JP2001356945A - データバックアップ・リカバリー方式 - Google Patents
データバックアップ・リカバリー方式Info
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F11/00—Error detection; Error correction; Monitoring
- G06F11/07—Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
- G06F11/14—Error detection or correction of the data by redundancy in operation
- G06F11/1402—Saving, restoring, recovering or retrying
- G06F11/1446—Point-in-time backing up or restoration of persistent data
- G06F11/1458—Management of the backup or restore process
-
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バックアップとリカバリーを短時間に、低コ
ストで行なうことができるデータバックアップ・リカバ
リー方式を提供する。 【解決手段】 本方式はデータ更新を行なうプライマリ
ーシステムとそのバックアップを行うセカンダリーシス
テムとから構成され、セカンダリーシステムはプライマ
リーシステムの近傍や遠隔地等に設置される。セカンダ
リーシステムはプライマリーシステムと論理的に同じ構
成であり、リアルタイムに最新データを取得してバック
アップを行う。セカンダリーシステムが保持している更
新履歴をもとにプライマリーシステムの状態を過去の任
意の時点に復元も可能である。セカンダリーシステムを
参照系として利用することにより負荷分散を実現した
り、セカンダリーシステムのバックアップ処理を停止
し、オンライン処理系から切り離すことによって参照系
バッチ処理システムとして利用することもできる。
ストで行なうことができるデータバックアップ・リカバ
リー方式を提供する。 【解決手段】 本方式はデータ更新を行なうプライマリ
ーシステムとそのバックアップを行うセカンダリーシス
テムとから構成され、セカンダリーシステムはプライマ
リーシステムの近傍や遠隔地等に設置される。セカンダ
リーシステムはプライマリーシステムと論理的に同じ構
成であり、リアルタイムに最新データを取得してバック
アップを行う。セカンダリーシステムが保持している更
新履歴をもとにプライマリーシステムの状態を過去の任
意の時点に復元も可能である。セカンダリーシステムを
参照系として利用することにより負荷分散を実現した
り、セカンダリーシステムのバックアップ処理を停止
し、オンライン処理系から切り離すことによって参照系
バッチ処理システムとして利用することもできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータにおけ
るデータバックアップ・リカバリー方式に係り、特に、
コンピュータのデータバックアップを、セカンダリーシ
ステムに対してプライマリーシステムのデータの変更が
ある都度、同じ内容を記憶させることにより、バックア
ップの時間と手間を大幅に削減するとともに、当該バッ
クアップデータを用いることにより、リカバリーを行な
うに要する時間と手間を大幅に削減したデータバックア
ップ・リカバリー方式に関するものである。
るデータバックアップ・リカバリー方式に係り、特に、
コンピュータのデータバックアップを、セカンダリーシ
ステムに対してプライマリーシステムのデータの変更が
ある都度、同じ内容を記憶させることにより、バックア
ップの時間と手間を大幅に削減するとともに、当該バッ
クアップデータを用いることにより、リカバリーを行な
うに要する時間と手間を大幅に削減したデータバックア
ップ・リカバリー方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータを使用してデータ
ベースを構築し管理する場合には、ハードウエアの故
障、ソフトウエアの障害あるいは災害などによるデータ
消失、破損を避けるため、データをバックアップしてお
くことが必須のことである。
ベースを構築し管理する場合には、ハードウエアの故
障、ソフトウエアの障害あるいは災害などによるデータ
消失、破損を避けるため、データをバックアップしてお
くことが必須のことである。
【0003】このようなコンピュータの利用分野におい
て、データをバックアップする方式は、その対処する方
策に応じて、従来、種々のものが提案されている。ここ
で、従来の各データバックアップ方式の代表的なものを
挙げる。まず、従来の第1のデータバックアップ方式
は、定期的にファイル全体のコピーを取得する方式であ
る。従来の第2のデータバックアップ方式は、定期的に
ファイル全体のコピーをとり、コピーを取らない期間に
ファイルの更新があったときには、その更新データをロ
グファイルに記憶させるという方式である。従来の第3
のデータバックアップ方式は、プログラムの異常終了や
トランザクション・キャンセルに備える方式である。従
来の第4のデータバックアップ方式は、プログラムエラ
ーにより更新結果が誤っている場合に備える方式であ
る。従来の第5のデータバックアップ方式は、災害に対
処するためにバックアップを行う方式である。従来の第
6のデータバックアップ方式は、ファイル媒体の破壊に
備えてバックアップを行なう方式である。従来の第7の
データバックアップ方式は、正データが更新された時に
バックアップを取得する方式である。なお、ここで、正
データとは、いわゆる本番データ、すなわち、処理を直
接的に行うデータのことをいう。以下、これら従来の各
データバックアップ方式を説明する。
て、データをバックアップする方式は、その対処する方
策に応じて、従来、種々のものが提案されている。ここ
で、従来の各データバックアップ方式の代表的なものを
挙げる。まず、従来の第1のデータバックアップ方式
は、定期的にファイル全体のコピーを取得する方式であ
る。従来の第2のデータバックアップ方式は、定期的に
ファイル全体のコピーをとり、コピーを取らない期間に
ファイルの更新があったときには、その更新データをロ
グファイルに記憶させるという方式である。従来の第3
のデータバックアップ方式は、プログラムの異常終了や
トランザクション・キャンセルに備える方式である。従
来の第4のデータバックアップ方式は、プログラムエラ
ーにより更新結果が誤っている場合に備える方式であ
る。従来の第5のデータバックアップ方式は、災害に対
処するためにバックアップを行う方式である。従来の第
6のデータバックアップ方式は、ファイル媒体の破壊に
備えてバックアップを行なう方式である。従来の第7の
データバックアップ方式は、正データが更新された時に
バックアップを取得する方式である。なお、ここで、正
データとは、いわゆる本番データ、すなわち、処理を直
接的に行うデータのことをいう。以下、これら従来の各
データバックアップ方式を説明する。
【0004】従来の第1のデータバックアップ方式は、
定期的にファイル全体のコピーを取得する方式である。
この第1のデータバックアップ方式では、正データをコ
ピーした後に行われた正データの更新があったときに
は、この更新データがバックアップファイルに反映され
ないものであった。したがって、この第1のデータバッ
クアップ方式では、バックアップ間隔によって異なる
が、大量の更新データが無くなってしまう危険性があっ
た。
定期的にファイル全体のコピーを取得する方式である。
この第1のデータバックアップ方式では、正データをコ
ピーした後に行われた正データの更新があったときに
は、この更新データがバックアップファイルに反映され
ないものであった。したがって、この第1のデータバッ
クアップ方式では、バックアップ間隔によって異なる
が、大量の更新データが無くなってしまう危険性があっ
た。
【0005】従来の第2のデータバックアップ方式は、
主としてオンライン処理でバックアップ処理を行なうも
のであり、定期的にファイル全体のコピーを磁気テープ
などに取得するほか、コピーを行わない期間に、ファイ
ルの更新が行われるときには、ログファイルを磁気ディ
スク装置や磁気テープ装置によって取得するという方法
でバックアップしていた。もう少し詳細に述べると、具
体的なバックアップの方式に若干の差はあるものの以下
のような方式となる。すなわち、データの格納してある
ファイルの破壊が発生したときに備えて、ファイル全体
のコピーを取得する。これは、運用によって周期を決定
するが、毎日とか1週間に1回といった頻度で行われ
る。その際に、正データの格納されたファイル全体を一
体とせずに分割してコピーを取得する方法もある。上述
した従来の第2のデータバックアップ方式では、コピー
を取得するときには、データの更新が行われていると整
合性が取れなくなるため、更新処理を中断する。また、
この方式の場合、コピー取得後に発生する正データの更
新時には、それのログデータを取得しておく。ログデー
タには、更新データそのものであるトランザクションロ
グ(以下「Tログ」という)、更新対象データの更新前
イメージログ(以下「Bログ」という)、更新対象デー
タの更新後ログ(以下「Aログ」という)の3種からな
る。これらのログのことを簡単に説明する。例えば、銀
行に残高が「10万円」あり、「1万円」を引き出すこ
とにより、残高が「9万円」になるというケースの場合
には、この「10万円」の残高がBログであり、「1万
円」の引き出しがTログ、結果として「9万円」の残高
がAログということになる。ここで、何らかの原因でコ
ンピュータが故障して正データが破壊されたときには、
最も最近取得したコピー全体または破壊分に相当するコ
ピー全体の一部を使用して、正データをコピー時の状態
に復元している。その後、コピーを取得したとき以降の
ログファイルを使用してファイル破壊直前の状態に復元
していた。このような従来の第2のデータバックアップ
方式では、正データの容量が増大するに伴って、コピー
の取得や、ファイル破壊時の復元作業に相当な時間を要
する不都合があった。また、コピーを取得するときに、
データ更新を止めなくてはならず、24時間運転をする
ことは困難であるという不都合があった。上述した第1
のデータバックアップ方式及び第2のデータバックアッ
プ方式は、ファイルや装置の障害に対処したものであ
る。
主としてオンライン処理でバックアップ処理を行なうも
のであり、定期的にファイル全体のコピーを磁気テープ
などに取得するほか、コピーを行わない期間に、ファイ
ルの更新が行われるときには、ログファイルを磁気ディ
スク装置や磁気テープ装置によって取得するという方法
でバックアップしていた。もう少し詳細に述べると、具
体的なバックアップの方式に若干の差はあるものの以下
のような方式となる。すなわち、データの格納してある
ファイルの破壊が発生したときに備えて、ファイル全体
のコピーを取得する。これは、運用によって周期を決定
するが、毎日とか1週間に1回といった頻度で行われ
る。その際に、正データの格納されたファイル全体を一
体とせずに分割してコピーを取得する方法もある。上述
した従来の第2のデータバックアップ方式では、コピー
を取得するときには、データの更新が行われていると整
合性が取れなくなるため、更新処理を中断する。また、
この方式の場合、コピー取得後に発生する正データの更
新時には、それのログデータを取得しておく。ログデー
タには、更新データそのものであるトランザクションロ
グ(以下「Tログ」という)、更新対象データの更新前
イメージログ(以下「Bログ」という)、更新対象デー
タの更新後ログ(以下「Aログ」という)の3種からな
る。これらのログのことを簡単に説明する。例えば、銀
行に残高が「10万円」あり、「1万円」を引き出すこ
とにより、残高が「9万円」になるというケースの場合
には、この「10万円」の残高がBログであり、「1万
円」の引き出しがTログ、結果として「9万円」の残高
がAログということになる。ここで、何らかの原因でコ
ンピュータが故障して正データが破壊されたときには、
最も最近取得したコピー全体または破壊分に相当するコ
ピー全体の一部を使用して、正データをコピー時の状態
に復元している。その後、コピーを取得したとき以降の
ログファイルを使用してファイル破壊直前の状態に復元
していた。このような従来の第2のデータバックアップ
方式では、正データの容量が増大するに伴って、コピー
の取得や、ファイル破壊時の復元作業に相当な時間を要
する不都合があった。また、コピーを取得するときに、
データ更新を止めなくてはならず、24時間運転をする
ことは困難であるという不都合があった。上述した第1
のデータバックアップ方式及び第2のデータバックアッ
プ方式は、ファイルや装置の障害に対処したものであ
る。
【0006】次に、従来の第3のデータバックアップ方
式は、プログラムの異常終了やトランザクション・キャ
ンセルに備える方式である。この第3のデータバックア
ップ方式では、例えば、プログラムが異常終了した場合
や、トランザクション・キャンセルが発生した場合に備
えて、1つのトランザクション(1まとまりの処理)が
スタートしてから終了するまでの間、更新するデータの
更新前の内容(Bログと内容的には同一である)を保存
しておく。プログラムの異常終了やトランザクション・
キャンセルが発生すると、そのトランザクションで更新
されたデータを更新前の状態に復元するために、更新前
の内容を使用して復元を行う。デッドロックが発生した
場合もトランザクション・キャンセルと同様の処理が必
要となる。この従来の第3のデータバックアップ方式に
よれば、たまにしか発生しない異常終了やトランザクシ
ョン・キャンセルに備えて常に正データのコピーデータ
を保存しなければならないという非効率的な面をもって
いた。
式は、プログラムの異常終了やトランザクション・キャ
ンセルに備える方式である。この第3のデータバックア
ップ方式では、例えば、プログラムが異常終了した場合
や、トランザクション・キャンセルが発生した場合に備
えて、1つのトランザクション(1まとまりの処理)が
スタートしてから終了するまでの間、更新するデータの
更新前の内容(Bログと内容的には同一である)を保存
しておく。プログラムの異常終了やトランザクション・
キャンセルが発生すると、そのトランザクションで更新
されたデータを更新前の状態に復元するために、更新前
の内容を使用して復元を行う。デッドロックが発生した
場合もトランザクション・キャンセルと同様の処理が必
要となる。この従来の第3のデータバックアップ方式に
よれば、たまにしか発生しない異常終了やトランザクシ
ョン・キャンセルに備えて常に正データのコピーデータ
を保存しなければならないという非効率的な面をもって
いた。
【0007】次に、従来の第4のデータバックアップ方
式について説明する。この第4のデータバックアップ方
式はプログラムエラーにより更新結果が誤っている場合
に備える方式である。この第4のデータバックアップ方
式は、プログラムが正しく無い場合に問題になる。例え
ば、「10万円」の残高の預金から「1万円」を引き出
したら、引出し後の残高が「11万円」になっていると
いった場合を想定したものである。このような場合で
も、第4のデータバックアップ方式は、誤ったプログラ
ムが適用される直前の状態に正データを復元し、その後
のTログを元に正しいプログラムを稼動させることによ
りデータの修復を行う。
式について説明する。この第4のデータバックアップ方
式はプログラムエラーにより更新結果が誤っている場合
に備える方式である。この第4のデータバックアップ方
式は、プログラムが正しく無い場合に問題になる。例え
ば、「10万円」の残高の預金から「1万円」を引き出
したら、引出し後の残高が「11万円」になっていると
いった場合を想定したものである。このような場合で
も、第4のデータバックアップ方式は、誤ったプログラ
ムが適用される直前の状態に正データを復元し、その後
のTログを元に正しいプログラムを稼動させることによ
りデータの修復を行う。
【0008】次に、災害対策を主目的にした第5のデー
タバックアップ方式について説明する。この第5のデー
タバックアップ方式では、バックアップ取得の目的は災
害に対処するものである。ここで、「災害」とは、火災
や水害、地震などのことである。このような災害によっ
てファイルが消失することを防ぐ目的で、従来の第5の
データバックアップ方式では、バックアップファイルや
ログファイルのコピーを取り、耐火金庫に入れる。さら
に、厳重に行なう方法としては、バックアップファイル
やログファイルのコピーを取り、それを遠隔地に輸送し
たり伝送するなどして、本番用ファイルが万一消失して
もよいように備えていた。しかしながら、遠隔地へは、
一旦取得したファイルをコピーして送るので、本番用の
ファイルのために取得しているコピーやログと全く同じ
ものを保管することができず、本番用ファイルが消失し
た場合には、一定期間分の更新データが無効になるとい
う不都合があった。
タバックアップ方式について説明する。この第5のデー
タバックアップ方式では、バックアップ取得の目的は災
害に対処するものである。ここで、「災害」とは、火災
や水害、地震などのことである。このような災害によっ
てファイルが消失することを防ぐ目的で、従来の第5の
データバックアップ方式では、バックアップファイルや
ログファイルのコピーを取り、耐火金庫に入れる。さら
に、厳重に行なう方法としては、バックアップファイル
やログファイルのコピーを取り、それを遠隔地に輸送し
たり伝送するなどして、本番用ファイルが万一消失して
もよいように備えていた。しかしながら、遠隔地へは、
一旦取得したファイルをコピーして送るので、本番用の
ファイルのために取得しているコピーやログと全く同じ
ものを保管することができず、本番用ファイルが消失し
た場合には、一定期間分の更新データが無効になるとい
う不都合があった。
【0009】また、従来の第6のデータバックアップ方
式について説明する。この第6のデータバックアップ方
式は、ファイル媒体の破壊に備えてバックアップを行な
う方式である。この第6のデータバックアップ方式で
は、ファイル媒体の破壊に備える方法として、レイド
(RAID;Redundant Array of Inexpensive Disk)
と称するバックアップ技術である。この第6のデータバ
ックアップ方式は、全く同一のファイルを2重に持つ方
法や、ファイルの内容を複数の記憶装置に分散して書き
込む方法や、あるいは、パリティを創生してデータを分
割して記憶装置に書き込む方法などを採用したものであ
る。このデータバックアップ方式は、CPUやソフトか
らみると1つのディスク装置に書き込んでいるように見
えるものであり、本番用ファイルとバックアップ用ファ
イルとが同一装置内に収められている。このため、この
方式では、災害の対応が全くできないという不都合があ
った。
式について説明する。この第6のデータバックアップ方
式は、ファイル媒体の破壊に備えてバックアップを行な
う方式である。この第6のデータバックアップ方式で
は、ファイル媒体の破壊に備える方法として、レイド
(RAID;Redundant Array of Inexpensive Disk)
と称するバックアップ技術である。この第6のデータバ
ックアップ方式は、全く同一のファイルを2重に持つ方
法や、ファイルの内容を複数の記憶装置に分散して書き
込む方法や、あるいは、パリティを創生してデータを分
割して記憶装置に書き込む方法などを採用したものであ
る。このデータバックアップ方式は、CPUやソフトか
らみると1つのディスク装置に書き込んでいるように見
えるものであり、本番用ファイルとバックアップ用ファ
イルとが同一装置内に収められている。このため、この
方式では、災害の対応が全くできないという不都合があ
った。
【0010】また、第6のデータバックアップ方式で
は、オンラインでの異常終了に対応するバックアウトに
は対応できておらず、プログラム・エラーによる、過去
の時点へデータを戻すことに対応はできていないという
不都合があった。また、このデータバックアップ方式で
は、書き込み処理が通常の場合に比較して時間が掛かる
という欠点もあった上に、データ破壊に対する復元がデ
ィスクボリューム単位なため、復元のための時間が長時
間になるといった欠点があった。また、レイド(RAI
D)は、全く同一な装置でなければ構成できないもので
あった。これを更に進化させた方式も実現している。こ
れはディスクをミラー化しているが、バックアップ装置
を遠隔地にも設置できるようになっている。これは、本
番用のディスク装置が更新されると、更新されたデータ
が格納されている番地と更新された内容を、バックアッ
プ用の装置に送信するものである。更に必要に応じて、
バックアップ装置の更新を一定時間止めておき、更新可
能になった時点で、バックアップ装置に溜まっている更
新データにより復元を行い、本番用の装置と同一内容に
なるまで実行する機能を備えたものもある。この方式で
は、リアルタイムでバックアップが行われるといった利
点があるが、以下のような欠点があった。すなわち、本
番用とバックアップ用の装置間のミラーリングは、ディ
スク装置のハードウエア番地を使用しているため、本番
用とバックアップ用のディスク装置は、全く同じ性能・
機能を持ったもので構成する必要があった。また、ハー
ドウエア番地を使用しているため、ファイル毎にミラー
化する、しないの設定を行えなかった。更に、過去に誤
りがあったときに、その過去の時点まで戻り、その時点
から正しくデータを更新することができないという欠点
があった。
は、オンラインでの異常終了に対応するバックアウトに
は対応できておらず、プログラム・エラーによる、過去
の時点へデータを戻すことに対応はできていないという
不都合があった。また、このデータバックアップ方式で
は、書き込み処理が通常の場合に比較して時間が掛かる
という欠点もあった上に、データ破壊に対する復元がデ
ィスクボリューム単位なため、復元のための時間が長時
間になるといった欠点があった。また、レイド(RAI
D)は、全く同一な装置でなければ構成できないもので
あった。これを更に進化させた方式も実現している。こ
れはディスクをミラー化しているが、バックアップ装置
を遠隔地にも設置できるようになっている。これは、本
番用のディスク装置が更新されると、更新されたデータ
が格納されている番地と更新された内容を、バックアッ
プ用の装置に送信するものである。更に必要に応じて、
バックアップ装置の更新を一定時間止めておき、更新可
能になった時点で、バックアップ装置に溜まっている更
新データにより復元を行い、本番用の装置と同一内容に
なるまで実行する機能を備えたものもある。この方式で
は、リアルタイムでバックアップが行われるといった利
点があるが、以下のような欠点があった。すなわち、本
番用とバックアップ用の装置間のミラーリングは、ディ
スク装置のハードウエア番地を使用しているため、本番
用とバックアップ用のディスク装置は、全く同じ性能・
機能を持ったもので構成する必要があった。また、ハー
ドウエア番地を使用しているため、ファイル毎にミラー
化する、しないの設定を行えなかった。更に、過去に誤
りがあったときに、その過去の時点まで戻り、その時点
から正しくデータを更新することができないという欠点
があった。
【0011】従来の第7のデータバックアップ方式は、
正データが更新された時にバックアップを取得する方式
である。この第7のデータバックアップ方式は、最初に
正データの全コピーを取得し、それ以降は、基本的には
Aログを取得する方式である。この第7のデータバック
アップ方式でも、BログやTログを取得する方式もあ
る。正データへの更新が次々と行われる場合に、Aログ
を単純に取得して保存すると、データ更新処理が進むに
従ってAログ量が増加するため、正データが破壊された
場合に元に戻す作業が、非常に長時間掛かることにな
る。これを避ける為に、定期的に、最初に取得したコピ
ーとAログをマージし、その時点で正データの全コピー
を取得したのと同様の効果を持たせている。しかしなが
ら、原理的には、定期的に全コピーを取得する方式と同
一であるため、正データが破壊した場合には、最新の全
コピーによってデータを戻した後で、Aログで最新の状
態に戻す必要があったため、時間がかかるという欠点が
あった。
正データが更新された時にバックアップを取得する方式
である。この第7のデータバックアップ方式は、最初に
正データの全コピーを取得し、それ以降は、基本的には
Aログを取得する方式である。この第7のデータバック
アップ方式でも、BログやTログを取得する方式もあ
る。正データへの更新が次々と行われる場合に、Aログ
を単純に取得して保存すると、データ更新処理が進むに
従ってAログ量が増加するため、正データが破壊された
場合に元に戻す作業が、非常に長時間掛かることにな
る。これを避ける為に、定期的に、最初に取得したコピ
ーとAログをマージし、その時点で正データの全コピー
を取得したのと同様の効果を持たせている。しかしなが
ら、原理的には、定期的に全コピーを取得する方式と同
一であるため、正データが破壊した場合には、最新の全
コピーによってデータを戻した後で、Aログで最新の状
態に戻す必要があったため、時間がかかるという欠点が
あった。
【0012】また、上記の第6を除く、第1〜第7の方
式に共通するのは、インデックスのバックアップが困難
であったり、時間がかかったりすることである。従来の
ファイル方式ではデータベースと呼ばれる方式がオンラ
インでは用いられてきた。このインデックスは、例え
ば、数レベルからなりたっていて、多数のインデックス
が更新される可能性があるという複雑な形式を持ってい
るため、バックアップ対象としていないファイル方式が
多い。例外的にバックアップ対象としているものでは、
インデックスへの更新をAログに書き出してリカバリー
が可能なようにするか、完全なミラーとするか、であっ
た。
式に共通するのは、インデックスのバックアップが困難
であったり、時間がかかったりすることである。従来の
ファイル方式ではデータベースと呼ばれる方式がオンラ
インでは用いられてきた。このインデックスは、例え
ば、数レベルからなりたっていて、多数のインデックス
が更新される可能性があるという複雑な形式を持ってい
るため、バックアップ対象としていないファイル方式が
多い。例外的にバックアップ対象としているものでは、
インデックスへの更新をAログに書き出してリカバリー
が可能なようにするか、完全なミラーとするか、であっ
た。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の各データバック
アップ方式は、ファイル全体のコピー取得に時間がかか
り、一旦ファイルが破壊されて、それを修復するために
はコピーに要したと同等以上の時間を要するという欠点
があった。これは、従来のバックアップ方式が、基本的
に定期的に正データの全コピーを取得すると共に、トラ
ンザクション毎にログを書き出し、正データの修復を行
う際に、バックアップコピーからの復元によってコピー
時の状態に戻した後、ログをファイルに書き込んで最新
性を確保する必要がある、という方式を採用していたか
らである。
アップ方式は、ファイル全体のコピー取得に時間がかか
り、一旦ファイルが破壊されて、それを修復するために
はコピーに要したと同等以上の時間を要するという欠点
があった。これは、従来のバックアップ方式が、基本的
に定期的に正データの全コピーを取得すると共に、トラ
ンザクション毎にログを書き出し、正データの修復を行
う際に、バックアップコピーからの復元によってコピー
時の状態に戻した後、ログをファイルに書き込んで最新
性を確保する必要がある、という方式を採用していたか
らである。
【0014】また、従来の各データバックアップ方式で
は、バックアップコピーを記憶する媒体としては磁気テ
ープ装置を使用しているため、装置自体のスピードが遅
いことに加えて、コピーされたファイルが順編成でなけ
ればならず、必要のないデータも読み込みが必要がある
という欠点もあった。これはノンストップ運転が当然視
される分野ではもちろんのこと、通常のシステムにおい
ても大きな問題であった。
は、バックアップコピーを記憶する媒体としては磁気テ
ープ装置を使用しているため、装置自体のスピードが遅
いことに加えて、コピーされたファイルが順編成でなけ
ればならず、必要のないデータも読み込みが必要がある
という欠点もあった。これはノンストップ運転が当然視
される分野ではもちろんのこと、通常のシステムにおい
ても大きな問題であった。
【0015】また、上記従来のデータバックアップ方式
では、正データのコピー取得に要する時間がデータの容
量に応じて長くなり、バックアップ取得に必要なコスト
が大きなものにならざるを得ないという欠点もあった。
なお、ここでいうコストには、コピーを取得するための
人件費や、バックアップ装置の他に、コピーを格納する
記憶媒体の費用や、バックアップデータを記憶した記憶
媒体の保管場所に関わる費用のことをいっている。
では、正データのコピー取得に要する時間がデータの容
量に応じて長くなり、バックアップ取得に必要なコスト
が大きなものにならざるを得ないという欠点もあった。
なお、ここでいうコストには、コピーを取得するための
人件費や、バックアップ装置の他に、コピーを格納する
記憶媒体の費用や、バックアップデータを記憶した記憶
媒体の保管場所に関わる費用のことをいっている。
【0016】本発明は、上述した欠点に鑑みなされたも
のであり、バックアップ及びリカバリーを、短時間でか
つ低コストに行なうことができるデータバックアップ・
リカバリー方式を提供することを目的としている。
のであり、バックアップ及びリカバリーを、短時間でか
つ低コストに行なうことができるデータバックアップ・
リカバリー方式を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係るデータバックアップ・リ
カバリー方式は、コンピュータにおけるデータバックア
ップ・リカバリー方式において、一つのユニークなキー
とゼロ個または1個以上のノンユニークなキーを持つレ
コードを順次格納するブロックと、このブロックの位置
管理を、当該ブロックとランダムアクセスメモリの物理
アドレスとを対応させたロケーションテーブルを用いて
行い、ランダムアクセスメモリに格納されているデータ
ベースを管理するプライマリーシステムと、前記プライ
マリーシステムの正データが格納されているブロックに
対応したバックアップブロックを用意し、このブロック
の位置管理を、当該ブロックとランダムアクセスメモリ
の物理アドレスとを対応させたロケーションテーブルを
用いて行い、ランダムアクセスメモリに格納されている
バックアップデータベースを管理するセカンダリーシス
テムとを備えたことを特徴とするものである。
に、請求項1記載の発明に係るデータバックアップ・リ
カバリー方式は、コンピュータにおけるデータバックア
ップ・リカバリー方式において、一つのユニークなキー
とゼロ個または1個以上のノンユニークなキーを持つレ
コードを順次格納するブロックと、このブロックの位置
管理を、当該ブロックとランダムアクセスメモリの物理
アドレスとを対応させたロケーションテーブルを用いて
行い、ランダムアクセスメモリに格納されているデータ
ベースを管理するプライマリーシステムと、前記プライ
マリーシステムの正データが格納されているブロックに
対応したバックアップブロックを用意し、このブロック
の位置管理を、当該ブロックとランダムアクセスメモリ
の物理アドレスとを対応させたロケーションテーブルを
用いて行い、ランダムアクセスメモリに格納されている
バックアップデータベースを管理するセカンダリーシス
テムとを備えたことを特徴とするものである。
【0018】請求項1記載の発明では、セカンダリーシ
ステムを少なくとも1個用意し、プライマリーシステム
の正データと論理的に同じ形式として、プライマリーシ
ステムとセカンダリーシステムのブロックを対応させて
いる。セカンダリーシステムは、正データが更新された
時に更新を行うため、常に最新の正データのコピーデー
タがバックアップファイルに保持される。セカンダリー
システムは通常一個あれば良いが、必要に応じて複数個
用意することも可能である。また、請求項1記載の発明
において、バックアップ対象とするファイルの形式は、
レコードをブロックに格納し、ブロックの位置等の管理
をロケーションテーブルと呼ぶテーブルで管理するもの
である。請求項1記載の発明において、プライマリーシ
ステムでは、ファイルの格納方式として、ロケーション
テーブルとブロックを使用しており、セカンダリーシス
テムでも、バックアップファイルのバックアップブロッ
クをプライマリーシステムで使用しているブロックと対
応させている。
ステムを少なくとも1個用意し、プライマリーシステム
の正データと論理的に同じ形式として、プライマリーシ
ステムとセカンダリーシステムのブロックを対応させて
いる。セカンダリーシステムは、正データが更新された
時に更新を行うため、常に最新の正データのコピーデー
タがバックアップファイルに保持される。セカンダリー
システムは通常一個あれば良いが、必要に応じて複数個
用意することも可能である。また、請求項1記載の発明
において、バックアップ対象とするファイルの形式は、
レコードをブロックに格納し、ブロックの位置等の管理
をロケーションテーブルと呼ぶテーブルで管理するもの
である。請求項1記載の発明において、プライマリーシ
ステムでは、ファイルの格納方式として、ロケーション
テーブルとブロックを使用しており、セカンダリーシス
テムでも、バックアップファイルのバックアップブロッ
クをプライマリーシステムで使用しているブロックと対
応させている。
【0019】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
データバックアップ・リカバリー方式において、前記プ
ライマリーシステムは、アプリケーション処理を行うプ
ライマリ処理装置のメインメモリを前記ランダムアクセ
スメモリとして使用し、前記ランダムアクセスメモリ内
のデータベースの内容を変更するデータベース制御機構
と、前記データベース制御機構が前記データベースの内
容を変更したときに当該変更内容のデータを送出するプ
ライマリバックアップリカバリ制御機構とを備え、前記
センカダリシステムは、セカンダリ処理装置のメインメ
モリをランダムアクセスメモリとして使用し、前記プラ
イマリバックアップリカバリ制御機構から送られてくる
当該データで前記ランダムアクセスメモリ内のバックア
ップデータベースを変更するセカンダリバックアップリ
カバリ制御機構を備えたことを特徴とするものである。
データバックアップ・リカバリー方式において、前記プ
ライマリーシステムは、アプリケーション処理を行うプ
ライマリ処理装置のメインメモリを前記ランダムアクセ
スメモリとして使用し、前記ランダムアクセスメモリ内
のデータベースの内容を変更するデータベース制御機構
と、前記データベース制御機構が前記データベースの内
容を変更したときに当該変更内容のデータを送出するプ
ライマリバックアップリカバリ制御機構とを備え、前記
センカダリシステムは、セカンダリ処理装置のメインメ
モリをランダムアクセスメモリとして使用し、前記プラ
イマリバックアップリカバリ制御機構から送られてくる
当該データで前記ランダムアクセスメモリ内のバックア
ップデータベースを変更するセカンダリバックアップリ
カバリ制御機構を備えたことを特徴とするものである。
【0020】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
データバックアップ・リカバリー方式において、前記プ
ライマリーシステムは、アプリケーション処理を行うプ
ライマリ処理装置と、このプライマリ処理装置のメイン
メモリとは別にデータベースを格納するランダムアクセ
スメモリからなるプライマリ記憶装置とを設け、前記セ
ンカダリシステムは、各種の処理を実行するセカンダリ
処理装置と、このセカンダリ処理装置のメインメモリと
は別にデータベースを格納するランダムアクセスメモリ
からなるセカンダリ記憶装置とを設けたことを特徴とす
るものである。
データバックアップ・リカバリー方式において、前記プ
ライマリーシステムは、アプリケーション処理を行うプ
ライマリ処理装置と、このプライマリ処理装置のメイン
メモリとは別にデータベースを格納するランダムアクセ
スメモリからなるプライマリ記憶装置とを設け、前記セ
ンカダリシステムは、各種の処理を実行するセカンダリ
処理装置と、このセカンダリ処理装置のメインメモリと
は別にデータベースを格納するランダムアクセスメモリ
からなるセカンダリ記憶装置とを設けたことを特徴とす
るものである。
【0021】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
データバックアップ・リカバリー方式において、前記プ
ライマリ処理装置は、バックアップデータの通信を行う
通信手段と、前記データベースの内容を変更するデータ
ベース制御機構と、前記データベース制御機構が前記デ
ータベースの内容を変更したときに当該変更内容のデー
タを前記通信手段を介して送出するプライマリバックア
ップリカバリ制御機構とを備え、前記セカンダリ処理装
置は、バックアップデータの通信を行う通信手段と、前
記プライマリバックアップリカバリ制御機構から前記通
信手段を介して送られてくる当該データで前記バックア
ップデータベースを変更するセカンダリバックアップリ
カバリ制御機構と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
データバックアップ・リカバリー方式において、前記プ
ライマリ処理装置は、バックアップデータの通信を行う
通信手段と、前記データベースの内容を変更するデータ
ベース制御機構と、前記データベース制御機構が前記デ
ータベースの内容を変更したときに当該変更内容のデー
タを前記通信手段を介して送出するプライマリバックア
ップリカバリ制御機構とを備え、前記セカンダリ処理装
置は、バックアップデータの通信を行う通信手段と、前
記プライマリバックアップリカバリ制御機構から前記通
信手段を介して送られてくる当該データで前記バックア
ップデータベースを変更するセカンダリバックアップリ
カバリ制御機構と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0022】請求項5記載の発明では、請求項3記載の
データバックアップ・リカバリー方式において、前記プ
ライマリ処理装置及びセカンダリ処理装置は、両者の間
でバックアップデータの通信を行う通信手段のみを設け
てあり、かつ、前記プライマリ記憶装置は、前記データ
ベースの内容を変更するデータベース制御機構と、前記
データベース制御機構が前記データベースの内容を変更
したときに当該変更内容のデータを前記通信手段を介し
て送出するプライマリバックアップリカバリ制御機構と
を備え、前記センカダリ記憶装置は、前記プライマリバ
ックアップリカバリ制御機構から前記通信手段を介して
送られてくる当該データで前記バックアップデータベー
スを変更するセカンダリバックアップリカバリ制御機構
を備えたことを特徴とするものである。
データバックアップ・リカバリー方式において、前記プ
ライマリ処理装置及びセカンダリ処理装置は、両者の間
でバックアップデータの通信を行う通信手段のみを設け
てあり、かつ、前記プライマリ記憶装置は、前記データ
ベースの内容を変更するデータベース制御機構と、前記
データベース制御機構が前記データベースの内容を変更
したときに当該変更内容のデータを前記通信手段を介し
て送出するプライマリバックアップリカバリ制御機構と
を備え、前記センカダリ記憶装置は、前記プライマリバ
ックアップリカバリ制御機構から前記通信手段を介して
送られてくる当該データで前記バックアップデータベー
スを変更するセカンダリバックアップリカバリ制御機構
を備えたことを特徴とするものである。
【0023】請求項6記載の発明では、請求項1記載の
データバックアップ・リカバリー方式において、前記プ
ライマリーシステムは、アプリケーション処理を行うプ
ライマリ処理装置と、このプライマリ処理装置のメイン
メモリとは別にデータベースを格納するランダムアクセ
スメモリからなるプライマリ記憶装置とを設け、前記セ
ンカダリシステムは、データベースを格納するランダム
アクセスメモリからなるセカンダリ記憶装置のみを設
け、前記プライマリ記憶装置は、バックアップデータの
通信を行う手段と、前記データベースの内容を変更する
データベース制御機構と、前記データベース制御機構が
前記データベースの内容を変更したときに当該変更内容
のデータを前記通信手段を介して送出するプライマリバ
ックアップリカバリ制御機構とを備え、前記センカダリ
記憶装置は、バックアップデータの通信を行う手段と、
前記プライマリバックアップリカバリ制御機構から前記
通信手段を介して送られてくる当該データで前記バック
アップデータベースを変更するセカンダリバックアップ
リカバリ制御機構とを備えたことを特徴とするものであ
る。
データバックアップ・リカバリー方式において、前記プ
ライマリーシステムは、アプリケーション処理を行うプ
ライマリ処理装置と、このプライマリ処理装置のメイン
メモリとは別にデータベースを格納するランダムアクセ
スメモリからなるプライマリ記憶装置とを設け、前記セ
ンカダリシステムは、データベースを格納するランダム
アクセスメモリからなるセカンダリ記憶装置のみを設
け、前記プライマリ記憶装置は、バックアップデータの
通信を行う手段と、前記データベースの内容を変更する
データベース制御機構と、前記データベース制御機構が
前記データベースの内容を変更したときに当該変更内容
のデータを前記通信手段を介して送出するプライマリバ
ックアップリカバリ制御機構とを備え、前記センカダリ
記憶装置は、バックアップデータの通信を行う手段と、
前記プライマリバックアップリカバリ制御機構から前記
通信手段を介して送られてくる当該データで前記バック
アップデータベースを変更するセカンダリバックアップ
リカバリ制御機構とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0024】請求項7記載の発明では、請求項1、2、
3または6記載のデータバックアップ・リカバリー方式
において、前記プライマリまたはセカンダリーシステム
は、ログデータを、更新後データログ、更新前データロ
グ、更新トランザクションログの3つに分類し、必要に
応じてそれらのうちの1つまたは2つ以上を保存するこ
とを特徴とするものである。
3または6記載のデータバックアップ・リカバリー方式
において、前記プライマリまたはセカンダリーシステム
は、ログデータを、更新後データログ、更新前データロ
グ、更新トランザクションログの3つに分類し、必要に
応じてそれらのうちの1つまたは2つ以上を保存するこ
とを特徴とするものである。
【0025】請求項8記載の発明では、請求項1、2、
3、6または7記載のデータバックアップ・リカバリー
方式において、前記プライマリーシステムは、トランザ
クション処理が開始されたときにトランザクション開始
情報を送信し、更新後のデータの内容と更新内容、デー
タが格納されているブロックを特定する情報を前記セカ
ンダリシステムに送信し、前記セカンダリシステムは、
更新後データ情報を受信するたびに、当該トランザクシ
ョンの更新後データ情報に基づき該当データの更新を行
ない、前記プライマリーシステムは、トランザクション
のデータ更新が終了したときに、更新終了情報を前記セ
カンダリシステムに送信するようにした同期密結合方式
を採用したものであることを特徴とするものである。
3、6または7記載のデータバックアップ・リカバリー
方式において、前記プライマリーシステムは、トランザ
クション処理が開始されたときにトランザクション開始
情報を送信し、更新後のデータの内容と更新内容、デー
タが格納されているブロックを特定する情報を前記セカ
ンダリシステムに送信し、前記セカンダリシステムは、
更新後データ情報を受信するたびに、当該トランザクシ
ョンの更新後データ情報に基づき該当データの更新を行
ない、前記プライマリーシステムは、トランザクション
のデータ更新が終了したときに、更新終了情報を前記セ
カンダリシステムに送信するようにした同期密結合方式
を採用したものであることを特徴とするものである。
【0026】請求項9記載の発明では、請求項1、2、
3、6または7記載のデータバックアップ・リカバリー
方式において、前記プライマリーシステムは、更新後の
データの内容と更新内容、データが格納されているブロ
ックを特定する情報をセカンダリシステムに送信し、前
記セカンダリシステムは、前記プライマリーシステムか
らトランザクション開始の情報を受信後、トランザクシ
ョン内のログデータを受信して当該データの更新をおこ
ない、前記プリイマリシステムからトランザクション終
了情報を受け取った後、当該バックアップ更新処理の全
てが終了するまでバックアップ終了情報を前記プライマ
リーシステムに送信しないようにした非同期疎結合方式
を採用したものであることを特徴とするものである。
3、6または7記載のデータバックアップ・リカバリー
方式において、前記プライマリーシステムは、更新後の
データの内容と更新内容、データが格納されているブロ
ックを特定する情報をセカンダリシステムに送信し、前
記セカンダリシステムは、前記プライマリーシステムか
らトランザクション開始の情報を受信後、トランザクシ
ョン内のログデータを受信して当該データの更新をおこ
ない、前記プリイマリシステムからトランザクション終
了情報を受け取った後、当該バックアップ更新処理の全
てが終了するまでバックアップ終了情報を前記プライマ
リーシステムに送信しないようにした非同期疎結合方式
を採用したものであることを特徴とするものである。
【0027】上記目的を達成するために、請求項10記
載の発明に係るデータバックアップ・リカバリー方式
は、コンピュータにおけるデータバックアップ・リカバ
リー方式において、一つのユニークなキーとゼロ個また
は1個以上のノンユニークなキーを持つレコードを順次
格納するブロックと、このブロックの位置管理を、当該
ブロックとランダムアクセスメモリの物理アドレスとを
対応させたロケーションテーブルを用いて行い、ランダ
ムアクセスメモリに格納されているデータベースを管理
するプライマリーシステムを備えたことを特徴とするも
のである。
載の発明に係るデータバックアップ・リカバリー方式
は、コンピュータにおけるデータバックアップ・リカバ
リー方式において、一つのユニークなキーとゼロ個また
は1個以上のノンユニークなキーを持つレコードを順次
格納するブロックと、このブロックの位置管理を、当該
ブロックとランダムアクセスメモリの物理アドレスとを
対応させたロケーションテーブルを用いて行い、ランダ
ムアクセスメモリに格納されているデータベースを管理
するプライマリーシステムを備えたことを特徴とするも
のである。
【0028】請求項11記載の発明では、請求項10記
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記プライマリーシステムは、アプリケーション処理を行
うプライマリ処理装置のメインメモリを前記ランダムア
クセスメモリとして使用し、前記ランダムアクセスメモ
リ内のデータベースの内容を変更するデータベース制御
機構と、前記データベース制御機構が前記データベース
の内容を変更したときに当該変更内容のデータを送出す
るプライマリバックアップリカバリ制御機構とを備えた
ことを特徴とするものである。
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記プライマリーシステムは、アプリケーション処理を行
うプライマリ処理装置のメインメモリを前記ランダムア
クセスメモリとして使用し、前記ランダムアクセスメモ
リ内のデータベースの内容を変更するデータベース制御
機構と、前記データベース制御機構が前記データベース
の内容を変更したときに当該変更内容のデータを送出す
るプライマリバックアップリカバリ制御機構とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0029】請求項12記載の発明では、請求項10記
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記プライマリーシステムは、アプリケーション処理を行
うプライマリ処理装置と、このプライマリ処理装置のメ
インメモリとは別にデータベースを格納するランダムア
クセスメモリからなるプライマリ記憶装置とを設けたこ
とを特徴とするものである。
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記プライマリーシステムは、アプリケーション処理を行
うプライマリ処理装置と、このプライマリ処理装置のメ
インメモリとは別にデータベースを格納するランダムア
クセスメモリからなるプライマリ記憶装置とを設けたこ
とを特徴とするものである。
【0030】請求項13記載の発明では、請求項12記
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記プライマリ処理装置は、バックアップデータの通信を
行う通信手段と、前記データベースの内容を変更するデ
ータベース制御機構と、前記データベース制御機構が前
記データベースの内容を変更したときに当該変更内容の
データを前記通信手段を介して送出するプライマリバッ
クアップリカバリ制御機構とを備えことを特徴とするも
のである。
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記プライマリ処理装置は、バックアップデータの通信を
行う通信手段と、前記データベースの内容を変更するデ
ータベース制御機構と、前記データベース制御機構が前
記データベースの内容を変更したときに当該変更内容の
データを前記通信手段を介して送出するプライマリバッ
クアップリカバリ制御機構とを備えことを特徴とするも
のである。
【0031】請求項14記載の発明では、請求項12記
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記プライマリ処理装置は、バックアップデータの通信を
行う通信手段のみを設け、前記プライマリ記憶装置は、
前記データベースの内容を変更するデータベース制御機
構と、前記データベース制御機構が前記データベースの
内容を変更したときに当該変更内容のデータを前記通信
手段を介して送出するプライマリバックアップリカバリ
制御機構とを備えたことを特徴とするものである。
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記プライマリ処理装置は、バックアップデータの通信を
行う通信手段のみを設け、前記プライマリ記憶装置は、
前記データベースの内容を変更するデータベース制御機
構と、前記データベース制御機構が前記データベースの
内容を変更したときに当該変更内容のデータを前記通信
手段を介して送出するプライマリバックアップリカバリ
制御機構とを備えたことを特徴とするものである。
【0032】請求項15記載の発明では、請求項12記
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記プライマリ記憶装置は、バックアップデータの通信を
行う通信手段と、前記データベースの内容を変更するデ
ータベース制御機構と、前記データベース制御機構が前
記データベースの内容を変更したときに当該変更内容の
データを前記通信手段を介して送出するプライマリバッ
クアップリカバリ制御機構とを備えたことを特徴とする
ものである。
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記プライマリ記憶装置は、バックアップデータの通信を
行う通信手段と、前記データベースの内容を変更するデ
ータベース制御機構と、前記データベース制御機構が前
記データベースの内容を変更したときに当該変更内容の
データを前記通信手段を介して送出するプライマリバッ
クアップリカバリ制御機構とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0033】上記目的を達成するために、請求項16記
載の発明に係るデータバックアップ・リカバリー方式
は、コンピュータにおけるデータバックアップ・リカバ
リー方式において、バックアップしようとするプライマ
リシステムの正データが格納されているブロックに対応
したバックアップブロックを用意し、このブロックの位
置管理を、当該ブロックとランダムアクセスメモリの物
理アドレスとを対応させたロケーションテーブルを用い
て行い、ランダムアクセスメモリに格納されているバッ
クアップデータベースを管理するセカンダリーシステム
を備えたことを特徴とするものである。
載の発明に係るデータバックアップ・リカバリー方式
は、コンピュータにおけるデータバックアップ・リカバ
リー方式において、バックアップしようとするプライマ
リシステムの正データが格納されているブロックに対応
したバックアップブロックを用意し、このブロックの位
置管理を、当該ブロックとランダムアクセスメモリの物
理アドレスとを対応させたロケーションテーブルを用い
て行い、ランダムアクセスメモリに格納されているバッ
クアップデータベースを管理するセカンダリーシステム
を備えたことを特徴とするものである。
【0034】請求項17記載の発明では、請求項16記
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記センカダリシステムは、アプリケーション処理を行う
セカンダリ処理装置のメインメモリをランダムアクセス
メモリとして使用し、前記バックアップしようとするプ
ライマリシステムから送られてくる当該データで前記ラ
ンダムアクセスメモリ内のバックアップデータベースを
変更するセカンダリバックアップリカバリ制御機構を備
えたことを特徴とするものである。
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記センカダリシステムは、アプリケーション処理を行う
セカンダリ処理装置のメインメモリをランダムアクセス
メモリとして使用し、前記バックアップしようとするプ
ライマリシステムから送られてくる当該データで前記ラ
ンダムアクセスメモリ内のバックアップデータベースを
変更するセカンダリバックアップリカバリ制御機構を備
えたことを特徴とするものである。
【0035】請求項18記載の発明では、請求項16記
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記センカダリシステムは、アプリケーション処理を行う
セカンダリ処理装置と、このセカンダリ処理装置のメイ
ンメモリとは別にデータベースを格納するランダムアク
セスメモリからなるセタンダリ記憶装置とを設けたこと
を特徴とするものである。
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記センカダリシステムは、アプリケーション処理を行う
セカンダリ処理装置と、このセカンダリ処理装置のメイ
ンメモリとは別にデータベースを格納するランダムアク
セスメモリからなるセタンダリ記憶装置とを設けたこと
を特徴とするものである。
【0036】請求項19記載の発明では、請求項18記
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記セカンダリ処理装置は、バックアップデータの通信を
行う通信手段と、前記バックアップしようとするプライ
マリシステムから前記通信手段を介して送られてくる当
該データで前記バックアップデータベースを変更するセ
カンダリバックアップリカバリ制御機構と備えたことを
特徴とするものである。
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記セカンダリ処理装置は、バックアップデータの通信を
行う通信手段と、前記バックアップしようとするプライ
マリシステムから前記通信手段を介して送られてくる当
該データで前記バックアップデータベースを変更するセ
カンダリバックアップリカバリ制御機構と備えたことを
特徴とするものである。
【0037】請求項20記載の発明では、請求項18記
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記セカンダリ処理装置は、バックアップデータの通信を
行う通信手段のみを設け、前記センカダリ記憶装置は、
バックアップしようとするプライマリシステムから前記
通信手段を介して送られてくる当該データで前記バック
アップデータベースを変更するセカンダリバックアップ
リカバリ制御機構とを備えたことを特徴とするものであ
る。
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記セカンダリ処理装置は、バックアップデータの通信を
行う通信手段のみを設け、前記センカダリ記憶装置は、
バックアップしようとするプライマリシステムから前記
通信手段を介して送られてくる当該データで前記バック
アップデータベースを変更するセカンダリバックアップ
リカバリ制御機構とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0038】請求項21記載の発明では、請求項16記
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記センカダリシステムは、データベースを格納するラン
ダムアクセスメモリからなるセカンダリ記憶装置のみを
設け、前記センカダリ記憶装置は、バックアップデータ
の通信を行う手段と、バックアップしようとするプライ
マリシステムから前記通信手段を介して送られてくる当
該データで前記バックアップデータベースを変更するセ
カンダリバックアップリカバリ制御機構を備えたことを
特徴とするものである。
載のデータバックアップ・リカバリー方式において、前
記センカダリシステムは、データベースを格納するラン
ダムアクセスメモリからなるセカンダリ記憶装置のみを
設け、前記センカダリ記憶装置は、バックアップデータ
の通信を行う手段と、バックアップしようとするプライ
マリシステムから前記通信手段を介して送られてくる当
該データで前記バックアップデータベースを変更するセ
カンダリバックアップリカバリ制御機構を備えたことを
特徴とするものである。
【0039】請求項22記載の発明では、請求項10、
11、12、16、17、18または21記載のデータ
バックアップ・リカバリー方式において、前記プライマ
リまたはセカンダリーシステムは、ログデータを、更新
後データログ、更新前データログ、更新トランザクショ
ンログの3つに分類し、必要に応じてそれらのうちの1
つまたは2つ以上を保存することを特徴とするものであ
る。
11、12、16、17、18または21記載のデータ
バックアップ・リカバリー方式において、前記プライマ
リまたはセカンダリーシステムは、ログデータを、更新
後データログ、更新前データログ、更新トランザクショ
ンログの3つに分類し、必要に応じてそれらのうちの1
つまたは2つ以上を保存することを特徴とするものであ
る。
【0040】請求項23記載の発明では、請求項10、
11、12、16、17、18、21または22記載の
データバックアップ・リカバリー方式において、前記プ
ライマリまたはセカンダリーシステムは、前記同期密結
合方式または前記非同期疎結合方式を採用したものであ
ることを特徴とするものである。
11、12、16、17、18、21または22記載の
データバックアップ・リカバリー方式において、前記プ
ライマリまたはセカンダリーシステムは、前記同期密結
合方式または前記非同期疎結合方式を採用したものであ
ることを特徴とするものである。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
データバックアップ・リカバリー方式について図面を参
照して説明する。なお、本発明らは、データ格納方式
(特開平11−31096号公報)を提案しており、こ
のデータ格納方式をデータバックアップ・リカバリーす
る方式として以下説明してゆくので、説明の都合上、こ
のデータ格納方式も盛り込んで説明することにする。本
明細書において、「テーブル」、「ファイル」、「デー
タベース」という用語が用いられているが、これらは以
下のように定義される。「テーブル」と「ファイル」と
は、それぞれ同義である。両者の関係は論理的に見た場
合には、「テーブル」であり、物理的に見た場合には
「ファイル」である。「データベース」とはファイルの
集合体である。レコードを格納するブロックの集合体が
一つのファイルであるが、この他にロケーションテーブ
ル(ファイル)と代替キーテーブル(ファイル)を組み
合わせたものが、一つのデータベースを構成する。
データバックアップ・リカバリー方式について図面を参
照して説明する。なお、本発明らは、データ格納方式
(特開平11−31096号公報)を提案しており、こ
のデータ格納方式をデータバックアップ・リカバリーす
る方式として以下説明してゆくので、説明の都合上、こ
のデータ格納方式も盛り込んで説明することにする。本
明細書において、「テーブル」、「ファイル」、「デー
タベース」という用語が用いられているが、これらは以
下のように定義される。「テーブル」と「ファイル」と
は、それぞれ同義である。両者の関係は論理的に見た場
合には、「テーブル」であり、物理的に見た場合には
「ファイル」である。「データベース」とはファイルの
集合体である。レコードを格納するブロックの集合体が
一つのファイルであるが、この他にロケーションテーブ
ル(ファイル)と代替キーテーブル(ファイル)を組み
合わせたものが、一つのデータベースを構成する。
【0042】[第1の実施の形態]図1は、本発明の実
施の形態であるデータバックアップ・リカバリー方式を
実現するプライマリーシステムとセカンダリーシステム
の構成を示したブロック図である。本発明は、通常使用
されているコンピュータのメインメモリの所定の領域を
バックアップ用記憶装置として使用することができる他
に、当該バックアップ用記憶装置のみを従来のハードデ
ィスク装置の代替として使用することもできる。図1は
通常使用されているコンピュータのメインメモリの所定
の領域(一部)をバックアップ用記憶装置として使用す
る場合を示している。
施の形態であるデータバックアップ・リカバリー方式を
実現するプライマリーシステムとセカンダリーシステム
の構成を示したブロック図である。本発明は、通常使用
されているコンピュータのメインメモリの所定の領域を
バックアップ用記憶装置として使用することができる他
に、当該バックアップ用記憶装置のみを従来のハードデ
ィスク装置の代替として使用することもできる。図1は
通常使用されているコンピュータのメインメモリの所定
の領域(一部)をバックアップ用記憶装置として使用す
る場合を示している。
【0043】この図1において、符号1はコンピュータ
で構成したプライマリーシステムであり、符号2は同コ
ンピュータで構成したセカンダリーシステムである。こ
こで、プライマリーシステム1とはデータの更新を最初
に行う記憶装置(メモリ)の組のことである。セカンダ
リーシステム2とはバックアップを取得するシステムの
ことである。プライマリーシステム1もセカンダリーシ
ステム2も、記憶装置(メモリ)の障害の被害を最小限
に止めるために、単一の記憶装置ではなく、複数の記憶
装置(メモリ)に分散して格納することが好ましい。ま
た、このようにデータを格納することで障害対応のため
に用意する記憶装置(メモリ)の容量を少なくすること
が可能となる。上記プライマリーシステム1とセカンダ
リーシステム2とは通信ネットワーク3を介して接続さ
れてており、両者の間でデータのやりとりができるよう
になっている。
で構成したプライマリーシステムであり、符号2は同コ
ンピュータで構成したセカンダリーシステムである。こ
こで、プライマリーシステム1とはデータの更新を最初
に行う記憶装置(メモリ)の組のことである。セカンダ
リーシステム2とはバックアップを取得するシステムの
ことである。プライマリーシステム1もセカンダリーシ
ステム2も、記憶装置(メモリ)の障害の被害を最小限
に止めるために、単一の記憶装置ではなく、複数の記憶
装置(メモリ)に分散して格納することが好ましい。ま
た、このようにデータを格納することで障害対応のため
に用意する記憶装置(メモリ)の容量を少なくすること
が可能となる。上記プライマリーシステム1とセカンダ
リーシステム2とは通信ネットワーク3を介して接続さ
れてており、両者の間でデータのやりとりができるよう
になっている。
【0044】プライマリーシステム1は、CPU11
と、メインメモリとを使用するとともに当該メインメモ
リの所定の領域をバックアップ用記憶装置としても使用
するランダムアクセスメモリ12と、通信制御装置13
と、プライマリバックアップリカバリ制御機構14と、
データベース制御機構15と、入出力端末通信制御機構
16と、アプリケーションプログラム17と、その他の
手段(図示せず)とからなる。また、ランダムアクセス
メモリ12には、データベース18を記憶するデータベ
ース領域12aが設けられている。ここで、ランダムア
クセスメモリ12は、例えば半導体記憶装置、その他ラ
ンダムにアクセスできるメモリであればどのようなもの
であってもよい。また、プライマリーシステム1には、
入出力端末通信制御機構16を介して入出力端末4,…
が接続されている。
と、メインメモリとを使用するとともに当該メインメモ
リの所定の領域をバックアップ用記憶装置としても使用
するランダムアクセスメモリ12と、通信制御装置13
と、プライマリバックアップリカバリ制御機構14と、
データベース制御機構15と、入出力端末通信制御機構
16と、アプリケーションプログラム17と、その他の
手段(図示せず)とからなる。また、ランダムアクセス
メモリ12には、データベース18を記憶するデータベ
ース領域12aが設けられている。ここで、ランダムア
クセスメモリ12は、例えば半導体記憶装置、その他ラ
ンダムにアクセスできるメモリであればどのようなもの
であってもよい。また、プライマリーシステム1には、
入出力端末通信制御機構16を介して入出力端末4,…
が接続されている。
【0045】セカンダリーシステム2は、CPU21
と、ランダムアクセスメモリ22と、通信制御装置23
と、バックアップリカバリ制御機構24と、その他の手
段(図示せず)とからなる。ランダムアクセスメモリ2
2は、バックアップデータベース25を記憶するバック
アップデータベース領域22aと、ログ履歴データ26
を記憶するログ履歴記憶領域22bと、他の記憶領域
(図示せず)とからなる。ここで、ランダムアクセスメ
モリ22は、例えば半導体記憶装置、その他ランダムに
アクセスできるメモリであればどのようなものであって
もよい。
と、ランダムアクセスメモリ22と、通信制御装置23
と、バックアップリカバリ制御機構24と、その他の手
段(図示せず)とからなる。ランダムアクセスメモリ2
2は、バックアップデータベース25を記憶するバック
アップデータベース領域22aと、ログ履歴データ26
を記憶するログ履歴記憶領域22bと、他の記憶領域
(図示せず)とからなる。ここで、ランダムアクセスメ
モリ22は、例えば半導体記憶装置、その他ランダムに
アクセスできるメモリであればどのようなものであって
もよい。
【0046】次に、上記プライマリーシステム1とセカ
ンダリーシステム2との信号の流れについて簡単に説明
する。入出力端末4に入力されたデータは、入出力端末
通信制御機構16に送られる(S1)。入出力端末通信
制御機構16では、このデータをアプリケーションプロ
グラム17が受け取る(S2)。すると、アプリケーシ
ョンプログラム17は、一連のデータベース操作指示及
びその受信したデータ(Tログ)をデータベース制御機
構15に送信する(S3)。同時に、入出力端末通信制
御機構16からプライマリバックアップリカバリ制御機
構14に対してもデータを送信する(S3)。
ンダリーシステム2との信号の流れについて簡単に説明
する。入出力端末4に入力されたデータは、入出力端末
通信制御機構16に送られる(S1)。入出力端末通信
制御機構16では、このデータをアプリケーションプロ
グラム17が受け取る(S2)。すると、アプリケーシ
ョンプログラム17は、一連のデータベース操作指示及
びその受信したデータ(Tログ)をデータベース制御機
構15に送信する(S3)。同時に、入出力端末通信制
御機構16からプライマリバックアップリカバリ制御機
構14に対してもデータを送信する(S3)。
【0047】ここで、プライマリーシステム1におい
て、ファイルの数は必要に応じて作成することができ制
限はない。主にオンライン処理を念頭においた説明を行
うが、バッチ処理であってもトランザクションを切って
行う処理であれば、同一のロジックで実行できる。デー
タベース制御機構15は、対象データベース18を更新
処理する(S4)。また、プライマリバックアップリカ
バリ制御機構14は、これらの指示に基づいて、通信制
御装置13、通信ネットワーク3を介してセカンダリー
システム2へログデータを送信する(S5)。
て、ファイルの数は必要に応じて作成することができ制
限はない。主にオンライン処理を念頭においた説明を行
うが、バッチ処理であってもトランザクションを切って
行う処理であれば、同一のロジックで実行できる。デー
タベース制御機構15は、対象データベース18を更新
処理する(S4)。また、プライマリバックアップリカ
バリ制御機構14は、これらの指示に基づいて、通信制
御装置13、通信ネットワーク3を介してセカンダリー
システム2へログデータを送信する(S5)。
【0048】セカンダリーシステム2では、バックアッ
プリカバリ制御機構24により、受信した各種のログデ
ータをログ履歴データ26として記憶領域に記憶させる
(S6)。また、バックアップリカバリ制御機構24に
より、ログデータを用いてバックアップデータベース2
5を更新処理する(S7)。また、セカンダリーシステ
ム2では、セカンダリバックアップリカバリ制御機構2
4により、バックアップ処理完了情報を通信制御装置2
3、通信ネットワーク3を介してプライマリーシステム
1に通知する(S8)。これにより、プライマリーシス
テム1では、プライマリバックアップリカバリ制御機構
14によって当該アプリケーションプログラム17の排
他レコードを排他解除する(S9)。上述したようにプ
ライマリーシステム1とセカンダリーシステム2とは動
作をし、プライマリーシステム1のデータベース18が
更新された時にセカンダリーシステム2のバックアップ
データベース25が更新されることになる。
プリカバリ制御機構24により、受信した各種のログデ
ータをログ履歴データ26として記憶領域に記憶させる
(S6)。また、バックアップリカバリ制御機構24に
より、ログデータを用いてバックアップデータベース2
5を更新処理する(S7)。また、セカンダリーシステ
ム2では、セカンダリバックアップリカバリ制御機構2
4により、バックアップ処理完了情報を通信制御装置2
3、通信ネットワーク3を介してプライマリーシステム
1に通知する(S8)。これにより、プライマリーシス
テム1では、プライマリバックアップリカバリ制御機構
14によって当該アプリケーションプログラム17の排
他レコードを排他解除する(S9)。上述したようにプ
ライマリーシステム1とセカンダリーシステム2とは動
作をし、プライマリーシステム1のデータベース18が
更新された時にセカンダリーシステム2のバックアップ
データベース25が更新されることになる。
【0049】上述したデータバックアップ・リカバリー
方式を実現するための装置は、本番用に1組の記憶装置
(メモリ)を、バックアップ用に1組以上の記憶装置
(メモリ)を用意し、それらの装置のアクセススピード
は本番用の装置と同等で独立したものとしている。記憶
装置(メモリ)は各々が処理装置に接続されており、処
理装置の指令で読み出し、書き込み、更新、削除を行
う。処理装置は記憶装置毎に独立していることが好まし
い。1組の記憶装置(メモリ)とは以下のような概念で
ある。ファイル全体の容量が大きくて1台の記憶装置
(メモリ)に収まらず複数台の記憶装置(メモリ)に収
める場合、または、パフォーマンス上の問題や、故障な
どの被害を局所化したい場合に、2台以上の記憶装置
(メモリ)に対してデータを分散させる場合など、複数
の記憶装置(メモリ)で必要とするファイルの記憶を行
う場合は、その複数の記憶装置(メモリ)を1組とす
る。1組の記憶装置(メモリ)をプライマリーシステム
1とし、残りの記憶装置(メモリ)を1組毎にセカンダ
リーシステム2とし、以下図2に示すようなシステムを
構築する。
方式を実現するための装置は、本番用に1組の記憶装置
(メモリ)を、バックアップ用に1組以上の記憶装置
(メモリ)を用意し、それらの装置のアクセススピード
は本番用の装置と同等で独立したものとしている。記憶
装置(メモリ)は各々が処理装置に接続されており、処
理装置の指令で読み出し、書き込み、更新、削除を行
う。処理装置は記憶装置毎に独立していることが好まし
い。1組の記憶装置(メモリ)とは以下のような概念で
ある。ファイル全体の容量が大きくて1台の記憶装置
(メモリ)に収まらず複数台の記憶装置(メモリ)に収
める場合、または、パフォーマンス上の問題や、故障な
どの被害を局所化したい場合に、2台以上の記憶装置
(メモリ)に対してデータを分散させる場合など、複数
の記憶装置(メモリ)で必要とするファイルの記憶を行
う場合は、その複数の記憶装置(メモリ)を1組とす
る。1組の記憶装置(メモリ)をプライマリーシステム
1とし、残りの記憶装置(メモリ)を1組毎にセカンダ
リーシステム2とし、以下図2に示すようなシステムを
構築する。
【0050】図2は、プライマリーシステムとセカンダ
リーシステムとをさらに詳細に説明したブロック図であ
る。この図では、プライマリーシステム1は、CPU1
1と、ランダムアクセスメモリ12と、通信制御装置1
3とがバスライン19で接続された構成で示されてい
る。また、ランダムアクセスメモリ12は、データベー
ス領域12aと、プログラム読込領域12bと、から構
成されている。このデータベース領域12aには、デー
タベース18が記憶されている。データベース18に
は、プライマリーロケーションテーブル5と、プライマ
リーブロック6a,6b,6c,…とが記憶されてい
る。
リーシステムとをさらに詳細に説明したブロック図であ
る。この図では、プライマリーシステム1は、CPU1
1と、ランダムアクセスメモリ12と、通信制御装置1
3とがバスライン19で接続された構成で示されてい
る。また、ランダムアクセスメモリ12は、データベー
ス領域12aと、プログラム読込領域12bと、から構
成されている。このデータベース領域12aには、デー
タベース18が記憶されている。データベース18に
は、プライマリーロケーションテーブル5と、プライマ
リーブロック6a,6b,6c,…とが記憶されてい
る。
【0051】セカンダリーシステム2は、CPU21
と、ランダムアクセスメモリ22と、通信制御装置23
とがバスライン29で接続された構成で示されている。
また、ランダムアクセスメモリ22は、バックアップデ
ータベース領域22aと、ログ履歴記憶領域22bと、
プログラム読込領域22cとから構成されている。この
バックアップデータベース領域22aには、セカンダリ
ーロケーションテーブル7と、バックアップブロック8
a,8b,8c,…とが記憶されている。また、ログ履
歴記憶領域22bにはログ履歴データ26が記憶されて
いる。このプライマリーシステム1におけるプライマリ
ーロケーションテーブル5とプライマリーブロック6
a,6b,6c,…と、セカンダリーシステム2におけ
るセカンダリーロケーションテーブル7とバックアップ
ブロック8a,8b,8c,…とは対応させている。な
お、図では、このプライマリーシステム1におけるプラ
イマリーロケーションテーブル5とプライマリーブロッ
ク6a,6b,6c,…からなる1種類のデータベース
しか示していないが、通常は、多数のデータベースが存
在する。例えば、人事管理データベース、給与データベ
ース、在庫管理データベース、あるいは、顧客管理デー
タベース等である。
と、ランダムアクセスメモリ22と、通信制御装置23
とがバスライン29で接続された構成で示されている。
また、ランダムアクセスメモリ22は、バックアップデ
ータベース領域22aと、ログ履歴記憶領域22bと、
プログラム読込領域22cとから構成されている。この
バックアップデータベース領域22aには、セカンダリ
ーロケーションテーブル7と、バックアップブロック8
a,8b,8c,…とが記憶されている。また、ログ履
歴記憶領域22bにはログ履歴データ26が記憶されて
いる。このプライマリーシステム1におけるプライマリ
ーロケーションテーブル5とプライマリーブロック6
a,6b,6c,…と、セカンダリーシステム2におけ
るセカンダリーロケーションテーブル7とバックアップ
ブロック8a,8b,8c,…とは対応させている。な
お、図では、このプライマリーシステム1におけるプラ
イマリーロケーションテーブル5とプライマリーブロッ
ク6a,6b,6c,…からなる1種類のデータベース
しか示していないが、通常は、多数のデータベースが存
在する。例えば、人事管理データベース、給与データベ
ース、在庫管理データベース、あるいは、顧客管理デー
タベース等である。
【0052】図3は、プライマリーシステム1とセカン
ダリーシステム2で使用されるロケーションテーブルと
データベースブロックとを示す説明図である。プライマ
リーシステム1で使用するプライマリーロケーションテ
ーブル5は、上からブロック"0",ブロック"1",ブロ
ック"2",ブロック"3",…というようにブロック番号
51a,51b,51c,…が割り振られており、この
ブロック番号51a,51b,51c,…に対応してそ
れぞれランダムアクセスメモリ12の物理アドレス52
a,52b,52c,…が割り振られている。また、こ
のプライマリーロケーションテーブル5に記載されたブ
ロック番号51a,51b,51c,…に相当するプラ
イマリーブロック6a,6b,6c,…は、そのテーブ
ル5に記述されている物理アドレス52a,52b,5
2c,…に応じてランダムアクセスメモリ12のデータ
ベース記憶領域12a内に配置され記憶されることにな
る。なお、図では、プライマリーブロック6c,6eに
オーバーフローブロック9c,9eが添付された状態を
示している。また、プライマリーロケーションテーブル
5とセカンダリーロケーションテーブル7は、物理的な
ものがすべて同じ内容ではなく、論理的に同じ内容にな
っていればよい。
ダリーシステム2で使用されるロケーションテーブルと
データベースブロックとを示す説明図である。プライマ
リーシステム1で使用するプライマリーロケーションテ
ーブル5は、上からブロック"0",ブロック"1",ブロ
ック"2",ブロック"3",…というようにブロック番号
51a,51b,51c,…が割り振られており、この
ブロック番号51a,51b,51c,…に対応してそ
れぞれランダムアクセスメモリ12の物理アドレス52
a,52b,52c,…が割り振られている。また、こ
のプライマリーロケーションテーブル5に記載されたブ
ロック番号51a,51b,51c,…に相当するプラ
イマリーブロック6a,6b,6c,…は、そのテーブ
ル5に記述されている物理アドレス52a,52b,5
2c,…に応じてランダムアクセスメモリ12のデータ
ベース記憶領域12a内に配置され記憶されることにな
る。なお、図では、プライマリーブロック6c,6eに
オーバーフローブロック9c,9eが添付された状態を
示している。また、プライマリーロケーションテーブル
5とセカンダリーロケーションテーブル7は、物理的な
ものがすべて同じ内容ではなく、論理的に同じ内容にな
っていればよい。
【0053】セカンダリーシステム2で使用するセカン
ダリーロケーションテーブル7も、上からブロック"
0",ブロック"1",ブロック"2",ブロック"3",…
というようにブロック番号71a,71b,71c,…
が割り振られており、このブロック番号71a,71
b,71c,…対応してそれぞれランダムアクセスメモ
リ22の物理アドレス72a,72b,72c,…が割
り振られている。また、このセカンダリーロケーション
テーブル7に記載されたブロック番号71a,71b,
71c,…に相当するバックアップブロック8a,8
b,8c,…は、そのテーブル7に記述されている物理
アドレス72a,72b,72c,…に応じてランダム
アクセスメモリ22内に配置され記憶されることにな
る。
ダリーロケーションテーブル7も、上からブロック"
0",ブロック"1",ブロック"2",ブロック"3",…
というようにブロック番号71a,71b,71c,…
が割り振られており、このブロック番号71a,71
b,71c,…対応してそれぞれランダムアクセスメモ
リ22の物理アドレス72a,72b,72c,…が割
り振られている。また、このセカンダリーロケーション
テーブル7に記載されたブロック番号71a,71b,
71c,…に相当するバックアップブロック8a,8
b,8c,…は、そのテーブル7に記述されている物理
アドレス72a,72b,72c,…に応じてランダム
アクセスメモリ22内に配置され記憶されることにな
る。
【0054】次に、プライマリーシステムのデータベー
スにデータを格納する動作について図4を参照して説明
する。ここで、図4は、プライマリーシステムで使用さ
れるブロックの構成を説明するための図である。この図
4において、ブロックは、プライマリブロック6と、オ
バーフローブロック9とに分類できる。プライマリブロ
ック6は、ブロック番号61と、プライマリキー値62
と、オーバーフローキー値63と、レコード64a,6
4b…と、オバーフローブロックアドレス65とを備え
ている。また、プライマリキー値62にはFROM、T
Oが設けられており、FROMとTOとは当該ブロック
6の中のキー値の最小値と最大値とを示している。同様
に、オーバーフローキー値63にはFROM、TOが設
けられており、FROMとTOとはオーバーフローブロ
ックの中のキー値の最小値と最大値とを示している。な
お、キー値はFROMとTOの両方または何れか一方を
持ってもよい。さらに、プライマリキー値62とオーバ
ーフローキー値63にFROMとTOを持たしたが、双
方合わせて1組にすることも可能である。
スにデータを格納する動作について図4を参照して説明
する。ここで、図4は、プライマリーシステムで使用さ
れるブロックの構成を説明するための図である。この図
4において、ブロックは、プライマリブロック6と、オ
バーフローブロック9とに分類できる。プライマリブロ
ック6は、ブロック番号61と、プライマリキー値62
と、オーバーフローキー値63と、レコード64a,6
4b…と、オバーフローブロックアドレス65とを備え
ている。また、プライマリキー値62にはFROM、T
Oが設けられており、FROMとTOとは当該ブロック
6の中のキー値の最小値と最大値とを示している。同様
に、オーバーフローキー値63にはFROM、TOが設
けられており、FROMとTOとはオーバーフローブロ
ックの中のキー値の最小値と最大値とを示している。な
お、キー値はFROMとTOの両方または何れか一方を
持ってもよい。さらに、プライマリキー値62とオーバ
ーフローキー値63にFROMとTOを持たしたが、双
方合わせて1組にすることも可能である。
【0055】上記オバーフローブロック9は、プライマ
リブロック6にレコード64が格納できないときに使用
されるものである。このオバーフローブロック9は、プ
ライマリブロック6の従属ブロックとして管理され、プ
ライマリブロック6からポインティングされるのみで、
ロケーションテーブル5では管理されないようになって
いる。
リブロック6にレコード64が格納できないときに使用
されるものである。このオバーフローブロック9は、プ
ライマリブロック6の従属ブロックとして管理され、プ
ライマリブロック6からポインティングされるのみで、
ロケーションテーブル5では管理されないようになって
いる。
【0056】オーバーフローブロック9は1つで足りな
い場合は、さらに1つづつ追加を行う。このような状態
で最初のオーバーフローブロック9から2番目のオーバ
ーフローブロック9の位置を指し示すためにオーバーフ
ローブロック・アドレス91を使用する。オーバーフロ
ーブロック9は、プライマリブロック6と同様に、その
内部にレコード90を保持する。
い場合は、さらに1つづつ追加を行う。このような状態
で最初のオーバーフローブロック9から2番目のオーバ
ーフローブロック9の位置を指し示すためにオーバーフ
ローブロック・アドレス91を使用する。オーバーフロ
ーブロック9は、プライマリブロック6と同様に、その
内部にレコード90を保持する。
【0057】また、プライマリーシステム1で使用する
レコード64は、図4に示すように、データレコード中
に一つのユニークなキー(異なるレコードのキー値が重
複しないもので、以降、「主キー」と呼ぶ)641と、
ゼロ個もしくは1個以上のノンユニークなキー(異なる
レコードのキー値が重複してもかまわないもので、以
降、「代替キー」と呼ぶ)642と、データ643とを
持つた構造のものを使用する。
レコード64は、図4に示すように、データレコード中
に一つのユニークなキー(異なるレコードのキー値が重
複しないもので、以降、「主キー」と呼ぶ)641と、
ゼロ個もしくは1個以上のノンユニークなキー(異なる
レコードのキー値が重複してもかまわないもので、以
降、「代替キー」と呼ぶ)642と、データ643とを
持つた構造のものを使用する。
【0058】また、レコード64がそれぞれ異なること
を示すために、符号a,b,c,…を使用している。こ
こで、データが入力されると、プライマリーシステム1
のデータベース制御機構15は、データレコード中に一
つのユニークな主キー641と、代替キー642と、デ
ータ643とを持つレコード64を、固定長のブロック
6の中に主キー641の順番に並ぶように1個以上格納
する。そして、レコード64はデータベース制御機構1
5により、まずプライマリーブロック6に格納される。
レコード64a,64b,…の挿入によりプライマリー
ブロック6中に格納できなくなった場合に、そのプライ
マリーブロック6に対してオーバーフローブロック9を
割り当て、1つのオーバーフローブロック9では格納で
きない場合はさらに1つオーバーフローブロック9′を
割り当て、各々のブロック6,9,9′を連携してブロ
ックとしてレコード64a,64b,…を格納する。
を示すために、符号a,b,c,…を使用している。こ
こで、データが入力されると、プライマリーシステム1
のデータベース制御機構15は、データレコード中に一
つのユニークな主キー641と、代替キー642と、デ
ータ643とを持つレコード64を、固定長のブロック
6の中に主キー641の順番に並ぶように1個以上格納
する。そして、レコード64はデータベース制御機構1
5により、まずプライマリーブロック6に格納される。
レコード64a,64b,…の挿入によりプライマリー
ブロック6中に格納できなくなった場合に、そのプライ
マリーブロック6に対してオーバーフローブロック9を
割り当て、1つのオーバーフローブロック9では格納で
きない場合はさらに1つオーバーフローブロック9′を
割り当て、各々のブロック6,9,9′を連携してブロ
ックとしてレコード64a,64b,…を格納する。
【0059】レコード64a,64b,…,64n,…
の追加に対して最終プライマリーブロック6に格納でき
ない場合は、データベース制御機構15は、新たなプラ
イマリーブロック6を割り当ててレコード64n,…を
格納する。ブロック6a,6b,6c,…の位置管理
は、ロケーションテーブル5を用いることにより、各々
のブロック6a,6b,6c,…の物理的な位置に関し
ては何らの制限を受けず配置でき、また、各々のブロッ
ク6a,6b,6c,…は予め作成しておく必要が無
く、必要に応じて作成すればよく、かつ、物理的なデー
タ格納エリアが満杯になるまで作成できる。
の追加に対して最終プライマリーブロック6に格納でき
ない場合は、データベース制御機構15は、新たなプラ
イマリーブロック6を割り当ててレコード64n,…を
格納する。ブロック6a,6b,6c,…の位置管理
は、ロケーションテーブル5を用いることにより、各々
のブロック6a,6b,6c,…の物理的な位置に関し
ては何らの制限を受けず配置でき、また、各々のブロッ
ク6a,6b,6c,…は予め作成しておく必要が無
く、必要に応じて作成すればよく、かつ、物理的なデー
タ格納エリアが満杯になるまで作成できる。
【0060】また、複数の特定のプライマリーキーの後
に、レコード挿入が多数行われる型のファイルに対して
は、挿入が行われる位置で複数のサブレンジに分割し、
挿入ではなくレコード追加とし、オーバーフローレコー
ドの発生を防いでいる。
に、レコード挿入が多数行われる型のファイルに対して
は、挿入が行われる位置で複数のサブレンジに分割し、
挿入ではなくレコード追加とし、オーバーフローレコー
ドの発生を防いでいる。
【0061】次に、データバックアップ・リカバリー方
式の動作を、図1ないし図4を基に、図5を参照して説
明する。ここで、図5は、一つのトランザクションが開
始されて終了されるまでの一連の動作を説明するための
チャートである。ここで、「データの更新」とは、デー
タの新規追加、削除も含み、ファイルに変更を与える総
ての動作のことをいう。
式の動作を、図1ないし図4を基に、図5を参照して説
明する。ここで、図5は、一つのトランザクションが開
始されて終了されるまでの一連の動作を説明するための
チャートである。ここで、「データの更新」とは、デー
タの新規追加、削除も含み、ファイルに変更を与える総
ての動作のことをいう。
【0062】また、「トランザクション」とは、コンピ
ュータシステム上で関連する一連の動作をいう。例え
ば、一人の顧客が預金を引き出す際の、一連のプロセス
がそれに該当する。この方式を適用する場合は、最初
に、一度だけ、正データの全コピーを、正データを格納
しているプライマリーシステム1からバックアップデー
タベース25を格納しているセカンダリーシステム2に
対して行う。プライマリーシステム1ではデータはブロ
ック6に格納されており、各々のブロック6は順番にブ
ロック番号61が付いていたが、セカンダリーシステム
2でもプライマリーシステム1と1対1に対応するバッ
クアップブロック8a,8b,8c,…を用意し、その
中にデータを格納する。バックアップブロック8a,8
b,8c,…を管理する為にセカンダリーロケーション
テーブル7を用意する。
ュータシステム上で関連する一連の動作をいう。例え
ば、一人の顧客が預金を引き出す際の、一連のプロセス
がそれに該当する。この方式を適用する場合は、最初
に、一度だけ、正データの全コピーを、正データを格納
しているプライマリーシステム1からバックアップデー
タベース25を格納しているセカンダリーシステム2に
対して行う。プライマリーシステム1ではデータはブロ
ック6に格納されており、各々のブロック6は順番にブ
ロック番号61が付いていたが、セカンダリーシステム
2でもプライマリーシステム1と1対1に対応するバッ
クアップブロック8a,8b,8c,…を用意し、その
中にデータを格納する。バックアップブロック8a,8
b,8c,…を管理する為にセカンダリーロケーション
テーブル7を用意する。
【0063】最初の準備が完了したら、プライマリーシ
ステム1及び入出力端末4等からなるデータ処理システ
ムの稼動を行う。すると、プライマリーシステム1のデ
ータベース制御機構15はトランザクション開始通知を
し(S101)、データT1をデータ転送する(S10
2)。データ処理システムによってデータ処理がなされ
て正データに対する更新処理が行われると(S10
3)、プライマリーシステム1のバックアップリカバリ
制御機構14は、更新後のデータ(Aログ(A1 ))と
必要に応じてBログ(B1 )、Tログ(図示しない)を
セカンダリーシステム2に対して送信する(S10
4)。また、それらのログをプライマリーシステム上に
も保存しておくことは、必要となって使用する際に有用
である。
ステム1及び入出力端末4等からなるデータ処理システ
ムの稼動を行う。すると、プライマリーシステム1のデ
ータベース制御機構15はトランザクション開始通知を
し(S101)、データT1をデータ転送する(S10
2)。データ処理システムによってデータ処理がなされ
て正データに対する更新処理が行われると(S10
3)、プライマリーシステム1のバックアップリカバリ
制御機構14は、更新後のデータ(Aログ(A1 ))と
必要に応じてBログ(B1 )、Tログ(図示しない)を
セカンダリーシステム2に対して送信する(S10
4)。また、それらのログをプライマリーシステム上に
も保存しておくことは、必要となって使用する際に有用
である。
【0064】セカンダリーシステム2のバックアップリ
カバリ制御機構24は、データT1を受信すると(S2
01)、ログ履歴データ26内に記憶させる(S20
2)。ついで、セカンダリーシステム2のバックアップ
リカバリ制御機構24は、Aログ(A1 )を受信すると
(S203)、これを格納すべきバックアップデータベ
ース25の内部のバックアップブロック8a,8b,8
c,…を探す。これは、プライマリーシステム1のブロ
ック6のブロック番号61と同じ番号のバックアップブ
ロック8a,8b,8c,…を探せばよい。
カバリ制御機構24は、データT1を受信すると(S2
01)、ログ履歴データ26内に記憶させる(S20
2)。ついで、セカンダリーシステム2のバックアップ
リカバリ制御機構24は、Aログ(A1 )を受信すると
(S203)、これを格納すべきバックアップデータベ
ース25の内部のバックアップブロック8a,8b,8
c,…を探す。これは、プライマリーシステム1のブロ
ック6のブロック番号61と同じ番号のバックアップブ
ロック8a,8b,8c,…を探せばよい。
【0065】バックアップリカバリ制御機構24は、そ
のバックアップブロック8a,8b,8c,…内の該当
するデータを探して、Aログ(A1)で書き換える(S
204)。また、バックアップリカバリ制御機構24
は、Bログ(B1)をログ履歴データ26に格納する
(S205)。これにより、常にプライマリーシステム
1とセカンダリーシステム2のデータが一致した状態に
保たれ、プライマリー・システムの障害に対処する事が
可能となる。
のバックアップブロック8a,8b,8c,…内の該当
するデータを探して、Aログ(A1)で書き換える(S
204)。また、バックアップリカバリ制御機構24
は、Bログ(B1)をログ履歴データ26に格納する
(S205)。これにより、常にプライマリーシステム
1とセカンダリーシステム2のデータが一致した状態に
保たれ、プライマリー・システムの障害に対処する事が
可能となる。
【0066】再び、データ処理システムによってデータ
処理がなされて正データに対する追加の発生処理が行わ
れると(S105)、プライマリーシステム1のバック
アップリカバリ制御機構14は、追加のデータ(Aログ
(A2))をセカンダリーシステム2に対して送信する
(S106)。
処理がなされて正データに対する追加の発生処理が行わ
れると(S105)、プライマリーシステム1のバック
アップリカバリ制御機構14は、追加のデータ(Aログ
(A2))をセカンダリーシステム2に対して送信する
(S106)。
【0067】セカンダリーシステム2のバックアップリ
カバリ制御機構24は、Aログ(A2 )を受信すると
(S206)、プライマリーシステム1のブロック6の
ブロック番号61と同じ番号のバックアップブロック8
a,8b,8c,…を探して、当該バックアップブロッ
ク8に格納する(S207)。また、バックアップリカ
バリ制御機構24は、Aログ(A2 )をログ履歴データ
26に格納する(S208)。これにより、常にプライ
マリーシステム1とセカンダリーシステム2のデータが
一致した状態に保たれ、プライマリー・システムの障害
に対処する事が可能となる。
カバリ制御機構24は、Aログ(A2 )を受信すると
(S206)、プライマリーシステム1のブロック6の
ブロック番号61と同じ番号のバックアップブロック8
a,8b,8c,…を探して、当該バックアップブロッ
ク8に格納する(S207)。また、バックアップリカ
バリ制御機構24は、Aログ(A2 )をログ履歴データ
26に格納する(S208)。これにより、常にプライ
マリーシステム1とセカンダリーシステム2のデータが
一致した状態に保たれ、プライマリー・システムの障害
に対処する事が可能となる。
【0068】さらに、データ処理システムによってデー
タ処理がなされて正データに対する削除の処理が行われ
ると(S107)、プライマリーシステム1のバックア
ップリカバリ制御機構14は、削除データ(Aログ(A
3 )、Bログ(B3 ))をセカンダリーシステム2に対
して送信する(S108)。セカンダリーシステム2の
バックアップリカバリ制御機構24は、Aログ(A3 、
Bログ(B3 ))を受信すると(S209)、プライマ
リーシステム1のブロック6のブロック番号61と同じ
番号のバックアップブロック8a,8b,8c,…を探
して、当該バックアップブロック8内のデータを削除す
る(S210)。
タ処理がなされて正データに対する削除の処理が行われ
ると(S107)、プライマリーシステム1のバックア
ップリカバリ制御機構14は、削除データ(Aログ(A
3 )、Bログ(B3 ))をセカンダリーシステム2に対
して送信する(S108)。セカンダリーシステム2の
バックアップリカバリ制御機構24は、Aログ(A3 、
Bログ(B3 ))を受信すると(S209)、プライマ
リーシステム1のブロック6のブロック番号61と同じ
番号のバックアップブロック8a,8b,8c,…を探
して、当該バックアップブロック8内のデータを削除す
る(S210)。
【0069】また、バックアップリカバリ制御機構24
は、削除データ(Aログ(A3 )、Bログ(B3 ))を
ログ履歴データ26に格納する(S211)。これによ
り、常にプライマリーシステム1とセカンダリーシステ
ム2のデータが一致した状態に保たれ、プライマリー・
システム1の障害に対処する事が可能となる。このよう
に動作し、一連の動作が終了すると、プライマリーシス
テム1のバックアップリカバリ制御機構14は、トラン
ザクション終了通知をセカンダリーシステム2に送出す
る(S109)。
は、削除データ(Aログ(A3 )、Bログ(B3 ))を
ログ履歴データ26に格納する(S211)。これによ
り、常にプライマリーシステム1とセカンダリーシステ
ム2のデータが一致した状態に保たれ、プライマリー・
システム1の障害に対処する事が可能となる。このよう
に動作し、一連の動作が終了すると、プライマリーシス
テム1のバックアップリカバリ制御機構14は、トラン
ザクション終了通知をセカンダリーシステム2に送出す
る(S109)。
【0070】セカンダリーシステム2はトランザクショ
ン終了通知を受信すると(S212)、バックアップリ
カバリ制御機構24は、当該トランザクションに係わる
データの更新を全て完了し、その直後にバックアップ終
了情報をプライマリーシステム1に送出する(S21
3)。すると、プライマリーシステム1のバックアップ
リカバリ制御機構14では、排他解除処理を実行する
(S110)。
ン終了通知を受信すると(S212)、バックアップリ
カバリ制御機構24は、当該トランザクションに係わる
データの更新を全て完了し、その直後にバックアップ終
了情報をプライマリーシステム1に送出する(S21
3)。すると、プライマリーシステム1のバックアップ
リカバリ制御機構14では、排他解除処理を実行する
(S110)。
【0071】なお、Bログ、Tログについて説明する。
まず、Bログを上述したように時系列的にログ履歴デー
タ26に収集しておくことにより、プライマリーシステ
ム1を一定時間分、溯った状態に戻すことが可能とな
る。これは、Bログを最新のものから、順次、時系列と
逆に掛けて行くことにより、任意の時点のファイル状態
に戻すことになるからである。これにより、プログラム
異常時にしか使用しなかった更新前情報を有効に使用で
きることとなる。
まず、Bログを上述したように時系列的にログ履歴デー
タ26に収集しておくことにより、プライマリーシステ
ム1を一定時間分、溯った状態に戻すことが可能とな
る。これは、Bログを最新のものから、順次、時系列と
逆に掛けて行くことにより、任意の時点のファイル状態
に戻すことになるからである。これにより、プログラム
異常時にしか使用しなかった更新前情報を有効に使用で
きることとなる。
【0072】また、Tログを時系列的にログ履歴データ
26に収集しておくことにより、プログラムエラーで更
新誤りが発生した場合に、Bログで過去の時点に戻し、
正しいプログラムをTログに基づいて実行することによ
り、データ内容を正しく復元することができることにな
る。また、Bログ、Tログの保持期間に関しては、必要
に応じて個別に決めればよい。
26に収集しておくことにより、プログラムエラーで更
新誤りが発生した場合に、Bログで過去の時点に戻し、
正しいプログラムをTログに基づいて実行することによ
り、データ内容を正しく復元することができることにな
る。また、Bログ、Tログの保持期間に関しては、必要
に応じて個別に決めればよい。
【0073】この方法では常にファイルのバックアップ
がセカンダリーシステム2に保持されており、別の媒体
にコピーする必要性はないが、ある時点でのファイルの
コピーを取得しておくことは、本発明の趣旨に反するも
のではない。インデックスに関しては、プライマリーシ
ステム1において採用している格納方式の構造がシンプ
ルであるためと、データから簡単に短時間で再生が行え
るため、バックアップを取っておかなくてもよいが、バ
ックアップを取得する場合でも、データと同様の形式で
簡単に行える。
がセカンダリーシステム2に保持されており、別の媒体
にコピーする必要性はないが、ある時点でのファイルの
コピーを取得しておくことは、本発明の趣旨に反するも
のではない。インデックスに関しては、プライマリーシ
ステム1において採用している格納方式の構造がシンプ
ルであるためと、データから簡単に短時間で再生が行え
るため、バックアップを取っておかなくてもよいが、バ
ックアップを取得する場合でも、データと同様の形式で
簡単に行える。
【0074】セカンダリーシステム2におけるバックア
ップデータベース25にバックアップデータを格納方法
の詳細について以下に説明する。バックアップデータを
非圧縮で格納させる方法の場合にはそのまま書き込めば
良いので、以下の説明では圧縮する場合を基本にして述
べる。
ップデータベース25にバックアップデータを格納方法
の詳細について以下に説明する。バックアップデータを
非圧縮で格納させる方法の場合にはそのまま書き込めば
良いので、以下の説明では圧縮する場合を基本にして述
べる。
【0075】プライマリーシステム1では、データは圧
縮されず固定長のプライマリブロック6に格納され、必
要に応じてオーバーフローブロック9に格納されること
になる(図3、図4(c)参照)。また、さらに必要な
らオーバーフローブロック9′が作成される(図3、図
4(c)参照)。
縮されず固定長のプライマリブロック6に格納され、必
要に応じてオーバーフローブロック9に格納されること
になる(図3、図4(c)参照)。また、さらに必要な
らオーバーフローブロック9′が作成される(図3、図
4(c)参照)。
【0076】セカンダリーシステム2では、ロケーショ
ンテーブル7を、プライマリーシステム1で用意したエ
ントリーの分だけ用意する。セカンダリーシステム2の
レコードは圧縮して格納することにより必要な記憶装置
容量を小さくすることが可能である。図2及び図3に示
すように、バックアップブロック8a,8b,8c,…
のブロック長が変化する。このため、セカンダリーシス
テム2では、バックアップブロック8a,8b,8c,
…のブロック長は可変長とし、プライマリーシステム1
のプライマリーブロック6にオーバーフロー・ブロック
9がある場合には、オーバーフローブロック9を含めて
一つのバックアップブロック8c,8e,…と見なす。
しかしながら、セカンダリーシステム2で圧縮を行わな
い場合には、当該セカンダリーシステム2でも、プライ
マリーシステム1と同様に、プライマリーブロック6と
オーバーフローブロック9という形式を採用してもよ
い。
ンテーブル7を、プライマリーシステム1で用意したエ
ントリーの分だけ用意する。セカンダリーシステム2の
レコードは圧縮して格納することにより必要な記憶装置
容量を小さくすることが可能である。図2及び図3に示
すように、バックアップブロック8a,8b,8c,…
のブロック長が変化する。このため、セカンダリーシス
テム2では、バックアップブロック8a,8b,8c,
…のブロック長は可変長とし、プライマリーシステム1
のプライマリーブロック6にオーバーフロー・ブロック
9がある場合には、オーバーフローブロック9を含めて
一つのバックアップブロック8c,8e,…と見なす。
しかしながら、セカンダリーシステム2で圧縮を行わな
い場合には、当該セカンダリーシステム2でも、プライ
マリーシステム1と同様に、プライマリーブロック6と
オーバーフローブロック9という形式を採用してもよ
い。
【0077】バックアップブロック8は、セカンダリー
ロケーションテーブル7により管理する。特定のバック
アップブロック8a,8b,8c,…を探すには、セカ
ンダリーシステム2のバックアップリカバリ制御機構2
4からバックアップブロック8a,8b,8c,…のア
ドレスを探してアクセスを行う。
ロケーションテーブル7により管理する。特定のバック
アップブロック8a,8b,8c,…を探すには、セカ
ンダリーシステム2のバックアップリカバリ制御機構2
4からバックアップブロック8a,8b,8c,…のア
ドレスを探してアクセスを行う。
【0078】プライマリーシステム1での代替キー・テ
ーブルは、復元が容易であるため、バックアップの必要
は無いが、リカバリーを高速に行いたい場合には、セカ
ンダリーシステム2に保持する。代替キー・テーブルの
バックアップ方法を以下に述べる。代替キー・テーブル
は、データ格納方式(特開平11−31096号公報)
で説明してあるが、図10の形式で格納されている。セ
カンダリーシステムにプライマリーシステムと全く同一
のサイズ・形式でセカンダリー・代替キー・テーブルを
用意する。これは、ブロックの集合からなるファイルで
あり、各ブロックにはブロック番号が付してある。プラ
イマリー・代替キー・テーブルの内容が更新された場合
には、プライマリー・ブロックが更新された場合の処理
と同様に、まず、更新前の情報であるBログを取得し、
その後更新内容であるAログを、セカンダリー・システ
ムに送信する。セカンダリー・システムではAログの情
報に基づいて、セカンダリー・代替キー・テーブルの更
新を行う。代替キー・テーブルにはブロック番号が付し
てあるので、Aログにはブロック番号を含むことが好ま
しい。セカンダリー・システムでは、ブロック番号を元
に、対象セカンダリー・代替キー・テーブルを検出し、
該当ブロックに対して更新を行う。また、プレ代替キー
・テーブルを使用する場合は、セカンダリー・システム
上にも、プライマリー・システムと同一形式でプレ代替
キー・テーブルを作成する。
ーブルは、復元が容易であるため、バックアップの必要
は無いが、リカバリーを高速に行いたい場合には、セカ
ンダリーシステム2に保持する。代替キー・テーブルの
バックアップ方法を以下に述べる。代替キー・テーブル
は、データ格納方式(特開平11−31096号公報)
で説明してあるが、図10の形式で格納されている。セ
カンダリーシステムにプライマリーシステムと全く同一
のサイズ・形式でセカンダリー・代替キー・テーブルを
用意する。これは、ブロックの集合からなるファイルで
あり、各ブロックにはブロック番号が付してある。プラ
イマリー・代替キー・テーブルの内容が更新された場合
には、プライマリー・ブロックが更新された場合の処理
と同様に、まず、更新前の情報であるBログを取得し、
その後更新内容であるAログを、セカンダリー・システ
ムに送信する。セカンダリー・システムではAログの情
報に基づいて、セカンダリー・代替キー・テーブルの更
新を行う。代替キー・テーブルにはブロック番号が付し
てあるので、Aログにはブロック番号を含むことが好ま
しい。セカンダリー・システムでは、ブロック番号を元
に、対象セカンダリー・代替キー・テーブルを検出し、
該当ブロックに対して更新を行う。また、プレ代替キー
・テーブルを使用する場合は、セカンダリー・システム
上にも、プライマリー・システムと同一形式でプレ代替
キー・テーブルを作成する。
【0079】データの更新を行う場合を述べる。オンラ
インによるデータ処理は常にプライマリーシステム1で
行い、データの更新はプライマリーシステム1上でダイ
レクトに実行される。プライマリーシステム1とセカン
ダリーシステム2との間のデータの通信のシーケンスの
方式には、「同期密結合方式」と「非同期疎結合方式」
とがある。
インによるデータ処理は常にプライマリーシステム1で
行い、データの更新はプライマリーシステム1上でダイ
レクトに実行される。プライマリーシステム1とセカン
ダリーシステム2との間のデータの通信のシーケンスの
方式には、「同期密結合方式」と「非同期疎結合方式」
とがある。
【0080】「同期密結合方式」は、セカンダリーシス
テム2によるバックアップを、プライマリーシステム1
での更新と同期させて行うもので、セカンダリーシステ
ム2がプライマリーシステム1の近くに高速な伝送手段
によって結合されている場合を想定した方式である。
「非同期疎結合方式」は、災害対処を主たる目的とし
て、セカンダリーシステム2をプライマリーシステム1
から離れた場所に設置し、通信回線を用いて接続する方
式を想定している。
テム2によるバックアップを、プライマリーシステム1
での更新と同期させて行うもので、セカンダリーシステ
ム2がプライマリーシステム1の近くに高速な伝送手段
によって結合されている場合を想定した方式である。
「非同期疎結合方式」は、災害対処を主たる目的とし
て、セカンダリーシステム2をプライマリーシステム1
から離れた場所に設置し、通信回線を用いて接続する方
式を想定している。
【0081】(同期密結合方式の説明)まず、同期密結
合方式について、図1ないし図4を基に、図5及び図6
を参照して説明する。ここで、図6は、同期密結合方式
の動作を説明するためのチャートである。トランザクシ
ョン処理がプライマリーシステム1で開始されるときに
(図5及び図6のS101)、プライマリーシステム1
からセカンダリーシステム2に対して、トランザクショ
ン開始情報を送信する(図5及び図6のS102)。こ
の送信する情報は、トランザクションを特定する情報を
含んだものとする。この情報は、トランザクション番号
を送信するものとする。トランザクションが開始された
後、データに対して更新処理(更新、追加、削除を含
む)が行われる場合は、データの更新はプライマリーシ
ステム1のランダムアクセスメモリ12の対象データベ
ース18に対して直接的に行われる。更新後のデータの
内容(Aログ)と更新内容(更新、追加、削除の区
別)、ファイル識別の他、データが格納されているブロ
ック番号、ブロック内レコード先頭アドレスを付加する
ことが好ましい。このデータを送信することにより、セ
カンダリーシステム2に書き込む時の位置検出が早くな
る。ここで、「ファイル識別」とは、1つのシステム内
に複数のファイルが存在する場合、どのファイルが更新
されたかが分からないと、処理が不可能になってしまう
が、これを識別するためのものである。
合方式について、図1ないし図4を基に、図5及び図6
を参照して説明する。ここで、図6は、同期密結合方式
の動作を説明するためのチャートである。トランザクシ
ョン処理がプライマリーシステム1で開始されるときに
(図5及び図6のS101)、プライマリーシステム1
からセカンダリーシステム2に対して、トランザクショ
ン開始情報を送信する(図5及び図6のS102)。こ
の送信する情報は、トランザクションを特定する情報を
含んだものとする。この情報は、トランザクション番号
を送信するものとする。トランザクションが開始された
後、データに対して更新処理(更新、追加、削除を含
む)が行われる場合は、データの更新はプライマリーシ
ステム1のランダムアクセスメモリ12の対象データベ
ース18に対して直接的に行われる。更新後のデータの
内容(Aログ)と更新内容(更新、追加、削除の区
別)、ファイル識別の他、データが格納されているブロ
ック番号、ブロック内レコード先頭アドレスを付加する
ことが好ましい。このデータを送信することにより、セ
カンダリーシステム2に書き込む時の位置検出が早くな
る。ここで、「ファイル識別」とは、1つのシステム内
に複数のファイルが存在する場合、どのファイルが更新
されたかが分からないと、処理が不可能になってしまう
が、これを識別するためのものである。
【0082】プライマリーシステム1のバックアップリ
カバリ制御機構14は、これらの情報にトランザクショ
ン番号と送信時刻等のデータの順序が峻別できる情報を
付けて更新後データ情報として、セカンダリーシステム
2に送信する(図5及び図6のS104、S106、S
108)。また、トランザクション・キャンセルに備え
て、プライマリーシステム1では、正データの更新前
に、更新前のデータ内容(Bログ)を取得しておく。B
ログは、必要に応じて、セカンダリーシステム2に送信
しても良いし、しなくても良い。セカンダリーシステム
2に送信するメリットは、セカンダリーシステム2でも
Bログを保持するために、ログ消失の危険性が少なくな
ることと、トランザクション・キャンセルのあった場合
には、セカンダリーシステム2での作業が早くなること
が挙げられる。
カバリ制御機構14は、これらの情報にトランザクショ
ン番号と送信時刻等のデータの順序が峻別できる情報を
付けて更新後データ情報として、セカンダリーシステム
2に送信する(図5及び図6のS104、S106、S
108)。また、トランザクション・キャンセルに備え
て、プライマリーシステム1では、正データの更新前
に、更新前のデータ内容(Bログ)を取得しておく。B
ログは、必要に応じて、セカンダリーシステム2に送信
しても良いし、しなくても良い。セカンダリーシステム
2に送信するメリットは、セカンダリーシステム2でも
Bログを保持するために、ログ消失の危険性が少なくな
ることと、トランザクション・キャンセルのあった場合
には、セカンダリーシステム2での作業が早くなること
が挙げられる。
【0083】セカンダリーシステム2では、更新後デー
タ情報(Aログ)が到着するたびに、直ちに、当該トラ
ンザクションの更新後データ情報に基づき該当データの
更新を行う(図5のS204、S207,S210)。
当該「データの更新」とは、当該データに対して更新後
データ情報の内容に置き換えて、データの書き換えを行
うことをいう。内容は圧縮された状態で格納してもよ
い。当該トランザクションのデータの更新が総て終了し
たら(図5のS210)、更新終了情報をプライマリー
システム1から、セカンダリーシステム2に送信する
(図5及び図6のS213)。セカンダリーシステム2
が複数ある場合は、すべてのセカンダリーシステム2に
対して同様の処理を行う。
タ情報(Aログ)が到着するたびに、直ちに、当該トラ
ンザクションの更新後データ情報に基づき該当データの
更新を行う(図5のS204、S207,S210)。
当該「データの更新」とは、当該データに対して更新後
データ情報の内容に置き換えて、データの書き換えを行
うことをいう。内容は圧縮された状態で格納してもよ
い。当該トランザクションのデータの更新が総て終了し
たら(図5のS210)、更新終了情報をプライマリー
システム1から、セカンダリーシステム2に送信する
(図5及び図6のS213)。セカンダリーシステム2
が複数ある場合は、すべてのセカンダリーシステム2に
対して同様の処理を行う。
【0084】次に、トランザクション2の説明をする。
再び、トランザクション処理がプライマリーシステム1
で開始されるときに(図6のS121)、プライマリー
システム1からセカンダリーシステム2に対して、トラ
ンザクション開始情報を送信する(図6のS122)。
トランザクションが開始された後、データに対して更新
処理(更新、追加、削除を含む)が行われる場合は、デ
ータの更新はプライマリーシステム1のランダムアクセ
スメモリ12の対象データベース18に対して直接的に
行われる。プライマリーシステム1のバックアップリカ
バリ制御機構14は、これらの情報にトランザクション
番号と送信時刻等のデータの順序が峻別できる情報を付
けて更新後データ情報として、セカンダリーシステム2
に送信する(図6のS123、S124、S125、S
126)。セカンダリーシステム2では、更新後データ
情報が到着するたびに、直ちに、当該トランザクション
の更新後データ情報に基づき該当データの更新を行う
(図6のS223、S224、S225、S226)。
プライマリーシステム1では、データを更新する場合、
該当データに対して排他をかけて、2重更新が発生しな
いようにしているが、セカンダリーシステム2からのバ
ックアップ終了情報が上がってきた時点で排他を解除す
る(図6のS128)。したがって、プライマリーシス
テム1がトランザクションを終了して(図6のS12
7)、セカンダリーシステム2からバックアップ終了情
報が上がってくる(図6のS128)までの間に、次の
トランザクション処理を待つ必要は無く、トランザクシ
ョンを開始する(図6のS131)。データへの更新が
必要になった場合、そのデータに対して排他をかける時
点で排他待ちとなるので、セカンダリーシステム2での
バックアップデータ更新が終了する前にプライマリーシ
ステム1で2重更新が行われる可能性は無い。
再び、トランザクション処理がプライマリーシステム1
で開始されるときに(図6のS121)、プライマリー
システム1からセカンダリーシステム2に対して、トラ
ンザクション開始情報を送信する(図6のS122)。
トランザクションが開始された後、データに対して更新
処理(更新、追加、削除を含む)が行われる場合は、デ
ータの更新はプライマリーシステム1のランダムアクセ
スメモリ12の対象データベース18に対して直接的に
行われる。プライマリーシステム1のバックアップリカ
バリ制御機構14は、これらの情報にトランザクション
番号と送信時刻等のデータの順序が峻別できる情報を付
けて更新後データ情報として、セカンダリーシステム2
に送信する(図6のS123、S124、S125、S
126)。セカンダリーシステム2では、更新後データ
情報が到着するたびに、直ちに、当該トランザクション
の更新後データ情報に基づき該当データの更新を行う
(図6のS223、S224、S225、S226)。
プライマリーシステム1では、データを更新する場合、
該当データに対して排他をかけて、2重更新が発生しな
いようにしているが、セカンダリーシステム2からのバ
ックアップ終了情報が上がってきた時点で排他を解除す
る(図6のS128)。したがって、プライマリーシス
テム1がトランザクションを終了して(図6のS12
7)、セカンダリーシステム2からバックアップ終了情
報が上がってくる(図6のS128)までの間に、次の
トランザクション処理を待つ必要は無く、トランザクシ
ョンを開始する(図6のS131)。データへの更新が
必要になった場合、そのデータに対して排他をかける時
点で排他待ちとなるので、セカンダリーシステム2での
バックアップデータ更新が終了する前にプライマリーシ
ステム1で2重更新が行われる可能性は無い。
【0085】次に複数のセカンダリーシステム2が存在
する場合の排他解除の処理について考える。複数のセカ
ンダリーシステム2が存在するときに、安全性を重視し
た処理の場合には、全てのセカンダリーシステム2から
バックアップ終了情報がプライマリーシステム1に上が
ってくるのを待って排他解除を行うが、高速性を重視す
る場合には、複数のセカンダリーシステム2のうち少な
くとも1つのセカンダリーシステム2からのバックアッ
プ終了情報をプライマリーシステム1が受信したことを
もって、排他を解除するようにすることも可能である。
する場合の排他解除の処理について考える。複数のセカ
ンダリーシステム2が存在するときに、安全性を重視し
た処理の場合には、全てのセカンダリーシステム2から
バックアップ終了情報がプライマリーシステム1に上が
ってくるのを待って排他解除を行うが、高速性を重視す
る場合には、複数のセカンダリーシステム2のうち少な
くとも1つのセカンダリーシステム2からのバックアッ
プ終了情報をプライマリーシステム1が受信したことを
もって、排他を解除するようにすることも可能である。
【0086】さらに、トランザクション3の説明をす
る。再び、トランザクション処理がプライマリーシステ
ム1で開始されるときに(図6のS123)、プライマ
リーシステム1からセカンダリーシステム2に対して、
トランザクション開始情報を送信する(図6のS13
2)。トランザクションが開始された後、データに対し
て更新処理(更新、追加、削除を含む)が行われる場合
は、データの更新はプライマリーシステム1のランダム
アクセスメモリ12の対象データベース18に対して直
接的に行われる。プライマリーシステム1のバックアッ
プリカバリ制御機構14は、これらの情報にトランザク
ション番号と送信時刻等のデータの順序が峻別できる情
報を付けて更新後データ情報として、セカンダリーシス
テム2に送信する(図6のS133、S134、S13
5、S136)。セカンダリーシステム2では、更新後
データ情報が到着するたびに、直ちに、当該トランザク
ションの更新後データ情報に基づき該当データの更新を
行う(図6のS233、S234、S235、S23
6)。
る。再び、トランザクション処理がプライマリーシステ
ム1で開始されるときに(図6のS123)、プライマ
リーシステム1からセカンダリーシステム2に対して、
トランザクション開始情報を送信する(図6のS13
2)。トランザクションが開始された後、データに対し
て更新処理(更新、追加、削除を含む)が行われる場合
は、データの更新はプライマリーシステム1のランダム
アクセスメモリ12の対象データベース18に対して直
接的に行われる。プライマリーシステム1のバックアッ
プリカバリ制御機構14は、これらの情報にトランザク
ション番号と送信時刻等のデータの順序が峻別できる情
報を付けて更新後データ情報として、セカンダリーシス
テム2に送信する(図6のS133、S134、S13
5、S136)。セカンダリーシステム2では、更新後
データ情報が到着するたびに、直ちに、当該トランザク
ションの更新後データ情報に基づき該当データの更新を
行う(図6のS233、S234、S235、S23
6)。
【0087】セカンダリシステム2では、データを更新
する場合、該当データに対して排他をかけて、2重更新
が発生しないようにしているが、セカンダリーシステム
2からの更新終了情報が上がってきた時点で排他を解除
する(図6のS138)。したがって、プライマリーシ
ステム1がトランザクションを終了して(図6のS12
7)、セカンダリーシステム2からバックアップ終了情
報が上がってくる(図6のS128)までの間に、次の
トランザクション処理を待つ必要は無く、トランザクシ
ョンを開始する(図6のS131)。データへの更新が
必要になった場合、そのデータに対して排他をかける時
点で排他待ちとなるので、セカンダリーシステム2での
バックアップデータ更新が終了する前にプライマリーシ
ステム1で2重更新が行われる可能性は無い。このよう
に次々と処理をしてトランザクション、データ更新等の
処理をしてゆくことにより、データバックアップ・リカ
バリーが可能になる。
する場合、該当データに対して排他をかけて、2重更新
が発生しないようにしているが、セカンダリーシステム
2からの更新終了情報が上がってきた時点で排他を解除
する(図6のS138)。したがって、プライマリーシ
ステム1がトランザクションを終了して(図6のS12
7)、セカンダリーシステム2からバックアップ終了情
報が上がってくる(図6のS128)までの間に、次の
トランザクション処理を待つ必要は無く、トランザクシ
ョンを開始する(図6のS131)。データへの更新が
必要になった場合、そのデータに対して排他をかける時
点で排他待ちとなるので、セカンダリーシステム2での
バックアップデータ更新が終了する前にプライマリーシ
ステム1で2重更新が行われる可能性は無い。このよう
に次々と処理をしてトランザクション、データ更新等の
処理をしてゆくことにより、データバックアップ・リカ
バリーが可能になる。
【0088】上記の場合、ログの取得方法は以下のよう
になる。Bログは、更新前情報をそのまま使用する。B
ログの必要性は、正データを任意の時間分だけ戻す際に
使用する。Tログは入ってきた更新データをそのまま使
用する。Tログの必要性は、プログラム・エラーにより
処理のやり直しが必要になった場合に使用するものであ
る。Bログ、Tログは、プライマリーシステム1上で保
持すれば良いものであるが、これらに対してもバックア
ップを行う場合には、セカンダリーシステム2に送信し
て保持する。上記では、データ用のブロックのバックア
ップに対して述べてあるが、ロケーションテーブルと代
替キーテーブルのバックアップに対して説明する。
になる。Bログは、更新前情報をそのまま使用する。B
ログの必要性は、正データを任意の時間分だけ戻す際に
使用する。Tログは入ってきた更新データをそのまま使
用する。Tログの必要性は、プログラム・エラーにより
処理のやり直しが必要になった場合に使用するものであ
る。Bログ、Tログは、プライマリーシステム1上で保
持すれば良いものであるが、これらに対してもバックア
ップを行う場合には、セカンダリーシステム2に送信し
て保持する。上記では、データ用のブロックのバックア
ップに対して述べてあるが、ロケーションテーブルと代
替キーテーブルのバックアップに対して説明する。
【0089】プライマリーシステム1のプライマリーロ
ケーションテーブル5は、データの追加に伴ってプライ
マリーブロック6が追加されるに従って、変更される。
セカンダリーシステム2でデータの追加が行われ、それ
に伴ってバックアップブロック8の追加が行われると、
セカンダリーシステム2でも同様にバックアップブロッ
ク8の追加が行われる。その際に、セカンダリーシステ
ム2のセカンダリーロケーションテーブル7も自動的に
生成されるので、直接的なバックアップは不要である。
代替キーテーブルのバックアップは必須ではないが、高
速なリカバリーを実現するためにはバックアップ対象に
するのが望ましい。
ケーションテーブル5は、データの追加に伴ってプライ
マリーブロック6が追加されるに従って、変更される。
セカンダリーシステム2でデータの追加が行われ、それ
に伴ってバックアップブロック8の追加が行われると、
セカンダリーシステム2でも同様にバックアップブロッ
ク8の追加が行われる。その際に、セカンダリーシステ
ム2のセカンダリーロケーションテーブル7も自動的に
生成されるので、直接的なバックアップは不要である。
代替キーテーブルのバックアップは必須ではないが、高
速なリカバリーを実現するためにはバックアップ対象に
するのが望ましい。
【0090】代替キーテーブルは、代替キーブロック中
のデータの変更と代替キー・オバーフロー・ブロックの
追加が行われる。この場合、代替キー・テーブルの格納
ブロックをプライマリーシステム1からセカンダリーシ
ステム2に対して送信する。セカンダリーシステム2で
は、該当代替キーブロックをそのまま更新する。該当代
替キーブロックの検出は、代替キーテーブルの先頭から
の変位で行なうか、または、代替キーブロックに番号を
付けて、それを持って検出するのが好ましいが、代替キ
ーを用いて検出することも可能である。
のデータの変更と代替キー・オバーフロー・ブロックの
追加が行われる。この場合、代替キー・テーブルの格納
ブロックをプライマリーシステム1からセカンダリーシ
ステム2に対して送信する。セカンダリーシステム2で
は、該当代替キーブロックをそのまま更新する。該当代
替キーブロックの検出は、代替キーテーブルの先頭から
の変位で行なうか、または、代替キーブロックに番号を
付けて、それを持って検出するのが好ましいが、代替キ
ーを用いて検出することも可能である。
【0091】(非同期疎結合方式の説明)次に非同期疎
結合方式について、図1ないし図3を基に、図7を参照
して説明する。ここで、図7は、非同期疎結合方式の動
作を説明するためのチャートである。トランザクション
処理がプライマリーシステム1で開始される時に、プラ
イマリーシステム1からセカンダリーシステム2に対し
て、同期密結合方式と同様に、トランザクション開始情
報を送信する(図7のS301)。これは、トランザク
ションを特定する情報を含んだものとする。ここでは、
トランザクション番号としておく。トランザクションが
開始された後、データに対して更新処理(更新、追加、
削除を含む)が行われる場合は、データの更新はプライ
マリーシステム1のランダムアクセスメモリ12のデー
タベース18に対して直接的に行われる。更新後のデー
タの内容(Aログ)と更新内容(更新、追加、削除の区
別)、ファイル識別の他、データが格納されているブロ
ック番号、ブロック内レコード先頭アドレスを付加する
ことが好ましい。これにより、セカンダリーシステム2
に書き込む時の位置検出が早くなる。また、「ファイル
識別」については既に説明しているが、ここでも説明す
る。この「ファイル識別」とは、1つのシステム内に複
数のファイルが存在する場合、どのファイルが更新され
たかが分からないと、処理が不可能になってしまうが、
これを識別するためのものである。プライマリーシステ
ム1は、更新後のデータの内容(Aログ)と更新内容
(更新、追加、削除の区別)、ファイル識別の他、デー
タが格納されているブロック番号、ブロック内レコード
先頭アドレスを付加した情報をセカンダリーシステム2
に送信する(S302〜S304)。プライマリーシス
テム1は、これらの情報にトランザクション番号と送信
時刻等のデータの順序が峻別できる情報を付けて更新後
データ情報として、セカンダリーシステム2に送信す
る。また、Tログ、Bログに関しては、同期密結合方式
と同様である。データの更新後の内容は、レコード全体
を送信することも可能であるが、送信量が大きくなるた
め、変更のあった部分だけを抜き出して、オフセット値
と長さを付けて送信することも可能である。
結合方式について、図1ないし図3を基に、図7を参照
して説明する。ここで、図7は、非同期疎結合方式の動
作を説明するためのチャートである。トランザクション
処理がプライマリーシステム1で開始される時に、プラ
イマリーシステム1からセカンダリーシステム2に対し
て、同期密結合方式と同様に、トランザクション開始情
報を送信する(図7のS301)。これは、トランザク
ションを特定する情報を含んだものとする。ここでは、
トランザクション番号としておく。トランザクションが
開始された後、データに対して更新処理(更新、追加、
削除を含む)が行われる場合は、データの更新はプライ
マリーシステム1のランダムアクセスメモリ12のデー
タベース18に対して直接的に行われる。更新後のデー
タの内容(Aログ)と更新内容(更新、追加、削除の区
別)、ファイル識別の他、データが格納されているブロ
ック番号、ブロック内レコード先頭アドレスを付加する
ことが好ましい。これにより、セカンダリーシステム2
に書き込む時の位置検出が早くなる。また、「ファイル
識別」については既に説明しているが、ここでも説明す
る。この「ファイル識別」とは、1つのシステム内に複
数のファイルが存在する場合、どのファイルが更新され
たかが分からないと、処理が不可能になってしまうが、
これを識別するためのものである。プライマリーシステ
ム1は、更新後のデータの内容(Aログ)と更新内容
(更新、追加、削除の区別)、ファイル識別の他、デー
タが格納されているブロック番号、ブロック内レコード
先頭アドレスを付加した情報をセカンダリーシステム2
に送信する(S302〜S304)。プライマリーシス
テム1は、これらの情報にトランザクション番号と送信
時刻等のデータの順序が峻別できる情報を付けて更新後
データ情報として、セカンダリーシステム2に送信す
る。また、Tログ、Bログに関しては、同期密結合方式
と同様である。データの更新後の内容は、レコード全体
を送信することも可能であるが、送信量が大きくなるた
め、変更のあった部分だけを抜き出して、オフセット値
と長さを付けて送信することも可能である。
【0092】セカンダリーシステム2は、トランザクシ
ョン開始の情報を受信し(図7のS401)、以後、ト
ランザクション内のログデータを受信しセカンダリーシ
ステム2の該当データの更新を行なう(図7のS402
〜S404)。プライマリーシステム1からトランザク
ション終了情報を受け取った(S405)後、セカンダ
リーシステムでのバックアップ更新処理がすべて終了し
たらバックアップ終了情報をプライマリー・システムに
送信する(図7のS406)。プライマリーシステム1
では、その情報が来たトランザクションのAログを破棄
するが(図7のS306)、必要に応じて保管すること
も可能である。Aログの情報は、セカンダリーシステム
のバックアップブロックに直接反映される為、通常は保
管する必要はないが、更新差分を保持したい場合に有効
である。
ョン開始の情報を受信し(図7のS401)、以後、ト
ランザクション内のログデータを受信しセカンダリーシ
ステム2の該当データの更新を行なう(図7のS402
〜S404)。プライマリーシステム1からトランザク
ション終了情報を受け取った(S405)後、セカンダ
リーシステムでのバックアップ更新処理がすべて終了し
たらバックアップ終了情報をプライマリー・システムに
送信する(図7のS406)。プライマリーシステム1
では、その情報が来たトランザクションのAログを破棄
するが(図7のS306)、必要に応じて保管すること
も可能である。Aログの情報は、セカンダリーシステム
のバックアップブロックに直接反映される為、通常は保
管する必要はないが、更新差分を保持したい場合に有効
である。
【0093】本方式の場合、セカンダリーシステム2で
のバックアップ処理とプライマリーシステム1での更新
処理は非同期に実行されるため、データへの更新内容の
反映が、セカンダリーシステム2上で逆転してしまい、
最新性の確保が行えなくなる危険性はあるが、これに対
しては、以下のような方法で避けることができる。プラ
イマリーシステム1からセカンダリーシステム2にトラ
ンザクション開始や終了、ログなどを送信する場合に、
処理の順番が分かるように実行時刻を含んで通知すると
ともに、通信障害などで途中のログなどが消失してしま
わないように、連番を付して送付することにより、一般
の通信で行われているように、データの抜けを検出し
て、抜けている場合には再送信を要求し、連番の順に処
理を行なうことて整合性を保つことができる。密結合同
期方式の場合には、通信障害の可能性は少ないが、安全
性を高めるために、上述の方式を採用することは意味の
あることである。
のバックアップ処理とプライマリーシステム1での更新
処理は非同期に実行されるため、データへの更新内容の
反映が、セカンダリーシステム2上で逆転してしまい、
最新性の確保が行えなくなる危険性はあるが、これに対
しては、以下のような方法で避けることができる。プラ
イマリーシステム1からセカンダリーシステム2にトラ
ンザクション開始や終了、ログなどを送信する場合に、
処理の順番が分かるように実行時刻を含んで通知すると
ともに、通信障害などで途中のログなどが消失してしま
わないように、連番を付して送付することにより、一般
の通信で行われているように、データの抜けを検出し
て、抜けている場合には再送信を要求し、連番の順に処
理を行なうことて整合性を保つことができる。密結合同
期方式の場合には、通信障害の可能性は少ないが、安全
性を高めるために、上述の方式を採用することは意味の
あることである。
【0094】セカンダリーシステム2では、更新後デー
タ情報が到着するたびに、直ちに、当該トランザクショ
ンの更新後のデータ情報に基づき、該当データの更新を
行う(図7のS402〜S404)。当該データの更新
とは、当該データに対して更新後データ情報の内容に置
き換えて、データの書き換えを行うことをいう。内容は
圧縮された状態で格納される。当該トランザクションの
データの更新が総て終了したら、次のトランザクション
の処理を行う。以後、上記処理を繰り返すことにより、
データバックアップ・リカバリーを行なうことができ
る。
タ情報が到着するたびに、直ちに、当該トランザクショ
ンの更新後のデータ情報に基づき、該当データの更新を
行う(図7のS402〜S404)。当該データの更新
とは、当該データに対して更新後データ情報の内容に置
き換えて、データの書き換えを行うことをいう。内容は
圧縮された状態で格納される。当該トランザクションの
データの更新が総て終了したら、次のトランザクション
の処理を行う。以後、上記処理を繰り返すことにより、
データバックアップ・リカバリーを行なうことができ
る。
【0095】次に、トランザクションが異常終了した場
合やキャンセルされた場合について説明する。デッドロ
ック発生によるトランザクション・キャンセルも同様で
あるので、一緒に説明する。この場合には該当トランザ
クションで更新されたデータを元の状態に復元した上
で、次のトランザクションの処理を行う必要がある。ト
ランザクションの異常終了やキャンセルが発生した場合
は、プライマリーシステム1からセカンダリーシステム
2にトランザクション・キャンセル情報を送信する。こ
の情報には、「どのトランザクションが異常終了したの
か」または「キャンセルされたのか」という情報の他
に、当該トランザクションで更新されたすべてのデータ
の更新前情報(Bログ)を含む。トランザクション・キ
ャンセル情報を受信したセカンダリーシステム2は、更
新前情報に基づき、当該データすべてを更新前の状態に
修復する。これは、プライマリーシステム1で実行され
る内容と同じである。すべてのセカンダリーシステム2
は、修復の終了をプライマリーシステム1に送信する。
合やキャンセルされた場合について説明する。デッドロ
ック発生によるトランザクション・キャンセルも同様で
あるので、一緒に説明する。この場合には該当トランザ
クションで更新されたデータを元の状態に復元した上
で、次のトランザクションの処理を行う必要がある。ト
ランザクションの異常終了やキャンセルが発生した場合
は、プライマリーシステム1からセカンダリーシステム
2にトランザクション・キャンセル情報を送信する。こ
の情報には、「どのトランザクションが異常終了したの
か」または「キャンセルされたのか」という情報の他
に、当該トランザクションで更新されたすべてのデータ
の更新前情報(Bログ)を含む。トランザクション・キ
ャンセル情報を受信したセカンダリーシステム2は、更
新前情報に基づき、当該データすべてを更新前の状態に
修復する。これは、プライマリーシステム1で実行され
る内容と同じである。すべてのセカンダリーシステム2
は、修復の終了をプライマリーシステム1に送信する。
【0096】ファイル障害への対応は、従来方式では、
装置毎とかファイル毎の修復が必要であったが、本方式
ではブロック番号による管理を行っているため、多段階
での対応が可能である。障害が局所的であれば、ブロッ
クをいくつか修復する方式が採用できる。また、従来と
同様に、ファイル毎とか装置毎、または、プライマリー
システム1全体などの多段階の修復が可能である。ま
た、従来方式では、順編成ファイルに格納されているた
め、目的の部分だけを抜き出すためには、最初から磁気
テープを読まなくてはならず、修復のための時間がかか
る要因になっていたが、本方式では、セカンダリーロケ
ーションテーブル7によって直接的に目的のバックアッ
プブロックから読み取ることが可能である。また、プラ
イマリーシステム1のブロック6とセカンダリーシステ
ム2のバックアップブロック8は対応しており、簡単に
目的のブロックが探し出せる。
装置毎とかファイル毎の修復が必要であったが、本方式
ではブロック番号による管理を行っているため、多段階
での対応が可能である。障害が局所的であれば、ブロッ
クをいくつか修復する方式が採用できる。また、従来と
同様に、ファイル毎とか装置毎、または、プライマリー
システム1全体などの多段階の修復が可能である。ま
た、従来方式では、順編成ファイルに格納されているた
め、目的の部分だけを抜き出すためには、最初から磁気
テープを読まなくてはならず、修復のための時間がかか
る要因になっていたが、本方式では、セカンダリーロケ
ーションテーブル7によって直接的に目的のバックアッ
プブロックから読み取ることが可能である。また、プラ
イマリーシステム1のブロック6とセカンダリーシステ
ム2のバックアップブロック8は対応しており、簡単に
目的のブロックが探し出せる。
【0097】次に、セカンダリーシステム2の障害の場
合の対処について説明する。プライマリーシステム1は
複数の記憶装置(メモリ)に分散する事が好ましい。こ
の場合、障害は、プライマリーシステム1の一部分に発
生することが殆どである。この場合の復旧方法は以下の
通りである。
合の対処について説明する。プライマリーシステム1は
複数の記憶装置(メモリ)に分散する事が好ましい。こ
の場合、障害は、プライマリーシステム1の一部分に発
生することが殆どである。この場合の復旧方法は以下の
通りである。
【0098】装置が故障した場合に備えて、予め予備の
装置を用意しておき、これを使用する。予備の装置は、
プライマリーシステム1で、分割されている記憶装置
(メモリ)と同等以上の容量・性能を持つものとする。
障害が発生したプライマリーシステム1の記憶装置(メ
モリ)を切り離し、予備の装置をその記憶装置(メモ
リ)の代わりに充当する。障害が発生した装置に格納さ
れていたデータに該当するデータをセカンダリーシステ
ム2からコピーをする。この作業を行っている時間は、
他の一切の処理は停止しておく。そして、コピーが終了
したら処理を再開する。この方法では、一定の時間、処
理の中断が発生するが、それ以降の処理は通常の速度で
行えるし、バックアップの取得も確実に行える。
装置を用意しておき、これを使用する。予備の装置は、
プライマリーシステム1で、分割されている記憶装置
(メモリ)と同等以上の容量・性能を持つものとする。
障害が発生したプライマリーシステム1の記憶装置(メ
モリ)を切り離し、予備の装置をその記憶装置(メモ
リ)の代わりに充当する。障害が発生した装置に格納さ
れていたデータに該当するデータをセカンダリーシステ
ム2からコピーをする。この作業を行っている時間は、
他の一切の処理は停止しておく。そして、コピーが終了
したら処理を再開する。この方法では、一定の時間、処
理の中断が発生するが、それ以降の処理は通常の速度で
行えるし、バックアップの取得も確実に行える。
【0099】上記方式は、安全性を優先した方法であ
る。これに対して、切り換え時間を短縮する方式があ
る。この方式として採用できるものは、ホットスワップ
である。このホットスワップとは、セカンダリーシステ
ム2のランダムアクセスメモリ22をそのままプライマ
リーシステム1の記憶装置(メモリ)として使用するこ
とである。この場合、セカンダリーシステム2が2組以
上あれば、バックアップの問題は発生しないが、セカン
ダリーシステム2が1組しかない場合には、バックアッ
プシステムが一時的になくなることになるので、運用上
で注意が必要である。
る。これに対して、切り換え時間を短縮する方式があ
る。この方式として採用できるものは、ホットスワップ
である。このホットスワップとは、セカンダリーシステ
ム2のランダムアクセスメモリ22をそのままプライマ
リーシステム1の記憶装置(メモリ)として使用するこ
とである。この場合、セカンダリーシステム2が2組以
上あれば、バックアップの問題は発生しないが、セカン
ダリーシステム2が1組しかない場合には、バックアッ
プシステムが一時的になくなることになるので、運用上
で注意が必要である。
【0100】障害発生時には、セカンダリーシステム2
を最新の状態にした後に、セカンダリーシステム2のラ
ンダムアクセスメモリ22をプライマリーシステム1の
記憶装置(メモリ)として使用する。プライマリーシス
テム1で障害のあったランダムアクセスメモリ12に関
しては、障害のあった装置を切り離し、障害用の予備装
置を充当する。これをセカンダリーシステム2の記憶装
置(メモリ)として使用する。プライマリーシステム1
では、その後、正常運転を続行する。また、平行して、
新たなセカンダリーシステム2の予備装置のデータ復元
を実行する。これは、予備装置のデータを順にプライマ
リーシステム1から読み込んで、セカンダリーシステム
2に送り、セカンダリーシステム2で書込を行なう。し
かしながら、その作業を行っている間にも、プライマリ
ーシステム1のデータ更新が続行されるため、セカンダ
リーシステム2に書き込んだデータが古くなってしまう
問題があるが、セカンダリーシステム2の予備装置を充
当した記憶装置(メモリ)の先頭からそれまで書き込ん
だブロックまでに関して、更新が行われれば、通常のバ
ックアップと同様に、プライマリーシステム1からセカ
ンダリーシステム2へ送信を行って、ブロック8の更新
を行なえばよいので、問題なく同期させることが可能で
ある。ロケーション・テーブルや代替キー・テーブルに
関しては、セカンダリーシステム2にバックアップを保
持しておき、障害時にコピーして戻す方法の他、データ
を元に再作成する方法がある。
を最新の状態にした後に、セカンダリーシステム2のラ
ンダムアクセスメモリ22をプライマリーシステム1の
記憶装置(メモリ)として使用する。プライマリーシス
テム1で障害のあったランダムアクセスメモリ12に関
しては、障害のあった装置を切り離し、障害用の予備装
置を充当する。これをセカンダリーシステム2の記憶装
置(メモリ)として使用する。プライマリーシステム1
では、その後、正常運転を続行する。また、平行して、
新たなセカンダリーシステム2の予備装置のデータ復元
を実行する。これは、予備装置のデータを順にプライマ
リーシステム1から読み込んで、セカンダリーシステム
2に送り、セカンダリーシステム2で書込を行なう。し
かしながら、その作業を行っている間にも、プライマリ
ーシステム1のデータ更新が続行されるため、セカンダ
リーシステム2に書き込んだデータが古くなってしまう
問題があるが、セカンダリーシステム2の予備装置を充
当した記憶装置(メモリ)の先頭からそれまで書き込ん
だブロックまでに関して、更新が行われれば、通常のバ
ックアップと同様に、プライマリーシステム1からセカ
ンダリーシステム2へ送信を行って、ブロック8の更新
を行なえばよいので、問題なく同期させることが可能で
ある。ロケーション・テーブルや代替キー・テーブルに
関しては、セカンダリーシステム2にバックアップを保
持しておき、障害時にコピーして戻す方法の他、データ
を元に再作成する方法がある。
【0101】非同期疎結合方式の場合は、プライマリー
システム1とセカンダリーシステム2のデータの内容の
同期がとれず、データの内容がずれた状態になる可能性
がある。そのような状態で、プライマリーシステム1の
破壊が発生すると、セカンダリーシステム2のデータを
プライマリーシステム1にコピーすると、データが古い
状態になってしまい、用をなさないことになってしま
う。セカンダリーシステム2で更新が終了していないデ
ータが存在する場合、セカンダリーシステム2にはトラ
ンザクション開始・終了情報と共に、Tログ、Aログが
送信されている。プライマリーシステム1で障害が発生
した場合には、プライマリーシステム1では直ちにデー
タ処理を中断することになる。セカンダリーシステム2
では、その時点で処理中のトランザクションの処理を終
了した後も、残っているAログの処理を行って、セカン
ダリーシステム2のデータ内容をプライマリーシステム
1と同じにしてから、セカンダリーシステム2に必要な
部分のデータが圧縮されている場合には、そのデータを
伸長して圧縮前の状態にして送信する。
システム1とセカンダリーシステム2のデータの内容の
同期がとれず、データの内容がずれた状態になる可能性
がある。そのような状態で、プライマリーシステム1の
破壊が発生すると、セカンダリーシステム2のデータを
プライマリーシステム1にコピーすると、データが古い
状態になってしまい、用をなさないことになってしま
う。セカンダリーシステム2で更新が終了していないデ
ータが存在する場合、セカンダリーシステム2にはトラ
ンザクション開始・終了情報と共に、Tログ、Aログが
送信されている。プライマリーシステム1で障害が発生
した場合には、プライマリーシステム1では直ちにデー
タ処理を中断することになる。セカンダリーシステム2
では、その時点で処理中のトランザクションの処理を終
了した後も、残っているAログの処理を行って、セカン
ダリーシステム2のデータ内容をプライマリーシステム
1と同じにしてから、セカンダリーシステム2に必要な
部分のデータが圧縮されている場合には、そのデータを
伸長して圧縮前の状態にして送信する。
【0102】上記では、プライマリーシステム1の障害
の場合を述べたが、セカンダリーシステム2でも同様の
障害が発生する可能性がある。この場合も、上記とほぼ
同様であるが、セカンダリーシステム2の障害に備える
ために予備の装置を用意する。これは、プライマリーシ
ステム1の障害用の予備装置と同一のものを共用しても
よい。セカンダリーシステム2の障害が発生した装置を
切り離し、予備の装置をその記憶装置(メモリ)の代わ
りに充当する。障害が発生した装置に格納されていたデ
ータに該当するデータをプライマリーシステム1からコ
ピーを行う。この作業を行っている時間は、他の一切の
処理は停止しておく。そして、コピーが終了したら処理
を再開する。
の場合を述べたが、セカンダリーシステム2でも同様の
障害が発生する可能性がある。この場合も、上記とほぼ
同様であるが、セカンダリーシステム2の障害に備える
ために予備の装置を用意する。これは、プライマリーシ
ステム1の障害用の予備装置と同一のものを共用しても
よい。セカンダリーシステム2の障害が発生した装置を
切り離し、予備の装置をその記憶装置(メモリ)の代わ
りに充当する。障害が発生した装置に格納されていたデ
ータに該当するデータをプライマリーシステム1からコ
ピーを行う。この作業を行っている時間は、他の一切の
処理は停止しておく。そして、コピーが終了したら処理
を再開する。
【0103】上述したセカンダリーシステム2の障害に
対処する方法は、安全性を重視した場合の方法である
が、セカンダリーシステム2が2台以上ある場合や、1
台の場合でも、処理を重視した場合には、以下の方法が
採用できる。セカンダリーシステム2に障害が発生した
場合に、予備の装置を障害が発生した装置に割り当てる
までは、全く同様である。割当が終了したら、プライマ
リーシステム1では処理を継続する。この間、セカンダ
リーシステム2が1台の場合には、予備に切り換えた装
置に格納されているデータに関しては、バックアップが
行われていない状態になる。プライマリーシステム1で
の処理と併行して、プライマリーシステム1からセカン
ダリーシステム2の予備装置を充当した分へのデータの
転送を行い、バックアップファイルの修復を行う。この
際に、順次データ転送を行っていくため、一旦転送が終
了したブロックのデータに更新が発生する場合があり、
最新性が確保されなくなる惧れがあるが、通常のバック
アップを行っている場合と同様に、更新が行われるとそ
のデータはセカンダリーシステム2に送信されるので、
通常の処理と同様に処理することで、最新性の確保は行
われる。また、セカンダリーシステム2で、バックアッ
プが未了のブロック中のデータに対して、プライマリー
システム1で更新が行われた時には、そのデータを適用
するブロックが存在しないため、Aログ等のログはセカ
ンダリーシステム2において破棄する。
対処する方法は、安全性を重視した場合の方法である
が、セカンダリーシステム2が2台以上ある場合や、1
台の場合でも、処理を重視した場合には、以下の方法が
採用できる。セカンダリーシステム2に障害が発生した
場合に、予備の装置を障害が発生した装置に割り当てる
までは、全く同様である。割当が終了したら、プライマ
リーシステム1では処理を継続する。この間、セカンダ
リーシステム2が1台の場合には、予備に切り換えた装
置に格納されているデータに関しては、バックアップが
行われていない状態になる。プライマリーシステム1で
の処理と併行して、プライマリーシステム1からセカン
ダリーシステム2の予備装置を充当した分へのデータの
転送を行い、バックアップファイルの修復を行う。この
際に、順次データ転送を行っていくため、一旦転送が終
了したブロックのデータに更新が発生する場合があり、
最新性が確保されなくなる惧れがあるが、通常のバック
アップを行っている場合と同様に、更新が行われるとそ
のデータはセカンダリーシステム2に送信されるので、
通常の処理と同様に処理することで、最新性の確保は行
われる。また、セカンダリーシステム2で、バックアッ
プが未了のブロック中のデータに対して、プライマリー
システム1で更新が行われた時には、そのデータを適用
するブロックが存在しないため、Aログ等のログはセカ
ンダリーシステム2において破棄する。
【0104】また、このような場合に備えて、セカンダ
リーシステム2を複数用意した場合には、障害が発生し
た装置を切り離して、残った装置だけで運転を継続する
ことが可能である。切り離した装置の内容を最新の状態
にするには、プライマリーシステム1の運転を停止した
時点で行うか、上記方法を使用して行なう。
リーシステム2を複数用意した場合には、障害が発生し
た装置を切り離して、残った装置だけで運転を継続する
ことが可能である。切り離した装置の内容を最新の状態
にするには、プライマリーシステム1の運転を停止した
時点で行うか、上記方法を使用して行なう。
【0105】非同期疎結合方式の場合は、前述の場合と
同様に、プライマリーシステム1とセカンダリーシステ
ム2のデータの内容の同期がとれず、データの内容がず
れた状態になる可能性がある。セカンダリーシステム2
で障害が発生した場合は、プライマリーシステム1から
必要なデータをセカンダリーシステム2にコピーし、完
了したらシステムの稼動を開始するが、その時点で、セ
カンダリーシステム2をプライマリーシステム1との差
がある場合、まず、プライマリーシステム1からセカン
ダリーシステム2へ必要なブロックのコピーを行う。そ
の後、セカンダリーシステム2からのトランザクション
終了情報を用いて、プライマリーシステム1で終了して
おり、セカンダリーシステム2で終了していないトラン
ザクションを検出し、それに該当するAログを用いてセ
カンダリーシステム2のデータ内容を更新する。
同様に、プライマリーシステム1とセカンダリーシステ
ム2のデータの内容の同期がとれず、データの内容がず
れた状態になる可能性がある。セカンダリーシステム2
で障害が発生した場合は、プライマリーシステム1から
必要なデータをセカンダリーシステム2にコピーし、完
了したらシステムの稼動を開始するが、その時点で、セ
カンダリーシステム2をプライマリーシステム1との差
がある場合、まず、プライマリーシステム1からセカン
ダリーシステム2へ必要なブロックのコピーを行う。そ
の後、セカンダリーシステム2からのトランザクション
終了情報を用いて、プライマリーシステム1で終了して
おり、セカンダリーシステム2で終了していないトラン
ザクションを検出し、それに該当するAログを用いてセ
カンダリーシステム2のデータ内容を更新する。
【0106】本発明の実施の形態に係るデータバックア
ップ・リカバリー方式を用いた場合の副次的な効果とし
て、以下の点が挙げられる。本方式では、常に最新のバ
ックアップがセカンダリーシステム2上に保持される。
このことは、セカンダリーシステム2の上のデータを参
照系のトランザクション処理に使用することが可能であ
るということになる。一般的には、更新系と参照系の比
率は1対10程度と言われている。このことは、参照系
のシステムを切り離すことにより、更新系を扱っている
システムの負荷を削減することが可能になることを意味
している。セカンダリーシステム2を参照系のデータと
して使用することで、リアルタイムのデータを用いた参
照系システムを構築することが遥かに容易になり、セカ
ンダリーシステム2を単なるバックアップ用途以外に使
用することになり、投資対効果が大きくなる。セカンダ
リーシステム2を参照系システムとして使用する場合に
は、データの圧縮をすると、その処理に時間がかかるこ
とになり好ましくない。また、代替キー・テーブルのバ
ックアップは必須となる。
ップ・リカバリー方式を用いた場合の副次的な効果とし
て、以下の点が挙げられる。本方式では、常に最新のバ
ックアップがセカンダリーシステム2上に保持される。
このことは、セカンダリーシステム2の上のデータを参
照系のトランザクション処理に使用することが可能であ
るということになる。一般的には、更新系と参照系の比
率は1対10程度と言われている。このことは、参照系
のシステムを切り離すことにより、更新系を扱っている
システムの負荷を削減することが可能になることを意味
している。セカンダリーシステム2を参照系のデータと
して使用することで、リアルタイムのデータを用いた参
照系システムを構築することが遥かに容易になり、セカ
ンダリーシステム2を単なるバックアップ用途以外に使
用することになり、投資対効果が大きくなる。セカンダ
リーシステム2を参照系システムとして使用する場合に
は、データの圧縮をすると、その処理に時間がかかるこ
とになり好ましくない。また、代替キー・テーブルのバ
ックアップは必須となる。
【0107】このほか、本実施の形態に係るデータバッ
クアップ・リカバリー方式よれば、次のような利点があ
る。 (1)バックアップに関する時間と手間を大幅に削減で
きる。 (2)バックアップデータを用いたリカバリーに要する
時間と手間を同様に大幅に削減できる。 (3)バックアップと、バックアップデータを用いたリ
カバリーとを確実に行なうことができる。 (4)記憶資源を少なくでき、簡単な操作でリカバリー
ができる。 (5)プログラムの誤った更新を行った場合でもデータ
修復することも可能である。
クアップ・リカバリー方式よれば、次のような利点があ
る。 (1)バックアップに関する時間と手間を大幅に削減で
きる。 (2)バックアップデータを用いたリカバリーに要する
時間と手間を同様に大幅に削減できる。 (3)バックアップと、バックアップデータを用いたリ
カバリーとを確実に行なうことができる。 (4)記憶資源を少なくでき、簡単な操作でリカバリー
ができる。 (5)プログラムの誤った更新を行った場合でもデータ
修復することも可能である。
【0108】[第2の実施の形態]図8は、本発明の第
2の実施の形態に係るデータバックアップ・リカバリー
方式を実現するプライマリーシステムとセカンダリーシ
ステムの他の構成を示したブロック図である。この図8
に示す第2の実施の形態におけるデータバックアップ・
リカバリー方式も、プライマリシステム1aと、セカン
ダリシステム2aとから構成されている。さらに詳細に
説明すると、前記プライマリーシステム1aは、アプリ
ケーション処理を行うプライマリ処理装置110に対
し、ランダムアクセスメモリを内蔵するプライマリ記憶
装置120を別に設けている。また、前記センカダリシ
ステム2aは、各種の処理を実行するセカンダリ処理装
置210に対し、ランダムアクセスメモリを内蔵するセ
カンダリ記憶装置220を別に設けている。
2の実施の形態に係るデータバックアップ・リカバリー
方式を実現するプライマリーシステムとセカンダリーシ
ステムの他の構成を示したブロック図である。この図8
に示す第2の実施の形態におけるデータバックアップ・
リカバリー方式も、プライマリシステム1aと、セカン
ダリシステム2aとから構成されている。さらに詳細に
説明すると、前記プライマリーシステム1aは、アプリ
ケーション処理を行うプライマリ処理装置110に対
し、ランダムアクセスメモリを内蔵するプライマリ記憶
装置120を別に設けている。また、前記センカダリシ
ステム2aは、各種の処理を実行するセカンダリ処理装
置210に対し、ランダムアクセスメモリを内蔵するセ
カンダリ記憶装置220を別に設けている。
【0109】ここで、前記プライマリ処理装置110
は、図示しないが、バックアップデータの通信を行う通
信手段と、前記プライマリ記憶装置内のデータベースの
内容を変更するデータベース制御機構と、前記データベ
ース制御機構が前記データベースの内容を変更したとき
に当該変更内容のデータを前記通信手段を介して送出す
るプライマリバックアップリカバリ制御機構とを備えて
いる。ここで、第2の実施の形態における通信手段は、
第1の実施の形態の通信制御装置13と同一あるいは同
一の機能を有している。また、第2の実施の形態におけ
るデータベース制御機構は 、第1の実施の形態のデー
タベース制御機構15と同一または同一機能を有してい
る。さらに、第2の実施の形態におけるプライマリバッ
クアップリカバリ制御機構は、第1の実施の形態のプラ
イマリバックアップリカバリ制御機構14と同一または
同一機能を有している。なお、第2の実施の形態のプラ
イマリ記憶装置120におけるデータベース領域では、
第1の実施の形態と同様に、ロケーションテーブル5
と、ブロック6,…とによりバックアップ動作が行われ
ている。
は、図示しないが、バックアップデータの通信を行う通
信手段と、前記プライマリ記憶装置内のデータベースの
内容を変更するデータベース制御機構と、前記データベ
ース制御機構が前記データベースの内容を変更したとき
に当該変更内容のデータを前記通信手段を介して送出す
るプライマリバックアップリカバリ制御機構とを備えて
いる。ここで、第2の実施の形態における通信手段は、
第1の実施の形態の通信制御装置13と同一あるいは同
一の機能を有している。また、第2の実施の形態におけ
るデータベース制御機構は 、第1の実施の形態のデー
タベース制御機構15と同一または同一機能を有してい
る。さらに、第2の実施の形態におけるプライマリバッ
クアップリカバリ制御機構は、第1の実施の形態のプラ
イマリバックアップリカバリ制御機構14と同一または
同一機能を有している。なお、第2の実施の形態のプラ
イマリ記憶装置120におけるデータベース領域では、
第1の実施の形態と同様に、ロケーションテーブル5
と、ブロック6,…とによりバックアップ動作が行われ
ている。
【0110】前記セカンダリ処理装置210は、バック
アップデータの通信を行う通信手段と、前記プライマリ
バックアップリカバリ制御機構から前記通信手段を介し
て送られてくる当該データで前記セカンダリ記憶装置内
のバックアップデータベースを変更するセカンダリバッ
クアップリカバリ制御機構とを備えている。ここで、第
2の実施の形態における通信手段は、第1の実施の形態
の通信制御装置23と同一あるいは同一の機能を有して
いる。ここで、第2の実施の形態におけるセカンダリバ
ックアップリカバリ制御機構は、第1の実施の形態のセ
カンダリバックアップリカバリ制御機構24と同一また
は同一機能を有している。なお、第2の実施の形態のセ
カンダリ記憶装置220におけるデータベース領域で
は、第1の実施の形態と同様に、ロケーションテーブル
7と、ブロック8,…とによりバックアップ動作が行わ
れている。このような第2の実施の形態によれば、上記
第1の実施の形態における同期密結合方式や非同期疎結
合方式によるバックアップリカバリ動作を実現できる。
また、第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形
態の利点に加えて、記憶装置の増設、変更が容易に行な
うことができる。
アップデータの通信を行う通信手段と、前記プライマリ
バックアップリカバリ制御機構から前記通信手段を介し
て送られてくる当該データで前記セカンダリ記憶装置内
のバックアップデータベースを変更するセカンダリバッ
クアップリカバリ制御機構とを備えている。ここで、第
2の実施の形態における通信手段は、第1の実施の形態
の通信制御装置23と同一あるいは同一の機能を有して
いる。ここで、第2の実施の形態におけるセカンダリバ
ックアップリカバリ制御機構は、第1の実施の形態のセ
カンダリバックアップリカバリ制御機構24と同一また
は同一機能を有している。なお、第2の実施の形態のセ
カンダリ記憶装置220におけるデータベース領域で
は、第1の実施の形態と同様に、ロケーションテーブル
7と、ブロック8,…とによりバックアップ動作が行わ
れている。このような第2の実施の形態によれば、上記
第1の実施の形態における同期密結合方式や非同期疎結
合方式によるバックアップリカバリ動作を実現できる。
また、第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形
態の利点に加えて、記憶装置の増設、変更が容易に行な
うことができる。
【0111】[第2の実施の形態の変形例]第2の実施
の形態の変形例に係るデータバックアップ・リカバリー
方式は、図9と同じ構成図で表すことができるが、各ブ
ロックで処理する内容が第2の実施の形態とは異なる。
この第2の実施の形態の変形例に係るデータバックアッ
プ・リカバリー方式も、第2の実施の形態と同様に、プ
ライマリシステムと、セカンダを備えたものである。ま
た、前記プライマリーシステムが、アプリケーション処
理を行うプライマリ処理装置に対し、ランダムアクセス
メモリを内蔵するプライマリ記憶装置を別に設けている
点も、また、前記センカダリシステムが、各種の処理を
実行するセカンダリ処理装置に対し、ランダムアクセス
メモリを内蔵するセカンダリ記憶装置を別に設けている
点も、上記第2の実施の形態と外形的に同じである。さ
らに、第2の実施の形態に変形例が、前記プライマリ記
憶装置1bに通信手段を設け、かつ、セカンダリ記憶装
置に通信手段を設け、両者の間で両通信手段によりバッ
クアップデータの通信を行うようにしている点でも第2
の実施の形態と同じである。
の形態の変形例に係るデータバックアップ・リカバリー
方式は、図9と同じ構成図で表すことができるが、各ブ
ロックで処理する内容が第2の実施の形態とは異なる。
この第2の実施の形態の変形例に係るデータバックアッ
プ・リカバリー方式も、第2の実施の形態と同様に、プ
ライマリシステムと、セカンダを備えたものである。ま
た、前記プライマリーシステムが、アプリケーション処
理を行うプライマリ処理装置に対し、ランダムアクセス
メモリを内蔵するプライマリ記憶装置を別に設けている
点も、また、前記センカダリシステムが、各種の処理を
実行するセカンダリ処理装置に対し、ランダムアクセス
メモリを内蔵するセカンダリ記憶装置を別に設けている
点も、上記第2の実施の形態と外形的に同じである。さ
らに、第2の実施の形態に変形例が、前記プライマリ記
憶装置1bに通信手段を設け、かつ、セカンダリ記憶装
置に通信手段を設け、両者の間で両通信手段によりバッ
クアップデータの通信を行うようにしている点でも第2
の実施の形態と同じである。
【0112】これに対して、第2の実施の形態の変形例
が第2の実施の形態と異なるところは、プライマリ記憶
装置が当該プライマリ記憶装置内のデータベースの内容
を変更するデータベース制御機構と、前記データベース
制御機構が前記データベースの内容を変更した時に当該
変更内容のデータを前記通信手段を介して送出するプラ
イマリバックアップリカバリ制御機構とを備えている点
と、前記セカンダリ記憶装置が、前記プライマリバック
アップリカバリ制御機構から前記通信手段を介して送ら
れてくる当該データで当該センカダリ記憶装置内のバッ
クアップデータベースを変更するセカンダリリカバリ制
御機構を備ている点にある。なお、第2の実施の形態の
変形例のプライマリ記憶装置におけるデータベース領域
では、第1の実施の形態と同様に、ロケーションテーブ
ルと、一つ以上のブロックとによりバックアップ動作が
行われている。また、第2の実施の形態の変形例のセカ
ンダリ記憶装置におけるデータベース領域では、第1の
実施の形態と同様に、ロケーションテーブルと、一つ以
上のブロックとによりバックアップ動作が行われてい
る。
が第2の実施の形態と異なるところは、プライマリ記憶
装置が当該プライマリ記憶装置内のデータベースの内容
を変更するデータベース制御機構と、前記データベース
制御機構が前記データベースの内容を変更した時に当該
変更内容のデータを前記通信手段を介して送出するプラ
イマリバックアップリカバリ制御機構とを備えている点
と、前記セカンダリ記憶装置が、前記プライマリバック
アップリカバリ制御機構から前記通信手段を介して送ら
れてくる当該データで当該センカダリ記憶装置内のバッ
クアップデータベースを変更するセカンダリリカバリ制
御機構を備ている点にある。なお、第2の実施の形態の
変形例のプライマリ記憶装置におけるデータベース領域
では、第1の実施の形態と同様に、ロケーションテーブ
ルと、一つ以上のブロックとによりバックアップ動作が
行われている。また、第2の実施の形態の変形例のセカ
ンダリ記憶装置におけるデータベース領域では、第1の
実施の形態と同様に、ロケーションテーブルと、一つ以
上のブロックとによりバックアップ動作が行われてい
る。
【0113】このような第2の実施の形態の変形例によ
っても、上記第1の実施の形態における同期密結合方式
や非同期疎結合方式によるバックアップリカバリ動作を
実現できる。また、第2の実施の形態の変形例によれ
ば、上記第1の実施の形態の利点に加えて、記憶装置の
増設、変更が容易に行なうことができる他、各処理装置
に通信手段を設ける他にバックアップ機構を持たせるこ
となく、バックアップが可能になる。
っても、上記第1の実施の形態における同期密結合方式
や非同期疎結合方式によるバックアップリカバリ動作を
実現できる。また、第2の実施の形態の変形例によれ
ば、上記第1の実施の形態の利点に加えて、記憶装置の
増設、変更が容易に行なうことができる他、各処理装置
に通信手段を設ける他にバックアップ機構を持たせるこ
となく、バックアップが可能になる。
【0114】上記各実施の形態では、基本的に、セカン
ダリーシステム2は1組を設置する例で説明したが、バ
ックアップを万全にしたいときには、セカンダリーシス
テム2を複数用意することが望ましい。特に、災害対処
を考慮する場合には、セカンダリーシステム2を2台用
意して、1台のセカンダリーシステム2はプライマリー
システム1の近くに設置し、もう1台のセカンダリーシ
ステム2はプライマリーシステム1から離れた場所に設
置するようにすればよい。
ダリーシステム2は1組を設置する例で説明したが、バ
ックアップを万全にしたいときには、セカンダリーシス
テム2を複数用意することが望ましい。特に、災害対処
を考慮する場合には、セカンダリーシステム2を2台用
意して、1台のセカンダリーシステム2はプライマリー
システム1の近くに設置し、もう1台のセカンダリーシ
ステム2はプライマリーシステム1から離れた場所に設
置するようにすればよい。
【0115】[第3の実施の形態]図9は、本発明の第
3の実施の形態に係るデータバックアップ・リカバリー
方式を実現するプライマリーシステムとセカンダリーシ
ステムの他の構成を示したブロック図である。この図9
に示す第3の実施の形態におけるデータバックアップ・
リカバリー方式も、プライマリシステム1bと、セカン
ダリシステム2bとから構成されている。さらに詳細に
説明すると、前記プライマリーシステム1bは、アプリ
ケーション処理を行うプライマリ処理装置110bに対
し、ランダムアクセスメモリを内蔵するプライマリ記憶
装置120bを別に設けている。前記センカダリシステ
ム2bは、ランダムアクセスメモリを内蔵するセカンダ
リ記憶装置220bのみ設けている。前記プライマリ記
憶装置120bに通信手段を設けるとともに、セカンダ
リ記憶装置220bに通信手段を設け、前記プライマリ
記憶装置120bとセカンダリ記憶装置220bとの間
(両者の間)でバックアップデータの通信を行えるよう
に構成している。
3の実施の形態に係るデータバックアップ・リカバリー
方式を実現するプライマリーシステムとセカンダリーシ
ステムの他の構成を示したブロック図である。この図9
に示す第3の実施の形態におけるデータバックアップ・
リカバリー方式も、プライマリシステム1bと、セカン
ダリシステム2bとから構成されている。さらに詳細に
説明すると、前記プライマリーシステム1bは、アプリ
ケーション処理を行うプライマリ処理装置110bに対
し、ランダムアクセスメモリを内蔵するプライマリ記憶
装置120bを別に設けている。前記センカダリシステ
ム2bは、ランダムアクセスメモリを内蔵するセカンダ
リ記憶装置220bのみ設けている。前記プライマリ記
憶装置120bに通信手段を設けるとともに、セカンダ
リ記憶装置220bに通信手段を設け、前記プライマリ
記憶装置120bとセカンダリ記憶装置220bとの間
(両者の間)でバックアップデータの通信を行えるよう
に構成している。
【0116】また、前記プライマリ記憶装置120b
は、当該プライマリ記憶装置120b内のデータベース
の内容を変更するデータベース制御機構と、前記データ
ベース制御機構が前記データベースの内容を変更した時
に当該変更内容のデータを前記通信手段を介して送出す
るプライマリバックアップリカバリ制御機構とを備えて
いる。ここで、第3の実施の形態における通信手段は、
第1の実施の形態の通信制御装置13と同一あるいは同
一の機能を有している。また、第3の実施の形態におけ
るデータベース制御機構は、第1の実施の形態のデータ
ベース制御機構15と同一または同一機能を有してい
る。さらに、第3の実施の形態におけるプライマリバッ
クアップリカバリ制御機構は、第1の実施の形態のプラ
イマリバックアップリカバリ制御機構14と同一または
同一機能を有している。前記セカンダリ記憶装置220
bは、前記プライマリバックアップリカバリ制御機構か
ら前記通信手段を介して送られてくる当該データで当該
セカンダリ記憶装置220b内のバックアップデータベ
ースを変更するセカンダリバックアップリカバリ制御機
構を備えている。ここで、第3の実施の形態におけるセ
カンダリバックアップリカバリ制御機構は、第1の実施
の形態のセカンダリバックアップリカバリ制御機構24
と同一または同一機能を有している。なお、第3の実施
の形態におけるプライマリ記憶装置120bにおけるデ
ータベース領域では、第1の実施の形態と同様に、ロケ
ーションテーブル5と、ブロック6,…とによりバック
アップ動作が行われている。また、第3の実施の形態に
おけるセカンダリ記憶装置220bにおけるデータベー
ス領域では、第1の実施の形態と同様に、ロケーション
テーブル7と、ブロック8,…とによりバックアップ動
作が行われている。
は、当該プライマリ記憶装置120b内のデータベース
の内容を変更するデータベース制御機構と、前記データ
ベース制御機構が前記データベースの内容を変更した時
に当該変更内容のデータを前記通信手段を介して送出す
るプライマリバックアップリカバリ制御機構とを備えて
いる。ここで、第3の実施の形態における通信手段は、
第1の実施の形態の通信制御装置13と同一あるいは同
一の機能を有している。また、第3の実施の形態におけ
るデータベース制御機構は、第1の実施の形態のデータ
ベース制御機構15と同一または同一機能を有してい
る。さらに、第3の実施の形態におけるプライマリバッ
クアップリカバリ制御機構は、第1の実施の形態のプラ
イマリバックアップリカバリ制御機構14と同一または
同一機能を有している。前記セカンダリ記憶装置220
bは、前記プライマリバックアップリカバリ制御機構か
ら前記通信手段を介して送られてくる当該データで当該
セカンダリ記憶装置220b内のバックアップデータベ
ースを変更するセカンダリバックアップリカバリ制御機
構を備えている。ここで、第3の実施の形態におけるセ
カンダリバックアップリカバリ制御機構は、第1の実施
の形態のセカンダリバックアップリカバリ制御機構24
と同一または同一機能を有している。なお、第3の実施
の形態におけるプライマリ記憶装置120bにおけるデ
ータベース領域では、第1の実施の形態と同様に、ロケ
ーションテーブル5と、ブロック6,…とによりバック
アップ動作が行われている。また、第3の実施の形態に
おけるセカンダリ記憶装置220bにおけるデータベー
ス領域では、第1の実施の形態と同様に、ロケーション
テーブル7と、ブロック8,…とによりバックアップ動
作が行われている。
【0117】このような第3の実施の形態によっても、
上記第1の実施の形態における同期密結合方式や非同期
疎結合方式によるバックアップリカバリ動作を実現でき
る。上記第3の実施の形態によれば、上記第1の実施の
形態の利点に加えて、記憶装置の増設、変更が容易に行
なうことができる他、各処理装置に通信手段を設ける他
にバックアップ機構を持たせることなく、バックアップ
が可能になる。また、センカダリシステムには、セカン
ダリ記憶装置のみ設けるのみでよく、ハードウエア構成
が簡素になる。
上記第1の実施の形態における同期密結合方式や非同期
疎結合方式によるバックアップリカバリ動作を実現でき
る。上記第3の実施の形態によれば、上記第1の実施の
形態の利点に加えて、記憶装置の増設、変更が容易に行
なうことができる他、各処理装置に通信手段を設ける他
にバックアップ機構を持たせることなく、バックアップ
が可能になる。また、センカダリシステムには、セカン
ダリ記憶装置のみ設けるのみでよく、ハードウエア構成
が簡素になる。
【0118】本発明を利用するとオンライン処理を止め
ずに、リスト出力等の参照系バッチ処理の実行が可能に
なる。従来の方式ではオンラインを停止し、データ更新
が行なわれない状態にして月次レポート作成などのバッ
チ処理を行なっている為オンラインの連続運転が困難で
あった。本方式では、特定の任意の時点でセカンダリー
システムのバックアップ更新処理を止めることにより実
現できる。バックアップ一時停止情報をプライマリーシ
ステムからセカンダリーシステムに送信し、セカンダリ
ーシステムでは以降のログは受けとるがバックアップ更
新を行なわない。また、プライマリーシステムでは、同
期密結合方式の場合排他解除をセカンダリーシステムか
らのバックアップ終了情報によって行なっているが、こ
れを非同期疎結合方式と同様に行なう。セカンダリーシ
ステムでは、バックアップ一時停止情報受け取り後、参
照系バッチ処理を起動する。参照系バッチ処理が終了す
ると手動又は自動的にセカンダリーシステムはバックア
ップ更新処理が保留されたいたログを基にバックアップ
更新を行なう。セカンダリーシステムで、バックアップ
更新処理が保留されていたログが無くなるとバックアッ
プ一時停止解除情報をセカンダリーシステムからプライ
マリーシステムに送信し、通常のバックアップモードに
戻る。この方式の場合には、一時的にプライマリーシス
テムとセカンダリーシステムが同期しない形となる為安
全性を重視する場合はセカンダリーシステムを複数用意
することが好ましい。
ずに、リスト出力等の参照系バッチ処理の実行が可能に
なる。従来の方式ではオンラインを停止し、データ更新
が行なわれない状態にして月次レポート作成などのバッ
チ処理を行なっている為オンラインの連続運転が困難で
あった。本方式では、特定の任意の時点でセカンダリー
システムのバックアップ更新処理を止めることにより実
現できる。バックアップ一時停止情報をプライマリーシ
ステムからセカンダリーシステムに送信し、セカンダリ
ーシステムでは以降のログは受けとるがバックアップ更
新を行なわない。また、プライマリーシステムでは、同
期密結合方式の場合排他解除をセカンダリーシステムか
らのバックアップ終了情報によって行なっているが、こ
れを非同期疎結合方式と同様に行なう。セカンダリーシ
ステムでは、バックアップ一時停止情報受け取り後、参
照系バッチ処理を起動する。参照系バッチ処理が終了す
ると手動又は自動的にセカンダリーシステムはバックア
ップ更新処理が保留されたいたログを基にバックアップ
更新を行なう。セカンダリーシステムで、バックアップ
更新処理が保留されていたログが無くなるとバックアッ
プ一時停止解除情報をセカンダリーシステムからプライ
マリーシステムに送信し、通常のバックアップモードに
戻る。この方式の場合には、一時的にプライマリーシス
テムとセカンダリーシステムが同期しない形となる為安
全性を重視する場合はセカンダリーシステムを複数用意
することが好ましい。
【0119】 なお、上記各々の実施の形態において
は、前記プライマリバックアップリカバリ制御機構は、
前記データベース制御機構が前記データベースの内容を
変更した時に当該変更内容のデータを送出するようにし
ているが、処理の条件によっては、前述したように同時
に当該変更内容のデータを送出せず、他のタイミングに
おいて当該変更内容のデータを送出するようにしてもよ
い。
は、前記プライマリバックアップリカバリ制御機構は、
前記データベース制御機構が前記データベースの内容を
変更した時に当該変更内容のデータを送出するようにし
ているが、処理の条件によっては、前述したように同時
に当該変更内容のデータを送出せず、他のタイミングに
おいて当該変更内容のデータを送出するようにしてもよ
い。
【0120】また、本発明の上記各実施の形態に係るデ
ータバックアップ・リカバリー方式では、プライマリー
システム1とセカンダリーシステム2の双方を日本国内
に設置してバックアップをとる構成で説明したが、プラ
イマリーシステム1を日本国内に設置しセカンダリーシ
ステム2を外国に設置してバックアップをとる構成や、
プライマリーシステム1を外国に設置しセカンダリーシ
ステム2を日本国内に設置してバックアップをとる構成
でもよく、これらは、すべて本発明の範囲に属するもの
である。また、本発明の上記各実施の形態に係るデータ
バックアップ・リカバリー方式では、プライマリーシス
テム1とセカンダリーシステム2の双方を同一人格が設
置してバックアップをとる構成で説明したが、プライマ
リーシステム1を設置する者とセカンダリーシステム2
を設置する者とが別人格であってもよく、上記プライマ
リーシステム1またはセカンダリーシステム2を設置す
れば本発明の範囲に属するものである。
ータバックアップ・リカバリー方式では、プライマリー
システム1とセカンダリーシステム2の双方を日本国内
に設置してバックアップをとる構成で説明したが、プラ
イマリーシステム1を日本国内に設置しセカンダリーシ
ステム2を外国に設置してバックアップをとる構成や、
プライマリーシステム1を外国に設置しセカンダリーシ
ステム2を日本国内に設置してバックアップをとる構成
でもよく、これらは、すべて本発明の範囲に属するもの
である。また、本発明の上記各実施の形態に係るデータ
バックアップ・リカバリー方式では、プライマリーシス
テム1とセカンダリーシステム2の双方を同一人格が設
置してバックアップをとる構成で説明したが、プライマ
リーシステム1を設置する者とセカンダリーシステム2
を設置する者とが別人格であってもよく、上記プライマ
リーシステム1またはセカンダリーシステム2を設置す
れば本発明の範囲に属するものである。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るデータ
バックアップ・リカバリー方式によれば、次のような利
点がある。 (1)バックアップに関する時間と手間を大幅に削減で
きる。 (2)バックアップデータを用いたリカバリーに要する
時間と手間を同様に大幅に削減できる。 (3)バックアップと、バックアップデータを用いたリ
カバリーとを確実に行なうことができる。 (4)インデックスのバックアップが確実に簡単に行な
えるためリカバリー所用時間が短縮できる。 (5)プライマリーシステムが故障した場合にセカンダ
リーシステムに切り替えることにより無停止運転が実現
できる。 (6)バックアップ用の装置はプライマリーシステムと
同一の形式の装置である必要はない。
バックアップ・リカバリー方式によれば、次のような利
点がある。 (1)バックアップに関する時間と手間を大幅に削減で
きる。 (2)バックアップデータを用いたリカバリーに要する
時間と手間を同様に大幅に削減できる。 (3)バックアップと、バックアップデータを用いたリ
カバリーとを確実に行なうことができる。 (4)インデックスのバックアップが確実に簡単に行な
えるためリカバリー所用時間が短縮できる。 (5)プライマリーシステムが故障した場合にセカンダ
リーシステムに切り替えることにより無停止運転が実現
できる。 (6)バックアップ用の装置はプライマリーシステムと
同一の形式の装置である必要はない。
【図1】本発明の第1の実施の形態であるデータバック
アップ・リカバリー方式を実現するプライマリーシステ
ムとセカンダリーシステムの構成を示したブロック図で
ある。
アップ・リカバリー方式を実現するプライマリーシステ
ムとセカンダリーシステムの構成を示したブロック図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態であるデータバック
アップ・リカバリー方式を実現するプライマリーシステ
ムとセカンダリーシステムとをさらに詳細に説明したブ
ロック図である。
アップ・リカバリー方式を実現するプライマリーシステ
ムとセカンダリーシステムとをさらに詳細に説明したブ
ロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態であるデータバック
アップ・リカバリー方式を実現するプライマリーシステ
ムとセカンダリーシステムで使用されるロケーションテ
ーブルとデータベースブロックとを示す説明図である。
アップ・リカバリー方式を実現するプライマリーシステ
ムとセカンダリーシステムで使用されるロケーションテ
ーブルとデータベースブロックとを示す説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態であるデータバック
アップ・リカバリー方式を実現するプライマリーシステ
ムで使用されるブロックの構成を説明するための図であ
る。
アップ・リカバリー方式を実現するプライマリーシステ
ムで使用されるブロックの構成を説明するための図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態であるデータバック
アップ・リカバリー方式を実現するデータバックアップ
・リカバリー方式において、一つのトランザクションが
開始されて終了されるまでの一連の動作を説明するため
のチャートである。
アップ・リカバリー方式を実現するデータバックアップ
・リカバリー方式において、一つのトランザクションが
開始されて終了されるまでの一連の動作を説明するため
のチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態であるデータバック
アップ・リカバリー方式を実現するデータバックアップ
・リカバリー方式において、同期密結合方式の動作を説
明するためのチャートである。
アップ・リカバリー方式を実現するデータバックアップ
・リカバリー方式において、同期密結合方式の動作を説
明するためのチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態であるデータバック
アップ・リカバリー方式を実現するデータバックアップ
・リカバリー方式において、非同期疎結合方式の動作を
説明するためのチャートである。
アップ・リカバリー方式を実現するデータバックアップ
・リカバリー方式において、非同期疎結合方式の動作を
説明するためのチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るデータバック
アップ・リカバリー方式を実現するプライマリーシステ
ムとセカンダリーシステムの他の構成を示したブロック
図である。
アップ・リカバリー方式を実現するプライマリーシステ
ムとセカンダリーシステムの他の構成を示したブロック
図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係るデータバック
アップ・リカバリー方式を実現するプライマリーシステ
ムとセカンダリーシステムの他の構成を示したブロック
図である。
アップ・リカバリー方式を実現するプライマリーシステ
ムとセカンダリーシステムの他の構成を示したブロック
図である。
1, 1a,1b プライマリーシステム 2, 2a,2b セカンダリーシステム 3 通信ネットワーク 4 入出力端末 5 プライマリーロケーションテーブル 6, 6a,6b,6c,… プライマリーブロック 7 セカンダリーロケーションテーブル 8,8a,8b,8c,… バックアップブロック 11,21 CPU 12,22 ランダムアクセスメモリ 12a データベース領域 12b プログラム読込領域 13,23 通信制御装置 14 バックアップリカバリ制御機構 15 データベース制御機構 16 入出力端末通信制御機構 17 アプリケーションプログラム 18 データベース 22a データベース領域 22b ログ履歴記憶領域 22c プログラム読込領域 24 バックアップリカバリ制御機構 25 バックアップデータベース 26 ログ履歴データ 110, 110b プライマリ処理装置 120, 120b プライマリ記憶装置 210, 210b セカンダリ処理装置 220, 220b セカンダリ記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B018 GA04 HA05 KA22 MA01 QA01 QA15 5B082 DD01 DE02 EA01
Claims (23)
- 【請求項1】 コンピュータにおけるデータバックアッ
プ・リカバリー方式において、一つのユニークなキーと
ゼロ個または1個以上のノンユニークなキーを持つレコ
ードを順次格納するブロックと、このブロックの位置管
理を、当該ブロックとランダムアクセスメモリの物理ア
ドレスとを対応させたロケーションテーブルを用いて行
い、ランダムアクセスメモリに格納されているデータベ
ースを管理するプライマリーシステムと、 前記プライマリーシステムの正データが格納されている
ブロックに対応したバックアップブロックを用意し、こ
のブロックの位置管理を、当該ブロックとランダムアク
セスメモリの物理アドレスとを対応させたロケーション
テーブルを用いて行い、ランダムアクセスメモリに格納
されているバックアップデータベースを管理するセカン
ダリーシステムとを備えたことを特徴とするデータバッ
クアップ・リカバリー方式。 - 【請求項2】 前記プライマリーシステムは、アプリケ
ーション処理を行うプライマリ処理装置のメインメモリ
を前記ランダムアクセスメモリとして使用し、前記ラン
ダムアクセスメモリ内のデータベースの内容を変更する
データベース制御機構と、前記データベース制御機構が
前記データベースの内容を変更したときに当該変更内容
のデータを送出するプライマリバックアップリカバリ制
御機構とを備え、 前記センカダリシステムは、セカンダリ処理装置のメイ
ンメモリをランダムアクセスメモリとして使用し、前記
プライマリバックアップリカバリ制御機構から送られて
くる当該データで前記ランダムアクセスメモリ内のバッ
クアップデータベースを変更するセカンダリバックアッ
プリカバリ制御機構を備えたことを特徴とする請求項1
記載のデータバックアップ・リカバリー方式。 - 【請求項3】 前記プライマリーシステムは、アプリケ
ーション処理を行うプライマリ処理装置と、このプライ
マリ処理装置のメインメモリとは別にデータベースを格
納するランダムアクセスメモリからなるプライマリ記憶
装置とを設け、前記センカダリシステムは、各種の処理
を実行するセカンダリ処理装置と、このセカンダリ処理
装置のメインメモリとは別にデータベースを格納するラ
ンダムアクセスメモリからなるセカンダリ記憶装置とを
設けたことを特徴とする請求項1記載のデータバックア
ップ・リカバリー方式。 - 【請求項4】 前記プライマリ処理装置は、バックアッ
プデータの通信を行う通信手段と、前記データベースの
内容を変更するデータベース制御機構と、前記データベ
ース制御機構が前記データベースの内容を変更したとき
に当該変更内容のデータを前記通信手段を介して送出す
るプライマリバックアップリカバリ制御機構とを備え、 前記セカンダリ処理装置は、バックアップデータの通信
を行う通信手段と、前記プライマリバックアップリカバ
リ制御機構から前記通信手段を介して送られてくる当該
データで前記バックアップデータベースを変更するセカ
ンダリバックアップリカバリ制御機構と、を備えたこと
を特徴とする請求項3記載のデータバックアップ・リカ
バリー方式。 - 【請求項5】 前記プライマリ処理装置及びセカンダリ
処理装置は、両者の間でバックアップデータの通信を行
う通信手段のみを設けてあり、かつ、前記プライマリ記
憶装置は、前記データベースの内容を変更するデータベ
ース制御機構と、前記データベース制御機構が前記デー
タベースの内容を変更したときに当該変更内容のデータ
を前記通信手段を介して送出するプライマリバックアッ
プリカバリ制御機構とを備え、 前記センカダリ記憶装置は、前記プライマリバックアッ
プリカバリ制御機構から前記通信手段を介して送られて
くる当該データで前記バックアップデータベースを変更
するセカンダリバックアップリカバリ制御機構を備え、
たことを特徴とする請求項3記載のデータバックアップ
・リカバリー方式。 - 【請求項6】 前記プライマリーシステムは、アプリケ
ーション処理を行うプライマリ処理装置と、このプライ
マリ処理装置のメインメモリとは別にデータベースを格
納するランダムアクセスメモリからなるプライマリ記憶
装置とを設け、 前記センカダリシステムは、データベースを格納するラ
ンダムアクセスメモリからなるセカンダリ記憶装置のみ
を設け、 前記プライマリ記憶装置は、バックアップデータの通信
を行う手段と、前記データベースの内容を変更するデー
タベース制御機構と、前記データベース制御機構が前記
データベースの内容を変更したときに当該変更内容のデ
ータを前記通信手段を介して送出するプライマリバック
アップリカバリ制御機構とを備え、 前記センカダリ記憶装置は、バックアップデータの通信
を行う手段と、前記プライマリバックアップリカバリ制
御機構から前記通信手段を介して送られてくる当該デー
タで前記バックアップデータベースを変更するセカンダ
リバックアップリカバリ制御機構とを備え、たことを特
徴とする請求項1記載のデータバックアップ・リカバリ
ー方式。 - 【請求項7】 前記プライマリまたはセカンダリーシス
テムは、ログデータを、更新後データログ、更新前デー
タログ、更新トランザクションログの3つに分類し、必
要に応じてそれらのうちの1つまたは2つ以上を保存す
ることを特徴とする請求項1、2、3または6記載のバ
ックアップリカバリー方式。 - 【請求項8】 前記プライマリーシステムは、トランザ
クション処理が開始されたときにトランザクション開始
情報を送信し、更新後のデータの内容と更新内容、デー
タが格納されているブロックを特定する情報を前記セカ
ンダリシステムに送信し、 前記セカンダリシステムは、更新後データ情報を受信す
るたびに、当該トランザクションの更新後データ情報に
基づき該当データの更新を行ない、 前記プライマリーシステムは、トランザクションのデー
タ更新が終了したときに、更新終了情報を前記セカンダ
リシステムに送信するようにした同期密結合方式を採用
したものであることを特徴とする請求項1、2、3、6
または7記載のデータバックアップ・リカバリー方式。 - 【請求項9】 前記プライマリーシステムは、更新後の
データの内容と更新内容、データが格納されているブロ
ックを特定する情報をセカンダリシステムに送信し、 前記セカンダリシステムは、前記プライマリーシステム
からトランザクション開始の情報を受信後、トランザク
ション内のログデータを受信して当該データの更新をお
こない、前記プリイマリシステムからトランザクション
終了情報を受け取った後、当該バックアップ更新処理が
終了するまでバックアップ終了情報を前記プライマリー
システムに送信しないようにした非同期疎結合方式を採
用したものであることを特徴とする請求項1、2、3、
6または7記載のデータバックアップ・リカバリー方
式。 - 【請求項10】 コンピュータにおけるデータバックア
ップ・リカバリー方式において、 一つのユニークなキーとゼロ個または1個以上のノンユ
ニークなキーを持つレコードを順次格納するブロック
と、このブロックの位置管理を、当該ブロックとランダ
ムアクセスメモリの物理アドレスとを対応させたロケー
ションテーブルを用いて行い、ランダムアクセスメモリ
に格納されているデータベースを管理するプライマリー
システムを備えたことを特徴とするデータバックアップ
・リカバリー方式。 - 【請求項11】 前記プライマリーシステムは、アプリ
ケーション処理を行うプライマリ処理装置のメインメモ
リを前記ランダムアクセスメモリとして使用し、前記ラ
ンダムアクセスメモリ内のデータベースの内容を変更す
るデータベース制御機構と、前記データベース制御機構
が前記データベースの内容を変更したときに当該変更内
容のデータを送出するプライマリバックアップリカバリ
制御機構とを備えたことを特徴とする請求項10記載の
データバックアップ・リカバリー方式。 - 【請求項12】 前記プライマリーシステムは、アプリ
ケーション処理を行うプライマリ処理装置と、このプラ
イマリ処理装置のメインメモリとは別にデータベースを
格納するランダムアクセスメモリからなるプライマリ記
憶装置とを設けたことを特徴とする請求項10記載のデ
ータバックアップ・リカバリー方式。 - 【請求項13】 前記プライマリ処理装置は、バックア
ップデータの通信を行う通信手段と、前記データベース
の内容を変更するデータベース制御機構と、前記データ
ベース制御機構が前記データベースの内容を変更したと
きに当該変更内容のデータを前記通信手段を介して送出
するプライマリバックアップリカバリ制御機構とを備え
ことを特徴とする請求項12記載のデータバックアップ
・リカバリー方式。 - 【請求項14】 前記プライマリ処理装置は、バックア
ップデータの通信を行う通信手段のみを設け、前記プラ
イマリ記憶装置は、前記データベースの内容を変更する
データベース制御機構と、前記データベース制御機構が
前記データベースの内容を変更したときに当該変更内容
のデータを前記通信手段を介して送出するプライマリバ
ックアップリカバリ制御機構とを備えたことを特徴とす
る請求項12記載のデータバックアップ・リカバリー方
式。 - 【請求項15】 前記プライマリ記憶装置は、バックア
ップデータの通信を行う通信手段と、前記データベース
の内容を変更するデータベース制御機構と、前記データ
ベース制御機構が前記データベースの内容を変更したと
きに当該変更内容のデータを前記通信手段を介して送出
するプライマリバックアップリカバリ制御機構とを備え
たことを特徴とする請求項12記載のデータバックアッ
プ・リカバリー方式。 - 【請求項16】 コンピュータにおけるデータバックア
ップ・リカバリー方式において、バックアップしようと
するプライマリシステムの正データが格納されているブ
ロックに対応したバックアップブロックを用意し、この
ブロックの位置管理を、当該ブロックとランダムアクセ
スメモリの物理アドレスとを対応させたロケーションテ
ーブルを用いて行い、ランダムアクセスメモリに格納さ
れているバックアップデータベースを管理するセカンダ
リーシステムを備えたことを特徴とするデータバックア
ップ・リカバリー方式。 - 【請求項17】 前記センカダリシステムは、アプリケ
ーション処理を行うセカンダリ処理装置のメインメモリ
をランダムアクセスメモリとして使用し、前記バックア
ップしようとするプライマリシステムから送られてくる
当該データで前記ランダムアクセスメモリ内のバックア
ップデータベースを変更するセカンダリバックアップリ
カバリ制御機構を備えたことを特徴とする請求項16記
載のデータバックアップ・リカバリー方式。 - 【請求項18】 前記センカダリシステムは、アプリケ
ーション処理を行うセカンダリ処理装置と、このセカン
ダリ処理装置のメインメモリとは別にデータベースを格
納するランダムアクセスメモリからなるセタンダリ記憶
装置とを設けたことを特徴とする請求項16記載のデー
タバックアップ・リカバリー方式。 - 【請求項19】 前記セカンダリ処理装置は、バックア
ップデータの通信を行う通信手段と、前記バックアップ
しようとするプライマリシステムから前記通信手段を介
して送られてくる当該データで前記バックアップデータ
ベースを変更するセカンダリバックアップリカバリ制御
機構と備えたことを特徴とする請求項18記載のデータ
バックアップ・リカバリー方式。 - 【請求項20】 前記セカンダリ処理装置は、バックア
ップデータの通信を行う通信手段のみを設け、前記セン
カダリ記憶装置は、バックアップしようとするプライマ
リシステムから前記通信手段を介して送られてくる当該
データで前記バックアップデータベースを変更するセカ
ンダリバックアップリカバリ制御機構とを備えたことを
特徴とする請求項18記載のデータバックアップ・リカ
バリー方式。 - 【請求項21】 前記センカダリシステムは、データベ
ースを格納するランダムアクセスメモリからなるセカン
ダリ記憶装置のみを設け、 前記センカダリ記憶装置は、バックアップデータの通信
を行う手段と、バックアップしようとするプライマリシ
ステムから前記通信手段を介して送られてくる当該デー
タで前記バックアップデータベースを変更するセカンダ
リバックアップリカバリ制御機構を備え、 たことを特徴とする請求項16記載のデータバックアッ
プ・リカバリー方式。 - 【請求項22】 前記プライマリまたはセカンダリーシ
ステムは、ログデータを、更新後データログ、更新前デ
ータログ、更新トランザクションログの3つに分類し、
必要に応じてそれらのうちの1つまたは2つ以上を保存
することを特徴とする請求項10、11、12、16、
17、18または21記載のバックアップリカバリー方
式。 - 【請求項23】 前記プライマリまたはセカンダリーシ
ステムは、前記同期密結合方式または前記非同期疎結合
方式を採用したものであることを特徴とする請求項1
0、11、12、16、17、18、21または22記
載のデータバックアップ・リカバリー方式。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
JP2001094678A JP2001356945A (ja) | 2000-04-12 | 2001-03-29 | データバックアップ・リカバリー方式 |
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PCT/JP2001/003126 WO2001077835A1 (fr) | 2000-04-12 | 2001-04-11 | Systeme de sauvegarde/recuperation de donnees |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000111299 | 2000-04-12 | ||
JP2000-111299 | 2000-04-12 | ||
JP2001094678A JP2001356945A (ja) | 2000-04-12 | 2001-03-29 | データバックアップ・リカバリー方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001356945A true JP2001356945A (ja) | 2001-12-26 |
Family
ID=26589985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001094678A Pending JP2001356945A (ja) | 2000-04-12 | 2001-03-29 | データバックアップ・リカバリー方式 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6934877B2 (ja) |
JP (1) | JP2001356945A (ja) |
WO (1) | WO2001077835A1 (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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