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JP2001359064A - テレビ電話装置及び該装置における制御方法 - Google Patents

テレビ電話装置及び該装置における制御方法

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Publication number
JP2001359064A
JP2001359064A JP2000174023A JP2000174023A JP2001359064A JP 2001359064 A JP2001359064 A JP 2001359064A JP 2000174023 A JP2000174023 A JP 2000174023A JP 2000174023 A JP2000174023 A JP 2000174023A JP 2001359064 A JP2001359064 A JP 2001359064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display unit
image
unit
videophone device
imaging
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000174023A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Hoshi
淳一 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000174023A priority Critical patent/JP2001359064A/ja
Publication of JP2001359064A publication Critical patent/JP2001359064A/ja
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示部に透過特性を持たせて、その表示部を
通過した光により操作者を撮像することにより、通話中
の人同士の視線を一致させる。 【解決手段】 透過特性を有する表示部11と、その表
示部11を通過した映像を撮像する撮像部14とを有
し、表示部11を通過した光は反射ミラー12により9
0°曲げられて光学系13に入射され、撮像部14によ
り撮像される。ここで撮像部14により撮像される映像
の視線と、表示部11に表示される映像15の視線とが
略一致するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信画像を表示す
る表示部と、操作者を撮像する撮像部とを備えたテレビ
電話装置及び該装置における制御方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯型電話装置は、その利便性、
双方向性、安価性から多数の所有者を獲得している。ま
た、安価な携帯型テレビ電話装置も発売されており、文
字通り安価なテレビ電話が可能となっている。
【0003】このような携帯型テレビ電話装置は、撮像
部であるCMOSセンサの下方に表示部であるLCD
(液晶表示部)を配置している。このため、表示されて
いる相手の顔を見ながら話詩をすると、自分の視線は下
方を向いてしまい、相手と視線を合わせながら話すこと
ができないという欠点がある。このような、互いの視線
の一致しない会話は不自然であり、話しの盛り上がりに
欠けるといった状態も生じる。
【0004】このような視線を一致させる技術には、例
えばハーフミラーを利用したもの(特許第260181
8号)、時分割駆動を行うもの(特許第2645076
号、特開平6−217298号公報、特開平6−269
002号公報)、ホログラフィを利用するもの(特開平
5−328336号公報、特開平8−30520号公
報)、また表示部上に撮像部を形成するもの(特開平5
−14880号公報、特開平9−186312号公報)
等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ハーフミラーを使用す
る方法は、携帯型テレビ電話等の場合には大きな容積を
占め、またハーフミラーにより撮像部に入射される光量
が半分に低下するため、撮像部、表示部のいずれに対し
ても好ましい形態ではない。また表示部が最表面に存在
しないために表示品質が低下する。また、時分割駆動を
行う方法はスマートではあるものの、特許第26450
76号における時分割ミラーは現実的な解決手段として
は適切ではない。
【0006】また特開平6−217298号公報に記載
の液晶表示装置を用いるのは現実的ではあるものの、携
帯型テレビ電話に対する特殊性とカラー表示装置に対す
る考察を欠いている。即ち、装置の小型化、薄型化、低
消費化に対する方策と、カラー画像を取扱うための具体
的な方法に問題がある。
【0007】更に、特開平6−217298号公報に記
載されている実施の形態においては、LCDにバックラ
イトを用いているが、このバックライトからの光が撮像
部に入射する虞もある。また携帯型機器に使用される表
示装置は、低消費電力の反射型表示装置が主流であり、
このようなバックライトは通常使用されない。また特開
平6−269002号公報に記載された装置は、プロジ
ェクタを用いたものであるので、前記薄型化に際して難
がある。
【0008】またホログラフィを使用するものに関して
は、明瞭なカラー画像を取扱うことは困難であり、また
表示装置上に撮像部を形成する例は、表示装置上に人物
像を結像するための新たな光学系を必要とするため、携
帯型電話には不向きな方式である。
【0009】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、表示部に透過特性を持たせて、その表示部を通過し
た光により操作者を撮像することにより、通話中の人同
士の視線を一致させるようにしたテレビ電話装置及び該
装置における制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のテレビ電話装置は以下のような構成を備え
る。即ち、透過特性を有する表示部と、前記表示部を通
過した映像を撮像する撮像部とを有し、前記撮像部によ
り撮像される映像の基準位置と前記表示部に表示される
画像の基準位置とが略一致するように構成されているこ
とを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するために本発明のテレビ
電話装置における制御方法は以下のような工程を備え
る。即ち、透過特性を有する表示部と、前記表示部を通
過した映像を撮像する撮像部とを有するテレビ電話装置
における制御方法であって、前記表示部に所定データを
供給して前記透過特性を制御する工程と、前記制御され
た透過特性に応動して前記撮像部により前記表示部を通
過した映像を撮像する工程と、を有することを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0013】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に係るテレビ電話装置の撮像部と表示部の構成を
示す図である。
【0014】図1において、11はTN反射型液晶表示
部(LCD)を示し、その表示画面のサイズは32mm
×24mmであり、表示画素数は320×240=7
6,800個、各画素のサイズは100μm角である。
【0015】図2は、このLCD11の概略断面図であ
る。
【0016】図2において、21は厚さが0.7mmの
TFT基板であり、ガラス基板上に図示しないTFTと
大きさ98μm×90μmの厚さ1μmのAl製の反射
電極22が形成されている。24は厚さ2μmのTN型
液晶部であり、ホモジニアス配向されている。26は対
向基板であり、全面に透明なITO対向電極25が形成
されている。この対向基板26の表面側には偏光板27
が貼付けられており、全体でTN反射表示が可能となっ
ている。この反射電極22が存在しない線状の100μ
m×10μmのスペース23では、電圧が印加されない
ため、表示のいかんに関わらず、その透過率は変化せず
一定である。また印加電圧によって透過率を変える反射
表示部分では、上記厚さ1μmのAl電極22によって
光の透過が防止されている。
【0017】再び図1に戻って、12は反射ミラーであ
り、光路を90°に曲げる働きを有する。13は集光、
結像用の凸レンズであり、ミラー12と共に光学系を成
している。14は口径1/6(インチ)、画素数320
×240=76,800個のCCD型撮像部である。こ
の撮像部14と表示部11との光学的な対応は、撮像部
14は表示部11の上方から約10mmの位置に配置さ
れている。この撮像部14には、表示部11に入射する
光量の約1/10が入射される。15は表示される画像
の一例を示し、通話の相手の胸像が写された場合、丁度
撮像部14の対応する位置に相手の眼の位置がくるよう
になっている。16は撮像部14の光軸で、この光軸1
4の周辺に両通話者の視線が位置付けられることによっ
て安定、かつ安心した会話が成立する。17は撮像部1
4の画像出力端子であり、送信部103(図3)に接続
されている。18は表示部11の画像入力端子であり、
復調器114(図3)から画像信号が送られてくる。
【0018】図3は、本発明の実施の形態1に係るテレ
ビ電話装置の構成を示すブロック図である。
【0019】図3において、101はマイク、14は前
述した撮像部であり、各々音声、画像情報を送信部10
3に送る。この送信部103にはシンセサイザ105か
ら搬送波が入力されており、入力される音声、画像情報
により搬送波を変調している。こうして変調された搬送
波は、デュープレクサ106を通ってアンテナ107か
ら、通話の相手先に放射される。104,112は発振
器である。
【0020】また、通話相手からの音声及び画像情報
は、搬送波に乗った形でアンテナ107に入射され、デ
ュープレクサ106により分離されて、増幅器108,
113、ミキサ109,111、フィルタ110を通っ
て復調器114に搬送波と分離した形で入力される。こ
の復調器114からは音声情報がスピーカ115に出力
され、画像情報が表示部11に出力される。
【0021】以上説明したように本実施の形態1によれ
ば、薄型で表示が良好であり、会話している人同士の視
線が一致した状態で通話が可能である。尚、本実施の形
態に係る表示装置としては、反射型LCDに限定するも
のではなく、要は表示画像に影響されない透過特性を有
しさえすれば良い。また同様に、撮像部14はCCD以
外の他のセンサ、例えば低消費電力性に優れたCMOS
センサ等であっても構わない。また、図1における光学
系では反射ミラー12でなく、光を曲げることができる
他の部材、例えば光ファイバ、凹面鏡等を使用しても構
わない。
【0022】[実施の形態2]本発明の実施の形態2に
係るテレビ電話装置に用いるLCD表示部11の画素配
置を図4を参照して説明する。
【0023】図4において、31,32,33は各々
R,G,B画素であり、反射電極22がTFT基板上に
形成されており、カラー表示が可能である。34はW画
素であり、ここには反射電極22が形成されておらず、
LCDが光を透過する透過部分と成っている。
【0024】本実施の形態2によれば、LCD表示部1
1に入射する1/4の光量の光が撮像部14に透過する
ため、更に明るい画素を撮ることができる。
【0025】またLCD表示部11に偏光板(例えば図
2の27)を使用しない液晶モード、例えばゲストホス
ト型、DS(動的散乱)型のそれを採用すれば更に明る
くなる。
【0026】また本実施の形態2に使用する画素の配
置、即ちカラーフィルタの配置は図4の構成に限るもの
ではなく、任意の他の形状で構わない。要は表示を行わ
ない大略透明な透過画素を含むものであれば良い。
【0027】[実施の形態3]次に本発明の実施の形態
3に係るテレビ電話装置の表示位置制御回路とLCD表
示部11との関係を図5を参照して説明する。この表示
位置制御回路は、受信して表示部11に表示されるべき
画像に含まれる人物像を基に、その重心を検知して表示
部11の画面上で、人物像の最適な位置付けを行うもの
である。
【0028】図5において、41は復調器114に接続
される端子である。またバス42にはメモリ43とDS
P(Digital Signal Processor)44が接続されてお
り、これらメモリ43とDSP44が、本実施の形態3
に係る表示位置制御回路を形成している。
【0029】図6は、本実施の形態3に係るDSP44
による処理を示すフローチャートである。
【0030】まずステップS1で、復調器114で復調
された画像信号をメモリ43に格納する。次にステップ
S2に進み、そのメモリ43に格納された、LCD11
に表示されるべき原画像データが2値化され、ステップ
S3で、顔及び首、胸等の輪郭が抽出される。次にステ
ップS4に進み、その輪郭で閉じられた閉領域を塗りつ
ぶし、ステップS5で、その輪郭で表された胸像の重心
を検出する。そしてステップS6に進み、その重心が所
定の位置に来るように、その塗りつぶされた胸像が平行
移動する(並進操作)。次にステップS7に進み、その
塗りつぶされ並行移動された胸像と、予め用意された基
準となる胸像マスクとを比較し、これら2つのパターン
同士のマッチングを検査する。ここでパターンが一致し
ていない場合はステップS8に進み、その塗りつぶした
胸像を拡大或は縮小、或はy方向(人体の縦方向)に平
行移動してステップS7に進み、再びパターンマッチン
グを実行する。ここまでの処理ステップ51が、受信画
像の認識手段に相当している。但し、本実施の形態3で
は、人物像のうちの胸像の認識を行っている。
【0031】一方、ステップS7で、これら2つのパタ
ーン同士が一致した場合はステップS9に進み、ステッ
プS6における胸像の平行移動を基に戻す。次にステッ
プS10では、拡大或は縮小されている場合には、その
倍率を元に戻すべく原画像を拡大縮小し、その後、ステ
ップS11に進み、その画像データをLCD11に出力
して表示を行う。
【0032】以上説明したように本実施の形態3によれ
ば、送られてきた通話相手の胸像は予め決められた大き
さ及び位置で表示部11に表示されるため、速やかに視
線の一致を得ることができる。
【0033】また、本実施の形態3では胸像の検出を行
っているが、これ以外にも顔或は眼、その他の顔の構造
物であっても良い。要は、通話の相手の眼を所定の位置
(撮像部と対応する位置)に持ってこれるものであれば
良い。
【0034】[実施の形態4]図7は、本発明の実施の
形態4に係るテレビ電話装置における撮像表示部を中心
に示すブロック図で、図1と共通する部分は同じ番号で
示し、その説明を省略する。
【0035】図7において、CCD型撮像部14は、動
画撮像可能なカラーフィルタを有しないCCD型撮像部
であり、常時、動画像を出力している。65は撮像表示
モードを切換えるスイッチであり、66はその制御回路
である。69はパターン発生部で、ベタパターンを発生
して操作者の画像を通過させて撮像部14に送るために
使用される。
【0036】図8は、本実施の形態4に係る表示モード
の切換えタイミングを説明するタイミングチャート図で
ある。
【0037】図において、フレーム期間(1秒)中の7
00m秒(T1)では、スイッチ65は図7に示すよう
に接続されている。これにより、復調器114に接続さ
れている画像入力端子18から画像信号が表示部11に
入力される。これにより表示部11には通話相手が表示
される。この1フレーム期間の残りの300m秒(T
2)は撮像部14による撮像の期間であり、この時はス
イッチ65は左側に接続され、撮像部14と端子17が
接続される。またパターン発生部69から各R,G,B
画素に対して一様なベタパターンが、スイッチ65を通
して表示部11に供給される。これにより表示部11を
通過した操作者の像が撮像部14に入力されることにな
る。
【0038】即ち、期間T2を略三等分した最初の10
0m秒では、パターン発生部69からのパターンデータ
により表示部11の全R画素が透過状態になって全G,
B画素が不透過状態になる。これにより赤色光のみが表
示部11を透過可能となる。この期間に撮像部14は赤
色で撮像した画像を出力端子17を通して送信部103
に供給する。
【0039】同様にして、次の100m秒では、パター
ン発生部69からのデータにより表示部11の全G画素
が透過状態となり、全R,B画素が不透過状態になっ
て、撮像部14において緑色光の画像が撮像されて、そ
の撮像された画像信号が送信部103に供給される。同
様な動作が全B画素に対しても繰り返される。このよう
にして撮像部14は、R,G,B画像データを送信部1
03へ順次送信する。こうして送信された各色の画像デ
ータは、所定のフォーマットに変換されて送信される。
【0040】以上説明したように本実施の形態4によれ
ば、表示部11及び撮像部14に特に細工を必要とせ
ず、また撮像部14におけるカラーフィルタが不要とな
る。そのため安価なLCD及び撮像部を使用することが
できる。また、撮像部14からカラーフィルタを除去し
た結果、明るい画像を得ることができる。
【0041】また、パターン発生部69から出力される
データにより、透過する画素をR,G,Bではなく、
(R,G),(R,B),(B,G)の複数の色の組合
せ(補色)とすることによって、撮像部14に入射する
光の量が増加するため、更に明るい画像を得ることがで
きる。
【0042】[実施の形態5]図9は、本発明の実施の
形態5に係るテレビ電話装置の撮像部と表示部の構成を
示すブロック図で、前述の図面と共通する部分は同じ番
号で示し、それらの説明を省略する。
【0043】図9において、90は光学シャッタであ
り、光の透過不透過をm秒単位で切換えることができ
る。
【0044】図10は、本実施の形態5に係る撮像表示
モードの切換えタイミングを説明するためのタイミング
チャート図である。
【0045】図10において、表示部11は1フレーム
期間(1秒)中、90m秒の間の表示を10回繰り返
す。その表示期間T3に挟まれた10m秒の期間T4
は、撮像部14により撮像を行う期間であり、10m秒
×10回の全画素の透過状態は、パターン発生部69か
らのパターンデータによって形成される。14はカラー
フィルタを有するCCD型撮像部であり、1フレーム期
間中、合計100m秒、1/10の期間の間、撮像部1
4に撮像光が入射する。
【0046】本実施の形態5によれば、表示部11にお
ける表示が滑らかであり、フリッカの目立たない良好な
表示と、明るい画像を撮像することができる。
【0047】尚、本実施の形態5に用いる表示部(LC
D)11は、m秒単位での高速な駆動が必要なため、例
えば強誘電性液晶(FLCD)、反強誘電性液晶(AF
LCD)等の表示器を使用するのが望ましい。
【0048】また、前述の実施の形態3のように、R,
G,B透過状態を作り出して、撮像部14のカラーフィ
ルタを省略することもできる。
【0049】尚、本実施の形態5では、高速な光学シャ
ッタを用いたが、撮像部14で工夫することによって、
その光学シャッタを省略することも可能である。
【0050】[実施の形態6]図11は、本発明の実施
の形態6に係るテレビ電話装置に用いられるCMOSセ
ンサ型撮像部の画素の等価回路を示すブロック図であ
る。
【0051】図において、211はフォトダイオードで
あり、転送スイッチ212、画素アンプ213、行選択
スイッチ214によってフォトダイオード211に蓄積
された光信号である光信号電荷を垂直信号線215に出
力している。216はフォトダイオード211に電位を
印加するための画素リセットスイッチ、217は転送ス
イッチ212を制御するための信号線、218は行選択
スイッチ214を制御するための信号線、219は画素
アンプ213を制御するための制御信号線、そして22
0はスイッチ216を制御するための信号線である。
【0052】この実施の形態6においても、表示部11
に画像が表示されて、撮像部14に不適切な光が入射す
る表示期間においては、このCMOSセンサ型撮像部に
おける画素信号はリセット状態となっている。
【0053】図12は、本実施の形態6に係る画素の撮
像表示モードの切換えと、それに対応した動作タイミン
グを示すタイミングチャートである。
【0054】1秒のフレーム期間中に、90m秒の表示
期間(T5)と10m秒の撮像期間(T6)が各々10
回存在する。この表示期間(T5)以上である92m秒
の間(T7)にフォトダイオード211に接続する画素
リセットスイッチ216は開の状態となっている。これ
により、フォトダイオード211は正の電源に接続さ
れ、画素をリセット状態とする。これにより、入射した
光により発生する光電荷は速やかにフォトダイオード2
11から除去される。
【0055】また撮像期間(T6)の内の7m秒の間
(T8)は、フォトダイオード211に接続する2つの
スイッチ212,216は両方共に閉の状態で、フォト
ダイオード211に光電荷が蓄積される状態にある。そ
の後、5μ秒の間(T9)ではスイッチ216が開き、
フォトダイオード211に蓄積された光電荷が画素アン
プ213のゲート電極へ供給される。これにより、フォ
トダイオード211に蓄積されていた光電荷は空とな
る。
【0056】画素アンプ213のゲート電極へ供給され
た光電荷は、計10回の撮像期間中に総計され、まとめ
て垂直線215から読み出される。従って、合計の露光
時間は約70m秒となる。これは十分に長い時間であ
り、夜景等のように微弱な照明の下でも満足な画像を得
ることができる。
【0057】尚、本発明の実施の形態で用いられる撮像
部は図11に示したものに限定されるものでなく、表示
期間中の撮像にとっては不適切な光を除去する電子的な
シャッタを備えるセンサであれば良い。
【0058】また、本実施の形態に係るテレビ電話装置
の表示装置に反射透過併用型のLCDを使用する事も有
効である。その際、透過表示にはバックライトを使用す
ることも考えられるが、不用意にバックライトを用いる
と、そのバックライトからの光が撮像部14に入射して
ノイズの原因となる。
【0059】[実施の形態7]図13は、本発明の実施
の形態7に係るテレビ電話装置の撮像部と表示部を示す
ブロック図で、前述の図面と共通する部分は同じ番号で
示している。
【0060】図13において、11は反射、透過型のL
CDであり、透過表示時にはバックライト240を使用
している。241は導光板であり、LEDを含むバック
ライト240の光を表示部(LCD)11に導いてい
る。このバックライト240は、高速のオンオフが可能
であり、撮像部14が撮像中の場合(撮像期間)にはバ
ックライト240を消光して光の入射を防いでいる。2
42はバックライト240のオン/オフを制御するため
のスイッチで、制御回路236によりその切換えが制御
されている。スイッチ235は、制御回路236の制御
により撮像部14による撮像時にパターン発生部69側
に切換えられて、表示部11に所定のパターンデータが
供給される。
【0061】本実施の形態7によれば、より実際の形に
近いテレビ電話装置を提供することが出来る。
【0062】なお本発明は、複数の機器(例えばホスト
コンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0063】また本発明の目的は、前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは
装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュー
タ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読み出し実行することによっても達成
される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコード自体が前述した実施形態の機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。また、コンピュータが読み
出したプログラムコードを実行することにより、前述し
た実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログ
ラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働して
いるオペレーティングシステム(OS)などが実際の処
理の一部または全部を行い、その処理によって前述した
実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0064】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれる。
【0065】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、携帯型テレビ電話装置に必須な視線一致技術を実現
可能性の高い形で安価に提供する事ができる。
【0066】尚、表示されている人物の眼の位置を検出
し、前述の表示位置制御回路により胸像に近似操作等を
加え、眼の位置を撮像部と対応する場所に持ってくるこ
とも出来る。これにより、手振れなどの影響を受ける事
なく速やかに会話を開始する事ができる。
【0067】また撮像部の撮像する期間の設定には大別
して2通りの方法があり、1つは通常の撮像部と同様な
連続的な撮像であり、1つは時分割したそれである。前
者の場合には、表示部における透過特性が表示特性に影
響を受けることがあってはいけない。従って、表示部の
画像を表示しない部分に小孔或は透明な部分を設けて透
過特性を制御している。
【0068】また後者の場合には、表示部の画素配列が
大略透明でありさえすれば良く、特に特別な領域を設け
る必要はない。この場合、撮像部は画素配列の一部に一
様な表示を人為的に加えた瞬間に同期して撮像を行う。
表示部にカラーフィルタが付属する場合には、撮像部は
全色同時に撮像する以外に、色別に撮像を行うことも可
能となる。即ち、特定の色、或は色の組合せを透過状態
とし、それ以外を不透過とすることによって、特定の色
の画像の検出が可能となる。これにより撮像部における
カラーフィルタを省略できる。
【0069】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、撮像部に入射する光の量は、表示部における小孔あ
るいは透明部分、カラーフィルタ、時分割駆動によって
減少するが、無線の通信レートは低いため画像の送信は
数秒に1回の程度であり、充分に撮像部の露光時間を得
ることが出来る。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
示部に透過特性を持たせて、その表示部を通過した光に
より操作者を撮像することにより、通話中の人同士の視
線を一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る携帯型テレビ電話
装置の表示部及び撮像部を説明するためのブロック図で
ある。
【図2】本実施の形態に係る液晶表示部の構成を示す断
面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る携帯型テレビ電話装
置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る携帯型テレビ電話
装置の表示部における画素配置を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係る携帯型テレビ電話
装置の表示部の構成を説明するブロック図である。
【図6】実施の形態3に係るDSPによる処理を説明す
るフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態4に係る携帯型テレビ電話
装置の表示部及び撮像部を説明するためのブロック図で
ある。
【図8】実施の形態4に係る表示部と撮像部との動作を
説明するためにタイミングチャートである。
【図9】本発明の実施の形態5に係る携帯型テレビ電話
装置の表示部及び撮像部を説明するためのブロック図で
ある。
【図10】実施の形態5に係る表示部と撮像部との動作
を説明するためにタイミングチャートである。
【図11】本発明の実施の形態6に係るテレビ電話装置
に用いられるCMOSセンサ型撮像部の画素の透過回路
を示すブロック図である。
【図12】実施の形態6に係る表示部と撮像部との動作
を説明するためにタイミングチャートである。
【図13】本発明の実施の形態7に係るテレビ電話装置
の撮像部と表示部を説明するためのブロック図である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過特性を有する表示部と、 前記表示部を通過した映像を撮像する撮像部とを有し、 前記撮像部により撮像される映像の基準位置と前記表示
    部に表示される画像の基準位置とが略一致するように構
    成されていることを特徴とするテレビ電話装置。
  2. 【請求項2】 前記基準位置は、顔の視線位置であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のテレビ電話装置。
  3. 【請求項3】 前記透過特性は、前記表示部の各画素位
    置に対応して設けられた透明部分或は小孔により実現さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のテレビ電話
    装置。
  4. 【請求項4】 前記透過特性は、前記表示部の画素配列
    中に設けられた透明画素の数を制御することにより実現
    されることを特徴とする請求項1に記載のテレビ電話装
    置。
  5. 【請求項5】 前記表示部は液晶表示部を含むことを特
    徴とする請求項1に記載のテレビ電話装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像部はCMOSセンサを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載のテレビ電話装置。
  7. 【請求項7】 前記表示部において受信画像に含まれる
    相手の顔が表示される領域を、前記撮像部による撮像領
    域に対応付ける手段を更に有することを特徴とする請求
    項1乃至6のいずれか1項に記載のテレビ電話装置。
  8. 【請求項8】 前記表示部における透過特性を制御する
    制御手段を更に有し、 前記撮像部は前記制御手段による透過特性の制御に同期
    して撮像することを特徴とする請求項1に記載のテレビ
    電話装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、 画像の1フレーム期間中に、前記表示部における透過特
    性を複数回の変更し、前記透過特性を高めた期間に前記
    撮像部により撮像することを特徴とする請求項8に記載
    のテレビ電話装置。
  10. 【請求項10】 透過特性を有する表示部と、前記表示
    部を通過した映像を撮像する撮像部とを有するテレビ電
    話装置における制御方法であって、 前記表示部に所定データを供給して前記透過特性を制御
    する工程と、 前記制御された透過特性に応動して前記撮像部により前
    記表示部を通過した映像を撮像する工程と、を有するこ
    とを特徴とするテレビ電話装置における制御方法。
  11. 【請求項11】 更に、前記表示部に表示される画像に
    おける人物像を求める工程と、 前記人物像に含まれる基準位置と前記撮像部による撮像
    位置とを一致させる工程と、を有することを特徴とする
    請求項10に記載のテレビ電話装置における制御方法。
  12. 【請求項12】 前記透過特性を制御する工程では、所
    定の色の光だけが前記表示部を通過するように制御する
    ことを特徴とする請求項10に記載のテレビ電話装置に
    おける制御方法。
  13. 【請求項13】 前記透過特性の制御に応答して、前記
    撮像部に入射される光を制御する工程を更に有すること
    を特徴とする請求項10に記載のテレビ電話装置におけ
    る制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項10乃至13のいずれか1項に
    記載のテレビ電話装置における制御方法を実行するプロ
    グラムを記憶したことを特徴とするコンピュータにより
    読み取り可能な記憶媒体。
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