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JP2001324844A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2001324844A
JP2001324844A JP2000200649A JP2000200649A JP2001324844A JP 2001324844 A JP2001324844 A JP 2001324844A JP 2000200649 A JP2000200649 A JP 2000200649A JP 2000200649 A JP2000200649 A JP 2000200649A JP 2001324844 A JP2001324844 A JP 2001324844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
paper
image forming
rear end
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000200649A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Inoue
康弘 井上
Kazunori Aida
和憲 相田
Yoshifumi Yonetani
善文 米谷
Hideki Sekino
秀樹 関野
Masayuki Gomi
政幸 五味
Masahiro Kitajiri
正広 北尻
Takehiro Kato
竹博 加藤
Noritomo Nakajima
範智 中島
Hiroki Kinoshita
浩樹 木下
Yoshio Nishimoto
吉男 西本
Yukiya Satou
之也 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000200649A priority Critical patent/JP2001324844A/ja
Priority to US09/800,424 priority patent/US6629795B2/en
Publication of JP2001324844A publication Critical patent/JP2001324844A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙に形成する画像の長さに応じて複数枚の用
紙が画像形成部を通過する時間が最も短くなるように
し、画像形成作業を十分に短時間化する。 【解決手段】センサSS1が用紙P1の前端を検出した
時にソレノイド45cをオンして用紙P1〜P3の搬送
を一時停止し、所定のタイミングでソレノイド45cを
オフして用紙P1〜P3の搬送を再開する(A)。セン
サSS1が用紙P2の前端を検出した時にソレノイド4
5cをオンして用紙P2,P3の搬送を一時停止する
(B)。センサSS1が用紙P2の前端を検出した時点
で用紙P1の前端は転写位置を通過しており、この状態
でも用紙P1は継続して搬送される。この後、前端側の
余白部分を除いた用紙P2の長さだけ搬送するために必
要な時間を経過した時にソレノイド45cをオフする
(C)。用紙P2,P3にレジストローラ45の搬送力
が供給され、用紙P2の前端部に用紙P1の後端部が重
なった状態を維持したままで用紙P2が転写位置に搬送
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、給紙部から給紙
した用紙に対して画像形成部において画像を形成する複
写機やファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に、複
数枚の用紙に対して連続して画像を形成する際に、各用
紙を部分的に重ね合わせた多重状態で画像を形成するよ
うにした画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置では、画像形成
作業の短時間化の要請が強い。このため、従来の画像形
成装置では、例えば、特開平9−314993号公報及
び特開平11−202683号公報等に開示されている
ように、複数枚の用紙に連続して画像を形成する際の用
紙の搬送間隔を短縮することにより、連続して搬送され
る複数枚の用紙のうち先頭の用紙の前端から最終の用紙
の後端までが画像形成部を通過する時間を短くし、画像
形成状態を劣化させる原因となる画像形成速度の高速化
を伴うことなく、画像形成作業を短時間化するようにし
たものがある。
【0003】特に、持開平5−294496号公報、及
び、特開昭62−62373号公報に開示された構成で
は、連続して画像形成される複数枚の用紙を互いに所定
の長さだけ重ね合わせて画像形成部に搬送するように
し、複数枚の用紙が画像形成部を通過する時間をさらに
短くするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−294496号公報及び特開昭62−62373号
公報に開示された構成では、各用紙を搬送方向に重ね合
わせる長さに関して明確にされておらず、この長さが一
定であるとすると、用紙に形成すべき画像の搬送方向の
長さが種々変化することを考慮すれば、他の用紙と重ね
合わせた状態で画像形成に支障を来さないためには、各
用紙において常に画像が形成されない所謂ボイド部分の
範囲でしか重ね合わせることができず、複数枚の用紙が
画像形成部を通過する時間を十分に短くすることができ
ない問題があった。
【0005】また、電子写真方式による画像形成を行う
画像形成装置では、現像剤画像が転写された用紙を定着
部において加熱及び加圧する必要があり、2枚の用紙を
一部において重ね合わさった状態のままで定着部に通過
させると、2枚の用紙が密着して装置の外部に円滑に排
出することができなくなる問題がある。
【0006】この発明の目的は、連続して形成すべき画
像データのそれぞれから用紙搬送方向における画像の余
白部分を削除し、削除した余白部分の長さに応じて変化
する重ね合わせ量で搬送方向の前後に位置する用紙を互
いに重ね合わせ、用紙に形成する画像の長さに応じて複
数枚の用紙が画像形成部を通過する時間が最も短くなる
ようにし、画像形成作業を十分に短時間化することがで
きるとともに、定着部に達する前に各用紙を互いに分離
し、用紙が密着することを確実に防止できる画像形成装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1) 連続して画像形成す
べき複数の画像データのそれぞれにおける用紙搬送方向
の前端側又は後端側の余白部分を削除して画像形成部に
供給するとともに、削除した余白部分の用紙搬送方向の
長さにわたって重なり合った多重状態で複数枚の用紙を
画像形成部に搬送するように用紙搬送部を動作させる制
御部を設けたことを特徴とする。
【0008】この発明においては、連続して搬送さわる
複数枚の用紙のそれぞれに形成すべき各画像データにお
いて用紙搬送方向の前端側又は後端側の余白部分が削除
され、削除された余白部分の用紙搬送方向の長さで重ね
合わさった状態で複数枚の用紙が搬送される。したがっ
て、画像データにおける用紙搬送方向の画像範囲に基づ
いて決定された重ね合わせ量で各用紙を重ね合わせた状
態で複数枚の用紙が搬送され、各用紙における画像形成
状態に支障を来さない林態で、複数枚の用紙が画像形成
部を通過する時間が最も短くされる。
【0009】(2) (1) の構成において、制御部は、デー
タ圧縮した画像データにおいて余白部分を抽出するもの
とすることができる。
【0010】この構成によれば、圧縮された画像データ
においては余白部分が極めて単純な形態で表現されるた
め、余白部分を容易に抽出できる。
【0011】(3) 前記制御部が、互いに前後して画像形
成される画像データのうち前方の画像データにおける後
端側の余白部分を削除して複数の画像データを画像形成
部に供給するとともに、互いに前後して搬送される用紙
のうち前方の用紙の後端部上に後方の用紙の前端部を重
ねた状態で複数枚の用紙を搬送する後端多重処理を行う
ことを特徴とする。
【0012】この構成においては、前方の用紙に画像形
成される画像データにおける後端側の余白部分が削除さ
れるとともに、前方の用紙の後端部上に削除された余白
部分の用紙搬送方向の長さだけ後方の用紙の前端部を重
ねた状態で複数枚の用紙が画像形成部に搬送される。し
たがって、前方の用紙において後方の用紙が重なってい
る範囲、即ち、画像形成部に対向しない範囲に対応した
余白部分が、画像データから削除されることにより、各
用紙の前端側には画像データがそのままの状態で画像形
成されるとともに、各用紙の後端側には画像データに含
まれる余白部分が後方の用紙によってマスクされ、各用
紙に形成される画像データの内容が変化することがな
い。
【0013】(4) 前記制御部が、互いに前後して画像形
成される画像データのうち後方の画像データにおける前
端側の余白部分を削除して複数の画像データを画像形成
部に供給するとともに、互いに前後して搬送される用紙
のうち後方の用紙の前端部上に前方の印紙の後端部を重
ねた肪態で複数枚の印紙を搬送する前端多重処理を行う
ことを特徴とする。
【0014】この構成においては、後方の用紙に画像形
成される画像データにおける前端側の余白部分が削除さ
れるとともに、後方の用紙の前端部上に削除された余白
部分の用紙搬送方向の長さだけ前方の用紙の後端部を重
ねた状態で複数枚の用紙が画像形成部に搬送される。し
たがって、後方の用紙において前方の用紙が重なってい
る範囲、即ち、画像形成部に対向しない範囲に対応した
余白部分が、画像データから削除されることにより、各
用紙の後端側には画像データがそのままの状態で画像形
成されるとともに、各用紙の前端側には画像データに含
まれる余白部分が後方の用紙によってマスクされ、各用
紙に形成される画像データの内容が変化することがな
い。
【0015】(5) 前記制御部が、選択操作に基づいて、
互いに前後して画像形成される画像データのうち前方の
画像データにおける後端側の余白部分を削除して複数の
画像データを画像形成部に供給するとともに、互いに前
後して搬送される用紙のうち前方の用紙の後端部上に後
方の用紙の前端部を重ねた状態で複数枚の用紙を搬送す
る後端多重処理、又は、互いに前後して画像形成される
画像データのうち後方の画像データにおける前端側の余
白部分を削除して複数の画像データを画像形成部に供給
するとともに、互いに前後して搬送される用紙のうち後
方の用紙の前端部上に前方の用紙の後端部を重ねた状態
で複数枚の用紙を搬送する前端多重処理のいずれかの選
択入力を受け付ける選択手段を含むことを特徴とする。
【0016】この構成においては、操作者による選択操
作に応じて、後端多重処理又は前端多重処理が行われ
る。したがって、所望する排紙状態や用紙搬送路の構成
等に応じて操作者が選択した状態で複数枚の用紙が互い
に重ね合わされ、操作者が所望する排紙状態、及び、用
紙搬送路の構成に応じた最速の画像形成作業が行われ
る。
【0017】(6) 前記制御部が、各画像データにおける
余白部分の形成状態に応じて、前記後端多重処理又は前
端多重処理のいずれかを選択的に実行することを特徴と
する。
【0018】この構成においては、複数枚の用紙のそれ
ぞれに形成すべき画像データにおける余白部分の形成状
況に応じた状態で自動的に複数枚の用紙が互いに重ね合
わされ、画像データに応じた最速の画像形成作業が行わ
れる。
【0019】(7) 前記用紙搬送部が、給紙部から複数枚
の用紙を搬送方向に一定量ずつ重ね合わせて給紙する給
紙手段と、給紙部と画像形成部との間において各用紙の
重ね合わせ量を調整する調整手段と、によって構成さ
れ、前記制御部が、画像データから削除した余白部分の
用紙搬送方向の長さに応じて調整手段を動作させること
を特徴とする。
【0020】この構成においては、搬送方向に一定量ず
っ重ね合わされた状態で給紙部から給紙された各用紙
が、画像形成部に達するまでの間において、画像データ
から削除された余白部分の用紙搬送方向の長さに応じた
重ね合わせ量に調整される。したがって、給紙部から給
紙された各用紙は、画像データから削除された余白部分
の長さに応じた重ね合わせ量で重ね合わされた状態で画
像形成部に導かれる。
【0021】(8)(7)の構成において、調整手段が、制御
部から供給される制御データに応じた時間にわたって各
用紙の移動を停止する手段とすることができる。
【0022】この構成によれば、一定量だけ重ね合わさ
れた状態で給紙部から給紙された用紙のうち、後方の用
紙に対して調整手段を動作させる時間に応じて重ね合わ
せ量が減少する。したがって、画像データから削除され
た余白部分の長さに応じて後方の用紙に対する調整手段
の動作時間を制御することにより、各用紙の重ね合わせ
量を適正な値にすることができる。
【0023】(9) 前記調整手段が、用紙収納位置に収納
されている用紙の上面に対して接離自在にされ、複数の
給紙速度の何れかによって用紙を給紙する給紙ローラで
あることを特徴とする。
【0024】この構成においては、画像データに応じた
前方の用紙と後方の用紙との適正な重ね合わせ量が、用
紙収納位置から後方の用紙を給紙する際に容易に実現さ
れる。
【0025】(10)前記画像形成部において用紙上に画像
を転写する転写位置と転写位置を通過した用紙を加熱及
び加圧する定着位置との間に、互いに前後する用紙を分
離して搬送する分離搬送手段を備えたことを特徴とす
る。
【0026】この構成においては、互いに重なり合った
状態で転写位置を通過した複数枚の用紙のそれぞれが、
互いに分離した状態で定着位置に導かわる。したがっ
て、各用紙は互いに分離した状態で加熱及び加圧され、
他の用紙と密着することがない。
【0027】(11)前記分離搬送手段が、各用紙の後端が
転写位置を通過した時から各用紙の前端が定着位置に達
するまでの間において、転写位置における用紙搬送速度
より高速で用紙を搬送することを特徴とする。
【0028】この構成においては、各用紙は、後端が転
写位置を通過した時から前端が定着位置に達するまでの
間において、転写位置における搬送速度よりも高速で搬
送される。したがって、後端側において後方の用紙と重
なり合った状態で転写位置を通過した前方の用紙は、後
端が転写位置を通過した時に、転写位置を通過中の後方
の用紙よりも高速で搬送され、後方の用紙から分離す
る。
【0029】(12)前記分離搬送手段が、各用紙の後端が
転写位置を通過した時から各用紙の前端が定着位置に達
するまでの間における用紙搬送速度を画像データから削
除した余白部分の用紙搬送方向の長さに応じて増減する
ことを特徴とする。
【0030】この構成においては、各用紙は、後端が転
写位置を通過した時から前端が定着位置に達するまでの
間において、後方の用紙との重ね合わせ量に応じて定着
位置における用紙搬送速度よりも高速で搬送される。し
たがって、各用紙は、転写位置を通過した時から定着位
置に達するまでの間において後方の用紙から確実に分離
する。
【0031】(13)前記用紙搬送部が、前記後端多重処理
又は前端多重処理の選択状況に応じて用紙収納位置に収
納されている用紙の上下方向の給紙位置を制御する給紙
位置制御部材を含むことを特徴とする。
【0032】この構成においては、後端多重処理が選択
されているか前端多重処理が選択されているかに応じ
て、用紙収納位置からの用紙の上下方向の給紙位置が制
御される。したがって、後端多重処理又は前端多重処理
のうち選択されている処理に応じて下方又は上方に用紙
が給紙され、前方の用紙の後端部の上側又は下側に後方
の用紙の前端部が導かれるべき空間が形成れれる。
【0033】(14)前記給紙位置制御部材が、前記後端多
重処理又は前端多重処理の選択状況に応じて用紙収納位
置から出紙した後方の用紙の前端部を前方の用紙の後端
部の上側又は下側に選択的に導くことを特徴とする。
【0034】この構成においては、後端多重処理が選択
されているか前端多重処理が選択されているかに応じ
て、用紙収納位置から給紙された後方の用紙の前端部が
前方の用紙の後端部の上側又は下側に導かれる。したが
って、前方の用紙の後端部と後方の用紙の前端部とが選
択されている処理に適した状態で重ね合わされる。
【0035】(15)前記給紙位置制御部材が、前記後端多
重処理又は前端多重処理の選択状況に応じて用紙収納位
置からの後方の用紙の出紙時に前方の用紙の後端部を下
方又は上方に移動させることを特徴とする。
【0036】この構成においては、後端多重処理が選択
されているか前端多重処理が選択されているかに応じ
て、用紙収納位置から後方の用紙が給紙される際の前方
の用紙の後端部が下側の位置又は上側の位置に変位され
る。したがって、選択されている処理に応じて前方の用
紙の後端部の上方又は下方に後方の用紙の前端部が導か
れるべき空間が形成され、両者が選択されている処理に
適した状態で重ね合わされる。
【0037】(16)(15)の構成において、前記給紙位置制
御部材が、後端多重処理又は前端多重処理の選択状況に
応じて用紙収納位置からの後方の用紙の出紙時に前方の
用紙の後端部を用紙給紙位置の出紙口の下方又は上方に
移動させるガイド部材又はファンとすることができる。
【0038】この構成によれば、後端多重処理が選択さ
れているか前端多重処理が選択されているかに応じて、
用紙収納位置から後方の用紙が給紙される際の前方の用
紙の後端部がガイド部材との当接により、又は、ファン
からの送風により、下側の位置又は上側の位置に変位さ
れる。したがって、選択されている処理に応じて前方の
用紙の後端部の上方又は下方に後方の用紙の前端部が導
かれるべき空間が形成され、両者が選択されている処理
に適した状態で重ね合わされる。
【0039】(17)前記給紙位置制御部材が、後端多重処
理又は前端多重処理の選択状況に応じて用紙収納位置か
らの後方の用紙の出紙時に後方の用紙の前端部を上方又
は下方に移動させることを特徴とする。
【0040】この構成においては、後端多重処理が選択
されているか前端多重処理が選択されているかに応じ
て、用紙収納位置から給紙された後方の用紙の前端部が
上側の付置又は下側の位置に変化する。したがって、選
択されている処理に応じて前方の用紙の後端部の上方又
は下方に後方の用紙の前端部が確実に導かれる。
【0041】(18)(17)の構成において、前記給紙位置制
御部材が、後端多重処理又は前端多重処理の選択状況に
応じて用絶収納位置からの後方の用紙の出紙時に後方の
用紙の前端部を用紙給紙位置の出紙口の下方又は上方に
移動させるレバー部材又は摩擦ローラとすることができ
る。
【0042】この構成によれば、後端多重処理が選択さ
れているか前端多重処理が選択されているかに応じて、
用紙収納位置から給紙された後方の用紙の前端部がレバ
ー部材との当接により、又は、摩擦ローラの回転によ
り、上側の位置又は下側の位置に変位される。したがっ
て、選択されている処理に応じて前方の用紙の後端部の
上方又は下方に後方の用紙の前端部が確実に導かれる。
【0043】(19)前記用紙搬送部が、用紙収納位置と画
像形成部との間に互いに分離した少なくとも2つの分離
搬送路を構成し、分離搬送路と用紙収納位置との間にお
いて用紙を各分離搬送路に交互に導く分離爪を備えると
ともに、分離搬送路と画像形成部との間において後端多
重処理又は前端多重処理の選択状況に応じて一方の分離
搬送路を通過した用紙の後端部の上側又は下側に他方の
分離搬送路を通過した用紙の前端部を導く重ね合わせ部
材を備えたことを特徴とする。
【0044】この構成においては、用紙収納位置から連
続して給紙された複数の用紙が複数の分離搬送路のぞれ
ぞれに順に導かれ、各分離搬送路を経由して搬送された
後に画像形成部の手前で後端多重処理又は前端多重処理
の選択状況に応じて重ね合わされる。したがって、複数
枚の用紙が後端多重処理又は前端多重処理に適合した状
態で重ね合わされて画像形成部に搬送される。
【0045】(20)(19)の構成において、分離爪及び重ね
合わせ部材は、用紙の搬送方向に直交する方向の複数の
位置に分割して配置されているものとすることができ
る。
【0046】この構成によれば、搬送する用紙のサイズ
に応じて用紙の最適な位置に分離爪及び重ね合わせ部材
を当接させることができ、用紙収納位置から各分離搬送
路へ用紙を正確に導くことができるとともに、前後の用
紙を重ね合わせるために用紙を正確に移動させることが
できる。
【0047】(21)(19)の構成において、分離爪は、各分
離搬送路の搬送面と曲率が同一である複数の用紙当接面
を形成したものとすることができる。
【0048】この構成によれば、用紙収納位置から給紙
された用紙を各分離搬送路に円滑に導くことができる。
【0049】(22)前記重ね合わせ部材は、後端多重処理
が選択されている場合に一方の分離搬送路を経由して搬
送された前方の用紙の後端部を他方の分離搬送路を経由
して搬送された後方の用紙の前端部よりも下方に押し下
げ、前端多重処理が選択されている場合に一方の分離搬
送路を経由して搬送された前方の用紙の後端部を他方の
分離搬送路を経路して搬送された後方の用紙の前端部よ
りも上方に持ち上げることを特徴とする。
【0050】この構成においては、分離搬送路と画像形
成部との間に配置された重ね合わせ部材が、後端多重処
理又は前端多重処理の選択状況に応じて前方の用紙の後
端部を後方の用紙の前端部の下方又は上方に移動させ
る。したがって、各分離搬送路を経由して搬送された前
後の用紙が後端多重処理又は前端多重処理に適合した状
態で重ね合わされて画像形成部に導かれる。
【0051】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態に係
る画像形成装置であるディジタル複写機の構成を示す図
である。ディジタル複写機1は、画像読取部2、画像形
成部3及び用紙搬送部4を備えている。画像読取部2
は、上面に透明ガラス体からなる原稿台21を備え、原
稿台21の下方に露光ランプ22、ミラー23a〜23
c、レンズ24及び光電変換素子(以下、読取センサと
いう。)25を配置して構成されている。露光ランプ2
2は、ミラー23aとともに原稿台21の下面を往復移
動し、原稿台21上に載置された原稿の画像面の全面を
露光する。ミラー23b,23cは、露光ランプ22及
びミラー23aの1/2の速度で原稿台21の下面を往
復移動する。ミラー23a〜23cは、露光ランプ22
の光の原稿の画像面における反射光をレンズ24に配光
する。レンズ24は、原稿の画像面における反射光を読
取センサ25の受光面に結像させる。読取センサ25
は、受光部における受光量に応じた電気信号を読取信号
として出力する。
【0052】なお、画像読取部2は画像処理部を備えて
おり、読取センサ25から出力された読取信号を2値化
して画像データに変換した後、画像形成部3に供給す
る。
【0053】画像形成部3は、表面に光導電層を形成し
た感光体ドラム31の周囲に帯電器32、スキャンユニ
ット33、現像ユニット34、転写器35及び除電器3
6等を配置して構成されている。感光体ドラム31は、
図中矢印で示す方向に一定速度で回転する。帯電器32
は、感光体ドラム31の表面に単一極性の電荷を均一に
付与する。スキャンユニット33は、画像処理部から供
給された画像データによって変調した画像光を感光体ド
ラム31の表面に照射する。これによって、感光体ドラ
ム31の表面には光導電作用によって静電潜像が形成さ
れる。現像ユニット34は、感光体ドラム31の表面に
現像剤を供給し、静電潜像を現像剤画像に可視像化す
る。転写器35は、この発明の転写位置を構成してお
り、感光体ドラム31との間に搬送された用紙の表面に
感光体ドラム31の表面に担持された現像剤画像を転写
する。除電器36は、転写工程を終了した感光体ドラム
31の表面に残留している電荷を除去する。
【0054】用紙搬送部4は、ディジタル複写機1の最
下部に装着された給紙カセット41、及び、ディジタル
複写機1の一方の側面に装着された手差しトレイ42か
ら画像形成部3を経由して排紙部5に至る間に主搬送路
4a、給紙搬送路4b、副搬送路4c、手差し搬送路4
d及び排紙搬送路4eを構成している。給紙カセット4
1は、同一サイズの複数枚の用紙Pを収納する。主搬送
路4aは、レジストローラ45及び定着ローラ46を備
え、画像形成部3内の転写位置を経由して給紙搬送路4
b及び手差し搬送路4dと排紙搬送路4eとの間を連結
する。給紙搬送路4bは、ピックアップローラ43及び
給紙ローラ44を備え、給紙カセット41と主搬送路4
aとの間を連結する。副搬送路4dは、搬送ローラ47
a〜47cを備え、排紙搬送路4eとレジストローラ4
5との間を連結し、両面複写モード時に片面複写済みの
用紙を表裏面を反転して再度画像形成部3に導く際に使
用される。手差し搬送路4dは、ピックアップローラ4
8及び給紙ローラ49を備え、手差しトレイ42と主搬
送路4aとの間を連結する。排紙搬送路4eは、フラッ
パ50及び排紙ローラ51を備え、主搬送路4aと排紙
部5との間を連結する。
【0055】なお、給紙カセット41及び手差しトレイ
42において、給紙方向の前端部には、図示しない用紙
捌き部材が備えられている。用紙捌き部材は、一例とし
て、ピックアップローラ43及び48に対向して配置さ
れた摩擦シート又は逆転ローラによって構成されてい
る。
【0056】また、レジストローラ45は、給紙カセッ
ト41又は手差しトレイ42から給紙された用紙に選択
的に搬送力を供給する。即ち、レジストローラ45は、
感光休ドラム31の回転に先立って給紙された用紙を一
時停止させ、感光体ドラム31の回転に同期したタイミ
ングで転写位置に導く。これによって、用紙の前端と感
光体ドラム31に担持された現像剤画像の前端とが転写
位置において一致する。
【0057】また、定着ローラ46は、この発明の定着
位置を構成し、転写工程を終了した用紙を加熱及び加圧
して現像剤画像を用紙の表面に堅牢に定着させる。主搬
送路4aにおいて定着ローラ46の下流側には、定着検
出スイッチS2が配置されている。定着検出スイッチS
2は、用紙が定着ローラ46を通過したことを検出し、
所定の検出信号を出力する。定着ローラ46の周速は、
感光体ドラム31の周速よりも高速にされている。した
がって、定着位置における用紙搬送速度は転写位置の用
紙搬送速度よりも速くされている。
【0058】さらに、フラッパ50は、排紙ローラ51
と協働して両面複写モード時における用紙搬送方向を決
定する。即ち、両面複写モード時における用紙の第l面
に対する画像形成が終了した時に、排紙ローラ51は一
旦用紙排出方向に回転した後に用紙を挟持したまま逆方
向に回転し、片面複写済みの用紙の搬送方向を逆転させ
る。この時、副搬送路4c方向を開放し、片面複写済み
用紙は副搬送路4cに導かれ、表裏面を反転した状態で
主搬送路4a内に転写位置を経由して搬送される。両面
複写モード時における用紙の第2面に対する画像形成が
終了した時には、フラッパ50は主搬送路4aと排紙搬
送路4eとの間を開放しており、両面に画像が形成され
た用紙は排紙ローラ51によって排紙部5に排出され
る。
【0059】図2は、上記ディジタル複写機における用
紙の搬送状態を説明する図である。ディジタル複写機1
では、複数枚の用紙に対する連続複写モード時に、各用
紙に形成する画像データにおいて用紙搬送方向の前端側
又は後端側に形成される余白部分の範囲に応じて、複数
枚の用紙のそれぞれを互いに重ね合わせた状態で画像形
成部3に搬送するようにしている。
【0060】例えば、図2(A)に示すように、搬送方
向の長さがLである3枚の用紙P1〜P3のそれぞれに
前側余白Y1〜Y3及び後側余白Z1〜Z3を有する画
像G1〜G3を形成する場合、1枚目の用紙P1の前端
から3枚日の用紙P3の後端までの長さは、前方の用紙
の後端部上に後方の用紙の前端部を重ねた状態で複数枚
の用紙を搬送する後端多重処理では3L−(Zl+Z
2)になり(図2(B)参照)、後方の用紙の前端部上
に前方の用紙の後端部を重ねた状態で複数枚の用紙を搬
送する前端多重処理では3L−(Y2+Y3)になる
(図2(C)参照)。したがって、各用紙に形成する画
像データに余白部分が多くなる程、各用紙における重ね
合わせ量も増加し、複数枚の用紙の全てが転写位置を通
過する時間が短くなって画像形成時間がより短縮される
ことになる。
【0061】以下に、後方の用紙の前端部上に前方の用
紙の後端部を重ねた状態で複数枚の用紙を搬送する前端
多重処理を例にあげて説明する。
【0062】図3は、上記ディジタル複写機における用
紙搬送部の給紙搬送路近傍の構成を示す図である。ディ
ジタル複写機1において、用紙搬送部4の給紙カセット
41と画像形成部3の転写位置(感光体ドラム31と転
写器35とが対向する位置)には、給紙搬送路4b内の
ピックアップローラ43、給紙ローラ44及びレジスト
ローラ45が配置されている。このピックアップローラ
43及び給紙ローラ44がこの発明の給紙手段に相当
し、レジストローラ45が同じく調整手段に相当する。
【0063】ここで、給紙カセット41は、内部に回転
自在に支持された回転板41a、及び、回転板41a上
に載置された用紙Pを回転板41aとともに上方に付勢
するスプリング41bを備えている。また、ピックアッ
プローラ43は、周面の一部を切り欠いた部分円狐状の
断面を呈し、停止中において切欠き部分を回転板41a
上に載置された用紙の最上面に対向させた状態で、給紙
カセット41内において回転板41a上に載置された用
紙Pの最上面の前端部近傍に対向する位置に軸支されて
いる。
【0064】この構成により、ピックアップローラ43
が回転すると、ピックアップローラ43の円弧部分が給
紙カセット41内に侵入し、給紙カセット41内の用紙
Pは回転板41aとともに下方に押し下げられる。これ
により、最上部に位置する用紙は、スフリング41bの
弾性力によってピックアップローラ43の周面の円弧部
分に圧接し、ピックアップローラ43の回転にともなっ
て給紙ローラ44に向かって繰り出される。この時、最
上部の用紙は、前述の捌き部材によって2枚目の用紙か
ら分離される。したがって、ピックアップローラ43が
1回転する毎に1枚の用紙が給紙カセット41内から繰
り出されることになる。
【0065】この構成において、給紙カセット41から
繰り出された最上部の用紙の一部が給紙カセット41内
に位置している状態でピックアップローラ43を回転さ
せると、ピックアップローラ43の円弧部分が最上部の
用紙の上面における中間部以降に当接して用紙Pを回転
板41aとともに下方に押し下げる。これによって、最
上部に位置する用紙上面の中間部以降がスプリング41
bの弾性力によってピックアップローラ43の周面の円
弧部分に圧接し、最上部の用紙の下面との摩擦力によ
り、2枚目の用紙もピックアップローラ43の回転にと
もなって給紙ローラ44に向かって繰り出される。この
時、2枚目の用紙は、捌き部材によって3枚目の用紙か
ら分離される。
【0066】したがって、給紙カセット41から繰り出
された用紙の一部が給紙カセット41内に位置している
状態でピックアップローラ43を複数回回転させること
により、複数枚の用紙を互いに重ね合わせた状態で繰り
出すことができる。このとき、前方の用紙の後端部が後
方の用紙の前端部上に重ね合わさった状態になる。ま
た、各用紙の重ね合わせ量は、ピックアップローラ43
を1回転させる間隔に応じて変化する。
【0067】一方、レジストローラ45は、駆動ローラ
45aと従動ローラ45bとによって構成されている。
駆動ローラ45aは図示しない伝達機構を介して回転力
の供給を受け、駆動ローラ45aと従動ローラ45bと
の間に挟持した用紙を感光体ドラム31と転写器35と
が対向する転写位置に搬送する。従動ローラ45bは、
ソレノイド45cのオン/オフ状態に応じて駆動ローラ
45aに離間する位置又は接触する位置に移動する。ソ
レノイド45cをオンすると、従動ローラ45bが駆動
ローラ45aから離間する位置に移動し、用紙の搬送が
停止する。ソレノイド45cをオフすると、従動ローラ
45bが駆動ローラ45aに当接する位置に移動し、用
紙が搬送される。
【0068】また、主搬送路4aにおいてレジストロー
ラ45と感光体ドラム31との間には、第1用紙センサ
SS1が配置されている。第1用紙センサSS1は、各
用紙の前端部がレジストローラ45を通過したことを検
出する。この第1用紙センサSS1は、複数枚の用紙が
重なり合った状態で搬送される多重処理時においても、
各用紙の前端部がレジストローラ45を通過したことを
検出する。
【0069】例えば、第1用紙センサSS1として反射
型光学式センサ又は機械式センサを用いる場合には、主
搬送路4aにおいて第1用紙センサSS1が配置されて
いる部分より搬送方向の上流側の部分に曲げ部を形成す
ることにより、互いに重なり合った2枚の用紙における
後方の用紙の前端部が、第1用紙センサSS1の配置位
置を通過する際に前方の用紙の後端部から分離され、第
1用紙センサSS1の検出値が大きく変化する部分が後
方の用紙の前端部であると判断できる。したがって、図
3に示す構成において、反射型光学式センサ又は機械式
センサの第1用紙センサSSlは、後方の用紙の前端部
上に前方の用紙の後端部を重ね合わせる前端多重処理時
には従動ローラ45b側に配置すべきであり、前方の用
紙の後端部上に後方の用紙の前端部を重ね合わせる後端
多重処理時には駆動ローラ45a側に配置すべきであ
る。
【0070】また、第1用紙センサSSlとして透過型
光学式センサを用いる場合には、光源及び受光素子を搬
送中の用紙を挟んで互いに対向する位置に配置し、光源
の光のうち用紙を透過した光の受光量の減少により、後
方の用紙の前端部がレジストローラ45を通過したこと
を検出する。
【0071】図4は、上記ディジタル複写機における用
紙搬送部の主搬送路近傍の構成を示す図である。ディジ
タル複写機1の用紙搬送部4内において、画像形成部3
の感光体ドラム31と定着ローラ46との間には、第2
用紙センサSS2、第3用紙センサSS3及び可変速ベ
ルト37が配置されている。第2用紙センサSS2は、
用紙の後端が画像形成部3内の感光体ドラム31と転写
器35とが対向する転写位置を通過したか否かを検出す
る。第3用紙センサSS3は、用紙の後端が可変速ベル
ト37の上流側に達し、その用紙の前端が定着ローラ4
6に達したことを検出する。なお、第2用紙センサSS
2及び第3用紙センサSS3は、前述の第1用紙センサ
SSlと同様に反射型若しくは透過型光学式センサ又は
機様式センサを用いることができる。可変速ベルト37
は、一対のプーリ37a,37bに張架された無端状の
ベルトであり、この発明の分離搬送手段に相当する。
【0072】感光体ドラム31は帯電工程、露光工程、
現像工程及び転写工程等を含む画像形成プロセスの処理
速度(プロセス速度)に等しい所定の回転速度で回転す
る。これに対して、定着ローラ46は、感光体ドラム3
1の周速よりも高速で回転する。この感光体ドラム31
と定着ローラ46との間に配置された可変速ベルト37
は、転写位置において用紙に対する現像剤画像の転写処
理が行われている間において感光体ドラム31の周速と
同一の周速で回転し、可変速ベルト37の周面に接触し
ている用紙の後端が第2用紙センサSS2の位置を通過
した後(その用紙に対する転写処理が終了した後)から
第3用紙センサSS3の位置を通過するまで(その用紙
の前端が定着ローラ46に達するまで)の間に定着ロー
ラ46の周速と同一の周速で回転する。即ち、可変速ベ
ルト37は、用紙の搬送状態に応じて、感光体ドラム3
1の周速又は定着ローラ46の周速のいずれかの周速で
回転する。
【0073】したがって、用紙搬送路において給紙カセ
ット41から第3用紙センサSS3までの間が、用紙を
プロセス速度で搬送するプロセス速度領域であり、か
つ、用紙が重ね合わされる用紙重ね合わせ領域である。
また、用紙搬送路において可変速ベルト37が配置され
ている部分が、用紙の搬送速度が変化する速度可変領域
であり、かつ、用紙の重ね合わせ状態を解除する用紙分
離領域である。さらに、用紙搬送路において可変速ベル
ト37の下流側から排紙ローラ51までの間が、用紙を
プロセス速度よりも速い速度で搬送する高速領域であ
る。
【0074】図5は、上記ディジタル複写機の制御部に
おける処理手順の一部を示すフローチャートである。デ
ィジタル複写機1の制御部は、原稿台21の上面に原稿
がセットされ、印刷部数や用紙サイズ等の複写条件が設
定入力された後に、スタートボタン等の操作によって画
像形成要求が入力されると(101)、画像読取部2を
動作させて原稿台21上の原稿の画像を読み取り、1ペ
ーシ分の画像データを作成する(102)。次いで、制
御部は、設定入力された複写条件に基づいて、今回の複
写処理における画像形成対象となる用紙の枚数が複数で
あるか否かの判別を行い(103)、複数枚の用紙に対
する画像形成処理を行う場合には多重処理を実行し(1
04)、単一の印紙に対する画像形成処理を行う場合に
は通常の処理を行う(l05)。
【0075】図6は、上記ディジタル複写機の制御部に
おける多重処理時の処理手順を示すフローチャートであ
る。複数枚の用紙を互いに重ね合わせた状態で搬送して
画像形成を行う多重処理時には、制御部は、先ず、設定
入力された複写条件のうち用紙サイズを確認し(11
1)、設定された用紙サイズに基づいて用紙の給紙位置
を決定する(112)。この給紙位置の決定は、例え
ば、給紙カセット41又は手差しトレイ42のいずれか
ら用紙を給紙するかを決定する処理である。制御部は、
これと並行して画像データに対して所定の画像処理を施
した後に多重画像データを作成する(113)。この
後、制御部は、決定した給紙位置から複数枚の用紙を連
続して給紙する用紙給紙処理(114)、並びに、作成
した多重画像データに基づく画像形成処理(115)及
び画像定着処理(116)を並行して行う。
【0076】図7は、上記制御部における多重処理に含
まれる多重画像データ作成処理の処理手順を示すフロー
チャートである。制御部は、後方の用紙の前端部上に前
方の用紙の後端部を重ね合わせた状態で画像形成を行う
前端多重処理を行う場合、連続して画像形成処理すべき
複数ページ分の画像データのうち、第2ページ以降の画
像データのそれぞれについて前端側の余白部分の用紙搬
送方向における長さを検出し、この検出結果をメモリに
一時格納する(121)。次いで、制御部は、第2ペー
ジ以降の画像データのそれぞれにおいて、前端部からメ
モリに記憶している長さ分のデータを削除した上で、全
ページ分の画像データを順に繋ぎ合わせることにより、
1つの多重画像データを作成する(122)。
【0077】なお、前側の余白部分の長さを検出するに
あたって、各画像データは画像読取部2の画像処理部又
は制御部において圧縮処理されており、余白部分のデー
タは“0”が連続する単純な形態で構成されている。こ
れによって画像データにおける余白部分を容易に抽出す
ることができる。
【0078】例えば、2ページ分の画像データについて
前端多重処理を実行する場合、1ページ目の画像データ
が0000000BDCF13D8C・・・12430
B1237000000であり、2ページ目の画像デー
タが00000000000CB0FF・・・8902
31ABCD090000である場合、2ページ目の画
像データの前側の余白部分が削除されて1ページ目の画
像デート繋ぎ合わされ、0000000BDCF13D
8C・・・12430B1237000000CB0F
F・・・890231ABCD090000の多重画像
データが作成される。
【0079】なお、連続して画像形成すべき複数ページ
分の画像データについて、各ページの画像データにおけ
る前側及び後側の余白部分をすべて削除し、画像形成時
に、各ページの画像データにおいて必要な余白範囲分だ
け改行コードを付与するようにしてもよい。
【0080】図8は、上記制御部における多重処理に含
まれる用紙給紙処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。制御部は、所定時間毎にピックアップローラ43
を1回転させる処理を、図5に示した103の処理で算
出した枚数分だけ、所定時間毎に繰り返し実行する(1
21〜123)。これによって、設定された複写処理に
必要な枚数の各用紙が、一定の重ね合わせ量で互いに重
なり合った状態で給紙搬送路4bに送り出される。
【0081】図9は、上記制御部における多重処理に含
まれる画像形成処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。また、図10は、上記画像形成処理における用紙
の搬送状態を示す図である。連続して給紙された複数枚
の用紙のそれぞれに形成すべき画像データのうち2枚目
以降の画像データから前端側の余白部分を削除して形成
した多重画像データを用いて前端多重処理に係る画像形
成処理を行う場合、制御部は、帯電器32、現像ユニッ
ト34及び除電器36を駆動するとともに多重画像デー
タをスキャンユニット33に供給し、感光体ドラム31
の表面に多重画像データに基づく現像剤画像を順次形成
する。この状態で、制御部は、第1用紙センサSS1が
1枚目の用紙P1の前端を検出した時にソレノイド45
cをオンして用紙P1〜P3の搬送を一時停止させる
(131,132)。この後、制御部は所定のタイミン
グでソレノイド45cをオフするとともに転写器35を
駆動し(133〜135)、1枚目の用紙P1の前端が
転写位置において感光体ドラム31に担持された現像剤
画像の前端に一致するタイミングで用紙P1〜P3の搬
送を再開する。この状態を図10(A)に示す。これに
よって、1枚目の用紙P1に現像剤画像が転写される。
【0082】この間に、制御部は第1用紙センサSS1
が2枚目の用紙P2の前端を検出した時にソレノイド4
5cをオンし(136,137)、用紙P2,P3の搬
送を一時停止する。この状態を図10(B)に示す。な
お、用紙給紙処理におけるピックアップローラ43又は
48を1回転させる間隔は、レジストローラ45と転写
位置との間を用紙が搬送される時間よりも長くされてい
る。このため、第1用紙センサSSlが2枚目の用紙P
2の前端を検出した時点で1枚目の用紙P1の前端は転
写位置を通過しており、レジストローラ45からの搬送
力の供給が断たれた状態でも1枚目の用紙P1は主搬送
路4a内を継続して搬送され、1枚目の用紙P1に現像
剤画像が継続して転写される。
【0083】制御部は、上記134の処理においてソレ
ノイド45cをオフしたタイミングから所定時間を経過
した時に、上記137の処理でオンしたソレノイド45
cをオフする(138,139)。この所定時間は、搬
送方向における用紙の全長から2枚目の用紙P2の前端
側の余白部分を除いた長さだけ用紙を搬送するために必
要な時間である。この状態を図10(C)に示す。これ
によって、用紙P2,P3にレジストローラ45の搬送
力が供給され、2枚目の用紙P2の前端側の余白部分に
1枚目の用紙Plの後端部が重なった状態を維持したま
まで2枚目の用紙P2が転写位置に搬送され、前端側の
余白部分が削除された2ページ目の画像データに基づく
現像剤画像が2枚目の用紙P2において前端側に元の画
像データと同じ範囲の余白部分を設けた状態で転写され
る。
【0084】制御部は、3枚目以降の用紙についても上
記136〜139の処理を繰り返し実行することにより
(140→136)、設定された複写処理に必要な複数
枚の用紙の全てについて、後方の用紙の前端側の余白部
分の上に前方の用紙の後端部を重ねた状態で転写位置を
通過させる。
【0085】図11は、上記制御部における多重処理に
含まれる画像定着処理の処理手順を示すフローチャート
である。また、図12は、上記画像定着処理における用
紙の搬送状態を示す図である。前述のように、定着ロー
ラ46の周速は、プロセス速度によって決定される感光
体ドラム31の周速に比較して高速にされている。制御
部は、第3用紙センサSS3が前方の用紙Plの前端を
検出した時に、可変速ベルト37の周速を感光体ドラム
31の周速と同一にする(141,142)。前方の用
紙P1の前端が第3用紙センサSS3の配置位置に達し
た時点では、前方の用紙P1の後端は未だ転写位置を通
過しておらず、前方の用紙P1は後方の用紙P2ととも
に感光体ドラム31の周速によって規定されるプロセス
速度で搬送を継続される。この状態を図12(A)に示
す。
【0086】次いで、制御部は、第2用紙センサSS2
が前方の用紙P1の後端を検出した時に、可変速ベルト
37の周速を定着ローラ46の周速に一致させる(14
3,144)。この状態を図12(B)に示す。これに
よって、全面にわたって転写位置を通過した前方の用紙
P1は、プロセス速度で搬送中の後方の用紙P2よりも
高速で定着ローラ46に向かって搬送され、後方の用紙
P2の前端部に対する前方の用紙の重ね合わせ量は徐々
に減少していく。
【0087】この後、制御部は、第3用紙センサSS3
が後方の用紙P2の前端を検出した時に、搬送ベルト4
6の周速を感光体ドラム31の周速に一致させる(14
5→141)。後方の用紙P2の前端が第3用紙センサ
SS3の配置位置に達した時には、前方の用紙P1の前
端は定着ローラ46に到達しており、前方の用紙P1は
可変速ベルト37の周速に関わらず定着ローラ46の周
速で搬送される。一方、後方の用紙P2は後端が転写位
置を通過するまで、感光体ドラム31の周速に一致した
速度で搬送される。この状態を図12(C)に示す。こ
れによって、後方の用紙P2の前端部に対する前方の用
紙Plの重ね合わせ量はさらに減少していき、後方の用
紙P2の前端が第3用紙センサSS3の配置位置に達す
る前に、前方の用紙Plの後端は後方の用紙P2の前端
から分離し、2枚の用紙が重ね合わさった状態で定着ロ
ーラ46を通過することがないようにされている。
【0088】なお、制御部は、上記145→141の処
理で搬送ベルト46の周速を感光体ドラム31の周速に
一致させた後、第2用紙センサSS2が次の用紙の一部
を検出しているか否かを判別し、第2用紙センサSS2
が次の用紙の一部を検出しなくなるまで、上記141〜
145の処理を繰り返し実行する(146)。これによ
って、設定された複写作業に係る複数枚の用紙の全てに
ついて、他の用紙と重なり合うことなく定着ローラ46
を通過させることができる。
【0089】また、感光体ドラム31と定着ローラ46
との配置間隔は、少なくとも搬送方向における用紙の全
長よりも長くする必要がある。この間隔が用紙の全長よ
りも短い場合には、用紙の前端が後端よりも高速で搬送
されることになり、用紙の破損を生じる場合があるから
である。
【0090】以上のようにして、この実施形態に係るデ
ィジタル複写機1では、連続して給紙される複数枚の用
紙のうち2枚目以降の用紙に形成すべき画像データから
前端側の余白部分を削除して1つの多重画像データを作
成し、この多重画像データに基づいて電子写真方式の画
像形成を行うとともに、削除した余白部分の搬送方向の
長さに基づいて転写位置を通過する各用紙の重ね合わせ
量を制御することにより、後方の用紙の前端側の余白部
分上に前方の用紙の後端部を重ね合わせた状態で複数枚
の用紙を転写位置に通過させるようにしている。
【0091】これによって、この実施形態に係るディジ
タル複写機1では、元の画像データを各用紙に忠実に再
現できる範囲で、複数枚の用紙が占める搬送方向の長さ
を最も短くすることができ、複写作業時間を著しく短縮
することができる。また、2枚目以降の用紙に形成すべ
き画像データから前端側の余白部分を削除した後に、全
ての画像データを順次繋ぎ合わせることにより、多重画
像データを容易に作成することができる。さらに、多重
画像データの作成時に画像データから除去した余白部分
の長さに基づいて、レジストローラ45から各用紙に搬
送力を選択的に供給することにより、各用紙において余
白部分の長さに応じた重ね合わせ状態を容易に実現する
ことができる。
【0092】また、この実施形態に係るディジタル複写
機1では、可変速ベルト37及び定着ローラ46により
転写位置を通過した用紙を後方の用紙の搬送速度よりも
高速で搬送することにより、各用紙を互いに分離した状
態で定着ローラ46に通過させるようにしているため、
複数枚の用紙が重なり合った状態で定着ローラ46によ
って加熱及び加圧されることがなく、排紙不良の原因と
なる用紙の密着を生じることがない。また、感光体ドラ
ム31と定着ローラ46との間に周速を変更可能な可変
速ベルト37を配置し、この可変速ベルト37を介して
用紙の搬送速度を切り換えるようにしている。このた
め、前方の用紙の前端が定着ローラ46に達した後、可
変速ベルト37の周速を定着ローラ46の周速よりも遅
い感光体ドラム31の周速に一致させることによって可
変速ベルト37の周速と用紙の移動速度との間に差を生
じた場合でも、可変速ベルト37の上面を用紙が擦動
し、ローラ等を用いた場合のように用紙の破損を生じる
ことがない。
【0093】但し、各用紙間の重ね合わせ量が大きくな
る場合、即ち、画像データにおける余白部分の搬送方向
の長さが長くなる場合には、感光体ドラム31と定着ロ
ーラ46との配置間隔を十分に大きくするとともに、よ
り好ましくは、可変速ベルト37を感光体ドラム31と
同一の周速で回転させるとともに、定着ローラ46と同
一の周速で回転する搬送ローラを可変速ベルト37の上
面に対向させて配置すべきである。
【0094】さらに、このディジタル複写機1では、ピ
ックアップローラ43又は48の回転を制御することに
よって、給紙カセット41又は手差しトレイ42からの
用紙の給紙時に複数枚の用紙を互いに重ね合わせるよう
にしており、各用紙を互いに重ね合わせた搬送状態を容
易に実現することができる。また、給紙カセット41又
は手差しトレイ42においては、部分円弧状のピックア
ップローラ43又は48の周面における円弧部分と回転
板41aとの間に弾性力によって用紙を挟持するように
している。このため、最上部の用紙の一部が給紙カセッ
ト41又は手差しトレイ42内に残っている状態でも、
ピックアップローラ43又は48を回転させることによ
って用紙間の摩擦力を介して2枚目以降の用紙を順次給
紙することができ、各用紙が互いに重ね合わせた搬送状
態を極めて容易に実現できる。
【0095】加えて、このディジタル複写機1では、第
1用紙センサSS1の検出結果、及び、各画像データか
ら削除された余白部分の長さに基づいてレジストローラ
45からの用紙に対する搬送力をオン/オフすることに
より、互いに重ね合わせた状態で給紙トレイ41又は手
差しトレイ42から給紙された各用紙の重ね合わせ量
を、画像データから削除された余白部分の長さに容易か
つ正確に一致させることができる。
【0096】また、このディジタル複写機1ではレジス
トローラ45を一対のローラによって構成し、一方の駆
動ローラ45aに対して他方の従動ローラ45bを接離
自在にするとともに、駆動電源のオン時に従動ローラ4
5bを駆動ローラ45aから離間させるようにしてい
る。このため、ソレノイド45cを駆動するタイミング
及び駆動時間を制御することにより、各用紙の重ね合わ
せ量を画像データから削除された余白部分の長さに一致
させるための搬送力の調整を容易に行うことができる。
【0097】さらに、感光体ドラム31の周面における
定着ローラ46側に現像剤画像を転写済みの用紙を感光
体ドラム31の周面から剥離する剥離部材を設けること
が好ましいが、前端多重処理時には、先頭の用紙に対し
て剥離部材による剥離動作を行わせることにより、2枚
目以降の用紙は順次前方の用紙とともに感光体ドラム3
1の周面から剥離される。このため、前端多重処理時に
は、複数枚の用紙が転写位置を通過する時間に比較して
剥離部材を動作させる時間を短くすることができ、感光
体ドラム31が剥離部材から受ける機械的なダメージを
減少させることができる。
【0098】なお、上記の実施形態に係るディジタル複
写機1では、後方の用紙の前端部上に前方の用紙の後端
部を重ね合わせる前端多重処理を行うようにしたが、前
方の用紙の後端部上に後方の用紙の前端部を重ね合わせ
る後端多重処理を行う場合にも、この発明を同様に実施
することができる。
【0099】また、ピックアップローラ43,48の回
転によって1枚の用紙を確実に給紙させるためには、ピ
ックアップローラ43,48を比較的低速度で回転させ
る必要がある。一方、画像データにおける余白部分の範
囲に応じた長さだけ2枚の用紙を重ね合わせるために
は、ピックアップローラ43,48を比較的高速で回転
させる必要がある。そこで、ビックアップローラ43,
48として、複数の回転速度で駆動される高速多段ピッ
クアップローラを給紙カセット41及び手差しトレイ4
2に収納されている用紙の上面に接離自在に支持したも
のを用いることができる。
【0100】さらに、操作者の選択入力に応じて、又
は、画像形成処理時間の比較結果に基づいて、前端多重
処理又は後端多重処理のいずれかを選択的に実行するよ
うにしてもよい。この場合には、一例として、図13に
示すように、連続して搬送される複数枚の用紙のそれぞ
れに形成する画像データにおける前端側の余白部分及び
後端側の余白部分を抽出し(151)、操作者が前端多
重処理又は後端多重処理のいずれかを選択している場合
には操作者の選択に係る処理を実行し(152,153
−154,155)、操作者が処理を選択していない場
合には、前端多重処理時及び後端多重処理時のそれぞれ
における先頭の用紙の前端から最終の用紙の後端までの
距離を算出し(156)、算山した距離がより短い方の
処理を選択する(157→154,155)。
【0101】また、各用紙に形成すべき画像データにお
ける余白部分が用紙の前端側に形成されるか後端側に形
成されるのかを判別し、この判別結果に基づいて前端多
重処理又は後端多重処理を用紙毎に選択的に実行するよ
うにしてもよい。例えば、図14に示すように、3枚の
原稿の画像データG1〜G3において後端側に余白部分
が存在する場合には、2枚目及び3枚目の用紙P2,P
3の後端部を1枚目及び2枚目の用紙P1,P2の前端
部上に重ね合わせる後端多重処理を行う。また、図15
に示すように、3枚の原稿の画像データG1〜G3にお
いて前端側に余白部分が存在する場合には、2枚目及び
3枚目の用紙P2,P3の前端部上に1枚目及び2枚目
の用紙P1,P2の後端部を重ね合わせる前端多重処理
を行う。さらに、図16に示すように、1枚目の画像デ
ータG1の後端側に余白部分が存在し、2枚目の画像デ
ータの前端側及び後端側には十分な余白部分が存在せ
ず、3枚目の画像データG3の前端側に余白部分が存在
する場合には、1枚目及び2枚目の用紙P1,P2につ
いては後端多重処理を行うとともに、2枚目及び3枚目
の用紙P2,P3について前端多重処理を行う。
【0102】このように画像データにおける余白部分の
形成位置に応じて前端多重処理又は後端多重処理を選択
的に実行する場合には、給紙部において後方の用紙の前
端部を前方の用紙の後端部の下側に位置させるか上側に
位置させるかを選択的に切り換える切換手段が必要にな
る。このための給紙部の構成を、給紙カセットから用紙
を給紙する場合について以下に説明する。
【0103】図17は、上記ディジタル複写機の給紙部
の第1の構成例を示す図である。この例では、給紙カセ
ット41の出口に出紙センサ61を配置し、この出紙セ
ンサ61が前方の用紙の後端を検出しているタイミング
又は検出しなくなったタイミングで後方の用紙の給紙を
開始することにより、前端多重処理又は後端多重処理を
選択的に実行するようにしている。
【0104】即ち、後方の用紙の前端側上に前方の用紙
の後端側を重ね合わせる前端多重処理時には、図17
(A)に示すように、出紙センサ61が前方の用紙の後
端側の所定位置を検出しているタイミングで給紙ソレノ
イド43aを駆動し、ピックアップローラ43を上面に
当接させることによって後方の用紙の給紙を開始する。
この場合に、後方の用紙の給紙タイミングにおいて出紙
センサ61が対向すべき前方の用紙の所定位置は、前方
の用紙の後端から後方の用紙に対する画像データにおけ
る前端側の余白部分の搬送方向の長さy2だけ前端側の
位置である。この位置に出紙センサが対向するタイミン
グTaは、出紙センサ61が用紙の前端を検出したタイ
ミングT1、周紙の搬送方向の長さL、後方の用紙に対
する画像データにおける前端側の余白部分の搬送方向に
おける長さy2、及び、前方の用紙の給紙後における搬
送速度V1から、 Ta=T1+{(L−y2)/V1} によって算出できる。このタイミングで前方の用紙の搬
送を停止した後に、給紙ソレノイド43aを駆動すると
ともに、出紙センサ61が後方の用紙の前端を検出する
までピックアップローラ43を回転させることにより、
後方の用紙の前端側において余白を形成すべき範囲が前
方の用紙の後端側の下方に重ね合わされる。
【0105】また、前方の用紙の前端側上に後方の用紙
の後端側を重ね合わせる後端多重処理時には、図17
(B)に示すように、前方の用紙が給紙カセット41外
に完全に送り出された状態で後方の用紙の給紙を開始す
る。このため、出紙センサ61が前方の用紙の後端が通
過したことを検出したタイミングで前方の用紙の搬送を
停止し、給紙ソレノイド43aを駆動してピックアップ
ローラ43を上面に当接させ、後方の用紙の給紙を開始
する。そして、出紙センサ61が後方の用紙の前端側の
所定位置を検出したタイミングで前方の用紙の搬送を再
開する。この場合に、前方の用紙の搬送を再開するタイ
ミングにおいて出紙センサ61が対向すべき後方の用紙
の所定位置は、後方の用紙の前端から前方の用紙に対す
る画像データにおける後端側の余白部分の搬送方向の長
さy1だけ後端側の位置である。この位置に出紙センサ
61が対向するタイミングTbは、出紙センサ61が用
紙の前端を検出したタイミングT2、前方の用紙に対す
る画像データにおける後端側の余白部分の搬送ん向にお
ける長さy1、及び、後方の用紙の給紙速度V2を用い
て、 Tb=T2+(y1/V2) によって算出できる。このタイミングで前方の用紙を後
方の用紙の給紙速度と同一の速度で再開することによ
り、前方の用紙の後端側において余白を形成すべき範囲
の上方に後方の用紙の前端側が重ね合わされる。
【0106】以Lのように、給紙カセット41の出口近
傍に配置した出紙センサ41の検出信号に基づいて、画
像データにおける余白部分の形成状態に応じた用紙の多
重状態を、簡単な構成で容易に実現することができる。
【0107】図18は、上記ディジタル複写機の給紙部
の第2の構成例を示す図である。この例では、給紙カセ
ット41の出口に出紙センサ61及び振分ガイド62を
配置し、振分ガイド62を反時計方向又は時計方向に選
択的に揺動させて給紙カセット41から出紙した用紙を
振分ガイド62の上側又は下側に搬送することにより、
前端多重処理又は後端多重処理を選択的に実行するよう
にしている。
【0108】即ち、前端多重処理時には、図18(A)
に示すように、振分ガイド62を反時計方向に揺動さ
せ、給紙カセット41から出紙した用紙を振分ガイド6
2の上側に導く。これによって、後方の用紙の前端部が
前方の用紙の後端側の下面と振分ガイド62の上面との
間に入り込み、後方の用紙の前端部上に前方の用紙の後
端側が重ね合わされる。一方、後端多重処理時には、図
18(B)に示すように、振分ガイド62を時計方向に
揺動させ、給紙カセット41から出紙した用紙を振分ガ
イド62の下側に導く。これによって、後方の用紙の前
端部が前方の用紙の後端側の上面と振分ガイド62の下
面との間に入り込み、前方の用紙の後端部上に後方の用
紙の前端部が重ね合わされる。
【0109】なお、出紙センサ61の検出信号、及び、
画像データにおける余白部分の搬送方向についての長さ
に基づいて、前方の用紙の搬送を停止するタイミング及
び搬送を再開するタイミングを決定することにより、画
像データにおける余白部分の形成状態に応じて、前方の
用紙と後方の用紙との重ね合わせ量を適正にすることが
できる。
【0110】図19は、上記ディジタル複写機の給紙部
の第3の構成例を示す図である。この例では、図18に
示した第2の構成例における振分ガイド62に代えて、
内部に貫通孔を形成したガイド63を上下に揺動自在に
備えている。前端多重処理又は後端多重処理のいずれが
選択されているかに応じてソレノイド63aを選択的に
駆動し、ガイド63の給紙カセット側を給紙カセット4
1の出口の上側又は下側に移動させる。これによって
も、図18に示した構成例と同様にして、前端多重処理
又は後端多重処理を選批的に実行することができる。
【0111】図20は、上記ディジタル複写機の給紙部
の第4の構成例を示す図である。この例では、図18に
示した第2の構成例における振分ガイド62に代えて、
用紙搬送路の上下に吸気ファン64a,64bを備えて
いる。前端多重処理又は後端多重処理のいずれが選択さ
れているかに応じて上側の吸気ファン64a又は下側の
吸気ファン64bを選択的に駆動し、給紙された前方の
用紙の後端部を給紙カセット41の出口の上側又は下側
に吸引する。これによっても、図18に示した構成例と
同様にして、前端多重処理又は後端多重処理を選択的に
実行することができる。
【0112】図21は、上記ディジタル複写機の給紙部
の第5の構成例を示す図である。この例では、図18に
示した第2の構成例における振分ガイド62に代えて、
反時計方向及び時計方向の両方向に回転自在にされた摩
擦ローラ65を備えている。前端多重処理又は後端多重
処理のいずれが選択されているかに応じて摩擦ローラ6
5をモータ65aを介して反時計方向又は時計方向に選
択的に回転させ、給紙された後方の用紙の前端部を前方
の用紙の上側又は下側に導く。これによっても、図18
に示した構成例と同様にして、前端多重処理又は後端多
重処理を選択的に実行することができる。
【0113】図22は、上記ディジタル複写機の給紙部
の第6の構成例を示す図である。この例では、図18に
示した第2の構成例における振分ガイド62に代えて、
給紙カセット41側を支点として搬送方向の下流側を上
下に揺動自在にされたレバー66を備えている。前端多
重処理又は後端多重処理のいずれが選択されているかに
応じてレバー66の下流側端部を下方又は上方に選択的
に揺動させ、給紙された後方の用紙の前端部を前方の用
紙の上側又は下側に導く。これによっても、図18に示
した構成例と同様にして、前端多重処理又は後端多重処
理を選択的に実行することができる。
【0114】なお、図23に示すように、給紙時におけ
る給紙部の動作を用紙毎に制御することにより、各画像
データにおける余白部分の形成状態に応じて、前端多重
処理又は後端多重処理のうち最適な処理を各用紙に対し
て実行することができる。これは、図18に示した振分
ガイド62を用いた例を除く他の例においても同様であ
る。
【0115】図24〜図27は、上記ディジタル複写機
の用紙搬送部の別の構成を示す図である。この例では、
給紙カセット41と画像形成部3との間に互いに分離さ
れた2つの分離搬送路401a,401bを形成し、給
紙カセット41と分離搬送路401a,401bとの間
に分離爪403を配置し、レジストローラ45と分離搬
送路401a,401bとの間に重ね合わせ部材405
a,405bを配置した重ね合わせ部404を形成した
ものである。
【0116】図24に示すように、分離爪403は、ピ
ックアップローラ43及び給紙ローラ44を介して給紙
された用紙Pを分離搬送路401a,401bに交互に
導く。分離搬送路401a,401bには搬送ローラ4
02a、402bが設けられており、用紙Pは分離搬送
路401a、401bを経由して重ね合わせ部404に
搬送される。
【0117】このように、給紙カセット41から給紙さ
れた用紙Pを各分離搬送路401a,401bに交互に
導くことにより、前方の用紙Pが重ね合わせ部404内
に完全に到達する前に後方の用紙Pを給紙することがで
き、複数枚の用紙の給紙間隔を短くして画像形成作業全
体を短時間化することができる。
【0118】なお、分離爪403の上面は一方の分離搬
送路401aの搬送面と同一曲率の曲面によって構成さ
れており、分離爪403の下面は他方の分離搬送路40
1bの搬送面と同一曲率の曲面によって構成されてい
る。これによって、給紙カセット41から給紙された用
紙Pは、分離爪403の上面又は下面に当接することに
よって、分離搬送路401a,401b内に円滑に導か
れる。
【0119】また、図25に示すように、分離爪403
は、用紙搬送方向に直交する方向において、搬送可能な
最小サイズの用紙幅Pb1及び最大サイズの用紙幅Pb
2とを考慮して、各サイズの用紙の両端部に当接する複
数の位置に分割して配置されている。これによって、給
紙カセット41から給紙された用紙Pを、そのサイズに
関わらず分離搬送路401a,401bのそれぞれに確
実に導くことができる。
【0120】図26に示すように、重ね合わせ部材40
5a,405bは、重ね合わせ部404の下側及び上側
に配置されており、個別の駆動手段406a,406b
を介して上方又は下方に移動して重ね合わせ部404内
に露出自在にされている。重ね合わせ部404の上下幅
は、前方の用紙の後端部と後方の用紙の前端部とを上下
方向に重ね合わせることができるように、分離搬送路4
01a,401bの上下幅に比較して広くされている。
【0121】図27は、重ね合わせ部材の動作を示す図
である。前方の用紙の後端部の上面に後方の用紙の前端
部を重ね合わせる後端多重処理時には、一方の分離搬送
路401aを経由して搬送された前方の用紙P1の後端
部が重ね合わせ部材405a,405bとの対向位置に
達した後、他方の分離搬送路401bを経由して搬送さ
れた後方の用紙P2の前端が重ね合わせ部材405a,
405bとの対向位置に達する前に、上側の重ね合わせ
部材405bを下方に移動させて重ね合わせ部404内
に露出させる。これによって、前方の用紙P1の後端部
は、他方の分離搬送路401bの開口部よりも下方に押
し下げられ、後方の用紙P2の前端部が前方の用紙P1
の後端部の上側に導かれる。
【0122】これに対して、前方の用紙の後端部を後方
の用紙の前端部の上面に重ね合わせる前端多重処理時に
は、一方の分離搬送路401aを経由して搬送された前
方の用紙P1の後端部が重ね合わせ部材405a,40
5bとの対向位置に達した後、他方の分離搬送路401
bを経由して搬送された後方の用紙P2の前端が重ね合
わせ部材405a,405bとの対向位置に達する前
に、下側の重ね合わせ部材405aを上方に移動させて
重ね合わせ部404内に露出させる。これによって、前
方の用紙P1の後端部は、他方の分離搬送路401bの
開口部よりも上方に押し上げられ、後方の用紙P2の前
端部が前方の用紙P1の後端部の下側に導かれる。
【0123】なお、重ね合わせ部材405a,405b
も分離爪403と同様に、用紙搬送方向に直交する方向
において、搬送可能な用紙サイズを考慮した複数の位置
に分割して配置されており、後端多重処理及び前端多重
処理に応じた状態で2枚の用紙を正確に重ね合わせるこ
とができる。
【0124】また、2枚の用紙の重ね合わせ量は、後方
の周紙P2の前端部が前方の用紙P1の後端部に達した
後に、レジストローラ45の回転を開始するタイミング
によって調整することができる。
【0125】
【発明の効果】この発明は、以下の効果を奏することが
できる。
【0126】(1) 連続して搬送される複数校の用紙のそ
れぞれに形成すべき各画像データにおいて用紙搬送方向
の前端側又は後端側の余白部分を削除し、削除した余白
部分の用紙搬送方向の長さで重ね合わさった状態で複数
枚の用紙を搬送することにより、画像データにおける用
紙搬送方向の画像範囲に基づいて決定された重ね合わせ
量で各用紙を重ね合わせた状態で複数枚の用紙を搬送す
ることができ、各用紙における画像形成状態に支障を来
さない状態、即ち、元の画像データを各用紙上に忠実に
再現できる状態で、複数枚の用紙が画像形成部を通過す
る時間を最も短くすることができる。
【0127】(2) 前方の用紙に画像形成される画像デー
タにおける後端側の余白部分を削除するとともに、前方
の用紙の後端部上に削除された余白部分の用紙搬送方向
の長さだけ後方の用紙の前端部を重ねた状態で複数枚の
用紙を画像形成部に搬送することにより、前方の用紙に
おいて後方の用紙が重なっている範囲、即ち、画像形成
部に対向しない範囲に対応した余白部分を、画像データ
から削除できるようにし、各用紙の前端側には画像デー
タをそのままの状態で画像形成することができるととも
に、各用紙の後端側では画像データに含まれる余白部分
を後方の用紙によってマスクできるようにし、各用紙に
形成される画像データの内容が変化しないようにするこ
とができる。
【0128】(3) 後方の用紙に画像形成される画像デー
タにおける前端側の余白部分を削除するとともに、後方
の用紙の前端部上に削除された余白部分の用紙搬送方向
の長さだけ前方の用紙の後端部を重ねた状態で複数枚の
用紙を画像形成部に搬送することにより、後方の用紙に
おいて前方の用紙が重なっている範囲、即ち、画像形成
部に対向しない範囲に対応した余白部分を、画像データ
から削除できるようにし、各用紙の後端側には画像デー
タをそのままの状態で画像形成することができるととも
に、各用紙の前端側では画像データに含まれる余白部分
を後方の用紙によってマスクできるようにし、各用紙に
形成される画像データの内容が変化しないようにするこ
とができる。
【0129】(4) 操作者による選択操作に応じて、後端
多重処理又は前端多重処理を行うことにより、所望する
排紙状態や用紙搬送路の構成等に応じて操作者が選択し
た状態で複数枚の用紙を互いに重ね合わせることがで
き、操作者が所望する排紙状態、及び、用紙搬送路の構
成に応じた最速の画像形成作業を行うことができる。
【0130】(5) 複数杖の用紙のそれぞれに形成すべき
画像データにおける余白部分の形成状況に応じた状態で
自動的に複数枚の用紙が互いに重ね合わされ、画像デー
タに応じた最速の画像形成作業が行われる。
【0131】(6) 搬送方向に一定量ずつ重ね合わせた状
態で給紙部から給紙した各用紙を、画像形成部に達する
までの間において、画像データから削除した余白部分の
用紙搬送方向の長さに応じた重ね合わせ量に調整するこ
とにより、給紙部から給紙された各用紙を、画像データ
から削除された余白部分の長さに応じた重ね合わせ量で
重ね合わせた状態で画像形成部に導くことができる。
【0132】(7) 画像データに応じた前方の用紙と後方
の用紙との適正な重ね合わせ量を、用紙収納位置から後
方の用紙を給紙する際に容易に実現できる。
【0133】(8) 互いに重なり合った状態で転写位置を
通過した複数枚の用紙のそれぞれを、互いに分離した状
態で定着位置に導くことにより、各用紙を互いに分離し
た状態で加熱及び加圧することができ、他の用紙と密着
することを防止して用紙を確実に排出することができ
る。
【0134】(9) 各用紙を、後端が転写位置を通過した
時から前端が定着位置に達するまでの間において、転写
位置における搬送速度よりも高速で搬送することによ
り、後端側において後方の用紙と重なり合った状態で転
写位置を通過した前方の用紙を、後端が転写位置を通過
した時に、転写位置を通過中の後方の用紙よりも高速で
搬送し、後方の用紙から確実に分離することができる。
【0135】(10)各用紙を、後端が転写位置を通過した
時から前端が定着位置に達するまでの間において、後方
の用紙との重ね合わせ量に応じて定着位置における用紙
搬送速度よりも高速で搬送することにより、各用紙を、
転写位置を通過した時から定着位置に達するまでの間に
おいて後方の用紙から確実に分離させることができる。
【0136】(11)後端多重処理が選択されているか前端
多重処理が選択されているかに応じて、用紙収納位置か
らの用紙の上下方向の給紙位置を制御することにより、
後端多重処理又は前端多重処理のうち選択されている処
理に応じて下方又は上方に用紙が給紙され、前方の用紙
の後端部の上側又は下側に後方の用紙の前端部が導かれ
るべき空間が形成れれる。
【0137】(12)後端多重処理が選択されているか前端
多重処理が選択されているかに応じて、用紙収納位置か
ら給紙された後方の用紙の前端部を前方の用紙の後端部
の上側又は下側に導くことにより、前方の用紙の後端部
と後方の用紙の前端部とが選択されている処理に適した
状態で確実に重ね合わされる。
【0138】(13)後端多重処理が選択されているか前端
多重処理が選択されているかに応じて、用紙収納位置か
ら後方の用紙を給紙する際の前方の用紙の後端部を下側
の位置又は上側の位置に変位させることにより、選択さ
れている処理に応じて前方の用紙の後端部の上方又は下
方に後方の用紙の前端部が導かれるべき空間を形成し、
両者が選択されている処理に適した状態で重ね合わされ
る。
【0139】(14)後端多重処理が選択されているか前端
多重処理が選択されているかに応じて、用紙収納位置か
ら給紙された後方の用紙の前端部を上側の位置又は下側
の位置に変位させることにより、選択されている処理に
応じて前方の用紙の後端部の上方又は下方に後方の用紙
の前端部を確実に導くことができる。
【0140】(15)用紙収納位置から連続して給紙された
複数の用紙を複数の分離搬送路のそれぞれに順に導き、
各分離搬送路を経由して搬送した後に画像形成部の手前
で後端多重処理又は前端多重処理の選択状況に応じて重
ね合わせることにより、複数枚の用紙を後端多重処理又
は前端多重処理に適合した状態で重ね合わされて画像形
成部に搬送することができるとともに、複数枚の用紙を
順次給紙する時間的な間隔を十分に短くして、画像形成
作業時間を短時間化することができる。
【0141】(16)分離搬送路と画像形成部との間に配置
された重ね合わせ部材を介して、後端多重処理又は前端
多重処理の選択状況に応じて前方の用紙の後端部を後方
の用紙の前端部の下方又は上方に移動させることによ
り、各分離搬送路を経由して搬送された前後の用紙を後
端多重処理又は前端多重処理に適合した状態で正確に重
ね合わせて画像形成部に導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る画像形成装置である
ディジタル複写機の構成を示す図である。
【図2】上記ディジタル複写機における用紙の搬送状態
を説明する図である。
【図3】上記ディジタル複写機における用紙搬送部の給
紙搬送路近傍の構成を示す図である。
【図4】上記ディジタル複写機における用紙搬送部の主
搬送路近傍の構成を示す図である。
【図5】上記ディジタル複写機の制御部における処理手
順の一部を示すフローチャートである。
【図6】上記ディジタル複写機の制御部における多重処
理時の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】上記制御部における多重処理に含まれる多重画
像データ作成処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】上記制御部における多重処理に含まれる用紙給
紙処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】上記制御部における多重処理に含まれる画像形
成処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】上記画像形成処理における用紙の搬送状態を
示す図である。
【図11】上記制御部における多重処理に含まれる画像
定着処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】上記画像定着処理における用紙の搬送状態を
示す図である。
【図13】この発明の別の実施形態に係るディジタル複
写機の制御部の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】この発明の実施形態に係るディジタル複写機
における後端多重処理時の画像データ、及び、用紙の搬
送状態を示す図である。
【図15】同前端多重処理時の画像データ、及び、用紙
の搬送状態を示す図である。
【図16】同後端多重処理と前端多重処理との混合処理
時の画像データ、及び、用紙の搬送状態を示す図であ
る。
【図17】この発明のディジタル複写機の給紙部の第1
の構成例を示す図である。
【図18】この発明のディジタル複写機の給紙部の第2
の構成例を示す図である。
【図19】この発明のディジタル複写機の給紙部の第3
の構成例を示す図である。
【図20】この発明のディジタル複写機の給紙部の第4
の構成例を示す図である。
【図21】この発明のディジタル複写機の給紙部の第5
の構成例を示す図である。
【図22】この発明のディジタル複写機の給紙部の第6
の構成例を示す図である。
【図23】この発明のディジタル複写機の給紙部の第1
の構成例における混合処理時の給紙状態を示す図であ
る。
【図24】この発明のディジタル複写機の用紙搬送部の
別の例における給紙カセット(用紙収納位置)側の構成
を示す図である。
【図25】同用紙搬送部における分離爪の配置状態を示
す平面図である。
【図26】同用紙搬送部の画像形成部側の構成を示す図
である。
【図27】同用紙搬送部における重ね合わせ爪の動作を
示す図である。
【符号の説明】
1−ディジタル複写機(画像形成装置) 2−画像読取部 3−画像形成部 4−周紙搬送部 31−感光体ドラム 35−転写器 37−可変速ベルト(分離搬送手段) 41−給紙カセット(給紙部) 43−ピックアップローラ(給紙手段) 44−給紙ローラ(給紙手段) 45−レジストローラ(調整手段) 46−定着ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/14 H04N 1/00 E 5C062 15/36 108M 5C076 H04N 1/00 1/38 108 G03G 21/00 372 1/38 382 (72)発明者 米谷 善文 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 関野 秀樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 五味 政幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 北尻 正広 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 加藤 竹博 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 中島 範智 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 木下 浩樹 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 西本 吉男 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 佐藤 之也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DC07 DC10 DE02 DE03 DE07 ED16 EE02 EE03 EE06 FA11 FD01 FD08 ZA07 2H072 AA07 AA16 AA24 AB07 3F053 EA05 EC02 EC06 ED29 3F101 LA07 LB03 3F343 FA02 FB02 GA01 GB01 GC01 GD01 JA01 KA04 KA13 MB04 MB13 MC06 5C062 AB22 AB30 AB32 AC12 AC15 AC24 BA04 5C076 AA03 BA02 CA09

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続して画像形成すべき複数の画像データ
    のそれぞれにおける用紙搬送方向の前端側又は後端側の
    余白部分を削除して画像形成部に供給するとともに、削
    除した余白部分の用紙搬送方向の長さにわたって重なり
    合った多重状態で複数枚の用紙を画像形成部に搬送する
    ように用紙搬送部を動作させる制御部を設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記制御部が、互いに前後して画像形成さ
    れる画像データのうち前方の画像データにおける後端側
    の余白部分を削除して複数の画像データを画像形成部に
    供給するとともに、互いに前後して搬送される用紙のう
    ち前方の用紙の後端部上に後方の用紙の前端部を重ねた
    状態で複数枚の用紙を搬送する後端多重処理を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記制御部が、互いに前後して画像形成さ
    れる画像データのうち後方の画像データにおける前端側
    の余白部分を削除して複数の画像データを画像形成部に
    供給するとともに、互いに前後して搬送される用紙のう
    ち後方の用紙の前端部上に前方の用紙の後端部を重ねた
    状態で複数枚の用紙を搬送する前端多重処理を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記制御部が、選択操作に基づいて請求項
    2に記載の後端多重処理、又は、請求項3に記載の前端
    多重処理のいずれかを実行することを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記制御部が、名画像データにおける余白
    部分の形成状態に応じて、請求項2に記載の後端多重処
    理、又は、請求項3に記載の前端多重処理のいずれかを
    選択的に実行することを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】前記用紙搬送部が、給紙部から複数枚の用
    紙を搬送方向に一定量ずつ重ね合わせて給紙する給紙手
    段と、給紙部と画像形成部との間において各用紙の重ね
    合わせ量を調整する調整手段と、によって構成され、前
    記制御部が、画像データから削除した余白部分の用紙搬
    送方向の長さに応じて調整手段を動作させることを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】前記調整手段が、用紙収納位置に収納され
    ている周紙の上面に対して接離自在にされ、複数の給紙
    速度の何れかによって用紙を給紙する給紙ローラである
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記画像形成部において用紙上に画像を転
    写する転写位置と転写位置を通過した用紙を加熱及び加
    圧する定着位置との間に、互いに前後する用紙を分離し
    て搬送する分離搬送手段を備えたことを特徴とする請求
    項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記分離搬送手段が、各用紙の後端が転写
    位置を通過した時から名用紙の前端が定着位置に達する
    までの間において、転写位置における用紙搬送速度より
    高速で用紙を搬送することを特徴とする請求項8に記載
    の画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記分離搬送手段が、各用紙の後端が転
    写位置を通過した時から各用紙の前端が定着位置に達す
    るまでの間における用紙搬送速度を画像データから削除
    した余白部分の用紙搬送方向の長さに応じて増減するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】前記用紙搬送部が、請求項2に記載の後
    端多重処理又は請求項3に記載の前端多重処理の選択状
    況に応じて用紙収納位置に収納されている用紙の上下方
    向の給紙位置を制御する給紙位置制御部材を含むことを
    特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】前記給紙位置制御部材が、請求項2に記
    載の後端多重処理又は請求項3に記載の前端多重処理の
    選択状況に応じて用紙収納位置から出紙した後方の用紙
    の前端部を前方の用紙の後端部の上側又は下側に選択的
    に導くことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】前記給紙位置制御部材が、請求項2に記
    載の後端多重処理又は請求項3に記載の前端多重処理の
    選択状況に応じて用紙収納位置からの後方の用紙の出紙
    時に前方の用紙の後端部を下方又は上方に移動させるこ
    とを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】前記給紙位置制御部材が、請求項2に記
    載の後端多重処理又は請求項3に記載の前端多重処理の
    選択状況に応じて用紙収納位置からの後方の用紙の出紙
    時に後方の用紙の前端部を上方又は下方に移動させるこ
    とを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】前記用紙搬送部が、用紙収納位置と画像
    形成部との間に互いに分離した少なくとも2つの分離搬
    送路を構成し、分離搬送路と用紙収納位置との間におい
    て用紙を各分離搬送路に交互に導く分離爪を備えるとと
    もに、分離搬送路と画像形成部との間において請求項2
    に記載の後端多重処理又は請求項3に記載の前端多重処
    理の選択状況に応じて一方の分離搬送路を通過した用紙
    の後端部の上側又は下側に他方の分離搬送路を通過した
    用紙の前端部を導く重ね合わせ部材を備えたことを特徴
    とする請求項11に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】前記重ね合わせ部材は、請求項2に記載
    の後端多重処理が選択されている場合に一方の分離搬送
    路を経由して搬送された前方の用紙の後端部を他方の分
    離搬送路を経由して搬送された後方の用紙の前端部より
    下方に押し下げ、請求項3に記載の前端多重処理が選択
    されている場合に一方の分離搬送路を経由して搬送され
    た前方の用紙の後端部を他方の分離搬送路を経路して搬
    送された後方の用紙の前端部よりも上方に持ち上げるこ
    とを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
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