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JP2001510293A - 再放送通信システム - Google Patents

再放送通信システム

Info

Publication number
JP2001510293A
JP2001510293A JP2000502589A JP2000502589A JP2001510293A JP 2001510293 A JP2001510293 A JP 2001510293A JP 2000502589 A JP2000502589 A JP 2000502589A JP 2000502589 A JP2000502589 A JP 2000502589A JP 2001510293 A JP2001510293 A JP 2001510293A
Authority
JP
Japan
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communication
user
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station
receiving
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000502589A
Other languages
English (en)
Inventor
バークレイ・マイケル・ジョン
ヴァジロポウロス・ニコラス
Original Assignee
サイエンティフィック ジェネリクス リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サイエンティフィック ジェネリクス リミテッド filed Critical サイエンティフィック ジェネリクス リミテッド
Publication of JP2001510293A publication Critical patent/JP2001510293A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H20/00Arrangements for broadcast or for distribution combined with broadcast
    • H04H20/02Arrangements for relaying broadcast information
    • H04H20/08Arrangements for relaying broadcast information among terminal devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working
    • H04N7/15Conference systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/16Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems
    • H04N7/173Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems with two-way working, e.g. subscriber sending a programme selection signal
    • H04N7/17345Control of the passage of the selected programme
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/20Adaptations for transmission via a GHz frequency band, e.g. via satellite

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 多数の家庭および事業所への広帯域通信リンクを提供できる通信システムが提供される。この通信システムは、セル内の多数のユーザー局へマイクロ波周波数で通信を放送するための基地局を備える。ユーザー局のうちのいくつかは、基地局との通信を直接行なえるが、他の局は中間のユーザー局経由で基地局と通信する。これを達成するために、そしてチャネル特性を変化させても強固性を提供するために、各ユーザー局は、受信する通信を再送信するようになされている。従って、大多数のユーザー局と基地局はマルチパス信号を受信し、直交周波数分割多重技術が、マルチパス信号の受信により生じる問題を克服するために使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、多数のユーザー間で信号を通信するための方法および装置に関する
。本発明は、限定しないが、特には、放送可視域(視野方向: line-of-sight)
通信技術を使用する広帯域データの通信に関連する。
【0002】 ビデオ・オン・デマンド、高速インターネット、ビデオ・テレフォニー、オン
ライン・マルチプレーヤーゲーム等のようなサービス提供のために、家庭および
事業所への広帯域通信リンクを提供する需要が増してきている。現在、家庭およ
び事業所への通信リンクは、アナログの電話とモデムの信号を搬送するのに使用
できるツイストペア(より対線)銅電話線、およびISDNが圧倒的である。し
かし、そのような技術によって提供される帯域巾は、制限され、狭帯域と言って
もよい。
【0003】 家庭および事業所への広帯域通信リンクを提供するとされるいくつかの技術が
これまで提案されてきた。その中には、電話の分配に用いるものと同一のツイス
トペア銅ケーブルまたは同軸ケーブルを採用する技術がある。また、光ファイバ
ーケーブルを家庭および事業所に敷設することも提案された。しかし、この後者
の解決策は、光ファイバーケーブルの敷設コストが原因で、実用的ではない。
【0004】 また、マイクロ波周波数やそれ以上の周波数を使用してデータを放送すること
により、この広帯域通信リンクを提供することが提案された。しかし、そのよう
な周波数を使用することの問題は、それら伝播が酸素および雨の吸収によりそれ
ぞれに減衰され、伝播が厳密に可視域である点である。
【0005】 そのような高周波信号の減衰特性は、伝送距離が比較的短いことを意味する。
実用的で安全なパワーレベルを使用して、最大距離5km程度が実際の展開範囲
で達成される。可視域特性は、送信機と受信機間の通信リンクが、その経路に何
らの障害物もあってはならないことを意味する。建物は完全な障害となり、葉の
濃い樹木でさえかなり重大な障害を構成し得る。視界外伝播が可能であることが
明らかにされ、また、かなり小さな反射面で信号を跳ね返すことでその信号を曲
げることも可能である。しかし、遠距離通信ネットワークで必要とされ、ツイス
トペア銅線や光ファイバがもたらす信頼性レベルに匹敵するためには、そのよう
な高周波信号を使用した実用的な設置において、好ましくは、送信機と受信機間
で明瞭な可視域経路が利用可能であることを確保する必要があろう。
【0006】 実施に当り、そのいくつかで、中央基地局が、放送区域内に配置された多数のユ
ーザーへマイクロ波データ信号を放送するように設けられるであろう。本発明が
取り組む問題は、この場合、全てのユーザーが必ずしも中央基地局を「見て聴く
」ことができないかもしれないという点である。
【0007】 一局面によれば、本発明は通信システムを提供し、このシステムは:通信を放
送するための基地局;各々が、基地局から放送される通信を受信するための受信
アンテナと、受信された通信を再放送するための送信アンテナと、受信アンテナ
から通信を受信し、受信された通信を送信アンテナへ送るよう動作可能なリピー
ターユニットとを備える、前記基地局と直に通信する状態にある、1つ以上の第
1ユーザー局;および、前記基地局と直に通信する状態になく、1つ以上の前記
第1ユーザー局からの再放送された通信を受信するよう動作可能な受信アンテナ
を備える、1つ以上の第2ユーザー局;を備える。放送された通信を単に再送信
する第1ユーザー局を提供することにより、基地局と可視域通信の状態にないユ
ーザーが、依然、基地局により送信された通信を受信することができる。加えて
、各第2ユーザー局が、再放送された信号を複数の第1ユーザー局から、または
他の第2ユーザー局から受信する場合、より強固な通信システムが提供できる。
【0008】 上記通信システムは、家庭および事業所への広帯域通信リンクを提供できる。
いくつかのユーザーは同じ信号を複数の異なる中間ユーザー局から受信できるの
で、マルチパス信号の受信に伴う問題を小さくする、送信されたシンボルレート
を低下させるために、基地局が、データを複数の別々の搬送波周波数上に変調す
ることが好ましい。これは、基地局と直に通信する状態にないユーザー局が、イ
コライズ化または補償なしに、マルチパス受信信号から送信信号を再生できるこ
とを容易にする。好ましくは、使用される搬送波周波数は、送信されるデータの
シンボルレートの整数倍だけ間隔があいている。というのは、このことが、シン
ボル間の干渉を減らすからである。
【0009】 計画的にマルチパス信号を生成することにより、システムは、物理的チャネル
の変化に対してより強固になるとともに、直交周波数分割多重技術を使用するこ
とにより、そのようなマルチパス信号により生じる問題が緩和できる。
【0010】 通信システムは、ビデオ・オン・デマンド、高速インターネットアクセス、お
よび類似する広帯域サービスを家庭および事業所へ提供するよう動作できる。
【0011】 本発明の実例の実施の形態を、以下添付図面を参照に説明する。
【0012】 図1は、複数のユーザー局(そのうちのいくつかを符号1で示す)へデジタル
ビデオ信号を分配するためのビデオ・オン・デマンド分配システムの概観を示す
。ビデオ分配システムは、中央ビデオサーバー3、スイッチ回路5、および複数
の基地局7を備える。図1に示すように、各ユーザー局1は、ユーザー局が直接
的に、または1つ以上の他のユーザー局を経由して間接的に通信する単一の基地
局7によりサービスを受ける。この実施の形態では、2つのユーザー局間、また
はユーザー局と基地局との間の通信リンクは、2GHzと70GHz間のマイク
ロ波周波数帯域であり、従って、圧倒的に可視域だけである。この実施の形態で
は、各基地局7は、所定の地理的エリアまたはセル内に位置するユーザー局へ信
号を放送して、ユーザー局から信号を受信するよう動作可能な指向性アンテナ(
図示せず)を備える。この地理的エリアまたはセルは、図1で破線11により囲
まれた扇形エリア9によって示されている。この実施の形態では、基地局送信機
の出力は、基地局7から3km以内の距離のユーザー局と直接通信できる程度で
ある。
【0013】 動作中、ユーザー局1から受信された特定のビデオに対する要求に応答して、
そのユーザー局1へサービスする基地局7は、要求を光ファイバーリンク13経
由でスイッチ回路5へ送る。次いでスイッチ回路5は、要求を光ファイバーリン
ク15経由でビデオサーバー3へ回送する。ユーザー要求を受取ると、ビデオサ
ーバー3は、大容量記憶装置(図示せず)から適切なビデオデータを読出し、読
出したデータを対応する基地局7へ、光ファイバーリンク15、スイッチ回路5
、および光ファイバーリンク13経由で送る。次いで、基地局7は、ビデオデー
タをユーザー局1による受信のためにセル9へ放送する。ビデオデータは、セル
9全体へ放送され、従って、セル内の全てのユーザー局により受信され得るので
、放送データは符号化され、それにより、ビデオを要求したユーザーだけがそれ
を復号化でき、ビデオ画像を読出せる。
【0014】 この実施の形態では、基地局とユーザー局との間の通信リンクは、可視域であ
るので、いくつかのユーザー局は、それらと基地局7との間の経路が遮られるの
で、「見て聴く」ことができない。これは、図1に、基地局7とユーザー局1−
aおよび1−bとの間に位置する建物を表す障害物17により図示されている。
斜線エリア19により図示する通り、建物17は、基地局7との直接可視域通信
が達成できない影をエリア9に落とす。
【0015】 この実施の形態では、各ユーザー局1が、基地局7から信号を受信でき、基地
局へ信号を送信できることを保証するために、各ユーザー局1は、それらの近隣
にある他のユーザー局による受信のために、受信するいずれの信号も、再放送す
るよう動作可能である。この実施の形態では、基地局7から受信する信号を再放
送するための各ユーザー局の放送出力は、各ユーザー局で消費される電力を保存
するために制限されている。この実施の形態では、ユーザー局は、放送アンテナ
へ電力を供給するための太陽電池(図示せず)およびバックアップ電池(図示せ
ず)を備える。図1において破線円20で示すように、ユーザー局1−cは、基
地局7から受信する全てのデータをあらゆる方向へ放送する。図1に示すように
、ユーザー局1−bは、破線円20内に位置しており、従って、ユーザー局1−
c経由で基地局7からの信号を受信でき、基地局7へ信号を送信できる。同様に
、ユーザー局1−aは、ユーザー局1−dおよび1−eの放送範囲内に位置し、
従って、ユーザー局1−dおよび1−e経由で基地局7からの信号を受信でき、
基地局7へ信号を送信できる。この実施の形態では、ユーザー局1−eは、セル
9の境界近くに位置するので、基地局から受信するデータを再放送するために、
指向性アンテナを使用しており、その結果、セル9の外側へデータを放送してい
ないことに留意されたい。これは、別の基地局7によりサービスされる隣接セル
に対し、同じ送信周波数を使用することを可能にする。
【0016】 しかし、ユーザー局1−aは、2つの異なるユーザー局経由で基地局7から信
号を受信し、基地局7へ信号を送信できるので、基地局とユーザー局1−a間の
通信リンクは、より強固である。なぜなら、ユーザー局1−aとユーザー局1−
dまたは1−eとの間の通信リンクが一時的に遮られる場合、それでもユーザー
局1−aは、もう一方のユーザー局経由で基地局と通信できるからである。最大
の強固性を提供するために、各ユーザー局は、セル9におけるユーザー局の所定
地理的配置で実用的である可能な限り多くの他のユーザー局から再放送される信
号を受信するように編成されている。
【0017】 図2は、基地局7とユーザー局1との間に形成される通信リンクを図解する概
略ブロック図である。図示のように、ユーザー局1のいくつかは、基地局7から
直接データを受信し、基地局7へ直接データを送信するが、一方で他のユーザー
局は、別のユーザー局経由で基地局7からデータを受信し、基地局7へデータを
送信する。図示のように、ユーザー局1−fのような、後者の種類のユーザー局
のいくつかは、多数の異なる中間ユーザー局から信号を受信する。この実施の形
態では、ユーザー局による受信のために基地局から送信される信号と基地局によ
る受信のためにユーザー局により送信される信号との間の干渉を回避するために
、別の搬送波周波数が使用される。
【0018】 図3は、基地局7の構成要素をより詳細に示す。図示のように、基地局7は、
セル9内に位置するユーザー局へデータを送信し、ユーザー局からデータを受信
するよう動作可能であるアンテナ21を備える。ユーザー局1からの要求を受信
すると、受信されたマイクロ波信号は、マイクロ波導波管25経由でサーキュレ
ータ23へ送られる。サーキュレータ23は、受信したマイクロ波信号をマイク
ロ波増幅器27へ送り、マイクロ波増幅器は、受信したマイクロ波信号を増幅し
、次いで、それをマイクロ波周波数帯域から下方変換 (down-conversion) する ために下方変換器29へ送る。次いで、下方変換された信号は、復調器31によ
り復調され、次いで、復号化器33へ送られ、ここでユーザーの要求が復号化さ
れる。次いで、復号化された要求は、対応する光信号を、ビデオサーバー3へ更
に送信するためにスイッチ回路5へ送信する光トランシーバ(送受信器)35へ
送られる。
【0019】 ユーザー要求を受信すると、ビデオサーバー3は、必要なデジタルビデオデー
タを読出し、これを、光ファイバ13経由で基地局7へ送信し返すようにスイッ
チ回路5へ送る。光トランシーバ35は、光デジタルビデオデータを光ファイバ
13から受信し、それを対応する電気データ信号に変換し、符号化器37へ送ら
れ、ここでデータが符号化される。符号化されたデータは、次いで変調器39へ
送られ、ここで変調され、次いで、上方変換器へ送られ、ここで変調されたデー
タがマイクロ波周波数へ上方変換される。次いで、マイクロ波データ信号は増幅
器43により増幅され、サーキュレータ23および導波管25経由でデータがセ
ル9へ放送されるアンテナ21へ供給される。以下の説明では、ユーザー局から
基地局へ送信されるデータは、アップリンクデータと称し、基地局からユーザー
局へ送信されるデータは、ダウンリンクデータと称する。
【0020】 上記のように、この実施の形態では、ビデオ分配システムは、多数の異なるユ
ーザーの家庭へビデオ・オン・デマンドを提供するためのものである。ユーザー
局1と基地局7との間に可視域リンクを維持するよう努めるために、この実施の
形態では、各ユーザー局の送受信アンテナは、対応するユーザーの家の屋根の上
に取付けられている。図4は、ユーザー局用の屋根取付け送受信アンテナの典型
的な構成を示す。図示の通り、図のユーザー局は、2つのマイクロ波アンテナ4
5と47を有する。マイクロ波アンテナ45は、ダウンリンクデータを受信する
ため、およびアップリンクデータを送信するためのものであり、マイクロ波アン
テナ47はダウンリンクデータを送信するため、およびアップリンクデータを受
信するためのものである。
【0021】 マイクロ波アンテナ45は、その特性が指向性であり、この実施の形態では、
マイクロ波信号を受信できかつマイクロ波信号を放送できる略30°のビーム巾
を有する。指向性アンテナ45は、基地局7、または経由して基地局7と通信す
る中間ユーザー局のいずれかから信号を受信するためのもの、またはそのいずれ
かへ信号を送信するためのものである。従って、この実施の形態では、場合によ
っては、指向性アンテナ45は、最大3kmの距離に信号を送信しなくてはなら
ないであろう。中間ユーザー局経由で基地局7と通信するユーザー局に対しては
、指向性アンテナ45から送信される信号出力は、それが中間ユーザー局により
受信できるようでなくてはならないであろう。他のアンテナ47は、全方向性(
無指向性)、すなわち、360°にわたり、マイクロ波信号を受信し、マイクロ
波信号を送信できるように編成されている。全方向性アンテナ47の放送出力は
、さまざまであり得るが、この実施の形態では、普通には、略500mの範囲内
にあるユーザー局が再放送されるデータ信号を受信できるようなものである。こ
の実施の形態では、全方向性アンテナ47は、6個のホーン状アンテナ47−1
から47−6を備え、それぞれが略60°のビーム巾を有し、円形に相互に隣合
せに編成され、それにより全360°の動作範囲を提供する。
【0022】 上記のように、基地局7からのダウンリンクマイクロ波データ信号は、指向性
アンテナ45によって直接的に、または1ヶ所以上の中間ユーザー局1経由で受
信される。次いで、受信されたダウンリンクマイクロ波信号は、導波管49経由
でマイクロ波処理ユニット51へ送られ、処理ユニットは、(i)ダウンリンク
マイクロ波信号を導波管53経由で、オンワード送信するために全方向性アンテ
ナ47へ送り;(ii)ダウンリンクマイクロ波信号を下方変換し、同軸ケーブ
ル55経由でユーザーの家庭へ送り;(iii)ユーザーからケーブル55経由
で受信されたアップリンクデータを受信して上方変換し、これを基地局7へ送信
し返すためにアンテナ45へ送り;そして(iv)アップリンクマイクロ波信号
を導波管53経由で受信し、それを基地局7へ送信し返すために導波管49経由
で指向性アンテナ45へ送る。
【0023】 この実施の形態の典型的なユーザー局のより詳細な説明を、図5と図6を参照
にして以下述べる。図5は、ユーザー局の構成要素を図示する概略ブロック図で
ある。動作中、指向性マイクロ波アンテナ45により受信されたダウンリンクマ
イクロ波信号は、導波管49経由で、処理ユニット51内に設けられたリピータ
ーユニット57へ送られる。リピーターユニットは、受信されたダウンリンク信
号を増幅し、それを他のユーザー局へオンワード送信するために導波管53経由
で全方向性アンテナ47へ送る。リピーターユニット57はまた、増幅された受
信ダウンリンク信号を導波管59経由で下方変換器61へ送るよう編成されてお
り、下方変換器は受信されたマイクロ波信号を1GHzから4GHzの範囲の中
間周波数へ下方変換するように編成されている。次いで、この下方変換された中
間周波数信号は、サーキュレータ63経由で同軸ケーブル55へ送られる。中間
周波数のダウンリンク信号は、屋根上に取付けられた処理ユニット51からユー
ザーの家庭内に配置されたセットトップ復号化ボックス65へ同軸ケーブル55
を下って送られる。セットトップボックス65により同軸ケーブル55から受信
されたダウンリンク信号は、サーキュレータ67へ送られ、サーキュレータは、
信号を更に下方変換器69へ回し、下方変換器は、中間周波数信号を下方変換し
、変調されたダウンリンクデータを再生する。次いで、変調されたダウンリンク
データは、復調器71により復調され、次いで、復号化器73へ送られ、復号化
器は、デジタルビデオデータを復号化し、テレビジョンシステム75へ出力する
のに適切なビデオ信号を生成する。
【0024】 図5に示すように、ユーザー局は、ユーザー要求をセットトップ復号化ボック
ス65へ入力するためのユーザー入力装置77も備える。この実施の形態では、
ユーザー入力装置77は、赤外線遠隔操作ユニットを備える。基地局7へ(アッ
プリンクデータとして)送信し返すためのものであるユーザー要求は、符号化器
79へ送られ、ここでユーザー要求が符号化される。次いで、符号化されたアッ
プリンクデータは、変調器81で変調され、次いで、上方変換器83により1G
Hzから4GHzの範囲の中間周波数へ上方変換される。次いで、中間周波数の
アップリンクデータは、サーキュレータ67経由でセットトップボックス65を
出て、同軸ケーブル55へ、ユーザーの家の屋根の上に設置されたマイクロ波処
理ユニット51へ送信のために送られる。処理ユニット51により受信されたア
ップリンクデータは、サーキュレータ63を経由して、中間周波数のアップリン
クデータを2GHzから70GHzの範囲のマイクロ波周波数信号へ上方変換す
る第2の上方変換器85へ送られる。次いで、アップリンクマイクロ波信号は、
リピーターユニット57へ送られ、リピータユニットは、それらを増幅し基地局
7へ直接または1つ以上の中間ユーザー局1経由で送信し返すために指向性マイ
クロ波アンテナ45へ送る。同様の方法で、全方向性アンテナ47により他のユ
ーザー局から受信されたマイクロ波アップリンク信号は、導波管53経由でリピ
ーターユニット57へ送られ、リピータは、受信されたアップリンク信号を増幅
し、それらを基地局7へオンワード送信し返すために指向性マイクロ波アンテナ
45へ送る。
【0025】 図6は、図5に示すリピーターユニット57の構成要素をより詳細に図示する
。図示のように、指向性アンテナ45により受信されたダウンリンクマイクロ波
信号は、導波管49経由でマイクロ波サーキュレータ89へ送られ、それはダウ
ンリンクマイクロ波信号を増幅器91へ回す。増幅器91は、ダウンリンク信号
を増幅し、それらを導波管59経由で、図5に示す下方変換器61へ送る。増幅
されたダウンリンク信号は、マイクロ波フィルタ93へも送られ、マイクロ波フ
ィルタは、ダウンリンクマイクロ波信号だけをサーキュレータ95へ送るように
信号をフィルタにかける。サーキュレータ95は、他のユーザー局による受信の
ためにダウンリンク信号を再放送する全方向性アンテナ47へ送信するために、
ダウンリンクマイクロ波信号を導波管53へ送る。同様に、リピーターユニット
57は、全方向性アンテナ47により受信されたアップリンクマイクロ波信号を
導波管53から受信するよう編成されており、アップリンクマイクロ波信号は、
サーキュレータ95経由でそれを増幅する低雑音マイクロ波増幅器97へ送られ
る。次いで、増幅されたアップリンク信号は、マイクロ波フィルタ99によりフ
ィルタにかけられ、それにより、アップリンクデータ信号だけを、導波管49経
由で指向性アンテナ45へ出力するために、サーキュレータ89へ送る。リピー
ターユニット57は、また、そのユーザー局内に位置するユーザー起源のアップ
リンクデータを導波管87経由で受信するよう編成されている。図示のように、
このアップリンクデータも増幅器97で増幅され、サーキュレータ89および導
波管49経由で指向性アンテナ45へ送られる前に、フィルタ99にかけられる
。フィルタ93と99は必要である、というのは、実用上、サーキュレータ89
と95は完全ではなく、少しの「リーク」つまりフィードバックが生じるからで
ある。従って、フィルタ93と99はこのフィードバック信号を減衰するように
働く。
【0026】 ビデオ・オン・デマンドのいくらかの利用者は、到達が困難な場所にいるかも
しれないので、図1に示すユーザー局1のいくつかは、単にリピータ(再放送)
局であり、その局に位置するユーザーへサービスを提供しないことになる。従っ
て、このリピータ局は、2つのアンテナ45と47、および図5および6に示す
リピーターユニット57だけを備える。実用上、リピータ局は、普通のユーザー
局と同じ処理ユニット51を使用するのが普通であるが、リピータ局が取付けら
れている建物内には接続されないであろう。
【0027】 上記のように、この実施の形態では、基地局7と各ユーザー局との間の複数の
信号経路を提供するために、ユーザー局1の大多数が、他のユーザー局による受
信のために、それが受信するダウンリンク信号を再放送するよう編成されている
。従って、大多数のユーザー局は、ダウンリンクデータ信号の複数のコピーを受
信し、基地局7は、アップリンクデータ信号の複数のコピーを受信する。複数の
信号は、異なる経路に沿い伝播するので、それらの信号は、相互に時間がシフト
することになる。図7は、相互間に位相遅延tdを持つ同じ信号の2つのバージ
ョン103−1と103−2の重畳により形成される受信された信号101の形
状を示す。一般的な規則として、マルチパス信号間の最大遅延tdは、1データ
シンボルの持続時間TSの10分の1より大きくてはならず、さもないと、受信
した信号からシンボルストリームを抽出することができるようにするのにイコラ
イズ化または補償が必要となる。これは、本実施の形態のビデオ・オン・デマン
ドシステムのような高データレート用途では重要な考慮すべき問題である。詳細
には、ビデオ・オン・デマンドを提供するために、ユーザー局毎に毎秒4メガビ
ット(4Mb/s)のダウンリンク帯域巾が必要である。実用システムにおいて
、各基地局7は、約1000ヶ所の個別ユーザーへビデオ・オン・デマンドを供
給するであろう。従って、毎秒4ギガビット(4Gb/秒)のダウンリンクデー
タレートが必要である。このダウンリンクデータが、ヘルツ当り1ビットを与え
る変調スキームを用いて変調されて放送される場合、上記一般的な規則によれば
、マルチパス信号間の最大遅延が25ピコ秒であることを意味する。光の速度で
伝播するマイクロ波信号を用いる場合、これは、マルチパス信号の、略7mmの
経路長許容差に相当し、これは明らかに実用的ではない。
【0028】 本実施の形態では、この問題を、特に直交周波数分割多重(OFDM)技術を
利用して解決する、この技術は、送信されるデータのシンボル周期TSを増やし
、従ってマルチパス信号間の許容可能な最大遅延tdを増加させる。本発明がこ
のマルチパス信号問題を解決する方法について、より詳細に以下説明する。
【0029】 この実施の形態では、QPSK変調技術が採用され、それは、帯域巾のHz当
り2ビットを提供する。図8は、ビデオデータストリング105の一部を示し、
これは同相のシンボルストリーム107と90度位相のシンボルストリーム10
9とを生成するのに使用される。詳細には、送信される信号が2つの90度位相
差搬送波信号の和として与えられる場合、すなわち: fc(t) = a cos 2πfct + b sin 2πfct (1) aおよびbは、同相および90度位相のシンボルストリーム107および109
であり、その値は、ビデオデータストリーム105からの連続する一対のビデオ
データビットにより、例えば、次表に従い生成される:
【0030】 ビデオデータビット対 同相シンボル(a) 90度位相シンボル(b) 00 +1 +1 01 −1 +1 11 −1 −1 10 +1 −1
【0031】 従って、図8に示すように、ビデオデータストリーム105の2ビットを使用
して、シンボルストリーム107と109の各シンボルを生成するので、シンボ
ル周期Tsは、ビデオデータ周期Tbの2倍となる。
【0032】 送信される信号のシンボル周期Tsを更に増加させるためには、ビデオデータ ストリーム105を使用して、シンボルストリーム107と109を直接生成す
るのではなく、この実施の形態では多数の搬送波周波数が採用され、その各々が
ビデオデータ105の一部を搬送する。より具体的には、この実施の形態では、
毎秒5ギガビット(5Gb/s)のチャネルデータ容量がダウンリンクデータの
ために提供され、それは、(上記QPSK変調技術を使用して)毎秒2.5ギガ
シンボル(2.5G・symbol / 秒)のシンボルレートを必要とする。この実施 の形態では、毎秒2.5ギガシンボルは、100,000個の異なる搬送波信号
上へ変調され、搬送波信号当り送信されるシンボルレート(1/Ts)の毎秒2 5キロシンボル(25k・symbol / 秒)を与える。この実施の形態では、送信 されるマイクロ波信号の水平および垂直偏波 (polarisation) 成分の両方がデー
タ搬送に使用される。シンボル間干渉(ISI)を減少させるために、搬送波周
波数は1/Ts、すなわち25kHzだけ隔てられており、これは直交周波数分 割多重化の技術として既知である。垂直および水平偏波成分を使用して100,
000個の個別搬送波周波数を提供するには、約1.25GHzの全チャネル帯
域巾を必要とする。この実施の形態では、2GHzのチャネル帯域巾が提供され
、搬送波信号は、水平偏波成分に対し50本の周波数チャネルへ、垂直偏波成分
に対し50本の周波数チャネルへ分割され、各チャネルは、40MHzに広がり
、隣接チャネルで使用される搬送波周波数間に15MHzの隔たりを持つ。これ
を図9と図10に示す。詳細には、図9は、この実施の形態で使用される2GH
zの帯域巾を示し、これは、水平偏波成分に対し50本の周波数チャネルC0 H
− C49 Hへ、そして垂直偏波成分に対し50本の周波数チャネルC0 V − C4 9 V へ分割される。図10は、図9に示すチャネルCiの各々で提供される100
0個の個別搬送波周波数を示す。図示のように、搬送波周波数f0−f999は、チ
ャネル内で等しく隔てられ、隣接搬送波周波数間の間隔は1/Ts、すなわち2 5kHzである。これにより、隣接チャネルで、搬送波周波数間に15MHzの
不使用帯域 (deadband) が残る。従って、個別の搬送波周波数上でデータを送信
することにより、送信されるデータのシンボル周期TSが40マイクロ秒まで増
えたので、マルチパス信号間の(イコライズ化または補償なしに送信されたシン
ボルストリームを抽出可能な)4マイクロ秒という許容最大遅延が提供されるが
、これは、約1.2kmというより実現可能な経路長差に相当する。
【0033】 この技術に精通した者は理解するであろうように、所要の毎秒4Mビット(4
Mb/s)を各ユーザー局へ提供するために、各ユーザー局は、80個の搬送波
信号から、変調されたデータを読出さなくてはならない。この実施の形態では、
これは、所定のチャネルで所定の偏波に対して80個の個別周波数を各ユーザー
局1へ割当てることにより達成される。換言すれば、1000ヶ所のユーザー局
に対し、500ヶ所は、送信されるマイクロ波信号の水平偏波成分を使用し、他
の500ヶ所は垂直偏波成分を使用することになる。そして、各偏波成分のユー
ザー500ヶ所は、夫々50チャネルで搬送波信号を分け合うことになる。この
実施の形態で、ユーザー局は50チャネル上で均等に分け合い、それにより、1
0ユーザー局が各周波数チャネルを共有し、チャネル毎の10ユーザーの各々が
チャネル内の80個の異なる搬送波周波数からデータを受信する。この技術に精
通する者は理解するであろうように、80個の異なる搬送波信号上に変調された
データを同時に受信するために、ユーザー局での復調器71は、80個の搬送波
周波数の各々を同時に復調しなくてはならない。これは、デジタル信号プロセッ
サを使用することにより達成され、このプロセッサは、そのユーザーへ割当てら
れた80個の搬送波周波数上へ変調されたデータを抽出するよう、割当周波数チ
ャネルのフーリエ解析を実行するように編成されている。
【0034】 この実施の形態では、システムのデータ容量の大部分は、ダウンリンクデータ
のために必要である。この実施の形態では、各ユーザー局は、そのユーザー局へ
特別に割当てられた搬送波周波数を使用して、基地局へ最大毎秒400キロビッ
ト(400kb/秒)で送信し返すことが可能である。この技術に精通する者は
理解するであろうように、基地局とのアップリンクデータ通信のために、セルで
全てのユーザー局により使用される搬送波周波数は、ダウンリンク信号の通信の
ために配分された周波数帯域とは別の周波数帯域に配置されている。
【0035】 上記実施の形態に対してなされ得る多数の変更を以下説明する。
【0036】 上記実施の形態において、ユーザー局は、ダウンリンク通信のために受信され
るマイクロ波信号の水平または垂直の偏波成分のいずれかを使用した。これは必
須ではない。代替の実施の形態において、ユーザー局のいくつかは、受信される
マイクロ波信号の水平および垂直の偏波成分の両方を使用してもよい。加えて、
上記実施の形態では、各ユーザー局は、指定の周波数チャネル内の搬送波周波数
を使用するよう動作可能であった。これも必須ではない。ユーザー局のいくつか
は、1つ以上の周波数チャネルでの搬送波周波数を使用してもよい。しかし、こ
れは、ユーザー局で使用される電子処理装置を複雑にしてしまう。
【0037】 上記実施の形態において、各ユーザー局は、配分された周波数チャネルで同じ
搬送波信号を使用した。代替の実施の形態では、各ユーザーは、周波数チャネル
内で、または他の周波数チャネル内でさえ、搬送波周波数の周辺で「周波数ホッ
プ(frequency hop)」してもよい。しかし、そのような実施の形態では、より複 雑なユーザー局が必要となる。
【0038】 上記実施の形態では、QPSK変調技術を用いて、アップリンクとダウンリン
クのデータを各搬送波周波数上に変調した。代替の実施の形態では、他の変調技
術を用いて、異なる搬送波信号を変調してもよい。これは、特定周波数でより効
率の高い変調技術を使用することを可能にする。例えば、基地局とユーザー局と
の間に特定周波数で良好な通信リンクが存在することをユーザー局が確定した場
合、その搬送波周波数に対しHz当り、より多くのビットを提供するもっと効率
の高い変調技術を使用するよう基地局に信号を発することができる。
【0039】 上記実施の形態は、ユーザー要求により複数のユーザーへビデオ信号を提供す
るためのビデオ分配システムを説明した。この技術に精通する者は理解するであ
ろうように、上記データ分配システムは別の用途に使用できる。例えば、データ
分配システムは、ユーザーと、例えばインターネットとの間の広帯域通信リンク
を提供するのに使用できる。それは、それぞれのユーザー局に配置されているコ
ンピュータ設備と共に接続するのにも使用できる。
【0040】 上記実施の形態において、データは、基地局とユーザー局間で双方向へ送られ
た。この技術に精通する者は理解するであろうように、基地局とユーザー局間の
通信リンクは、単方向でもよい。例えば、各ユーザー局はデータを収集し、デー
タを基地局に配置された中央モニターシステムへ送信するよう動作できる。この
種のモニターシステムを図11に示す。図示のように、システムは、中央モニタ
局113と直接的に、または中間のモニタ局経由で間接的に通信する多数のモニ
タ局111を備える。第1の実施の形態のように、中間モニタ局のいくつかおよ
び中央モニタ局は、送信されたデータの複数のコピーを受信するであろうし、同
じ直交周波数分割多重技術が、マルチパス信号問題を克服するのに使用されるの
が好ましい。この種のモニターシステムは、例えば、監視システムで実施するこ
とができ、そこでは、各モニタ局111は、ビデオカメラを備え、ビデオデータ
信号を中央モニターシステム113へ、直接的に、または中間のモニタ局経由で
間接的に送信し返す。
【0041】 上記実施の形態では、マイクロ波周波数リンクが通信局間に提供された。同様
な通信システムを、例えば、可視光または赤外線周波数の搬送波信号を使用して
提供できる。
【0042】 上記実施の形態において、各ユーザー局は、自らが受信する信号を再放送する
ように編成された。この技術に精通する者は理解するであろうように、これは、
セル内の全てのユーザー局に必須ではない。詳細には、ユーザー局のあるものは
、単にマルチパス信号を受信し、必要なビデオデータを抽出するだけで、他のユ
ーザー局による受信のために信号を再放送することはしない。
【0043】 上記実施の形態において、ユーザー局は家庭や事業所に関連付けられていた。
上記通信システムは、移動ユーザー局に対しても使用できる。そのような実施の
形態では、ユーザー局が隣接セル間を移動することが許される場合、移動電話通
信システムで使用されているものに類似する「ハンドオーバー」手段が必要とな
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、複数のユーザーへビデオ・オン・デマンドを提供するためのビデオ分
配システムの概観であり;
【図2】 図2は、図1に示すビデオ分配システムの一部を形成する基地局と複数のユー
ザー局間に設けた通信リンクを図解するブロック図であり;
【図3】 図3は、図2に示す基地局の構成要素を図解するブロック図であり;
【図4】 図4は、図2に示す1つのユーザー局の一部を形成する1対の屋根取付けマイ
クロ波アンテナの典型的構成を示し;
【図5】 図5は、図2に示す1つのユーザー局の構成要素を図解する概略ブロック図で
あり;
【図6】 図6は、図5に示すユーザー局の一部を形成するリピーターユニットの構成要
素を示す概略ブロック図であり;
【図7】 図7は、ユーザー局に到着するマルチパス信号の影響を図解する信号図であり
【図8】 図8は、ユーザー局へ送信されるデータストリーム形状、およびそのデータス
トリームから得られる同相の、および90度位相のシンボルストリームの形状を
図解する信号図であり;
【図9】 図9は、図1に示すビデオ分配システムが、利用可能な帯域巾を複数の周波数
チャネルに分割する方法を図解する周波数プロットであり;
【図10】 図10は、図9に図解する周波数チャネルのうちの1つのチャネル内で使用さ
れる搬送波周波数を図解する周波数プロットであり;そして、
【図11】 図11は、多点から一点へのモニターシステムの概観を図解し、そのシステム
内では多数のモニタ局が中央モニタ局との間で通信を行なう。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月7日(2000.1.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ヴァジロポウロス・ニコラス 英国,CB2 5NH,ケンブリッジシャ ー州,ハーストン,ハーストン ミル,サ イエンティフィック ジェネリクス リミ テッド内 Fターム(参考) 5C064 DA09 5K067 AA22 BB02 BB21 DD34 DD51 EE02 EE06 EE10 EE23 EE33 EE34 HH11 HH23 JJ11 KK01 5K072 AA29 BB02 BB03 BB04 BB14 BB27 CC03 CC25 DD16 DD17 EE05 FF02 FF03 FF22 GG01 GG11 GG12 GG14

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信システムであって: マイクロ波周波数帯域またはそれ以上の周波数帯域で通信を放送するための基
    地局; 各々が、前記放送された通信を前記基地局から直に受信するための受信アンテ
    ナと、前記受信された通信を再放送するための送信アンテナと、そして前記受信
    アンテナから前記通信を受信し、前記受信された通信を前記送信アンテナへ送る
    よう動作可能なリピーターユニットとを備え、前記基地局と直接可視域通信の状
    態にある、複数の第1ユーザー局;および、 各々が、複数の前記第1ユーザー局から前記再放送された通信を受信し、前記
    受信された信号から前記元の放送通信を再生成するよう動作可能な受信アンテナ
    を備え、前記基地局と直接可視域通信の状態にない、1つ以上の第2ユーザー局
    ; を備える通信システム。
  2. 【請求項2】 前記基地局が、複数の異なる搬送波周波数上へ変調されたデータを放送するよ
    う動作可能である請求項1の通信システム。
  3. 【請求項3】 隣接の搬送波周波数間の周波数差が、前記送信されるデジタル信号のシンボル
    レートの整数倍である請求項2の通信システム。
  4. 【請求項4】 1つ以上の前記第1ユーザー局の前記受信アンテナは、その特性が指向性であ
    り、前記基地局と方向合せされている先に記載の請求項のいずれかの通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 1つ以上の前記第2ユーザー局の前記受信アンテナは、その特性が指向性であ
    り、前記1つ以上の第1ユーザー局と方向合せされており、そこから通信を受信
    するよう動作可能である先に記載の請求項のいずれかの通信システム。
  6. 【請求項6】 前記1つ以上の第1ユーザー局のうち少なくとも1つの局の前記送信アンテナ
    は、その特性が全方向性(無指向性)である先に記載の請求項のいずれかの通信
    システム。
  7. 【請求項7】 1つ以上の前記第1ユーザー局の前記受信アンテナは、前記ユーザー局からの
    データを前記基地局へ送信し返すようにも動作可能である先に記載の請求項のい
    ずれかの通信システム。
  8. 【請求項8】 前記1つ以上の第2ユーザー局の前記受信アンテナは、前記1つ以上の第1ユ
    ーザー局へ通信を送信し返すよう動作可能であり;前記1つ以上の第1ユーザー
    局の前記送信アンテナは、前記第2ユーザー局から前記通信を受信するよう編成
    されている請求項7の通信システム。
  9. 【請求項9】 1つ以上の前記ユーザー局は、前記受信された通信を下方変換し、前記下方変
    換された通信を前記ユーザー局に位置するユーザーへ送るよう動作可能である、
    先に記載の請求項のいずれかの通信システム。
  10. 【請求項10】 前記ユーザー局の各々が、前記基地局に対して固定される先に記載の請求項の
    いずれかの通信システム。
  11. 【請求項11】 ユーザー局のための前記アンテナが、前記それぞれのユーザーの建物の屋根の
    上に配置される請求項10の通信システム。
  12. 【請求項12】 前記または各第1ユーザー局と前記基地局との間の前記通信リンク、および前
    記第1と第2ユーザー局との間の前記通信リンクが、広帯域通信リンクである、
    先に記載の請求項のいずれかの通信システム。
  13. 【請求項13】 1つ以上の前記ユーザー局が、データ入力装置、データ出力装置、またはデー
    タ入力兼データ出力装置と連結される先に記載の請求項のいずれかの通信システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記データ入力装置、データ出力装置、またはデータ入力兼データ出力装置が
    、コンピュータ、コンピューターネットワーク、ビデオレコーダ、またはテレビ
    ジョンシステムのうちの少なくとも1つを備える請求項13の通信システム。
  15. 【請求項15】 前記基地局が、インターネット、ビデオ分配システム、マルチメディア・デー
    タ分配システム、またはそれらの類似のもののうちの少なくとも1つと連結され
    る先に記載の請求項のいずれかの通信システム。
  16. 【請求項16】 前記リピーターユニットが、前記送信アンテナへ送られることになる前記通信
    を増幅するための増幅器を備える先に記載の請求項のいずれかの通信システム。
  17. 【請求項17】 前記リピーターユニットは、前記送信アンテナにより送信されることになる前
    記基地局から受信された通信を、前記基地局へ送信し返すために前記送信アンテ
    ナにより受信された通信から、分離するよう動作可能な少なくとも2つのサーキ
    ュレータを備える先に記載の請求項のいずれかの通信システム。
  18. 【請求項18】 前記リピーターユニットは、前記サーキュレータにより生じるどのようなフィ
    ードバック信号も減少させるように、前記サーキュレータ間に前記信号を濾波す
    るための少なくとも2つのフィルタを備える請求項17の通信システム。
  19. 【請求項19】 通信システムであって: マイクロ波周波数帯域またはそれ以上の周波数帯域で放送される通信を受信す
    るための中央受信局; 前記マイクロ波周波数帯域またはそれ以上の周波数帯域で通信を放送するよう
    動作可能な送信アンテナを備え、前記基地局と可視域通信の状態にない第1の送
    信局;および、 各々が、前記第1の送信局から前記放送された通信を受信するための受信アン
    テナと、前記中央受信局による受信のために前記受信された通信を再放送するた
    めの送信アンテナと、そして前記受信アンテナから前記通信を受信し、前記受信
    された通信を前記送信アンテナへ送るよう動作可能なリピーターユニットとを備
    え、前記基地局と直接可視域通信の状態にある複数の第2の送信局; を備える通信システム。
  20. 【請求項20】 通信システムでの使用のためのユーザー局であって: 基地局から放送される通信を受信するための手段; 前記受信手段により受信された前記マイクロ波通信を再放送するための手段;
    および、 前記受信手段から前記通信を受信し、前記受信された通信の前記周波数を下方
    変換することなく、前記受信された通信を前記再放送手段へ送るよう動作可能な
    リピーターユニット;を備える、 請求項1から18のいずれかのユーザー局。
  21. 【請求項21】 通信システムでの使用のためのユーザー局であって: 別のユーザー局から放送される通信を受信するための手段; 前記受信された通信を中央受信局へ再放送し返すための手段;および、 前記受信手段から前記通信を受信し、前記受信された通信の前記周波数を下方
    変換することなく、前記受信された通信を前記再放送手段へ送るよう動作可能な
    リピーターユニット;を備える、 請求項19のユーザー局。
  22. 【請求項22】 請求項1から18のいずれかによる通信システム、または請求項20または2
    1によるユーザー局を使用することを特徴とする通信方法。
  23. 【請求項23】 複数のノード間で可視域放送リンクを利用する通信ネットワークであって、前
    記ノードの各々が: 主通信リンクを提供するためのグローバル単一指向性トランシーバ; 別のノードのために、前記他のノードの前記主通信リンクの欠落で、または故
    障が原因で副次通信リンクを提供するためのローカル全方向性トランシーバ;を
    備える、 通信ネットワーク。
  24. 【請求項24】 前記リピーターユニットは、前記受信された通信の前記周波数を下方変換する
    ことなく、前記受信された通信を前記送信アンテナへ送るよう動作可能である請
    求項1から18のいずれかの通信システム。
  25. 【請求項25】 前記または各第2ユーザー局は、更に、他のユーザー局による受信のために前
    記受信された通信を再放送するための送信アンテナを備える請求項1から18ま
    たは24のいずれかの通信システム。
  26. 【請求項26】 通信システムであって: マイクロ波周波数帯域またはそれ以上で通信を放送するための基地局; 各々が、前記放送された通信を前記基地局から直に受信するための受信アンテ
    ナと、前記受信された通信を再放送するための送信アンテナと、そして前記受信
    アンテナから前記通信を受信し、前記受信された通信の前記周波数を下方変換す
    ることなく、前記受信された通信を前記送信アンテナへ送るよう動作可能なリピ
    ーターユニットとを備え、前記基地局と直接可視域通信の状態にある1つ以上の
    第1ユーザー局;および、 各々が、前記第1ユーザー局の1つ以上から前記再放送された通信を受信する
    よう動作可能な受信アンテナを備え、前記基地局と直接可視域通信の状態にない
    1つ以上の第2ユーザー局; を備える通信システム。
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