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JP2001512667A - ヒトオーファンレセプターntr−1 - Google Patents

ヒトオーファンレセプターntr−1

Info

Publication number
JP2001512667A
JP2001512667A JP2000506239A JP2000506239A JP2001512667A JP 2001512667 A JP2001512667 A JP 2001512667A JP 2000506239 A JP2000506239 A JP 2000506239A JP 2000506239 A JP2000506239 A JP 2000506239A JP 2001512667 A JP2001512667 A JP 2001512667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
human
ntr
human ntr
polypeptide
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000506239A
Other languages
English (en)
Inventor
ピオトル ジェイ. マシアコウスキ,
ジョディ モリス,
デイビッド エム. バレンズエラ,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Regeneron Pharmaceuticals Inc
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Regeneron Pharmaceuticals Inc
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Regeneron Pharmaceuticals Inc, Procter and Gamble Co filed Critical Regeneron Pharmaceuticals Inc
Publication of JP2001512667A publication Critical patent/JP2001512667A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/705Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
    • C07K14/70578NGF-receptor/TNF-receptor superfamily, e.g. CD27, CD30, CD40, CD95
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K2319/00Fusion polypeptide

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  • Biochemistry (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
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  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 本発明はヒトNTR−1と命名された核酸配列を提供し、これは膵臓および胎児の心臓において発現される新規なオーファンレセプターをコードする。本発明はまた、ヒトNTR−1遺伝子産物に結合するリガンドを検出、および/または測定するために使用され得るアッセイ系を提供する。本発明はまた、NTR−1と、NTR−1との結合を介してシグナル伝達を開始する薬剤との間の相互作用に基づく、診断方法および治療方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この国際出願は、1997年8月6日に出願された米国仮出願第60/054
,869号の優先権を請求する。この出願を通して、種々の刊行物が参照される
。これらの刊行物の開示は、その全体が本出願に参考として援用される。
【0002】 (序論) 本発明の分野は、細胞機能を調節するポリペプチド分子、このポリペプチドを
コードする核酸配列、ならびにこの核酸配列およびこのポリペプチドを使用する
方法である。本発明は新規なオーファンレセプター分子、それらの使用、および
これらのレセプターと相互作用する新規なリガンドを同定するのに有用なアッセ
イ系を提供する。
【0003】 (発明の背景) 腫瘍壊死因子レセプター(TNFR)スーパーファミリーは主に、種々の細胞
においてシグナル形質導入を誘発する膜貫通のタンパク質からなる。腫瘍壊死因
子α(TNF−α)は、活性化マクロファージによって主として産生されるサイ
トカインである。TNF−αは、T細胞およびB細胞増殖を刺激し、そして内皮
細胞における接着分子の発現を誘導する。このサイトカインも、感染に対する宿
主防御に重要な役割を果たす。
【0004】 TNF−α活性は、2つの異なるレセプター、TNFR−p55およびTNF
R−p75によって媒介される。これらの2つのレセプターはまた、主として活
性化リンパ球により分泌される可溶性リンホトキシンα(LT−α)によって引
き起こされる活性を媒介する。TNFR−p55の特異的刺激は、例えばインビ
トロ腫瘍細胞傷害性のようなTNF活性、内皮細胞およびケラチノサイトにおけ
る接着分子の発現、セラミドの付随増加でのスフィンゴミエリナーゼの活性化、
NF−κBの活性化、ならびにマンガンスーパーオキシドジスムターゼmRNA
の誘導を誘導する。TNFR−p75の特異的刺激は、マウスおよびヒトの胸腺
細胞および細胞傷害性T細胞、線維芽細胞およびナチュラルキラー細胞の増殖性
応答、ならびにPC60細胞におけるGM−CSF分泌を生じる。
【0005】 骨吸収を調節するTNFRスーパーファミリーの新メンバーの同定は、最近報
告された。この新しく同定されたタンパク質は骨プロテグリン(Osteopr
otegrin)(OPG)と名付けられ、破骨細胞(骨吸収の原因である細胞
)の分化をブロックすることにより骨吸収の体液性制御因子として作用すると仮
定された。(Simonet,W.S.,ら、1997、Cell 89:30
9−319;Amgen,Inc.の名前で、1997年7月3日に発行された
国際公開第WO 97/23614号)。しかし、破骨細胞の発達を調節するよ
うに生理学的に作用する可溶性因子については比較的ほとんど知られていない。
【0006】 新規なレセプター分子は、例えばPCRに基づくスクリーニング、またはこの
ファミリーメンバー間の公知の相同性領域を含むESTデータベースのコンピュ
ーターサーチを使用して、レセプターの公知のファミリーのさらなるメンバーを
サーチすることにより、しばしば同定および単離される。(例えば、Maiso
npierre,ら、1993、Oncogene 8:1631−1637を
参照のこと)。このような所謂「オーファン」レセプター(このリガンドは全く
知られていない)の単離、およびこのようなレセプターが発現される組織の引き
続く決定は、標的組織中の細胞の成長、増殖、および再生の調節に対する見識を
提供する。さらにこのようなレセプターはこれらの同族のリガンドを単離するの
に使用され得、次にこれはこのレセプターを発現する細胞の生存、成長および再
生を調節するのに使用され得る。あるいは可溶性レセプターの場合に、このレセ
プター自体リガンドとして挙動し得る。
【0007】 (発明の要旨) 本発明は、ヒトNTR−1と名付けられた、新規のオーファンヒトレセプター
を提供し、これは、膵臓、骨格筋、筋肉ならびに胎児および成体の心臓中に発現
される。このタンパク質は骨プロテグリン(OPG)に関し、腫瘍壊死因子レセ
プター(TNFR)に関する。本発明はさらに、ヒトNTR−1をコードする単
離核酸分子を提供する。その骨プロテグリンとの相同性に基づいて、ヒトNTR
−1は骨質量の調節に関与し、骨芽細胞または破骨細胞の発達、増殖、および死
を調節するのに、あるいは筋肉代謝を調節するのに有用であり得、ならびに筋肉
の疾患または障害に関係し得る。
【0008】 本発明はまた、ヒトNTR−1の細胞外ドメイン、およびこのような細胞外ド
メインをコードする核酸を含有するタンパク質またはポリペプチドを提供する。
本発明はさらに、ヒトNTR−1またはその細胞外ドメインをコードする単離さ
れた核酸分子を含有するベクターを提供し、これは、細菌細胞、酵母細胞、昆虫
細胞、または哺乳動物細胞、好ましくはCOSまたはCHO細胞内で、ヒトNT
R−1またはその細胞外ドメインを発現するのに使用され得る。
【0009】 本発明はさらに、ヒトNTR−1と相互作用する薬物のスクリーニングにおい
て、ヒトNTR−1レセプターまたはその細胞外もしくは細胞内ドメインの使用
を提供する。本明細書中に記載されるレセプターに結合する新規な薬剤は、この
レセプターを自然に発現する細胞内で生存および分化を仲介し得るが、またこの
レセプターを発現するように操作した細胞を処理するのに使用した場合、生存お
よび増殖を与え得る。特定の実施態様において、ヒトNTR−1の細胞外ドメイ
ン(可溶性レセプター)は、同族のリガンドのスクリーニングに利用される。
【0010】 本発明のヒトNTR−1ポリペプチドの好ましい使用には、このレセプターポ
リペプチドに結合する薬剤のスクリーニングが挙げられる。この薬剤は生物学的
に活性な薬剤(アゴニスト)(これはヒトNTR−1レセプターを活性化する)
であり得るか、またはレセプターに結合し、そしてその活性化をブロックし得る
(アンタゴニスト)。スクリーニング方法は、この薬剤の存在なしで、このポリ
ペプチドが基準親和性でこの結合標的に特異的に結合するという条件下で、細胞
外ヒトNTR−1ポリペプチド特異的結合標的および候補薬の存在下で、ヒトN
TR−1ポリペプチドをインキュベートする工程;このポリペプチドのこの結合
標的に対する結合親和性を検出し、薬剤で偏った親和性を決定し、ここでこの薬
剤で偏った親和性とこの基準親和性との間の相違は、この薬剤がこのポリペプチ
ドのこの結合標的への結合を調節することを示唆する工程、を包含する。
【0011】 本発明はまた、ヒトおよび動物におけるNTR−1発現組織の検出に有用なヒ
トNTR−1をコードする核酸配列内に含まれる配列とハイブリダイズし得る核
酸プローブを提供する。
【0012】 本発明はさらに、ヒトNTR−1に指向される抗体を提供する。
【0013】 本発明にはまた、診断のおよび治療の有効性を有する。本発明の特定の実施態
様において、本明細書に記載されるレセプターの機能または発現における異常を
検出する方法は、この障害の診断に使用され得る。他の実施態様において、この
レセプターと結合するレセプターまたはアゴニストまたはアンタゴニストの操作
は、疾患の処置に使用され得る。さらなる実施態様において、このレセプターの
細胞外ドメインは、レセプターのその標的への結合をブロックするブロッキング
剤として利用される。
【0014】 本発明のさらなる実施態様において、過剰のNTR−1で障害を受ける患者は
、このヒトNTR−1遺伝子コード領域と一致する効果のある量のアンチセンス
RNAまたはアンチセンスオリゴデオキシリボヌクレオチドを投与することで処
置され得、これによりNTR−1の発現を減少する。
【0015】 (発明の詳細な説明) 本発明は、単離されたヒトNTR−1ポリペプチド、ならびにヒトNTR−1
アミノ酸配列、またはアッセイ認識可能なヒトNTR−1特異的活性を有するそ
の機能的ヒトNTR−1ポリペプチドドメインを含む組換えポリペプチドを含む
ヒトNTR−1ポリペプチドを提供する。従って、このポリペプチドは、開示さ
れたヒトNTR−1ポリペプチドの欠失変異体であり得、そして例えば、非ヒト
NTR−1ポリペプチドとの融合産物として提供され得る。本発明のヒトNTR
−1ポリペプチドドメインは、ヒトNTR−1特異的活性または機能を有する。
【0016】 ヒトNTR−1についての多くの適用は、その特性から示唆される。ヒトNT
R−1は、TNFを使用して処置されるものと同様の症状の研究および処置に有
用であり得る。さらに、ヒトNTR−1 cDNAは、例えば、細胞株における
ポリペプチドについてのアッセイにおける抗体の使用、あるいはオリゴヌクレオ
チドプライマーに対する配列類似性を有するものを増幅するためおよびどれくら
い多くのヒトNTR−1が存在するかを知るためのPCRテストにおけるプライ
マーとしてのオリゴヌクレオチドの使用による、診断ツールとして有用であり得
る。もちろん、ヒトNTR−1の単離も、その推定リガンド、他のヒトNTR−
1結合ポリペプチドを単離するため、および/またはその特性を研究するための
手がかりを提供する。
【0017】 ヒトNTR−1特異的活性または機能は、便利なインビトロ、細胞ベースの、
またはインビボアッセイ−例えば、インビトロ結合アッセイ、細胞培養アッセイ
、動物(例えば、免疫応答、遺伝子治療、トランスジェニックなど)などによっ
て決定され得る。結合アッセイは、結合標的とヒトNTR−1ポリペプチドとの
特異的分子相互作用が評価される何らかのアッセイを包含する。この結合標的は
、天然の結合標的、または抗体のような特異的免疫ポリペプチドのような非天然
結合標的、または以下に記載のアッセイで同定されるようなヒトNTR−1特異
的薬剤であり得る。
【0018】 本発明のポリペプチドは、単離されたまたは純粋であり得−「単離された」ポ
リペプチドはその天然の状態で会合される物質のいくつかをもはや付随せず、そ
して好ましくは所定の試料中の総ポリペプチド重量の少なくとも約0.5%、お
よびより好ましくは少なくとも約5%を構成するものであり;「純粋な」ポリペ
プチドは、所定の試料中の総ポリペプチドの重量の少なくとも約90%、および
好ましくは少なくとも約99%を構成する。本発明のポリペプチドおよびポリペ
プチドドメインは、合成され、組換え技術によって産生され、または細胞から精
製され得る。広範な種々の分子および生化学的方法が、本発明の組成物の生化学
的合成、分子発現、および精製に利用可能であり、例えば、Molecular
Cloning, A Laboratory Manual (Sambr
ookら, Cold Spring Harbor Laboratory)
、Current Protocols in Molecular Biol
ogy (Ausubelら編, Greene Publ. Assoc.,
Wiley−Interscience, NY)を参照のこと。
【0019】 本発明のポリペプチドは、免疫原として、スクリーニングアッセイにおける標
的として、細胞増殖、分化、および/または機能などを調節するための生物活性
試薬としての使用を含む、広範な種々の使用を見いだす。例えば、本発明は、添
加されたポリペプチドが培地の成分および/または細胞の生理機能の変化に影響
を及ぼす細胞外表面と特異的に相互作用する条件下で、外因性ヒトNTR−1ポ
リペプチドと細胞または細胞のまわりの培地とを接触させることによって、細胞
外表面を含む細胞の生理機能を調節するための方法を提供する。これらの方法に
よれば、細胞外表面は、血漿膜関連レセプターを含み;外因性ヒトNTR−1は
、細胞によって生成されないか、またはそうであれば非天然レベル、時期、また
は生理学的位置で発現されるポリペプチドをいい;そして適切な培地は、インビ
トロ培養培地および血液、滑液などのような生理学的液体を含む。ポリペプチド
は、マイクロインジェクション、組換え酵素のプロモーター特異的発現、脂質ベ
シクルの標的された送達などのような何らかの便利な方法によって、細胞の特異
的集団中で導入、発現、または抑制され得る。
【0020】 本発明は、ヒトNTR−1特異的結合剤、このような薬剤を同定および製造す
る方法、ならびに診断、治療、および薬学的開発におけるその使用を提供する。
ヒトNTR−1特異的結合剤は、体細胞で組換えたタンパク質レセプター様特異
的抗体またはT細胞抗原レセプターのようなヒトNTR−1特異的レセプターを
含み(例えば、HarlowおよびLane (1988) Antibodi
es, A Laboratory Manual, Cold Spring
Harbor Laboratoryを参照のこと)、そしてまた、1、2、
および3ハイブリッドスクリーニングのようなアッセイで同定した他の結合剤、
ならびに以下に記載のような化学ライブラリーのスクリーニングで同定される非
天然結合剤を含む。特定の目的の薬剤は、ヒトNTR−1機能を調節する。
【0021】 本発明は、ヒトNTR−1核酸を提供し、これは、翻訳可能な転写物、ハイブ
リダイゼーションプローブ、PCRプライマー、診断核酸などとしての使用、な
らびにヒトNTR−1遺伝子および遺伝子転写物の存在を検出することならびに
追加のヒトNTR−1ホモログおよび構造アナログをコードする核酸を検出また
は増幅することにおける使用を包含する、広範な種々の適用を見いだす。
【0022】 本発明の核酸は、合成/非天然配列であり、および/または単離される、すな
わち、その天然状態で会合される物質のいくつかをもはや付随せず、好ましくは
所定の画分に存在する総核酸の重量の少なくとも約0.5%、より好ましくは少
なくとも約5%を構成し、そして通常組換えは、非天然配列または天然染色体上
で連結される以外のヌクレオチドに連結される天然配列を含むことを意味する。
本明細書に開示されるヌクレオチド配列およびそのフラグメントを含む核酸は、
天然の染色体上で連結されるもの以外の配列に直に隣接した、または天然の染色
体上で連結されるもの以外の配列に直に隣接する10kbより少ない、好ましく
は2kbより少ないネイティブのフランキング領域に隣接した末端に、このよう
な配列またはフラグメントを含む。核酸は、通常、RNAまたはDNAであるが
、しばしば、他の塩基を含む核酸あるいは改変された安定性を提供するためのヌ
クレオチドアナログなどを使用するために有利である。
【0023】 開示されたヒトNTR−1ポリペプチドのアミノ酸配列は、選択された発現系
(Hollerら (1993) Gene 136: 323−328;Ma
rtinら (1995) Gene 154: 150−166)について最
適化されたヒトNTR−1ポリペプチドをコードする核酸を逆翻訳するために使
用され、または天然のヒトNTR−1をコードする核酸配列の単離における使用
のための縮重オリゴヌクレオチドプライマーおよびプローブを生成するために使
用される(「GCG」ソフトウエア, Genetics Computer
Group, Inc., Madison, WI)。ヒトNTR−1をコー
ドする核酸は、発現ベクターの一部であり得、そして例えば、発現およびスクリ
ーニングのため、トランスジェニック動物のため、ヒトNTR−1媒介シグナル
形質導入と関連する疾患についての候補薬物の有効性のような機能的研究のため
などに、組換え宿主細胞に組み込まれ得る。発現系は、代替翻訳後プロセシング
によってヒトNTR−1ポリペプチド構造的および機能的改変体に影響を及ぼす
ために選択および/または適合される。
【0024】 本発明はまた、ヒトNTR−1 cDNA特異的配列を有しおよび配列番号1
との特異的ハイブリダイゼーションをもたらすために十分な核酸ハイブリダイゼ
ーションプローブおよび複製/増幅プライマーを提供する。特異的ハイブリダイ
ゼーションを証明することは、一般的に、ストリンジェント条件を必要とし、こ
の条件は、例えば、5×SSPE(0.18M NaCl、0.01M NaP
4、pH 7.7、0.001M EDTA)緩衝液中30%ホルムアミドを 含む緩衝液中で42℃の温度にてハイブリダイズすること、および0.2×SS
PEで42℃にて洗浄する場合に結合したままであること;好ましくは5×SS
PE緩衝液中50%ホルムアミドを含む緩衝液中で42℃の温度にてハイブリダ
イズすることおよび42℃の0.2×SSPE緩衝で42℃にて洗浄する場合に
結合したままであることである。ヒトNTR−1 cDNAホモログはまた、B
LASTX(Altschulら (1990) Basic Local A
lignment Search Tool, J. Mol. Biol.
215: 403−410)のようなアラインメントアルゴリズムを使用して他
のポリペプチドとは区別され得る。
【0025】 ヒトNTR−1ハイブリダイゼーションプローブは、臨床および実験室試料に
おいて野生型および変異体対立遺伝子を同定することにおける使用を見いだす。
変異体対立遺伝子は、高処理能力比臨床診断のための対立遺伝子特異的オリゴヌ
クレオチド(ASO)プローブを生成するために使用される。ヒトNTR−1核
酸はまた、活性ヒトNTR−1の細胞発現または細胞内濃度または利用可能性を
調節するために使用される。ヒトNTR−1阻害核酸は、代表的には、開示され
たヒトNTR−1コード配列の相補物を含むアンチセンス−一本鎖配列である。
所定のヒトNTR−1ポリペプチドの発現のアンチセンス調節は、遺伝子調節配
列に作動可能に連結したアンチセンス核酸を用い得る。細胞は、遺伝子の転写が
、内因性ヒトNTR−1をコードするmRNAに結合し得るアンチセンス転写物
を得るように配向したプロモーター配列とともにヒトNTR−1配列を含むベク
ターでトランスフェクトされる。アンチセンス核酸の転写は、構成的または誘導
性であり得、そしてベクターは、安定な染色体外維持または組込みを提供し得る
。あるいは、所定のヒトNTR−1ポリペプチドをコードするゲノムDNAまた
はmRNAに結合する一本鎖アンチセンス核酸は、標的されたポリペプチドの発
現における実質的な減少を生じる濃度で、宿主中でまたは宿主から一時的に単離
される標的細胞に投与され得る。ヒトNTR−1発現における富化は、対応する
遺伝子産物の機能的発現を増加させるヒトNTR−1核酸を標的された細胞タイ
プに導入することによってもたらされる。このような核酸は、ヒトNTR−1発
現ベクター、内因性対立遺伝子の機能的発現をアップレギュレートするベクター
、または変異体対立遺伝子の標的された修正についての置換ベクターであり得る
。生存可能な細胞への核酸の導入のための技術は、当該技術分野で公知であり、
そしてレトロウイルスベースのトランスフェクション、ウイルスコートタンパク
質−リポソーム媒介トランスフェクションなどを含む。
【0026】 本発明は、ヒトNTR−1調節可能な細胞機能のレベルで活性な薬剤について
、薬剤、化合物、先導化合物を同定する効率的方法を提供する。一般的に、これ
らのスクリーニング方法は、天然のヒトNTR−1結合標的とのヒトNTR−1
の相互作用を調節する化合物についてアッセイする工程を包含する。タンパク質
−タンパク質結合アッセイ、イムノアッセイ、細胞ベースのアッセイなどを含む
、結合剤についての広範な種々のアッセイが提供される。好ましい方法は、先導
化合物についての化学ライブラリーの自動化された費用効率の良い高処理能力ス
クリーニングに従う。
【0027】 インビトロ結合アッセイは、ヒトNTR−1ポリペプチドを含む成分の混合物
を用い、これは、他のペプチドまたはポリペプチド、例えば、検出または固定の
ためのタグなどとの融合産物の一部であり得る。アッセイ混合物は、天然のヒト
NTR−1結合標的を含む。ネイティブな結合標的は使用され得るが、一部がア
ッセイで便利に測定可能な本発明のヒトNTR−1に対する結合親和性およびア
ビディティーを提供する限り、その一部を使用することが、しばしば好ましい。
アッセイ混合物はまた、候補薬理学的薬剤を含む。候補薬剤は、多数の化学クラ
スを含むが、代表的には、これらは、有機化合物、好ましくは小有機化合物であ
り、そして合成または天然化合物のライブラリーを含む広範な種々の供給源から
得られる。塩、緩衝剤、中性タンパク質(例えば、アルブミン)、洗浄剤、プロ
テアーゼインヒビター、ヌクレアーゼインヒビター、抗菌剤などのような種々の
他の試薬も含まれ得る。混合物成分は、必須の結合を提供する任意の順序で添加
され得、そしてインキュベーションは、最適結合を容易にする任意の温度で行わ
れ得る。混合物は、候補薬理学的薬剤の存在がなければ、ヒトNTR−1が、参
照結合親和性を有する細胞結合標的、一部、またはアナログを特異的に結合する
条件下でインキュベートされる。インキュベーション期間は、最適結合について
選択されるが、迅速な高処理能力比スクリーニングを容易にするためにも最小に
される。
【0028】 インキュベーション後、ヒトNTR−1と1つ以上の結合標的との間の薬剤で
偏った結合は、何らかの便利な方法によって検出される。無細胞結合タイプアッ
セイについては、分離工程が、結合していない成分と結合した成分を分離するた
めにしばしば使用される。分離は、沈殿、固定などによって、次いで、例えば、
メンブラン濾過またはゲルクロマトグラフィーによる洗浄によって、もたらされ
得る。無細胞結合アッセイについては、成分の1つは、通常、標識を含むかまた
は標識に結合される。標識は、放射活性、発光、光学または電子密度などのよう
な直接的検出、あるいはエピトープタグ、酵素などのような間接的検出を提供し
得る。例えば、光学または電子密度、放射発光、非放射エネルギー転移によって
、または抗体結合体で間接的に検出されるなどの、標識の性質および他のアッセ
イ成分に依存して標識を検出するために、種々の方法が使用され得る。薬剤の存
在下での結合親和性と比較して薬剤の不在下での標的に対するヒトNTR−1ポ
リペプチドの結合親和性の差は、薬剤が、対応する結合標的へのヒトNTR−1
ポリペプチドの結合を調節することを示す。本明細書で使用される場合、差は、
統計学的に有意であり、そして好ましくは、少なくとも50%、より好ましくは
少なくとも90%差を示す。
【0029】 本発明は、培地と接触して細胞外表面を含む細胞の生理機能を改変する方法を
提供し、この方法は、このポリペプチドが、この細胞の生理機能の変化に影響を
及ぼすためのこの培地および細胞外表面の少なくとも1つの成分と特異的に相互
作用する条件下で、外因性ヒトNTR−1ポリペプチドとこの培地とを接触させ
る工程を包含する。
【0030】 本発明は、生物学的に活性な薬剤についてスクリーニングする方法をさらに提
供し、この方法は、a)この薬剤の存在がなければ、ポリペプチドが参照親和性
で結合標的を特異的に結合する条件下で、細胞外ヒトNTR−1ポリペプチド特
異的結合標的および候補薬剤の存在下でヒトNTR−1ポリペプチドをインキュ
ベートする工程;b)薬剤で偏った親和性を決定するためにこの結合標的に対す
るこのポリペプチドの結合親和性を検出する工程であって、ここで薬剤で偏った
親和性と参照親和性との間の差が、この薬剤がこの結合標的へのポリペプチドの
結合を調節することを示す、工程を包含する。
【0031】 本発明の1つの実施態様は、本明細書に記載のアミノ酸配列を含む単離された
ヒトNTR−1ポリペプチドまたはヒトNTR−1特異的活性を有するそのフラ
グメントである。
【0032】 本発明の他の実施態様は、本明細書に記載のアミノ酸配列を含むヒトNTR−
1ポリペプチドをコードする組換え核酸またはヒトNTR−1特異的活性を有す
るそのフラグメントである。
【0033】 さらに他の実施態様は、本明細書に記載のヌクレオチド配列を含む単離された
核酸、または少なくとも18の連続する塩基を有しそして天然のヒトNTR−1
cDNAの存在下で本明細書に記載の配列を有する核酸と特異的にハイブリダ
イズするために十分なそのフラグメントである。
【0034】 本発明はまた、例えば、診断適用においてポリペプチドの検出に有用である本
明細書に記載のヒトNTR−1ポリペプチドに対する抗体を提供する。このヒト
NTR−1ポリペプチドに対するモノクローナル抗体の調製については、培養物
中の連続細胞株による抗体分子の産生を提供する何らかの技術が使用され得る。
例えば、KohlerおよびMilstein (1975, Nature
256:495−497)によって最初に開発されたハイブリドーマ技術、なら
びにトリオーマ技術、ヒトB細胞ハイブリドーマ技術(Kozborら, 19
83, Immunology Today :72)、およびヒトモノクロ
ーナル抗体を産生するためのEBV−ハイブリドーマ技術(Coleら, 19
85,「Monoclonal Antibodies and Cancer
Therapy」, Alan R. Liss, Inc. 77−96頁
)などは、本発明の範囲内である。
【0035】 診断または治療使用のためのモノクローナル抗体は、ヒトモノクローナル抗体
またはキメラヒト−マウス(または他の種)モノクローナル抗体であり得る。ヒ
トモノクローナル抗体は、当該技術分野で公知の多くの技術のいずれかによって
作製され得る(例えば、Tengら, 1983, Proc. Natl.
Acad. Sci. U.S.A. 80:7308−7312;Kozbo
rら, 1983, Immunology Today 4:72−79;O
lssonら, 1982, Meth. Enzymol. 92:3−16
)。ヒト定常領域とともにマウス抗原結合ドメインを含むキメラ抗体分子が調製
され得る(Morrisonら, 1984, Proc. Natl. Ac
ad. Sci. U.S.A. 81:6851, Takedaら, 19
85, Nature 314:452)。
【0036】 当該技術分野で公知の種々の手順は、本明細書に記載のヒトNTR−1ポリペ
プチドのエピトープに対するポリクローナル抗体の産生について使用され得る。
抗体の産生について、種々の宿主動物は、ヒトNTR−1ポリペプチド、あるい
はそのフラグメントまたは誘導体の注射によって免疫され得、これにはウサギ、
マウス、およびラットが含まれるがこれらに限定されない。宿主種に依存して、
免疫学適応答を増加させるために種々のアジュバントが使用され得、これには、
フロイント(完全および不完全)、水酸化アルミニウムのような無機物ゲル、リ
ゾレシチンのような表面活性物質、プルロニックポリオール、ポリアニオン、ペ
プチド、油乳剤、キーホールリンペットヘモシアニン、ジニトロフェノール、お
よびBCG(Bacille Calmette−Guerin)およびCor
ynebacterium parvumのような潜在的に有用なヒトアジュバ
ントを含むが、これらに限定されない。
【0037】 選択されたヒトNTR−1ポリペプチドエピトープに対する抗体の分子クロー
ンは、公知の技術によって調製され得る。組換えDNA方法論(例えば、Man
iatisら, 1982, Molecular Cloning, A L
aboratory Manual, Cold Spring Harbor
Laboratory, Cold Spring Harbor, New
Yorkを参照のこと)は、モノクローナル抗体分子、またはその抗原結合領
域をコードする核酸配列を構築するために使用され得る。
【0038】 本発明は、抗体分子およびこのような抗体分子のフラグメントを提供する。分
子のイディオタイプを含む抗体フラグメントは、公知の技術によって生成され得
る。例えば、このようなフラグメントは、抗体分子のペプシン切断によって産生
され得るF(ab’)2フラグメント;F(ab’)2フラグメントのジスルフ ィド架橋を還元することによって生成され得るFab’フラグメント;ならびに
パパインおよび還元剤で抗体分子を処理することによって生成され得るFabフ
ラグメントを含むが、これらに限定されない。抗体分子は、公知の技術、例えば
、免疫吸着または免疫アフィニティークロマトグラフィー、HPLC(高速液体
クロマトグラフィー)のようなクロマトグラフ方法、またはその組み合わせによ
って精製され得る。
【0039】 以下の実施例は、例示によって提供され、そして限定を提供するものではない
【0040】 (実施例1 ヒトNTR−1遺伝子のクローニングおよび配列決定) TNFファミリーの公知のヒトおよびマウスメンバーのアミノ酸配列を、mR
NA配列のランダムフラグメントのNIH ESTデータベースを検索するため
のtblastn疑問として使用した(Altschul, Stephen
F., Warren Gish, Webb Miller, Eugene
W. Myers, およびDavid J. Lipman (1990)
. Basic local alignment search tool.
J. Mol. Biol. 215:403−10)。各疑問は、ヒットの
リスト、すなわち、疑問配列に対する実質的な配列類似性を有するEST配列を
生成した。代表的には、リストの上部におけるヒットは、疑問タンパク質のmR
NAコピー、次いでファミリーおよびランダム−チャンス類似性の他のメンバー
に由来するESTに対応した。
【0041】 parserプログラムを使用して、ファミリーのメンバーのすべてとの検索
からヒットのすべてを組み合わせおよび分類した。これは、公知のタンパク質に
対応するヒットのすべての迅速な削減を可能にした。残りのヒットを、ファミリ
ーに特徴的な配列モチーフの保存について分析した。追加のデータベース検索を
行って、重複するESTを同定した。2つのヒトcDNAクローン、I.M.A
.G.Eコンソーシアムからの識別番号366305(’305クローン)およ
び592256(’256クローン)が相同性配列を含むことが識別された。こ
れらのクローン、GeneBank受託番号AA025672およびAA155
646はResearch Genetics,Inc.(Huntsvill
e,AL)から入手し、ABI 373A DNA sequencerおよび
Taq Dideoxy Terminator Cycle Sequenc
ing Kit(Applied Biosystems,Inc.,Fost
er City,CA)を使用して配列決定した。
【0042】 この’305クローンは終止コドンおよびポリAテールを含有し、従ってこの
分子の3’末端をコードすることを決定した。この’256クローンはこの’3
05クローンの5’末端で、約300ヌクレオチド長に渡って整列させた。互い
に、この重複クローンは、約220アミノ酸のポリペプチドをコードするが、骨
プロテグリンと比較した場合、この5’末端から約80アミノ酸が不足していた
。さらに、予想したシグナルペプチドについて、または最初のメチオニンについ
てのコード配列が無いので、この’256クローンの5’末端は不完全であると
みなされた。次いで、この5’RACE手順を、このシグナルペプチドを含む6
3個の不足アミノ酸をコードするヌクレオチド配列を得るために使用した。この
コード配列と隣接するPCRプライマーを使用して、この全コード配列を含む単
一フラグメントを構築した。次いで、ヒトNTR−1の配列を、配列決定により
、さらに確認した。ヒトNTR−1のヌクレオチドおよび推定アミノ酸配列を本
明細書に示す。ノーザン分析は、成体肺、骨格筋、腎臓、胎盤、および膵臓、な
らびに胎児心臓および胃におけるヒトNTR−1転写物を明らかにした。
【0043】 先の発明は、理解の明確さのために、図解および実施例によりいくらか詳細に
記載されたが、特定の変化および改変は、この添付の請求項の精神または範囲か
ら逸脱することなく、さらになされ得ることは、本発明の教示に照らして当業者
に容易に明らかである。
【0044】 本発明は、本明細書に記載される特定の実施態様による範囲に限定されない。
実際は、本発明の種々の改変は、本明細書に記載されたものに加えて、上述およ
び添付図から、当該者に明らかになる。このような改変は、この添付の請求の範
囲の範囲内にあることが意図される。
【配列表】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 1/21 C12P 21/02 C 5/10 21/08 C12P 21/02 C12N 15/00 ZNAA // C12P 21/08 5/00 B (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 マシアコウスキ, ピオトル ジェイ. アメリカ合衆国 ニューヨーク 12569, プレザント バレー, ボックス 404, ホルター レーン (72)発明者 モリス, ジョディ アメリカ合衆国 ニューヨーク 10956, ニュー シティ, ブリストル コート 3 (72)発明者 バレンズエラ, デイビッド エム. アメリカ合衆国 ニューヨーク 10598, ヨークタウン ハイツ, ギオルダノ ドライブ 529 Fターム(参考) 4B024 AA11 BA63 CA04 DA02 HA01 HA12 HA15 4B064 AG01 AG27 CA10 CA19 CC24 DA01 DA13 4B065 AA90X AA91X AA93Y AB01 AC14 BA02 CA24 CA44 CA46 4H045 AA11 AA30 CA40 DA51 EA50 FA74

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒトNTR−1をコードする単離された核酸分子。
  2. 【請求項2】 以下からなる群より選択される配列を有する、請求項1に記
    載の単離された核酸分子: (a)配列番号1に記載のヒトNTR−1のコード領域を含むヌクレオチド配
    列; (b)(a)のヌクレオチド配列にストリンジェント条件下でハイブリダイズ
    し、そしてヒトNTR−1の生物学的活性を有する分子をコードする、ヌクレオ
    チド配列;または (c)遺伝コードの縮重がなければ、(a)または(b)のヌクレオチド配列
    にハイブリダイズし、そしてヒトNTR−1の生物学的活性を有する分子をコー
    ドする、ヌクレオチド配列。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の核酸分子を含むベクター。
  4. 【請求項4】 前記核酸分子が、宿主細胞においてその発現を指向し得る発
    現制御配列に作動可能に連結される、請求項3に記載のベクター。
  5. 【請求項5】 プラスミドである、請求項3または4に記載のベクター。
  6. 【請求項6】 単離されたヒトNTR−1ポリペプチド。
  7. 【請求項7】 配列番号2に記載のアミノ酸配列を有する、単離されたヒト
    NTR−1ポリペプチド。
  8. 【請求項8】 宿主細胞中に請求項3または4に記載のベクターを含む、ヒ
    トNTR−1の産生のための宿主−ベクター系。
  9. 【請求項9】 前記宿主細胞が、細菌細胞、酵母細胞、昆虫細胞、または哺
    乳動物細胞である、請求項8に記載の宿主−ベクター系。
  10. 【請求項10】 NTR−1が前記のとおり産生される条件下で請求項8ま
    たは9に記載の宿主−ベクター系の細胞を増殖させる工程を包含する、ヒトNT
    R−1を産生する方法。
  11. 【請求項11】 請求項6または7に記載のヒトNTR−1を特異的に結合
    する抗体。
  12. 【請求項12】 モノクローナル抗体である、請求項11に記載の抗体。
  13. 【請求項13】 請求項6または7に記載のヒトNTR−1、およびキャリ
    アを含む、組成物。
  14. 【請求項14】 請求項11または12に記載の抗体、およびキャリアを含
    む、組成物。
  15. 【請求項15】 ヒトまたは動物の体の処置の方法における、あるいは診断
    方法における使用のための、請求項6または7に記載のヒトNTR−1、請求項
    11または12に記載の抗体、あるいは請求項13または14に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 請求項10に記載の方法によって産生されるポリペプチド
  17. 【請求項17】 免疫グロブリン定常領域に融合されたヒトNTR−1レセ
    プターの細胞外部分を含む、レセプター体。
  18. 【請求項18】 前記定常領域がヒト免疫グロブリンγ−1定常領域である
    、請求項17に記載のレセプター体。
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