JP2001330176A - 地中埋設ボックス類における管路材支持装置 - Google Patents
地中埋設ボックス類における管路材支持装置Info
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- JP2001330176A JP2001330176A JP2000149479A JP2000149479A JP2001330176A JP 2001330176 A JP2001330176 A JP 2001330176A JP 2000149479 A JP2000149479 A JP 2000149479A JP 2000149479 A JP2000149479 A JP 2000149479A JP 2001330176 A JP2001330176 A JP 2001330176A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 地中埋設ボックスにケーブル類を収納するさ
や管を配管接続するとき、不等沈下、地震等による縦横
の揺れ更には前後方向の移動を吸収する。 【解決手段】 地中埋設ボックスBに開口した接続口H
の内側面に撓曲自在に装着する二重筒状の可撓止水継手
10と、地中埋設ボックスB内に端部を配置して、可撓
止水継手10に連結固定するダクトスリーブ1と、さや
管3、さや管用ダクトスリーブを各別に配管固定し、地
中埋設ボックスB内外を閉塞してダクトスリーブ1に連
繋する配管支持機構20とを備える。配管支持機構20
は、ダクトスリーブ1に支持連結するよう縮小・拡開す
る筒状の支持ベース21と、支持ベース21内部を閉塞
する閉塞パッキング28と、閉塞パッキング28に貫挿
したさや管3、さや管用ダクトスリーブ4を保持固定し
て支持ベース21に連繋させる管材取付バンド手段31
とから成る。管材取付バンド手段31はさや管3を支持
する巻回筒状の取付ベースバンド32と、固定ボルト3
5とを備えている。
や管を配管接続するとき、不等沈下、地震等による縦横
の揺れ更には前後方向の移動を吸収する。 【解決手段】 地中埋設ボックスBに開口した接続口H
の内側面に撓曲自在に装着する二重筒状の可撓止水継手
10と、地中埋設ボックスB内に端部を配置して、可撓
止水継手10に連結固定するダクトスリーブ1と、さや
管3、さや管用ダクトスリーブを各別に配管固定し、地
中埋設ボックスB内外を閉塞してダクトスリーブ1に連
繋する配管支持機構20とを備える。配管支持機構20
は、ダクトスリーブ1に支持連結するよう縮小・拡開す
る筒状の支持ベース21と、支持ベース21内部を閉塞
する閉塞パッキング28と、閉塞パッキング28に貫挿
したさや管3、さや管用ダクトスリーブ4を保持固定し
て支持ベース21に連繋させる管材取付バンド手段31
とから成る。管材取付バンド手段31はさや管3を支持
する巻回筒状の取付ベースバンド32と、固定ボルト3
5とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば通信用の光フ
ァイバー等の各種ケーブル類を分岐、集約、中継する等
のために地中に設置されるハンドホールの如き地中埋設
ボックス内に引き込み通線するとき、各種ケーブル類を
保護挿通させるいわゆるさや管と称される合成樹脂製管
の引込部位での防水、防鼠、防砂を図り、また地盤沈
下、横揺れ等が生じても内部に収納したケーブル類が十
分に保護できるように地震時等における沈下・横揺れ現
象等に追随可能とした伸縮、撓曲自在な地中埋設ボック
ス類における管路材支持装置に関するものである。
ァイバー等の各種ケーブル類を分岐、集約、中継する等
のために地中に設置されるハンドホールの如き地中埋設
ボックス内に引き込み通線するとき、各種ケーブル類を
保護挿通させるいわゆるさや管と称される合成樹脂製管
の引込部位での防水、防鼠、防砂を図り、また地盤沈
下、横揺れ等が生じても内部に収納したケーブル類が十
分に保護できるように地震時等における沈下・横揺れ現
象等に追随可能とした伸縮、撓曲自在な地中埋設ボック
ス類における管路材支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から各種ケーブル類を分岐、集約、
中継する等のためにハンドホール内に引き込むとき、こ
れらのケーブル類はさや管と称される例えば塩化ビニル
樹脂、ポリエチレン樹脂等の合成樹脂製管内で引き入れ
通線しておき、そのさや管を複数で収納している大径の
ダクトスリーブをハンドホール側壁等に開口形成した挿
通開口にコンクリート止め等によって緊結状態で固定連
結することでさや管自体をハンドホールに挿入連結して
いる。またこれらは地中に埋設される関係上、さや管と
ハンドホール側壁との接続部位における土中の湿気分の
浸入、土砂分の侵入等を確実に防止すべきこととされ、
そのための各種の防水固定装置がダクトスリーブ内に設
けられるものして提案、実施されている。
中継する等のためにハンドホール内に引き込むとき、こ
れらのケーブル類はさや管と称される例えば塩化ビニル
樹脂、ポリエチレン樹脂等の合成樹脂製管内で引き入れ
通線しておき、そのさや管を複数で収納している大径の
ダクトスリーブをハンドホール側壁等に開口形成した挿
通開口にコンクリート止め等によって緊結状態で固定連
結することでさや管自体をハンドホールに挿入連結して
いる。またこれらは地中に埋設される関係上、さや管と
ハンドホール側壁との接続部位における土中の湿気分の
浸入、土砂分の侵入等を確実に防止すべきこととされ、
そのための各種の防水固定装置がダクトスリーブ内に設
けられるものして提案、実施されている。
【0003】また従来から提案されている防水固定装置
にあっては、数百メートルの間隔で設置されるハンドホ
ール相互間に連結されるさや管である合成樹脂製管が夏
季と冬季との間で伸縮するから、この伸縮に対処可能な
ようにダクトスリーブ内でその伸縮性を許容して設置さ
れるものとなっていた。
にあっては、数百メートルの間隔で設置されるハンドホ
ール相互間に連結されるさや管である合成樹脂製管が夏
季と冬季との間で伸縮するから、この伸縮に対処可能な
ようにダクトスリーブ内でその伸縮性を許容して設置さ
れるものとなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した従来
の防水固定装置にあっては、さや管自体の伸縮性は考
慮、許容されても、その設置場所が軟弱地盤であること
で自然沈下したり、橋梁における橋道・一般道境界にお
いて設置されるためにそれらに不等沈下があったり等の
沈下現象、更には地震等が生じた場合に、ハンドホール
とこれに連結されるダクトスリーブ等とは夫々が別個に
移動、振動するから、それらの接続部位が破壊、破損さ
れるものであった。これは従来の防水固定装置にあって
は、ハンドホールの管路開口に直接にダクトスリーブ等
を上述のようにコンクリートにて緊結固定すると共に、
さや管自体をダクトスリーブ開口に設置される防水用の
配管固定部材に固定的に連結支持しており、そのためハ
ンドホールとダクトスリーブ、さや管等の管路材とは直
接的に固定されるものとなっており、ハンドホール、管
路材夫々が沈下、振動等に追随するように別個に移動、
振動するものではなかったからである。
の防水固定装置にあっては、さや管自体の伸縮性は考
慮、許容されても、その設置場所が軟弱地盤であること
で自然沈下したり、橋梁における橋道・一般道境界にお
いて設置されるためにそれらに不等沈下があったり等の
沈下現象、更には地震等が生じた場合に、ハンドホール
とこれに連結されるダクトスリーブ等とは夫々が別個に
移動、振動するから、それらの接続部位が破壊、破損さ
れるものであった。これは従来の防水固定装置にあって
は、ハンドホールの管路開口に直接にダクトスリーブ等
を上述のようにコンクリートにて緊結固定すると共に、
さや管自体をダクトスリーブ開口に設置される防水用の
配管固定部材に固定的に連結支持しており、そのためハ
ンドホールとダクトスリーブ、さや管等の管路材とは直
接的に固定されるものとなっており、ハンドホール、管
路材夫々が沈下、振動等に追随するように別個に移動、
振動するものではなかったからである。
【0005】そればかりでなくダクトスリーブ、さや管
等をハンドホールの側壁等に挿通させ、引き込むとき
に、これらが開口縁端にぶつかって損傷されたり、また
さや管用の配管固定金具が管路開口の縁端を損壊したり
する等の不都合があったものである。
等をハンドホールの側壁等に挿通させ、引き込むとき
に、これらが開口縁端にぶつかって損傷されたり、また
さや管用の配管固定金具が管路開口の縁端を損壊したり
する等の不都合があったものである。
【0006】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、ハンドホールの如き地中
埋設ボックスに開口形成される管路開口である接続口
に、この接続口内で沈下、振動等に追随する撓曲性ある
接続手段である可撓止水継手を配置し、この可撓止水継
手に耐震用のダクトスリーブを固定すると共に、このダ
クトスリーブ内でさや管夫々を伸縮性を許容させて配管
固定することで、不等沈下、地震等によっての縦横の揺
れ更には配管接続方向(前後)の移動を吸収でき、また
管路開口によるさや管類に対する損傷、固定金具類によ
る管路開口の内縁の損壊等も防止できるようにした地中
埋設ボックス類における管路材支持装置を提供すること
を目的とする。
事情に鑑み創出されたもので、ハンドホールの如き地中
埋設ボックスに開口形成される管路開口である接続口
に、この接続口内で沈下、振動等に追随する撓曲性ある
接続手段である可撓止水継手を配置し、この可撓止水継
手に耐震用のダクトスリーブを固定すると共に、このダ
クトスリーブ内でさや管夫々を伸縮性を許容させて配管
固定することで、不等沈下、地震等によっての縦横の揺
れ更には配管接続方向(前後)の移動を吸収でき、また
管路開口によるさや管類に対する損傷、固定金具類によ
る管路開口の内縁の損壊等も防止できるようにした地中
埋設ボックス類における管路材支持装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明にあっては、地中に埋設される地中埋設ボ
ックスBに開口される接続口Hの内側面に撓曲自在に装
着される二重筒状の可撓止水継手10と、地中埋設ボッ
クスB内に端部が配置されて、可撓止水継手10に地中
埋設ボックスB外から挿入されて連結固定される大径の
ダクトスリーブ1と、管路材であるさや管3あるいはこ
のさや管3を伸縮可能に挿通させる小径であるさや管用
ダクトスリーブ4夫々を各別に配管固定し、地中埋設ボ
ックスB内外を閉塞してダクトスリーブ1に連繋する配
管支持機構20とを備えて成るものである。可撓止水継
手10は、接続口Hの内側面に内接する筒状の内接筒部
12内に、この内接筒部12の内側縁から連続させて、
地中埋設ボックスBの外方側に向かって次第に小径とな
る裁頭円錐筒状の周接筒部13を配することで二重筒状
になっている弾性材製の継手本体11と、この継手本体
11の内接筒部の内側面に弾撥的な拡開作用で当接して
内接筒部12を接続口Hの内側面に圧止させるほぼC字
状の有端円形リング15と、継手本体11の周接筒部外
周に嵌め入れられる筒状の防護リング16とを備えるこ
とができる。配管支持機構20は、ダクトスリーブ1の
内側あるいは外側によってダクトスリーブ1に支持連結
される縮小・拡開されるほぼ筒状の支持ベース21と、
この支持ベース21内部の開口を閉塞する閉塞パッキン
グ28と、閉塞パッキング28に貫挿されたさや管3、
さや管用ダクトスリーブ4を保持固定して支持ベース2
1に連繋させる管材取付バンド手段31とを備えて構成
できる。支持ベース21は、ダクトスリーブ1の内側面
あるいは外側面に圧止されるよう縮小・拡開されるほぼ
C字状の取付リング22と、地中埋設ボックスBの内部
側に配置されることで縮小・拡開されるほぼC字状で、
取付リング22に連繋片24を介して一体的に連繋され
た支持リング23と、この支持リング23及び連繋片2
4を介して取付リング22を縮小・拡開させる操作部2
5とから構成できる。閉塞パッキング28は支持リング
23の内径に比しやや大径にした外径を有するほぼ円形
状を呈し、挿通支持するさや管3、さや管用ダクトスリ
ーブ4の数、その挿通位置に対応した適数の挿通孔29
が自在に開穿される可撓性ある適宜肉厚の円盤状のスポ
ンジゴムにて形成できる。管材取付バンド手段31は閉
塞パッキング28に挿通配管されるさや管3あるいはさ
や管用ダクトスリーブ4を挿通させる巻回筒状の取付ベ
ースバンド32と、この取付ベースバンド32を支持リ
ング23に連繋固定する固定ボルト35とを備えて構成
できる。
ため、本発明にあっては、地中に埋設される地中埋設ボ
ックスBに開口される接続口Hの内側面に撓曲自在に装
着される二重筒状の可撓止水継手10と、地中埋設ボッ
クスB内に端部が配置されて、可撓止水継手10に地中
埋設ボックスB外から挿入されて連結固定される大径の
ダクトスリーブ1と、管路材であるさや管3あるいはこ
のさや管3を伸縮可能に挿通させる小径であるさや管用
ダクトスリーブ4夫々を各別に配管固定し、地中埋設ボ
ックスB内外を閉塞してダクトスリーブ1に連繋する配
管支持機構20とを備えて成るものである。可撓止水継
手10は、接続口Hの内側面に内接する筒状の内接筒部
12内に、この内接筒部12の内側縁から連続させて、
地中埋設ボックスBの外方側に向かって次第に小径とな
る裁頭円錐筒状の周接筒部13を配することで二重筒状
になっている弾性材製の継手本体11と、この継手本体
11の内接筒部の内側面に弾撥的な拡開作用で当接して
内接筒部12を接続口Hの内側面に圧止させるほぼC字
状の有端円形リング15と、継手本体11の周接筒部外
周に嵌め入れられる筒状の防護リング16とを備えるこ
とができる。配管支持機構20は、ダクトスリーブ1の
内側あるいは外側によってダクトスリーブ1に支持連結
される縮小・拡開されるほぼ筒状の支持ベース21と、
この支持ベース21内部の開口を閉塞する閉塞パッキン
グ28と、閉塞パッキング28に貫挿されたさや管3、
さや管用ダクトスリーブ4を保持固定して支持ベース2
1に連繋させる管材取付バンド手段31とを備えて構成
できる。支持ベース21は、ダクトスリーブ1の内側面
あるいは外側面に圧止されるよう縮小・拡開されるほぼ
C字状の取付リング22と、地中埋設ボックスBの内部
側に配置されることで縮小・拡開されるほぼC字状で、
取付リング22に連繋片24を介して一体的に連繋され
た支持リング23と、この支持リング23及び連繋片2
4を介して取付リング22を縮小・拡開させる操作部2
5とから構成できる。閉塞パッキング28は支持リング
23の内径に比しやや大径にした外径を有するほぼ円形
状を呈し、挿通支持するさや管3、さや管用ダクトスリ
ーブ4の数、その挿通位置に対応した適数の挿通孔29
が自在に開穿される可撓性ある適宜肉厚の円盤状のスポ
ンジゴムにて形成できる。管材取付バンド手段31は閉
塞パッキング28に挿通配管されるさや管3あるいはさ
や管用ダクトスリーブ4を挿通させる巻回筒状の取付ベ
ースバンド32と、この取付ベースバンド32を支持リ
ング23に連繋固定する固定ボルト35とを備えて構成
できる。
【0008】以上のように構成された本発明に係る地中
埋設ボックス類における管路材支持装置にあって、伸縮
される管路材例えばポリエチレン樹脂製管であるさや管
3は、可撓止水継手10に支持されたダクトスリーブ1
に連結固定の配管支持機構20にって連繋支持されるこ
とで、可撓止水継手10の撓曲性によって例えば地震時
の縦横の揺れによってもこれに追随して地中埋設ボック
スBとは離反、分離されない。内外二重構造の可撓止水
継手10は、外側の内接筒部12を接続口Hの開口内縁
に圧止する有端円形リング15でしっかり固定され、内
側の裁頭円錐筒状の周接筒部13内に装入されるダクト
スリーブ1更にはこれに連結固定した配管支持機構20
をも上下左右のいずれの方向へも地中埋設ボックスBに
対して撓曲可能とさせて接続口Hに連繋させる。配管支
持機構20は操作部25によって縮小・拡開される支持
ベース21によってダクトスリーブ1にしっかりと連結
固定させられ、支持ベース21の支持リング23内に装
着固定される閉塞パッキング28に挿通させた管路材
(3,4)夫々を管材取付バンド手段31によって各別
に連繋支持させる。このとき例えば上流側ではさや管3
を直接に固定し、下流側では固定したさや管用ダクトス
リーブ4内にさや管3をスライド自在に挿入支持させる
ことでさや管3自体の上下流に沿う伸縮を阻害させな
い。支持ベース21は、操作部25の操作で支持リング
23、取付リング22を縮小・拡開させ、ダクトスリー
ブ1に対する連結固定、閉塞パッキング28の内部装着
等を確実、円滑にさせ、地中埋設ボックスBの内外を遮
断させる閉塞パッキング28に挿通される管路材(3,
4)を可撓止水継手10による撓曲性の支持に委ねさせ
る。このときの管材取付バンド手段31による管路材
(3,4)夫々の各別の挿通支持は、配管支持機構20
の支持リング23に確実に連繋支持させる。
埋設ボックス類における管路材支持装置にあって、伸縮
される管路材例えばポリエチレン樹脂製管であるさや管
3は、可撓止水継手10に支持されたダクトスリーブ1
に連結固定の配管支持機構20にって連繋支持されるこ
とで、可撓止水継手10の撓曲性によって例えば地震時
の縦横の揺れによってもこれに追随して地中埋設ボック
スBとは離反、分離されない。内外二重構造の可撓止水
継手10は、外側の内接筒部12を接続口Hの開口内縁
に圧止する有端円形リング15でしっかり固定され、内
側の裁頭円錐筒状の周接筒部13内に装入されるダクト
スリーブ1更にはこれに連結固定した配管支持機構20
をも上下左右のいずれの方向へも地中埋設ボックスBに
対して撓曲可能とさせて接続口Hに連繋させる。配管支
持機構20は操作部25によって縮小・拡開される支持
ベース21によってダクトスリーブ1にしっかりと連結
固定させられ、支持ベース21の支持リング23内に装
着固定される閉塞パッキング28に挿通させた管路材
(3,4)夫々を管材取付バンド手段31によって各別
に連繋支持させる。このとき例えば上流側ではさや管3
を直接に固定し、下流側では固定したさや管用ダクトス
リーブ4内にさや管3をスライド自在に挿入支持させる
ことでさや管3自体の上下流に沿う伸縮を阻害させな
い。支持ベース21は、操作部25の操作で支持リング
23、取付リング22を縮小・拡開させ、ダクトスリー
ブ1に対する連結固定、閉塞パッキング28の内部装着
等を確実、円滑にさせ、地中埋設ボックスBの内外を遮
断させる閉塞パッキング28に挿通される管路材(3,
4)を可撓止水継手10による撓曲性の支持に委ねさせ
る。このときの管材取付バンド手段31による管路材
(3,4)夫々の各別の挿通支持は、配管支持機構20
の支持リング23に確実に連繋支持させる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施の形態を説明すると、図において示される符号Bは例
えば交通渋滞の有無その他の道路状況等を把握したり、
交通信号による交通管制等を実施したりするときの通信
用の光ファイバーである各種のケーブル類Fを集約、分
岐、中継するため等に使用される路側帯等の地中に埋設
されるハンドホールの如き地中埋設ボックスである。そ
してこの地中埋設ボックスBの側壁に開口形成された接
続口Hには、地中埋設ボックスBの内外をほぼ密閉状に
遮蔽すると共に地中埋設ボックスBの内外方向に沿う伸
縮、地中埋設ボックスBの上下左右方向で傾動・揺動可
能な状態でケーブル類Fを例えば各別に挿通させるもの
としてある。
施の形態を説明すると、図において示される符号Bは例
えば交通渋滞の有無その他の道路状況等を把握したり、
交通信号による交通管制等を実施したりするときの通信
用の光ファイバーである各種のケーブル類Fを集約、分
岐、中継するため等に使用される路側帯等の地中に埋設
されるハンドホールの如き地中埋設ボックスである。そ
してこの地中埋設ボックスBの側壁に開口形成された接
続口Hには、地中埋設ボックスBの内外をほぼ密閉状に
遮蔽すると共に地中埋設ボックスBの内外方向に沿う伸
縮、地中埋設ボックスBの上下左右方向で傾動・揺動可
能な状態でケーブル類Fを例えば各別に挿通させるもの
としてある。
【0010】そして接続口Hにおける外側方で接続固定
された耐震用の大径なダクトスリーブ1の外周をこのダ
クトスリーブ1自体が上下左右方向で傾動・揺動可能と
される状態で覆う可撓止水継手10によって連結支持す
る。またダクトスリーブ1内には例えば筒長さ方向に沿
ってのほぼリング状ないし螺旋状になっている補強リブ
が外周に形成されている地中埋設のケーブル管路用のリ
ブ管と称されるリブ管路材2をスライドが可能な状態で
ほぼ水密状に嵌め入れるものとされ、このリブ管路材2
内にケーブル類Fを例えば各別に収容する適数の例えば
ポリエチレン樹脂の如き合成樹脂製のさや管3を挿通さ
せて収納配管するのである。またこのさや管3自体は、
所定の距離間隔で埋設配置される地中埋設ボックスB相
互間でたとえば温度差で伸縮されるから、例えば上流側
に位置する地中埋設ボックスBにおいては後述する配管
支持機構20によって固定的に支持され、下流側に位置
する地中埋設ボックスBにおいては同様な配管支持機構
20によってさや管用ダクトスリーブ4が固定的に支持
されていて、このさや管用ダクトスリーブ4内でさや管
3が伸縮スライドされるように収納されるものとなって
いる(図9参照)。なおダクトスリーブ1は、可撓止水
継手10によって接続口Hに装着されるに際し地中埋設
ボックスB内外で取り付け作業が行なわれてその外方か
ら内方に向けて挿入配置されるようになっている。
された耐震用の大径なダクトスリーブ1の外周をこのダ
クトスリーブ1自体が上下左右方向で傾動・揺動可能と
される状態で覆う可撓止水継手10によって連結支持す
る。またダクトスリーブ1内には例えば筒長さ方向に沿
ってのほぼリング状ないし螺旋状になっている補強リブ
が外周に形成されている地中埋設のケーブル管路用のリ
ブ管と称されるリブ管路材2をスライドが可能な状態で
ほぼ水密状に嵌め入れるものとされ、このリブ管路材2
内にケーブル類Fを例えば各別に収容する適数の例えば
ポリエチレン樹脂の如き合成樹脂製のさや管3を挿通さ
せて収納配管するのである。またこのさや管3自体は、
所定の距離間隔で埋設配置される地中埋設ボックスB相
互間でたとえば温度差で伸縮されるから、例えば上流側
に位置する地中埋設ボックスBにおいては後述する配管
支持機構20によって固定的に支持され、下流側に位置
する地中埋設ボックスBにおいては同様な配管支持機構
20によってさや管用ダクトスリーブ4が固定的に支持
されていて、このさや管用ダクトスリーブ4内でさや管
3が伸縮スライドされるように収納されるものとなって
いる(図9参照)。なおダクトスリーブ1は、可撓止水
継手10によって接続口Hに装着されるに際し地中埋設
ボックスB内外で取り付け作業が行なわれてその外方か
ら内方に向けて挿入配置されるようになっている。
【0011】ダクトスリーブ1自体は接続口Hに貫挿さ
れるとき、地中埋設ボックスBの外側に配置される外側
部分ではリブ管路材2が嵌め入れられて挿入されるよう
に大径にして、地中埋設ボックスBの内側で、接続口H
内に配置される内側部分では狭窄部分を経て小径にして
全体で段部形状に形成されている。
れるとき、地中埋設ボックスBの外側に配置される外側
部分ではリブ管路材2が嵌め入れられて挿入されるよう
に大径にして、地中埋設ボックスBの内側で、接続口H
内に配置される内側部分では狭窄部分を経て小径にして
全体で段部形状に形成されている。
【0012】可撓止水継手10は、図1、図7に示すよ
うに接続口Hの内側面に内接する筒状の内接筒部12内
に、この内接筒部12の内側縁から連続させて、地中埋
設ボックスBの外方側に向かって次第に小径となる裁頭
円錐筒状の周接筒部13を配することで二重筒状になっ
ている弾性材製の継手本体11と、この継手本体11の
内接筒部の内側面に弾撥的な拡開作用で当接して内接筒
部12を接続口Hの内側面に圧止させるほぼC字状の有
端円形リング15と、継手本体11の周接筒部13外周
に嵌め入れられる筒状の防護リング16と、更には継手
本体11における周接筒部13外周に装着されることで
この周接筒部13をダクトスリーブ1にしっかりと固定
する締付けバンド17とを備えて成るものである。
うに接続口Hの内側面に内接する筒状の内接筒部12内
に、この内接筒部12の内側縁から連続させて、地中埋
設ボックスBの外方側に向かって次第に小径となる裁頭
円錐筒状の周接筒部13を配することで二重筒状になっ
ている弾性材製の継手本体11と、この継手本体11の
内接筒部の内側面に弾撥的な拡開作用で当接して内接筒
部12を接続口Hの内側面に圧止させるほぼC字状の有
端円形リング15と、継手本体11の周接筒部13外周
に嵌め入れられる筒状の防護リング16と、更には継手
本体11における周接筒部13外周に装着されることで
この周接筒部13をダクトスリーブ1にしっかりと固定
する締付けバンド17とを備えて成るものである。
【0013】また継手本体11は耐候性、耐薬品性に優
れた例えばEPDMゴム製にて内接筒部12、周接筒部
13が一体状になって形成されており、接続口Hの開口
縁における地中埋設ボックスBの外側面に当接するスト
ッパー14を内接筒部12縁にフランジ状に突設形成し
てある。この継手本体11自体は地中埋設ボックスBの
外側から接続口H内に嵌め入れられるもので、接続口H
における開口外縁から接続口H自体の半ば位置に更には
それを超えた位置にまで嵌め入れられることで、嵌め入
れ状態の安定性を向上させるものとしてある。
れた例えばEPDMゴム製にて内接筒部12、周接筒部
13が一体状になって形成されており、接続口Hの開口
縁における地中埋設ボックスBの外側面に当接するスト
ッパー14を内接筒部12縁にフランジ状に突設形成し
てある。この継手本体11自体は地中埋設ボックスBの
外側から接続口H内に嵌め入れられるもので、接続口H
における開口外縁から接続口H自体の半ば位置に更には
それを超えた位置にまで嵌め入れられることで、嵌め入
れ状態の安定性を向上させるものとしてある。
【0014】有端円形リング15は、図示のようにこれ
自体を剛性化させるよう断面で凹凸の波形状を呈する帯
板をリング状に巻回することで形成されており、拡開し
た状態で内接筒部12を接続口Hの内側面に強制的に内
接させるものとしている。すなわち窄めさせた状態の有
端円形リング15を所定の拡開・縮小用治具(図示せ
ず)によって支持して、継手本体11の内接筒部12内
方に配置した後、その拡開・縮小用治具に対する拡開作
用によって有端円形リング15自体を拡開させることで
内接筒部12を接続口Hの内側面に強制的に押圧し、そ
の拡開状態を維持するように端部相互を適宜に係合固定
させるのであり、係合固定後は拡開・縮小用治具自体を
縮小することで内接筒部12から取り外すものとしてい
る。このときの有端円形リング15による押圧内接作用
は、接続口Hの粗雑面となっている内側面に内接筒部1
2を圧着させることでその離脱防止を図っており、この
有端円形リング15自体は再使用可能なものとなってい
る。
自体を剛性化させるよう断面で凹凸の波形状を呈する帯
板をリング状に巻回することで形成されており、拡開し
た状態で内接筒部12を接続口Hの内側面に強制的に内
接させるものとしている。すなわち窄めさせた状態の有
端円形リング15を所定の拡開・縮小用治具(図示せ
ず)によって支持して、継手本体11の内接筒部12内
方に配置した後、その拡開・縮小用治具に対する拡開作
用によって有端円形リング15自体を拡開させることで
内接筒部12を接続口Hの内側面に強制的に押圧し、そ
の拡開状態を維持するように端部相互を適宜に係合固定
させるのであり、係合固定後は拡開・縮小用治具自体を
縮小することで内接筒部12から取り外すものとしてい
る。このときの有端円形リング15による押圧内接作用
は、接続口Hの粗雑面となっている内側面に内接筒部1
2を圧着させることでその離脱防止を図っており、この
有端円形リング15自体は再使用可能なものとなってい
る。
【0015】また防護リング16は軟質性ある発泡合成
樹脂である例えばポリエチレンフォーム製で、この防護
リング16自体の内周面は錐体面となっている周接筒部
13の外周面に当接するよう逆錐体の傾斜面となってお
り、外周面は内接筒部12の内周面に当接するよう同径
の筒面となっていて、継手本体11における内接筒部1
2と周接筒部13との空隙内に強制的に挿入されるもの
で、土中の土砂、瓦礫その他からゴム製である内接筒部
12、周接筒部13等を保護するようになっている。な
お必要があれば、継手本体11における周接筒部13外
周面を、この外周面に形成した位置決め溝内に嵌め入れ
る締付けバンド17によって締結することで、この周接
筒部13の締付け部位を半ば圧潰することでダクトスリ
ーブ1外にしっかりと締結固定するようにする。
樹脂である例えばポリエチレンフォーム製で、この防護
リング16自体の内周面は錐体面となっている周接筒部
13の外周面に当接するよう逆錐体の傾斜面となってお
り、外周面は内接筒部12の内周面に当接するよう同径
の筒面となっていて、継手本体11における内接筒部1
2と周接筒部13との空隙内に強制的に挿入されるもの
で、土中の土砂、瓦礫その他からゴム製である内接筒部
12、周接筒部13等を保護するようになっている。な
お必要があれば、継手本体11における周接筒部13外
周面を、この外周面に形成した位置決め溝内に嵌め入れ
る締付けバンド17によって締結することで、この周接
筒部13の締付け部位を半ば圧潰することでダクトスリ
ーブ1外にしっかりと締結固定するようにする。
【0016】また接続口Hの開口内縁には、地中埋設ボ
ックスBの接続口Hの開口縁の損傷等を防止するよう
に、開口内縁の外周縁に当接するフランジを有する断面
でほぼL字状を呈する剛性材製のコーナーカバー18が
嵌め入れ装着される。
ックスBの接続口Hの開口縁の損傷等を防止するよう
に、開口内縁の外周縁に当接するフランジを有する断面
でほぼL字状を呈する剛性材製のコーナーカバー18が
嵌め入れ装着される。
【0017】このようにして可撓止水継手10によって
接続口H内で支持されたダクトスリーブ1内には、リブ
管路材2内に挿通されている適数のさや管3更にはさや
管用ダクトスリーブ4夫々を各別にダクトスリーブ1に
支持させる配管支持機構20が配装されている。この配
管支持機構20は、図1乃至図6に示すようにダクトス
リーブ1の内側あるいは外側によってダクトスリーブ1
に支持連結される縮小・拡開されるほぼ筒状の支持ベー
ス21と、この支持ベース21内部の開口を閉塞する閉
塞パッキング28と、閉塞パッキング28に貫挿された
さや管3、さや管用ダクトスリーブ4を保持固定して支
持ベース21に連繋させる管材取付バンド手段31とを
備えているものである。
接続口H内で支持されたダクトスリーブ1内には、リブ
管路材2内に挿通されている適数のさや管3更にはさや
管用ダクトスリーブ4夫々を各別にダクトスリーブ1に
支持させる配管支持機構20が配装されている。この配
管支持機構20は、図1乃至図6に示すようにダクトス
リーブ1の内側あるいは外側によってダクトスリーブ1
に支持連結される縮小・拡開されるほぼ筒状の支持ベー
ス21と、この支持ベース21内部の開口を閉塞する閉
塞パッキング28と、閉塞パッキング28に貫挿された
さや管3、さや管用ダクトスリーブ4を保持固定して支
持ベース21に連繋させる管材取付バンド手段31とを
備えているものである。
【0018】支持ベース21はダクトスリーブ1の内側
面あるいは外側面に圧止されるよう縮小・拡開されるほ
ぼC字状の取付リング22と、地中埋設ボックスBの内
部側に配置されることで縮小・拡開されるほぼC字状
で、取付リング22に連繋片24を介して一体的に連繋
された支持リング23と、この支持リング23及び連繋
片24を介して取付リング22を縮小・拡開させる操作
部25とから成る。
面あるいは外側面に圧止されるよう縮小・拡開されるほ
ぼC字状の取付リング22と、地中埋設ボックスBの内
部側に配置されることで縮小・拡開されるほぼC字状
で、取付リング22に連繋片24を介して一体的に連繋
された支持リング23と、この支持リング23及び連繋
片24を介して取付リング22を縮小・拡開させる操作
部25とから成る。
【0019】図示にあっての取付リング22はダクトス
リーブ1の内側面に圧接するようダクトスリーブ1内径
に比し極端に大きくはない外径を有するものとして、所
定幅員の帯板を巻回することで切欠部分があるようなC
字状に形成されており、操作部25によって縮小された
ときにはダクトスリーブ1内径に比し小さくなり、その
状態でダクトスリーブ1内に装入されるようにしてあ
る。またダクトスリーブ1内側面との圧止に際し相互に
損傷しないように、またしっくりと安定的に圧止するよ
うに外周面には滑り止め用のパッキング22Aが装着さ
れている。なお図示を省略したが、この取付リング22
はダクトスリーブ1の外側面に圧接するように形成する
こともでき、この場合には取付リング22の内径をこれ
が縮小されたときでダクトスリーブ1外径にほぼ相当す
るものとして形成し、内側面にパッキング22Aが装着
される。
リーブ1の内側面に圧接するようダクトスリーブ1内径
に比し極端に大きくはない外径を有するものとして、所
定幅員の帯板を巻回することで切欠部分があるようなC
字状に形成されており、操作部25によって縮小された
ときにはダクトスリーブ1内径に比し小さくなり、その
状態でダクトスリーブ1内に装入されるようにしてあ
る。またダクトスリーブ1内側面との圧止に際し相互に
損傷しないように、またしっくりと安定的に圧止するよ
うに外周面には滑り止め用のパッキング22Aが装着さ
れている。なお図示を省略したが、この取付リング22
はダクトスリーブ1の外側面に圧接するように形成する
こともでき、この場合には取付リング22の内径をこれ
が縮小されたときでダクトスリーブ1外径にほぼ相当す
るものとして形成し、内側面にパッキング22Aが装着
される。
【0020】支持リング23は操作部25による縮小・
拡開操作によって、この支持リング23の内部に配装さ
れることで、貫挿支持させる一群の複数のさや管用ダク
トスリーブ4、さや管3を囲繞している閉塞パッキング
28周囲を締め付けて地中埋設ボックスB内外を遮断
し、またダクトスリーブ1に対する取り付け作業を行わ
せ、さや管3、さや管用ダクトスリーブ4等を各別に支
持する管材取付バンド手段31夫々を連繋させる。支持
リング23自体は取付リング22と同様に所定幅員の帯
板を巻回することで切欠部分があるようなC字状に形成
されており、その切欠部分を広げるか、あるいは狭める
かすることで支持リング23自体が縮小・拡開されるも
のとなっている。
拡開操作によって、この支持リング23の内部に配装さ
れることで、貫挿支持させる一群の複数のさや管用ダク
トスリーブ4、さや管3を囲繞している閉塞パッキング
28周囲を締め付けて地中埋設ボックスB内外を遮断
し、またダクトスリーブ1に対する取り付け作業を行わ
せ、さや管3、さや管用ダクトスリーブ4等を各別に支
持する管材取付バンド手段31夫々を連繋させる。支持
リング23自体は取付リング22と同様に所定幅員の帯
板を巻回することで切欠部分があるようなC字状に形成
されており、その切欠部分を広げるか、あるいは狭める
かすることで支持リング23自体が縮小・拡開されるも
のとなっている。
【0021】また支持リング23と取付リング22とは
連繋片24によってこれらの支持リング23、取付リン
グ22夫々の中心が合致された状態で一体的に連繋され
ており、図示のように支持リング23は取付リング22
に比し大径に形成されていることで、連繋片24自体は
側面から見てほぼL字状に形成されており、例えば等間
隔で放射状に配した5本の連繋片24によって取付リン
グ22と支持リング23とを連繋してある。
連繋片24によってこれらの支持リング23、取付リン
グ22夫々の中心が合致された状態で一体的に連繋され
ており、図示のように支持リング23は取付リング22
に比し大径に形成されていることで、連繋片24自体は
側面から見てほぼL字状に形成されており、例えば等間
隔で放射状に配した5本の連繋片24によって取付リン
グ22と支持リング23とを連繋してある。
【0022】また操作部25は、支持リング23におけ
る切欠縁相互に対峙状にして外方に連結した対の操作片
26相互間にネジ止めした操作ネジ27の回動操作で切
欠幅員を広げあるいは狭めることで支持リング23自体
を縮小・拡開させるものとしてある。操作片26自体は
これの堅牢性を考慮して断面でほぼL字形を呈するよう
にしてある。
る切欠縁相互に対峙状にして外方に連結した対の操作片
26相互間にネジ止めした操作ネジ27の回動操作で切
欠幅員を広げあるいは狭めることで支持リング23自体
を縮小・拡開させるものとしてある。操作片26自体は
これの堅牢性を考慮して断面でほぼL字形を呈するよう
にしてある。
【0023】閉塞パッキング28は配管支持機構20に
おける支持リング23の内径に比しやや大径にした外径
を有するほぼ円形状を呈し、挿通支持すべきさや管3、
さや管用ダクトスリーブ4の数、その挿通位置に対応し
た適数の挿通孔29が予め開穿形成された可撓性ある柔
軟な素材例えば適宜肉厚の円盤状のスポンジゴムにて形
成されている。そしてこの閉塞パッキング28自体は、
支持リング23の内周面によって囲繞巻回されることで
配管支持機構20に装着連結されるものとしてある。挿
通孔29は設置現場におけるさや管3あるいはさや管用
ダクトスリーブ4の数、挿通位置、径大きさに対応して
予め開穿形成されており、さや管3等を挿通後で密閉す
るように好ましくはそれらの外径に比しやや小径にする
ことで強制的に挿通されるような大きさで開穿されてい
る。またその配列形態は例えば図示例にあっては周縁部
に6個にして設けられているもこれに限定されないこと
は勿論であり、更に後日の配線数等の増大に対処可能な
ようにそれらに対応する挿通孔29を予め開穿しておく
こともある。なお設置時に使用されない挿通孔29は適
当に閉塞処理されていて、後日の増加使用時に例えばノ
ックアウト式に開口されるようになっている。図示を省
略したが、挿通孔29は、作業現場で開穿されることも
あり、こうしたときに対応できるように開穿位置、径大
きさ等の目印を予め表示しておくこともあり、不要であ
る場合には開穿されずに閉塞パッキング28自体の素材
によって閉塞されたままとなるのである。
おける支持リング23の内径に比しやや大径にした外径
を有するほぼ円形状を呈し、挿通支持すべきさや管3、
さや管用ダクトスリーブ4の数、その挿通位置に対応し
た適数の挿通孔29が予め開穿形成された可撓性ある柔
軟な素材例えば適宜肉厚の円盤状のスポンジゴムにて形
成されている。そしてこの閉塞パッキング28自体は、
支持リング23の内周面によって囲繞巻回されることで
配管支持機構20に装着連結されるものとしてある。挿
通孔29は設置現場におけるさや管3あるいはさや管用
ダクトスリーブ4の数、挿通位置、径大きさに対応して
予め開穿形成されており、さや管3等を挿通後で密閉す
るように好ましくはそれらの外径に比しやや小径にする
ことで強制的に挿通されるような大きさで開穿されてい
る。またその配列形態は例えば図示例にあっては周縁部
に6個にして設けられているもこれに限定されないこと
は勿論であり、更に後日の配線数等の増大に対処可能な
ようにそれらに対応する挿通孔29を予め開穿しておく
こともある。なお設置時に使用されない挿通孔29は適
当に閉塞処理されていて、後日の増加使用時に例えばノ
ックアウト式に開口されるようになっている。図示を省
略したが、挿通孔29は、作業現場で開穿されることも
あり、こうしたときに対応できるように開穿位置、径大
きさ等の目印を予め表示しておくこともあり、不要であ
る場合には開穿されずに閉塞パッキング28自体の素材
によって閉塞されたままとなるのである。
【0024】管材取付バンド手段31は主として閉塞パ
ッキング28の周縁部に挿通配管されるさや管3、さや
管用ダクトスリーブ4を取り付けるものとされる。その
ため、図2、図3に示すようにさや管3、さや管用ダク
トスリーブ4を挿通させる巻回筒状の取付ベースバンド
32と、この取付ベースバンド32を支持リング23に
連繋固定する固定ボルト35とを備えて成る。
ッキング28の周縁部に挿通配管されるさや管3、さや
管用ダクトスリーブ4を取り付けるものとされる。その
ため、図2、図3に示すようにさや管3、さや管用ダク
トスリーブ4を挿通させる巻回筒状の取付ベースバンド
32と、この取付ベースバンド32を支持リング23に
連繋固定する固定ボルト35とを備えて成る。
【0025】取付ベースバンド32はさや管用ダクトス
リーブ4あるいはさや管3を巻回して、端部夫々に連設
した挟着部相互が例えばボルト、ナットによってネジ止
め33されるほぼΩ字形に形成されている。また固定ボ
ルト35は取付ベースバンド32における挟着部のいず
れか一方から連設した連結片34に例えば溶接等によっ
て一体的に固着されており、支持リング23自体に開口
形成された固定孔36に支持リング23の内側から貫挿
させた後に支持リング23外側からねじ込まれるナット
によって固定されるようにしてある。図示にあっての固
定孔36は、さや管用ダクトスリーブ、さや管等の数、
管材取付バンド手段31の数等に対応しているも、その
内の少なくとも1個は支持リング23側縁に開口連通す
るスリット状として、固定支持作業に際し最終的に固定
支持させるさや管用ダクトスリーブ4、さや管3等にお
けるぶれ、移動等が困難であることに対処可能となるよ
うに配慮しておく。
リーブ4あるいはさや管3を巻回して、端部夫々に連設
した挟着部相互が例えばボルト、ナットによってネジ止
め33されるほぼΩ字形に形成されている。また固定ボ
ルト35は取付ベースバンド32における挟着部のいず
れか一方から連設した連結片34に例えば溶接等によっ
て一体的に固着されており、支持リング23自体に開口
形成された固定孔36に支持リング23の内側から貫挿
させた後に支持リング23外側からねじ込まれるナット
によって固定されるようにしてある。図示にあっての固
定孔36は、さや管用ダクトスリーブ、さや管等の数、
管材取付バンド手段31の数等に対応しているも、その
内の少なくとも1個は支持リング23側縁に開口連通す
るスリット状として、固定支持作業に際し最終的に固定
支持させるさや管用ダクトスリーブ4、さや管3等にお
けるぶれ、移動等が困難であることに対処可能となるよ
うに配慮しておく。
【0026】また図8に示すように所定の配管距離が設
定されて埋設される上流側、下流側の地中埋設ボックス
Bにおいて、前記のように例えば上流側のそれにおいて
はさや管3が固定されるものとされるから、配管支持機
構20における管材取付バンド手段31の取付ベースバ
ンド32はさや管3の外径に対応している。また下流側
のそれにおいてはさや管3をスライド自在に挿入させる
よう、さや管3に比しやや大径なさや管用ダクトスリー
ブ4が固定されるものとされるから(図8における拡大
図部分参照)、配管支持機構20における管材取付バン
ド手段31の取付ベースバンド32はさや管用ダクトス
リーブ4の外径に対応している。すなわち上流側、下流
側夫々においての配管支持機構20は、構成部品夫々の
径が相違するのみで実質的には異ならないものである。
定されて埋設される上流側、下流側の地中埋設ボックス
Bにおいて、前記のように例えば上流側のそれにおいて
はさや管3が固定されるものとされるから、配管支持機
構20における管材取付バンド手段31の取付ベースバ
ンド32はさや管3の外径に対応している。また下流側
のそれにおいてはさや管3をスライド自在に挿入させる
よう、さや管3に比しやや大径なさや管用ダクトスリー
ブ4が固定されるものとされるから(図8における拡大
図部分参照)、配管支持機構20における管材取付バン
ド手段31の取付ベースバンド32はさや管用ダクトス
リーブ4の外径に対応している。すなわち上流側、下流
側夫々においての配管支持機構20は、構成部品夫々の
径が相違するのみで実質的には異ならないものである。
【0027】次に以上のように構成された実施の形態に
ついての使用の一例を説明するに、ケーブル類Fの配線
状況に対応して相互に所定の配線距離間隔を設定して地
中に埋設される地中埋設ボックスBにおける側壁に開口
された接続口Hに可撓止水継手10を装着すると共に、
地中埋設ボックスB相互間で配管接続されるように自由
開口端側にリブ管路材2が挿入接続されているダクトス
リーブ1を可撓止水継手10における周接筒部13内に
装入することで固定接続しておく。またこのダクトスリ
ーブ1における地中埋設ボックスB内側の端部には、操
作部25の操作によって縮小状に予め窄められた配管支
持機構20の支持ベース21を嵌め入れ、ダクトスリー
ブ1に対する配管支持機構20の連結固定の所定位置で
操作部25による縮小規制を解除することで配管支持機
構20をダクトスリーブ1に連結し、ダクトスリーブ1
前方に支持リング23を位置させておく。
ついての使用の一例を説明するに、ケーブル類Fの配線
状況に対応して相互に所定の配線距離間隔を設定して地
中に埋設される地中埋設ボックスBにおける側壁に開口
された接続口Hに可撓止水継手10を装着すると共に、
地中埋設ボックスB相互間で配管接続されるように自由
開口端側にリブ管路材2が挿入接続されているダクトス
リーブ1を可撓止水継手10における周接筒部13内に
装入することで固定接続しておく。またこのダクトスリ
ーブ1における地中埋設ボックスB内側の端部には、操
作部25の操作によって縮小状に予め窄められた配管支
持機構20の支持ベース21を嵌め入れ、ダクトスリー
ブ1に対する配管支持機構20の連結固定の所定位置で
操作部25による縮小規制を解除することで配管支持機
構20をダクトスリーブ1に連結し、ダクトスリーブ1
前方に支持リング23を位置させておく。
【0028】そして例えば上流側に埋設される地中埋設
ボックスBにおいては、リブ管路材2内に挿通配管され
るさや管3の端部を接続口H内に挿通配置し、そのさや
管3の配置形態、数、径大きさ等に対応させて挿通孔2
9を予め開穿形成してある閉塞パッキング28を用意配
置し、その挿通孔29夫々にさや管3が挿入されるよう
にして閉塞パッキング28を配管支持機構20の支持リ
ング23内に配置する。次いで管材取付バンド手段31
によって夫々のさや管3を支持リング23に連繋固定す
るのであり、このとき管材取付バンド手段31の取付ベ
ースバンド32をさや管3夫々に狭持固定し、取付ベー
スバンド32を支持リング23の固定孔36に固定ボル
ト35を挿通させ、ナット等によってネジ止め固定する
ことで、さや管3夫々を支持リング23に連繋固定す
る。
ボックスBにおいては、リブ管路材2内に挿通配管され
るさや管3の端部を接続口H内に挿通配置し、そのさや
管3の配置形態、数、径大きさ等に対応させて挿通孔2
9を予め開穿形成してある閉塞パッキング28を用意配
置し、その挿通孔29夫々にさや管3が挿入されるよう
にして閉塞パッキング28を配管支持機構20の支持リ
ング23内に配置する。次いで管材取付バンド手段31
によって夫々のさや管3を支持リング23に連繋固定す
るのであり、このとき管材取付バンド手段31の取付ベ
ースバンド32をさや管3夫々に狭持固定し、取付ベー
スバンド32を支持リング23の固定孔36に固定ボル
ト35を挿通させ、ナット等によってネジ止め固定する
ことで、さや管3夫々を支持リング23に連繋固定す
る。
【0029】一方、下流側に埋設される地中埋設ボック
スBにおいては、リブ管路材2内に挿通配管されるさや
管3の端部をさや管用ダクトスリーブ4内にスライド自
在にして挿入すると共にそのさや管用ダクトスリーブ4
の端部を接続口H内に挿通配置するのであり、そのさや
管用ダクトスリーブ4の配置形態、数、径大きさ等に対
応させて挿通孔29を予め開穿形成してある閉塞パッキ
ング28を用意配置し、その挿通孔29夫々にさや管用
ダクトスリーブ4が挿入されるようにして閉塞パッキン
グ28を配管支持機構20の支持リング23に固定す
る。次いで配管支持機構20によって夫々のさや管用ダ
クトスリーブ4を固定するのであり、その固定作業は、
上流側におけるさや管3の固定作業と実質的に異なるも
のではないので、その詳細な説明は省略される。
スBにおいては、リブ管路材2内に挿通配管されるさや
管3の端部をさや管用ダクトスリーブ4内にスライド自
在にして挿入すると共にそのさや管用ダクトスリーブ4
の端部を接続口H内に挿通配置するのであり、そのさや
管用ダクトスリーブ4の配置形態、数、径大きさ等に対
応させて挿通孔29を予め開穿形成してある閉塞パッキ
ング28を用意配置し、その挿通孔29夫々にさや管用
ダクトスリーブ4が挿入されるようにして閉塞パッキン
グ28を配管支持機構20の支持リング23に固定す
る。次いで配管支持機構20によって夫々のさや管用ダ
クトスリーブ4を固定するのであり、その固定作業は、
上流側におけるさや管3の固定作業と実質的に異なるも
のではないので、その詳細な説明は省略される。
【0030】なお閉塞パッキング28が許容するケーブ
ル類F等の挿通数に満たないさや管3、さや管用ダクト
スリーブ4等を挿通させる場合には挿通孔29が開穿さ
れずに閉塞パッキング28自体によってそのまま閉塞さ
れたものとなっており、また後日にさや管3等が増加さ
れる場合には挿通孔29を改めて開穿形成することでこ
れに対処するのである。更に後日のケーブル数の配線数
の増加に対処可能となるように、さや管3を予め挿通固
定しておくも差し支えなく、作業時に使用されないさや
管3の端部開口は適当に閉塞処理される。また所定の距
離を隔てて埋設される地中埋設ボックスB相互におい
て、便宜上、その一方の上流側で固定するものとし、他
方の下流側でスライド自在としているもこれに限定され
ないことも勿論である。
ル類F等の挿通数に満たないさや管3、さや管用ダクト
スリーブ4等を挿通させる場合には挿通孔29が開穿さ
れずに閉塞パッキング28自体によってそのまま閉塞さ
れたものとなっており、また後日にさや管3等が増加さ
れる場合には挿通孔29を改めて開穿形成することでこ
れに対処するのである。更に後日のケーブル数の配線数
の増加に対処可能となるように、さや管3を予め挿通固
定しておくも差し支えなく、作業時に使用されないさや
管3の端部開口は適当に閉塞処理される。また所定の距
離を隔てて埋設される地中埋設ボックスB相互におい
て、便宜上、その一方の上流側で固定するものとし、他
方の下流側でスライド自在としているもこれに限定され
ないことも勿論である。
【0031】なお閉塞パッキング28は予め支持リング
23内に装着固定された状態で支持ベース21がダクト
スリーブ1に取り付けられることもあり、更には配管支
持機構20の支持ベース21がダクトスリーブ1の外側
に取り付けられる場合であれば、支持ベース21自体は
予め拡開された状態でダクトスリーブ1に対して位置決
めされ、その後に操作部25の操作で縮小されて取り付
けられる。
23内に装着固定された状態で支持ベース21がダクト
スリーブ1に取り付けられることもあり、更には配管支
持機構20の支持ベース21がダクトスリーブ1の外側
に取り付けられる場合であれば、支持ベース21自体は
予め拡開された状態でダクトスリーブ1に対して位置決
めされ、その後に操作部25の操作で縮小されて取り付
けられる。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
めに、例えば夏季、冬季の間の温度の相違によってさや
管3が相当に長い範囲で伸縮してもその歪形等を阻止し
て内部に収容するケーブル類Fを確実に保護でき、また
伸縮することがあってもこれに対応した密閉性を十分に
確保し、可撓止水継手10でダクトスリーブ1外周を、
閉塞パッキング28を備えた配管支持機構20でダクト
スリーブ10内を夫々きっちりと閉塞することで完全な
防水を可能にし、しかも防鼠、防砂その他にも優れたも
のとすることができる。特に地中埋設ボックスBに接続
した撓曲性がある可撓止水継手10に固定した耐震用の
ダクトスリーブ1にさや管3を伸縮性を許容させて配管
固定したことで、不等沈下、地震等によっての縦横の揺
れ更には配管接続方向(前後)の移動を吸収でき、相当
に大きな地震によっても地中埋設ボックスB、ダクトス
リーブ1、さや管3等の相互間の接続が離反されること
もないのである。また配線させるケーブル類Fに対応す
るさや管3、さや管用ダクトスリーブ4等の挿通数の増
減、その径・位置等に合致する挿通孔29を開穿形成し
た閉塞パッキング28を予め用意しておくことで作業を
迅速に行うことができる。このとき現場において挿通数
の増減、その径・位置等が種々に異なることになっても
それらの相違に迅速に対応可能であり、さや管3、さや
管用ダクトスリーブ4等の各構成部品の現場における種
々な組合せによってさや管3、さや管用ダクトスリーブ
4等の夫々で異なる現場状況の変更にも簡単に対応でき
るものである。
めに、例えば夏季、冬季の間の温度の相違によってさや
管3が相当に長い範囲で伸縮してもその歪形等を阻止し
て内部に収容するケーブル類Fを確実に保護でき、また
伸縮することがあってもこれに対応した密閉性を十分に
確保し、可撓止水継手10でダクトスリーブ1外周を、
閉塞パッキング28を備えた配管支持機構20でダクト
スリーブ10内を夫々きっちりと閉塞することで完全な
防水を可能にし、しかも防鼠、防砂その他にも優れたも
のとすることができる。特に地中埋設ボックスBに接続
した撓曲性がある可撓止水継手10に固定した耐震用の
ダクトスリーブ1にさや管3を伸縮性を許容させて配管
固定したことで、不等沈下、地震等によっての縦横の揺
れ更には配管接続方向(前後)の移動を吸収でき、相当
に大きな地震によっても地中埋設ボックスB、ダクトス
リーブ1、さや管3等の相互間の接続が離反されること
もないのである。また配線させるケーブル類Fに対応す
るさや管3、さや管用ダクトスリーブ4等の挿通数の増
減、その径・位置等に合致する挿通孔29を開穿形成し
た閉塞パッキング28を予め用意しておくことで作業を
迅速に行うことができる。このとき現場において挿通数
の増減、その径・位置等が種々に異なることになっても
それらの相違に迅速に対応可能であり、さや管3、さや
管用ダクトスリーブ4等の各構成部品の現場における種
々な組合せによってさや管3、さや管用ダクトスリーブ
4等の夫々で異なる現場状況の変更にも簡単に対応でき
るものである。
【0033】すなわちこれは本発明において、地中埋設
ボックスBに開口した接続口Hの内側面に撓曲自在に装
着する二重筒状の可撓止水継手10と、地中埋設ボック
スB内に端部を配置して、可撓止水継手10に連結固定
するダクトスリーブ1と、さや管3、さや管用ダクトス
リーブ4を各別に配管固定し、地中埋設ボックスB内外
を閉塞してダクトスリーブ1に連繋する配管支持機構2
0とを備えたからであり、これによって、地中埋設ボッ
クスBに配管接続のケーブル類F収納用のさや管3自体
の伸縮、また不等沈下、地震時等による縦横の揺れ等に
円滑に対応し、その接続形態を常時維持できる。
ボックスBに開口した接続口Hの内側面に撓曲自在に装
着する二重筒状の可撓止水継手10と、地中埋設ボック
スB内に端部を配置して、可撓止水継手10に連結固定
するダクトスリーブ1と、さや管3、さや管用ダクトス
リーブ4を各別に配管固定し、地中埋設ボックスB内外
を閉塞してダクトスリーブ1に連繋する配管支持機構2
0とを備えたからであり、これによって、地中埋設ボッ
クスBに配管接続のケーブル類F収納用のさや管3自体
の伸縮、また不等沈下、地震時等による縦横の揺れ等に
円滑に対応し、その接続形態を常時維持できる。
【0034】また可撓止水継手10は内接筒部12、周
接筒部13等による内外二重構造で、有端円形リング1
5で接続口Hの開口内縁に圧止した外側の内接筒部12
に、内側の裁頭円錐筒状の周接筒部13を連結配置して
あるから、周接筒部13内に装入されたダクトスリーブ
1更にはこれに連結固定した配管支持機構20は、撓曲
性が発揮される周接筒部13によって上下左右のいずれ
の方向へも地中埋設ボックスBに対して撓曲可能とさせ
て接続口Hに連繋させることができる。
接筒部13等による内外二重構造で、有端円形リング1
5で接続口Hの開口内縁に圧止した外側の内接筒部12
に、内側の裁頭円錐筒状の周接筒部13を連結配置して
あるから、周接筒部13内に装入されたダクトスリーブ
1更にはこれに連結固定した配管支持機構20は、撓曲
性が発揮される周接筒部13によって上下左右のいずれ
の方向へも地中埋設ボックスBに対して撓曲可能とさせ
て接続口Hに連繋させることができる。
【0035】配管支持機構20は、操作部25によって
縮小・拡開されるほぼC状の支持リング23、取付リン
グ22から成る支持ベース21によってダクトスリーブ
1にしっかりと連結固定されるから、ダクトスリーブ1
に対する連繋はダクトスリーブ1端部における内外側面
のいずれからでも可能であり、また支持リング23内に
閉塞パッキング28を装着させたままでも作業を行え
る。しかも閉塞パッキング28は、地中埋設ボックスB
の内外を遮断し、防水、防砂、防鼠等を確実にするばか
りでなく、挿通させたさや管3、さや管用ダクトスリー
ブ4夫々は、これらを各別に支持固定する管材取付バン
ド手段31によって支持ベース21の支持リング23に
連繋するから支持ベース21と一体状となり、縦横の揺
れ等に同期するダクトスリーブ1、配管支持機構20等
に追随し、これらからのさや管3等の脱落、離反等を阻
止するのである。
縮小・拡開されるほぼC状の支持リング23、取付リン
グ22から成る支持ベース21によってダクトスリーブ
1にしっかりと連結固定されるから、ダクトスリーブ1
に対する連繋はダクトスリーブ1端部における内外側面
のいずれからでも可能であり、また支持リング23内に
閉塞パッキング28を装着させたままでも作業を行え
る。しかも閉塞パッキング28は、地中埋設ボックスB
の内外を遮断し、防水、防砂、防鼠等を確実にするばか
りでなく、挿通させたさや管3、さや管用ダクトスリー
ブ4夫々は、これらを各別に支持固定する管材取付バン
ド手段31によって支持ベース21の支持リング23に
連繋するから支持ベース21と一体状となり、縦横の揺
れ等に同期するダクトスリーブ1、配管支持機構20等
に追随し、これらからのさや管3等の脱落、離反等を阻
止するのである。
【図1】本発明の一実施の形態を示す施工時の一部切欠
の側面図である。
の側面図である。
【図2】同じくその正面図である。
【図3】同じく配管支持機構の分解斜視図である。
【図4】同じく配管支持状態の配管支持機構の正面図で
ある。
ある。
【図5】同じくその平面図である。
【図6】同じくその側面図である。
【図7】同じく可撓止水継手の分解斜視図である。
【図8】同じくさや管をさや管用ダクトスリーブ内に支
持させる場合の下流側においての施工時の一部の拡大図
を含む一部切欠側面図である。
持させる場合の下流側においての施工時の一部の拡大図
を含む一部切欠側面図である。
【図9】同じく埋設状況を表す一部省略の概略側面図で
ある。
ある。
B…地中埋設ボックス F…ケーブル類 1…ダクトスリーブ 2…リブ管路材 3…さや管 4…さや管用ダ
クトスリーブ 10…可撓止水継手 11…継手本体 12…内接筒部 13…周接筒部 14…ストッパー 15…有端円形
リング 16…防護リング 17…締付けバ
ンド 18…コーナーカバー 20…配管支持機構 21…支持ベー
ス 22…取付リング 22A…パッキ
ング 23…支持リング 24…連繋片 25…操作部 26…操作片 27…操作ネジ 28…閉塞パッ
キング 29…挿通孔 31…管材取付
バンド手段 32…取付ベースバンド 33…ネジ止め 34…連結片 35…固定ボル
ト 36…固定孔
クトスリーブ 10…可撓止水継手 11…継手本体 12…内接筒部 13…周接筒部 14…ストッパー 15…有端円形
リング 16…防護リング 17…締付けバ
ンド 18…コーナーカバー 20…配管支持機構 21…支持ベー
ス 22…取付リング 22A…パッキ
ング 23…支持リング 24…連繋片 25…操作部 26…操作片 27…操作ネジ 28…閉塞パッ
キング 29…挿通孔 31…管材取付
バンド手段 32…取付ベースバンド 33…ネジ止め 34…連結片 35…固定ボル
ト 36…固定孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000151184 株式会社土井製作所 東京都江東区東陽4丁目7番20号 (72)発明者 早乙女 光男 栃木県栃木市久保田町461番地1 有限会 社北関東工業内 (72)発明者 星川 ▲きょう▼阜 東京都大田区平和島六丁目1番1号 株式 会社信明産業内 (72)発明者 廣江 邦男 東京都港区芝3丁目14番6号 シントク工 業株式会社内 (72)発明者 岩崎 和弘 東京都江東区東陽四丁目7番20号 株式会 社土井製作所内 Fターム(参考) 3H023 AA05 AB07 AC21 AC35 AC75
Claims (6)
- 【請求項1】 地中に埋設される地中埋設ボックスに開
口される接続口の内側面に撓曲自在に装着される二重筒
状の可撓止水継手と、地中埋設ボックス内に端部が配置
されて、可撓止水継手に地中埋設ボックス外から挿入さ
れて連結固定されるダクトスリーブと、管路材夫々を各
別に配管固定し、地中埋設ボックス内外を閉塞してダク
トスリーブに連繋する配管支持機構とを備えて成ること
を特徴とする地中埋設ボックス類における管路材支持装
置。 - 【請求項2】 可撓止水継手は、接続口の内側面に内接
する筒状の内接筒部内に、この内接筒部の内側縁から連
続させて、地中埋設ボックスの外方側に向かって次第に
小径となる裁頭円錐筒状の周接筒部を配することで二重
筒状になっている弾性材製の継手本体と、この継手本体
の内接筒部の内側面に弾撥的な拡開作用で当接して内接
筒部を接続口の内側面に圧止させるほぼC字状の拡径押
圧用の有端円形リングと、継手本体の周接筒部外周に嵌
め入れられる筒状の防護リングとを備えている請求項1
記載の地中埋設ボックス類における管路材支持装置。 - 【請求項3】 配管支持機構は、ダクトスリーブの内側
あるいは外側によってダクトスリーブに支持連結される
縮小・拡開されるほぼ筒状の支持ベースと、この支持ベ
ース内部の開口を閉塞する閉塞パッキングと、閉塞パッ
キングに貫挿された管路材を保持固定して支持ベースに
連繋させる管材取付バンド手段とを備えている請求項1
または2記載の地中埋設ボックス類における管路材支持
装置。 - 【請求項4】 支持ベースは、ダクトスリーブの内側面
あるいは外側面に圧止されるよう縮小・拡開されるほぼ
C字状の取付リングと、地中埋設ボックスの内部側に配
置されることで縮小・拡開されるほぼC字状で、取付リ
ングに連繋片を介して一体的に連繋された支持リング
と、この支持リング及び連繋片を介して取付リングを縮
小・拡開させる操作部とから成る請求1乃至3のいずれ
か記載の地中埋設ボックス類における管路材支持装置。 - 【請求項5】 閉塞パッキングは支持リングの内径に比
しやや大径にした外径を有するほぼ円形状を呈し、挿通
支持する管路材の挿通位置に対応した適数の挿通孔が自
在に開穿される可撓性ある適宜肉厚の円盤状のスポンジ
ゴムにて形成してある請求項1乃至4のいずれか記載の
地中埋設ボックス類における管路材支持装置。 - 【請求項6】 管材取付バンド手段は閉塞パッキングに
挿通配管される管路材を挿通させる巻回筒状の取付ベー
スバンドと、この取付ベースバンドを支持リングに連繋
固定する固定ボルトとを備えて成る請求項1乃至5のい
ずれか記載の地中埋設ボックス類における管路材支持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000149479A JP2001330176A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | 地中埋設ボックス類における管路材支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000149479A JP2001330176A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | 地中埋設ボックス類における管路材支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001330176A true JP2001330176A (ja) | 2001-11-30 |
Family
ID=18655335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000149479A Pending JP2001330176A (ja) | 2000-05-22 | 2000-05-22 | 地中埋設ボックス類における管路材支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001330176A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003259524A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-12 | Mirai Ind Co Ltd | 地中埋設箱に対する鞘管類の固定装置 |
CN102705584A (zh) * | 2012-06-21 | 2012-10-03 | 成都市第六建筑工程公司 | 一种管道支撑装置及其安装方法 |
CN107013747A (zh) * | 2017-06-05 | 2017-08-04 | 大丰市天曌机械科技有限公司 | 一种多向定位管道套 |
-
2000
- 2000-05-22 JP JP2000149479A patent/JP2001330176A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003259524A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-12 | Mirai Ind Co Ltd | 地中埋設箱に対する鞘管類の固定装置 |
CN102705584A (zh) * | 2012-06-21 | 2012-10-03 | 成都市第六建筑工程公司 | 一种管道支撑装置及其安装方法 |
CN107013747A (zh) * | 2017-06-05 | 2017-08-04 | 大丰市天曌机械科技有限公司 | 一种多向定位管道套 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041026 |