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JP2001274080A - 走査型投影露光装置及びその位置合わせ方法 - Google Patents

走査型投影露光装置及びその位置合わせ方法

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Publication number
JP2001274080A
JP2001274080A JP2000089499A JP2000089499A JP2001274080A JP 2001274080 A JP2001274080 A JP 2001274080A JP 2000089499 A JP2000089499 A JP 2000089499A JP 2000089499 A JP2000089499 A JP 2000089499A JP 2001274080 A JP2001274080 A JP 2001274080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
movable stage
mark
detection system
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000089499A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Shima
伸一 島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000089499A priority Critical patent/JP2001274080A/ja
Priority to US09/816,330 priority patent/US6693700B2/en
Publication of JP2001274080A publication Critical patent/JP2001274080A/ja
Priority to US10/316,051 priority patent/US6699628B2/en
Pending legal-status Critical Current

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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70358Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • G03F9/7007Alignment other than original with workpiece
    • G03F9/7015Reference, i.e. alignment of original or workpiece with respect to a reference not on the original or workpiece

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスクと被露光基板とを高精度にて位置合わ
せし、スループットに影響を及ぼすことなく、マスクの
熱変形量を高精度にて計測する。 【解決手段】 マスクRを載置して移動するマスクステ
ージRSTと、ウエハWを載置して移動するウエハステ
ージWSTと、マスクステージRST上に固設され、マ
ークが形成された基準プレート22と、該マークを光学
的に検出可能な検出系23とを有し、基準プレート2上
のマークの位置を検出系23により検出し、マスクステ
ージRSTをさらに走査露光方向に移動せしめ、基準プ
レート22上のマークの位置を基準としマスクR上のマ
ークを検出系23により検出し、マスクRの変形量を求
め、マスクステージRST及びウエハステージWSTを
投影光学系8に対し同期させて走査させ該投影光学系8
を介してマスクR上のパターンをウエハW上に投影す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
や液晶表示素子などの製造工程において、原版としての
マスク(フォトマスクやレチクル)のパターンを基板
(ウエハやガラスプレートなど)に露光する走査型投影
露光装置に係り、更に具体的には、その原版に撓み等の
変形が生じた場合に、原版や基板を精度良く位置合わせ
する走査型投影露光装置及びその位置合わせ方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路等を製造するためのフォ
トリソグラフィ工程において、原版(フォトマスクまた
はレチクル)のパターン像をフォトレジスト等が塗布さ
れた基板(ウエハまたはガラスプレート)等の上に露光
する投影露光装置が使用されている。かかる投影露光装
置では、転写対象の回路パターンが益々微細化するのに
応じて、投影光学系による投影像の結像特性の変動量の
許容範囲が狭くなっている。そこで、従来、投影露光装
置においては、投影光学系が照明光を吸収することによ
って生じる結像特性(例えば、倍率、焦点位置等)の変
動量を補正するために、特開昭60−78455号公報
または特開昭63−58349号公報等に開示されてい
るように、投影光学系に入射する光量を検出し、検出し
た光量に応じて投影光学系の結像特性の変動量を補正す
る結像特性補正機構が備えられていた。
【0003】例えば、特開昭60−78455号公報に
開示された機構を簡単に説明すると、投影光学系の結像
特性の変動特性に対応するモデルを予め作っておき、基
板としてのウエハが載置されるウエハステージ上の光電
センサ等により所定時間間隔で投影光学系に入射する光
エネルギの量を求め、この光エネルギの量の積分値をそ
のモデルに当てはめて結像特性の変動量を計算するもの
である。この場合、投影光学系に入射する光エネルギの
積分値を求めるための露光時間は、例えば、照明光の開
閉を行うためのシャッタが開状態にあることを示す信号
を常時モニタすることにより算出されるため、そのモデ
ルに従って現在の投影光学系の結像特性の変動量を算出
でき、この変動量に基づいて補正を行うというものであ
る。これにより、投影光学系の照明光吸収による結像特
性の変動の問題は、一応解決されている。
【0004】しかしながら、照明光は原版としてのマス
クをも通過するため、マスクが照明光吸収によって熱変
形し、これによっても結像特性が変化するという不都合
がある。特に、マスクは、クロム膜等の遮光膜によりパ
ターンが描かれているため、透過率の高いガラス基板部
と異なり遮光膜での熱吸収が大きい。更に、近年光学系
のフレア防止の目的でマスク上の遮光膜を低反射化する
技術が採用される傾向にあるが、これにより遮光膜での
熱吸収は更に増加する。
【0005】また、マスクの遮光膜による回路パターン
は、マスク全体に均一に分布しているとは限らず、偏っ
て分布していることもある。この場合、マスクは局所的
に温度が上昇し、非等方的な歪みを発生する可能性があ
る。また、可変視野絞り(レチクルブラインド)等を用
いてマスクの一部のパターンのみを露光するような場合
にも、同様に非等方的な歪みが生じ得る。このように発
生したマスクの歪みにより、投影される像にも非等方的
な歪みが生じることになる。
【0006】また、マスクの熱変形に関して、使用して
いるマスクの種類により熱変形量、ひいては結像特性の
変化量が異なるために、一律に補正することは困難であ
る。つまり、例えば投影露光装置の出荷時の結像特性の
調整に用いたマスクの、熱変形による結像特性の変動量
は、その投影露光装置の結像特性の変動特性として認識
し、補正を行うことができるが、他のマスクを使用する
と熱変形量が異なるために正確な補正ができなくなる。
特に、マスクを次々に交換して露光を行う場合、各々の
マスクの熱変形量を考慮しないと、結像特性の変動量が
累積して大きな誤差となり得る。
【0007】この対策として、マスクパターンを形成す
るクロムの熱吸収率、パターン内クロム存在率もパラメ
ータに含めてマスクの熱変形によって発生する光学特性
の変化に対し補正を行う投影露光装置が特開平4−19
2317号公報に開示されている。
【0008】しかしながら、上記従来例は、あくまでも
計算による補正であるため、実際の膨張量との間に多く
の誤差が発生する。例えば、マスクに吸収された熱は、
放射と対流によって空気中に拡散していくが、この現象
をきちんと数式で記述することは大変難しい問題であ
る。しかし、マスクに吸収される熱と放出される熱を正
確に見積もらなければ、マスクの膨張量を計算すること
ができない。
【0009】さらに近年、マスクのパターン領域をスリ
ット状に照明し、そのスリット状の照明領域に対してウ
エハを走査し、マスクの走査と同期してそのスリット状
照明領域と共役な露光領域に対しウエハを走査すること
により、マスクのパターンを逐次ウエハの各ショット領
域上に投影露光する、所謂ステップ・アンド・スキャン
露光方式、またはスリット・スキャン露光方式(以下、
「スキャン露光方式」という)の投影露光装置が開発さ
れている。このスキャン露光方式(走査型)では、走査
方向に関しては投影光学系のフィールドサイズの制限を
受けずに大面積の露光が行えるという利点がある。
【0010】このようなスキャン露光方式においては、
露光時にマスクが照明領域に対して走査されるため、マ
スクに関して考慮すべき要素(マスク走査に伴うマスク
の冷却効果等)が増加したことになり、マスクの熱変形
量の算出が一括露光方式の場合に比べて複雑になるとい
う不都合がある。以上のことを考慮すると、マスクの変
形に対する対応としては、上記従来例に示した如く、変
形量を計算により求めるのではなく、マスク変形量を直
接計測する方式が有効である。
【0011】この点に着目した従来例として、マスクの
変形量を測定する方法が、特開平4−192317号公
報に開示されている。特開平4−192317号公報に
開示の方法は、赤外線カメラ等の非接触の温度センサで
レチクルの温度分布を求めて変形量を求める方法、ある
いはレチクルの周辺にマークを入れておき、そのマーク
変位をレチクル上方に配置した検出系にて求め、変形を
求める方法である。この方法の場合、前記検出系にてレ
チクル上のマークを検出する際に、ウエハステージに搭
載した基準マークとの相対位置にてマスク変形量を求め
ようとすると、計測中ウエハステージ位置が制限され
る。レチクル変形を求めるためのマーク計測の間、ウエ
ハステージは基準マークが所定位置に制御されていなけ
ればならず、ウエハ交換等の作業が行えない。従って著
しくスループットが低下するという不都合がある。この
対策として前記基準マークは使用せずに、前記検出系基
準にてレチクル上のマークを検出することが可能である
が、前記検出系の駆動精度が計測精度に影響し、高精度
にて検出できないという不都合がある。
【0012】マスク近傍に基準マークを設け、マスク変
形を計測する方法が特開平10−64811号公報に開
示されている。この方法は、投影光学系のマスク側に基
準マークを設け、マスク上方に構成した検出手段により
マスク上のマークと前記基準マークの相対位置よりマス
ク変形量を求める方法である。しかしながら、マスクと
投影光学系は配置上接近して配置することは困難であ
る。マスクと投影光学系の間に、少なくともマスク保持
機構を配置する必要がある。このため、マスク上のマー
クと投影光学系上の基準マークとは数十mm程度離して
配置される。両マークを前記検出手段にて同時に観察す
るためには、前記検出手段の焦点深度が両マークの距離
以上必要となり、光学的に構成するのは困難である。両
マークをそれぞれ個別に計測する場合には、計測毎に検
出系の焦点を各マークに合致させる必要がある。これを
実現するためには、前記検出手段に、例えばレンズ群を
光軸方向に移動することにより、焦点調整を行う機構を
構成する必要がある。前記調整機構の駆動誤差(駆動時
のシフトあるいは、ピッチング、ヨーイング等による傾
き)は、撮像面上で観察像の移動になるため、計測精度
に影響を与えてしまうという不都合がある。
【0013】また、特開平10−64811号公報に
は、スキャン露光装置でマスクステージ上に4個の基準
マークを設け、マスク上方に2個配置した検出手段によ
りマスク上のマークと前記基準マークを計測する方式も
開示されている。この方式では、前記検出手段により2
個のマーク位置が計測され、マスクステージを走査方向
に移動し、他の2個のマーク位置を計測するものであ
る。
【0014】この方式での不都合点を説明すると、スキ
ャン露光方式において装置のスループットを向上させる
ためには、走査速度を高速化する必要がある。感光基板
の走査速度を高速にするためには、マスクステージの走
査速度も高速にする必要がある。マスクステージの走査
速度は、投影光学系の倍率をβとすると、感光基板の走
査速度のβ倍の速度である必要がある。走査ストローク
を必要最小限にし、前記速度を満足させるためには、ス
テージの加速度を大きくする必要がある。ステージの加
速度を大きくすると、マスクステージにマスクを保持す
る際の保持力を加速度に耐え得るものにしなければなら
ない。マスク保持は一般に吸着にて行うため、吸着面積
をより大きく設ける必要がある。しかしながら、本方式
を実現するためには、マスク周辺部、すなわちマスク吸
着部に変形量計測用マークを配置する必要があり、吸着
力の向上とは相反するものである。計測精度を向上させ
るためには、マスク及びマスクステージ上により多くの
マークを配置する必要がある。スループットを向上させ
るためにはマスク保持力を向上させるために吸着面積を
拡大する必要があり、マークをより多く配置するスペー
スの確保とは相反するものとなるという不都合がある。
【0015】スキャン露光方式の場合、マスク受け渡し
位置にマスクアライメント用の検出系が構成される場合
がある。かかる場合について図3を用いて説明する。図
3において、マスクステージRSTはマスクRの受け渡
し位置に移動した状態を示している。マスクR上方には
マスクアライメント検出系24が配置されている。投影
光学系8の上方にはTTL検出系23が配置されてい
る。マスクステージRST上にはマスクRを位置合わせ
するための基準マーク21が配置されている。他の構成
については、後に説明するのでここでは省略する。以上
の構成において、マスクRの変形量を検出するには、マ
スクアライメント検出系24により基準マーク21基準
にて計測することが可能である。しかしながら、本方式
では左右2箇所の計測であり、高精度な計測が行えな
い。また、複数点計測するためにマスクアライメント検
出系24に走査方向と直交する方向に駆動系を構成した
場合には、駆動精度が計測精度に影響してしまい高精度
な計測が行えない。走査方向に複数点計測するために
は、前述の吸着面積の確保の問題がある。さらに、マス
クステージRSTのストロークがマスクRの受け渡し位
置まででは不足であり、マーク計測に必要なストローク
分のストロークを増加させなければならない。図3に示
すマスクRの受け渡し位置よりさらに投影光学系8とは
反対の方向にマスクステージRSTのストロークがない
と、受け渡し位置から投影光学系までの間に配置された
マークは計測できない。計測を可能とするためにマスク
ステージRSTのストロークを増加すると、装置全体が
大型化するとともにコストアップとなってしまうという
不都合がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特
に、走査型投影露光装置において、第1物体としてのマ
スクと第2物体としての被露光基板とを高精度にて位置
合わせすることであり、そのためにマスクの熱膨張量を
計測し、補正する手段を提供することにある。また、こ
の熱膨張量の計測を走査型投影露光装置のスループット
に影響を及ぼすことなく、実行するとともに、スキャン
方式の露光装置に通常構成されるマスクアライメント検
出系、TTL検出系により、マスクステージのストロー
クを増加させることなく高精度にて計測する手段を提案
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、第1物体を載置して移動する第1可動ス
テージと、第2物体を載置して移動する第2可動ステー
ジとを有し、前記第1可動ステージ及び第2可動ステー
ジを投影光学系に対し同期させて走査させるとともに前
記投影光学系を介して前記第1物体上に形成されたパタ
ーンを前記第2物体上に投影する走査型投影露光装置に
おいて、前記第1可動ステージ上に固設され、マークが
形成された基準プレートと、該基準プレートに形成され
たマーク及び前記第1物体に形成されたマークを位置検
出する検出系とを設け、前記検出系により検出された、
前記基準プレートに形成されたマークの位置及び前記第
1物体に形成されたマークの位置に基づいて、前記第1
物体の変形量を求めることを特徴とする。
【0018】また、本発明は、第1物体を載置して移動
する第1可動ステージと、第2物体を載置して移動する
第2可動ステージとを有し、前記第1可動ステージ及び
第2可動ステージを投影光学系に対し同期させて走査さ
せるとともに前記投影光学系を介して前記第1物体上に
形成されたパターンを前記第2物体上に投影する走査型
投影露光装置において、前記第1可動ステージ上に固設
され、マークが形成された基準プレートと、該基準プレ
ートに形成されたマークを位置検出する第1検出系と、
前記第1物体に形成されたマークを位置検出する第2検
出系とを設け、前記第1検出系により検出された前記基
準プレートに形成されたマークの位置、及び、前記第2
検出系により検出された前記第1物体に形成されたマー
クの位置に基づいて、前記第1物体の変形量を求めるこ
とを特徴とする。
【0019】また、本発明は、第1物体を載置して移動
する第1可動ステージ及び第2物体を載置して移動する
第2可動ステージを投影光学系に対し同期させて走査さ
せるとともに前記投影光学系を介して前記第1物体上に
形成されたパターンを前記第2物体上に投影する走査型
投影露光装置における位置合わせ方法であって、前記第
1物体を前記第1可動ステージに対して位置決めする工
程と、前記第1可動ステージ上に固設された基準プレー
トに形成されたマークを検出系により位置検出し、該位
置検出結果から前記検出系の検出基準位置を求める工程
と、前記検出系により前記第1物体に形成されたマーク
を位置検出する工程とに基づき、前記第1物体の変形量
を求めることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態では、前記基
準プレートに形成されたマークの位置検出は、定期的に
行われることが望ましい。前記第1物体の変形量に応じ
て、前記投影光学系の倍率、前記第1物体と前記第2物
体の相対回転量、相対走査方向及び相対走査位置のうち
少なくとも1つを制御することとすることができる。ま
た、前記第1物体を前記第1可動ステージに対して位置
決めする時の前記第1可動ステージの位置と、前記基準
プレートに形成されたマークを位置検出する時の前記第
1可動ステージの位置は略等しいことが好ましい。ま
た、前記第1物体の変形は、温度変化によるものであっ
てもよい。
【0021】
【実施例】(第1の実施例)以下、本発明の第1の実施
例につき図面を参照して説明する。図1は本発明の第1
の実施例に係る走査型投影露光装置を示す概略的な構成
図である。図1において、光源1で発生した照明光iL
は不図示のシャッタを通過した後、コリメータレンズ2
a、及びフライアイレンズ2b等からなる照度均一化光
学系2により照度分布がほぼ均一な光束に変換される。
照明光iLとしては、例えばKrFエキシマレーザ光や
ArFエキシマレーザ光等のエキシマレーザ光、銅蒸気
レーザやYAGレーザの高調波、あるいは超高圧水銀ラ
ンプからの紫外域の輝線(g線、i線等)が用いられ
る。レーザ光源が使用される場合には、シャッタの代わ
りにレーザ光源の電源部で発光のオン、オフが切り換え
られる場合もある。
【0022】照度均一化光学系2を射出した照明光は、
リレーレンズ3を介して、可変視野絞り4に達する。可
変視野絞り4は、第1物体としてのマスクRのパターン
形成面及び第2物体としてのウエハWの露光面と光学的
に共役な面に配置され、複数枚の可動遮光部(例えば2
枚のL字型の可動遮光板)を例えばモータにより開閉す
ることにより開口部の大きさ(スリット幅等)を調整す
る。開口動作は可変視野絞り制御部6により制御され、
制御部6は主制御部11により制御される。開口部の大
きさを調整することにより、マスクRを照明する照明領
域を所望の形状及び大きさに設定する。可変視野絞り4
を通過した光束は、リレーレンズ5を介して回路パター
ン等が描かれたマスクRを照明する。マスクRは第1可
動ステージであるマスクステージRST上に真空吸着さ
れ、このマスクステージRSTは、照明光学系の光軸i
Xに垂直な平面内で2次元的に微動してマスクRを位置
決めする。
【0023】また、マスクステージRSTは、リニアモ
ータ等で構成されたマスク駆動部(不図示)により、所
定の方向(走査方向)に指定された走査速度で移動可能
となっている。マスクステージRSTは、マスクRの全
面が少なくとも照明光学系の光軸iXを横切ることがで
きるだけの移動ストロークを有している。マスクステー
ジRSTの端部には干渉計16からのレーザビームを反
射する移動鏡15が固定されており、マスクステージR
STの走査方向の位置は干渉計16によって、例えば
0.01μm程度の分解能で常時検出されている。干渉
計16からのマスクステージRSTの位置情報はステー
ジ制御系7に送られ、ステージ制御系7はマスクステー
ジRSTの位置情報に基づいてマスクステージRSTを
駆動する。ステージ制御系7は主制御部11により制御
される。
【0024】マスクRを通過した照明光iLは、例えば
両側テレセントリックな投影光学系8に入射し、投影光
学系8はマスクRの回路パターンを例えば1/6,1/
5あるいは1/4に縮小した投影像を、表面にフォトレ
ジスト(感光材)が塗布されたウエハW上に形成する。
本実施例に係る露光装置においては、マスクRの走査方
向(x方向)に対して垂直な方向に長手方向を有する長
方形(スリット状)の照明領域によりマスクRが照明さ
れ、マスクRは露光時に−x方向(またはx方向)に速
度VR でスキャンされる。照明領域(中心は光軸iXと
ほぼ一致)は投影光学系8を介してウエハWに投影さ
れ、スリット状の露光領域(不図示)が形成される。ウ
エハWは倒立結像関係にあるため、ウエハWは速度VR
の方向とは反対方向のx方向(または−x方向)にマス
クRに同期して速度VW でスキャンされ、ウエハW上の
ショット領域SAの全面が露光可能となっている。走査
速度の比VW /VR は正確に投影光学系PLの縮小倍率
βに応じたものになっており、マスクRのパターン領域
のパターンがウエハW上のショット領域上に正確に縮小
転写される。照明領域の長手方向の幅は、マスクR上の
パターン領域よりも広く、遮光領域の最大幅よりも狭く
なるように設定され、スキャン露光することによりパタ
ーン領域全面が照明されるようになっている。ウエハW
はウエハホルダ9上に真空吸着され、ウエハホルダ9は
第2可動ステージであるウエハステージWST上に保持
されている。ウエハホルダ9は不図示の駆動部により、
投影光学系8の最良結像面に対し、任意方向に傾斜可能
で、かつ光軸iX方向(z方向)に微動が可能であり、
且つ光軸iXの回りに回転動作も可能である。
【0025】一方、ウエハステージWSTは前述の走査
方向(x方向)の移動のみならず、複数のショット領域
に任意に移動できるように走査方向に垂直な方向(y方
向)にも移動可能に構成されており、ウエハW上の各シ
ョット領域をスキャン露光する動作と、次のショット露
光開始位置まで移動する動作とを繰り返すステップ・ア
ンド・スキャン動作を行う。モータ等のウエハステージ
駆動部(不図示)がウエハステージWSTをxy方向に
駆動する。ウエハステージWSTの端部には干渉計18
からのレーザビームを反射する移動鏡17が固定され、
ウエハステージWSTのxy面内での位置は干渉計18
によって、例えば0.01μm程度の分解能で常時検出
されている。ウエハステージWSTの位置情報(または
速度情報)はステージ制御系10に送られ、ステージ制
御系10はこの位置情報(または速度情報)に基づいて
ウエハステージWSTを制御する。ステージ制御系10
は主制御部11により制御される。ウエハステージWS
Tの上方にはオフアクシスアライメント光学系13が配
置され、ウエハW上アライメントマークが計測され制御
部14により画像処理され、主制御部11に供給され
る。主制御部11ではウエハW上アライメントマークの
計測された位置によりウエハW上のショット領域の配列
が算出される。
【0026】マスクRについて図2により説明する。マ
スクRはマスクステージRST上に設けられた吸着部2
0により真空吸着される。吸着部20はマスクRの4隅
に対応する部分に4箇所設けられている。また、マスク
ステージRST上にはマスクRを位置決めするための基
準マーク21、及び基準マーク21から所定の位置に固
定された基準プレート22が設けられている。図2では
基準マーク21は片側のみ示したが、左右に構成されて
いる。マスクRの上方には、変形量検出系23及び物体
位置検出系24が設けられている。検出系24はマスク
アライメント時に使用される検出系であり、投影光学系
8に対して走査方向に離れた位置に配置されている。検
出系24によるマスクRのアライメントについて図3に
より説明する。マスクステージRSTは図3に示す如
く、検出系24の下方に移動する。この位置において、
不図示のマスク搬送系によりマスクRがマスクステージ
RSTに受け渡される。この時検出系24により、基準
マーク21及びマスクRに設けられた位置合わせマーク
が同時に観察され、両マークの相対位置が所定のトレラ
ンス内になるように不図示のアライメント駆動部により
アライメントされ、マスクステージRSTに真空吸着さ
れる。一方、検出系23は投影光学系8の上方に配置さ
れ、TTR検出系として構成されている。
【0027】以上の構成において、マスクRの変形量の
計測手順について説明する。まず、図3は計測手順の第
1工程を示す。マスクステージRSTはマスクRの受け
渡し位置に移動する。検出系24により基準マーク21
に対するマスクRの位置が計測される。同時に、図1に
示す干渉計16によりマスクステージRSTの位置も計
測される。
【0028】次に、図4により、計測手順の第2工程を
説明する。マスクステージRSTは投影光学系8の方向
に所定量移動する。この位置で基準プレート22に設け
られたマークを検出系23により計測することにより、
基準プレート22上のマークに対する検出系23の位置
を計測する。検出系23の位置は、例えば検出系に用い
られるCCDの画素に対する基準プレート22上のマー
ク位置とする。あるいは、検出系23内に設けた基準マ
ークと、基準プレート22上のマーク位置の相対位置を
求めてもかまわない。基準プレート22を介することに
よって、基準マーク21に対する検出系23の検出基準
位置を求めるものである。
【0029】図5により計測手順の第3工程を説明す
る。マスクステージRSTをさらに所定量移動し、マス
クRに設けられたマークを検出系23により計測する。
検出系23に対するマスクR上のマーク位置を検出す
る。マスクR上には走査方向に複数のマークを設け、順
次マスクステージRSTを所定量移動し、マーク位置を
計測する。
【0030】第1工程により基準マーク21に対するマ
スクRの位置が決まり、第2工程により基準プレート2
2を介して基準マーク21に対する検出系23の位置が
決まる。
【0031】さらに第3工程により、検出系23を介し
てマスクR上のマーク位置が求まり、前回のマーク位置
との比較によりマスクR上のマークの移動量が算出でき
る。マークの移動量よりマスクRの変形量を算出するこ
とが可能となる。
【0032】本手順によると、マスクステージRST側
に設けた基準マーク21、基準プレート22、検出系2
3,24、干渉計16により計測が可能である。すなわ
ち、ウエハステージWST側とは無関係にマスクRの変
形量の計測が行える。
【0033】マスク変形量より求まる倍率変形量は、投
影倍率を変更して補正する。また、第1工程より求まる
マスクRの位置、マスクRの回転量の値をアライメント
補正量に反映させることによりさらに正確な位置合わせ
が可能となる。
【0034】マスクRの遮光膜による回路パターンは、
マスクR全体に均一に分布しているとは限らず、偏って
分布していることもある。この場合、マスクRは局所的
に温度が上昇し、非等方的な歪みを発生する可能性があ
る。このため、マスクRに複数計測用マークを構成する
ことにより、より正確にマスクRの変形量を測定するこ
とが可能となる。計測値からシフト成分のX方向、Y方
向成分をそれぞれSxi,Syi、倍率Bi =(Bxi+By
i)/2、回転θi =(θxi+θyi)/2を求める。マ
スクに非等方的な歪みが発生している場合、前記シフト
Sxi,Syiは一定の割合で発生するわけではないので、
複数の計測値Sxi,Syiより最小2乗近似式を解いて任
意のX,Y位置でのシフト量を求める。この値に基づい
て露光時にマスクステージRSTあるいはウエハステー
ジWSTまたは両者の走り方向を制御し、補正する。倍
率Bi はX,Yすなわち走査方向と直交する方向と、走
査方向の倍率の平均値としたが、スキャン装置ではそれ
ぞれの方向について補正することが可能である。走査方
向と直交する方向の倍率Bxiは投影光学系の倍率を変化
させて補正する。走査方向の倍率Byiは、マスクステー
ジRSTとウエハステージWSTの速度の比率を変化さ
せて補正する。また、マスクR上のパターンの分布が比
較的均一で等方的な変形の場合には、前記平均値Bi を
用いることもできる。回転θは露光時にマスクステージ
RSTあるいはウエハステージWSTまたは両者を駆動
し補正する。シフト、倍率、回転それぞれについて説明
したが、特にマスクRに非等方的な歪みが発生している
場合には、シフト、倍率、回転それぞれの補正後の位置
ずれ誤差が最小となるように補正することが好ましい。
【0035】第2工程の説明で、検出系23内に基準マ
ークを設ける場合を説明した。この構成では、検出系2
3内の基準マークとマスクステージRST上の基準マー
ク21との位置関係を定期的に予め校正することが可能
である。定期的な校正を予め行うことにより、基準マー
ク21と検出系23との位置関係が求まっていることに
なる。第4工程を検出系23内の基準マーク基準にてマ
スクR上のマーク計測を行う工程とすると、第1工程に
続いて、第4工程を実施することにより、第1〜第3工
程を実施した場合と同様の結果が得られる。
【0036】検出系23と基準プレート22の位置の校
正について説明すると、予め設定された基準プレート2
2を検出する位置にマスクステージRSTを移動させ
る。ここで、検出系23により基準プレート22の上の
マークを検出する。検出結果に基づき、検出系23の検
出範囲の中心と基準プレート22の上のマーク位置との
差分を求める。この量を基準プレート22の検出位置に
加える。また、検出系23内に基準マークを設ける場合
には、検出結果に基づき、検出系23内に設けた基準マ
ークと基準プレート22の上のマーク位置との差分を求
め、基準プレート22検出位置に反映する。さらにマス
クRがマスクステージRST上に搭載されている場合に
は、前記第1工程を実施し、引き続き基準プレート22
を検出する位置にマスクステージRSTを移動し、検出
系23により基準プレート22の上のマークを検出す
る。検出結果に基づき、検出系23の検出範囲の中心と
基準プレート22の上のマーク位置との差分、または基
準プレート22検出位置に反映することにより検出系2
3と基準プレート22の位置の校正が行える。
【0037】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例について図6を用いて説明する。第1の実施例との
違いは、検出系23の配設位置である。第1の実施例で
は、第2工程においてマスクステージRSTを所定量移
動させた。これに対し、本実施例では、マスクステージ
RSTを所定量移動させることなく、あるいは僅かに移
動させることで基準プレート22上のマークが計測でき
る位置に検出系23を配置するものである。このことに
より、マスクステージRSTの移動距離が短くなり、計
測時間が短縮できる。
【0038】(第3の実施例)図7に第3の実施例に係
る露光装置の構成を示す。本実施例と第2の実施例との
違いは、検出系25を設けたことである。マスクRの受
け渡し位置は、マスクステージRSTが所定速度(露光
速度)に達するために必要な距離が確保された位置であ
る必要がある。前記距離はマスクステージRSTの駆動
系容量やマスクRのサイズ等により決定するものであ
る。従って、それらに影響されることなくかつ計測時間
を短縮するために検出系23とは独立した検出系25を
設けたものである。第1の実施例及び第2の実施例で
は、検出系23にTTR検出系を使用していた。このた
め検出系23は投影光学系8の光軸近辺に配置する必要
があった。しかし、検出系25は独立な検出系であるた
め、マスクステージRSTを所定量移動させることな
く、あるいは僅かに移動させることで、基準プレート2
2上のマークが計測できる位置に配置できるので、計測
時間が短縮できる。図7では検出系25は左右一対で示
しているが、3以上の複数設けることも可能である。
【0039】
【デバイス生産方法の実施例】次に上記説明した走査型
投影露光装置を利用した半導体デバイスの製造方法の実
施例を説明する。図8は半導体デバイス(ICやLSI
等の半導体チップ、あるいは液晶パネルCCD等)の製
造フローを示す。ステップ1(回路設計)では半導体デ
バイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)で
は設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。
【0040】一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コンなどの材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマ
スクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウエ
ハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立
て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成された
ウエハを用いて半導体チップ化する工程で、アッセンブ
リ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング
工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検
査)ではステップ5で作成された半導体デバイスの動作
確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工
程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステッ
プ7)される。
【0041】図9は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。
【0042】ステップ13(電極形成)ではウエハ上に
電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打
ち込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光材を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記説明した走査型投影露光装置
によってマスクの回路パターンをウエハに焼き付け露光
する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現像
する。ステップ18(エッチング)では現像したレジス
ト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥
離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取
り除く。これらのステップを繰り返し行うことによっ
て、ウエハ上に多重に回路パターンが形成される。本実
施例ではこの繰り返しの各プロセスにおいて、上記露光
装置の位置合わせ方法で、プロセスに影響を受けず正確
な位置合わせを可能としている。
【0043】本実施例の生産方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度のデバイスを低コストにて製造
することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
走査型投影露光装置またはその位置合わせ方法におい
て、第2可動ステージであるウエハステージ位置とは無
関係に第1物体としてのマスクの熱的変形が高精度にて
計測可能であり、かつ補正することが可能となる。この
ため、スループットに影響することなく、マスクの変形
量が計測可能である。また、マスクの変形量計測のため
に、第1可動ステージであるマスクステージのストロー
ク増加は不要であるため、装置を大型化する必要はな
い。さらに検出系の駆動機構を使用せず、マスクステー
ジの位置検出用干渉計基準にて計測が可能であるため、
高精度な検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る走査型投影露光
装置を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の第1の実施例に係る第1物体である
マスクとそのステージの説明図である。
【図3】 本発明の第1の実施例に係る第1工程の説明
図である。
【図4】 本発明の第1の実施例に係る第2工程の説明
図である。
【図5】 本発明の第1の実施例に係る第3工程の説明
図である。
【図6】 本発明の第2の実施例に係る走査型投影露光
装置の要部構成図である。
【図7】 本発明の第3の実施例に係る走査型投影露光
装置の要部構成図である。
【図8】 本発明の実施例に係るデバイスの製造方法の
フローチャートである。
【図9】 図8のデバイスの製造方法のフローチャート
である。
【符号の説明】
1:光源、2:照度均一化光学系、2a:コリメータレ
ンズ、2b:フライアイレンズ、3,5:リレーレン
ズ、4:可変視野絞り、6:可変視野絞り制御部、7:
マスクステージ制御部、8:投影光学系、9:ウエハホ
ルダ、10:ステージ制御系、11:主制御部、13:
オフアクシスアライメント光学系、14:制御部、1
5,17:移動鏡、16,18:干渉計、20:吸着
部、21:基準マーク、22:基準プレート、23:変
形量検出系、24:物体位置検出系、25:検出系、i
L:照明光、iX:光軸、R:マスク(第1物体)、
W:ウエハ(第2物体)、RST:マスクステージ(第
1可動ステージ)、WST:ウエハステージ(第2可動
ステージ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 525C

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1物体を載置して移動する第1可動ス
    テージと、第2物体を載置して移動する第2可動ステー
    ジとを有し、前記第1可動ステージ及び第2可動ステー
    ジを投影光学系に対し同期させて走査させるとともに前
    記投影光学系を介して前記第1物体上に形成されたパタ
    ーンを前記第2物体上に投影する走査型投影露光装置に
    おいて、 前記第1可動ステージ上に固設され、マークが形成され
    た基準プレートと、 該基準プレートに形成されたマーク及び前記第1物体に
    形成されたマークを位置検出する検出系とを設け、 前記検出系により検出された、前記基準プレートに形成
    されたマークの位置及び前記第1物体に形成されたマー
    クの位置に基づいて、前記第1物体の変形量を求めるこ
    とを特徴とする走査型投影露光装置。
  2. 【請求項2】 第1物体を載置して移動する第1可動ス
    テージと、第2物体を載置して移動する第2可動ステー
    ジとを有し、前記第1可動ステージ及び第2可動ステー
    ジを投影光学系に対し同期させて走査させるとともに前
    記投影光学系を介して前記第1物体上に形成されたパタ
    ーンを前記第2物体上に投影する走査型投影露光装置に
    おいて、 前記第1可動ステージ上に固設され、マークが形成され
    た基準プレートと、 該基準プレートに形成されたマークを位置検出する第1
    検出系と、 前記第1物体に形成されたマークを位置検出する第2検
    出系とを設け、 前記第1検出系により検出された前記基準プレートに形
    成されたマークの位置、及び、前記第2検出系により検
    出された前記第1物体に形成されたマークの位置に基づ
    いて、前記第1物体の変形量を求めることを特徴とする
    走査型投影露光装置。
  3. 【請求項3】 前記基準プレートに形成されたマークの
    位置検出は、定期的に行われることを特徴とする請求項
    1または2に記載の走査型投影露光装置。
  4. 【請求項4】 前記第1物体の変形量に応じて、前記投
    影光学系の倍率、前記第1物体と前記第2物体の相対回
    転量、相対走査方向及び相対走査位置のうち少なくとも
    1つを制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1つに記載の走査型投影露光装置。
  5. 【請求項5】 前記第1物体を前記第1可動ステージに
    対して位置決めする時の前記第1可動ステージの位置
    と、前記基準プレートに形成されたマークを位置検出す
    る時の前記第1可動ステージの位置は略等しいことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の走査型投
    影露光装置。
  6. 【請求項6】 前記第1物体の変形は、温度変化による
    ものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
    つに記載の走査型投影露光装置。
  7. 【請求項7】 第1物体を載置して移動する第1可動ス
    テージ及び第2物体を載置して移動する第2可動ステー
    ジを投影光学系に対し同期させて走査させるとともに前
    記投影光学系を介して前記第1物体上に形成されたパタ
    ーンを前記第2物体上に投影する走査型投影露光装置に
    おける位置合わせ方法であって、 前記第1物体を前記第1可動ステージに対して位置決め
    する工程と、 前記第1可動ステージ上に固設された基準プレートに形
    成されたマークを検出系により位置検出し、該位置検出
    結果から前記検出系の検出基準位置を求める工程と、 前記検出系により前記第1物体に形成されたマークを位
    置検出する工程とに基づき、 前記第1物体の変形量を求めることを特徴とする位置合
    わせ方法。
  8. 【請求項8】 前記検出系は系内に基準マークを有し、
    該検出系内基準マークを前記検出基準位置に基づいて校
    正することを特徴とする請求項7に記載の位置合わせ方
    法。
  9. 【請求項9】 前記基準プレートに形成されたマークの
    位置検出は、定期的に行われることを特徴とする請求項
    7または8に記載の位置合わせ方法。
  10. 【請求項10】 前記第1物体の変形量に応じて、前記
    投影光学系の倍率、前記第1物体と前記第2物体の相対
    回転量、相対走査方向及び相対走査位置のうち少なくと
    も1つを制御することを特徴とする請求項7〜9のいず
    れか1つに記載の位置合わせ方法。
  11. 【請求項11】 前記第1物体を前記第1可動ステージ
    に対して位置決めする時の前記第1可動ステージの位置
    と、前記基準プレートに形成されたマークを位置検出す
    る時の前記第1可動ステージの位置は略等しいことを特
    徴とする請求項7〜10のいずれか1つに記載の位置合
    わせ方法。
  12. 【請求項12】 前記第1物体の変形は、温度変化によ
    るものであることを特徴とする請求項7〜11のいずれ
    か1つに記載の位置合わせ方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜6のいずれか1つに記載の
    走査型投影露光装置、または、請求項7〜12のいずれ
    か1つに記載の位置合わせ方法を用いてデバイスを製造
    することを特徴とするデバイス製造方法。
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