JP2001315367A - 可逆性感熱記録媒体の画像形成・消去用カセット及び画像記録装置 - Google Patents
可逆性感熱記録媒体の画像形成・消去用カセット及び画像記録装置Info
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- B41J2/435—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
- B41J2/475—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material for heating selectively by radiation or ultrasonic waves
- B41J2/4753—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material for heating selectively by radiation or ultrasonic waves using thermosensitive substrates, e.g. paper
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 感熱記録媒体に光熱変換層を設けることなく
画像の形成・消去を可能にして、印刷上の制約を無く
し、感熱記録媒体のリライト耐久性の向上をはかること
である。 【解決手段】 カセット10のケーシング本体11内
に、コア12a、12bが回転可能に支持されており、
一方のコア12aに光熱変換テープ1が巻回され、他方
のコア12bにテープ1の先端が固着されている。テー
プ1は、ローラ13a、14aにガイドされ、間隙15
aからケーシング本体11の前面に引き出されてローラ
16a、16bにより、ケーシング本体11の前面とほ
ぼ平行に支持され、再び間隙15bからケーシング本体
11内に引き込まれる。このケーシング本体11の中央
部を貫通するレーザ通路19が設けられ、この通路19
を通ってテープ1にレーザを照射可能になっている。こ
のケーシング本体11に蓋20を被せてカセット10が
完成する。このカセット10の前面に引き出された光熱
変換テープ1に近接して感熱記録媒体を通過させること
により、画像の形成・消去が可能となる。
画像の形成・消去を可能にして、印刷上の制約を無く
し、感熱記録媒体のリライト耐久性の向上をはかること
である。 【解決手段】 カセット10のケーシング本体11内
に、コア12a、12bが回転可能に支持されており、
一方のコア12aに光熱変換テープ1が巻回され、他方
のコア12bにテープ1の先端が固着されている。テー
プ1は、ローラ13a、14aにガイドされ、間隙15
aからケーシング本体11の前面に引き出されてローラ
16a、16bにより、ケーシング本体11の前面とほ
ぼ平行に支持され、再び間隙15bからケーシング本体
11内に引き込まれる。このケーシング本体11の中央
部を貫通するレーザ通路19が設けられ、この通路19
を通ってテープ1にレーザを照射可能になっている。こ
のケーシング本体11に蓋20を被せてカセット10が
完成する。このカセット10の前面に引き出された光熱
変換テープ1に近接して感熱記録媒体を通過させること
により、画像の形成・消去が可能となる。
Description
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、熱可逆性感熱記録媒体
の画像記録装置に用いるカセット及び画像記録装置に関
する。
の画像記録装置に用いるカセット及び画像記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱によって透明度や色調が可逆的
に変化する感熱記録媒体に文字や模様などの画像を形成
・消去する方法として、サーマルヘッドや感熱スタンプ
が用いられている。このサーマルヘッドや感熱スタンプ
は直接記録媒体に接触するため、圧力によって記録媒体
が劣化し、耐久性が低下する問題がある。
に変化する感熱記録媒体に文字や模様などの画像を形成
・消去する方法として、サーマルヘッドや感熱スタンプ
が用いられている。このサーマルヘッドや感熱スタンプ
は直接記録媒体に接触するため、圧力によって記録媒体
が劣化し、耐久性が低下する問題がある。
【0003】そこで、耐久性を向上させるため、非接触
で画像を形成・消去する手段として、レーザマーカに用
いる方法が提案されている。しかしながら、高出力のC
O2レーザやYAGレーザを用いると、比較的容易に画
像を形成・消去することができるが、装置が大形化しコ
スト的に高価になる問題がある。
で画像を形成・消去する手段として、レーザマーカに用
いる方法が提案されている。しかしながら、高出力のC
O2レーザやYAGレーザを用いると、比較的容易に画
像を形成・消去することができるが、装置が大形化しコ
スト的に高価になる問題がある。
【0004】
【発明の課題】一方、半導体レーザでは低出力のため、
直接レーザ光を照射するだけでは画像を形成・消去する
ことができない。そのため、記録媒体にレーザ光を熱に
変換するカーボンブラックや近赤外線吸収色素を含有す
る光熱変換層を設けることが提案されている。しかしな
がら、このような光熱変換層は、カーボンブラックや近
赤外線吸収色素を添加するため着色され、感熱記録媒体
を例えばカードとして使用する場合、印刷上の制約や外
観的な美感が低下するなどの問題が生じる。また、近赤
外線吸収色素は光や熱によって劣化し易いため、繰り返
し使用される用途には、感熱記録層が機能を失う前に光
熱変換層が劣化し、画像を形成できなくなってしまう問
題がある。
直接レーザ光を照射するだけでは画像を形成・消去する
ことができない。そのため、記録媒体にレーザ光を熱に
変換するカーボンブラックや近赤外線吸収色素を含有す
る光熱変換層を設けることが提案されている。しかしな
がら、このような光熱変換層は、カーボンブラックや近
赤外線吸収色素を添加するため着色され、感熱記録媒体
を例えばカードとして使用する場合、印刷上の制約や外
観的な美感が低下するなどの問題が生じる。また、近赤
外線吸収色素は光や熱によって劣化し易いため、繰り返
し使用される用途には、感熱記録層が機能を失う前に光
熱変換層が劣化し、画像を形成できなくなってしまう問
題がある。
【0005】そこで、この発明の課題は、感熱記録媒体
に光熱変換層を設けることなく画像の形成・消去を可能
にして、印刷上の制約を無くし、感熱記録媒体のリライ
ト耐久性の向上をはかることである。
に光熱変換層を設けることなく画像の形成・消去を可能
にして、印刷上の制約を無くし、感熱記録媒体のリライ
ト耐久性の向上をはかることである。
【0006】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するために、この
発明の画像形成・消去用カセットにおいては、ケーシン
グ内に一対のコアを回転可能に支持し、一方のコアに巻
回された光熱変換テープを他方のコアまでケーシングに
取り付けられたローラ列によって案内し、一方のコアか
ら巻き出された光熱変換テープを他方のコアで巻き取り
可能とし、前記光熱変換テープの一部を前記ローラ列の
一部によって前記ケーシングの外部に案内し、この外部
に案内された光熱変換テープにレーザを照射できる貫通
通路を前記ケーシングに設けた構成を採用したのであ
る。前記光熱変換テープは、好ましくは、基材に、カー
ボンブラック又は近赤外線吸収色素を分散させたポリマ
ー層を塗工した積層体によって形成される。
発明の画像形成・消去用カセットにおいては、ケーシン
グ内に一対のコアを回転可能に支持し、一方のコアに巻
回された光熱変換テープを他方のコアまでケーシングに
取り付けられたローラ列によって案内し、一方のコアか
ら巻き出された光熱変換テープを他方のコアで巻き取り
可能とし、前記光熱変換テープの一部を前記ローラ列の
一部によって前記ケーシングの外部に案内し、この外部
に案内された光熱変換テープにレーザを照射できる貫通
通路を前記ケーシングに設けた構成を採用したのであ
る。前記光熱変換テープは、好ましくは、基材に、カー
ボンブラック又は近赤外線吸収色素を分散させたポリマ
ー層を塗工した積層体によって形成される。
【0007】また、この発明の画像記録装置は、上記画
像形成・消去用カセットを着脱自在に取り付け、前記貫
通通路に対応して光学ヘッドを配置し、前記カセットの
外部に案内された光熱変換テープに感熱記録媒体を接触
又は近接させて通過可能な送り手段を設けたものであ
る。このとき光熱変換テープと感熱記録媒体を弾性的に
接触させるのが好ましい。
像形成・消去用カセットを着脱自在に取り付け、前記貫
通通路に対応して光学ヘッドを配置し、前記カセットの
外部に案内された光熱変換テープに感熱記録媒体を接触
又は近接させて通過可能な送り手段を設けたものであ
る。このとき光熱変換テープと感熱記録媒体を弾性的に
接触させるのが好ましい。
【0008】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付図面に
基づいて説明する。まず、この発明のカセットに用いる
光熱変換テープについて説明する。図1に示すように、
光熱変換テープ1は、フレキシブルで耐熱性のある基材
2に、光熱変換層3を設けたものであって、好ましく
は、光熱変換層3の外面に保護被膜層4が設けられる。
基づいて説明する。まず、この発明のカセットに用いる
光熱変換テープについて説明する。図1に示すように、
光熱変換テープ1は、フレキシブルで耐熱性のある基材
2に、光熱変換層3を設けたものであって、好ましく
は、光熱変換層3の外面に保護被膜層4が設けられる。
【0009】前記基材2としては、ポリエステルフィル
ムやポリフェニレンサルファイドフィルム、ポリエーテ
ルエーテルケトンフィルム等が好適であるが、その他の
合成樹脂フィルムでもよい。ただ、使用中に基材2が1
00〜130℃程度に昇温するので、それ以上の耐熱性
を要する。これらのフィルムの厚みは、2〜100μ
m、好ましくは10〜50μmである。2μm未満では
薄すぎて光熱変換層3の支持能力が充分でなく破損する
恐れがあり、100μmを超えると光透過性が悪くなる
ばかりでなくコスト面でも無駄である。
ムやポリフェニレンサルファイドフィルム、ポリエーテ
ルエーテルケトンフィルム等が好適であるが、その他の
合成樹脂フィルムでもよい。ただ、使用中に基材2が1
00〜130℃程度に昇温するので、それ以上の耐熱性
を要する。これらのフィルムの厚みは、2〜100μ
m、好ましくは10〜50μmである。2μm未満では
薄すぎて光熱変換層3の支持能力が充分でなく破損する
恐れがあり、100μmを超えると光透過性が悪くなる
ばかりでなくコスト面でも無駄である。
【0010】前記光熱変換層3は、カーボンブラックや
近赤外線吸収色素と塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリエステル系樹脂などのポリマーをテトラヒドロ
フランなどの有機溶媒に混合して溶かし、これを基材2
に塗工し乾燥硬化させて成膜したものである。
近赤外線吸収色素と塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリエステル系樹脂などのポリマーをテトラヒドロ
フランなどの有機溶媒に混合して溶かし、これを基材2
に塗工し乾燥硬化させて成膜したものである。
【0011】前記カーボンブラックとポリマーの配合比
(重量比)は(100/100)〜(10/100)で
あり、光熱変換層3の厚みは0.1〜50μm(ドライ
で)、好ましくは1〜20μmである。0.1μm未満
であると充分な発熱量が得られず、逆に50μmを超え
るとかえって発熱量は増加しない。
(重量比)は(100/100)〜(10/100)で
あり、光熱変換層3の厚みは0.1〜50μm(ドライ
で)、好ましくは1〜20μmである。0.1μm未満
であると充分な発熱量が得られず、逆に50μmを超え
るとかえって発熱量は増加しない。
【0012】前記近赤外線吸収色素は、シアニン色素、
キノン系色素、インドナフトールのキノリン誘導体、フ
ェニレンジアミン系ニッケル錯体、フタロシアニン系色
素などがあり、半導体レーザの波長700〜900μm
に吸収能を持つその他の色素も使用できる。このような
近赤外線吸収色素とポリマーの配合比(重量比)は(1
0/100)〜(1〜100)であり、光熱変換層3の
厚みは0.1〜50μm(ドライで)、好ましくは1〜
20μmである。理由はカーボンブラックの場合と同様
である。
キノン系色素、インドナフトールのキノリン誘導体、フ
ェニレンジアミン系ニッケル錯体、フタロシアニン系色
素などがあり、半導体レーザの波長700〜900μm
に吸収能を持つその他の色素も使用できる。このような
近赤外線吸収色素とポリマーの配合比(重量比)は(1
0/100)〜(1〜100)であり、光熱変換層3の
厚みは0.1〜50μm(ドライで)、好ましくは1〜
20μmである。理由はカーボンブラックの場合と同様
である。
【0013】前記光熱変換層3の外面に、耐熱性保護被
膜層4を設けておくのが好ましいことは前述の通りであ
る。この保護被膜層4としては、紫外線硬化樹脂などが
用いられる。
膜層4を設けておくのが好ましいことは前述の通りであ
る。この保護被膜層4としては、紫外線硬化樹脂などが
用いられる。
【0014】図2は上記光熱変換テープ1を内蔵したカ
セット10を示し、図2(a)はケーシング本体、図2
(b)は蓋を示す。図示のように、ほぼ長方形のケーシ
ング本体11は、底壁11aとその周縁から立ち上る周
壁11bより成り、テープ1を光熱変換層3側を外面に
して巻回したコア12aの一端が底壁11aに回転可能
に支持されており、巻き出されたテープ1はローラ13
a、14aに案内されて周壁11bに設けた間隙15a
からケーシング本体11の前面に導き出され、ケーシン
グ本体11の前面に突出するローラ16a、16bによ
ってケーシング本体11の前面の周壁11bとほぼ平行
に支持され、再び間隙15bからケーシング本体11内
に引き込まれ、ローラ14b、13bに案内されて他方
のコア12bにテープ1の先端が固着され巻き取られ
る。このコア12bはコア12aと同様にその一端がケ
ーシング本体11の底壁11bに回転可能に支持されて
いる。
セット10を示し、図2(a)はケーシング本体、図2
(b)は蓋を示す。図示のように、ほぼ長方形のケーシ
ング本体11は、底壁11aとその周縁から立ち上る周
壁11bより成り、テープ1を光熱変換層3側を外面に
して巻回したコア12aの一端が底壁11aに回転可能
に支持されており、巻き出されたテープ1はローラ13
a、14aに案内されて周壁11bに設けた間隙15a
からケーシング本体11の前面に導き出され、ケーシン
グ本体11の前面に突出するローラ16a、16bによ
ってケーシング本体11の前面の周壁11bとほぼ平行
に支持され、再び間隙15bからケーシング本体11内
に引き込まれ、ローラ14b、13bに案内されて他方
のコア12bにテープ1の先端が固着され巻き取られ
る。このコア12bはコア12aと同様にその一端がケ
ーシング本体11の底壁11bに回転可能に支持されて
いる。
【0015】前記ケーシング本体11の前面に突出する
ローラ16a、16bは、小さな箱17a、17b内に
回転可能に支持され、これらの箱17a、17bは、ば
ね18a、18bによってケーシング本体11の周壁1
1b前面から突出する方向に付勢されている。そしてロ
ーラ16a、16bのほぼ中間位置に、ケーシング本体
11を横断して貫通するレーザ通路19が設けられてい
る。この通路19内には、必要に応じてレンズなどを取
り付けておくことができる。
ローラ16a、16bは、小さな箱17a、17b内に
回転可能に支持され、これらの箱17a、17bは、ば
ね18a、18bによってケーシング本体11の周壁1
1b前面から突出する方向に付勢されている。そしてロ
ーラ16a、16bのほぼ中間位置に、ケーシング本体
11を横断して貫通するレーザ通路19が設けられてい
る。この通路19内には、必要に応じてレンズなどを取
り付けておくことができる。
【0016】前記ケーシング本体11の蓋20は、図2
(b)に示すように、ケーシング本体11の周壁11b
の内周に嵌め込まれ、弾性フック22でケーシング本体
11に係止されるようになっており、前記コア12a、
12bに対応して、コア12a、12bの他端に嵌め合
されて回転可能に支持する支持孔21a、21bが設け
られている。
(b)に示すように、ケーシング本体11の周壁11b
の内周に嵌め込まれ、弾性フック22でケーシング本体
11に係止されるようになっており、前記コア12a、
12bに対応して、コア12a、12bの他端に嵌め合
されて回転可能に支持する支持孔21a、21bが設け
られている。
【0017】図3は画像記録装置の一例を示す。図示の
装置は、感熱記録媒体としてカードCを用いた例を示し
ている。図示のように、カードCを挿入口31へ挿入す
ると、搬送ローラ32a、32bがカードCを挟持しな
がら機内に送り込む。機内には、カードCに設けられた
磁気ストライプを読みかつ書き換えできる磁気ヘッド3
3が送りローラ34に対向して取り付けられており、さ
らにその前方に、画像形成・消去用カセット10がコア
12a、12bを駆動するドライブシャフト(図示せ
ず)に着脱自在に装着されている。そして、光熱変換テ
ープ1をケーシング本体11の前面で支持するローラ1
6a、16bと送りローラ35、36との間でカードC
を挟持できるようになっている。このときテープ1はカ
ードCの感熱記録層の外面に軽く圧接する。一方、レー
ザダイオードLDを有する光学ヘッド40がカセット1
0のレーザ通路19に対応して取り付けられ、この通路
19を通ってカードC上の光熱変換テープ1にレーザが
照射されるようになっている。光熱変換テープ1はレー
ザが照射されてカードCの感熱記録層の記録が終了した
後、図示しないドライブシャフトによってコア12a又
は12bを回転させ新たな面がカードC上に送られるよ
うになっているが、テープ1の同じ面を1回だけでなく
数回使用した後に送り駆動をかけてもよい。なお、磁気
ヘッド33は必要に応じて設けられる。また、光熱変換
テープ1は、カードCに接する構造としたが、わずかの
間隔、例えば0.2μm〜5μm程度の間隔をあけても
よい。その場合は、テープ1を支持するローラ16a、
16bと別のローラでカードCを挟持する構造にすれば
よい。さらに、光学ヘッド40の光源もレーザダイオー
ドに限らず他の光源でもよい。
装置は、感熱記録媒体としてカードCを用いた例を示し
ている。図示のように、カードCを挿入口31へ挿入す
ると、搬送ローラ32a、32bがカードCを挟持しな
がら機内に送り込む。機内には、カードCに設けられた
磁気ストライプを読みかつ書き換えできる磁気ヘッド3
3が送りローラ34に対向して取り付けられており、さ
らにその前方に、画像形成・消去用カセット10がコア
12a、12bを駆動するドライブシャフト(図示せ
ず)に着脱自在に装着されている。そして、光熱変換テ
ープ1をケーシング本体11の前面で支持するローラ1
6a、16bと送りローラ35、36との間でカードC
を挟持できるようになっている。このときテープ1はカ
ードCの感熱記録層の外面に軽く圧接する。一方、レー
ザダイオードLDを有する光学ヘッド40がカセット1
0のレーザ通路19に対応して取り付けられ、この通路
19を通ってカードC上の光熱変換テープ1にレーザが
照射されるようになっている。光熱変換テープ1はレー
ザが照射されてカードCの感熱記録層の記録が終了した
後、図示しないドライブシャフトによってコア12a又
は12bを回転させ新たな面がカードC上に送られるよ
うになっているが、テープ1の同じ面を1回だけでなく
数回使用した後に送り駆動をかけてもよい。なお、磁気
ヘッド33は必要に応じて設けられる。また、光熱変換
テープ1は、カードCに接する構造としたが、わずかの
間隔、例えば0.2μm〜5μm程度の間隔をあけても
よい。その場合は、テープ1を支持するローラ16a、
16bと別のローラでカードCを挟持する構造にすれば
よい。さらに、光学ヘッド40の光源もレーザダイオー
ドに限らず他の光源でもよい。
【0018】
【実施例1】カーボンブラック30重量部と塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体(日信化学社製、ソルバインC)
100重量部をテトラヒドロフラン400重量部に溶解
し塗料として調整した後、厚さ25μmのポリエステル
フィルム(ダイアホイルT100E)に塗工し、加熱乾
燥して、10μmの厚みの光熱変換層を形成し、これを
幅15mm、長さ20mにスリットし、図2のようなカ
セットに巻き込んだ。このカセットをレーザダイオード
が搭載された感熱記録カード専用記録装置(図3参照)
に装着し、可逆性感熱カード(三菱樹脂社製、感熱記録
カード「クーダス」)を用い、光熱変換テープを1回の
印字・消去につき18mmずつ進行させながら印字・消
去を1000回繰り返したところ、画像の鮮明度に変化
はなかった。
−酢酸ビニル共重合体(日信化学社製、ソルバインC)
100重量部をテトラヒドロフラン400重量部に溶解
し塗料として調整した後、厚さ25μmのポリエステル
フィルム(ダイアホイルT100E)に塗工し、加熱乾
燥して、10μmの厚みの光熱変換層を形成し、これを
幅15mm、長さ20mにスリットし、図2のようなカ
セットに巻き込んだ。このカセットをレーザダイオード
が搭載された感熱記録カード専用記録装置(図3参照)
に装着し、可逆性感熱カード(三菱樹脂社製、感熱記録
カード「クーダス」)を用い、光熱変換テープを1回の
印字・消去につき18mmずつ進行させながら印字・消
去を1000回繰り返したところ、画像の鮮明度に変化
はなかった。
【0019】
【実施例2】シアニン色素(日本化薬社製、CY−1
0)7重量部と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(日信
化学社製、ソルバインC)100重量部をテトラヒドロ
フラン400重量部に溶解し、塗料として調整した後、
厚さ25μmのポリエステルフィルム(ダイアホイルT
100E)に塗工し、加熱乾燥して10μmの厚みの光
熱変換層を形成し、これを幅15mm、長さ20mにス
リットし、図2のようなカセットに巻き込んだ。このカ
セットをレーザダイオードが搭載された感熱記録カード
専用記録装置(図3参照)に装着し、可逆性感熱記録カ
ード(三菱樹脂社製、感熱記録カード「クーダス」)を
用い、光熱変換テープを1回につき18mmずつ進行さ
せながら印字・消去を1000回繰り返したところ、画
像の鮮明度に変化はなかった。
0)7重量部と塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(日信
化学社製、ソルバインC)100重量部をテトラヒドロ
フラン400重量部に溶解し、塗料として調整した後、
厚さ25μmのポリエステルフィルム(ダイアホイルT
100E)に塗工し、加熱乾燥して10μmの厚みの光
熱変換層を形成し、これを幅15mm、長さ20mにス
リットし、図2のようなカセットに巻き込んだ。このカ
セットをレーザダイオードが搭載された感熱記録カード
専用記録装置(図3参照)に装着し、可逆性感熱記録カ
ード(三菱樹脂社製、感熱記録カード「クーダス」)を
用い、光熱変換テープを1回につき18mmずつ進行さ
せながら印字・消去を1000回繰り返したところ、画
像の鮮明度に変化はなかった。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、光熱
変換テープをカセットに収納し、感熱記録媒体と別体に
したので、感熱記録媒体は本来の耐久性を維持できる一
方、光熱変換テープは常に性能の良好な部分を使用でき
るので、画像記録の正確性を保障することができる。
変換テープをカセットに収納し、感熱記録媒体と別体に
したので、感熱記録媒体は本来の耐久性を維持できる一
方、光熱変換テープは常に性能の良好な部分を使用でき
るので、画像記録の正確性を保障することができる。
【0021】また、光熱変換テープが消費されてしまっ
ても、カセットになっているため、容易に交換すること
ができる。
ても、カセットになっているため、容易に交換すること
ができる。
【図1】光熱変換テープの一例を示す断面図
【図2】(a)光熱変換テープのカセットのケーシング
本体を示す平面図 (b)ケーシングの蓋を示す平面図
本体を示す平面図 (b)ケーシングの蓋を示す平面図
【図3】画像記録装置の概要を示す側面線図
1 光熱変換テープ 2 基材 3 光熱変換層 4 保護被膜層 10 カセット 11 ケーシング本体 11a ケーシング本体の底壁 11b ケーシング本体の周壁 12a、12b コア 13a、14a、13b、14b ローラ 15a、15b 間隙 16a、16b ローラ 17a、17b 箱 18a、18b ばね 19 レーザ通路 20 ケーシング本体の蓋 21a、21b 支持孔 22 弾性フック 31 挿入口 32a、32b 搬送ローラ 33 磁気ヘッド 34、35、36 送りローラ 40 光学ヘッド C 感熱記録カード LD レーザダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 靖彦 東京都台東区台東4丁目19番9号 三菱樹 脂株式会社関東支社内 Fターム(参考) 2C065 AB03 AE02 AF01 CA03 CA08
Claims (4)
- 【請求項1】 ケーシング内に一対のコアを回転可能に
支持し、一方のコアに巻回された光熱変換テープを他方
のコアまでケーシングに取り付けられたローラ列によっ
て案内し、一方のコアから巻き出された光熱変換テープ
を他方のコアで巻き取り可能とし、前記光熱変換テープ
の一部を前記ローラ列の一部によって前記ケーシングの
外部に案内し、この外部に案内された光熱変換テープに
レーザを照射できる貫通通路を前記ケーシングに設けた
可逆性感熱記録媒体の画像形成・消去用カセット。 - 【請求項2】 前記光熱変換テープが、基材に、カーボ
ンブラック又は近赤外線吸収色素を分散させたポリマー
層を塗工した積層体より成る請求項1に記載の画像形成
・消去用カセット。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の画像形成・消去
用カセットを着脱自在に装着し、前記貫通通路に対応し
て光学ヘッドを配置し、前記カセットの外部に案内され
た光熱変換テープに感熱記録媒体を接触又は近接させて
通過可能な送り手段を設けた可逆性感熱記録媒体の画像
記録装置。 - 【請求項4】 前記感熱記録媒体を光熱変換テープに弾
性的に接触させる手段を設けた請求項3に記載の可逆性
感熱記録媒体の画像記録装置。
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---|---|---|---|
JP2000138123A JP2001315367A (ja) | 2000-05-11 | 2000-05-11 | 可逆性感熱記録媒体の画像形成・消去用カセット及び画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000138123A JP2001315367A (ja) | 2000-05-11 | 2000-05-11 | 可逆性感熱記録媒体の画像形成・消去用カセット及び画像記録装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=18645784
Family Applications (1)
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JP2000138123A Pending JP2001315367A (ja) | 2000-05-11 | 2000-05-11 | 可逆性感熱記録媒体の画像形成・消去用カセット及び画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001315367A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6815679B2 (en) | 2002-02-13 | 2004-11-09 | Mitsubishi Paper Mills Limited | Reversible thermal recording material and method of recording image on reversible thermal recording material |
EP1491354A1 (en) | 2003-06-25 | 2004-12-29 | Ricoh Company, Ltd. | Reversible thermosensitive recording medium, label, image recording apparatus and method. |
-
2000
- 2000-05-11 JP JP2000138123A patent/JP2001315367A/ja active Pending
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CN1318226C (zh) * | 2003-06-25 | 2007-05-30 | 株式会社理光 | 可逆的热敏记录介质、标签和组件,以及图像处理设备和方法 |
US7238642B2 (en) | 2003-06-25 | 2007-07-03 | Ricoh Company, Ltd. | Reversible thermosensitive recording medium, label and member, and, image processing apparatus and method |
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