JP2002010951A - ポータブルトイレ及びトイレ兼用ベッド - Google Patents
ポータブルトイレ及びトイレ兼用ベッドInfo
- Publication number
- JP2002010951A JP2002010951A JP2000193743A JP2000193743A JP2002010951A JP 2002010951 A JP2002010951 A JP 2002010951A JP 2000193743 A JP2000193743 A JP 2000193743A JP 2000193743 A JP2000193743 A JP 2000193743A JP 2002010951 A JP2002010951 A JP 2002010951A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- opening
- container
- toilet
- slide sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 claims 1
- 230000013872 defecation Effects 0.000 abstract description 16
- 230000027939 micturition Effects 0.000 abstract description 9
- 230000003340 mental effect Effects 0.000 abstract description 5
- 210000003608 fece Anatomy 0.000 abstract 4
- 230000002411 adverse Effects 0.000 abstract 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract 1
- 235000019645 odor Nutrition 0.000 description 13
- 239000000796 flavoring agent Substances 0.000 description 4
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 3
- 230000000474 nursing effect Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 230000036760 body temperature Effects 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 210000001364 upper extremity Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Non-Flushing Toilets (AREA)
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 要介護者等が周囲への異臭漏れ等を気にする
ことなく使用できるポータブルトイレ及びトイレ付きベ
ッドを提供する。 【解決手段】 不使用時には、便容器4の開口部3を遮
蔽しているスライドシート11が、使用者が座部16に着座
するとモーター22により後方に移動して便容器の開口部
を開放して排便排尿を可能にする。使用者が座部から離
れるとモーターが逆回転してスライドシートを元に位置
に復帰させて便容器の開口部を遮蔽する。従って使用時
のみにしか便容器の開口部が開放されず、異臭漏れが最
小限に抑制でき、使用者にとっては排便や排尿を周囲に
迷惑を掛けずに自力で行えることになり、大きな精神的
な救いになる。
ことなく使用できるポータブルトイレ及びトイレ付きベ
ッドを提供する。 【解決手段】 不使用時には、便容器4の開口部3を遮
蔽しているスライドシート11が、使用者が座部16に着座
するとモーター22により後方に移動して便容器の開口部
を開放して排便排尿を可能にする。使用者が座部から離
れるとモーターが逆回転してスライドシートを元に位置
に復帰させて便容器の開口部を遮蔽する。従って使用時
のみにしか便容器の開口部が開放されず、異臭漏れが最
小限に抑制でき、使用者にとっては排便や排尿を周囲に
迷惑を掛けずに自力で行えることになり、大きな精神的
な救いになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異臭漏れを最小限
にしたポータブルトイレ及びトイレ兼用ベッドに関し、
より詳細には便器の開口部をスライドシートにより自動
的に遮蔽及び開放できる、特に高齢者や要介護者等の円
滑な動きが行いにくい人達に適したポータブルトイレ及
びトイレ兼用ベッドに関する。
にしたポータブルトイレ及びトイレ兼用ベッドに関し、
より詳細には便器の開口部をスライドシートにより自動
的に遮蔽及び開放できる、特に高齢者や要介護者等の円
滑な動きが行いにくい人達に適したポータブルトイレ及
びトイレ兼用ベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】高齢化社会の到来に伴い、寝たきりの人
達の介護の問題は注目されており、特に自発的に動けな
い人達を補助して日常生活に支障が生じないようにする
ことができれば福祉に関する大きな進歩となる。この場
合の日常生活とは、通常はベッド等で生活している人達
が、自力で椅子等に移動したり、簡易便器に移動して自
力で排便をしたり、簡易浴槽に移動して入浴を行うこと
等を意味している。
達の介護の問題は注目されており、特に自発的に動けな
い人達を補助して日常生活に支障が生じないようにする
ことができれば福祉に関する大きな進歩となる。この場
合の日常生活とは、通常はベッド等で生活している人達
が、自力で椅子等に移動したり、簡易便器に移動して自
力で排便をしたり、簡易浴槽に移動して入浴を行うこと
等を意味している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自発的な動きが困難な
人達は、自身の力で自宅や病院のトイレへ移動して排便
や排尿を行うことが困難なため、ポータブルトイレを自
宅の居間や病室に準備して、最小限の移動で排便等を済
ませることが試みられている。このようなポータブルト
イレには、便容器用として上部に開口部が存在している
が、従来のポータブルトイレではこの開口部をそのまま
開放する構造のものが多く、異臭の面からも外観上の面
からも好ましくなかった。
人達は、自身の力で自宅や病院のトイレへ移動して排便
や排尿を行うことが困難なため、ポータブルトイレを自
宅の居間や病室に準備して、最小限の移動で排便等を済
ませることが試みられている。このようなポータブルト
イレには、便容器用として上部に開口部が存在している
が、従来のポータブルトイレではこの開口部をそのまま
開放する構造のものが多く、異臭の面からも外観上の面
からも好ましくなかった。
【0004】この問題点を解決するために、適当な蓋体
によりトイレ使用時に蓋体を開口部から外して排便等を
行い、その後蓋体を元に戻して、トイレ容器外への異臭
漏れを最小限に抑えている。しかしながら、蓋体を便容
器から取り外して邪魔にならない場所に移行させて、更
にその蓋体を便容器の所定箇所に戻すことは意外に労力
を要することで、ポータブルトイレの使用者には、この
ような蓋体の着脱さえ、自力ではできないことがある。
蓋体の取外しができないとトイレとして使用できず、又
排便後に蓋体を元の位置に戻さないと便器内の異臭が室
内に漂って、蓋体の存在しないポータブルトイレと同様
になってしまう。従って本発明は、自発的な動きが困難
な人達が自動的に又は最小限の動きだけで使用できる、
異臭漏れを最小限に抑制できるポータブルトイレ及びト
イレ兼用ベッドを提供することを目的とする。
によりトイレ使用時に蓋体を開口部から外して排便等を
行い、その後蓋体を元に戻して、トイレ容器外への異臭
漏れを最小限に抑えている。しかしながら、蓋体を便容
器から取り外して邪魔にならない場所に移行させて、更
にその蓋体を便容器の所定箇所に戻すことは意外に労力
を要することで、ポータブルトイレの使用者には、この
ような蓋体の着脱さえ、自力ではできないことがある。
蓋体の取外しができないとトイレとして使用できず、又
排便後に蓋体を元の位置に戻さないと便器内の異臭が室
内に漂って、蓋体の存在しないポータブルトイレと同様
になってしまう。従って本発明は、自発的な動きが困難
な人達が自動的に又は最小限の動きだけで使用できる、
異臭漏れを最小限に抑制できるポータブルトイレ及びト
イレ兼用ベッドを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器開口部を
有する便容器を具備する容器受け、該開口部の上方に設
置され容器開口部と対応する箇所に座部開口部を有する
座部、横方向に移動して前記容器開口部を開放し又は遮
蔽するシートを含んで成ることを特徴とするポータブル
トイレであり、前記座部の下降により前記シートが前記
容器開口部を自動開放し、前記座部の上昇により前記シ
ートが前記容器開口部を自動遮蔽するように構成しても
良い。更に座部の前後に背もたれ部及び足受け部を回転
自在に設置するとトイレ兼用ベッドが構成される。
有する便容器を具備する容器受け、該開口部の上方に設
置され容器開口部と対応する箇所に座部開口部を有する
座部、横方向に移動して前記容器開口部を開放し又は遮
蔽するシートを含んで成ることを特徴とするポータブル
トイレであり、前記座部の下降により前記シートが前記
容器開口部を自動開放し、前記座部の上昇により前記シ
ートが前記容器開口部を自動遮蔽するように構成しても
良い。更に座部の前後に背もたれ部及び足受け部を回転
自在に設置するとトイレ兼用ベッドが構成される。
【0006】以下本発明を詳細に説明する。本発明のポ
ータブルトイレ及びトイレ兼用ベッドは、実質的に排便
排尿時にのみ便容器の開口部を開放することにより異臭
漏れを最小限に抑制することを特徴とする。ポータブル
トイレとして使用する場合には椅子状にして居間や病室
に置けるようにすることが望ましい。使用に際しては、
使用前に便容器の開口部を遮蔽して異臭漏れを防止して
いるスライドシートを、使用者がポータブルトイレ等の
座部に着座することにより自動的に、又は使用者の簡単
な操作により、便容器の開口部から移動させて該開口部
を開放して排便排尿を可能にし、使用後には使用者が座
部から離れることにより自動的に、又は使用者の簡単な
操作により前記スライドシートを逆方向に移動させて元
の位置に戻して便容器開口部を遮蔽する。これにより使
用時のみに便容器開口部が開放され、不使用時にはスラ
イドシートにより遮蔽されるため、異臭漏れが最小限に
抑制できる。
ータブルトイレ及びトイレ兼用ベッドは、実質的に排便
排尿時にのみ便容器の開口部を開放することにより異臭
漏れを最小限に抑制することを特徴とする。ポータブル
トイレとして使用する場合には椅子状にして居間や病室
に置けるようにすることが望ましい。使用に際しては、
使用前に便容器の開口部を遮蔽して異臭漏れを防止して
いるスライドシートを、使用者がポータブルトイレ等の
座部に着座することにより自動的に、又は使用者の簡単
な操作により、便容器の開口部から移動させて該開口部
を開放して排便排尿を可能にし、使用後には使用者が座
部から離れることにより自動的に、又は使用者の簡単な
操作により前記スライドシートを逆方向に移動させて元
の位置に戻して便容器開口部を遮蔽する。これにより使
用時のみに便容器開口部が開放され、不使用時にはスラ
イドシートにより遮蔽されるため、異臭漏れが最小限に
抑制できる。
【0007】本発明では、スライドシートの移動を円滑
にするためかつ外部から開口部の遮蔽及び開放を目視で
きないようにするため、スライドシートの厚さよりやや
広い空間を有する前部シート箱及び後部シート箱を使用
することが望ましい。後部シート箱はトイレ使用時にス
ライドシートを収容する箱で、椅子状のポータブルトイ
レとして使用する場合には椅子の背もたれ部に沿って上
向きに湾曲させて設置スペースを低減することが望まし
い。なおこの場合後部シート箱を省略して背もたれ部内
にスライドシートを移動させるようにして更にスペース
の低減を図るようにしても良い。同様にして、前部シー
ト箱と座部を一体化してこの中にスライドシートを収容
し、より以上のスペース低減を図ることも可能である。
スライドシートは同一平面上を移動する場合には金属や
硬質樹脂で成型しても良いが、前記湾曲部内を移動する
場合には可撓性樹脂で成型する。スライドシートの移動
はモーター等の動力源により回転する駆動ローラーによ
り行えば良く、該駆動ローラーはスライドシートの両面
に設置しても良いが、通常は一面にのみ設置し、他面に
該駆動ローラーに追随して回転する押えローラーを設置
すれば十分である。
にするためかつ外部から開口部の遮蔽及び開放を目視で
きないようにするため、スライドシートの厚さよりやや
広い空間を有する前部シート箱及び後部シート箱を使用
することが望ましい。後部シート箱はトイレ使用時にス
ライドシートを収容する箱で、椅子状のポータブルトイ
レとして使用する場合には椅子の背もたれ部に沿って上
向きに湾曲させて設置スペースを低減することが望まし
い。なおこの場合後部シート箱を省略して背もたれ部内
にスライドシートを移動させるようにして更にスペース
の低減を図るようにしても良い。同様にして、前部シー
ト箱と座部を一体化してこの中にスライドシートを収容
し、より以上のスペース低減を図ることも可能である。
スライドシートは同一平面上を移動する場合には金属や
硬質樹脂で成型しても良いが、前記湾曲部内を移動する
場合には可撓性樹脂で成型する。スライドシートの移動
はモーター等の動力源により回転する駆動ローラーによ
り行えば良く、該駆動ローラーはスライドシートの両面
に設置しても良いが、通常は一面にのみ設置し、他面に
該駆動ローラーに追随して回転する押えローラーを設置
すれば十分である。
【0008】駆動ローラーとスライドシートとの接触抵
抗が小さくスリップして円滑なスライドシートの移動が
行えない場合には、例えばスライドシートの両端部に沿
って多数の穴を形成し、スプロケット状とした駆動ロー
ラーの歯を前記穴に係合させてスライドシートを確実に
移動させることができる。本発明のポータブルトイレ等
は、体の動きが比較的困難な要介護者等に好ましく使用
され、これらの使用者はトイレの使用に際しては出来る
限り少ない動きで行えることが望ましい。従って本発明
は、使用者がトイレの座部に着座するのみでスライドシ
ートを移動させて便容器の開口部を開放して、使用後に
座部から離れると自動的にスライドシートが元の位置に
復帰して便容器の開口部を遮蔽するようにすることが可
能である。これは座部の下降によりスライドシートを一
方方向に移動させ、座部の上昇により該スライドシート
を逆方向に移動させるように動力源を駆動させることに
より達成される。
抗が小さくスリップして円滑なスライドシートの移動が
行えない場合には、例えばスライドシートの両端部に沿
って多数の穴を形成し、スプロケット状とした駆動ロー
ラーの歯を前記穴に係合させてスライドシートを確実に
移動させることができる。本発明のポータブルトイレ等
は、体の動きが比較的困難な要介護者等に好ましく使用
され、これらの使用者はトイレの使用に際しては出来る
限り少ない動きで行えることが望ましい。従って本発明
は、使用者がトイレの座部に着座するのみでスライドシ
ートを移動させて便容器の開口部を開放して、使用後に
座部から離れると自動的にスライドシートが元の位置に
復帰して便容器の開口部を遮蔽するようにすることが可
能である。これは座部の下降によりスライドシートを一
方方向に移動させ、座部の上昇により該スライドシート
を逆方向に移動させるように動力源を駆動させることに
より達成される。
【0009】この自動的な動力源の駆動は、座部の昇降
のみにより行われる必要はなく、例えば使用者の重量を
感知するリミットスイッチ、使用者の体温を感知する温
度センサー、使用者が座部に存在するかしないかを感知
する光電センサーにより行うようにしても良い。又本発
明のポータブルトイレやトイレ兼用ベッドでは、前述し
た異臭漏れが最小限に抑制できるという効果が得られる
結果、要介護者等の使用者にとっては排便や排尿を周囲
に迷惑を掛けずに自力で行えることになり、大きな精神
的な救いになり、精神的な安定が達成される。
のみにより行われる必要はなく、例えば使用者の重量を
感知するリミットスイッチ、使用者の体温を感知する温
度センサー、使用者が座部に存在するかしないかを感知
する光電センサーにより行うようにしても良い。又本発
明のポータブルトイレやトイレ兼用ベッドでは、前述し
た異臭漏れが最小限に抑制できるという効果が得られる
結果、要介護者等の使用者にとっては排便や排尿を周囲
に迷惑を掛けずに自力で行えることになり、大きな精神
的な救いになり、精神的な安定が達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明のポータブルトイレの
実施態様を添付図面に基づいて説明する。図1は、本発
明のポータブルトイレの第1実施態様を例示する縦断面
図、図2は、座部、スライドシート及びフレームを除去
した図1のポータブルトイレの斜視図である。1対の下
部フレーム1の内面間には、断面が上向き「コ」字状の
容器受け2が架設され、該容器受け2には周辺部に上向
きテーパー部が形成され上部に容器開口部3が形成され
た便容器4が設置されている。又該便容器4の周辺部上
には、狭幅で薄肉のドーナツ状パッキング5が載置され
て密着性を向上させ、異臭漏れを効果的に防止するよう
にしている。
実施態様を添付図面に基づいて説明する。図1は、本発
明のポータブルトイレの第1実施態様を例示する縦断面
図、図2は、座部、スライドシート及びフレームを除去
した図1のポータブルトイレの斜視図である。1対の下
部フレーム1の内面間には、断面が上向き「コ」字状の
容器受け2が架設され、該容器受け2には周辺部に上向
きテーパー部が形成され上部に容器開口部3が形成され
た便容器4が設置されている。又該便容器4の周辺部上
には、狭幅で薄肉のドーナツ状パッキング5が載置され
て密着性を向上させ、異臭漏れを効果的に防止するよう
にしている。
【0011】前記下部フレーム1の上方の同一位置に
は、該下部フレーム1よりやや広幅の1対の上部フレー
ム6が延設され、該上部フレーム6の前方(図1の左
側)の内面間には、断面が方形状のフレーム連結部材7
が架設されている。このフレーム連結部材7には、前端
部にフック部8が形成されかつ前記容器開口部3と対応
する箇所にシート箱開口部9が形成された前部シート箱
10の前記フック部8が係合され、かつ該前部シート箱10
は前記パッキング5に密着して前記便容器4の上方に位
置している。前部シート箱10の上面には前記シート箱開
口部9を覆うように、スライドシート11が位置し、該ス
ライドシート11上には前記シート箱開口部9と同一箇所
に押え板開口部12を有する押え板13が位置し、該押え板
13は左右1対の締着部材14により押え板13と前部シート
箱10間を前記スライドシート11が移動できる程度に前記
前部シート箱10に締着されている。
は、該下部フレーム1よりやや広幅の1対の上部フレー
ム6が延設され、該上部フレーム6の前方(図1の左
側)の内面間には、断面が方形状のフレーム連結部材7
が架設されている。このフレーム連結部材7には、前端
部にフック部8が形成されかつ前記容器開口部3と対応
する箇所にシート箱開口部9が形成された前部シート箱
10の前記フック部8が係合され、かつ該前部シート箱10
は前記パッキング5に密着して前記便容器4の上方に位
置している。前部シート箱10の上面には前記シート箱開
口部9を覆うように、スライドシート11が位置し、該ス
ライドシート11上には前記シート箱開口部9と同一箇所
に押え板開口部12を有する押え板13が位置し、該押え板
13は左右1対の締着部材14により押え板13と前部シート
箱10間を前記スライドシート11が移動できる程度に前記
前部シート箱10に締着されている。
【0012】上部フレーム6の内側面には複数のスプリ
ング15の一端が止着され、該スプリング15の他端は座部
16に連結されて該座部16を浮遊状態に保持している。又
該座部16の前記容器開口部3、シート箱開口部9及び押
え板開口部12に対応する箇所には座部開口部17が形成さ
れている。座部16の後部下方にはスイッチ18が設置され
ている。前記前部シート箱10の後方には、上面が開口す
る後部シート箱19が設置され、該後部シート箱19は、そ
の下面に設置されたフレーム連結部材20により前記上部
フレーム6に連結されている。後部シート箱19の底面上
には前記スライドシート11が移動できる空間を介して上
板21が設置され、該上板21の後端は前記後部シート箱19
の後端の垂直板に接着固定され、これにより後部シート
箱に移動したスライドシートを確実に保持するようにし
ている。
ング15の一端が止着され、該スプリング15の他端は座部
16に連結されて該座部16を浮遊状態に保持している。又
該座部16の前記容器開口部3、シート箱開口部9及び押
え板開口部12に対応する箇所には座部開口部17が形成さ
れている。座部16の後部下方にはスイッチ18が設置され
ている。前記前部シート箱10の後方には、上面が開口す
る後部シート箱19が設置され、該後部シート箱19は、そ
の下面に設置されたフレーム連結部材20により前記上部
フレーム6に連結されている。後部シート箱19の底面上
には前記スライドシート11が移動できる空間を介して上
板21が設置され、該上板21の後端は前記後部シート箱19
の後端の垂直板に接着固定され、これにより後部シート
箱に移動したスライドシートを確実に保持するようにし
ている。
【0013】後部シート箱19の前部シート箱10側には、
スライドシート11の駆動機構が設置されている。この駆
動機構は後部シート箱19下方に設置されたモータ22と、
該モータ22の回転をベルト23により伝達される1対の駆
動ローラ24から成り、この駆動ローラ24は駆動ローラ軸
受け25で支持されかつ前記スライドシート11の下面に接
触して回転を伝達して駆動ローラ24の回転方向に応じて
前記スライドシート11を前方又は後方に移動させる。ス
ライドシート11を介して駆動ローラ24と接触するスライ
ドシート11上面には1対の押えローラ26が設置され、該
押えローラ26は、両端が前記1対の上部フレーム6の内
面間に架設された支持バー27に回転自在に支持されてい
る。該支持バー27の前後には前部リミットスイッチ28及
び後部リミットスイッチ29が設置され、図1の状態では
前部リミットスイッチ28がスライドシート11の後端近傍
の上面に接し、後部リミットスイッチ29はスライドシー
ト11の後端の後方に位置している。
スライドシート11の駆動機構が設置されている。この駆
動機構は後部シート箱19下方に設置されたモータ22と、
該モータ22の回転をベルト23により伝達される1対の駆
動ローラ24から成り、この駆動ローラ24は駆動ローラ軸
受け25で支持されかつ前記スライドシート11の下面に接
触して回転を伝達して駆動ローラ24の回転方向に応じて
前記スライドシート11を前方又は後方に移動させる。ス
ライドシート11を介して駆動ローラ24と接触するスライ
ドシート11上面には1対の押えローラ26が設置され、該
押えローラ26は、両端が前記1対の上部フレーム6の内
面間に架設された支持バー27に回転自在に支持されてい
る。該支持バー27の前後には前部リミットスイッチ28及
び後部リミットスイッチ29が設置され、図1の状態では
前部リミットスイッチ28がスライドシート11の後端近傍
の上面に接し、後部リミットスイッチ29はスライドシー
ト11の後端の後方に位置している。
【0014】このような構成から成る本実施態様のポー
タブルトイレでは、トイレの不使用時には図1に示すよ
うにスライドシート11は前部シート箱10側に位置して便
容器4の容器開口部3を遮蔽して異臭が容器外に漏れる
ことを防止している。そしてトイレ使用が必要になり使
用者が座部16に着座すると、座部16に重量が掛かって該
座部16がスプリング15の弾性力に抗して下降する。これ
により座部16に設置されたスイッチ18が図示を省略した
モータ駆動ボタンを押し、前記モータ22を回転させて、
該回転力をベルト23により駆動ローラ24に伝達する。該
駆動ローラ24は、押えローラ26とともにスライドシート
11を保持しつつ、図1の状態から右回転してスライドシ
ート11を後部シート箱19方向に移動させてスライドシー
ト11の後端が後部シート箱19と上板21間の空間まで達す
るまで移動させる。
タブルトイレでは、トイレの不使用時には図1に示すよ
うにスライドシート11は前部シート箱10側に位置して便
容器4の容器開口部3を遮蔽して異臭が容器外に漏れる
ことを防止している。そしてトイレ使用が必要になり使
用者が座部16に着座すると、座部16に重量が掛かって該
座部16がスプリング15の弾性力に抗して下降する。これ
により座部16に設置されたスイッチ18が図示を省略した
モータ駆動ボタンを押し、前記モータ22を回転させて、
該回転力をベルト23により駆動ローラ24に伝達する。該
駆動ローラ24は、押えローラ26とともにスライドシート
11を保持しつつ、図1の状態から右回転してスライドシ
ート11を後部シート箱19方向に移動させてスライドシー
ト11の後端が後部シート箱19と上板21間の空間まで達す
るまで移動させる。
【0015】スライドシート11が右方向に移動し始める
とスライドシート11が前部リミットスイッチ28だけでな
く後部リミットスイッチ29とも接触し、更に移動して容
器開口部3が開放されるとスライドシート11と前部リミ
ットスイッチ28との接触が解除されて、これを検知する
ことによりモータ22の回転を停止させる。これにより便
容器4の容器開口部3のスライドシート11による遮蔽が
解除されて、該容器開口部3、パッキング5の開口部、
前部シート箱10の開口部9、押え板開口部12及び座部の
開口部17が開放されて使用者による排便及び排尿が可能
になる。
とスライドシート11が前部リミットスイッチ28だけでな
く後部リミットスイッチ29とも接触し、更に移動して容
器開口部3が開放されるとスライドシート11と前部リミ
ットスイッチ28との接触が解除されて、これを検知する
ことによりモータ22の回転を停止させる。これにより便
容器4の容器開口部3のスライドシート11による遮蔽が
解除されて、該容器開口部3、パッキング5の開口部、
前部シート箱10の開口部9、押え板開口部12及び座部の
開口部17が開放されて使用者による排便及び排尿が可能
になる。
【0016】使用後に使用者が立ち上がってポータブル
トイレの座部16から離れると、該座部16への負荷がなく
なるため、該座部16がスプリング15の力で上昇してスイ
ッチ18がボタンから離れ、この合図により前記モータ22
が逆方向に回転し、後部シート箱19内のスライドシート
11が前部シート箱10方向に移動し、後部リミットスイッ
チ29がスライドシート11と接触しなくなった時点でモー
タ22を停止させると、再度図1に示す状態に戻る。この
状態では便容器4の開口部3がスライドシート11で遮蔽
されているため、便容器4内の異臭が外に漏れることが
殆どない。このように、本実施態様のポータブルトイレ
によると、使用者が座部16に着座して使用しているとき
のみ、つまり便容器4の開口部3を開放しなければなら
ないときのみに、該開口部3が開放されるため、便容器
4内の異臭は不使用時に外に漏れることがなく、本実施
態様のポータブルトイレを自宅の居間や病室で使用して
も異臭が殆ど生じないため、快適な生活を送ることがで
きる。なお便容器や前部シート箱を洗浄する必要が生ず
ることがあるが、本実施態様では前部シート箱と後部シ
ート箱を分離しているため、洗浄等が容易になる。
トイレの座部16から離れると、該座部16への負荷がなく
なるため、該座部16がスプリング15の力で上昇してスイ
ッチ18がボタンから離れ、この合図により前記モータ22
が逆方向に回転し、後部シート箱19内のスライドシート
11が前部シート箱10方向に移動し、後部リミットスイッ
チ29がスライドシート11と接触しなくなった時点でモー
タ22を停止させると、再度図1に示す状態に戻る。この
状態では便容器4の開口部3がスライドシート11で遮蔽
されているため、便容器4内の異臭が外に漏れることが
殆どない。このように、本実施態様のポータブルトイレ
によると、使用者が座部16に着座して使用しているとき
のみ、つまり便容器4の開口部3を開放しなければなら
ないときのみに、該開口部3が開放されるため、便容器
4内の異臭は不使用時に外に漏れることがなく、本実施
態様のポータブルトイレを自宅の居間や病室で使用して
も異臭が殆ど生じないため、快適な生活を送ることがで
きる。なお便容器や前部シート箱を洗浄する必要が生ず
ることがあるが、本実施態様では前部シート箱と後部シ
ート箱を分離しているため、洗浄等が容易になる。
【0017】図3は、本発明の第2実施態様を示す縦断
面図である。本実施態様は、比較的長期間ベットに寝る
ことの多い臥床者に適したトイレ兼用のベットである。
下向き「コ」字状の左右1対の本体フレーム31は、前後
2対のフレーム連結部材32、32′により連結され、本体
フレーム31の前後の脚部同士が左右1対の下部フレーム
33で連結されてベッド本体34を構成している。なお2対
のフレーム連結部材32、32′のうち、前方のフレーム連
結部材32は、使用者がベットから容易に離れられるよう
に省略しても良い。下部フレーム33間には容器受け35が
架設され、該容器受け35には周辺部に上向きテーパー部
が形成され上部に容器開口部(図面に現れない)が形成
された便容器36が設置されている。
面図である。本実施態様は、比較的長期間ベットに寝る
ことの多い臥床者に適したトイレ兼用のベットである。
下向き「コ」字状の左右1対の本体フレーム31は、前後
2対のフレーム連結部材32、32′により連結され、本体
フレーム31の前後の脚部同士が左右1対の下部フレーム
33で連結されてベッド本体34を構成している。なお2対
のフレーム連結部材32、32′のうち、前方のフレーム連
結部材32は、使用者がベットから容易に離れられるよう
に省略しても良い。下部フレーム33間には容器受け35が
架設され、該容器受け35には周辺部に上向きテーパー部
が形成され上部に容器開口部(図面に現れない)が形成
された便容器36が設置されている。
【0018】本体フレーム31の内面間には、断面が方形
状のフレーム連結部材37が架設され、このフレーム連結
部材37には、前端部にフック部38が形成されかつ前記容
器開口部と対応する箇所にシート箱開口部(図面に現れ
ない)が形成された前部シート箱39の前記フック部38が
係合され、該前部シート箱39が前記便容器36の上方に位
置するようになっている。前部シート箱39の後方には後
部シート箱40が位置し、図1及び2の実施態様で示した
ように、スライドシート41が図示を省略したモータによ
り両シート箱39、40間を移動するようになっている。な
お図3の状態ではスライドシート41の殆どが前部シート
箱39内に存在している。
状のフレーム連結部材37が架設され、このフレーム連結
部材37には、前端部にフック部38が形成されかつ前記容
器開口部と対応する箇所にシート箱開口部(図面に現れ
ない)が形成された前部シート箱39の前記フック部38が
係合され、該前部シート箱39が前記便容器36の上方に位
置するようになっている。前部シート箱39の後方には後
部シート箱40が位置し、図1及び2の実施態様で示した
ように、スライドシート41が図示を省略したモータによ
り両シート箱39、40間を移動するようになっている。な
お図3の状態ではスライドシート41の殆どが前部シート
箱39内に存在している。
【0019】前部シート箱39の上方には、座部開口部42
を有する座部43が両本体フレーム31に固定して設置さ
れ、該座部43の先端近傍には両本体フレーム31間に架設
された足受け部用回転軸44に回転自在に連結された足受
け部45が設置され、かつ前記座部43の後端近傍には両本
体フレーム31間に架設された背もたれ部用回転軸46に回
転自在に連結された背もたれ部47が設置されている。前
記背もたれ部用回転軸46近傍の本体フレーム31上には前
方から順に、足受け部及び背もたれ部垂直移動用ボタン
48、足受け部及び背もたれ部水平復帰用ボタン49、スラ
イドシート後方移動用ボタン50及びスライドシート前方
移動用ボタン51が設置されている。又これらのボタンに
代えて、リモコンを手元に置いておいても良い。
を有する座部43が両本体フレーム31に固定して設置さ
れ、該座部43の先端近傍には両本体フレーム31間に架設
された足受け部用回転軸44に回転自在に連結された足受
け部45が設置され、かつ前記座部43の後端近傍には両本
体フレーム31間に架設された背もたれ部用回転軸46に回
転自在に連結された背もたれ部47が設置されている。前
記背もたれ部用回転軸46近傍の本体フレーム31上には前
方から順に、足受け部及び背もたれ部垂直移動用ボタン
48、足受け部及び背もたれ部水平復帰用ボタン49、スラ
イドシート後方移動用ボタン50及びスライドシート前方
移動用ボタン51が設置されている。又これらのボタンに
代えて、リモコンを手元に置いておいても良い。
【0020】このような構成から成る本実施態様のトイ
レ兼用ベットでは、通常は足受け部45及び背もたれ部47
が水平に位置して座部46と同一平面状に位置してベット
として使用される。ベットの臥床者がテレビの視聴や排
便等のために体を起こす場合には、足受け部及び背もた
れ部垂直移動用ボタン48を押して図示を省略したモータ
により足受け部用回転軸44及び背もたれ部用回転軸46を
回転させて足受け部45及び背もたれ部47を図3に示す位
置まで回転させる。この状態で排便等を行うには、スラ
イドシート後方移動用ボタン50を押して、前部シート箱
39内のスライドシート41を後部シート箱40内に移動させ
て便容器36の開口部を開放する。排便終了後には、スラ
イドシート前方移動用ボタン51を押してスライドシート
41を前部シート箱39内に移動させて便容器36の開口部を
遮蔽する。その後、足受け部及び背もたれ部水平復帰用
ボタン49を押すと、足受け部45及び背もたれ部47が座部
43と同じ平面に戻り、ベットとして使用できる。前述の
リモコンを使用する場合には、単一のリモコンで4種類
の操作ができ、手の動きを少なくできるため、より好都
合である。本実施態様のトイレ兼用ベッドでも、使用時
にのみ便容器36の開口部が開放されるため、便容器36内
の異臭は不使用時に外に漏れることが殆どない。
レ兼用ベットでは、通常は足受け部45及び背もたれ部47
が水平に位置して座部46と同一平面状に位置してベット
として使用される。ベットの臥床者がテレビの視聴や排
便等のために体を起こす場合には、足受け部及び背もた
れ部垂直移動用ボタン48を押して図示を省略したモータ
により足受け部用回転軸44及び背もたれ部用回転軸46を
回転させて足受け部45及び背もたれ部47を図3に示す位
置まで回転させる。この状態で排便等を行うには、スラ
イドシート後方移動用ボタン50を押して、前部シート箱
39内のスライドシート41を後部シート箱40内に移動させ
て便容器36の開口部を開放する。排便終了後には、スラ
イドシート前方移動用ボタン51を押してスライドシート
41を前部シート箱39内に移動させて便容器36の開口部を
遮蔽する。その後、足受け部及び背もたれ部水平復帰用
ボタン49を押すと、足受け部45及び背もたれ部47が座部
43と同じ平面に戻り、ベットとして使用できる。前述の
リモコンを使用する場合には、単一のリモコンで4種類
の操作ができ、手の動きを少なくできるため、より好都
合である。本実施態様のトイレ兼用ベッドでも、使用時
にのみ便容器36の開口部が開放されるため、便容器36内
の異臭は不使用時に外に漏れることが殆どない。
【0021】図4は、本発明のポータブルトイレの第3
実施態様を示す縦断面図である。本実施態様は椅子に適
用したポータブルトイレを示す。椅子本体61の2対の脚
部62の対応する前後の脚部62間には1対の下部フレーム
63が架設されている。該下部フレーム63間には容器受け
64が架設され、該容器受け64には周辺部に上向きテーパ
ー部が形成され上部に容器開口部(図面に現れない)が
形成された便容器65が設置されている。前方の脚部62の
内面間には、断面が方形状のフレーム連結部材66が架設
され、このフレーム連結部材66には、前端部にフック部
67が形成されかつ前記容器開口部と対応する箇所にシー
ト箱開口部(図面に現れない)が形成された前部シート
箱68の前記フック部67が係合され、該前部シート箱68が
前記便容器65の上方に位置するようになっている。
実施態様を示す縦断面図である。本実施態様は椅子に適
用したポータブルトイレを示す。椅子本体61の2対の脚
部62の対応する前後の脚部62間には1対の下部フレーム
63が架設されている。該下部フレーム63間には容器受け
64が架設され、該容器受け64には周辺部に上向きテーパ
ー部が形成され上部に容器開口部(図面に現れない)が
形成された便容器65が設置されている。前方の脚部62の
内面間には、断面が方形状のフレーム連結部材66が架設
され、このフレーム連結部材66には、前端部にフック部
67が形成されかつ前記容器開口部と対応する箇所にシー
ト箱開口部(図面に現れない)が形成された前部シート
箱68の前記フック部67が係合され、該前部シート箱68が
前記便容器65の上方に位置するようになっている。
【0022】前部シート箱68の後方には後部シート箱69
が位置し、該後部シート箱69は前端部近傍のみが水平に
なり他の部分が斜め後ろに向けて湾曲する構造となって
いる。前記前部シート箱68内にはスライドシート70が前
述の実施態様と同様に収容され、該スライドシート70の
他端は後部シート箱69内に達している。前部シート箱68
の上方には、座部開口部71を有する座部72が設置され、
該座部72の後端には、前記後部シート箱69に連結固定さ
れた背もたれ部73が斜め後ろに向けて設置されている。
又通常の椅子と同様に座部72と背もたれ部73間に左右1
対の肘受け74が設置されている。後部シート箱69の前部
の水平部分の下方で後方の脚部62の内面にはモータ75が
設置され、該モータ75に連結された駆動ローラ76が前述
の実施態様と同様にしてスライドシート70を前部シート
箱68及び後部シート箱69間を移動させるようにしてい
る。
が位置し、該後部シート箱69は前端部近傍のみが水平に
なり他の部分が斜め後ろに向けて湾曲する構造となって
いる。前記前部シート箱68内にはスライドシート70が前
述の実施態様と同様に収容され、該スライドシート70の
他端は後部シート箱69内に達している。前部シート箱68
の上方には、座部開口部71を有する座部72が設置され、
該座部72の後端には、前記後部シート箱69に連結固定さ
れた背もたれ部73が斜め後ろに向けて設置されている。
又通常の椅子と同様に座部72と背もたれ部73間に左右1
対の肘受け74が設置されている。後部シート箱69の前部
の水平部分の下方で後方の脚部62の内面にはモータ75が
設置され、該モータ75に連結された駆動ローラ76が前述
の実施態様と同様にしてスライドシート70を前部シート
箱68及び後部シート箱69間を移動させるようにしてい
る。
【0023】本実施態様では、例えば座部72に温度セン
サを設置して座部に使用者が着座したことを検知し、こ
れによりモーター75を駆動して前部シート箱68内のスラ
イドシート70を後部シート箱69に移動させて便容器65の
開口部を開放して排便等を可能にし、更に使用後に使用
者が座部を離れたことを前記温度センサで検知して前記
モーター75によりスライドシート70を元の位置に復帰さ
せるようにする構成することができる。このように本実
施態様では、前述の実施態様と同様に使用時にのみ便容
器65の開口部を開放し不使用時には該開口部を遮蔽して
いるため、便容器65の異臭が外部に漏れることが殆どな
い。更に後部シート箱69を斜め後ろに向けて湾曲させて
いるため、占有面積が小さくて済むコンパクトなポータ
ブルトイレを提供することが可能になる。
サを設置して座部に使用者が着座したことを検知し、こ
れによりモーター75を駆動して前部シート箱68内のスラ
イドシート70を後部シート箱69に移動させて便容器65の
開口部を開放して排便等を可能にし、更に使用後に使用
者が座部を離れたことを前記温度センサで検知して前記
モーター75によりスライドシート70を元の位置に復帰さ
せるようにする構成することができる。このように本実
施態様では、前述の実施態様と同様に使用時にのみ便容
器65の開口部を開放し不使用時には該開口部を遮蔽して
いるため、便容器65の異臭が外部に漏れることが殆どな
い。更に後部シート箱69を斜め後ろに向けて湾曲させて
いるため、占有面積が小さくて済むコンパクトなポータ
ブルトイレを提供することが可能になる。
【0024】図5は、本発明のポータブルトイレの第4
実施態様を示す縦断面図、図6は図5のポータブルトイ
レの要部拡大図である。本実施態様は第3実施態様の座
部を自動的に昇降させて使用者の着座を容易に行えるよ
うにした変形例であり、第3実施態様と同一部材には同
一符号を付して説明を省略する。図5は不使用状態のポ
ータブルトイレを示し、下部フレーム63に軸支されたガ
ス、オイル又はスプリング等の反発力を利用するダンパ
ー77の上端が、先端が脚部62上端近傍に回転自在に連結
された座部72′の中間よりやや前方の軸78を介して該座
部72′に接続されている。この座部72′の後端下面に
は、片面にギアが刻設されたラックギア79の上端が連結
され、このラックギア79の下端は図6に示すように、補
助ギア80を介して主ギア81に連結され、該主ギア81と同
軸で駆動ローラー軸受け82に装着された駆動ローラー83
がその上縁部でスライドシート70の下面に接触してい
る。該駆動ローラー83はスライドシート70上面に接触す
る押えローラー84とともに、その殆どが前部シート箱68
内に位置しているスライドシート70を後方に、次いで前
方に移動させる。
実施態様を示す縦断面図、図6は図5のポータブルトイ
レの要部拡大図である。本実施態様は第3実施態様の座
部を自動的に昇降させて使用者の着座を容易に行えるよ
うにした変形例であり、第3実施態様と同一部材には同
一符号を付して説明を省略する。図5は不使用状態のポ
ータブルトイレを示し、下部フレーム63に軸支されたガ
ス、オイル又はスプリング等の反発力を利用するダンパ
ー77の上端が、先端が脚部62上端近傍に回転自在に連結
された座部72′の中間よりやや前方の軸78を介して該座
部72′に接続されている。この座部72′の後端下面に
は、片面にギアが刻設されたラックギア79の上端が連結
され、このラックギア79の下端は図6に示すように、補
助ギア80を介して主ギア81に連結され、該主ギア81と同
軸で駆動ローラー軸受け82に装着された駆動ローラー83
がその上縁部でスライドシート70の下面に接触してい
る。該駆動ローラー83はスライドシート70上面に接触す
る押えローラー84とともに、その殆どが前部シート箱68
内に位置しているスライドシート70を後方に、次いで前
方に移動させる。
【0025】座部72′のラックギア79との連結点のやや
前方下面には後向きのフック85が形成され、該フック85
は椅子本体の図示を省略したピンに係合して座部72′を
前部シート箱68に固定する。肘掛け74のやや下方にはレ
バー86が設置されて、フック85の係合及び解除を行う。
このような構成から成るポータブルトイレを使用するに
は、使用者が座部72′に着座すると使用者の重量により
座部72′がその前端を中心に回転して下降する。このと
き座部72′後端のラックギア79も下降するが、ダンパー
77の作動により急激な下降が防止される。
前方下面には後向きのフック85が形成され、該フック85
は椅子本体の図示を省略したピンに係合して座部72′を
前部シート箱68に固定する。肘掛け74のやや下方にはレ
バー86が設置されて、フック85の係合及び解除を行う。
このような構成から成るポータブルトイレを使用するに
は、使用者が座部72′に着座すると使用者の重量により
座部72′がその前端を中心に回転して下降する。このと
き座部72′後端のラックギア79も下降するが、ダンパー
77の作動により急激な下降が防止される。
【0026】ラックギア79が図6で矢示したように下降
すると、補助ギア80及び主ギア81も矢示の方向にそれぞ
れ回転し、これにより駆動ローラー83が後ろ向きに回転
してスライドシート70を後方に移動させて便容器65の開
口部(図面に現れない)を開放して、排便等を可能にす
る。使用者はレバー86の操作によりフック85をピンに係
合して座部72′を安定させる。排便後に使用者は、レバ
ー86操作を行ってフック85を解除した後、立ち上がる。
この際にダンパー77の機能により補助されて立ち上がり
を楽に行うことができる。座部72′が上方に回転する
と、ラックギア79が図6の矢示と逆方向に移動し、従っ
てスライドシート70が前方移動して便容器65の開口部を
遮蔽する。このように本実施態様でも排便時にのみ便容
器65の開口部が開放されて、異臭漏れを最小限に押さえ
ることができる。
すると、補助ギア80及び主ギア81も矢示の方向にそれぞ
れ回転し、これにより駆動ローラー83が後ろ向きに回転
してスライドシート70を後方に移動させて便容器65の開
口部(図面に現れない)を開放して、排便等を可能にす
る。使用者はレバー86の操作によりフック85をピンに係
合して座部72′を安定させる。排便後に使用者は、レバ
ー86操作を行ってフック85を解除した後、立ち上がる。
この際にダンパー77の機能により補助されて立ち上がり
を楽に行うことができる。座部72′が上方に回転する
と、ラックギア79が図6の矢示と逆方向に移動し、従っ
てスライドシート70が前方移動して便容器65の開口部を
遮蔽する。このように本実施態様でも排便時にのみ便容
器65の開口部が開放されて、異臭漏れを最小限に押さえ
ることができる。
【0027】図7は、図6のラックギアに代えて図5の
ポータブルトイレで可能なスライドシートの駆動機構を
示す要部拡大図である。この例でも、スライドシート70
は図6場合と同様に駆動ローラー83により前後に移動す
る。この駆動ローラー83は位置固定されたプーリー87と
の間を1本のチェーン88で接続され、このチェーン88は
駆動ローラー83とプーリー87とに係合しその両端がチェ
ーン連結金具89に止着され、このチェーン連結金具89
は、前端部において、上端が座部に連結されている連結
ロット90に軸着されている。この例の場合も使用者が座
部に着座すると、連結ロット90が図7に矢示した通り下
降し、チェーン連結金具89も同時に下降する。該チェー
ン連結金具89が下降すると、該金具89に両端が止着され
たチェーン88の止着部も下降してチェーン88が矢示の通
り回転し,駆動ローラー83が後方移動して、スライドシ
ート70も後方移動して便容器の開口部が開放される。使
用後は座部が上昇して、図6の場合と同様にして便容器
の開口部が遮蔽される。
ポータブルトイレで可能なスライドシートの駆動機構を
示す要部拡大図である。この例でも、スライドシート70
は図6場合と同様に駆動ローラー83により前後に移動す
る。この駆動ローラー83は位置固定されたプーリー87と
の間を1本のチェーン88で接続され、このチェーン88は
駆動ローラー83とプーリー87とに係合しその両端がチェ
ーン連結金具89に止着され、このチェーン連結金具89
は、前端部において、上端が座部に連結されている連結
ロット90に軸着されている。この例の場合も使用者が座
部に着座すると、連結ロット90が図7に矢示した通り下
降し、チェーン連結金具89も同時に下降する。該チェー
ン連結金具89が下降すると、該金具89に両端が止着され
たチェーン88の止着部も下降してチェーン88が矢示の通
り回転し,駆動ローラー83が後方移動して、スライドシ
ート70も後方移動して便容器の開口部が開放される。使
用後は座部が上昇して、図6の場合と同様にして便容器
の開口部が遮蔽される。
【0028】図8は、図6のラックギアに代えて図5の
ポータブルトイレで可能なスライドシートの駆動機構を
示す要部拡大図、図9は図8のスライドシートの平面図
である。この例では、単一のモーター91により座部92と
スライドシート93を同時に移動させるようにしている。
モーター91が図8中で矢示の通り回転すると、この回転
力はクランクアーム94及び連結アーム95を介して座部92
に伝達されて該座部92を矢示の通り下降させる。一方前
記モーター91の回転力はチェーン96を通してスプロケッ
ト状の駆動ローラー97に伝達され、該駆動ローラー97が
後方回転し、該駆動ローラー97の歯が、図9に示すスラ
イドシート93の両側部に沿って形成された穴98に係合し
てスライドシート93を後方移動させて便容器の開口部を
開放する。そしてモーター91を逆回転させると座部92が
上昇しかつスライドシート93が前方移動して便容器の開
口部が遮蔽される。
ポータブルトイレで可能なスライドシートの駆動機構を
示す要部拡大図、図9は図8のスライドシートの平面図
である。この例では、単一のモーター91により座部92と
スライドシート93を同時に移動させるようにしている。
モーター91が図8中で矢示の通り回転すると、この回転
力はクランクアーム94及び連結アーム95を介して座部92
に伝達されて該座部92を矢示の通り下降させる。一方前
記モーター91の回転力はチェーン96を通してスプロケッ
ト状の駆動ローラー97に伝達され、該駆動ローラー97が
後方回転し、該駆動ローラー97の歯が、図9に示すスラ
イドシート93の両側部に沿って形成された穴98に係合し
てスライドシート93を後方移動させて便容器の開口部を
開放する。そしてモーター91を逆回転させると座部92が
上昇しかつスライドシート93が前方移動して便容器の開
口部が遮蔽される。
【0029】
【発明の効果】本発明は、容器開口部を有する便容器を
具備する容器受け、該開口部の上方に設置され容器開口
部と対応する箇所に座部開口部を有する座部、横方向に
移動して前記容器開口部を開放し又は遮蔽するスライド
シートを含んで成ることを特徴とするポータブルトイレ
(請求項1)である。このポータブルトイレは要介護者
用等として有用で、自動的に又は使用者による簡単な操
作で、排便排尿の使用時にのみ便容器の開口部を開放
し、不使用時には遮蔽でき、従って異臭漏れが最小限に
抑制できる。このように異臭の発散がないため、本発明
のポータブルトイレは自宅の居間や病室で使用しても違
和感がなく、使用者も周囲への迷惑を考えずに快適に使
用でき、従って周囲に異臭を発散しがちな従来のポータ
ブルトイレを使用する場合と比較して、大きな精神的な
救いが得られ、精神的な安定が達成される。
具備する容器受け、該開口部の上方に設置され容器開口
部と対応する箇所に座部開口部を有する座部、横方向に
移動して前記容器開口部を開放し又は遮蔽するスライド
シートを含んで成ることを特徴とするポータブルトイレ
(請求項1)である。このポータブルトイレは要介護者
用等として有用で、自動的に又は使用者による簡単な操
作で、排便排尿の使用時にのみ便容器の開口部を開放
し、不使用時には遮蔽でき、従って異臭漏れが最小限に
抑制できる。このように異臭の発散がないため、本発明
のポータブルトイレは自宅の居間や病室で使用しても違
和感がなく、使用者も周囲への迷惑を考えずに快適に使
用でき、従って周囲に異臭を発散しがちな従来のポータ
ブルトイレを使用する場合と比較して、大きな精神的な
救いが得られ、精神的な安定が達成される。
【0030】前記スライドシートの移動は、押しボタン
式により使用者がモーター等の動力源を駆動し、又は感
熱式、光電感知式及び重量感知式等の方式により使用者
を自動的に感知することにより動力源を駆動して行って
も良い(請求項2)。押しボタン式は自力での動きが可
能な使用者にとってはさほどの負担を与えることなく実
施でき、感熱式等のセンサーを使用する場合には使用者
には負担を与えることなく実施できる。又本発明は、容
器開口部を有する便容器を具備する容器受け、該容器開
口部の上方に設置され容器開口部と対応する箇所に座部
開口部を有する上下動可能な座部、横方向に移動して前
記容器開口部を開放し又は遮蔽するスライドシートを含
んで成り、前記座部の下降により前記スライドシートが
前記容器開口部を開放し、前記座部の上昇により前記ス
ライドシートが前記容器開口部を遮蔽することを特徴と
するポータブルトイレ(請求項3)である。
式により使用者がモーター等の動力源を駆動し、又は感
熱式、光電感知式及び重量感知式等の方式により使用者
を自動的に感知することにより動力源を駆動して行って
も良い(請求項2)。押しボタン式は自力での動きが可
能な使用者にとってはさほどの負担を与えることなく実
施でき、感熱式等のセンサーを使用する場合には使用者
には負担を与えることなく実施できる。又本発明は、容
器開口部を有する便容器を具備する容器受け、該容器開
口部の上方に設置され容器開口部と対応する箇所に座部
開口部を有する上下動可能な座部、横方向に移動して前
記容器開口部を開放し又は遮蔽するスライドシートを含
んで成り、前記座部の下降により前記スライドシートが
前記容器開口部を開放し、前記座部の上昇により前記ス
ライドシートが前記容器開口部を遮蔽することを特徴と
するポータブルトイレ(請求項3)である。
【0031】このポータブルトイレでは、座部への着座
及び座部から離れるという排便排尿の前後に必要な一連
の操作でスライドシートの移動つまり便容器開口部の開
放及び遮蔽ができ、スライドシートを移動させるための
別個の操作が不要であり、通常の排便排尿時に行う動き
のみで実施できる。本発明のトイレ兼用ベッドは、容器
開口部を有する便容器を具備する容器受け、該開口部の
上方に設置され容器開口部と対応する箇所に座部開口部
を有する座部、横方向に移動して前記容器開口部を開放
し又は遮蔽するスライドシート、前記座部の一端側に回
転自在に設置された足受け部、及び前記座部の他端側に
回転自在に設置された背もたれ部を含んで成ることを特
徴とする(請求項4)。この態様は、座部、及び該座部
に対して回転可能に設置した足受け部及び背もたれ部か
ら成る可動式ベットに請求項1の便容器及びスライドシ
ートの駆動機構を組み入れたものである。このトイレ兼
用ベッドは、押しボタン等で足受け部と背もたれ部を回
転させてベッドを椅子状に変化させかつ周囲への異臭漏
れを殆ど生じさせることなく、トイレ利用を行うことが
できるため、肉体的にも精神的にも負担が軽くなり、快
適な生活を送ることが可能になる。
及び座部から離れるという排便排尿の前後に必要な一連
の操作でスライドシートの移動つまり便容器開口部の開
放及び遮蔽ができ、スライドシートを移動させるための
別個の操作が不要であり、通常の排便排尿時に行う動き
のみで実施できる。本発明のトイレ兼用ベッドは、容器
開口部を有する便容器を具備する容器受け、該開口部の
上方に設置され容器開口部と対応する箇所に座部開口部
を有する座部、横方向に移動して前記容器開口部を開放
し又は遮蔽するスライドシート、前記座部の一端側に回
転自在に設置された足受け部、及び前記座部の他端側に
回転自在に設置された背もたれ部を含んで成ることを特
徴とする(請求項4)。この態様は、座部、及び該座部
に対して回転可能に設置した足受け部及び背もたれ部か
ら成る可動式ベットに請求項1の便容器及びスライドシ
ートの駆動機構を組み入れたものである。このトイレ兼
用ベッドは、押しボタン等で足受け部と背もたれ部を回
転させてベッドを椅子状に変化させかつ周囲への異臭漏
れを殆ど生じさせることなく、トイレ利用を行うことが
できるため、肉体的にも精神的にも負担が軽くなり、快
適な生活を送ることが可能になる。
【図1】本発明のポータブルトイレの第1実施態様を例
示する縦断面図。
示する縦断面図。
【図2】座部及びスライドシートを除去した図1のポー
タブルトイレの斜視図。
タブルトイレの斜視図。
【図3】本発明の第2実施態様を示す縦断面図。
【図4】本発明のポータブルトイレの第3実施態様を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図5】本発明のポータブルトイレの第4実施態様を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図6】図5のポータブルトイレの要部拡大図。
【図7】図6のラックギアに代えて図5のポータブルト
イレで可能なスライドシートの駆動機構を示す要部拡大
図。
イレで可能なスライドシートの駆動機構を示す要部拡大
図。
【図8】図6のラックギアに代えて図5のポータブルト
イレで可能なスライドシートの他の駆動機構を示す要部
拡大図。
イレで可能なスライドシートの他の駆動機構を示す要部
拡大図。
【図9】図8のスライドシートの拡大平面図。
1 下部フレーム 2 容器受け 3 容器開口部 4 便容器 6 上部フレーム 9 シート箱開口部 10 前部シート箱 11 スライドシート 16 座部 17 座部開口部 19 後部シート箱 22 モーター 24 駆動ローラー 34 ベッド本体 36 便容器 39 前部シート箱 40 後部シート箱 43 座部 45 足受け部 47 背もたれ部 61 椅子本体 65 便容器 68 前部シート箱 69 後部シート箱 70 スライドシート 72、72′ 座部 73 背もたれ部 75 モーター 76 駆動ローラー 79 ラックギア 83 駆動ローラー 91 モーター 92 座部 93 スライドシート 97 駆動ローラー
Claims (4)
- 【請求項1】 容器開口部を有する便容器を具備する容
器受け、該開口部の上方に設置され容器開口部と対応す
る箇所に座部開口部を有する座部、横方向に移動して前
記容器開口部を開放し又は遮蔽するスライドシートを含
んで成ることを特徴とするポータブルトイレ。 - 【請求項2】 感熱式、光電感知式、重量感知式及び押
しボタン式の1又は2以上の方式により使用者を感知し
て又は使用者により動力源を駆動してスライドシートを
移動させるようにした請求項1に記載のポータブルトイ
レ。 - 【請求項3】 容器開口部を有する便容器を具備する容
器受け、該容器開口部の上方に設置され容器開口部と対
応する箇所に座部開口部を有する上下動可能な座部、横
方向に移動して前記容器開口部を開放し又は遮蔽するス
ライドシートを含んで成り、前記座部の下降により前記
スライドシートが前記容器開口部を開放し、前記座部の
上昇により前記スライドシートが前記容器開口部を遮蔽
することを特徴とするポータブルトイレ。 - 【請求項4】 容器開口部を有する便容器を具備する容
器受け、該開口部の上方に設置され容器開口部と対応す
る箇所に座部開口部を有する座部、横方向に移動して前
記容器開口部を開放し又は遮蔽するスライドシート、前
記座部の一端側に回転自在に設置された足受け部、及び
前記座部の他端側に回転自在に設置された背もたれ部を
含んで成ることを特徴とするトイレ兼用ベッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000193743A JP2002010951A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | ポータブルトイレ及びトイレ兼用ベッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000193743A JP2002010951A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | ポータブルトイレ及びトイレ兼用ベッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002010951A true JP2002010951A (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=18692683
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000193743A Pending JP2002010951A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | ポータブルトイレ及びトイレ兼用ベッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002010951A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012223522A (ja) * | 2011-04-22 | 2012-11-15 | Max Co Ltd | トイレ装置 |
JP2014061183A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Max Co Ltd | ポータブルトイレ |
JP2014061184A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Max Co Ltd | ポータブルトイレ |
JP2014061186A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Max Co Ltd | ポータブルトイレ |
JP2014061185A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Max Co Ltd | ポータブルトイレ |
KR101494354B1 (ko) | 2014-11-03 | 2015-02-23 | 임윤택 | 좌변기로 변환가능한 환자용 베드 체어 |
-
2000
- 2000-06-28 JP JP2000193743A patent/JP2002010951A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012223522A (ja) * | 2011-04-22 | 2012-11-15 | Max Co Ltd | トイレ装置 |
JP2014061183A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Max Co Ltd | ポータブルトイレ |
JP2014061184A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Max Co Ltd | ポータブルトイレ |
JP2014061186A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Max Co Ltd | ポータブルトイレ |
JP2014061185A (ja) * | 2012-09-21 | 2014-04-10 | Max Co Ltd | ポータブルトイレ |
KR101494354B1 (ko) | 2014-11-03 | 2015-02-23 | 임윤택 | 좌변기로 변환가능한 환자용 베드 체어 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20130305447A1 (en) | Automated wheelchair commode seat apparatus | |
US6904622B1 (en) | Auxiliary toilet seat | |
JP2002010951A (ja) | ポータブルトイレ及びトイレ兼用ベッド | |
US5060325A (en) | Integrated mattress and commode with integrated bathing section | |
JP7121379B2 (ja) | 便器付ベッド | |
US4944058A (en) | Integrated mattress and flush commode | |
JP2002052048A (ja) | シャワートイレ付介護ベッド | |
CN210355174U (zh) | 一种新型护理床无味便门装置 | |
CN111904746B (zh) | 一种便于病人呕吐的病床 | |
US5381573A (en) | Automatic invalid relief facility | |
JP2001212186A (ja) | トイレ付き介護ベッド | |
KR200359358Y1 (ko) | 환자용 기능성 침대 | |
US5044023A (en) | Integrated mattress and commode with segmented mattress/commode section | |
JP2001238820A (ja) | 携帯トイレ | |
JP2000213043A (ja) | トイレル―ム | |
KR200382227Y1 (ko) | 환자용 전동 비데침대 | |
CN214208719U (zh) | 一种带有集便器的医用护理床 | |
JP2014012069A (ja) | 便座付き車椅子 | |
CN202458971U (zh) | 整合便盆与座椅功能的轮椅 | |
KR100256926B1 (ko) | 환자용 침대 | |
JP3076664U (ja) | 介護用水洗トイレ装置 | |
KR970005137Y1 (ko) | 거동불편자용 침대 | |
JPH11206823A (ja) | 昇降便器装置 | |
KR200229206Y1 (ko) | 변기가 형성된 환자용 침대 | |
KR20150047230A (ko) | 남자 소변용 기구를 갖춘 좌변기 |