JP2001507186A - 電気音響変換器 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
1.電気音響変換器が各々が音を発生するように振動させられ得る第1及び第2のパネル(18A;18B)と、駆動信号を受けてそれに応じて振動するアクチュエータ手段(22;22A;32)と、前記パネルを取付けるフレーム(10)と、前記フレームと前記パネルの縁の間に配置されて前記パネルを前記フレーム内に保持し、前記フレームを前記パネルの縁から音響的にほとんど絶縁し、前記フレームを前記パネルの縁に対して十分に密封する第1及び第2のシール(20A、B)とを備えている。圧電要素などの一つ以上のアクチュエータ(22)が駆動信号を受けてそれに応じて振動するために設けられ、前記アクチュエータは、前記第1のパネルが前記アクチュエータ手段の振動に応じて振動するように前記第1のパネルの縁から遠い一つ以上の位置で前記第1のパネルに機械的及び音響的に結合されている。前記第2のパネルは、前記第2のパネルがまた前記アクチュエータ手段の振動に応じて振動するように前記第2のパネルの縁から遠い一つ以上の位置で前記第2のパネルを前記第1のパネル及び/又は前記アクチュエータ手段に機械的及び音響的に結合されている。パネル、シール、アクチュエータ及び結合手段の音響的特性は変換器から必要な周波数応答を得るように選ぶことができる。パネルが同相、逆位相及びさらに複雑な様式で駆動される異なる実施例が記載されている。
Description
【発明の詳細な説明】
電気音響変換器
説明
本発明は、音波を発生する電気音響変換器に関する。音声スピーカがそのよう
な変換器の一例である。さらに詳しくえば、本発明は、音を発生するために振動
させることのできる、平パネルなどのパネル及び駆動信号を受けてそれに応じて
振動する一つ以上のアクチュエータで、パネルがアチュエータの振動に応じて振
動するように、パネルの縁から遠い一つ以上の位置でパネルに接合されているア
クチュエータを備える変換器に関する。
パネルが多モード、非ピストン的方法で、すなわち、パネルの何らかの大きな
一体の並進運動ではなくパネル内の曲げ振動で振動するよう作られているそのよ
うな変換器が周知である。どんな大きな一体の並進運動をも防止するために、パ
ネルは、頑丈なフレーム内に頑丈に締め付けられるか又は、フレームの中でフレ
ームの隅に軟い弾性的サスペンションによって支持されているかのいずれかであ
る。そのような変換器に伴う問題で本発明の第1の面がかかわる問題は、音がパ
ネルの両側面から発生され、干渉を生ずることである。したがって、パネルが音
響的に反射性の表面、例えば壁、の近くに置かれる場合、かなりの干渉がパネル
の前方から発生された音とパネルの背面から発生された音との間に生ずる可能性
がある。
本発明の第1の面によれば、パネルを取付けるフレームが設けられ、シールが
フレームとパネルの縁の間に配置されて、パネルをフレーム内にへ保持し、フレ
ームをパネルの縁から音響的に実質上絶縁してフレームをパネルの縁に十分に密
封する。したがって、パネルの前面と後面によって発生された空気中の音響振動
を干渉から音響的に絶縁し抑止できる一方、パネルの縁における音響的反射を減
らすことができる。すなわち、シールは、パネル部材の周りを通過する音響振動
に対する障壁として作用するとともに、パネルとフレームの間の界面における音
響的反射を減衰させて終うように作用すること、したがって、半無響終端として
作用することができる。
好ましくは、シールは、柔軟な弾力性材料の条片からなり、それはパネルの縁
に巻きつくように配列されてもよい。この条片は、フレームの中のみぞに受けら
れ、また、条片は、パネルの縁を受けるみぞを設けることができる。便宜的には
、条片を1本の弾力性管形材料、例えば、シリコーンゴム、から形成され、縦に
切断されて、パネルの縁をつかむように開かれてもよい。
ある実施例においては、フレームは、パネルの片側全体に配置された囲いの一
部分を形成している。従って、パネルの片側から作られる振動を吸収してすっか
り減衰させるように囲いを配置でき、シールによって音が囲いから外側へ実質上
逃げないようにして、音をパネルの他方の側から放射できる。
この変換器はさらに、音を発生するように振動させることができ、フレームに
取付けられている第2のパネルと、前記第2のパネルを前記第1のパネル及び/
又は第2のパネルの縁から遠い一つ以上の位置にあるアクチュエータ手段に機械
的及び音響的に結合し、第2のパネルもまたアチュエータ手段の振動に応じて振
動するようにする第2の結合手段と、フレームと第2のパネルの縁との間に配置
されて、第2のパネルをフレーム内に保持し、フレームを第2のパネルの縁から
音響的に実質上絶縁し、フレームを第2のパネルの縁に事実上固定する第2のシ
ールをさらに備えることができる。第1と第2のパネルが互いに平行であれば、
第1と第2のシールは、二つのパネル間の空間に発生された音が逃げないように
して、パネルの他方の側面から発生された音と干渉しないようにする。
第1と第2のパネルが横並びになっている場合、シールは、それらが一つだけ
のパネルであるかのように同じ効果をもっている。
第1及び第2のシールは、全体として変換器により平らな周波数応答を与える
のを助けるために、異なる音響絶縁特性を備えて、例えば、二つのパネルの一方
の周波数応答における谷が他方のパネルの周波数応答におけるピークと一致する
ようにしてもよい。
本発明の第2の面が冒頭の節で説明した形式の周知の電気音響変換器にその他
の改良を行うことに関している本発明の各々が音を発生するように振動させられ
得る第1及び第2のパネルと、駆動信号を受けて、それに応じて振動するアクチ
ュエータ手段と、第1のパネルを第1のパネル縁から遠い一つ以上の場所にある
アクチュエータ手段に機械的及び音響的に結合して第1のパネルがアクチュエー
タ手段の振動に応じて振動するようにする第1の結合手段と、第2のパネルを第
1のパネル及び/又は第2のパネルの縁から遠い一つ以上の位置にあるアクチュ
エータ手段に機械的及び音響的に結合し、第2のパネルもまたアクチュエータ手
段の振動に応じて振動するようにする第2の結合手段とを備える電気音響変換器
が提供される。従って、第1及び第2のパネルは、異なる音響特性を備えるいて
もよいし、及び/又は第1と第2の結合手段は、また、例えば、一方のパネルの
周波数応答の谷が他方のパネルの周波数応答のピークと一致するように配置する
ことによって、変換器により平らな周波数応答を与えるのを助けるように異なる
音響結合特性を備えていてもよい。
上述の本発明の第1及び第2の面の特徴を単一の変換器の形に組合せてもよい
ことに注意すべきである。
本発明のどちらの面でもいくつかの実施例において、第1及び第2のパネルは
、向かい合いに配置されている。この場合には、第2の結合手段は、第2の結合
手段を第1のパネルに機械的及び音響的に結合するように配列されてもよい。一
つの実施例において、第2のパネルは、中にアクチュエータを受ける少なくとも
一つの穴を備えている。代りに、第2の結合手段は、第2のパネルをアクチュエ
ータ手段に結合するように配列されてもよい。この場合には、アクチュエータ手
段は、第1と第2のパネルに共通であってもよいし、第1と第2の結合手段の間
を橋絡する少なくとも一つの圧電アクチュエータを備えてもよい。この場合には
、複数又は少なくとも一つの圧電アクチュエータは、数層の圧電材料で形成され
たスタックからなってもよい。
他の実施例において、第1及び第2のパネルは並べて配列されて、第2の結合
手段は、第2のパネルをアクチュエータ手段に機械的及び音響的に結合するよう
に配列されている。
いずれの場合にも、アクチュエータは、第1の結合手段によって第1のパネル
に結合された第1のアクチュエータ手段と、第2の結合手段によって第2のパネ
ルに結合された第2のアクチュエータ手段とを備えてもよい。この場合には、第
1及び第2のアクチュエータ手段は、各々少なくとも一つの圧電アクチュエータ
を備えてもよい。
複数のこのような圧電アクチュエータが設けられているどの実施例においても
、単一又は少なくとも一つの圧電アクチュエータが異なる電気音響的変換特性を
備えていてもよく、またこれは全体として変換器に対してより平らな周波数応答
を達成するのに用いられてもよい。
また、複数のこのような圧電アクチュエータが設けられているどの実施例にお
いても、入力信号は受けてそれから異なる振幅、周波数特性及び/又は位相をも
っ少なくとも二つの出力信号を作る電気回路を設け、前記出力信号は、複数の圧
電アクチュエータの中の異なるものに供給されてもよく、また、これは、全体と
しての変換器の改良された周波数応答を達成するために用いられてもよい。
1対のこのような可変パネルを有するどの実施例においても、第1及び第2の
パネルは、互いにほぼ同位相で振動するように配置されてもよく、従って、単一
パネルと同様であるが、改良された周波数応答で一緒に作用してもよい。
代りに、第1及び第2のパネルは、相互に対してほぼ逆相で振動するように配
置されることがある。これは、一方のパネルが音響的に反射性面、例えば壁など
、の方に面している場合に、その表面から反射された音を変換器から前方に放射
される音と協力的に干渉するように配置できるので、特に有用である。
少なくとも一つのパネルをさらに設け、第1のパネルに対して向かい合せに配
置し、及び/又は第1のパネルに対し横に並べて配置してもよい。
全部又は少なくとも一つの結合手段は、それぞれのアクチュエータのそれぞれ
の部分をそれぞれのパネルに結合することによって設けられてもよく、又は、そ
れぞれのアチュエータのそれぞれの部とそれぞれのパネルとの間に配置された受
動中間層を備えていてもよい。この後者の場合に、全部又は少なくとも一つの中
間層は、好ましくは、それぞれの圧電アクチュエータより大きい横寸法を有する
こと、及び/又はそれぞれのパネルより大きいこわさとそれぞれの圧電アクチュ
エータとほとんど同じこわさ備えることである。
本発明の特定の実施例を次に、純粋に例として、添付図を参照して説明する。
図1は、図2の断面線1−1に沿って取った電気音響変換器の第1の実施例の
断面側面図である。
図2は、図1の断面図2−2に沿って取った図1の電気音響変換器の断面後面
図である。
図3は、図1及び図2の変換器の例の周波数の関数としての、伝達関数のグラ
フである。
図4は、図1及び図2の変換器の例であるが、パネルをフレームに堅固に固定
するように変えたものの、周波数の関数としての、伝達関数のグラフである。
図5〜13は、各々電気音響変換器のさらに別の実施例の断面側面図である。
図14は、図15の断面線14−14に沿って取った電気音響変換器のもう一
つの実施例の断面側面図である。
図15は、図14の断面線15−15に沿って取った電気音響変換器の断面後
面図である。
図16は、図11と同様であるが、壁に隣接した変換器を示している。
図1及び図2を参照すると、スピーカの形の電気音響変換器の第1の実施例は
、矩形の背面パネル12に固定され、壁に懸けられるように設計された矩形フレ
ーム10からなっている。フレーム10の前縁は、内向きに向き合っているリッ
プ14を備え、当て木16は、みぞ17がリップ14と当て木16の間に形成さ
れるようにフレーム10の内側に固定されている。変換器はまた矩形可振動パネ
ル18を備え、パネルの外側寸法は矩形フレーム10の内側寸法よりわずかに小
さいシール20が可振動パネル18の縁の周りに設けられている。シール20は
、長さに沿って切断され、広げられて、パネル18の縁の周りに固定された1本
のシリコーンゴム管材から形成されている。シール20は、リップ14と当て木
16の間のみぞ17の中にはめられるので、パネル18はフレーム10の中に適
所に保持され、シール20がフレーム10をパネル18の縁から音響的に隔離し
て、フレーム10をパネル18の縁に固定する。シール20は、パネル18の縁
の背面パネル12に対して前後する非常にわずかな運動を可能にし、またパネル
18の多モード曲げ振動に適応するようにパネル18の縁がみぞ17の中でわず
かにねじれることを可能にする。
6個の圧電アクチュエータ22の配列が可振動パネルの後面に接着剤23によ
って固定されている。アクチュエータ22は、高圧可聴周波駆動信号の源(図示
なし)へ電線24によって並列につなぎ合されている。駆動信号に応じて、アク
チュエータ22の圧電材料は、駆動信号の周波数で湾曲し、それによってパネル
18に振動させる。パネル18は、一体並進によるのではなく湾曲によって大体
は非ピストン的、多モード様式で振動する。この湾曲は、フーム10とパネル1
8の縁の間のシール20によって容易される。さらに、シール20は、パネル1
8とフレーム10との間の境界に起ることのある音響反射を十分に減衰させるの
て、半無反響終端として作用する。このような音響反射は、さもなければ、パネ
ル18内の振動と干渉を起こすので、変換器の性能に影響を与えるであろう。
空胴24が可振動パネル18と背面パネル12の間に形成されて、空胴24は
、可振動パネル18の後面から後方に発生される音響振動を減衰し盡すために音
響減衰材料で満たされてもよい。また、背面パネル12自体は、音響減衰材料か
ら作られてもよい。
フレーム10は、できるだけ頑丈である必要があり、例えば、木材、金属又は
プラスチック材料で作ることができる。上述のように、パネル18は、振動でき
なければならないので、それを任意の適当な頑丈であるか弾力のある材料、例え
ばプラスチック、木材、カード、ボール紙又は連続又は独立気泡のいずれかの軽
量コアによって分離されて接続された高いこわさ(ヤング係数)の2枚の軽量ス
キンからなる複合材料で作られてもよい。パネル18とフレーム10は、ペンキ
を塗られてもよいし、それに絵をつけることができたり、控えめな、審美的にこ
こちよくて装飾的パネルにするために何らか他のやり方で適当に装飾することが
てきる。
変換器の周波数応答は、なかんずく、可振動パネル18の大きさ、形、密度及
びこわさ、圧電アチュエータ22の大きさ、形、位置及び数、圧電アクチュエー
タ22の各々の結合23、シール20のコンプライアンス並びに空胴24と背面
パネル12によって与えられる減衰によって変る。従って、変換器の周波数応答
は、これらのパラメータを変えるとによって調整できる。
図3は、図1及び図2の変換器の例の伝達関数を示している。見て分るように
、変換器の伝達関数は、適度に平らで、それは、変換器に対するスピーカ応用の
ための望ましい特徴である。比べると、図4は、パネル18がシール20を用い
ずにフレーム10に固定されたことを除けば、同様にして構成された変換器の例
に
対する伝達関数を示している。見られるように、この後者の変換器の周波数応答
は、それほど平らでなく、低周波、特に1kHz以下における性能がよくない。
柔軟な弾力性材料の条片の追加の意外な利点は、好ましくない歯擦音が除かれ
、変換器から放射される音質が改良されることであることがわかった。
図5は、第1と第2の可振動パネル18A,Bが設けられて、固定背面パネル
12が省略されていること以外は、図1の実施例と同様であるもう一つの実施例
を示している。そのような固定背面パネル12は、図1及び図2を参照して上述
したような可振動パネル12A,Bの組合せから後方へ発生される音響振動を十
分に減衰するために加えられてもよいというものである。第1の可振動パネル1
8Aの内側面は、接着剤23によって圧電アクチュエータ22の各々の第1の面
に固着され、第2の可振動パネル18Bの内側面は、接着剤23によって圧電ア
クチュエータ22の各々の他方の面に固着されている。従って、圧電アクチュエ
ータ22は、2枚の可振動パネル18A,Bを同相で直接に駆動する。可振動パ
ネル18A,Bの各々は、その縁の周りにそれぞれのシール20A,Bを設けら
れ、シール20A,Bの両方ともフレーム10内に設けられた共通みぞ17の中
にはめられている。
2枚のパネル18A,Bの周波数応答は、変換器に対して全体としてより平ら
な周波数応答を達成するように異なって作られてもよい。例えば、パネル18A
,Bの一方の周波数応答におけるピークを他方のパネルの周波数応答の谷と一致
させるように構成して、変換器全体としての周波数応答をより平らにできる。こ
れは、異なるこわさ及び/又は密度を有する異なる材料で2枚のパネル18A,
Bを構成すること、異なる厚さ及び/又は表面積を有するパネル18A,Bを用
いること、異なるこわさを有するシール20A,Bを用いること並びに/又は圧
電アクチュエータを2枚のパネル18A,Bに結合するのに異なる接着剤を用い
ることによって行なうことかできる。
図6は、互いに平行な5枚の可振動パネル18A−Eが設けられていること以
外、図5の実施例と同様であるさらに別の実施例を示している。各パネルA−E
Eは、それぞれシールA−Eを有し、シール20A−Eは、フレーム10内の共
通みぞ17の中にはめられている。パネル18A−Eの隣接対は、それらの間に
ある6個の圧電アクチュエータ22の各々の対向面に接着剤23によって固着さ
れている。
変換器の総合周波数応答に影響を与える上述の手段のほかに、図6の実施例の
場合、総合周波数応答は、また、異なる厚さを有する隣接対のいくつかの間にあ
る圧電アクチュエータ22を隣接対の可振動パネル18A−Eの他のものの間に
ある圧電アクチュエータ22のものに用いること及び/又は異なる隣接対のパネ
ル18A−Eの間に異なる数の圧電アクチュエータ22を採用することによって
影響を与えられてもよい。
図7は、第1の可振動パネル18Aだけがアクチュエータ22によって直接に
駆動されることを除いて、図5の実施例と同様てあるもう一つの実施例を示して
いる。第2の可振動パネル18Bは、一つ以上の音響リンク26によって第1の
可振動パネル18Aに音響的に結合され、圧電アクチュエータ22から離れて間
隔をあけて保持されている。従って、第2の可振動パネル18Bは、第1の不振
動パネル18Aと音響リンク26を介して圧電アクチュエータによって間接に駆
動される。
変換器の総合周波数応答に影響を及ぼす上述の特徴のほかに、図7の実施例に
ついては、総合周波数応答はまた各音響リンク26によって与えられた音響結合
の度合及び音響結合26の数と位置によって影響を受ける可能性がある。
図8は、第2の可振動パネル18Bが圧電アチュエータ22を接触しないで受
ける穴28を形成されている以外は、図7の実施例と同様であるなほ別の実施例
を示している。音響リンク26は、従って、図7の実施例におけるより薄く作ら
れてもよく、接着剤の小塊によって作られてもよい。従って、図8の実施例を図
7の実施例より、細い外形で製作できる。図8の実施例において、両方の可振動
パネル18A,Bを囲んでいる単一シール20を用いてもよいことにも気づかれ
るであろう。
図9は、第2の可振動パネル18Bが第1のパネル18Aの後面になじむ薄手
の膜及びそのパネルに固定された厚電アチュエータ22によって与えられる以外
は、図8の実施例と同様ななおもう一つの実施例を示している。膜18Bは、圧
電アクチュエータ22の中間に領域30において第1のパネル18Aに接続され
ている。代りに又は追加として、接着された領域30を圧電アチュエータ22に
設けることができる。接着された領域30は、パネル構造を覆う奇数のスポット
にあってもよい。膜18Bは、フェルトのような音響的に損失の多い材料のもの
であってもよい。単一シール20が図に示され、それは第1のパネル18Aの縁
と膜18Bを囲んでいる。代りに、膜18Bの縁は、第1のパネル18Aの縁か
ら離れて止まるように配置されて、そのときシールが第1のパネル18Aの縁だ
けを囲んでいる。
図10は、第1及び第2のパネル18A,Bが広く間隔をあけており、図5の
圧電アクチュエータ22が圧電スタック32によって置き換られていることを除
いて、図5の実施例と同様であるもう一つの実施例を示している。各スタック3
2は加えられた電気信号に応じて湾曲するように、貼り合わされている圧電材料
からなる複数の平行層34を備えており、これは、可振動パネル18A,Bへの
駆動力を強めることができる。
図11は、可振動パネル18A,Bのシール20A,Bがフレーム10内のそ
れぞれのみぞ17A,B中にはめられて、可振動パネル18A,Bの各々は、図
10の圧電スタック32を互いに共有するのではなく、それ自体の圧電アクチュ
エータ22A,Bを備えている。
変換器の総合周波数応答に影響を及ぼす上述の手段のほかに、図11の実施例
に関しては、総合周波数応答は、また、2枚の可振動パネル18A,Bに対して
例えば数、形、大きさ及び位置に関して異なる圧電アクチュエータ22A,22
Bを用いることによって影響を受けることができる。
図12は、(a)フレーム10及びシール20A,Bが設けられずに、代りに
可振動パネル18A,Bがそれらの縁で可振動パネル18A,Bの間の周辺シー
ル部材36によって連結され、(b)圧電アチュエータ22は、接着剤23によ
って可振動パネル18Aに直接に接着されないで、代りにそれぞれの中間層38
によって可振動パネル18Aに音響的に結合されていること以外は、図5の実施
例と同様であるもう一つの実施例を示している。中間層38は、それのそれぞれ
の圧電アクチュエータ22より大きさ横寸法を備え、圧電アクチュエータ22と
ほぼ同じこわさをパネル18Aより大きいこわさを有する材料からなっている。
これらの中間層38が圧電アクチュエータ22とパネル18Aの間の音響結合の
効果を大きくできるとが分った。
変換器の総合周波数応答に影響を及ぼすと考えることのできる上述の手段のほ
かに、図12の実施例に関しては、総合周波数応答はまた、中間層38の大きい
厚さ及びこわさの選択によって影響を受ける可能性もある。
図13は、このような中間層38A,Bが圧電アクチュエータ22と可振動パ
ネルA,Bの両方との間に設けられていることを除いて、図12の実施例と同様
てあるなおもう一つの実施例を示している。この実施例については、変換器の伝
達関数を改良できて、なお総合周波数応答を異なる特性を有するさまざまな中間
層38を用いることによって平坦化できる。
図14及び図15は、大きさが小さくなってゆくように並べて配置された3枚
のこの種の可振動パネル18A,B,Fを設けてあることを除いて図1及び図2
の実施例と同様であるさらに別の実施例を示している。フレーム10は、下側に
大形の可振動パネルが置かれ、上側に中形及び小形のパネル18B、Fが置かれ
ている第1の水平分割部材10Aを備えている。フレーム10はまた、中形のパ
ネル18Bと小形パネル18Fの間の第2の垂直分割部材10Bを備えている。
フレーム10、10A,Bは、3枚のパネル18A,B,Fの縁の周りにシール
20A,B,Fを受けるみぞ17A,B,Fを備えている。種々の形及び大きさ
の圧電アクチュエータ22A,B,Fが接着剤23によって3枚の可振動パネル
18A,B,Fに接着され、圧電アクチュエータ22A,B,Fは、3枚のパネ
ル18A,B,Fが同相で振動するように、並列の電線24によって接ぎ合わさ
れている。見て分かるように、3枚のパネル18A,B,Fは、可聴周波スペク
トルの下側、中間及び上側それぞれにおけるそれらの最高応答を与える。
図5ないし図15に関する上述の各実施例において、同一の同相信号が圧電ア
クチュエータに加えられ、可振動パネル18は、互いに同相に振動するように配
置されている。他の配置を用いることもできる。例えば、図14及び図15の実
施例は、一つの共通入力並びに大形可振動パネル18Aの圧電アチュエータ22
Aに接続された低域出力、中形パネル18Bの圧電アクチュエータ22Bに接続
された中域出力及び小形可振動パネル18Fの圧電アクチュエータ22Fに接続
された高域出力を有する普通の受動3路分割回路を備えるように変更できる。他
のものと複雑な回路もまた異なる可振動パネル及びさらに同じ可振動パネルにあ
るアクチュエータに加えられた信号の位相、振幅及び/又は周波数を変えて、変
換器が据え付けられている聴取空間内に変換器に対する全体としての所望の周波
数応答を達成するように用いられてもよい。
また、上述の実施例の中のいくつかは、数対の可振動パネルが互いに対して逆
位相で振動するように変更されてもよい。これは、電気音響変換器を壁のような
御強的に反射性表面の近くに据付けるとき望ましいことがある。壁の方へ向いて
いる可振動パネルによって発生された音が壁から反射されて、壁から遠く隔れた
方に面している可振動パネルによって発生された音と協力的及び/又は破壊的干
渉する。ある場合には、前方と後方に面するパネルの振動間の単純な逆相関係が
好い結果を生むことになる。他の場合には、前方と後方に面するパネルの振動の
間の位相−周波関係は、よりよい結果を達成するためにさらに複雑な回路によっ
て調整されてもよい。
前方と後方に面するパネルの振動の間の単純な逆相関係を達成する一つの実施
例において、図10を参照して上述した実施例は、圧電材料の層34のスタック
32が膨脹して加えられた電気信号に応じて可振動パネル18Aと18Bの間の
方向に曲がるのではなく接触するように変更される。従って、パネル18A,B
は逆相に振動する。
単純な位相関係を達成するもう一つの実施例において、図11の実施例は、後
方に面する可振動パネル18Bに取付けられた圧電アチュエータ22Bの各々へ
の電気的接続を逆にすることによって変更される。従って、図16を参照すると
、前方に面する可振動パネル18Aが基本信号に応じて、矢印40によって示さ
れているように、左へ湾曲するとき、後方に面する可振動パネル18Bは、同じ
信号に対して矢印42によって示されているように右へ湾曲することによって応
ずる。後方に向いた音は、音響的に反射性壁44によって反射されて、変換器が
壁44に近く据え付けられているとき、前方に向いた可振動パネル18Aによっ
て発生された音を可聴周波数のほとんどにわたって協力的に強化する。
本発明の各実施例を純粋に例として上述したので、多くの改変態様及び開発態
様をそれらに作ることができることを付言しておく必要がある。
例えば、図12及び図13に関して説明した中間層38は、本発明の他の実施
例のいずれとも一緒に使用してもよい。また、図1ないし11及び14ないし1
6に関して上述したシール20、20A,Bは、図12及び図13の実施例にお
いて用いられてもよく、図12及び図13に関して上述したシール部材36をそ
の他の実施例と共に用いてもよい。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】平成10年12月14日(1998.12.14)
【補正内容】
明細書
電気音響変換器
説明
本発明は、音波を発生する電気音響変換器に関する。音声スピーカがそのよう
な変換器の一例である。さらに詳しくえば、本発明は、音を発生するために振動
させることのできる、平パネルなどのパネル及び駆動信号を受けてそれに応じて
パネルの少しの著しい一体並進運動もなしに多モード、非ピストン的、湾曲様式
で振動する一つ以上のアクチュエータで、パネルがアチュエータの振動に応じて
振動するように、パネルの縁から遠い一つ以上の位置でパネルに接合されている
アクチュエータを備える変換器に関する。
パネルが多モード、非ピストン的方法で、すなわち、パネルの何らかの大きな
一体の並進運動ではなくパネル内の曲げ振動で振動するよう作られているそのよ
うな変換器が周知である。どんな大きな一体の並進運動をも防止するために、パ
ネルは、頑丈なフレーム内に頑丈に締め付けられるか又は、フレームの中でフレ
ームの隅に軟い弾性的サスペンションによって支持されているかのいずれかであ
る。そのような変換器に伴う問題で本発明の第1の面がかかわる問題は、音がパ
ネルの両側面から発生され、干渉を生ずることである。したがって、パネルが音
響的に反射性の表面、例えば壁、の近くに置かれる場合、かなりの干渉がパネル
の前方から発生された音とパネルの背面から発生された音との間に生ずる可能性
がある。
本発明の第1の面によれば、パネルを取付けるフレームが設けられ、シールが
フレームとパネルの縁の間に配置されて、パネルをフレーム内に保持し、フレー
ムをパネルの縁から音響的に実質上絶縁してフレームをパネルの縁に十分に密封
する。したがって、パネルの前面と後面によって発生された空気中の音響振動を
干渉から音響的に絶縁し抑止できる一方、パネルの縁における音響的反射を減ら
すことができる。すなわち、シールは、パネル部材の周りを通過する音響振動に
対する障壁として作用するとともに、パネルとフレームの間の界面における音響
的反射を減衰させて終うように作用すること、したがって、半無響終端として作
用することができる。
(特許文書JP−A−58−007999が平板変換器を示し、この板は、板
の著しい一体並進動を伴った単一モード、ピストン的、湾曲様式で振動するよう
に配置され、その板はフレームに周辺ゴムリングによって取付けられていること
に注目すべきである。)
好ましくは、シールは、柔軟な弾力性材料の条片からなり、それはパネルの縁
に巻きつくように配列されてもよい。(特許文書JP−A−56−056095
が異なる型の変換器を開示しているが、可振動板をフレームの内側に縁間のH形
断面要素で縁と縁を合せて取付けている。)この条片は、フレームの中のみぞに
受けられ、また、条片は、パネルの縁を受けるみぞを設けることができる。便宜
的には、条片を1本の弾力性管形材料、例えば、シリコーンゴム、から形成され
、縦に切断されて、パネルの縁をつかむように開かれてもよい。
ある実施例においては、フレームは、パネルの片側全体に配置された囲いの一
部分を形成している。従って、パネルの片側から作られる振動を吸収してすっか
り減衰させるように囲いを配置でき、シールによって音が囲いから外側へ実質上
逃げないようにして、音をパネルの他方の側から放射できる。
この変換器はさらに、音を発生するように振動させることができ、フレームに
取付けられている第2のパネルと、前記第2のパネルを前記第1のパネル及び/
又は第2のパネルの縁から遠い一つ以上の位置にあるアクチュエータ手段に機械
的及び音響的に結合し、第2のパネルもまた、アチュエータ手段の振動に応じて
第2のパネルの少しの著しい一体並進運動もなしに多モード、非ピストン的、湾
曲様式で、振動するようにする第2の結合手段と、フレームと第2のパネルの縁
との間に配置されて、第2のパネルをフレーム内に保持し、フレームを第2のパ
ネルの縁から音響的に実質上絶縁し、フレームを第2のパネルの縁に事実上固定
する第2のシールをさらに備えることができる。第1と第2のパネルが互いに平
行であれば、第1と第2のシールは、二つのパネル間の空間に発生された音が逃
げないようにして、パネルの他方の側面から発生された音と干渉しないようにす
る。第1と第2のパネルが横並びになっている場合、シールは、それらが一つだ
けのパネルであるかのように同じ効果をもっている。(特許文書WO−A−96
−35313が1対の平行なパネルをフレームに頑丈に固定され、各パネルをパ
ネルの著しい一体並進運動を伴った単一モード、ピストン的、湾曲様式で振動さ
せるアクチュエータによって橋絡されている変換器を示していることに注目する
必要がある。)
第1及び第2のシールは、全体として変換器により平らな周波数応答を与える
のを助けるために、異なる音響絶縁特性を備えて、例えば、二つのパネルの一方
の周波数応答における谷が他方のパネルの周波数応答におけるピークと一致する
ようにしてもよい。
本発明の第2の面が冒頭の節で説明した形式の周知の電気音響変換器にその他
の改良を行うことに関している本発明の各々が音を発生するように振動させられ
得る第1及び第2のパネルと、駆動信号を受けて、それに応じて振動するアクチ
ュエータ手段と、第1のパネルを第1のパネル縁から遠い一つ以上の場所にある
アクチュエータ手段に機械的及び音響的に結合して第1のパネルがアクチュエー
タ手段の振動に応じて振動するようにする第1の結合手段と、第2のパネルを第
1のパネル及び/又は第2のパネルの縁から遠い一つ以上の位置にあるアクチュ
エータ手段に機械的及び音響的に結合し、第2のパネルもまたアクチュエータ手
段の振動に応じて振動するようにする第2の結合手段とを備える電気音響変換器
が提供される。従って、第1及び第2のパネルは、異なる音響特性を備えるいて
もよいし、及び/又は第1と第2の結合手段は、また、例えば、一方のパネルの
周波数応答の谷が他方のパネルの周波数応答のピークと一致するように配置する
ことによって、変換器により平らな周波数応答を与えるのを助けるように異なる
音響結合特性を備えていてもよい。
上述の本発明の第1及び第2の面の特徴を単一の変換器の形に組合せてもよい
ことに注意すべきである。
本発明のどちらの面でもいくつかの実施例において、第1及び第2のパネルは
、向かい合いに配置されている。この場合には、第2の結合手段は、第2の結合
手段を第1のパネルに機械的及び音響的に結合するように配列されてもよい。一
つの実施例において、第2のパネルは、中にアクチュエータを受ける少なくとも
一っの穴を備えている。代りに、第2の結合手段は、第2のパネルをアクチュエ
ー
タ手段に結合するように配列されてもよい。この場合には、アクチュエータ手段
は、第1と第2のパネルに共通であってもよいし、第1と第2の結合手段の間を
橋絡する少なくとも一つの圧電アクチュエータを備えてもよい。この場合には、
複数又は少なくとも一つの圧電アクチュエータは、数層の圧電材料で形成された
スタックからなってもよい。
他の実施例において、第1及び第2のパネルは並べて配列されて、第2の結合
手段は、第2のパネルをアクチュエータ手段に機械的及び音響的に結合するよう
に配列されている。(特許文書US−A−4899390が異なる型の変換器で
あるが、パネルが横に並べて配置されているものを示していることに注意する必
要がある。)
いずれの場合にも、アクチュエータは、第1の結合手段によって第1のパネル
に結合された第1のアクチュエータ手段と、第2の結合手段によって第2のパネ
ルに結合された第2のアクチュエータ手段とを備えてもよい。この場合には、第
1及び第2のアクチュエータ手段は、各々少なくとも一つの圧電アクチュエータ
を備えてもよい。
複数のこのような圧電アクチュエータが設けられているどの実施例においても
、単一又は少なくとも一つの圧電アクチュエータが異なる電気音響的変換特性を
備えていてもよく、またこれは全体として変換器に対してより平らな周波数応答
を達成するのに用いられてもよい。
また、複数のこのような圧電アクチュエータが設けられているどの実施例にお
いても、入力信号は受けてそれから異なる振幅、周波数特性及び/又は位相をも
っ少なくとも二つの出力信号を作る電気回路を設け、前記出力信号は、複数の圧
電アクチュエータの中の異なるものに供給されてもよく、また、これは、全体と
しての変換器の改良された周波数応答を達成するために用いられてもよい。
1対のこのような可変パネルを有するどの実施例においても、第1及び第2の
パネルは、互いにほぼ同位相で振動するように配置されてもよく、従って、単一
パネルと同様であるが、改良された周波数応答で一緒に作用してもよい。
図1及び図2を参照すると、スピーカの形の電気音響変換器の第1の実施例は
、矩形の背面パネル12に固定され、壁に懸けられるように設計された矩形フレ
ーム10からなっている。フレーム10の前縁は、内向きに向き合っているリッ
プ14を備え、当て木16は、みぞ17がリップ14と当て木16の間に形成さ
れるようにフレーム10の内側に固定されている。変換器はまた矩形可振動パネ
ル18を備え、パネルの外側寸法は矩形フレーム10の内側寸法よりわずかに小
さいシール20が可振動パネル18の縁の周りに設けられている。シール20は
、長さに沿って切断され、広げられて、パネル18の縁の周りに固定された1本
のシリコーンゴム管材から形成されている。シール20は、リップ14と当て木
16の間のみぞ17の中にはめられるので、パネル18はフレーム10の中に適
所に保持され、シール20がフレーム10をパネル18の縁から音響的に隔離し
て、フレーム10をパネル18の縁に固定する。シール20は、パネル18の縁
の背面パネル12に対して前後する非常にわずかな運動を可能にし、またパネル
18の多モード曲げ振動に適応するようにパネル18の縁がみぞ17の中でわず
かにねじれることを可能にする。
6個の圧電アクチュエータ22の配列が可振動パネルの後面に接着剤23によ
って固定されている。アクチュエータ22は、高圧可聴周波駆動信号の源(図示
なし)へ電線によって並列につなぎ合されている。駆動信号に応じて、アクチュ
エータ22の圧電材料は、駆動信号の周波数で湾曲し、それによってパネル18
に振動させる。パネル18は、一体並進によるのではなく湾曲によって大体は非
ピストン的、多モード様式で振動する。この湾曲は、フーム10とパネル18の
縁の間のシール20によって容易される。さらに、シール20は、パネル18と
フレーム10との間の境界に起ることのある音響反射を十分に減衰させるので、
半無反響終端として作用する。このような音響反射は、さもなければ、パネル1
8内の振動と干渉を起こすので、変換器の性能に影響を与えるであろう。
空胴24が可振動パネル18と背面パネル12の間に形成されて、空胴24は
、可振動パネル18の後面から後方に発生される音響振動を減衰し書すために音
響減衰材料で満たされてもよい。また、背面パネル12自体は、音響減衰材料か
ら
作られてもよい。
フレーム10は、できるだけ頑丈である必要があり、例えば、木材、金属又は
プラスチック材料で作ることができる。上述のように、パネル18は、振動でき
なければならないので、それを任意の適当な頑丈であるが弾力のある材料、例え
ばプラスチック、木材、カード、ボール紙又は連続又は独立気泡のいずれかの軽
量コアによって分離されて接続された高いこわさ(ヤング係数)の2枚の軽量ス
キンからなる複合材料で作られてもよい。パネル18とフレーム10は、ペンキ
を塗られてもよいし、それに絵をつけることができたり、控えめな、審美的にこ
こちよくて装飾的パネルにするために何らか他のやり方で適当に装飾することが
てきる。
変換器の周波数応答は、なかんずく、可振動パネル18の大きさ、形、密度及
びこわさ、圧電アチュエータ22の大きさ、形、位置及び数、圧電アクチュエー
タ22の各々の結合、シール20のコンプライアンス並びに空胴24と背面パネ
ル12によって与えられる減衰によって変る。従って、変換器の周波数応答は、
これらのパラメータを変えるとによって調整できる。
図3は、図1及び図2の変換器の例の伝達関数を示している。見て分るように
、変換器の伝達関数は、適度に平らで、それは、変換器に対するスピーカ応用の
ための望ましい特徴である。比べると、図4は、パネル18がシール20を用い
ずにフレーム10に固定されたことを除けば、同様にして構成された変換器の例
に対する伝達関数を示している。見られるように、この後者の変換器の周波数応
答は、それほど平らでなく、低周波、特に1kHz以下における性能がよくない
。
柔軟な弾力性材料の条片の追加の意外な利点は、好ましくない歯擦音が除かれ
、変換器から放射される音質か改良されることであることがわかった。
図9は、第2の可振動パネル18Bが第1のパネル18Aの後面になじむ薄手
の膜及びそのパネルに固定された厚電アチュエータ22によって与えられる以外
は、図8の実施例と同様ななおもう一つの実施例を示している。膜18Bは、圧
電アクチュエータ22の中間に領域30において第1のパネル18Aに接続され
ている。代りに又は追加として、前記接着された領域30を圧電アクチュエータ
22に設けることができる。接着された領域30は、パネル構造を覆う奇数のス
ポットにあってもよい。膜18Bは、フェルトのような音響的に損失の多い材料
のものであってもよい。単一シール20が図に示され、それは第1のパネル18
Aの縁と膜18Bを囲んでいる。代りに、膜18Bの縁は、第1のパネル18A
の縁から離れて止まるように配置されて、そのときシールが第1のパネル18A
の縁だけを囲んでいる。
図10は、第1及び第2のパネル18A,Bが広く間隔をあけており、図5の
圧電アクチュエータ22が圧電スタック32によって置き換られていることを除
いて、図5の実施例と同様であるもう一つの実施例を示している。各スタック3
2は加えられた電気信号に応じて湾曲するように、貼り合わされている圧電材料
からなる複数の平行層34を備えており、これは、可振動パネル18A,Bへの
駆動力を強めることができる。
図11は、可振動パネル18A,Bのシール20A,Bがフレーム10内のそ
れぞれのみぞ17A,B中にはめられて、可振動パネル18A,Bの各々は、図
10の圧電スタック32を互いに共有するのではなく、それ自体の圧電アクチュ
エータ22A,Bを備えている。
変換器の総合周波数応答に影響を及ぼす上述の手段のほかに、図11の実施例
に関しては、総合周波数応答は、また、2枚の可振動パネル18A,Bに対して
例えば数、形、大きさ及び位置に関して異なる圧電アクチュエータ22A,22
Bを用いることによって影響を受けることができる。
請求の範囲
1.音を発生するように振動させることのできるパネル(18;18A)と
、
駆動信号を受けてそれに応じて振動するアクチュエータ手段(22;2
2A;32)と、
前記パネルが前記アクチュエータ手段の振動に応じてパネルの少しの著
しい一体並進運動もなしに多モード、非ピストン的湾曲様式でアクチュエータ手
段に機械的及び音響的に結合する結合手段(23;38;38A)と、
前記パネルを取付けるフレーム(10)と、
前記フレームと前記パネルの縁の間に配置されて前記パネルを前記フレ
ーム内に保持し、前記フレームを前記パネルの縁から音響的に実質的に隔離し、
前記フレームを前記パネルの縁に対して実質的に密封するシール(20;20A
)と
を備える電気音響変換器。
2.前記シールが柔軟な弾力性材料の条片(20;20A)からなる請求項
1に記載の変換器。
3.前記条片が前記パネルの縁に巻つけるように配置されている請求項2に
記載の変換器。
4.前記条片が前記フレーム内のみぞ(17;17A)内に受けられ、前記
条片が前記パネルの縁を受けるみぞを備える請求項2又は3に記載の変換器。
5.前記条片が縦に切断された1本の弾力性管材(20;20A)から形成
され、前記パネルの縁を覆って締め付けるように開かれている請求項3又は4に
記載の変換器。
6.前記フレームが前記パネルの片側全体に配置された囲いの一部分を形成
する請求項1ないし5のいずれか一つに記載の変換器。
7.音を発生するように振動させることができ、前記フレームに取付けられ
ている第2のパネル(18B)と、
前記第2のパネルがまた前記アクチュエータ手段の振動に応じて前記第
2のパネルの少しの著しい一体並進運動もなしに多モード、非ピストン的湾曲様
式で振動するように前記第2のパネルの縁から遠い一つ以上の位置で前記第2の
パネルを前記第1のパネル及び/又は前記アクチュエータ手段に機械的及び音響
的に結合する第2の結合手段(23;38;38A)と、
前記フレームと前記第2のパネルの縁の間に配置されて前記第2のパネ
ルを前記フレーム内に保持し、前記フレームを前記第2のパネルの縁から音響的
に実質的に隔離し、前記フレームを前記第2のパネルの縁に対して実質的に密封
する第2のシール(20B)と、
をさらに備える請求項1ないし6のいずれか一つに記載の変換器。
8.前記第1と第2のシールが異なる音響絶縁特性を有する請求項7に記載
の変換器。
9.各々が音を発生するように振動させられ得る第1及び第2のパネル(1
8A;18B)と、
駆動信号を受けてそれに応じて振動するアクチュエータ手段(22;2
2A;22B;32)と、
前記第1のパネルが前記アクチュエータ手段の振動に応じて前記第1の
パネルの少しの著しい一体並進運動もなしに多モード、非ピストン的に湾曲様式
で振動するように前記第1のパネルの縁から遠い一つ以上の位置で前記第1のパ
ネルを前記アクチュエータ手段に機械的及び音響的に結合する第1の結合手段(
23;38A)と、
前記第2のパネルが前記アクチュエータ手段の振動に応じて前記第2の
パネルの少しの著しい一体並進運動もなしに多モード、非ピストン的に湾曲様式
で振動するように前記第2のパネルの縁から遠い一つ以上の位置で前記第2のパ
ネルを前記第1のパネル及び/又は前記アクチュエータ手段に機械的及び音響的
に結合する第2の結合手段(23;26;38B)と
を備える電気音響変換器。
10.前記第1と第2のシールが異なる音響特性を有する請求項7ないし9の
いずれか一つに記載の変換器。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S
D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG
,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT
,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,
CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F
I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE
,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,
LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M
X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE
,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,
UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW
(72)発明者 ランディ、トーマス
イギリス国ピーイー19 3ピージェイ ケ
ンブリッジシェアー セント ネオッツ
ハニードロン アベニュー 51
(72)発明者 マクドナルド、アンソニー マルコルム
イギリス国ピーイー17 3ピーエヌ ケン
ブリッジシェアー アーリス ハイ スト
リート 108
【要約の続き】
に機械的及び音響的に結合されている。パネル、シー
ル、アクチュエータ及び結合手段の音響的特性は変換器
から必要な周波数応答を得るように選ぶことができる。
パネルが同相、逆位相及びさらに複雑な様式で駆動され
る異なる実施例が記載されている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.音を発生するように振動させることのできるパネル(18;18A)と 、 駆動信号を受けてそれに応じて振動するアクチュエータ手段(22;2 2A;32)と、 前記パネルが前記アクチュエータ手段の振動に応じて振動するように、 前記パネルの縁から遠い一つ以上の位置で前記パネルを前記アクチュエータ手段 に機械的及び音響的に結合する結合手段(23;38;38A)と、 前記パネルを取付けるフレーム(10)と、 前記フレームと前記パネルの縁との間に配置されて前記パネルを前記フ レーム内に保持し、前記フレームを前記パネルの縁から音響的に実質上絶縁し、 前記フレームを前記パネルの縁に対して十分に密封するシール(20;20A) と を備える電気音響変換器。 2.前記シールが柔軟な弾力性材料の条片(20;20A)からなる請求項 1に記載の変換器。 3.前記条片が前記パネルの縁に巻つけるように配置されている請求項2に 記載の変換器。 4.前記条片が前記フレーム内のみぞ(17;17A)内に受けられ、前記 条片が前記パネルの縁を受けるみぞを備える請求項2又は3に記載の変換器。 5.前記条片が縦に切断された1本の弾力性管材(20;20A)から形成 され、前記パネルの縁を覆って締め付けるように開かれている請求項3又は4に 記載の変換器。 6.前記フレームが前記パネルの片側全体に配置された囲いの一部分を形成 する請求項1ないし5のいずれか一つに記載の変換器。 7.音を発生するように振動させることができ、前記フレームに取付けられ ている第2のパネル(18B)と、 前記第2のパネルがまた前記アクチュエータ手段の振動に応じて振動す るように前記第2のパネルの縁から遠い一つ以上の位置で前記第2のパネルを前 記第1のパネル及び/又は前記アクチュエータ手段に機械的及び音響的に結合す る第2の結合手段(23;38;38A)と、 前記フレームと前記第2のパネルの縁との間に配置されて前記第2のパ ネルを前記フレーム内に保持し、前記フレームを前記第2のパネルの縁から音響 的に実質的に絶縁し、前記フレームを前記第2のパネルの縁に対して実質的に密 封する第2のシール(20B)と、 をさらに備える請求項1ないし6のいずれか一つに記載の変換器。 8.前記第1と第2のシールが異なる音響絶縁特性を有する請求項7に記載 の変換器。 9.各々が音を発生するように振動させられ得る第1及び第2のパネル(1 8A;18B)と、 駆動信号を受けてそれに応じて振動するアクチュエータ手段(22;2 2A;22B;32)と、 前記第1のパネルが前記アクチュエータ手段の振動に応じて振動するよ うに前記第1のパネルの縁から遠い一つ以上の位置で前記第1のパネルを前記ア クチュエータ手段に機械的及び音響的に結合する第1の結合手段(23;38A )と、 前記第2のパネルが前記アクチュエータ手段の振動に応じて振動するよ うに前記第2のパネルの縁から遠い一つ以上の位置で前記第2のパネルを前記第 1のパネル及び/又は前記アクチュエータ手段に機械的及び音響的に結合する第 2の結合手段(23;26;38B)と を備える電気音響変換器。 10.前記第1と第2のシールが異なる音響特性を有する請求項7ないし9の いずれか一つにに記載の変換器。 11.前記第1と第2のシールが異なる音響結合特性を有する請求項7ないし 10のいずれか一つに記載の変換器。 12.前記第1、又は最初に述べた、パネルと前記第2のパネルが向かい合わ せに配置されている請求項7ないし11に記載の変換器。 13.前記第2の結合手段(26)が前記第2のパネルを前記第1のパネルに 機械的及び音響的に結合するように配置されている請求項12に記載の変換器。 14.前記第2のパネルが前記アクチュエータ手段を受ける少なくとも一つの 穴(28)を中に備える請求項13に記載の変換器。 15.前記第2の結合手段(23;38B)が前記第2のパネルを前記アクチ ュエータ手段に機械的及び音響的に結合するように配置されている請求項12に 記載の変換器。 16.前記アクチュエータ手段(22;32)が前記第1及び第2のパネルに 共通である請求項15に記載の変換器。 17.前記アクチュエータ手段が前記第1及び第2の結合手段の間を橋絡する 少なくとも一つの圧電アクチュエータ(22;32)からなる請求項16に記載 の変換器。 18.前記圧電アクチュエータのすべて又は少なくとも一つが圧電材料の層( 34)で形成されているスタック(32)からなる請求項17に記載の変換器。 19.前記第1、又は最初に述べた、パネルと前記第2のパネルが並列に配置 され、 前記第2の結合手段(23)が前記第2のパネルを前記アクチュエータ手段に 機械的及び音響的に結合するように配置されている請求項7ないし11のいずれ か一つに記載の変換器。 20.前記アクチュエータ手段が、 前記第1の結合手段によって前記第1のパネルに結合されている第1のアク チュエータ手段(22A)と、 前記第2の結合手段によって前記第2のパネルに結合されている第2のアク チュエータ手段(22B)と を備える請求項15又は19に記載の変換器 21.前記第1及び第2のアクチュエータ手段が各々少なくとも一つの圧電ア クチュエータ(22A,22B)からなる請求項20に記載の変換器。 22.複数の圧電アクチュエータを備え、 前記圧電アクチュエータのすべて又は少なくとも二つが異なる電気音響変換 特性を備えている請求項17、18及び21のいずれか一つに記載の変換器。 23.複数の圧電アクチュエータを備え、 入力信号を受け、それから異なる振幅、周波数特性及び/又は位相を持った 少なくとも二つの出力信号を作る電気回路を備え、 前記出力信号は圧電アクチュエータの異なるものに加えられる 請求項17、18、21及び22のいずれか一つに記載の変換器。 24.前記第1及び第2のパネルが互いにほぼ同相で振動するように配置され ている請求項7ないし23のいずれか一つに記載の変換器。 25.前記第1及び第2のパネルが互いに対してほぼ逆相で振動するように配 置されている請求項7ないし25のいずれか一つに記載の変換器。 26.第1パネルに対して向かい合わせに配置された少なくとも一つの追加の パネル(18C−E)をさらに備える請求項7ないし25のいずれか一つに記載 の変換器。 27.第1のパネルに対して並列に配置された少なくとも一つのその他のパネ ル(18F)をさらに備える請求項7ないし26のいずれか一つに記載の変換器 。 28.前記結合手段(23)のすべて又は少なくとも一つがそれぞれのアクチ ュエータ手段のそれぞれの一部分をそれぞれのパネルに接着することによって設 けられる請求項1ないし27のいずれか一つに記載の変換器。 29.前記結合手段(23)のすべて又は少なくとも一つがそれぞれのアクチ ュエータ手段のそれぞれの一部分とそれぞれのパネルの間に配置された受動中間 層(38;38A,38B)を備える請求項1ないし28のいずれか一つに記載 の変換器。 30.請求項17又は21に直接又は間接に従属するとき、前記中間層のすべ て又は少なくとも一つがそれぞれの圧電アクチュエータより大きい横寸法を有す る請求項29に記載の変換器。 31.請求項17又は21に直接又は間接に従属するとき、前記中間層のすべ て又は少なくとも一つがそれぞれのパネルより大きいこわさ及びそれぞれの圧電 アクチュエータとほぼ同じこわさを有する請求項29又は30に記載の変換器。
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