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JP2001274640A - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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Publication number
JP2001274640A
JP2001274640A JP2000082462A JP2000082462A JP2001274640A JP 2001274640 A JP2001274640 A JP 2001274640A JP 2000082462 A JP2000082462 A JP 2000082462A JP 2000082462 A JP2000082462 A JP 2000082462A JP 2001274640 A JP2001274640 A JP 2001274640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
current source
constant current
amplifier
amplifier circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000082462A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Yamamoto
有二 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2000082462A priority Critical patent/JP2001274640A/ja
Publication of JP2001274640A publication Critical patent/JP2001274640A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗値と容量値が小さく、面積の小さいオフ
セット低減の増幅回路の提供。 【解決手段】 ゲート電極を正負の入力端子とするトラ
ンジスタM2,M1,抵抗要素RN1,RP1,定電流
源I1で差動増幅回路を構成する。該差動増幅回路の出
力を,正負の入出力を持つ増幅回路で増幅し正負の出力
端子に出力する。正負の出力端子から,抵抗RP3と,
トランジスタM3,M4,定電流源I2の増幅回路でゲ
イン倍した等価容量値を持つ容量CPとで交流分を除去
し,抵抗RN3と,トランジスタM8,M7,定電流源
I4の増幅回路でゲイン倍した等価容量値を持つ容量C
Nとで交流分を除去する。交流分を除去した後は,トラ
ンジスタM5,M6,定電流源I3の差動回路で,前記
増幅器の入力に負帰還する。前記増幅器のオフセット
を,該負帰還により低減する。等価容量値は,ミラー効
果によりゲイン倍されているので,同じ時定数を実現す
るには,少ない抵抗値,容量値で済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は増幅回路に関し、
特に小型で時定数の大きな増幅回路に関する。
【0002】
【従来の技術】先ず最初に本発明の背景を明らかにする
ために,従来用いられる増幅回路の例を図5に示す。こ
の回路は,例えば,T.H.Hu and P.R.Gr
ay,”A Monolithic 480Mb/s
Parallel AGC/Decision/Clo
ck−Recovery Circuit in 1.
2um CMOS”,IEEE J.Solid−St
ate Circuit,vol. SC−28,p
p.1314−1320,Dec.1993 等に見る
ことが出来る。
【0003】図5の回路は,トランジスタM1は,ゲー
ト電極を負入力端子に接続しドレイン電極を負荷抵抗要
素RN1の一端と増幅器の正入力とトランジスタM6の
ドレイン電極に共通に接続しソース電極をトランジスタ
M2のソース電極と電流源I1の一端に共通に接続す
る。トランジスタM2は,ゲート電極を正入力端子に接
続しドレイン電極を負荷抵抗要素RP1の一端と前記増
幅器の負入力とトランジスタM5のドレイン電極に共通
に接続する。定電流源I1の他端は基準電位に接続す
る。負荷抵抗RN1の他端は,電源に接続する。負荷抵
抗RP1の他端は電源に接続する。増幅器は,正負入力
の電位差を増幅して正負出力端子に出力する。抵抗RP
3は,一端を前記増幅器の負出力に接続し他端をトラン
ジスタM5のゲート電極と容量CAの一端に共通に接続
する。トランジスタM5のソース電極は,トランジスタ
M6のソース電極と定電流源I3の一端に共通に接続す
る。定電流源I3の他端は基準電位に接続する。抵抗R
N3は,一端を前記増幅器の正出力に接続し他端をトラ
ンジスタM6のゲート電極と容量CAの一端に共通に接
続する。
【0004】トランジスタM1,M2,抵抗RN1,R
P1,定電流源I1からなる回路は,所謂差動増幅器
で,正負入力の電圧差が増幅されて抵抗RN1,RP1
の電位差となる。増幅率は,トランジスタM1,M2の
gmと抵抗RN1,RP1の抵抗値の積で表すこことが
できる。抵抗RN1,RP1の電位差を次段の増幅器で
増幅して正負の出力を得る。
【0005】一般に増幅器は,入力が0でも出力は正確
には0にはならず,直流のオフセット電圧が出力され
る。抵抗RP3,RN3,容量CA,トランジスタM
5,M6,定電流源I3から成る回路は,所謂オフセッ
トキャンセル回路と呼ばれ,前記抵抗RN1とRP1
と,トランジスタM5,M6と定電流源I3で,差動増
幅回路を構成し,正負出力の電位差から,抵抗RP3,
RN3と容量CAで交流成分を除去し,トランジスタM
5,M6を通して,直流成分のみを前記増幅器の入力に
負帰還する。正負出力に直流出力が発生しても,直流成
分を減らす方向に負帰還がかかる。従って,入力が0の
ときの直流出力即ちオフセットが低減できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】オフセットは,直流成
分であり,増幅しようとする信号成分は交流である。オ
フセットキャンセル回路では,信号成分になるべく影響
を与えないように,なるべく直流だけキャンセルするこ
とが要求される。正負の出力から直流成分のみを取り出
そうとすると,抵抗RP3,RN3と容量CAの素子値
を大きくし,抵抗値と容量値の積で決まる時定数を大き
くする必要がある。抵抗値や容量値を大きくすると,特
に集積回路では,占有するチップの面積が増大するとい
う問題があった。
【0007】
【課題を解決する為の手段】従来の技術の課題を解決す
るために,本発明では,図1に示す手段を講じた。トラ
ンジスタM4のゲート電極を入力とし,トランジスタM
4を駆動段とし,トランジスタM3を負荷段とし,トラ
ンジスタM4のドレイン電極を出力とする増幅回路の入
出力に容量CPを接続した。トランジスタM3,M4の
ドレイン電流の合計が,定電流源I2を流れる。トラン
ジスタM4のゲート電極が変化すると,トランジスタM
4のドレイン電流が変化する,トランジスタM3,M4
を流れる電流の合計は,定電流源I2の電流なので,変
化しないため,トランジスタM4のドレイン電流が減る
とすると,該電流の減少分トランジスタM3のドレイン
電流は増加する。トランジスタM3のドレイン電流が変
動すると,トランジスタM3のゲート,ソース間電圧が
変動する。即ち,トランジスタM4,M3と定電流源I
2で,トランジスタM4のゲート電極を入力,トランジ
スタM4のドレイン電極を出力とした増幅回路を構成し
ている。容量CPは,トランジスタM4のゲート電極と
ドレイン電極の間に接続しているので,増幅回路の入力
と出力の間に容量CPが接続している。増幅回路の入力
と出力の間に接続された容量は,所謂ミラー容量と呼ば
れる効果がある。ミラー容量は,入力から見た等価容量
値が,元の容量値のゲイン倍される。従って,抵抗RP
3の一端から見た時定数は,容量CPの容量値×抵抗R
P3の抵抗値×(トランジスタM4,M3の増幅回路の
ゲイン)となり,増幅回路が無い場合に比べて等価的に
ゲイン倍の時定数を得ることが出来る。従って同じ時定
数を得るためには,小さい容量値又は小さい抵抗値とす
ることができる。
【0008】図1は,差動増幅回路なので,抵抗RN
3,トランジスタM7,M8,定電流源I4の機能は,
各々対称になっている抵抗RP3,トランジスタM4,
M3,定電流源I2と同じ機能をする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に,本発明の回路構成を示
す。
【0010】ゲート電極を正負の入力端子とするトラン
ジスタM2,M1,抵抗要素RN1,RP1,定電流源
I1で差動増幅回路を構成する。該差動増幅回路の出力
を,正負の入出力を持つ増幅回路で増幅し正負の出力端
子に出力する。正負の出力端子から,抵抗RP3と,ト
ランジスタM3,M4,定電流源I2の増幅回路でゲイ
ン倍した等価容量値を持つ容量CPとで交流分を除去
し,抵抗RN3と,トランジスタM8,M7,定電流源
I4の増幅回路でゲイン倍した等価容量値を持つ容量C
Nとで交流分を除去する。交流分を除去した直流分を,
トランジスタM5,M6,定電流源I3の差動回路で,
前記増幅器の入力に負帰還し,オフセットを低減する。
【0011】
【実施例】図1に,本発明の回路構成を示す。トランジ
スタM1は,ゲート電極を負入力端子に接続しドレイン
電極を負荷抵抗要素RN1の一端と増幅器の正入力とト
ランジスタM6のドレイン電極に共通に接続し,ソース
電極をトランジスタM2のソース電極と電流源I1の一
端に共通に接続する。トランジスタM2は,ゲート電極
を正入力端子に接続しドレイン電極を負荷抵抗要素RP
1の一端と前記増幅器の負入力とトランジスタM5のド
レイン電極に共通に接続する。定電流源I1は,他端を
基準電位に接続する。負荷抵抗要素RN1は,他端を電
源に接続する。負荷抵抗要素RP1は,他端を電源に接
続する。
【0012】前記増幅器は,正負入力の電位差を増幅し
て正負出力端子に出力する。抵抗RP3は,一端を前記
増幅器の負出力に接続し他端をトランジスタM5のゲー
ト電極とトランジスタM4のゲート電極と容量CPの一
端に共通に接続する。トランジスタM4は,ドレイン電
極を容量CPの他端とトランジスタM3のドレイン電極
とゲート電極と定電流源I2の他端に共通に接続しソー
ス電極を電源に接続する。トランジスタM3は,ソース
電極を電源に接続する。定電流源I2は,他端を基準電
位に接続する。トランジスタM5は,ソース電極をトラ
ンジスタM6のソース電極と定電流源I3の一端に共通
に接続する。定電流源I3は,他端を基準電位に接す
る。
【0013】抵抗RN3は,一端を前記増幅器の正出力
に接続し他端をトランジスタM6のゲート電極とトラン
ジスタM7のゲート電極と容量CNの一端に共通に接続
する。トランジスタM7は,ドレイン電極を容量CNの
他端とトランジスタM8のドレイン電極とゲート電極と
定電流源I4の他端に共通に接続しソース電極を電源に
接続する。トランジスタM8は,ソース電極を電源に接
続する。定電流源I4は,他端を基準電位に接続する。
【0014】トランジスタM1,M2,抵抗RN1,R
P1,定電流源I1で構成した回路は,所謂差動増幅回
路で,正負の入力電位差を,抵抗RN1,RP1の両端
の電圧の電位差としてに出力する。増幅率kは,トラン
ジスタM1,M2のgm×抵抗値RP1,RN1とな
る。同様の構成をトランジスタM5,M6,抵抗RN
1,RP1,定電流源I3でも用いている。トランジス
タM5,M6のゲート電極の電圧の電位差は,抵抗RN
1,RP1の両端の電圧の電位差として出力する。増幅
率hは,トランジスタM5,M6のgm×抵抗値RP
1,RN1となる。抵抗RN1,RP1は,共用してい
るので,抵抗RN1,RP1の両端の電圧の電位差は,
正負の入力電圧を増幅したものとトランジスタM5,6
のゲート電極の電位差を増幅したものを加算したものに
なる。
【0015】図1の増幅器は,各々抵抗RN1,RP1
の一端に接続した正負の入力を,増幅率Gで増幅して正
負の出力としている。正負出力の電位差が大きくなると
(正出力電圧が大きくなり,負出力が小さくなる)と,
トランジスタM6のゲート電極の電圧が上がり抵抗RN
1に流れる電流が増す,トランジスタM5のゲート電極
の電圧が下がり抵抗RP1に流れる電流が減る。増幅器
の正入力に接続してる抵抗RN1の一端の電圧は下がろ
うとし,増幅器の負入力に接続している抵抗RP1の一
端の電圧は上がろうとする。即ち,増幅器の出力の電位
差が大きくなると,出力の電位差を小さくするように負
帰還が掛かる。
【0016】抵抗RP3,容量CP,トランジスタM
3,M4,定電流源I2からなる回路は,出力から信号
成分以外の直流成分を取り出すフィルタの機能を有して
いる。容量CPは,トランジスタM4のゲート電極を入
力とし,トランジスタM4を駆動段とし,トランジスタ
M3を負荷段とし,トランジスタM4のドレイン電極を
出力とする増幅回路の入出力に接続した。トランジスタ
M3,M4のドレイン電流の合計が,定電流源I2を流
れる。トランジスタM4のゲート電極が変化すると,ト
ランジスタM4のドレイン電流が変化する,トランジス
タM3,M4を流れる電流の合計は,定電流源I2の電
流なので,変化しない。トランジスタM4のドレイン電
流が減るとすると,該電流の減少分トランジスタM3の
ドレイン電流は増加する。トランジスタM3のドレイン
電流が変動すると,トランジスタM3のゲート,ソース
間電圧が変動する。即ち,トランジスタM4,M3と定
電流源I2で,トランジスタM4のゲート電極を入力,
トランジスタM4のドレイン電極を出力とした増幅回路
を構成している。増幅率は,トランジスタM4のgm/
トランジスタM3のgmとなる。
【0017】容量CPは,トランジスタM4のゲート電
極とドレイン電極の間に接続しているので,言い換える
と,増幅回路の入力と出力の間に容量CPが接続してい
る。増幅回路の入力と出力の間に接続された容量は,所
謂ミラー容量と呼ばれる効果がある。ミラー容量は,入
力から見た等価容量値が,元の容量値のゲイン倍され
る。従って,抵抗RP3の一端から見た時定数は,容量
CPの容量値×抵抗RP3の抵抗値×(トランジスタM
4,M3の増幅回路のゲイン)となり,増幅回路が無い
場合に比べて等価的にゲイン倍の時定数を得ることが出
来る。従って同じ時定数を得るためには,小さい容量値
又は小さい抵抗値とすることができる。
【0018】抵抗RN3,容量CN,トランジスタM
8,M7,定電流源I4は,抵抗RP3,容量CP,ト
ランジスタM3,M4,定電流源I2と対称で同一機能
を果たす。以下,説明は,片方のみ行う。
【0019】抵抗RP3,容量CP,トランジスタM
3,M4,定電流源I2からなる回路の時定数(1/
ω)は, (1/ω)=RP3*CP*(トランジスタM4のgm
/トランジスタM3のgm) トランジスタM1,M2,抵抗RN1,RP1,定電流
源I1で構成した回路の増幅率k,トランジスタM5,
M6,抵抗RN1,RP1,定電流源I3で構成した回
路の増幅率h,増幅器の増幅率Gとすると,図1の回路
を等価回路で表現すると図2にしめすようになる。図2
で,offは,増幅器のオフセットを表している。
【0020】図1の等価回路の特性を図3に示す。図3
の左は,入力inと出力outの関係を示している。入
力周波数の小さいところではゲインが小さい。図3右
は,オフセットoffと出力の関係をしめしている。周
波数が高いとオフセットoffはそのまま出力される
が,周波数が低いとオフセットoffは,1/(1+G
h)に低減している。入力inには,信号成分が入力さ
れる。なるべく低い信号成分まで増幅するためには,時
定数(1/ω)を大きくする必要がある。時定数を大き
くするためには抵抗と容量を大きくすればよいが,集積
回路内では,抵抗と容量を大きくすると占有面積が増大
して好ましくない。本発明では,時定数を大きくするの
に,ミラー容量を作成する回路のゲイン(トランジスタ
M4のgm/トランジスタM3のgm)を大きくすれば
よい。
【0021】図4は,図1の回路で,トランジスタM
1,M2,抵抗RN1,RP1,定電流源I1で構成し
た初段の差動増幅回路を,トランジスタM1,M2,M
1A,M2A,M1B,M2B,抵抗要素RN1,RP
1,定電流源I1で構成したものである。抵抗要素RP
1,RN1は,ゲート電極とドレイン電極を共通に接続
した所謂ダイオード接続のトランジスタで構成してい
る。M2AとM2B,M1AとM1Bは,ゲート電極が
共通に接続した所謂カレントミラー回路を構成してい
る。ゲート電極が共通に接続されているので,トランジ
スタM2AとトランジスタM2B,トランジスタM1A
とトランジスタM1Bを流れる電流は,トランジスタの
サイズ比に従う。図4の回路の特性は,同様に図2,図
3で表現できる。
【0022】図4の回路では,入力トランジスタの極性
を図1逆の極性にしている。トランジスタM5,M6,
定電流源I3の差動回路を使用し,抵抗要素RP1,R
N1をダイオード接続したトランジスタで構成すると,
トランジスタM5,M6とトランジスタRN1,RP1
の極性は,逆にする必要がある。図1での構成では,ト
ランジスタRN1,RP1の極性の逆にトランジスタM
1,M2の極性をもするしかなく選択の余地がない。図
4の回路構成では,トランジスタRP1,RN1の極性
と入力トランジスタのを同じにできる。
【0023】図6の回路は,図1,図4,図5の回路内
の増幅器の一例である。増幅器の構成方法は無数にあ
り,図1,図4の回路において,使用できる増幅器の回
路構成を特に制限はしなくても,本発明の効果を制限す
るものではない。
【0024】図6の回路は,2段縦列接続の差動増幅回
路で,増幅器を構成している。初段の差動増幅回路は,
トランジスタM10,M11,抵抗RP4,RN4,定
電流源I5で構成した一般的なものである。2段目の差
動増幅回路も,トランジスタM12,M13M14,M
15と定電流源I6で構成した一般的なものである。2
段目の差動増幅回路の負荷をトランジスタM14,M1
5で構成したことが,この増幅器の特徴である。図1,
図4の回路の増幅器として図6の回路を使用すると,図
1,図4の回路のミラー容量用トランジスタM4,M7
の極性と,図6のM15,M16の極性を等しく出来
る。極性が等しいので,すべて電源基準でゲート電圧を
印加し,トランジスタM4,M7,M15,M16のゲ
ートソース間電圧を等しくできる。従って,電源電圧が
変化しても,トランジスタM4,M7のゲートソース間
電圧は変化しない特徴がある。ゲートソース間電圧が一
定であると,トランジスタM4,M7を流れる電流も変
化しない。従って,定電流源I2,I4の電流値を電源
電圧で変える必要はないと言う効果がある。もちろん,
2段縦列接続の差動増幅回路ではなく,トランジスタM
12,M13,M14,M15,定電流源I6の一段の
差動増幅回路で増幅器を構成しても,電源電圧で定電流
源I2の電流値を変える必要が無いと言う効果は同様で
ある。
【0025】なお,図1,図4ですべてのトランジスタ
の極性を入れ替え,電源電圧の極性をいれかえても,回
路動作として等価になるのは,いうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上説明したごとく,トランジスタM
4,M3と定電流源I2で,トランジスタM4のゲート
電極を入力,トランジスタM4のドレイン電極を出力と
した増幅回路を構成している。容量CPは,トランジス
タM4のゲート電極とドレイン電極の間に接続している
ので,増幅回路の入力と出力の間に容量CPが接続して
いる。増幅回路の入力と出力の間に接続された容量は,
所謂ミラー容量と呼ばれる効果がある。ミラー容量は,
入力から見た等価容量値が,元の容量値のゲイン倍され
る。従って,抵抗RP3の一端から見た時定数は,容量
CPの容量値×抵抗RP3の抵抗値×(トランジスタM
4,M3の増幅回路のゲイン)となり,増幅回路が無い
場合に比べて等価的にゲイン倍の時定数を得ることが出
来る。従って同じ時定数を得るためには,小さい容量値
又は小さい抵抗値とすることができる。
【0027】トランジスタM4,トランジスタM3,定
電流源I2で構成したミラー容量用の回路のゲインは,
前述したごとく,トランジスタM4のgm/トランジス
タM3のgm,で表すことが出来る。トランジスタのg
mの比は,トランジスタのサイズと電流で容易に数倍の
比を得ることが出来るので,容量値や抵抗値を数分の1
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路図。
【図2】本発明の実施例の特性図。
【図3】本発明の実施例の特性図。
【図4】本発明の実施例を示す回路図。
【図5】従来の技術による増幅回路。
【図6】従来の技術による増幅器。
【符号の説明】
I1,I2,I3,I4,I5,I6 定電流源 M1,M2,M3,M4,M5,M6,M7,M8 ト
ランジスタ M1A,M1B,M2A,M2B トランジスタ M10,M11,M12,M13,M14,M15 ト
ランジスタ RP1,RN1,RP3,RN3,RP4,RN4 抵
抗 CP,CN,CA 容量
フロントページの続き Fターム(参考) 5J066 AA01 AA12 CA13 CA92 FA20 HA09 HA17 HA19 HA25 HA29 KA05 KA25 MA13 MA21 ND01 ND11 ND22 ND23 PD02 TA01 TA03 5J090 AA01 AA12 CA13 CA92 DN02 FA20 HA09 HA17 HA19 HA25 HA29 HN06 KA05 KA25 MA13 MA21 MN01 NN11 TA01 TA03 5J091 AA01 AA12 CA13 CA92 FA20 HA09 HA17 HA19 HA25 HA29 KA05 KA25 MA13 MA21 TA01 TA03

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゲート電極を負入力端子に接続しドレイン
    電極を負荷抵抗要素RN1の一端と増幅器の正入力とト
    ランジスタM6のドレイン電極に共通に接続しソース電
    極をトランジスタM2のソース電極と電流源I1の一端
    に共通に接続したトランジスタM1と,ゲート電極を正
    入力端子に接続しドレイン電極を負荷抵抗要素RP1の
    一端と前記増幅器の負入力とトランジスタM5のドレイ
    ン電極に共通に接続したトランジスタM2と,他端を基
    準電位に接続した定電流源I1と,他端を電源に接続し
    た負荷抵抗要素RN1と,他端を電源に接続した負荷抵
    抗要素RP1と,正負入力の電位差を増幅して正負出力
    端子に出力する前記増幅器と,一端を前記増幅器の負出
    力に接続し他端をトランジスタM5のゲート電極とトラ
    ンジスタM4のゲート電極と容量CPの一端に共通に接
    続した抵抗RP3と,ドレイン電極を容量CPの他端と
    トランジスタM3のドレイン電極とゲート電極と定電流
    源I2の他端に共通に接続しソース電極を電源に接続し
    たトランジスタM4と,ソース電極を電源に接続したト
    ランジスタM3と,他端を基準電位に接続した定電流源
    I2と,ソース電極をトランジスタM6のソース電極と
    定電流源I3の一端に共通に接続したトランジスタM5
    と,他端を基準電位に接続した定電流源I3と,一端を
    前記増幅器の正出力に接続し他端をトランジスタM6の
    ゲート電極とトランジスタM7のゲート電極と容量CN
    の一端に共通に接続した抵抗RN3と,ドレイン電極を
    容量CNの他端とトランジスタM8のドレイン電極とゲ
    ート電極と定電流源I4の他端に共通に接続しソース電
    極を電源に接続したトランジスタM7と,ソース電極を
    電源に接続したトランジスタM8と,他端を基準電位に
    接続した定電流源I4と,前記トランジスタM6とで構
    成した増幅回路。
JP2000082462A 2000-03-23 2000-03-23 増幅回路 Withdrawn JP2001274640A (ja)

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