JP2001333324A - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置Info
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- JP2001333324A JP2001333324A JP2000148558A JP2000148558A JP2001333324A JP 2001333324 A JP2001333324 A JP 2001333324A JP 2000148558 A JP2000148558 A JP 2000148558A JP 2000148558 A JP2000148558 A JP 2000148558A JP 2001333324 A JP2001333324 A JP 2001333324A
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 44
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 25
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- 238000004886 process control Methods 0.000 claims description 3
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- 101100115215 Caenorhabditis elegans cul-2 gene Proteins 0.000 description 9
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Landscapes
- Cameras In General (AREA)
- Studio Circuits (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 焦点距離の異なる複数の画像から、全焦点画
像やぼけコントロール画像を作成する際に撮影者の意図
を反映した画像を作成することが可能な撮像装置を提供
する。 【解決手段】 撮影者が焦点を合わせたい被写体を被写
体指示手段104により指示すれば、指示内容が指示内
容判別手段401により判別され、その結果に応じて合
成処理制御手段403が全焦点画像の作成処理かぼけコ
ントロール画像の作成処理かを選択して合成手段43で
実行させる。これにより、撮影枚数の制約などにかかわ
らず、撮影者の意図した被写体画像を元にした全焦点画
像やぼけコントロール画像を得ることができる。
像やぼけコントロール画像を作成する際に撮影者の意図
を反映した画像を作成することが可能な撮像装置を提供
する。 【解決手段】 撮影者が焦点を合わせたい被写体を被写
体指示手段104により指示すれば、指示内容が指示内
容判別手段401により判別され、その結果に応じて合
成処理制御手段403が全焦点画像の作成処理かぼけコ
ントロール画像の作成処理かを選択して合成手段43で
実行させる。これにより、撮影枚数の制約などにかかわ
らず、撮影者の意図した被写体画像を元にした全焦点画
像やぼけコントロール画像を得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタルカメラ
等の撮像装置に関する。
等の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラとして、例えば前景や背
景にそれぞれ合焦させた焦点距離の異なる複数の画像を
撮像し、これら複数の画像から複数の被写体のそれぞれ
に焦点が合った全焦点画像や、前景や背景等の被写体の
ぼけ具合が調整されたぼけコントロール画像を作成する
機能を有するものがある。
景にそれぞれ合焦させた焦点距離の異なる複数の画像を
撮像し、これら複数の画像から複数の被写体のそれぞれ
に焦点が合った全焦点画像や、前景や背景等の被写体の
ぼけ具合が調整されたぼけコントロール画像を作成する
機能を有するものがある。
【0003】例えば、特開平10−108057号公報
には、被写体距離情報により指定された範囲の全てに焦
点を合わせて複数枚撮影し、これら画像を合成すること
により、全焦点画像を作成する構成が開示されている。
には、被写体距離情報により指定された範囲の全てに焦
点を合わせて複数枚撮影し、これら画像を合成すること
により、全焦点画像を作成する構成が開示されている。
【0004】また、ぼけコントロール画像の作成方法も
知られている。
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な全焦点画像やぼけコントロール画像を得るためには、
複数枚の撮影画像を確保する必要があるが、現実には、
画像メモリの容量、撮影間隔、処理時間などから撮影枚
数が制約されることが多い。その場合、例えば、全焦点
画像作成処理において、撮影者が主被写体と遠景とに注
目しているにもかかわらず、デジタルカメラが自動的に
近景と主被写体とに合焦した画像を作成することがあ
り、これでは撮影者の意図とは異なる画像が作成される
ことになる。
な全焦点画像やぼけコントロール画像を得るためには、
複数枚の撮影画像を確保する必要があるが、現実には、
画像メモリの容量、撮影間隔、処理時間などから撮影枚
数が制約されることが多い。その場合、例えば、全焦点
画像作成処理において、撮影者が主被写体と遠景とに注
目しているにもかかわらず、デジタルカメラが自動的に
近景と主被写体とに合焦した画像を作成することがあ
り、これでは撮影者の意図とは異なる画像が作成される
ことになる。
【0006】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
のであり、焦点距離の異なる複数の画像から、全焦点画
像やぼけコントロール画像を得る際に、撮影者の意図を
反映した画像を得ることが可能な撮像装置を提供するこ
とを課題としている。
のであり、焦点距離の異なる複数の画像から、全焦点画
像やぼけコントロール画像を得る際に、撮影者の意図を
反映した画像を得ることが可能な撮像装置を提供するこ
とを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、焦点距離の
異なる複数の画像を取得する撮像手段と、撮像手段で撮
像した複数の画像から、全焦点画像の作成処理あるいは
ぼけコントロール画像の作成処理を行う合成処理手段
と、合焦させる被写体を指示可能な被写体指示手段と、
被写体指示手段による被写体指示の内容を判別する指示
内容判別手段と、指示内容判別手段による判別結果に応
じて、前記合成処理手段による全焦点画像の作成処理あ
るいはぼけコントロール画像の作成処理を選択制御する
合成処理制御手段と、を備えていることを特徴とする撮
像装置によって解決される。
異なる複数の画像を取得する撮像手段と、撮像手段で撮
像した複数の画像から、全焦点画像の作成処理あるいは
ぼけコントロール画像の作成処理を行う合成処理手段
と、合焦させる被写体を指示可能な被写体指示手段と、
被写体指示手段による被写体指示の内容を判別する指示
内容判別手段と、指示内容判別手段による判別結果に応
じて、前記合成処理手段による全焦点画像の作成処理あ
るいはぼけコントロール画像の作成処理を選択制御する
合成処理制御手段と、を備えていることを特徴とする撮
像装置によって解決される。
【0008】この撮像装置によれば、撮像手段で焦点距
離の異なる複数の画像が取得されると、これらの画像か
ら合成処理手段により、一つの全焦点画像やぼけコント
ロール画像が作成される。この時、撮影者が、ファイン
ダー画像等において焦点を合わせたい被写体を被写体指
示手段により指示すれば、指示内容が指示内容判別手段
により判別される。合成処理制御手段では、判別結果に
応じて全焦点画像の作成処理かぼけコントロール画像の
作成処理かを選択するので、選択された処理が画像処理
手段で実行される。
離の異なる複数の画像が取得されると、これらの画像か
ら合成処理手段により、一つの全焦点画像やぼけコント
ロール画像が作成される。この時、撮影者が、ファイン
ダー画像等において焦点を合わせたい被写体を被写体指
示手段により指示すれば、指示内容が指示内容判別手段
により判別される。合成処理制御手段では、判別結果に
応じて全焦点画像の作成処理かぼけコントロール画像の
作成処理かを選択するので、選択された処理が画像処理
手段で実行される。
【0009】これにより、撮影枚数の制約などに関係な
く、撮影者の意図した被写体画像を元にした全焦点画像
やぼけコントロール画像を取得することができる。
く、撮影者の意図した被写体画像を元にした全焦点画像
やぼけコントロール画像を取得することができる。
【0010】また、前記指示内容が被写体の指示数であ
り、合成処理制御手段は、前記合成処理手段に対して、
被写体指示数が複数であると判別された際には、全焦点
画像の作成処理を実行させ、被写体指示数が単数である
と判別された際には、ぼけコントロール画像の作成処理
を実行させる場合には、被写体指示数を変えるだけの簡
単な操作で全焦点画像の作成処理とぼけコントロール画
像の作成処理を選択することができる。
り、合成処理制御手段は、前記合成処理手段に対して、
被写体指示数が複数であると判別された際には、全焦点
画像の作成処理を実行させ、被写体指示数が単数である
と判別された際には、ぼけコントロール画像の作成処理
を実行させる場合には、被写体指示数を変えるだけの簡
単な操作で全焦点画像の作成処理とぼけコントロール画
像の作成処理を選択することができる。
【0011】また、前記課題は、焦点距離の異なる複数
の画像を取得する撮像手段と、撮像手段で撮像した複数
の画像から、全焦点画像の作成処理あるいはぼけコント
ロール画像の作成処理を行う合成処理手段と、合焦させ
る被写体を指示可能な被写体指示手段と、被写体指示手
段による被写体指示の内容を判別する指示内容判別手段
と、指示内容判別手段による判別結果に応じて前記撮像
手段による撮像動作を制御する撮像動作制御手段と、を
備えていることを特徴とする撮像装置によっても解決さ
れる。
の画像を取得する撮像手段と、撮像手段で撮像した複数
の画像から、全焦点画像の作成処理あるいはぼけコント
ロール画像の作成処理を行う合成処理手段と、合焦させ
る被写体を指示可能な被写体指示手段と、被写体指示手
段による被写体指示の内容を判別する指示内容判別手段
と、指示内容判別手段による判別結果に応じて前記撮像
手段による撮像動作を制御する撮像動作制御手段と、を
備えていることを特徴とする撮像装置によっても解決さ
れる。
【0012】この撮像装置によれば、例えば、被写体が
動体であることが判別された際に、撮像手段による撮影
を行わないように制御することで、撮影者が不用意に動
体を指示したとしても意図しない被写体が撮影されるこ
とを無くすことができる。
動体であることが判別された際に、撮像手段による撮影
を行わないように制御することで、撮影者が不用意に動
体を指示したとしても意図しない被写体が撮影されるこ
とを無くすことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0014】図1および図2は、この発明の一実施形態
にかかる撮像装置が適用されたデジタルカメラを示す外
観斜視図および背面図である。
にかかる撮像装置が適用されたデジタルカメラを示す外
観斜視図および背面図である。
【0015】図1および図2において、1はデジタルカ
メラであり、そのカメラ本体1Aの前面には、撮影レン
ズ2、ファインダー窓5および測距窓101などが装備
されており、内部には、撮影された光学像を光電変換す
る撮像素子としてのCCD3が前記撮影レンズ2の光路
上に配設されている。さらに、カメラ本体1Aの上面に
は、レリーズ(シャッター)ボタン4、撮影モード設定
キー8および液晶表示パネル9などが設けられている。
6は画像データを記憶する記録メディア、7はカメラ本
体1Aの側面に形成された記録メディア挿入口である。
メラであり、そのカメラ本体1Aの前面には、撮影レン
ズ2、ファインダー窓5および測距窓101などが装備
されており、内部には、撮影された光学像を光電変換す
る撮像素子としてのCCD3が前記撮影レンズ2の光路
上に配設されている。さらに、カメラ本体1Aの上面に
は、レリーズ(シャッター)ボタン4、撮影モード設定
キー8および液晶表示パネル9などが設けられている。
6は画像データを記憶する記録メディア、7はカメラ本
体1Aの側面に形成された記録メディア挿入口である。
【0016】撮影モード設定キー8は、撮影者が液晶表
示パネル9を見ながら絞り優先やシャッタースピード優
先などの露光条件の設定、マクロ撮影の切り替え、さら
にはズーム設定などを行う際に使用される。
示パネル9を見ながら絞り優先やシャッタースピード優
先などの露光条件の設定、マクロ撮影の切り替え、さら
にはズーム設定などを行う際に使用される。
【0017】カメラ本体1Aの背面には、画像処理モー
ド設定キー102、ビューファインダーとしての液晶モ
ニタ103、メニュー選択キー104などが設けられて
いる。画像処理モード設定キー102は、撮影者が前記
液晶モニタ103を見ながら、後述する全焦点画像やぼ
けコントロール画像を作成するための合成画像モードを
設定したり、ぼけレベルを設定する際に使用される。メ
ニュー選択キー104は、メニュー選択用に使用される
他に、液晶モニタ103のファインダー画像に表示され
る被写体指示用マーカー34(図6)を撮影者が移動操
作する際に使用されるものであり、被写体指示手段を構
成している。
ド設定キー102、ビューファインダーとしての液晶モ
ニタ103、メニュー選択キー104などが設けられて
いる。画像処理モード設定キー102は、撮影者が前記
液晶モニタ103を見ながら、後述する全焦点画像やぼ
けコントロール画像を作成するための合成画像モードを
設定したり、ぼけレベルを設定する際に使用される。メ
ニュー選択キー104は、メニュー選択用に使用される
他に、液晶モニタ103のファインダー画像に表示され
る被写体指示用マーカー34(図6)を撮影者が移動操
作する際に使用されるものであり、被写体指示手段を構
成している。
【0018】このデジタルカメラ1では、通常のものと
同様に、CCD3が取り込んだ画像データを記録メディ
ア6に記録することができる他に、焦点距離の異なる複
数画像から全焦点画像を作成する機能やぼけコントロー
ル画像を作成する機能を有している。
同様に、CCD3が取り込んだ画像データを記録メディ
ア6に記録することができる他に、焦点距離の異なる複
数画像から全焦点画像を作成する機能やぼけコントロー
ル画像を作成する機能を有している。
【0019】図3は、デジタルカメラ1の電気的構成を
示すブロック図であり、細矢印は制御データの流れを、
太矢印は画像データの流れをそれぞれ示す。
示すブロック図であり、細矢印は制御データの流れを、
太矢印は画像データの流れをそれぞれ示す。
【0020】40はCPUであり、レリーズボタン4が
押された際の撮影条件、画像処理モード設定キー8の設
定状態などを記憶するとともに、露光条件などを液晶パ
ネル9に表示させる。さらに、CPU40は、測距部1
01からの測距結果に基づいて撮影レンズ駆動部46を
介して適当な被写体に合焦するように撮影レンズ2を駆
動する一方、絞り駆動部47を介して絞り48を制御す
る。なお、撮影レンズ2,CCD3,絞り48を含んで
撮像部20(図4に示す)が構成されている。
押された際の撮影条件、画像処理モード設定キー8の設
定状態などを記憶するとともに、露光条件などを液晶パ
ネル9に表示させる。さらに、CPU40は、測距部1
01からの測距結果に基づいて撮影レンズ駆動部46を
介して適当な被写体に合焦するように撮影レンズ2を駆
動する一方、絞り駆動部47を介して絞り48を制御す
る。なお、撮影レンズ2,CCD3,絞り48を含んで
撮像部20(図4に示す)が構成されている。
【0021】また、CCD3からのアナログ画像信号
は、A/Dコンバータ41でデジタル画像データに変換
され、画像メモリ(RAM)42に一時記憶される。C
PU40は、RAM42から読み出された画像データを
記録メディア6に記憶させる。
は、A/Dコンバータ41でデジタル画像データに変換
され、画像メモリ(RAM)42に一時記憶される。C
PU40は、RAM42から読み出された画像データを
記録メディア6に記憶させる。
【0022】合成処理部43は、焦点距離の異なる複数
の画像から、全焦点画像およびぼけコントロール画像の
うち、被写体指示内容に応じた画像を作成するものであ
る。
の画像から、全焦点画像およびぼけコントロール画像の
うち、被写体指示内容に応じた画像を作成するものであ
る。
【0023】CPU40は、図4に示すように、指示内
容判別部401と、指示内容判別部401による指示内
容判別結果に応じて前記合成処理部43による全焦点画
像の作成処理およびぼけコントロール画像の作成処理を
選択制御する合成処理制御部402と、指示内容判別結
果に応じて前記撮像部20を制御する撮像動作制御部4
03とを備えている。
容判別部401と、指示内容判別部401による指示内
容判別結果に応じて前記合成処理部43による全焦点画
像の作成処理およびぼけコントロール画像の作成処理を
選択制御する合成処理制御部402と、指示内容判別結
果に応じて前記撮像部20を制御する撮像動作制御部4
03とを備えている。
【0024】指示内容判別部401は、前記メニュー選
択キー104による被写体指示内容、具体的には、撮影
者が指示した被写体指示数、さらには、指示された被写
体が動体であるか否かを判別する機能を有する。
択キー104による被写体指示内容、具体的には、撮影
者が指示した被写体指示数、さらには、指示された被写
体が動体であるか否かを判別する機能を有する。
【0025】合成処理制御部402は、指示内容判別部
段401により、被写体指示数が例えば複数であると判
別された際には、全焦点画像を作成し、被写体指示数が
単数であると判別された際には、ぼけコントロール画像
を作成するように前記合成処理部43を制御する。
段401により、被写体指示数が例えば複数であると判
別された際には、全焦点画像を作成し、被写体指示数が
単数であると判別された際には、ぼけコントロール画像
を作成するように前記合成処理部43を制御する。
【0026】撮像動作制御部403は、指示内容判別部
401により、指示被写体が動体であると判別された際
に、撮像部20に対して合焦させないように(撮影を行
わないように)制御するとともに、液晶モニタ103に
警告メッセージを表示させる。
401により、指示被写体が動体であると判別された際
に、撮像部20に対して合焦させないように(撮影を行
わないように)制御するとともに、液晶モニタ103に
警告メッセージを表示させる。
【0027】次に、合成画像モードでの画像作成処理に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0028】図5は、P面およびQ面にそれぞれ被写体
10,11が存在する、いわゆる遠近競合シーンを示す
ものである。説明の簡略化上、被写体10,11は、平
面チャートとしている。12はP面に合焦させて撮像し
た画像であり、前景であるチャート10の○が鮮明に写
っており、背景であるチャート11の☆がぼけて写って
いる。一方、13はQ面に合焦させて撮影した画像であ
り、前景であるチャート10の○がぼけて、背景である
チャート11の☆が鮮明にそれぞれ写っている。
10,11が存在する、いわゆる遠近競合シーンを示す
ものである。説明の簡略化上、被写体10,11は、平
面チャートとしている。12はP面に合焦させて撮像し
た画像であり、前景であるチャート10の○が鮮明に写
っており、背景であるチャート11の☆がぼけて写って
いる。一方、13はQ面に合焦させて撮影した画像であ
り、前景であるチャート10の○がぼけて、背景である
チャート11の☆が鮮明にそれぞれ写っている。
【0029】多重画像処理モードでは、これら2枚の画
像12,13から、画像14,15を作成する。14は
被写体10,11の両方に合焦したような画像、いわゆ
る全焦点画像である。15は背景であるチャート11に
合焦したまま、前景であるチャート10のぼけ具合を、
画像13よりも強調したぼけコントロール画像である。
像12,13から、画像14,15を作成する。14は
被写体10,11の両方に合焦したような画像、いわゆ
る全焦点画像である。15は背景であるチャート11に
合焦したまま、前景であるチャート10のぼけ具合を、
画像13よりも強調したぼけコントロール画像である。
【0030】このように、同一シーンを合焦面(位置)
を変えて撮影した2枚の画像から全焦点画像ならびに前
景もしくは背景のぼけ具合を任意に変えたぼけコントロ
ール画像を得ることができる。全焦点画像作成の原理
は、特許登録第2883648号や特開平10−108
057号公報に開示されており、また、ぼけ具合のコン
トロールの手法は、特開平9−200508号公報、さ
らには、久保田、相澤:「多焦点画像の回転を考慮した
レジストレーションと任意焦点画像の逆フィルタ法によ
る高速再構成」、信学技法 IE99−25(1999
−07)などに開示されており公知であるので、ここで
は説明を省略する。また、上記説明では、被写体の距離
分布は、前景、背景の2通りで、撮影画像も2枚であっ
たが、前景、背景、中間の3枚であっても良く、あるい
は4枚以上であってもよい。
を変えて撮影した2枚の画像から全焦点画像ならびに前
景もしくは背景のぼけ具合を任意に変えたぼけコントロ
ール画像を得ることができる。全焦点画像作成の原理
は、特許登録第2883648号や特開平10−108
057号公報に開示されており、また、ぼけ具合のコン
トロールの手法は、特開平9−200508号公報、さ
らには、久保田、相澤:「多焦点画像の回転を考慮した
レジストレーションと任意焦点画像の逆フィルタ法によ
る高速再構成」、信学技法 IE99−25(1999
−07)などに開示されており公知であるので、ここで
は説明を省略する。また、上記説明では、被写体の距離
分布は、前景、背景の2通りで、撮影画像も2枚であっ
たが、前景、背景、中間の3枚であっても良く、あるい
は4枚以上であってもよい。
【0031】全焦点画像やぼけコントロール画像を作成
する機能を用いるには、画像処理モード設定キー102
を使って、以下の2種類の設定方法で設定すればよい。
する機能を用いるには、画像処理モード設定キー102
を使って、以下の2種類の設定方法で設定すればよい。
【0032】一つは、画像処理モード設定キー102に
よって合成画像モードを設定し、ぼけ具合設定を操作す
ると、液晶モニタ103にぼかし量が「前景合焦、背景
ぼけ大」、「前景合焦、背景ぼけ小」、「前景ぼけ大、
背景合焦」、「前景ぼけ小、背景合焦」、「全焦点」と
表示され、撮影者が好みの設定をメニュー選択キー10
4で選択できるようになっている。撮影者の設定に従っ
て、CPU40が自動的にパラメータを算出し、合成処
理部43が所定の画像を作成する。
よって合成画像モードを設定し、ぼけ具合設定を操作す
ると、液晶モニタ103にぼかし量が「前景合焦、背景
ぼけ大」、「前景合焦、背景ぼけ小」、「前景ぼけ大、
背景合焦」、「前景ぼけ小、背景合焦」、「全焦点」と
表示され、撮影者が好みの設定をメニュー選択キー10
4で選択できるようになっている。撮影者の設定に従っ
て、CPU40が自動的にパラメータを算出し、合成処
理部43が所定の画像を作成する。
【0033】例えば、画像14を得るには、「全焦点」
と設定し、画像15を得るには、「前景ぼけ大、背景合
焦」と設定すればよい。この設定方法は、操作が簡単な
ところが長所である。
と設定し、画像15を得るには、「前景ぼけ大、背景合
焦」と設定すればよい。この設定方法は、操作が簡単な
ところが長所である。
【0034】ところで、デジタルカメラ1による撮影枚
数は、前述したように、RAM42の記憶容量、撮影間
隔、処理に要する時間など制限されることが多い。この
ような場合、撮影者の意図とは異なる画像が作成される
ことがある。
数は、前述したように、RAM42の記憶容量、撮影間
隔、処理に要する時間など制限されることが多い。この
ような場合、撮影者の意図とは異なる画像が作成される
ことがある。
【0035】いま、撮影枚数が、例えば2枚に制限され
ている場合を例に、図6に示す液晶モニタ103のファ
インダー画像で説明する。この画像は、被写体が4つあ
るシーンである。主被写体30に対し、遠景31、主被
写体30と遠景31との間の被写体32、主被写体30
よりも近い近景33が1画面内に存在している。
ている場合を例に、図6に示す液晶モニタ103のファ
インダー画像で説明する。この画像は、被写体が4つあ
るシーンである。主被写体30に対し、遠景31、主被
写体30と遠景31との間の被写体32、主被写体30
よりも近い近景33が1画面内に存在している。
【0036】このような場合、画像処理モード設定キー
102によるぼけ具合設定で「全焦点」を選択すると、
合成処理部43は、前景と背景、例えば、近景33と主
被写体30とに合焦した画像を作成する。この場合、遠
景31は、被写界深度によってはぼけている。しかし、
撮影者は、主被写体30と遠景31に注目している場合
がある。いま、撮影枚数が2枚に制限されていると仮定
したが、それより多い枚数であっても、画面内の被写体
の数が多ければ、同じように、撮影者の意図とは、異な
る画像が作成されることがある。従って、その場合に
は、次の2つ目の操作を行えばよい。
102によるぼけ具合設定で「全焦点」を選択すると、
合成処理部43は、前景と背景、例えば、近景33と主
被写体30とに合焦した画像を作成する。この場合、遠
景31は、被写界深度によってはぼけている。しかし、
撮影者は、主被写体30と遠景31に注目している場合
がある。いま、撮影枚数が2枚に制限されていると仮定
したが、それより多い枚数であっても、画面内の被写体
の数が多ければ、同じように、撮影者の意図とは、異な
る画像が作成されることがある。従って、その場合に
は、次の2つ目の操作を行えばよい。
【0037】2つ目の操作は、液晶モニタ103上のフ
ァインダー画像を見ながら撮影者が被写体を指示する操
作である。
ァインダー画像を見ながら撮影者が被写体を指示する操
作である。
【0038】撮影者が画像処理モード設定キー102で
液晶モニタ103上にマーカー34を表示させた状態で
前記メニュー選択キー102でマーカー34を移動させ
て合焦させたい被写体に合わせる。ここでは、主被写体
30と遠景31にマーカー34を合わせている。
液晶モニタ103上にマーカー34を表示させた状態で
前記メニュー選択キー102でマーカー34を移動させ
て合焦させたい被写体に合わせる。ここでは、主被写体
30と遠景31にマーカー34を合わせている。
【0039】この状態で撮影すると、デジタルカメラ1
は、主被写体30に合焦した画像と遠景31に合焦した
画像の2枚を撮影し、主被写体30と遠景34に合焦し
た1枚の全焦点画像を作成する。
は、主被写体30に合焦した画像と遠景31に合焦した
画像の2枚を撮影し、主被写体30と遠景34に合焦し
た1枚の全焦点画像を作成する。
【0040】3つの被写体を指示した場合は、3つの被
写体のそれぞれに合焦させた3枚の画像を撮影して1枚
の画像を作成する。あるいは、被写界深度を計算し、指
示した被写体のうちの少なくとも2つが被写界深度内に
入るときは、撮影枚数を減らすようにすればよい。
写体のそれぞれに合焦させた3枚の画像を撮影して1枚
の画像を作成する。あるいは、被写界深度を計算し、指
示した被写体のうちの少なくとも2つが被写界深度内に
入るときは、撮影枚数を減らすようにすればよい。
【0041】また、撮影者がマーカー34を1つの被写
体、例えば、主被写体30しか指示しなかった場合に
は、デジタルカメラ1は、主被写体30以外のぼけ具合
を強調したぼけコントロール画像を作成する。このよう
に、撮影者が被写体を指示する操作を追加することによ
り、撮影者の意図を反映した撮影が可能となる。
体、例えば、主被写体30しか指示しなかった場合に
は、デジタルカメラ1は、主被写体30以外のぼけ具合
を強調したぼけコントロール画像を作成する。このよう
に、撮影者が被写体を指示する操作を追加することによ
り、撮影者の意図を反映した撮影が可能となる。
【0042】さらに、撮影者が不用意に移動する被写体
をマーカー34で指示した場合、撮影時には、被写体が
移動してマーカー34から外れてしまい、撮影者の意図
した被写体とは別の画像が作成されることになる。この
場合は、CPU40は、マーカー34の設定時と撮影時
の被写体距離を比較し、異なっていれば、そのマーカー
34を無視させるようにして、撮影者の意図しない被写
体を撮影しないようにする。
をマーカー34で指示した場合、撮影時には、被写体が
移動してマーカー34から外れてしまい、撮影者の意図
した被写体とは別の画像が作成されることになる。この
場合は、CPU40は、マーカー34の設定時と撮影時
の被写体距離を比較し、異なっていれば、そのマーカー
34を無視させるようにして、撮影者の意図しない被写
体を撮影しないようにする。
【0043】次に、上記構成の動作を図7〜図10に示
すフローチャートで説明する。
すフローチャートで説明する。
【0044】なお、以下の説明ならびに図面では、ステ
ップをSと略記する。
ップをSと略記する。
【0045】S1で、レリーズボタン4が押されると、
S2では、CPU40がその時の撮影条件、画像処理モ
ードの設定を読取り、記憶しておく。そして、S3で、
測距部101により被写体距離を測定する。
S2では、CPU40がその時の撮影条件、画像処理モ
ードの設定を読取り、記憶しておく。そして、S3で、
測距部101により被写体距離を測定する。
【0046】ついで、S4では、画像処理モードとして
合成画像モードが設定されているか否かを判断し、合成
画像モードが設定されていると(S4の判定がYE
S)、図8のS12に進む。合成画像モードが設定され
ていなければ(S4の判定がNO)、S5で、合成処理
部43の機能をOFF(画像データは何も処理されずに
通過する)に設定する。
合成画像モードが設定されているか否かを判断し、合成
画像モードが設定されていると(S4の判定がYE
S)、図8のS12に進む。合成画像モードが設定され
ていなければ(S4の判定がNO)、S5で、合成処理
部43の機能をOFF(画像データは何も処理されずに
通過する)に設定する。
【0047】続いて、S6では、測距結果に基づいて、
撮影レンズ駆動部46を介して適当な被写体に合焦する
ように撮影レンズ2を駆動し、ついで、S7では、絞り
駆動部47を介して絞りを適当な値に設定する。
撮影レンズ駆動部46を介して適当な被写体に合焦する
ように撮影レンズ2を駆動し、ついで、S7では、絞り
駆動部47を介して絞りを適当な値に設定する。
【0048】そして、S8では、CCD3を積分し、S
9では、画像データを読み出す。読み出された画像デー
タは、パイプライン方式でA/Dコンバータ41でデジ
タルデータに変換され、RAM42に一時記憶される。
S10では、CPU40がRAM42の画像データを読
み出してメディア6に記録し、次の撮影に移るためにS
1に戻る。
9では、画像データを読み出す。読み出された画像デー
タは、パイプライン方式でA/Dコンバータ41でデジ
タルデータに変換され、RAM42に一時記憶される。
S10では、CPU40がRAM42の画像データを読
み出してメディア6に記録し、次の撮影に移るためにS
1に戻る。
【0049】S4の判断の結果、合成画像モードが設定
されていると(S4の判定がYES)、図8のS12
で、ぼけ具合設定が選択されているか否かを判断し、ぼ
け具合設定が選択されていると(S12の判定がYE
S)、図9のS30に進む。ぼけ具合設定が選択されて
いない場合は(S12の判定がNO)、撮影者が焦点距
離を合わせたい被写体に対して図6に示すように、マー
カー指示(被写体指示)している場合であるため、S1
3で、そのマーカー指示(被写体指示数)が複数である
か否かを判断する。マーカー指示が複数であると(S1
3の判定がYES)、図10のS50に進む。
されていると(S4の判定がYES)、図8のS12
で、ぼけ具合設定が選択されているか否かを判断し、ぼ
け具合設定が選択されていると(S12の判定がYE
S)、図9のS30に進む。ぼけ具合設定が選択されて
いない場合は(S12の判定がNO)、撮影者が焦点距
離を合わせたい被写体に対して図6に示すように、マー
カー指示(被写体指示)している場合であるため、S1
3で、そのマーカー指示(被写体指示数)が複数である
か否かを判断する。マーカー指示が複数であると(S1
3の判定がYES)、図10のS50に進む。
【0050】マーカー指示が一つであると(S13の判
定がNO)、S14に進む。この場合、背景は無限遠と
みなす。S14では、合成処理部43に対してぼけコン
トロール処理でのぼかし量を設定し、ついで、S15で
は、絞り駆動部47を介して絞りを適当な値に設定す
る。そして、S16では、マーカーが合わされた被写体
に合焦されるように、撮影レンズ駆動部47を介して撮
影レンズ2を駆動するとともに、前記マーカー指示設定
時の被写体距離とこの撮影時の被写体距離とが同じか否
かを判断する。
定がNO)、S14に進む。この場合、背景は無限遠と
みなす。S14では、合成処理部43に対してぼけコン
トロール処理でのぼかし量を設定し、ついで、S15で
は、絞り駆動部47を介して絞りを適当な値に設定す
る。そして、S16では、マーカーが合わされた被写体
に合焦されるように、撮影レンズ駆動部47を介して撮
影レンズ2を駆動するとともに、前記マーカー指示設定
時の被写体距離とこの撮影時の被写体距離とが同じか否
かを判断する。
【0051】マーカー指示設定時の被写体距離とこの撮
影時の被写体距離とが異なっていると(S16の判定が
NO)、指示した被写体が移動していることであるか
ら、S24で、液晶モニタ103にその旨を警告表示
し、次の撮影のために、図7のS1に戻る。マーカー指
示設定時の被写体距離と撮影時の被写体距離とが同じで
あると(S16の判定がYES)、S17でCCD3を
積分し、S18で画像データを読み出す。読み出された
画像データは、パイプライン方式でA/Dコンバータ4
1でデジタルデータに変換され、RAM42に一時記憶
される。
影時の被写体距離とが異なっていると(S16の判定が
NO)、指示した被写体が移動していることであるか
ら、S24で、液晶モニタ103にその旨を警告表示
し、次の撮影のために、図7のS1に戻る。マーカー指
示設定時の被写体距離と撮影時の被写体距離とが同じで
あると(S16の判定がYES)、S17でCCD3を
積分し、S18で画像データを読み出す。読み出された
画像データは、パイプライン方式でA/Dコンバータ4
1でデジタルデータに変換され、RAM42に一時記憶
される。
【0052】ついで、S19では、無限遠に合焦させる
ように、撮影レンズ駆動部46を介して撮影レンズ2を
駆動し、S20では、CCD3を積分し、S21では、
画像データを読み出す。読み出された画像データは、パ
イプライン方式でA/Dコンバータ41でデジタルデー
タに変換され、RAM42に一時記憶される。そして、
S22では、CPU40がRAM42の画像データを読
み出し、合成処理部43でぼけコントロール処理を実施
した後に、S23でメディア6に記録し、次の撮影に移
るために、S1に戻る。
ように、撮影レンズ駆動部46を介して撮影レンズ2を
駆動し、S20では、CCD3を積分し、S21では、
画像データを読み出す。読み出された画像データは、パ
イプライン方式でA/Dコンバータ41でデジタルデー
タに変換され、RAM42に一時記憶される。そして、
S22では、CPU40がRAM42の画像データを読
み出し、合成処理部43でぼけコントロール処理を実施
した後に、S23でメディア6に記録し、次の撮影に移
るために、S1に戻る。
【0053】S12でぼけ具合設定が選択されている
と、図9のS30では、合成処理部43に対して選択さ
れたぼけ具合に対応したパラメータを設定する。つい
で、S31で、絞り駆動部47を介して絞りを適当な値
に設定する。そして、S32では、被写体に合焦させる
ように、撮影レンズ駆動部46を介して撮影レンズ2を
駆動したのち、S33でCCD3を積分し、S34で画
像データを読み出す。読み出された画像データは、パイ
プライン方式でA/Dコンバータ41でデジタルデータ
に変換され、RAM42に一時記憶される。
と、図9のS30では、合成処理部43に対して選択さ
れたぼけ具合に対応したパラメータを設定する。つい
で、S31で、絞り駆動部47を介して絞りを適当な値
に設定する。そして、S32では、被写体に合焦させる
ように、撮影レンズ駆動部46を介して撮影レンズ2を
駆動したのち、S33でCCD3を積分し、S34で画
像データを読み出す。読み出された画像データは、パイ
プライン方式でA/Dコンバータ41でデジタルデータ
に変換され、RAM42に一時記憶される。
【0054】次に、S35で、別の被写体があるか否か
を判断し、別の被写体があると(S35の判定がYE
S)、S32に戻ってS32〜S35の動作を繰り返
す。この繰り返し動作は、被写体の距離分布を基に決定
された撮影被写体がなくなるまで行う。
を判断し、別の被写体があると(S35の判定がYE
S)、S32に戻ってS32〜S35の動作を繰り返
す。この繰り返し動作は、被写体の距離分布を基に決定
された撮影被写体がなくなるまで行う。
【0055】別の被写体がない場合は(S35の判定が
NO)、S36でCPU40がRAM42の画像データ
を読み出し、合成処理部43において、選択されたぼけ
具合に対応してぼけコントロール画像作成処理もしくは
全焦点画像作成処理を施し、次いでS37でメディア6
に記録したのち、次の撮影に移るためにS1に戻る。
NO)、S36でCPU40がRAM42の画像データ
を読み出し、合成処理部43において、選択されたぼけ
具合に対応してぼけコントロール画像作成処理もしくは
全焦点画像作成処理を施し、次いでS37でメディア6
に記録したのち、次の撮影に移るためにS1に戻る。
【0056】なお、上記においては、被写体の距離分布
を基に撮影する画像を決定しているが、さらに簡略化し
て、常に主被写体合焦画像と無限遠合焦画像とを撮影し
たり、画面中央エリア合焦画像と無限遠合焦画像とを撮
影する方法も考えられる。
を基に撮影する画像を決定しているが、さらに簡略化し
て、常に主被写体合焦画像と無限遠合焦画像とを撮影し
たり、画面中央エリア合焦画像と無限遠合焦画像とを撮
影する方法も考えられる。
【0057】図8のS13において、マーカー設定が複
数の場合、図10のS50で、合成処理部43に対し複
数のマーカー設定に対応した全焦点画像作成処理を設定
する。ついで、S51で、絞り駆動部47を介して絞り
を適当な値に設定する。そして、S52で、マーカーに
指示された被写体に合焦させるように、撮影レンズ駆動
部46を介して撮影レンズ2を駆動する。
数の場合、図10のS50で、合成処理部43に対し複
数のマーカー設定に対応した全焦点画像作成処理を設定
する。ついで、S51で、絞り駆動部47を介して絞り
を適当な値に設定する。そして、S52で、マーカーに
指示された被写体に合焦させるように、撮影レンズ駆動
部46を介して撮影レンズ2を駆動する。
【0058】そして、S53では、前記マーカー指示設
定時の被写体距離とこの撮影時の被写体距離とが同じか
否かを判断する。マーカー指示設定時の被写体距離とこ
の撮影時の被写体距離とが同じであると(S52の判定
がYES)、被写体が動体ではないとみなされるので、
S54でCCD3を積分し、S55で画像データを読み
出す。読み出された画像データは、パイプライン方式で
A/Dコンバータ41でデジタルデータに変換され、R
AM42に一時記憶される。
定時の被写体距離とこの撮影時の被写体距離とが同じか
否かを判断する。マーカー指示設定時の被写体距離とこ
の撮影時の被写体距離とが同じであると(S52の判定
がYES)、被写体が動体ではないとみなされるので、
S54でCCD3を積分し、S55で画像データを読み
出す。読み出された画像データは、パイプライン方式で
A/Dコンバータ41でデジタルデータに変換され、R
AM42に一時記憶される。
【0059】次に、S56で、マーカー指示された別の
被写体があるか否かを判断し、別の被写体があると(S
56の判定がYES)、S52に戻ってS52〜S56
の動作を繰り返す。この繰り返し動作は、マーカー指示
された被写体が無くなるまで行う。
被写体があるか否かを判断し、別の被写体があると(S
56の判定がYES)、S52に戻ってS52〜S56
の動作を繰り返す。この繰り返し動作は、マーカー指示
された被写体が無くなるまで行う。
【0060】また、マーカー指示設定時の被写体距離と
この撮影時の被写体距離とが異なるときは(S53の判
定がNO)、S60で、次のマーカー指示された被写体
があるか否かを判断し、次のマーカー指示された被写体
があると(S60の判定がYES)、S52に戻って同
じ動作を繰り返す。次のマーカー指示された被写体がな
ければ(S60の判定がNO)、S57に進む。
この撮影時の被写体距離とが異なるときは(S53の判
定がNO)、S60で、次のマーカー指示された被写体
があるか否かを判断し、次のマーカー指示された被写体
があると(S60の判定がYES)、S52に戻って同
じ動作を繰り返す。次のマーカー指示された被写体がな
ければ(S60の判定がNO)、S57に進む。
【0061】S57では、実際に撮影された画像がある
か否かを判断する。実際に撮影された画像があるときは
(S57の判定がYES)、CPU40がRAM42の
画像データを読み出し、S58で、合成処理部43で全
焦点画像作成処理を施した後、S59でメディア6に記
録し、次の撮影に移るためにS1に戻る。
か否かを判断する。実際に撮影された画像があるときは
(S57の判定がYES)、CPU40がRAM42の
画像データを読み出し、S58で、合成処理部43で全
焦点画像作成処理を施した後、S59でメディア6に記
録し、次の撮影に移るためにS1に戻る。
【0062】仮に、マーカーで指示された被写体が動体
ばかりで、実際に撮影された画像がないときは(S57
の判定がNO)、S61で液晶モニタ103に警告メッ
セージを表示した後、次の撮影のためにS1に戻る。
ばかりで、実際に撮影された画像がないときは(S57
の判定がNO)、S61で液晶モニタ103に警告メッ
セージを表示した後、次の撮影のためにS1に戻る。
【0063】上記実施形態では、被写体指示内容として
被写体指示数によって全焦点画像作成処理かぼけコント
ロール画像作成処理を選択させるようにしたが、被写体
指示数に限らず、別の被写体指示内容から上記いずれか
の画像作成処理を選択させるようにしてもよい。
被写体指示数によって全焦点画像作成処理かぼけコント
ロール画像作成処理を選択させるようにしたが、被写体
指示数に限らず、別の被写体指示内容から上記いずれか
の画像作成処理を選択させるようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、焦点の異
なる複数の画像から、合成処理手段により一つの画像を
作成する際、ファインダー画像等において撮影者が焦点
を合わせたい被写体を被写体指示手段により指示すれ
ば、指示内容が指示内容判別手段により判別され、その
結果に応じて全焦点画像の作成処理かぼけコントロール
画像の作成処理かを選択するので、選択された画像処理
が実行されるので、撮影枚数の制約などに関係なく、撮
影者の意図した被写体画像を元にした全焦点画像やぼけ
コントロール画像を得ることができる。
なる複数の画像から、合成処理手段により一つの画像を
作成する際、ファインダー画像等において撮影者が焦点
を合わせたい被写体を被写体指示手段により指示すれ
ば、指示内容が指示内容判別手段により判別され、その
結果に応じて全焦点画像の作成処理かぼけコントロール
画像の作成処理かを選択するので、選択された画像処理
が実行されるので、撮影枚数の制約などに関係なく、撮
影者の意図した被写体画像を元にした全焦点画像やぼけ
コントロール画像を得ることができる。
【0065】請求項2に係る発明によれば、前記指示内
容が被写体指示数であり、合成処理制御手段により、前
記合成手段に対して被写体指示数が複数であると判別さ
れた際には、全焦点画像の作成処理を実行させ、被写体
指示点数が単数であると判別された際には、ぼけコント
ロール画像の作成処理を実行させるから、被写体指示数
をファインダー画像等において変えるだけの簡単な操作
で全焦点画像の作成処理とぼけコントロール画像の作成
処理を選択することができる。
容が被写体指示数であり、合成処理制御手段により、前
記合成手段に対して被写体指示数が複数であると判別さ
れた際には、全焦点画像の作成処理を実行させ、被写体
指示点数が単数であると判別された際には、ぼけコント
ロール画像の作成処理を実行させるから、被写体指示数
をファインダー画像等において変えるだけの簡単な操作
で全焦点画像の作成処理とぼけコントロール画像の作成
処理を選択することができる。
【0066】請求項3に係る発明によれば、被写体が動
体であることが判別された際に、撮像手段による撮像を
行わないように制御できるから、撮影者が不用意に動体
被写体を指示したとしても意図しない被写体が撮影され
ることを無くすことができる。
体であることが判別された際に、撮像手段による撮像を
行わないように制御できるから、撮影者が不用意に動体
被写体を指示したとしても意図しない被写体が撮影され
ることを無くすことができる。
【図1】この発明の一実施形態にかかる撮像装置が適用
されたデジタルカメラを示す外観斜視図である。
されたデジタルカメラを示す外観斜視図である。
【図2】同じくデジタルカメラを示す背面図である。
【図3】同じくデジタルカメラの電気的構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】同じくデジタルカメラの要部の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図5】画像合成処理の説明図である。
【図6】撮影者が被写体を指示するシーンの説明図であ
る。
る。
【図7】デジタルカメラの動作を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図8】図7のCに続く処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図9】図8のEに続く処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図10】図8のFに続く処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
1・・・・・・・・撮像装置 3・・・・・・・・CCD 20・・・・・・・撮像部 43・・・・・・・合成処理部 104・・・・・・メニュー選択キー(被写体指示手
段) 401・・・・・・指示内容判別部 402・・・・・・合成処理制御部 403・・・・・・撮像動作制御部
段) 401・・・・・・指示内容判別部 402・・・・・・合成処理制御部 403・・・・・・撮像動作制御部
Claims (3)
- 【請求項1】 焦点距離の異なる複数の画像を取得する
撮像手段と、 撮像手段で撮像した複数の画像から、全焦点画像の作成
処理あるいはぼけコントロール画像の作成処理を行う合
成処理手段と、 合焦させる被写体を指示可能な被写体指示手段と、 被写体指示手段による被写体指示の内容を判別する指示
内容判別手段と、 指示内容判別手段による判別結果に応じて、前記合成処
理手段による全焦点画像の作成処理あるいはぼけコント
ロール画像の作成処理を選択制御する合成処理制御手段
と、 を備えていることを特徴とする撮像装置。 - 【請求項2】 前記被写体指示の内容は、被写体の指示
数であり、合成処理制御手段は、前記合成処理手段に対
して、被写体指示数が複数であると判別された際には、
全焦点画像の作成処理を実行させ、被写体指示数が単数
であると判別された際には、ぼけコントロール画像の作
成処理を実行させる請求項1に記載の撮像装置。 - 【請求項3】 焦点距離の異なる複数の画像を取得する
撮像手段と、 撮像手段で撮像した複数の画像から、全焦点画像の作成
処理あるいはぼけコントロール画像の作成処理を行う画
像処理手段と、 合焦させる被写体を指示可能な被写体指示手段と、 被写体指示手段による被写体指示の内容を判別する指示
内容判別手段と、 指示内容判別手段による判別結果に応じて前記撮像手段
による撮像動作を制御する撮像動作制御手段と、を備え
ていることを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000148558A JP2001333324A (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000148558A JP2001333324A (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001333324A true JP2001333324A (ja) | 2001-11-30 |
Family
ID=18654568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000148558A Pending JP2001333324A (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001333324A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004228711A (ja) * | 2003-01-20 | 2004-08-12 | Sony Corp | 監視装置及び方法、プログラム並びに監視システム |
JP2006245792A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Casio Comput Co Ltd | 撮影装置及びプログラム |
KR100858393B1 (ko) | 2005-09-07 | 2008-09-11 | 가시오게산키 가부시키가이샤 | 촬상소자 및 이것을 구동하는 프로그램을 기억한 기록매체 |
WO2012101719A1 (ja) | 2011-01-27 | 2012-08-02 | パナソニック株式会社 | 3次元画像撮影装置及び3次元画像撮影方法 |
US8416338B2 (en) | 2008-11-25 | 2013-04-09 | Sony Corporation | Imaging device and imaging method |
-
2000
- 2000-05-19 JP JP2000148558A patent/JP2001333324A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004228711A (ja) * | 2003-01-20 | 2004-08-12 | Sony Corp | 監視装置及び方法、プログラム並びに監視システム |
JP2006245792A (ja) * | 2005-03-01 | 2006-09-14 | Casio Comput Co Ltd | 撮影装置及びプログラム |
KR100858393B1 (ko) | 2005-09-07 | 2008-09-11 | 가시오게산키 가부시키가이샤 | 촬상소자 및 이것을 구동하는 프로그램을 기억한 기록매체 |
US7839448B2 (en) | 2005-09-07 | 2010-11-23 | Casio Computer Co., Ltd. | Camera apparatus having a plurality of image pickup elements |
US8416338B2 (en) | 2008-11-25 | 2013-04-09 | Sony Corporation | Imaging device and imaging method |
WO2012101719A1 (ja) | 2011-01-27 | 2012-08-02 | パナソニック株式会社 | 3次元画像撮影装置及び3次元画像撮影方法 |
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