフの表示例を示す説明図である。
【0034】図43は、将来財務諸表作成後の資金運用
表の表示例を示す説明図である。図44は、将来財務諸
表作成後の資金運用表グラフの表示例を示す説明図であ
る。図45は、将来財務諸表作成後の簡易キャッシュフ
ロー表の表示例を示す説明図である。図46は、将来財
務諸表作成後の簡易キャッシュフローグラフの表示例を
示す説明図である。図47は、将来財務諸表作成後の格
付け推定結果の表示例を示す説明図である。なお格付け
の推定については後述する。
【0035】以上のように、本発明の将来財務諸表作成
機能においては、過去企業財務数値を利用して、従来に
比較して非常に簡単に企業価値シミュレーションが可能
である。また、将来財務諸表を作成するために、PLUGの
設定や各指標の将来推定方法について、複数のロジック
が提供されており、非常に柔軟性のあるプロジェクショ
ン(将来計画)構築が可能である。更に、作成した将来
財務諸表について、将来PLグラフ、将来BS構成図、将来
財務基礎指標、将来資金運用表、将来簡易キャッシュフ
ロー表を利用してその現実性をチェックする機能もあ
る。
【0036】S41においては、作成した将来財務デー
タをシナリオとして保存するか否かが判定され、保存す
る場合にはS42に移行してシナリオ管理画面を表示す
る。図48は、シナリオ管理用の表示画面例を示す説明
図である。S43においては、利用者は図48の画面に
おいて、作成した将来財務データに名前を付け、S44
においては、当該シナリオデータをシナリオDBに保存
する。図60は、シナリオデータの保存項目名を示す説
明図である。本発明の装置においては、このシナリオ管
理機能を利用して、財務計画について、楽観的なシナリ
オ、悲観的なシナリオ、その中庸シナリオなどを想定評
価し、企業価値などの比較分析が容易に可能となる。
【0037】図31は、企業価値評価分析処理における
企業価値指標計算部分の内容を示すフローチャートであ
る。S50においては、保存シナリオデータを利用する
か否かが判定され、利用しない場合にはS51に移行し
て所望の企業コードを入力し、図30に示す将来財務諸
表の作成処理を実行する。シナリオデータを利用する場
合にはS52に移行し、図48に示すシナリオ管理用の
画面を表示させ、S53においては、シナリオ名を入力
(指定)し、S54においては、シナリオDBからシナ
リオデータを取得する。
【0038】S55においては、将来財務データの設定
(読み込み)を行う。S56においては、想定格付けを
算出し、その評価を行う。本発明の実施例においては、
格付けを数値化したものをクレジットスコアと呼ぶ。図
50は、クレジットスコア分析の主画面の表示例を示す
説明図である。
【0039】本装置でハンドリングできるクレジットス
コア推定モデルは、7つ用意されている。モデルは、財
務数値と財務指標、格付けレベルとの関係を重回帰分析
でモデル化している。なお、財務数値あるいは財務指標
を説明変数とすると同時に、企業が属する業種をダミー
ファクターとしてモデル構築されている。また財務数値
が説明変数として取り上げられている場合には、基デー
タの対数処理を行っている。対数処理をしているのは、
説明変数の数値レベルを合わせるためである。すなわ
ち、たとえば使用総資本が100億円、ROAが5.0%
とした場合に、その2つを説明変数とすると、使用総資
本の回帰係数は非常に小さくなり、一方でROAの回帰係
数は比較的高い数値になる。統計的有為性を検定する上
で、このような状況はよろしくないため、使用総資本に
ついては、対数処理(Ln(100億)=23.025)をし
て、ある程度、数値水準を近づけるのである。
【0040】各クレジットスコア推定モデルの内容は以
下の通りである。 (1) トラデイショナル・モデル…R&Iの格付けを、1996
年1月まで存在した適債基準チェック時に利用された財
務数値と財務指標変数で説明を試みたモデル。 (2) R&I単独モデル…R&Iの格付けを、単独決算ベースの
財務数値と財務指標で説明を試みたモデル。 (3) R&I連結モデル…R&Iの格付けを、連結決算ベースの
財務数値と財務指標で説明を試みたモデル。 (4) Moody'S単独モデル…Moody'Sの格付けを、単独決算
ベースの財務数値と財務指標で説明を試みたモデル。 (5) Moody'S連結モデル…Moody'Sの格付けを、連結決算
ベースの財務数値と財務指標で説明を試みたモデル。 (6) JCR単独モデル…JCRの格付けを、単独決算ベースの
財務数値と財務指標で説明を試みたモデル。 (7) JCR連結モデル…JCRの格付けを、連結決算ベースの
財務数値と財務指標で説明を試みたモデル。
【0041】クレジットスコア分析機能においては、主
要な格付け会社と考えられるR&I、JCR、Moody'sの格付
けについて、財務数値と財務指標と格付けレベルを説明
しうる推定モデルを利用して、どのように財務数値ある
いは財務指標が変化すれば、どのぐらいクレジットスコ
アが向上あるいは降下するかを判断可能とした。すなわ
ち、図50での変化率の行にあるセル部分に、任意の数
値入力をすることで、現状の科目を変化させた場合の、
クレジットスコアの数値レベル変化の観察が可能であ
る。図50の最も左のカラムにある“使用総資本”につ
いて説明すると、この場合は、変化率の部分に10.0
%と入力されている。現在値は、764409とある。
したがって、10.0%上昇した場合の使用総資本は、
変化率の下のセルに示したように840850である。
さらに、その下にスコア変化と0.15とある。これが
意味するのは、現状764409の使用総資本が10%
上昇して、840850となった場合、クレジットスコ
アが0.15上昇することを意味している。また、個別
企業について、また現時点までの過去のクレジットスコ
アの推移確認が可能である。なお、図71は、各クレジ
ットスコア推定モデルの説明変数と回帰係数の値および
計算式例を示す説明図である。また、図72は、各クレ
ジットスコア推定モデルの業種ファクター数値を示す説
明図である。更に、図73は、格付けとクレジットスコ
アの対応関係を示す説明図である。
【0042】S57においては、想定格付けを利用する
か否かが判定され、利用しない場合にはS58に移行し
て、任意の格付けデータを入力する。図49は、企業価
値計算パラメータの設定画面例を示す説明図である。こ
の画面においては、想定格付けの設定の他、対象企業ま
たは対象財務シナリオの設定、資本コストの設定、企業
価値計算方式の選択も行うことができる。
【0043】S59においては、資本コスト率の評価を
行う。企業価値分析上、最も推定が困難と考えられてい
る資本コスト率の推定については、一般的に利用し得る
ロジックを包括的に提供し、さまざまな概念からの企業
価値計算を容易に実行可能である。図51は、資本コス
ト率の設定方法指定画面例を示す説明図である。資本コ
スト率は、図51でも示しているとおり、基本的にWACC
を利用して、その構成要素である株主資本コスト率と負
債資本コスト率を複数の選択肢の中から選択して設定す
ることができる。具体的には、負債資本コスト率は、3
種類の選択肢が適当なものを選択する。すなわち、1)
過去5期の実績負債コスト率平均、2)国債・年度別利
回り+信用スプレッド、3)将来の財務諸表の数値から
求める方法から選択する。ここで、2)の方法について
は、国債の利回りについては、任意に入力するが、信用
スプレッドについては、図66で示した方法で自動計算
をする。すなわち、クレジットスコア推定モデルなどで
求めた格付けをベースとして、その格付けによる将来時
点の累積デフォルト確率から信用スプレッドを解析的に
導出している(導出式についても、図66に示してい
る)。累積デフォルト確率テーブルは、図66に示され
ているが、Moody'Sの発表データを利用している。次
に、株主資本資本コスト率については、シャープらが開
発したCAPM(資本資産価格モデル)をベースとして、そ
の構成要素であるリスクフリーレート、β、リスクプレ
ミアムについて、任意設定あるいはロジックの選択が可
能となっている。リスクフリーレートについては、単純
に国債利回りをセットする方法と、国債の年限別利回り
を用いる方法とが選択可能である。この年限別利回りに
ついては、将来時点での金利の期間構造が必要になる。
この将来時点の期間構造の導出は、図61で示したシー
トにおいて、現在時点の利回りを期限別に入力すること
で、スポットレートとフォワードレートの関係を用い
て、将来時点の年限別利回りを求めている。また、βに
ついては、直近のβと、過去の平均値が利用できる。ま
た、リスクプレミアムについては、任意設定する。
【0044】S60〜S62においては、図49に示す
画面において、投下資本モデルおよび金融収支を企業価
値として加味するか否かによって、企業価値(EP1〜EP
4)モデルを選択し、S63においては、選択された企
業価値指標を計算し、S64においては、計算結果を出
力する。
【0045】企業価値分析機能においては、企業価値指
標として、基本的にEVAを基礎としつつ、企業財務分析
の目的使途に応じて、独自にEP1からEP4の4種類が用意
されている。金融収支を考慮に入れた分析の場合にはEP
1かEP2、そうでない場合にはEP3かEP4を利用する。ま
た、資金調達に関する方法の設計の場合には、EP2かEP4
を利用し、企業資産のリストラ計画を策定する場合に
は、EP1かEP3を利用すると便利である。また、各企業価
値指標計算時において、倒産確率をベースとした倒産コ
ストを考慮に入れた分析が可能である。
【0046】図67は、企業価値分析におけるEP計算
の基礎を示す説明図である。図68は、企業価値分析に
おけるEP計算式のラインナップ(モデル)を示す説明
図である。図69は、企業価値分析における企業価値の
計算方法を示す説明図である。図70は、企業価値分析
における倒産コストの考慮方法を示す説明図である。図
52は、EP1モデルで計算した企業価値の計算結果表示
例を示す説明図である。
【0047】本発明の装置は将来のプロジェクションを
ベースとして算出された企業価値数値について、分解分
析や感度分析、あるいはCAP(競争優位期間)分析、資
本構成分析、インプライド分析により、その数値の意味
合いについて定量的な解釈を支援するしくみを提供して
いる。図32は、企業価値評価分析処理における企業価
値内部分析部分の内容を示すフローチャートである。
【0048】S70においては、図52の画面におい
て、分析内容を選択する。S71においては、将来EP分
解分析を行い、選択しているモデルロジックにそって、
EPの構成要素であるファクターに分解する。図53
は、将来EP分解分析結果の出力画面例を示す説明図であ
る。図54は、将来EP分解分析結果のグラフ出力画面例
を示す説明図である。
【0049】S71においては、バリュードライバー感
度分析を行い、選択しているモデルロジックにそって、
EPの構成要素であるファクターを微少変化させた場合
の企業価値変動を算出する。図55は、バリュードライ
バー感度分析結果の出力画面例を示す説明図である。こ
のバリュードライバー感度分析においては、様々な初期
変数について、適当な変化率を投入することによる理論
株価の変化度合いを確認することができる。感度分析が
可能な変数は、NOPAT成長率、投下資本成長率、投下資
本NOPAT率、資本コスト率、永久成長率の5変数であ
る。それぞれの変数の下にデフォルトで変化数値が入力
されているが、任意の数値を入力して、再計算すること
で計算結果が表出される。
【0050】画面中段のグラフは、企業価値の変化幅、
下段のグラフは、理論株価の変化幅を示している。例え
ば、NOPAT成長率に、3.0%とした場合には、将来財務
諸表で予測したNOPAT予想値をさらにプラス3%変化さ
せた場合の企業価値から理論株価を算出し、もとのNOPA
T成長率での理論株価からの変化について出力する。資
本コストについては、WACCが将来7期にわたって、
入力した分だけ一律変化した場合における理論株価の変
化を示している。
【0051】S73においては、資本構成分析が行われ
る。図56は資本構成分析結果の出力画面例を示す説明
図である。資本構成分析においては、前述の図52の企
業価値の算出結果の状態をヘ゛ースとして、DEレシオを基準
にして、それを上下に変化させた場合に、理論株価がど
のぐらい変化するかを示す。ただし、画面中にも注意と
して記述しているとおり、ここでの計算は、資本構成比
率を機械的に変動させることでの理論株価の算出を行っ
ており、「本来は資本構成と共に資産サイドの構成も変
化するということを無視していること」に留意する必要
がある。
【0052】右側上段のグラフは、横軸にDEレシオ、縦
軸に理論株価を取り、その変化を示している。また、右
側下段のグラフは、横軸にDEレシオ、縦軸にクレジット
スコアを示している。DEレシオが上昇すると、理論株価
は上昇するが、クレジットスコア(格付け)は低下する
ことを示している。グラフの上方にあるDEレシオ変化幅
の設定を大きくすることで、非常に高いDEレシオを設定
した場合に、理論株価がどのあたりまで高くなりうるか
を確認することができる。DEレシオが上昇することで、
株主資本に対する負債資本が多くなることで、資本コス
ト率が低くなるために理論株価が上昇する。しかし、DE
レシオをある水準以上にすると、格付けが落ちること
で、倒産確率が上昇し、理論株価が減少する。即ち、理
論的には理論株価を最大化しうるDEレシオを算出し確認
できる。
【0053】S74においては、インプライド分析が行
われる。図57は、インプライド分析結果の出力画面例
を示す説明図である。インプライド(Implied)分析と
は、オプションの世界でのImplied Volatilityとオプシ
ョン価格の関係を想起すればよい。理論株価を求める場
合、通常、多数のパラメータを設定した上で算出する。
ここでは、その逆として、例えば市場株価などを参照し
て、理論株価を所与とした場合に、プロジェクションの
各種パラメータがどうなるのかを算定する。ここで分析
できるのは、投下資本利益率とWACCと、事業リスクβで
ある。
【0054】S75においては、CAP分析が行われる。
図58は、CAP分析結果の出力画面例を示す説明図であ
る。CAPとはCompetitive Advance Periodの略であり、
競争優位期間を意味する。本発明では、便宜的に将来7
期間の将来シナリオをヘ゛ースにした企業価値分析を行って
いるが、これは暗黙のうちに対象企業の競争優位期間を
7年と仮定していることを意味している。ここでは、も
しもこの7年が、短くなった場合、即ち競争優位性が減
少した時に企業価値と理論株価がどれほど影響を受ける
かを確認できる。図58の三共の例では、7年では40
91円という理論株価が、3年である場合には3612
円になることを示している。
【0055】最後に、企業データ作成機能53について
説明する。本システムにおいては、未公開企業あるいは
事業部門単位での貸借対照表および損益計算書、それと
付加科目を入力セットすることで、公開企業と同様の分
析を、その未公開企業あるいは事業部門単位についても
行うことが可能である。具体的には、図75で示された
入力用テーブルに、表示科目のデータを入力した上で、
未公開企業のコード、企業名、業種をセットし、保存指
示をすると、既存の公開企業とまったく同一フォーマッ
トのデータベースが作成される。更に、既存の複数企業
の過去財務諸表データを合成する合成機能を備えること
により、持分プーリング法に基づいて合成後の過去財務
データを作成し、それをベースとした企業価値シミュレ
ーションが可能である。即ち、M&Aに際しての、プロ
フォーマ分析をすることで、定量的観点からの合併効果
を企業価値レベルで確認できる。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、本発明においては、
企業財務分析技術および企業価値評価技術を、精緻化、
標準化し、かつ統合的に活用できるため、金融機関など
の企業評価スペシャリスト、および事業会社の企画部・
財務部の実務担当者にとって、業務処理の合理化、先進
化に寄与するだけでなく、資本市場側と企業経営側の論
理の整合性を高めることで、双方のコミュニケーション
を円滑にすることも期待できるという効果がある。
【0057】また、特に事業会社の経営者あるいは実務
担当者においては、本発明を利用することにより、今
後、企業価値あるいは株主価値向上経営を実現するため
に、現状の企業価値ないし理論株価をモニタリングする
方法、それを受けてどのような経営財務戦略を構築し実
行すればよいかについて検討することができる。より具
体的には、将来のデッドファイナンス調達の借換え時を
見越して、少しでも現状の格付けを向上させるための効
果的な財務戦略について検討したり、あるいはM&A&D戦
略に際して、いわゆるシナジー効果を定量的に扱うこと
で、企業価値あるいは理論株価、また格付けの観点か
ら、その戦略を評価することが可能となるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の企業価値分析装置のプログラム構成を
示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の企業価値分析装置を含むシステム全体
の構成を示すブロック図である。
【図3】各種指標算出処理の内容を示す説明図である。
【図4】各種財務指標算出処理の内容を示すフローチャ
ートである。
【図5】各種財務指標算出処理によって出力される帳票
およびグラフの内容を示す説明図である。
【図6】ランキング分析および分解分析の機能を説明す
る説明図である。
【図7】個別企業貸借対照表の表示例を示す説明図であ
る。
【図8】個別企業損益計算書の表示例を示す説明図であ
る。
【図9】個別企業資金運用表の表示例を示す説明図であ
る。
【図10】個別企業資金運用グラフの表示例を示す説明
図である。
【図11】個別企業主要基礎指標テーブルの表示例を示
す説明図である。
【図12】個別企業主要基礎指標グラフの表示例を示す
説明図である。
【図13】個別企業主要応用指標テーブルの表示例を示
す説明図である。
【図14】個別企業主要応用指標グラフの表示例を示す
説明図である。
【図15】個別企業簡易キャッシュフロー計算書の表示例を示す
説明図である。
【図16】個別企業簡易キャッシュフローク゛ラフの表示例を示す説
明図である。
【図17】他社比較貸借対照表の表示例を示す説明図で
ある。
【図18】他社比較損益計算書の表示例を示す説明図で
ある。
【図19】他社比較主要基礎指標テーブルの表示例を示
す説明図である。
【図20】他社比較主要基礎指標グラフの表示例を示す
説明図である。
【図21】他社比較主要応用指標テーブルの表示例を示
す説明図である。
【図22】他社比較主要応用指標グラフの表示例を示す
説明図である。
【図23】業界内比較分析の表示例を示す説明図であ
る。
【図24】業界内比較分析の計算ロジックを示す説明図
である。
【図25】EPS分解の断面分析の出力例を示す説明図
である。
【図26】EPS分解の時系列分析の出力例を示す説明
図である。
【図27】EP分解の断面分析の出力例を示す説明図で
ある。
【図28】EP分解の時系列分析の出力例を示す説明図
である。
【図29】企業価値評価分析のフレームワークを示す説
明図である。
【図30】企業価値評価分析処理における将来財務諸表
作成部分の内容を示すフローチャートである。
【図31】企業価値評価分析処理における企業価値指標
計算部分の内容を示すフローチャートである。
【図32】企業価値評価分析処理における企業価値内部
分析部分の内容を示すフローチャートである。
【図33】将来財務諸表作成処理における過去財務デー
タ1の表示例を示す説明図である。
【図34】将来財務諸表作成処理における過去財務デー
タ2の表示例を示す説明図である。
【図35】将来財務諸表作成処理における過去財務デー
タ3の表示例を示す説明図である。
【図36】将来財務諸表作成処理における財務戦略およ
びPLUGの設定(71、72)画面の表示例を示す説
明図である。
【図37】将来財務諸表(プロジェクション)作成画面
の表示例を示す説明図である。
【図38】将来財務諸表作成後の結果表示例を示す説明
図である。
【図39】将来財務諸表作成後の貸借対照表グラフの表
示例を示す説明図である。
【図40】将来財務諸表作成後の損益計算書グラフの表
示例を示す説明図である。
【図41】将来財務諸表作成後の主要指標テーブルの表
示例を示す説明図である。
【図42】将来財務諸表作成後の主要指標グラフの表示
例を示す説明図である。
【図43】将来財務諸表作成後の資金運用表の表示例を
示す説明図である。
【図44】将来財務諸表作成後の資金運用表グラフの表
示例を示す説明図である。
【図45】将来財務諸表作成後の簡易キャッシュフロー
表の表示例を示す説明図である。
【図46】将来財務諸表作成後の簡易キャッシュフロー
グラフの表示例を示す説明図である。
【図47】将来財務諸表作成後の格付け推定結果の表示
例を示す説明図である。
【図48】シナリオ管理用の表示画面例を示す説明図で
ある。
【図49】企業価値計算パラメータの設定画面例を示す
説明図である。
【図50】クレジットスコア分析の主画面の表示例を示
す説明図である。
【図51】資本コスト率の設定方法指定画面例を示す説
明図である。
【図52】EP1モデルで計算した企業価値の計算結果表
示例を示す説明図である。
【図53】将来EP分解分析結果の出力画面例を示す説明
図である。
【図54】将来EP分解分析結果のグラフ出力画面例を示
す説明図である。
【図55】バリュードライバー感度分析結果の出力画面
例を示す説明図である。
【図56】資本構成分析結果の出力画面例を示す説明図
である。
【図57】インプライド分析結果の出力画面例を示す説
明図である。
【図58】CAP分析結果の出力画面例を示す説明図であ
る。
【図59】第一シートの項目リストを示す説明図であ
る。
【図60】シナリオデータの保存項目名を示す説明図で
ある。
【図61】金利データ入力画面例を示す説明図である。
【図62】プロジェクション作成ロジック、即ちBS、
PLの各指標の計算方法を示す説明図である。
【図63】PLUG=手元流動性としたときのプロジェ
クション作成ロジック、即ちBS、PLの各指標の計算
手順を示す説明図である。
【図64】PLUG=短期借入金としたときのプロジェ
クション作成ロジック、即ちBS、PLの各指標の計算
手順を示す説明図である。
【図65】プロジェクション作成ロジックの計算上の注
意点を示す説明図である。
【図66】累積デフォルト確率による信用スプレッド算
出方法を示す説明図である。
【図67】企業価値分析におけるEP計算の基礎を示す
説明図である。
【図68】企業価値分析におけるEP計算式のラインナ
ップ(モデル)を示す説明図である。
【図69】企業価値分析における企業価値の計算方法を
示す説明図である。
【図70】企業価値分析における倒産コストの考慮方法
を示す説明図である。
【図71】各クレジットスコア推定モデルの説明変数と
回帰係数の値および計算式例を示す説明図である。
【図72】各クレジットスコア推定モデルの業種ファク
ター数値を示す説明図である。
【図73】格付けとクレジットスコアの対応関係を示す
説明図である。
【図74】財務指標ランキング分析の出力例を示す説明
図である。
【図75】企業データ入力画面例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…PC/サーバ、11…CPU、12…メモリ、1
3…CRT,KBIF回路、14…HDD、15…LA
NIF、16…FDD、17…CRT、18…KB、1
9…マウス、21…端末/サーバ、22…DBサーバ、
23…社内DB、24…ルータ、25…LAN、30…
インターネット、40、41…端末、42…商用DBサ
イト、43…商用DB、50…メインメニュー、51…
過去財務指標分析、52…企業価値評価分析、53…企
業データ作成、70…過去の実績財務分析、71…財務
戦略の設定、72…PLUGの設定、73…将来財務諸表の
作成、74…将来財務指標値、想定格付け確認、75…
資本コスト、倒産確率の推定、76…企業価値の評価、
77…財務戦略の評価

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】企業から公開された過去の財務諸表データ
    に基づき、各種の財務指標値を算出する過去財務指標値
    算出手段を有する企業価値分析装置において、 前記過去の財務諸表データおよび各種財務指標値に基づ
    いて将来の財務諸表データを生成する将来財務諸表デー
    タ生成手段を備えたことを特徴とする企業価値分析装
    置。
  2. 【請求項2】前記将来財務諸表データ生成手段は、財務
    戦略および計算調整科目の設定を行うことによって、将
    来財務諸表の計算方法を設定する計算方法設定手段を含
    むことを特徴とする請求項1に記載の企業価値分析装
    置。
  3. 【請求項3】更に、前記将来財務諸表データに基づき、
    将来の格付けを推定する将来格付け推定手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の企業価値分析装置。
  4. 【請求項4】前記将来格付け推定手段は、格付けと各種
    財務指標との相関度を算出し、表示する相関度表示手段
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の企業価値分析
    装置。
  5. 【請求項5】更に、前記将来財務諸表データに基づき、
    将来の資本コスト率を推定する資本コスト率推定手段を
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の企業価値分析
    装置。
  6. 【請求項6】更に、前記将来財務諸表データに基づき、
    将来の倒産確率を推定する倒産確率推定手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の企業価値分析装置。
  7. 【請求項7】更に、前記将来財務諸表データに基づき、
    将来の資本コスト率を推定する資本コスト率推定手段
    と、 前記将来財務諸表データに基づき、将来の倒産確率を推
    定する倒産確率推定手段と、 前記将来財務諸表データ、前記将来の資本コスト率、前
    記将来の倒産確率に基づき、将来の企業価値を定量的に
    推定する企業価値推定手段を備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の企業価値分析装置。
  8. 【請求項8】前記企業価値推定手段は、企業価値の構成
    要素であるパラメータを微少変化させた場合の企業価値
    変動を算出する感度分析手段を含むことを特徴とする請
    求項7に記載の企業価値分析装置。
  9. 【請求項9】前記企業価値推定手段は、理論株価に代え
    て市場株価を入力することによって株価に内包されてい
    るインプライド・資本コスト率を算定するインプライド
    分析手段を含むことを特徴とする請求項7に記載の企業
    価値分析装置。
  10. 【請求項10】前記企業価値推定手段は、競争優位期間
    が短くなった場合の企業価値を算出する競争優位期間短
    期化分析手段を含むことを特徴とする請求項7に記載の
    企業価値分析装置。
  11. 【請求項11】前記企業価値推定手段は、最適資本構成
    理論の基礎アプローチの一つであるトレードオフモデル
    を利用して、理論株価と財務レバレッジによるトレード
    オフ状態についての資本構成分析を行う資本構成分析手
    段を含むことを特徴とする請求項7に記載の企業価値分
    析装置。
  12. 【請求項12】企業から公開された過去の財務諸表デー
    タに基づき、各種の財務指標値を算出する過去財務指標
    値算出手段を有する企業価値分析装置において、 既存の複数企業の前記過去財務諸表データを合成する合
    成手段を備えたことを特徴とする企業価値分析装置。
  13. 【請求項13】企業から公開された過去の財務諸表デー
    タに基づき、各種の財務指標値を算出するステップと、 前記過去の財務諸表データおよび各種財務指標値に基づ
    いて将来の財務諸表データを生成するステップとを含む
    ことを特徴とする計算機を使用した企業価値分析方法。
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