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JP2002014697A - ディジタルオーディオ装置 - Google Patents

ディジタルオーディオ装置

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Publication number
JP2002014697A
JP2002014697A JP2000198531A JP2000198531A JP2002014697A JP 2002014697 A JP2002014697 A JP 2002014697A JP 2000198531 A JP2000198531 A JP 2000198531A JP 2000198531 A JP2000198531 A JP 2000198531A JP 2002014697 A JP2002014697 A JP 2002014697A
Authority
JP
Japan
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digital audio
audio data
digital
encoding
data
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000198531A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Gunji
洋 郡司
Yoshiki Sakamoto
良樹 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000198531A priority Critical patent/JP2002014697A/ja
Priority to EP01304992A priority patent/EP1168651A3/en
Priority to US09/875,882 priority patent/US20020002412A1/en
Priority to KR1020010036849A priority patent/KR20020002241A/ko
Publication of JP2002014697A publication Critical patent/JP2002014697A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/02Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis using spectral analysis, e.g. transform vocoders or subband vocoders
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/66Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission for reducing bandwidth of signals; for improving efficiency of transmission

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  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化ディジタルオーディオデータを復号し
て再度符号化するときの音質劣化を抑える。 【解決手段】 ディジタルオーディオ装置(1)のオー
ディオデコーダ(11)は、符号化ディジタルオーディ
オデータを復号してフレーム境界を含む符号化パラメー
タを取得し、この符号化パラメータ(14)を、復号さ
れたディジタルオーディオデータと共に出力する。ディ
ジタルオーディオデータと共に符号化パラメータを受け
るディジタルオーディオ装置(2)のオーディオエンコ
ーダ(2)は、ディジタルオーディオデータの再符号化
の時、符号化パラメータを用いて符号化を行う。元の符
号化時に取得された符号化パラメータを用いて再符号化
することにより、既に良好に若しくは高度に最適化され
て符号化されたのと同じ状態を再現することが可能にな
るから、符号化誤差の低減が期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルオーデ
ィオデータの符号化・復号技術、例えば符号化ディジタ
ルオーディオデータを一旦復号してからコピーし再度符
号化する技術に関し、オーディオ符号化を用いたディジ
タルオーディオ装置の音質劣化の抑制、ディジタル放送
受信機、オーディオデータ配信サービス等に適用して有
効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルオーディオ技術及びその符号
化技術の発展に伴い、ディジタルオーディオデータを符
号化して記録・再生する機会が多くなってきている。デ
ィジタルオーディオ符号化方式の中でも、MPEGオー
ディオ(Moving Pictures Expert
Group - Audio Part)は、規格が公開さ
れていることもあって広く用いられている。これらのオ
ーディオ符号化を利用することにより、オーディオデー
タを格納するためのメモリ容量を削減することが可能と
なる。MPEGオーディオの中にはレイヤ1、2、3が
あり、特に最近では、MPEGオーディオの中のレイヤ
ー3(通称MP3)と呼ばれる符号化方式を利用してオー
ディオデータを再生する携帯ディジタルオーディオ装置
が市場に出てきている。
【0003】MPEGオーディオを適用したディジタル
オーディオ装置では、MPEGオーディオを用いてエン
コードされたデータ(MPEGオーディオデータ)を機
器内のメモリに記録し、オーディオの再生時にはこれを
MPEGオーディオデコーダによりリアルタイムでデコ
ードして出力する。このデコーダには専用のハードウェ
アが用いられることもあるが、デコード規格の変更等に
柔軟に対応できるようにソフトウェアによって構成され
ている場合も多い。デコードされたオーディオデータ
は、D/A変換されてヘッドフォン等に出力されるか、
ディジタルのままオーディオデータとして出力される。
メモリに記録されるMPEGオーディオデータは、あら
かじめMPEGオーディオでエンコードされたデータを
専用端末などからダウンロードするか、あるいは録音機
能を持つ機器の場合には、入力された非圧縮のオーディ
オデータをMPEGオーディオエンコーダによりエンコ
ードして記録する。
【0004】これらのディジタルオーディオ装置で、オ
ーディオデータの複製を作成する場合、例えば第1のデ
ィジタルオーディオ装置側で一旦メモリ内のMPEGオ
ーディオデータをMPEGオーディオデコーダによりデ
コードし、非圧縮のオーディオデータとして第2のディ
ジタルオーディオ装置に出力する。第2のディジタルオ
ーディオ装置は、入力したオーディオデータを再度MP
EGオーディオエンコーダでエンコードしてメモリに記
録することになる。第1のディジタルオーディオ装置の
メモリに記録されたMPEGオーディオデータを直接第
2のディジタルオーディオ装置のメモリに複製すること
は、通常著作権保護により禁止されている。
【0005】また、電子透かしにより著作権情報が管理
される場合には、第1のディジタルオーディオ装置のメ
モリが保持するMPEGオーディオデータを一旦MPE
Gオーディオデコーダによりデコードし、デコードされ
たオーディオデータに透かしエンコーダにより電子透か
し情報をエンコードする。第2のディジタルオーディオ
装置では、電子透かし情報が埋め込まれた入力オーディ
オデータから透かしデコーダにより電子透かし情報をデ
コードし、電子透かし情報により再エンコードが許可さ
れているかどうかを判断し、再エンコード可能であれ
ば、第2のディジタルオーディオ装置は、MPEGオー
ディオエンコーダによりエンコードしてメモリにMPE
Gオーディオデータを記録する。
【0006】また、一つのディジタルオーディオ装置内
で、電子透かし情報を変更する場合には、メモリに記録
されたMPEGオーディオデータを一旦MPEGオーデ
ィオデコーダによりデコードし、さらに得られたオーデ
ィオデータから透かしデコーダにより電子透かし情報を
デコードする。得られた電子透かし情報に所望の変更、
例えばコピー回数の累積回数等を更新した後、透かしエ
ンコーダにより再度その電子透かし情報を付加し、さら
にMPEGオーディオエンコーダによりエンコードし
て、メモリに当該MPEGオーディオデータを記録す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】MPEGオーディオに
よるエンコードでは、まず入力されたオーディオデータ
を一定の長さのフレームに分割し、各々のフレームのオ
ーディオデータに対してサブバンド符号化を行い、心理
聴覚モデルにしたがってサブバンド毎にビット割り当て
情報を決定し、このビット割り当て情報に従いサブバン
ド毎に量子化してサブバンド波形データを形成し、それ
らに基づいて符号を作成する。このとき、ビット割り当
てなどの符号化パラメータはエンコードされたMPEG
オーディオデータの音質を決定する重要なものである
が、エンコーダによりその決定のアルゴリズムが異なる
ため、別々のエンコーダで同じオーディオデータをエン
コードしても必ずしも同一の符号化パラメータにはなら
ない。また、この符号化パラメータの決定は非常に演算
量が大きいため、エンコーダによっては処理量削減のた
め必ずしも最適な符号化パラメータを計算できる能力の
ない場合もある。
【0008】したがって、上述のようにMPEGオーデ
ィオのデコード・エンコードを行った場合、記録側のエ
ンコーダにより決定される符号化パラメータがもとのM
PEGオーディオデータの符号化パラメータと一致しな
いことが多い。これにより、その後の符号作成時におい
て符号化誤差が発生し、これにより再エンコードされた
音質が劣化するという問題が生じる。特に、再エンコー
ドする際のフレーム分割の境界が元のエンコードのとき
とずれた場合、エンコード結果が大きく変化してしま
い、音質劣化がさらに大きくなることが本発明者によっ
て明らかにされた。
【0009】また、エンコード時のアルゴリズムにより
音質がほとんど決まってしまうことから、ダウンロード
専用端末からMPEGオーディオデータをダウンロード
するような場合、MPEGオーディオデータの配信側が
音質向上のために特に符号化パラメータを最適に調整し
てエンコードしている場合が多い。これに対して、一般
のオーディオ機器に搭載されるリアルタイムエンコーダ
では、回路規模若しくは処理量の制約からそこまでの符
号化パラメータ最適化ができない。このため、特に専用
端末からダウンロードしたオーディオデータをデコード
・再エンコードした場合には、音質の劣化が大きい。ま
た、エンコード処理は、デコード処理に比べて符号化パ
ラメータ決定に大きな演算量を必要とするため、同一機
器でデコード・再エンコードを行う場合には、処理速度
の低下という問題も生ずる。
【0010】尚、本発明者は本願発明完成の後に公知例
調査を行って以下の公知例を見出した。特開平4−23
0184号公報、特開平4−358482号公報にはV
TRのダビング処理において画像情報信号の出力と共に
符号化/復号処理済の有無を示す制御情報を出力し、処
理済みの場合にはその時使用した係数を示す係数信号を
出力し、この係数信号を用いて上記画像情報信号を符号
化してダビング記録する技術が記載される。
【0011】特開平8−1680409号公報には映像
・音声再生信号のダビング時に、符号圧縮を行う為の量
子化に関する情報を上記再生信号と共に出力し、記録側
の記録再生装置における符号圧縮の量子化処理時に上記
量子化情報を用いる。
【0012】それら公知例には符号化されたオーディオ
データのデコード及びエンコードを介するコピーに際し
て音質が劣化するのを低減若しくは防止することについ
て言及されていない。
【0013】本発明の目的は、符号化されたディジタル
オーディオデータを復号して再度符号化するときの音質
劣化を抑えることができ、しかも再度の符号化に要する
演算処理を軽減可能にするディジタルオーディオ装置を
提供することにある。
【0014】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0016】〔1〕ディジタルオーディオ装置のオーデ
ィオデコーダは、符号化された符号化ディジタルオーデ
ィオデータの復号に際してフレーム境界を少なくとも含
む符号化パラメータを取得し、取得した符号化パラメー
タを、復号されたディジタルオーディオデータと共に出
力する。出力されたディジタルオーディオデータと共に
前記符号化パラメータを受けるディジタルオーディオ装
置のオーディオエンコーダは、そのディジタルオーディ
オデータの再符号化の時に、符号化パラメータを用いて
符号化を行う。これにより、符号化ディジタルオーディ
オデータを復号して再度符号化することにより、間接的
に符号化ディジタルオーディオデータのコピーが生成さ
れる。この再符号化時には、元の符号化ディジタルオー
ディオデータの符号化時と同じ符号化パラメータを用い
ることにより、再符号化による音質劣化の抑制が期待で
きる。即ち、元の符号化時に取得された符号化パラメー
タを用いて再符号化することにより、不要な符号化誤差
が低減されるため、音質劣化が抑えられる。特に、元の
符号化時と同じフレーム区切り位置で符号化を行えば、
既に良好に若しくは高度に最適化されて符号化されたの
と同じ状態を再現することが容易になるから符号化誤差
の低減が期待される。また、もとのオーディオデータが
高度に最適化されてエンコードされていた場合、オーデ
ィオ機器搭載のリアルタイムエンコーダでは、処理量の
制約により同程度の最適化が困難であるため、取得され
た符号化パラメータによる再エンコードの効果は大き
い。また、MPEGオーディオのように、一定の長さの
フレームに分割されたオーディオデータに対してサブバ
ンド符号化が行なわれ、心理聴覚モデルにしたがってサ
ブバンド毎にビット割り当て情報が決定され、ビット割
り当て情報にしたがってサブバンド毎に量子化されてサ
ブバンド波形データが形成され、それらに基づいて符号
化オーディオデータが形成されているとき、ビット割り
当て情報を前記符号化パラメータに含めば、元の符号化
時におけるビット割り当てアルゴリズムと同じアルゴリ
ズムを持たなくても、再符号化時には元の符号化の時と
同じ符号化パラメータを利用でき、また、符号化パラメ
ータを取得する為の演算も省くことができる。符号化パ
ラメータの決定は、エンコード処理の中でも処理量の大
きいところであるので、この処理を省略できることによ
り処理量の削減が達成される。再符号化時には、それら
の符号化パラメータを取得するのに演算処理を行う必要
がなくなり、再符号化時における演算処理量の軽減、再
符号化処理速度の向上を実現することができる。
【0017】前記オーディオデコーダから出力される前
記ディジタルオーディオデータに前記符号化パラメータ
を多重化して出力する多重化回路を設け、多重化された
信号を外部に出力するようにしてよい。受け側のオーデ
ィオエンコーダ前段には、前記ディジタルオーディオデ
ータに夫々多重化されて供給される前記符号化パラメー
タを取り出して、前記オーディオエンコーダに与える検
出回路を設ける。これにより、前記符号化パラメータを
ディジタルオーディオ装置から外部に出力し、また、こ
れを入力する外部インタフェースにはディジタルオーデ
ィオデータのインタフェース端子を利用でき、特別な端
子を必要としない。
【0018】電子透かしによる著作権保護若しく著作権
情報の管理を考慮すると、前記オーディオデコーダから
出力されるディジタルオーディオデータに電子透かし情
報を埋め込んで出力する透かしエンコーダを設ければよ
い。電子透かし情報がエンコードされたディジタルオー
ディオデータを入力する受け側では、オーディオエンコ
ーダの前段に、入力されたオーディオデータに埋め込ま
れている電子透かし情報を取り出す透かしデコーダを設
ければよい。これにより、電子透かし情報により再エン
コードが許可されているかを判断して再エンコードの可
否を決定することが可能になる。
【0019】〔2〕一つのディジタルオーディオ装置内
で電子透かし情報を変更する場合を考慮する。このと
き、ディジタルオーディオ装置は、ディジタルオーディ
オデータのフレーム単位で符号化された符号化ディジタ
ルオーディオデータを復号するオーディオデコーダと、
前記オーディオデコーダから出力されるディジタルオー
ディオデータに埋め込まれている電子透かし情報を取り
出す透かしデコーダと、取り出した電子透かし情報を変
更するデータ処理回路と、データ処理回路で変更された
電子透かし情報をディジタルオーディオデータに埋め込
んで出力する透かしエンコーダと、透かしエンコーダを
通して供給されるディジタルオーディオデータを符号化
するオーディオエンコーダとを有する。前記オーディオ
デコーダは、符号化ディジタルオーディオデータを復号
して得られるディジタルオーディオデータと共に、その
ディジタルオーディオデータのフレーム区切り位置を示
す情報を少なくとも含む符号化パラメータを出力可能で
ある。前記オーディオエンコーダは、前記オーディオデ
コーダから出力される前記符号化パラメータを用いてデ
ィジタルオーディオデータを符号化可能である。これに
より、ディジタルオーディオ装置内部で電子透かし情報
を変更若しくは付加する場合にも音質の劣化を容易に防
止若しくは低減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】《符号化パラメータの並列出力》
図1には本発明に係るディジタルオーディオ装置の一例
が再エンコード可能な接続態様で示される。第1のディ
ジタルオーディオ装置1は代表的に示されたMPEGオ
ーディオデータを格納可能なメモリ10及びMPEGオ
ーディオデコーダ11を有する。第2のディジタルオー
ディオ装置2は代表的に示されたMPEGオーディオエ
ンコーダ22及びMPEGディオデータを格納可能なメ
モリ20を有する。
【0021】前記メモリ10に記録されたMPEGオー
ディオデータは、MPEGオーディオデコーダ11によ
りデコード(復号)されディジタルオーディオデータ例
えばPCM(パルス符号変調)オーディオデータ15と
して出力される。このとき、MPEGオーディオデコー
ダ11は、メモリ10に記録されたMPEGオーディオ
データがエンコードされたときにどのような符号化パラ
メータによりエンコードされたかがわかるので、これを
符号化パラメータ14として出力する。この符号化パラ
メータ14には、フレーム境界(復号されたPCMオー
ディオデータに対するフレーム区切り位置を示す情
報)、ビット割り当て情報などが含まれる。
【0022】ディジタルオーディオ装置2は前記通常の
PCMオーディオデータ15と共に符号化パラメータ1
4を入力し、MPEGオーディオエンコーダ22は入力
されたPCMオーディオデータ15を再度エンコードす
る際に、伝送された符号化パラメータ14をもとにエン
コードし、エンコードされたMPEGオーディオデータ
をメモリ20に記録する。
【0023】これにより、ディジタルオーディオ装置1
のメモリ10内のMPEGオーディオデータと、ディジ
タルオーディオ装置2のメモリ20内のMPEGオーデ
ィオデータとは同じ符号化パラメータでエンコードされ
ていることになり、MPEGオーディオエンコーダ22
による再エンコードに際して音質劣化が抑えられてい
る。
【0024】特に、ディジタルオーディオ装置1のメモ
リ10内のMPEGオーディオデータが専用端末からダ
ウンロードされた、高度に最適化されてエンコードされ
たものである場合、そのエンコードに用いられた符号化
パラメータとは異なる符号化パラメータを用いる場合に
は音質の劣化が避けられないが、図1のように、デコー
ド側からエンコード側に符号化パラメータ14が伝送さ
れることにより、ディジタルオーディオ装置2のMPE
Gオーディオエンコーダ22でも専用端末におけるエン
コード時に用いられた符号化パラメータを用いることが
できる。したがって、特に再エンコード時の音質劣化を
防止若しくは低減する事が可能になる。また、ディジタ
ルオーディオ装置2のMPEGオーディオエンコーダ2
2において、符号化パラメータを計算する必要がないた
め、当該装置2における消費電力の低減も期待できる。
【0025】ここで、MPEGオーディオによる符号化
方式の一例としてMPEGレイヤ2による符号化方式を
図2及び図3を参照しながら説明する。PCMオーディ
オデータを図2の(A)のように模式的に表現したと
き、PCMオーディオデータは図2の(B)の如く11
52サンプル毎のフレームに区切られ、各フレーム毎
に、図2の(C)に例示されるように信号帯域が周波数
領域例えば32種類のサブバンドに細分化される。各サ
ブバンドには図3の(D)に例示されるように、心理聴
覚モデルに基づいてビット割り当て(適応ビット割り当
て)が行われる。即ち、心理聴覚モデルは人間の耳の知
覚特性や、周波数的或いは時間的要因により他の音に隠
されて耳に聞こえなくなる音の成分などを計算して得ら
れる。この計算に基づき、聴覚上全く符号化する必要の
ないサブバンドにはビットを割り当てず、また、荒く量
子化してもノイズが聞き取れないサブバンドへのビット
割り当てを少なくする。このビット割り当てを1フレー
ムの発生符号量が規定バイト数(ビットレートなどから
決まる)を越えない条件の下で、聴覚的に音質劣化が最
小限になるように行われる。このビット割り当ての善し
悪しにより、音質に差を生ずる。図3の(D)の例では
サブバンド22以上にはビットが割り当てられなかった
ことになる。そして、周波数領域に変換されたデータ
は、図3の(E)に例示されるように、適応ビット割り
当てによって割り当てられたビット数で各サブバンド毎
に量子化される。この量子化では、サブバンド内のデー
タの大きさをスケールファクタで表し、そのスケールフ
ァクタと正規化された波形で各サブバンドが表現され
る。換言すれば、その量子化では、一つのサブバンド内
の複数サンプルデータが波形と倍率に分離され、波形は
最大振幅が1.0になるように正規化され、その倍率が
スケールファクタとして表現される。最後に、図3の
(F)に例示されるように、以上のデータを元に符号が
生成される。各フレームの符号化データは4バイトのヘ
ッダで始まる。ヘッダの最初の12ビットは論理値
“1”に固定され、MPEGオーディオデコーダはこの
12ビットの論理値“1”から始まる符号化フレームを
デコードする。ヘッダにはその他に、ビットレート、P
CMデータのサンプリング周波数、CRCの有無等の情
報が書かれており、これによって1符号化フレームのバ
イト長が計算可能になる。1符号化フレームのMPEG
オーディオデータはヘッダの後に、前記ビット割り当て
情報、スケールファクタ、サブバンドの波形サンプルが
続く。
【0026】図4にはMPEGオーディオエンコーダ2
2の一例が示される。MPEGオーディオエンコーダ2
2は、例えば図2及び図3に基づいて説明したMPEG
オーディオによる符号化方式を実現可能な論理構成とし
て、フレーム化回路30、フィルタバンク31、量子化
器32、心理聴覚モデル生成回路33、動的ビット割り
当て回路34、及び符号形成回路35を有する。
【0027】特に、MPEGオーディオエンコーダ22
は、PCMオーディオデータ15と共にその符号化パラ
メータ14が供給される場合には、符号化パラメータ1
4に含まれるフレーム境界情報14Aがフレーム化回路
30に入力され、符号化パラメータ14に含まれるビッ
ト割り当て情報14Bが選択スイッチ回路36を介して
量子化器32及び符号形成回路35に供給され、心理聴
覚モデル回路33及び動的ビット割り当て回路34の動
作は不要になる。
【0028】入力されたPCMオーディオデータ15
は、先ず前記フレーム化回路30によってフレームに区
切られるが、このとき前記PCMオーディオデータ15
に対応される符号化パラメータ14が供給されていると
きは、その符号化パラメータ14に含まれるフレーム境
界情報14Aを用いてフレームの境界を決定する。例え
ば、PCMオーディオデータ15に同期して入力される
フレーム境界情報14Aが論理値“1”になったところ
から1152サンプルを同一フレームに含むようにフレ
ーム化することになる。
【0029】前記フィルタバンク31、量子化器32、
符号形成回路35、心理聴覚モデル生成回路33、及び
動的ビット割り当て回路34は従来のMPEGエンコー
ダ、即ち符号化パラメータ14の入力が予定されていな
いMPEGエンコーダと同一である。すなわち、フレー
ム化されたオーディオデータは、まずフィルタバンク3
1において周波数領域に変換される。周波数領域のデー
タは量子化器32にて量子化された後、符号形成回路3
5においてMPEGオーディオデータのフォーマットに
形成される。従来のMPEGエンコーダでは、各周波数
帯にどの程度のビット割り当てを行うかは、心理聴覚モ
デル生成回路33で生成された心理聴覚モデルに基づい
て動的ビット割り当て回路34で決定されて、量子化器
32に与えられる。図4の例では、MPEGオーディオ
エンコーダ22は、このビット割り当て情報14Bが符
号化パラメータ14に含まれているので、その場合には
伝送されたビット割り当て情報14Bが量子化器32に
与えられて量子化が行われる。したがって、図1のよう
にMPEGオーディオデータをデコードして再エンコー
ドする利用形態を想定する場合には、前記心理聴覚モデ
ル生成回路33及び動的ビット割り当て回路34は不要
としても差し支えない。ただし、図4のように前記心理
聴覚モデル生成回路33及び動的ビット割り当て回路3
4を備え、スイッチ回路36によりビット割り当て情報
を切り替えるようにしておけば、符号化パラメータを含
まないPCMオーディオデータを受信した場合でも従来
と同様のエンコードを行うことができる。
【0030】図5にはMPEGオーディオデコーダ11
の一例が示される。MPEGオーディオデコーダ11
は、符号パーサ40、逆量子化器41、及びフィルタバ
ンク42を有する。符号パーサ40は図3の(F)に例
示されるようなフォーマットを有するMPEGオーディ
オデータを入力し、ヘッダに基づいて符号化フォーマッ
トを認識し、各情報フィールドからビット割り当て情
報、スケールファクタ、サブバンドサンプルデータを切
り出して、逆量子化回路41に供給する。逆量子化回路
41は、それらの入力情報に従ってサブバンド毎のサブ
バンドサンプルデータを逆量子化し、逆量子化された周
波数領域のデータはフィルタバンク42によってPCM
オーディオデータ15に戻される。このとき、符号パー
サ40は、PCMオーディオデータの出力に同期して、
当該PCMオーディオデータのフレーム区切り情報14
Aと、当該PCMオーディオデータに関するビット割り
当て情報14Bとを外部に出力する。出力されるフレー
ム区切り情報14A及びビット割り当て情報14Bに
は、パーサ40が逆量子化回路41に与えるためにMP
EGオーディオデータの符号化フレームから切り出した
情報が流用される。
【0031】《符号化パラメータの多重化》図6には本
発明に係るディジタルオーディオ装置の第2の例が再エ
ンコード可能な接続態様で示される。同図に示される構
成は図1の構成に対し、符号化パラメータをPCMオー
ディオデータに多重化して伝送可能にした点が相違す
る。即ち、第1のディジタルオーディオ装置1Aは代表
的に示された前記メモリ10及びMPEGオーディオデ
コーダ11のほかに多重化回路12を有する。第2のデ
ィジタルオーディオ装置2Aは代表的に示された前記M
PEGオーディオエンコーダ22及びメモリ20のほか
にパラメータ検出回路21を有する。前記MPEGオー
ディオデコーダ11により得られた符号化パラメータ1
4は多重化回路12によりPCMオーディオデータ15
の一部に多重化され、多重化オーディオデータ16とし
て出力される。この多重化は、例えば、PCMオーディ
オデータ15の予備ビットに符号化パラメータ14を書
きこむことによって実現可能である。また、電子透かし
情報の埋め込み技術を適用して符号化パラメータをPC
Mオーディオデータ内部に埋め込むことも可能である。
このようにして符号化パラメータ情報が多重化された多
重化オーディオデータ16は、通常のオーディオ伝送路
にて第2のディジタルオーディオ装置2Aに伝送するこ
とが可能である。第2のディジタルオーディオ装置2A
では、パラメータ検出回路21を用いて、伝送された多
重化オーディオデータ16からPCMオーディオデータ
15と符号化パラメータ14を分離検出し、その符号化
パラメータ14を用いてMPEGオーディオエンコーダ
22にてPCMオーディオデータ15をエンコードし、
エンコードされたMPEGオーディオデータをメモリ2
0に記録する。
【0032】この構成を用いても、図1の構成の場合と
同様に、第1のディジタルオーディオ装置1Aのメモリ
10が保有するMPEGオーディオデータと、これを一
旦デコードし、これを第2のディジタルオーディオ装置
2Aにより再エンコードしてメモリ20に格納したMP
EGオーディオデータとは、同じ符号化パラメータでエ
ンコードされていることになり、第2のディジタルオー
ディオ装置2Aに記録する際の音質劣化を抑えることが
できる。また、第1のディジタルオーディオ装置1Aか
ら第2のディジタルオーディオ装置2Aへのデータ伝送
に通常のPCMオーディオデータ伝送路を用いることが
できる。また、第2のディジタルオーディオ装置2Aの
MPEGオーディオエンコーダ22において、符号化パ
ラメータを計算する必要がなくなるため、当該第2のデ
ィジタルオーディオ装置2Aの消費電力の低減も期待で
きる。更に、符号化パラメータをディジタルオーディオ
装置から外部に出力し、また、これを入力する外部イン
タフェースには、PCMオーディオデータのインタフェ
ース端子を利用でき、特別な端子を必要としない。
【0033】図6の第1のディジタルオーディオ装置1
AにおいてMPEGオーディオデコーダ11と多重化回
路12を夫々別のLSI(半導体集積回路)にて実現す
ることも可能であるが、この二つをまとめて1個の専用
LSIにより実現することも可能である。この専用LS
Iは専用ハードウェアでも、CPU(中央処理装置)あ
るいはDSP(ディジタル信号処理プロセッサ)とその
動作プログラムによって実現することも可能である。同
様にパラメータ検出回路21とMPEGオーディオエン
コーダ22も夫々別のLSIで実現してもよく、また、
両者を併せて1個のLSIで実現してもよい。この場合
も当該LSIは専用ハードウェアでも、又はCPUある
いはDSPとその動作プログラムによって実現すること
も可能である。
【0034】図7には図6で処理されるデータの一例が
示される。PCMオーディオデータ50は、通常左右2
チャネル(L,R)それぞれが16ビットで量子化されて
いる。図7では、16ビットのデータを4桁の16進数
で示している。この例では、左(L)チャネルの最初の
PCMデータは1cac(16進)、右(R)チャネルの
最初のPCMオーディオデータは1d8f(16進)とな
っている。
【0035】MPEGオーディオエンコーダにてこのP
CMオーディオデータ50をエンコードする際には、P
CMオーディオデータ50を1152サンプル毎に「フ
レーム」と呼ばれる単位に区切って各フレーム単位でエ
ンコードされることになる。エンコードされたMPEG
オーディオデータ17も同様にあるバイト数毎のフレー
ムから構成される。図7では、MPEGオーディオデー
タのフレーム長が384バイトの例を示している。この
フレーム長は、MPEGオーディオデータのビットレー
トやオーディオデータのサンプリング周波数により一意
に決まる。MPEGオーディオデータ17の各フレーム
は、その先頭が12ビットの“1”となっており、その
後にビットレートやサンプリング周波数などの情報が続
いてヘッダを構成し、その後に、エンコードされたオー
ディオデータが含まれている。
【0036】図6のメモリ10には、このようにしてエ
ンコードされたMPEGオーディオデータ17が格納さ
れている。前記MPEGオーディオデコーダ11はこの
MPEGオーディオデータ17をデコードしてPCMオ
ーディオデータ15を出力するものであり、MPEGオ
ーディオデータ17をフレーム単位でデコードするた
め、デコードされたPCMオーディオデータ15につい
てもどこがフレームの境界になっていたかは当然自明で
ある。このフレーム境界の情報は、例えば14Aのよう
にPCMデータの予備ビットのうち1ビットに、フレー
ム先頭のサンプルデータには“1”を、それ以外のサン
プルデータには“0”を書き込むことにより、伝送する
ことができる。
【0037】図8にはフレーム境界の情報14Aに加え
てビット割り当て情報14Bも伝送する場合のデータ例
が示される。PCMオーディオデータ50をエンコード
する過程は図7の場合と同様である。MPEGオーディ
オデコーダ11はMPEGオーディオデータ17をデコ
ードしてPCMオーディオデータ15を出力する。この
ときフレーム境界を示す1ビットの情報14Aに加え、
ビット割り当て情報14Bも同様にPCMオーディオデ
ータ15に多重化されて、多重化オーディオデータ16
が形成される。ビット割り当て情報は、MPEGエンコ
ード時にどの周波数帯(サブバンド)にどれだけのビッ
ト数を割り当てたかを示すもので、原音のPCMデータ
に適応してMPEGオーディオエンコーダで決定され、
MPEGオーディオデータ内に記述される。このビット
割り当て情報は、MPEGレイヤ2の例では4ビット×
32ラ2程度であらわすことができるため、図8のよう
に1サンプルあたり4ビットのビット割り当て情報を多
重化すると、換言すれば、左右夫々に関するサブバンド
分の64種類の情報を多重化すればよいから、64サン
プル分で必要なビット割り当て情報をPCMオーディオ
データに多重化できることになる。
【0038】《透かし情報への対応》図9には電子透か
しにより著作権情報が管理される場合への対応を考慮し
たときの本発明に係るディジタルオーディオ装置の第3
の例が再エンコード可能な接続態様で示される。図9の
構成は図1に対して第1のディジタルオーディオ装置1
Bに透かしエンコーダ18を採用し、第2のディジタル
オーディオ装置2Bに透かしデコーダ23を採用した点
が相違される。透かしエンコーダ18は入力された原情
報に電子透かし情報51を埋め込む処理を行う。電子透
かし技術とは、画像や音声などのマルチメディアデータ
に何らかの情報を埋め込み、隠し持たせる技術である。
電子的著作物等のどこかに不可視の電子透かし情報が埋
め込まれて残り続けていれば著作物に対する不正コピー
を抑止する効果が期待できる。電子透かしを埋め込む場
合、情報著作権保有者各個人や原情報の流通権利を所有
する各会社に対応して符号化されたID(Identificati
on)番号を原情報に埋め込んだり、あるいは音声データ
などの情報そのものと1対1に対応する符号化されたI
D番号を原情報に埋め込むことができる。電子透かし情
報は原情報に付加されるため、できる限り、埋め込みに
よって原情報に影響を与えないようにされることが望ま
しく、透かしエンコーダ18は、電子透かし情報の強度
を高めしかも原情報への影響を極力抑えることができる
ような所定のアルゴリズムに従って、PCMオーディオ
データ15に電子透かし情報51を埋め込む。第1のデ
ィジタルオーディオ装置1Bのメモリ10が保持するM
PEGオーディオデータは一旦MPEGオーディオデコ
ーダ11によりデコードされ、デコードされたPCMオ
ーディオデータ15に透かしエンコーダ19により電子
透かし情報51がエンコードされる。第2のディジタル
オーディオ装置2Bでは、電子透かし情報51が埋め込
まれたPCMオーディオデータ15Aから透かしデコー
ダ23により電子透かし情報を分離し、例えば図示を省
略する制御部が前記分離された電子透かし情報情報によ
り再エンコードが許可されているかどうかを判断し、再
エンコード可能であれば、第2のディジタルオーディオ
装置2Bは、MPEGオーディオエンコーダ22により
そのPCMオーディオデータ15をエンコードしてメモ
リ20にMPEGオーディオデータを記録する。このエ
ンコードに際しては前述の通りMPEGオーディオデコ
ーダ11から出力されて伝送された符号化パラメータ1
4を利用する。図9の実施の形態により、電子透かし情
報により再エンコードが許可されているかを判断して再
エンコードの可否を決定することが可能になる。
【0039】図10は電子透かしにより著作権情報が管
理される場合への対応を考慮したときの本発明に係るデ
ィジタルオーディオ装置の第4の例が再エンコード可能
な接続態様で示される。図10の構成は図6に対して第
1のディジタルオーディオ装置1Cに透かしエンコーダ
18を採用し、第2のディジタルオーディオ装置2Cに
透かしデコーダ23を採用した点が相違される。図10
の場合、透かしエンコーダ18は多重化回路12から出
力される前記多重化オーディオデータ16を原情報とし
て、これに電子透かし情報51を埋め込んだ多重化オー
ディオデータ16Aを出力する。透かしデコーダ23は
前記多重化オーディオデータ16Aから電子透かし情報
51と多重化オーディオデータ16とを分離する。分離
された電子透かし情報51は例えば図示を省略する制御
部により再エンコードが許可されているかどうかを判断
し、再エンコード可能であれば、分離された多重化オー
ディオデータ16はパラメータ検出回路21でPCMオ
ーディオデータ15と符号化パラメータ14に分離さ
れ、MPEGオーディオエンコーダ22によりそのPC
Mオーディオデータ15をエンコードしてメモリ20に
MPEGオーディオデータを記録する。このエンコード
に際しては前述の通りパラメータ検出回路21から出力
される符号化パラメータ14を利用する。
【0040】図11には内部で電子透かし情報を変更す
る場合への対応を考慮したときの本発明に係るディジタ
ルオーディオ装置の第5の例が示される。メモリ10に
は電子透かし情報が埋め込まれた状態でエンコードされ
たMPEGオーディオデータが格納されている。内部で
電子透かし情報を変更することを考慮したとき、ディジ
タルオーディオ装置3は、メモリ10、MPEGオーデ
ィオデコーダ11、透かしデコーダ23、透かしエンコ
ーダ18、MPEGオーディオエンコーダ22、メモリ
20及び透かし変更回路52を有する。前記符号化パラ
メータ14はMPEGオーディオデコーダ11からMP
EGオーディオエンコーダ22に供給される。MPEG
オーディオデコーダ11は電子透かし情報が埋め込まれ
た状態でエンコードされたMPEGオーディオデータを
メモリ10から受け取ってデコードし、PCMオーディ
オデータに電子透かし情報が埋め込まれた情報15Aと
符号化パラメータ14を出力する。透かしデコーダ23
は情報15AからPCMオーディオデータ15と透かし
情報51Aとを分離する。透かし変更回路52は、得ら
れた電子透かし情報51Aに所望の変更、例えばコピー
回数の累積回数等を更新した後、変更後の電子透かし情
報51Bを透かしエンコーダ18に与える。透かしエン
コーダ18は、PCMオーディオデータ15にその電子
透かし情報51Bを埋め込み、電子透かし情報51Bが
埋め込まれたオーディオデータ15BはMPEGオーデ
ィオエンコーダ22によってMPEGオーディオデータ
に再符号化される。このとき、前述のように、符号化パ
ラメータ14を用いて再符号化処理が行われる。即ち、
MPEGオーディオデコーダ11により得られた符号化
パラメータ14を用いてMPEGオーディオエンコーダ
22にて再符号化されるから、メモリ10内の元のMP
EGオーディオデータと再符号化後のMPEGオーディ
オデータとの符号化パラメータが同じとなり、音質劣化
が抑えられる。また、MPEGオーディオエンコーダ2
2で再エンコードする際に、符号化パラメータを再計算
する必要がなくなるため、処理の高速化、消費電力の低
減を期待することができる。このように、図11の実施
の形態によれば、ディジタルオーディオ装置3の内部で
電子透かし情報を変更若しくは付加する場合にも音質の
劣化を容易に防止若しくは低減することが可能になる。
【0041】《ディジタルオーディオ装置のバリエーシ
ョン》次に、上記説明したディジタルオーディオ装置の
基本形態を元にした種々のバリエーションを説明する。
【0042】図12のディジタルオーディオ装置4Aは
図1のディジタルオーディオ装置1に対し、PCMオー
ディオデータ15をアナログ信号に変換するD/Aコン
バータ60を有し、更に、インターネットなどのネット
ワークを介してMPEGオーディオデータをダウンロー
ドするダウンロード専用端末61からメモリ10にMP
EGオーディオデータを伝送可能なインタフェース端子
62を有する、点で相違する。ディジタルオーディオ装
置4Aの内部制御は制御部63Aが行う。
【0043】図13のディジタルオーディオ装置4Bは
図12のディジタルオーディオ装置4Aに対して、MP
EGオーディオエンコーダ22を設け、MPEGオーデ
ィオエンコーダ22には外部からPCMオーディオデー
タ15及び符号化パラメータ14を取り込み可能とし、
MPEGオーディオエンコーダ22の出力又は前記端子
62からの入力をスイッチ64で選択してメモリ10に
格納可能にしたものである。ディジタルオーディオ装置
4Bの内部制御は制御部63Bが行う。例えばスイッチ
64は外部から指定される動作モードに応じてスイッチ
状態を決定する。図13のディジタルオーディオ装置4
Bは図1のディジタルオーディオ装置1,2の双方の機
能を備えている。
【0044】図14のディジタルオーディオ装置5Aは
図6のディジタルオーディオ装置1Aに対し、PCMオ
ーディオデータ15に符号化パラメータ14が多重化さ
れた多重化オーディオデータ16をアナログ信号に変換
するD/Aコンバータ60を有し、更に、前記インタフ
ェース端子62を有する、点で相違する。ディジタルオ
ーディオ装置5Aの内部制御は制御部63Cが行う。
【0045】図15のディジタルオーディオ装置5Bは
図14のディジタルオーディオ装置5Aに対して、パラ
メータ検出回路21及びMPEGオーディオエンコーダ
22を設け、パラメータ検出回路21はPCMオーディ
オデータ15に符号化パラメータ14が多重化された多
重化オーディオデータ16が入力され、入力データ16
からPCMオーディオデータ15と符号化パラメータ1
4を分離する。MPEGオーディオエンコーダ22は分
離されたPCMオーディオデータ15を符号化パラメー
タ14を用いて符号化する。MPEGオーディオエンコ
ーダ22の出力又は前記端子62からの入力はスイッチ
64で選択されてメモリ10に格納可能にされる。ディ
ジタルオーディオ装置5Bの内部制御は制御部63Dが
行う。図15のディジタルオーディオ装置5Bは図6の
ディジタルオーディオ装置1A,2Aの双方の機能を備
えている。
【0046】図16のディジタルオーディオ装置6Aは
図9のディジタルオーディオ装置1Bに対し、PCMオ
ーディオデータ15に透かし情報51が埋め込まれたP
CMオーディオデータ15Aをアナログ信号に変換する
D/Aコンバータ60を有し、更に、前記インタフェー
ス端子62を有する、点で相違する。ディジタルオーデ
ィオ装置6Aの内部制御は制御部63Eが行う。
【0047】図17のディジタルオーディオ装置6Bは
図16のディジタルオーディオ装置6Aに対して、透か
しデコーダ23及びMPEGオーディオエンコーダ22
を設け、透かしデコーダ23はPCMオーディオデータ
に透かし情報が埋め込まれたPCMオーディオデータ1
5Aが入力され、入力データ15AからPCMオーディ
オデータ15と透かし情報51を分離する。MPEGオ
ーディオエンコーダ22は分離されたPCMオーディオ
データ15を符号化パラメータ14を用いて符号化す
る。MPEGオーディオエンコーダ22の出力又は前記
端子62からの入力はスイッチ64で選択されてメモリ
10に格納可能にされる。ディジタルオーディオ装置6
Bの内部制御は制御部63Fが行う。図17のディジタ
ルオーディオ装置6Bは図9のディジタルオーディオ装
置1B,2Bの双方の機能を備えている。
【0048】図18のディジタルオーディオ装置7Aは
図10のディジタルオーディオ装置1Cに対し、PCM
オーディオデータ15に符号化パラメータ14が多重化
され且つ透かし情報51が埋め込まれた多重化オーディ
オデータ16Aをアナログ信号に変換するD/Aコンバ
ータ60を有し、更に、前記インタフェース端子62を
有する、点で相違する。ディジタルオーディオ装置7A
の内部制御は制御部63Gが行う。
【0049】図19のディジタルオーディオ装置7Bは
図18のディジタルオーディオ装置6Aに対して、透か
しデコーダ23、パラメータ検出回路及びMPEGオー
ディオエンコーダ22を設け、透かしデコーダ23はP
CMオーディオデータに符号化パラメータが多重化され
て透かし情報が埋め込まれている多重化オーディオデー
タ16Aを入力し、入力データ16Aを、PCMオーデ
ィオデータに符号化パラメータが多重化されている多重
化オーディオデータ16と透かし情報51に分離する。
パラメータ検出回路21は多重化オーディオデータ16
をPCMオーディオデータ15と符号化パラメータ14
とに分離する。MPEGオーディオエンコーダ22は分
離されたPCMオーディオデータ15を符号化パラメー
タ14を用いて符号化する。MPEGオーディオエンコ
ーダ22の出力又は前記端子62からの入力はスイッチ
64で選択されてメモリ10に格納可能にされる。ディ
ジタルオーディオ装置7Bの内部制御は制御部63Hが
行う。図19のディジタルオーディオ装置7Bは図10
のディジタルオーディオ装置1C,2Cの双方の機能を
備えている。
【0050】図20のディジタルオーディオ装置8は図
11のディジタルオーディオ装置3に対し、MPEGオ
ーディオデコーダ11から出力されるPCMオーディオ
データ15をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ
60を有し、更に、前記インタフェース端子62を有す
る、点で相違する。ディジタルオーディオ装置8の内部
制御は制御部65が行う。
【0051】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0052】例えば、メモリ10,20はディジタルオ
ーディオ装置の回路基板に固定されたメモリであって
も、或いは着脱可能なメモリカードであってもよい。メ
モリカードは、例えば電気的に書き換え可能なPCラッ
シュメモリカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)
メモリーカード、マルチメディアカードなどであっても
よい。メモリ10,20が不揮発性である場合にはフラ
ッシュッメモリに限定されず、強誘電体メモリ、バック
アップ電源を有するSRAMなどであってもよい。
【0053】また、図1,6,9,11では制御部の図
示は省略したが実際には内部の動作を制御する制御部が
設けられている。例えば図6のMPEGオーディオデコ
ーダ11及び多重化回路12がCPUとDSP及びその
動作プログラムによって構成されるとき、制御部はCP
Uとその動作プログラムによって実現可能である。図1
2乃至図20では専用ハードウェアの如く制御部を図示
してあるが前述のようにCPUとその動作プログラムに
よって制御部を構成することが可能である。
【0054】また、符号化パラメータとしては、最低限
ディジタルオーディオデータのフレーム境界を示すこと
ができる情報を含めばよい。フレーム境界以外の符号化
パラメータは使用する符号化方式により異なるが、符号
化方式としてMPEGレイヤ2を使用している場合の一
例として前述のビット割り当て情報を挙げることができ
るが、もちろん、これ以外のパラメータを出力すること
も可能である。
【0055】また、ディジタルオーディオデータに対す
る符号化方式はMPEGオーディオに限定されず、既存
のその他の、更に今後提供される新たな、圧縮方式を適
用してもよいことは言うまでもない。オーディオデータ
には音声情報を含むことは言うまでも無い。
【0056】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0057】すなわち、一旦復号したディジタルオーデ
ィオデータを再符号化する時には、元の符号化ディジタ
ルオーディオデータの符号化時と同じ符号化パラメータ
を用いることにより、再符号化による音質劣化を抑制す
ることができる。即ち、元の符号化時に取得された符号
化パラメータを用いて再符号化することにより、不要な
符号化誤差が低減されるため、音質劣化が抑えられる。
特に、元の符号化時と同じフレーム区切り位置で符号化
を行えば、既に良好に若しくは高度に最適化されて符号
化されたのと同じ状態を再現することが容易になるから
符号化誤差の低減が期待される。MPEGオーディオの
ように、一定の長さのフレームに分割されたオーディオ
データに対してサブバンド符号化が行なわれ、心理聴覚
モデルにしたがってサブバンド毎にビット割り当て情報
が決定され、ビット割り当て情報にしたがってサブバン
ド毎に量子化されてサブバンド波形データが形成され、
それらに基づいて符号化オーディオデータが形成されて
いるとき、ビット割り当て情報を前記符号化パラメータ
に含めば、元の符号化時におけるビット割り当てアルゴ
リズムと同じアルゴリズムを持たなくても、再符号化時
には元の符号化の時と同じ符号化パラメータを利用で
き、また、符号化パラメータを取得する為の演算も省く
ことができる。符号化パラメータの決定は、エンコード
処理の中でも処理量の大きいところであるので、この処
理を省略できることにより処理量の削減が達成される。
再符号化時には、それらの符号化パラメータを取得する
のに演算処理を行う必要がなくなり、再符号化時におけ
る演算処理量の軽減、再符号化処理速度の向上を実現す
ることができる。更に、ディジタルオーディオ情報に電
子透かし情報が埋め込まれて符号化されている情報に対
して電子透かし情報を変更若しくは付加する場合にも音
質の劣化を容易に防止若しくは低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタルオーディオ装置の第1
の例を再エンコード可能な接続態様で示すブロック図で
ある。
【図2】MPEGオーディオによる符号化方式としてM
PEGレイヤ2による符号化方式の前半を概念的に示す
説明図である。
【図3】MPEGオーディオによる符号化方式としてM
PEGレイヤ2による符号化方式の後半を概念的に示す
説明図である。
【図4】MPEGオーディオエンコーダの一例を示すブ
ロック図である。
【図5】MPEGオーディオデコーダの一例を示すブロ
ック図である。
【図6】本発明に係るディジタルオーディオ装置の第2
の例を再エンコード可能な接続態様で示すブロック図で
ある。
【図7】図6の装置によって処理されるPCMオーディ
オデータ、MPEGオーディオデータ及び多重化オーデ
ィオデータの一例を示す説明図である。
【図8】図6の装置によって処理されるPCMオーディ
オデータ、MPEGオーディオデータ及び多重化オーデ
ィオデータの別の例を示す説明図である。
【図9】電子透かしにより著作権情報が管理される場合
への対応を考慮したときの本発明に係るディジタルオー
ディオ装置の第3の例を再エンコード可能な接続態様で
示すブロック図である。
【図10】電子透かしにより著作権情報が管理される場
合への対応を考慮したときの本発明に係るディジタルオ
ーディオ装置の第4の例を再エンコード可能な接続態様
で示すブロック図である。
【図11】内部で電子透かし情報を変更する場合への対
応を考慮したときの本発明に係るディジタルオーディオ
装置の第5の例を示すブロック図である。
【図12】図1のディジタルオーディオ装置の変形例を
示すブロック図である。
【図13】図1のディジタルオーディオ装置の更に別の
変形例を示すブロック図である。
【図14】図6のディジタルオーディオ装置の変形例を
示すブロック図である。
【図15】図6のディジタルオーディオ装置の更に別の
変形例を示すブロック図である。
【図16】図9のディジタルオーディオ装置の変形例を
示すブロック図である。
【図17】図9のディジタルオーディオ装置の更に別の
変形例を示すブロック図である。
【図18】図10のディジタルオーディオ装置の変形例
を示すブロック図である。
【図19】図10のディジタルオーディオ装置の更に別
の変形例を示すブロック図である。
【図20】図11のディジタルオーディオ装置の変形例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2 ディジタルオーディオ装置 1A,2A ディジタルオーディオ装置 1B,2B ディジタルオーディオ装置 1C,2C ディジタルオーディオ装置 3 ディジタルオーディオ装置 10 メモリ 11 MPEGオーディオデコーダ 12 多重化回路 14 符号化パラメータ 14A フレーム境界情報 14B ビット割り当て情報 15 PCMオーディオデータ 16 多重化オーディオデータ 16A 多重化オーディオデータ 18 透かしエンコーダ 20 メモリ 21 パラメータ検出回路 22 MPEGオーディオエンコーダ 23 透かしデコーダ 51,51A,51B 透かし情報 52 透かし変更回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタルオーディオデータのフレーム
    単位で符号化された符号化ディジタルオーディオデータ
    を復号するオーディオデコーダを有し、 前記オーディオデコーダは、符号化ディジタルオーディ
    オデータを復号して得られるディジタルオーディオデー
    タと共に、そのディジタルオーディオデータのフレーム
    区切り位置を示す情報を少なくとも含む符号化パラメー
    タを出力可能であることを特徴とするディジタルオーデ
    ィオ装置。
  2. 【請求項2】 ディジタルオーディオデータのフレーム
    単位で符号化された符号化ディジタルオーディオデータ
    を復号するオーディオデコーダと、ディジタルオーディ
    オデータを符号化するオーディオエンコーダとを有し、 前記オーディオエンコーダは、ディジタルオーディオデ
    ータと共に入力されるところの、そのディジタルオーデ
    ィオデータのフレーム区切り位置を示す情報を少なくと
    も含む符号化パラメータを用いて、前記入力されたディ
    ジタルオーディオデータの符号化ディジタルオーディオ
    データを生成可能であることを特徴とするディジタルオ
    ーディオ装置。
  3. 【請求項3】 ディジタルオーディオデータのフレーム
    単位で符号化された符号化ディジタルオーディオデータ
    を復号するオーディオデコーダと、ディジタルオーディ
    オデータを符号化するオーディオエンコーダと、メモリ
    とを有し、 前記オーディオデコーダは、符号化ディジタルオーディ
    オデータを復号して得られるディジタルオーディオデー
    タと共に、そのディジタルオーディオデータのフレーム
    区切り位置を示す情報を少なくとも含む符号化パラメー
    タを出力可能であり、 前記オーディオエンコーダは、ディジタルオーディオデ
    ータと共に入力される前記符号化パラメータを用いて、
    前記入力されたディジタルオーディオデータの符号化デ
    ィジタルオーディオデータを出力可能であり、 前記メモリは、前記オーディオエンコーダから出力され
    る符号化ディジタルオーディオデータを格納可能であっ
    て、格納されている符号化ディジタルオーディオデータ
    を前記オーディオデコーダに出力可能であることを特徴
    とするディジタルオーディオ装置。
  4. 【請求項4】 前記オーディオデコーダから出力される
    前記ディジタルオーディオデータと前記符号化パラメー
    タとを多重化して出力する多重化回路を有して成るもの
    であることを特徴とする請求項1又は3記載のディジタ
    ルオーディオ装置。
  5. 【請求項5】 多重化されて供給される信号から前記符
    号化パラメータを取り出して、前記オーディオエンコー
    ダに与える検出回路を有して成るものであることを特徴
    とする請求項2又は3記載のディジタルオーディオ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記オーディオデコーダから出力される
    ディジタルオーディオデータに電子透かし情報を埋め込
    んで出力する透かしエンコーダを有して成るものである
    ことを特徴とする請求項1又は3記載のディジタルオー
    ディオ装置。
  7. 【請求項7】 入力されたオーディオデータに埋め込ま
    れている電子透かし情報を取り出す透かしデコーダを有
    して成るものであることを特徴とする請求項2又は3記
    載のディジタルオーディオ装置。
  8. 【請求項8】 ディジタルオーディオデータのフレーム
    単位で符号化された符号化ディジタルオーディオデータ
    を復号するオーディオデコーダと、前記オーディオデコ
    ーダから出力されるディジタルオーディオデータに埋め
    込まれている電子透かし情報を取り出す透かしデコーダ
    と、取り出した電子透かし情報を変更するデータ処理回
    路と、データ処理回路で変更された電子透かし情報をデ
    ィジタルオーディオデータに埋め込んで出力する透かし
    エンコーダと、透かしエンコーダを通して供給されるデ
    ィジタルオーディオデータを符号化するオーディオエン
    コーダとを有し、 前記オーディオデコーダは、符号化ディジタルオーディ
    オデータを復号して得られるディジタルオーディオデー
    タと共に、そのディジタルオーディオデータのフレーム
    区切り位置を示す情報を少なくとも含む符号化パラメー
    タを出力可能であり、 前記オーディオエンコーダは、前記オーディオデコーダ
    から出力される前記符号化パラメータを用いてディジタ
    ルオーディオデータを符号化可能であることを特徴とす
    るディジタルオーディオ装置。
  9. 【請求項9】 前記ディジタルオーディオデータはPC
    Mデータであり、符号化ディジタルオーディオデータ
    は、ヘッダ、聴覚モデルにしたがってサブバンド毎に割
    当てられるビット割り当て情報、及びビット割り当て情
    報にしたがってサブバンド毎に量子化されたサブバンド
    波形データを含むMPEGオーディオデータであること
    を特徴とする請求項1乃至8の何れか1項記載のディジ
    タルオーディオ装置。
  10. 【請求項10】 前記符号化パラメータは前記ヘッダに
    基づいて生成されるフレーム区切り位置を示す情報、及
    びビット割り当て情報を含むものであることを特徴とす
    る請求項9記載のディジタルオーディオ装置。
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