[go: up one dir, main page]

JP2001306461A - 音声文書の送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、送信送致受信装置の製造方法、中継装置、中継方法及び記録媒体 - Google Patents

音声文書の送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、送信送致受信装置の製造方法、中継装置、中継方法及び記録媒体

Info

Publication number
JP2001306461A
JP2001306461A JP2000115179A JP2000115179A JP2001306461A JP 2001306461 A JP2001306461 A JP 2001306461A JP 2000115179 A JP2000115179 A JP 2000115179A JP 2000115179 A JP2000115179 A JP 2000115179A JP 2001306461 A JP2001306461 A JP 2001306461A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice
receiving
text file
document
file
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000115179A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Omae
研一 大前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000115179A priority Critical patent/JP2001306461A/ja
Priority to AU2001242768A priority patent/AU2001242768A1/en
Priority to PCT/JP2001/002332 priority patent/WO2001080020A1/ja
Publication of JP2001306461A publication Critical patent/JP2001306461A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L51/00User-to-user messaging in packet-switching networks, transmitted according to store-and-forward or real-time protocols, e.g. e-mail
    • H04L51/06Message adaptation to terminal or network requirements
    • H04L51/066Format adaptation, e.g. format conversion or compression
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/16Sound input; Sound output
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/0018Speech coding using phonetic or linguistical decoding of the source; Reconstruction using text-to-speech synthesis

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ量を減縮した音声文書の送信装置、送
信方法、受信装置、受信方法、中継装置、中継方法及び
記録媒体を提供する。 【解決手段】 音声による文書を入力する音声入力装置
101と;音声入力装置101で入力された音声を認識
してテキストファイルに変換する音声認識機構107
と;音声認識機構107で変換されたテキストファイル
と、音声認識機構107でテキストファイルに認識でき
なかった音声文書を含む音声ファイルとを混在させて送
信する送信機構104とを備える音声文書送信装置。テ
キストファイルと音声ファイルとを混在させて送信する
ので、音声ファイルをデータ量の少ない形で送信するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声文書の送信装
置、送信方法、受信装置、受信方法、送信送致受信装置
の製造方法、中継装置、中継方法及び記録媒体に関し、
特に短時間で効率的に音声文書を伝達することのできる
送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、送信送致受
信装置の製造方法、中継装置、中継方法及び記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から音声を遠隔地に伝達するには、
電話のように音声をそのまま送信する手段を用いたり、
音声データをインターネットに乗せて遠隔地に送信する
ことが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の方
法によれば、電話では、話言葉をリアルタイムに送信す
るので、話をしている間中、送信装置は占有され、送信
すべきデータ量も多く、そのため電話料金は高額になり
勝ちであった。またインターネットで音声データを送信
する場合は、音声データのデータ量が多いので、インタ
ーネット装置の負担が大きくなり勝ちであった。
【0004】そこで本発明は、データ量を減縮した音声
文書の送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、中継
装置、中継方法及び記録媒体を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明による音声文書送信装置100
は、いわゆる音声電子メール送信装置であり、例えば図
1に示すように、音声による文書を入力する音声入力装
置101と;音声入力装置101で入力された音声を認
識してテキストファイルに変換する音声認識機構107
と;音声認識機構107で変換されたテキストファイル
と、音声認識機構107でテキストファイルに変換しな
かった音声文書を含む音声ファイルとを混在させて送信
する送信機構104とを備える。
【0006】音声認識機構107でテキストファイルに
変換しなかったとは、典型的には音声認識機構107で
テキストファイルに認識できなかった場合であるが、送
信者が音声のまま送信したいと考えて、そのように入力
装置101から入力した場合であってもよい。以下で説
明する、音声文書送信方法の場合も同様である。
【0007】このように構成すると、音声認識機構で変
換されたテキストファイルと、音声認識機構で認識でき
なかった等のためテキストファイルに変換しなかった音
声文書を含む音声ファイルとを混在させて送信する送信
機構を備えるので、音声ファイルの全てまたは一部を、
データ量負担の少ないテキストファイルで送信すること
ができる。送信機構では、全ての音声ファイルがテキス
トファイルに変換できたときは、もちろんテキストファ
イルだけを送信する場合があってもよい。
【0008】ここで、音声認識機構でテキストファイル
に認識できなかった音声を音声ファイルにする音声ファ
イル作成機構を備えるようにしてもよい。
【0009】請求項2に記載のように、請求項1に記載
の音声文書送信装置100では、音声入力装置101で
入力された音声を予め登録されている例文の識別子に変
換する例文設定機構109を備え;送信機構104は、
さらに例文の識別子を混在させて送信するように構成し
てもよい。例文の識別子は、記号や文字、番号による符
号の他、アイコン、絵などの画像データであってもよ
い。
【0010】また請求項3に記載のように、請求項1ま
たは請求項2に記載の音声文書送信装置では、音声認識
機構107は、前記音声のプロファイルを参照するよう
に構成されてもよい。音声プロファイルとは、音声の音
質、言語構造等を代理表示する事項、例えば、性別、年
齢、発声者の方言等の言語構造を表す出身地名(日本
語、英語、あるいは方言を表示する)、変声期の前か後
か、風邪をひいているか否か、等である。これらをパラ
メータ化したものをプロファイルとしてもよい。
【0011】ここで、音声のプロファイルは、入力され
た音声を分析して検出してもよいし、音声入力者が自分
の性別、年齢等をキーボード等の入力装置で入力するこ
とによって検知してもよい。さらに、送信機構は前記プ
ロファイルもテキストファイルと併せて送信するように
構成してもよい。
【0012】このように構成すると、音声のプロファイ
ルを参照するように構成されているので、音声認識の精
度が向上する。プロファイルをテキストファイルと一緒
に送信するときは、受信側でテキストファイルから音声
ファイルを再現するときの再現性、変換精度が向上す
る。
【0013】前記目的を達成するために、請求項4に係
る発明による音声文書送信方法は、いわゆる音声電子メ
ール送信方法であり、請求項1乃至請求項3のいずれか
1項に記載の音声文書送信装置を用いて、音声による文
書を送信する。
【0014】前記目的を達成するために、請求項5に係
る発明による音声文書送信方法は、いわゆる音声電子メ
ール送信方法であり、音声による文書を入力する音声入
力工程と;前記音声入力工程で入力された音声を認識し
てテキストファイルに変換する音声認識工程と;前記音
声認識工程で変換されたテキストファイルと、前記音声
認識工程でテキストファイルに変換しなかった音声文書
を含む音声ファイルとを混在させて送信する送信工程と
を備える。
【0015】このように構成すると、テキストファイル
と音声ファイルとを混在させて送信する送信工程を備え
るので、音声ファイルの全てまたは一部を、データ量の
少ないテキストファイルで送信することができる。
【0016】また請求項6に記載のように、請求項5に
記載の音声文書送信方法では、音声入力工程で入力され
た音声を予め登録されている例文の識別子に変換する例
文識別工程を備え;前記送信工程は、さらに例文の識別
子を混在させて送信する。
【0017】このように構成すると、例文識別工程を備
え、前記送信工程はさらに例文の識別子を混在させて送
信するので、テキストファイルよりもさらに送信すべき
データ量を少なくすることが可能となる。
【0018】また請求項7に記載のように、請求項5ま
たは請求項6に記載の音声文書送信方法では、前記音声
認識工程は、前記音声のプロファイルを参照して音声を
認識するように構成してもよい。ここで、音声のプロフ
ァイルは、入力された音声を分析して検出してもよい
し、音声入力者が自分の性別、年齢等をキーボード等の
入力装置で入力することによって検知してもよい。さら
にプロファイルを、音声のテキストファイルと併せて送
信する工程を備えてもよい。
【0019】このように構成すると、音声のプロファイ
ルを参照するように構成されているので、音声認識の精
度が向上するし、プロファイルをテキストファイルと一
緒に送信するときは、受信側でテキストファイルから音
声ファイルを再現するときの再現性が向上する。
【0020】前記目的を達成するために、請求項8に係
る発明による音声文書送信装置の製造方法は、音声によ
る文書を入力する音声入力処理と;前記音声入力処理で
入力された音声を認識してテキストファイルに変換する
音声認識処理と;前記音声認識処理で変換されたテキス
トファイルと、前記音声認識処理でテキストファイルに
変換しなかった音声文書を含む音声ファイルとを混在さ
せて送信する送信処理とを行うように;送信装置を制御
するためのプログラムを、前記送信装置に提供して、音
声文書送信装置として構成する。ここで、送信装置は典
型的にはパソコン等のコンピュータであり、プログラム
の提供は典型的にはインターネット等のネットワークを
介して提供し、利用者にダウンロードさせることによっ
て行う。
【0021】このように構成すると、送信装置を制御す
るためのプログラムを、コンピュータ等の送信装置に例
えばインターネット等の通信手段を介して提供するの
で、例えば汎用のコンピュータを音声文書送信装置とし
て構成することができる。
【0022】前記目的を達成するために、請求項9に係
る発明による音声文書送信装置(音声電子メール送信装
置)で読み取り可能な記録媒体は、音声による文書を入
力する音声入力処理と;前記音声入力処理で入力された
音声を認識してテキストファイルに変換する音声認識処
理と;前記音声認識処理で変換されたテキストファイル
と、前記音声認識処理でテキストファイルに変換しなか
った音声文書を含む音声ファイルとを混在させて送信す
る送信処理とを行うように;音声文書送信装置を制御す
るためのプログラムを格納する。このように構成する
と、記録媒体に格納されたプログラムを音声文書送信装
置として用いる例えばパソコンにインストールすること
によって、そのパソコンに音声文書送信装置としての所
定の送信機能を持たせることができる。
【0023】前記目的を達成するために、請求項10に
係る発明による音声文書受信装置200は、いわゆる音
声電子メール受信装置であり、例えば図2に示すよう
に、テキストファイルを含む信号を受信する受信機構2
03と;受信装置203で受信した信号を解読する解読
機構206と;解読機構206で解読したテキストファ
イルを音声に変換する音声化機構207を備える。
【0024】このように構成すると、解読機構で解読し
たテキストファイルを音声に変換する音声化機構を備え
るので、データ量の少ないテキストファイルで送信され
受信された文書を音声で出力させることができる。
【0025】ここで、音声化機構で変換された音声を音
声として出力する出力装置201を備えてもよいが、出
力装置201は、音声で出力する他、解読されたテキス
トファイルをそのままテキストで出力することができる
ように構成されていてもよい。このときは、好みに応じ
て音声で出力したり、テキスト文書で出力したり、出力
形式を任意に選択できる。
【0026】このとき、受信装置200で受信する信号
は、例文の識別子を含んでいてもよく、さらに音声ファ
イルを含んでいてもよい。いずれにしても、出力は音声
かテキストかのいずれか1つの型式に変換されてなされ
る。
【0027】さらに、音声文書受信装置200は、音声
文書送信装置100の機能を併せて備えていてもよく、
このときは、音声文書送受信装置として使用することが
できる。通常は、送信者は立場を変えて受信者にもなり
得るものである。したがって、端末装置としては、送信
機能と受信機能とを兼ね備えるのが好ましい。
【0028】前記目的を達成するために、請求項11に
係る発明による音声文書受信方法は、請求項10に記載
の音声文書受信装置を用いて、音声による文書を受信す
る。
【0029】前記目的を達成するために、請求項12に
係る発明による音声文書受信方法は、テキストファイル
を含む信号を受信する受信工程と;前記受信工程で受信
した信号を解読する解読工程と;前記解読工程で解読し
たテキストファイルを音声に変換する音声化工程とを備
える。さらに音声化工程で変換された音声を音声として
出力する音声出力工程を備えてもよい。受信工程で受信
する信号は、例文の識別子を含んでいてもよく、さらに
音声ファイルを含んでいてもよい。いずれにしても、出
力は音声型式に変換してなされる。但し、音声で出力す
る他、解読されたテキストファイルをそのままテキスト
で出力するようにしてもよい。このときは、好みに応じ
て音声で出力したり、テキスト文書で出力したり、出力
形式を任意に選択できる。
【0030】前記目的を達成するために、請求項13に
係る発明による音声文書受信装置200の製造方法は、
テキストファイルを含む信号を受信する受信処理と;前
記受信処理で受信した信号を解読する解読処理と;前記
解読処理で解読した信号に含まれるテキストファイルを
音声に変換する音声化処理とを行うように;受信装置を
制御するためのプログラムを、前記受信装置に提供し
て、音声文書受信装置として構成する。ここで、受信装
置は典型的にはパソコン等のコンピュータであり、プロ
グラムの提供は典型的にはインターネット等のネットワ
ークを介して提供し、利用者にダウンロードさせること
によって行う。
【0031】このように構成すると、受信装置を制御す
るためのプログラムを、コンピュータ等の受信装置に例
えばインターネット等の通信手段を介して提供するの
で、例えば汎用のコンピュータを音声文書受信装置とし
て構成することができる。
【0032】前記目的を達成するために、請求項14に
係る発明による音声文書受信装置(音声電子メール受信
装置)で読み取り可能な記録媒体は、テキストファイル
を含む信号を受信する受信処理と;前記受信処理で受信
した信号を解読する解読処理と;前記解読処理で解読し
た信号に含まれるテキストファイルを音声に変換する音
声化処理とを行うように;音声文書受信装置を制御する
ためのプログラムを格納する。このように構成すると、
音声文書受信装置に、所定の受信機能を持たせることが
できる。
【0033】前記目的を達成するために、請求項15に
係る発明による音声文書中継装置300は、いわゆる音
声電子メール中継装置であり、例えば図3に示すよう
に、テキストファイルと音声ファイルとを含む信号を受
信する受信機構307と;受信機構307で受信した信
号中の音声ファイルをテキストファイルに変換する音声
認識機構309と;受信機構307で受信したテキスト
ファイルと音声認識機構309で変換したテキストファ
イルとを併せて送信するテキストファイル送信機構30
7とを備える。ここで、典型的には受信機構と送信機構
としては、通信インターフェースとして、1つの機構な
いし装置に両機能を備えたものを用いる。
【0034】典型的には、受信した信号を、音声認識機
構でテキストファイルに変換する前に信号を解読する解
読機構303を備える。受信機構307で受信する信号
は、例文の識別子を含んでいてもよい。このときは、例
文の識別子あるいはテキスト化された例文のテキストフ
ァイルも併せて送信される。
【0035】前記目的を達成するために、請求項16に
記載の音声文書中継方法は、請求項15に記載の音声文
書中継装置を用いて、音声による文書を中継する。
【0036】前記目的を達成するために、請求項17に
係る発明による音声文書中継方法は、いわゆる音声電子
メール中継方法であり、テキストファイルと音声ファイ
ルとを含む信号を受信する受信工程と;前記受信工程で
受信した信号中の音声ファイルをテキストファイルに変
換するテキスト化工程と;前記受信工程で受信したテキ
ストファイルと前記テキスト化工程で変換したテキスト
ファイルとを併せて送信するテキストファイル送信工程
とを備える。
【0037】このように構成すると、受信工程で受信し
た信号中の音声ファイルをテキストファイルに変換する
テキスト化工程を備えるので、受信信号中に音声ファイ
ルが含まれていても、それをテキスト化することが可能
であり、受信工程で受信したテキストファイルと前記テ
キスト化工程で変換したテキストファイルとを併せて送
信するテキストファイル送信工程を備えるので、これを
受信する受信装置では音声ファイルを含まないテキスト
ファイルを受信することが可能となる。したがって、比
較的少ないデータ量を受信すればすむ。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、各図において互い
に同一あるいは相当する部材には同一符号を付し、重複
した説明は省略する。
【0039】図1のブロック図を参照して、本発明によ
る実施の形態である音声電子メールの送信装置の構成例
を説明する。図1に示す送信装置は、インターネットな
どのネットワークを介して音声電子メールを送信する音
声文書送信装置100である。送信装置100は、専用
の装置とするが、それに限らずIC(集積回路、LSI
であってもよい)を備える携帯電話やパソコン等に組み
込んだものであってもよい。ここで、音声文書送信装置
というとき、文書とは一般に文字で人の思想をあらわし
たものであるが、ここでは文字で表し得るものであれば
よく、必ずしも文字の形をとらなくてもよい。例えば文
字を経由することなく、いきなり口頭の音声で表現され
たものであってもよい。
【0040】送信装置100は、送信者の音声を入力す
るための入力装置101と、入力した音声を再生した
り、送信者に操作指示を表示したりするための出力装置
102を持っている。入力装置101は、例えばマイク
ロフォンであり、出力装置102は、例えば音声による
出力装置としてのスピーカー、視覚的出力装置としての
ディスプレイやプリンターである。
【0041】送信装置100は、さらに入力装置101
と出力装置102を制御するI/Oインターフェース部
103を具備している。また、ネットワークを介して、
他の送信受信装置と接続して、電子メールを送受信する
送信機構としての通信インターフェース部104を備え
ている。
【0042】さらに、I/Oインターフェイス103及
び通信インターフェイス104と接続され、メールの送
受信や装置全体の制御を行う制御部105を備える。制
御部105には、操作命令やその管理を行う操作指示機
構106と、音声で入力されたメール文を認識し、ディ
クテーションして文書化し、テキストファイルを作成す
る音声認識機構107と、音声で入力されたメール文か
ら音声ファイルを作成する音声ファイル作成機構108
と、送信者の音声入力したキーワードをもとに、予め登
録してある例文群から例文を設定する例文設定機構10
9と、1メール内に混在する、テキストファイル、音声
ファイル、例文の3形式(3形式のうち1つから3つの
形式)を、1つのパケットにまとめる送信パケット作成
機構110が含まれる。
【0043】制御部105には、さらに記憶部111が
接続されている。記憶部111には、登録されている例
文を各例文に対応する例文識別子に対応させて保管する
例文DB(データベース)、および様々なタイプの人々
(性別、年齢、出身地等)の音声データを蓄積し、デー
タベース化した音声DB、および言語データを保有する
言語DBを持っている。音声DBと言語DBは音声認識
に必要なDB群である。例文識別子は、記号や文字によ
る符号の他、アイコン、絵などの画像データであっても
よい。例文設定機構では、設定された例文は識別子の形
で送信パケットに乗せられる。ただし、これに限らずテ
キストファイルの形で乗せてもよい。
【0044】送信装置100では、入力された音声ファ
イルは、音声認識機構107で出来る限りテキストファ
イルに変換するが、認識できない部分はそのまま音声フ
ァイルとして送信パケットに乗せられる。
【0045】図2のブロック図を参照して、音声電子メ
ールの受信装置の構成例を説明する。図2に示す装置
は、ネットワークを介して電子メールを受信する音声文
書受信装置200である。受信装置200は、専用の装
置とするが、それに限らずIC(集積回路、LSIであ
ってもよい)を備える携帯電話やパソコン等に組み込ん
だものであってもよい。
【0046】受信装置200は、受信したメールを音声
で再生したり、受信者に操作指示を表示したりするため
の出力装置201を備えている。出力装置201は、例
えば音声による出力装置としてのスピーカー、視覚的出
力装置としてのディスプレイである。
【0047】受信装置200は、さらに出力装置201
を制御するI/Oインターフェース部202を具備して
いる。また、ネットワークを介して、他の送信受信装置
と接続して、電子メールを送受信する受信機構としての
通信インターフェース部203を備えている。
【0048】さらに、I/Oインターフェイス202及
び通信インターフェイス203と接続され、メールの送
受信や装置全体の制御を行う制御部204を備える。制
御部204には、操作命令やその管理を行う操作指示機
構205と、テキストファイル、音声ファイル、例文の
3形式(3形式のうち1つから3つの形式)が混在する
受信パケットを、各形式に分解し、それぞれを解読する
パケット解読機構206と、受信したメール文を音声化
する音声化機構207が含まれている。
【0049】制御部204には、さらに記憶部208が
接続されている。記憶部208には、登録されている例
文を保管する例文DB、および様々なタイプの人々(性
別、年齢、出身地等)の音声データを蓄積し、データベ
ース化した音声DBを備えている。記憶部208中の例
文DBと音声DBは、それぞれ送信装置側の記憶部11
1が備えている例文DBと音声DBとに対応する。ある
いは同一内容のDBとする。したがって、受信側でテキ
ストファイルまたは例文識別子を音声化したとき、送信
側と同じ内容あるいは近い内容の音声とすることができ
る。
【0050】図3のブロック図を参照して、音声電子メ
ールの送信装置100と受信装置200の中継地点とな
る、音声電子メール送受信装置(中継装置)の構成例を
説明する。図3に示す装置は、音声電子メール送受信の
中継を行う音声文書中継装置300である。
【0051】中継装置300は、パソコンやワークステ
ーションによって構成される。中継装置300は、メー
ルの送受信や装置全体の制御を行う制御部301を備え
ており、ここには以下のような機構が含まれている。先
ず操作指示機構302は、操作命令やその管理を行う。
パケット解読機構303は、テキストファイル、音声フ
ァイル、例文の3形式のうち、1つから3つの形式が混
在する受信パケットを各形式に分解する。音声認識機構
304は、受信したパケットのうち、音声ファイルの部
分(送信装置でディクテーションが不可能だった部分)
をさらにディクテーションして文書化し、テキストファ
イルを作成する。
【0052】ここでの音声認識機構304は、送信装置
100内の音声認識機構107より性能が高く構成され
ている。したがって、送信装置100でテキストファイ
ルに変換できなかった音声データもテキストデータに変
換できる。送信パケット作成機構305は、1メール内
に存在するテキストファイル、例文、あるいはどちらか
一つを、再び一つのパケットにまとめる。
【0053】また、制御部301には記憶部306が接
続されており、ここには、様々なタイプの人々(性別、
年齢、出身地等)の音声データを蓄積し、データベース
化した音声DB、および言語データを保有する言語DB
を持っている。記憶部306中の例文DBと音声DB
は、受信装置200の場合で説明したのと同様に、それ
ぞれ送信装置側の記憶部111、あるいは受信装置20
0が備えている例文DBと音声DBとに対応する。
【0054】制御部301には、通信インターフェース
部307が接続されており、中継装置300をネットワ
ークに接続し、メールの送受信を行う。
【0055】図4の概念図を参照して、電子メール送信
装置401、電子メール受信装置402及び電子メール
送受信装置(中継装置)403の関係を説明する。これ
らの装置は、ネットワーク404を介して結ばれてい
る。ネットワーク404は、例えばインターネットや電
話回線などの公衆回線である。
【0056】ここで、電子メール送信装置401と電子
メール受信装置402とを結ぶルートには、ネットワー
ク404を介して各装置を直接結ぶルートと、電子メー
ル送受信装置(中継装置)403を間に中継させるルー
トの二つが存在する。
【0057】また、送信装置401と受信装置402
は、それぞれ図1で説明した送信装置100と図2で説
明した受信装置200のように、送信と受信を専門に行
う別々の装置であるが、これに限らず、一つの装置内に
送信装置100と受信装置200とが存在し、送信も受
信も行えるようにした装置であってもよい。電子メール
送受信装置(中継装置)403としては、例えば図3で
説明した中継装置300を用いる。
【0058】また、例えばパソコンに音声電子メール送
信装置としての機能を持たせるプログラムを格納した、
コンピュータ読み取り可能な記録媒体としての例えばF
DやCD−ROM405から、その中に格納されたプロ
グラムをパソコンにインストールする。送信装置401
となるべきパソコンには、記録媒体の駆動装置が搭載さ
れている。
【0059】同様に例えばパソコンに音声電子メール受
信装置としての機能を持たせるプログラムを格納した、
コンピュータ読み取り可能な記録媒体としての例えばF
DやCD−ROM406から、その中に格納されたプロ
グラムをパソコンにインストールする。受信装置402
となるべきパソコンには、記録媒体の駆動装置が搭載さ
れている。
【0060】また記録媒体405、406でプログラム
を提供する代わりに、電話回線やインターネット等のネ
ット404を介してプログラムを提供者側のサーバから
インストールすることによって汎用のコンピュータを送
信装置401または受信装置402または両者の機能を
有する送受信装置として構成してもよい。
【0061】次に、図5及び図6に示す一連のフローチ
ャートを参照して、電子メールの内容(文章)を音声入
力し送信する際の処理の一例を説明する。送信者が、メ
ールの入力を終了しない限り、以下ステップ501から
の処理が開始される(ステップ500)。
【0062】まず、送信者は、メール文を自分で入力す
るのか、あるいは予め登録されている例文の中から選択
するのかを判断する(ステップ501)。自分で入力す
る場合は、メール文を音声入力する(ステップ50
2)。すると、送信装置内の音声認識機構107は、入
力された音声の認識が可能かどうかを判断する(ステッ
プ503)。音声認識可能の場合は、入力された音声を
ディクテーションし、テキストファイルを作成する(ス
テップ504)。
【0063】作成したテキストファイルは、送信パケッ
トに順次格納し(ステップ505)、ステップ500に
戻る。また、音声認識不可能と判断した場合は、音声フ
ァイル作成機構108が、その部分の音声ファイルを作
成する(ステップ506)。作成した音声ファイルは、
送信パケットに順次格納し(ステップ507)、ステッ
プ500に戻る。
【0064】また、ステップ501において、予め例文
DBに登録してある例文を使ってメール文を作成すると
判断した場合は、送信者は装置に対して例文選択を行う
という命令を発信する(ステップ508)。例文設定機
構109は、この命令を受信し(ステップ509)、記
憶部111内の例文DBに登録してある例文群を、ディ
スプレイ等の出力装置102に表示する(ステップ51
0)。
【0065】送信者は、表示された情報を参考にするな
どして、使いたい例文を識別する識別子(例文番号、例
文に含まれる単語、キーワード等)を口頭で入力する
(ステップ511)。すると、音声認識機構107は、
入力された音声の認識が可能かどうかを判断する(ステ
ップ512)。音声認識不可能と判断した場合は(ステ
ップ512)、再入力を促すメッセージを表示し(ステ
ップ513)、送信者にもう一度、例文識別子を口頭入
力させる(ステップ511)。
【0066】音声認識可能の場合は、音声入力された例
文識別子を例文設定機構109へ送信する(ステップ5
14)。例文設定機構109は、この識別子から、例文
を検索する(ステップ515)。該当する例文が存在し
ない場合は(ステップ516)、エラーメッセージを表
示する(ステップ517)。該当する例文が存在した場
合は(ステップ516)、その例文を表示または音声再
生する(ステップ518)。
【0067】送信者が、装置の選択した例文を確定する
と(ステップ519)、確定された例文の識別番号を送
信パケットに順次格納し(ステップ520)、ステップ
500に戻る。送信者が確定しなかった場合は、例文設
定機構は、別の例文を選択しなおす(ステップ515に
戻る)。そして、送信者によるメール文の入力がすべて
終了した時(ステップ500)、これまでの処理で作成
された送信パケット(テキストファイル、音声ファイ
ル、例文識別番号のうち、1つから3つの形式が混在す
るもの)を閉じ、完成させる(ステップ521)。
【0068】図7の画面表示例の図を参照して、送信装
置100で送信メールを入力する処理を説明する。画面
の例600は、メール文を自分で入力して作成するか、
予め登録してある例文から選択して作成するかを、送信
者が選択する画面の例である。
【0069】送信者が、自分で入力する手段を選択した
場合は、画面例601で示す入力画面が表示され、送信
者の言葉(例:お元気ですか)が画面上に表示される。
例文選択によってメールを作成する手段が選ばれた場合
は、例文選択の画面が表示される。
【0070】画面例602は、例文の種類の一覧を表示
している例である。この例では、「1.配送日設定」の
例文を選びたい送信者が、この項目の識別子となる言葉
(1、配送日等)を発声している。
【0071】画面例603は、続いて、「1.配送日設
定」の例文群が表示されている画面である。この例で、
送信者は、同様に選択したい例文の識別子(3、10ま
たは2月2日、午後等)を発声する。選択された例文で
作成されたメール文が表示されている様子が画面例60
4である。すなわち、例文の中に具体的な日付や午前/
午後の情報が織り込まれて「2月2日(火)に変更お願
いします。」「時間帯指定を希望します。」「希望時間
は午後です。」のような文書が画面上に表示される。
【0072】図8を参照して、この装置で送信されるパ
ケットの形式の一例を説明する。パケットは、テキスト
ファイル、音声ファイル、例文識別番号のうち、1つか
ら3つの形式が混在するものである。パケット内の各フ
ァイルは、パケット内での順番を表すシーケンスタグ、
ファイルの種類(テキストファイルか、音声ファイル
か、例文識別番号)を表すファイル種類タグ、ファイル
の長さを表すファイル長タグに続いて格納されている。
ファイルの長さは例えばバイト数で表される。シーケン
スタグ、ファイル種類タグ、ファイル長タグ、ファイル
(又は例文識別番号)で1セットになっており、これが
1セットから複数セット存在して1パケットとなる。
【0073】ここで、電子メール送受信装置が、入力さ
れた音声を認識する、あるいは認識できないと判断する
方法の一例を示す。電子メール送信装置100は、様々
なタイプの人(性別、年齢層、地域等)の音声をサンプ
リングしてデータベース化した音声DBと、言語データ
を保有する言語DBを、記憶部111内に保有してい
る。音声認識機構107では、入力された声のデータ
と、音声DBのデータとの比較・マッチング、および、
言語DBのデータを用いての言語解析を行うことによっ
て、入力された音声が示す文章を確定して行く。この場
合は、音声DBのデータと言語DBのデータを参照する
ので、音声認識精度が著しく向上する。
【0074】以上のような方法で、図4の例で説明すれ
ば、送信装置401で作成された電子メールのパケット
は、ネットワーク404を介して、中継となる電子メー
ル送受信装置(中継装置)403、あるいは最終目的地
である受信装置402へと送信される。送信するパケッ
トに、音声ファイル(送信装置では音声認識不可能だっ
た部分)が含まれる場合は、送信装置401より高性能
の音声認識機構を保有する中継装置403へ送信され
る。パケットに音声ファイルが含まれない場合は、中継
装置403を介してもよいが、受信装置402へ直接送
信されようにしてもよい。
【0075】図9のフローチャートを参照して、音声フ
ァイルを含むパケットを受信した電子メール送受信装置
(中継装置)での処理の一例を、図3で説明した中継装
置300の場合で説明する。中継装置300内のパケッ
ト解読機構303は、受信したパケットの中身につい
て、一つずつ(1ファイル毎または、1例文識別番号
毎)、ステップ801からの処理を繰り返す(ステップ
800)。
【0076】まず、パケットに格納されている1ファイ
ル(または1例文識別番号)が音声ファイルなのか否か
を判断する(ステップ801)。音声ファイルではない
場合、つまりそれは、テキストファイルか例文識別子と
しての識別番号である。これらは、そのまま送信用パケ
ットに格納され(ステップ802)、ステップ800に
戻る。
【0077】音声ファイルの場合は、音声認識機構30
4によってディクテーションされ、音声はテキストファ
イルに変換される(ステップ803)。そして、パケッ
ト作成機構305が、送信用パケットにこのテキストフ
ァイルを格納し(ステップ804)、ステップ800に
戻る。そして、受信したパケットの中身をすべて検証し
終わり、空になった時点で(ステップ800)、これま
での処理で作成された送信用パケット(テキストファイ
ル、例文識別番号等の識別子のうち、1つから2つの形
式が混在するもの)を閉じ、完成させる(ステップ80
5)。この後、このパケットは、最終目的地である電子
メール受信装置200へ送信される。
【0078】次に、図10及び図11に示す一連のフロ
ーチャートを参照して、電子メール受信装置200が電
子メールのパケットを受信した際の処理の一例を説明す
る。ここで、最終目的地である受信装置200が受信し
た電子メールのパケットの中身は、テキストファイル、
または例文識別番号、或いは両者の混在である。送信さ
れた音声ファイルは、中継装置300によってテキスト
ファイルに変換されているからである。
【0079】最初に、受信者は、受信した電子メールを
音声で聞くか、目で見るか(例えば画面上で見るかプリ
ンタに打ち出すか)を選択する(ステップ900)。音
声で聞くと選択した場合の処理を、先ず以下に説明す
る。受信装置200内のパケット解読機構206は、受
信したパケットの中身について、一つずつ(1ファイル
毎または、1例文識別番号毎)、以下終了までの処理を
繰り返す(ステップ901)。
【0080】まず、パケットに格納されている1ファイ
ル(または1例文識別番号)がテキストファイルなの
か、例文識別番号なのかを判断する(ステップ90
2)。テキストファイルの場合は、音声化機構207が
テキスト文を音声化し(ステップ905)、ステップ9
01に戻る。例文識別番号の場合は、例文識別番号をキ
ーにして記憶部208中の例文DBから例文を呼び出し
(ステップ903)、該当例文のテキストファイルを作
成する(ステップ904)。そして、音声化機構207
がテキストファイルのテキスト文(この場合は、例文)
を音声化し(ステップ905)、ステップ901に戻
る。このようにして、受信したパケットの中身をすべて
音声化し終わり、空になった時点で(ステップ90
1)、処理は終了する。
【0081】次に、ステップ900において、受信した
電子メールを画面上で見ると選択した場合の処理を説明
する。受信装置200内のパケット解読機構206は、
受信したパケットの中身について、一つずつ(1ファイ
ル毎または、1例文識別番号毎)、以下終了までの処理
を繰り返す(ステップ906)。まず、パケットに格納
されている1ファイル(または1例文識別番号)がテキ
ストファイルなのか、例文識別番号なのかを判断する
(ステップ907)。
【0082】テキストファイルの場合は、ステップ90
6に戻る。例文識別番号の場合は、例文識別番号をキー
にして例文DBより例文を呼び出し(ステップ90
8)、該当例文のテキストファイルを作成する(ステッ
プ909)。そして、例文識別番号が格納してあった場
所に、このテキストファイルを挿入し(ステップ91
0)、ステップ906に戻る。そして、受信したパケッ
トの中身をすべて検証し終わった時点で(ステップ90
6)、出来あがったテキストファイルを画面に出力し
(ステップ911)、処理は終了する。
【0083】例文を送受信する方法については、図5、
図6(送信の場合)、図10、図11(受信の場合)で
示しているように例文識別番号を送受信し、送受信装置
100、200内で例文のテキストファイルを作成して
再生または表示する方法のほか、例文の内容をテキスト
ファイル形式の形で送受信してもよい。
【0084】この方法では、図6のステップ520にお
いて、送信パケットの中には例文のテキストファイルが
格納される。このとき、送信されるパケットは、テキス
トファイルと音声ファイルの混在型となる。また、音声
ファイルは中継装置300によって、全てテキストファ
イルに変換されるので、最終目的地の受信装置200に
受信されるパケットの中身は、全てテキストファイル形
式である。
【0085】この場合の受信時の処理を、図12のフロ
ーチャートを参照して説明する。このフローは、図1
0、図11で示されるフローチャートの一部が省略され
たものである。まず受信者は、受信した電子メールを音
声で聞くか、画面上で見るかを選択する(ステップ10
00)。音声で聞くと選択した場合、音声化機構207
がテキストファイルのテキスト文を音声化する(ステッ
プ1001)。一方、画面上で見ると選択した場合は、
テキストファイルを画面に出力させる(ステップ100
2)。このように受信者の好みや必要に応じて出力形式
をいずれかに選択することができる。
【0086】図13及び図14の一連のフローチャート
を参照して、送信者によって入力された音声をプロファ
イリングし(男性、女性、子供、高齢者等)、受信装置
200ではそのプロファイルにあった音声で音声化を行
う場合の各装置の処理を説明する。図13、図14のフ
ローチャートで示すのは、送信装置100における処理
の一例である。これは、図5、図6に示したフローチャ
ートとほぼ同様であるが、図5のステップ503からス
テップ505の処理を、ステップ1103からステップ
1107に代替し、ステップ512からステップ514
の処理を、ステップ1114からステップ1118に代
替し、図6のステップ520をステップ1124に代替
している。
【0087】代替されたステップ1103からステップ
1107の処理は以下の通りである。ステップ1103
では、音声認識機構107が、口頭入力されたメール文
が音声認識可能かどうか判断している。音声認識可能の
場合、そのとき音声プロファイリングが終了していなけ
れば(ステップ1104)、ここで音声プロファイリン
グを行う(ステップ1105)。
【0088】すなわち、様々なタイプの人(性別、年齢
層、地域等)の音声をサンプリングしてデータベース化
した音声DBを参照しながら、入力された音声を性別や
年齢層などに分類する。そして、入力されたメール文を
ディクテーションしテキストファイルを作成した後(ス
テップ1106)、送信パケットに、作成したテキスト
ファイルと、プロファイル結果を格納する(ステップ1
107)。
【0089】また、ステップ1114から1118、及
びステップ1124の処理もこれと同様である。ステッ
プ1124では、選択された例文番号と、プロファイル
結果を送信パケットに格納する処理を行っている。ま
た、受信装置100における処理は、図10で示したフ
ローチャートのステップ905を、「テキストファイル
のテキスト文を音声プロファイルに基づいて音声化す
る」に代替したものとなる。
【0090】音声プロファイリングは、音声DBを参照
しながら、入力された音声を性別や年齢層などに分類す
る他、送信者が直接入力してもよく、このときは、入力
音声を分析して分類する処理を省略でき、その分だけ処
理速度を高くできる。
【0091】送信パケットには、テキストファイルと共
にプロファイル結果も格納されて送信されるので、それ
を受信した受信装置200では、プロファイリング結果
を利用して音声の再生ができるので、音声の再現性が高
くなる。中継装置の場合も、プロファイリング結果を利
用して、テキスト化未了の音声ファイルをテキストに変
換できるので、変換精度を高くすることができる。
【0092】以上の実施の形態では、認識された音声を
少なくともテキストファイルに変換して、音声ファイル
と混在させて送信し、またこれを中継する場合、さらに
例文識別子を混在させて送信し、またこれを中継する場
合、テキストファイルを、あるいはテキストファイルと
識別子を受信し、音声であるいはテキストで出力する場
合で説明したが、さらにテキストファイルに画像ファイ
ルを組合せてもよい。このときはテキストファイルに、
音声ファイル、例文識別子、画像ファイルの3つのうち
少なくとも1つを混在させて送信し、中継し受信する。
【0093】例えば「あけましておめでとうございま
す」と送信装置に音声で入力し、併せてキーボード、専
用ボタン等の入力装置から、毛筆体で表示すべしの指示
を入力する。次に「本年もどうぞよろしく」と音声で入
力し、この文書については別途キーボードで画像表示指
示の入力はしない。このような情報を含んだ信号を受信
した受信装置は、「あけましておめでとうございます」
の部分は、毛筆フォントあるいは毛筆画像イメージで画
面に表示し、「本年もどうぞよろしく」の部分は、何の
飾りもない標準文字のテキスト文書で表示する。このよ
うに構成すると、受信側では、送信者の意思に従って視
覚的に変化に富んだ文書を表示することができる。
【0094】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、音声認識
機構で変換されたテキストファイル文書と、音声認識機
構でテキストファイルに変換しなかった音声文書を含む
音声ファイルとを混在させて送信する送信機構を備える
ので、音声ファイルの全てまたは一部を、データ量の圧
縮されたテキストファイルで送信することができる、送
信装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である送信装置の構成例を
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態である受信装置の構成例を
示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態である中継装置の構成例を
示すブロック図である。
【図4】音声電子メール送信装置、受信装置、中継装置
が、ネットワークを介して接続されている様子を示す概
念図である。
【図5】音声電子メールを送信する際の処理の一例を示
すフローチャートである。
【図6】図5の続きを示すフローチャートである。
【図7】送信装置で送信音声電子メールを入力する処理
で表示される画面の例を示す図である。
【図8】送信装置で送信されるパケットの形式の一例を
示す図である。
【図9】音声電子メールの中継装置での処理の一例を示
すフローチャートである。
【図10】受信装置が電子メールのパケットを受信した
際の処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】図10の続きを示すフローチャートである。
【図12】受信するパケットの中身が全てテキストファ
イルであるときの受信時の処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図13】送信者の音声をプロファイリングし、受信装
置でそのプロファイリングに基づいて音声化をする場合
の、各装置の処理の一例を示すフローチャートである。
【図14】図13の続きを示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 送信装置 101 入力装置 102 出力装置 103 I/Oインターフェイス 104 通信インターフェイス 105 制御部 106 操作指示機構 107 音声認識機構 108 音声ファイル作成機構 109 例文設定機構 110 送信パケット作成機構 111 記憶部 200 受信装置 201 出力装置 202 I/Oインターフェイス 203 通信インターフェイス 204 制御部 205 操作指示機構 206 パケット解読機構 207 音声化機構 208 記憶部 300 中継装置 301 制御部 302 操作指示機構 303 パケット解読機構 304 音声認識機構 305 パケット作成機構 306 記憶部 307 通信インターフェイス 401 音声電子メール送信装置 402 音声電子メール受信装置 403 音声電子メール中継装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/58 H04L 11/00 310Z H04M 11/00 303 11/20 101B Fターム(参考) 5D015 KK02 LL12 5K030 GA19 HA05 HB01 JT01 KA07 KA19 KA20 LE12 LE17 5K033 AA01 BA14 CB02 DB10 DB12 DB14 DB18 5K101 KK02 LL01 LL11 NN08 NN14 NN18 9A001 CC02 HH17 JJ14

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声による文書を入力する音声入力装置
    と;前記音声入力装置で入力された音声を認識してテキ
    ストファイルに変換する音声認識機構と;前記音声認識
    機構で変換されたテキストファイルと、前記音声認識機
    構でテキストファイルに変換しなかった音声文書を含む
    音声ファイルとを混在させて送信する送信機構とを備え
    る;音声文書送信装置。
  2. 【請求項2】 前記音声入力装置で入力された音声を予
    め登録されている例文の識別子に変換する例文設定機構
    を備え;前記送信機構は、さらに例文の識別子を混在さ
    せて送信するように構成された;請求項1に記載の音声
    文書送信装置。
  3. 【請求項3】前記音声認識機構は、前記音声のプロファ
    イルを参照するように構成された、請求項1または請求
    項2に記載の音声文書送信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の音声文書送信装置を用いて、音声による文書を送
    信する、音声文書送信方法。
  5. 【請求項5】 音声による文書を入力する音声入力工程
    と;前記音声入力工程で入力された音声を認識してテキ
    ストファイルに変換する音声認識工程と;前記音声認識
    工程で変換されたテキストファイルと、前記音声認識工
    程でテキストファイルに変換しなかった音声文書を含む
    音声ファイルとを混在させて送信する送信工程とを備え
    る;音声文書送信方法。
  6. 【請求項6】 音声入力工程で入力された音声を予め登
    録されている例文の識別子に変換する例文識別工程を備
    え;前記送信工程は、さらに例文の識別子を混在させて
    送信する;請求項5に記載の音声文書送信方法。
  7. 【請求項7】前記音声認識工程は、前記音声のプロファ
    イルを参照して音声を認識するように構成された、請求
    項5または請求項6に記載の音声文書送信方法。
  8. 【請求項8】 音声による文書を入力する音声入力処理
    と;前記音声入力処理で入力された音声を認識してテキ
    ストファイルに変換する音声認識処理と;前記音声認識
    処理で変換されたテキストファイルと、前記音声認識処
    理でテキストファイルに変換しなかった音声文書を含む
    音声ファイルとを混在させて送信する送信処理とを行う
    ように;送信装置を制御するためのプログラムを、前記
    送信装置に提供して、音声文書送信装置として構成す
    る;音声文書送信装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 音声による文書を入力する音声入力処理
    と;前記音声入力処理で入力された音声を認識してテキ
    ストファイルに変換する音声認識処理と;前記音声認識
    処理で変換されたテキストファイルと、前記音声認識処
    理でテキストファイルに変換しなかった音声文書を含む
    音声ファイルとを混在させて送信する送信処理とを行う
    ように;音声文書送信装置を制御するためのプログラム
    を格納した、音声文書送信装置で読み取り可能な記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 テキストファイルを含む信号を受信す
    る受信機構と;前記受信装置で受信した信号を解読する
    解読機構と;前記解読機構で解読したテキストファイル
    を音声に変換する音声化機構を備える;音声文書受信装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の音声文書受信装置
    を用いて、音声による文書を受信する、音声文書受信方
    法。
  12. 【請求項12】 テキストファイルを含む信号を受信す
    る受信工程と;前記受信工程で受信した信号を解読する
    解読工程と;前記解読工程で解読したテキストファイル
    を音声に変換する音声化工程とを備える;音声文書受信
    方法。
  13. 【請求項13】 テキストファイルを含む信号を受信す
    る受信処理と;前記受信処理で受信した信号を解読する
    解読処理と;前記解読処理で解読した信号に含まれるテ
    キストファイルを音声に変換する音声化処理とを行うよ
    うに;受信装置を制御するためのプログラムを、前記受
    信装置に提供して、音声文書受信装置として構成する;
    音声文書受信装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 テキストファイルを含む信号を受信す
    る受信処理と;前記受信処理で受信した信号を解読する
    解読処理と;前記解読処理で解読した信号に含まれるテ
    キストファイルを音声に変換する音声化処理とを行うよ
    うに;音声文書受信装置を制御するためのプログラムを
    格納した、音声文書受信装置で読み取り可能な記録媒
    体。
  15. 【請求項15】 テキストファイルと音声ファイルとを
    含む信号を受信する受信機構と;前記受信機構で受信し
    た信号中の音声ファイルをテキストファイルに変換する
    音声認識機構と;前記受信機構で受信したテキストファ
    イルと前記音声認識機構で変換したテキストファイルと
    を併せて送信するテキストファイル送信機構とを備え
    る;音声文書中継装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の音声文書中継装置
    を用いて、音声による文書を中継する、音声文書中継方
    法。
  17. 【請求項17】 テキストファイルと音声ファイルとを
    含む信号を受信する受信工程と;前記受信工程で受信し
    た信号中の音声ファイルをテキストファイルに変換する
    テキスト化工程と;前記受信工程で受信したテキストフ
    ァイルと前記テキスト化工程で変換したテキストファイ
    ルとを併せて送信するテキストファイル送信工程とを備
    える;音声文書中継方法。
JP2000115179A 2000-04-17 2000-04-17 音声文書の送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、送信送致受信装置の製造方法、中継装置、中継方法及び記録媒体 Pending JP2001306461A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000115179A JP2001306461A (ja) 2000-04-17 2000-04-17 音声文書の送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、送信送致受信装置の製造方法、中継装置、中継方法及び記録媒体
AU2001242768A AU2001242768A1 (en) 2000-04-17 2001-03-23 Apparatus for transmitting and receiving voice message, method of manufacture thereof, relay device, method of transmitting, receiving and relaying, and recording medium
PCT/JP2001/002332 WO2001080020A1 (fr) 2000-04-17 2001-03-23 Dispositif d'emission et de reception de messages vocaux, production de ce dispositif, systeme de relais, procede d'emission, de reception et de relais et support d'enregistrement

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000115179A JP2001306461A (ja) 2000-04-17 2000-04-17 音声文書の送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、送信送致受信装置の製造方法、中継装置、中継方法及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001306461A true JP2001306461A (ja) 2001-11-02

Family

ID=18626874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000115179A Pending JP2001306461A (ja) 2000-04-17 2000-04-17 音声文書の送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、送信送致受信装置の製造方法、中継装置、中継方法及び記録媒体

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2001306461A (ja)
AU (1) AU2001242768A1 (ja)
WO (1) WO2001080020A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3377684B2 (ja) * 1996-06-26 2003-02-17 シャープ株式会社 音声認識による検索装置
JP3237566B2 (ja) * 1997-04-11 2001-12-10 日本電気株式会社 通話方法、音声送信装置及び音声受信装置
JP3914612B2 (ja) * 1997-07-31 2007-05-16 株式会社日立製作所 通信システム
JPH11112550A (ja) * 1997-09-30 1999-04-23 Nec Corp 電子メールシステム端末装置および電子メールシステム
JP2000020279A (ja) * 1998-07-03 2000-01-21 Olympus Optical Co Ltd 音声情報送信プログラムを記録した記録媒体、音声情報送信装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001080020A1 (fr) 2001-10-25
AU2001242768A1 (en) 2001-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6895257B2 (en) Personalized agent for portable devices and cellular phone
US6975988B1 (en) Electronic mail method and system using associated audio and visual techniques
US8705705B2 (en) Voice rendering of E-mail with tags for improved user experience
JP3884851B2 (ja) 通信システムおよびこれに用いられる無線通信端末装置
EP1603291B1 (en) Information transmission system and information transmission method
US20090198497A1 (en) Method and apparatus for speech synthesis of text message
US20080126491A1 (en) Method for Transmitting Messages from a Sender to a Recipient, a Messaging System and Message Converting Means
US20060069567A1 (en) Methods, systems, and products for translating text to speech
US6574598B1 (en) Transmitter and receiver, apparatus and method, all for delivery of information
JP2002288213A (ja) データ転送装置、データ送受信装置、データ交換システム、データ転送方法、データ転送プログラム、データ送受信プログラム
US20040012643A1 (en) Systems and methods for visually communicating the meaning of information to the hearing impaired
EP1411736A1 (en) System and method for converting text messages prepared with a mobile equipment into voice messages
KR20090054609A (ko) 감정적 콘텐츠 효과를 포함하는 전화 통신 서비스를제공하는 VoIP 전화 통신 시스템 및 방법
JP2001109487A (ja) 電子メールの音声再生装置、その音声再生方法、及び音声再生プログラムを記録した記録媒体
KR101916107B1 (ko) 통신 단말 및 그 통신 단말의 정보처리 방법
JP2001306461A (ja) 音声文書の送信装置、送信方法、受信装置、受信方法、送信送致受信装置の製造方法、中継装置、中継方法及び記録媒体
JPH0561637A (ja) 音声合成メールシステム
JP2012518308A (ja) メッセージングシステム
WO2011004207A1 (en) Method and system for compressing short messages, computer program and computer program product therefor
JPH06125317A (ja) 構内放送システム
US20230259719A1 (en) Multilingual conversation tool
JP3147897B2 (ja) 音声応答システム
JP2004287756A (ja) 電子メール作成装置及び電子メール作成方法
WO2002076120A1 (en) System and method of converting a message and transmitting the converted message
TWI425811B (zh) 文本簡訊語音播放系統及方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100202