JP2001280112A - 船外機用エンジンの気液分離室 - Google Patents
船外機用エンジンの気液分離室Info
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- JP2001280112A JP2001280112A JP2000097460A JP2000097460A JP2001280112A JP 2001280112 A JP2001280112 A JP 2001280112A JP 2000097460 A JP2000097460 A JP 2000097460A JP 2000097460 A JP2000097460 A JP 2000097460A JP 2001280112 A JP2001280112 A JP 2001280112A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B25/00—Engines characterised by using fresh charge for scavenging cylinders
- F02B25/02—Engines characterised by using fresh charge for scavenging cylinders using unidirectional scavenging
- F02B25/04—Engines having ports both in cylinder head and in cylinder wall near bottom of piston stroke
- F02B25/06—Engines having ports both in cylinder head and in cylinder wall near bottom of piston stroke the cylinder-head ports being controlled by working pistons, e.g. by sleeve-shaped extensions thereof
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/04—Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
- F01M13/0416—Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil arranged in valve-covers
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M25/00—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Combustion & Propulsion (AREA)
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 気液分離室からの潤滑油の円滑な排出を阻害
せずに済むように改良された船外機用エンジンの気液分
離室を提供する。 【解決手段】 船外機用エンジン(2)のブローバイガ
ス還元通路の途中に設けられる気液分離室(24)の潤
滑油排出口(32)にリード弁(31)を設けると共
に、排出口の周囲に、前記リード弁がその突端に当接す
る突条(34)を設けるものとした。これによれば、排
出口の開口面とリード弁との間に、突条によって隙間が
形成される。この隙間の容積により、閉じられる瞬間の
リード弁のポンピング作用がダンピングされる。
せずに済むように改良された船外機用エンジンの気液分
離室を提供する。 【解決手段】 船外機用エンジン(2)のブローバイガ
ス還元通路の途中に設けられる気液分離室(24)の潤
滑油排出口(32)にリード弁(31)を設けると共
に、排出口の周囲に、前記リード弁がその突端に当接す
る突条(34)を設けるものとした。これによれば、排
出口の開口面とリード弁との間に、突条によって隙間が
形成される。この隙間の容積により、閉じられる瞬間の
リード弁のポンピング作用がダンピングされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機用エンジン
のブローバイガス還元通路の途中に設けられる気液分離
室に関するものである。
のブローバイガス還元通路の途中に設けられる気液分離
室に関するものである。
【0002】
【従来の技術】船外機に搭載される4サイクルエンジン
においては、動弁カム室とクランク室との間を互いに連
通させる貫通孔をシリンダヘッド及びシリンダブロック
に設けることにより、ピストンの往復運動に基因するク
ランク室内の圧力脈動を緩和するようにしている。ま
た、ピストンリングを吹き抜けてクランク室へと漏出す
るガス(ブローバイガス)には未燃焼成分が含まれてい
るので、これを大気中に放散させないために、クランク
室からのブリーザーガスは、吸気通路の負圧によって吸
気中へと還流させられるようになっている。そしてブリ
ーザーガス中の潤滑油が吸気中に混入することを防止す
るための気液分離室が、ヘッドカバーの内面などに設け
られている(特開平8−21226号公報など参照)。
においては、動弁カム室とクランク室との間を互いに連
通させる貫通孔をシリンダヘッド及びシリンダブロック
に設けることにより、ピストンの往復運動に基因するク
ランク室内の圧力脈動を緩和するようにしている。ま
た、ピストンリングを吹き抜けてクランク室へと漏出す
るガス(ブローバイガス)には未燃焼成分が含まれてい
るので、これを大気中に放散させないために、クランク
室からのブリーザーガスは、吸気通路の負圧によって吸
気中へと還流させられるようになっている。そしてブリ
ーザーガス中の潤滑油が吸気中に混入することを防止す
るための気液分離室が、ヘッドカバーの内面などに設け
られている(特開平8−21226号公報など参照)。
【0003】この気液分離室には、潤滑油が混入したブ
ローバイガスを導入するための導入口と、分離された潤
滑油を動弁カム室に戻すための排出口とが設けられてい
るが、これらの開口には、動弁カム室(クランク室)内
圧と気液分離室(吸気通路)内圧との差圧に応じて開閉
するリード弁が設けらることがある。
ローバイガスを導入するための導入口と、分離された潤
滑油を動弁カム室に戻すための排出口とが設けられてい
るが、これらの開口には、動弁カム室(クランク室)内
圧と気液分離室(吸気通路)内圧との差圧に応じて開閉
するリード弁が設けらることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の如き
リード弁によると、差圧に応動して排出口周囲の平面に
接離する際に、閉弁時のード弁のポンピング作用によ
り、排出口の内面に付着した潤滑油が気液分離室へ再び
押し戻されるという現象を生じることがあった。このこ
とは、分離された潤滑油の戻り効率を悪化させる要因と
なるので好ましいことではない。
リード弁によると、差圧に応動して排出口周囲の平面に
接離する際に、閉弁時のード弁のポンピング作用によ
り、排出口の内面に付着した潤滑油が気液分離室へ再び
押し戻されるという現象を生じることがあった。このこ
とは、分離された潤滑油の戻り効率を悪化させる要因と
なるので好ましいことではない。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
気液分離室からの潤滑油の円滑な排出を阻害せずに済む
ように改良された船外機用エンジンの気液分離室を提供
することにある。
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
気液分離室からの潤滑油の円滑な排出を阻害せずに済む
ように改良された船外機用エンジンの気液分離室を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、船外機用エンジン(2)の
ブローバイガス還元通路の途中に設けられる気液分離室
(24)の潤滑油排出口(32)にリード弁(31)を
設けると共に、排出口の周囲に、前記リード弁がその突
端に当接する突条(34)を設けるものとした。これに
よれば、排出口の開口面とリード弁との間に、突条によ
って隙間が形成される。この隙間の容積により、閉じら
れる瞬間のリード弁のポンピング作用がダンピングされ
る。
ために、本発明においては、船外機用エンジン(2)の
ブローバイガス還元通路の途中に設けられる気液分離室
(24)の潤滑油排出口(32)にリード弁(31)を
設けると共に、排出口の周囲に、前記リード弁がその突
端に当接する突条(34)を設けるものとした。これに
よれば、排出口の開口面とリード弁との間に、突条によ
って隙間が形成される。この隙間の容積により、閉じら
れる瞬間のリード弁のポンピング作用がダンピングされ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明について詳細に説明する。
明について詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明が適用されたエンジンを搭
載した船外機1の全体を示している。この船外機1は、
エンジン2を収納するエンジンカバー3と、エンジンの
オイルパン及びマウント部を収納するアンダーカバー4
と、駆動軸5を収納するエクステンションケース6と、
変速ギア、クラッチ及び前後進切換装置などからなるミ
ッション装置7を収納するギアケース8とを備えてい
る。そして、ギアケース8の側方に推進用プロペラ9が
設けられ、船外機1を図示されない船体の船尾板に固定
するための万力式スターンブラケット10が、アンダー
カバー4の部分に設けられている。
載した船外機1の全体を示している。この船外機1は、
エンジン2を収納するエンジンカバー3と、エンジンの
オイルパン及びマウント部を収納するアンダーカバー4
と、駆動軸5を収納するエクステンションケース6と、
変速ギア、クラッチ及び前後進切換装置などからなるミ
ッション装置7を収納するギアケース8とを備えてい
る。そして、ギアケース8の側方に推進用プロペラ9が
設けられ、船外機1を図示されない船体の船尾板に固定
するための万力式スターンブラケット10が、アンダー
カバー4の部分に設けられている。
【0009】エクステンションケース6とスターンブラ
ケット10との間は、スイベル軸を内蔵したスイベルケ
ースSにより、船体に対して左右に首振り自在なように
連結されており、スイベル軸に固定されたステアリング
アーム11を操作することにより、船体に対する船外機
1の角度を変化させて船体に旋回運動を与えることがで
きるようになっている。
ケット10との間は、スイベル軸を内蔵したスイベルケ
ースSにより、船体に対して左右に首振り自在なように
連結されており、スイベル軸に固定されたステアリング
アーム11を操作することにより、船体に対する船外機
1の角度を変化させて船体に旋回運動を与えることがで
きるようになっている。
【0010】この船外機1に搭載されるエンジン2は、
図2に示すように、2つの水平方向シリンダ12がシリ
ンダブロック13に上下に並設された2気筒4サイクル
エンジンである。2つのシリンダ12内には、公知のエ
ンジンと同様に、クランク軸2a(図1参照)に連結さ
れたピストン14がそれぞれ受容されている。なお、ク
ランク軸2aは、駆動軸5に実質的に直結されるように
垂直配置されている。
図2に示すように、2つの水平方向シリンダ12がシリ
ンダブロック13に上下に並設された2気筒4サイクル
エンジンである。2つのシリンダ12内には、公知のエ
ンジンと同様に、クランク軸2a(図1参照)に連結さ
れたピストン14がそれぞれ受容されている。なお、ク
ランク軸2aは、駆動軸5に実質的に直結されるように
垂直配置されている。
【0011】シリンダヘッド15には、ベルト/プーリ
機構16を介してクランク軸2aに連結されたカム軸1
7と、カム軸17に係合して吸・排気弁を駆動するため
のロッカアーム18を支持したロッカシャフト19が設
けられている。またカム軸17の下端には、エンジンの
各部に潤滑油を圧送するためのオイルポンプ20が連結
されている。
機構16を介してクランク軸2aに連結されたカム軸1
7と、カム軸17に係合して吸・排気弁を駆動するため
のロッカアーム18を支持したロッカシャフト19が設
けられている。またカム軸17の下端には、エンジンの
各部に潤滑油を圧送するためのオイルポンプ20が連結
されている。
【0012】シリンダヘッド15の後側開口端15aは
ヘッドカバー21で閉じられ、カム軸17、ロッカアー
ム18、及びロッカシャフト19を収納した動弁カム室
22を画定している。この動弁カム室22は、シリンダ
ヘッド15とシリンダブロック13とを貫通して設けら
れたクランク室換気通路23を介して図示されていない
クランク室に連通している。
ヘッドカバー21で閉じられ、カム軸17、ロッカアー
ム18、及びロッカシャフト19を収納した動弁カム室
22を画定している。この動弁カム室22は、シリンダ
ヘッド15とシリンダブロック13とを貫通して設けら
れたクランク室換気通路23を介して図示されていない
クランク室に連通している。
【0013】ヘッドカバー21は、後面が閉じられ且つ
前面が開放された箱形に合成樹脂材で形成されており、
ブローバイガス中に混入した潤滑油を除去するための気
液分離室24が、その後壁21Rの内面に立設されたリ
ブ状の外壁25と、該外壁25の端縁に溶着されたプレ
ート26とをもって画成されている。なお、プレート2
6は、ヘッドカバー21の後壁21Rと略平行な平面上
に設けられている。
前面が開放された箱形に合成樹脂材で形成されており、
ブローバイガス中に混入した潤滑油を除去するための気
液分離室24が、その後壁21Rの内面に立設されたリ
ブ状の外壁25と、該外壁25の端縁に溶着されたプレ
ート26とをもって画成されている。なお、プレート2
6は、ヘッドカバー21の後壁21Rと略平行な平面上
に設けられている。
【0014】気液分離室24の内側には、リブ状の仕切
壁27で迷路状の通路が形成されており、ブローバイガ
スに紆余曲折した流れを与えることにより、ブローバイ
ガス中に混入した潤滑油の分離効率を高めるようにして
いる。また気液分離室24の上壁の最も高い位置には、
図示されていない吸気通路へブローバイガスを還流させ
るためのゴムチューブ28が連結されている。
壁27で迷路状の通路が形成されており、ブローバイガ
スに紆余曲折した流れを与えることにより、ブローバイ
ガス中に混入した潤滑油の分離効率を高めるようにして
いる。また気液分離室24の上壁の最も高い位置には、
図示されていない吸気通路へブローバイガスを還流させ
るためのゴムチューブ28が連結されている。
【0015】気液分離室24の側壁の一部をなすプレー
ト26には、図3に示すように、ピストン14の下降運
動およびブローバイガス圧によって動弁カム室22の内
圧が気液分離室24の内圧より高くなった時に開く第1
リード弁29が設けられた導入口30と、ピストン14
の上昇運動で動弁カム室22の内圧が気液分離室24の
内圧より低くなった時に開く第2リード弁31が設けら
れた排出口32とが設けられている。
ト26には、図3に示すように、ピストン14の下降運
動およびブローバイガス圧によって動弁カム室22の内
圧が気液分離室24の内圧より高くなった時に開く第1
リード弁29が設けられた導入口30と、ピストン14
の上昇運動で動弁カム室22の内圧が気液分離室24の
内圧より低くなった時に開く第2リード弁31が設けら
れた排出口32とが設けられている。
【0016】導入口30は、気液分離室24の上部に位
置し、排出口32は、気液分離室24の下部に位置して
いる。
置し、排出口32は、気液分離室24の下部に位置して
いる。
【0017】両リード弁29・31は、バックアッププ
レート33で過度に撓まないようにされている。なお排
出口32の第2リード弁31は、気液分離室24に溜ま
った潤滑油のヘッド差だけでは開弁しない程度のコンプ
ライアンスが与えられている。
レート33で過度に撓まないようにされている。なお排
出口32の第2リード弁31は、気液分離室24に溜ま
った潤滑油のヘッド差だけでは開弁しない程度のコンプ
ライアンスが与えられている。
【0018】気液分離室24へのオイルミストの侵入を
減少させるために、また動弁カム室22の内圧が低下し
た時に排出口32の第2リード弁31をより一層確実に
開弁させるために、導入口30の第1リード弁29は、
動弁カム室22の内圧低下で閉じるようにされている。
減少させるために、また動弁カム室22の内圧が低下し
た時に排出口32の第2リード弁31をより一層確実に
開弁させるために、導入口30の第1リード弁29は、
動弁カム室22の内圧低下で閉じるようにされている。
【0019】ピストン14の下降運動およびブローバイ
ガス圧によるクランク室内圧の上昇を速やかに吸収し得
るようにするために、導入口30の開口面積は比較的大
きく設定されている。これと同時に、ピストン14の上
昇時に発生するクランク室の負圧作用を十分に受けて気
液分離室24から潤滑油が吸い出されるようにするため
に、排出口32の開口面積は比較的小さく設定されてい
る。
ガス圧によるクランク室内圧の上昇を速やかに吸収し得
るようにするために、導入口30の開口面積は比較的大
きく設定されている。これと同時に、ピストン14の上
昇時に発生するクランク室の負圧作用を十分に受けて気
液分離室24から潤滑油が吸い出されるようにするため
に、排出口32の開口面積は比較的小さく設定されてい
る。
【0020】排出口32の周囲は、図4に併せて示した
ように、プレート26の動弁カム室22内を臨む平面2
6a上にその基部が固定されている第2リード弁31が
閉弁する時に当接し、且つ上記の平面26aと同一平面
上に位置する突端を有する突条34で囲繞されている。
これにより、第2リード弁31が閉じた時に、排出口3
2が開口する面26bと第2リード弁31との間に適宜
な隙間Gが形成されるようにしてある。この隙間Gの容
積により、閉弁時の第2リード弁31のポンプ作用をダ
ンピングし、排出口32の周辺やリード弁自体に付着し
た潤滑油が気液分離室24の内側へ押し戻されることの
ないようにしている。
ように、プレート26の動弁カム室22内を臨む平面2
6a上にその基部が固定されている第2リード弁31が
閉弁する時に当接し、且つ上記の平面26aと同一平面
上に位置する突端を有する突条34で囲繞されている。
これにより、第2リード弁31が閉じた時に、排出口3
2が開口する面26bと第2リード弁31との間に適宜
な隙間Gが形成されるようにしてある。この隙間Gの容
積により、閉弁時の第2リード弁31のポンプ作用をダ
ンピングし、排出口32の周辺やリード弁自体に付着し
た潤滑油が気液分離室24の内側へ押し戻されることの
ないようにしている。
【0021】なお、排出口32は、突条34で囲まれた
隙間Gの下部に設けられ、第2リード弁31は、その下
部が開弁する。
隙間Gの下部に設けられ、第2リード弁31は、その下
部が開弁する。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、排
出口の開口面と第2リード弁との間に形成された空隙の
容積により、リード弁が閉じた瞬間の空気の振動がダン
ピングされるので、排出口の周辺や弁自体に付着した潤
滑油が閉弁時のリード弁のポンプ作用で気液分離室内へ
と押し戻される現象が発生することを抑制し得ることか
ら、気液分離室で分離された潤滑油の戻り効率を高める
上に大きな効果を奏することができる。
出口の開口面と第2リード弁との間に形成された空隙の
容積により、リード弁が閉じた瞬間の空気の振動がダン
ピングされるので、排出口の周辺や弁自体に付着した潤
滑油が閉弁時のリード弁のポンプ作用で気液分離室内へ
と押し戻される現象が発生することを抑制し得ることか
ら、気液分離室で分離された潤滑油の戻り効率を高める
上に大きな効果を奏することができる。
【図1】本発明が適用されたエンジンを搭載した船外機
の全体図
の全体図
【図2】本発明が適用されたエンジンの要部縦断面図
【図3】気液分離室を画成するプレートの正面図
【図4】図3中のIV−IV線に沿う部分的断面図
2 エンジン 24 気液分離室 31 第2リード弁 32 排出口 34 突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田和 寛基 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G015 AA01 AA05 AA07 AB01 BD10 BD23 BD24 BE06 BE11 BF05 BF07 CA05
Claims (1)
- 【請求項1】 船外機用エンジンのブローバイガス還元
通路の途中に設けられる気液分離室であって、 当該気液分離室の潤滑油排出口にリード弁が設けられ、 前記排出口の周囲が、前記リード弁がその突端に当接す
る突条で囲繞されることを特徴とする船外機用エンジン
の気液分離室。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000097460A JP2001280112A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 船外機用エンジンの気液分離室 |
US09/800,637 US6394079B2 (en) | 2000-03-31 | 2001-03-06 | Gas-liquid separation device for internal combustion engine used in outboard motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000097460A JP2001280112A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 船外機用エンジンの気液分離室 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001280112A true JP2001280112A (ja) | 2001-10-10 |
Family
ID=18612077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000097460A Withdrawn JP2001280112A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 船外機用エンジンの気液分離室 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6394079B2 (ja) |
JP (1) | JP2001280112A (ja) |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003314211A (ja) * | 2002-04-17 | 2003-11-06 | Honda Motor Co Ltd | ストローク可変エンジン |
JP2004218453A (ja) * | 2003-01-09 | 2004-08-05 | Suzuki Motor Corp | エンジンのブリーザ装置 |
JP4249504B2 (ja) * | 2003-02-17 | 2009-04-02 | マツダ株式会社 | オイルセパレータ構造及びオイルセパレータユニット |
US7080636B2 (en) * | 2003-05-05 | 2006-07-25 | Dichtungstechnik G. Bruss Gmbh & Co. Kg | Oil separating device for a combustion engine |
DE10320215B4 (de) * | 2003-05-05 | 2005-04-21 | Dichtungstechnik G. Bruss Gmbh & Co. Kg | Ölabscheidevorrichtung für eine Brennkraftmaschine |
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