JP2001321020A - 魚類捕獲籠 - Google Patents
魚類捕獲籠Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 魚類捕獲籠により捕獲した魚類を逃が
さず漁獲効率を上げる。 【解決手段】角、円或はドーム型フレームに魚網を包着
して籠体を形成し,該籠体の一部に開口部9を設けて円
周から円中心方向への縮性、また円中心から円周方向へ
の拡性性質を持つ網筒16を挿着して、該網筒の中間に
開口保持枠11か、糸で網筒円下半部に糸を通して網筒
幅を固定し,その位置から相対するフレームに糸で緊縛
して,網筒を籠内に安定配置し,網筒の開口部方向へ魚
類誘導道10を,籠内方向へ遊動自立している魚類逆行
阻止部12を形成した魚類捕獲籠1で,さらに魚類逆行
阻止部に関しては,捕獲目的の魚類に準じて,網筒の縮
性性質を利用して籠内の網筒先端を閉口状態に保ち網筒
籠内先端そのものが魚類逆行阻止部となるよう設計され
ても良く,何れの魚類逆行阻止部も捕獲された魚類が侵
入経路を逆行して逃げるのをふさいでいる魚類捕獲籠で
ある。
さず漁獲効率を上げる。 【解決手段】角、円或はドーム型フレームに魚網を包着
して籠体を形成し,該籠体の一部に開口部9を設けて円
周から円中心方向への縮性、また円中心から円周方向へ
の拡性性質を持つ網筒16を挿着して、該網筒の中間に
開口保持枠11か、糸で網筒円下半部に糸を通して網筒
幅を固定し,その位置から相対するフレームに糸で緊縛
して,網筒を籠内に安定配置し,網筒の開口部方向へ魚
類誘導道10を,籠内方向へ遊動自立している魚類逆行
阻止部12を形成した魚類捕獲籠1で,さらに魚類逆行
阻止部に関しては,捕獲目的の魚類に準じて,網筒の縮
性性質を利用して籠内の網筒先端を閉口状態に保ち網筒
籠内先端そのものが魚類逆行阻止部となるよう設計され
ても良く,何れの魚類逆行阻止部も捕獲された魚類が侵
入経路を逆行して逃げるのをふさいでいる魚類捕獲籠で
ある。
Description
【0001】。
【産業上の利用分野】本発明は漁業において各種魚類や
蛸を捕獲するために使用される魚類捕獲籠に関するもの
である
蛸を捕獲するために使用される魚類捕獲籠に関するもの
である
【0002】
【従来の技術】従来この種の魚類捕獲籠として金属、プ
ラスチックあるいは木材などのドーム型、円筒型のフレ
ーム外周全体を魚網で包着して籠体をなし、同籠体の一
部を開口し、糸、ロープなどで結着、他方をそれぞれ相
対するフレームの一部に緊張し開口部から網筒間におい
て魚類誘導道を設置したものがあり、捕獲された魚の取
りだし口としてドーム、角型においては基部フレームと
基部フレームに接する他の骨体フレームとをフックによ
り脱着自在にし、又円筒形籠においては円筒形籠の円形
の中心にループを取り付け同ループにロープを通して巾
着式に口を開閉して魚類取りだし口とするようになって
いた。
ラスチックあるいは木材などのドーム型、円筒型のフレ
ーム外周全体を魚網で包着して籠体をなし、同籠体の一
部を開口し、糸、ロープなどで結着、他方をそれぞれ相
対するフレームの一部に緊張し開口部から網筒間におい
て魚類誘導道を設置したものがあり、捕獲された魚の取
りだし口としてドーム、角型においては基部フレームと
基部フレームに接する他の骨体フレームとをフックによ
り脱着自在にし、又円筒形籠においては円筒形籠の円形
の中心にループを取り付け同ループにロープを通して巾
着式に口を開閉して魚類取りだし口とするようになって
いた。
【0003】しかしかかる魚類捕獲籠は使用時において
次のような問題を有していた、即ち、海底に設置した
時、籠内から開口部方向への潮流や魚類による力を受け
た時魚類誘導道は籠内から開口部方向に折れ曲がって畳
まれた状態になり、魚類誘導道が開口して捕獲した魚類
が侵入経路を逆行して逃げてしまう恐れがあった。
次のような問題を有していた、即ち、海底に設置した
時、籠内から開口部方向への潮流や魚類による力を受け
た時魚類誘導道は籠内から開口部方向に折れ曲がって畳
まれた状態になり、魚類誘導道が開口して捕獲した魚類
が侵入経路を逆行して逃げてしまう恐れがあった。
【0004】かかる問題を解決するために、たとえば特
開平−9−215463号公報に開示される魚類捕獲籠
が提案されている。
開平−9−215463号公報に開示される魚類捕獲籠
が提案されている。
【0005】この魚類捕獲籠は略円形の基部環状フレー
ムに複数のフレームを組み合わせ、同複数フレームを前
後回動自在にし、同基部環状フレームと複数のフレーム
を魚網で包着し籠体を形成、同籠体の側面の一部を開口
し、その開口部籠内方向に網筒を連結させ、同網筒の中
間に開口保持枠を取り付けて開口部から保持枠間におい
て魚類誘導道を設置、又開口保持枠と籠内網筒先端間の
網体の中心位置の左右をそれぞれ糸で結着し、他端を相
対するフレームの一部に緊張することにより、網筒を籠
内において固着配置し、開口保持枠と網筒籠内先端にお
いて魚類戻らず部を形成したものであった。
ムに複数のフレームを組み合わせ、同複数フレームを前
後回動自在にし、同基部環状フレームと複数のフレーム
を魚網で包着し籠体を形成、同籠体の側面の一部を開口
し、その開口部籠内方向に網筒を連結させ、同網筒の中
間に開口保持枠を取り付けて開口部から保持枠間におい
て魚類誘導道を設置、又開口保持枠と籠内網筒先端間の
網体の中心位置の左右をそれぞれ糸で結着し、他端を相
対するフレームの一部に緊張することにより、網筒を籠
内において固着配置し、開口保持枠と網筒籠内先端にお
いて魚類戻らず部を形成したものであった。
【0006】略円形の基部環状フレームに複数のフレー
ムを組み合わせ、同複数フレームを前後回動自在にし、
同基部環状フレームと複数のフレームを魚網で包着し籠
体を形成、同籠体の側面の一部を開口し、その開口部籠
内方向に網筒を連結させ、同網筒の中間に網筒上半部に
置いて魚類が網筒を通過する際容易に通過できるよう十
二分なゆとりをもたせ、網筒下半部に糸を通して該糸の
両端を相対するフレームに緊縛することにより、魚類誘
導道を開口部より籠内に安定配置した魚類捕獲籠もあっ
た。
ムを組み合わせ、同複数フレームを前後回動自在にし、
同基部環状フレームと複数のフレームを魚網で包着し籠
体を形成、同籠体の側面の一部を開口し、その開口部籠
内方向に網筒を連結させ、同網筒の中間に網筒上半部に
置いて魚類が網筒を通過する際容易に通過できるよう十
二分なゆとりをもたせ、網筒下半部に糸を通して該糸の
両端を相対するフレームに緊縛することにより、魚類誘
導道を開口部より籠内に安定配置した魚類捕獲籠もあっ
た。
【0007】略円形の基部環状フレームに複数のフレー
ムを組み合わせ、同複数フレームを前後回動自在にし、
同基部環状フレームと複数のフレームを魚網で包着し籠
体を形成、同籠体の側面の一部を開口し、その開口部籠
内方向に網筒を連結させ、該網筒籠内先端付近の網筒の
下半部に糸を通し、該糸の両端を相対するフレームに緊
縛して魚類誘導道を籠内で安定配置し、同網筒の籠内先
端が籠内で垂れ下がるように設計され捕獲した魚類が逃
げ出さないように魚類戻らず部を設置した通称垂れ口付
魚類捕獲籠と呼ばれるものがあった。
ムを組み合わせ、同複数フレームを前後回動自在にし、
同基部環状フレームと複数のフレームを魚網で包着し籠
体を形成、同籠体の側面の一部を開口し、その開口部籠
内方向に網筒を連結させ、該網筒籠内先端付近の網筒の
下半部に糸を通し、該糸の両端を相対するフレームに緊
縛して魚類誘導道を籠内で安定配置し、同網筒の籠内先
端が籠内で垂れ下がるように設計され捕獲した魚類が逃
げ出さないように魚類戻らず部を設置した通称垂れ口付
魚類捕獲籠と呼ばれるものがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記特開平−9
−215463号公報に開示される捕獲籠においても、
なお以下の課題を有していた。 この籠は略円形の基部
環状フレームに複数のフレームを組み合わせ同複数のフ
レームを前後回動自在にし、同基部環状フレームと複数
のフレームを魚網で包着し籠体を形成、同籠体の側面の
一部を開口し、その開口部籠内方向に網筒を連結させ、
同網筒の中間に開口保持枠を取り付けて開口部から保持
枠間において魚類誘導道を設置、又開口保持枠と籠内網
筒先端間の網体の中心の左右をそれぞれ糸で結着し、他
端を相対するフレームの一部に緊張することにより、網
筒を籠内において固着配置したもので網筒先端と開口保
持枠間の中心位置より相対するフレームに糸で緊張する
ことにより捕獲した魚類の戻らず部を形成していた。
−215463号公報に開示される捕獲籠においても、
なお以下の課題を有していた。 この籠は略円形の基部
環状フレームに複数のフレームを組み合わせ同複数のフ
レームを前後回動自在にし、同基部環状フレームと複数
のフレームを魚網で包着し籠体を形成、同籠体の側面の
一部を開口し、その開口部籠内方向に網筒を連結させ、
同網筒の中間に開口保持枠を取り付けて開口部から保持
枠間において魚類誘導道を設置、又開口保持枠と籠内網
筒先端間の網体の中心の左右をそれぞれ糸で結着し、他
端を相対するフレームの一部に緊張することにより、網
筒を籠内において固着配置したもので網筒先端と開口保
持枠間の中心位置より相対するフレームに糸で緊張する
ことにより捕獲した魚類の戻らず部を形成していた。
【0009】しかし同捕獲籠が海底で実施された場合、
開口部から籠内方向に潮流が流れた場合、潮流が強い時
には同魚類戻らず部はこいのぼりの吹流しのような状態
で開口してしまい戻らず部としての働きを喪失してしま
うことになる。
開口部から籠内方向に潮流が流れた場合、潮流が強い時
には同魚類戻らず部はこいのぼりの吹流しのような状態
で開口してしまい戻らず部としての働きを喪失してしま
うことになる。
【0010】又潮流が逆行した場合、若干の効果はある
物の同戻らず部は糸の結着部を基点として開口部方向に
折れ曲がることとなり、結局開口することとなって、こ
れもまた戻らず部としての役割を果たし得なくなる可能
性があった。
物の同戻らず部は糸の結着部を基点として開口部方向に
折れ曲がることとなり、結局開口することとなって、こ
れもまた戻らず部としての役割を果たし得なくなる可能
性があった。
【0011】魚類が容易に侵入するように魚類誘導道で
ある十二分なゆとりを持つ網筒籠内先端を有している魚
類捕獲籠においても、また魚類誘導道である網筒籠内先
端を籠内で垂れ下がるように設計して魚類戻らず部を形
成されている魚類捕獲籠の何れの魚類捕獲籠において
も、潮流か魚類捕獲籠の開口部より籠内方向に流れた場
合においては、該網筒籠内先端はこいのぼりの吹流し状
態になって開口してしまい、せっかく捕獲した魚類が再
び進入経路を逆行して逃げてしまう恐れがある。
ある十二分なゆとりを持つ網筒籠内先端を有している魚
類捕獲籠においても、また魚類誘導道である網筒籠内先
端を籠内で垂れ下がるように設計して魚類戻らず部を形
成されている魚類捕獲籠の何れの魚類捕獲籠において
も、潮流か魚類捕獲籠の開口部より籠内方向に流れた場
合においては、該網筒籠内先端はこいのぼりの吹流し状
態になって開口してしまい、せっかく捕獲した魚類が再
び進入経路を逆行して逃げてしまう恐れがある。
【0012】このようにして開口しやすい魚類戻らず部
は、魚類戻らず部としての機能が期待できず、捕獲した
魚が再び魚類もどらず部から誘導道と開口部を逆行して
逃げてしまう恐れがあり魚のみならず、特に蛸の場合に
おいてはアメーバのように自体の体を自在に変化さし
め、足先を触手のようにのばしてつたいながら移動する
習性があるために蛸の足がこの開口してしまったわずか
な隙間にかかった場合、自体を自在に変化させて逃げ出
し,又穴子においてもその強い尾の先で出口を探し逃だ
してしまう可能性がある。
は、魚類戻らず部としての機能が期待できず、捕獲した
魚が再び魚類もどらず部から誘導道と開口部を逆行して
逃げてしまう恐れがあり魚のみならず、特に蛸の場合に
おいてはアメーバのように自体の体を自在に変化さし
め、足先を触手のようにのばしてつたいながら移動する
習性があるために蛸の足がこの開口してしまったわずか
な隙間にかかった場合、自体を自在に変化させて逃げ出
し,又穴子においてもその強い尾の先で出口を探し逃だ
してしまう可能性がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】金属、プラスティック、
木材により円筒型、角筒型、ドーム型などの籠体フレー
ムを形成し、該フレームの外周に魚網を張設してなる魚
類捕獲籠において、前記魚類捕獲籠の胴部側面の一部に
開口部を設け、この開口部に円周から中心方向への縮性
性質、また中心から円周方向への拡性性質を有する魚類
誘導網筒を魚類捕獲籠内に突出状に配置して、該魚類誘
導網筒の中間部に開口保持枠を嵌装固定し、該開口保持
枠を相対するフレームに緊縛することにより、魚類誘導
網筒の開口部から開口保持枠間の前半部を魚類などの侵
入部となして固定配置することと共に、開口保持枠から
籠内方向の後半部において、垂れ下がらない程度の長さ
の略円または多角錐形自立遊動部である魚類逆行阻止部
を捕獲籠内で形成しているか、または開口保持枠の代用
として網筒中間部に網筒下半部に糸を通して網筒左右両
端を糸で結着網筒の幅を固定し、該糸の両端を延伸して
相対するフレームに結着緊縛して籠内に安定配置して、
網筒に通された糸の位置から網筒籠内先端において垂れ
下がらない程度の遊動自立した魚類逆行阻止部を有して
いるか、または金属、プラスティック、木材により円筒
型、角筒型、ドーム型などの籠体フレームを形成し、該
フレームの外周に魚網を張設してなる魚類捕獲籠におい
て、前記魚類捕獲籠の胴部側面の一部に開口部を設け、
この開口部に円周から中心方向への縮性性質、また中心
から円周方向への拡性性質を有する誘導網筒を魚類捕獲
籠内に突出状に配置して、該誘導網筒の網筒籠内先端の
網筒下半部に糸を通して網筒左右両端を糸で結着網筒の
幅を固定し、該網筒の円周から中心方向への縮性性質を
利用して該網筒上半部が糸の通された下半部にできるだ
け密着して閉口状態を保つよう形成された網筒先端にお
いて魚類逆行阻止部を有していることを特徴としている
魚類捕獲籠に係るものである。
木材により円筒型、角筒型、ドーム型などの籠体フレー
ムを形成し、該フレームの外周に魚網を張設してなる魚
類捕獲籠において、前記魚類捕獲籠の胴部側面の一部に
開口部を設け、この開口部に円周から中心方向への縮性
性質、また中心から円周方向への拡性性質を有する魚類
誘導網筒を魚類捕獲籠内に突出状に配置して、該魚類誘
導網筒の中間部に開口保持枠を嵌装固定し、該開口保持
枠を相対するフレームに緊縛することにより、魚類誘導
網筒の開口部から開口保持枠間の前半部を魚類などの侵
入部となして固定配置することと共に、開口保持枠から
籠内方向の後半部において、垂れ下がらない程度の長さ
の略円または多角錐形自立遊動部である魚類逆行阻止部
を捕獲籠内で形成しているか、または開口保持枠の代用
として網筒中間部に網筒下半部に糸を通して網筒左右両
端を糸で結着網筒の幅を固定し、該糸の両端を延伸して
相対するフレームに結着緊縛して籠内に安定配置して、
網筒に通された糸の位置から網筒籠内先端において垂れ
下がらない程度の遊動自立した魚類逆行阻止部を有して
いるか、または金属、プラスティック、木材により円筒
型、角筒型、ドーム型などの籠体フレームを形成し、該
フレームの外周に魚網を張設してなる魚類捕獲籠におい
て、前記魚類捕獲籠の胴部側面の一部に開口部を設け、
この開口部に円周から中心方向への縮性性質、また中心
から円周方向への拡性性質を有する誘導網筒を魚類捕獲
籠内に突出状に配置して、該誘導網筒の網筒籠内先端の
網筒下半部に糸を通して網筒左右両端を糸で結着網筒の
幅を固定し、該網筒の円周から中心方向への縮性性質を
利用して該網筒上半部が糸の通された下半部にできるだ
け密着して閉口状態を保つよう形成された網筒先端にお
いて魚類逆行阻止部を有していることを特徴としている
魚類捕獲籠に係るものである。
【0014】自立遊動部とは開口保持枠、または網筒下
半部に糸を通して網筒の籠内における幅を固定された位
置から網筒籠内先端間において、網筒円周から網筒円中
心方向への縮性性質のまま突出状態を維持し、海流の変
化その他外的力の作用に追随して、その形状である略円
または多角錐形を保ちながら浮遊動し得るものであれば
その目的を達するものである。
半部に糸を通して網筒の籠内における幅を固定された位
置から網筒籠内先端間において、網筒円周から網筒円中
心方向への縮性性質のまま突出状態を維持し、海流の変
化その他外的力の作用に追随して、その形状である略円
または多角錐形を保ちながら浮遊動し得るものであれば
その目的を達するものである。
【0015】円周から円中心方向に縮性性質を有し、さ
らに円中心部から円周方向への拡性性質を有して、かつ
自立遊動性の魚類誘導網筒を構成する材料として市場で
一般に販売され経済性もよいことから一本糸で製網され
たテグス製魚網が最適と考えるが、円周方向から円中心
方向への縮性性質および円中心から円周方向への拡性性
質があればどのような材料ででも本発明の目的とする魚
類逆行阻止部を構成し得るものである。
らに円中心部から円周方向への拡性性質を有して、かつ
自立遊動性の魚類誘導網筒を構成する材料として市場で
一般に販売され経済性もよいことから一本糸で製網され
たテグス製魚網が最適と考えるが、円周方向から円中心
方向への縮性性質および円中心から円周方向への拡性性
質があればどのような材料ででも本発明の目的とする魚
類逆行阻止部を構成し得るものである。
【0016】本発明で魚類が開口部より魚類誘導道、魚
類逆行阻止部を通過して捕獲籠内に捕獲されるのである
が、円中心部から円周方向に拡性のある逆行阻止部奪通
過する際に、後退できない魚の習性上前進するしかなく
その時に円中心部より円周方向への拡性性質を有する籠
内先端を押し広げて籠内に入り魚類が通過後その網筒籠
内先端は、円周から円中心方向への縮性の性質で再び原
型復帰し魚類逆行阻止部である籠内先端は閉口すること
となり、捕獲した魚類が再び侵入経路を逆行して逃げ出
すのを防ぎ、魚類捕獲籠による魚類捕獲効率を上げるこ
ととなる。
類逆行阻止部を通過して捕獲籠内に捕獲されるのである
が、円中心部から円周方向に拡性のある逆行阻止部奪通
過する際に、後退できない魚の習性上前進するしかなく
その時に円中心部より円周方向への拡性性質を有する籠
内先端を押し広げて籠内に入り魚類が通過後その網筒籠
内先端は、円周から円中心方向への縮性の性質で再び原
型復帰し魚類逆行阻止部である籠内先端は閉口すること
となり、捕獲した魚類が再び侵入経路を逆行して逃げ出
すのを防ぎ、魚類捕獲籠による魚類捕獲効率を上げるこ
ととなる。
【0017】又籠内に捕獲された魚類が外に出ようとし
ても、開口保持枠に連結した逆行阻止部における籠内先
端は円または多角錐形柱の頂点となるため押し広げなく
てはならず魚類は円錐形柱の頂点で鼻先をこつかれる状
態になりその意志を妨げられる。
ても、開口保持枠に連結した逆行阻止部における籠内先
端は円または多角錐形柱の頂点となるため押し広げなく
てはならず魚類は円錐形柱の頂点で鼻先をこつかれる状
態になりその意志を妨げられる。
【0018】網筒中間部に保持枠を嵌挿して、該保持枠
から網筒籠内先端間において遊動自立の魚類逆行阻止部
を有している魚類捕獲籠、および網筒籠内先端あるいは
網筒籠内先端の網筒の下半部に糸を通して網筒の幅を固
定し、該網筒幅固定位置より網筒籠内先端間において遊
動自立部である魚類逆行阻止部を有する何れの魚類捕獲
籠においても、網筒先端は、潮流の力、また魚類が逃げ
ようとして籠内から加える力に対して、円周から円中心
方向への縮性性質により、閉口状態を保ちながら開口す
ることはなく、そのまま籠内で折れ曲がる。
から網筒籠内先端間において遊動自立の魚類逆行阻止部
を有している魚類捕獲籠、および網筒籠内先端あるいは
網筒籠内先端の網筒の下半部に糸を通して網筒の幅を固
定し、該網筒幅固定位置より網筒籠内先端間において遊
動自立部である魚類逆行阻止部を有する何れの魚類捕獲
籠においても、網筒先端は、潮流の力、また魚類が逃げ
ようとして籠内から加える力に対して、円周から円中心
方向への縮性性質により、閉口状態を保ちながら開口す
ることはなく、そのまま籠内で折れ曲がる。
【0019】網筒中間部に保持枠を嵌挿して、該保持枠
から網筒籠内先端間において遊動自立の魚類逆行阻止部
を有している魚類捕獲籠の魚類逆行阻止部は一定の長さ
のある略円または多角錐形柱で浮遊動自立をしており、
また網筒の下半部に糸を通して網筒の幅を固定し、該網
筒幅固定位置より網筒籠内先端間において浮遊動自立し
ている魚類逆行阻止部を形成している魚類捕獲籠の籠内
先端もまた屋根の尾根状の形状を保ちながら糸で幅を固
定された位置から籠内先端までの間で一定の長さを保ち
ながら浮遊動自立しており、網筒の円周から円中心方向
への縮性性質により、潮流や魚類が逃げようとする籠内
から開口部方向へ加える力に対し魚類逆行阻止部は開口
することなくそのまま籠内で折れ曲がる。
から網筒籠内先端間において遊動自立の魚類逆行阻止部
を有している魚類捕獲籠の魚類逆行阻止部は一定の長さ
のある略円または多角錐形柱で浮遊動自立をしており、
また網筒の下半部に糸を通して網筒の幅を固定し、該網
筒幅固定位置より網筒籠内先端間において浮遊動自立し
ている魚類逆行阻止部を形成している魚類捕獲籠の籠内
先端もまた屋根の尾根状の形状を保ちながら糸で幅を固
定された位置から籠内先端までの間で一定の長さを保ち
ながら浮遊動自立しており、網筒の円周から円中心方向
への縮性性質により、潮流や魚類が逃げようとする籠内
から開口部方向へ加える力に対し魚類逆行阻止部は開口
することなくそのまま籠内で折れ曲がる。
【0020】又、魚類捕獲籠を海底で設置した場合、潮
流が開口部から籠内方向に流れる時においては、魚類逆
行阻止部の籠内先端は円周から円中心方向への縮性質と
余剰ゆとりの除去の相乗効果により潮流の力による開口
を最小限度にくいとめることができる。
流が開口部から籠内方向に流れる時においては、魚類逆
行阻止部の籠内先端は円周から円中心方向への縮性質と
余剰ゆとりの除去の相乗効果により潮流の力による開口
を最小限度にくいとめることができる。
【0021】又魚類逆行阻止部が潮流に逆らって設置さ
れるような場合でも魚類逆行阻止部は、それを形成する
網筒の円周から円中心方向への縮性のある略円または角
錐形柱の頂点であるか、しっかり閉口した屋根の尾根状
の形状を維持しているため、水力への抵抗をも又最小限
度にくいとめることができる。
れるような場合でも魚類逆行阻止部は、それを形成する
網筒の円周から円中心方向への縮性のある略円または角
錐形柱の頂点であるか、しっかり閉口した屋根の尾根状
の形状を維持しているため、水力への抵抗をも又最小限
度にくいとめることができる。
【0022】潮流の力が耐えられぬほど大きいものであ
る時も魚類逆行阻止部は一定の長さのある略円または多
角錐形柱形状か、あるいは屋根形状で浮遊動自立状態で
魚類捕獲籠内で設置されているため開口せずそのまま籠
内で折れ曲がる。
る時も魚類逆行阻止部は一定の長さのある略円または多
角錐形柱形状か、あるいは屋根形状で浮遊動自立状態で
魚類捕獲籠内で設置されているため開口せずそのまま籠
内で折れ曲がる。
【0023】このようにしていかなる状況においても、
いずれの魚類捕獲籠の逆行阻止部は魚類捕獲籠内におい
てその開口率を最小限度にくいとめ捕獲した魚類を再度
逃がさないようにしている。
いずれの魚類捕獲籠の逆行阻止部は魚類捕獲籠内におい
てその開口率を最小限度にくいとめ捕獲した魚類を再度
逃がさないようにしている。
【0024】
【実施例】以下図示の実施例に基づいて本発明を説明す
る。図において、魚類捕獲籠1はドーム型の魚類捕獲籠
の例を示すもので、籠の底を構成する基部環状フレーム
3を有しこの中央部に補強フレーム4を設け前記補強フ
レーム4にフレーム5、6、7の先端を巻きつけ回動自
在に取りつけ魚類捕獲籠1を構成している。
る。図において、魚類捕獲籠1はドーム型の魚類捕獲籠
の例を示すもので、籠の底を構成する基部環状フレーム
3を有しこの中央部に補強フレーム4を設け前記補強フ
レーム4にフレーム5、6、7の先端を巻きつけ回動自
在に取りつけ魚類捕獲籠1を構成している。
【0025】基部環状フレーム3、梁フレーム4に魚網
2aを張設、基部環状フレーム3のフレーム5に接する
位置に金具8を取り付け、同基部環状フレームあ3とフ
レーム5とを着脱可にして籠の立体状態を維持したり、
又魚類の取り出し口を形成する。
2aを張設、基部環状フレーム3のフレーム5に接する
位置に金具8を取り付け、同基部環状フレームあ3とフ
レーム5とを着脱可にして籠の立体状態を維持したり、
又魚類の取り出し口を形成する。
【0026】一方、魚類捕獲籠1、1aとしてのドーム
胴部2cを形成するために、フレーム5に相対する基部
環状フレーム3とフレーム5、6、7、を魚網2bで張
設、捕獲籠体を構成するのであるが、魚類と取りだし口
とするためフレーム5と金具のある基部環状フレーム3
の前半部は連結して包着しない。
胴部2cを形成するために、フレーム5に相対する基部
環状フレーム3とフレーム5、6、7、を魚網2bで張
設、捕獲籠体を構成するのであるが、魚類と取りだし口
とするためフレーム5と金具のある基部環状フレーム3
の前半部は連結して包着しない。
【0027】捕獲籠体の胴部2cの一部に少なくとも一
個の開口部9を設け、該開口部9に円周から中心方向へ
の縮性性質を、また円中心から円周方向に拡性性質を有
する略円または多角筒形網筒16を取りつけその中間に
開口保持枠11を嵌挿し、該開口保持枠左右両端に糸1
4a、14bを結着し、他端を開口部9に相対するフレ
ーム7上随意の位置に糸、ロープ等で緊張緊縛すること
により網筒を籠内で固定し、同時に開口部9と開口保持
枠11間において網筒状魚類誘導道10を形成する。
個の開口部9を設け、該開口部9に円周から中心方向へ
の縮性性質を、また円中心から円周方向に拡性性質を有
する略円または多角筒形網筒16を取りつけその中間に
開口保持枠11を嵌挿し、該開口保持枠左右両端に糸1
4a、14bを結着し、他端を開口部9に相対するフレ
ーム7上随意の位置に糸、ロープ等で緊張緊縛すること
により網筒を籠内で固定し、同時に開口部9と開口保持
枠11間において網筒状魚類誘導道10を形成する。
【0028】魚類を誘導するために設置される網筒16
は網筒16の開口保持枠11設置位置から籠内方向の部
分で図4aに示すように魚類が通過するときに魚網の拡
伸性を利用して、必要なゆとりを持つ経路を形成するよ
うに、又余剰のゆとりは三角状に裁断除去し、その裁断
面を縫合して開口保持枠11から籠内方向に略円または
角錐形柱を形成、開口保持枠11から網筒の籠内先端1
3間において魚類逆行阻止部12を形成する。
は網筒16の開口保持枠11設置位置から籠内方向の部
分で図4aに示すように魚類が通過するときに魚網の拡
伸性を利用して、必要なゆとりを持つ経路を形成するよ
うに、又余剰のゆとりは三角状に裁断除去し、その裁断
面を縫合して開口保持枠11から籠内方向に略円または
角錐形柱を形成、開口保持枠11から網筒の籠内先端1
3間において魚類逆行阻止部12を形成する。
【0029】さらに付言するならば、網筒16はそのま
までは余剰のゆとりを持つことになり、したがって、こ
の余剰ゆとりを図4−aにおいて符号18に示すように
逆行阻止部12において魚網が拡大した時に捕獲対象と
する魚類が通過するに必要なゆとり以上の余剰なゆとり
を経験的に得られる計算方法で除去される。
までは余剰のゆとりを持つことになり、したがって、こ
の余剰ゆとりを図4−aにおいて符号18に示すように
逆行阻止部12において魚網が拡大した時に捕獲対象と
する魚類が通過するに必要なゆとり以上の余剰なゆとり
を経験的に得られる計算方法で除去される。
【0030】即ち、図4に示すように網筒16の先端部
をその対向位置2ヶ所において、略三角形18に切除
し、縫合することによって、略円または角錐形の魚類逆
行阻止部12が形成されることとなる。
をその対向位置2ヶ所において、略三角形18に切除
し、縫合することによって、略円または角錐形の魚類逆
行阻止部12が形成されることとなる。
【0031】又開口保持枠11から網筒16の籠内先端
13間において、網筒16の籠内先端13の縮性が余剰
ゆとりを含まないくらい充分なものであれば、前記開口
保持枠11から籠内先端13間の網筒16を裁断除去し
なくても、その目的は達するものであり、除去する必要
は無いものとするが、いずれの方法を取るかは、使用者
の経験からくる判断に任されるものとなる。
13間において、網筒16の籠内先端13の縮性が余剰
ゆとりを含まないくらい充分なものであれば、前記開口
保持枠11から籠内先端13間の網筒16を裁断除去し
なくても、その目的は達するものであり、除去する必要
は無いものとするが、いずれの方法を取るかは、使用者
の経験からくる判断に任されるものとなる。
【0032】魚類逆行阻止部12が略円または角錐形柱
に形成されたと言っても、魚類の通過時においては、該
魚類逆行阻止部12を形成する網筒16の籠内先端13
は円中心部より円周方向への拡伸性質を有することによ
ってその通過を保証することになる。
に形成されたと言っても、魚類の通過時においては、該
魚類逆行阻止部12を形成する網筒16の籠内先端13
は円中心部より円周方向への拡伸性質を有することによ
ってその通過を保証することになる。
【0033】なお魚類逆行阻止部12の形成に際して、
前述の説明では対向位置2ヶ所を切断縫合したが、これ
に限定されるものではなく、一ヶ所、あるいは二ヶ所以
上の位置を切除し、縫合形成することも可能である。
前述の説明では対向位置2ヶ所を切断縫合したが、これ
に限定されるものではなく、一ヶ所、あるいは二ヶ所以
上の位置を切除し、縫合形成することも可能である。
【0034】この魚類逆行阻止部12は開口保持枠11
から籠内方向に向けて遊動自立の状態で略円または角錐
形を保たなければならず、魚類逆行阻止部としての働き
を要求されるものであり、そのために魚類逆行阻止部1
2の長さは開口保持枠11から籠内で折れ曲がることの
できる十分な長さを必要とし尚且つ垂れ下がらない範囲
の長さであることが必要である。
から籠内方向に向けて遊動自立の状態で略円または角錐
形を保たなければならず、魚類逆行阻止部としての働き
を要求されるものであり、そのために魚類逆行阻止部1
2の長さは開口保持枠11から籠内で折れ曲がることの
できる十分な長さを必要とし尚且つ垂れ下がらない範囲
の長さであることが必要である。
【0035】かかる構造において魚類捕獲籠1を組みた
てた時には、開口部9から開口保持枠11間の魚類誘導
道10を、また遊動自立状態で開口保持枠11から網筒
の籠内先端13間に魚類逆行阻止部12が順次籠内方向
に形成され、安定配置されることとなる。
てた時には、開口部9から開口保持枠11間の魚類誘導
道10を、また遊動自立状態で開口保持枠11から網筒
の籠内先端13間に魚類逆行阻止部12が順次籠内方向
に形成され、安定配置されることとなる。
【0036】なお、前述の実施例において網筒16の中
間部に開口保持枠を嵌挿して魚類逆行阻止部12を形成
するものであるが、即ち魚類誘導道10と魚類逆行阻止
部12を一体の魚網で構成しているが、両者を別体にし
て、円周方向から円中心方向への縮性性質また円中心か
ら円周方向への拡性性質を有し、かつ、自立性を有する
魚網に代わる他の材料によって製作される魚類逆行阻止
部12を開口保持枠11に固定するようにすることも、
本発明の技術思想を満足させるものである。
間部に開口保持枠を嵌挿して魚類逆行阻止部12を形成
するものであるが、即ち魚類誘導道10と魚類逆行阻止
部12を一体の魚網で構成しているが、両者を別体にし
て、円周方向から円中心方向への縮性性質また円中心か
ら円周方向への拡性性質を有し、かつ、自立性を有する
魚網に代わる他の材料によって製作される魚類逆行阻止
部12を開口保持枠11に固定するようにすることも、
本発明の技術思想を満足させるものである。
【0037】上記と同型のドーム型フレームに魚網2
a、2b、2cを包着した籠体の前部に開口部9を設
け、該開口部9に円周から円中心方向への縮性性質また
円中心から円周方向への拡性性質を有する網筒16を籠
内方向に設置し、該網筒16の籠内先端17もしくは先
端付近の下半部に糸14cを通し、糸が通されていない
上半部がその縮性性質により糸14cを通された網筒下
半部に引き寄せられ、網筒上半部と下半部が閉口した状
態になる幅で網筒の下半部の両端を通した糸の両端でそ
れぞれ結び、籠内先端における網筒の幅を固定する。
a、2b、2cを包着した籠体の前部に開口部9を設
け、該開口部9に円周から円中心方向への縮性性質また
円中心から円周方向への拡性性質を有する網筒16を籠
内方向に設置し、該網筒16の籠内先端17もしくは先
端付近の下半部に糸14cを通し、糸が通されていない
上半部がその縮性性質により糸14cを通された網筒下
半部に引き寄せられ、網筒上半部と下半部が閉口した状
態になる幅で網筒の下半部の両端を通した糸の両端でそ
れぞれ結び、籠内先端における網筒の幅を固定する。
【0038】網筒籠内先端17に通された糸14cの両
端を延伸して開口部に相対するフレームにそれぞれ14
a、14bで緊張緊縛することにより、該網筒16は魚
類捕獲籠1a内で網筒16全体が魚類誘導道となり、ま
た網筒籠内先端17はその円周から中心方向への縮性性
質により閉口状態を保ちながらそれ自身が魚類逆行阻止
部17を形成する。
端を延伸して開口部に相対するフレームにそれぞれ14
a、14bで緊張緊縛することにより、該網筒16は魚
類捕獲籠1a内で網筒16全体が魚類誘導道となり、ま
た網筒籠内先端17はその円周から中心方向への縮性性
質により閉口状態を保ちながらそれ自身が魚類逆行阻止
部17を形成する。
【0039】糸14cを通されて形成された魚類逆行阻
止部17は閉口状態を保っているものの、該網筒16は
中心から円周方向への拡性性質を有していることから、
魚類が網筒16を通過して魚類捕獲籠1aに入る際に
は、該網筒1の上半部は糸が通っていないため、魚類は
容易に押し広げて魚類捕獲籠1a内に侵入することがで
きて、魚類が通過後、円周から円中心方向への縮性性質
から直ちに原型復帰して閉口状態になる。
止部17は閉口状態を保っているものの、該網筒16は
中心から円周方向への拡性性質を有していることから、
魚類が網筒16を通過して魚類捕獲籠1aに入る際に
は、該網筒1の上半部は糸が通っていないため、魚類は
容易に押し広げて魚類捕獲籠1a内に侵入することがで
きて、魚類が通過後、円周から円中心方向への縮性性質
から直ちに原型復帰して閉口状態になる。
【0040】前記遊動自立の魚類逆行阻止部12を有す
る魚類捕獲籠1と網筒籠内先端17およびその付近に網
筒の下半部に糸14cを通して魚類捕獲籠1a内におけ
る網筒籠内先端17の幅を固定され、閉口状態を保つよ
うに設計された魚類逆行阻止部17を有する魚類捕獲籠
1aの何れを実施使用するにあったっては、捕獲しよう
とする魚類の種類によって実施者が随意決定するもので
ある。
る魚類捕獲籠1と網筒籠内先端17およびその付近に網
筒の下半部に糸14cを通して魚類捕獲籠1a内におけ
る網筒籠内先端17の幅を固定され、閉口状態を保つよ
うに設計された魚類逆行阻止部17を有する魚類捕獲籠
1aの何れを実施使用するにあったっては、捕獲しよう
とする魚類の種類によって実施者が随意決定するもので
ある。
【0041】以上の構成を有する本発明にかかわる魚類
捕獲籠1および1aにおいて、組み立てに際してフレー
ム5を回動させると魚網2bが引っ張られ魚網1bに結
着されたフレーム6、7、が連動して回動し、起立して
魚類捕獲籠1、1aを形成し、最終的に金具8でフレー
ム5が基部環状フレーム3に密着して固定される。
捕獲籠1および1aにおいて、組み立てに際してフレー
ム5を回動させると魚網2bが引っ張られ魚網1bに結
着されたフレーム6、7、が連動して回動し、起立して
魚類捕獲籠1、1aを形成し、最終的に金具8でフレー
ム5が基部環状フレーム3に密着して固定される。
【0042】本発明で魚類が開口部9より魚類誘導道1
0、魚類逆行阻止部12、17を通過、または開口部9
より網筒16、網筒籠内先端である魚類逆行阻止部1
3、17を通過して魚類捕獲籠1、1a内に捕獲される
のであるが、円周から円中心方向に縮性性質のある魚類
逆行阻止部12、17を通過する際に、後退できない魚
類
0、魚類逆行阻止部12、17を通過、または開口部9
より網筒16、網筒籠内先端である魚類逆行阻止部1
3、17を通過して魚類捕獲籠1、1a内に捕獲される
のであるが、円周から円中心方向に縮性性質のある魚類
逆行阻止部12、17を通過する際に、後退できない魚
類
【蛸を除く】の習性上前進するしかなく、その時に網筒
16の円中心から円周方向への拡性の性質を持つ魚類逆
行阻止部12、17を押し広げて魚類捕獲籠1、1a内
に入り、魚類が通過後その先端は縮性の性質により再び
原型復帰し魚類逆行阻止部の先端13、17は侵入して
きた魚類を逃がさぬように閉口することとなり、漁獲効
率を上げることとなる。
16の円中心から円周方向への拡性の性質を持つ魚類逆
行阻止部12、17を押し広げて魚類捕獲籠1、1a内
に入り、魚類が通過後その先端は縮性の性質により再び
原型復帰し魚類逆行阻止部の先端13、17は侵入して
きた魚類を逃がさぬように閉口することとなり、漁獲効
率を上げることとなる。
【0043】また捕獲された魚類が外に出ようとすると
魚類逆行阻止部の先端13は略円または多角錐形柱の頂
点となり、魚類逆行阻止部17の先端は屋根の尾根状の
形を保ちしっかり閉口しているため押し広げられること
なく、反対に略円または多角錐形柱の頂点で鼻先をこつ
かれる状態になりその意志を妨げられる。
魚類逆行阻止部の先端13は略円または多角錐形柱の頂
点となり、魚類逆行阻止部17の先端は屋根の尾根状の
形を保ちしっかり閉口しているため押し広げられること
なく、反対に略円または多角錐形柱の頂点で鼻先をこつ
かれる状態になりその意志を妨げられる。
【0044】遊動自立している魚類逆行阻止部12を持
つ魚類捕獲籠1において、魚類が強い力で押し広げよう
としても魚類逆行阻止部12は一定の長さのある略円ま
たは多角錐形柱で魚類捕獲籠内において浮遊動自立して
いるので魚類逆行阻止部12は開口することなくそのま
ま魚類捕獲籠1内で折れ曲がる。
つ魚類捕獲籠1において、魚類が強い力で押し広げよう
としても魚類逆行阻止部12は一定の長さのある略円ま
たは多角錐形柱で魚類捕獲籠内において浮遊動自立して
いるので魚類逆行阻止部12は開口することなくそのま
ま魚類捕獲籠1内で折れ曲がる。
【0045】捕獲籠1を海底で設置した場合、潮流が開
口部9から捕獲籠内方向に流れた場合魚類逆行阻止部籠
内先端13は円周から円中心方向への縮性性質と余剰ゆ
とり削除の相乗効果,また魚類逆行阻止部17はその縮
性性質により潮流の力による開口を最小限度にくとめる
ことができる。
口部9から捕獲籠内方向に流れた場合魚類逆行阻止部籠
内先端13は円周から円中心方向への縮性性質と余剰ゆ
とり削除の相乗効果,また魚類逆行阻止部17はその縮
性性質により潮流の力による開口を最小限度にくとめる
ことができる。
【0046】潮流の流れの方向が反転し、また耐えられ
ぬほどの大きいものであるときも遊動自立の 逆行阻止
部12は一定の長さのある略円、または多角推形柱で遊
動自立の状態で魚類捕獲籠1内で設置されているため開
口せずそのまま魚類捕獲籠1内で折れ曲がる。
ぬほどの大きいものであるときも遊動自立の 逆行阻止
部12は一定の長さのある略円、または多角推形柱で遊
動自立の状態で魚類捕獲籠1内で設置されているため開
口せずそのまま魚類捕獲籠1内で折れ曲がる。
【0047】このようにしていかなる状況においても魚
類逆行阻止部の籠内先端13、17は魚類捕獲籠1、1
a内においてその開口率を最小限度にくいとめ捕獲した
魚類を逃がさないようにしている。
類逆行阻止部の籠内先端13、17は魚類捕獲籠1、1
a内においてその開口率を最小限度にくいとめ捕獲した
魚類を逃がさないようにしている。
【0048】なお前述の実施例において、魚類捕獲籠に
関してドーム方の魚類捕獲籠について説明したが魚類捕
獲籠としては円筒形また長方立方体形であってもよく、
魚類などの侵入口数についても任意に設けることができ
るものである。
関してドーム方の魚類捕獲籠について説明したが魚類捕
獲籠としては円筒形また長方立方体形であってもよく、
魚類などの侵入口数についても任意に設けることができ
るものである。
【0049】
【発明の効果】このように本発明によれば魚類捕獲籠体
に設置された魚類誘導道、魚類逆行阻止部は開口保持
枠、または網筒下半部に幅を固定するため通された糸の
位置から糸で相対するフレームに緊縛されることにより
籠内方向に魚類誘導道は魚類捕獲籠内で固着配置され、
魚類逆行阻止部の先端は円周から円中心方向への縮性性
質から籠内で閉口しながら安定配置されていることにな
り、道捕獲籠を実施使用時いかなる状況に置かれても魚
類逆行阻止部の籠内先端が開口するのを最小限度にくい
とめ捕獲した魚類を再度逃がさないように設計されてお
り、漁業における魚類捕獲籠による漁獲効率を向上させ
るものでよって産業上大なる効果を奉ずるものである。
に設置された魚類誘導道、魚類逆行阻止部は開口保持
枠、または網筒下半部に幅を固定するため通された糸の
位置から糸で相対するフレームに緊縛されることにより
籠内方向に魚類誘導道は魚類捕獲籠内で固着配置され、
魚類逆行阻止部の先端は円周から円中心方向への縮性性
質から籠内で閉口しながら安定配置されていることにな
り、道捕獲籠を実施使用時いかなる状況に置かれても魚
類逆行阻止部の籠内先端が開口するのを最小限度にくい
とめ捕獲した魚類を再度逃がさないように設計されてお
り、漁業における魚類捕獲籠による漁獲効率を向上させ
るものでよって産業上大なる効果を奉ずるものである。
【0050】
【図1】 本発明の係る魚類捕獲籠1の側面図
【図2】 本発明に係る魚類捕獲籠1の平面図
【図3】 本発明に係る捕獲籠における誘導網筒の取
りつけ状態を示す説明図
りつけ状態を示す説明図
【図4】 a、b、誘導網筒における魚類逆行阻止部
裁断部分の裁断状態を示す側面図
裁断部分の裁断状態を示す側面図
【図5】 本発明に係る魚類捕獲籠1aの側面図
【図6】 本発明に係る魚類捕獲籠1aの平面図
【図7】 本発明に係る保持枠の代用として糸を使用
した魚類捕獲籠側面図
した魚類捕獲籠側面図
【図8】 本発明に係る保持枠の代用として糸を使用
した魚類捕獲籠平面図
した魚類捕獲籠平面図
1 魚類捕獲籠 1、1a 13
魚類逆行阻止部の先端 2 網体 2a、2b、2c、 14
緊張糸 3 基部環状フレーム 15
ヒンジ部分 4 補強梁フレーム 16
網筒 5 骨体フレーム 17
魚類逆行阻止部 6 骨体フレーム 18
余剰ゆとり裁断除去部 7 骨体フレーム 8 フック 9 開口部 10 魚類誘導道 11 開口保持枠 12 魚類逆行阻止部
魚類逆行阻止部の先端 2 網体 2a、2b、2c、 14
緊張糸 3 基部環状フレーム 15
ヒンジ部分 4 補強梁フレーム 16
網筒 5 骨体フレーム 17
魚類逆行阻止部 6 骨体フレーム 18
余剰ゆとり裁断除去部 7 骨体フレーム 8 フック 9 開口部 10 魚類誘導道 11 開口保持枠 12 魚類逆行阻止部
Claims (2)
- 【請求項1】金属、プラスティック、木材により円筒
型、角筒型、ドーム型などの籠体フレームを形成し、該
フレームの外周に魚網を張設してなる魚類捕獲籠におい
て、前記魚類捕獲籠の胴部側面の一部に開口部を設け、
この開口部に円周から中心方向への縮性性質、また中心
から円周方向への拡性性質を有する魚類誘導網筒を魚類
捕獲籠内に突出状に配置して、該魚類誘導網筒の中間部
に開口保持枠を嵌装固定し、該開口保持枠を相対するフ
レームに緊縛することにより、魚類誘導網筒の開口部か
ら開口保持枠間の前半部を魚類などの侵入部となしてで
開口部から籠内に固定配置することと共に、開口保持枠
から籠内方向の後半部において籠内で垂れ下がらない程
度の長さの略円錐または多角推形自立遊動部である魚類
逆行阻止部を捕獲籠内で形成しているか、あるいは開口
保持枠の代用として網筒中間部に網筒下半部に糸を通し
て網筒左右両端を糸で結着網筒の幅を固定し、該糸の両
端を延伸して相対するフレームに結着緊張して籠内に安
定配置して、糸を通された位置から網筒籠内先端におい
て垂れ下がらない程度の遊動自立した魚類逆行阻止部を
有していることを特徴とする魚類捕獲籠。 - 【請求項2】金属、プラスティック、木材により円筒
型、角筒型、ドーム型などの籠体フレームを形成し、該
フレームの外周に魚網を張設してなる魚類捕獲籠におい
て、前記魚類捕獲籠の胴部側面の一部に開口部を設け、
この開口部に円周から中心方向への縮性性質、また中心
から円周方向への拡性性質を有する誘導網筒を開口部に
相対するフレームに緊縛し、魚類捕獲籠内に突出状に安
定配置して、該魚類誘導網筒の網筒籠内先端か先端付近
の網筒下半部に糸を通し網筒左右両端を糸で結着して網
筒の幅を固定し、該網筒の円周から中心方向への縮性性
質を利用して該網筒上半部が糸を通した、下半部にでき
るだけ密着して閉口状態を保つよう網筒先端において魚
類逆行阻止部を有していることを特徴としている魚類捕
獲籠
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001105253A JP2001321020A (ja) | 2000-03-10 | 2001-02-26 | 魚類捕獲籠 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-114405 | 2000-03-10 | ||
JP2000114405 | 2000-03-10 | ||
JP2001105253A JP2001321020A (ja) | 2000-03-10 | 2001-02-26 | 魚類捕獲籠 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001321020A true JP2001321020A (ja) | 2001-11-20 |
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ID=26590183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001105253A Pending JP2001321020A (ja) | 2000-03-10 | 2001-02-26 | 魚類捕獲籠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001321020A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009145639A1 (en) * | 2008-05-30 | 2009-12-03 | MYKJÅLAND, Bernt | Fish and lobster trap |
CN115885942A (zh) * | 2022-10-26 | 2023-04-04 | 中国水产科学研究院南海水产研究所 | 一种提高渔获上岸成活率的张网网囊 |
-
2001
- 2001-02-26 JP JP2001105253A patent/JP2001321020A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009145639A1 (en) * | 2008-05-30 | 2009-12-03 | MYKJÅLAND, Bernt | Fish and lobster trap |
CN115885942A (zh) * | 2022-10-26 | 2023-04-04 | 中国水产科学研究院南海水产研究所 | 一种提高渔获上岸成活率的张网网囊 |
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