JP2001289009A - 一軸式コンバインドタービン設備 - Google Patents
一軸式コンバインドタービン設備Info
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- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
を高圧タービン6及び中圧タービン7に導入して起動を
行うようにし、低圧タービン8の温度上昇を抑えて主に
中圧タービン7で起動用の仕事を行うと共に高圧タービ
ン6の冷却を行い、起動運転後に自缶蒸気が導入された
際における温度差を少なくして高圧タービン6のメタル
温度を適正にする。
Description
高圧側蒸気タービン及び低圧側蒸気タービンを一軸上に
連結して構成される一軸式コンバインドタービン設備に
関し、起動時における蒸気タービン温度の最適化を企図
したものである。
点から、発電プラントでは様々な高効率化が図られてい
る。ガスタービンと高圧側蒸気タービン及び低圧側蒸気
タービンからなる蒸気タービンとを一軸上に連結し、同
軸上に配された発電機を駆動する一軸式コンバインドタ
ービン設備もその一つである。
スタービンからの排気ガスが排熱回収装置(排ガスボイ
ラー)に送られ、排ガスボイラー内で加熱ユニットを介
して蒸気を発生させ、発生した蒸気を蒸気タービンに送
って蒸気タービンで仕事をするようになっている。ま
た、高圧側蒸気タービンから排出された蒸気が排ガスボ
イラーで昇温された後に低圧側蒸気タービンに送られて
仕事をするようになっている。
る場合、電動機や内燃機関等でガスタービンをある程度
回転させ、ガスタービンに付設された圧縮機からガスタ
ービンに所要の圧縮空気が供給されるようになってから
ガスタービンの燃焼器に点火するようにしている。この
場合、起動用の電動機や内燃機関等が必要になり、設備
が大型化してしまう。そこで、従来から、一軸式コンバ
インドタービン設備を駆動する場合、起動時に蒸気ター
ビンに起動用蒸気を導入することで、蒸気タービンを回
転させてガスタービンを回転させ、設備の起動を行って
いる。
ービン設備の起動を行う場合、高圧側蒸気タービンロー
タと低圧側蒸気タービンのロータとに過大な熱応力が作
用しないようにロータメタル温度にマッチングした温度
の起動用蒸気を導入するすることが重要である。しか
し、一軸式コンバインドタービン設備の蒸気タービン
は、高圧側蒸気タービン及び低圧側蒸気タービン(再熱
側)を一軸上に備えた再熱式であるため、高圧側蒸気タ
ービンと低圧側蒸気タービンとのロータメタル温度が異
なっている。このため、起動用蒸気を適正に導入するこ
とが困難であった。
で、起動用蒸気を適正に導入することができる一軸式コ
ンバインドタービン設備を提供することを目的とする。
の本発明の構成は、ガスタービン及び高圧側蒸気タービ
ン及び低圧側蒸気タービンを一軸上に連結し、前記ガス
タービンの排熱を回収して蒸気を発生させる排熱回収装
置を備え、前記排熱回収装置からの蒸気を前記高圧側蒸
気タービンに導入する高圧側経路を備え、前記高圧側蒸
気タービンからの排出蒸気と前記排熱回収装置からの蒸
気とを前記低圧側蒸気タービンに導入する低圧側経路を
備えた一軸式コンバインドタービン設備において、起動
時に第2蒸気を前記高圧側蒸気タービンに導入する第2
蒸気導入経路を設けたことを特徴とする。
構成は、ガスタービン及び高圧側蒸気タービン及び低圧
側蒸気タービンを一軸上に連結し、前記ガスタービンの
排熱を回収して蒸気を発生させる排熱回収装置を備え、
前記排熱回収装置からの蒸気を前記高圧側蒸気タービン
に導入する高圧側経路を備え、前記高圧側蒸気タービン
からの排出蒸気と前記排熱回収装置からの蒸気とを前記
低圧側蒸気タービンに導入する低圧側経路を備えた一軸
式コンバインドタービン設備において、起動時に第2蒸
気を前記高圧側蒸気タービン及び前記低圧側蒸気タービ
ンに導入する第2蒸気導入経路を設けたことを特徴とす
る。
経路と温度調整経路とが独立して設けられ、前記流量調
整経路及び前記温度調整経路がそれぞれ導入側に連通し
ていることを特徴とする。また、前記第2蒸気導入経路
は流量調整導入路と温度調整導入路とが設けられ、前記
流量調整導入路と前記温度調整導入路とのそれぞれに複
数の並列経路を設け、前記並列経路のそれぞれに流路面
積が異なるオリフィスを設けると共に前記並列経路のそ
れぞれに開閉弁を設けたことを特徴とする。
は復水器が備えられ、前記第2蒸気導入経路から前記高
圧側蒸気タービンに導入されて仕事をした蒸気を前記復
水器に導入する復水経路を備えたことを特徴とする。ま
た、前記第2蒸気導入経路から前記高圧側蒸気タービン
に導入されて仕事をした蒸気を前記低圧側蒸気タービン
側に導入する回収経路を備えたことを特徴とする。
複数備えられ、他の設備からの蒸気を第2蒸気として前
記第2蒸気導入経路に導入する導入他缶経路を備えたこ
とを特徴とする。また、一軸式コンバインドタービン設
備が複数備えられ、前記第2蒸気導入経路から前記高圧
側蒸気タービンに導入されて仕事をした蒸気を他の設備
における排熱回収装置に排出する排出他缶経路を備えた
ことを特徴とする。また、一軸式コンバインドタービン
設備が複数備えられ、他の設備からの蒸気を第2蒸気と
して前記第2蒸気導入経路に導入する導入他缶経路を備
えると共に、前記第2蒸気導入経路から前記高圧側蒸気
タービンに導入されて仕事をした蒸気を他の設備におけ
る排熱回収装置に排出する排出他缶経路を備えたことを
特徴とする。
構成は、ガスタービン及び高圧蒸気タービン及び中圧蒸
気タービン及び低圧蒸気タービンを一軸上に連結し、前
記ガスタービンの排熱を回収して蒸気を発生させる排熱
回収装置を備え、前記排熱回収装置からの蒸気を前記高
圧蒸気タービンに導入する高圧側経路を備え、前記高圧
蒸気タービンからの排出蒸気と前記排熱回収装置からの
蒸気とを前記中圧蒸気タービンに導入する低圧側経路を
備えた一軸式コンバインドタービン設備において、起動
時に第2蒸気を前記高圧蒸気タービンに導入する第2蒸
気導入経路を設けたことを特徴とする。
構成は、ガスタービン及び高圧蒸気タービン及び中圧蒸
気タービン及び低圧蒸気タービンを一軸上に連結し、前
記ガスタービンの排熱を回収して蒸気を発生させる排熱
回収装置を備え、前記排熱回収装置からの蒸気を前記高
圧蒸気タービンに導入する高圧側経路を備え、前記高圧
蒸気タービンからの排出蒸気と前記排熱回収装置からの
蒸気とを前記中圧蒸気タービンに導入する低圧側経路を
備えた一軸式コンバインドタービン設備において、起動
時に第2蒸気を前記高圧蒸気タービン及び前記中圧蒸気
タービンに導入する第2蒸気導入経路を設けたことを特
徴とする。
に係る一軸式コンバインドタービン設備の概略系統構成
を示してある。また、図2には起動時におけるタービン
軸回転速度と起動用蒸気量との経時変化を示してあり、
図2(a) にはタービン軸回転速度の経時変化、図2(b)
には中圧タービンに導入される起動用蒸気の経時変化、
図2(c) には高圧タービンに導入される起動用蒸気の経
時変化を示してある。
及びタービン3を有するガスタービン4が備えられ、ガ
スタービン4と同軸上に蒸気タービン5が連結されてい
る。蒸気タービン5は、高圧側蒸気タービンとしての高
圧タービン6と、低圧側蒸気タービンとしての中圧ター
ビン7と、低圧タービン8とが一軸に連結されて構成さ
れている。ガスタービン4からの排気ガスが排熱回収装
置としての排ガスボイラー9に送られるようになってお
り、排ガスボイラー9には高圧過熱器10、中圧過熱器
11及び低圧加熱器12が備えられている。また、排ガ
スボイラー9の高圧過熱器10の下流側には再熱器13
が備えられている。尚、図示は省略したが、排ガスボイ
ラー9には、高・中・低圧用それぞれのドラムや蒸発器
等が備えられている。
した高圧蒸気は高圧側経路としての高圧蒸気ライン15
により高圧タービン6に送られ、高圧タービン6から排
出された蒸気は再熱ライン16により再熱器13に送ら
れる。再熱器13で過熱された蒸気は低圧側経路として
の中圧蒸気ライン17により中圧タービン7に送られ、
低圧タービン8を経て復水器18に送られる。また、排
ガスボイラー9の中圧過熱器11で発生した中圧蒸気は
中圧ライン19から再熱器13に送られ、中圧蒸気ライ
ン17により中圧タービン7に送られる。更に、排ガス
ボイラー9の低圧過熱器12で発生した低圧蒸気は低圧
蒸気ライン20により低圧タービン8に送られる。
4の排熱が回収されて蒸気を発生させ、排ガスボイラー
9で発生した蒸気が蒸気タービン5に送られて蒸気ター
ビン5で仕事が行われるようになっている。
パスライン21が設けられ、高圧バイパスライン21は
再熱ライン16につながっている。高圧バイパスライン
21はHP-TB 弁22の開閉によって蒸気の流通が制御さ
れている。また、中圧蒸気ライン17から分岐して中圧
バイパスライン23が設けられ、中圧バイパスライン2
3復水器18の中圧部位につながっている。中圧バイパ
スライン23はIP-TB弁24の開閉によって蒸気の流通
が制御されている。更に、低圧蒸気ライン20から分岐
して低圧バイパスライン25が設けられ、低圧バイパス
ライン25は復水器18の低圧部位につながっている。
低圧バイパスライン25はLP-TB 弁26の開閉によって
蒸気の流通が制御されている。HP-TB 弁22,IP-TB 弁
24及びLP-TB 弁26は図示しない制御装置の指令によ
り開閉制御され、蒸気の流通状況や図示しないドラムの
水位状態等が調節される。
圧縮機であり、燃料圧縮機28で燃料が加圧されてガス
タービン4の燃焼器2に送られる。また、高圧タービン
6の入口側における高圧蒸気ライン15には高圧流量調
整弁29が設けられ、中圧タービン7の入口側における
中圧蒸気ライン17には中圧流量調整弁30が設けられ
ている。高圧流量調整弁29、中圧流量調整弁30は設
備の運転状況により適宜開閉制御される。
起動時に第2蒸気である起動用蒸気を高圧タービン6及
び中圧タービン7に導入する第2蒸気導入経路31が設
けられている。第2蒸気導入経路31は温度調整経路と
しての高温蒸気ライン32及び流量調整経路としての低
温蒸気ライン33から構成され、高温蒸気ライン32と
低温蒸気ライン33とが合流して第2蒸気ライン34が
形成されている。高温蒸気ライン32には高温流量調整
弁35が設けられ、低温蒸気ライン33には低温流量調
整弁36が設けられている。
が設けられ、温度検出手段37の検出情報に応じて高温
流量調整弁35が開閉制御される。これにより、高温蒸
気の流量が制御されて第2蒸気ライン34の起動用蒸気
の温度が適切に制御される。第2蒸気ライン34には圧
力検出手段38が設けられ、圧力検出手段38の検出情
報に応じて低温流量調整弁36が開閉制御される。これ
により、低温蒸気の流量が制御されて第2蒸気ライン3
4の起動用蒸気の量が適切に制御される。
0の上流側における中圧蒸気ライン17に連通する中圧
第2蒸気ライン41と、高圧流量調整弁29の下流側に
おける高圧蒸気ライン15に連通する高圧第2蒸気ライ
ン42とに分岐している。中圧第2蒸気ライン41の連
通部の上流側における中圧蒸気ライン17には中圧電動
開閉弁43が設けられ、高圧第2蒸気ライン42には高
圧電動開閉弁44が設けられている。更に、再熱ライン
16から分岐して復水経路としてのバイパスライン45
が設けられ、バイパスライン45には開閉弁46が設け
られている。バイパスライン45は復水器18に連通し
ている。第2蒸気導入経路31から起動用蒸気が高圧タ
ービン6に送られた際に、高圧タービン6から排出され
る蒸気がバイパスライン45から復水器18に送られ
る。
備では、ガスタービン4の排気ガスが排ガスボイラー9
に送られ、排ガスボイラー9でガスタービン4の排熱が
回収されて蒸気を発生させ、排ガスボイラー9で発生し
た蒸気が蒸気タービン5に送られて蒸気タービン5で仕
事が行われる。
から高圧タービン6に蒸気が導入され、高圧タービン6
で仕事をした蒸気は再熱ライン16から再熱器13に送
られて過熱され、中圧蒸気ライン17から中圧タービン
7に導入される。中圧タービン7に導入された蒸気は中
圧タービン7で仕事をして低圧タービン8に送られる一
方、低圧タービン8には低圧過熱器12から蒸気が導入
される。低圧タービン8で仕事をした蒸気は復水器18
に送られる
れ、高温流量調整弁35、低温流量調整弁36、高圧電
動開閉弁44及び開閉弁が閉状態にされ、HP-TB 弁2
2、IP-TB 弁24、LP-TB 弁26、高圧流量調整弁29
及び中圧流量調整弁30の開度が適宜調整される。
は、第2蒸気導入ライン31から起動用蒸気を導入して
タービン回転速度が上昇した後、失火が起きない状態に
して燃焼器2を着火してガスタービン4を駆動させる。
タービン回転速度が所定速度に達した後、第2蒸気導入
ライン31からの起動用蒸気の導入を停止して排ガスボ
イラー9からの蒸気(自缶蒸気)により蒸気タービン5
を駆動させる。
び高圧流量調整弁29を閉じると共に高圧電動開閉弁4
4を開き、第2蒸気導入経路31から起動用蒸気を導入
する。起動用蒸気は、温度検出手段37による高温蒸気
ライン32の高温流量調整弁35の調整、及び、圧力検
出手段38による低温蒸気ライン33の低温流用調整弁
36の調整により、導入温度及び導入量が制御される。
4の開閉制御により、中圧第2蒸気ライン41から中圧
タービン7に導入される蒸気量、及び、高圧第2蒸気ラ
イン42から高圧タービン6に導入される蒸気量が調整
される。例えば、図2に示す状態のように、回転前の起
動時に高圧タービン6及び中圧タービン7にSton の起
動用蒸気を導入し、回転が開始して着火するまでの回転
開始時に中圧タービン7の起動用蒸気の量のみを一時的
にTton (例えば、T=5S)に増加し、燃焼器2の着
火後回転が安定するまでの間高圧タービン6及び中圧タ
ービン7にSton の起動用蒸気を導入する。尚、起動用
蒸気の量は、蒸気タービン5の規模や高圧タービン6及
び中圧タービン7の動力割合に応じて適宜設定される。
転速度が上昇して所定回転速度に達したら、中圧電動開
閉弁43及び高圧流量調整弁29を開くと共に高圧電動
開閉弁44を閉じて起動用蒸気の導入を終了し、排ガス
ボイラー9からの自缶蒸気を蒸気タービン5に導入す
る。
ン33は、専用の蒸気ラインを設けることが可能であ
る。また、一軸式コンバインドタービン設備が複数備え
られたプラントであれば、他の設備の蒸気(他缶蒸気)
を導入する導入他缶経路を備えて高温蒸気ライン32及
び低温蒸気ライン33としたり、仕事をして復水器18
に回収される起動用蒸気を他の設備における排熱回収装
置に排出する排出他缶経路を備えることが可能である。
では、起動用蒸気を高圧タービン6及び中圧タービン7
に導入して起動を行うようにしたので、低圧タービン8
の温度上昇を抑えて主に中圧タービン7で起動用の仕事
が行える。このため、起動用の電動機や内燃機関等が不
要になり、設備の大型化を回避することが可能になる。
また、同時に高圧タービン6に起動用蒸気を導入してい
るので、高圧タービン6の冷却が行え、起動運転後に自
缶蒸気が導入された際における温度差を少なくすること
ができ、高圧タービン6のメタル温度を適正にすること
ができる。
態例を説明する。図3には本発明の第2実施形態例に係
る一軸式コンバインドタービン設備の概略系統構成を示
してある。また、図4には起動時におけるタービン軸回
転速度と起動用蒸気量との経時変化を示してあり、図4
(a) にはタービン軸回転速度の経時変化、図4(b) には
起動用蒸気の導入量の経時変化を示してある。尚、図1
に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する
説明は省略してある。
設備は、高圧バイパスライン21の分岐部の上流側にお
ける高圧蒸気ライン15に第2蒸気ライン34を連通し
てある。そして、第2蒸気ライン34の連通部の上流側
における高圧蒸気ライン15に高圧電動開閉弁44を設
けてある。つまり、起動用蒸気は、第2蒸気ライン34
から高圧蒸気ライン15に送られ、高圧タービン6にの
み導入される。また、再熱ライン16から分岐して回収
経路としての回収ライン51が設けられ、回収ライン5
1は低圧タービン7の入口側の中圧蒸気ライン17に連
通している。つまり、高圧タービン6に導入された起動
用蒸気は高圧タービン6で仕事をした後回収ライン51
及び中圧蒸気ライン17から中圧タービン7に導入され
る。
備では、第1実施形態例と同様に、ガスタービン4の排
気ガスが排ガスボイラー9に送られ、排ガスボイラー9
でガスタービン4の排熱が回収されて蒸気を発生させ、
排ガスボイラー9で発生した蒸気が蒸気タービン5に送
られて蒸気タービン5で仕事が行われる。この時、高圧
電動開閉弁44が開状態にされ、高温流量調整弁35及
び低温流量調整弁36が閉状態にされ、HP-TB 弁22、
IP-TB 弁24、LP-TB 弁26、高圧流量調整弁29及び
中圧流量調整弁30の開度が適宜調整される。
動開閉弁43を閉じて、導入温度及び導入量が制御され
た起動用蒸気が第2蒸気導入経路31から導入される。
タービン回転速度が上昇した後、失火が起きない状態に
して燃焼器2を着火してガスタービン4を駆動させ、タ
ービン回転速度が所定速度に達した後、第2蒸気導入ラ
イン31からの起動用蒸気の導入を停止して排ガスボイ
ラー9からの蒸気(自缶蒸気)により蒸気タービン5を
駆動させる。
2蒸気ライン34から高圧タービン6に導入される蒸気
量が調整される。例えば、図4に示す状態のように、回
転前の起動時に高圧タービン6にSton の起動用蒸気を
導入し、回転が開始して着火するまでの回転開始時に一
時的にTton (例えば、T=5S)に起動用蒸気を増加
し、燃焼器2の着火後回転が安定するまでの間高圧ター
ビン6にSton の起動用蒸気を導入する。また、着火時
にも一時的に起動用蒸気を増加する。尚、起動用蒸気の
量は、蒸気タービン5の規模等に応じて適宜設定され
る。
転速度が上昇して所定回転速度に達したら、高圧電動開
閉弁44及び中圧電動開閉弁43を開き起動用蒸気の導
入を終了し、排ガスボイラー9からの自缶蒸気を蒸気タ
ービン5に導入する。
では、起動用蒸気を高圧タービン6に導入し、高圧ター
ビン6からの排出蒸気を中圧タービン7に導入して起動
を行うようにしたので、低圧タービン8の温度上昇を抑
えて高圧タービン6及び中圧タービン7で起動用の仕事
が行える。このため、起動用の電動機や内燃機関等が不
要になり、設備の大型化を回避することが可能になり、
しかも、全段に起動用蒸気が流通するので、起動運転後
に自缶蒸気が導入された際における温度差を極めて少な
くすることができ、蒸気タービン5のメタル温度を適正
にすることができる。
ン33は、専用の蒸気ラインを設けることが可能であ
る。また、一軸式コンバインドタービン設備が複数備え
られたプラントであれば、他の設備の蒸気(他缶蒸気)
を導入する導入他缶経路を備えて高温蒸気ライン32及
び低温蒸気ライン33とすることが可能である。
説明する。図5には本発明の第3実施形態例に係る一軸
式コンバインドタービン設備の概略系統構成を示してあ
る。尚、図1に示した部材と同一部材には同一符号を付
して重複する説明は省略してある。
設備は、高圧バイパスライン21の分岐部の上流側にお
ける高圧蒸気ライン15に第2蒸気ライン34を連通し
てある。そして、第2蒸気ライン34の連通部の上流側
における高圧蒸気ライン15に高圧電動開閉弁44を設
けてある。また、第2蒸気ライン34は高圧蒸気ライン
32のみで構成され、起動用蒸気の導入量は、圧力検出
手段38の検出情報に基づく高温流量調整弁35の開閉
で制御される。つまり、起動用蒸気は、第2蒸気ライン
34から高圧蒸気ライン15に送られ、高圧タービン6
にのみに導入される。また、高圧タービン6に導入され
た起動用蒸気は高圧タービン6で仕事をした後バイパス
ライン45から復水器18に送られる。
備では、通常運転時は、第1実施形態例と同様に、ガス
タービン4の排気ガスが排ガスボイラー9に送られ、排
ガスボイラー9でガスタービン4の排熱が回収されて蒸
気を発生させ、排ガスボイラー9で発生した蒸気が蒸気
タービン5に送られて蒸気タービン5で仕事が行われ
る。
導入量が制御された起動用蒸気が第2蒸気導入経路31
から導入される。タービン回転速度が上昇した後、失火
が起きない状態にして燃焼器2を着火してガスタービン
4を駆動させ、タービン回転速度が所定速度に達した
後、第2蒸気導入ライン31からの起動用蒸気の導入を
停止して排ガスボイラー9からの蒸気(自缶蒸気)によ
り蒸気タービン5を駆動させる。この時のタービン回転
速度と導入される起動用蒸気の経時変化は、例えば、図
4に示した状態になる。燃焼器2が着火され十分にター
ビン軸の回転速度が上昇して所定回転速度に達したら、
高圧電動開閉弁44を開き起動用蒸気の導入を終了し、
排ガスボイラー9からの自缶蒸気を蒸気タービン5に導
入する。
間によりメタル温度が変化し、高圧タービン6、中圧タ
ービン7及び低圧タービン8の入口温度もそれに応じて
変化している。上述した一軸式コンバインドタービン設
備では、起動用蒸気を高圧タービン6にのみ導入してい
るので、起動用蒸気の温度制御は必要なく、高圧蒸気ラ
イン32からの起動用蒸気のみを流量制御して導入する
ことができる。このため、第2蒸気導入経路31を高圧
蒸気ライン32でのみ構成することが可能になり、設備
及び制御の一層の簡素化が図れる。
インを設けることが可能である。また、一軸式コンバイ
ンドタービン設備が複数備えられたプラントであれば、
他の設備の蒸気(他缶蒸気)を導入する導入他缶経路を
備えて高温蒸気ライン32としたり、仕事をして復水器
18に回収される起動用蒸気を他の設備における排熱回
収装置に排出する排出他缶経路を備えることが可能であ
る。
説明する。図6には本発明の第4実施形態例に係る一軸
式コンバインドタービン設備の概略系統構成を示してあ
る。尚、図1に示した部材と同一部材には同一符号を付
して重複する説明は省略してある。
設備は、第2蒸気導入経路31として、高圧蒸気ライン
32と低圧蒸気ライン33が独立して設けられ、それぞ
れ第2蒸気ライン34を構成している。高圧蒸気ライン
32には高温流量調整弁35及び温度検出手段37が設
けられ、低圧蒸気ライン33には低温流量調整弁36及
び圧力検出手段38が設けられている。高圧蒸気ライン
32で構成される第2蒸気ライン34及び低圧蒸気ライ
ン33で構成される第2蒸気ライン34は、それぞれ高
圧バイパスライン21の分岐部の上流側における高圧蒸
気ライン15に連通している。また、第2蒸気ライン3
4の連通部の上流側における高圧蒸気ライン15に高圧
電動開閉弁44を設けてある。
検出情報に基づく高温流量調整弁35の開閉で高圧蒸気
ライン32側で制御され、起動用蒸気の導入量は、圧力
検出手段38の検出情報に基づく低温流量調整弁36の
開閉で低圧蒸気ライン33側で制御される。つまり、起
動用蒸気は、独立した第2蒸気ライン34からそれぞれ
高圧蒸気ライン15に送られ、高圧タービン6にのみに
導入される。また、高圧タービン6に導入された起動用
蒸気は高圧タービン6で仕事をした後バイパスライン4
5から復水器18に送られる。
備では、通常運転時は、第1実施形態例と同様に、ガス
タービン4の排気ガスが排ガスボイラー9に送られ、排
ガスボイラー9でガスタービン4の排熱が回収されて蒸
気を発生させ、排ガスボイラー9で発生した蒸気が蒸気
タービン5に送られて蒸気タービン5で仕事が行われ
る。
温度が制御された起動用蒸気が高圧蒸気ライン32側の
第2蒸気ライン34から高圧蒸気ライン15を通って高
圧タービン6に導入される。同時に、導入量が制御され
た起動用蒸気が低圧蒸気ライン33側の第2蒸気ライン
34から高圧蒸気ライン15を通って高圧タービン6に
導入される。タービン回転速度が上昇した後、失火が起
きない状態にして燃焼器2を着火してガスタービン4を
駆動させ、タービン回転速度が所定速度に達した後、第
2蒸気導入ライン31からの起動用蒸気の導入を停止し
て排ガスボイラー9からの蒸気(自缶蒸気)により蒸気
タービン5を駆動させる。この時のタービン回転速度と
導入される起動用蒸気の経時変化は、例えば、図4に示
した状態になる。燃焼器2が着火され十分にタービン軸
の回転速度が上昇して所定回転速度に達したら、高圧電
動開閉弁44を開き起動用蒸気の導入を終了し、排ガス
ボイラー9からの自缶蒸気を蒸気タービン5に導入す
る。
では、高圧蒸気ライン32及び低圧蒸気ライン33から
起動用蒸気を個別に高圧タービン6に導入しているの
で、起動用蒸気の温度を独立して調整することができ、
起動後であっても高温流量調整弁35及び高圧電動開閉
弁44を調整することにより、自缶蒸気の状態に応じて
高圧タービン6に導入される蒸気の温度を最適に制御す
ることができる。
イン32及び低圧蒸気ライン33から起動用蒸気を個別
に高圧タービン6に導入しているが、起動用蒸気を個別
に高圧タービン6及び中圧タービン7に導入することも
可能である。また、高圧タービン6に導入された起動用
蒸気は高圧タービン6で仕事をした後バイパスライン4
5から復水器18に送られるようになっているが、高圧
タービン6から排出された蒸気を中圧タービン7に導入
してもよい。
イン33は、専用の蒸気ラインを設けることが可能であ
る。また、一軸式コンバインドタービン設備が複数備え
られたプラントであれば、他の設備の蒸気(他缶蒸気)
を導入する導入他缶経路を備えて高温蒸気ライン32及
び低温蒸気ライン33としたり、仕事をして復水器18
に回収される起動用蒸気を他の設備における排熱回収装
置に排出する排出他缶経路を備えることが可能である。
説明する。図7には本発明の第5実施形態例に係る一軸
式コンバインドタービン設備の概略系統構成を示してあ
る。尚、図1に示した部材と同一部材には同一符号を付
して重複する説明は省略してある。
設備は、図1に示した第1実施形態例の設備に対し、第
2蒸気導入経路31だけが異なっている。その他の構成
及び作用は同一である。第5実施形態例に係る一軸式コ
ンバインドタービン設備における第2蒸気導入経路55
は、高温蒸気ライン56及び低温蒸気ライン57が備え
られている。高温蒸気ライン56には3本の(複数の)
並列経路56a,56b,56cが設けられ、低温蒸気ライン57
には3本の(複数の)並列経路57a,57b,57c が設けられ
ている。並列経路56a,56b,56c にはそれぞれ流路面積が
異なるオリフィス58a,58b,58c 及びオン・オフ制御開閉
弁59a,59b,59c が設けられ、並列経路57a,57b,57c には
それぞれ流路面積が異なるオリフィス60a,60b,60c 及び
オン・オフ制御開閉弁61a,61b,61c が設けられている。
並列経路の後流側で高温蒸気ライン56と低温蒸気ライ
ン57が合流して第2蒸気ライン34が構成されてい
る。
c のオン・オフ制御開閉弁59a,59b,59c をそれぞれ個別
に開閉することで、蒸気が通過するオリフィス58a,58b,
58cに応じて(開かれた通路に応じて)高温蒸気ライン
56を流れる高温蒸気の量が設定され、蒸気温度が調整
されて第2蒸気ライン34の起動用蒸気の温度が適切に
制御される。また、低温蒸気ライン57の並列経路57a,
57b,57c のオン・オフ制御開閉弁61a,61b,61c をそれぞ
れ個別に開閉することで、蒸気が通過するオリフィス60
a,60b,60c に応じて(開かれた通路に応じて)低温蒸気
ライン57を流れる低温蒸気の量が設定され、蒸気流量
が調整されて第2蒸気ライン34の起動用蒸気の流量が
適切に制御される。
では、開閉弁59a,59b,59c 及び開閉弁61a,61b,61c のオ
ン・オフにより、高価な制御弁を用いることなく起動用
蒸気の温度及び流量を設定することができ、簡単な制御
で起動用蒸気の管理が可能になる。
57を合流させず、起動用蒸気を個別に高圧タービン6
及び中圧タービン7に導入することも可能である。ま
た、高圧タービン6にのみ起動用蒸気を導入することも
可能である。また、高圧タービン6に導入された起動用
蒸気は高圧タービン6で仕事をした後バイパスライン4
5から復水器18に送られるようになっているが、高圧
タービン6から排出された蒸気を中圧タービン7側に導
入してもよい。
イン57は、専用の蒸気ラインを設けることが可能であ
る。また、一軸式コンバインドタービン設備が複数備え
られたプラントであれば、他の設備の蒸気(他缶蒸気)
を導入する導入他缶経路を備えて高温蒸気ライン56及
び低温蒸気ライン57としたり、仕事をして復水器18
に回収される起動用蒸気を他の設備における排熱回収装
置に排出する排出他缶経路を備えることが可能である。
備は、ガスタービン及び高圧側蒸気タービン及び低圧側
蒸気タービンを一軸上に連結し、前記ガスタービンの排
熱を回収して蒸気を発生させる排熱回収装置を備え、前
記排熱回収装置からの蒸気を前記高圧側蒸気タービンに
導入する高圧側経路を備え、前記高圧側蒸気タービンか
らの排出蒸気と前記排熱回収装置からの蒸気とを前記低
圧側蒸気タービンに導入する低圧側経路を備えた一軸式
コンバインドタービン設備において、起動時に第2蒸気
を前記高圧側蒸気タービンに導入する第2蒸気導入経路
を設けたので、起動用蒸気を適正に導入することが可能
になる。
ン設備は、ガスタービン及び高圧側蒸気タービン及び低
圧側蒸気タービンを一軸上に連結し、前記ガスタービン
の排熱を回収して蒸気を発生させる排熱回収装置を備
え、前記排熱回収装置からの蒸気を前記高圧側蒸気ター
ビンに導入する高圧側経路を備え、前記高圧側蒸気ター
ビンからの排出蒸気と前記排熱回収装置からの蒸気とを
前記低圧側蒸気タービンに導入する低圧側経路を備えた
一軸式コンバインドタービン設備において、起動時に第
2蒸気を前記高圧側蒸気タービン及び前記低圧側蒸気タ
ービンに導入する第2蒸気導入経路を設けたので、起動
用蒸気を適正に導入することが可能になる。
路と温度調整経路とが独立して設けられ、前記流量調整
経路及び前記温度調整経路がそれぞれ導入側に連通して
いるので、起動用蒸気の温度を独立して調整することが
でき、起動後であっても自缶蒸気の状態に応じて導入側
に導入される蒸気の温度を最適に制御することができ
る。
入路と温度調整導入路とが設けられ、前記流量調整導入
路と前記温度調整導入路とのそれぞれに複数の並列経路
を設け、前記並列経路のそれぞれに流路面積が異なるオ
リフィスを設けると共に前記並列経路のそれぞれに開閉
弁を設けたので、高価な制御弁を用いることなく起動用
蒸気の温度及び流量を設定することができ、簡単な制御
で起動用蒸気の管理が可能になる。
ン設備は、ガスタービン及び高圧蒸気タービン及び中圧
蒸気タービン及び低圧蒸気タービンを一軸上に連結し、
前記ガスタービンの排熱を回収して蒸気を発生させる排
熱回収装置を備え、前記排熱回収装置からの蒸気を前記
高圧蒸気タービンに導入する高圧側経路を備え、前記高
圧蒸気タービンからの排出蒸気と前記排熱回収装置から
の蒸気とを前記中圧蒸気タービンに導入する低圧側経路
を備えた一軸式コンバインドタービン設備において、起
動時に第2蒸気を前記高圧蒸気タービンに導入する第2
蒸気導入経路を設けたので、起動用蒸気を適正に導入す
ることが可能になる。
ン設備は、ガスタービン及び高圧蒸気タービン及び中圧
蒸気タービン及び低圧蒸気タービンを一軸上に連結し、
前記ガスタービンの排熱を回収して蒸気を発生させる排
熱回収装置を備え、前記排熱回収装置からの蒸気を前記
高圧蒸気タービンに導入する高圧側経路を備え、前記高
圧蒸気タービンからの排出蒸気と前記排熱回収装置から
の蒸気とを前記中圧蒸気タービンに導入する低圧側経路
を備えた一軸式コンバインドタービン設備において、起
動時に第2蒸気を前記高圧蒸気タービン及び前記中圧蒸
気タービンに導入する第2蒸気導入経路を設けたので、
起動用蒸気を適正に導入することが可能になる。
ンドタービン設備の概略系統構成図。
の経時変化を表すグラフ。
ンドタービン設備の概略系統構成図。
の経時変化を表すグラフ。
ンドタービン設備の概略系統構成図。
ンドタービン設備の概略系統構成図。
ンドタービン設備の概略系統構成図。
Claims (11)
- 【請求項1】 ガスタービン及び高圧側蒸気タービン及
び低圧側蒸気タービンを一軸上に連結し、前記ガスター
ビンの排熱を回収して蒸気を発生させる排熱回収装置を
備え、前記排熱回収装置からの蒸気を前記高圧側蒸気タ
ービンに導入する高圧側経路を備え、前記高圧側蒸気タ
ービンからの排出蒸気と前記排熱回収装置からの蒸気と
を前記低圧側蒸気タービンに導入する低圧側経路を備え
た一軸式コンバインドタービン設備において、起動時に
第2蒸気を前記高圧側蒸気タービンに導入する第2蒸気
導入経路を設けたことを特徴とする一軸式コンバインド
タービン設備。 - 【請求項2】 ガスタービン及び高圧側蒸気タービン及
び低圧側蒸気タービンを一軸上に連結し、前記ガスター
ビンの排熱を回収して蒸気を発生させる排熱回収装置を
備え、前記排熱回収装置からの蒸気を前記高圧側蒸気タ
ービンに導入する高圧側経路を備え、前記高圧側蒸気タ
ービンからの排出蒸気と前記排熱回収装置からの蒸気と
を前記低圧側蒸気タービンに導入する低圧側経路を備え
た一軸式コンバインドタービン設備において、起動時に
第2蒸気を前記高圧側蒸気タービン及び前記低圧側蒸気
タービンに導入する第2蒸気導入経路を設けたことを特
徴とする一軸式コンバインドタービン設備。 - 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2のいずれか一
項において、前記第2蒸気導入経路は流量調整経路と温
度調整経路とが独立して設けられ、前記流量調整経路及
び前記温度調整経路がそれぞれ導入側に連通しているこ
とを特徴とする一軸式コンバインドタービン設備。 - 【請求項4】 請求項1もしくは請求項2のいずれか一
項において、前記第2蒸気導入経路は流量調整導入路と
温度調整導入路とが設けられ、前記流量調整導入路と前
記温度調整導入路とのそれぞれに複数の並列経路を設
け、前記並列経路のそれぞれに流路面積が異なるオリフ
ィスを設けると共に前記並列経路のそれぞれに開閉弁を
設けたことを特徴とする一軸式コンバインドタービン設
備。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
おいて、前記低圧側蒸気タービンの排出側には復水器が
備えられ、前記第2蒸気導入経路から前記高圧側蒸気タ
ービンに導入されて仕事をした蒸気を前記復水器に導入
する復水経路を備えたことを特徴とする一軸式コンバイ
ンドタービン設備。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
おいて、前記第2蒸気導入経路から前記高圧側蒸気ター
ビンに導入されて仕事をした蒸気を前記低圧側蒸気ター
ビン側に導入する回収経路を備えたことを特徴とする一
軸式コンバインドタービン設備。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に
おいて、一軸式コンバインドタービン設備が複数備えら
れ、他の設備からの蒸気を第2蒸気として前記第2蒸気
導入経路に導入する導入他缶経路を備えたことを特徴と
する一軸式コンバインドタービン設備。 - 【請求項8】 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に
おいて、一軸式コンバインドタービン設備が複数備えら
れ、前記第2蒸気導入経路から前記高圧側蒸気タービン
に導入されて仕事をした蒸気を他の設備における排熱回
収装置に排出する排出他缶経路を備えたことを特徴とす
る一軸式コンバインドタービン設備。 - 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に
おいて、一軸式コンバインドタービン設備が複数備えら
れ、他の設備からの蒸気を第2蒸気として前記第2蒸気
導入経路に導入する導入他缶経路を備えると共に、前記
第2蒸気導入経路から前記高圧側蒸気タービンに導入さ
れて仕事をした蒸気を他の設備における排熱回収装置に
排出する排出他缶経路を備えたことを特徴とする一軸式
コンバインドタービン設備。 - 【請求項10】 ガスタービン及び高圧蒸気タービン及
び中圧蒸気タービン及び低圧蒸気タービンを一軸上に連
結し、前記ガスタービンの排熱を回収して蒸気を発生さ
せる排熱回収装置を備え、前記排熱回収装置からの蒸気
を前記高圧側蒸気タービンに導入する高圧側経路を備
え、前記高圧蒸気タービンからの排出蒸気と前記排熱回
収装置からの蒸気とを前記中圧蒸気タービンに導入する
低圧側経路を備えた一軸式コンバインドタービン設備に
おいて、起動時に第2蒸気を前記高圧蒸気タービンに導
入する第2蒸気導入経路を設けたことを特徴とする一軸
式コンバインドタービン設備。 - 【請求項11】 ガスタービン及び高圧蒸気タービン及
び中圧蒸気タービン及び低圧蒸気タービンを一軸上に連
結し、前記ガスタービンの排熱を回収して蒸気を発生さ
せる排熱回収装置を備え、前記排熱回収装置からの蒸気
を前記高圧蒸気タービンに導入する高圧側経路を備え、
前記高圧蒸気タービンからの排出蒸気と前記排熱回収装
置からの蒸気とを前記中圧蒸気タービンに導入する低圧
側経路を備えた一軸式コンバインドタービン設備におい
て、起動時に第2蒸気を前記高圧蒸気タービン及び前記
中圧蒸気タービンに導入する第2蒸気導入経路を設けた
ことを特徴とする一軸式コンバインドタービン設備。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000103221A JP4295415B2 (ja) | 2000-04-05 | 2000-04-05 | 一軸式コンバインドタービン設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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- 2000-04-05 JP JP2000103221A patent/JP4295415B2/ja not_active Expired - Lifetime
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