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JP2001340023A - 電動式高枝切り鋏 - Google Patents

電動式高枝切り鋏

Info

Publication number
JP2001340023A
JP2001340023A JP2000204364A JP2000204364A JP2001340023A JP 2001340023 A JP2001340023 A JP 2001340023A JP 2000204364 A JP2000204364 A JP 2000204364A JP 2000204364 A JP2000204364 A JP 2000204364A JP 2001340023 A JP2001340023 A JP 2001340023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
finger
connecting member
case
movable blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000204364A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanobu Nishigaki
孝信 西垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishigaki Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nishigaki Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishigaki Industrial Co Ltd filed Critical Nishigaki Industrial Co Ltd
Priority to JP2000204364A priority Critical patent/JP2001340023A/ja
Publication of JP2001340023A publication Critical patent/JP2001340023A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保持部を持っている片手の指操作だけでモー
タを正転させて鋏部を閉じさせ、しかもその指を離すだ
けでモータを反転させて鋏部を開かせ、鋏部が完全に開
くと電源がOFFするという、指1本の簡単な操作で鋏
部の開閉操作とその切換が瞬時にしかも鋏部の開閉の途
中でも行なえる電動式高枝切り鋏を提供することを目的
とする。 【解決手段】 手元側のケース2に電動モータ6とモー
タ6の減速装置7とモータ6の電源スイッチであるリミ
ットスイッチ18,19と1方向の指操作によりモータ
6を正転させるとともに指を離すとバネ力による反対方
向への復帰によりモータ6を逆転させる切換スイッチ2
1とを内装し、ケース2前端部より突出させたパイプ3
の先端部に鋏部14の固定刃15を固定させ、鋏部14
の可動刃16のアーム16aとパイプ3内に挿通させた
連結部材10の先端とを連結し、減速装置7から前方に
向けて突出させたねじ軸8と連結部材10の後部とを螺
合させて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手が届かない高さに
ある木の枝などを切断するのに用いる電動式高枝切り鋏
に関し、詳しくは保持部を握っている片手の指の押操作
により鋏部を閉じさせ、また押操作していた指を離すだ
けで鋏部を開けさせ、鋏部が全開すると電源がOFFす
る電動式高枝切り鋏に関に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より高枝切り鋏は数多くの種類のも
のが公知となっており、最近では、枝を切るときの力を
電動に任せた使い勝手の良い電動式高枝切り鋏が開発さ
れるに至っている。
【0003】その1例として挙げられるものが、実開平
1−69475号公報に記載の電動式高所切断具であ
る。この電動剪定鋏は、パイプの先端部に備えた切断機
構の切刃の開閉作動を手元側のスイッチの操作によりモ
ーターを駆動させてパイプ内に備えた連結棒を進退作動
させて行ない、この連結棒の往復動の制御を連結棒と連
動する突体を2個のリミットスイッチに当接させて行な
う構造を有するものである。
【0004】この他に、最近の公知技術として、特開平
10−66446号公報に記載の電動剪定鋏がある。こ
の電動剪定鋏は、電動モータと駆動機構を内蔵し該電動
モータの作動スイッチを設けた挟持部を有する鋏本体
と、該鋏本体の前部に設けたパイプと、該固定刃との間
で被切断物を切断する可動刃とを具備しており、前記鋏
本体内に、前記可動刃が被切断物に食い込んだ時に前記
電動モータを逆転させる逆転回路を設けて可動刃の食い
込み状態を解除させる構造を有するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしなから、前者の
電動式高所切断具は、モーターの正転と反転の切り換え
が前後2個のリミットスイッチからの検知信号を受けて
行なわれるために、切刃が完全に閉じる位置まで達しな
いとモーターが反転して切刃が開く動作に切り替わらな
い。このため、例えば太い木の枝を切断している途中で
切刃が枝に深く食い込んで挟まったときには、作業者は
切刃を開動作させて枝から引き離すのが難しくなる。こ
のような事態は作業能率を大きく低下させる原因にもな
るばかりでなく、モーターにも過負荷を与え、切断具の
寿命にも悪影響を与えるという不具合を生じさせてい
た。
【0006】これに対し、後者の電動剪定鋏は、可動刃
が枝に深く食い込んで挟まったときには、片方の手の指
先をトリガーから離してモータを停止させ、これに続い
て、もう片方の手の指で逆転スイッチを操作してモータ
を反転させて可動刃を開動作させると、可動刃を枝から
離すことができるのであるが、本機を両手で持っている
作業者にはこの操作が煩わしく、しかも瞬時に行なえな
い不便さがあった。
【0007】しかも重要なことは、前者及び後者共、例
えば作業中に、切ってはいけない針金や電線、間違った
枝、さらには他人の指などを誤って切り始めようとする
のを気付いた時に、とっさの判断により、瞬時に切刃
(可動刃)を開動作させることができないために、取り
返しのつかない事態に至ることにもなりかねなかった。
【0008】さらに、切刃(可動刃)を瞬時に繰り返し
て開閉動作させるのが難しいために、例えば太い枝を切
るときに、切り込み口を少しずつ枝周り方向にずらしな
がら楽に切っていくという作業には適しなかった。
【0009】本発明者はこのような不具合が高枝切り作
業の作業性及び作業能率と安全性を大きく低下させてい
ることを知り、これら不具合を解消する新規な高枝切り
鋏の開発に着手した。そして鋭意・検討した結果、遂に
本発明に係る高枝切り鋏を発明し、試作品を完成するま
でに至った。
【0010】このような経緯を経て完成した本発明は、
その基部の保持部を持っている片方の手の1本の指によ
る押操作とこの指を離す操作だけで、鋏部の閉じ開きと
電源のON,OFFが行なえ、しかもその閉じ開きの切
り換えがその途中でも瞬時且つ自在に行なえるように
し、例えば、切ってはいけない針金や電線、間違った
枝、さらには他人の指などを誤ってまさに切ろうとする
のを気付いた時に、瞬間的な反射神経が働いて押操作し
ていた指が離れると、閉じようとしていた鋏部が瞬時に
鋏部が開いて、取り返しのつかない事態に至るのを防ぐ
ことができ、また、木の太い枝を切っている途中で可動
刃が木の枝に深く食い込んで止まった状態及び木の硬い
枝を切れずに可動刃が止まった状態になっても、簡単に
鋏部を枝から離すことができる、極めて使い勝手が良好
で安全性にも優れた電動式高枝切り鋏を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに提案される本発明に係る高枝切り鋏は、手元側のケ
ースに電動モータと該モータの減速装置と該モータの電
源スイッチと指の押操作により該モータを正転させると
ともに指を離すとバネ力による反対方向への復帰により
該モータを反転させる切換スイッチとを内装し、前記ケ
ース前端部より突出させたパイプの先端部に鋏部の一方
を構成する固定刃を固定させ、該鋏部の他方を構成する
可動刃のアームとパイプ内に挿通させた連結部材の先端
とを連結させ、前記減速装置から前方に向けて前方に突
出させたねじ軸と該連結部材の後部とを螺合させて、前
記切換スイッチを押操作すると、前記ねじ軸が正転し、
これに伴って前記連結部材が後退して前記可動刃が閉
じ、押していた指を離すと、前記ねじ軸が反転し、これ
に伴って前記連結部材が前進して前記可動刃が開くよう
に構成したことを特徴とする。
【0012】本発明に係る高枝切り鋏は、ケースと鋏部
とを長いパイプで連結した全長が1.5〜数mまでの長
尺形状を有し、一方の手で手前側の保持部を握り、他方
の手でその先方に位置するハンドルを握った姿勢で、手
前側の保持部を握っている手の人指し指によるスイッチ
操作により鋏部を開閉させて木の高い枝を切るものであ
る。
【0013】本発明に係る高枝切り鋏の最も特徴とする
ところは、この高枝切り鋏を保持している片方の手の人
指し指による切換スイッチの押操作により、モータを正
転させる電気回路に接続して鋏部の可動刃が閉じ、押操
作していた指を離すだけで、このスイッチがバネの付勢
力によって元の位置に復帰してモータを逆転させる電気
回路に接続して可動刃が開く、という指1本の極めて簡
単な操作で、しかも開閉の途中でもその作動を瞬時に切
り換えることができる点にある。
【0014】この点において、前述した特開平10−6
6446号公報に記載の電動剪定鋏が、モータの回転方
向を逆転させるスイッチを別に設けて、そのスイッチ操
作をしなければ可動刃を開方向に作動できないという、
面倒な操作を必要としており、しかも瞬時に対応出来な
いのに比べて、本発明の電動式高枝切り鋏はスイッチの
操作性及び作業性において各段に優れたものになってい
る。
【0015】本発明に係る電動式高枝切り鋏に用いられ
る切換スイッチは、電流の流れる方向を切り換えるスイ
ッチであり、操作性を考慮すると、押方向と復帰方向の
動きごとにスイッチが切り換わる押しボタン方式の切換
スイッチを用いるのが最適とされるが、シーソー方式の
切換スイッチを用いても構わない。この他、押操作ごと
に正・逆接続を繰り返すダブルファンクション方式の切
換スイッチを用いても構わない。
【0016】更には、この切換スイッチとトリガーを併
用すると指操作が極めて良くなる。尚、大きめのシーソ
ースイッチを用いたものはトリガーが無くても構わな
い。トリガーは進退自在にケースに支持されており指先
で操作するに適当な大きさを有するもので、これを手元
側に押した後、指先を離すと、元の位置に復帰するよう
にバネ力で付勢されている。尚、この付勢力に代わるも
のとして、切換スイッチの作動部の復帰力を利用したも
のであっても構わない。この切換スイッチは、その先端
の作動部を突出させた状態でケースに内装されており、
使い易さを考慮して、この作動部の先端部とトリガーの
後端との間に僅かながら遊びの隙間を設けてある。
【0017】ところで本発明に係る電動式高枝切り鋏は
電源はAC電源を利用するものであるが、AC電源とバ
ッテリーを併用するものであっても構わない。尚、この
併用に対応して使用されるモータは、ACモータ又はダ
イオードを併用したDCモータである。
【0018】モータの前面にはモータの駆動軸と連結し
た減速装置が接続されており、この接続装置に内装され
ている減速歯車組によって回転数が1/10〜1/30
に減速されて減速装置の出力軸であるねじ軸から出力さ
れる。
【0019】本発明において、本機の手元側ケースの前
端から前方に向けて突出させたパイプ内に挿通させてあ
る丈夫で撓(たわ)まなくある程度細い金属棒状の連結
部材の基部端に固着した筒部内にねじ筒体を螺入固定さ
せ、このねじ筒体内にねじ軸を螺入させて、モータの駆
動軸と共にねじ軸を正転させると連結部材が手前方向に
移動して可動刃を閉じさせ、モータの駆動軸と共にねじ
軸を反転させると連結部材が前方に移動して可動刃を開
かせるように構成したものを最適とする。この他、連結
部材全体を小径のパイプで形成し、このパイプの基部端
内にねじ筒体を螺入固定させてねじ軸を螺入させるよう
に構成したものも本発明に含まれる。
【0020】モータの駆動停止は連結部材の進退位置を
検知して行なわれる。具体的には、連結部材の後部から
後方に向けて突出支持させた操作部材の後端の突起によ
り、前後2個のマイクロスイッチからなる制御スイッチ
を作動させて行なわれる。この2個のマイクロスイッチ
はいずれもモータの駆動回路を遮断する電源スイッチで
あり、後方に位置するマイクロスイッチは可動刃が完全
に閉じたときの連結部材の後退した位置で作動し、前方
のマイクロスイッチは可動刃が完全に開いたときの連結
部材の前進した位置で作動する。
【0021】ところで、本発明に係る高枝切り鋏の鋏部
は、円弧状の刃を有する固定刃と可動刃とを枢着した一
対のものが用いられており、前述したパイプの前端にこ
の固定刃の基部を固定させ、可動刃のアームの先端部に
前述した連結部材の先端を枢着させて、連結部材の進退
に伴って可動刃が開閉するようにした。
【0022】尚、トリガーの指操作に支障のないその周
辺箇所に、前記ケースと一体形成した保護部を設けて、
作業中に枝などが不用意にトリガーやこのトリガーを操
作している指に当たって不用意に鋏部が作動しないよう
にした。尚、この保護部に代えて、トリガー周辺箇所に
保護枠材を設けても構わない。
【0023】このように構成した結果、手元側のケース
に形成した保持部を片手で持ち、もう一方の片手でケー
ス前方のハンドルを持ちつつ、手前側の片手の指でトリ
ガーを押操作し、指をトリガーから離す、という極めて
簡単な操作で、鋏部を閉じさせたり開かせたりすること
が可能になり、しかもその応答性は極めて良く、押操作
している指を離すだけで瞬時に鋏部が開作動し、さらに
は鋏部の開閉の途中でも瞬時にその切換えが行なえるた
め、単に木の高い位置にある枝を切る作業が行なえるだ
けでなく、鋏部が木の枝に深く食い込んで止まったと
き、切ってはいけない針金や電線、間違った枝、さらに
は他人の指などを誤って切ろうとしたときでも、瞬間的
な反射神経の働きに伴う指動作により、不測の事態を防
ぐことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の目的及び構成は以上の通
りであり、続いて本発明に係る電動式高枝切り鋏の具体
的な構成を添付図面に示した実施例に沿って詳述する。
【0025】図1に示すように、本実施例に係る電動式
高枝切り鋏(以下、本実施例の高枝切り鋏と略称する)
1は、外観視において、手元側の樹脂製のケース2の後
部を斜め後方に向けて突出させて片手で握るための保持
部4を形成し、該ケース2の前端から前方に向けて長尺
形状を有する金属製のパイプ3を突出させ、該パイプ3
の先端部に鋏部14を装着し、ケース2近傍の該パイプ
3の途中箇所にもう一方の片手で握るためのハンドル2
4を装着してあり、前記ケース2後部における保持部4
の斜め上前方箇所に、人指し指を入れて前後方向に操作
するのに十分な大きさの開孔2aを形成し、この開孔2
a内の後方においてピン支持させたトリガー5を露見さ
せており、前記ケース2の後端に電源コード50を延出
させた構成を有する。
【0026】図2の(a)図に示すように、前記ケース
2内の略中央箇所にはモータ6と、その前面に装着した
減速装置7とが収容されている。この減速装置7内に
は、図示しないが数枚の平歯車の組み合わせによる減速
ギヤが組み付けられており、該装置7内に突入させたモ
ータ6の駆動軸の回転を減速させて該装置7から前方に
向けて突出させたねじ軸8から出力させるようにしてあ
る。
【0027】前記ケース2の前端から突出しているパイ
プ3の前端において、図2の(b)図及び図3の各図に
示すように、鋏部14の一方を構成する固定刃15の基
部が固着されており、この固定刃15に鋏部14の他方
を構成する可動刃16をピン支持させて一体的に組み付
けてある。尚双方の刃15,16の刃先部分は、木枝を
切り易くするために円弧状に形成してある。
【0028】図2及び図3の各図において、前記パイプ
3内には、上部で撓まない細い金属棒からなる連結部材
10を挿通させてある。この連結部材10の前端は、作
動部材28を介して前記可動刃16のアーム16a端に
枢着してあり、この連結部材10の後端には内ネジを刻
設した短尺形状を有する筒体10aが固着して一体形成
されており、この筒体10a内の後部にねじ筒12を螺
装して固定させてあり、このねじ筒12に前記出力軸8
を螺入させてあり,このねじ軸8の反転及び正転により
前記連結部材10が進退して、前記可動刃16を開閉さ
せることができるように構成してある。
【0029】図2の(a)図に示すように、前記ケース
2内におけるモータ6下方の前後2箇所に、マイクロス
イッチ18,19がその作動部18a,19aを上方に
向けて備えられている。これら2個のマイクロスイッチ
18,19はモータ6の駆動回路を遮断する電源スイッ
チであり、このマイクロスイッチ18,19の操作は、
前記筒体10aの後部から後方に向けて長く突出させた
操作部材20の進退に伴いその後端からさらに後方に突
出させて形成した突起20aを当接させることにより行
なわれる。
【0030】前記モータ6の正転と反転は、図2の
(a)図及び図4に示す切換スイッチ21により行なわ
れる。この切換スイッチ21は前記ケース2の後側部に
形成した開孔2a内の後部において、作動部21aを突
出させた状態で該ケース2内に装着されており、この開
孔2a内において該作動部21aの僅かの遊びの隙間を
設けた前方位置にトリガー5を備えている。尚、このト
リガー5はその下端部を前記ケース2内に枢着支持させ
ており、前記開孔2b内に指を入れてトリガー5を押操
作すると、切換スイッチ21の作動部21aが後退して
前記モータ6を正転させる回路に接続され、前記トリガ
ー5から指を離すと、切換スイッチ21の作動部21a
は元の位置に復帰して前記モータ6を反転させる回路に
接続されように構成されている。
【0031】尚、作業中などにおいて不用意に枝や指が
トリガー5に当たって誤作動するといった危険な事態に
なるのを防ぐために、このトリガー5の前方から下方に
向けた周辺箇所を、前記ケース2の一部で囲って前記開
孔2bを形成してある。
【0032】図5は切換スイッチ21とその接続回路を
示しており、同図に示すように、該切換スイッチ21の
一方の接点は接続回路40における右側の正転回路部分
に接続され、他方の接点は左側の反転回路部分に接続さ
れており、それぞれの回路には、電流の流れる方向を逆
にしたダイオードD1,D2を接続してある。このた
め、切換スイッチ21の作動部21aが押操作前及び復
帰位置にある図5の状態においては、該作動部21aは
電流が矢(ア)方向に流れる左側の反転回路部分に接続
している。この状態から切換スイッチ21の作動部21
aを押操作すると、該作動部21aは電流が矢(イ)方
向に流れる右側の正転回路部分に接続する。このように
切換スイッチ21の指操作だけで、簡単にモータ(6)
の回転方向を換えることができる。
【0033】続いて、図6の(a)図、及び(b)図に
より、モータ6の駆動に伴う連結部材10の移動と電源
の入出力の検知について説明する。
【0034】図6の(a)図は、前記切換スイッチ(2
1)を押操作していない状態を示しており、この状態に
おいては、前記出力軸8の前部が筒体10a内のねじ筒
12内に浅く螺入して、該連結部材10が手前方向に位
置しており、この位置において前記操作部材20の突起
20aは前方のマイクロスイッチ18の作動部18aを
下方に押し下げて、前記可動刃(16)が完全に開いた
状態で、電源回路を遮断させてモータ6の駆動を停止さ
せている。
【0035】この状態から前記切換スイッチ(21)を
押操作すると、図6の(b)図に示すように、モータ6
の駆動軸が正転して出力軸8が正転して前記筒体10a
内に深く入り込みながら前記筒体10aと共に連結部材
10を手元方向に引き寄せており、この位置において前
記操作部材20の突起20aは後方のマイクロスイッチ
19の作動部19aを下方に押し下げて、前記可動刃
(16)が完全に閉じた状態で、電源回路を遮断させて
モータ6の駆動を停止させている。
【0036】つまり図6の(a)図は、指操作していな
い状態であり、この状態では前記可動刃(16)は完全
に開いており、図6の(b)図は、指操作して、前記可
動刃(16)を完全に閉じさせた状態である。そして、
指操作を止めると、再び図6の(a)図に示す位置に戻
る。
【0037】
【発明の効果】以上において説明した本発明に係る電動
式高枝切り鋏によれば、保持部を持っている片方の手の
指操作だけで鋏部を閉じさせることが出来、しかもその
指を離すだけで鋏部が開いて電源がOFFするという、
指1本の極めて簡単な操作で鋏部の開閉操作が行なえる
ようになったのである。
【0038】しかも鋏部の開閉の切り換えが、その開閉
の途中でも自在に、しかも瞬時に行なうことが出来るよ
うになったので、例えば、切ってはいけない針金、電
線、間違った枝、他人の指などを誤って切ろうとするの
に気が付いた時に、瞬間的な反射神経の働きによる指操
作により、鋏部を瞬時に開かせて、危険な事態になるの
を未然に防ぐことが出来るようになったのである。
【0039】また、例えば、木の太い枝を切っている途
中で鋏部が木の枝に深く食い込んで止まった状態及び木
の硬い枝を切れずに可動刃が止まった状態になっても、
簡単に鋏部を開かせて枝から離すことが出来るようにな
ったのである。この結果、高枝切り鋏を使用した枝切作
業が能率良く行なえるようになったのである。
【0040】さらに、トリガーの指操作に支障のないそ
の周辺箇所を前記ケースの一部で囲い、或いは前記ケー
スに保護枠材を固定させたことによって、作業中に不用
意に枝などが指やトリガーに当たって不用意に鋏部が作
動して、危険な事態を招くようなことも無くなるなど、
安全性を飛躍的に高めることが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る高枝切り鋏を示した正
面図である。
【図2】(a)図は本発明の1実施例に係る高枝切り鋏
の基部を示した正面断面図である。(b)図は同じく高
枝切り鋏の先端部を示した部分正面図である。
【図3】(a)図は高枝切り鋏の鋏部の取付構造を示し
た平面断面図である。(b)図は同じく正面図である。
(c)図は同じく右側面図である
【図4】トリガーと切換スイッチの周辺部分を示した図
である。
【図5】切換スイッチとその接続回路の一部を示した図
である。
【図6】(a)図はモータの駆動に伴う連結部材の移動
と電源の入出力の検知を示した図である。(b)図はモ
ータの駆動に伴う連結部材の移動と電源の入出力の検知
を示した図である。
【符号の説明】
1 電動式高枝切り鋏 2 ケース 3 パイプ 5 トリガー 6 電動モータ 7 減速装置 8 ねじ軸 10 連結部材 10a 筒体 14 鋏部 15 固定刃 16 可動刃 16a アーム 18,19 マイクロスイッチ 21 切換スイッチ 21a 作動部 24 ハンドル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01G 3/03 H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手元側のケースに電動モータと該モータ
    の減速装置と該モータの電源スイッチと指の押操作によ
    り該モータを正転させるとともに指を離すとバネ力によ
    る反対方向への復帰により該モータを反転させる切換ス
    イッチとを内装し、前記ケース前端部より突出させたパ
    イプの先端部に鋏部の一方を構成する固定刃を固定さ
    せ、該鋏部の他方を構成する可動刃のアームとパイプ内
    に挿通させた連結部材の先端とを連結させ、前記減速装
    置から前方に向けて突出させたねじ軸と該連結部材の後
    部とを螺合させて、前記切換スイッチを押操作すると、
    前記ねじ軸が正転し、これに伴って前記連結部材が後退
    して前記可動刃が閉じ、押していた指を離すと、前記ね
    じ軸が反転し、これに伴って前記連結部材が前進して前
    記可動刃が開くように構成したことを特徴とする電動式
    高枝切り鋏。
  2. 【請求項2】 切換スイッチの操作を手元側のケースに
    形成した保持部又はその近傍箇所に備えたトリガーの指
    操作で行なえるように構成するとともに、該トリガーの
    指操作に支障のないその周辺箇所を前記ケースの一部で
    囲って構成し、或いは前記ケースに保護枠材を固定させ
    て構成した請求項1に記載の電動式高枝切り鋏。
JP2000204364A 2000-05-31 2000-05-31 電動式高枝切り鋏 Pending JP2001340023A (ja)

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