JP2001300333A - 竪型ローラミル - Google Patents
竪型ローラミルInfo
- Publication number
- JP2001300333A JP2001300333A JP2000116696A JP2000116696A JP2001300333A JP 2001300333 A JP2001300333 A JP 2001300333A JP 2000116696 A JP2000116696 A JP 2000116696A JP 2000116696 A JP2000116696 A JP 2000116696A JP 2001300333 A JP2001300333 A JP 2001300333A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- classifier
- diameter
- mill
- crushing
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 claims description 43
- 238000000227 grinding Methods 0.000 claims description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 claims 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims 1
- 239000003245 coal Substances 0.000 abstract description 69
- 239000002245 particle Substances 0.000 abstract description 39
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 13
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 239000011362 coarse particle Substances 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 238000003801 milling Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000005514 two-phase flow Effects 0.000 description 3
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000003831 deregulation Effects 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 239000010881 fly ash Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Crushing And Grinding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スロートから吹き上げられる粒子の速度を減
少させることによって、微粉炭粒度の低下を防ぎ、ミル
の運転動力を低減するとともに、ミルの高さを低くした
コンパクトな竪型ローラミルを提供する。 【構成】 ミルに供給される空気量を通常より減らし、
さらに粉砕部ハウジング径DH と分級機ハウジング径
DCHを通常より拡げ、スロート上部4aを通過する空
気の流速を通常の40〜70%の範囲にし、分級機入口
部13を通過する空気流速を通常の60%以下にした。
少させることによって、微粉炭粒度の低下を防ぎ、ミル
の運転動力を低減するとともに、ミルの高さを低くした
コンパクトな竪型ローラミルを提供する。 【構成】 ミルに供給される空気量を通常より減らし、
さらに粉砕部ハウジング径DH と分級機ハウジング径
DCHを通常より拡げ、スロート上部4aを通過する空
気の流速を通常の40〜70%の範囲にし、分級機入口
部13を通過する空気流速を通常の60%以下にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石炭等の粒状また
はブロック状の原料を粉砕して所定粒度の微粉を取り出
す竪型ローラミルに係り、微粉粒度を向上すると同時に
ミルの高さを低減するようにした竪型ローラミルに関す
る。
はブロック状の原料を粉砕して所定粒度の微粉を取り出
す竪型ローラミルに係り、微粉粒度を向上すると同時に
ミルの高さを低減するようにした竪型ローラミルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9に、従来より火力発電プラントの石
炭焚ボイラシステムにおける燃料の前処理装置として使
用されている竪型ローラミルの一例を示す。この図から
明らかなように、本例の竪型ローラミルには、粉砕テー
ブル2と粉砕ローラ3とからなる粉砕部5の上方にサイ
クロン型の固定式分級器10が配置され、当該固定式分
級器10の内側に回転式分級機20が配置されている。
給炭管1より供給された被粉砕物である原炭は、回転し
ている粉砕テーブル2の中心部に落下し、粉砕テーブル
2の回転に伴う遠心力によって粉砕テーブル2上を渦巻
き状の軌跡を描いて外周部へ移動し、粉砕テーブル2と
粉砕ローラ3との間にかみ込まれて粉砕される。粉砕さ
れた石炭は、粉砕テーブル2の周りに設けられたスロー
ト4より導入された熱空気によって、乾燥されながら上
方に吹き上げられる。吹き上げられた石炭粉のうち、粒
径が大きいものは、固定式分級器10まで搬送される途
中で重力により落下し、粉砕部5に戻される(一次分
級)。分級装置6に到達した石炭粉は、固定式分級器1
0及び回転式分級器20によって所定粒度以下の微粉炭
と所定粒度以上の粗粉炭とに分級され、粗粉炭は固定式
分級器10のコーン部11の内壁に沿って落下し、再び
粉砕部5にて粉砕される。一方、分級装置6を出た微粉
炭は、送炭管30を経て図示しないボイラへと送られ
る。送炭管30より排出される微分炭の粒径は、回転式
分級機20の回転数を調節することによって制御する。
8は一次分級部、9は分級機ハウジング、12は旋回羽
根である。
炭焚ボイラシステムにおける燃料の前処理装置として使
用されている竪型ローラミルの一例を示す。この図から
明らかなように、本例の竪型ローラミルには、粉砕テー
ブル2と粉砕ローラ3とからなる粉砕部5の上方にサイ
クロン型の固定式分級器10が配置され、当該固定式分
級器10の内側に回転式分級機20が配置されている。
給炭管1より供給された被粉砕物である原炭は、回転し
ている粉砕テーブル2の中心部に落下し、粉砕テーブル
2の回転に伴う遠心力によって粉砕テーブル2上を渦巻
き状の軌跡を描いて外周部へ移動し、粉砕テーブル2と
粉砕ローラ3との間にかみ込まれて粉砕される。粉砕さ
れた石炭は、粉砕テーブル2の周りに設けられたスロー
ト4より導入された熱空気によって、乾燥されながら上
方に吹き上げられる。吹き上げられた石炭粉のうち、粒
径が大きいものは、固定式分級器10まで搬送される途
中で重力により落下し、粉砕部5に戻される(一次分
級)。分級装置6に到達した石炭粉は、固定式分級器1
0及び回転式分級器20によって所定粒度以下の微粉炭
と所定粒度以上の粗粉炭とに分級され、粗粉炭は固定式
分級器10のコーン部11の内壁に沿って落下し、再び
粉砕部5にて粉砕される。一方、分級装置6を出た微粉
炭は、送炭管30を経て図示しないボイラへと送られ
る。送炭管30より排出される微分炭の粒径は、回転式
分級機20の回転数を調節することによって制御する。
8は一次分級部、9は分級機ハウジング、12は旋回羽
根である。
【0003】石炭焚ボイラシステムでは、火力発電プラ
ントの出力に応じて石炭粉砕量が10t/h までの種々の
サイズの竪型ローラミルが使用されている。このような
竪型ローラミルの粉砕テーブル2の直径は、小は1m程
度のものから大は4mを超えるものまでが使用されてい
る。また、石炭焚ボイラシステムでは通常複数台の竪型
ローラミルが配備されており、各ミルへ供給される石炭
量の合計が、ボイラで使用される燃料量となる。また、
ある一定のボイラ負荷範囲毎に運転されるミルの台数が
決まっている。したがって、ボイラ負荷の変化にともな
って、運転される竪型ローラミルの台数も替わり、ミル
1台当たりの石炭供給量(給炭量)も変化する。火力発
電プラントの石炭焚ボイラ用ミルの給炭量は、通常40
〜100%の範囲で運用される。ミル内へ導入される空
気量も給炭量によって変化し、空気量と給炭量の割合
は、給炭率によって異なるが、例えば、給炭率100%
のとき空気量と給炭量の重量割合は2:1程度である。
ントの出力に応じて石炭粉砕量が10t/h までの種々の
サイズの竪型ローラミルが使用されている。このような
竪型ローラミルの粉砕テーブル2の直径は、小は1m程
度のものから大は4mを超えるものまでが使用されてい
る。また、石炭焚ボイラシステムでは通常複数台の竪型
ローラミルが配備されており、各ミルへ供給される石炭
量の合計が、ボイラで使用される燃料量となる。また、
ある一定のボイラ負荷範囲毎に運転されるミルの台数が
決まっている。したがって、ボイラ負荷の変化にともな
って、運転される竪型ローラミルの台数も替わり、ミル
1台当たりの石炭供給量(給炭量)も変化する。火力発
電プラントの石炭焚ボイラ用ミルの給炭量は、通常40
〜100%の範囲で運用される。ミル内へ導入される空
気量も給炭量によって変化し、空気量と給炭量の割合
は、給炭率によって異なるが、例えば、給炭率100%
のとき空気量と給炭量の重量割合は2:1程度である。
【0004】粉砕部ハウジング7側にスロートブレード
を取り付けた従来の竪型ローラミル(固定スロート式ミ
ル)は、各スロート4を通過する空気流速は大きく変動
しており、かつ、各スロート4の平均流速も大きな分布
を有している(特許第2716491号)。その結果、
スロート4から石炭が落下しやすく、この落下を抑える
ためにスロート4を通過する空気流速を必要以上に上げ
ざるを得ない。また、スロート上部8を通過する空気流
速も円周方向で不均一になるため、スロート上部8を輸
送される石炭粒子の速度も円周方向に分布を有してお
り、不均一となる。その結果として、ある特定の粒子径
で完全に分離することはできず、一次分級性能が悪かっ
た。従来の竪型ローラミルでは、粉砕部ハウジング径は
粉砕テーブル径の大略、1.2〜1.3倍に設定されて
いた。これは、粉砕部ハウジング径をこれより大きくす
ると、スロート上部8を通過する空気流速が低下し、ス
ロート上部8を輸送される石炭の輸送抵抗が増大し、ミ
ル差圧が増加するからである。逆に、粉砕部ハウジング
径を小さくすると、粉砕部ハウジング7等の摩耗が激し
くなる。また、分級機ハウジング径は分級機直径の大略
1.15〜1.35倍に設定されている。近年、火力発電プラン
トの高効率運用を実現するため、石炭焚ボイラに燃料で
ある微粉炭を供給する竪型ローラミルには、ミルの運転
動力の低減が求められている。また、電力の規制緩和に
よる電気料金値下げやIPP(独立系発電事業者)の参
入により、発電プラントのコスト低減や狭隘地における
建設などが一層求められるようになっている。
を取り付けた従来の竪型ローラミル(固定スロート式ミ
ル)は、各スロート4を通過する空気流速は大きく変動
しており、かつ、各スロート4の平均流速も大きな分布
を有している(特許第2716491号)。その結果、
スロート4から石炭が落下しやすく、この落下を抑える
ためにスロート4を通過する空気流速を必要以上に上げ
ざるを得ない。また、スロート上部8を通過する空気流
速も円周方向で不均一になるため、スロート上部8を輸
送される石炭粒子の速度も円周方向に分布を有してお
り、不均一となる。その結果として、ある特定の粒子径
で完全に分離することはできず、一次分級性能が悪かっ
た。従来の竪型ローラミルでは、粉砕部ハウジング径は
粉砕テーブル径の大略、1.2〜1.3倍に設定されて
いた。これは、粉砕部ハウジング径をこれより大きくす
ると、スロート上部8を通過する空気流速が低下し、ス
ロート上部8を輸送される石炭の輸送抵抗が増大し、ミ
ル差圧が増加するからである。逆に、粉砕部ハウジング
径を小さくすると、粉砕部ハウジング7等の摩耗が激し
くなる。また、分級機ハウジング径は分級機直径の大略
1.15〜1.35倍に設定されている。近年、火力発電プラン
トの高効率運用を実現するため、石炭焚ボイラに燃料で
ある微粉炭を供給する竪型ローラミルには、ミルの運転
動力の低減が求められている。また、電力の規制緩和に
よる電気料金値下げやIPP(独立系発電事業者)の参
入により、発電プラントのコスト低減や狭隘地における
建設などが一層求められるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、竪型ローラ
ミルの運転動力を下げる手段の一つとして、ミル差圧を
低減するために粉砕テーブルの側縁部にスロートブレー
ドを取り付けたスロート(回転スロート)を用いる発明
がある(特許第2740249号、特開平6-343887号参
照)。回転スロート式のミルも固定スロート式ミルと同
様に粉砕部ハウジング径は粉砕テーブル径の大略、1.
2〜1.3倍に設定され、分級機ハウジング径も分級機
直径の大略1.15〜1.35倍に設定されている。このタイプ
のスロートを取り付けた竪型ローラミルは、スロートブ
レードをハウジング側に取り付けた竪型ローラミル(固
定スロート式ミル)に比べてスロートの差圧を低減でき
るばかりではなく、スロート上で石炭粒子が均一に振り
まかれるので、スロート上に形成される石炭層の濃度が
均一に分布し、ある特定の粒子径で分離しやすくなり、
分離性能は良くなる。その結果、スロートから吹き上げ
られた石炭粒子は、高速で上方へ輸送されると同時に、
スロート上部に滞留する石炭量が減少するので、スロー
ト上部に浮遊状態で輸送される粒子の流動層は希薄にな
り、流動抵抗である炭層差圧は低減する。このように、
回転スロート式ミルの場合はミル内の一次分級部におけ
る石炭粒子と空気の流動状態が一変する。その結果、流
動層部が希薄になったことにより粉砕部から高速で吹き
上げられ、一次分級で分離される石炭粒子の径が増大す
る。そのため、同一の分級機回転数でミルを運転する
と、ハウジング側にスロートブレードを取り付けた竪型
ローラミル(固定スロート式ミル)に比べて、ミル出口
よりボイラへ送られる微粉炭の粒径は粗くなる欠点が生
じる。これを解消するために分級機回転数を増加すれば
良いわけであるが、容量の大きい分級機モータの設置
や、分級機の運転動力の増大なども招く。また、ボイラ
を狭隘地に設置する場合、ミルをフレキシブルに配置す
ることが望まれ、高さの低いコンパクトなミルが求めら
れる。この場合はいっそう一次分級部の分離径が増大
し、微粉炭の粒径はますます粗くなる。例えば、固定ス
ロート式ミルの場合、粉砕テーブル2と分級部ハウジン
グ9との距離Hを短くするために、固定式分級部10を
なくし、Hを20%短縮したとき、回転式分級機20の
回転数が低い場合はメッシュパスで3〜5%低下し、回
転数が高い場合には200メッシュパスで1%程度低下
する。
ミルの運転動力を下げる手段の一つとして、ミル差圧を
低減するために粉砕テーブルの側縁部にスロートブレー
ドを取り付けたスロート(回転スロート)を用いる発明
がある(特許第2740249号、特開平6-343887号参
照)。回転スロート式のミルも固定スロート式ミルと同
様に粉砕部ハウジング径は粉砕テーブル径の大略、1.
2〜1.3倍に設定され、分級機ハウジング径も分級機
直径の大略1.15〜1.35倍に設定されている。このタイプ
のスロートを取り付けた竪型ローラミルは、スロートブ
レードをハウジング側に取り付けた竪型ローラミル(固
定スロート式ミル)に比べてスロートの差圧を低減でき
るばかりではなく、スロート上で石炭粒子が均一に振り
まかれるので、スロート上に形成される石炭層の濃度が
均一に分布し、ある特定の粒子径で分離しやすくなり、
分離性能は良くなる。その結果、スロートから吹き上げ
られた石炭粒子は、高速で上方へ輸送されると同時に、
スロート上部に滞留する石炭量が減少するので、スロー
ト上部に浮遊状態で輸送される粒子の流動層は希薄にな
り、流動抵抗である炭層差圧は低減する。このように、
回転スロート式ミルの場合はミル内の一次分級部におけ
る石炭粒子と空気の流動状態が一変する。その結果、流
動層部が希薄になったことにより粉砕部から高速で吹き
上げられ、一次分級で分離される石炭粒子の径が増大す
る。そのため、同一の分級機回転数でミルを運転する
と、ハウジング側にスロートブレードを取り付けた竪型
ローラミル(固定スロート式ミル)に比べて、ミル出口
よりボイラへ送られる微粉炭の粒径は粗くなる欠点が生
じる。これを解消するために分級機回転数を増加すれば
良いわけであるが、容量の大きい分級機モータの設置
や、分級機の運転動力の増大なども招く。また、ボイラ
を狭隘地に設置する場合、ミルをフレキシブルに配置す
ることが望まれ、高さの低いコンパクトなミルが求めら
れる。この場合はいっそう一次分級部の分離径が増大
し、微粉炭の粒径はますます粗くなる。例えば、固定ス
ロート式ミルの場合、粉砕テーブル2と分級部ハウジン
グ9との距離Hを短くするために、固定式分級部10を
なくし、Hを20%短縮したとき、回転式分級機20の
回転数が低い場合はメッシュパスで3〜5%低下し、回
転数が高い場合には200メッシュパスで1%程度低下
する。
【0006】本発明の目的は、スロートから吹き上げら
れる粒子の速度を減少させることによって、微粉炭粒度
の低下を防ぎ、ミルの運転動力を低減するとともに、ミ
ルの高さを低くしたコンパクトな竪型ローラミルを提供
することにある。
れる粒子の速度を減少させることによって、微粉炭粒度
の低下を防ぎ、ミルの運転動力を低減するとともに、ミ
ルの高さを低くしたコンパクトな竪型ローラミルを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、粉砕テーブルと粉砕ローラ
とからなる粉砕部と、粉砕部の周りを囲む粉砕部ハウジ
ングと、粉砕部の上方に設置した分級機と、分級機の周
りを囲む分級機ハウジングとを設置し、さらに、粉砕テ
ーブルと粉砕部ハウジングとの間に形成される環状の空
間部を前記粉砕テーブルの側縁部に取り付けられた複数
のスロートブレードにより仕切り、スロートを粉砕テー
ブルとともに回転させる竪型ローラミルにおいて、スロ
ート上部を通過する空気流速υを
に、請求項1記載の発明は、粉砕テーブルと粉砕ローラ
とからなる粉砕部と、粉砕部の周りを囲む粉砕部ハウジ
ングと、粉砕部の上方に設置した分級機と、分級機の周
りを囲む分級機ハウジングとを設置し、さらに、粉砕テ
ーブルと粉砕部ハウジングとの間に形成される環状の空
間部を前記粉砕テーブルの側縁部に取り付けられた複数
のスロートブレードにより仕切り、スロートを粉砕テー
ブルとともに回転させる竪型ローラミルにおいて、スロ
ート上部を通過する空気流速υを
【数4】 Wa* :通常(従来)の竪型ローラミルへ供給される
空気量(kg/s) ρa :ミル内の温度における空気の密度(kg/m3) DH *:通常(従来)の竪型ローラミルの粉砕部ハウジ
ング径(m) DT :粉砕テーブル径(m) さらに、分級機入口部の空気流速υ´を
空気量(kg/s) ρa :ミル内の温度における空気の密度(kg/m3) DH *:通常(従来)の竪型ローラミルの粉砕部ハウジ
ング径(m) DT :粉砕テーブル径(m) さらに、分級機入口部の空気流速υ´を
【数5】 DCH * :通常(従来)の竪型ローラミルの分級機ハ
ウジング径(m) DC :分級機直径(m) で算出される範囲になるように、粉砕部ハウジング径や
分級機ハウジング径を拡げたり、ミルに供給される空気
量を絞る構成にしてある。上記目的を達成するために、
請求項2記載の発明は、請求項1記載において、粉砕部
ハウジング径を粉砕テーブル径の1.35倍から1.55倍の範
囲にし、かつ、分級機ハウジング径を分級機直径の1.
4倍以上にした構成にしてある。上記目的を達成するた
めに、請求項3記載の発明は、請求項1記載において、
ミルに供給される空気量を通常(従来)より減らし、さ
らに粉砕部ハウジング径と分級機ハウジング径を通常
(従来)より拡げ、スロート上部を通過する空気の流速
を通常(従来)の40〜70%の範囲にし、分級機入口
部を通過する空気流速を通常(従来)の60%以下にし
た構成にしてある。上記目的を達成するために、請求項
4記載の発明は、粉砕テーブルと粉砕ローラとからなる
粉砕部と、粉砕部の周りを囲む粉砕部ハウジングと、粉
砕部の上方に設置した分級機と、分級機の周りを囲む分
級機ハウジングとを設置し、さらに、粉砕テーブルと粉
砕部ハウジングとの間に形成される環状の空間部を粉砕
テーブルの側縁部に取り付けられた複数のスロートブレ
ードにより仕切り、スロートを粉砕テーブルとともに回
転させる竪型ローラミルにおいて、分級部入口部の空気
流速υ´を
ウジング径(m) DC :分級機直径(m) で算出される範囲になるように、粉砕部ハウジング径や
分級機ハウジング径を拡げたり、ミルに供給される空気
量を絞る構成にしてある。上記目的を達成するために、
請求項2記載の発明は、請求項1記載において、粉砕部
ハウジング径を粉砕テーブル径の1.35倍から1.55倍の範
囲にし、かつ、分級機ハウジング径を分級機直径の1.
4倍以上にした構成にしてある。上記目的を達成するた
めに、請求項3記載の発明は、請求項1記載において、
ミルに供給される空気量を通常(従来)より減らし、さ
らに粉砕部ハウジング径と分級機ハウジング径を通常
(従来)より拡げ、スロート上部を通過する空気の流速
を通常(従来)の40〜70%の範囲にし、分級機入口
部を通過する空気流速を通常(従来)の60%以下にし
た構成にしてある。上記目的を達成するために、請求項
4記載の発明は、粉砕テーブルと粉砕ローラとからなる
粉砕部と、粉砕部の周りを囲む粉砕部ハウジングと、粉
砕部の上方に設置した分級機と、分級機の周りを囲む分
級機ハウジングとを設置し、さらに、粉砕テーブルと粉
砕部ハウジングとの間に形成される環状の空間部を粉砕
テーブルの側縁部に取り付けられた複数のスロートブレ
ードにより仕切り、スロートを粉砕テーブルとともに回
転させる竪型ローラミルにおいて、分級部入口部の空気
流速υ´を
【数6】 DCH * :通常(従来)の竪型ローラミルの分級機ハ
ウジング径(m) DC :分級機直径(m) で算出される範囲になるように、分級機ハウジング径を
拡げたり、ミルに供給される空気量を絞る構成にしてあ
る。
ウジング径(m) DC :分級機直径(m) で算出される範囲になるように、分級機ハウジング径を
拡げたり、ミルに供給される空気量を絞る構成にしてあ
る。
【0008】上記目的を達成するために、請求項5記載
の発明は、請求項4記載において、分級機ハウジング径
を分級機直径の1.4倍以上にした構成にしてある。
の発明は、請求項4記載において、分級機ハウジング径
を分級機直径の1.4倍以上にした構成にしてある。
【0009】上記目的を達成するために、請求項6記載
の発明は、請求項4記載において、ミルに供給される空
気量を通常(従来)より減らし、さらに分級機ハウジン
グ径を通常(従来)より拡げ、分級機入口部を通過する
空気流速を通常(従来)の60%以下にした構成にして
ある。かかる構成により、竪型ローラミルの負担や石炭
の粉砕性等によって異なるが、石炭は竪型ローラミルの
粉砕部において200メッシュパス20〜50%程度で
粉砕される。粉砕された石炭は、分級部に運ばれる前に
一次分級が行われ、粗い粒子が分離される。一次分級
は、距離Hが長いほど、また一次分級部(スロート上部
と分級機入口部)を通過する空気流速が遅いほど粒子を
効率的に分離する。したがって、粉砕部ハウジング径と
分級部ハウジング径を通常(従来)よりも増大させたこ
とにより、一次分級部の流速が低減し、確実に粗い粒子
を粉砕部へ戻すことができる。その結果、従来よりもミ
ルの高さが低いコンパクトな回転スロート式の竪型ロー
ラミルにおいて、ミル出口よりボイラへ送られる微粉炭
の粒径が従来よりも粗くならない。したがって、粉砕部
ハウジング側にスロートブレードを取り付けた竪型ロー
ラミル(固定スロート式ミル)と比べて、ミル差圧やミ
ルの粉砕動力を低減できるばかりでなく、微粉炭粒度の
低下を防ぎ、しかもミルの高さを低くすることができ
る。
の発明は、請求項4記載において、ミルに供給される空
気量を通常(従来)より減らし、さらに分級機ハウジン
グ径を通常(従来)より拡げ、分級機入口部を通過する
空気流速を通常(従来)の60%以下にした構成にして
ある。かかる構成により、竪型ローラミルの負担や石炭
の粉砕性等によって異なるが、石炭は竪型ローラミルの
粉砕部において200メッシュパス20〜50%程度で
粉砕される。粉砕された石炭は、分級部に運ばれる前に
一次分級が行われ、粗い粒子が分離される。一次分級
は、距離Hが長いほど、また一次分級部(スロート上部
と分級機入口部)を通過する空気流速が遅いほど粒子を
効率的に分離する。したがって、粉砕部ハウジング径と
分級部ハウジング径を通常(従来)よりも増大させたこ
とにより、一次分級部の流速が低減し、確実に粗い粒子
を粉砕部へ戻すことができる。その結果、従来よりもミ
ルの高さが低いコンパクトな回転スロート式の竪型ロー
ラミルにおいて、ミル出口よりボイラへ送られる微粉炭
の粒径が従来よりも粗くならない。したがって、粉砕部
ハウジング側にスロートブレードを取り付けた竪型ロー
ラミル(固定スロート式ミル)と比べて、ミル差圧やミ
ルの粉砕動力を低減できるばかりでなく、微粉炭粒度の
低下を防ぎ、しかもミルの高さを低くすることができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。まず、本発明の一実施の形態を図1
乃至図7を参照して説明する。図1は本発明に係る竪型
ローラミルの断面図、図2は本発明に係る竪型ローラミ
ルの粉砕部ハウジング径と粉砕テーブル径を示す説明
図、図3は本発明と従来の竪型ローラミルの一次分級性
能を示す特性図、図4及び図5は本発明と従来の竪型ロ
ーラミルの微粉粒度特性の比較を示す説明図、図6及び
図7は本発明と従来の竪型ローラミルの圧力損失の比較
を示す説明図である。なお、前記従来例と同一部分には
同一符号を付して詳細な説明を省略する。
に基づき説明する。まず、本発明の一実施の形態を図1
乃至図7を参照して説明する。図1は本発明に係る竪型
ローラミルの断面図、図2は本発明に係る竪型ローラミ
ルの粉砕部ハウジング径と粉砕テーブル径を示す説明
図、図3は本発明と従来の竪型ローラミルの一次分級性
能を示す特性図、図4及び図5は本発明と従来の竪型ロ
ーラミルの微粉粒度特性の比較を示す説明図、図6及び
図7は本発明と従来の竪型ローラミルの圧力損失の比較
を示す説明図である。なお、前記従来例と同一部分には
同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0011】図において、1は給炭管、2は粉砕テーブ
ル、3は粉砕ローラ、4はスロート、4aはスロート上
部、5は粉砕部、6は分級装置、7は粉砕部ハウジン
グ、8は一次分級部、9は分級機ハウジング、11はコ
ーン部、12は旋回羽根、13は分級機入口部、20は
回転式分級機、21は回転羽根、30は送炭管である。
一次分級部8はスロート上部4aと分級機入口部13と
から構成される。スロート上部(一次分級部8)4aは
構造が複雑なため、スロート上部4aの空気流速は一定
ではない。ミル内へ供給される空気量を粉砕部ハウジン
グ7と粉砕テーブル2間の仮想の円環状流路の段面積で
割った値をスロート上部4aの空気流速υと定義した。
すなわち、
ル、3は粉砕ローラ、4はスロート、4aはスロート上
部、5は粉砕部、6は分級装置、7は粉砕部ハウジン
グ、8は一次分級部、9は分級機ハウジング、11はコ
ーン部、12は旋回羽根、13は分級機入口部、20は
回転式分級機、21は回転羽根、30は送炭管である。
一次分級部8はスロート上部4aと分級機入口部13と
から構成される。スロート上部(一次分級部8)4aは
構造が複雑なため、スロート上部4aの空気流速は一定
ではない。ミル内へ供給される空気量を粉砕部ハウジン
グ7と粉砕テーブル2間の仮想の円環状流路の段面積で
割った値をスロート上部4aの空気流速υと定義した。
すなわち、
【数7】 である。 Wa :本発明の竪型ローラミルへ供給される空気量(k
g/s) ρa :ミル内の温度における空気の密度(kg/m3) DH :本発明の竪型ローラミルの粉砕部ハウジング径
(m) DT :粉砕テーブル径(m) 粉砕部ハウジング径DH は粉砕テーブル径DT の1.3
5,1.45及び1.55倍の値を採用している。
g/s) ρa :ミル内の温度における空気の密度(kg/m3) DH :本発明の竪型ローラミルの粉砕部ハウジング径
(m) DT :粉砕テーブル径(m) 粉砕部ハウジング径DH は粉砕テーブル径DT の1.3
5,1.45及び1.55倍の値を採用している。
【0012】スロート上部(一次分級部8)4aの空気
流速υは、それぞれ70%,50%,40%となってい
る。また、分級機入口部13の空気流速υ´は次式で定
義した。
流速υは、それぞれ70%,50%,40%となってい
る。また、分級機入口部13の空気流速υ´は次式で定
義した。
【0013】
【数8】 である。 Wa :本発明の竪型ローラミルへ供給される空気量(k
g/s) ρa :ミル内の温度における空気の密度(kg/m3) DCH:本発明の竪型ローラミルの分級機ハウジング径
(m) DC :分級機直径(m) 一方、分級機ハウジング径DCHは分級機直径DC の
1.4倍を採用している。分級機入口部13の空気流速
υ´は通常(従来)の60%になっている。分級機は、
固定式分級機の内側に回転式分級機20を備えており、
ここで、分級機直径DC は、固定式分級機の旋回羽根
12の外周直径で定義する。粉砕部5は粉砕テーブル2
と3個の粉砕ローラ3とから構成され、粉砕テーブル2
の外周側縁部にスロートブレードを取り入れたスロート
4が設けられている。スロートブレードは特開平3−1
93142号公報で開示された向き、つまり、粉砕テー
ブル2に対して所定の角度だけ傾斜した状態に取り付け
られている。粉砕部5の上方には分級装置6が設けられ
ている。分級部は回転式分級機20からなる分級装置6
(二次分級)と、スロート4より吹き上げられた石炭粒
子を重力により粗粒子を分級する一次分級部8より構成
されている。
g/s) ρa :ミル内の温度における空気の密度(kg/m3) DCH:本発明の竪型ローラミルの分級機ハウジング径
(m) DC :分級機直径(m) 一方、分級機ハウジング径DCHは分級機直径DC の
1.4倍を採用している。分級機入口部13の空気流速
υ´は通常(従来)の60%になっている。分級機は、
固定式分級機の内側に回転式分級機20を備えており、
ここで、分級機直径DC は、固定式分級機の旋回羽根
12の外周直径で定義する。粉砕部5は粉砕テーブル2
と3個の粉砕ローラ3とから構成され、粉砕テーブル2
の外周側縁部にスロートブレードを取り入れたスロート
4が設けられている。スロートブレードは特開平3−1
93142号公報で開示された向き、つまり、粉砕テー
ブル2に対して所定の角度だけ傾斜した状態に取り付け
られている。粉砕部5の上方には分級装置6が設けられ
ている。分級部は回転式分級機20からなる分級装置6
(二次分級)と、スロート4より吹き上げられた石炭粒
子を重力により粗粒子を分級する一次分級部8より構成
されている。
【0014】次に、上記のように構成された竪型ローラ
ミルの動作について説明する。給炭管1より供給された
原炭は、回転している粉砕テーブル2に落下し、粉砕テ
ーブル2と粉砕ローラ3との間にかみ込まれて粉砕さ
れ、粉砕された石炭粉は、粉砕テーブル2の周りに設け
られたスロート4より導入された熱空気によって吹き上
げられ、通常(従来)よりも粉砕部ハウジング径と分級
機ハウジング径を拡げたことにより、一次分級部(スロ
ート上部4aと分級機入口部13)8を通過する空気流
速が低下し、効率的に粗粒子を分離することができる。
一次分級部を通過した固気2相流は、固定式分級器の旋
回羽根12を経て回転式分級機20へ達する。回転式分
級機20では、回転羽根21によって遠心力が与えら
れ、所望の微粉粒度に調整され、送炭管30より系外へ
排出される。回転羽根21によって分離された粗粉はコ
ーン部11を経て粉砕部5へ戻される。ここで、給炭率
が100%のとき空気量と給炭量の重量割合は2:1程
度である。
ミルの動作について説明する。給炭管1より供給された
原炭は、回転している粉砕テーブル2に落下し、粉砕テ
ーブル2と粉砕ローラ3との間にかみ込まれて粉砕さ
れ、粉砕された石炭粉は、粉砕テーブル2の周りに設け
られたスロート4より導入された熱空気によって吹き上
げられ、通常(従来)よりも粉砕部ハウジング径と分級
機ハウジング径を拡げたことにより、一次分級部(スロ
ート上部4aと分級機入口部13)8を通過する空気流
速が低下し、効率的に粗粒子を分離することができる。
一次分級部を通過した固気2相流は、固定式分級器の旋
回羽根12を経て回転式分級機20へ達する。回転式分
級機20では、回転羽根21によって遠心力が与えら
れ、所望の微粉粒度に調整され、送炭管30より系外へ
排出される。回転羽根21によって分離された粗粉はコ
ーン部11を経て粉砕部5へ戻される。ここで、給炭率
が100%のとき空気量と給炭量の重量割合は2:1程
度である。
【0015】このように、粉砕部ハウジング径DH と
分級機ハウジング径DCHを拡げると、スロート4の上
部と分級機入口部13を通過する空気流速を低く抑える
ことができるので、スロート4の上部を移動する固気2
相流中に含まれる粗粒子を効率的に分離し、さらに、分
級機ハウジング9を拡げたことによりミルの高さを低く
しても通常(従来)と同等以上の一次分級性能を確保す
ることができ、分級装置6へは粗粒子をほとんど含まな
い固気2相流が運ばれる。上述したように分級装置6に
はほとんど粗粉を含まない固気2相流が供給されるの
で、回転式分級機20の回転羽根21の回転数が低く遠
心力が小さい条件のもとであっても粗粉の分離を十分に
行うことができ、粒径が小さい微粉炭を得ることができ
る。
分級機ハウジング径DCHを拡げると、スロート4の上
部と分級機入口部13を通過する空気流速を低く抑える
ことができるので、スロート4の上部を移動する固気2
相流中に含まれる粗粒子を効率的に分離し、さらに、分
級機ハウジング9を拡げたことによりミルの高さを低く
しても通常(従来)と同等以上の一次分級性能を確保す
ることができ、分級装置6へは粗粒子をほとんど含まな
い固気2相流が運ばれる。上述したように分級装置6に
はほとんど粗粉を含まない固気2相流が供給されるの
で、回転式分級機20の回転羽根21の回転数が低く遠
心力が小さい条件のもとであっても粗粉の分離を十分に
行うことができ、粒径が小さい微粉炭を得ることができ
る。
【0016】次に、一次分級性能の一例について図3を
参照して説明する。図3(a)は、通常(従来)の竪型ロ
ーラミルの一次分級性能の一例である。粉砕部ハウジン
グ7側にスロートブレードを取り付けた固定スロート式
竪型ローラミル(従来例A,B)と、粉砕テーブル2側
にスロートブレードを取り付けた回転スロート式竪型ロ
ーラミル(従来例C)の性能を示してある。ミルの高さ
を表すHが同一のH=1の場合で固定スロート式ミルと
回転スロート式ミルを比較すると、ほとんどの粒径範囲
で、回転スロート式ミル(図3(a)の従来例C)より固
定スロート式ミル(図3(a)の従来例A)の方が分離効
率は上回っている。例えば300μmの粗粒子を分離し
て粉砕部へ戻す割合は、固定スロート式ミルの場合50
%以上であるが、回転スロート式ミルの分離効率は50
%以下である。分離効率は、 Rosin-Rammler線図上で直
線になるが、この直線の傾きは、回転スロート式ミルの
方が大きく、粒子をある特定の粒子径で分離する分級性
能は良い。固定スロート式ミルの場合、全体的に分離効
率は大きいものの、直線の傾きが小さいので分級性能は
悪く、本来、送炭管30よりボイラへ送られるべき微粉
も粉砕部へ戻していることになる。その結果、分級性能
が良い場合よりミル内を循環する石炭量は増大し、ミル
の圧力損失やミルの粉砕動力の増加を招くことになる。
一方、回転スロート式ミルの場合は分級性能は良いもの
の、分離径が大きくなるので、微粉炭の粒度が粗くなる
問題がある。したがって、良好な分級性能を維持したま
ま分離径を小さくすることが望まれる。また、同じ固定
スロート式ミルでもHを20%短縮したH=0.8の場
合(図3(a)の従来例B)は分離効率は低下し、分級は
更に悪くなる。
参照して説明する。図3(a)は、通常(従来)の竪型ロ
ーラミルの一次分級性能の一例である。粉砕部ハウジン
グ7側にスロートブレードを取り付けた固定スロート式
竪型ローラミル(従来例A,B)と、粉砕テーブル2側
にスロートブレードを取り付けた回転スロート式竪型ロ
ーラミル(従来例C)の性能を示してある。ミルの高さ
を表すHが同一のH=1の場合で固定スロート式ミルと
回転スロート式ミルを比較すると、ほとんどの粒径範囲
で、回転スロート式ミル(図3(a)の従来例C)より固
定スロート式ミル(図3(a)の従来例A)の方が分離効
率は上回っている。例えば300μmの粗粒子を分離し
て粉砕部へ戻す割合は、固定スロート式ミルの場合50
%以上であるが、回転スロート式ミルの分離効率は50
%以下である。分離効率は、 Rosin-Rammler線図上で直
線になるが、この直線の傾きは、回転スロート式ミルの
方が大きく、粒子をある特定の粒子径で分離する分級性
能は良い。固定スロート式ミルの場合、全体的に分離効
率は大きいものの、直線の傾きが小さいので分級性能は
悪く、本来、送炭管30よりボイラへ送られるべき微粉
も粉砕部へ戻していることになる。その結果、分級性能
が良い場合よりミル内を循環する石炭量は増大し、ミル
の圧力損失やミルの粉砕動力の増加を招くことになる。
一方、回転スロート式ミルの場合は分級性能は良いもの
の、分離径が大きくなるので、微粉炭の粒度が粗くなる
問題がある。したがって、良好な分級性能を維持したま
ま分離径を小さくすることが望まれる。また、同じ固定
スロート式ミルでもHを20%短縮したH=0.8の場
合(図3(a)の従来例B)は分離効率は低下し、分級は
更に悪くなる。
【0017】図3(b)は、本発明になる回転スロート
式竪型ローラミルの一次分級性能の一例を示す。図3
(b)には前記図3(a)に示した通常(従来)の回転
スロート式竪型ローラミルの性能も比較のために合わせ
て示してある。この図3(b)より本発明では従来例A
よりも300μm以上の粗粒子の分離効率が大幅に向上
していることが分かる。また、直線の傾きも従来例Aよ
りも本発明の方が大きく分級性能も向上していることが
分かる。同一の運転条件(給炭量、分級機回転数などが
同一)で比較すると、従来の回転スロート式竪型ローラ
ミルよりも微粉炭粒度が細かくなり、同一の微粉炭粒度
で比較してもミル差圧やミル動力を低減できる。
式竪型ローラミルの一次分級性能の一例を示す。図3
(b)には前記図3(a)に示した通常(従来)の回転
スロート式竪型ローラミルの性能も比較のために合わせ
て示してある。この図3(b)より本発明では従来例A
よりも300μm以上の粗粒子の分離効率が大幅に向上
していることが分かる。また、直線の傾きも従来例Aよ
りも本発明の方が大きく分級性能も向上していることが
分かる。同一の運転条件(給炭量、分級機回転数などが
同一)で比較すると、従来の回転スロート式竪型ローラ
ミルよりも微粉炭粒度が細かくなり、同一の微粉炭粒度
で比較してもミル差圧やミル動力を低減できる。
【0018】本発明に係る竪型ローラミルの効果を、図
1〜図7に示してある。図4は、微粉炭粒度(200メ
ッシュバス)と分級機回転数との関係を表したものであ
る。図4にて、縦軸に微粉炭粒度200メッシュパス
(%)、横軸に分級機回転数とし、従来例AはDH /
DT =1.25,DCH/DC =1.25,H=1.
0、本発明はDH /DT =1.45,DCH/DC
=1.4,H=0.8である。本発明の回転スロート式
ミルは、図4から明らかなように従来例Aのミルと比べ
てすべての分級機回転数域で200メッシュパスの値は
高く、微粉炭粒度を細かくすることができる。また、従
来ミルよりも低い分級機回転数で同一の微粉炭粒度を得
られるので、分級機の動力を減らすことができる。
1〜図7に示してある。図4は、微粉炭粒度(200メ
ッシュバス)と分級機回転数との関係を表したものであ
る。図4にて、縦軸に微粉炭粒度200メッシュパス
(%)、横軸に分級機回転数とし、従来例AはDH /
DT =1.25,DCH/DC =1.25,H=1.
0、本発明はDH /DT =1.45,DCH/DC
=1.4,H=0.8である。本発明の回転スロート式
ミルは、図4から明らかなように従来例Aのミルと比べ
てすべての分級機回転数域で200メッシュパスの値は
高く、微粉炭粒度を細かくすることができる。また、従
来ミルよりも低い分級機回転数で同一の微粉炭粒度を得
られるので、分級機の動力を減らすことができる。
【0019】図5に同一の分級機回転数における従来例
と本発明の200メッシュパスの比較を示す。図5に
て、縦軸に微粉炭粒度200メッシュパス(%)として
ある。本発明(回転スロート)と従来例(固定スロー
ト)とを低分級機回転数並びに高分級機回転数でそれぞ
れ比較してある。さらに本発明(回転スロート)は3
例、従来例(固定スロート)は2例を挙げてある。図5
から明らかなように、特に、高分級機回転数において、
本発明の効果が顕著である。
と本発明の200メッシュパスの比較を示す。図5に
て、縦軸に微粉炭粒度200メッシュパス(%)として
ある。本発明(回転スロート)と従来例(固定スロー
ト)とを低分級機回転数並びに高分級機回転数でそれぞ
れ比較してある。さらに本発明(回転スロート)は3
例、従来例(固定スロート)は2例を挙げてある。図5
から明らかなように、特に、高分級機回転数において、
本発明の効果が顕著である。
【0020】図6は、ミルの圧力損失と微粉炭粒度(2
00メッシュパス)の関係を示したものであり、図6に
て、縦軸にミルの圧力損失(mmAq)、横軸に微粉炭粒度
200メッシュパス(%)とし、従来例(固定スロー
ト)はDH /DT =1.25,DCH/DC =1.
25,H=1.0、本発明(回転スロート)はDH /
D T =1.45,DCH/DC =1.4,H=0.8
である。図7は200メッシュパス80%のときの従来
例と本発明の圧力損失の比較(相対値)を示し、図7に
て、縦軸にミルの圧力損失(相対値)としてある。同一
の微粉炭粒度で比べると従来のミルよりも低い圧力損失
で運転することができる。したがって、本発明のミルは
ミル内へ空気を送るための通風機の運転動力を低減する
ことができる。また、ミル粉砕動力はミルの圧力損失と
相関があり(特公平08−000206号公報参照)、本発明の
ミルはミルの粉砕動力も低減できる。さらに、一次分級
性能が向上したことにより燃焼性に大きく影響する10
0メッシュオーバー(150μm以上)の粗粉を含まな
い微粉を得ることができる。
00メッシュパス)の関係を示したものであり、図6に
て、縦軸にミルの圧力損失(mmAq)、横軸に微粉炭粒度
200メッシュパス(%)とし、従来例(固定スロー
ト)はDH /DT =1.25,DCH/DC =1.
25,H=1.0、本発明(回転スロート)はDH /
D T =1.45,DCH/DC =1.4,H=0.8
である。図7は200メッシュパス80%のときの従来
例と本発明の圧力損失の比較(相対値)を示し、図7に
て、縦軸にミルの圧力損失(相対値)としてある。同一
の微粉炭粒度で比べると従来のミルよりも低い圧力損失
で運転することができる。したがって、本発明のミルは
ミル内へ空気を送るための通風機の運転動力を低減する
ことができる。また、ミル粉砕動力はミルの圧力損失と
相関があり(特公平08−000206号公報参照)、本発明の
ミルはミルの粉砕動力も低減できる。さらに、一次分級
性能が向上したことにより燃焼性に大きく影響する10
0メッシュオーバー(150μm以上)の粗粉を含まな
い微粉を得ることができる。
【0021】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。図8は本発明に係る竪型ローラミルの他の実施の形
態を示す断面図である。なお、前記実施の形態と同一部
分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。図8に
示す他の実施の形態は、分級機に回転分級機のみを備え
た竪型ローラミルを示したものであり、この場合の分級
機直径は、回転式分級機の回転は羽根21の外周直径D
C で定義する。図8に示した実施の形態では、分級機
ハウジング径DCHを分級機直径DC の1.8倍の値
を採用している。これまでの前記実施の形態は、粉砕部
ハウジング径及び分級部ハウジング径を拡大すること
で、一次分級部(スロート上部と分級機入口部)8の空
気流速を下げた例について説明したが、ミル供給される
空気量を減らしても同様な効果が得られる。ミルに導入
される熱空気は石炭に付着している水分を乾燥させる役
割を担っているので、水分の多い石炭の場合は空気量を
極端に減らすことはできない。この場合、粉砕部ハウジ
ング径と分級機ハウジング径DCHの拡大と空気量の低
減を組み合わせて、スロート上部4aを通過する通常
(従来)の40〜70%の範囲にし、さらに、分級機入
口部を通過する空気流速を通常(従来)の60%以下に
しても同様な効果が得られ、従来の竪型ローラミルより
も性能が改善し、ミル高さが低いコンパクトなミルを提
供することができる。また、ミルに供給される空気量を
通常(従来)より減らし、分級機ハウジング径を通常
(従来)より拡げることにより、分級機入口部を通過す
る空気流速を通常(従来)の60%以下にしても同様に
性能が改善できる。
る。図8は本発明に係る竪型ローラミルの他の実施の形
態を示す断面図である。なお、前記実施の形態と同一部
分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。図8に
示す他の実施の形態は、分級機に回転分級機のみを備え
た竪型ローラミルを示したものであり、この場合の分級
機直径は、回転式分級機の回転は羽根21の外周直径D
C で定義する。図8に示した実施の形態では、分級機
ハウジング径DCHを分級機直径DC の1.8倍の値
を採用している。これまでの前記実施の形態は、粉砕部
ハウジング径及び分級部ハウジング径を拡大すること
で、一次分級部(スロート上部と分級機入口部)8の空
気流速を下げた例について説明したが、ミル供給される
空気量を減らしても同様な効果が得られる。ミルに導入
される熱空気は石炭に付着している水分を乾燥させる役
割を担っているので、水分の多い石炭の場合は空気量を
極端に減らすことはできない。この場合、粉砕部ハウジ
ング径と分級機ハウジング径DCHの拡大と空気量の低
減を組み合わせて、スロート上部4aを通過する通常
(従来)の40〜70%の範囲にし、さらに、分級機入
口部を通過する空気流速を通常(従来)の60%以下に
しても同様な効果が得られ、従来の竪型ローラミルより
も性能が改善し、ミル高さが低いコンパクトなミルを提
供することができる。また、ミルに供給される空気量を
通常(従来)より減らし、分級機ハウジング径を通常
(従来)より拡げることにより、分級機入口部を通過す
る空気流速を通常(従来)の60%以下にしても同様に
性能が改善できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スロートブレードを粉砕テーブル側に取り付け、粉砕部
ハウジング径と分級機ハウジング径を通常(従来)より
拡げたので、一次分級部の分離効率が向上し、かつ、分級
性能も良くなるので、微粉炭粒度が細かくすることがで
き、ミルの高さを低くしても、また、同一の微粉炭粒度
で比べると、通常(従来)ミルよりも分級機動力、ミル
の粉砕動力及び通風機の運転動力を減らすことができ、
火力発電プラントの効率向上に寄与することができる。
また、100メッシュオーバーの粗粉を含まない微粉を
得ることができるので、フライアッシュ中の未燃分を抑
制することができる。さらに、通常(従来)よりもコン
パクトなミルを提供でき、ミルのコストを下げることが
できる。
スロートブレードを粉砕テーブル側に取り付け、粉砕部
ハウジング径と分級機ハウジング径を通常(従来)より
拡げたので、一次分級部の分離効率が向上し、かつ、分級
性能も良くなるので、微粉炭粒度が細かくすることがで
き、ミルの高さを低くしても、また、同一の微粉炭粒度
で比べると、通常(従来)ミルよりも分級機動力、ミル
の粉砕動力及び通風機の運転動力を減らすことができ、
火力発電プラントの効率向上に寄与することができる。
また、100メッシュオーバーの粗粉を含まない微粉を
得ることができるので、フライアッシュ中の未燃分を抑
制することができる。さらに、通常(従来)よりもコン
パクトなミルを提供でき、ミルのコストを下げることが
できる。
【図1】本発明に係る竪型ローラミルの断面図である。
【図2】本発明に係る竪型ローラミルの粉砕部ハウジン
グ径と粉砕テーブル径を示す説明図である。
グ径と粉砕テーブル径を示す説明図である。
【図3】本発明と従来の竪型ローラミルの一次分級性能
を示す特性図である。
を示す特性図である。
【図4】本発明と従来の竪型ローラミルの微粉粒度特性
の比較を示す説明図である。
の比較を示す説明図である。
【図5】本発明と従来の竪型ローラミルの微粉粒度特性
の比較を示す説明図である。
の比較を示す説明図である。
【図6】本発明と従来の竪型ローラミルの圧力損失の比
較を示す説明図である。
較を示す説明図である。
【図7】本発明と従来の竪型ローラミルの圧力損失の比
較を示す説明図である。
較を示す説明図である。
【図8】本発明に係る竪型ローラミルの他の実施の形態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図9】従来の竪型ローラミルのである。
1 給炭管 2 粉砕テーブル 3 粉砕ローラ 4 スロート 4a スロート上部 5 粉砕部 6 分級装置 7 粉砕部ハウジング 8 一次分級部 9 分級機ハウジング 11 コーン部 12 旋回羽根 13 分級機入口部 20 回転式分級機 21 回転羽根 DC 分級機直径 DCH * 通常の竪型ローラミルの分級機ハウジング径 DH * 通常の竪型ローラミルの粉砕部ハウジング径 DT 粉砕テーブル径 υ 空気流速 υ´ 分級機入口部の空気流速 Wa* 通常の竪型ローラミルへ供給される空気量 ρa ミル内の温度における空気の密度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 一教 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 竹野 豊 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 佐古田 光太郎 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉事業所内 (72)発明者 三井 秀雄 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉事業所内 Fターム(参考) 4D063 EE03 EE12 GA08 GC12 GC19 GC32 GD02 GD11 GD24
Claims (6)
- 【請求項1】 粉砕テーブルと粉砕ローラとからなる粉
砕部と、粉砕部の周りを囲む粉砕部ハウジングと、粉砕
部の上方に設置した分級機と、分級機の周りを囲む分級
機ハウジングとを設置し、さらに、粉砕テーブルと粉砕
部ハウジングとの間に形成される環状の空間部を前記粉
砕テーブルの側縁部に取り付けられた複数のスロートブ
レードにより仕切り、スロートを粉砕テーブルとともに
回転させる竪型ローラミルにおいて、 スロート上部を通過する空気流速υを 【数1】 Wa* :通常の竪型ローラミルへ供給される空気量(k
g/s) ρa :ミル内の温度における空気の密度(kg/m3) DH *:通常の竪型ローラミルの粉砕部ハウジング径
(m) DT :粉砕テーブル径(m) さらに、分級機入口部の空気流速υ´を 【数2】 DCH * :通常の竪型ローラミルの分級機ハウジング
径(m) DC :分級機直径(m) で算出される範囲になるように、粉砕部ハウジング径や
分級機ハウジング径を拡げたり、ミルに供給される空気
量を絞ることを特徴とする竪型ローラミル。 - 【請求項2】 請求項1記載において、粉砕部ハウジン
グ径を粉砕テーブル径の1.35倍から1.55倍の範囲にし、
かつ、分級機ハウジング径を分級機直径の1.4倍以上
にしたことを特徴とする竪型ローラミル。 - 【請求項3】 請求項1記載において、ミルに供給され
る空気量を通常より減らし、さらに粉砕部ハウジング径
と分級機ハウジング径を通常より拡げ、スロート上部を
通過する空気の流速を通常の40〜70%の範囲にし、
分級機入口部を通過する空気流速を通常の60%以下に
したことを特徴とする竪型ローラミル。 - 【請求項4】 粉砕テーブルと粉砕ローラとからなる粉
砕部と、粉砕部の周りを囲む粉砕部ハウジングと、粉砕
部の上方に設置した分級機と、分級機の周りを囲む分級
機ハウジングとを設置し、さらに、粉砕テーブルと粉砕
部ハウジングとの間に形成される環状の空間部を粉砕テ
ーブルの側縁部に取り付けられた複数のスロートブレー
ドにより仕切り、スロートを粉砕テーブルとともに回転
させる竪型ローラミルにおいて、 分級部入口部の空気流速υ´を 【数3】 DCH * :通常の竪型ローラミルの分級機ハウジング
径(m) DC :分級機直径(m) で算出される範囲になるように、分級機ハウジング径を
拡げたり、ミルに供給される空気量を絞ることを特徴と
する竪型ローラミル。 - 【請求項5】 請求項4記載において、分級機ハウジン
グ径を分級機直径の1.4倍以上にしたことを特徴とす
る竪型ローラミル。 - 【請求項6】 請求項4記載において、ミルに供給され
る空気量を通常より減らし、さらに分級機ハウジング径
を通常より拡げ、分級機入口部を通過する空気流速を通
常の60%以下にしたことを特徴とする竪型ローラミ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000116696A JP2001300333A (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | 竪型ローラミル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000116696A JP2001300333A (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | 竪型ローラミル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001300333A true JP2001300333A (ja) | 2001-10-30 |
Family
ID=18628128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000116696A Withdrawn JP2001300333A (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | 竪型ローラミル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001300333A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011161306A (ja) * | 2010-02-04 | 2011-08-25 | Ihi Corp | バイオマスミル |
JP2013158667A (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-19 | Babcock Hitachi Kk | 竪型粉砕装置 |
CN104475195A (zh) * | 2014-12-08 | 2015-04-01 | 天津水泥工业设计研究院有限公司 | 用于调节改善水泥颗粒级配的立式辊磨分风工艺及装置 |
-
2000
- 2000-04-18 JP JP2000116696A patent/JP2001300333A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011161306A (ja) * | 2010-02-04 | 2011-08-25 | Ihi Corp | バイオマスミル |
JP2013158667A (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-19 | Babcock Hitachi Kk | 竪型粉砕装置 |
CN104475195A (zh) * | 2014-12-08 | 2015-04-01 | 天津水泥工业设计研究院有限公司 | 用于调节改善水泥颗粒级配的立式辊磨分风工艺及装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07163895A (ja) | 異なる粒度の材料を破砕するための方法および装置 | |
JP4811713B2 (ja) | セメントクリンカの粉砕設備 | |
JP2823099B2 (ja) | 微粉砕設備 | |
JP2001300333A (ja) | 竪型ローラミル | |
JP4562871B2 (ja) | 分級装置および竪型ミル | |
JP2000210587A (ja) | 粉砕装置 | |
JPS641182B2 (ja) | ||
JP2742066B2 (ja) | 回転分級式微粉砕機 | |
JP2007136299A (ja) | セメントクリンカの粉砕設備 | |
JPH0763642B2 (ja) | セメントクリンカの粉砕装置 | |
JP2002233825A (ja) | 分級装置 | |
JP2000288416A (ja) | 竪型ローラミル | |
JP4759285B2 (ja) | 粉砕機 | |
JPH04210257A (ja) | 粉砕システム | |
JPH0335993B2 (ja) | ||
JP2868099B2 (ja) | 竪型粉砕機 | |
JPH0226682A (ja) | 粉砕分級装置 | |
JPH11276920A (ja) | 竪型ミルによる粒状原料の粉砕・分級方法および装置 | |
JPS6327984B2 (ja) | ||
JP2855211B2 (ja) | 竪型ミル | |
JP2715355B2 (ja) | 竪型粉砕機 | |
JPH0639137U (ja) | セメントクリンカおよびスラグなどの粉砕装置 | |
JP2006110456A (ja) | 竪型ミルおよびそれを備えた石炭焚ボイラ設備 | |
JP2739750B2 (ja) | 竪型粉砕機 | |
JP2000042439A (ja) | 竪型ローラミル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050207 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060608 |