JP2001275708A - 水虫防止用靴 - Google Patents
水虫防止用靴Info
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- JP2001275708A JP2001275708A JP2000089462A JP2000089462A JP2001275708A JP 2001275708 A JP2001275708 A JP 2001275708A JP 2000089462 A JP2000089462 A JP 2000089462A JP 2000089462 A JP2000089462 A JP 2000089462A JP 2001275708 A JP2001275708 A JP 2001275708A
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 強制的に通気性を図ることによ
り、靴の中の湿気を追い払い、水虫の原因となる白癬菌
の繁殖を抑えることのできる、水虫防止用靴を提供す
る。 【解決手段】 踵部分の内部に取付けられ足に
履いて歩行することによって動作する空気ポンプ装置
と、内部の爪先部分に設けられた単数又は複数の通気孔
と、この通気孔と前記空気ポンプ装置との間をつなぐ送
風パイプとで構成し、空気ポンプ装置は、シリンダと、
このシリンダに取付けられ先端に単数又は複数の噴出孔
を設けた送風パイプと、前記シリンダ内部に上下動可能
に設けられたピストンと、このピストンと前記シリンダ
内底部との間に弾設したコンプレッションスプリング
と、このピストンに取付けられたピストン杆に接触して
いる上下動可能な押圧部材とで構成する。
り、靴の中の湿気を追い払い、水虫の原因となる白癬菌
の繁殖を抑えることのできる、水虫防止用靴を提供す
る。 【解決手段】 踵部分の内部に取付けられ足に
履いて歩行することによって動作する空気ポンプ装置
と、内部の爪先部分に設けられた単数又は複数の通気孔
と、この通気孔と前記空気ポンプ装置との間をつなぐ送
風パイプとで構成し、空気ポンプ装置は、シリンダと、
このシリンダに取付けられ先端に単数又は複数の噴出孔
を設けた送風パイプと、前記シリンダ内部に上下動可能
に設けられたピストンと、このピストンと前記シリンダ
内底部との間に弾設したコンプレッションスプリング
と、このピストンに取付けられたピストン杆に接触して
いる上下動可能な押圧部材とで構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、水虫の原因とな
る白癬菌の繁殖を防止することのできる水虫防止用靴に
関する。
る白癬菌の繁殖を防止することのできる水虫防止用靴に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、靴は動物の皮革、合成皮革、ゴム
等を用いて作られているが、外部に通気孔を設けたもの
や、メッシュのものを除いて、装置的に内部の通気性に
配慮したものは見当たらない。
等を用いて作られているが、外部に通気孔を設けたもの
や、メッシュのものを除いて、装置的に内部の通気性に
配慮したものは見当たらない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】水虫は体質的なものが
あり、とくに足の指同士がくっついている人、足に汗を
かき易い人に多く見られる。水虫の原因となる白癬菌
は、湿気を好むことから靴の中は絶好の繁殖場所となっ
ている。したがって、水虫は通気性の悪い靴を長時間履
いている人にも多く見られる症状となっている。
あり、とくに足の指同士がくっついている人、足に汗を
かき易い人に多く見られる。水虫の原因となる白癬菌
は、湿気を好むことから靴の中は絶好の繁殖場所となっ
ている。したがって、水虫は通気性の悪い靴を長時間履
いている人にも多く見られる症状となっている。
【０００４】この発明の目的は、強制的に靴の中の通気
性を図ることにより、靴の中の湿気を追い払い、水虫の
原因となる白癬菌の繁殖を抑えることのできる、水虫防
止用靴を提供せんとするにある。
性を図ることにより、靴の中の湿気を追い払い、水虫の
原因となる白癬菌の繁殖を抑えることのできる、水虫防
止用靴を提供せんとするにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためにこの発明は、踵部分の内部に設けられ足に履いて
歩行することによって動作する空気ポンプ装置と、内部
の爪先側に設けられた単数又は複数の通気孔と、この通
気孔と前記空気ポンプ装置との間をつなぐ送風パイプと
で構成したことを特徴とする。
ためにこの発明は、踵部分の内部に設けられ足に履いて
歩行することによって動作する空気ポンプ装置と、内部
の爪先側に設けられた単数又は複数の通気孔と、この通
気孔と前記空気ポンプ装置との間をつなぐ送風パイプと
で構成したことを特徴とする。
【０００６】その際にこの発明は、前記空気ポンプ装置
を、シリンダーと、このシリンダーに取り付けられ先端
に単数又は複数の噴出管を設けた送風パイプと、前記シ
リンダー内部に上下動可能に設けられたピストンと、こ
のピストンと前記シリンダー内底部との間に弾設したコ
ンプレッションスプリングと、このピストンに取り付け
られたピストン杆に接触している上下動可能な押圧部材
とで構成することができる。
を、シリンダーと、このシリンダーに取り付けられ先端
に単数又は複数の噴出管を設けた送風パイプと、前記シ
リンダー内部に上下動可能に設けられたピストンと、こ
のピストンと前記シリンダー内底部との間に弾設したコ
ンプレッションスプリングと、このピストンに取り付け
られたピストン杆に接触している上下動可能な押圧部材
とで構成することができる。
【０００７】この発明はまた、前記空気ポンプ装置を、
シリンダーと、ピストンと、前記シリンダーに取り付け
られ先端に単数又は複数の噴出管を設けた送風パイプ
と、前記シリンダー内底部と前記ピストンとの間に弾設
したコンプレッションスプリングと、前記ピストンに取
り付けられたピストン杆に接触している可撓性材質の押
圧部材とで構成することができる。
シリンダーと、ピストンと、前記シリンダーに取り付け
られ先端に単数又は複数の噴出管を設けた送風パイプ
と、前記シリンダー内底部と前記ピストンとの間に弾設
したコンプレッションスプリングと、前記ピストンに取
り付けられたピストン杆に接触している可撓性材質の押
圧部材とで構成することができる。
【０００８】この発明はさらに、前記空気ポンプ装置
を、シリンダーと、ピストンと、前記シリンダーに取り
付けられた先端に単数又は複数の噴出管を設けた送風パ
イプと、前記シリンダー内部とピストンとの間に弾設し
たコンプレッションスプリングと、前記シリンダーに接
続された吸気パイプ又は吸気路と、前記ピストンに接触
している可撓性材質の押圧部材とで構成することができ
る。この発明はさらに、前記空気ポンプ装置を、シリン
ダーと、このシリンダーの上部へ上下動可能に配置され
たピストンと、前記シリンダーに取り付けられ先端に単
数又は複数の噴出管を設けた送風パイプと、前記シリン
ダー内部とピストンとの間に弾設したコンプレッション
スプリングと、前記シリンダーに接続された吸気パイプ
又は吸気路と、前記ピストンに接触している可撓性材質
の押圧部材とで構成することができる。
を、シリンダーと、ピストンと、前記シリンダーに取り
付けられた先端に単数又は複数の噴出管を設けた送風パ
イプと、前記シリンダー内部とピストンとの間に弾設し
たコンプレッションスプリングと、前記シリンダーに接
続された吸気パイプ又は吸気路と、前記ピストンに接触
している可撓性材質の押圧部材とで構成することができ
る。この発明はさらに、前記空気ポンプ装置を、シリン
ダーと、このシリンダーの上部へ上下動可能に配置され
たピストンと、前記シリンダーに取り付けられ先端に単
数又は複数の噴出管を設けた送風パイプと、前記シリン
ダー内部とピストンとの間に弾設したコンプレッション
スプリングと、前記シリンダーに接続された吸気パイプ
又は吸気路と、前記ピストンに接触している可撓性材質
の押圧部材とで構成することができる。
【０００９】この発明はさらに、前記通気孔を複数個設
け、前記送風パイプを途中で分岐して分岐パイプと成
し、この各分岐パイプを前記各通気孔に接続させること
ができる。
け、前記送風パイプを途中で分岐して分岐パイプと成
し、この各分岐パイプを前記各通気孔に接続させること
ができる。
【００１０】そしてこの発明は、前記吸気パイプ或は吸
気路に、芳香剤或は脱臭剤を収容させることができる。
気路に、芳香剤或は脱臭剤を収容させることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の一実施の形態を
図面に基づいて説明する。
図面に基づいて説明する。
【００１２】図１乃至図４において、指示記号１は、甲
皮２、敷皮３、中底４、中物心５、細皮６、底皮７、及
び踵部８から成る靴体であり、この実施の形態のもの
は、甲皮２と中底４と細皮６を麻糸で縫い、さらに細皮
６と底皮７を細糸で縫うというようにして、二重縫いと
なっている。踵部８はさらに詳しく言えば、底皮７へ貼
着される台皮と積層皮と化粧皮を重ね合わせて接着させ
て成るが、単に踵部８として図示してある。また、靴体
の構成や製造方法は上記のものに限定されず、甲皮を中
底と底皮の間に挟んで麻糸で縫う場合もあるし、接着さ
せる場合もある。細皮はこれを用いない場合もある。要
するに靴体の構造は本願発明の要旨ではないので、靴体
はそれが皮靴であるか、ラバーシューズであるか、雨靴
であるか、オーバーシューズ、或はケミカルシューズで
あるかを問わない。また、構成材料はそれが皮である
か、合成皮革であるか、ラバーであるかを問わない。要
するに甲皮に相当する部分と中底、中物心、底皮及び踵
部に相当する部分があれば足りる。さらには図示はして
ないが、不踏部の部分にスチールの芯が入っているもの
もある。
皮２、敷皮３、中底４、中物心５、細皮６、底皮７、及
び踵部８から成る靴体であり、この実施の形態のもの
は、甲皮２と中底４と細皮６を麻糸で縫い、さらに細皮
６と底皮７を細糸で縫うというようにして、二重縫いと
なっている。踵部８はさらに詳しく言えば、底皮７へ貼
着される台皮と積層皮と化粧皮を重ね合わせて接着させ
て成るが、単に踵部８として図示してある。また、靴体
の構成や製造方法は上記のものに限定されず、甲皮を中
底と底皮の間に挟んで麻糸で縫う場合もあるし、接着さ
せる場合もある。細皮はこれを用いない場合もある。要
するに靴体の構造は本願発明の要旨ではないので、靴体
はそれが皮靴であるか、ラバーシューズであるか、雨靴
であるか、オーバーシューズ、或はケミカルシューズで
あるかを問わない。また、構成材料はそれが皮である
か、合成皮革であるか、ラバーであるかを問わない。要
するに甲皮に相当する部分と中底、中物心、底皮及び踵
部に相当する部分があれば足りる。さらには図示はして
ないが、不踏部の部分にスチールの芯が入っているもの
もある。
【００１３】次に、本願発明の要旨である空気ポンプ装
置Ａについて説明する。とくに図１と図２に示したよう
に、中物心５と底皮７を刳り抜き、踵部８の中を穿って
シリンダー９が収装されており、図３と図４に示したよ
うに、このシリンダー９に送風パイプ１０が取り付けら
れている。この送風パイプ１０は、図２に示したように
皮靴１の外側の丁度中底４と底皮７の間の中物心５の部
分を通って爪先側に達し、図１に示したように、中底４
の爪先側に設けられた複数の通気孔４ａ……と連通させ
られている。この連通方法は、実施の形態のものは、送
風パイプ１０より噴出管１０ａを突設し、この噴出管１
０ａが中底４に設けた通気孔４ａに嵌入させるようにな
っている。しかし、この連通方法に限定されず、送風パ
イプ１０へ単に噴出孔を設け、この噴出孔が中底４に設
けた通気孔４ａと合わさるようにしても良い。さらに、
図示はしていないが、送風パイプ１０より分岐パイプを
分岐させ、各通気孔４ａと連通させるようにしても良
い。通気孔４ａは各指の間に位置するように設けること
が望ましいが、この位置に限定されない。通気孔４ａは
単数或は２〜３個の場合も考えられる。
置Ａについて説明する。とくに図１と図２に示したよう
に、中物心５と底皮７を刳り抜き、踵部８の中を穿って
シリンダー９が収装されており、図３と図４に示したよ
うに、このシリンダー９に送風パイプ１０が取り付けら
れている。この送風パイプ１０は、図２に示したように
皮靴１の外側の丁度中底４と底皮７の間の中物心５の部
分を通って爪先側に達し、図１に示したように、中底４
の爪先側に設けられた複数の通気孔４ａ……と連通させ
られている。この連通方法は、実施の形態のものは、送
風パイプ１０より噴出管１０ａを突設し、この噴出管１
０ａが中底４に設けた通気孔４ａに嵌入させるようにな
っている。しかし、この連通方法に限定されず、送風パ
イプ１０へ単に噴出孔を設け、この噴出孔が中底４に設
けた通気孔４ａと合わさるようにしても良い。さらに、
図示はしていないが、送風パイプ１０より分岐パイプを
分岐させ、各通気孔４ａと連通させるようにしても良
い。通気孔４ａは各指の間に位置するように設けること
が望ましいが、この位置に限定されない。通気孔４ａは
単数或は２〜３個の場合も考えられる。
【００１４】とくに図１に示したように、シリンダー９
の中にはピストン１１が嵌入され、このピストン１１と
シリンダー９の内底部との間には、コンプレッションス
プリング１２が弾設されている。ピストン１１がシリン
ダー９より突出したピストン杵に相当する部分１１ａ
は、押圧部材を構成する中底４に接している。コンプレ
ッションスプリングの弾力は２０ｋｇ〜３０ｋｇ程度の
ものを用いるが、これに限定されない。尚、中底４のピ
ストン杵１１ａと接している部分は、図２に示したよう
に、通常時において若干上方へ隆起している。指示記号
１３は吸気パイプであり、その入口を敷皮３に設けた開
口部３ａに臨ませ、出口側をシリンダー９に接続させて
いる。指示記号１３ａは逆止弁である。そして、この吸
気パイプ１３内には、カートリッジ入りの芳香剤１４が
収納されている。この芳香剤１４は通気性を有してい
る。この芳香剤１４は図示のものよりも大きくても良
い。さらに、吸気パイプ１３はこれを吸気路としても良
い。尚、送風パイプ１０の方にも逆止弁を設けても良い
し、逆止弁を両方共に省略しても良い。したがって、使
用者がこの発明に係る水虫防止用靴を履いて歩行する
と、該靴体の踵部８へ体重がかかる際にピストン１１が
下降し、シリンダー９内部の空気を圧縮して送風パイプ
１０を介して通気孔４ａより皮靴１の爪先より噴出させ
ることになる。踵部８に加わる体重が去ると、ピストン
１１はコンプレッションスプリング１２の弾力により元
位置に戻り、その際に吸気パイプ１３を介して吸気を行
う。尚、この吸気パイプ、或は吸気路を省略した場合に
は、通気孔４ａ及び通風パイプ１０を介して吸気を行
う。芳香剤１４は通気孔４ａより靴体１内へ放出され、
該靴体１の中のいやな臭いを除去するものである。
の中にはピストン１１が嵌入され、このピストン１１と
シリンダー９の内底部との間には、コンプレッションス
プリング１２が弾設されている。ピストン１１がシリン
ダー９より突出したピストン杵に相当する部分１１ａ
は、押圧部材を構成する中底４に接している。コンプレ
ッションスプリングの弾力は２０ｋｇ〜３０ｋｇ程度の
ものを用いるが、これに限定されない。尚、中底４のピ
ストン杵１１ａと接している部分は、図２に示したよう
に、通常時において若干上方へ隆起している。指示記号
１３は吸気パイプであり、その入口を敷皮３に設けた開
口部３ａに臨ませ、出口側をシリンダー９に接続させて
いる。指示記号１３ａは逆止弁である。そして、この吸
気パイプ１３内には、カートリッジ入りの芳香剤１４が
収納されている。この芳香剤１４は通気性を有してい
る。この芳香剤１４は図示のものよりも大きくても良
い。さらに、吸気パイプ１３はこれを吸気路としても良
い。尚、送風パイプ１０の方にも逆止弁を設けても良い
し、逆止弁を両方共に省略しても良い。したがって、使
用者がこの発明に係る水虫防止用靴を履いて歩行する
と、該靴体の踵部８へ体重がかかる際にピストン１１が
下降し、シリンダー９内部の空気を圧縮して送風パイプ
１０を介して通気孔４ａより皮靴１の爪先より噴出させ
ることになる。踵部８に加わる体重が去ると、ピストン
１１はコンプレッションスプリング１２の弾力により元
位置に戻り、その際に吸気パイプ１３を介して吸気を行
う。尚、この吸気パイプ、或は吸気路を省略した場合に
は、通気孔４ａ及び通風パイプ１０を介して吸気を行
う。芳香剤１４は通気孔４ａより靴体１内へ放出され、
該靴体１の中のいやな臭いを除去するものである。
【００１５】図５は他の実施の形態を示し、空気ポンプ
装置Ｂのピストン１１のピストン杵１１ａの先端は、靴
体１の中底４に設けた貫通孔４ｂを貫通して押圧部材を
構成する敷皮１５に接している。
装置Ｂのピストン１１のピストン杵１１ａの先端は、靴
体１の中底４に設けた貫通孔４ｂを貫通して押圧部材を
構成する敷皮１５に接している。
【００１６】このように構成してもこの発明の目的は達
成できる。尚、指示記号１５ａは通気孔、１６は吸気パ
イプ又は吸気路、１６ａは逆止弁、１７は芳香剤であ
る。
成できる。尚、指示記号１５ａは通気孔、１６は吸気パ
イプ又は吸気路、１６ａは逆止弁、１７は芳香剤であ
る。
【００１７】図６はさらに他の実施の形態を示し、空気
ポンプ装置Ｃのシリンダー２０内部には、コンプレッシ
ョンスプリング２１が収容され、このコンプレッション
スプリング２１がシリンダー２０より突出した部分に
は、上下動可能に配置された押し板２２から成るピスト
ンが当接されている。
ポンプ装置Ｃのシリンダー２０内部には、コンプレッシ
ョンスプリング２１が収容され、このコンプレッション
スプリング２１がシリンダー２０より突出した部分に
は、上下動可能に配置された押し板２２から成るピスト
ンが当接されている。
【００１８】このように構成してもこの発明の目的は達
成できる。その他、指示記号２３ａは敷皮２３に設けら
れた通気孔、２４は吸気パイプ又は吸気路、２５は芳香
剤、２６は逆止弁である。
成できる。その他、指示記号２３ａは敷皮２３に設けら
れた通気孔、２４は吸気パイプ又は吸気路、２５は芳香
剤、２６は逆止弁である。
【００１９】その他、押し板は、シリンダーの口径より
も大きな、ステンレス板、或は板バネとし、敷皮と底皮
の間に敷設しても良い。そして、シリンダーについて
は、踵部とは別部材としたものについて説明したが、単
に踵部に穴を穿設することによって、踵部自体をシリン
ダーとすることができよう。本件明細書でいうシリンダ
ーとは、このような場合をも含んでいる。
も大きな、ステンレス板、或は板バネとし、敷皮と底皮
の間に敷設しても良い。そして、シリンダーについて
は、踵部とは別部材としたものについて説明したが、単
に踵部に穴を穿設することによって、踵部自体をシリン
ダーとすることができよう。本件明細書でいうシリンダ
ーとは、このような場合をも含んでいる。
【００２０】要するに空気ポンプ装置は、上述した実施
の形態のものに限定されず、さまざまな形態のものが考
えられよう。靴を履いて歩行した際に通気孔４ａより空
気を噴射させる構造であれば足りる。
の形態のものに限定されず、さまざまな形態のものが考
えられよう。靴を履いて歩行した際に通気孔４ａより空
気を噴射させる構造であれば足りる。
【００２１】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
次のような効果を奏し得る。
次のような効果を奏し得る。
【００２２】請求項１のように構成すると、この発明に
係る靴体を履いて歩行することによって、空気ポンプ装
置が動作し、爪先側に設けた通気孔より空気が噴出する
ので、通気性が良くなり、靴体を履いた足の爪先の部分
が汗によって湿気をおびて蒸れるのを可及的に防止でき
ることから、これによって水虫の原因となる白癬菌の繁
殖を有効に抑えることができるものである。
係る靴体を履いて歩行することによって、空気ポンプ装
置が動作し、爪先側に設けた通気孔より空気が噴出する
ので、通気性が良くなり、靴体を履いた足の爪先の部分
が汗によって湿気をおびて蒸れるのを可及的に防止でき
ることから、これによって水虫の原因となる白癬菌の繁
殖を有効に抑えることができるものである。
【００２３】請求項２のように構成すると、この発明に
係る靴体を履いての歩行時に、踵の部分で、押圧部材を
押し込むことによってピストンがコンプレッションスプ
リングの弾力に抗してシリンダー内を下降し、内部の空
気を圧縮し、送風パイプを介してその先端に設けた噴出
管から空気を噴出させることができる。
係る靴体を履いての歩行時に、踵の部分で、押圧部材を
押し込むことによってピストンがコンプレッションスプ
リングの弾力に抗してシリンダー内を下降し、内部の空
気を圧縮し、送風パイプを介してその先端に設けた噴出
管から空気を噴出させることができる。
【００２４】請求項３と４のように構成すると、この発
明に係る靴体を履いての歩行時に、踵の部分で押圧部材
を押し込むことによってピストンがコンプレッションス
プリングの弾力に抗してシリンダー内を下降し、内部の
空気を圧縮し、送風パイプを介してその先端に設けた噴
出管より空気を噴出させ、踵を上げると、ピストンがコ
ンプレッションスプリングの弾力により上昇して元位置
に戻り、その際に吸気パイプ或は吸気路を介して吸気を
行うことができるものである。
明に係る靴体を履いての歩行時に、踵の部分で押圧部材
を押し込むことによってピストンがコンプレッションス
プリングの弾力に抗してシリンダー内を下降し、内部の
空気を圧縮し、送風パイプを介してその先端に設けた噴
出管より空気を噴出させ、踵を上げると、ピストンがコ
ンプレッションスプリングの弾力により上昇して元位置
に戻り、その際に吸気パイプ或は吸気路を介して吸気を
行うことができるものである。
【００２５】請求項５のように構成すると、分岐パイプ
を介して各通気孔より空気を噴出させることができる。
を介して各通気孔より空気を噴出させることができる。
【００２６】請求項６のように構成すると、芳香剤の香
りをシリンダー内部へとり込み、送風パイプを介して通
気孔より靴体内部へ放出させ、或は脱臭剤により靴体内
部のいやな臭いを極力除くことができる。
りをシリンダー内部へとり込み、送風パイプを介して通
気孔より靴体内部へ放出させ、或は脱臭剤により靴体内
部のいやな臭いを極力除くことができる。
【図１】この発明に係る水虫防止用靴の側断面図であ
る。
る。
【図２】この発明に係る水虫防止用靴を平面から割って
空気ポンプ装置の配置状態を見た説明図である。
空気ポンプ装置の配置状態を見た説明図である。
【図３】この発明に係る水虫防止用靴に用いる空気ポン
プ装置の送風パイプの一部拡大平面図である。
プ装置の送風パイプの一部拡大平面図である。
【図４】この発明に係る水虫防止用靴に用いる空気ポン
プ装置を靴の中に組み込んで側面から見た状態を示す説
明図である。
プ装置を靴の中に組み込んで側面から見た状態を示す説
明図である。
【図５】この発明に係る水虫防止用靴に用いる空気ポン
プ装置の他の実施の形態を示す側断面図である。
プ装置の他の実施の形態を示す側断面図である。
【図６】この発明に係る水虫防止用靴に用いる空気ポン
プ装置のさらに他の実施の形態を示す側断面図である。
プ装置のさらに他の実施の形態を示す側断面図である。
Ａ，Ｂ，Ｃ 空気ポンプ装置 １ 靴体 ３，１５，２３ 敷皮 ４ 中底 ４ａ，１５ａ，２３ａ 通気孔 ５ 中物心 ８ 踵部 ９ シリンダー １０，２０ 送風パイプ １０ａ 噴出管（噴出孔） １１ ピストン １１ａ ピストン杆 １２，２１ コンプレッションスプリング １３，１６，２４ 吸気パイプ（吸気路） １４，１７，２５ 芳香剤（脱臭剤）
Claims (6)
- 【請求項１】 踵部分の内部に設けられ足に履いて歩行
することによって動作する空気ポンプ装置と、内部の爪
先側に設けられた単数又は複数の通気孔と、この通気孔
と前記空気ポンプ装置との間をつなぐ送風パイプとを有
することを特徴とする、水虫防止用靴。 - 【請求項２】 前記空気ポンプ装置は、シリンダーと、
ピストンと、前記シリンダーに取り付けられ先端に単数
又は複数の噴出管を設けた送風パイプと、前記シリンダ
ー内底部と前記ピストンとの間に弾設したコンプレッシ
ョンスプリングと、前記ピストンに取り付けられたピス
トン杆に接触している可撓性材質の押圧部材とで構成し
たこと特徴とする、請求項１に記載の水虫防止用靴。 - 【請求項３】 前記空気ポンプ装置は、シリンダーと、
ピストンと、前記シリンダーに取り付けられた先端に単
数又は複数の噴出管を設けた送風パイプと、前記シリン
ダー内部とピストンとの間に弾設したコンプレッション
スプリングと、前記シリンダーに接続された吸気パイプ
又は吸気路と、前記ピストンに接触している可撓性材質
の押圧部材とで構成したことを特徴とする、請求項１に
記載の水虫防止用靴。 - 【請求項４】 空気ポンプ装置は、シリンダーと、この
シリンダーの上部へ上下動可能に配置されたピストン
と、前記シリンダーに取り付けられ先端に単数又は複数
の噴出管を設けた送風パイプと、前記シリンダー内部と
ピストンとの間に弾設したコンプレッションスプリング
と、前記シリンダーに接続された吸気パイプ又は吸気路
と、前記ピストンに接触している可撓性材質の押圧部材
とで構成したことを特徴とする、請求項１に記載の水虫
防止用靴。 - 【請求項５】 前記通気孔は複数個設けられ、前記送風
パイプは途中で分岐して分岐パイプと成し、この各分岐
パイプは前記各通気孔に接続されていることを特徴とす
る、請求項１乃至４のいずれかに記載の水虫防止用靴。 - 【請求項６】 前記吸気パイプ或は吸気路には、芳香剤
或は脱臭剤を収容させたことを特徴とする、請求項１乃
至５のいずれかに記載の水虫防止用靴。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000089462A JP2001275708A (ja) | 2000-03-28 | 2000-03-28 | 水虫防止用靴 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000089462A JP2001275708A (ja) | 2000-03-28 | 2000-03-28 | 水虫防止用靴 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001275708A true JP2001275708A (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=18605220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000089462A Pending JP2001275708A (ja) | 2000-03-28 | 2000-03-28 | 水虫防止用靴 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001275708A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-03-28 JP JP2000089462A patent/JP2001275708A/ja active Pending
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