JP2002011964A - 可逆性感熱記録媒体 - Google Patents
可逆性感熱記録媒体Info
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- JP2002011964A JP2002011964A JP2000196563A JP2000196563A JP2002011964A JP 2002011964 A JP2002011964 A JP 2002011964A JP 2000196563 A JP2000196563 A JP 2000196563A JP 2000196563 A JP2000196563 A JP 2000196563A JP 2002011964 A JP2002011964 A JP 2002011964A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像のコントラストを低下させることなく、
耐湿性や耐水性に優れた可逆性感熱記録媒体を提供する
ことである。 【解決手段】 可逆性感熱記録媒体Aは、合成樹脂製の
フィルム状の基材1にアルミニウム蒸着等による金属製
の光反射層2を設け、その上に酸化防止剤を含有する中
間層3を介して感熱記録層4を設け、さらにアクリル樹
脂などからなる保護層5および印刷層6を重ね、全層を
密着させて接着一体化した積層体からなる。感熱記録層
4は、温度によって可逆的に結晶や融解の相転移を起こ
す有機低分子化合物の粒子を樹脂母材に分散させた感熱
記録材料組成物からなる。中間層で樹脂を劣化させるよ
うな遊離基(ラジカル)を発生させ難くし、または金属
層と中間層の間に水分や塩化水素の侵入する空隙(気
泡)をなくするので、金属製の光反射層が劣化せず、感
熱記録媒体の高湿度の使用条件においても画像コントラ
ストが低下せず、耐湿性や耐水性に優れた可逆性感熱記
録媒体になる。
耐湿性や耐水性に優れた可逆性感熱記録媒体を提供する
ことである。 【解決手段】 可逆性感熱記録媒体Aは、合成樹脂製の
フィルム状の基材1にアルミニウム蒸着等による金属製
の光反射層2を設け、その上に酸化防止剤を含有する中
間層3を介して感熱記録層4を設け、さらにアクリル樹
脂などからなる保護層5および印刷層6を重ね、全層を
密着させて接着一体化した積層体からなる。感熱記録層
4は、温度によって可逆的に結晶や融解の相転移を起こ
す有機低分子化合物の粒子を樹脂母材に分散させた感熱
記録材料組成物からなる。中間層で樹脂を劣化させるよ
うな遊離基(ラジカル)を発生させ難くし、または金属
層と中間層の間に水分や塩化水素の侵入する空隙(気
泡)をなくするので、金属製の光反射層が劣化せず、感
熱記録媒体の高湿度の使用条件においても画像コントラ
ストが低下せず、耐湿性や耐水性に優れた可逆性感熱記
録媒体になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、温度によって可
視画像を表示および消去することができる可逆性感熱記
録媒体に関する。
視画像を表示および消去することができる可逆性感熱記
録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】可視画像を表示または消去できる可逆性
感熱記録媒体の記録部材料として、有機低分子化合物を
樹脂母材中に分散させ、加熱温度や加熱後の冷却速度を
調節することによって可逆的に透明性が変化する可逆性
感熱記録材料が知られている。
感熱記録媒体の記録部材料として、有機低分子化合物を
樹脂母材中に分散させ、加熱温度や加熱後の冷却速度を
調節することによって可逆的に透明性が変化する可逆性
感熱記録材料が知られている。
【0003】例えば、特開昭63−41186号公報に
は、所定の有機低分子化合物を塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体などの適当な塩ビ系樹脂母材中に分散状態に配
合し、分散した各粒子部分の透明度を温度によって可逆
的に変化させることにより、多数のドットまたは区分さ
れた所定領域に透明/白濁のコントラストを生じさせ
て、画像を表示する可逆性感熱記録材料が開示されてい
る。
は、所定の有機低分子化合物を塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体などの適当な塩ビ系樹脂母材中に分散状態に配
合し、分散した各粒子部分の透明度を温度によって可逆
的に変化させることにより、多数のドットまたは区分さ
れた所定領域に透明/白濁のコントラストを生じさせ
て、画像を表示する可逆性感熱記録材料が開示されてい
る。
【0004】可逆性感熱記録媒体を製造するには、例え
ばポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂製フィルム
などからなる基材上にアルミニウムやスズなどの金属箔
や金属蒸着層からなる金属製の光反射層を予め形成して
おき、その上に有機溶剤に溶かした可逆性感熱記録材料
を塗布して乾燥し、形成された感熱記録層の上に、液状
の合成樹脂を塗布および乾燥して保護層を設けるように
している。
ばポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂製フィルム
などからなる基材上にアルミニウムやスズなどの金属箔
や金属蒸着層からなる金属製の光反射層を予め形成して
おき、その上に有機溶剤に溶かした可逆性感熱記録材料
を塗布して乾燥し、形成された感熱記録層の上に、液状
の合成樹脂を塗布および乾燥して保護層を設けるように
している。
【0005】このように可逆性感熱記録媒体は、光反射
層に重ねて感熱記録層を積層して構成されたものが多
く、このような層構成によって画像のコントラストを強
めるようにしている。
層に重ねて感熱記録層を積層して構成されたものが多
く、このような層構成によって画像のコントラストを強
めるようにしている。
【0006】そして、感熱記録層を構成する樹脂母材と
しては、できるだけコントラストを強めることができる
ものであって、しかも製膜(フィルム)性のよい塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体などの適当な塩ビ系樹脂が用
いられる機会が多い。
しては、できるだけコントラストを強めることができる
ものであって、しかも製膜(フィルム)性のよい塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体などの適当な塩ビ系樹脂が用
いられる機会が多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、可逆性感熱記
録材料に文字などの画像情報を記録し、または消去しよ
うとすると、当然に熱や光の作用が及ぶことによってラ
ジカルが発生し、これが樹脂を劣化させる場合がある。
すなわち、発生したラジカルは酸素と結合し、ペルオキ
シラジカルを経てヒドロペルオキシドを生成する。そし
て、ヒドロペルオキシドは、ラジカル解離を起こした
り、ペルオキシラジカルとオキシラジカルを再生したり
して樹脂を劣化する。
録材料に文字などの画像情報を記録し、または消去しよ
うとすると、当然に熱や光の作用が及ぶことによってラ
ジカルが発生し、これが樹脂を劣化させる場合がある。
すなわち、発生したラジカルは酸素と結合し、ペルオキ
シラジカルを経てヒドロペルオキシドを生成する。そし
て、ヒドロペルオキシドは、ラジカル解離を起こした
り、ペルオキシラジカルとオキシラジカルを再生したり
して樹脂を劣化する。
【0008】このような樹脂劣化のメカニズムにおい
て、感熱記録層が所定の有機低分子化合物を塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体その他の塩ビ系樹脂母材中に分散
させた組成物であると、このような塩素系化合物を含有
する樹脂は、熱や光でラジカル(Cl・)を発生し、さ
らに塩化水素の発生源となる。
て、感熱記録層が所定の有機低分子化合物を塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体その他の塩ビ系樹脂母材中に分散
させた組成物であると、このような塩素系化合物を含有
する樹脂は、熱や光でラジカル(Cl・)を発生し、さ
らに塩化水素の発生源となる。
【0009】そして、生成した塩化水素は、感熱記録層
に密接するか、または接近して設けられている金属製の
光反射層を腐食させるという問題が起こる。因みにアル
ミニウム金属の場合は、以下の反応で劣化する。
に密接するか、または接近して設けられている金属製の
光反射層を腐食させるという問題が起こる。因みにアル
ミニウム金属の場合は、以下の反応で劣化する。
【0010】3HCl+3e-→3/2H2 +3Cl- Al→Al3++3e- このようにして金属製の光反射層が腐食すると、画像の
コントラストが低下し、視認性が低下すると共に記録媒
体の外観も不良になってしまう。
コントラストが低下し、視認性が低下すると共に記録媒
体の外観も不良になってしまう。
【0011】特に従来の可逆性感熱記録媒体は、湿度の
高い環境で使用または保存された場合に画像の視認性が
悪くなりやすく、例えば屋外では雨露に触れる条件で使
用することは不適当であるとみなされていた。
高い環境で使用または保存された場合に画像の視認性が
悪くなりやすく、例えば屋外では雨露に触れる条件で使
用することは不適当であるとみなされていた。
【0012】そこで、本願の可逆性感熱記録媒体に係る
発明における課題は、上記した問題を解決して、高湿度
の環境で使用した場合でも画像のコントラストが低下し
ないように、可逆性感熱記録媒体の耐湿性および耐水性
を高め、特に高湿度の環境で繰り返し使用した場合でも
画像のコントラストが弱くならない可逆性感熱記録媒体
を提供することである。
発明における課題は、上記した問題を解決して、高湿度
の環境で使用した場合でも画像のコントラストが低下し
ないように、可逆性感熱記録媒体の耐湿性および耐水性
を高め、特に高湿度の環境で繰り返し使用した場合でも
画像のコントラストが弱くならない可逆性感熱記録媒体
を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願の発明においては、可逆性感熱記録層と、その
背面側に金属製の光反射層を有する積層体からなり、こ
の可逆性感熱記録層の透明性を温度によって可逆的に変
化させて可視画像を表示および消去可能な可逆性感熱記
録媒体において、前記可逆性感熱記録層と光反射層の間
に酸化防止剤を含有する中間層を介在させたことを特徴
とする可逆性感熱記録媒体としたのである。
め、本願の発明においては、可逆性感熱記録層と、その
背面側に金属製の光反射層を有する積層体からなり、こ
の可逆性感熱記録層の透明性を温度によって可逆的に変
化させて可視画像を表示および消去可能な可逆性感熱記
録媒体において、前記可逆性感熱記録層と光反射層の間
に酸化防止剤を含有する中間層を介在させたことを特徴
とする可逆性感熱記録媒体としたのである。
【0014】上記したように構成されるこの発明の可逆
性感熱記録媒体は、酸化防止剤を含有する中間層が可逆
性感熱記録層と金属製の光反射層に介在していることに
より、中間層で樹脂を劣化させるような遊離基(ラジカ
ル)を発生させ難いため、または中間層において遊離基
の連鎖を停止させるので、腐食性の酸が金属製の光反射
層に接しなくなり、反射層の機能が低下しない。
性感熱記録媒体は、酸化防止剤を含有する中間層が可逆
性感熱記録層と金属製の光反射層に介在していることに
より、中間層で樹脂を劣化させるような遊離基(ラジカ
ル)を発生させ難いため、または中間層において遊離基
の連鎖を停止させるので、腐食性の酸が金属製の光反射
層に接しなくなり、反射層の機能が低下しない。
【0015】また、酸化防止剤の他の作用としては、以
下のようにも考えられる。すなわち、酸化防止剤は、こ
れを配合した中間層に接する金属層の表面に吸着し、遊
離基連鎖停止性または過酸化物分解性の層を形成して金
属と濡れ性のよい酸化防止層を形成する。このような層
は金属との濡れ性や密着性が良いので、金属層と中間層
の間に水分や塩化水素の侵入する空隙(気泡)をなく
し、これにより金属製の光反射層が腐食し難くし、画像
のコントラストを高め得る充分な程度の光反射性を有す
る可逆性感熱記録媒体になる。
下のようにも考えられる。すなわち、酸化防止剤は、こ
れを配合した中間層に接する金属層の表面に吸着し、遊
離基連鎖停止性または過酸化物分解性の層を形成して金
属と濡れ性のよい酸化防止層を形成する。このような層
は金属との濡れ性や密着性が良いので、金属層と中間層
の間に水分や塩化水素の侵入する空隙(気泡)をなく
し、これにより金属製の光反射層が腐食し難くし、画像
のコントラストを高め得る充分な程度の光反射性を有す
る可逆性感熱記録媒体になる。
【0016】以上のように、この発明の可逆性感熱記録
媒体は、高湿度の環境で繰り返し使用した場合でも金属
製の光反射層を腐食させないので、コントラストが低下
せずに画像の視認性が良く、外観も良い感熱記録媒体に
なる。
媒体は、高湿度の環境で繰り返し使用した場合でも金属
製の光反射層を腐食させないので、コントラストが低下
せずに画像の視認性が良く、外観も良い感熱記録媒体に
なる。
【0017】上記の作用を確実に奏する酸化防止剤とし
ては、フェノール系酸化防止剤、ヒンダードフェノール
系酸化防止剤、フォスファイト系酸化防止剤、ベンゾフ
ラン系酸化防止剤、トコフェロール系酸化防止剤、ヒド
ラジン系酸化防止剤およびコハク酸系酸化防止剤からな
る群から選ばれる1種以上の酸化防止剤である。
ては、フェノール系酸化防止剤、ヒンダードフェノール
系酸化防止剤、フォスファイト系酸化防止剤、ベンゾフ
ラン系酸化防止剤、トコフェロール系酸化防止剤、ヒド
ラジン系酸化防止剤およびコハク酸系酸化防止剤からな
る群から選ばれる1種以上の酸化防止剤である。
【0018】この発明における可逆性感熱記録媒体は、
塩化ビニル系共重合体または塩化ビニリデン系共重合体
を含有する可逆性感熱記録材料で形成されているもので
あってもよく、その場合でも上述のように高湿度の環境
で金属製の光反射層を腐食させない。
塩化ビニル系共重合体または塩化ビニリデン系共重合体
を含有する可逆性感熱記録材料で形成されているもので
あってもよく、その場合でも上述のように高湿度の環境
で金属製の光反射層を腐食させない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の可逆性感熱記
録媒体の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
録媒体の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0020】図1に示す可逆性感熱記録媒体Aは、フィ
ルム状またはそれを細幅に裁断したテープ状の可逆性感
熱記録媒体(実施形態)の拡大断面である。
ルム状またはそれを細幅に裁断したテープ状の可逆性感
熱記録媒体(実施形態)の拡大断面である。
【0021】可逆性感熱記録媒体Aは、ポリエチレンテ
レフタレートなどの合成樹脂からなるフィルム状の基材
1(図1参照。)にアルミニウム蒸着等によって形成さ
れた光学的反射面となる金属製の光反射層2を設け、そ
の上に酸化防止剤を含有する中間層3を介して感熱記録
層4を設けている。感熱記録層4の上には、アクリル樹
脂など透明な樹脂からなる保護層5を重ね、全層を密着
させて接着一体化した後、最表面に印刷層6を設けてい
る。
レフタレートなどの合成樹脂からなるフィルム状の基材
1(図1参照。)にアルミニウム蒸着等によって形成さ
れた光学的反射面となる金属製の光反射層2を設け、そ
の上に酸化防止剤を含有する中間層3を介して感熱記録
層4を設けている。感熱記録層4の上には、アクリル樹
脂など透明な樹脂からなる保護層5を重ね、全層を密着
させて接着一体化した後、最表面に印刷層6を設けてい
る。
【0022】感熱記録層4は、有機低分子化合物の粒子
を樹脂母材に分散させ、温度によって可逆的に結晶や融
解の相転移を起こすようにした感熱記録材料組成物から
なる。
を樹脂母材に分散させ、温度によって可逆的に結晶や融
解の相転移を起こすようにした感熱記録材料組成物から
なる。
【0023】樹脂母材としては、耐熱性、透明性、成膜
性、高温弾性等の特性が優れたものであり、繰り返して
急速に加熱される条件でもこのような特性を維持できる
樹脂が好ましい。適当な母材樹脂の具体例としては、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化
ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル−アルコール共重合体、その他の酢酸ビニ
ル化合物、塩化ビニル系共重合体、ポリ塩化ビニリデ
ン、塩化ビニリデン共重合体、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリスチレン、ポリメチル(メタ)アクリレート、
またはその共重合体などが挙げられる。
性、高温弾性等の特性が優れたものであり、繰り返して
急速に加熱される条件でもこのような特性を維持できる
樹脂が好ましい。適当な母材樹脂の具体例としては、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化
ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル−アルコール共重合体、その他の酢酸ビニ
ル化合物、塩化ビニル系共重合体、ポリ塩化ビニリデ
ン、塩化ビニリデン共重合体、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリスチレン、ポリメチル(メタ)アクリレート、
またはその共重合体などが挙げられる。
【0024】なお、可逆性感熱記録材料が、塩化ビニル
系共重合体または塩化ビニリデン系共重合体を含有する
可逆性感熱記録材料である場合には、特に光反射層の酸
化や腐食が起こりやすいが、このような可逆性感熱記録
材料を用いた可逆性感熱記録媒体でもこの発明の構造に
よって光反射層の劣化を防ぐことができる。
系共重合体または塩化ビニリデン系共重合体を含有する
可逆性感熱記録材料である場合には、特に光反射層の酸
化や腐食が起こりやすいが、このような可逆性感熱記録
材料を用いた可逆性感熱記録媒体でもこの発明の構造に
よって光反射層の劣化を防ぐことができる。
【0025】感熱記録材料に使用する有機低分子化合物
としては、例えば炭素数12以上の脂肪酸のアルキルエ
ステルなどのような周知の有機低分子化合物を採用でき
る。有機低分子化合物は、カルボン酸、ジカルボン酸、
ケトン、エーテル、アルコール、エステルおよびその誘
導体などからなる化合物であってもよく、それらの1種
または2種以上を混合して用いることもできる。
としては、例えば炭素数12以上の脂肪酸のアルキルエ
ステルなどのような周知の有機低分子化合物を採用でき
る。有機低分子化合物は、カルボン酸、ジカルボン酸、
ケトン、エーテル、アルコール、エステルおよびその誘
導体などからなる化合物であってもよく、それらの1種
または2種以上を混合して用いることもできる。
【0026】結晶性の有機低分子化合物のうち、炭素数
12以上の脂肪酸アルキルエステルは、低融点(mp)
のものであり、比較的低温での熱処理によって結晶化し
たりまたは融解する。さらに炭素数12以上の脂肪酸ア
ルキルエステルに加えて炭素数10以上の脂肪族二塩基
酸の高融点(mp)のものを併用し、脂肪酸アルキルエ
ステルと脂肪族二塩基酸の配合割合を調整すれば、透明
化する温度領域を調整でき、所定温度での透明性および
白濁の程度を変化させることができる。
12以上の脂肪酸アルキルエステルは、低融点(mp)
のものであり、比較的低温での熱処理によって結晶化し
たりまたは融解する。さらに炭素数12以上の脂肪酸ア
ルキルエステルに加えて炭素数10以上の脂肪族二塩基
酸の高融点(mp)のものを併用し、脂肪酸アルキルエ
ステルと脂肪族二塩基酸の配合割合を調整すれば、透明
化する温度領域を調整でき、所定温度での透明性および
白濁の程度を変化させることができる。
【0027】因みに、炭素数12以上の高級脂肪酸と炭
素数1以上のアルコールとからなる高級脂肪酸エステル
の例としては、ステアリン酸メチル、ステアリン酸エチ
ル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸オクチル、ベヘ
ン酸メチル、ベヘン酸エチル、ベヘン酸ブチル、ベヘン
酸オクチル、リグノセリン酸メチル、リグノセリン酸エ
チルなどが挙げられる。
素数1以上のアルコールとからなる高級脂肪酸エステル
の例としては、ステアリン酸メチル、ステアリン酸エチ
ル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸オクチル、ベヘ
ン酸メチル、ベヘン酸エチル、ベヘン酸ブチル、ベヘン
酸オクチル、リグノセリン酸メチル、リグノセリン酸エ
チルなどが挙げられる。
【0028】さらに、上記の例示された高級脂肪酸エス
テルを構成する高級脂肪酸または高級脂肪酸誘導体は、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸などの高級
脂肪酸、またはこれらの酸無水物、さらにペンタデカノ
ール、ヘプタデカノール、オクタデカノール、エイコサ
ノール、ドコサノール、テトラコサノール、ヘキサコサ
ノールなどのアルコールが挙げられる。
テルを構成する高級脂肪酸または高級脂肪酸誘導体は、
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸などの高級
脂肪酸、またはこれらの酸無水物、さらにペンタデカノ
ール、ヘプタデカノール、オクタデカノール、エイコサ
ノール、ドコサノール、テトラコサノール、ヘキサコサ
ノールなどのアルコールが挙げられる。
【0029】中間層において、酸化防止剤を保持する樹
脂母材(バインダー)は、塩化ビニル樹脂などのように
塩素を含有する樹脂ではなく、例えばアクリル樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリウレタン樹脂およびポリアミド樹
脂(通称:ナイロン)から選ばれる1種以上の塩素非含
有の樹脂からなるものを採用することが好ましい。
脂母材(バインダー)は、塩化ビニル樹脂などのように
塩素を含有する樹脂ではなく、例えばアクリル樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリウレタン樹脂およびポリアミド樹
脂(通称:ナイロン)から選ばれる1種以上の塩素非含
有の樹脂からなるものを採用することが好ましい。
【0030】酸化防止剤は、酸化反応に関与して酸化を
防止する機能のある周知の物質であり、例えばフェノー
ル系酸化防止剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、
フォスファイト系酸化防止剤、ベンゾフラン系酸化防止
剤、トコフェロール系酸化防止剤、ヒドラジン系酸化防
止剤およびコハク酸系酸化防止剤からなる群から選ばれ
る1種以上の酸化防止剤を採用でき、因みにこれらは遊
離基連鎖停止剤または過酸化物分解剤とも呼ばれるもの
である。
防止する機能のある周知の物質であり、例えばフェノー
ル系酸化防止剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、
フォスファイト系酸化防止剤、ベンゾフラン系酸化防止
剤、トコフェロール系酸化防止剤、ヒドラジン系酸化防
止剤およびコハク酸系酸化防止剤からなる群から選ばれ
る1種以上の酸化防止剤を採用でき、因みにこれらは遊
離基連鎖停止剤または過酸化物分解剤とも呼ばれるもの
である。
【0031】フェノール系酸化防止剤の具体例を挙げる
と、BHA、BHT、2,2−メチレン−ビス(4−メ
チル6−シクロヘキシルフェノール)等が挙げられる。
と、BHA、BHT、2,2−メチレン−ビス(4−メ
チル6−シクロヘキシルフェノール)等が挙げられる。
【0032】ヒンダードフェノール系酸化防止剤の例と
しては、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t
−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネート]、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]、2,4−ビス−(n−オクチル
チオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルア
ニリノ)−1,3,5−トリアジン、オクタデシル−3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネートなどが挙げられる。
しては、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−t
−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネート]、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]、1,6−ヘキサンジオール−ビス[3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]、2,4−ビス−(n−オクチル
チオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルア
ニリノ)−1,3,5−トリアジン、オクタデシル−3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネートなどが挙げられる。
【0033】フォスファイト系酸化防止剤の具体例とし
ては、亜リン酸トリブチル、亜リン酸トリフェニルなど
が挙げられる。
ては、亜リン酸トリブチル、亜リン酸トリフェニルなど
が挙げられる。
【0034】ベンゾフラン系酸化防止剤の例としては、
5,7−ジ−t−ブチル−3−(3,4−ジ−メチルフ
ェニル)−3H−ベンゾフラン−2−オンなどが挙げら
れる。
5,7−ジ−t−ブチル−3−(3,4−ジ−メチルフ
ェニル)−3H−ベンゾフラン−2−オンなどが挙げら
れる。
【0035】トコフェロール系酸化防止剤は、いわゆる
ビタミンEおよびその誘導体が挙げられる。
ビタミンEおよびその誘導体が挙げられる。
【0036】ヒドラジン系酸化防止剤としては、N,
N'−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオニル]ヒドラジンなどが挙げら
れる。
N'−ビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオニル]ヒドラジンなどが挙げら
れる。
【0037】コハク酸系酸化防止剤としては、1−(ベ
ンゾチアゾール−2−イルチオ)コハク酸、(2−ベン
ゾチアゾール−2−イルチオ)コハク酸ジ−(C12−
C14)アルキルアンモニウム塩などが挙げられる。
ンゾチアゾール−2−イルチオ)コハク酸、(2−ベン
ゾチアゾール−2−イルチオ)コハク酸ジ−(C12−
C14)アルキルアンモニウム塩などが挙げられる。
【0038】酸化防止剤の配合量は、樹脂母材100重
量部に対して、1〜30重量部が好ましく、より好まし
くは5 〜20重量部である。なぜなら、上記所定範囲
未満の少量の配合量では上記作用が不充分な場合があ
り、上記所定範囲を超えて多量に配合すると、中間層の
強度が低下して可逆性感熱記録媒体の実用強度が不足し
てしまう場合があるからである。
量部に対して、1〜30重量部が好ましく、より好まし
くは5 〜20重量部である。なぜなら、上記所定範囲
未満の少量の配合量では上記作用が不充分な場合があ
り、上記所定範囲を超えて多量に配合すると、中間層の
強度が低下して可逆性感熱記録媒体の実用強度が不足し
てしまう場合があるからである。
【0039】この発明に用いる金属製の光反射層は、画
像の視認性を向上させるように光学的反射性が良好な金
属を含む光反射層であり、金属の種類は特に限定せずに
構成できる。光反射層は、記録層に形成された画像を表
面から見やすくするものであり、例えばアルミニウムや
スズなどの蒸着膜または箔の接着またはアルミ粉などを
混ぜた光反射性塗料の塗布層からなる層が好ましい。
像の視認性を向上させるように光学的反射性が良好な金
属を含む光反射層であり、金属の種類は特に限定せずに
構成できる。光反射層は、記録層に形成された画像を表
面から見やすくするものであり、例えばアルミニウムや
スズなどの蒸着膜または箔の接着またはアルミ粉などを
混ぜた光反射性塗料の塗布層からなる層が好ましい。
【0040】なお、色、光沢、コスト、汎用性などの面
から判断すると、特にアルミニウムの蒸着膜を採用する
ことが好ましい。アルミニウムの蒸着膜は、水、酸、ア
ルカリによって腐食されやすい欠点があるため、蒸着膜
の表面に薄膜のクロム、シリコーンメタルなどの金属を
蒸着して、アルミ蒸着の色と光沢を損なうことなく耐腐
食性を向上させることも好ましい。
から判断すると、特にアルミニウムの蒸着膜を採用する
ことが好ましい。アルミニウムの蒸着膜は、水、酸、ア
ルカリによって腐食されやすい欠点があるため、蒸着膜
の表面に薄膜のクロム、シリコーンメタルなどの金属を
蒸着して、アルミ蒸着の色と光沢を損なうことなく耐腐
食性を向上させることも好ましい。
【0041】因みに、アルミニウムの蒸着膜などの金属
蒸着層を形成する方法としては、真空蒸着法、スパッタ
リング、イオンプレーティング、電子ビーム蒸着法など
の周知の方法を選択的に採用することができる。
蒸着層を形成する方法としては、真空蒸着法、スパッタ
リング、イオンプレーティング、電子ビーム蒸着法など
の周知の方法を選択的に採用することができる。
【0042】また、プラスチックフィルムの表面に、金
属蒸着膜を形成する場合には、金属を直接に蒸着するば
かりでなく、フィルムの表面に予め着色または未着色の
接着剤層を設けてもよく、アンカーコート層を介して金
属蒸着膜を形成することもできる。
属蒸着膜を形成する場合には、金属を直接に蒸着するば
かりでなく、フィルムの表面に予め着色または未着色の
接着剤層を設けてもよく、アンカーコート層を介して金
属蒸着膜を形成することもできる。
【0043】光反射層の厚さは、金属蒸着膜のものは数
百オングストローム(Å)であるが、感熱記録媒体に形
成する画像の色、光沢、製造コスト、強度、平面性など
を考慮して適宜に設定すればよく、また下地が透けて見
える厚さを採用することも可能である。
百オングストローム(Å)であるが、感熱記録媒体に形
成する画像の色、光沢、製造コスト、強度、平面性など
を考慮して適宜に設定すればよく、また下地が透けて見
える厚さを採用することも可能である。
【0044】通常、感熱記録層に重ねて保護層を形成す
るが、その具体的な材料は、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリアクリレート、ポリエーテルサル
フォン、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリイミド、アクリル樹脂などが挙げられる。この
うち、アクリル樹脂などについて紫外線硬化型樹脂を採
用することもできる。
るが、その具体的な材料は、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリアクリレート、ポリエーテルサル
フォン、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリイミド、アクリル樹脂などが挙げられる。この
うち、アクリル樹脂などについて紫外線硬化型樹脂を採
用することもできる。
【0045】この発明の実施形態の可逆性感熱記録媒体
について、転写シートを用いて製造する場合の例を以下
に添付図面を参照して説明する。
について、転写シートを用いて製造する場合の例を以下
に添付図面を参照して説明する。
【0046】ここでいう可逆性感熱記録媒体の転写シー
トは、可逆性感熱記録層と、その背面側に接着層を有す
るかまたは金属製光反射層を介して接着層を有する転写
用感熱記録媒体を設け、この転写用感熱記録媒体を離型
性シートに対して剥離可能に重ね合わせた可逆性感熱記
録媒体の転写シートにおいて、前記可逆性感熱記録層と
接着層の間に酸化防止剤を含有する中間層を介在させた
ことを特徴とするのもである。
トは、可逆性感熱記録層と、その背面側に接着層を有す
るかまたは金属製光反射層を介して接着層を有する転写
用感熱記録媒体を設け、この転写用感熱記録媒体を離型
性シートに対して剥離可能に重ね合わせた可逆性感熱記
録媒体の転写シートにおいて、前記可逆性感熱記録層と
接着層の間に酸化防止剤を含有する中間層を介在させた
ことを特徴とするのもである。
【0047】図2(a)、(b)に示すように、実施形
態の可逆性感熱記録媒体の転写シートBは、ポリエチレ
ンテレフタレート等からなるシート状(フィルム状のも
のを含めていう。)の剥離用基材層7の上に重ねてシリ
コーン樹脂などからなる離型剤層8を設けて離型性シー
トB1を構成し、その上に転写後の表面を保護する光透
過性樹脂からなる保護層5を重ね、その上に樹脂母材に
例えば有機低分子化合物を配合した可逆性感熱記録材料
からなる感熱記録層4を塗布乾燥して設け、さらにその
上に酸化防止剤を含有する中間層3を介してホットメル
ト樹脂からなる接着剤層9で形成した可逆性感熱記録媒
体の転写シートBである。
態の可逆性感熱記録媒体の転写シートBは、ポリエチレ
ンテレフタレート等からなるシート状(フィルム状のも
のを含めていう。)の剥離用基材層7の上に重ねてシリ
コーン樹脂などからなる離型剤層8を設けて離型性シー
トB1を構成し、その上に転写後の表面を保護する光透
過性樹脂からなる保護層5を重ね、その上に樹脂母材に
例えば有機低分子化合物を配合した可逆性感熱記録材料
からなる感熱記録層4を塗布乾燥して設け、さらにその
上に酸化防止剤を含有する中間層3を介してホットメル
ト樹脂からなる接着剤層9で形成した可逆性感熱記録媒
体の転写シートBである。
【0048】このような可逆性感熱記録媒体の転写シー
トを構成する材料のうち、中間層、感熱記録層、保護層
については、上述した材料と同じものであるため、説明
は省略し、ここではその他の材料について説明する。
トを構成する材料のうち、中間層、感熱記録層、保護層
については、上述した材料と同じものであるため、説明
は省略し、ここではその他の材料について説明する。
【0049】離型性シートB1の剥離用基材層7は、剥
離性のあるフィルムまたは紙などのシート状のものであ
り、引き剥がして剥離しやすいように曲げやすく、かつ
強靱で破れ難い物性が必要なものである。剥離用基材層
7として、プラスチックフィルムを採用する場合には、
母材に適量の可塑剤や補強剤を配合するなどして所要の
機械的特性が得られるようにする。
離性のあるフィルムまたは紙などのシート状のものであ
り、引き剥がして剥離しやすいように曲げやすく、かつ
強靱で破れ難い物性が必要なものである。剥離用基材層
7として、プラスチックフィルムを採用する場合には、
母材に適量の可塑剤や補強剤を配合するなどして所要の
機械的特性が得られるようにする。
【0050】剥離用基材層7の具体例としては、紙、
布、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レートなどのポリエステル樹脂、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリエ
チレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリ乳酸、ポリサル
フォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルイ
ミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサル
フォンなどである。
布、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタ
レートなどのポリエステル樹脂、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリエ
チレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリ乳酸、ポリサル
フォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルイ
ミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルサル
フォンなどである。
【0051】また、離型剤層8は、シリコーン樹脂やフ
ッ素樹脂を塗布・乾燥したものである。なお、前記した
剥離用基材層7に離型性を高めるシリコーン油やフッ素
樹脂などを含浸して離型剤層8を省略した離型性シート
B1とすることもできる。
ッ素樹脂を塗布・乾燥したものである。なお、前記した
剥離用基材層7に離型性を高めるシリコーン油やフッ素
樹脂などを含浸して離型剤層8を省略した離型性シート
B1とすることもできる。
【0052】接着剤層9は、熱接着性のよい熱可塑性樹
脂からなり、たとえば塩化ビニル系樹脂または塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体系樹脂を採用することができ
る。特に、塩化ビニル−酢酸ビニル−アクリル酸共重合
体や塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体を主
成分とする熱接着性樹脂またはポリエステル系樹脂を採
用することが好ましい。また、熱接着性を向上させるた
めに、イソシアネート化合物、またはその誘導体を架橋
剤として配合した熱接着性樹脂またはカルボキシル基を
有する樹脂を採用することも好ましい。
脂からなり、たとえば塩化ビニル系樹脂または塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体系樹脂を採用することができ
る。特に、塩化ビニル−酢酸ビニル−アクリル酸共重合
体や塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体を主
成分とする熱接着性樹脂またはポリエステル系樹脂を採
用することが好ましい。また、熱接着性を向上させるた
めに、イソシアネート化合物、またはその誘導体を架橋
剤として配合した熱接着性樹脂またはカルボキシル基を
有する樹脂を採用することも好ましい。
【0053】図2(b)に示すように、上記の実施形態
の可逆性感熱記録材の転写シートBを用いて、カード形
可逆性感熱記録媒体(通称:リライトカード)の金属製
光反射面(フィルム状のものである)Mに要部を積層一
体化するには、接着剤層9を基材の金属製光反射面Mに
加熱圧着し、次いで離型性シートB1 を剥離することに
より、金属製光反射面Mの表面に接着剤層9、中間層
3、感熱記録層4、保護層5の積層体(可逆性感熱記録
媒体の要部)を熱圧着加工によって接着固定することが
できる。
の可逆性感熱記録材の転写シートBを用いて、カード形
可逆性感熱記録媒体(通称:リライトカード)の金属製
光反射面(フィルム状のものである)Mに要部を積層一
体化するには、接着剤層9を基材の金属製光反射面Mに
加熱圧着し、次いで離型性シートB1 を剥離することに
より、金属製光反射面Mの表面に接着剤層9、中間層
3、感熱記録層4、保護層5の積層体(可逆性感熱記録
媒体の要部)を熱圧着加工によって接着固定することが
できる。
【0054】
【実施例および比較例】〔実施例1〕ポリエチレンテレ
フタレート樹脂フィルム基材(188μm厚)の表面に
アルミニウムを蒸着し、形成されたアルミニウム蒸着膜
からなる光反射層の上に下記組成の中間層用コーティン
グ材をテトラヒドロフラン(THF)に溶解し、130
℃で3分乾燥して中間層を形成した。 [中間層用コーティング材(i)] (a)ポリメチルメタクリレート(PMMA) (三菱レイヨン社製:BR−80) 100重量部 (b)酸化防止剤 ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t− ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート] (チバガイギー社製:イルガノックス1010) 20重量部 次いで、下記の可逆性感熱記録材料をテトラヒドロフラ
ンに溶解して塗布し、110℃で5分間加熱乾燥した
後、120W/cm・10m/minにてUV照射し、
層厚10μmの感熱記録層を形成した。 [可逆性感熱記録材料] 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(日信化学社製:ソルバインMF) 100 重量部 テトラエチレングリコールジアクリレート 50 重量部 光重合開始剤(チバガイギー社製:イルガキュア184) 2 重量部 ポリエステル系可塑剤(DIC社製:P−29) 25 重量部 ステアリン酸ステアリル 40 重量部 エイコサン2酸 8 重量部 次いで、形成された感熱記録層の上にエポキシアクリレ
ート系UV硬化樹脂からなる保護層をコーティングし、
120W/cm・10m/minにてUV照射し、層厚
5μmの保護層を形成しシートを得た。
フタレート樹脂フィルム基材(188μm厚)の表面に
アルミニウムを蒸着し、形成されたアルミニウム蒸着膜
からなる光反射層の上に下記組成の中間層用コーティン
グ材をテトラヒドロフラン(THF)に溶解し、130
℃で3分乾燥して中間層を形成した。 [中間層用コーティング材(i)] (a)ポリメチルメタクリレート(PMMA) (三菱レイヨン社製:BR−80) 100重量部 (b)酸化防止剤 ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t− ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート] (チバガイギー社製:イルガノックス1010) 20重量部 次いで、下記の可逆性感熱記録材料をテトラヒドロフラ
ンに溶解して塗布し、110℃で5分間加熱乾燥した
後、120W/cm・10m/minにてUV照射し、
層厚10μmの感熱記録層を形成した。 [可逆性感熱記録材料] 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(日信化学社製:ソルバインMF) 100 重量部 テトラエチレングリコールジアクリレート 50 重量部 光重合開始剤(チバガイギー社製:イルガキュア184) 2 重量部 ポリエステル系可塑剤(DIC社製:P−29) 25 重量部 ステアリン酸ステアリル 40 重量部 エイコサン2酸 8 重量部 次いで、形成された感熱記録層の上にエポキシアクリレ
ート系UV硬化樹脂からなる保護層をコーティングし、
120W/cm・10m/minにてUV照射し、層厚
5μmの保護層を形成しシートを得た。
【0055】得られたシートをカード型に打ち抜いたも
の(実施例1の可逆性感熱記録媒体)に対して、以下の
(1),(2),(3)の試験を行ない、これらの結果
を表1に示した。 (1)記録特性(コントラスト)評価試験 カード型感熱記録媒体に対して、サーマルヘッド(0.
35mJ/dot)による印字を行ない、その後、カー
ドを130℃の熱印版で0.5秒間加熱して印字を消去
し、この印字・消去テストにおける可逆性感熱記録媒体
の表面の反射濃度をマクベス反射濃度計(RD−918
S)で測定し、反射濃度が0.4以下を良好な印字状
態、1.2以上を良好な消去状態であると評価し(地肌
は約1.4)、コントラストについて実用上全く問題が
ない、良好、問題有りの3段階に評価し、それぞれ○、
△、×の記号で表1中に併記した。 (2)耐湿性試験 カード型感熱記録媒体に対して、40℃で湿度95%の
恒温槽内に2ヶ月放置し、その後に光反射層(アルミニ
ウム)の腐食の進行度を腐食せず(○印)、腐食あり
(△印)、著しく腐食(×印)の3段階に目視で評価
し、この結果を記号で表1中に併記した。 (3)耐水性(水中浸漬)試験 カード型感熱記録媒体を40℃の真水に1ヶ月浸漬し、
その後に光反射層(アルミニウム)の腐食の進行度を腐
食せず(○印)、腐食あり(△印)、著しく腐食(×
印)の3段階に目視で評価し、この結果を記号で表1中
に併記した。
の(実施例1の可逆性感熱記録媒体)に対して、以下の
(1),(2),(3)の試験を行ない、これらの結果
を表1に示した。 (1)記録特性(コントラスト)評価試験 カード型感熱記録媒体に対して、サーマルヘッド(0.
35mJ/dot)による印字を行ない、その後、カー
ドを130℃の熱印版で0.5秒間加熱して印字を消去
し、この印字・消去テストにおける可逆性感熱記録媒体
の表面の反射濃度をマクベス反射濃度計(RD−918
S)で測定し、反射濃度が0.4以下を良好な印字状
態、1.2以上を良好な消去状態であると評価し(地肌
は約1.4)、コントラストについて実用上全く問題が
ない、良好、問題有りの3段階に評価し、それぞれ○、
△、×の記号で表1中に併記した。 (2)耐湿性試験 カード型感熱記録媒体に対して、40℃で湿度95%の
恒温槽内に2ヶ月放置し、その後に光反射層(アルミニ
ウム)の腐食の進行度を腐食せず(○印)、腐食あり
(△印)、著しく腐食(×印)の3段階に目視で評価
し、この結果を記号で表1中に併記した。 (3)耐水性(水中浸漬)試験 カード型感熱記録媒体を40℃の真水に1ヶ月浸漬し、
その後に光反射層(アルミニウム)の腐食の進行度を腐
食せず(○印)、腐食あり(△印)、著しく腐食(×
印)の3段階に目視で評価し、この結果を記号で表1中
に併記した。
【0056】
【表1】
【0057】〔実施例2〕実施例1において、中間層用
コーティング材(i)に代えて(ii)を使用したこと
以外は、全く同様にして可逆性感熱記録媒体を製造し、
これに対して前記の(1),(2),(3)の試験を行
ない、これらの結果を表1中に併記した。 [中間層用コーティング材(ii)] (a)ポリエステル樹脂 (東洋紡社製:バイロンUR−8200) 100重量部 (b)酸化防止剤(1−(ベンゾチアゾール−2−イルチオ)コハク酸) (チバガイギー社製:イルガコア252LD) 20重量部
コーティング材(i)に代えて(ii)を使用したこと
以外は、全く同様にして可逆性感熱記録媒体を製造し、
これに対して前記の(1),(2),(3)の試験を行
ない、これらの結果を表1中に併記した。 [中間層用コーティング材(ii)] (a)ポリエステル樹脂 (東洋紡社製:バイロンUR−8200) 100重量部 (b)酸化防止剤(1−(ベンゾチアゾール−2−イルチオ)コハク酸) (チバガイギー社製:イルガコア252LD) 20重量部
【0058】〔比較例1〕実施例1において、中間層用
コーティング材(i)に酸化防止剤を配合しないこと以
外は、全く同様にして可逆性感熱記録媒体を製造し、こ
れに対して前記の(1),(2),(3)の試験を行な
い、これらの結果を表1中に併記した。
コーティング材(i)に酸化防止剤を配合しないこと以
外は、全く同様にして可逆性感熱記録媒体を製造し、こ
れに対して前記の(1),(2),(3)の試験を行な
い、これらの結果を表1中に併記した。
【0059】〔比較例2〕実施例1において、中間層を
形成せず、(b)酸化防止剤20重量部を可逆性感熱記
録材料に添加したこと以外は、全く同様にして可逆性感
熱記録媒体を製造し、これに対して前記の(1),
(2),(3)の試験を行ない、これらの結果を表1中
に併記した。
形成せず、(b)酸化防止剤20重量部を可逆性感熱記
録材料に添加したこと以外は、全く同様にして可逆性感
熱記録媒体を製造し、これに対して前記の(1),
(2),(3)の試験を行ない、これらの結果を表1中
に併記した。
【0060】表1に示した結果からも明らかなように、
比較例1は、酸化防止剤を含有しない中間層を設けたの
で、耐湿性は少しあったが、水に浸漬する条件での耐水
性は不充分であった。また、比較例2では、中間層を形
成せず酸化防止剤を可逆性感熱記録材料に添加したの
で、耐湿性および耐水性が不良であり、蒸着アルミニウ
ム金属からなる光反射層が腐食し、画像のコントラスト
が低下した。
比較例1は、酸化防止剤を含有しない中間層を設けたの
で、耐湿性は少しあったが、水に浸漬する条件での耐水
性は不充分であった。また、比較例2では、中間層を形
成せず酸化防止剤を可逆性感熱記録材料に添加したの
で、耐湿性および耐水性が不良であり、蒸着アルミニウ
ム金属からなる光反射層が腐食し、画像のコントラスト
が低下した。
【0061】これに対して、酸化防止剤を含有する中間
層を所定位置に形成した実施例1、2の可逆性感熱記録
媒体は、耐湿性および耐水性が良好であり、蒸着アルミ
ニウム金属からなる光反射層が腐食せず、耐湿性または
耐水性試験後も画像のコントラストが明瞭であった。
層を所定位置に形成した実施例1、2の可逆性感熱記録
媒体は、耐湿性および耐水性が良好であり、蒸着アルミ
ニウム金属からなる光反射層が腐食せず、耐湿性または
耐水性試験後も画像のコントラストが明瞭であった。
【0062】
【発明の効果】本願の可逆性感熱記録媒体に係る発明
は、以上説明したように、酸化防止剤を含有する中間層
を所定位置に配置したことにより、中間層で樹脂を劣化
させるような遊離基(ラジカル)を発生させ難くし、ま
たは金属層と中間層の間に水分や塩化水素の侵入する空
隙(気泡)をなくするので、金属製の光反射層が劣化せ
ず、感熱記録媒体の使用状態において、高湿度の条件に
おいても画像コントラストが低下せず、耐湿性や耐水性
に優れた可逆性感熱記録媒体になるという利点がある。
は、以上説明したように、酸化防止剤を含有する中間層
を所定位置に配置したことにより、中間層で樹脂を劣化
させるような遊離基(ラジカル)を発生させ難くし、ま
たは金属層と中間層の間に水分や塩化水素の侵入する空
隙(気泡)をなくするので、金属製の光反射層が劣化せ
ず、感熱記録媒体の使用状態において、高湿度の条件に
おいても画像コントラストが低下せず、耐湿性や耐水性
に優れた可逆性感熱記録媒体になるという利点がある。
【図1】実施形態の可逆性感熱記録媒体の一部を拡大し
て示す断面図
て示す断面図
【図2】(a)可逆性感熱記録媒体の転写シートの一部
を拡大して示す断面図 (b)可逆性感熱記録媒体の転写シートの転写状態を示
す拡大断面図
を拡大して示す断面図 (b)可逆性感熱記録媒体の転写シートの転写状態を示
す拡大断面図
1 フィルム状の基材 2 光反射層 3 中間層 4 感熱記録層 5 保護層 6 印刷層 7 剥離用基材層 8 離型剤層 9 接着剤層 A 可逆性感熱記録媒体 B 転写シート B1 離型性シート M 光反射面
Claims (3)
- 【請求項1】 可逆性感熱記録層と、その背面側に金属
製の光反射層を有する積層体からなり、この可逆性感熱
記録層の透明性を温度によって可逆的に変化させて可視
画像を表示および消去可能な可逆性感熱記録媒体におい
て、 前記可逆性感熱記録層と光反射層の間に酸化防止剤を含
有する中間層を介在させたことを特徴とする可逆性感熱
記録媒体。 - 【請求項2】 酸化防止剤が、フェノール系酸化防止
剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、フォスファイ
ト系酸化防止剤、ベンゾフラン系酸化防止剤、トコフェ
ロール系酸化防止剤、ヒドラジン系酸化防止剤およびコ
ハク酸系酸化防止剤からなる群から選ばれる1種以上の
酸化防止剤である請求項1記載の可逆性感熱記録媒体。 - 【請求項3】 可逆性感熱記録材料が、塩化ビニル系共
重合体または塩化ビニリデン系共重合体を含有する可逆
性感熱記録材料である請求項1または2に記載の可逆性
感熱記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000196563A JP2002011964A (ja) | 2000-06-29 | 2000-06-29 | 可逆性感熱記録媒体 |
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---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002011964A true JP2002011964A (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=18695033
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---|---|---|---|
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---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH0930132A (ja) * | 1995-05-17 | 1997-02-04 | Ricoh Co Ltd | 可逆性感熱記録材料 |
JPH09220860A (ja) * | 1995-12-14 | 1997-08-26 | Kyodo Printing Co Ltd | 可逆性感熱記録媒体 |
JPH09248966A (ja) * | 1996-03-14 | 1997-09-22 | Hitachi Maxell Ltd | 印字層を有する券片 |
JPH11170710A (ja) * | 1997-10-02 | 1999-06-29 | Kyodo Printing Co Ltd | 可逆性感熱記録媒体 |
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