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JP2001354207A - 容器バッファ・供給装置及び容器バッファ・供給方法 - Google Patents

容器バッファ・供給装置及び容器バッファ・供給方法

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JP2001354207A
JP2001354207A JP2000176919A JP2000176919A JP2001354207A JP 2001354207 A JP2001354207 A JP 2001354207A JP 2000176919 A JP2000176919 A JP 2000176919A JP 2000176919 A JP2000176919 A JP 2000176919A JP 2001354207 A JP2001354207 A JP 2001354207A
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JP
Japan
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container
magazine
containers
stock
carry
Prior art date
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JP2000176919A
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Kiyotaka Terajima
清孝 寺島
Tomoharu Kurita
知治 栗田
Hiroyuki Kobayashi
裕幸 小林
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ENUTEKKU KK
Original Assignee
ENUTEKKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の集積スペース効率を高めることができ
る容器バッファ・供給装置を提供する。 【解決手段】 容器製造装置11と内容物充填装置12
を接続するメインコンベア13の途上にバイパスコンベ
ア14を接続する。このコンベア14の途上に容器バッ
ファ・供給装置15を装設する。偏平状をなす容器搬入
出マガジン16に容器Bを直列状に多数列吊下して集積
貯留する容器整列把持レール43を設け、容器取込機構
18により上流側のバイパスコンベア14aから容器を
把持レール43に取り込む。又、容器押出機構19によ
り把持レール43から容器を下流側のバイパスコンベア
14bに押し出し供給する。容器搬入出マガジン16と
対応して扁平状の容器ストックマガジン20を設け、両
マガジン16,20間で容器を一斉に搬入出する。容器
ストックマガジン20に容器Bを多数個吊下して集積貯
留し保管する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプラスチッ
クボトル等の容器製造・充填システム等の容器供給・処
理システムにおける容器バッファ・供給装置及び容器バ
ッファ・供給方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、同一工場内にプラスチックボトル
等の容器を製造する容器製造装置と、この容器製造装置
により製造された容器に内容物を充填する内容物充填装
置を併設するインプラント方式が普及している。この容
器製造・充填システムは、容器製造装置と内容物充填装
置をメインコンベアにより接続するとともに、メインコ
ンベアにバイパスコンベアを併設していることが多い。
この場合例えば、前記バイパスコンベアに多数の容器群
をパレタイザーに供給して梱包し、梱包容器群をパレッ
ト状に複数段に段積みして保管庫に一時的に保管するこ
とができる。さらに、必要に応じて保管庫から容器群を
デパレタイザーに供給して、梱包を解除し、一列直立状
態に容器群を整列させて内容物充填装置へ供給する方式
になっている。
【0003】容器製造装置により製造された容器は、通
常搬送時においては、メインコンベアにより内容物充填
装置へ直接供給され、何らかの原因で内容物充填装置側
が故障して停止した場合には、容器製造装置により過剰
に製造された容器が前記パレタイザーに集積貯留され
る。又、何らかの原因により容器製造装置側が故障して
停止したような場合には、パレタイザーに貯留されてい
た容器を内容物充填装置側に供給し、容器製造装置及び
内容物充填装置の稼動効率を向上するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の容器
バッファ・供給装置は、パレタイザーとデパレタイザー
の2種類の装置を必要とするので、装置が大型化すると
ともに、装置が複雑化して製造コストの低減を図ること
ができないという問題があった。
【0005】なお、従来の容器バッファ・供給装置とし
て、容器をホッパーに蓄積してアンスクランブラーで容
器を整列して再供給するものも提案されている。ところ
が、この装置も大型化するとともに、複雑化して製造コ
ストの低減を図ることができない。
【0006】又、従来の容器バッファ・供給装置とし
て、メインコンベアの途上に筒状をなす回転式の集積ド
ラムを装設し、この集積ドラム内に設けた複数列の容器
整列把持レールに容器の首部を係止して複数列に集積貯
留するように構成したものも提案されている。
【0007】ところが、上記の容器バッファ・供給装置
は、メインコンベアの途上に配置されているので、容器
製造装置と内容物充填装置の配置関係により設置上の制
約を受け、設置上の自由度が低いという問題があった。
又、筒状の集積ドラム内に容器群を複数列に整列貯留す
る方式を採っていたので、多数の容器を多量に集積貯留
することができないという問題もあった。
【0008】この発明の目的は、上記従来の技術に存す
る問題点を解消して、パレタイザー方式他と比較して構
造を簡素化してコストを低減することができるととも
に、設置上の自由度及び容器群の集積スペース効率を向
上することができる容器バッファ・供給装置及び容器バ
ッファ・供給方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、容器の首部に吊り下げ
把持可能な鍔部を有する容器の供給装置と、供給された
容器に内容物を充填する等の処理を施す処理装置とをメ
インコンベアで接続した容器供給・処理システムにおい
て、前記メインコンベアの途上に容器をバイパスさせる
バイパスコンベアを接続し、このバイパスコンベアの途
上に容器を複数列吊り下げて集積貯留するとともに、貯
留された容器をバイパスコンベアを経由してメインコン
ベアに供給するための容器ストックマガジンを移動可能
に設けたことを要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記容器ストックマガジンは、複数の容器を複数列
に整列して吊下把持してストックする容器整列把持レー
ルを複数列備えるとともに全体として扁平状に形成さ
れ、前記バイパスコンベアの容器送り込み端部に搬送さ
れた容器を前記容器整列把持レールに取り込んで集積さ
せる容器取込機構と、前記容器整列把持レールに列状に
集積把持された容器を前記バイパスコンベアの送り出し
開始部に押し出す容器押出機構と、前記容器整列把持レ
ールと前記バイパスコンベアの容器送り込み端部との対
向位置及び前記容器整列把持レールと前記バイパスコン
ベアの容器送り出し開始部との対向位置を、前記容器ス
トックマガジン又は前記バイパスコンベアの容器送り込
み端部及び容器送り出し開始部を移動して切り換える位
置切換機構と、前記容器取込機構、容器押出機構及び位
置切換機構の各動作を制御する制御装置とを備えたこと
を要旨とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2におい
て、前記バイパスコンベアの容器送り込み端部及び前記
容器送り出し開始部は、所定の容器取込位置及び容器押
出位置に配置され、前記位置切換機構は、容器ストック
マガジンの位置を切り換えるストックマガジン位置切換
機構であって、容器ストックマガジンの複数の容器整列
把持レールを個別に、前記容器取込位置に切り換え動作
するとともに、前記容器押出位置に切り換え動作される
ように構成されていることを要旨とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3におい
て、前記バイパスコンベアの容器送り込み端部及び容器
送り出し開始部と、前記容器ストックマガジンとの間に
は、バイパスコンベアと容器ストックマガジンとの間に
おいて容器の搬入動作又は搬出動作を専用に行うための
容器搬入出マガジンが設けられ、前記容器搬入出マガジ
ンは、扁平状に形成されるとともに、容器の鍔部を吊下
把持する複数列の容器整列把持レールを備え、前記バイ
パスコンベアの容器送り込み端部に搬送された容器を前
記容器搬入出マガジンの容器整列把持レールに取り込ん
で集積させる容器取込機構と、前記容器搬入出マガジン
の前記容器整列把持レールに列状に集積把持された容器
を前記バイパスコンベアの送り出し開始部に押し出す容
器押出機構と、前記容器搬入出マガジンの前記容器整列
把持レールを前記容器取込位置又は容器押出位置に切り
換える搬入出マガジン位置切換機構と、前記容器搬入出
マガジンから容器ストックマガジンへ容器を列状のまま
搬入する容器搬入機構と、前記容器ストックマガジンか
ら容器搬入出マガジンへ容器を列状のまま搬出する容器
搬出機構とを備えていることを要旨とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項4におい
て、前記容器搬入機構は、容器搬入出マガジンから容器
ストックマガジンへ容器を列状のまま一斉に搬入する容
器一斉搬入機構であり、前記容器搬出機構は、容器スト
ックマガジンから容器搬入出マガジンへ容器を列状のま
ま一斉に搬出する容器一斉搬出機構であることを要旨と
する。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項3〜5の
いずれか一項において、前記容器ストックマガジンは、
複数箇所に横方向又は縦方向に配設され、各容器ストッ
クマガジンは、前記容器取込位置又は容器押出位置と対
応するステーションと、前記ステーションから離隔した
マガジン保管位置との間でストックマガジン位置切換機
構により切り換え動作されるように構成され、前記マガ
ジン保管位置には、前記各容器ストックマガジンを上下
方向に複数段に保管するマガジン昇降保管機構が装設さ
れていることを要旨とする。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項6におい
て、前記ストックマガジン位置切換機構は、複数の容器
ストックマガジンを、前記ステーション及びマガジン保
管位置を含む所定の循環案内搬送経路に沿って間欠的に
循環可能に構成されていることを要旨とする。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項2〜7の
いずれか一項において、前記制御装置は、前記各容器ス
トックマガジン又は容器についての例えば、容器の種
類、製造年月日データ、並びに容器ストックマガジンの
洗浄データ、損傷データ等のデータのうち少なくとも一
種類のデータを入力するデータ入力手段と、前記データ
入力手段により入力されたデータを記録する記録手段
と、前記記録手段から読み出されたデータに基づいて、
容器の処理並びに容器ストックマガジンの洗浄等の処理
動作を設定する処理動作設定手段とを備えていることを
要旨とする。
【0017】請求項9に記載の容器バッファ・供給方法
の発明は、請求項1記載の容器バッファ・供給装置を用
いて、以下の工程を行うことを要旨とする。容器の供給
装置の停止を含む供給能力と、処理装置の停止を含む処
理能力とを比較し、前記供給能力が処理能力よりも高く
容器に余剰を生じた場合には、供給装置から上流側のバ
イパスコンベアを通して容器を容器バッファ・供給装置
に列状に取り込んで集積貯留する工程。
【0018】容器の供給能力が処理能力よりも低く容器
に不足を生じた場合には、容器バッファ・供給装置に集
積貯留された容器を下流側のバイパスコンベアに列状に
押し出して処理装置側へ供給する工程。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の容器製造・充填シ
ステムにおける容器バッファ・供給装置を具体化した一
実施形態を図1〜図18に基づいて説明する。
【0020】この実施形態では、容器としてプラスチッ
クボトルBを対象とするが、以下、単に容器Bと称す
る。 (容器製造・充填システムの概略構成)最初に、システ
ムの平面を表す図1により、容器製造・充填システムの
概略構成を説明する。
【0021】容器Bを製造する容器製造装置11と、容
器B内に内容物を充填する内容物充填装置12は、メイ
ンコンベア13により接続されている。前記メインコン
ベア13にはバイパスコンベア14が接続され、このバ
イパスコンベア14の途上には容器バッファ・供給装置
15が装設されている。 (容器バッファ・供給装置15の概略構成)次に、容器
バッファ・供給装置15の概略構成を図1及び図2によ
り説明する。
【0022】前記容器バッファ・供給装置15は、多数
の容器Bを吊下状態で整列して集積把持する一つの容器
搬入出マガジン16を備え、この容器搬入出マガジン1
6は搬入出マガジン位置切換機構17によって容器取込
位置P1、容器押出位置P2又は容器一斉搬入出位置P
3に位置切り換えされるようにしている。
【0023】上流側のバイパスコンベア14aと対応し
て容器取込機構18が設けられ、バイパスコンベア14
aの容器送り込み端部から容器搬入出マガジン16に容
器を一列状に取り込むようにしている。
【0024】下流側のバイパスコンベア14bの送り出
し開始部と対応して容器押出機構19が設けられ、容器
搬入出マガジン16からバイパスコンベア14bに容器
を一列状に押し出して供給すようにしている。
【0025】前記容器搬入出マガジン16のバイパスコ
ンベア14と反対側には、容器を吊下状態で集積貯留す
る容器ストックマガジン20を容器搬入出マガジン16
と対向させるステーションSが設けられている。この容
器ストックマガジン20はストックマガジン位置切換機
構21によりステーションS内の容器一斉搬入出待機位
置P4と、図2に示すステーションS外のマガジン入出
庫待機位置P6との間で位置切り換えされるようになっ
ている。
【0026】前記容器搬入出マガジン16と対応して、
容器一斉搬入出位置P3には容器一斉搬入機構22が設
けられている。そして、容器搬入出マガジン16に集積
把持された多数列の容器B群を前記容器ストックマガジ
ン20に一斉に搬入するようにしている。
【0027】前記容器Bを集積貯留した容器ストックマ
ガジン20は、図2に示すように複数のマガジン保管庫
23に搬送されて多数枚積層状態で保管されるようにし
ている。
【0028】ステーションSには容器一斉搬出機構24
が設けられている。そして、マガジン保管庫23に保管
された容器ストックマガジン20は、該マガジン保管庫
23からステーションSに搬送され、前記容器一斉搬出
機構24により容器ストックマガジン20の容器B群を
容器搬入出マガジン16に一斉に搬出するようにしてい
る。
【0029】前記マガジン保管庫23の側方にはマガジ
ンの洗浄装置25が設けられている。図1では一箇のみ
図示したが、最上方に図示したマガジン保管庫23と対
応して二箇所に設けてもよい。
【0030】前記容器バッファ・供給装置15は、容器
製造装置11及び内容物充填装置12の動作を制御する
制御装置26からの動作信号により制御されるようにな
っている。(メインコンベア13及びバイパスコンベア
14の構成)前記メインコンベア13及びバイパスコン
ベア14は、容器Bの首部Nに設けた鍔部Fを支持案内
しながらエア噴流による推進力によって容器Bを吊り下
げ状態で搬送する公知のエアコンベアとなっている。
又、エアコンベアの底部には容器Bの底面に負圧を作用
させて容器Bを安定して搬送することができるようにバ
キュームコンベアが配設されている。
【0031】前記メインコンベア13とバイパスコンベ
ア14aの分岐部には、コンベア分岐装置31が設けら
れ、切換機構31aによって容器Bをメインコンベア1
3に供給するか上流側のバイパスコンベア14aに供給
するかの切り換えを行うようになっている。前記メイン
コンベア13とバイパスコンベア14bの合流部にはコ
ンベア合流装置32が設けられ、切換機構32aによっ
て容器Bをメインコンベア13から受けるか下流側のバ
イパスコンベア14bから受けるかの切り換えを行うよ
うになっている。 (容器搬入出マガジン16及び搬入出マガジン位置切換
機構17)次に、図3〜図5により容器搬入出マガジン
16及び搬入出マガジン位置切換機構17について説明
する。
【0032】この明細書において、Y軸方向は容器Bの
水平面内での搬入又は搬出方向であり、このY軸方向と
直交するX軸方向は容器搬入出マガジン16の水平面内
での移動方向を、Z軸方向は垂直方向を表す。
【0033】図5に示すように床面に設置された固定フ
レーム33には、一対のX軸ガイドレール34が互いに
平行に、かつ水平X軸方向に取り付けられ、このX軸ガ
イドレール34にはスライダー35を介してX軸可動フ
レーム36がX軸方向の往復動可能に装設されている。
前記固定フレーム33には図3に示すように正逆回転さ
れるサーボモータ38が取り付けられ、このサーボモー
タ38の駆動タイミングプーリ39と固定フレーム33
に支持した複数の被動タイミングプーリ40との間には
タイミングベルト41が掛装され、タイミングベルト4
1は前記X軸可動フレーム36に連結されている。
【0034】前記X軸可動フレーム36の上面には複数
の支持ロッド42が立設され、各支持ロッド42には複
数の容器整列把持レール43が前記X軸方向と直交する
水平Y軸方向に取り付けられている。各容器整列把持レ
ール43の間にはY軸方向に指向するガイド溝43aが
形成され、容器Bの首部NをY軸方向にガイドするよう
になっている。又、容器整列把持レール43のガイド溝
43a近傍には鍔部ガイド43bが設けられ、図4に示
すように容器Bの鍔部Fを支持して、容器Bを吊下状態
で摺動案内するようになっている。前記X軸可動フレー
ム36の上面には前記各ガイド溝43aとそれぞれ対応
するように干渉阻止体としてのチャンネル状をなす案内
パネル44がY軸方向に取り付けられている。この案内
パネル44によって容器整列把持レール43に吊下把持
された容器Bが横揺れして互いに干渉しないようになっ
ている。
【0035】従って、図3において、サーボモータ38
が作動されると、容器搬入出マガジン16の各ガイド溝
43aがバイパスコンベア14aの容器送り込み端部と
対応する容器取込位置P1に間欠的に位置切り換えされ
る。又、バイパスコンベア14bの容器送り出し開始部
と対応する容器押出位置P2に間欠的に位置切り換えさ
れる。さらに、両位置P1,P2の中央に設定された容
器一斉搬入出位置P3に容器搬入出マガジン16の中心
が一致するよう位置切り換えされる。
【0036】この明細書において、容器搬入出マガジン
16には、容器整列把持レール43及び案内パネル44
は実際には、例えば20本以上設けられるが、図4,図
5においては、簡略化されており、この手法は後述する
容器ストックマガジン20等にも適用されている。 (容器取込機構18)次に、図6を中心に容器取込位置
P1において、上流側のバイパスコンベア14aから前
記容器搬入出マガジン16の把持レール43のガイド溝
43aに容器Bを取り込む容器取込機構18について説
明する。
【0037】上流側のバイパスコンベア14aは、エア
コンベア46とバキュームコンベア47により構成さ
れ、バキュームコンベア47の吸引箱48により容器B
の底面に吸引力が作用するようになっている。前記容器
Bの首部Nは把持レール49により吊下支持されてエア
噴流による推進力により搬送される。前記バイパスコン
ベア14aの取り込み端部には、開閉ストッパ50が設
けられ、所定のタイミングで容器Bを停止させるように
なっている。
【0038】一方、前記容器搬入出マガジン16の上方
には容器取込位置P1と対応するように減速ストッパ機
構51が装設されている。この減速ストッパ機構51は
図示しない固定フレームに取り付けたカバー52と、該
カバー52に支持した駆動プーリ53及び被動プーリ5
4と、前記両プーリ53及び54に掛装されたタイミン
グベルト55と、前記駆動プーリ53を駆動する正逆回
転されるサーボモータ56とにより構成されている。前
記タイミングベルト55にはストッパ片57が吊下支持
されている。そして、ストッパ片57は前記容器取込位
置P1にある単一のガイド溝43a内を通過可能な幅
に、かつ吊下支持された容器Bの胴体部に当接可能な長
さに形成されている。
【0039】従って、前記サーボモータ56が作動され
ると、ストッパ片57は図6に示す待機位置β1、停止
位置β2及び退避位置β3の間を移動する。前記開閉ス
トッパ50が開放されて容器Bが把持レール43のガイ
ド溝43a内に搬入されると、その最先端の容器Bが待
機位置β1にあるストッパ片57に当接され、この待機
位置β1から停止位置β2へ搬送されるまでの間に減速
される。停止位置β2に移動されたとき、開閉ストッパ
50が閉鎖されて容器Bのガイド溝43a内の供給が停
止される。その後、ストッパ片57は容器搬入出マガジ
ン16に干渉しない退避位置β3に移動される。 (容器押出機構19)次に、図7を中心に容器搬入出マ
ガジン16の把持レール43のガイド溝43aに一列状
に集積把持された容器Bを下流側のバイパスコンベア1
4bに押し出して供給する容器押出機構19について説
明する。
【0040】所定位置に設置されたフレーム61には上
下一対のタイミングベルト62,63が駆動プーリ6
4,65及び被動プーリ66,67に掛装されている。
前記タイミングベルト62,63はフレーム61に取り
付けたサーボモータ68と、ベルト伝動機構69により
図7の矢印方向に周回運動するようになっている。前記
タイミングベルト62,63には押出ロッド70が取り
付けられている。前記押出ロッド70は前記容器押出位
置P2に移動された単一のガイド溝43a内に進入可能
に、かつ容器Bの胴部を押圧可能に形成されている。
【0041】従って、容器搬入出マガジン16の把持レ
ール43の各ガイド溝43aのうち一条のガイド溝43
aが容器押出位置P2位置に移動停止された状態で、サ
ーボモータ68が駆動されると、押出ロッド70は排出
待機位置δ1から排出完了位置δ2へ移動される。そし
て、一列状の容器B群が容器搬入出マガジン16の把持
レール43から下流側のバイパスコンベア14bに一列
状に押し出し供給される。 (容器ストックマガジン20及びストックマガジン位置
切換機構21)次に、図1、2、図8〜図11により容
器ストックマガジン20を位置切り換えするストックマ
ガジン位置切換機構21について説明する。
【0042】図1,8,9に示すように前記ステーショ
ンSには、四角枠状の固定フレーム71が設置され、こ
の固定フレーム71の内部にはX軸方向に延びるレール
取付枠71aを介して一対のX軸案内レール72が互い
に平行に、かつ水平方向に敷設されている。前記X軸案
内レール72はレール取付枠71aとともにマガジン保
管庫23側に延長されている。前記X軸案内レール72
にはマガジン搬送台車73(以下、台車73ともいう)
がX軸方向の往復動可能に装着されている。前記台車7
3の下部には転動支持機構74が設けられ、前記X軸案
内レール72に転動接触されている。
【0043】図2に示すように、床面には正逆転可能な
サーボモータ75が設置され、その回転軸に設けた駆動
プーリ76と保管庫23の後述するタワーフレーム13
1に支持した複数の被動プーリ77との間にはタイミン
グベルト78が掛装され、サーボモータ75の駆動によ
り前記台車73がX軸方向に往復動される。
【0044】図11は容器ストックマガジン20を支持
する台車73を分解して示す斜視図である。前記台車7
3を構成するX軸可動フレーム81は、前記転動支持機
構74を介して前記X軸案内レール72に沿って移動さ
れる。前記X軸可動フレーム81の上面にはY軸方向に
一対のY軸案内レール82が互いに平行に支持されてい
る。前記両Y軸案内レール82にはスライダ83を介し
てY軸方向に往復動されるX・Y軸可動フレーム84が
装着されている。前記X軸可動フレーム81には位置切
換用シリンダ85が取り付けられ、そのロッド86の先
端部は前記X・Y軸可動フレーム84に連結されてい
る。
【0045】従って、前記位置切換用シリンダ85が作
動されると、X軸可動フレーム81上においてX・Y軸
可動フレーム84がY軸案内レール82に案内されてY
軸方向に往復動される。
【0046】前記X・Y軸可動フレーム84の四隅部に
は複数(4箇所)にブラケット87を介して昇降用シリ
ンダ88が上向きに支持されている。この昇降用シリン
ダ88のロッド88aはX・Y軸可動フレーム84に立
設した複数(4箇所)の案内筒89に対し上方にそれぞ
れ貫通されている。そして、マガジン20を複数のロッ
ド88aに支持した状態でZ軸方向に昇降動作するよう
になっている。この実施形態では、四つの前記昇降用シ
リンダ88によりマガジン20の昇降機構90が構成さ
れている。
【0047】次に、図11により容器ストックマガジン
20について説明すると、フレーム91は角パイプ9
2,93及び連結板94により全体として偏平状に形成
されている。前記フレーム91の四隅部下面には、複数
の前記昇降用シリンダ88のロッド88aと対応するよ
うに4つの係合筒95が下向きに溶接されている。従っ
て、前記ロッド88aの上端部が係合筒95の内部に挿
入されることによりマガジン20が台車73に水平状態
で支持される。
【0048】前記フレーム91の下面には容器Bを一列
状に吊下支持するための把持レール96が複数箇所に、
かつY軸方向に互いに平行に取り付けられている。この
把持レール96は容器Bの首部Nをガイドするガイド溝
96aと、容器Bの鍔部Fを支持して摺動案内する鍔部
ガイド96bとを備えている。前記フレーム91の前端
部には後述する位置規制機構120のストッパー121
に係止される被係止具97が2箇所に設けられている。
【0049】前記マガジン20のフレーム91の外側面
の四箇所には、フック98がそれぞれ取り付けられ、後
述する保管庫23側のマガジン昇降保管機構130の水
平支持棒140,141によって持ち上げられるように
なっている。
【0050】前記台車73のX・Y軸可動フレーム84
の上面には、前記マガジン20を台車73に支持した状
態で、把持レール96に吊下された容器Bが横揺れして
干渉するのを防止するための干渉阻止体としてのチャン
ネル状をなす複数の案内パネル99がY軸方向に互いに
平行に取り付けられている。
【0051】図8はステーションS内において、台車7
3に支持されたマガジン20の把持レール96の前端面
(図8の右端面)がY軸方向後方に所定距離だけ離隔し
た容器一斉搬入出待機位置P4に位置する。この状態
で、前記位置切換用シリンダ85が作動されると、X・
Y軸可動フレーム84がY軸方向前方(図8の右方)に
移動される。このため、前記各把持レール96が図9に
示すようにマガジン16の各把持レール43にそれぞれ
接触(近接も可)する容器一斉搬入出位置P5に移動さ
れる。従って、マガジン16と、マガジン20との間で
容器B群の搬入出が可能となる。
【0052】この実施形態では、X・Y軸可動フレーム
84及び位置切換用シリンダ85等によりマガジン20
を容器一斉搬入出待機位置P4と容器一斉搬入出位置P
5との間で切り換えるためのマガジン前後進位置切換機
構80を構成している。 (容器一斉搬入機構22及び容器一斉搬出機構24)次
に、図8、9及び図12〜図14に基づいて、容器搬入
出マガジン16に把持された多数群の容器Bをマガジン
20に一斉に搬入するための容器一斉搬入機構22及び
一斉に搬出するための容器一斉搬出機構24について説
明する。
【0053】図8,9に示すように、固定フレーム33
の側方には、ステーションSに設けた固定フレーム71
と対応するように四角枠状の固定フレーム100が設け
られている。両固定フレーム71,100間には図14
に示すような一対の水平支持フレーム101がY軸方向
に、かつX軸方向に所定間隔をおいて互いに平行に架設
されている。両水平支持フレーム101にはY軸案内レ
ール102がそれぞれ取り付けられ、前記両Y軸案内レ
ール102には搬入用転動支持機構103A及び搬出用
転動支持機構103Bを介して搬入用Y軸可動フレーム
104A及び搬出用Y軸可動フレーム104Bがそれぞ
れY軸方向の往復動可能に装着されている。
【0054】前記搬入用Y軸可動フレーム104Aには
図12に示すように一斉搬入バー105Aが複数箇所に
所定のピッチ、つまり、前記把持レール43のガイド溝
43aの形成ピッチと同ピッチで取り付けられている。
又、前記搬出用Y軸可動フレーム104Bには図13に
示すように一斉搬出バー105Bが複数箇所に前記把持
レール96のガイド溝96aのピッチと同ピッチで複数
箇所に取り付けられている。なお、前記転動支持機構1
03A,103Bはローラ支持板106と、ローラ10
7とにより構成されている。
【0055】前記一斉搬入バー105A及び一斉搬出バ
ー105Bは、図8,9に示すように、駆動機構108
A及び108Bによりそれぞれ往復動される。前記駆動
機構108A,108Bは、駆動プーリ109と被動プ
ーリ110との間に掛装されたタイミングベルト111
と、サーボモータ112と、さらにベルト伝動機構11
3とによって構成されている。
【0056】従って、図9に示すようにマガジン20が
容器一斉搬入出位置P5に位置する状態で、容器一斉搬
入機構22の駆動機構108Aが作動されると、一斉搬
入バー105Aによりマガジン16の容器B群がマガジ
ン20に一斉に搬入される。反対に、容器一斉搬出機構
24の駆動機構108Bが作動されると、一斉搬出バー
105Bによりマガジン20の容器B群がマガジン16
に一斉に搬出される。 (容器ストックマガジン20の位置規制機構120)次
に、図8,9により容器ストックマガジン20を容器一
斉搬入出位置P5に位置規制する位置規制機構120に
ついて説明する。
【0057】この位置規制機構120はマガジン20の
フレーム91に取り付けた前記被係止具97と対応して
水平支持フレーム101側に取り付けられたストッパー
121を備えている。水平支持フレーム101側には支
持軸123を介して位置規制レバー122が傾動可能に
支持されている。前記位置規制レバー122は位置切換
用シリンダ124により傾動可能に構成され、ロッド1
25の先端部が位置規制レバー122に連結されてい
る。
【0058】従って、ステーションSにおいて、台車7
3のX・Y軸可動フレーム84に支持されたマガジン2
0が容器一斉搬入出待機位置P4から容器一斉搬入出位
置P5に移動されと、ストッパー121に被係止具97
が当接係止される。又、角パイプ92が位置規制レバー
122に当接係止され、マガジン20の容器一斉搬入出
位置P5における位置が確保される。なお、マガジン2
0が容器一斉搬入出位置P5から容器一斉搬入出待機位
置P4に後退される際には、位置規制レバー122は上
方退避位置に回動される。 (マガジン保管庫23)次に、前記台車73に支持され
てマガジン入出庫待機位置P6に搬入されたマガジン2
0を上下方向に複数段に保管するためのマガジン保管庫
23について図15〜図17により説明する。
【0059】図16に示すように、マガジン保管庫23
を構成するマガジン昇降保管機構130はタワーフレー
ム131に装着されている。タワーフレーム131の上
端部四隅には4つの駆動スプロケット132が所定位置
に取り付けられ、タワーフレーム131の下端部寄りに
は4つの被動スプロケット133が取り付けられてい
る。又、前記駆動スプロケット132と被動スプロケッ
ト133にはそれぞれチェーン135〜138がZ軸方
向に掛装されている。前記被動スプロケット133の付
近にはアイドラースプロケット139が支持されてい
る。前記一対のチェーン135及び136と137,1
38には、係止部材としての水平支持棒140,141
が上下方向に多数段に架設連結されている。前記各駆動
スプロケット132は、それぞれスプロケット位置変位
機構としてのシリンダ142によってX軸方向に位置切
り換え可能に構成されている。
【0060】従って、図17において実線で示すよう
に、前記台車73によりマガジン20が保管庫23の下
部と対応するマガジン入出庫待機位置P6に移動された
状態において、マガジン20がマガジン昇降機構90の
作動により図17の鎖線で示すようにマガジン入出庫位
置P7に移動される。次に、前記シリンダ142が作動
されて被動スプロケット133が互いにマガジン20に
接近するX軸方向に移動され、この結果、水平支持棒1
40,141がマガジン20に設けたフック98と対応
する位置に移動される。この結果、水平支持棒140,
141によりフック98を介してマガジン20が持ち上
げられ、上方に移動され保管庫23のマガジン保管位置
P8の最下段に保管される。 (マガジンの洗浄装置25)次に、図15及び図16に
より、保管庫23内に保管されたマガジン20の洗浄を
行う洗浄装置25について説明する。
【0061】図15に示すように床面には保管庫23の
タワーフレーム131からY軸方向に所定距離だけ離隔
した位置に固定支持枠160が設置されている。この固
定支持枠160と前記タワーフレーム131との間に
は、一対の水平固定フレーム161,162がY軸方向
に互いに平行に架設連結されている。前記水平固定フレ
ーム161,162にはY軸案内レール163,164
が取り付けられている。前記Y軸案内レール163,1
64にはマガジン支持フレーム165が複数のローラを
備えた転動支持機構166を介してY軸方向の往復動可
能に支持されている。前記マガジン支持フレーム165
の上部には複数(4箇所)の支持ピン167が前記マガ
ジン20の四つの係合筒95と対応するように固着され
ている。前記マガジン支持フレーム165は前記水平固
定フレーム161,162に装着した位置切換機構(図
示略)によって往復動可能になっている。
【0062】従って、保管庫23に保管されていたマガ
ジン20を洗浄する必要が生じた場合には、マガジン支
持フレーム165が保管庫23内のマガジン入出庫待機
位置P6に移動される。この位置でマガジン20を受け
取って、洗浄位置P9に移動し、図示しない洗浄機構に
よりマガジン20が洗浄される。 (制御装置26)次に、図18を中心に制御装置26の
構成について説明する。
【0063】制御装置26は入力された各種のデータに
基づいて演算処理を行う中央演算処理装置181を備
え、リードオンリーメモリROM、ランダムアクセスメ
モリRAMを備えている。前記制御装置26にはキーボ
ード183が接続され、例えばマガジン20に関する製
造年月日、洗浄年月日等のデータ、容器Bの種類、製造
年月日或いは洗浄年月日等を入力するようになってい
る。前記制御装置26にはディスプレイ184が接続さ
れ、各種のデータを表示するようになっている。さら
に、制御装置26にはマガジン20に設けたバーコード
等を検出するマガジンセンサ185と、容器に設けたバ
ーコード等を検出する容器センサ186が接続されると
ともに、前述した各種の装置、機構が接続されている。
【0064】上記の制御装置26により容器バッファ・
供給装置15の動作が次に述べるように制御される。 (実施形態の作用)次に、前述のように構成された容器
製造・充填システムにおける容器バッファ・供給装置に
ついてその作用を説明する。
【0065】容器製造・充填システムが正常に稼動され
ている場合には、容器製造装置11及び内容物充填装置
12の処理能力がバランスし、容器製造装置11により
製造された容器Bはメインコンベア13を通して内容物
充填装置12に直接搬送される。このため容器バッファ
・供給装置15が作動されることはない。何らかの原因
で内容物充填装置12の停止を含む処理能力と、容器製
造装置11の停止を含む処理能力の間に差が生じた場
合、容器バッファ・供給装置15が以下に述べるように
作動される。 (内容物充填装置12が停止、容器製造装置11が正常
稼動の場合)容器バッファ・供給装置15の不使用状態
においては、図1に示すように空の容器搬入出マガジン
16は容器一斉搬入出位置P3に位置し、ステーション
Sには空のマガジン20を支持した台車73が容器一斉
搬入出待機位置P4に停止している。さらに、4基の保
管庫23のうち3基の保管庫23には空のマガジン20
が満杯に収容され、図2において最左端の保管庫23に
はマガジン20が無い状態となっている。
【0066】この状態において容器製造装置11が停止
されると、その停止信号により制御装置26からコンベ
ア分岐装置31に動作信号が出力され、切換機構31a
がバイパスコンベア14a側に切り換えられる。このた
め製造された容器Bはバイパスコンベア14aにより容
器取込位置P1側に搬送される。前記切換機構32aの
切り換え動作と同期して、搬入出マガジン位置切換機構
17のサーボモータ38が作動され、図3に示すように
マガジン16の最左端のガイド溝43aが容器取込位置
P1と対応する位置に移動停止される。そして、図6の
動作で述べた動作と同様にして容器Bがガイド溝43a
に取り込まれて、一列に例えば20個の容器Bが集積貯
留される。
【0067】一列目のガイド溝43aへの容器Bの供給
が終了すると、次はサーボモータ38が再起動されて2
列目のガイド溝43aが容器取込位置P1と対応する位
置に移動され、2列目のガイド溝43aに容器Bが所定
本数集積貯留される。この動作が順次行われて全てのガ
イド溝43aに容器Bが集積貯留されると、サーボモー
タ38の再作動によりマガジン16が容器一斉搬入出位
置P3に移動停止される。
【0068】次に、台車73のマガジン前後進位置切換
機構80が作動されて、マガジン20が容器一斉搬入出
待機位置P4から容器一斉搬入出位置P5に切り換えら
れる。これにより、マガジン16の各ガイド溝43aと
マガジン20の各ガイド溝96aがそれぞれ対応するよ
うに接近される。この状態で、容器一斉搬入機構22の
サーボモータ112が作動されると、マガジン16に集
積貯留された容器B群は一斉搬入バー105Aによって
押し出されてマガジン20の各把持レール96のガイド
溝96a内に一斉に搬入されて集積貯留される。
【0069】この一斉搬入動作が終了すると、前記マガ
ジン前後進位置切換機構80が動作されて、X・Y軸可
動フレーム84とともにマガジン20が容器一斉搬入出
位置P5から容器一斉搬入出待機位置P4に切り換えら
れる。その後、ストックマガジン位置切換機構21のサ
ーボモータ75が作動されて、台車73はX軸案内レー
ル72に沿って容器一斉搬入出待機位置P4からマガジ
ン20が保管されていない空状態の保管庫23の下部の
マガジン入出庫待機位置P6に移動停止される。
【0070】次に、マガジン昇降機構90の昇降用シリ
ンダ88が作動されて、マガジン20が図17に実線で
示すマガジン入出庫待機位置P6から鎖線で示すマガジ
ン入出庫位置P7に上昇される。その後、シリンダ14
2が作動されて、周回する水平支持棒140及び141
がフック98の直下に移動され、両支持棒によりフック
98が持ち上げられてマガジン20はマガジン入出庫位
置P7からマガジン保管位置P8の最下部に移動されて
停止される。
【0071】一回目の容器の一斉搬入動作を終えたマガ
ジン16は、再びバイパスコンベア14aから容器Bを
一列毎に取り込んでやがてマガジン16全体に容器Bが
多数個集積貯留される。
【0072】一方、前記満杯の容器Bを把持したマガジ
ン20を保管庫23に入庫した空車状態の台車73は、
空のマガジン20を保管している別の保管庫23の下部
に移動されて、空のマガジン20をX・Y軸可動フレー
ム84のロッド88a上に受け取る。なお、この受け取
り動作は、前述したマガジン入庫動作とほぼ逆の動作に
より行われる。その後、台車73は前記容器一斉搬入出
待機位置P4に移動した後、容器一斉搬入出位置P5に
移動して停止される。この状態でマガジン16に集積貯
留された容器B群が前述した一斉搬入動作と同様にして
一斉に各把持レール96のガイド溝96aに搬入され
る。
【0073】前記マガジン20は再び、台車73ととも
に保管庫23の下部に移動してマガジン20をマガジン
昇降保管機構130に受け渡す。以上の動作が繰り返し
行われることにより、3基の保管庫23内に容器Bを吊
下把持したマガジン20が多数段積層状に保管される。 (容器製造装置11が停止、内容物充填装置12が稼動
の場合)容器製造装置11が停止された場合には制御装
置26からの動作信号により切換機構32aが作動され
て、メインコンベア13からバイパスコンベア14bに
切り換えられる。又、制御装置26からの動作信号によ
りステーションSに停止されていた台車73は、空のマ
ガジン20を支持している場合には、保管庫23にマガ
ジン20を入庫した後、容器Bを把持した満杯のマガジ
ン20を出庫して、ステーションSに戻る。そして、台
車73に支持されたマガジン20は容器一斉搬入出待機
位置P4から容器一斉搬入出位置P5に移動され、容器
一斉搬出機構24によりマガジン20の各ガイド溝96
aからマガジン16の各ガイド溝43aに全ての容器B
群が一斉に押し出されて搬出される。
【0074】次に、マガジン16は搬入出マガジン位置
切換機構17の作動により図3において最右端部のガイ
ド溝43aが容器押出位置P2に対応する位置に移動停
止される。この状態で容器押出機構19が作動されて1
列目のガイド溝43aに収容された容器B群が下流側の
バイパスコンベア14bに押し出され、メインコンベア
13に合流して内容物充填装置12側に供給される。
【0075】1列目のガイド溝43aの容器Bの押し出
しが終了すると、搬入出マガジン位置切換機構17が作
動されて2列目のガイド溝43aが容器押出位置P2に
移動停止され、容器Bが容器押出機構19により押し出
されてバイパスコンベア14bに供給される。この動作
が順次行われて全ての把持レール43の容器Bがバイパ
スコンベア14bに押し出しされると、マガジン16は
再び容器一斉搬入出位置P3に移動停止される。
【0076】一方、台車73は容器Bを吊下した別のマ
ガジン20を保管庫23から出庫させて容器一斉搬入出
待機位置P4に移動する。その後、マガジン20が容器
一斉搬入出待機位置P4から容器一斉搬入出位置P5に
移動され、マガジン20の各ガイド溝96aの容器B群
が一斉に押し出されて、マガジン16の各ガイド溝43
aに搬出される。この状態において再び前述したように
マガジン16のガイド溝43aに把持された容器Bは一
列毎に容器押出機構19によってバイパスコンベア14
b側へ押し出し供給される。
【0077】以上の動作が繰り返し行われて全ての保管
庫23内のマガジン20に把持された容器Bが内容物充
填装置12に供給されるまでには、相当の時間を要す
る。このため、容器製造装置11の故障が復旧されて稼
動されると、容器製造・充填システムが再び正常の稼動
状態となる。 (洗浄装置25の稼動)保管庫23内に保管されたマガ
ジン20のうち、例えば前回の洗浄から一定期間経過し
たマガジン20に対しては、制御装置26から洗浄装置
25に洗浄を支持する動作信号が出力される。すると、
位置切換機構(図示略)が作動されてマガジン支持フレ
ーム165が洗浄位置P9からマガジン入出庫位置P7
に移動される。この状態でマガジン昇降保管機構130
が作動されて、マガジン保管位置P8内に保管されてい
た洗浄を必要とする空のマガジン20が下降され、この
マガジン20がマガジン支持フレーム165の支持ピン
167に受け渡される。
【0078】なお、洗浄が必要か否かは予め入力された
マガジン20の前回洗浄記録と、洗浄設定日数とを中央
演算処理装置181により比較して判断され、洗浄を要
するマガジン20があれば、このマガジン20に付され
たバーコード等をマガジンセンサ185により検出す
る。このマガジンセンサ185に代えて、制御装置26
により記憶したマガジン20の保管庫23内のアドレス
を用いてソフトウエアによる制御のみで行うようにして
もよい。
【0079】マガジン20を受け取った状態でマガジン
支持フレーム165がマガジン入出庫位置P7から洗浄
位置P9へ移動され、図示しない洗浄機構部によりマガ
ジン20が洗浄される。
【0080】次に、前記のように構成した容器バッファ
・供給装置15についてその効果を構成とともに列記す
る。 (1)前記実施形態では、メインコンベア13にバイパ
スコンベア14を介して容器バッファ・供給装置15を
設けたので、容器製造装置11及び内容物充填装置12
の設置上の制約を受けることなく容器バッファ・供給装
置15の設置上の自由度を高めることができる。
【0081】(2)前記実施形態では、マガジン16及
びマガジン20を偏平状に形成し、かつ多数の容器Bを
直列状に吊下して集積する多数列の把持レール43及び
96を設けたので、容器Bの集積スペース効率を向上す
ることができる。
【0082】(3)前記実施形態では、バイパスコンベ
ア14a,14bと対応してマガジン16を設け、保管
庫23に貯留されたマガジン20を入出庫して前記マガ
ジン16に対向する台車73を設けた。このため、マガ
ジン16とマガジン20との間で容器B群の搬入動作又
は搬出動作を短時間で一斉に行うことができる。
【0083】(4)前記実施形態では、バイパスコンベ
ア14a,14bとマガジン20の台車73との間に容
器搬入出マガジン16を設けた。このため、搬入出マガ
ジン位置切換機構17により頻繁に往復動されるマガジ
ン16の剛性のみを高め、ストックマガジン20を必要
最小限の剛性に設定することができ、多数のストックマ
ガジン20を安価に製造することができる。
【0084】(5)前記実施形態では、複数の保管庫2
3に、前記各マガジン20を上下方向に複数段に保管す
るマガジン昇降保管機構130を装設したので、マガジ
ン20の集積スペース効率を向上することができる。
【0085】(6)前記実施形態では、台車73に対し
マガジン20を容器一斉搬入出待機位置P4と容器一斉
搬入出位置P5との間で位置切り換えするマガジン前後
進位置切換機構80を設けた。このため、マガジン16
にマガジン20を最接近させて、容器Bの搬入動作又は
搬出動作を円滑に行うことができる。又、容器Bの搬入
又は搬出動作を終了した後、台車73を保管庫23側へ
移動する際、マガジン20がマガジン16に干渉するの
を回避することができ、台車73の移動を高速化して作
業能率を向上することができる。
【0086】(7)前記実施形態では、台車73が、マ
ガジン20をマガジン入出庫待機位置P6とマガジン入
出庫位置P7との間において、昇降動作するマガジン昇
降機構90を備えている。このため、台車73とマガジ
ン昇降保管機構130と間での容器の入出庫動作を円滑
に行うことができる。
【0087】(8)前記実施形態では、マガジン昇降保
管機構130は、タワーフレーム131に沿って縦方向
に配設された左右一対のチェーン135〜138と、各
チェーン135〜138に取り付けられた水平支持棒1
40,141とにより構成され、一方、マガジン20に
は、マガジン入出庫位置P7において前記水平支持棒1
40,141により係止されるフック98を設けた。こ
のため、マガジン20の入庫・出庫動作を簡単な機構に
より確実に行うことができる。
【0088】(9)前記実施形態では、マガジン16及
びマガジン20の把持レール43及び96は、容器の首
部に形成された被把持部としての鍔部Fを係止して容器
を吊下把持するように構成されている。このため、容器
の把持を安定して行い、容器の移動を迅速に行うことが
できる。
【0089】(10)前記実施形態では、前記制御装置
26は、各マガジン20又は容器Bについての例えば、
種類、製造年月日、並びに容器ストックマガジン20の
洗浄履歴、損傷等のデータを入力するデータ入力手段と
してのキーボード183及びマガジン20の処理動作を
設定する処理動作設定手段としての中央演算処理装置1
81を備えている。このため、入力されたストックマガ
ジン20及び容器のうち少なくとも一種類のデータに基
づいて、マガジン20の洗浄作業や容器の処理作業を行
うことができる。
【0090】(11)前記実施形態では、メインコンベ
ア13と上流側のバイパスコンベア14aとの分岐部に
は、コンベア分岐装置31が設けられ、メインコンベア
13と下流側のバイパスコンベア14bとの合流部に
は、コンベア合流装置32が設けられている。このた
め、容器の分岐コンベア変更及び合流コンベア変更を自
動的に容易に行うことができる。
【0091】なお、この発明は次のように具体化して実
施することもできる。 ○ 図19に示す別例は、マガジン16を省略して、台
車73上に支持されたマガジン20をX軸方向に間欠移
動してバイパスコンベア14aから容器取込機構18に
より容器Bを把持レール96に一列毎に取り込むように
している。又、容器Bを取り込んだ後、台車73により
マガジン20を保管庫23側に移送して保管するように
構成している。さらに、保管されたマガジン20の容器
Bを供給する場合には保管庫23から台車73により受
け取ったマガジン20をステーションSに移動した状態
で端部のガイド溝96aの容器Bをバイパスコンベア1
4bに容器押出機構19によって押し出し供給し、これ
を順次繰り返すようにしている。
【0092】この実施形態ではマガジン20のみを用い
てマガジン16を省略したので、容器バッファ・供給装
置15の構造を簡素化することができる。 ○ 図20に示す別例では、前記ストックマガジン位置
切換機構21は、複数のマガジン20を、ステーション
S及びマガジン保管位置P8を含む所定の循環案内搬送
経路に沿って間欠的に循環可能に構成したものである。
すなわち、例えば一対の保管庫23の上部間を上部のX
軸案内レール190により接続し、このX軸案内レール
190に沿ってマガジン吊下搬送台車191を往復動可
能に装着している。なお、図20に鎖線で示すように、
地下側にマガジン20の循環案内搬送経路を設けてもよ
い。
【0093】この別例では、非循環方式と比較してマガ
ジン20への容器の集積スペース効率を向上することが
できる。又、各マガジン20の在庫期間に過剰なアンバ
ランスが生じるのを防止することができる。
【0094】○ 図21に示す別例は、容器搬入出マガ
ジン16を挟むようにバイパスコンベア14aとバイパ
スコンベア14bを配設するとともに、容器取込位置P
1と容器押出位置P2をX軸方向に所定距離だけ離隔し
ている。容器搬入出マガジン16がX軸方向に変位した
ところにステーションSを設け、ここで容器搬入出マガ
ジン16と容器ストックマガジン20の間で容器を一斉
に搬入出するようにしている。
【0095】図21において、容器搬入出マガジン16
を省略して一つ又は複数の容器ストックマガジン20の
みをマガジン搬送台車73により移動可能に配設しても
よい。
【0096】○ 図22に示す別例は、容器搬入出マガ
ジン16を所定位置に配置するとともに、バイパスコン
ベア14の送り込み端部、送り出し開始部、容器取込機
構18及び容器押出機構19を図示しない位置切換機構
によりX軸方向に往復動させて容器の取り込みと押し出
しを行うように構成している。
【0097】○ 図示しないが、ステーションSにおい
て上下方向にマガジン20を昇降動作させ、ステーショ
ンSをマガジン保管位置P8としてもよい。 ○ 図示しないがバイパスコンベア14aとバイパスコ
ンベア14bの間に保管庫23を装設してもよい。
【0098】○ 図示しないが、1枚のマガジン20の
みを使用してもよい。 ○ 図示しないが、台車73を複数台用いてマガジン2
0を搬送するようにしてもよい。
【0099】次に、前記実施形態から把握される請求項
以外の技術思想について、以下に説明する。 (技術思想1) 請求項4において、前記容器取込機構
18は、上流側のバイパスコンベア14aの送り込み端
部に設けられた開閉ストッパ50と、容器搬入出マガジ
ン16の容器取込位置P1にある単一の把持レール43
と対応して設けられ、かつ容器の取り込み動作の後期に
おいて、先行して取り込まれた容器を減速して所定位置
に停止させる減速ストッパ機構51とにより構成されて
いる容器バッファ・供給装置。
【0100】技術思想1では、容器の取り込み動作を迅
速かつ円滑に行うことができる。 (技術思想2) 請求項4において、前記容器押出機構
19は、下流側のバイパスコンベア14bの押し出し端
部と対応する容器押出位置P2にある容器搬入出マガジ
ン16の単一の把持レール43と対応して設けられ、か
つ容器を列状のまま押し出す押出ロッド70を備えてい
る容器バッファ・供給装置。
【0101】技術思想2では、容器の押し出し動作を円
滑に行うことができる。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
8記載の発明は、パレタイザー方式と比較して構造を簡
素化してコストを低減することができるとともに、設置
上の自由度及び容器群の集積スペース効率を向上するこ
とができる。
【0103】請求項9に記載の発明は、容器の集積貯留
と供給を、容器の製造能力と内容物の充填能力に応じ
て、適正かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した容器製造・充填システ
ムの概略平面図。
【図2】 容器製造・充填システムの概略正面図。
【図3】 容器搬入出マガジン、搬入出マガジン位置切
換機構及び容器一斉搬入機構の正面図。
【図4】 容器搬入出マガジンの拡大断面図。
【図5】 容器搬入出マガジンを簡略化した斜視図。
【図6】 容器取込機構の側断面図。
【図7】 容器押出機構の側断面図。
【図8】 容器搬入出マガジン及び台車を示す側面図。
【図9】 容器搬入出マガジン及び台車を示す側面図。
【図10】 台車及び容器ストックマガジンを示す側面
図。
【図11】 台車及び容器ストックマガジンの分解斜視
図。
【図12】 容器一斉搬入機構及び容器搬入出マガジン
を縮幅化した正面図。
【図13】 容器一斉搬出機構及び容器ストックマガジ
ンを縮幅化した正面図。
【図14】 容器一斉搬入機構及び一斉搬出機構の部分
斜視図。
【図15】 マガジン保管庫及び洗浄装置の正面図。
【図16】 マガジン保管庫及び洗浄装置の斜視図。
【図17】 マガジン保管庫の下部拡大正面図。
【図18】 制御装置のブロック回路図。
【図19】 別例を示す略体平面図。
【図20】 別例を示す略体正面図。
【図21】 別例を示す略体平面図。
【図22】 別例を示す略体平面図。
【符号の説明】
B…容器、F…鍔部、N…首部、S…ステーション、P
1…容器取込位置、P2…容器押出位置、P8…マガジ
ン保管位置、RAM…記録手段、11…供給装置、12
…処理装置、13…メインコンベア、14,14a,1
4b…バイパスコンベア、15…容器バッファ・供給装
置、16…容器搬入出マガジン、17…搬入出マガジン
位置切換機構、18…容器取込機構、19…容器押出機
構、20…容器ストックマガジン、21…位置切換機構
としてのストックマガジン位置切換機構、22…容器搬
入機構としての容器一斉搬入機構、24…容器搬出機構
としての容器一斉搬出機構、26…制御装置、43,9
6…容器整列把持レール、130…マガジン昇降保管機
構、181…処理動作設定手段としてのCPU、183
…データ入力手段としてのキーボード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 裕幸 岐阜県大垣市中曽根町520番地 株式会社 エヌテック内 Fターム(参考) 3E030 AA01 BA04 BB04 BB05 BC03 DA06 DA08 GA03 3F015 AA08 BA00 CA01 3F022 AA02 CC10 FF26 JJ14 KK15 LL31 MM01 MM07 MM17 MM28 3F080 AA22 BA04 CE00 CG14 DA07 DA11 DB04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器(B)の首部(N)に吊り下げ把持
    可能な鍔部(F)を有する容器の供給装置(11)と、
    供給された容器に内容物を充填する等の処理を施す処理
    装置(12) とをメインコンベア(13)で接続した容
    器供給・処理システムにおいて、 前記メインコンベア(13)の途上に容器をバイパスさ
    せるバイパスコンベア(14)を接続し、このバイパス
    コンベア(14)の途上に容器を複数列吊り下げて集積
    貯留するとともに、貯留された容器をバイパスコンベア
    (14)を経由してメインコンベア(13)に供給する
    ための容器ストックマガジン(20)を移動可能に設け
    たことを特徴とする容器バッファ・供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記容器ストックマ
    ガジン(20)は、複数の容器を複数列に整列して吊下
    把持してストックする容器整列把持レール(96)を複
    数列備えるとともに全体として扁平状に形成され、 前記バイパスコンベア(14)の容器送り込み端部に搬
    送された容器を前記容器整列把持レール(96)に取り
    込んで集積させる容器取込機構(18)と、 前記容器整列把持レール(96)に列状に集積把持され
    た容器を前記バイパスコンベア(14)の送り出し開始
    部に押し出す容器押出機構(19)と、 前記容器整列把持レール(96)と前記バイパスコンベ
    ア(14)の容器送り込み端部との対向位置及び前記容
    器整列把持レール(96)と前記バイパスコンベア(1
    4)の容器送り出し開始部との対向位置を、前記容器ス
    トックマガジン(20)又は前記バイパスコンベア(1
    4)の容器送り込み端部及び容器送り出し開始部を移動
    して切り換える位置切換機構(21)と、 前記容器取込機構(18)、容器押出機構(19)及び
    位置切換機構(21)の各動作を制御する制御装置(2
    6)とを備えたことを特徴とする容器バッファ・供給装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記バイパスコンベ
    ア(14)の容器送り込み端部及び前記容器送り出し開
    始部は、所定の容器取込位置(P1)及び容器押出位置
    (P2)に配置され、前記位置切換機構(21)は、容
    器ストックマガジン(20)の位置を切り換えるストッ
    クマガジン位置切換機構(21)であって、容器ストッ
    クマガジン(20)の複数の容器整列把持レール(9
    6)を個別に、前記容器取込位置(P1)に切り換え動
    作するとともに、前記容器押出位置(P2)に切り換え
    動作されるように構成されている容器バッファ・供給装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記バイパスコンベ
    ア(14)の容器送り込み端部及び容器送り出し開始部
    と、前記容器ストックマガジン(20)との間には、バ
    イパスコンベア(14)と容器ストックマガジン(2
    0)との間において容器の搬入動作又は搬出動作を専用
    に行うための容器搬入出マガジン(16)が設けられ、 前記容器搬入出マガジン(16)は、 扁平状に形成されるとともに、容器の鍔部を吊下把持す
    る複数列の容器整列把持レール(43)を備え、 前記バイパスコンベア(14)の容器送り込み端部に搬
    送された容器を前記容器搬入出マガジン(16)の容器
    整列把持レール(43)に取り込んで集積させる容器取
    込機構(18)と、 前記容器搬入出マガジン(16)の前記容器整列把持レ
    ール(43)に列状に集積把持された容器を前記バイパ
    スコンベア(14)の送り出し開始部に押し出す容器押
    出機構(19)と、 前記容器搬入出マガジン(16)の前記容器整列把持レ
    ール(43)を前記容器取込位置(P1)又は容器押出
    位置(P2)に切り換える搬入出マガジン位置切換機構
    (17)と、 前記容器搬入出マガジン(16)から容器ストックマガ
    ジン(20)へ容器を列状のまま搬入する容器搬入機構
    (22)と、 前記容器ストックマガジン(20)から容器搬入出マガ
    ジン(16)へ容器を列状のまま搬出する容器搬出機構
    (24)とを備えている容器バッファ・供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記容器搬入機構
    は、容器搬入出マガジン(16)から容器ストックマガ
    ジン(20)へ容器を列状のまま一斉に搬入する容器一
    斉搬入機構(22)であり、前記容器搬出機構は、容器
    ストックマガジン(20)から容器搬入出マガジン(1
    6)へ容器を列状のまま一斉に搬出する容器一斉搬出機
    構(24)である容器バッファ・供給装置。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれか一項において、
    前記容器ストックマガジン(20)は、複数箇所に横方
    向又は縦方向に配設され、各容器ストックマガジン(2
    0)は、前記容器取込位置(P1)又は容器押出位置
    (P2)と対応するステーション(S)と、前記ステー
    ション(S)から離隔したマガジン保管位置(P8)と
    の間でストックマガジン位置切換機構(21)により切
    り換え動作されるように構成され、前記マガジン保管位
    置(P8)には、前記各容器ストックマガジン(20)
    を上下方向に複数段に保管するマガジン昇降保管機構
    (130)が装設されている容器バッファ・供給装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記ストックマガジ
    ン位置切換機構(21)は、複数の容器ストックマガジ
    ン(20)を、前記ステーション(S)及びマガジン保
    管位置(P8)を含む所定の循環案内搬送経路に沿って
    間欠的に循環可能に構成されている容器バッファ・供給
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項2〜7のいずれか一項において、
    前記制御装置(26)は、 前記各容器ストックマガジン(20)又は容器(B)に
    ついての例えば、容器の種類、製造年月日データ、並び
    に容器ストックマガジン(20)の洗浄データ、損傷デ
    ータ等のデータのうち少なくとも一種類のデータを入力
    するデータ入力手段(183)と、 前記データ入力手段(183)により入力されたデータ
    を記録する記録手段(RAM)と、 前記記録手段(RAM)から読み出されたデータに基づ
    いて、容器の処理並びに容器ストックマガジン(20)
    の洗浄等の処理動作を設定する処理動作設定手段(18
    1)とを備えている容器バッファ・供給装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の容器バッファ・供給装置
    を用いて、以下の工程を行う容器バッファ・供給方法。
    容器の供給装置(11)の停止を含む供給能力と、処理
    装置(12)の停止を含む処理能力とを比較し、前記供
    給能力が処理能力よりも高く容器に余剰を生じた場合に
    は、供給装置(11)から上流側のバイパスコンベア
    (14a)を通して容器を容器バッファ・供給装置(1
    5)に列状に取り込んで集積貯留する工程。容器の供給
    能力が処理能力よりも低く容器に不足を生じた場合に
    は、容器バッファ・供給装置(15)に集積貯留された
    容器を下流側のバイパスコンベア(14b)に列状に押
    し出して処理装置(12)側へ供給する工程。
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