JP2001343971A - グランドピアノのハンマー装置 - Google Patents
グランドピアノのハンマー装置Info
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Abstract
向上させることができるとともに、スティックを生じる
ことなく打弦動作を確実に行うことができるグランドピ
アノのハンマー装置を提供する。 【解決手段】 グランドピアノのハンマー装置1は、一
対の案内面を有する合成樹脂製のハンマーシャンクフレ
ンジ2と、一対の平面3c,3cが、それぞれ一対の案
内面に対向した状態で、ハンマーシャンクフレンジ2に
回動自在に取り付けられ、回動時に一対の案内面によっ
て案内される合成樹脂製のシャンクホルダ3と、一端部
がシャンクホルダ3に固定された細長いハンマーシャン
ク4と、このハンマーシャンク4の他端部に固定され、
弦を打弦するハンマーヘッド5と、を備える。
Description
弦するグランドピアノのハンマー装置に関する。
3に示すものが知られている。このグランドピアノ(図
示せず)では、多数のハンマー装置30(1つのみ図
示)が、図示しない鍵盤に対応し、互いに近接した状態
で並設されている。各ハンマー装置30は、ハンマーシ
ャンクフレンジ31(以下単に「フレンジ31」とい
う)、ハンマーシャンク32およびハンマーヘッド33
などで構成されている。フレンジ31は、合成樹脂製の
ものであり、フレンジねじ34を介して、ハンマーシャ
ンクレール(図示せず)に固定されている。
状のものであり、木質の原材を切削加工することによ
り、作製されている。なお、ハンマーシャンク32とし
ては、音域に応じて複数種類のものがあり(1種類のみ
図示)、これら複数種類のハンマーシャンク32は、形
状および寸法が互いに異なるように形成されている。ハ
ンマーシャンク32の前端部には、2つの腕32a,3
2aが形成されており、これらの腕32a,32aは、
互いに平行に前後方向に延びている。これらの腕32
a,32aにはそれぞれ、左右方向に貫通する孔が互い
に対向するように形成されている。また、フレンジ31
の後端部には、後方に突出する係合部31aが形成され
ている。この係合部31aには、腕32a,32aの孔
に対応する孔(図示せず)が形成されており、係合部3
1aが腕32a,32aの間に係合した状態で、ピン3
5が腕32a,32aおよび係合部31aの孔に通され
ている。これにより、ハンマーシャンク32は、ピン3
5を介して、水平軸線回りに回動自在にフレンジ31に
取り付けられている。
側面は、互いに平行に形成されている。また、ハンマー
シャンク32の腕32a,32aの内面は、互いに平行
で、係合部31aの両側面に対向しており、これらの腕
32a,32aの内面と係合部31aの両側面との間に
は、若干の隙間が形成されている。この構成により、ハ
ンマーシャンク32は、その回動時に、腕32a,32
aおよび係合部31aによって、案内される。これによ
り、打弦動作時に、ハンマーシャンク32およびハンマ
ーヘッド33は、隣接する他のものに干渉することな
く、円滑に回動する。
は、シャンクローラー芯36が下方に突出するように取
り付けられている。このシャンクローラー芯36には、
円柱状のシャンクローラー37が取り付けられており、
このシャンクローラー37は、アクションのジャック
(またはレペティションレバー)に上方から当接してい
る(いずれも図示せず)。また、前述したハンマーヘッ
ド33は、ハンマーシャンク32の後端部に取り付けら
れている。
では、グランドピアノの鍵が押されると、シャンクロー
ラー37がジャックにより押し上げられることによっ
て、ハンマーシャンク32が上方に回動し、ハンマーヘ
ッド33が図示しない弦を打弦する。
置30によれば、腕32a,32aなどを有する複雑な
形状のハンマーシャンク32を、木質の原材を切削加工
することにより、作製しなければならないとともに、形
状および寸法が互いに異なる複数種類のものを作製しな
ければならないので、加工に手間がかかり、製造コスト
が高いという問題がある。また、ハンマーシャンク32
の曲げ剛性を確保するために、その全長にわたり木目が
切れないように、木質の原材を注意深く加工する必要が
あるとともに、木目が真っ直ぐで欠点のない原材を選択
しなければならず、また、厚い原材を切削加工すること
によりハンマーシャンク32を形成するため、歩留まり
が悪く、製造コストが上昇する。さらに、シャンクロー
ラー芯36を、ハンマーシャンク32とは別個に用意
し、これに取り付けなければならないため、その分、部
品点数および工数が増加し、製造コストがさらに上昇す
る。また、木質製のハンマーシャンク32は、合成樹脂
製のフレンジ31よりも乾湿などの影響により変形を生
じやすいので、長期間使用しているうちに、例えばフレ
ンジ31に対するがたつきを生じ、打弦動作中に、ハン
マーヘッド33が隣接する他のハンマー装置30に接触
するなどの不具合を生じることがある。
ク32が、合成樹脂および木質という互いに異なる材質
で構成されているので、湿度に対する膨張の度合が互い
に異なる。具体的には、合成樹脂製のフレンジ31は、
湿度の変化に伴い、ほとんど膨張しないのに対して、木
質製のハンマーシャンク32は、フレンジ31よりも大
きく膨張する。前述したように、腕32a,32aとフ
レンジ31の係合部31aとの隙間が狭いので、湿度が
上昇するときに、ハンマーシャンク32がより大きく膨
張することにより、これがフレンジ31に引っかかり、
円滑に回動しないような動作不良(以下「スティック」
という)を生じることがある。
れたもので、製造コストを削減することができ、耐久性
を向上させることができるとともに、スティックを生じ
ることなく打弦動作を確実に行うことができるグランド
ピアノのハンマー装置を提供することを目的とする。
に、請求項1に係る発明は、押鍵に伴い弦を打弦するグ
ランドピアノのハンマー装置であって、互いに平行な一
対の案内面を有するハンマーシャンクフレンジと、互い
に平行な一対の平面を有し、一対の平面が一対の案内面
にそれぞれ対向した状態で、ハンマーシャンクフレンジ
に回動自在に取り付けられ、一対の案内面によって案内
されるシャンクホルダと、このシャンクホルダとは別体
に構成され、一端部がシャンクホルダに固定された細長
いハンマーシャンクと、このハンマーシャンクの他端部
に固定され、押鍵に伴うシャンクホルダおよびハンマー
シャンクの回動により、弦を打弦するハンマーヘッド
と、を備えることを特徴とする。
ば、押鍵動作が行われると、シャンクホルダの一対の平
面部が、対向するハンマーシャンクフレンジの一対の案
内面部にそれぞれ案内された状態で、シャンクホルダ、
ハンマーシャンクおよびハンマーヘッドが一体に回動
し、ハンマーヘッドが弦を打弦する。この場合、従来の
ハンマーシャンクに相当するシャンクホルダおよびハン
マーシャンクが互いに別体に構成されているので、複数
種類のハンマーシャンクを作製する従来の場合と異な
り、グランドピアノのすべてのシャンクホルダを、1種
類のものに共通化することが可能になる。また、同じ理
由から、ハンマーシャンクは、これをシャンクホルダに
固定すればよいので、例えば丸棒のような単純で作製し
やすい形状のものにすることが可能になる。さらに、ハ
ンマーシャンクの長さが、シャンクホルダの分だけ、従
来よりも短くなるので、ハンマーシャンクを従来と同様
に木質材で構成することにより、木目に切れのない原材
の選択が従来よりも容易になるとともに、原材を切削加
工する際の切削量も大幅に削減できる。その結果、材料
の歩留まりを向上させることができる。以上により、本
発明によれば、従来の場合と比べて、シャンクホルダお
よびハンマーシャンクの生産性を向上させることがで
き、製造コストを削減することができる。
グランドピアノのハンマー装置において、ハンマーシャ
ンクフレンジおよびシャンクホルダは、合成樹脂の成形
品で構成されていることを特徴とする。
ば、シャンクホルダが合成樹脂の成形品で構成されてい
るので、木質の原材を切削加工することで、複雑な形状
のハンマーシャンクを作製する従来の場合と比べて、シ
ャンクホルダを、容易にかつ安価に大量生産することが
できる。また、シャンクホルダを、木質よりも乾湿の影
響で劣化しにくい合成樹脂で構成することにより、シャ
ンクホルダを長期間使用した場合でも、従来と異なり、
ハンマーシャンクフレンジに対するがたつきなどの不具
合を生じにくく、耐久性を向上させることができる。さ
らに、合成樹脂製のハンマーシャンクフレンジおよびシ
ャンクホルダは、双方とも湿度に対する膨張の度合が木
質のものよりも小さいので、木質製の部品と合成樹脂製
の部品を組み合わせた従来のハンマー装置と異なり、打
弦動作時に、シャンクホルダがスティックを起こすこと
なく、円滑にかつ確実に回動する。その結果、打弦動作
を確実に行うことができる。
グランドピアノのハンマー装置において、シャンクホル
ダには、シャンクローラーを取り付けるためのシャンク
ローラー芯が一体に成形されていることを特徴とする。
ば、従来と異なり、シャンクホルダとは別個のシャンク
ローラー芯が不要になるので、部品点数を削減できると
ともに、その分、工数を削減することができる。その結
果、製造コストをより一層、削減することができる。
グランドピアノのハンマー装置において、ハンマーシャ
ンクフレンジおよびシャンクホルダは、木質材で構成さ
れていることを特徴とする。
ば、ハンマーシャンクフレンジおよびシャンクホルダの
双方の湿度に対する膨張の度合を同じにすることがで
き、それにより、前記と同様に、打弦動作時におけるシ
ャンクホルダの円滑な回動を確保することができる。
明の一実施形態に係るグランドピアノのハンマー装置に
ついて説明する。図1は、本実施形態のハンマー装置を
示している。このグランドピアノ(図示せず)では、多
数のハンマー装置1(1つのみ図示)が、図示しない鍵
盤に対応し、互いに近接した状態で並設されている。各
ハンマー装置1は、ハンマーシャンクフレンジ2(以下
単に「フレンジ2」という)、シャンクホルダ3、ハン
マーシャンク4およびハンマーヘッド5などで構成され
ている。
により劣化しにくく、硬く摩耗しにくい合成樹脂(例え
ばポリアセタール樹脂やABS樹脂)で一体成形された
ものであり、断面矩形で細長い形状を有している。フレ
ンジ2の中央部には、上下方向に貫通する孔2aが形成
されている。この孔2aに通されたフレンジねじ(図示
せず)が、ハンマーシャンクレールのねじ穴(いずれも
図示せず)にねじ込まれ、締めつけられることにより、
フレンジ2は、前後方向に水平に延びる状態でハンマー
シャンクレールに固定されている。また、フレンジ2の
後端部には、係合部2bが形成されており、この係合部
2bは、フレンジ2の中央部に連続し、中央部よりも狭
い所定の幅で後方に延びている。
通するねじ孔(図示せず)が形成されており、このねじ
孔にドロップスクリュー6が螺合している。このドロッ
プスクリュー6は、その長さが係合部2bの高さよりも
長くなっており、上下端部が係合部2bから突出してい
る。ドロップスクリュー6を回し、係合部2bの下面か
らのドロップスクリュー6の突出量を調整することによ
り、バックストップ位置調整が行われる。
同質の合成樹脂によって一体成形されたものであり、断
面矩形で細長い直方体形状を有している。シャンクホル
ダ3は、基本的にフレンジ2の中央部と同じ幅および高
さを有している。図2に示すように、シャンクホルダ3
の前半部は、一対の腕3a,3aになっており、これら
の腕3a,3aはそれぞれ、互いに平行に前後方向に延
びている。
方向に貫通する孔3b,3bが互いに対向するように形
成されている。一方、上記フレンジ2の係合部2bに
は、孔3b,3bに対応する孔(図示せず)が形成され
ており、係合部2bが腕3a,3aの間に係合した状態
で、ピン7が孔3b,3bおよび係合部2bの孔に通さ
れている。これにより、シャンクホルダ3は、ピン7を
介して、水平軸線回りに回動自在にフレンジ2に取り付
けられている。
面)と係合部2bの両側面(案内面)は、互いに平行に
対向しており、これらの間には、若干の隙間が画成され
ている。これにより、シャンクホルダ3の回動の際に、
腕3a,3aの内面3c,3cはそれぞれ、係合部2b
の両側面によって案内される。また、内面3c,3cを
結ぶ内壁3dと、係合部2bの後端部との間には、十分
な間隔が存在しており、シャンクホルダ3の回動の際
に、内壁3dが係合部2bに当たることがない。
には、シャンクローラー芯3eが一体に成形されてい
る。このシャンクローラー芯3eは、シャンクホルダ3
の中央部の下面の左右方向の全体にわたって形成され、
下方に突出している。このシャンクローラー芯3eに、
これを前後から覆うように円柱状のシャンクローラー8
が取り付けられている。このシャンクローラー8は、フ
ェルト製のものであり、アクションのジャック(または
レペティションレバー)に上方から当接している(いず
れも図示せず)。
穴3fが形成されている。この取付穴3fは、断面円形
で所定の深さと所定の径を有し、前後方向に延びてい
る。
構成された一定の径の丸棒であり、取付穴3fよりも若
干小さい径と所定の長さを有している。ハンマーシャン
ク4は、その前端部が取付穴3fに差し込まれた状態
で、接着されることにより、シャンクホルダ3に固定さ
れている。また、図1に示すハンマーシャンク4は、高
音弦用のものであり、図示しないが、これ以外に低音弦
用などの複数種類のハンマーシャンクが設けられてい
る。これらの複数種類のハンマーシャンクは、高音用の
ものと比較して、径のみが異なっており、具体的には、
前後端部の径が同じで、それ以外の部分の径がより大き
くなっている。
マーウッド5a、アンダーフェルト5bおよびハンマー
フェルト5cなどで構成されている。ハンマーウッド5
aは、木質で構成され、その下部に図示しない丸穴を備
えている。この丸穴にハンマーシャンク4の後端部を差
し込み、接着することにより、ハンマーヘッド5は、ハ
ンマーシャンク4に直角に固定されている。
ーフェルト5cは、いずれもフェルトで構成され、ハン
マーウッド5aの上半部を前後から順に覆うように、ハ
ンマーウッド5aに接着されている。
は、グランドピアノの鍵が押されると、シャンクローラ
ー8がジャックにより押し上げられることによって、シ
ャンクホルダ3、ハンマーシャンク4およびハンマーヘ
ッド5が一体に上方に回動する。
a,3aの内面3c,3cが係合部2bの両側面に案内
された状態で、回動することにより、ハンマーヘッド5
は、図示しない弦を確実に打弦する。
1によれば、シャンクホルダ3が、合成樹脂の一体成形
品で構成されているので、これを金型などを用いた樹脂
成形により作製することができる。これにより、木質の
原材を切削加工することにより、複雑な形状のハンマー
シャンクを作製する従来の場合と比べて、シャンクホル
ダ3を容易にかつ安価に大量生産することができる。ま
た、シャンクホルダ3が、ハンマーシャンク4とは別体
であるので、複数種類のハンマーシャンクが必要な従来
の場合と異なり、グランドピアノのすべてのシャンクホ
ルダ3を、1種類のものに共通化することができる。同
じ理由から、ハンマーシャンク4を本実施形態のような
単純で製作しやすい形状のもの(丸棒)にすることがで
きる。また、ハンマーシャンク4の長さが、シャンクホ
ルダ3の分だけ、従来よりも短くなるので、木目に切れ
のない原材の選択が従来よりも容易になるとともに、原
材を切削加工する際の切削量も大幅に削減できる。その
結果、材料の歩留まりを向上させることができる。さら
に、シャンクローラー芯3eがシャンクホルダ3に一体
に成形されており、これとは別個のシャンクローラー芯
が不要になるので、従来よりも部品点数を削減できると
ともに、その分、工数を削減することができる。以上に
より、本実施形態のハンマー装置1によれば、従来のハ
ンマーシャンクに相当するシャンクホルダ3およびハン
マーシャンク4の生産性を向上させることができ、製造
コストを従来よりも大幅に削減することができる。
乾湿の影響により劣化しにくい合成樹脂で構成されてい
るので、シャンクホルダ3を長期間使用した場合でも、
フレンジ2に対するがたつきなどの不具合を生じにく
く、耐久性を向上させることができる。さらに、合成樹
脂製のフレンジ4およびシャンクホルダ3は、双方とも
湿度に対する膨張の度合が木質のものよりも小さいの
で、木質製のハンマーシャンクと合成樹脂製のフレンジ
を組み合わせた従来のハンマー装置と異なり、打弦動作
時に、シャンクホルダ3がスティックを起こすことな
く、円滑にかつ確実に回動する。その結果、打弦動作を
確実に行うことができる。
の双方を、合成樹脂に代えて、木質で構成してもよい。
このようにすれば、双方の湿度に対する膨張の度合を同
じにすることができ、それにより、上記と同様に、打弦
動作時におけるシャンクホルダ3の円滑な回動を確保で
きる。
を、金属など、木質と比べて乾湿の影響により劣化しに
くく、かつ湿度に対する膨張の度合が小さい特性を備え
るとともに、両者を成形品として作製できる材質で構成
してもよい。また、フレンジ2およびシャンクホルダ3
を、互いに異なる合成樹脂で構成してもよく、この場合
には、両者の材質を、硬さや湿度に対する膨張の度合な
どがほぼ同じになるように選択すればよい。
のハンマー装置によれば、製造コストを削減することが
でき、耐久性を向上させることができるとともに、ステ
ィックを生じることなく打弦動作を確実に行うことがで
きる。
ンマー装置を示す斜視図である。
図、(b)シャンクホルダの側面図および(c)平面図
である。
視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 押鍵に伴い弦を打弦するグランドピアノ
のハンマー装置であって、 互いに平行な一対の案内面を有するハンマーシャンクフ
レンジと、 互いに平行な一対の平面を有し、当該一対の平面が前記
一対の案内面にそれぞれ対向した状態で、前記ハンマー
シャンクフレンジに回動自在に取り付けられ、前記一対
の案内面によって案内されるシャンクホルダと、 このシャンクホルダとは別体に構成され、一端部が前記
シャンクホルダに固定された細長いハンマーシャンク
と、 このハンマーシャンクの他端部に固定され、押鍵に伴う
前記シャンクホルダおよび前記ハンマーシャンクの回動
により、前記弦を打弦するハンマーヘッドと、 を備えることを特徴とするグランドピアノのハンマー装
置。 - 【請求項2】 前記ハンマーシャンクフレンジおよび前
記シャンクホルダは、合成樹脂の成形品で構成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載のグランドピアノの
ハンマー装置。 - 【請求項3】 前記シャンクホルダには、シャンクロー
ラーを取り付けるためのシャンクローラー芯が一体に成
形されていることを特徴とする請求項2に記載のグラン
ドピアノのハンマー装置。 - 【請求項4】 前記ハンマーシャンクフレンジおよび前
記シャンクホルダは、木質材で構成されていることを特
徴とする請求項1に記載のグランドピアノのハンマー装
置。
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