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JP2001526185A - アミド化合物およびピリジン誘導体を基礎とする殺菌剤混合物 - Google Patents

アミド化合物およびピリジン誘導体を基礎とする殺菌剤混合物

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JP2001526185A
JP2001526185A JP2000524966A JP2000524966A JP2001526185A JP 2001526185 A JP2001526185 A JP 2001526185A JP 2000524966 A JP2000524966 A JP 2000524966A JP 2000524966 A JP2000524966 A JP 2000524966A JP 2001526185 A JP2001526185 A JP 2001526185A
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methyl
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アマーマン,エーバーハルト
ロレンツ,ギーゼラ
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/34Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • A01N43/40Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom six-membered rings

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  • Environmental Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 有効成分として、相乗作用有効量のa)式IA−CO−NR12 (I)で表されるアミド化合物、および、b) エチレンビス(ジチオカルバミン酸)マンガン(亜鉛錯体)(IIa)、エチレンビス(ジチオカルバミン酸)マンガン(IIb)、アンモニア化エチレンビス(ジチオカルバミン酸)亜鉛(IIc)、および、エチレンビス(ジチオカルバミン酸)亜鉛(IId)、からなる群から選択されるジチオカルバミン酸塩(II)、および/または、c)式III 【化1】 で表されるカルバミン酸エステル、および/または、b)式IV 【化2】 で表されるN−アセトニルベンズアミド、または、その塩または付加物、および/または、b)式V 【化3】 で表される有効成分、および/または、e)式VI 【化4】 で表される有効成分、および/または、e)式VII 【化5】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、相乗作用有効量の、 a)式I A−CO−NR12 (I) {式中、Aは、アリール基または1〜3個のO、NおよびSから選択される異種
原子を有する芳香族または非芳香族の5−または6−員環の複素環を表し、この
アリール基または複素環は、互いに関係なく、アルキル、ハロゲン、CHF2、CF3 、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニルおよびア
ルキルスルホニルから選択される置換基を1、2または3個有していてもいなく
てもよく、R1は、水素原子を表し、R2は、フェニル基またはシクロアルキル基(
これらの基は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルケニルオ
キシ、アルキニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキル
オキシ、シクロアルケニルオキシ、フェニルおよびハロゲンから選択される置換
基を1、2または3個有していてもいなくてもよい。)を表し、このときの脂肪
族基および脂環式の基は部分的にまたは完全にハロゲン化されていてもよく、お
よび/または、脂環式の基は1〜3個のアルキル基で置換されていてもよく、フ
ェニル基は1〜5個のハロゲン原子および/または互いに関係なくアルキル、ハ
ロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、およびハロアルキル
チオから選択される1〜3個の置換基を有していてもよく、アミド化物のフェニ
ル基は飽和5員環(飽和5員環は1個以上のアルキル基で置換されていてもいな
くてもよく、および/またはOおよびSから選択される1個の異種原子を有して
いてもよい。)と縮合していてもいなくてもよい。}、で表されるアミド化合物
、および、 b) エチレンビス(ジチオカルバミン酸)マンガン(亜鉛錯体)(IIa)、 エチレンビス(ジチオカルバミン酸)マンガン(IIb)、 アンモニア化エチレンビス(ジチオカルバミン酸)亜鉛(IIc)、および、 エチレンビス(ジチオカルバミン酸)亜鉛(IId)、 からなる群から選択されるジチオカルバミン酸塩(II)、および/または、 c)式III
【0002】
【化10】 で表されるカルバミン酸エステル、および/または、 b)式IV
【0003】
【化11】 (式中、R12、R14は、互いに関係なく、ハロゲンまたはC1−C4−アルキルを表し
、R13は、シアノ、C1−C4−アルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−アルキニ ル、またはC1−C4−アルコキシを表し、R15は、水素またはC1−C4−アルキルを 表し、R16は、C2−C4−アルキルを表し、R17は、チオシアナト、イソチオシアナ
トまたはハロゲンを表す。)、で表されるN−アセトニルベンズアミド、または
、その塩または付加物、および/または、 b)式V
【0004】
【化12】 (式中、Yは、水素、元素周期表の第1〜3主族の金属原子、または基NR19R20 R21R22を表し、R18は、水素、C1−C18−アルキル基(ハロゲンまたはニトロ基で
置換されていてもよい)、C2−C8−アルケニルまたはC2−C8−アルキニル基(こ
れらは、ハロゲンまたはニトロ基で置換されていてもよい)、C1−C8−アルコキ
シ−C1−C8−アルキルまたはC2−C8−アルケニル−C1−C8−アルキル基、炭素数
6〜14個の非置換または置換アリール基、C3−C7−シクロアルキル基、C1−C4 −アルキルアリール基、または、5または6個の環内原子およびN、OまたはS
からなる群から選択される1個の異種原子を有する複素環基を表し、このときの
複素環基は、酸素原子に直接結合しているか、または脂肪族鎖を介して結合して
おり、R19−R22は、互いに関係なく、C1−C4−アルキル基またはC1−C4−ヒドロ
キシアルキル基を表す。)、で表される有効成分、および/または、 e)式VI
【0005】
【化13】 で表される有効成分、および/または、 e)式VII
【0006】
【化14】 (式中、R23−R26は、H;C1−C6−アルキル;C1−C6−ハロアルキル;C2−C6
アルケニル;C2−C6−アルキニル;C1−C4−アルコキシカルボニル;C1−C4−ア
ルキルカルボニル;ホルミル;C3−C7−シクロアルキル;非置換の、または、C1 −C4−アルキル−、C1−C4−アルコキシ−、ニトロ−またはハロゲン−置換のC6 −C10−アリール;C1−C6−アルコキシ;C2−C6−アルコキシアルキル;C2−C6 −アルキルチオアルキル;ジ−C1−C4−アルキルアミノアルキル;ピリジル;チ
アゾリル;フリル;またはチエニルを表し、WはO、SまたはS=Oを表す。)
、で表される有効成分、を含む、有害な菌類を防除するための殺菌剤混合物に関
する。
【0007】
【従来技術】
式Iのアミド化合物自体は公知であり、文献に開示されている(EP−A54
5099参照)。
【0008】 WO97/08952は、式Iの化合物に加えて、更なる成分としてフェンア
ザキン(fenazaquin)も含む殺菌剤混合物を開示している。これらはボトリチス
菌(Botrytis)に対して大変有効であることが開示されている。
【0009】 ジチオカルバミン酸塩II(IIa:一般名:マンコゼブ(mancozeb)、US−A
3379610;IIb:一般名:マネブ(maneb)、US−A2504404;I
Ic:以前の一般名:メチラム(metiram)、US−A3248400;IId:一
般名:ジネブ(zineb)、US−A2457674)、これらの合成法および有 害な菌類に対する作用も公知である。
【0010】 化合物III、その合成法および使用方法も公知である(ドイツ公開出願DOS 1567169、一般名:プロパモカルブ(propamocarb))。
【0011】 化合物IVとジチオカルバミマートの殺菌剤混合物、その合成法および有害な菌
類に対する作用はEP−A753258およびUS−A5304572に公知で
ある。
【0012】 化合物Vは文献に殺菌剤および殺虫剤として開示されている(例えば、DE2 463046およびその中の引用文献参照)。この類の有効成分の代表例として
知られているものは、一般名ホセチル(fosetyl)またはホセチル−A1(fosetyl
−A1)として市販されている。
【0013】 化合物VIは提案一般名ファモクサドン(famoxa−done)として公知である(Pr
oc. Brighton Crop Protection Conference 1996, Pests and Disease
s, 21−26ページ参照)。
【0014】 式VIIの化合物は、同様に、EP−A551048およびEP−A62961 6に公知である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、施用量を低減しかつ公知の化合物の有効範囲を改善する目的
で、施用する有効成分の総量を低減させるのに結びつく、有害な菌類に対して改
善された効力を有する混合物(相乗作用混合物)を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、この目的は冒頭に示した混合物によって達成されることを発見し
た。その上、発明者らは、化合物Iおよび化合物II〜Vを同時に施用、すなわち併
合または別々のいずれかにより施用するか、または化合物Iおよび化合物II〜Vを
連続して施用すると、化合物IまたはII〜Vを単独で施用する時よりもさらに良好
に有害な菌類を防除できることを発見した。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明による混合物は相乗作用を示し、それゆえ、有害な菌類および特にブド
ウ類におけるうどん粉病菌を防除するのに特に好適である。
【0018】 本発明の文中で、ハロゲンとは、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を言い、特
にフッ素、塩素および臭素を言う。
【0019】 “アルキル”という語句は、直鎖状および分枝状のアルキル基を含む。これら
は、直鎖状または分枝状のC1−C12−アルキル基であるのが好ましく、C1−C6− アルキル基であるのが特に好ましい。アルキル基の例としては、特にメチル、エ
チル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチル
プロピル、1,1−ジメチルエチル、n−ペンチル、1−メチルブチル、2−メ
チルブチル、3−メチルブチル、1,2−ジメチルプロピル、1,1−ジメチル
プロピル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、n−ヘキシル、1
−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペン
チル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブ
チル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブ
チル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1
−エチルブチル、2−エチルブチル、1−エチル−2−メチルプロピル、n−へ
プチル、1−メチルヘキシル、1−エチルペンチル、2−エチルペンチル、1−
プロピルブチル、オクチル、デシル、ドデシルのようなアルキルが挙げられる。
【0020】 ハロアルキルは、1個以上のハロゲン原子、特にフッ素または塩素で、部分的
にまたは完全にハロゲン化されている上述のアルキル基である。1〜3個のハロ
ゲン原子を含むものが好ましく、またジフルオロメタンまたはトリフルオロメチ
ル基が特に好ましい。
【0021】 アルキル基およびハロアルキル基に対する上の記載は、アルキル基とハロアル
キル基におけるのと同様の意味で、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ
、ハロアルキルチオ、アルキルスルフィニル、およびアルキルスルホニルに適用
される。
【0022】 アルケニル基は、直鎖状および分枝状のアルケニル基を含む。これらは、直鎖
状または分枝状のC3−C12−アルケニル基であるのが好ましく、C3−C6−アルケ ニル基であるのが特に好ましい。アルケニル基の例としては、2−プロペニル、
2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2−
プロペニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−
2−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メ
チル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、
1,1−ジメチル−2−プロペニル、1,2−ジメチル−2−プロペニル、1−
エチル−2−プロペニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、
5−ヘキセニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、
3−メチル−2−ペンテニル、4−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−
ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、3−メチル−3−ペンテニル、4−
メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペン
テニル、3−メチル−4−ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、1,1−
ジメチル−2−ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテニル、1,1−ジメチル
−3−ブテニル、1,2−ジメチル−2−ブテニル、1,2−ジメチル−3−ブ
テニル、1,3−ジメチル−2−ブテニル、1,3−ジメチル−3−ブテニル、
2,2−ジメチル−3−ブテニル、2,3−ジメチル−2−ブテニル、2,3−
ジメチル−3−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニ
ル、2−エチル−2−ブテニル、2−エチル−3−ブテニル、1,1,2−トリ
メチル−2−プロペニル、1−エチル−1−メチル−2−プロペニルおよび1−
エチル−2−メチル−2−プロペニルが挙げられ、とくに2−プロペニル、2−
ブテニル、3−メチル−2−ブテニルおよび3−メチル−2−ペンテニルが好ま
しい。
【0023】 アルケニル基は1個以上のハロゲン原子、特にフッ素または塩素によって部分
的にまたは完全にハロゲン化されていてもよい。アルケニル基は1〜3個のハロ
ゲン原子を有するのが好ましい。
【0024】 アルキニル基は、直鎖状および分枝状のアルキニル基を含む。これらは、直鎖
状または分枝状のC3−C12−アルキニル基であるのが好ましく、C3−C6−アルキ ニル基であるのが特に好ましい。アルキニル基の例としては、2−プロピニル、
2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル、2−ペンチニル、
3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3
−ブチニル、1−メチル−2−ブチニル、1,1−ジメチル−2−プロピニル、
1−エチル−2−プロピニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−アルキニ
ル、5−ヘキシニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニ
ル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチル−3−ぺンチニル、2−メチル−
4−ペンチニル、3−メチル−4−ペンチニル、4−メチル−2−ペンチニル、
1,2−ジメチル−2−ブチニル、1,1−ジメチル−3−ブチニル、1,2−
ジメチル−3−ブチニル、2,2−ジメチル−3−ブチニル、1−エチル−2−
ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2−エチル−3−ブチニル、および1−
エチル−1−メチル−2−プロピニルが挙げられる。
【0025】 アルケニル基とそのハロゲン置換体、およびアルキニル基に関する上の記載は
、アルケニルオキシおよびアルキニルオキシに同様の意味で適用される。
【0026】 シクロアルキル基は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたは
シクロヘキシルのようなC3−C6−シクロアルキル基であるのが好ましい。シクロ
アルキル基が置換される場合には、置換基としてC1−C4−アルキル基を1〜3個
有するのが好ましい。
【0027】 シクロアルケニルは、シクロブテニル、シクロペンテニルまたはシクロヘキセ
ニルのようなC4−C6−シクロアルケニル基であるのが好ましい。シクロアルケニ
ル基が置換される場合には、置換基としてC1−C4−アルキル基を1〜3個有する
のが好ましい。
【0028】 シクロアルコキシ基は、シクロペンチルオキシまたはシクロヘキシルオキシの
ようなC5−C6−シクロアルコキシ基であるのが好ましい。シクロアルコキシ基が
置換される場合には、置換基としてC1−C4−アルキル基を1〜3個有するのが好
ましい。
【0029】 シクロアルケニルオキシ基は、シクロペンチルオキシまたはシクロヘキシルオ
キシのようなC5−C6−シクロアルケニルオキシ基であるのが好ましい。シクロア
ルケニルオキシ基が置換される場合には、置換基としてC1−C4−アルキル基を1
〜3個有するのが好ましい。
【0030】 アリールはフェニルが好ましい。
【0031】 Aがフェニル基の場合には、1,2または3個の上記の置換基をどの位置に有
していてもよい。これらの置換基は、互いに関係なく、アルキル、ジフルオロメ
チル、トリフルオロメチルおよびハロゲン、特に塩素、臭素およびヨウ素から選
択されるのが好ましい。フェニル基が2−位に1個の置換基を有するのが特に好
ましい。
【0032】 Aが5員環の複素環である場合には、特にフリル、チアゾリル、ピラゾリル、
イミダゾリル、オキサゾリル、チエニル、トリアゾリルまたはチアジアゾリル基
、または対応するこれらのジヒドロおよびテトラヒドロ誘導体であるのが好まし
い。チアゾリルまたはピラゾリル基が好ましい。
【0033】 Aが6員環の複素環である場合には、特にピリジル基または式
【0034】
【化15】 の基(式中、基XおよびYのうちの一方はO、SまたはNR23を表し、このときの
R23はHまたはアルキルを表し、基XおよびYのうちの他方はCH2、S、SO、SO2
たはNR23を表す。)であるのが好ましい。点線は二重結合が含まれていてもいな
くてもよいことを意味する。
【0035】 6員環の芳香族の複素環は、ピリジル基、特に3−ピリジル基、または式
【0036】
【化16】 の基(式中、XはCH2、S、SOまたはSO2を表す。)であるのが特に好ましい。
【0037】 上記の複素環基は、1,2または3個の上述の置換基を有していてもいなくて
も良く、このときのこれらの置換基は、互いに関係なく、アルキル、ハロゲン、
ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルから選択されるのが好ましい。
【0038】 Aは、式
【0039】
【化17】 の基であるのが特に好ましい。式中、R3、R4、R6、R7、R8およびR9は、互いに関
係なく、水素、アルキル(特にメチル)、ハロゲン(特に塩素)、CHF2またはCF 3 を表す。
【0040】 式Iの基R1は、水素原子であるのが好ましい。
【0041】 式Iの基R2は、フェニル基であるのが好ましい。R2は、特に好ましくは2−位 の位置に少なくとも1個の置換基を有しているのが好ましい。単一の置換基(ま
たは複数の置換基)は、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ハロゲ
ンまたはフェニルからなる群から選択されるのが好ましい。
【0042】 基R2の置換基もまた置換されていてもよい。脂肪族または脂環式の置換基は部
分的にまたは完全にハロゲン化、特にフッ素化または塩素化されていてもよい。
それらは1、2または3個のフッ素原子または塩素原子を有しているのが好まし
い。基R2の置換基がフェニル基である場合には、このフェニル基は1〜3個のハ
ロゲン原子(特に塩素原子)、および/または好ましくはアルキルおよびアルコ
キシから選択される基で置換されているのが好ましい。特に好ましいのは、フェ
ニル基がP−位をハロゲンで置換されている場合である。すなわち、基R2の特に
好ましい置換基はP−ハロゲン−置換フェニル基である。基R2は、飽和5員環と
縮合していても良く、この環はその一部に1〜3個のアルキル置換基を有してい
てもよい。
【0043】 この場合、R2は例えばインダニル、チアインダニルおよびオキサインダニルで
ある。特に4−位を介して窒素原子に結合しているインダニルおよび2−オキサ
インダニルが好ましい。
【0044】 好ましい形態において、本発明の混合物はアミド化合物として、Aが以下に示
す基、すなわちフェニル、ピリジル、ジヒドロピラニル、ジヒドロオキサチイニ
ル、ジヒドロオキサチイニルオキシド、ジヒドロオキサチイニルジオキシド、フ
リル、チアゾリル、ピラゾリルまたはオキサゾリル(これらの基は、互いに関係
なく、アルキル、ハロゲン、ジフルオロメチルおよびトリフルオロメチルから選
択される置換基を1、2または3個有していてもよい)である式Iの化合物を含 む。
【0045】 さらに好ましい形態において、Aは、以下の基、すなわちピリジン−3−イル
(2−位がハロゲン、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキ
シ、メチルチオ、メチルスルフィニルまたはメチルスルホニルで置換されていて
もいなくともよい。);フェニル(2−位がメチル、トリフルオロメチル、塩素
、臭素またはヨウ素で置換されていてもされていなくてもよい。);2−メチル
−5,6−ジヒドロピラン−3−イル;2−メチル−5,6−ジヒドロ−1,4
−オキサチイン−3−イル、またはその4−オキシドまたは4,4−ジオキシド
;2−メチルフラン−3−イル(4−および/または5−位がメチルで置換され
ていてもいなくてもよい。);チアゾール−5−イル(2−および/または4−
位がメチル、塩素、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルで置換されてい
てもいなくてもよい。);チアゾール−4−イル(2−および/または5−位が
メチル、塩素、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルで置換されていても
いなくてもよい。);1−メチルピラゾール−4−イル(3−および/または5
−位がメチル、塩素、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルで置換されて
いてもいなくてもよい。);または、オキサゾール−5−イル(2−および/ま
たは4−位がメチルまたは塩素で置換されていてもいなくてもよい。);である
【0046】 さらに好ましい形態によると、本発明の混合物は、アミド化合物として、R2
フェニル基(1、2または3個の上記の置換基で置換されていてもいなくてもよ
い。)である式Iの化合物を含む。
【0047】 さらに好ましい形態によると、本発明の混合物は、アミド化合物として、R2
フェニル基(1、2または3個の上記の置換基で置換されていてもいなくてもよ
い。)である式Iの化合物を含む。
【0048】 さらに好ましい形態によると、本発明の混合物は、アミド化合物として、R2
、2−位の位置に以下の置換基、すなわちC3−C6−アルキル、C5−C6−シクロア
ルケニル、C5−C6−シクロアルキルオキシ、シクロアルケニルオキシ(これらの
基は、1、2または3個のC1−C4−アルキル基で置換されていてもよい。)、1
〜5個のハロゲン原子および/または1〜3個の、互いに関係なく、C1−C4−ア
ルキル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ
、C1−C4−アルキルチオおよびC1−C4−ハロアルキルチオから選択される基によ
り置換されているフェニル、インダニルまたはオキサインダニル(1、2または
3個のC1−C4−アルキル基で置換されていてもいなくてもよい。)からなる置換
基のうちの1種を有するフェニル基である、式Iの化合物を含む。
【0049】 さらに好ましい形態によると、本発明の混合物は、アミド化合物として式Ia
【0050】
【化18】 で表される化合物を含む。式中、Aは、
【0051】
【化19】 を表し、Xは、メチレン、イオウ、スルフィニル、またはスルホニル(SO2)を 表し、R3は、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、塩素、臭素また
はヨウ素を表し、R4は、トリフルオロメチルまたは塩素を表し、R5は、水素また
はメチルを表し、R6は、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルまたは
塩素を表し、R7は、水素、メチルまたは塩素を表し、R8は、メチル、ジフルオロ
メチルまたはトリフルオロメチルを表し、R9は、水素、メチル、ジフルオロメチ
ル、トリフルオロメチルまたは塩素を表し、R10は、C1−C4−アルキル、C1−C4 −アルコキシ、C1−C4−アルキルチオまたはハロゲンを表す。
【0052】 特に好ましい形態においては、本発明の混合物はアミド化合物として式Ib
【0053】
【化20】 で表される化合物を含む。式中、R4は、ハロゲンを表し、R11は、ハロゲンで置 換されているフェニルを表す。
【0054】 有用な式Iのアミド化合物は、EP−A−545099および589301に
示してあるが、本文に参考文献の全体を組み入れてある。
【0055】 式Iのアミド化合物の合成法は、例えばEP−A−545099または589
301に公知であり、また類似の方法によって合成することができる。
【0056】 式IVは、特に、置換基の組み合わせが以下の表の列の1つに対応するN−アセ トニルベンズアミドを表している。
【0057】
【表1】
【0058】 特に好ましいものとしては、EP−A753258において一般的に好ましい
とされており、特に好ましいとされているN−アセトニルベンズアミドが挙げら
れる。
【0059】 式Vは、特に、R18が水素またはC1−C4−アルキル基、特にエチル基(−CH2CH3 )であり、Yが元素周期表の第III族の金属である化合物を表している。挙げる例
としては少ないもののLi、K、Na、Cs、MgまたはCaのような第1および2副族の 金属もまた好適である。
【0060】 しかしながら、原則として、R18およびR19−R22が冒頭で示したとおりのもの である化合物Vも好適である。
【0061】 特に好ましい化合物Vは、ホセチル(fosetyl)またはそのAl塩であるホセチル
−Al(fosetyl−Al)という名前で知られている有効成分である。
【0062】 式VIの化合物(提案一般名:ファモクサドン(famoxa−done))、その合成法
およびその殺菌性能はProc. Brighton Crop Prot. Conference 1996,の2
1〜26ページに開示されている。
【0063】 式VIIの化合物およびその合成法は、例えばEP−A551048、EP−A 629616およびEP−A668270に開示されている。式VIIとして好ま しい化合物は、EP−A551048の10、11、13、14、15(B=NHに
対して)、18および19ページの表に記載されている化合物である。
【0064】 化合物VIIとして特に好ましいのは、R23がC1−C6−アルキル(特にメチル、エ
チルまたはプロピル)、C1−C6−ハロアルキルまたはフェニルであり、R24がC1 −C6−アルキル(好ましくはメチル)、C1−C6−アルキルチオ(好ましくはメチ
ルチオ)であり、R25が非置換またはC1−C4−アルキル、ハロゲン、ニトロで置 換されたフェニル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキルカルボニル、ピリジ
ル、フリル、チエニル、チアゾリル、チエニルまたは非置換のまたはC1−C4−ア
ルキルで置換されたナフチルであり、R26が水素またはC1−C6−アルキルである 化合物である。
【0065】 相乗作用を示すためには、式Iのアミド化合物を少量用いるだけで十分である 。アミド化合物と式IIおよび/またはIII〜Vの有効成分は、質量比で50:1〜
1:50の範囲、特に10:1〜1:10の範囲で施用するのが好ましい。この
ときまた、アミド化合物Iに加えて、化合物IIおよびIII、IVおよび/またはV双 方を含む3元混合物または4種以上の有効成分を有する混合物を施用してもよい
。このような混合物の場合は、化合物II、III、IVおよびVの混合比は互いに対し
て、通常50:1〜1:50の範囲、好ましくは10:1〜1:10の範囲であ
る。
【0066】 含まれる窒素原子の塩基性のため、化合物IVは、無機または有機酸、または金
属イオンと塩または付加物を形成することができる。
【0067】 無機酸の例としては、フッ化水素酸、塩化水素酸、臭化水素酸およびヨウ化水
素酸のようなハロゲン化水素酸、硫酸、燐酸および硝酸が挙げられる。
【0068】 好適な有機酸としては、例えば、蟻酸;炭酸;および酢酸、トリフルオロ酢酸
、トリクロロ酢酸およびプロピオン酸のようなアルカン酸;およびグリコール酸
;チオシアン酸;乳酸;琥珀酸;クエン酸;安息香酸;桂皮酸;蓚酸;アルキル
スルホン酸(炭素数が1〜20個である直鎖状または分枝状のアルキル基を有す
るスルホン酸);アリールスルホン酸またはアリールジスルホン酸(1または2
個のスルフォ基を有するフェニル基およびナフチル基のような芳香族の基);ア
ルキルホスホン酸(炭素数が1〜20個である直鎖状または分枝状のアルキル基
を有するホスホン酸);アリールホスホン酸またはアリールジホスホン酸(1ま
たは2個の燐酸基を有するフェニル基およびナフチル基のような芳香族の基);
が挙げられ、アルキル基およびアリール基はさらに置換基を有していてもよい。
例えば、p−トルエンスルホン酸、サリチル酸、p−アミノサリチル酸、2−フ
ェノキシ安息香酸、2−アセトキシ安息香酸等が挙げられる。
【0069】 好適な金属イオンとしては、特に第1〜8副族の元素、特にクロム、マンガン
、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛のイオン、および、さらに第2主族の元素
、特にカルシウムおよびマグネシウムのイオン、および第3よび第4主族の元素
、とくにアルミニウム、錫、および鉛のイオンが挙げられる。金属は考えられる
様々な原子価の状態で存在してもよい。
【0070】 本発明の混合物を製造する場合には、純粋な有効成分IおよびII〜Vを使用する
のが好ましいが、有害な菌類または昆虫類、クモ類または線虫類のような他の害
虫に対して有効である成分、または殺草有効成分または成長調整有効成分または
肥料をさらに混合してもよい。
【0071】 同時に、すなわち併合してまたは別々に施用される化合物IおよびIIおよび/ またはIIIおよび/またはIVおよび/またはV、または化合物IおよびIIおよび/ またはIIIおよび/またはIVおよび/またはVの混合物は、広範囲の植物病原性菌
類、特に子嚢菌類、担子菌類、藻菌類および不完全菌類に対して傑出した作用を
示す。これらのうちの幾つかは、組織的に作用し、それゆえ、茎葉用の殺菌剤お
よび土壌用の殺菌剤として施用することができる。
【0072】 それらは、様々な作物、例えば綿花、野菜(例えば、キュウリ、豆、トマト、
ジャガイモおよびウリ)、大麦、芝、カラス麦、バナナ、コーヒー、トウモロコ
シ、果実、米、ライ麦、大豆、ブドウ、小麦、観賞植物、サトウキビおよび様々
な種子における多種類の菌類の防除に特に重要である。
【0073】 それらは、以下の植物病原性菌類の防除に特に適している。すなわち、穀物類
のエリシペ・グラミニス(Erysiphe graminis)(うどん粉病);ウリ科のエリ
シペ・キコラケアラム(Erysiphe cichoracearum)およびスフェロテカ・フリ ギネア(Sphaerotheca fuliginea);リンゴのポドスフェラ・ロイコトリカ(P
odosphaera leucotricha);ブドウのウンキヌラ・ネカトル(Uncinula necat
or);穀物類のプッキニア(Puccinia)種;綿花、イネおよび芝のリゾクトニア
(Rhizoctonia)種;穀物類およびサトウキビのウスチラゴ(Ustilago)種;リ ンゴのベンツリア・イネクアリス(Venturia inaeqalis)(腐敗病);穀物類 のヘルミントスポリウム(Helminthosporium)種;小麦のセプトリア・ノドルム
(Septoria nodorum);イチゴ、野菜、観賞植物およびブドウのボトリチス・ キネラ(Botrytis cinera)(灰色カビ);ナンキンマメのセルコスポラ・アラ
キジコラ(Cercospore arachdicola)、小麦および大麦のシュードケルコスポ レラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides);イネの
ピリクラリア・オリザエ(Pyricularia orizae);ジャガイモおよびトマトの フィトピトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans);ブドウのプラ スモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola);ホップとキュウリのシュードペ
ロノスポラ(Pseudoperonospora)種;野菜および果実のアルテルナリア(Alter
naria)種;バナナのマイコスフェレラ(Mycosphaerella)種;フサリウム(Fus
arium)およびベルチキルリウム(Verticillium)種の防除に好適である。
【0074】 本発明の混合物は、特に、穀類およびブドウ類の作物におけるうどん粉病菌の
防除のために施用するのが好ましい。
【0075】 化合物IIおよび/またはIII〜VIIを、同時に施用、すなわち併合または別々の
いずれかにより施用するか、または連続して施用することが可能であり、別々に
施用する場合には、施用の順序により防除成果に影響がでることは一般にない。
【0076】 いかなる効果を期待するかによるが、本発明の混合物の施用量は、特に農作物
地域では、1haあたり0.01〜8kgであり、0.1〜5kgが好ましく、特に0
.5〜3.0kgが好ましい。
【0077】 化合物Iの施用量は、1haあたり0.01〜2.5kgであり、0.05〜2.
5kgが好ましく、特に0.1〜1.0kgが好ましい。
【0078】 これに対し、化合物IIおよび/またはIIIおよび/またはIVおよび/またはVお
よび/またはVIおよび/またはVIIの場合には、施用量は、1haあたり0.01 〜10kgであり、0.05〜5kgが好ましく、特に0.05〜2.0kgが好まし
い。
【0079】 種子を処理する場合、本発明の混合物の施用量は、一般に種子1kgあたり0.
001〜250gであり、0.01〜100gが好ましく、0.01〜50gが
特に好ましい。
【0080】 植物病原性の有害な菌類を防除する場合には、化合物IおよびIIおよび/また
はIIIおよび/またはIVおよび/またはVおよび/またはVIおよび/またはVII、 または化合物IおよびIIおよび/またはIIIおよび/またはIVおよび/またはVお
よび/またはVIおよび/またはVIIの混合物を別々にまたは併合して、植物の播 種の前または後、または植物の発芽の前または後に、種子、植物または土壌に噴
霧することによりまたは散粉することにより施用する。
【0081】 本発明による相乗作用を示す殺菌剤混合物、または化合物IおよびIIおよび/
またはIIIおよび/またはIVおよび/またはVおよび/またはVIおよび/またはVI
Iは、例えば直接噴霧可能な溶液、粉末、懸濁液の形態で、または高濃度の水性 、油性または他の懸濁液、分散液、乳濁液、油性分散液、ペースト、粉剤、空中
散布剤または粒剤の形態で製剤化することができ、また噴霧法、ミスト法、散粉
法、空中散布法または潅注法により施用することができる。施用形式は、所期の
目的に依存するが、いずれの場合にも、本発明の混合物の分布をできるだけ微細
かつ均一に確保するようにすべきである。
【0082】 製剤は、公知の方法、例えば、所望の場合には乳化剤または分散剤を使用して
、溶剤および/または坦体を有効成分に混ぜて量を増やして製造される。希釈液
として水を使用する場合には、助溶剤として他の有機溶媒を使用することもでき
る。このための助剤としては、本来以下のものが好ましい。例えば芳香族化合物
(例えばキシレン)、塩素化芳香族化合物(例えばクロロベンゼン)、パラフィ
ン(例えば石油留分)、アルコール(例えばメタノール、ブタノール)、ケトン
(例えばシクロヘキサノン)、アミン(例えばエタノールアミン、ジメチルホル
ムアミド)および水のような溶剤;例えば天然鉱石粉(例えばカオリン、粘土、
タルク、白亜)、合成鉱石粉(例えば微細粒シリカ、珪酸塩)のような担体;例
えば非イオン性および陰イオン性乳化剤(例えばポリオキシエチレン脂肪アルコ
ールエーテル、アルキルスルホナートおよびアリールスルホナート)のような乳
化剤;および例えばリグニン−亜硫酸パルプ廃液およびメチルセルロースのよう
な分散剤が該当する。
【0083】 好適な界面活性剤としては、例えばリグノ−、フェノール−、ナフタレン−お
よびジブチルナフタレン−スルホン酸のような芳香族スルホン酸および脂肪酸の
アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩およびアンモニウム塩;アルキル−および
アルキルアリールスルホナート;アルキル、ラウリルエーテルおよび脂肪アルコ
ールスルファート;および硫酸化ヘキサ−、ヘプタ−およびオクタ−デカノール
または脂肪アルコールグリコールエーテルの塩;スルホン化ナフタレンおよびそ
の誘導体とホルムアルデヒドとの縮合物;ナフタレンまたはナフタレンスルホン
酸とフェノールおよびホルムアルデヒドとの縮合物;ポリオキシエチレンオクチ
ルフェノールエーテル;エトキシル化イソオクチル−、オクチル−およびノニル
−フェノール;アルキルフェノールポリグリコールエーテル;トリブチルフェニ
ルポリグリコールエーテル;アルキルアリールポリエーテルアルコール;イソト
リデシルアルコール;脂肪アルコール/エチレンオキシド縮合物;エトキシル化
ヒマシ油;ポリオキシエチレンアルキルエーテル;またはポリオキシプロピレン
;ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセタート;ソルビトールエステ
ル;リグニン−亜硫酸パルプ廃液;またはメチルセルロースが挙げられる。
【0084】 粉末、空中散布剤および粉剤は、化合物IまたはIIおよび/またはIIIおよび/
またはIVおよび/またはVおよび/またはVIおよび/またはVII、または化合物I およびIIおよび/またはIIIおよび/またはIVおよび/またはVおよび/またはVI
および/またはVIIの混合物を固体担体と混合しまたは一緒に粉砕することによ り製造することができる。
【0085】 粒剤(例えば、被覆粒剤、含浸粒剤および均質粒剤)は、通常、単一または複
数の有効成分を固体担体に結合させることにより製造する。
【0086】 充填剤または固体担体の例としては、例えば、シリカゲル、シリカ、シリカゲ
ル、珪酸塩、タルク、カオリン、石灰石、石灰、白亜、膠灰粘土、黄土、粘土、
白雲石、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、合成
物質粉のような鉱物土;および、例えば硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、
硝酸アンモニウム、尿素のような肥料;および、例えば、穀物粉、樹皮粉、木材
粉および堅果殻粉、セルロース粉末のような植物起源の生成物;または他の固体
担体が挙げられる。
【0087】 一般に製剤は、0.1〜95質量%、好ましくは0.5〜90質量%の化合物
IまたはIIおよび/またはIIIおよび/またはIVおよび/またはVおよび/または
VIおよび/またはVIIのうちの1種、または化合物IおよびIIおよび/またはIII
および/またはIVおよび/またはVおよび/またはVIおよび/またはVIIの混合物
を含む。有効成分は90〜100%、好ましくは95〜100%(NMRまたは
HPLCスペクトルによる)の純度で使用される。
【0088】 化合物IおよびIIおよび/またはIIIおよび/またはIVおよび/またはVおよび
/またはVIおよび/またはVII、または混合物、またはこれらに対応する製剤は 、有害な菌類、その生息場所、または菌類から防護されるべき植物、種子、土壌
、地面、資材または空間を、殺菌剤として有効な量の混合物、または別々に施用
する場合には殺菌剤として有効な量の化合物IおよびIIおよび/またはIIIおよ び/またはIVおよび/またはVおよび/またはVIおよび/またはVIIで処理するこ
とにより施用する。
【0089】 有害な菌類に感染する前後で施用することができる。
【0090】 有効成分を含む剤型例を以下に示す。 I.90質量部の有効成分および10質量部のN−メチル−2−ピロリドンの溶
液;この溶液は微小液滴の形状で施用するのに適している; II.20質量部の有効成分、80質量部のキシレン、10質量部のオレイン酸
N−モノエタノールアミド1モルとエチレンオキシド8〜10モルとの付加物、
5質量部のドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、および5質量部のひまし油
1モルとエチレンオキシド40モルの付加物からなる混合物;分散液は水中にこ
の溶液を高分散させることにより得られる; III.20質量部の有効成分、40質量部のシクロヘキサノン、30質量部の
イソブタノールおよび20質量部のひまし油1モルとエチレンオキシド40モル
の付加物からなる水性分散液; IV.20質量部の有効成分、25質量部のシクロヘキサノール、65質量部の
210〜280℃の範囲の沸点を有する石油留分および10質量部のひまし油1
モルとエチレンオキシド40モルの付加物からなる水性分散液; V.80質量部の有効成分、3質量部のジイソブチルナフタレン−1−スルホン
酸ナトリウム、10質量部の亜硫酸パルプ廃液より得たリグノスルホン酸ナトリ
ウムおよび7質量部の粉末状シリカゲルからなる、ハンマーミルで粉砕した混合
物;この混合物を水中に高分散させることにより噴霧用混合物が得られる; VI.3質量部の有効成分および97質量部の微細粒カオリンからなる混和物;
この粉剤は3質量%の有効成分を含む; VII.30質量部の有効成分、92質量部の粉末状シリカゲルおよび8質量部
のこのシリカゲルの表面上に吹きつけたパラフィン油からなる混和物;この製剤
では、有効成分が良好な付着力を有する; VIII.40質量部の有効成分、10質量部のフェノールスルホン酸/尿素/
ホルムアルデヒド縮合物のナトリウム塩、2質量部のシリカゲルおよび48質量
部の水からなる安定な水性分散液;この分散液はさらに希釈することができる;
IX.20質量部の有効成分、2質量部のドデシルベンゼンスルホン酸カルシウ
ム、8質量部の脂肪アルコールポリグリコールエーテル、20質量部のフェノー
ルスルホン酸/尿素/ホルムアルデヒド縮合物のナトリウム塩および88質量部
のパラフィン系石油からなる安定な油性分散液; が挙げられる。
【0091】 実施例 本発明による混合物の相乗作用を、下記の実験により示すことができる。: 有効成分は、別々にまたは併合して、63質量%のシクロヘキサノンおよび2
7質量%の乳化剤からなる混合物中の10%乳液として調剤し、所望の濃度に水
で希釈する。
【0092】 感染した葉の面積の割合を%単位で測定することにより評価を行う。この%を
効力に換算する。効力(W)はアボット(Abbot)の式により以下のように求め られる。
【0093】 W=(1−α)・100/β 上記式中、αは処理植物における菌類への感染%、βは未処理(対照)植物に
おける菌類への感染%にそれぞれ対応している。
【0094】 効力0とは処理植物の感染レベルが未処理の対照植物のものと一致しているこ
とを示し、効力100とは処理植物が感染しなかったことを示す。
【0095】 有効成分の混合物の効力に関する期待値は、以下のコルビーの式(R.S.Colby, Weeds 15, (1967)、20〜22頁参照)により算出し、効力の実験値と対比し た。
【0096】 コルビーの式:E=x+y−x・y/100 上記式中、Eは、有効成分AおよびBの混合物を濃度aおよびbで施用した場
合の、未処理対照に対する%で表された効力の期待値であり、xは、有効成分A
を濃度aで施用した場合の、未処理対照に対する%で表された効力であり、yは
、有効成分Bを濃度bで施用した場合の、未処理対照に対する%で表された効力
である。
【0097】 実施例1−トマトのフィトピトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestan
s)に対する有効性 鉢植えの植物(品種“Grosse Fleischtomate”)の葉に、10%の有効成分 、63%のシクロヘキサノンおよび27%の乳化剤からなる原液から調製した水
性懸濁液を液が滴り落ちるまで噴霧した。翌日、フィトピトラ・インフェスタン
ス(Phytophthora infestans)の水性遊走子懸濁液を葉に接種した。次いで、 被験植物を16〜18℃の温度で水蒸気を飽和させた槽内に保管した。6日後、
感染した未処理の対照植物におけるトマトの胴枯病は、感染割合を%単位で目視
にて測定できる程度にまで進行した。
【0098】 施用した式Iの化合物は以下の成分である。
【0099】
【化21】
【0100】 結果を以下の表1および2に示す。
【0101】
【表2】
【表3】 *)コルビーの式により計算
【0102】 実験結果から、効力の実験値は、全ての混合比において、コルビーの式により
事前に計算した効力よりも高い結果を示していることが分かる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 43/76 A01N 43/76 47/12 47/12 Z 47/14 47/14 D 57/12 57/12 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AU,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,GE, HU,ID,IL,JP,KR,KZ,LT,LV,M K,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI ,SK,TR,UA,US (72)発明者 アイケン,カール ドイツ、D−67157、ヴァヘンハイム、ア ム、ヒュッテンヴィンゲルト、12 (72)発明者 ハムペル,マンフレート ドイツ、D−67435、ノイシュタット、イ ム、ビーンガルテン、15 (72)発明者 アマーマン,エーバーハルト ドイツ、D−64646、ヘペンハイム、フォ ン−ガーゲルン−シュトラーセ、2 (72)発明者 ロレンツ,ギーゼラ ドイツ、D−67434、ノイシュタット、エ ルレンヴェーク、13 (72)発明者 シュトラトマン,ズィークフリート ドイツ、D−67117、リムブルガーホーフ、 ドナースベルクシュトラーセ、9 Fターム(参考) 4H011 AA01 BA01 BA06 BB06 BB09 BB10 BB13 BB17 BC01 BC03 BC05 BC06 BC07 BC09 BC18 BC19 BC20 BC22 DA02 DA13 DA15 DC04 DD03 DE15 DH02 DH03 DH10 【要約の続き】 で表される有効成分、および/または、e)式VI 【化4】 で表される有効成分、および/または、e)式VII 【化5】 で表される有効成分、(上記式中の置換基の意味は発明 の詳細な説明中に示したとおりである。)を含む殺菌剤 混合物。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有効成分として、 a)式I A−CO−NR12 (I) {式中、 Aは、アリール基または1〜3個のO、NおよびSから選択される異種原子を
    有する芳香族または非芳香族の5−または6−員環の複素環を表し、このアリー
    ル基または複素環は、互いに関係なく、アルキル、ハロゲン、CHF2、CF3、アル コキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニルおよびアルキル
    スルホニルから選択される置換基を1、2または3個有していてもいなくてもよ
    く、 R1は、水素原子を表し、 R2は、フェニル基またはシクロアルキル基(これらの基は、互いに関係なく、
    アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルケニルオキシ、アルキニ
    ルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキルオキシ、シクロ
    アルケニルオキシ、フェニルおよびハロゲンから選択される置換基を1、2また
    は3個有していてもいなくてもよい。)を表し、このときの脂肪族基および脂環
    式の基は部分的にまたは完全にハロゲン化されていてもよく、および/または、
    脂環式の基は1〜3個のアルキル基で置換されていてもよく、フェニル基は1〜
    5個のハロゲン原子および/または互いに関係なくアルキル、ハロアルキル、ア
    ルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、およびハロアルキルチオから選択さ
    れる1〜3個の置換基を有していてもよく、アミド化物のフェニル基は飽和5員
    環(飽和5員環は1個以上のアルキル基で置換されていてもいなくてもよく、お
    よび/またはOおよびSから選択される1個の異種原子を有していてもよい。)
    と縮合していてもいなくてもよい。}、 で表されるアミド化合物、 および、 b) エチレンビス(ジチオカルバミン酸)マンガン(亜鉛錯体)(IIa)、 エチレンビス(ジチオカルバミン酸)マンガン(IIb)、 アンモニア化エチレンビス(ジチオカルバミン酸)亜鉛(IIc)、および、 エチレンビス(ジチオカルバミン酸)亜鉛(IId)、 からなる群から選択されるジチオカルバミン酸塩(II)、 および/または、 c)式III 【化1】 で表されるカルバミン酸エステル、 および/または、 d)式IV 【化2】 (式中、 R12、R14は、互いに関係なく、ハロゲンまたはC1−C4−アルキルを表し、 R13は、シアノ、C1−C4−アルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−アルキニ ル、またはC1−C4−アルコキシを表し、 R15は、水素またはC1−C4−アルキルを表し、 R16は、C2−C4−アルキルを表し、 R17は、チオシアナト、イソチオシアナトまたはハロゲンを表す。)、 で表されるN−アセトニルベンズアミド、または、その塩または付加物、 および/または、 e)式V 【化3】 (式中、 Yは、水素、元素周期表の第1〜3主族の金属原子、または基NR19R20R21R22 を表し、 R18は、水素、C1−C18−アルキル基(ハロゲンまたはニトロ基で置換されてい
    てもよい)、C2−C8−アルケニルまたはC2−C8−アルキニル基(これらは、ハロ
    ゲンまたはニトロ基で置換されていてもよい)、C1−C8−アルコキシ−C1−C8
    アルキルまたはC2−C8−アルケニル−C1−C8−アルキル基、炭素数6〜14個の
    非置換または置換アリール基、C3−C7−シクロアルキル基、C1−C4−アルキルア
    リール基、または、5または6個の環内原子およびN、OまたはSからなる群か
    ら選択される1個の異種原子を有する複素環基を表し、このときの複素環基は、
    酸素原子に直接結合しているか、または脂肪族鎖を介して結合しており、 R19−R22は、互いに関係なく、C1−C4−アルキル基またはC1−C4−ヒドロキシ
    アルキル基を表す。)、 で表される有効成分、 および/または、 e)式VI 【化4】 で表される有効成分、 および/または、 e)式VII 【化5】 (式中、R23−R26は、H;C1−C6−アルキル;C1−C6−ハロアルキル;C2−C6
    アルケニル;C2−C6−アルキニル;C1−C4−アルコキシカルボニル;C1−C4−ア
    ルキルカルボニル;ホルミル;C3−C7−シクロアルキル;非置換の、または、C1 −C4−アルキル−、C1−C4−アルコキシ−、ニトロ−またはハロゲン−置換のC6 −C10−アリール;C1−C6−アルコキシ;C2−C6−アルコキシアルキル;C2−C6 −アルキルチオアルキル;ジ−C1−C4−アルキルアミノアルキル;ピリジル;チ
    アゾリル;フリル;またはチエニルを表し、 WはO、SまたはS=Oを表す。)、 で表される有効成分、 を含む殺菌剤混合物。
  2. 【請求項2】式Iにおいて、基Aが以下の群、すなわち、 フェニル、ピリジル、ジヒドロピラニル、ジヒドロオキサチイニル、ジヒドロオ
    キサチイニルオキシド、ジヒドロオキサチイニルジオキシド、フリル、チアゾリ
    ル、ピラゾリルまたはオキサゾリル(これらの基は、互いに関係なく、アルキル
    、ハロゲン、ジフルオロメチルおよびトリフルオロメチルから選択される置換基
    を1、2または3個有していてもよい)、 からなる群、のうちの1種であることを特徴とする、請求項1に記載の殺菌剤混
    合物。
  3. 【請求項3】式Iにおいて、基Aが以下の群、すなわち、 ピリジン−3−イル(2−位がハロゲン、メチル、ジフルオロメチル、トリフ
    ルオロメチル、メトキシ、メチルチオ、メチルスルフィニルまたはメチルスルホ
    ニルで置換されていてもいなくともよい。)、 フェニル(2−位がメチル、トリフルオロメチル、塩素、臭素またはヨウ素で
    置換されていてもいなくてもよい。)、 2−メチル−5,6−ジヒドロピラン−3−イル、 2−メチル−5,6−ジヒドロ−1,4−オキサチイン−3−イル、または、
    その4−オキシドまたは4,4−ジオキシド、 2−メチルフラン−3−イル(4−および/または5−位がメチルで置換され
    ていてもいなくてもよい。)、 チアゾール−5−イル(2−および/または4−位がメチル、塩素、ジフルオ
    ロメチルまたはトリフルオロメチルで置換されていてもいなくてもよい。)、 チアゾール−4−イル(2−および/または5−位がメチル、塩素、ジフルオ
    ロメチルまたはトリフルオロメチルで置換されていてもいなくてもよい。)、 1−メチルピラゾール−4−イル(3−および/または5−位がメチル、塩素
    、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルで置換されていてもいなくてもよ
    い。)、または、 オキサゾール−5−イル(2−および/または4−位がメチルまたは塩素で置
    換されていてもいなくてもよい。)、 からなる群、のうちの1種であることを特徴とする、請求項1に記載の殺菌剤混
    合物。
  4. 【請求項4】R2がフェニル基(1、2または3個の請求項1に記載の置換
    基で置換されていてもいなくてもよい。)である式Iの化合物を含むことを特徴
    とする、請求項1〜3のいずれかに記載の殺菌剤混合物。
  5. 【請求項5】R2が、以下の置換基、すなわち、 C3−C6−アルキル、C5−C6−シクロアルケニル、C5−C6−シクロアルキルオキ
    シ、シクロアルケニルオキシ(これらの基は、1、2または3個のC1−C4−アル
    キル基で置換されていてもよい。)、 1〜5個のハロゲン原子、および/または、互いに関係なく、C1−C4−アルキ
    ル、C1−C4−ハロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、C1 −C4−アルキルチオ、およびC1−C4−ハロアルキルチオから選択される1〜3個
    の基により置換されているフェニル、 からなる置換基のうちの1つを2−位に有するフェニル基であるか、 またはR2がインダニル基またはオキサインダニル基(1、2または3個のC1−C4 −アルキルで置換されていてもいなくてもよい。)、 であることを特徴とする、請求項4に記載の殺菌剤混合物。
  6. 【請求項6】以下の式Ia 【化6】 (式中、 Aは、 【化7】 を表し、 Xは、メチレン、イオウ、スルフィニル、またはスルホニル(SO2)を表し、 R3は、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、塩素、臭素またはヨ
    ウ素を表し、 R4は、トリフルオロメチルまたは塩素を表し、 R5は、水素またはメチルを表し、 R6は、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルまたは塩素を表し、 R7は、水素、メチルまたは塩素を表し、 R8は、メチル、ジフルオロメチルまたはトリフルオロメチルを表し、 R9は、水素、メチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルまたは塩素を表
    し、 R10は、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキルチオまた はハロゲンを表す。) で表されるアミド化合物を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記
    載の殺菌剤混合物。
  7. 【請求項7】アミド化合物として、以下の式Ib 【化8】 (式中、 R4は、ハロゲンを表し、 R11は、ハロゲンで置換されているフェニルを表す。) で表される化合物を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の殺
    菌剤混合物。
  8. 【請求項8】アミド化合物として、以下の式 【化9】 で表される化合物を含むことを特徴とする、請求項1に記載の殺菌剤混合物。
  9. 【請求項9】一方には固体または液体の担体中にアミド化合物Iを含み、 他方には固体または液体の担体中に化合物IIおよび/またはIII〜VIIを含むよう
    に、2つに分けて調製されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載
    の殺菌剤混合物。
  10. 【請求項10】菌類および菌類の生息場所、または菌類の攻撃から防護す
    べき資材、植物、種子、土壌、地面または空間を、請求項1〜9のいずれかに記
    載の殺菌剤混合物で処理することを含む有害な菌類の防除方法であって、有効成
    分であるアミド化合物Iおよび化合物IIおよび/またはIII〜VIIを同時に施用、 すなわち併合または別々のいずれかにより施用するか、または連続して施用する
    ことを特徴とする、有害な菌類の防除方法。
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